自然生活カタログ

jicata=自カタ:自然生活カタログ


夢羽の色の話

桜の花を思い浮かべる時、または絵に描く時、どんな色になりますか?
あなたのイメージする桜のピンク色はきっと実物より濃いはずです。
人間の記憶の中には、桜はピンク、バナナは黄色・・など、
記憶されている色があり、これを「記憶色」といいますが、
実物の色とは少し違っていることが多いのです。

私達の周りには、当たり前のように色が溢れていますが、
色はただついているだけ・・と思ったら、違います。
色は、光がないと見えません。
光は電磁波の一種で、人間は光の反射を色として認識しているのです。
つまり、色は光のエネルギーなのです。私達は、光のエネルギーに
溢れた、とても美しい世界に住んでいるんですね。
これから、色と心身の関係、きれいに見える色の話などをぼちぼち
していきたいと思います。

05.01.20 大寒

〜色の話 白〜

私の住む所では、大晦日に降った雪が積もり、
新年は真っ白な世界で始まりました。
昨年に起こったいろいろなことを浄化して、新しい幕開け・・
という感じです。

白には「神聖」「清潔」「純粋」「浄化」などのイメージがあり、
日本では古来から神事や儀式には欠かせない色です。

時代により、結婚式の衣装、出産の衣装、死に装束も白で、
儀式の何日か後に普通の衣装に替え、これを「色を直す」といいました。
お葬式での正装が黒になったのは、西洋文化が入ってきた明治以降です。

白は、「白紙に戻す」という言葉のように、
心をニュートラルにしたい時に惹かれる色です。

白が美しいと感じる時は、
新しい動きが始まる前の心身のリセットタイム・・
なのかもしれませんね。

(むう)

04.12.21 冬至

〜色の話 紫〜

夜明け前、凛と凍える空気を紫色に染めて、朝がやってきます。
一日の始まり、冬の朝は寒いけれど心身が引き締まります。

寒さも本番になり、風邪を引く人も多いのではないでしょうか。
風邪の季節に効く色は紫色。風邪に限らず、心身の調子が落ち込んだ時に
人は紫色を美しいと感じるようです。

医学的にも紫の波長は、細胞内のDNAの損傷を修復させる働きを
持っていることがわかっています。
紫色には病を癒す力があることを、人類は昔から知っていたので、
洋の東西を問わず支配階級に重用されてきました。
紫が「高貴な色」といわれるゆえんです。

元気になろうとする時に、心身が欲する色、紫。
調子が悪い時、紫の絵の具をたっぷり水で溶いて、
画用紙に塗るだけでも癒しの効果はありますよ。

(むう)

04.10.23 霜降

〜色の話 橙(だいだい)色〜

爽やかな秋晴れの日の夕暮れ、西の空は見事な夕焼けに染まります。
橙色に輝く空は、明日の素晴らしい一日を約束してくれるかのようです。

赤と黄の波長の間に位置する橙色は、暖かさを感じさせてくれる色です。
「元気」「楽しい」「陽気」「親しみ」など、陽性のイメージで、
見ているだけで元気になれるような気分にしてくれる色です。

実際に、風邪薬の包装には橙色が多く使われています。
温まって、早く治せる気がしますね。

また、食品にも多い色で、橙色と緑色の組み合わせは、食欲をそそる
色で、いわば「おいしい色」です。食欲の秋にぴったりですね。
秋の日に映えて、たわわに実る柿も、きれいな橙色です。

寒さに向かうこれからの季節、心も体も橙色で元気に過ごせるといいですね。

(むう)

04.9.23 秋分

〜色の話 黄〜

あちこちの田んぼに、黄色い稲の穂が豊かに実っています。
秋の陽に照らされて、光の波を作っている様子は、本当に美しいですね。

黄色は、光の色。見ていると胸のあたりがふわっと暖かくなってきて、
元気になれるような気がします。

希望や喜び、楽しい気持ちを表す時に、人は黄色に惹かれるようです。
そして、自分に注目してほしい時にも・・。

物理的にも、黄色は人間の目に感知されやすい波長を持っているので、
広告や看板は、黄色と黒の組み合わせが、一番人目を引きます。

黄色は、アジアの一部では高貴な色とされていますが、ヨーロッパでは、
キリストを告発したユダの服の色とされ、あまりいい印象はもたれていない
ようです。

国により、色の持つ意味はさまざま・・おもしろいですね。

(むう)

04.08.23 処暑

〜色の話 赤〜

秋の匂いのする、涼やかな風に乗り、たくさんの赤とんぼが飛んでいるのを
目にするようになりました。
赤とんぼは、郷愁を誘う赤・・ですが、他にもいろいろなニュアンスの赤が
ありますね。

赤は、光の白、闇の黒と並んで、太古の時代に人間に認識された色です。
それは、命の源である太陽の色、または血の色・・だからでしょうか。
古代の遺跡や壁画、棺や遺体を包む布にも、赤は多用されていました。

原色の赤は、自律神経の交感神経(アクセルの神経)を刺激する、外向きの
エネルギーの色です。
自分の気持ちを引き立たせたり、ストレス発散できる色ですから、
スパイス的に取り入れるといいですね。

・・ただし、強い赤は、心身が弱っている人には、しんどく感じられます。
元気づけようと、病気のお見舞いなどに、赤い服で行くのは止めたほうが
いいでしょう・・。

(むう)

04.07.07 小暑

〜色の話 青〜

海の青、空の青、地球は青い美しい星です。

地球で見える色は、すべて光と大気のなせるわざですが、夏の日差しにキラ
キラと輝く青い海はきれいですね。

青は、日本人が一番好きな色といわれています。バリエーションも多い色で
す。日本でもっとも古い染料は藍という草の葉で、古くから日本人に親しま
れてきたので、自然と好まれる色になったのでしょう。

サッカーの日本代表のユニホームも青でしたね。今では藍染は「ジャパンブ
ルー」と言われ、世界でもその深い美しい青は注目されています。

青は、人の自律神経の副交感神経(ブレーキの神経)を刺激するので、肉体的
にも精神的にも落ち着きます。寝室などに使うと、リラックスできますし、
食堂に使うと食欲を抑制できます。

また、人の目の構造上、暖色より遠めに見えるので、青いカーテンや壁紙は
部屋を広くすっきりと見せます。

暑い夏はすぐそこ、青を生活に取り入れて、すっきり涼しく過ごしましょう。

(むう)

04.06.06 芒種

〜色で元気に  緑色でリラックスに〜

ひと雨ごとに、木々の緑が色濃くなっていますね。

緑色というと、ほとんどの人が連想するのは、「自然」「癒し」「安らぎ」
などのほっとするようなイメージではないでしょうか。

実際に、ロンドンの自殺の名所の黒い橋を緑色に塗り替えたら、自殺者が
激減したというエピソードがあります。

太古の昔、地上に初めて現れた植物の色であり、人類を生かし、守ってくれ
た色という記憶が私たちの中に残っているので、多くの人が緑色に安らぎを
感じるのではないでしょうか。

物理的にも、人間の目が焦点を合わせやすい波長の色で、目に優しい色なの
です。

自分の好きな緑色を身近に置いて、ゆったり深呼吸・・。
リラックスできますよ。

ここからWEB版のみの原稿です

プリズムというガラスを通すと、
それぞれの波長ごとに「赤・橙・黄緑・青・藍・紫」の虹の七色に分かれます。

長波長の赤や短波長の青を見るときには、人間の目は、網膜に焦点を
合わせるために多少の無理をします。

そのため、赤は膨張して近くに見えたり、青は縮小して遠く見えたりします。
青い車と赤い車では、同じ位置にあっても大きさが違って見えます。

その点、中波長の緑は、無理なく網膜に焦点が合います。
なので、緑は目にいいといわれるのです。

人間が、明るい場所で一番敏感に感じる色は、黄色から黄緑です。
新緑が目に飛び込んできて、まぶしく感じるのは、
そういう目の感覚も関係しています。

緑は、光の三原色のひとつであり、それだけで独立した色ですが、
暖色の黄、光の色と寒色の青、水の色を混ぜても作れる色です。
暖かさと冷たさが混じってできる中庸の色であり、それゆえ、安定した
バランス感覚のよいイメージを持っています。

ただ、色をどう感じるかということには、大多数の人が感じる客観的イメージと、
個人の心理的背景に結びついた主観的イメージがあります。

ある人にとっては安らぎを感じる色でも、他の人には不快な感じだったりする
ので、色のイメージは一概にはいえないのですが・・。

日本では、中国から入ってきた文化のため、昔から緑と青を混用して
きました。「青葉」「青虫」「青松」のように。

大昔の日本では、「みどり」は若くみずみずしい状態を表すときに使われて
いました。三歳までの子供を「みどりご」と言ったりしますね。

ちなみに、出産間もない母親が、緑色の壁の部屋で過ごしたり、緑色を見ると
母乳の出がよくなるそうです。緑色を見ることで、心身がリラックスするからで
しょうね。

大昔、緑の木々は、私たちの祖先を外敵から隠し、守ってくれる役割をして
くれたことがDNAに刻まれていて、緑を見ると、安全に子育てができる環境と
いうことを、体の記憶が思い出すからでしょうか。

(むう)

04.05.05 立夏

〜色でさわやかに〜

そろそろ、衣替えのシーズンですね。衣類のついでに、部屋も夏向きに模様
替えしてはいかがでしょう?

部屋のカーテンや小物類を、夏向きの寒色系(青・青紫など)にすると、体は
実際の室温より−3度も涼しく感じます。それは、ただ目が涼しく感じる・・
という感覚的なものだけではなく、色が体温調整をつかさどる自律神経に作
用しているからなんですね。

暖色系は時間の経過が実際より早く感じるので、回転をよくしたい飲食店の
内装などに使われています。

寒色系は、リラックスするので、寝室などに使うとゆっくり休めます。また、
食欲が低下するので、ダイエットにも効くんですよ〜。

これからの季節、省エネにもなるし、寒色系カラーを取り入れて、さわやか
に過ごしましょう!ついでに、色でダイエット、がんばってみる・・?

(むう)

04.04.04 清明

〜色できれいになろう〜

春ですね〜。春といえば桜。桜といえば、ピンク・・。今年の春も、昨年同
様、ピンクが流行だそうです。

でも、「流行色」って、はやるから流行色じゃなくて、実は、はやらせよう
とする色を、色の組織が2年前に決めているんですよ〜。

まあ、それはいいとして・・、ピンクは、若返りの色といわれるほど、特に
女性にとってはいい色なんですね。女性ホルモンが活性化して、ますます女
性を美しく見せてくれる色なんですよ。男性にとっても、リラックスできて
おしゃれに見える、素敵な色なんです。

服でも下着でもメイクでもスカーフでもネクタイでも、何でもいいからピン
クを身につけてみましょう。着るのはちょっと・・という人は、ハンカチや
小物類、インテリア用品などの身近なものに、少しづつ取り入れてみましょ
う。淡い、明るい、鮮やか、くすんだ、甘い、優しい、強い・・一口にピン
クといっても色の調子やイメージはさまざま。自分の感覚にフィットしたピ
ンクを選んでみましょう。

そして、極めつけは「ピンクの呼吸法」。自分がピンク色に包まれている、
吸う息と一緒に、ピンク色が体に入って全身を満たしている・・と
イメージしながら、ゆったりと呼吸してください。とてもリラックスします。
続けていくと、確実にきれいになりますよ。
(むう)