
特集 ASTRO-Gとはやぶさ2の同時打ち上げについての検証 by LH2
| 宇宙ジャーナリストの 松浦晋也氏は、日経BPの記事において、ASTRO-Gとはやぶさ2の同時打ち上げが可能なのではないかという主張をなさっています。 本当に同時打ち上げが可能なのか、分かる範囲で計算を行ってみました。 |
デルタVの計算
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まず、必要とするデルタVを求める必要がある。 |
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打ち上げ能力の計算 |
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以上が松浦氏が提案されたシナリオの検証とそれに付随した考察である。このように、キックモーターを付加した場合はやぶさ2の同時打ち上げも可能である可能性があることがわかった。 |
| 以上がASTRO-Gとはやぶさ2の同時打ち上げに関する考察です。間違っているところもあるかもしれませんが、暇を見つけてこつこつ考えている状況ですので許してください・・・。 |
| 備考:等記事の性質について この記事は松浦氏の記事について興味を持った1宇宙ファンによる考察に過ぎません。 等記事では単純な重量の見積もりと、ツォルコフスキーの式の変形によってΔVが目標ミッションに達するかを試算したものであり、この考察をもってはやぶさ2のH-IIA同時打ち上げが可能であると断言することはできません。 例えば、キックモーター、もしくはH-IIA第3回点火は、地上局の存在する地点で行わなければなりませんが、この考察ではそのような制約条件は考慮していません。また、衛星には要求重心高さや重心オフセットに関しての制約が設けられていますが、ここではそのような条件は考察していません。また、宇宙空間での伝熱、フェアリングの音響環境、振動など、ミッションを不可能にしてしまうここでは考察していないさまざまな要因があることを見逃してはなりません。 宇宙工学はあらゆる分野の工学の総合工学として位置づけられるものであり、このような単純な考察のみによって「JAXAや宇宙関連企業は何をしている」と批判することは実際に宇宙開発に関わっている方にとって大変な失礼と言えるでしょう。 そのようなことを念頭において、「こういう可能性もあるのかなあ?可能だと嬉しいな」という参考程度にこの記事を利用していただくことをお願いします。 PS:松浦氏のBlogでこの記事を紹介していただいたようです。本当にありがとうございます。 |
| 参考文献 *1 宇宙航空研究開発機構 H-IIAパンフレットhttp://www.jaxa.jp/pr/brochure/pdf/01/rocket01.pdf *2 第4回宇宙シンポジウム ポストはやぶさ時代の小惑星サンプルリターン探査構想 http://www.as-exploration.com/mef/mef_report/mef_report_Ver.1.0_Appendix/2004-Space%20Science%20Symp-MEF.pdf の10ページ *3 Garaxy Express GXロケット概要(2005) インターネットアーカイブhttp://web.archive.org/web/20050528043855/www.galaxy-express.co.jp/aboutGXrocket_final.pdf *4 平成14年度夏期 ロケット打ち上げ及び追跡管制計画書 H-IIAロケット3号機(H−IIA・F3)http://www.jaxa.jp/press/nasda/2002/img/f3plan_020717.pdf *5 H-IIAロケット8号機の概要 http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2a/f8/img/h-2af8_j.pdf *6 H-IIAシステム解説書 NASDA (99-00年ごろNASDAサイトにあったが、その後はなくなってしまった。インターネットアーカイブで探したがファイルが破損していた。) *7 ISAS 宇宙科学研究所報告 特集47 M - V 型ロケットの推進性能 http://www.isas.ac.jp/publications/hokokuSP/index2003.html *8Encyclopedia Astronautica http://www.astronautix.com/engines/star27.htm |