
ストロング川島の営業日報 [ 2003年12月15日 ]
| あれよあれよという間に、もう12月。1日が長いわりには1年って早いものだ。1日が早いと感じるのは若い証拠、1年が早いと感じるのは歳とった証拠などといわれて、なるほどと感心しているご同輩諸氏、いかがお過ごしであろうか。 私事で恐縮だが、先月今月とかなり多忙である。ふだんから怠け癖がついているので、たまにまじめに働くと、慣れないせいもあってとっても疲れる。疲れると、その疲れを癒すためについ飲んでしまう。根がだらしないせいか、ちょっとのつもりがついつい深酒してしまい、けっきょく寝不足と二日酔いでさらに疲れが増すという悪循環である。 12月の11日は三重県伊勢市に出張。遠方は久々なのでなんとなくうれしい反面、仕事の内容を考えると、ちょっと気が重いかなぁ、といった複雑な気持ちで飛び乗ったのぞみ5号博多行きはほとんどがスーツにネクタイのビジネスマン。新横浜でほぼ満席となり、一応わたしも日経新聞などを開くが、どうも集中できない。隣の席では今日明日のスケジュールを確認しながら「やっぱり環境問題の切り札は風力発電っすかねぇ」と、すっかり仕事モード突入のI君に「竹下君は毎晩自家発電だったぜ」なんて、通じないおやじギャグをかましてしまい、思いっきり白い目で見られてしまった。どうも昨夜「バード」で飲んだウイスキーが残っているようだ。やっぱり缶ビール片手に東スポ読まなきゃいかんな、営業マンの出張は。 名古屋で近鉄特急に乗り換えた時、ネットワークの故佐藤氏を思い出し、そっと心の中で手を合わせるわたしであったが、合わせすぎたのか、いつのまにかうとうととして、気がつけばまもなく宇治山田、お忘れ物のないように、である。 地元の方には申し訳ないが、ほんとうに何にもない街である。あるのは伊勢神宮と赤福の看板だけ。昼飯食うのも命懸け、ましてや夜はホテルのフロントに訊いて行った先がことごとく休みか、あるいは営業していなくて、小雨そぼ降る中、30分歩き回ってようやく小さな小料理屋を発見。これを逃したら、今夜は酒も食事も望み薄とくればこちらも必死。あっという間にお銚子の山が築かれ、同行のI君などは最後にカツ丼をぺろり。いやはや若いって凄いものである。 翌日はすっかり雨も上がりよい天気。なんとか無事仕事もこなし、とにかく帰京の途へ。名古屋でやっぱり赤福を買い、みどりの窓口へ行けば、なんと長蛇の列。指定席はみんな売り切れとのこと。とりあえず一番早く東京に着く新幹線に飛び乗り、とにかく座席を確保。同行のI君も大汗かきながらなんとか近くに座れてほっとする。 東京駅までの約2時間、車内販売の、ぬるくなった缶ビール片手に東直巳の畝原探偵社シリーズを読む。これはどれを読んでも面白い。できれば古い順に攻めていくことをお薦めする。登場人物の複雑な人間関係とか娘の成長ぶりとかがよくわかって、ますます引き込まれること必至である。 そうこうしているうちに「いい日旅立ち」のオルゴールが流れ、おやおや、たしか以前は「鉄道唱歌」だったはずだが、いつのまに百恵ちゃんになったのか、窓の外をみれば品川駅を通過したあたりで時刻は6:45あたり。なんとか間に合うだろうか、とそわそわしていると、ホルスタイン由井から「今からパークタワーに巨乳、もとい突入でごわす」のメールが届く。ダッシュで乗り換えて、東京駅から中央線で新宿へ。西口ロータリーでタクシーに乗り、パークタワーに着いたのが7:20ごろ。エレベーターで3階に上がると、歯切れのよい音が聞こえてくるではないか。なんとなくO.Vライトに似た感じの声。チケット買うのももどかしく場内に入り、ステージのハワード・テイトを観る。白のスーツに黒のシャツ。左からバンドリーダーらしきキーボード、ギター、ドラム、ベース、そしてホーンが4人という豪華なバンドである。本当に30年ぶりにカムバックしたのだろうか、と疑問に思えるほど声が出ていて、三重県からすっ飛んで来た甲斐があったというものよ。ふと我に返れば暑いのにコートは着たままだし、右手には着替えの下着やワイシャツやらで膨らんだ鞄、左手には名古屋駅で買った赤福の入ったビニール袋をぶら下げて、口をあんぐりあけて聞き惚れている出張帰りの中年男が、感動で目を潤ませながら立ち尽くしている状況というのもかなり尋常ではない。先に来ていたホルスタイン由井氏と合流し「こりゃええでぇ」と語り合う。やる曲がそれぞれ短いのがいいねぇ、ミディアムテンポがこの声にぴったりだねぇ、という話し声もちらほら周りから聞こえてくる。ホント次から次へとミディアムナンバーのオンパレードなのが潔いではないか。千葉ロッテの黒木投手はあくまでストレートにこだわり、バッド・カンパニーのサイモン・カークは、おかずを極力排してリズムとパワーに異常なまでのこだわりを持っていたが、ハワード・テイトもミディアムにこだわっているのだろうか。あとで考えたら、元はスローなのに客うけがあんまりいいので、ついバンドが走ってしまいミディアムになった、という説も考えられるがどうか。 ワイルド・ターキーのソーダ割りを飲みながらH・由井氏と共にじっくりとステージを観る。B・Bのハウ・ブルー・キャン・ユー・ゲットも無難にこなし、ちょっと見堅実な、ホーンが4人もいるゴージャスなバンド、でも冷静に聴くとレベルはイマイチか。たぶんドラムは黒人だろうと思われるが、それ以外は全員白人で衣装もバラバラ、これはいかん。ほとんどソロらしいソロもとらず、ひたすらバッキングに徹する姿は好感が持てるも、ハワード・テイト本人がこれだけ黒い(かっこいい)んだから、われわれ好き者としては、できれば全員黒人で、揃いのステージ衣装でキメてほしかった。ホーンが4人もいるというだけでもよしとすべきなのかもしれないが、4人もいれば、せめて同じステップを踏んでもらいたい。基本でしょ、これって。 休憩時間に妹尾みえ先輩とその息子泰隆君に会う。ようよう、なんて男同士のような挨拶を交わし、その勢いで初対面の泰隆君にハワード・テイトとの写真を撮ってもらう。(メルマガでお読みの方はぜひ当社のホームページでご覧下さい) 第二部は大御所ゲイトマウス・ブラウンの登場だ。ロビーでソーダ割りのおかわりを買っていたら、ハワード・テイトにも負けず劣らず、ゴージャスな音が聴こえてきて、あわててステージを観ると、なんと左からでぶっちょのサックス、ベース、ドラム、キーボードという白人4人組のバンドだ。真ん中で椅子に座った御大が超絶テクを平然と繰り出すさまは観ていて圧巻であったが、ちょっともの足りんなぁ。ハワード・テイト・バンドの半分で、それ以上の分厚い音が出ているんだが、やっぱりライブは見てくれも重要なのだ。ここ最近のクラプトン・バンドが、やたら上手いのに見てくれが悪いって、誰もが感じているのに言い出さないのは何故だ?と、余計なことを考えてしまう。 まあ、はっきり言えば、ゲイトマウスは少人数ながらハイ・レベルなバンドを従えて相変わらずのパワー全開であったが、いかんせん全員白人で見た目もぱっとせず。椅子に座ってやるとなると、ジャンプ力もだいぶ色褪せて見えてしまうのは致し方ないところ。それに対してハワード・テイトは、かなり無理して人数を集めたのではないかと思われるが、とりあえずゴージャス。ただゲイトマウスと対バンでは分が悪い。メンバー紹介のとき、ハンカチで汗を拭きながらこっそりカンニングペーパーを見ていたテイト氏が、まあ熱演度ということから、鼻の差で勝ち、といったところか。 とにかく2大スターを見とどけて、新宿区役所通りの「P」へタクシーを飛ばす。この日は我がデルタ商事の恒例「白黒歌合戦」の日である。ヤス(クロッパー鈴木)が業務上やむを得ず欠席したが、あとはおなじみいつもの変態幹部が集結し、ビートルズありキリンジあり、竹内まりあからザ・ピーナッツまで飛び出す始末。ただ残念なことに黒組の歌がほとんど出ず、社長のグレート岡田が呆れ返る始末。もうこれは白黄歌合戦と呼ばれても仕方がないくらいだ。 とにかく今年もなんとかパークタワーに行き、我が社の研修会も無事終わり、なんとか年を越せそうである。そうそう、岩槻軍団のゴージャス森田が近々結婚との噂があるが、今後の成り行きが注目されるところ(なにせ当社の破談率はギネスもの!)である。 社員のみなさまと、ちっともためにならないこの文章を愛読して頂いているみなさま、今年もエロエロお世話になりました。来年こそはよい年でありますように。つーことで股。 |
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