パソコン画

半年ほど前から、パソコン画を始めました。
始めは紙に描くより余程面倒な事だと思いましたが慣れて来るに従い、紙には描けない
特殊な色合いが出る事も、技法の有る事も、解り少しはましな絵が描けるように成り
まだまだ未熟ですが、ここに発表して皆様のご批判を仰ごうと思うようになりました。

此れは、ポルトガルの女流詩人の
横顔です。

昔この国では、教育制度が日本
とは違っていて、この年代の人には殆ど学校にも行かなかった人が
大勢居ましたが、多分この夫人は
数少ない、教養有る人だったと思われます。

質素な佇まいの中に其れを思わせるものを感じて、描いて見ました。

昔から、猫を飼っていた私は猫の
スケッチが一番易しいので、まず
手始めに、猫なら描けるだろうか…
と思い、練習の為に何匹かの飼い猫のスケッチから描き始めました。

飼い主に愛されている猫は、目が丸いと言うことにも気付きました。

皆さんそう思われません?
此れも描き始めの頃の作品です。

私は雛罌粟が大好きで、紙にも
沢山スケッチしています。

はかなく1日で散ってしまう花で
この国では、雑草として余り相手にされない花です。

根ごととって来て、ビンに挿さないと
蕾は開いてくれません。

沢山の色が栽培されて、店で買う事の出来る日本は良いですね。
タンポポでは有りません。
やはり黄色の野草です。

花の終った後、白い羽のような毛がフワフワと
がくから離れて行きます。

風に乗って何処までも飛んでいきます。
やがて何処かに落ちてまた、名もない花を
咲かせてくれるのでしょう。

花の形は菊のような、コスモスのような形をした
小さな花です。

近所の人に聞いても「雑草だよ」と答えるのみです。


此れは私の空想の中の世界です。

「夜の鳥達」と題しました。
眠ろうとして、木にとまり始めた鳥も居ます。

別の塒に行こうとしている鳥も居ます。

梟だけが今,おめめを醒ました様ですね。

月の無い静かな夜です。
鳥達はどんな夢を見るのでしょう?

海を見る老人

そう老人といっても良いでしょう。
もう直ぐ80才になります。

「俺は海の男だ」と言う誇りが有ります。
フランシスコ小父さんは、15歳の時から
漁師でした。
3年前、心臓のバイパス手術をしました。
其れでも毎日、漁師小屋で網の手入れをしています。
信心深い、ポルトガルの漁師です。
カソリックのお祭りの時は、重い幟を持って
行列の先頭に立ちます。

海の男の誇りを持って、歩きます。

毎週土曜に散髪屋に行って髭をそらせます。
日曜教会に行くためです。
「髭を剃ったあくる日、描いて貰えば良かった。」

イエイエ、其の無精髭がいいのですよ。
フランシスコさん!
蟻さんと柘榴


柘榴が赤い宝石のような実になると
皮から、すこーし見えてきます。

あまーい汁を一杯貯めた、ざくろの実は
蟻さんの大好物です、でも中に入られる前に
もぎ取って、可愛い姿を絵に描いて、それから
〜〜と、蟻さんにも少し残して、「プチプチ」
噛んであまーい実を食べてしまいましょう。

ホルモンがあって、女の人の体には、
とても良いそうです。
「レモンと油虫」

レモンの木は油虫の大好物です。
白い小さな花が咲く頃、小さな緑色の油虫が
何処からともなく沢山集ってきます。
きっとあの匂いが好きなのでしょう〜〜〜。

ミルクを筆に含ませて、枝に塗ってやると
効き目が有る様です。

薔薇の花にも油虫が良く来ますね。
あまーい匂いが呼び寄せるのでしょうか…
「雨上がりの蝸牛」

雨の日は、蝸牛は嬉しそうです。
葉っぱの裏や窓にへばりついて、しっとりした空気を楽しんでいます。

雨が上がると、ノソノソと這い出してきて雨にぬれた柔らかい葉を食べたり、お友達に逢いに来ます。

「おや、カラコイさん、どちらへ?」
ポルトガル語では、蝸牛を、カラコールと呼びます。
2匹以上になると、カラコイスと言います。

「茸と毛虫」

林の中には、夏の終りになると茸が沢山
生えて来ます。

可愛い模様の茸達、でも気を付けて下さいね。
中にはどく茸、食べたら死んでしまうほどの茸、
笑い出したら止まらなくなる茸が有るそうです。

特に綺麗な模様とか、変わった形のチャーミング
な茸ほど危ないと聞きました。

3個並んで雨宿りでしょうか?葉っぱの先には
毛虫が下りて来ました、もう直ぐさなぎになり、
其れから蝶々になって飛んでいきます。

「おさきに〜〜」。






「初山茂風」

子供の頃、「初山茂」と言う童画家の絵が大好きでした。何とかしてあのような絵を描きたいと、長い事
夢見てきました。

私の住んでいる、ポルトガルの海岸には、時々
小さな蟹が、泳ぎ着く事があります。

勿論レストランには、二種類の立派な蟹が
ガラスケースの中に並んでいます。

この蟹さんは海の中で泡を吹きながら、お魚を捕まえている,生きた蟹さんです。
「ドライフラワー」

綺麗なドライフラワーが、売られています。

ポルトガル語では「フロール、セカ」と呼ばれています。
上手に作られたものは、本当の花より幻想的な
雰囲気を漂わせています。

でも作るのは難しいでしょうね・・・

私の拙い、「パソコン画」を並べて見ていただきました。 此れからも勉強致しますから、宜しくお願い致します。ご指導下さい。







2004年の夏は、異常に暑かった時季が
一週間以上続いた事も有り、夜も30度以上の、熱帯夜でこの国では珍しい現象でした。

其の時テレビのニュースでは、ポルトガル中の
森林で、多分自然発火と思われる、山火事が
起きていたのです。

特に酷かったのは、アラビダ山脈、
アレンテージョ地方、其の上アルガルベ
と言う、観光地にも、火の手が襲って
いたのです。

アルガルベでは、民家に襲い掛かる火の手
を防ぐ為、何人かの消防士が犠牲になったそうです。

家を失って泣いている、地元のお百姓さんの
姿も写しだされました。

毎年山火事は、起きますが人が亡くなることは
滅多に起きません。

悲しいニュースでした。
    「孤高の薊」
花の少なくなった11月にも、雨が多い所為か、まだ咲いている花々がある。

薊はその中の一つ、其れほど目立つ花でもなく、摘んで帰ろうとする人など、
いもしないと思うけど、体中に棘を巡らせて
警戒している。

よく見れば、綺麗な紫の綿毛の様な花
 「薊よ!独り野に咲いている時は、そんな に警戒しなくても、良いのだよ!」








葉が紅葉しないこの国で、綺麗な
赤い葉を見せてくれるのは、葡萄、

食べても甘い、ワインにもなる、熟した
実がたわわになる頃、赤紫の、汁のたっぷりした、その実よりも、紅葉した赤い葉
の方が、美しいとさえ思うことがある。

ポルトガルにとって、何より大事な
農作物、それは 葡萄です。












海の側に住んでいる、私達にとって
「貝料理」、 「海の幸のおじや」
等には欠かせない、野菜 其れは
にんにくと唐辛子。

肉厚なピーマンも、焼いて良し、
サラダに入れても良し、
おじやには赤ピーマンが良く合います。
クリスマスローズと呼ばれる花。

バラではないのに何故か、クリスマスが近づく頃、咲く所為だろうか、そう呼ばれています。

白のほかに、色々の色、ピンク、
ローズに近い赤、紫に近い赤など
産毛の生えた花びら、少しう
つむき加減に、咲く花、

其れほど華やかでもなく
目立たないのに、其れでも愛される
花の一つではないでしょうか…





サヨナラ Terry!
1月9日の昼過ぎ、Terry は往ってしまった。

何処へ…其れは誰にも解らない。
一寸目を放した隙に、草原の向こうに消えた。
いくら探しても見付からない。「出たい、出たい」
とあんなに大声で毎日、そう、病気が重くなり、もう多分助からないと私達が思い始めた頃から、毎日外に出してと啼き始めた、窓の両側から手を添えて見守りながら、出してやっても往かなかったが、ふと目を離したら掻き消すように居なくなった。
聖書には、ノアの箱舟にも、出ていないから、猫は天国には往けないと、牧師さんは言ったが、
私の行く天国には、逝ってしまった何匹もの私の
愛した猫は居ると信じている。

15歳の老いた甘えん坊のTerry は、私達に
面倒をかけない様に気を使って健気にも、
よろける脚で駆け去ってしまった。
一月前、まだ毛並みも美しかった頃、何気なく
スケッチしておいた、Terry のパソコン画。

もう一度、サヨナラ Terry !
アリガトウ、お前の一生!