THE CRIME FILES

FILE NO.3

バックパッカー連続殺人事件





1992年9月19日、ベラングロ・ステートフォレスト(州立公園)内をハイキングしていた 一人のブッシュウォーカーによって、茂みに無造作に横たわる女性の刺殺体が発見された。

女性遺体発見の連絡を受け、警察は即座に捜査を開始し、やがて遺体の身元が明らかに なった。



↑事件発生直後、現場を捜査する刑事たち。
photo:visit/©www.shyscyberchamber.com


遺体はヒューム・ハイウェイ沿いを友人と歩いていて行方不明になっていた、イギリス人バックパッカー、ジョアン・レズリー・ウォルターのものであった。ジョアンは何者かに刺殺され、遺体を遺棄されたことが分かったが、警察の捜査の対象はジョアンの友人であった同国出身のキャロライン・クラークに向けられていた。

警察の推測は見事に当たり、不幸にもキャロラインはジョアンの遺体から数メーターと離れていないところで見つかった。 キャロラインは頭に十発の弾丸を受けて死亡していたのだ。

警察の必死の捜査は続けられていたが、それは明らかに難航していた。事件発生から13ヵ月後、またもや同じような状況で他殺体が発見 されることになる。

デボラ・エヴェリストとジェイムス・ギブソンの遺体が同公園の茂みの中から発見されたのだ。

デボラの白骨化した遺体は別々の茂みから発見された。警察の司法解剖により、彼女は何度も刺された挙句、顎と頭蓋骨を粉砕され、殺害された ことが判明した。ジェイムスの遺体の司法解剖結果は同じく、刃物で何度も強く刺されたことによる骨の骨折が見られた。

ここで警察は同公園内を徹底的に捜査することを決め、人員を総動員して被害者の捜索にあたった。警察の不安は的中し、その後、 シモーネ・シュミドル、ガボール・ニュージブァウワー、アンジャ・ハブシードの惨殺死体が次々に茂みから発見された。警察の司法解剖の結果、シモーネは後方から数回刺され殺害、ガボールは頭部に六発の銃弾を浴び即死、その上首まで絞められた痕跡があった。

しかし、この中で最も凄惨に殺害されたのはアンジャである。彼女は何度も強く刺された挙句、頭部を一撃で切断されていたのだ。発見された全ての遺体はバックパッカーが主で、国内外から同地を訪れていた観光客であった。





↑連続殺人事件の被害者達。その殆どが外国人観光客であった。
photo:visit/©www.shyscyberchamber.com


この後、当然警察の必死の捜査が続けられた。そして、とうとうその6ヶ月後の1994年5月22日、一人の男がイーグルベールにある自宅で逮捕されることとなる。

男の名前はアイバン・ミラット。彼の所有する土地が同公園付近にあったため、警察の捜査線上に浮かんだのだ。また実際は、アイバンは以前に働いた武装強盗と銃の不法所持の容疑で逮捕されたのであるが、同容疑逮捕数日後、 アイバンは七人のバックパッカー殺害容疑で逮捕されたのである。






↑アイバンの持っていた証拠品。全て被害者のもので、その殆どが
バックパックや寝袋、テントなどのアウトドア用具であった。
photo:visit/©www.shyscyberchamber.com



↑アイバンの所有していた銃器類(左)、事件に使用したブローニングM1910・32ACP(右)。
皮肉にも第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件〜オーストリア皇太子と皇太子妃暗殺に
使われたのがこのブローニング拳銃だった。photo:visit/©www.shyscyberchamber.com










アイバン・ミラットの過去



↑アイバン・ミラット


アイバン・ロバート・マルコ・ミラットはクロアチア人の父とオーストラリア人の母の間に生まれた。また、家族は十六人と大家族で、アイバンは十四人の子供の内上から四人目であった。
アイバンは幼少時からフットボールなどのスポーツに励み、家族の手伝いを良くし、よく働く子供であった。
また、両親にこれといった問題はなく、父親は少々厳格であったものの、さほど他の家庭と違いは無かった。

アイバンは15歳の時にはすでに学校を離れ、道路工事を主としてシドニー全域に仕事を持っていた。彼は仕事を続けながらも、弟デイビッド の世話を良くしていた。デイビッドは幼少時の交通事故から片腕を失い、脳損傷を受け、寝たきりの状態になっていたのだ。
また、父親の面倒もよく見ており、兄弟姉妹たちが日曜に遊びに出かけているときも、自宅に留まり、父親の世話をするようなそんな男だった。

アイバンはやがてDMA(現在のRTA)で働く事になり、グランビルにて道路工事の仕事をしていた。後に語られた会社の同僚の話では アイバンの仕事ぶりは見事で、職場でも一目おかれる存在だったという。

70年代初頭、アイバンは女性バックパッカー数人をレイプした容疑で逮捕されたが、やがて仮保釈。直後、アイバンはニュージーランドへ 逃避行をするも、1974年に帰国したところを仮保釈中逃亡の罪で逮捕された。
70年代後半、アイバンはカレンと結婚し、シドニーはマウントドラウトにて住居を構えるが、80年代初頭に離婚することになる。 その後のアイバンの女性関係はいたって普通で、結婚はしていないものの、常にガールフレンドはいたという。

アイバン逮捕後の隣人インタビューでは、以外にも「ショックだ。あんなにいい人が」と皆一様に言っていた。




↑アイバンは拳銃に対して異常な執着があった。
写真:アイバンが射撃している所。photo:visit/©www.shyscyberchamber.com




犯人は......?

事件後、アイバン・ミラットは何度も法廷に立ち、事件について争ってきた。96年にはアイバンの単独犯説に疑いの目が向けられ、 法廷にはいつもモヤがかかっていた。しかし、同年七月、とうとうアイバンへの無期懲役の判決が決まり、2004年現在も彼は刑務所にはいったままである。

近年、アイバンの弟、リチャード・ミラットがある事件がきっかけで法廷に立っていた。それはF3ハイウェイで発生した交通事故に 絡んでのことだったが、リチャードは自身の訴えを法廷で暴露していたのだ。
その訴えとは、今現在になっても、私服警官がリチャードの周辺に出没し、いきなり身体検査などをするというものだ。
リチャードは警察の不当捜査に憤りを感じながらも、法廷でこう述べている。


「俺達は無罪なんだ。じゃあ誰がやったかって?知らないね」

「じゃあ殺人鬼は今もあそこ(ベラングロ州立公園)にいるかって?そりゃあそういう事になるな。なぜって?俺達がやっていないからさ」




真相はアイバンのみが知っているのかもしれない...........。



写真提供:©www.shyscyberchamber.com


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