
Liberty wind 第4章 海底の要塞
潜水揚陸艦を、クラウスはずっと見送っていた。
すると・・・
「あ、クラウスだっけ?」
「むっ・・・!」
クーナが機銃を持って、歩いてきた。
「まあまあ、そんなに怒らないで。私も悪気が会ったんじゃないの。あの2人の実力を確かめたかったから・・・」
「どういう事だ・・・?」
「実は・・・」
すると、スターナイトの兵士が走ってきた。
「クラウス卿!大変です!」
「忙しいんだ。何が遭った?」
「大変です!闇の軍勢が町を・・・!」
すると、クーナは機銃を装填した。
「どうするつもりだ?」
「決まってる、町の人を助けるの!」
クーナは兵士に尋ねる。
「ねえ、この市街地に跳ね橋があったと思うんだけど・・・」
「あ、はい!現在は修理しているんです。工廠へはこちらに・・・」
クーナが行こうとすると、クラウスが引き止めた。
「待て。」
クーナは立ち止まった。
「俺は、奴等を跳ね橋のところで食い止める。」
クラウスは先に市街地へと向かっていった。
クーナは機銃を構え、虚空を睨んだ。
「闇の軍勢・・・調子に乗って・・・!」
「ついたね・・・」
フィンとレナが揚陸艦から降りると・・・そこは、巨大な要塞の中だった。
「す、すごく巨大なんだけど・・・」
その大きさに、レナは圧倒されている。
「大丈夫だよ。海底の基地なんだから、警備は薄い・・・」
フィンがそう言った途端、闇の軍勢の兵士が向ってきた。
「いっぱい居るよ、フィン・・・」
「ま、まあ・・・とにかく、戦うんだ!」
フィンとレナは剣を引き抜き、闇の軍勢の兵士を切り裂いていく。
さほどの精鋭でもなく、たやすく突破できた。
「・・・不気味じゃない?どっから出てくるか解らないんだよ・・・?」
「フィン、私が守ってあげるから安心して。」
レナの頼もしい言葉に、少しだけフィンは安心した。
「で、でも・・・僕が守るの!」
「ありがとね。じゃ・・・行くよ。」
2人は更に急ぎ足で奥に進んでいく。
そして、エレベーターのある部屋にたどり着いた。
そこに鍵が置かれていたので、フィンはそれを手にとった。
「・・・来たか、貴様等。」
「決着をつける?」
「その必要は無い・・・そうだ、会いたいといっていた奴が居てな・・・」
すると・・・フィンとレナの背後に誰かが現れた。
振り向くと・・・「アームドウィング」の時に倒された武将、スイリュウがいた。
「執念?しつこい人は嫌われるよ?」
「黙れ!貴様等を倒す為に俺は蘇った・・・死ね!」
ルウは冷笑を浮かべ、スイリュウに言い聞かせるかのごとく言った。
「スイリュウ、貴様はもう敗れる事はありえぬ。その強さを見せ付けろ。」
「はっ・・・!」
鞭を構え、スイリュウは詰め寄ってくる。
その間にルウはどこかに行ってしまったようだ。
「・・・眠らせてあげる。」
「生意気な・・・!」
フィンとスイリュウは、互いに切りかかった。
まずはフィンが剣を突き出すが・・・スイリュウはすかさず受け流す。
――さすがに早いな・・・!
すかさず剣を引き抜き、真上から振りかざす。
だけど、また受け流され・・・今度は大きく吹っ飛ばされた。
鞭の一撃を受けて・・吹き飛ばされた。
「くっ・・・カウンターかっ・・・!」
「私がやる・・・!」
レナは一気に切り込んでいった。
剣と鞭の音が、リズムよく響きあう。
その音とは裏腹に、戦いは熾烈を極めていた。
次々に血が噴出し、黒い霧が食う宇宙に出る。
レアも、「ノートゥング」の加護が無ければ死んでいたところだ。
撃たれても戦い続けられる・・・レナは、そんな気持ちだった。
そして・・・レナはスイリュウを長剣で貫いていた。
「ぐっ・・・次は逃さないからな!」
剣を引き抜くと、スイリュウはそのまま撤収した。
「・・・さ、次に行かなきゃ!」
「そ、そうだね・・・」
「・・・鍵、何とかなりそう?」
「だめみたい・・・」
カービィとクリスは、この要塞に閉じ込められていた。
必死にクリスが鍵をこじ開けようとするが・・・開かない。
焦れば焦るほど、鍵がこじ開けにくくなっていく感じがする。
「しっかり!あと少しだから!」
「その前に開けてあげるよぉ・・・」
その途端、扉が開いてしまった。
そこに、フィンとレナが立っていた。
「生きてた・・・の?まさか・・・」
「生きてるよ・・・あれ?どうしたの?」
感激して・・・フィンは思わずカービィに泣きついてしまった。
「・・・カービィ、生きてるよね?本物だよね!?」
「当然さ。僕は死なないよ。ずっと・・・君と一緒に居る。」
クリスは、それを見て少しだけ元気を取り戻した。
ちゃっかりレナはクリスとカービィの武器を持ってきた。
「さ・・・行かなきゃ!」
そして、カービィ達は外の部屋に出た。
すると・・・クーナが機銃を振り回して戦っている。
「よっと・・・!」
そして、敵兵を数秒で壊滅させた。
「ふぅ・・・片付いた。」
「あ、君は!」
フィンは剣を抜いた。
「クーナ、どうしてここに!?」
「知らない。」
クーナはその後高笑いして他の部屋に向っていった。
「クーナって、闇の軍勢の仲間じゃなかった?」
「変なの。」
フィンとレナはため息をついた。
続く