■楽曲一覧(平成15年9月1日現在)
太 鼓 曲 名 作曲者(敬称略) 作 成 時 期
開成町に伝統的に伝わる曲 屋台囃子 作曲者不明 江戸時代より伝承
聖天 (詳細不明)
神田丸
鎌倉
四丁目
町により作曲依頼された曲 開成水神雷太鼓 寺内タケシ 平成02年03月
酒匂川水麗鼓響 渡辺弘正 平成08年01月
響 〜Pray To Earth(大地に祈る) ヒダノ修一 平成11年08月
県により作曲依頼された曲 希望 山本朗生(田楽座) 平成13年03月
会員により作曲された曲 祝太鼓 古谷智子 平成09年03月
ゼンマイロボ 古谷智子 平成10年02月
雨乞い 作曲:鳥海仁史
編曲:松沼裕恭
平成14年08月
いぶき 松沼裕恭 平成15年11月
傀儡 松沼裕恭 平成17年02月
橋の下で 松/寿 平成17年02月
一念天に通ず 松/寿/香 平成20年05月
松沼裕恭 平成21年06月
神奈川県太鼓連盟曲 神奈川創作太鼓(98かながわ国体曲)   平成09年07月
西湘地区3太鼓団体共通曲 佃 清風 平成06年01月
その他の太鼓曲 四方回り打ち 鈴木考喜 平成03年10月
和(ハーモニー) 鈴木考喜 平成03年10月


























<楽曲解説>


開成水神雷太鼓
町の東側を流れ、暴れ川と呼ばれた酒匂川の洪水で、幾度となく田畑や家を
流された開成町の先人たちの苦難の歴史を太鼓にうたいこめています。

開成水神雷太鼓前説
 関東は足柄平野最北端に位置する開成町、東は酒匂川の清流に面し、西は
箱根を背にし、南は相模湾を望み、北は丹沢の山々に連なっている。
 この平和の山間の町にも苦難の時代があった。人々は酒匂川のほとりに
くらしはじめた室町時代よりあと永きにわたり豹変奔馬の酒匂川は、村々を
じゅうりんし人々を苦しめてきたのである。
 宝永4年富士山は大爆発をおこした。熱砂は、川床を生め大災害が予想さ
れた。翌、宝永5年酒匂川は荒れ狂い村人達の悲しみの叫びをよそにすべて
の家々を流し去ったのであった。
 人々は、水の神を鎮めるため、又、雷神をなだめるために太鼓に皮を張り
バチをとり、川の流れに祈りを込めてたたきはじめた。
 一打、又、一打 水神に 雷神に
 元の平和な里が村人達の手に戻らんことを祈りつつ……

酒匂川水麗鼓響
この曲は、丹沢の峰に振った一粒の雨から、一筋の流れになり、やがて大きな
清流となり、相模湾に流れ込むまでの、いわば酒匂川のダイナミックな流れを、
3章に分けて太鼓に表現しました。

酒匂川水麗鼓響前説
第1章 雷鳴が鳴り響き、雨がポツリ、 ポツリと降り始める。少しずつ強くなる足音。やがてそれがたくさんの小さな水の流れとなり、 山をくだる。そして、だんだんと水量を増しながら、一つにまとまり、 幅も広がり、大いなる川へと成長していく様を表現。
第2章 河のもついろいろな表情を表現。 激しくぶつかる、こわす、のみこむ。うねり、水しぶき。 かと思えば、静かにサラサラと流れ、見る人の心をなごませる。時に力強く、 時に優しく次々と表情が変わっていく様。
第3章 とめどなく連綿と流れながら大いなる河へと成長し、 大海をめざして進む水の流れに、大きな世界へ向かい、歩み出していく若人の希望、 心意気などを重ね合わせて表現している。



響 〜Pray To Earth(大地に祈る)
丹沢と箱根の山々に囲まれ、水に恵まれた豊かな足柄平野の自然とそこに
住む人の心に、永遠に響きわたる太鼓の響き。そこには、太鼓の一つの打
撃に込めた21世紀をになう若者たちに息吹と希望があふれています。
その音色は、ふるさとの山々に鳴り川面をわたり、風になじみ波にさざめ
いて、広く人々の心に響きわたります。
様々なリズムが絡み合い、一気に駆け抜けるように太鼓の響きを奏でる、
躍動的な曲です。リズムに乗り太鼓の音と演奏者のエネルギーを体に受け
て聞いてください。


神奈川創作太鼓
98年かながわゆめ国体のために神奈川県太鼓連盟により創作された曲です。
98年10月の横浜国際競技場での国体閉会式で演奏されました。100人
規模での演奏のため、県連加盟団体合同による練習がおこなわれました。




曲名の「熊」は、足柄山の金太郎の童話に登場する熊のことで、金太郎が幼
少の頃熊と相撲をとって遊んだという故事にちなんだ曲です。熊が突然木立
から飛び出し、ドドッと金太郎にぶつかり力競べをする様子や、金太郎が熊
や他の動物たちと遊んでいる様子を想像しながら聞いてみてください。
 この曲は神奈川県太鼓連盟加入の湘南地区3団体の共通曲として作曲
されたものです。


祝太鼓
この曲は、「みんなで楽しく」をテーマに、太鼓に親しめるように作曲され
ていて、躍動感のあるリズムを繰り返し、聴く人も拍子をとりながら演奏者
と一緒に楽しめる曲となっています。祝いの席などにあうにぎやかな曲で、
打ち手が変わりながら大人数でも打てる曲です。


ゼンマイロボ
太鼓の初級者向けに作られた曲で、名前の通り、ゼンマイで動くロボットの
動きをモチーフにしたフレーズで構成されています。
ゼンマイを巻く音から始まりますが、途中でゼンマイが切れそうになったり、
ゼンマイを巻き直したりして、ロボットが勇敢に動く様を音で表現してみま
した。演奏する側には合奏する楽しさが、聴く側には想像する楽しさがある
コミカルな曲です。


雨乞い
開成町には、「足柄山(足柄峠)の池の水をかき回すと雨が降る。」という
言い伝えがあります。 先人達は日照りで農作物に大きな被害が出る度に、
この平坦な足柄平野から、足柄山の頂上まで半日かけて登り、雨が降って
くれることに祈りを込めて、思いきり足柄山の池をかき回した と伝え聞い
ています。
この曲は、前半はゆっくりと一歩一歩確実に、そして村々に住む人々の期待・
希望を一身に受け、しっかりと足柄山を登り、頂上にある池へと進んでいく姿を
表しています。
後半は、やっとの思いで池に到着し、休む間もなく激しく池の水をかき回した
ところ、真っ黒な雲が俄かに湧き立ち大粒の雨が雷鳴とともに荒れ狂う様を
表現しています。


四方回り打ち
中太鼓を、4方向に1個ずつ置くだけで、太鼓の配置としては、シンプルな
ステージとなっています。しかし、いざ曲が始まると4人の叩き手が激しく
回り、跳びはね休みなく演奏する様は、別名「弟子殺し」といわれるだけの
迫力があります。


和(ハーモニー)
その名のとおり、大太鼓、中太鼓、締太鼓の和(ハーモニー)がすばらしい
曲です。それぞれのソロパートが続き、最後までみどころがたっぷりです。
秋田県男鹿市で行われる秋田県太鼓講習会の練習曲でした。