Panasonic Let'snote CF-W2の分解
 〜無線LANカードの交換〜 2006年10月         TOPページへ       戻る

PanasonicのLet'snote CF-W2をゲットしました。
2スピンドルでありながら1.3キロを切る軽量マシンです。
無線LANも搭載していますがIEEE802.11bのためちょっとばかし不満です。
そこでさっそく内蔵の無線LANカードを交換することにしました。
Let'snoteはR1に続いて2台目ですが、その分解のしにくさには定評があります。
そこでLet'snoteに詳しい友人の協力を得て分解していくことにしました。
なお、友人はHDDの交換も勧めてきましたが、今のところ40Gでもまったく不満はないので、今回は無線LANカードの交換のみとします。
HDD換装は次回のお楽しみということにしましょう。
分解にかかる前にいくつか注意することがあります。
W2の分解は手順さえ間違わなければさほど難解というわけではないのですが、使われているねじ類が色々種類があり、特殊なサイズのものばかりなのでどれがどこのねじなのかしっかり押えておき、決してねじをなくさないように注意する必要があります。
また、道具としては基本的には通常のドライバーと精密ドライバーでもいいのですが、一部のねじが異様に固くしめられているので精密ドライバーでは手に余る場合があります。そのため#0番のグリップの大き目のドライバーを用意しておいたほうが無難です。

私はノートパソコンの分解をかなりこなしてきましたが、道具の不備で苦しめられたことも何度かあります。多少お金がかかっても質のいい道具をそろえることが迅速かつきれいに仕上げるこつだと思っています。
万が一ねじ穴をなめてしまってはにっちもさっちも行かなくなりますので慎重に作業しましょう。
本体を裏返しバッテリーをはずします。
まずは左写真の3本のねじをはずします。
右のメモリスロットカバーのねじだけ大きさが違いますので注意。
メモリスロットカバーをはずすと左側のダストカバーを固定している最後のねじが出てきますのではずします。Let'snotoではこういった組み違えのねじ配列がけっこうありますので面倒に感じてしまいます。
ダストカバーをはずすと中にフィルターが入っていますのでそれをはずします。
ダストカバーが汚れていたら掃除してあげてください。
そしてカバーに隠れていたねじをはずします。
本体裏のそのほかのねじをはずしていきます。
黄色の丸印と赤の丸印のねじはサイズが異なっていますので注意してください。

なお、これらのねじはイヤになるほど固く締められています。
おそらくグリップの小さい精密ドライバーではまず歯が立たないと思います。
精密ドライバーのグリップをペンチで回すという手もありますが、ここはグリップの大きいドライバーを用意するのが賢明でしょう。
無理にまわそうとしてねじ穴をつぶしてしまっては元も子もありません。
とにかく、なんでこんなに固いの?っていうくらい固いですので気を入れてまわしてください。

キーボードをはずします。
左の上側の写真のようにキーボードの隙間にドライバを差し込んでもいいのですが、下側の写真のように裏側(バッテリーをはずしたところ)から矢印部分を押して液晶側を浮かせてから、ゆっくりとじっくりとじわりじわりとそっとはがすような感じではずしていきます。
というのも、キーボード自体がCPUの放熱板になっているためグリスで貼り付けられているのと、F1キーあたりに糊付けされている部分があるようなので「はがす」感じではずしていく必要があります。
けっこう勇気が要ります。
キーボードを「はが」します。
この時キーボードを曲げないように注意します。
と言いますのも、先にも書きましたがキーボード自体がCPUの放熱板となっているため、アルミの一枚板みたいな感じになっていて曲げに非常に弱くなっています。
変にまげてしまうと本体にはめなおしたときにキーボードがフラットにならず、浮いたりする部分が出てきます。そうなると凄く使いづらいので、ここでは曲げないように注意しましょう。
それと、CPUとの接触部分にはグリスが塗られていますので、ごみとかがついたりしないようにしましょう。

キーボードをはずします。
キーボードケーブルはケーブル下の隙間の部分に押し込むように格納されています。手荒に扱うとケーブルに傷をつけてしまうのでそっと作業します。

キーボードケーブルコネクタは左写真のように白い部分を引き出すようにすると簡単に外れます。ただ、このコネクタの白い部分も見た目より固いのでマイナスドライバを差し込んで少しずつずらすようにします。
キーボードをはずしたところ。
なかなかすっきりしていますね。
キーボード下に隠れていたねじをはずします。
ここではねじはすべて同じサイズなのですが、似たようなねじ穴がいくつかありますので組み立ての際には間違わないようにしてください。


2011.1.08
オオゴシ様よりねじの位置が異なっているのでは?というご指摘を受けました。
調べてみると確かに違っているようです(写真内の赤丸の部分)。謹んでお詫びいたします。
また、ご指摘感謝いたします。
さらに隠れているねじを2本はずします。
PCカードスロットの上になりますが、ちょっとわかりにくいです。
ねじが小さいくてなくしやすいです。

本体左横のねじをはずします。
無線LANアンテナカバーをはずし、アンテナを固定しているねじ(1本)をはずします。
続いて外部ディスプレーコネクタを固定しているナットねじをはずします。
ここだけは六角レンチがあったほうがいいかもしれませんが、それほど固くもないのでラジオペンチなどを使ってゆるめればいいと思います。

しかし、こんなものまではずさないといけないんですよね。
今度は右側のアンテナカバーをはずします。
どうやら先の持ち主が一度このカバーをはずそうとしたらしく、カバーと本体にかすかにドライバのきずが残っています。
その方法でもいいのですが、私は写真の矢印の方向から開けるようにしました。ちょうどSDカードスロットの隙間があるのでここにドライバを差し込んで押し開けるようにしました。
ただ、これも予想以上に固くとめられているので少し根性がいります(ほんのわずかですけれど)。
後は少し浮かせたら黄色の矢印のほうに爪をたてて引けばカバーがはずれます。
カバーをはずしたら出てくるねじを2本はずします。
アンテナは取り外す必要はありません。

        
本体のドライブの裏側部分(左写真上)に小さな穴があります。
ここのドライバかシャープペンシルの先を差し込んで少し右にスライドさせると(左写真下)ドライブのふたが開きます。
ドライブのふたを開けると見えるねじを1本はずします。
しかし、こんなところまでねじをはずすのは結構面倒ですね。
大体このあたりでイヤになってきます。
本体を裏返し、ヒンジの下の部分のねじを4本はずします。
ここまできてやっと下カバーがはずれます。
カバーは大きな爪もないのですんなりと外れてくれます。
カバーをはずしたところ。
見事にパーツが納まっています。
ピンクの丸でかこんだ部分が今回交換する無線LANカードです。
アンテナの端子をそっとはずしてスロットから引き抜きます。
後は新しいカードを差し込んでアンテナ線をつなぐだけです。

ここまでくると下のほうに見えているHDDの交換もできることがわかると思います。ただ、Let'snoteのHDDは3.3V駆動のため適合するHDDを今回は手持ちになかった事と40Gでも不自由は感じなかったために見送っています。でもちかいうちに「少しでも軽量化」へのチャレンジとして1.8インチ(東芝製は不可)のHDDへの換装をやろうと思っています。その時はまたこのページで報告します。


後はこの逆の手順で組み立てていけば完成です。
今回交換に使ったブロードコム 802.11g対応 miniPCIカード BCM94318です。
本来ならばIntelのものを使うことになりますが今回はたまたま手持ちがあったのでこれを使いました。
これで54Mでの通信が可能になります。


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