リクガメって、
  どうやって飼うの?



お店で売ってるリクガメは、その殆どが原産地で捕まえた個体か(W.C.とも呼ばれます)、
人工的に殖やされた個体(C.B.とも呼ばれます)です。
最近は国内で繁殖された個体も販売されているようですが、数としてはまだまだ少ないです。
元々は日本に住んでいなかった生き物で、日本の自然界で生きていく事は困難です。
ですからリクガメを飼育するには、まず「生きていける環境」を整えられるかどうかが分岐点となります。

それでは、リクガメを飼う為には何をどうしたら良いかを考えてみましょう。


目   次
リクガメの種類 どんなリクガメが飼いたいのか?
飼育環境 リクガメが元気に暮らせる環境を整えられるかどうか?
餌と添加剤 日常の世話ができるかどうか?
個体選び どこでどんな個体を買うか?





飼育し易いリクガメの種類とは?

その前にリクガメが爬虫類=変温動物だと言う事を知って下さい。
変温動物は、私達恒温動物と違って「外気温」によって、体温が大きく変化してしまいます。
殆どのリクガメは、日本より暖かい亜熱帯から熱帯地方に生息してます。
ということは、日本で飼うには温度を調整しなければならないと言う事になります。
ただ、リクガメの種類に(生息地)によって、飼育に適した温度も、湿度も違います。
また、上手に飼えばリクガメは大きくなっていきます。
飼育に使えるスペースとリクガメの将来の大きさも忘れてはならないことです。

・・・ということは・・・


自分でどの種類のリクガメを飼いたいか?
それを決めなければ、どのような環境にしたら良いのかも決まらないわけです。
飼育環境と一言で言っても判りにくいかも知れませんが、
簡単に書くと、「スペースと費用と手間」と言えると思います。
「飼育環境をどれだけ整えられるか」で、飼育しやすい、しにくいという事にもなるように思います。


T.電気代等のランニングコスト

個体の購入資金などは、一時の出費ですから除外しますが、保温、冷房の為の電気代や
日々の餌代は、その個体を飼い続ける限り必要となります。
2002年末から亀の主食である「葉野菜」が高騰して驚きました。
我が家では、小松菜等の自家栽培をしていますが、それとて冬場は思うように収穫出来ません。
1000円/日の餌代がかかると・・・結構な出費になってしまいます。
また、
電気代は以下の計算式で概ね計算できます。
使用電気器具W数÷1000×点灯・使用時間×15.58円×30日 (1kw=15.58円として計算)
合計200Wの保温器具を1日10時間使った場合の1ケ月の電気代は、およそ1000円です。
大したことないでしょう?
ところがその他に、UVや保温球などの消耗品、床材、サプリ代、そして餌代・・・
これらは全て、飼育を続ける限り出費が続きます。


U.飼育に当てられる面積

はっきり言って、マンションで大型化する個体を飼育する事は、ほぼ不可能でしょう。
というか、屋内飼育で50cmを越えるリクガメを快適に飼育するのは不可能に近いです。
そうでなくとも、自然界では単独生活を好んでいるリクガメですから、過密飼育や
狭い面積での飼育は、リクガメにはストレスとなります。
飼ってる人間の都合で、生きていける最低限のスペースに押し込まれている・・・。
それがケージの現実ではないでしょうか。

V.飼育に費やせる時間

相手は生き物ですから、当然食べます・・・食べれば排泄します。
自然界では、広い面積が生活空間となっていますから問題はないでしょうけれど、
狭いケージの中では、ダイニングとトイレが同じ場所です。
当然、掃除の頻度も高くなります。
給餌にしても・・・食べ散らかします。
そして・・・これが大切なのですが、観察する時間。
リクガメは、体調不良がすぐに表面に出てこないと言われます。
そして不調でも「具合悪いんだけど・・・」とは言ってくれません。
全ては飼育者の「普段からの観察」にかかっているわけです。
給餌の際、餌をただ入れるだけではなく、その反応、食べた量なども観察する必要があります。

以上を自分でどれほどできるか?
全く無理・・・と言う方は、諦めた方が無難です。
スペース以外はなんとか・・・、そうなれば比較的小型の種類を選べば良いでしょう。
余りにも日本の環境と異なる種類は、環境整備にも、ランニングコストにもお金がかかります。
どうしても○○でなければ嫌だ・・・そう思って買うのは簡単ですが、状態を悪くすれば苦しみも増えます。

そういう事を考えていったなら、初めて飼育される方には、地中海属リクガメをお勧めします。


ギリシャリクガメ(Testudo graeca)

      但し、亜種によって飼いにくいもの(アラブギリシャ、テレストリス亜種)もいます。
      ショップでは、輸入時の名前をそのまま表示するケースが多いので注意しましょう。
      また、見分けるのにもコツが要ります。

フチゾリリクガメ(Testudo marginata)

      マルギナータと呼ばれることも多いです。
      地中海リクガメの中では最大となると言われています(概ね30cm)
      但し、雌雄の偏りが激しく、メスを入手するのは難しいかも知れません。

ヘルマンリクガメ(Testudo Hermanni)

      一番のお勧めがこの種です。
      温度・湿度ともに適応範囲が広く、餌の選り好みも少ないと思います。
      ヘルマンの正規輸入個体は100%人工繁殖個体だということです。
      そういう意味でも人間による飼育に慣れていると言えると思います。

例外・・・「ロシアリクガメ(TestudoHorsfieldii)

      ホルス、ホルスフィールドとも呼ばれます。
      地中海リクガメの中でも低温に強く、関東以西では通年屋外飼育できると言われています。
      価格も安い為、入門用とされることが多いようですが、実際はその生息エリアが広いこともあって
      適した環境を探す事に苦労します。
      高温多湿には余り強くないようで、関東以西の夏の高温多湿時、調子を落とすのがこの種です。

そしてこれも大事な事ですが、余り小さい個体(ベビー)は避ける事。
・・・小さい個体は確かに可愛いですが、7−8cm、できれば10cm程度の個体から選んで頂きたいと思います。
小さい個体程、環境変化にシビアです。
また、万一不調となった場合、体力が無い為手を打つ時間的余裕も少ないです。
ホシガメで、「ピンポン」と呼ばれるサイズが売られています。可愛いですし、人気もありますね。
ですが、その飼育は決して簡単だとは思えません。

「地中海は簡単だから飽きる」などと言う方もいますが・・・そうでしょうか?
他人と飼育技術を競争しているわけでもありません。
楽しく飼育して、一緒に生活できる種類を選ぶ事も1つの選択肢だと思いませんか?       目次に戻る





飼 育 環 境


彼等の生息していた環境を知る事は、無駄ではありませんし、是非調べてみて下さい。
特に、年間気温や、降水量等を調べてみて下さい。
そうすると、その地域がどのような気象条件なのか判るはずです。
高温乾燥なのか、温暖湿潤なのか、とりあえず有る程度の見当は付くと思います。
そこにプラスαして頂きたいのは、「ケージの中」という特殊環境だということです。
亀は空間認識能力が高いと言われています。
ということは、狭い中に押し込まれてるということが判っています。
それがストレスを与えているかも知れません。

リクガメを見るにつけ思うのは「食物連鎖の隙間を生きてきた」ということです。
彼らは、比較的「厳しい環境下に生息していることが多い」ですが、
それを「好んで生息している」とは考えにくいですよね。
そのような環境は、肉食獣などの外敵が少ないとか・・そういう事だったのかも知れません。
ですから、「爬虫類にとって」厳しい環境まで、再現する必要は無いと思います。
例えば「乾燥系」のカメに見られる「夜間の急激な温度の低下」です。
繁殖を考えるならば別としても、幼体までそのようにする必要は無いと思います。
生息地から日本まで連れて来られて、狭いケージで暮らすことになってしまったのですから、
せめて、暮らしやすい環境下においてあげたいと思いませんか?
暮らしやすい環境と言っても、私はカメじゃないから想像の域を超える事はできませんが、
基本的には次の事に気を付けています。


1.静かなこと
2.適温、適湿であること
3.外敵だけで無く、同居者がいないこと(仲間もいない方が良いのかも)
4.これが問題・・・人間がしょっちゅうケージに近寄らないこと


TV番組などで、リクガメの生息地の映像を見た事がありますが、
風の音と鳥の声程度の静かな環境で、ゆっくり生きているようです。
日射しがきつくなれば木陰で休み、1日の殆どの時間を単独で過ごしているようです。



飼 育 用 具

ケージ

ガラス水槽が1番安いため、その流用が多いようですが、私はお勧めしません。
亀の天敵の1つに鳥がいます。
本能でそれを知っている亀は「上から」の刺激を嫌がるからです。
また、通常は室内の温度より、ケージの中の温度を高くする必要があります。
水槽だと、上が開いていますから効率が悪いです。
それを抑えるために蓋をすれば、空気の流れが悪くなってしまいます。
また、ガラスは熱伝導率が高いので、必然的に電気代が余計にかかります。
初期費用としての負担は大きくなりますが、アクリル製専用ケージをお薦めします。
数年使う事を考えれば、その差は僅かなものですし、その程度の準備が出来なければ
今後のランニングコストも出資不能となることでしょう。
飼育を続けるうちに知識が蓄積され、自作ケージが作れるようになる方もいらっしゃいます。
プロにオーダーメイドで作って貰うようになる方もいらっしゃるようです。

温度管理の道具


 
保温の種類と温度管理器具

リクガメはその殆どが、熱帯・亜熱帯地域の生き物ですから保温が必要です。

基礎保温

    ケージ内を「生体の生育環境温度に合わせる」為に必ず必要です。
    昼夜を問わず、サーモスタットに接続し管理します。
    昼夜で若干の温度差を設定する人もいます。
   
    使用する電球:爬虫類用ランプ
          (ナイトシャワーとか、インフラレッドという製品名)
    サーモスタットに接続されるため大きなW数を使う方がいますが、
    頻繁にON、OFFが繰り返されて電球寿命が短くなります。
    適性W数を選びましょう。

      

局所保温

    バスキングと呼ばれる体温維持行動の為に必ず必要です。
    温度勾配(ケージ内に温度差を作る)為に必ず必要です。
    こちらは、サーモスタットに接続しない方が多いようですが、
    その場合は、必ず温度チェックをするようにして下さい。

    使用する電球:爬虫類用バスキングランプ

    

床面保温

    腹部の保温をしないと、消化不良に陥りやすい種類の亀には必要です。
    リクガメは、腹部温度が上がらないと消化出来ないと言われています。

    使用する器具:フイルムヒーター、プレートヒーターと呼ばれるもの


サーモ・スタット

    常時保温の電球のON、OFFの為に、必ず必要です。
    局所保温用電球は季節ごとに電球を変えるか、ディマーコントローラーを使います。
    熱帯魚用の製品はセンサー感度が高く「ON・OFF」をくり返すので、
    早期球切れになることがあります。
    また、小さいW数だとコントロールできない場合があるので、
    爬虫類用を使用した方が良いでしょう。
    球切れによる温度低下は致命的です。

    
その対策が必要ですが、それについて書いてある書籍や、HPがありません。
    
熱帯魚や海水魚を飼育した事がある方は判ると思いますが、
    必ず、バックアップを取っておくことです。
    長年飼育をしている方の中には、「経験と勘」と言い、使用しない方がいるようですが、
    そのような飼育方法はおすすめしません。


換気ファン

    湿潤な環境を好むリクガメの環境作りで、一番難しいのは、
    温度・湿度を保ちながらの換気だと思います。
    多湿であることと、蒸れていることは全く違うことです。
    私の自作ケージには小型ファンが付いています。
    ケージ内の温度が高くなりすぎると、作動します。
    ファンによるケージ内の空気の排気よる温度下降と保温球による加温により、
    かなり細かく&安定した温度湿度管理ができます。
    既製のケージに取り付ける事も可能ですが、その際には次の注意が必要です

    
T.クールサーモでコントロールすること
    U.ケージに空気を送り込むのでは無く、排気に使うこと

    
を忘れないで下さい。

    

床   材

選ぶ基準としては
  1.リクガメの生息環境を再現しやすい物
    リクガメと言ってもその種類は多く、当然飼育環境も異なります。
    自然界で暮らしていた環境や生態(温度、湿度、潜る、潜らない等)を
    再現しやすいものを選びましょう。
  2.衛生管理がし易い物
    リクガメに「トイレの躾はできません」餌も食べ散らかします。
    掃除がしにくいと悪臭やハエが発生し、それが拒食の原因になったりもします。
  3.コスト(高いと、交換サイクルが延びる・・・)
    定期的な交換が必要となりますので、価格が安いことも重要です。
  4.リクガメの歩行に支障をきたさないこと(新聞紙は×)
    床材の大きさ、素材、カメのサイズによっては、歩行障害に陥ります。
    管理の手軽さより、カメの為に良い物を選びましょう。
  5.誤食しても害のないもの(固まる猫砂は絶対×)
    リクガメはその習性上、床材を食べてしまうことがあります。
    体内に入っても安全で排泄が容易な物を選ぶべきです。
    また、その習性を利用してカルシウムでできている床材もあります。

乾燥系床材 カルシサンド(製品名) ネイティブサンド
(製品名)
小粒バークチップ
湿潤系床材 ヤ シ 殻 土
(臭いを嫌う個体も確認されている)
川砂のふるい砂   
不適
と云われる床材

使わない方が
無難でしょう
新聞紙・ペットシーツ
 (歩行障害・誤食)
固まる犬猫砂
 (誤   食)
人 工 芝(誤  食)
コーンペットなどの
比重の軽すぎる床材
大粒バークチップ
(歩行障害・誤食)
焼き赤玉土
製品によっては陶器並に固い
乾燥牧草
(粉塵による呼吸器障害)
(草で目を怪我する恐れ有り)
小動物用の大鋸屑マット
アレルギー反応を示す場合有り
レンガ、タイル
爪の摩耗を狙ってる飼育者も
いるが、それは横着というもの
専用床材として市販されているものは、一部を除きました。
私は、湿潤系には、「ヤシ殻土&ふるい砂」「ネイティブサンド」
乾燥系には、大型種には小粒「バークチップ」
小型種には「ネイティブサンド」を使用しています。


 

シェルター

  シェルターの設置の必要性はリクガメの個体差によるところが大きいです。
  購入初期は設置した方が、落ち着き易いようです。
  ちなみに、私は設置してません。

  シェルターの条件
  1.衛生を保てるように、水洗い天日干しのできること。
  2.リクガメに移動されないような重量があること。
  3.カメが食べてしまわないこと。
  これらを考えると、
タイル製か、素焼きの植木鉢を加工するのが良いと思います。
  


照  明

  照明についてはっきりしているのは、太陽光に勝る物はない!
  季節が許す限り、屋外に出してあげる必要を感じます。
  室内での照明のうち、問題となるのはUVBですね。
  UVBとカルシウムとビタミンD3の相関関係を学ぶと照明の重要性が判ります。

  
「メタハラ」の時代が確実に爬虫類にもやって来ています。
  今までは、観賞魚用の製品などを流用していたことが多かったですが、
  最近はリクガメにより良いメタルハライドランプが発売され始めたようです。

  爬虫類蛍光灯と呼ばれるものでは、現時点では「無いよりはマシ」程度と考えています。

  
但し、「UVB」は人間にとって有害になる恐れがありますので、設置方法には注意が必要です。
  忘れてはならないのは、「観賞する為の照明」ではなく「太陽光線の代わり」が照明です。


温度計・湿度計

  設置していない方はいないと思います。
  
温度計は、最低でも「高温部・低温部の2カ所」に設置すべきです。
  デジタル式の物も増えましたが・・・正確なのは「従来のアルコール式」のような気がします。

  

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餌、添加剤について

  なるべく多くの種類を食べさせるように努力すれば、
  その内容について、過度に神経質になることは無いと思います。
  よく耳にする話ですが、
  「キャベツはアブラナ科で、シュウ酸が多く含まれるから駄目」と言いますが、
  それを単食で常食させるのでなければ、さほど問題にはならないと思っています。
  不適とされる要素がありますが、それからしか摂取出来ない物も有るかも知れません。
  それに、何も食べない方が問題です。
  レタスやトマト、きゅうりも栄養的には不向きと言われますが、
  「水分補給」と考えれば非常に適しています。

  
要は、
「常食に不適なものを単一かつ長期に与えてはいけない」ということでしょう。
  
昔は勧めておきながら、近年×とされた物もあります。
  
「マイナーフード」「ドックフード」の類がそうです。
  
しかし種によっては、動物性タンパク質を求めるものもいるようです。
  但し、その必要量がはっきりしていません。
  リスク回避の意味からも常食は避けた方が無難でしょう。
  「餌にはコレ!」という話も、急に「駄目」と言われる可能性があります。

  
そのような事を考えれば、自ずと「多種多様」と言う結論になるわけです。
 
 
「薬効成分の多い種類」「無毒が確認されていない種類」「果実の種子」は避けましょう。
  
また、野菜自体に問題が無い訳ではありません。
  残留農薬の問題や、遺伝子組替の問題、高タンパク化などです。

  そういう意味では、野草を混ぜて与えることも非常に良い事です。
  採集場所や、有毒野草には充分ご注意下さい。


  
添加剤の中で一番使われているのは、「カルシウム[Ca]」だと思いますが、
  その組成も含め、多く与えれば良いと云う事ではありませんのでご注意下さい。
  「何のために与えてるのか」「摂取後どのようになるのか」を考えて下さい。
  その他の要因を満たしていないのに、単に「Ca」だけの量に拘っているのは
  愚の骨頂と言わざるを得ません。
  カルシウムは、通常「炭酸カルシウム」「燐酸カルシウム」「乳酸カルシウム」
  などの形態で販売されています。

  
卵殻や貝の殻を利用されている方も見かけますが、殺菌処理が不充分な方が多いようです。
  流用する場合は、きちっと殺菌処理しましょう。

  
「Ca」を与える事など、いともたやすいことです・・・問題は活用されているかです。
  また、一番扱いやすい「炭酸カルシウム試薬」を使う方も多いようです(安いですから)
  また、過度のCa投与は、疾患の原因になると考えられます、こちらも注意が必要です。
  近年、Ca依存症?と思われるほど、Ca・Caと言われています。
  過ぎたるは及ばざるがごとし・・・という言葉もあります。

  


日常管理について

  基本的に爬虫類は人間になつきません、しいて言えば「慣れる」程度です。
  必要以上に干渉するのは止めましょう・・・お互いの為です。

 

温  浴

  温浴推進派の方に言わせると、目的は3つあるようです。
  1.水分補給  2.代謝を高める  3.カメを清潔に保つ 
  しかし、私としては次の問題点も感じています。


  水分補給させる:温浴させなければ脱水する飼育環境が問題です。
  代謝を高める :無理に代謝を高めなければならない理由が判りません。
          状態の良くない個体に温浴は危険です。
          確かに、初期の便秘には効果はあると思いますが。
  カメを清潔に :汚いより、綺麗な方が良いです。
          でも、汚いって?
          頻繁に温浴して洗わなければならないほど汚れますか?


  
聞くところによるとかなりの頻度で温浴している人もいるようですが
  カメのストレスになるとは思わないのでしょうか?
  私は、現在、温浴は全くと言って良いほどしてません。
  もう、一年以上経ちますが、問題は無いようです。
  但し、湿潤系のカメには大きな水場と充分な地中&空中湿度を与えています。
  乾燥系のカメにも、「小さな水入れ」と「含有水分の多い」餌を与えています。
  今のところ、問題はでていません・・・出る訳がないのです。
  自然界で風呂に入ってる亀なんか、いないはずですから。


 

床材の交換時期

  汚れたら交換・・・それだけです。
  給餌の際などに、床材の状態を確認しておけば、交換時期の目安となるでしょう。
  汚れたままにしておくと、ダニやショウジョウ蠅の発生の原因となります。

 

熱源と照明の交換

  どちらも電球と蛍光灯ですから、定期的交換が必要です。
  ちなみに、珊瑚を飼育している場合ですが、4回/年、交換してました。
  
UVBの蛍光灯は「有効照射時間」が明記されていますが、
  何故か、有効照射時間が長いです・・・信じて良いのか疑問です。

  
  
熱源用の電球ですが、点灯していても温度が上がらなくなることがあります。
  
定期的に温度計で確認する習慣を持ちましょう。
  また、球切れに備えて、必要なW数の電球をストックしておくのも当然の事です。




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個体の選び方について

カメはその状態の善し悪しが、判りにくい動物です。
又、状態の変化に時間がかかりますので、表面的観察では判断できないと思います。
信頼できる店で、個体に対する情報を集めることも大事です。
最後は自分の「目」が頼りですので、以下のような個体は避けるようにしています。

購入を見合わせる個体

1.異種同居のケージの個体
2.給餌の時間、餌に対する反応の鈍い個体
3.何頭か持ってみて、「軽く感じる」個体(拒食、脱水の可能性)
4.「尾」の汚れている個体(下痢をしている可能性大)
5.「鼻孔が詰まっている」(または分泌物で汚れている)個体
6.開口呼吸している個体(最悪、肺炎の場合も)
7.涙を流している、眼を擦っている個体


私が購入するとしたら・・・

自分では次の点を見て購入しています。
殆ど摂餌に関わることですが、万一不調な個体を購入してしまったとしても、
摂餌」していれば、体力的に治療の時間が稼げますし、概ね重症な事は少ないようです。


1.餌に反応の良い個体(出遅れても先に居る個体を押しのけるような)
2.口の周りが汚れている(餌を食べていれば、「色」が付いたり、汚れたりしています)
3.重く感じる個体(肥満もどうかとは思いますが)


通常ショップでは「給餌・温浴の時間」は決まっています。
店員さんにそれを聞いて、その時間に再度見てみるのが一番手っ取り早いです。
教えてくれない、見せてくれない・・・そんなショップは避けた方が良いかも知れません。
また、気軽に見せて貰えるような人間関係を作ることも大事だと思います。



意外と大切な・・・ショップ選び


買う種類を決めたら、今度は「どこで買うか」です。
リクガメは、「総合PETショップ」や「爬虫類専門店」果ては「ホームセンター」でも売っていたりします。
もしくはNET通販もありますし、個人売買やオークションでも買うことが出来ます。
でも普通「リクガメを飼おう!」と思ったら「PETショップか爬虫類専門店」に行きますよね。
ということは、お店選びが非常に大切です。
遠い国から遙々やってきた彼らは、店での扱いに非常に左右されています。
もしかしたら、種類の選択より、ショップの選択に今後のカメライフが左右されるかも知れません。

現に私が見た・・・・

「神奈川県のグリフォン」
通販がメインなのか「ストックしているだけ」と言う感じでした。
具体的には「餌を毎日やっているのか?」という感じです。水場もドロドロでした。
「給餌してみて欲しい」と言ったところ・・・「餌が無い」という返事・・・・呆れてしまいました。
行ったタイミングが悪かっただけかも知れませんが・・・ちょっと・・・。
温浴して見せてくれましたが「おいおい、溺れちゃうぞ?」と云うくらいずっと飲んでました。
普段から給水していれば・・・あんなに飲むとも思えないのですが。
現在は、ペット部門は休業中だそうです・・・当然の結果でしょう・・・(-。-) ボソッ

「神奈川県ペットエコ」
関係ないですが、店舗の綺麗さは特筆ものです。
生体の管理は・・・普通レベルでしょうか・・・。
買ってきた個体が、調子悪かったってことは今のところ無いです。

「埼玉県かねだい草加店」
温浴作業が非常にずさんで「排泄物をそのままにした水(冷えてしまって)の中」に
「身動き取れないほど、沢山の数を入れたまま放置」されてました。
これは明らかに、店員の怠慢以外の何物でもありません。
現在では担当店員も変わったようですが、残念な事にリクガメに対する知識は少ないようです。
価格は安いと思いますので、見分ける自信があればお得かも知れません。

「埼玉県B−BOX」
朝晩その都度、担当者か店長が自ら野菜を刻んで給餌しています。
人工飼料は一切与えないと云うことです。
餌のバリエーションは、小松菜等を中心に、トマトやリンゴを混ぜて、Ca添加していました。
そういう手間のかけ方が、生体の価格に反映されてしまうようで、安くはないです。

ちゃんと飼育すれば何年もつき合う生き物です。あなたなら、どちらの店で買いますか?





NETに普及に伴い、オークションや通販が行われるようになりました。
この場合の問題点は、生体を確認できない事と、取引相手の顔が見えない事です。
そういう私も1度騙されました。
♀個体を探しているのを知ってるにもかかわらず、♂を送りつけてきたのです。
当然♀ではないと判った時点で連絡しましたが、「多分、♀だと思う」としか言ってないと言うのです。
盗人にも三分の理ってやつでしょうか・・・言った言わないでは話になりません。
その通販元は、ショップではないので、そんな人間の「多分」で生体を買い付けるほど
私も無知ではありませんし、相手とのやり取りのメールも保存してあります。
しかし、私の聞こえないところで、「多分としか言わないのにクレーム付けられて迷惑だ」などと
言いふらしているらしい事まで耳に入ってくると、不愉快で・・・。
通販では、こういう無責任な輩が闊歩してる可能性もあります。
NETショップやオークションで購入するときは、有る程度腹をくくる必要は有るかも知れません。




最後に一言・・・。
状態が悪い事を知りながら、購入するのは控えるべきです。
これから長い時間つき合うパートナーです、何かと手が掛かります。
望んでトラブルを持ち込むのはやめましょう。
「ショップでのずさんな管理を見るに見かねて購入した」という話を聞くことがあります。
多くの方がその後、その個体を落としてしまっているようです。
私達素人が見て判るほど状態を崩した個体は、獣医だって助けられる可能性は低いです。
はっきり言わせて貰いますが・・・、
あなたが助けたのは、ロスを出さずに済んだ「ショップ」です。
ロスを出してから、生体の扱いを考えるショップもあります・・・。
 
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