魔法少女プリティリョーコ

大きいおにぃちゃんの×××はリョーコが癒す!

プリティリョーコ


魎呼の宝玉 コスチュームコンテスト 魎呼の宝玉 いただきもの小説 魎呼の宝玉

『魔法少女プリティリョーコ』 1.修行編

プリティリョーコ2号 「おっさん、ずいぶん疲れた顔してんな。
 何か悩みでもあんのか? なあ、あたしに話してみな。
 事と次第によっちゃ解決してやらないでもないぜ」

「なんだ、お前は!? 壺か? 宗教か? 英会話か?
 ティッシュなら間に合ってる」

「あたしの名は、魔法少女プリティリョーコ!
 盛り場から盛り場へと渡り歩き、くたびれた大人の心を癒す、
 愛の魔法少女さ(キラーン☆)」

「はあ?」

 ★

「ちょっとちょっとリョーコちゃん!」

「いってーな!! 耳ひっぱるんじゃねーよ、魎皇鬼!!」

「魔法少女プリティリョーコは癒し系キャラなんだから、
 女の子らしい話し方しなきゃだめじゃない!」

「あたしのどこが女らしくないってんだよっ」

「いい? 砂沙美ちゃんみたいにしゃべるんだ。
 『おっさん』じゃなくて『お兄ちゃん』!」

「だって、ありゃどう見たって三十路はとうに過ぎてるぜ?
 おっさんでいいじゃねーか」

「傷つきやすい年頃なの! さあ、今から特訓だ!」

 ★

(地獄の特訓終了!)

「大きいお兄ちゃん、どうしたの?
 顔色が悪いよ。おなかでも痛いの?
 リョーコがさすってあげようか?」

「君、リョーコちゃんていうのか。かわいいね」

「うふっ、天地お兄ちゃんもよくそう言ってくれるの〜」

「へー、電気マッサージか、気持ちいいなあ。
 手のひらから放電する女の子なんて初めて会ったよ」

「ふふ、リョーコの特技なのよ。
 目からこーんな怪光線も出せちゃうんだから♪」

「面白いコだな。
 でも、女の子がこんな時間に一人なんて、
 お父さんとお母さんはどうしたの?」

「えっ、お父さん? お父さんは…水槽の中…」

「えっ、水槽!? あっ、そうなんだ(汗)。お母さんは?」

「お母さんは…階段下の物置にこもりっきりだから知らない…」

「物置…。はは、変わったお宅なんだね(汗)。兄弟は?」

「妹が一人。宇宙船のコンピューターユニットでね、
 魎皇鬼っていうのよ。おいで、魎皇鬼!」

「みゃおーーーーーーーん!」

「えっ? ええっ!? ええええええっ!!!!!」

 ★

「ちょっとリョーコちゃん!」

「いってーな!! バトンの角で殴るんじゃねーよ、魎皇鬼!!」

「魔法少女プリティリョーコは正体不明の謎のキャラなんだから、
 ペラペラしゃべっちゃダメじゃない!」

「はっ、こんなめちゃくちゃな家庭環境、本気で信じる奴がいるかよ」

「ううっ、それは言える…」

「だろ?」

「でも、リョーコちゃんが癒し系キャラっていう設定よりは
 数倍信じられるかも…」


『魔法少女プリティリョーコ』 2.同情編

プリティリョーコ3号 魎皇鬼からもらった魔法のバトンで、
魔法少女プリティリョーコに変身し、
大きいお兄ちゃんの疲れた心をいやすあたし…。
今夜のお兄ちゃんもやさしいお兄ちゃんだといいな…。

 ★

「ねえ、大きいお兄ちゃん、
 寒空の下でためいきなんかついてどうしたの?
 お手々が冷たいよ。
 リョーコがあっためてあげようか?」

「ああ、あったかいな。ありがとう。
 君、リョーコちゃんっていうのか。可愛いね」

「うふ、天地お兄ちゃんもよくそう言って、
 抱っこしてくれるの〜」

「そうか、いいね。こっちは最悪だよ。
 もう3時間も『恵まれない子に愛の手を』
 って叫び続けているのに、
 誰もカンパしてくれないんだ」

「そっか。お兄ちゃんは愛の手がほしいのね。
 あたしは愛の魔法少女。リョーコのをあげるわ。
 ほら♪」

 ★

「ちょっとちょっと、リョーコちゃん!」

「ん、なんだ、魎皇鬼? むふふん、いいことしたなあ♪」

「自分の手を切って、あげてどーするの!!
 お兄さんが泡吹いて倒れてるじゃないっ!!」

「だから、愛の手だろ?
 どーせ手なんか何度でも再生するし。ほら♪(にゅるる)」

「ちがーう!! 愛の手っていうのは、お金のことなの!
 お兄さんはお金を集めて恵まれない子に送るの!」

「なんだぁ、カネの無心か。
 ところで、恵まれない子って、なんだよ?」

「もう! それさえ分かってなかったの?
 恵まれない子っていうのは、
 お父さんやお母さんがいなかったり、
 ご飯も満足に食べられなかったりする子供のことだよ」

「うーむ。あたしも最近まで親の顔を知らなかったし、
 まともなメシなんて天地のとこに来てから食ったからな…。
 ガーン!! そうか、あたしは恵まれない子だったのか…!
 かわいそうなあたし…(しくしくしく)」

「な、泣かないでリョーコちゃん!
 魎皇鬼がついてるから。ね?」

「同情するならカネをくれ…」

「みゃはは。安達祐実ちゃん、結婚おめでとう!」

「(がばっ) よーしっ! 決めた!!」

「いてて…。な、なにを!?」

「そういうことなら、あたしもお金集めんの手伝うぜっ!」

「ど、ど、どうやって?(やな予感がするな…)」


『魔法少女プリティリョーコ』 3.商売編

プリティリョーコ6号 夜の街で募金活動をするお兄さんを
手伝うことにしたリョーコちゃん。
どうやってお金を集めるのか、
魎皇鬼はとっても心配…。

 ★

「さあさあ寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!
 手前取り出したるこのカエル!
 αケンタウリはツクバ山の麓、
 シュロックに生息する、
 シュロックのガマだよっ!!」

「うっそ〜! そいつはちょおお珍しいわぁぁ!
 ううっ、なんで魎皇鬼がこんなこと…(泣)

「このガマを三次元立体ミラーの箱に入れると、
 あら不思議!
 ガマは四方に映った己の姿に、
 ジワ〜リジワリと汗を浮かべる!
 この汗をセラミックの鍋にかき集め、
 リョーコの愛の撃滅魔法を
 ピポパっとかけたのがこれ、
 タイガマーバームZZZ!
 打ち身捻挫は言うに及ばず、
 バサリと切れて落ちた首も…(バサリ)」

「ゲゲーーーーーーッ!」

「切り口にタイガマーバームZZZを塗れば、
 ほれこのとおり、見事元通りというわけだぁ!!」

「おーーーーーーーーーーーおっ!」

「買った!」

「俺も3つくれ!」

「うふ、まいどあり〜〜♪」

 ★

「ちょっとちょっと、リョーコちゃん!」

「チュウチュウタコカイナ…。
 へへへ、もうかったな、魎皇鬼♪」

「いくら再生自由だからって、
 自分の首切る人がどこにいるの!」

「はい、は〜い、ここにいま〜す!」

「リョーコちゃんっ!!」

「いいじゃねーか、首くらい。減るもんじゃなし」

「そういう問題じゃないでしょ!」

「しっ、新しい客が来たぜ」

 ★

「いらっしゃいませ〜♪」

「おい、嬢ちゃん、誰に断ってここで商売しとるんや?」

「大きいお兄ちゃんたち、だれ?」

「この指見たら、分かるやろ?」

「どうしたの、その小指? 先っぽがないよ。
 タイガマーバームZZZでも塗ってみる?」

「おっ、一つくれるんか。
 なかなか話が分かる美少女やないか」

「天地お兄ちゃんもよくそう言って、
 ほっぺにちゅってしてくれるの〜」

「ま、今日のところは嬢ちゃんの可愛さに免じて見逃したるわ。
 そのかわり、こいつがインチキやったら、ただおかないで」

「え?(汗) あ、待って、お金払って〜〜」

 ★

「ちきしょう、あいつら、タダで持ってきやがった」

「それより、これインチキなんでしょ?
 あの人たちが戻ってきたらどうすんの??」


『魔法少女プリティリョーコ』 4.変身編

プリティリョーコ7号 小指のない大きいお兄さん達に
ショバ代を要求されたリョーコちゃん。
仕方なくタイガマーバームZZZを渡したんだけど、
これって実はインチキなんだよね。
魎皇鬼はすっごく心配…。

 ★

「大きいお兄ちゃん達、
 こ、こわい顔してどうしたの?(汗)」

「指ィ生えてこないやないかっ」

「その薬は心のきれいな人にしか効かないって、
 鷲羽ママが…」

「なんやとォ、このクソガキ!!」

「いやー、リョーコの髪ひっぱらないでっ」

「いてっ。可愛い顔して蹴飛ばしやがったなっ」

「天地お兄ちゃんもよくそう言って、
 ほっぺたつんつんしてくれるの〜」

「な〜にが、つんつんだ。
 変態オヤジに売り飛ばしたろかっ」

「ツメ攻撃みゃー!!
 (リョーコちゃん、今のうちに逃げろ!)」

「ウギャー!! こら、待たんかいっ!」

 ★

「はあ、はあ、はあ、魎皇鬼のおかげで助かったぜ。
 ちくしょう、あいつらのせいで、
 衣装がぼろぼろじゃねーか。
 いやーん、リョーコのはずかしいとこが丸見え〜。
 いやぁぁ、全国のお兄ちゃん、見ないでぇ!!
 …なんて、くねくねしてる場合じゃねえな。
 早く魎皇鬼を助けねーと」

 ★

「こら、てめーら、よくもあたしの妹を可愛がってくれたな」

「み゛ゃみゃ!?
 (魎呼ちゃん、変身解いちゃだめじゃないの〜!)」

「なんや、このアマァ!?」

「妹? さっきのガキのねーちゃんか?」

「ああ、そうさ」

「ほう、よく見りゃ、よだれの出るようないい女やないけ♪」

「うふっ、天地もよくそう言って、
 がばっと押し倒してくれるの〜」

「そうやろなあ。
 なんなら、妹の落とし前、
 あんたにつけてもらってもええでぇ」

「ああ、いいぜ。
 オーラーブレードで撫で撫でしてやろうか?
 それとも…(ニヤリ)」

 ★

「ちょっと、魎呼ちゃん!!」

「あんだよ、もみあげ引っ張るんじゃねーよ、魎皇鬼!」

「鷲羽様との約束忘れたの?
 大人に戻って暴力振るっちゃだめでしょ?」

「なんで?」

「プリティリョーコが魔法の力で解決しなきゃ意味がないのっ。
 さあ、早く変身して」

「でもよぉ、衣装がこーんなだぜ(涙)」

「ありゃー、それは都条例にひっかかるかも…。
 それなら、このOVA番外編の着てっ」

「おっ、気が利くじゃねーか。
 さすがはあたしのパートナー♪」


『魔法少女プリティリョーコ』 5.魔法編

プリティリョーコ8号 小指のない怖いお兄さん達に
囲まれちゃったリョーコちゃん。
地球中のマフィアを一人で相手にできる
魎呼の腕力に頼っちゃダメ!
子供の心と魔法の力で乗り切るんだ!

 ★

「んなこと言ったってよ〜、魎皇鬼。
 現実をよく見ろ!」

「げげっ。スゴイ数の刺青のお兄さん達…。
 いつの間にこんなに集まったの!?」

「こいつらが寄ってたかって、
 いたいけな美少女と美少獣に、
 あーん、大きいお兄ちゃんたち、
 そんなことしないでぇ!!
 リョーコどうにかなっちゃうっっ(泣)
 …てなことをしていいと思うか?」

「いや、よくない…」

「その上、香港に売り飛ばされるんだぞ。
 おめー、珍味中の珍味として
 高級飯店に高く売れるかもな」

「回鍋魎皇鬼はいやだーーーー!!」

「だろ? ここはやっぱり変身(リミッター)を解いて…」

「待って、リョーコちゃん。
 魎皇鬼にいい考えがある!」

 ★

「おっ、ガキが戻ってきた。
 さっきの世にも綺麗なねーちゃんはどうした?」

「うーんとね、魎呼お姉ちゃんはぁ、
 天地お兄ちゃんに呼ばれて行っちゃったのぉ。
 『朝までしっぽりだから後はよろしく』だって。
 しっぽりってどういう意味だろ?
 天地お兄ちゃん、魎呼お姉ちゃんのしっぽが好きなのかな?
 リョーコ、子供だからよくわかんなぁい。
 キャー☆」

「こらぁ、一人でごちゃごちゃ抜かしとらんで、
 ささっと落とし前つけんかい!」

「いやん、そんなに恐い顔しないでっ。
 カルシウム不足の大きいお兄ちゃんには、
 リョーコの愛のミルクを…じゃなかった
 愛の魔法をあ・げ・る♪
 プリティミューテーションR!
 みんなまとめてお子様になーれ!!」

「「「ぎゃーーーーーーー!!」」」

「うわああ、なんや、これぇ!!??」

「あにきぃ〜、おれたちみんな
 ガキのちゅがたにされたんでしゅぜっ」

「あは、可愛い〜。
 子供VS子供なら、リョーコ負けないもん!」

「こらぁ、おんどりゃ、なにしゅんねんっ。
 はやくもとにもどしゃんかい!!」

「ふふ。ひらがなですごんでも怖くないよ。
 リョーコにジャンケンで勝ったら、戻したげるー」

「は? じゃんけん!!??」


『魔法少女プリティリョーコ』 6.石拳編

プリティリョーコ9号 魔法の力で怖いお兄さん達を
子供にしちゃったリョーコちゃん。
お子さまらしく平和にジャンケンで勝負だよね!
がんばってリョーコちゃん!

 ★

「応援ありがと、魎皇鬼!」

「わしらがかったら、
 ほんまにもとのしゅがたにもどしてくれるんやろな?」

「もっちろん♪
 そのかわり、リョーコが勝ったら、ショバ代はなしよ?」

「ええやろ。ちょんぼしたらあかんで。
 ええか、『しゃいしょはグー』やで」

「オッケー。『最初はグー』ね」

(ごくっ)
(にやり)

「「あ、最初はグー」」

 どぉほっっーーー!!

「じゃんけん…チョキ!!」

 ぶしゅっっーーー!!

 ★

「リョ、リョ、リョーコちゃん!!」

「へへへ、どーだ、魎皇鬼!!
 一人沈没。さすっが、あたし♪」

「どーだ、じゃないでしょ?
 それのどこがジャンケンなのっ!」

「へ? グーは右フック、チョキは目つぶし、
 パーは平手打ちだろ?」

「それは宇宙海賊のジャンケンでしょ…。
 地球式は違うの!」

「けっ、そんなのあたしが知るかよ」

「い〜い? グーは石、チョキはハサミ、
 パーは紙なの! 暴力はだめだからね!」

「チェッ…」

 ★

「んじゃ、次はだれ?」

「しゃ、しゃいしょは、グ、グーやで…」

「はいはい、そんなにびびらなくても分かってるって」

(ごくっ)
(にやり)

「「あ、最初は…」」

 ★

「ちょっと待ったぁ!!
 リョーコちゃん、その手に持ってるものは何?」

「石とハサミと紙。
 ぶん投げたり、ぶっ刺したりするんだろ?
 さすが初期文明の惑星。地球式って野蛮だよなあ。
 ところで、紙はどうやって使うんだ?」

「ちがーーう!!
 鷲羽様も電信柱の影でビデオなんか回してないで、
 何とか言ってやってください!」

「ぎ、ぎくっ…」

「あ゛ーーーー!!
 鷲羽ぅぅぅ、てめー、んなとこで何やってやがる!?」

「う、宇宙一の天才魔法少女プリティワシューちゅわん!
 お呼びでなくても即参上☆(汗)」

「ごまかすんじゃねえ!」

(ぼこ☆)


『魔法少女プリティリョーコ』 7.鷲羽編

プリティリョーコ10号 やったー、鷲羽様も変身だー!!
これでやっと安心
…なのかな?
魎皇鬼はやっぱり心配…。

 ★

「いてて…。鷲羽ちゃんたら、
 ジャンケンも知らない一人娘が心配で心配で
 出て来ちゃったのよぉ。
 んもう、親心がわかんない子ね☆」

「その恥ずかしいカッコのどこが親心だっ!?」

「やーねー、『砂○美―魔法少女クラブ―』の
 レギュラーになれなかったからって、
 すねちゃって〜」

「あ、あたしゃ、んなもんに出たくねえ!!(怒)」

「んー、これは相当キテるわね。
 怒りっぽいのは、カルシウムが足りないせいよ。
 カルシウム不足の我が子には、
 鷲羽ちゃんの愛の天然ミルクを…。
 ほれっ、思う存分飲みなさい」

(ぼよよん)

「うわあああっ!!
 いきなりアダルトになるなああああああ!!」

「シャ〜ラップ! い〜い、魎呼ちゅわん?」

「うっ…」

「ジャンケンてのはね、語源は『ジャリ拳』。
 つまり、ガキでもできる拳法ってわけよ。
 敗者がすみやかに着衣を一枚脱ぎ、
 先に全ての衣服を失ったものが、
 おとなしく勝者のモルモットとなる。
 これすなわち、非暴力の理想に立った…」

「鷲羽さま、鷲羽さま…」

「ん、何? 魎皇鬼」

「それは、銀河アカデミー公式ジャンケン、
 別名・アカデミー野球拳なのでは?
 地球式はビミョーに違うんじゃ…(汗)」

「え? おっかしいねえ、
 信幸殿に地球でも同じだって聞いたんだけど…」

「ふふん、エロオヤジにだまされたんじゃねーの?
 とにかく何式でもいいから、
 早いとこコイツらをやっつけて、
 ウチに帰って、天地とムフフ…
 って、あああーーっ!!
 アイツらどこ行きやがったんだー!?」

(ガラン…ひゅるる〜〜)

「大人の姿に戻れなくてもいいのかよ…」

「ああ、元こわいお兄さん達なら、
 小指も元に戻ったし、刺青も消えたし、
 今度こそ更正するで〜とかなんとか言いながら
 帰っていったよ、リョーコちゃん」

「へ?? なんだぁ??」

「子供時代から人生やり直そうってワケね。
 ふーん、リョーコの魔法も役に立ったじゃないの」

「そ、そうなのか…?
 って、あああーーっ!!
 アイツら、店の売り上げ持ち逃げしやがったーーー!!
 これのどこが更正なんだーー!!」


『魔法少女プリティリョーコ』 8.募金編

プリティリョーコ11号 鷲羽様と母娘漫才?しているうちに、
せっかく集めたお金を
持ち逃げされちゃったリョーコちゃん。
一体どうするの?

 ★

「元宇宙海賊リョーコさまのアガリをくすねるたぁ、
 いい度胸じゃねーか。
 よーし、魎皇鬼、追いかけるぞ!」

「ちょいと、お待ち!」

「あんだよ、鷲羽!
 しっぽひっぱるんじゃねーよ。
 ドラえもんなら停止するところだったぞ」

「あの子たち捕まえてどうするの?」

「ボコボコにするに決まってるだろ。
 リョーコさまにちょっかいかけたことを
 後悔させてやる」

「あのお金のことはあきらめな」

「なんで?」

「どうせろくでもない方法で稼いだんだろ?」

「うっ…」

「それに、あんた何か大事なこと忘れてない?
 あいつらを追いかけるより前に
 することがあるでしょ?」

「へ? なんだよ?」

「ねえ、リョーコ、
 そもそもどうしてお金が必要だったか、覚えてる?」

「(ぎくっ)えーと…もちろんさ…。
 《おいっ、教えろ、魎皇鬼!》」

「《『恵まれない子供に愛の手を』だよ、リョーコちゃん!》」

「えっと、あたしみたいなかわいそうな子供のためだ」

「ふーん。アストラルリンクって便利よね。
 分かったら行くわよ、リョーコ!」

「い、行くってどこへ!?」

「街頭で地道に募金活動するのよ。
 ほら、私も手伝ってあげるから」

「やめろ〜。放せ〜〜!!
 腕なんか組むなぁああ〜〜」

 ★

「ねえ、そこの大きいおにいちゃん」

「お、俺?」

「うん。おにいちゃん、
 ワシューちゃんね、おねがいがあるのぉ」

「へえ、君、ワシューちゃんていうのか、可愛いね」

「天地殿もよくそう言って、
 モルモットになってくれるの〜♪」

「へ? モルモット…?」

「そう、おにいちゃんも観念して
 ワシューちゃんのモルモットにおなり
 …じゃなかった、
 この箱に募金してほしいのぉ」

「ワシューちゃんは恵まれない子供なの?」

「うん。ある日気がついたら、
 孤児院の前に立ってたの…」

「お父さんとお母さんはどうしたの?」

「え? それより前のことは思い出せない…。
 ううっ…(泣)」

「ああ、泣かないでっ、ワシューちゃん!
 そっか、そんなに幼いのに苦労してるんだ。
 これ、少ないけど…」

「え、いいの?」

「うん。俺、ワシューちゃんのこと、
 これからも応援するよ」

「わあ、ありがと!!
 おにいちゃん、だーいすき!」

 ★

「チキショー! 鷲羽のやつ、上手いじゃねーか!
 何とかしろ、魎皇鬼!」

「う〜ん、完全に主役を乗っ取られたような気がするなー」

「う〜〜っ、そんな〜!! とほほ…(涙)」


(終わるっ)


天天トップ 魎呼目次