かくれんぼ



       はい、こっそりやれと言われたので、こっそりやりますこのコーナー。
       詳しく知らないとか言う人、アナタはどこから来ましたか。
       執念で隠しリンク見つけた人は、その執念を別のコトに燃やしなさい。

       一応、ここには某所で話題なあれの情報や考察が置かれます。
       個人的にまとめるのは激しく面倒なので、そのあたり友人任せです。
       ……聞いてるかな太郎丸? お前だよお前っ!
       そんなわけで、ここの更新はそやつの頑張りを原動力としています。
       更新遅れたからって、管理人に何か言わないでください。あいつを責めろ。
       

         道具編

            人形について

            米について

            桶について


         考察編

            仮説その1(太郎丸)

            仮説その2(太郎丸)

            仮説その3(太郎丸)


         番外編

            番外編その1
            番外編その2
            番外編その3
            番外編について


人形について

1.概要
日本では、用途などから呪術・宗教用、玩具用、観賞用の三種に大別される。
形状や素材は様々だが、元々は信仰の対象物として作られたために、呪術においてはポピュラーな呪物でもある。
人形という呼び名は鎌倉時代頃に定着したもので、それ以前は天児(あまがつ)、芻霊(かさひとがた)、形代(かたし
ろ)、木偶人(でくじん)などと呼ばれていた。

2.身代わりとしての人形
人形は人間の身代わりとして機能する。
これは類似の法則にあてはまるが、実際のところ、どのような身代わりがあるのか?
機能で分ければ、まず罪や穢れを人形が引き受け、あの世に送り出すという、神送りの呪術がある。
代表的なものは人形送りや雛流しで、風習として残っている知識もあるだろう。
次に撫物と呼ばれる人形があり、これは術者が怨念や病に侵された体や患部を人形で撫で、穢れや病を背負わせる
穢れ祓い、災厄祓いの呪術である。
これも神社などで、大祓に用いられるものとして現代まで残っている。
そして子供が無事に育つよう願い、赤子の傍に置いて災難などを吸収させる人形もある。
このように「害を及ぼす何か」を人形に背負わせる事で、主を守るというのが身代わりとしての人形である。

3.呪詛や呪殺における人形
丑の刻参りの藁人形に代表される、攻撃としての人形について。
一般には怨念や嫉妬という念を込めるが、術をより強力にするため、相手の名前を書いた符や、髪の毛や爪、身に着
けていた品を人形の中へ入れる事もある。
また、とかく藁人形というイメージが先行しがちだが、呪詛や呪殺に必ずしも藁人形を用いるわけではない。
麻人形や紙人形、泥人形など、重要なのはそれが人の形を模したものであり、他者にも人の形であると伝わる事だ。
特に平安時代などの陰陽師が、多く用いたのは木人である。これは呪術によって相手の魂を人形の中に移し、その人
形に釘を打ったり、あるいは焼いたり埋めたりする事で、相手を殺すというものであった。
こうした呪術もまた、人形が身代わりとして機能する、という点を利用したものである。


米について

1.魔を祓う道具
米は供物としてのイメージも強いが、呪物として用いる際には呪力を持った道具として機能する。その代表的なものとし
て、神仏の前で白米を撒く散米、打蒔、散供などの手法がある。
こうした散米は平安時代では盛んに行われていたようで、今昔物語集などには散米を扱った話も存在する。
米を撒くという行為は一種の呪術的儀礼で、これは節分の豆撒きや、棟上げの餅撒きなどの儀礼にも共通する。
この散米という儀礼が持つ効果は、周囲の霊を供養する、あるいは場を浄化するといったもので、結果的に魔を祓う効
果があるとされている。
そのため、出産の際にも産室に撒くなど、場を清める目的で用いられる事がある。また、白米が持つ生命力や再生の
呪力を利用するという側面もあった。

2.米と悪霊祓い
焼米には悪霊を祓う効果があるとされている。
例としては葬式での願解きがある。まず願解きだが、これは死者が生前に行った神仏への祈願を解くもので、そうしな
ければこの世に死者の未練が残り、死霊と化して災いをもたらすと恐れられていたため、出棺の際に近親者が祝詞を
上げて焼米を撒く事で、祈願を解くのだ。
これは米の浄化力を直接的に利用した例だが、そもそも米は供物として最もポピュラーであり、旅人などは柴神や野山
の精霊に米を捧げる事で、道に潜む邪霊を退ける事もあった。


桶について

桶は主に液体を入れる容器であるため、中身が漏れ出さないための工夫があるが、そこに呪物としての力がある。
昔から中空な空間には神霊が依り付くとされており、中空構造である桶も、内側に異界を生じさせるという機能を持つ。
この異界に依り付いた神霊など(無論、神に属するものだけではない)は、そこから現世に現れるという。
この異界の出入り口となる機能は、妊娠や出産とも関わりがある。昔は異界からやって来た霊魂が、母胎に宿る事で
妊娠すると考えられていたのだ。
そのため、妊娠・出産に関する儀式や行事の呪物の中に、桶も存在していた。そして中身が漏れ出さないようにという
構造の工夫は、転じて母胎に宿る霊魂を漏らさぬよう、流産を防ぎ、赤子の霊魂を定着させるという力を持っていた。
つまり霊魂の新生において、大きな関わりを持つという事になる。

もっとも、これは中空構造であればいいので、樽でもいいという事になる。
でも現代日本で、一般家庭に樽はないだろう……漬物でも作ってるなら話は別だけど。
だから一人かくれんぼの手順で指している物が、風呂で使う桶なら、あえて桶と指定した事にも筋が通ると思う。意味
合い的にもね。
正しいかどうかは分からないけど、霊を呼ぶという機能の中核は、桶にあるんじゃないかな?
……ちなみに浴槽でも、形としての構造は中空だから、通用しそうな気が。


太郎丸の仮説その1.人形+米=供物?

人形は身代わりや器として機能するものであり、米は魔を祓う呪物であると同時に、神仏への供物でもある。
ならば人形という器に米を入れる行為は、人形を供物と化す行為であると考えられないだろうか?
そして供物と化した人形を刺す、つまり生贄とする事で霊を呼び出す儀式として成立しているのではないか、と。
また、最終的に人形を燃やすという事は、焼米が持つ魔を祓う呪力を発揮させる事により、呼び出した霊を退けるので
はないかと仮定する事が出来る。


太郎丸の仮説その2.人形+米=人間?

米は主食でもある事から、転じて生命の象徴物でもある。
それを人形という器へ入れる事で、人形に命を宿らせる、つまり人間に変えるとも考えられる。
これを刺して殺す事により、宿らせた命を霊に変える、二段の変化を用いた術だという可能性もある。
とはいえ、術式としては強引に解釈した部分もあるので、こちらはあくまで可能性だけの話である。


太郎丸の仮説その3.オカルト的な結論Ver1.0

まず場所として風呂場が指定されている点に注目する。 
人形を水に沈める道具として、風呂桶が手順にあるが、これは浴槽と桶、両方に取れる。 
だが浴槽だろうと桶だろうと、重要なのは中空構造であるという点で、使うのはどちらでも構わない。 
中空なるものは異界との扉の役割を果たす、という民俗信仰がある。 
つまり、水に沈めるという要素ではなく、中空構造の容器に人形を置く、という要素が重要。 
一連の儀式で霊をどこから呼ぶのか、という疑問はこれで解決される。 
どこからも何も、そちら側の世界に通じる扉を用意するのだから。 

そして人形に米を詰め、糸を巻く行為について。 
これは以前の仮説で出したように、人形を供物にする行為だと仮定する。 
糸についてはまだ分からない部分もあるが、ある種の封印(固定)かと。 
つまり人形に詰めた米の力が、洩れて散逸しないようにしているのでは、と。 
こうして用意した人形(供物)を刃物で刺す事により、風呂桶を通じてあちら側から霊を呼ぶ。 
扉としては元より開いているのだから、いかにして霊を呼ぶか、という点で人形を利用するのだろう。 
簡単に言えば、信号を送るようなものだろうか。 
そして人形の中には、術者の爪がある。 
呼ばれた霊はこれを通じて、誰に呼ばれたかを知り、術者を探すのだと思われる。 

術者が隠れるのは、二つの意味が考えられる。 
まず単純に、霊から姿を隠すため、というもの。 
隠れるという事は、内と外の境界を作る行為であるため、結界の役割を持つ。 
仮に霊が隠れ場所に気づいたところで、そこへ入れない、という状況を作り出せる。 
もっとも、この程度ではそれほど期待できる効果はないと思うが。 
次に考えられるのは、術者の精神を特殊な状態に置くというもの。 
古今東西、魔術はトランス状態で行うものが多く、これもそうだったとしても不思議ではない。 

塩水を口に含んで隠れ場所から出るのは、ある種の魔除けだろう。 
塩は単体で魔除けの力を持つが、それを水に溶かして含む事で、自分を守る力に変えている。 
具体的に言うと、異物の侵入経路である口を守る力だ。 
霊がおいそれと体内へ入り込めないようにする、つまり憑かれる事を予防するわけだ。 
最後にこれを人形へ吹きかけるのは、また違った意味合いを持つ。 
人形が霊を呼ぶ道具であるため、時間経過と共に、人形は霊を呼び続けている。 
それをひとまず止めるために、塩水を吹きかけて人形の機能を止めるのだ。 
霊を呼ぶ道具となった時点で人形は穢れており、その穢れが機能の根幹となる。 
ならば塩水によって穢れを祓う事で、機能を停止する事が出来るのではないか、と考えている。 
また、人形に対して「勝ち」と言うのは、かくれんぼを模っているためだろう。 
最後の手順によって儀式を終わらせ、術者を正常に戻す、という役割もあると考えられる。 

そうして人形が呼び続けなくなり、霊が新たに増える事はなくなる。 
既に呼ばれていた霊も、自分を呼んだものがいなくなる事で、帰ってしまうのではないだろうか。 
また、塩水によって人形の穢れを落とす事で、人形内の爪も祓われている。 
よほど霊の側に執着でもなければ、あえて術者を探し続ける必要はないと予想する。 
この術式は呪術の形に近い部分も多いが、最も重要な要素である、対象を呪うという意思がない。 
そのため術者自身を呪う形であろうと、実際に害を被る可能性は低いと判断できる。 
ただし、呼ばれた霊によっては、術者に何らかの害を為すかもしれない。 

つまりこの術式は、霊を呼ぶ、という機能に特化したものと考えられる。 
だが上記したように、術者の安全というものは、あまり考慮されていない。 
それはおそらく、自衛手段のない素人が行う事を、前提としていないからではないだろうか。 
そうだとすれば、最後に霊を帰す、直接の手段が存在しない事も、納得出来なくはない。 
この術式で呼ばれる霊はランダムなのだから、むしろ残ったところで、害を為す事が珍しいのかもしれない。 
そう考えていけば、不完全、あるいは手抜きのような術式だが、これで完成形なのだろう。 

以上、とりあえずの個人的な結論オカルトバージョン。 
桶とかの話が何ソレな人は、ここを参照。



番外編その1.鏡を使った降霊術
情報元:太郎丸のバイト先の同僚
検証人:太郎丸

手順はシンプル。
家から一番近い十字路に手鏡を埋めて三日待つ。
三日後、掘り出した手鏡をその場で割り、破片を家まで点々と落とす。
玄関の中まで落とせば完了。以後、家の中に霊が現れるようになるという。

検証。
何か起きるのだろうかと期待していたが、何も起きなかった。
一応、家の中を写真撮影したが、何も写らなかった。
デマとは言い切れないが、本物である可能性は低い。

太郎丸のコメント:通行人に見られたのがまずかったかも?



番外編その2.高所での降霊術
情報元:太郎丸のオカルト仲間
検証人:太郎丸

手順は高所(ビルの屋上や崖)の端に立ち、じっと下を眺めるというもの。
そうしていると、あちら側の世界が垣間見えるという。

検証。
最初から幻覚の類ではないかと疑っていたが、やはり幻覚らしい。
念のために某霊山の崖でも試してみたが、結果は変わらず。
むしろ、遭遇したイノシシの方が怖かった。

太郎丸のコメント:獣だけは勘弁な。



番外編その3.呪術的な降霊術
情報元:太郎丸のオカルト仲間二号
検証人:ここの管理人

手順は少しばかり面倒だ。
まず、実行者の血を用意する(少量で構わない)
これを家の周囲に撒き、家中の戸や窓を半開きにしておく。
また、戸や窓には霊道を示す鳥居の図を描いておく。
条件として、実行者は人に恨まれていなければならない。
実行後、実行者は昼夜を問わず霊の被害に遭うという。
これは本来、呪いとして実行者と呪われる者の二人が必要だった。
しかしこの形式では、霊を呼ぶという目的のため、改変されている。

検証。
血筋的に太郎丸より適任だという事で、ここの管理人が検証。
霊感のようなものはないが、まあ別に問題はないだろう。
恨みに関しては当人より先祖に由来するので、生家にて行う。
実行後、一週間ほど様子を見てみたが何も起きなかった。

太郎丸のコメント:お前超鈍感。(何か来ていたらしい)



番外編について

収集した術の大半は、これ実行したら幽霊以前に犯罪だよな、というものだったので自粛。
犯罪ではなくとも、普通に危ないものは自粛。
結果、この程度しか検証できていません。