スーパーカブのジェネレーターと配線について

 

 

   ジェネレーターと配線

   カブ系の12Vでも種類が有り、一般的にはエキサイターコイルが1個とジェネレーターコイルが5個で基本配線は6本です。

 

   セルなしの発電装置

スタンダード

プレスカブDX

C50

6Vがベースの12V中華

 

 

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グリップヒーター用コイルとトップギア表示で配線が9本

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   ジェネレーターの点検

充電・点灯用発電コイル

 

コネクターを外し、テスターを導通モード(導通すると音が鳴る)でアース線の確認。エンジン本体と導通が出れば、アース線は正常です。次に各端子の抵抗値を調べます。

セルなしSTD、ビジネス、DX、カスタムエコドラ

 白←→ 0.25−0.55Ω

 黄←→ 0.2−0.5Ω

 黒/赤←→ 250−470Ω

 黒/白←→ 50−170Ω

セル付きDX、カスタムエコドラ

 白←→ 0.88−1.32Ω

 黄←→ 0.7−1.1Ω

 黒/赤←→ 460−900Ω

 黒/白←→ 80−120Ω


   ジェネレーターからの配線

配線色

スーパーカブ

用 途

若葉

ニュートラルランプ

ニュートラル検出用スイッチからの線でメーターのニュートラルランプが点灯。

ライティングコイル

このコイルからヘッドライト、メーター照明、テールライト等の灯火類が点灯。

12V化だけして、交流のままなのでエンジンの回転数で照度が変化します。

20W以上の電力をここから取ると、消費電力不足になります。

アース

ジェネレーターコイルからのアースです。

ジェネレーター自体がアースされている場合は存在しない。

チャージコイル

レギュレートレクチファイヤと言う部品で直流(DC)にして、バッテリーへ充電します。

バッテリー点火車は、点火の電気もここから取ります。

セルスターターやウインカー、ホーン等はバッテリーの電気を使ってます。

常時点灯車でヘッドの電気をここから取るとバッテリーが上がります。また、リレーと専用ヒューズでバッテリーから直接12V機器をつけても供給不足になる場合もある。

レクチファイア:交流から直流に交換する装置(整流)

レギュレータ(充電制御装置):電流電圧を制御して過充電を防ぐ

パルスジェネレーター

点火タイミング検出用センサー。フライホイールが一定の位置に回ってきた時、この線に電気が流れプラグを点火させる指示を出します。

エキサイタコイル(点火コイル)

黒いコイルからエンジン点火用のイグニッションコイルに電源を供給。

スパークプラグを点火させる。
点火方式がフライホイールマグネトー方式(発電機の電気でそのまま点火する方式)の場合。

 

 

 

グリップヒーター

 プレスカブDXのグリップヒーター用の配線。

グリップヒーター専用のレギュレータに接続。

白/

グリップヒーター

ピンク

トップギア表示ランプ

 トップギアセンサーで検知スイッチからの線。

     パルスジェネレーターの青/黄が青/白になってる場合がある。
 

   ハーネスとCDI点火時期

 

 ハーネス側の主な配線                                                         C.D.I.カプラーの配線                         

常時電気が流れているプラス線

キーON時に流れるプラス線

エンジンがかかっている時に流れるプラス線

マイナスのアース線

ヘッドライトのLo

ヘッドライトのHi

若葉

ニュートラルランプ

テールストップランプ

オレンジ 

左ウインカー

水色

右ウインカー

グレー

ウインカーリレー

 黒/

イグニッションコイルに繋がる線

若葉

ホーン

水色/白

ポジションランプ

スーパカブ3速用

 

スーパーカブ4速用

 

 

 

 

 

 

 

パルス

-

黒/

IGコイル

 

パルス

ピンク

センサー

黒/

IGコイル

アース

黒/

メインスイッチ

点火コイル

 

アース

点火コイル

黒/

メインスイッチ

コネクタを後ろから見た図

 

 モンキーのC.D.I.カプラー 

2P側・・・メインスイッチ(黒/白)、ジェネレータ(黒/赤) 

4P側・・・イグニッションコイル(黒/黄)、アース(緑/黒)、サイドスタンド・ダイオード(緑/白)、パルスジェネレータ(青/黄)

 

*CDもモンキーと同じカプラーですが配線色が若干異なり、アースが緑でパルスは青/白になります。

 

   C.D.I.交換について

カプラーの形状が違ったり、同じカプラーでも配線が違う場合の配線の差し間違えに注意してください。

モンキー用のCDIはカプラーが異なるので変換ハーネスか車体ハーネス側C.D.I.用カプラーセットを使用します。

 

   フライホイールの種類

   hoiru0.jpg

  左から中華12V、カブ12V、モンキー12V、プレスカブ12V、JAZZ6V。

  年式によっては形状や重さが異なり、 大陸製エンジンのジェネレーターに見た目は同じようなフライホイールを付けたら不発でした。

 

    点火時期について

点火角度がBTDC27°は、上死点前より27°クランクが逆回転したところで点火が行われていると言う事です。

一般的に進角を進めると吹けあがりパワーはでるが回転の頭打ちは早くなり、遅らせればパワーピーク後の落ち込みが少なくなり、トルク型になります。

   参考資料

分 類

車 種

進 角

6V

モンキー

BTDC30°/1700rpm 進角:固定

CD90A

BTDC12°/1400rpm 進角:15°(3400rpm)1800rpm・1°

6V CDI

CF70

BTDC27°/1700rpm 進角:固定

12V CDI

モンキー

BTDC27°/2000rpm 進角:固定

CD90

BTDC15°/1700rpm 進角:電子式0〜13°

スーパーカブ3速

BTDC27°/1,700rpm 進角:固定

スーパーカブ4速

BTDC11°/1,700rpmで 22°/3,100rpmに進角 4速時 20°/7,700rpm(リミッター)

スーパーカブ90

BTDC15°/1,700rpmで15°〜28°/2,000〜3,000rpmに進角:電子式

スーパーカブ100EX

BTDC15°/1,600rpmで15°〜28°/2,100〜3,200rpmに進角:電子式

   

   エンジン回転数を知る方法

テスターに周波数測定レンジがあれば、パルスジェネレータからC.D.I.に繋がっている配線(青/黄)から1秒間のスパーク数を計測して、表示された数値×60にすれば回転数が分かります。

 

   12Vのジェネレーター交換

 

   ジェネレーターASSY交換

  エンジンを降ろさず作業しますので、エンジンオイルだけは抜いておきます。

  大陸製エンジンにプレスカブのジェネレーターを取り付けた事例です。

@フライホイールを外す

Aコイルを外す

Bベースを外す

コイルとベースを外した状態

移植する

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ユニバーサルプーリーホルダーでホイールを固定し、ナットを外す。

本体のボルト2本とセンサーのボルト2本を外し、ニュートラルと速度表示の配線があれば一緒に外す。

皿ボルト2本を外す。硬い時は、インパクトドライバーで取るが、取れないのでドリルでもんで取る。

パッキンとシール(モンキー用でOK)は新品に交換。

配線の接続を間違えないように注意。

 

  全波整流化

レギュレーター

ジェネレーター

バッテリー

HID(おまけ)

 

 

 

 

 ホンダのジョルノクレア用

 プレスカブ用でグリップヒーター専用コイルがあるタイプ

 YTZ7S(左)を使用。右は標準サイズ

 格安の大陸製品のH4

21WのHi&Loでスライド式

 

カブのライティングはエンジンの回転数によって明るさが変わります。バッテリーにはやさしい仕組みですが夜間走行が多いと、やっぱり暗い。

今以上に前照灯を最高水準の明るさにするには、常に電圧を一定にしないとなりません。なので試みました。

  

   6Vポイント点火式(C50)の電装12V化

6V車の電装を12Vに変換する際に必要な12V部品

・レギュレーター(要配線加工)
・ホーン
・ウインカーリレー
・電球(メーター、ヘッド、ウインカー、テール)
・バッテリー

 * 尚、6Vポイント点火を12VCDI点火にするには、クランクの交換も必要となります。

以下、追記中

C50 6 Vワイヤーハーネス

MD50 6Vワイヤーハーネス

CD50 6Vワイヤーハーネス

モンキー 6Vワイヤーハーネス

モンキー12Vワイヤーハーネス

 追記:2009.12