雪の御在所雪の御在所 Part 2鈴鹿の山々main menu
  

御在所岳

upload 97.12. 1

中道-御在所頂上-国見岳-山上公園-一ノ谷新道

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 鈴鹿山脈の主峰、御在所岳に”中道コース”から登ってきた。これまで登った鈴鹿の山は、尾根道でも、展望のない雑木林や笹薮の中を黙々と歩くばかりで、展望が良かったのは鎌ヶ岳の”鎌尾根”くらいのものであったが、この”中道コース”は非常に展望が良く、鈴鹿では珍しく岩肌を露出してアルプスの香りを感じさせる御在所頂上部や、三角形の頂上部が特徴的な向かいの鎌ヶ岳を展望できる所が随所にあり、少し登っては展望したくなるので休憩を取り過ぎるほどであった。鈴鹿随一の展望の良いコースではないだろうか。展望だけでなく、途中点在する、”おばれ石”や”地蔵岩”などの不思議な岩のオブジェもまた、他のコースにはない面白味を供している。道はややハードで、スリリングな岩場もあり、”ハイキング道”とは一線を画す所が、また魅力的である。(従って小さなお子さん連れにはやや難があります。)


  97.11. 2 晴れ時々曇り

7:10 四日市発
7:40 湯の山温泉着
 国道477号からロープウェー駅方向へ入り、道なりに奥へ進む。ロープウェー駅直前で”大石公園”の案内に従って旅館の横から左手の狭い急勾配の登り道に入る。”一の谷茶屋”を過ぎてしばらく行くと行き止まりで、小さな駐車スペースにたどり着く。20台程度しか駐車できないので、シーズンの休日は遅くとも7時半くらいまでに着かないとスペースはないようだ。私が着いた時には既にほぼ満車状態であったが、丁度山から降りてきた人がいて、その車の出た跡に停めることができた。
 この駐車スペースは丁度鈴鹿スカイライン料金所跡の裏になるのだが、他にも鈴鹿スカイラインの料金所手前のトンネルの手前および出口付近にも駐車スペースがある。
8:00 登山靴に履き替えて出発
 スカイラインの路肩を左手に進む。(スカイライン沿いの駐車場に車を置いた人はスカイラインに沿って登り、料金所跡を抜ける。)少し歩くと右手奥に小さなダムのようなものが目に付くはずだ。その横に”中道”の登山口が見つかる。入り口に公衆電話があるのかと思ったら、登山届箱だった。(”御在所山の家”まで行ってしまったら行き過ぎ。引き返そう。)
 道は花崗岩が露出したザレ場が多く滑りやすい。しかし岩が露出している分、木が少なく見晴らしが良い。これから登っていく御在所頂上部向かいの鎌ヶ岳を色付いた木々の向こうに望むことができる。御在所はむき出しの岩肌が朝日に白く輝き、1000m程度の山とは思えない、アルプスの香りを感じさせてくれる風格がある。
 ロープウェーの下をくぐり、しばらく行くと樹林帯を抜けて見晴らしの良い尾根に立つ”おばれ石”にでる。
8:30 おばれ石(朝食)
 登り始めて30分位の位置にある、妖怪”ぬりかべ”がおんぶをしているような岩のモニュメント”おばれ石”。横には向かいの鎌ヶ岳、雲母峰を見渡せる、広い岩のお座敷があるので一息入れるのに丁度よい。駐車スペースがなくならないよう朝早く出てきたので、ここで朝食。
8:50 朝食を終え出発
 おばれ石を過ぎると花崗岩の巨石を縫うように行く見晴らしの良い尾根道となる。少し登っては、御在所鎌ヶ岳を展望してしまうので、なかなか先へ進まない。でも頂上まで2時間半程度のコースなので急ぐ必要はない。
 朝は雲一つない晴天であったが、いつのまにか薄い絹のような秋らしい雲が広がっている。
9:10 地蔵岩
 誰かが乗せたとしか思えない”頭部”が絶妙のバランスで支えられている不思議な岩のオブジェ”地蔵岩”。背景には四日市を含む伊勢平野を見晴らすことができる。もう少し空気が澄んでいれば伊勢湾まではっきり見えるはずだ。北方の視界も開けて国見岳の尾根越しに釈迦ヶ岳を望むこともできる。
 地蔵岩から少し行くと岩場を急降下することになる。鎖が付いているものの慎重な動作が必要だ。ここで私は先を行く中年夫婦から急に先を譲られたので、少し慌てて肘を擦り剥いてしまった。
 岩場を過ぎると、下った分を取り返すかのように急登となる。しばらく登り再び視界が開けると、先ほどの岩場や地蔵岩などの巨石のオブジェ群、はるか下には湯の山温泉を見下ろせるようになる。北方の藤内壁や釈迦ヶ岳も展望できる。さらに進むと久しぶりに南方の視界が開け、険しい一枚岩の絶壁を見上げたり、鎌ヶ岳や入道ヶ岳を見渡しながら小休止。
 このあと、少し湿って滑りやすい岩場を下ったり登ったりしながら北の方へトラバースする。釈迦ヶ岳方向の眺めが良いが、わき見は禁物。転がり落ちたら擦り傷では済まない。
 最期の登りを登りきると山上公園の東端に出る。すぐ横が展望台のようになっており、南方向の鎌ヶ岳、入道ヶ岳から東方向の伊勢平野を見渡すことができる。秋の行楽地の様子を取材に来たのかCBCテレビのヘリコプターが上空を旋回していた。
 遊歩道を少し歩けばすぐにロープウェー駅に到着する。
10:10 ロープウェー駅
 駅前の展望広場は行楽客で混雑していた。隣の鎌ヶ岳や入道ヶ岳を間近に望めるが、山全体が紅葉しているわけでもなく、ロープウェーで登ってきた行楽客にとっては、やや物足りない様子であった。展望広場の山頂寄り(西端)からは、西〜北方向の展望が得られるが、人が多く落ち着けない。山頂の方へ向かう。
 山頂へはリフトの駅を通り抜けてレストハウスの方へ舗装路を降りていく。途中、国見岳へ向かう道や、”一の谷新道”の下山口があるので位置をチェックしておこう。レストハウスとカモシカセンターの間の道を行くと山頂にたどり着く。
10:30 御在所岳頂上(1210m)、望湖台(大休憩)
 頂上も行楽客で混雑し、落ち着く場所はない。辺りを見廻していると”望湖台”と書かれた案内板が目に付いたので、行ってみることにした。”望湖台”は頂上部の西の端に突き出た岩場で、その名の通り琵琶湖が展望できる、かどうか知らないが、この日は遠方は霞んで琵琶湖までは見えなかった。それでも、釈迦、竜、藤原、御池と続く鈴鹿の山々や、さらにその向こうには伊吹であろうか、冠雪した峰も望めた。もちろん正面には雨乞、イブネが望めるが、御在所の頂上からは、茶色いなだらかな丘の様に見え、迫力がない。望湖台へも行楽客がやってくるが、怖がって岩場の端までは来ないので、一番先でゆっくり休憩することができた。岩陰には雪が残っている。前日(11/1)に今年初めて雪が積もったらしい。
11:05 休憩を終え出発
 下山するにはずいぶん早いので国見岳へ行ってみることにした。残念ながら御在所頂上から直接国見峠へ行く縦走路はないようで、一度ロープウェーの駅の方へ戻ってから国見峠に向かう。この日は中日新聞主催?の登山会があったようで、対向者が多い。雑木林の中をしばらく下ると途中から笹薮に変わり、国見峠を過ぎて少し登ると、花崗岩が点在する絶好の展望地へ出る。
11:40 国見岳(昼食)
 御在所の迫力ある藤内壁を展望しながら昼食。皆、昼食を広げているので、ここが頂上なのかと思ってしまうが、頂上はもう少し先だ。しかし国見の頂上は狭いので、登山者が多い時はこちらの方が落ち着ける。ただし、こちらの展望は東〜南方向のみである。
12:15 昼食を終え出発
 すぐに右から国見尾根からの道が合流し、少し行くと頂上に出る。
12:20 国見岳頂上(1170m)
 国見の頂上は狭く、岩の上に登らなければ展望が得られない。東〜北方向の展望が開ける。私が着いた時には既に一団体が頂上を占拠しており、ゆっくり展望できなかった。
 国見尾根からの道と合流する付近の木に”石門”と書いた案内がぶら下がっていたので行ってみた。巨大な岩が、文字通り門の様に鳥居形に組上がっている。
 石門をあとに、来た道を御在所に戻る。
13:00 山上公園
 帰路は”一の谷新道”より下る。一の谷新道はレストラン”アゼリア”に向かって左手に下山口がある。
 最初は、落ち葉の積もった歩きやすい道と思われたが、落ち葉で踏み跡が見えないので時折道が分からなくなる。おまけに結構急下降が続く。”一の谷新道”も尾根道であるが途中展望はほとんどなく、ひたすら林の中を下る。下山道としては最適かもしれない。下山前にレストランの横から正面の鎌ヶ岳の展望を堪能しておこう。
13:20 恵比寿岩
 途中、”恵比寿岩”なる岩があるが、木に囲まれどういう形なのか全容がつかめない。登れと言わんばかりにロープが垂れているので登ろうとしたが、途中無理な態勢になって背中の筋が違ってしまい、降りるのもやっとという状態になってしまった。
 再び雑木林の中をひたすら下る。やはり、途中展望はほとんどない。
 キノコの様な岩を過ぎるとスカイラインはすぐそこ。5分程で”御在所山の家”の横を抜けてスカイラインに出る。左へ下って行くと、朝出発した”中道登山口”を通りすぎて料金所跡に戻る。
14:05 湯の山温泉に帰着
 国道477号線はロープウエーに向かう車で大渋滞。車の列は湯の山駅はおろか菰野駅を過ぎてもまだ続いていた。果たして日が暮れるまでにロープウエーに乗れるのだろうか?
15:30 四日市帰着


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