☆ 跛行・歩行 ☆q11

Limp

定義
@1足の踵が接地してから他足の踵が接地するまでの動作を1歩という。
A歩行パターンや速度の異常を総称的に跛行という。

種類
<跛行の種類>
  原因 代表疾患 その他
逃避跛行 患側下肢の痛みのため 外傷・炎症など
小児股関節結核⇒随意跛行
疼痛がある下肢へは荷重しようとせず、
相対的に他側の立脚相が長くなる。
Trendelenburg跛行
(堕落跛行)
中・小殿筋力の低下 股関節疾患
(変形性股関節症・先天性股関節脱臼)
進行性筋ジストロフィー
⇒アヒル歩行
片脚支持側の股関節外転筋力
の低下があって骨盤が遊脚側へ沈下する。
痙性跛行 片麻痺 脳卒中片麻痺など⇒分回し歩行  
対麻痺 脳性小児麻痺⇒はさみ歩行
麻痺性跛行 各レベルでの麻痺
総腓骨神経麻痺
下腿骨折⇒steppage gait  



<歩行の種類>
歩行 特徴 障害部位 疾患
痙性片麻痺歩行
hemiplegic gait
(コンパス歩行)
ぶん回し歩行
痙性片麻痺で麻痺側の関節が
十分に動かず、下肢が伸展する。
つま先は垂れていることが多い。
錐体路障害
上位運動ニューロン
@脳血管障害
A変形性頚椎症
BMS
C頸髄ミエロパチー
痙性対麻痺歩行
(はさみ歩行)
足尖で歩行し
両膝をするように歩く。
両大脳半球・脳幹
脊髄側索における
両側錐体路障害
@家族性痙性対麻痺
A脳性小児麻痺
BHAM
Parkinson歩行
(小刻み歩行)
前かがみ・小刻み・手をあまり振らない。
すくみ足、進行すると
加速歩行・突進現象
錐体外路障害 Parkinson病
Parkinson症候群

調


小脳性(前庭性)
酩酊様歩行
両足を開き酔っ払ったように全身動揺させる。
(平衡障害による)
小脳性でRomberg test(−)
小脳障害
前庭神経障害
@OPCA
ACCA
BWernicke脳症
脊髄後索性
(踵打歩行)
足元を見ながら
両足を開いてかかとを
打ちながら歩く。
Romberg test(+)
深部感覚障害による
空間見当識障害
(位置覚・振動覚)
@脊髄癆
A悪性貧血の
亜急性連合性脊髄変性症
BFriedreich失調症
C多発神経炎
鶏歩
(steppage gait)
垂れ足になっているので
足を高く持ち上げ、
つま先から投げ出すように歩く
下位運動ニューロン
(腓骨神経麻痺で生ずる
下腿筋の筋力低下)
@Charcot-Marie-Tooth病
A腓骨神経麻痺
Bポリオ
C糖尿病(前脛骨筋麻痺)
動揺性歩行
trendelenburg
(アヒル様歩行)
腰を左右に搖って歩く。
(膝伸展制限)
肢帯筋の障害 @Duchenne型筋ジストロフィー
A多発性筋炎
BKrugelberg-Welander病
間欠性跛行 歩行を続けると下肢の痛みと疲労感が強くなり、
足をひきずるようになるが、
休むと再び歩ける。
下肢動脈の血流の障害
下肢神経の障害
@ASO
ATAO
BLeriche症候群
C脊髄の血管障害
D馬尾の血管障害
E腰部脊椎管狭窄症