[ジョグジャ地震被災者支援展 現地レポート]
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2006年8月30日、31日とジョグジャ地震被災者支援ジャカルタチャリティー展の発起人である榊原茂美、B・コマール、賀集由美子の3人でジョグジャカルタに行ってきました。以下、その報告になります。

今回の旅の主な目的は下記の3点である。
(1) 3ヶ月が経過した地震被災地の現在の状況を見ること
(2) 日本の展示会で集めた義援金とジャカルタでのチャリティー展示会の8月29日までの売上金を届けること
(3) 今回届けた義援金をどのような用途に使うか、また、今後どのような支援が必要かをバティック事業主や職人たちから聞き取り調査をすること
 
(1) ジョグジャカルタ市内とバントゥル県の現在の状況-1-
 
  ジョグジャカルタ市内は一見「どこで地震があったの?」というくらいで、損壊した家などはあまり見当たらない。政府関係の建物や学校などに被害の痕跡が見られる程度。人々の生活もすっかり平常に戻っていると感じられる。ただし国内外の観光客は激減しているようで、ホテルなどの稼働率はかなり低い様子。外国人の姿もチラホラという感じ。7-8月は学校の休暇が多く例年インドネシア国内からの観光客が多い時期だが、今年は非常に少なかったそうである。バリからのオプショナルツアー(ボロブドゥール一日観光など)も今のところ殆ど遂行されていないようで、飛行機の便数も減らされている。ボロブドゥール寺院の駐車場も閑散としていた。

バントゥル県に入ると、倒壊した建物があちこちに目に付くようになる。一見、なんの被害が無さそうな家でも内部は壊れて住める状態ではないため、庭にテントを建てて生活している家族もいる。資金がある人は自力で修理をしたり、立て直したりして住んでいるが、建材を購入する資金の当てのない人たちはひたすら政府からの援助金が下りるのを待っている状況だ。

後列右からヘンドリ氏夫人、スタジオパチェ・オーナーのコマール氏、ヘンドリ氏。BIXA工房の職人さんたちと。
今回、私たちを案内してくれたのはヘンドリ・スプラプト氏。バントゥル県にある天然染めのバティック工房・Bixaの主宰者である。ヘンドリ氏の自宅や工房は壁の一部が壊れた程度。補修してなんとか使っている。運転手のプトゥットさんの自宅は半壊したが、とりあえず、そのまま住んでいるとのことだ。ヘンドリ氏の工房の職人さんたちの家屋も一様に地震の被害を受けたため、地震発生から3週間ほどはほとんど仕事にならなかった。現在は平常通り週6日、仕事をしている。
     
 
 
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