10−1.ロータス投資事業組合研究
(1)ロータスの出資者は誰なのか
ロータス投資事業組合の出資者は誰なのか?
それは、「週間ダイヤモンド」平成19年4月28日号で明らかになった。
記事の中で、ソブリンアセット マネジメントジャパン社長 阪中彰夫について次のような記述
がある。
阪中氏が手がけた再生案件のなかには、上場廃止となったペイントハウスや丸石自転車、大証ヘラクレスの
監理ポストに入っているサンライズ・テクノロジー、ジャスダック上場のサハダイヤモンドなど、市場でたびたび
名前が挙がる問題企業が少なくない。
これに対して阪中氏は次のように反論している。
「世間では問題企業といわれているかもしれないけれど、上場企業である以上、ルールの範囲内で資金調達
することは違法なことでもなんでもない。〜〜」
表舞台にはほとんど登場しないだけに、阪中氏は謎多き人物としてとらえられている。反社会的勢力とのつながり
を指摘する向きもあるが、実際のところはどうなのか。
これに対して阪中氏は次のように反論している。
「昨年六月、米国のブッシュ大統領主催のホワイトハウス・レセプション・パーティに招待された。問題人物が
ホワイトハウスに入れますか?〜〜」
(2)なぜ、反社会的勢力とのつながりが噂されるのか
それは、丸石自転車という「火中の栗
」を拾ったことが一因であろう。
丸石自転車は、架空増資により平成16年6月に前社長が逮捕された問題企業である。
また、介護会社「丸石メディケア」の設立で提携した医療法人「松嶺会」もまた、反社会的勢力に
侵された法人であり、理事が逮捕されている。
信憑性は不確かであるが、詳細はこちら Taurosのインターネット案内
反社会的勢力とのつながりは、サンライズ・テクノロジーも気にしたところであろう。
平成16年11月5日のIR「滋賀丸石自転車工業の株式評価について」の末尾に次のように記載
している。
滋賀丸石自転車工業株式会社は〜〜反社会的勢力とも一切関わりを持っておりません。またロータス投資事業
組合におかれましても反社会的勢力とは一切関わりをもっておりません。
ところで、反社会的勢力って何ですか? 暴力団とかサギ集団を指すのでしょうか?
(3)「阪中銘柄」は再生するのか
阪中氏が資金調達や再生を手がけた問題企業は再生したのか?
丸石自転車株式会社
4期連続の赤字で東証2部上場廃止になり、丸石ホールディングとして衣替えして、再上場
する予定が、架空増資疑惑で上場できなかった。
ロータス投資事業組合は、自転車事業を滋賀丸石自転車工業に移し、滋賀丸石自転車工
業をサンライズ・テクノロジーに売却した。丸石ホールディングは消滅。
丸石ホールディング関連
阪中氏は「週間ダイヤモンド」の中で、次のように述べている。
社員を路頭に迷わせるわけにいかないから、サンライズ・テクノロジーに丸石の事業をくっつけた。 つい最近、中国の自転車会社に売っちゃったけどね。
ペイントハウス
2期連続の債務超過で上場廃止。ロータス投資事業組合が株式の49%を保有して存続。
平成16年8月 ペンタくん多摩センターをニューシティコーポに売却
総投資金額 約150億円
簿価 106億円
売却金額 53億円
平成18年12月 サテライト店の塗装事業をサンライズ・テクノロジーに売却
売却金額 20億円
現在は、ペンタくん多摩センター地下の店舗で営業を続けている。
サハダイヤモンド
JASDAQ市場にとどまっているが現在も業績低迷、株価は下落の一途。
平成19年3月期
連結売上:34億円 営業利益:△9億円 経常利益:△9億円 当期利益:△16億円
サンライズ・テクノロジー
ペイントハウスと同じ道を歩み、ほそぼそと生きるのか?
丸石自転車のように消滅するのか?
それとも完全復活を果たすのか?
※※※※※※※※ 上場廃止後の話題追記 ※※※※※※※※
(1)証券取引法違反容疑で捜査
阪中彰夫氏が率いる投資コンサルティング会社「ソブリンアセットマネジメントジャパン」が
2007年11月7日に証券取引法違反容疑で捜査された。
時事通信(11月7日)
投資コンサルティング会社「ソブリンアセットマネジメントジャパン」(東京都千代田区)の幹部らが不正な株取引に
関与した疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は7日までに、証券取引法違反容疑で同社の関係先を家宅
捜索した。同社は新興市場に上場する複数の企業の大株主になっていた。監視委は強制調査を通じ、株式や資
金の流れについて実態解明を進めるとみられる。
證券新報(11月7日)
上場廃止となった、ペイントハウスの株価操作事件で、ソブリンアセットマネジメントジャパンの幹部が株価操作に
関与した疑いが強まり、証券取引等監視委員会は、関係各所の家宅捜査に着手した模様。
読売新聞(11月7日)
投資コンサルティング会社「ソブリンアセットマネジメントジャパン」(東京都千代田区)の幹部らが、ジャスダックに
上場していた住宅リフォーム会社「ペイントハウス」(多摩市)株を巡り、不正に株価をつり上げるなどした疑いが強
まり、証券取引等監視委員会が証券取引法違反(相場操縦)の疑いで、関係数か所を捜索していたことが7日、わ
かった。
NOVAの資金調達にも関与
東京新聞(11月11日)
英会話学校NOVA(統括本部・大阪市)が会社更生法適用の申請前に発表した総額六十四億円の資金調達計画
に、証券取引等監視委員会が相場操縦容疑で強制捜査した投資コンサルタント会社(東京)の代表の男性が関与
していたことが十日、関係者の話で分かった。
この資金調達には、大阪地検が金融商品取引法違反(相場操縦)の罪で起訴した西田晴夫被告(57)らの仕手集
団が関与したことも既に判明。投資会社側と西田被告側が連携し、NOVA株を使って利益を上げようとしていた可
能性もある。
関係者によると、この投資会社は「ソブリンアセットマネジメントジャパン」。監視委は今月に入り、幹部らが中心となっ
て複数の上場企業の株価を不正につり上げていた疑いがあるとして、同社の関係先を家宅捜索。代表の男性の関与
についても調べを進めている。
東京新聞記事では、「代表の男性の関与についても調べている」としているが、これは阪中氏を指しているのであろう。
阪中氏は、週刊ダイヤモンド(2007年4月28日、5月5日合併号)で次のように発言している。
「昨年6月、米国のブッシュ大統領主催のホワイトハウス・レセプション・パーティに招待された。問題人物がホワイト
ハウスに入れますか?」
金さえ出せば、問題人物でもホワイトハウスに入れるということだろうか?
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