'09年7月度:湯河原経由、うまいもの巡り



文/写真:ホロッホー

7月上旬、行き着けのバイク店でカレンダーを見ながらホロッホーは言った。

「この日までにFX−Rを受け取れるようにお願いします。」

カレンダーを1週間読み違え、自ら指定してしまった修理上がりの日が第" 四"金曜だと言うことに気付いたのは第三土曜の”前日”だった。

大慌てで代車をお願いしたら用意されたのがカワサキ”ZX−6R 636”。ライムグリーン。ヘッドライトの目付きに違わぬ鋭い走りを身上とするスーパーバイクだ。加速具合やブレーキの効き具合を恐る恐る探りつつ第三京浜へ。

都筑PAには見送りってことで”ぱぱ”が買ったばかりのアウディで来ていた。運転席に座らせてくれたんでコンソールを見てると速度計が300km/hまで刻んである!ルックスは、関西風に言うと「しゅっとしたカッコ」なのにイカツイ性能。そう言えば着座位置がずいぶん低かったなぁ。

今回は夫婦で参加が一組。ご主人は風まかせとは長い付き合いのHN"そよ風"。奥さんは初参加。夫婦とも250クラス。素晴らしい。250クラスはめっきり少なくなったんで大歓迎だ。

行き先を話し合って出発。ひとまず西湘バイパスの西湘PAまでバラけ気味で進行した。西湘PAでは小田原城の紹介とか観光案内イベントの小規模な露店が。鯵じゃがはシソが挟んであってそれがいい感じ。。


西湘バイパスの西湘PAを後にして本線へ。

ZX636は軽やかな身のこなしとは裏腹に逞しい蹴り足で伸び上がる。ZX10Rを借りた時は得体の知れない巨大な力の塊にちょこんと跨ってる感じがした。ZX636は自分の筋肉がいきなり中量級K1選手になったような感じ。手に負えない領域は多くあるが自分の身体だからまだやり様がある気になれると言う雰囲気。

惜しいとこ。前傾がキツくて腰が疲れる。せめて後10cmほどハンドルが上がってくれたら・・・・。

”そよ風”夫婦のお勧めで湯河原にある「麦とろ 童子」で昼食をとることにした。

箱根大観山を経由。海岸沿いへ降りてしばらく走ると店が現れた。

国道に面していて割りと判り易い。開店より少々早い時間に到着したせいで駐車場は空いていた。
駐車場の規模はこんなん↓

国道側からの眺め。↓

囲み写真は、大きさ対比を・・・・ウソです、手ぇ振ってくれたんでせっかくだから拡大を。(笑)

”そよ風”夫婦は店主と見知った同士らしく談笑。

20畳ほどあるかなと言う座敷に4〜6人掛けの長座卓が5つほど。梁がむき出しの高い天井。海側は全面が窓になっていて空中に浮かんでるかのような眺望が広がる。思わず感嘆の声が出た。

店主が今日の献立を英語混じりで説明。掛け軸みたいに大きい和紙にお店ベスト3とスペシャル・メニューが書いてあった。
お通しは蜂蜜他に漬け込んで・・・と言う変わった漬物など。

男衆はスペシャル・メニューうなぎの白焼きに蟹汁とトロロ付きを選択。そよ風奥さんはシラス丼。

うなぎが出て来た。まず山葵を半分に塗って食し、麦飯が顔を覗かせたとこでトロロをかけて更にいただく。たいらげたら麦飯お替りを頼んで蟹汁を注いで流し込む。

さらりとしてるせいか量の割りにお腹に入る。

麦飯のお替りをしたんで腹一杯なんだが別腹はイキたい。しかし腹パンパン。

別腹スペースを調達するために時間稼ぎする必要があるようだ。monaka@コルサーロの案内で西湘バイパス国府津ICの北にある手作りイタリアンジェラート店を目指して出発。R135北上の流れは大型トラックで詰まる以外はまぁまぁ。対して南下方向は延々と渋滞していた。

アップダウンが緩やかに続く緑満開の町を淡々と進んだ先にピンク色の建物が忽然と出現した。目的地のジェラート店だ。


店の規模に不釣合いな駐車場の広さだなと思ったら「曽我梅林祭」の時には多数の車が入るそうで、今はオフシーズンだから空いてるだけ。

今は別腹よりも汗だくな身体をまず冷やしたい。キーーンと冷やしたジェラートをくれ!

ジェラートを完食後にラムネを掴んだmonaka@コルサーロの姿を見て俺は温州みかんジュースに手を伸ばした。一気飲み。

ジェラートとジュースと冷房で人心地。

さて次はと。この陽気だとまた汗だくだ。冷たい飲み物をイケるとこを目指そうじゃないか。

秦野にホロッホーの心当たりが一軒。そこが休みとか営業時間外だったらその近くにあるスプレッド・イーグルへ流れ込もう。monaka@コルサーロが先導。中途にワインディング。やはりZX636はFX400Rより走り易い借り物で且つポジションのキツいことが惜しまれる。でも、買えません。

果たして、心当たりの店はやって無かっ・・・いや、どうなの?あれは?看板はしっかり出てたんだけど店内は暗いし人の気配無し。

結局、スプレッド・イーグルへ。

駈け付け1杯で氷水。マリアーナ何とかと言う乳酸菌飲料ベースのドリンクとアイスコーヒーにクランベリー・ジュースの3杯を流し込んだ。

今回はここでスプレッド・イーグル。後は自由走行なのでチギれバラけても気にしない。

東名は空いていた。時折、スーパースポーツの筋力を味わいながら突っ走った。

「下駄を履くまで分からない。」

この言葉を今日は何度唱えただろう。自分に言い聞かせながら走り続け、代車を借りた店でサイドスタンドがしっかりかかってるのを確認後にオーナーであるスタッフにカギを手渡し。下駄は履いた。よっしゃ。

ZX6R 636。ほんとに素晴らしいバイクだ。

しばし雑談してから店を後に。夕闇迫る街並みを穏やかに眺めながら、バイクにまた乗れる機会を得た自分が少しだけ誇らしく思えた。


早く帰って来い、FX−R。