いろんな「間合い」について

ある縁がきっかけで、武術研究家の方たちとお話する機会がありました。

時代劇とかでよく見る、お侍さんとか忍者とかの戦闘シーンについて話題になったのですが。

刀と刀をガキッとぶつけ合わせて戦うなんて、本当なら「有り得ない」そうです。刀の刃が、ボロボロになっちゃって、すぐに戦えなくなるそうです。

昔の武士というのは、剣術の他に、柔術とか相撲とかも習っているので、刀を持って敵と向かい合った時にも、柔術の動きとかを取り入れながら、敵の武器をかわして、相手に斬り付けていくようなんです。

戦いの中で大切なのは、「間合い」だそうです。

敵がどんなすごい武器を持っていたとしても、その武器を活かせない間合い(距離)であれば、意味がないとか。

逆に、自分が持っている武器を活かすための間合いを、敵との間に作り出せればよいそうです。

確かに、宮本武蔵みたいな、どんなに強い剣士が相手でも、ライフルでドカーンと一発、弾を撃ち込まれてしまえば、アウトですもんね。

そのライフルも、持っている敵の腕ごとギュギューッと、死に物狂いで体を抱きしめてしまうとかすれば、撃つ距離を保てなくなります(成功させるには、ものすんごい力強い人でなければ無理でしょうが)。

外国では、強盗に襲われそうになったレストランで、強盗に熱湯をぶっかけて撃退したという事件もあったそうです。熱湯も武器にするとは、恐るべしレストランですね。

人の心と心の「間合い」も大事だな、と、ふと思いました。

近すぎて自分を見失っても駄目、遠すぎて相手を見失っても駄目。

夢とか、目標との間合い(理想と現実のギャップとか)も、同じ気がします。

今春から、中学では、男女ともに、武道が必修になるそうですね。新聞で読みました。

柔道、剣道、相撲、薙刀、合気道などの中から、学校や教育委員会が選んだ種目を習うとか。安全な指導体制が心配されていると、新聞に書いてありました。

学校で武道を習う際には、怪我に気を付けてくださいね。

それから、お友達や家族との「間合い」についても、ちょっと考えてみてください。

今は戦争のない、平和な日本です。友情を育むような、ちょいとしたケンカなどは別として。お互いに傷つけあわない、心地よい距離感も学びたいものですね。

(文:スタッフのMさん)

目次に戻る

トップページへもどる