パロディー
「買ってはいけない」


新着
「買ってはいけない」有機野菜
「買ってはいけない」天然塩
「買ってはいけない」本物の酒
「買ってはいけない」100%果汁ジュース
買ってはいけない「買ってはいけない」「週刊金曜日」


パロディー「買ってはいけない」有機野菜

おはよう。昨日は楽しかったね。どうだい二日酔いは。え?おれ?俺のほうは大丈夫だよ。最近体には気を使っているから。

気を使うなら煙草をやめろって。朝っぱらからいやなことをいうなよ。

それより見てくれよ、俺のこだわりの朝飯。何がって?困ったやつだな〜。有機野菜だよ、有機野菜。それに農薬を使わない米だよ。最近自然食品の共同購入をはじめたんだ。

いや、別にパン食が嫌いになったわけじゃないけどね。でもほら、ふつうの店で売ってるパンとかサンドイッチは危ないっていうじゃないか〜。

え〜〜。お前知らないの、それって常識だよ常識。

ちょっとこれよんで見ろよ。この「買ってはいけない」って本は、今ベストセラーなんだぜ。よんでないと遅れるぞ。

ほらここに書いてるだろう。

亜硝酸ナトリウムは急性毒性が強いうえ、魚肉や魚卵に多く含まれるアミンという物質と胃の中で結合し、ニトロソアミンという発ガン物質に変化する。(「買ってはいけない」15頁)

こんなのがサンドイッチやおにぎりに、はいっているんだって。怖いね〜〜。

お前そこでどうして、にやって笑うの。性格悪いぜ。

それはね、俺も小難しいことはわからないよ。でもさ、「危ない」っていうのは避けた方がいいだろう。

何だよ、その硝酸ナトリウムってのは?どうせそれも食品添加物か何かだろう。

え?違うの?

有機野菜に含まれてるって。でもそれがどうしたんだい。

有機野菜を食べるときに口の中で硝酸塩が亜硝酸塩に変わるの?だから亜硝酸ナトリウムを規制しても仕方がないって結論なの?

おいおい、それって嘘だろう?だってそんなこと「買ってはいけない」には何も書いてないぜ。

何だよ、今度は? それ? もちろん無着色の明太子だよ。高かったんだぜ。

え!!これにアミンってのが、いっぱいはいってるのかい。自然食品だよ、自然食品。健康にいいっていうじゃないか。それって嘘なのかい。

いいよ、もう帰れよ。気分が悪いな〜。人がせっかくからだにいっていうものを食べてるんだから、ほっといてくれよ。どうして人の気分を悪くするようなことをいうんだよ〜。

いいんだよ、俺は。「買ってはいけない」のいうことを信じるから。もうそう決めたんだから。だってお前の話はいつも「煙草やめろ」ばっかりじゃないか。煙草だけが悪いんじゃないだろう。そういう話を聞きたいんだよ俺は。

じゃーな。

先頭に戻る

パロディー「買ってはいけない」天然塩

「買ってはいけない」の執筆者の一人であらせられる三好基晴氏は、天然塩がお好きだそうだが、この天然塩は絶対買ってはいけないのだ。

天然の海水から作られているから体にいいなどとんでもない。

海水には川からダイオキシンをはじめあらゆる化学物質が流れ込み、濃縮されている。その中には発ガン性や環境ホルモンなどが疑われる物質も含まれているかもしれない。こんなものを濃縮した塩をとっていたら、子供にがんを起こすかもしれない。三好基晴氏も精子の数を調べた方がいい。減っているかもしれないからだ。

え?ダイオキシンは含まれていない。でもこれは当てにならない。なぜなら検出限界というものがあり、これを高めに設定すれば検出できなくなるのだ。検出限界を低く設定すればダイオキシンもその他の化学物質も検出できるかもしれないではないか。

それだけではない。塩そのものも毒物なのだ。塩化ナトリウムは大量にとると脳浮腫や肺浮腫といった病気を起こす可能性がある(The Merck Manual seventeenth edition, Merck Reseach Laboratories, 1999, West Point, PA.)。長期間にとると血圧を上げる。腎臓にも障害を起こす。又塩分をとりすぎる人に胃癌が多いという疫学調査もある。(橋本喬、磯博康:成人病予防のための食事指導の進め方、Medical Practice、28−33,1994、臨時増刊号)

だから天然塩は買ってはいけないのだ。

先頭に戻る


パロディー「買ってはいけない」本物の酒

同じく「買ってはいけない」の執筆者の一人、渡辺雄二氏は無添加の本物の酒がお好みだそうだが、この本物の酒も「買ってはいけない」のだ。

まず主成分のエタノールは本物の毒物である。大量に飲むと急性アルコール中毒で死亡する。妊娠中に飲むと産まれてくる子供が先天性のアルコール依存を起こす危険性がある。妊娠早期に飲むと胎児毒性を誘発するかもしれない。

さらに酒は血圧を上げる。肝硬変を起こす。膵臓の障害や、精神障害を起こす。糖尿病になるかもしれない。心筋症といって心臓の働きが低下する病気も引き起こす。

さらにアルコールは、無精子症や睾丸の萎縮と関係があるといわれている。

煙草を吹かしながら酒を飲む人間を見かけるが、これは危険この上ない。飲酒は煙草の発ガン性を強め、喉頭がん・食道がんを起こす危険性が高まる。

さらに酒の主成分である水にも発ガン性がある疑いがあるのだ。ラットに蒸留水を繰り返し皮下注射すると、皮膚に腫瘍が出来るのだ。

無添加の酒は毒そのものだ。こんなもの飲みますか。

先頭に戻る


パロディー「買ってはいけない」100%果汁ジュース

100%無添加果物ジュースに手を出すあなた。へたをするとそのジュースで命がなくなる場合があることをご存じですか。果汁100%のジュースは体にいいなどという嘘にダマされてはいけませんよ。

果物には果糖というものが含まれている。これが果物の甘さのもとだが、ある種の病気を持った子供には毒になる。果糖不耐症という先天性の病気を持った子供が果糖入りのジュースを飲むと、低血糖、けいれん、肝臓肥大を起こし、ひどい場合は死んでしまうのだ。

この果糖不耐症は生まれつきの病気だが、簡単には診断がつかないこともある。中には大きくなるまで見逃されていることもあるのだ。

いくら可能性が低いとはいえ、一つ間違えると死につながる100%果汁ジュースを飲みますか。

さらにジュースのカロリーも馬鹿には出来ない。こんなものを飲み過ぎると糖尿病になるかもしれない。糖尿病は何も砂糖のとりすぎだけでおこるのではない。カロリー、特に果糖を含む炭水化物のとりすぎでおこるのだ。また糖分のとりすぎは、体のインシュリンというホルモンの分泌を刺激して、低血糖を引き起こす危険性もある。

もう一つ、ジュースに含まれているビタミンCに深刻な健康障害を引き起こす可能性があることをご存じですか。

妊娠中の母親がビタミンCをとりすぎると、産まれてくる子供に先天性の壊血病を起こす可能性がある。

同じことは、100%ジュースをがぶ飲みしているような人が急にやめるような場合でも、急性のビタミンC不足から壊血病を起こす可能性があるのだ。

又大量にとらなくても尿管結石を起こす危険性もある。

さらに驚くべき危険が果汁ジュースにはある。神経毒性をもち、けいれんや失明、場合によれば死に至る中毒症状を引き起こす危険な毒物であるメチルアルコールが、すべての果物ジュースに含まれているのだ。ついでながら、メチルアルコールは新鮮野菜にも含まれている。いくら無農薬だからといって、毒物が含まれている食品は危なくないのか。

こんな毒のかたまりのような100%果物ジュースも買ってはいけないのだ。

先頭に戻る


パロディー”買ってはいけない”「買ってはいけない」、「週刊金曜日」

「週刊金曜日」、「買ってはいけない」で子どもたちが死ぬ?これは冗談ではない。

「週刊金曜日」は郵便で宅配される。当然郵便局員が各家庭にバイクで配達する。このときそのバイクが子供をはねるかもしれない。又バイクがまき散らす排気ガスで、子供が喘息になり死ぬ可能性も否定できない。

「買ってはいけない」のほうはもっとたちが悪い。これは書店に並べられるから、取次店から配送されている。このときに、あの悪名高いディーゼルエンジンのトラックで、つまりは大量の排気ガスつきで本屋に運ばれるのだ。環境に悪影響を及ぼす危険性は「週刊金曜日」より高い。

もちろんトラックにはねられれば、バイクよりははるかに死亡率も高くなる。

こんな危険な形で流通する商品である「週刊金曜日」、「買ってはいけない」、それでもあなたは買いますか。


以上述べたことはあくまでパロディーであるから、告訴するのは勘弁してほしい(笑)。

とはいえ、あくまで事実に基づき、「買ってはいけない」で執筆者が用いている「論理」をそのまま援用している。

つまり「買ってはいけない」が攻撃している商品は、たまたま執筆者の目に留まり、無駄だと断罪されたもの。いったん無駄だと判断されれば、「買ってはいけない」一流の論理を利用してどのようにでも処理できるのだ。

こんな屁理屈のオンパレード、「買ってはいけない」をあなた買いますか。


「買ってはいけない」74頁 三好基晴「本物のオーガニック食品に目をこらす」

塩はサントの自然海塩「ヴァージンサルト」を使っています。

「買ってはいけない」158頁 北村尚紀「急速に『買ってはいけない』化する私」より

この食生活を本書の著者の一人である三好基晴さんに話したら「精子の数を調べた方がいい。絶対に少なくなっているから」と言われた。

「週刊金曜日」279号22頁「消費者が変わる 企業が変わる」より。

渡辺雄二氏 武田薬品工業の「クサノン」にダイオキシンが含まれていないと農水省は発表したけれど、これは武田が提出したデータなんです。こういう、メーカーが調べたものというのはあまり信用できないということがどうしてもあるんですね。といいますのは、検出限界というのがあって、検出限界を高く設定すれば微量の場合は検出できない。検出限界を低く設定して調べれば、おそらくダイオキシンは見つかるでしょうから、できたらやってみたいと思っているのですが。『週刊金曜日』でやりませんか。

山中登志子 ぜひやりましょうよ。

「買ってはいけない」14頁 亜硝酸ナトリウムを大量に摂取した場合、血液の酸素運搬能力が低下し、赤血球が破壊され、血色素が尿中に出るとともに、尿細管が閉塞する。乳児の場合、とくに影響が出やすい。

「買ってはいけない」46〜47頁  Lーグルタミン酸ナトリウムは、もともと食品に含まれる成分でその安全性は高いが、一度に大量に摂取すると、過敏な人の場合、首すじや腕などにしびれや灼熱感を感じたり、全身倦怠感におそわれることがある。これを「中華料理店症候群」という。


お品書きの頁に戻る

この頁へのご意見、批判、質問は電子メールでどうぞ。原則として、この頁上で公開する予定です。もし公開をお望みでなければそのむね明記下さい。

E-Mail: pwaaidgp@poem.ocn.ne.jp

ここに公表する文章の著作権は、西村有史に属します。
無断転載、無断引用はお断りします。
又何らかの形で批判をなされる場合も、西村有史宛てに、ご連絡をお願いします。