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雨乞岳

upload 98. 1. 1

武平峠-沢谷-クラ谷-東雨乞岳-雨乞岳-杉峠-コクイ谷-沢谷-武平峠

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 鈴鹿スカイライン無料化記念?として、雨乞岳に登ってきた。武平峠から登り、帰路はちょっと遠回りして、杉峠を廻りコクイ谷の沢の中を歩いて武平峠に戻った。武平峠から東雨乞岳までは沢沿いの枯れ木林の中を行き、”薮漕き”も少なく比較的歩きやすいコースだった。沢沿いの道は、木の葉が落ちてしまう前に行けば、さぞ美しかったことと思われる。東雨乞岳頂上からは360°の展望が得られ、鎌、御在所、国見、釈迦、竜と続く鈴鹿の山々を”裏から?”見渡すことができた。
 雨乞から杉峠を経てコクイ谷から帰るコースは、やや迷い易いので初心者にはお奨めできないが、ちょっとした渓谷美と冒険心が味わえ面白かった。このコースも秋に来れば大変美しい紅葉が楽しめるのではないかと思われる。


  97.11.24 晴れ

7:45 四日市発
8:45 武平峠着
 国道477号を登って行き鈴鹿スカイラインに入る。料金所は早くも取り壊され、なくなってしまっている。武平峠トンネルを抜けてすぐ左の駐車スペースに停められれば、登山口に最も近い。しかし、ここは狭いので、私が着いた時には既に満車であった。御在所の登山口付近もそうであるが、登山口付近に路駐している人が多い。しかし路肩がなくなってしまうような駐車は登山者がスカイラインの車道を歩くことになるので危険である。トンネル手前の駐車場またはトンネルを少し過ぎた所にも駐車場があるので、駐車場に車を停めよう。
8:50 登山靴に履き替えて出発
 登山口は、武平峠トンネル出口付近の右手に、川に沿って山に入る細い道がある。(入り口に”←雨乞岳”の立て札がある。)
 しばらく常緑樹林の中を歩く。雨乞岳はずいぶん遠くに見える。少し行くと周りの木はすっかり落葉した枯れ木が多くなり、軽いup-downの道が続く。振り返ると、鎌ヶ岳が”鎌首”を持ち上げている姿が枯れ木越しに見られる。さらに行くと薄暗い谷の中へと入っていく。
9:30 愛知川(コクイ谷)分岐
 ”コクイ谷”の案内を見つけたら、左手の”クラ谷”へ向かう。右は愛知川(神崎川)の源流”コクイ谷”に降りる道だ。
 左手へ薄暗い林の中を10分位行くと沢にでる。
 ここからしばらくは、沢沿いに、すっかり葉が落ちた枯れ木林の中を行く。葉は落ちているが南天のような赤い実を沢山つけた木も見られる。たいしたup-downもなく、快適な散歩道である。葉が落ちてしまう前に来れば、さぞ美しい紅葉が楽しめたことだろう。葉が落ちてしまったあとも、沢の落差や、複雑に絡み合う枯れ木の枝が創りだす妙に、枯山水の世界を楽しむことができる。(枯れているのは水ではなく山の方であるが...。)
 沢と別れると、枯れ木林の山道をいよいよ登りに入る。かなり高度を上げ、枯れ木越しに鎌ヶ岳が見えるようになったかと思うと道は笹薮の中に突入する。いよいよ”薮漕き”かと覚悟すると、すぐに薮から頭が出るようになる。振り返ると、鎌ヶ岳、御在所岳、釈迦ヶ岳が見渡せるようになる。”眺めがいいぞ!”という喜びも束の間、傾斜はどんどんきつくなる。しばらく登ると道は笹のアーケードの中に入る。時折、笹越しに見える前方は青空しか見えず、頂上が近い事を予感させる。このアーケードを抜けると一気に視界が広がり、東雨乞岳頂上はすぐそこ。
11:00 東雨乞岳頂上(昼食)
 まずは、東雨乞岳の頂上に到着。360°のパノラマ展望が得られる。鎌ヶ岳、奥に雲母峰、御在所、国見、釈迦、竜と続く鈴鹿の山々が”裏から?”見渡せる。逆光ぎみでよく見えないが、鈴鹿の山は、鎌ヶ岳からまだまだ南へ続いている。雨乞岳の頂上は、青々とした笹に覆われた丘のように見える
 先日御在所に登った時もそうだったのだが、11月になって山が”ラクダ色”に見えるようになった。今回も正面の御在所、国見が”ババシャツ”を着込んだように見えるのは、枯れ木林のせいであることが、ずっと枯れ木林の中を歩いて分かった。
 雨乞の頂上は狭いので昼食はこちらで取ることをお奨めする。東雨乞の頂上は広いので360°お気に入りの方向を向いて陣取ることができる。私は鎌ヶ岳に向かって腰を降ろした。
11:30 昼食を終え出発
 雨乞岳頂上までは笹の原の中を行く。途中笹で足元が良く見えないが、大きな石が出ている所が多いので、つまずかないよう注意が必要だ。振り返ると険しそうな鎌尾根と緑色の笹に覆われた東雨乞のコントラストが面白い
11:40 雨乞岳頂上(1238m)
 東雨乞と違って、こちらは頂上部が狭く、”お店”を広げていると往来の邪魔になる。また笹に囲まれているので座ると展望がなくなってしまう。立っても展望は東〜南方向だけである。今日は天気が良いせいか、寒いにもかかわらず東雨乞頂上は先程よりもずいぶん人が増えている。
 狭く、景色も東雨乞頂上とさして変わらないので、雨乞頂上は、ほぼ素通り。帰路は杉峠を通ってコクイ谷から沢谷に戻ることにした。
 雨乞頂上を過ぎるとすぐ薮の中に入るが、少し行くと笹が低くなり歩きやすくなる。しかし、これも束の間、杉峠まで急降下が続く。
12:00 杉峠
 杉峠からは歩きやすい枯れ木林の中を行く。20分ほど行くと石垣が点在する所(昔、鉱山掘りのための宿舎があったらしい)に出る。落ち葉で踏み跡が見えないので道を見失いやすい。これを過ぎると沢を2つ渡る。2つめを渡って右へ行く。(真直ぐ行くとタケ谷出合を経て根の平峠へ行ってしまう。)沢に沿って左岸を下って行くと途中で沢を右岸に渡る。右岸に渡ってからは指道標がなぜか「←御在所」と表示されるようになり、何処へ向かうのか不安になるが、コクイ谷に出るまでは沢に沿った道を下っていく。杉峠から1時間程度でコクイ谷出合に出る。
13:05 コクイ谷出合
 コクイ谷からの流れの合流点に突き当たると、いきなり道がなくなってしまう。やむを得ず流れを渡ると対岸に指道標が見つかるはずだ。右手へ、コクイ谷の流れを今度は遡っていく。沢に沿った道もあるが、沢の中を歩くのも面白い。30分ほど行くと二俣に出くわす。どちらも同程度の水量だが、左は”黒谷”で御在所の方へ登っていってしまう。武平峠に戻るには右の”沢谷”方向へ向かう。右手の沢をしばらく行くと再び二俣に出くわす。今度は指道標もなく迷ってしまうが、辺りをよく見回すと、木の枝にぶら下がったマーカーを見つけることができる。道は一旦沢から離れ、二つの沢の真ん中を山へ登って行く。この二俣を右へ少し入るとちょっとした滝の下に出るはずだ。さらに遡ると、朝通ったの”クラ谷”の沢へ出るのではないかと思われる。山に入った道はこの滝の上に出て、そのあと再び沢の中を遡って行くことになる。道もなくなり、指道標も途中見られないので少し不安になるが、沢に沿って遡って行き、再び道らしきものが右手に見つかると、朝通った武平峠からの道である。
14:05 愛知川(コクイ谷)分岐
 ここから武平峠までは朝来た道を戻ることになる。朝は気が付かなかったが、途中、ほのかに桧の香りがする所もあった。朝は、逆光でシルエットしか見えなかった鎌ヶ岳が、少し西に傾いた陽を浴びて奇麗に見える。せせらぎと共に車の騒音が聞こえてきたらスカイラインはすぐそこ。
14:40 武平峠に帰着
15:40 四日市帰着



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