鳥の結婚式(Ptaci kwas)

このお祭りの起源はキリスト教布教以前に存在した。それは自然の神様の恵みをいただこうとするために祖先にいけにえを捧げる儀式である。それが、自然信仰が薄くなるにつれ、子どもたちに贈り物をするというお祭りに変わり、お祭りもソルブ全体で行われるようになった。

ソルブ人の祖先は自然をよく観察し、1月25日頃になると、多くの鳥たちが巣をつくり、卵を産むことを知っていた。彼らは、もうすぐ大地が目を覚まし、草の芽が出てくることを生活の中で体得していた。

子どもたちは鳥たちに餌をあげ、そのお礼として鳥たちが子どもたちを自分たちの結婚式に招待する、というのが、このお祭りの現在の趣旨である。子どもたちは空(から)の皿を窓べにおき、鳥たちは甘いパンとクッキーを持ってくる。カササギ(花嫁)役とワタリガラス(花婿)役はもちろん、結婚式に招待された他の鳥たちも伝統的なソルブの民族衣装を着ることが多い。幼稚園や小学校で行われる結婚式行事では、食事をして、ダンスを踊ったり、ソルブの民謡を歌ったり、詩や短いお話を朗読したりする。鳥の結婚式は子供たちを冬に負けないよう元気づける催しとなっている。

鳥の結婚式は大人にも同様に人気がある。19世紀の終わり、ソルブの協会はこの日にパーティーを催すようになり、第二次世界大戦後、民族団体の地域グループがこの催しを再興した。その後、ブディシン/バウツェンのソルブ民族合奏団が鳥の結婚式をモチーフにした歌舞プログラムを編成し、村々を演奏してまわるようになった。今日では、子ども、両親、祖父母たちが歌、踊りと音楽いっぱいのプログラムを楽しむようになったのである。

(ソルブの行事に関するパンフレットより)

※日本経済新聞にも一度このお祭りの写真が載ったことがあります(1999年1月27日夕刊)。1月26日のザクセン新聞やベルリナーモルゲンポストなどのドイツの地方紙などに写真が載っていることがあるので、興味のある方はリンク集からアクセスをしてみて下さい。

最新情報 1.
2007年1月26日にYahoo!ニュースで鳥の結婚式と当サイトが紹介されました。鳥の結婚式は子供達が集まってお祭りをする点などが日本のひな祭りによく似ています。ソルブ民族には他にも面白いお祭りがあります。他のお祭りも少しづつ掲載していきますので、楽しみにしていてください。


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