Q値と日射取得係数 引渡し時に熱損失係数(Q値)等の検討結果書をいただいた。それについてご紹介しよう。なお、C値についてはこちらを見ていただきたい。

比較的温暖なIV地区での建築であるので、Q値については徹底的に追及して(お金をかけて)いるわけではないが、最低限次世代省エネレベル(2.7 W/m2K)はクリアしたいところである。計算結果は以下のようになった。

まず、この家の仕様における熱貫流率と日射侵入率は次のようになる。

部位
仕様
熱貫流率
日射侵入率
備考
屋根

0.649 W/m2K
0.02

外壁

0.466 W/m2K
0.02

基礎
外周部
0.390 W/mK
-


中央部
0.121 W/m2K
-


シャノン
2.600 W/m2K
0.60
こちらがイザット標準

シャノン(遮熱Low-E)
2.000 W/m2K
0.47


シャノン(断熱Low-E)
2.000 W/m2K
0.55


YKKエピソード70
3.490 W/m2K
0.60


YKKエピソード70(Low-E)
2.910 W/m2K
0.47
(注)
ドア
YKKデュガードTypeS
2.330 W/m2K
0.09

(注)YKKエピソード70のカタログ等には、断熱性能 H−5(K値≦2.0)低放射複層ガラス使用時と書いてあるが、調べてみるとアルゴンガスも入れた場合ではじめてH-5をクリアす る。


熱損失係数(Q値)

換気による熱損失量と各部位の熱貫流率に面積(基礎外周部については長さ)をかけて足し合わせたものの合計が熱損失量である。

換気 係数0.35 x 0.5(回/h) x 気積(m3) = 60.218
屋根 50.505
外壁 78.530
基礎外周部 13.650
基礎中央部 4.840
窓 87.471
玄関 6.431

合計 301.645 W/K

これを吹き抜け部を含む床面積で割ったものがQ値となり、2.12 W/m2K となった。シャノンサッシLow-Eを採用していれば1.9は切っていたと思うが、この差は全体にしてみれば1割程度のものであり、思ったほ どの違いとはならない。寒冷地ではさらに断熱材の厚み等の追加などが必要であろうが、この地域ではそこそこの快適性は得られるのではないだろうかと期待で きる。

日射取得係数(μ値)

こちらは各部位の方位係数 x 日射侵入率 x 面積を足し合わせて床面積で割った値で次世代基準値は0.07以下である。
方位係数は屋根を1.00として他の部位については東・西が0.45、南が0.39、北が0.24である。

屋根 1.420
外壁 1.294
ドア 0.100
窓 5.757
合計 8.571

というわけで、日射取得係数 0.060 となり結構明るさにこだわって、窓を大きくしたが、何とかクリアである。
断熱にはあまりこだわらなかった我が家も次世代省エネ住宅の仲間入りができた。

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