ヴァージン・スーサイズ THE VIRGIN SUICIDES
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
閑静な住宅街に住むリズボン家の美人5人姉妹。ある日末妹セシリアが自殺を計り、一命をとりとめるが祝いのパーティーで投身自殺してしまう。その後、四女のラックスが学園の人気者トリップと過ちを侵した後から母親は姉妹四人を家から閉じ込めてしまう。外界から隔離された少女たちとなんとか接触しようと近所の少年達は計るが…
ドラマ/青春
1999年/アメリカ
監督 ソフィア・コッポラ
音楽 エール
出演
キルステン・ダンスト、ハンナ・ホール、ジェームズ・ウッズ、キャスリーン・ターナー、ジョナサン・タッカー、ジョシュ・ハートネット、ダニー・デヴィート、ヘイデン・クリステンセン、マイケル・パレ
ヴァージン・スーサイズ

感想
トッド・ラングレンや10cc、ハート、ギルバート・オサリヴァンなどの曲がチョビっと使われていて懐かしい。保守的な両親に反発、というのはこの時期の少年少女ならよくある話。でもごっそり5人姉妹が自殺というのは尋常ではない。その謎に迫るのか?と思えばさにあらず、謎は謎のままで、彼女達の美しい思いでだけが綴られている青春もの。28歳でこの作品を撮ったソフィア・コッポラの手腕の凄さは讃えるが、5人姉妹の個性が見えてこない。一番登場回数の多いラックスですら、何を考えているのか(考えてないのか)良く解らず、痴呆にすら見えてくる。この時期の子供達は皆こんなもんだから、個性を描かなくてもイイという事なのかなぁ?観た後、センチメンタルな気分は残ったが、それだけの作品。出演者が豪華なぶん、ちょっと物足りない。

ヴァイキング  THE VIKINGS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「海底二万哩」を手がけたリチャード・フライシャーによる海洋スペクタクル巨編。西暦8世紀から9世紀ごろ、北欧の海を荒らしまわっていた悪名高き海賊の因縁の戦いを描く。海賊王ラグナル(ボーグナイン)の息子アイナル(ダグラス)は、英国の王位を継承したアイエラ王(フランク・スリング)のもとへ献上されてきたモーガナ姫(リー)に手を出そうとするが、一人の奴隷エリック(カーティス)に阻止される。その男の胸には、王位の剣の柄石が光っていた…。(from:NHKBS)エディソン・マーシャルのベストセラーが原作。
歴史劇(カラー)
1957年/アメリカ
監督 リチャード・フライシャー
音楽 マリオ・ナシンベーネ
出演
カーク・ダグラス、トニー・カーティス、アーネスト・ボーグナイン、ジャネット・リー、 アレクサンダー・ノックス、ジェームズ・ドナルド
ヴァイキング
感想
スパルタカス」のようなカーク・ダグラス主演で、カーティスが出演した「隊長ブーリバ」にも似たスペクタクル時代劇。実際のヴァイキングの発祥地で行われたロケシーンは美しく、CGに頼らない復元された本物のヴァイキング船3艘を使ったシーンは迫力。また海のそばの英軍城砦の戦いで、突き刺さった斧を足場によじ登って城に通じる橋を下ろしたり、眼下に波渦巻く海が待ち受ける高所での死闘は迫力あるシーンになっていて見ごたえがある。テーマ曲もグッド。カーティスとリーは実生活でもカップルに(その後離婚している)。巫女キタラにアイリーン・ウェイ。英国からヴァイキングの参謀になるエグバートにジェームズ・ドナルド。神父にアレクサンダー・ノックス。監督は「ミクロの決死圏」「ドリトル先生 不思議な旅」「トラ・トラ・トラ!」のリチャード・フライシャー。

ヴァイブレータ  VIBRATOR
★★★☆☆  テレビ放送
内容
夜のコンビニエンスストアで出会った男女の行きずりの、情感豊かな恋愛劇。赤坂真理の原作小説を荒井晴彦が脚色し、廣木隆一が監督。寺島しのぶは同年の「赤目四十八瀧心中未遂」と併せて各種映画賞を受賞した。雪の夜。コンビニで酒を物色していた玲(寺島)は、トラック運転手・岡部(大森)に目をとめ、彼のトラックの中で一夜を共に過ごす。夜が明け、いったん車を降りる玲だが、再び乗り込んで岡部の新潟行きに同行する。(from:日本映画専用チャンネル)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2003年/日本
監督 廣木隆一
音楽 石川光
出演
寺島しのぶ(早川玲)、大森南朋(岡部希寿)、田口トモロヲ
ヴァイブレータ
感想
トラックという密室とロード・ムービー。そして寺島しのぶと「ハゲタカ」で印象的なキャラを演じた大森南朋の二人劇。シンプルな設定だが心に傷を持っていて食べてもすぐに吐いてしまう主人公のか細い性格を細やかに演じた寺島しのぶがいい味を出している。また美人でもグラマーでもない彼女だからなのか濡れ場でも厭らしさがない。彼女がコンビニで一目惚れしてしまうトラックの金髪兄ちゃんの大森南朋が格好良い。彼の優しさも、年上の玲よりも多く積んだ色んな人生経験から成り立っているという背景がいい。二人がハム無線でトラック・ヤローたちとコンタクトを取り合っているシーンが印象に残る。はっぴいえんどの「しんしんしん」など、投入曲の選曲センスもなかなか良い。監督は「余命1ヶ月の花嫁」「きみの友だち」の廣木隆一。

ヴァン・ヘルシング VAN HELSING
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
19世紀、ヴァチカンからモンスター狩りを密命されたヘルシングは、今度はドラキュラ伯爵(ロクスバーグ)のいるトランシルバニアへ修道士カールと共に向かう。村に着くと早々に妖怪ハーピーになったドラキュラの花嫁たちに教われ、闘う村びとを指導する美しい女に出会う。彼女は命を守るようにヴァチカンからの密命が出ていた、アナ王女だった。彼女と兄の兄妹はドラキュラ達と戦って来た一族の最後の生残りで、彼らが死ぬと一族皆の魂は天国に行けないという。ヘルシングたちは彼女達と協力してドラキュラを倒そうとするが兄ヴェルカン(ケンプ)が狼男に噛まれて狼男になってしまう…。
アクション/ホラー/ファンタジー(カラー)
2004年/アメリカ
監督 スティーヴン・ソマーズ
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセール、ウィル・ケンプ、リチャード・ロクスバーグ、デヴィッド・ウェンハム、ケビン・J・オコナー、シュラー・ヘンズリー、エレナ・アナヤ、シルヴィア・コロカ、ジョージー・マラン
ヴァン・ヘルシング

感想
主役ヘルシングに「恋する遺伝子」「ソードフィッシュ」「ニューヨークの恋人」「X-メン」のジャックマン。ヒロイン・アナ王女に「パール・ハーバー」のベッキンセール。「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」でファラミアを演じたウェンハムがハイテク武器製造が得意な修道僧カール役と華のある出演者ばかり。狼男やフランケンシュタイン、せむし男などが出て来て期待は高まるが…全然恐くないし意外性のない展開でドラキュラ伯爵の真の姿も予想通り。同じ伝説のホラー系の傑作「スリーピー・ホロウ」には遠く及ばない。

ヴァンドーム広場 PLACE VENDOME
★★★☆☆ テレビ放送
内容
愛する男に裏切られたことで酒びたりの日々を送る元宝石ディーラーのマリアンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、高級宝石店が並ぶパリのヴァンドーム広場で老舗の宝石店を営む夫・ヴァンサン(ベルナール・ブレッソン)を交通事故で失う。その死に不審を抱いた彼女は夫が遺した最高級のダイヤの謎を追ううちに、若い頃の自分にそっくりの女でヴァンサンの店で働くナタリー(エマニエル・セニエ)、彼女の元恋人・差押人ジャン=ピエール(ジャン=ピエール・バクリ)と知り合う。夫の残した最高級のダイヤは盗難品で、これをさばこうと宝石ディーラーに復帰したマリアンヌにも危険が及ぶと、昔の仕事仲間は皆忠告する。ナタリーはマリアンヌのかつての恋人バティステリと恋人関係で、マリアンヌは夫の事件の背後にバティステリがいる事を突き止める。マリアンヌはバティステリに会いたいとナタリーに言づてを頼むのだった…。
サスペンス/ドラマ
1998年/フランス
監督 ニコール・ガルシア
音楽 ティエリー・フラマン
出演
カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・セニエ、ジャック・デュトロ、ジャン・ピエール・バクリ、ベルナール・フレッソン

感想
ドヌーブ、年を取っても美しい!彼女の若い頃にそっくりだという設定でエマニュエル・セニエが出演しているが、ドヌーブの美しさと強烈なオーラに比べると、エマニュエルの若い美しさも色褪せて見える。お嬢様や貴族のマダム役がイメージのドヌーブが残り酒をあさるアル中で男に悪態をつく女を演じたのが驚き。しかし彼女のアル中は優雅で美しい。彼女の艶やかなファッションも見物。

ヴィクトリア女王 世紀の愛  THE YOUNG VICTORIA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
19世紀の英国。国王が病に倒れ、多くの者が国王の姪で王位継承者のヴィクトリアを操り、権力を手に入れようと画策していた。ベルギー国王の甥アルバートも次期女王の夫の座を狙ってヴィクトリアの元に送り込まれたが、2人は一目で惹かれあう。やがて国王が逝去、ヴィクトリアは18歳で王位につく…。19世紀を舞台に、英国を最強国家に押し上げた若き女王ヴィクトリアの純愛を描く伝記映画。(from:ムービープラス)
歴史劇/ロマンス/ドラマ(カラー)
2009年/イギリス:アメリカ
監督 ジャン=マルク・ヴァレ
音楽 アイラン・エシュケリ
出演
エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、ポール・ベタニー、ミランダ・リチャードソン
ヴィクトリア女王 世紀の愛
感想
ヴィクトリア女王をテーマにした作品は「Queen Victoria 至上の恋」があるが、あちらが中年の彼女の半生なら、こちらは彼女の青春期を描いたもの。夫が亡くなった後、ずっと喪服で通したほど夫婦中の良さは知られているが、二人の馴れ初めは知らなかった。宮廷に渦巻く陰謀は「エリザベス」や「ブーリン家の姉妹」と同じくらいドロドロ。衣装や美術は絢爛豪華で美しく、特にヘアメイクがグッド。「スリーピー・ホロウ」のヴァン・タッセル夫人や「ハリー・ポッター」のリータ・スキーター、「白雪姫」のエルスペスと悪女役が多いミランダ・リチャードソンがヴィクトリアと対立する母親役で印象的。シューベルトの音楽が効果的に使われている。また、これまで控えめに描かれていた英国女王のベットシーンが意外と大胆に描かれていてびっくり。英国王室もOKしたのかな?

ウィズ  THE WIZ
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
L・フランク・ボームの人気小説「オズの魔法使」をもとに製作されたブロードウェー・ミュージカルを映画化。物語の舞台をニューヨークに移し、主人公ドロシーを24歳の小学校教師に設定するなど、ざん新な切り口が話題になった。ある冬の夜、ハーレムに住むドロシーは愛犬トトを追いかけて吹雪の中に飛び出した。そして不思議な国に迷い込む…。カカシを演じたM・ジャクソンの繊細なパフォーマンスに注目。(from:NHKBS)
ミュージカル/ファンタジー(カラー)
1978年/アメリカ
監督 シドニー・ルメット
音楽 チャーリー・スモールズ、クインシー・ジョーンズ
出演
ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソン、ニプシー・ラッセル、テッド・ロス
ウィズ
感想
東の魔女が死に、マンチキンを解放したドロシーと小犬のトトはオズの魔法使い=ウィズに会いに旅に出るが…。ブロンクスのハーレムからウィズのいるマンハッタンへ向かう黒人版「オズの魔法使い」。マイケルの案山子、ニプシー・ラッセルのブリキ男、テッド・ロスのライオンと名ミュージシャンが競演。しかしテンポが遅くて退屈。クインシー監修の黒人音楽のオンパレードな歌も、テーマ曲の「Ease On Down The Road」以外はイマイチで印象に残らない。エイブリンにメイベル・キング、妖精グレンダにレナ・ホーン、オズにリチャード・プライアー。当時34歳のダイアナ・ロスが主役のドロシー役だが臆病ですぐにパニくるキャラとおばさんなのか少女なのかはっきりしないキャラがイマイチ魅力に欠ける。

ウイスキー WHISKY
★★★★☆ テレビ放送
内容
ウルグアイの靴下工場を経営するハコボ。ブラジルから疎遠になっていた弟エルマンが訪れることになり、ハコボは従業員マルタに夫婦の振りをして欲しいと頼む。偽造夫婦のもとに、エルマンが加わり、嘘の生活が始まる・・・。サンダンス・インスティテュートとNHKの協賛による「サンダンス・NHK国際映像作家賞」の支援で製作された作品で、東京国際映画祭でグランプリに輝き、カンヌ映画祭でも国際批評家連盟賞などを受賞。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2004年/ウルグアイ
監督 ホアン・パブロ・レベラ、パブロ・ストール
音楽 ペケーニャ・オルケスタ・レインシデンテス
出演
アンドレス・パソス、ミレージャ・パスクアル、ホルヘ・ボラーニ
ウイスキー

感想
無口で無愛想なハコボだが、彼の言動が可笑しくてクッスっと笑ってしまうシーンがちりばめられていてる。弟ヘルマンとのやり取りでも、靴下の値段を自動車の騒音で聞き逃しても聞き返さなかったり、グッドの形の磁石を戻す時は逆にしてブーイングのサインにしていたり…。あまり感情を表に出そうとしないマルタの微妙な心理も、小さなエピソードのエッセンスだけで伝えていて、押さえた演出がかえって効果的に印象に残る。あまり感情を表さない素人っぽい出演者と、地味なファッションやレトロテイストなインテリアなどがアキ・カウリスマキ監督の作品を思い出した。しかし最後まで女心を解さないイケズなハコボ。それと対照的に揺れ動くマルタの微妙な心理が上手く描かれている。特に仕事帰りのバスのシーン。わざと顔を画面から切ったり、ラストもあえて総てを語らずに終わったりと、見る側にキャッチボールを投げてよこすような作りが、ハリウッド的見る者の思考を止めてしまう作品と比べて新鮮で面白い。

ヴィトゲンシュタイン WITTGENSTEIN
★☆☆☆☆ 劇場
内容
哲学者ルードウィヒ・ヴィトゲンシュタインの生涯を独特の解釈によって映像化
ドラマ
1993年/イギリス:日本
監督 デレク・ジャーマン
音楽 ジャン・レイサム=ケーニック
出演
クランシー・チャセー、カール・ジョンソン、マイケル・ガフ、ティルダ・スウィントン、ジョン・クエンティン

感想
彼がどんな思想の哲学者なのかも全然知らずに見たので、理解もイマイチ。でも彼の思想はちょっと禅問答に似ていると思えた。デレク・ジャーマンの独特の解釈で不思議な作品に仕上がっているが、語り口調が常に見ている側への語りかけで、演劇風の舞台設定も最初は新鮮で面白かったが、次第に退屈になる。かなり地味な作品。後半はとても眠くなる。それでもジャーマンの作品ではわかりやすい方だったのかな…

ウイニングボール COOPERSTOWN
★★★☆☆ テレビ放送
内容
誤解が元で絶交をしていた親友が亡くなりその幽霊に会う
ドラマ
1992年/アメリカ
監督 チャールズ・ヘイド
音楽
出演
アラン・アーキン、エド・ベグリーJ、ジョアンナ・マイルズ、ジョシュ・チャールズ

感想
誤解が元で長い間絶交をしていた親友が亡くなった。ウィレットと親友レイモンドは元大リーガーで、親友は死の直前に野球界殿堂入りに。セレモニーの前日、出席を断るウィレット前にレイモンドの幽霊が出現、生前はたせなかったお互いの誤解を解く旅へと出かける…というファンタジー。頑固で喧嘩早いウィレットと幽霊レイモンドの仲が好いんだか悪いんだかわからないような罵り合が可笑しい。でもラストは二人の変わらぬ友情に感動、泣けた。ウィレットとグレアム・グリーンがシブイ演技ですごくイイ。

ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
2009年に生誕100年を迎えた太宰治の同名短編小説を映画化。放とうの限りを尽くす作家と、そんな夫が何をしようが健気に支え続ける妻との愛の形を、他の太宰作品の要素も織り交ぜて描く。夫が小料理屋で作った借金のかたに店の手伝いをし始めた佐知は、その美しさで客たちの評判となる。佐知を真剣に慕う男たちが現れる一方、夫は愛人と姿を消してしまう。モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞。(from:NHKBS)
文芸(カラー)
2009年/日本
監督 根岸吉太郎
音楽 吉松隆
出演
松たか子、浅野忠信、広末涼子、妻夫木聡、堤真一、室井滋
ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜
感想
太宰治を浅野忠信がどう演じるかというのが一番の注目どころだったが、まあまあ見た目は合格点。しかし、なんか物足りない。作家に見えないからだろうか?松田優作が演じていたらイメージ通りだったに違いない…。太宰に翻弄される正妻の松たか子が、期待以上に良かった。清楚でなんとなく皆から愛されてしまうマドンナ的キャラはぴったりだったかも。広末も普段はあまり好きじゃない女優だが、ここではちょっと擦れた女を清潔感ある感じで演じていて嫌いじゃない。でも本当のイメージはもっとくたびれた場末な女だったのでは…と思っているが。これはこれで悪くないのだが、実際に太宰治に会っていた市川崑監督の太宰治も見たかった。監督は「雪に願うこと」「探偵物語」の根岸吉太郎。

ウィル・ペニー  WILL PENNY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
人生の盛りをすぎたカウボーイの哀愁を、しみじみと描いたウエスタン。幼い頃から牧童としてたった一人で生きてきたウィル・ペニーは、ならず者一家との争いに巻き込まれて負傷してしまう。そんな彼を救ったのは、旅の途中の母親と幼い息子…。初めて知った安らぎと恋心に戸惑いながらも、流れ者としての宿命を受け入れて生き抜こうとするウィル・ペニーを、名優チャールトン・ヘストンが好演。(from:NHKBS)
西部劇(カラー)
1967年/アメリカ
監督 トム・グリース
音楽 デビッド・ラクシン
出演
チャールトン・ヘストン(ウィル・ペニー)、ジョーン・ハケット(キャサリン・アレン)、ドナルド・プレザンス(クイント)、ブルース・ダーン(レイフ)、ベン・ジョンソン(アレックス)、スリム・ピケンズ(アイク)、アンソニー・ザーブ(ダッチー)、クリフトン・ジェームズ(ケートロン)
ウィル・ペニー
感想
いつも強い男を演じるチャールトン・ヘストンが珍しく、文盲で悪党にあっさりやられる普通の男を演じている。育ちは良くないのに、誠実で紳士的なのはヘストンらしいキャラ。どうしようもない悪党クイント一家が最後に片づいてすっきり。特別ヒーローでもない普通のカウボーイの姿をリアルに描いた一風変わった西部劇。監督はテレビドラマ「コンバット」のトム・グリース。

ヴィレッジ  THE VILLAGE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
恋人のため薬を求め「村」を出る盲目の少女に何が起きるのか?呪われた村に秘められた禁断の真実を描くミステリー。
ミステリー/サスペンス/ロマンス(カラー)
2004年/アメリカ
監督 M・ナイト・シャマラン
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ブライス・ダラス・ハワード、ホアキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ、ウィリアム・ハート、シガーニー・ウィーヴァー、ブレンダン・グリーソン、チェリー・ジョーンズ、セリア・ウェストン、ジョン・クリストファー・ジョーンズ、マイケル・ピット
ヴィレッジ
感想
禁断の森は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」みたいだし、閉鎖的な村の世界観は「ドッグヴィル」に似ている。豪華な出演者だが彼らはあくまで助演で、ロン・ハワード監督の娘ブライス・ダラス・ハワードという新人が主演。ホアキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ、ウィリアム・ハート、シガーニー・ウィーヴァーといった名優たちがどう魅せるかと期待したらかなり肩透かしを食らう。「シックス・センス」「アンブレイカブル」のシャマラン監督。森の自然などが美しく描かれていて、「レディ・イン・ザ・ウォーター」「サイン」となんじゃこれ?とがっかりさせられる作品が近年の作品のなかでは一番見れる。しかし村の秘密や魔物の正体もやっぱり…という展開で、監督一人が怖がったり、面白がっているような独りよがりな感じを受けて好きになれない。

ウインズ WIND
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ヨットレースの最高峰“アメリカズ・カップ”を背景に、失った愛と勝利へ再挑戦する男の姿を描く海洋スポーツ・ドラマ。ウィル(マシュー・モディン)は恋人を裏切ってまで幼いころからの夢、アメリカズ・カップに出場したが敗北してしまう。失意の中から4年後、勝利と恋人を取り戻すため、自分の手で造ったヨットで再びレースに挑戦していく。(from:NHKBS)
青春/スポーツ(カラー)
1992年/アメリカ
監督 キャロル・バラード
音楽 ベイジル・ポールドゥリス
出演
マシュー・モディン、ジェニファー・グレイ、レベッカ・ミラー
ウインズ

感想
監督は「グース」 のキャロル・バラード。製作はフランシス・フォード・コッポラ。「メンフィス・ベル」 のマシュー・モディン、「偶然の恋人」 のジェニファー・グレイ出演。臨場感溢れるヨットレースは大迫力で、まるで格闘技のような激しいバトルと、知能や駆引きを駆使したゲーム展開に手に汗握る面白さを感じた。伝統を打ち砕いて女性の戦略家を採用し、古い考えしか持たないヨット会のキングの下で苦しむ青年の姿も爽やかに描かれている。激しいレースのシーンと、美しい海の自然の静かな風景のコントラストもイイ。「ロボコップ」「ホワイトファング」のベイジル・ポールドゥリスによる音楽もグッド。

ウィンター・ソング  PERHAPS LOVE/如果・愛
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
映画監督を目指すジェントン(金城武)と女優を夢見るスン・ナー(ジョウ・シュン)は、北京で出会い、夢に向かって歩いていた。その愛が唐突に壊れてから10年、それぞれが人気俳優・トップ女優となって運命の再会を果たし、映画で共演することに。かつての日々を再現するかのようなラブ・ストーリーを演じるうちに、劇中の話と過去の記憶がまざりあい、2人の心は大きく揺れ動いていく…。(from:BSジャパン)
ロマンス/ドラマ/ミュージカル(カラー)
2005年/香港
監督 ピーター・チャン
音楽 ピーター・カム、レオン・コー
出演
金城武(林見東:リン・ジェントン)、ジョウ・シュン(孫納:スン・ナー)、ジャッキー・チュン(聶文:ニエ・ウェン)、チ・ジニ(天使)
ウィンター・ソング
感想
LOVERS」の金城武、「小さな中国のお針子」のジョウ・シュンと、「ベルベット・レイン」「アンナ・マデリーナ」のジャッキー・チュン、「宮廷女官 チャングムの誓い」のチ・ジニと、なかなか豪華な出演者。しかし「オペラ座の怪人」や「シカゴ」みたいな音楽に、ショービジネスを舞台にした純愛ロマンスは「ムーラン・ルージュ」に似ていて新鮮味がない。監督は「ラヴソング」「君さえいれば/金枝玉葉」のピーター・チャンで、凝った映像は美しいが、「ラヴソング」の方が面白かった。

ウィンチェスター銃‘73  WINCHESTER '73
★★★★☆  テレビ放送
内容
千丁に一丁と言われる名銃、ウィンチェスター73が次々と持ち主を変え、やがて本来の持ち主へと戻るまでをスリリングに描く。1876年、保安官ワイアット・アープが治めるダッジ・シティー。独立100年祭の射撃大会ですご腕の二人の男による接戦の末、リン・マカダムが優勝しウィンチェスター銃を獲得。だが負けたダッチ・ヘンリーがリンから銃を奪い、逃走。リンと仲間のハイ・スペードは彼を追い、荒野へと旅立った。(from:NHKBS)
西部劇/ドラマ(カラー)
1950年/アメリカ
監督 アンソニー・マン
音楽 ジョセフ・ガーシェンソン
出演
ジェームズ・スチュワート、シェリー・ウィンタース、ダン・デュリエ、スティーブン・マクナリー
ウィンチェスター銃'73
感想
名品ウィンチェスター銃を巡って持主になったものがどんどん巻き込まれて死んでいく…というオーソドックスな西部劇でありながらも展開が面白い。銃を奪われ、父親を殺した男を追う主人公にジェームズ・スチュワート。結局、この銃は一番欲のない者の物に収まることで落ち着くのだが、それに一番相応しい男を彼が演じているところに説得力がある。若きころのトニー・カーティス(台詞なし)やロック・ハドソン(ヤング・ブル酋長!)が出ていてびっくり。頭の皮を剥ぐ残忍なアメリカ先住民やそれと戦う騎兵隊など、西部劇の醍醐味もたっぷり楽しめた。男臭い世界で唯一の花のシェリー・ウィンタースも品のある美人でいいのだが、あっさり悪党の女にされちゃうところはちょっと負に落ちないところも。でも娯楽西部劇なのだからこれでいいのか。監督は「ローマ帝国の滅亡」「西部の人」「怒りの河」「シマロン」「エル・シド」のアンソニー・マン。

ウインドトーカーズ  WINDTALKERS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
1943年、南太平洋ソロモン諸島ガダルカナル。上官の戦死で小隊を指揮することになったエンダーズ伍長だったが、日本軍の猛攻の前に若い兵士たちを次々と失い、自らは負傷しながらも唯一の生き残りとして心と体に深い傷を負い帰還する。責任を感じるエンダーズは一刻も早い復隊を希望する。ようやく復隊が認められたエンダーズに課せられた新たな任務は、“ウインドトーカーズ”と呼ばれたナバホ族の通信兵とペアを組んで護衛し、彼の戦場での安全を確保することだった。しかし、真に必要とされたのは暗号の秘密の死守で、そのためにはいかなる犠牲を厭うなとの極秘指令も含まれていた…。(from:BSフジ)
アクション/ドラマ/戦争(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ジョン・ウー
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
ニコラス・ケイジ、クリスチャン・スレイター、アダム・ビーチ
ウインドトーカーズ
感想
監督は「男たちの挽歌」「男たちの挽歌II」「M:I−2」「狼/男たちの挽歌・最終章」「ペイチェック 消された記憶」「フェイス/オフ」「ブロークン・アロー」「ハード・ターゲット」「それでも生きる子供たちへ」「レッドクリフ」のジョン・ウー。ジョン・ウー監督らしい男の友情とアクション作品。俺が出てくれば何でも解決よ!的ニコラス・ケイジもここではあまり格好付けてなくてよろしい。戦闘シーンの迫力はさすがで、爆発シーンはハンパじゃないほど。ロケ地がサイパンとはほど遠いアメリカの砂漠というのがちょっとリアルさに欠けていたけど戦闘シーンの凄さは圧巻。そしてもっと活躍して欲しかったクリスチャン・スレイターの最後がショッキング。あの首ゴロンにはファンも悲鳴ものだったかも。派手なドンパチでスタイリッシュなアクション戦争作品になるところをそうさせないのが監督の上手さ?で足がもげたり、主人公の耳もケロイドになってたりと人間の生身の弱さが痛々しく伝わってきて戦争そのものが醜いと訴えてきた。背中に火炎放射器を背負った兵士が背中を打たれて火だるまになるシーンは壮絶。

ウィンブルドン  WIMBLEDON
★★★★★  テレビ放送
内容
世界的に知られるテニスの大会、ウィンブルドンを舞台に繰り広げられるロマンチック・コメディー。かつては世界ランキング上位だったものの、今では全く成績の振るわないベテラン選手ピーターは、引退を決意してやってきたウィンブルドンで、注目の新人リジーと出会い恋に落ちる。彼女と付き合うようになってピーターの勝負運は急上昇!勝ち続ける彼は、マスコミに狙われるようになり…。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ/スポーツ(カラー)
2004年/イギリス
監督 リチャード・ロンクレイン
音楽 エドワード・シーアマー
出演
キルスティン・ダンスト(リジー・ブラッドベリー)、ポール・ベタニー(ピーター・コルト)、サム・ニール
ウィンブルドン
感想
イギリスらしい自嘲的な皮肉たっぷりのノリが可笑しい。小気味のいい展開が、試合シーンをスピード感あるものにしている。スタイリッシュな回転寿司でデートするシーンが印象的。お洒落なロンドン・ファッションと、音楽もグッド。「マリー・アントワネット」「スパイダーマン」のキルスティン・ダンストと、「キス★キス★バン★バン」「ビューティフル・マインド」「マスター・アンド・コマンダー」のポール・ベタニーが主演。男を魅了し振り回すがあげまんのヒロインを、ダンストがパワフルな魅力で演じている。頼りないが負けた相手もつい応援してしまう憎めない男、ピーターを演じるベタニーが良く、彼のプロ・テニスプレーヤーっぷりは見事。ガーデングに精出す不仲な両親や、兄が負ける方に賭けるツールド・フランス・オタクの弟、対戦相手になるドイツ人の親友、娘の監視に厳しいリジーの父、ピーターを応援するボールボーイやホテル従業員など、サブキャラも愉快。ウィンブルドンのバックステージが覗けるのも臨場感があって面白い。

ウール100%
★★★☆☆  テレビ放送
内容
年老いた姉妹、梅と亀は、何十年もの間、毎日のように町を歩き回り、拾ったゴミを “ヒロイモノ”と呼んで大事にためこんでいた。彼女たちの家は、近所からごみ屋敷と呼ばれているが、二人の愛情を受けた“ヒロイモノ”は意思を持つ“モノノケ”となって・・・。CMやTVの短編アニメーションのディレクターとして活躍する富永まいの長編デビュー作。アニメと実写を駆使した、不思議な世界感が魅力の作品。(from:NHKBS)
ドラマ/ファンタジー(カラー)
2005年/日本
監督 富永まい
音楽 矢口博康
出演
岸田今日子、吉行和子、北浦愛、宮田亮
ウール100%
感想
高円寺や吉祥寺などの中央線沿線にいそうな、昭和初期のレトロなガラクタに埋もれて暮らす、万年少女の不思議な双子の老女。彼女たちに少女の姿をした妖怪「編み直し」が住みつき、二人だけの世界に変化が訪れる…。日本のジャン=ピエール・ジュネになれたかも知れないと思える、物への執着とセンスが個性的な世界感。双子を演じた岸田今日子と吉行和子の古着風衣装や、「編み直し」の赤い毛糸の衣装がとても可愛く、それぞれをチャーミングなキャラにしている。また、イラストによるアニメーションや、人形なども使って、少女的世界感を表現する試みは面白い。しかし、金子國義や四谷シモンの少女的世界と違って、演出がぎこちなく稚拙な感じ。

ウエスタン ONCE UPON A TIME IN THE WEST
★★★★★ テレビ放送
内容
西部に初めて鉄道が敷かれようとしていた頃、ジルは砂漠で暮す一家の主人マクベインの花嫁として都会のニューオリンズからやってくる。しかし結婚式の日、マクベインは一家皆、強盗シャイアン一味に皆殺しになる。未亡人になったジルは質素な暮らしをする一家に強盗に襲われるような金目のものは何もないので不審に思う。実はマクベインの土地は、これから通る鉄道の駅ができる予定地になっていた。そして鉄道会社の経営者モートンに雇われたフランクが一家を殺したのであった。濡れ衣を着せられたシャイアンとハーモニカを吹く謎の男がフランクを追ってジルの前に現れる…。巨匠セルジオ・レオーネの「Once Upon A Time」シリーズ第1弾。第2弾は「夕陽のギャングたち」、第3弾は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」。
西部劇(カラー)
1969年/イタリア:アメリカ
監督 セルジオ・レオーネ
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演
ヘンリー・フォンダ(フランク)、クラウディア・カルディナーレ(ジル)、ジェイソン・ロバーズ(シャイアン)、チャールズ・ブロンソン(その男)、フランク・ウォルフ(マクベイン)、ガブリエレ・フェルゼッティ(モートン)
ウエスタン

感想
エンニオ・モリコーネの音楽がとても良く、特にジルのシーンによく使われた原題と同じタイトルの「Once Upon A Time In The West」というセレナーデが泣けてすごくいい。豪華キャストの上に、誰が悪者で正義の者か分からない。また都会の娼婦の世界から幸せを求めて砂漠のまん中の一軒家に来た、荒野の一輪・ジルが健気に亡き夫の夢をかなえようと強く生きていく姿が美しい。男臭いマカロニ・ウエスタンのスタイルはそのままでも華がある。兄を殺された恨みをはらすために生きる男(ブロンソン)、悪党だが子供は絶対殺さない主義でどこか憎めないシャイアン、ヘンリー・フォンダが珍しく悪党役、裸一貫でアイルランドから荒波を乗越えて移住して来たモートンと、主要人物それぞれにドラマがあり、泣かせる名作。オープニングからやたらと長い間があり、ゆったりとした不思議な世界観があるのも印象的。『駅馬車』などで有名なナバホのジョン・フォード・ポイントで撮られたモニュメント バレーを舞台に鉄道を巡って争う人々の話は西部開拓時代へのオマージュとも思える。

ウエスト・サイド物語  WEST SIDE STORY
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
名匠ロバート・ワイズが、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを見事に映像化した傑作。シェークスピアの名作悲劇「ロミオとジュリエット」を現代ニューヨークに移し敵対する家族を人種対立におきかえ、ダイナミックな歌と踊りで描く。アカデミー作品賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、美術・装置賞、音響賞、編集賞、ミュージカル映画音楽賞、衣装デザイン賞受賞。(from:NHKBS)
ミュージカル/青春(カラー)
1961年/アメリカ
監督 ロバート・ワイズ
音楽 レナード・バーンスタイン
出演
ナタリー・ウッド(マリア)、リチャード・ベイマー(トニー)、リタ・モレノ、ジョージ・チャキリス(ベルナルド)
ウエスト・サイド物語
感想
斬新な振り付けが革命的で名作と言われているミュージカル代表作の一つだが、最初に見た時から好きになれない。都会の不良たちなのに歌と踊りはアカデミックなのが違和感を感じる。音楽も「サウンド・オブ・ミュージック」風で賛美歌調だったり…と全然若者っぽさが感じられず年寄り臭いのだ。同じ青春悲劇ミュージカルなら「黒いオルフェ」の方がずっといい。

ウエディング・クラッシャーズ WEDDING CRASHERS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
全米で記録的な大ヒットとなった日本劇場未公開の痛快ラブ・コメディー。離婚調停人として働くジョンとジェレミーは“結婚式荒らし”。呼ばれてもいない他人の結婚式に紛れ込んでは女の子をナンパし、それを生きがいにして暮らしているのだ。ところがある日の結婚式で、ジョンとジェレミーにとんでもないパプニングが襲いかかる…。「シャンハイ・ナイト」のデビッド・ドブキン監督作品。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 デビッド・ドブキン
音楽 ロルフ・ケント
出演
オーウェン・ウィルソン(ジョン)、ヴィンス・ヴォーン(ジェレミー)、レイチェル・マクアダムス
ウエディング・クラッシャーズ

感想
「ドッジボール」のヴィンス・ヴォーンと「アイ・スパイ」「エネミー・ライン」のオーウェン・ウィルソンのいかさまコンビが楽しいロマンス・コメディ。「幸せのポートレート」のレイチェル・マクアダムスがヒロイン。彼女の父親にクリストファー・ウォーケンで、かなり変わった家族の家長を魅力的に演じている。また、その妻は「007/死ぬのは奴らだ」のジェーン・シーモアで年を取っても色っぽい。アメリカ上流社会の豪奢ぶりも面白い。

ウェディング・シンガー THE WEDDING SINGER
★★★★★ テレビ放送
内容
ウェディング・シンガーで生計を立てながらロックミュージシャンを夢見る男とウェイトレスの恋。
ロマンス/コメディ
1998年/アメリカ
監督 フランク・コラチ
音楽 テディ・カステルッチ
出演
ドリュー・バリモア、アダム・サンドラー、スティーヴ・ブシェミ、クリスティーン・テイラー、アレン・コヴァート、アンジェラ・フェザーストーン、マシュー・グレイヴ、アレクシス・アークエット、ビリー・アイドル

感想
最初がいきなり各々に婚約者がいるという設定の出逢いから二人が婚約者よりもお互いを選ぶまで…とめちゃくちゃラブロマンスだけど、ドリューのキュートな魅力と『リトル★ニッキー』では不細工だったが何故かカッコよく見えるアダム・サンドラーの可笑しさ面白い。音楽も80年代の懐かしいナンバーでgood!ラストにはビリー・アイドル本人が出て来るし(ちょっとシワが目立ってしまって悲しかったが)、冒頭のデッド・オア・アライブのノリノリ歌に、デビッド・ボウイの「チャイナ・ガール」で盛上がり、サンドラーがドリューに聞かせる自作ロックはザ・キュアー風、トンプソン・ツインズの懐かしいナンバーにエンディングの「レディオ・スターの悲劇」と選曲が泣ける!サントラ「買い」かも!!

ウェディング・バンケット THE WEDDING BANQUET 喜宴
★★★★☆ テレビ放送
内容
NYで成功し、帰化したゲイの台湾人青年と、その恋人である白人青年、そして彼の妻である中国人女性との愛の姿を描いたヒューマン・ラブ・ストーリー。ウェイトンは台湾からニューヨークに渡り、なんとかビジネスでも成功をおさめていた。彼にはいっしょに暮らしている同性の恋人サイモンがいるが、彼がゲイだとは思いも知らぬ両親がやって来ることになった。困り果てたウェイトンは両親を安心させようと、市民権を欲しがっている中国人娘ウェイウェイと偽装結婚を行う事にするのだが…。(from:BS日テレ)ゲイのカップルを扱った笑いと感動の人間ドラマ。ニューヨークで成功し、帰化した台湾人青年とその恋人である白人青年、彼の妻である中国人女性の愛の形を描く。
ドラマ/コメディ(カラー)
1993年/アメリカ:台湾
監督 アン・リー
音楽 メイダー、バダジェフスカ「乙女の祈り」
出演
ウィンストン・チャオ、ミッチェル・リキテンシュタイン、メイ・チン、ロン・ション、グア・アーレイ
ウェディング・バンケット

感想
監督は「楽園をください」や「グリーン・デスティニー」のアン・リー。主人公は稲垣吾郎に似ている「宋家の三姉妹」や「恋人たちの食卓」のウィンストン・チャオ。同じくこの2作品で共演しているロン・ションが父親役で、チャオたちが真相を伏せようと必死になっているのに、何もかもお見通しで、チャオの恋人サイモンを暖かく受入れる様子がとてもイイ。世間体を気にするチャオの母親よりも理解のある父親を味のあるキャラに演じている。チャオの母親もウェイウェイを心から娘のように慕っている様子が心に迫る。ウェイウェイはせっかく宿した子供を降ろそうとしたり、最後の最後まで気の許せない展開がスリリングで面白い。最初はチャオの両親の訪問がチャオ、サイモン、ウェイウェイの混乱と悲しみを招くが、最後はその両親が彼らを幸せな共同体に結び付ける、泣けて笑える作品。父親が死んだのでは…とチャオが息をしているかを確かめるシーンにはハラハラさせられた。

ウェディング・プランナー  THE WEDDING PLANNER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
幼い頃から花嫁に憧れ、結婚式をプロデュースする"ウェディング・プランナー"という仕事を選んだヒロインが、クライアントの花婿に恋してしまうロマンチックなラブコメディ。結婚式を演出するウェディング・プランナーのメアリーは、サンフランシスコでは、その道のトップクラス。失恋して以来、自分のことは顧みず仕事一筋。大手食品会社の社長令嬢フラン(ブリジッド・ウィルソン)の三ヵ月後に控えた結婚式を任され、ますます意欲を燃やしている。そんな彼女が交通事故から救ってくれた小児科医スティーブ(マシュー・マコノヒー)に恋をする。だが、彼はメアリーが担当する結婚式の花婿その人だった…。監督は「12人のパパ2」、最近では「ヘアスプレー」を大ヒットさせたアダム・シャンクマン。(from:BSフジ)
ロマンス/コメディ(カラー)
2001年/アメリカ
監督 アダム・シャンクマン
音楽 マーヴィン・ウォーレン、エンディングソング:ジェニファー・ロペス「Love Don't Cost A Thing」
出演
ジェニファー・ロペス(メアリー)、マシュー・マコノヒー(スティーブ)、ブリジット・ウィルソン・サンプラス(フラン)、ジャスティン・チェインバース(マッシモ)
ウェディング・プランナー
感想
遊園地の野外シアターで『ブロードウェイへの2枚の切符』(ジャネット・リー主演)を見る初デートと、ロマンチックな仕掛はウェディング・プランナーならでは。オリビア・ニュートン・ジョン「I Honestly Love You(愛の告白)」の選曲をするカップルは2年以内に終わるというジンクスが笑える。ジェニファー・ロペスは「Shall we Dance?」でも見せた巧みなダンスを華麗に披露、攻撃的な台詞に合わせたマシューとのタンゴは振り付けも面白い。「メイド・イン・マンハッタン」など、ジェニファー・ロペスはロマンス・コメディが上手い。ラストも初デートの野外劇場に戻って上映中の『お姫様大行進』をバックにハッピーエンド。

ウエディング宣言  MONSTER-IN-LAW
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ようやく巡り合った理想の男性ケヴィンと恋に落ちたチャーリーは、ある日ケヴィンの実家に招待され、彼の母親の前でプロポーズされる。大喜びのチャーリーと対照的に、母親のヴィオラは怒りを隠せない。仕事の不調もありでき愛する息子の急な結婚話に納得がいかないのだ。かくして、結婚をめぐるバトルがスタート!名女優ジェーン・フォンダとジェニファー・ロペスの顔合わせも楽しい、痛快ラブ・コメディー。(from:NHKBS)
コメディ/ロマンス(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ロバート・ルケティック
音楽 デビッド・ニューマン
出演
ジエニファー・ロペス(チャーリー)、ジェーン・フォンダ(ヴィオラ)、マイケル・ヴァルタン(ケヴィン)
ウエディング宣言
感想
ジエニファー・ロペスとジェーン・フォンダの体を張ったギャグ応酬コメディ。特にヒステリーを起こすジェーン・フォンダが最高で、実際にいたら最悪の女だが、尋常ではない性格が、次第にチャーミングに見えてくる。二人の勝負はジェーンの圧勝。ジエニファーは「ウェディング・プランナー」の頃に比べて魅力が落ちた感がある。あのお歳で驚異なスタイルで、スタイルやファッションでもジェーンの圧勝。

ウェルカム!ヘヴン  SIN NOTICIAS DE DIOS
★★☆☆☆  レンタルDVD/テレビ放送
内容
地上で暴力や犯罪が多発している現在、天国では昇ってくる魂が激減し、破産の危機に直面していた。一方、地獄は堕ちてくる魂が急増し、過密状態が続いている。そんな中、天国に起死回生のチャンスが訪れる。天国の作戦本部長マリーナ(ファニー・アルダン)のもとに、地上の女性から“ボクサーである息子マニの魂を救って欲しい”との願いが届いた。早速天国一のクラブ歌手ロラ(ヴィクトリア)をマニの妻に成りすます使者として地上に送り込む。地獄も負けじと作戦本部長ダヴェンポート(ガエル)が、囚人相手のウエイトレスをしているカルメン(ペネロペ)をマニの従姉妹として送り込むのだったが…。
コメディ
2001年/スペイン:フランス:イタリア
監督 アグスティン・ディアス・ヤネス
音楽 ベルナルド・ボネッツィ
出演
ヴィクトリア・アブリル、ペネロペ・クルス、ファニー・アルダン、デミアン・ビチル、ガエル・ガルシア・ベルナル
ウェルカム!ヘヴン
感想
生前はいかつい男のギャングだったカルメンをペネロペ・クルスががに股歩きで好演。ヴィクトリア・アブリルの天国ではハデな歌手で現世では地味な主婦を演じ分けてて面白かった。また天国はモノクロ映像でフランス語、地獄はカラー映像で英語、現世はカラー映像でスペイン語という設定も面白い。しかし…話の展開がイマイチ面白くないし、『ライ麦畑でつかまえて』が暗示的に出てくる謎やマリーナとダヴェンポートの関係もいまいち不透明なままで終わり、発想が面白かっただけにゲリゲリの消化不良になった。

飢える魂  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
『幕末太陽傳』のリバイバル上映で脚光があたる川島雄三監督による、文藝メロドラマ。愛に飢えた貞淑な人妻とやり手の未亡人が、それぞれの幸せを求めて葛藤する様子を全国ロケで描く。小林旭のデビュー作でもある。年上の富豪に嫁ぎ、秘書か娼婦のようにかしずいてきた貞淑な妻・令子は、プレイボーイの青年実業家・立花と出会い、女として目覚めていく。一方、令子の友人・まゆみは子供二人を育てる未亡人で、病弱の妻を持つ出版社部長と不倫関係を持ってしまう。(from:チャンネルネコ)
ドラマ/ロマンス(白黒)
1956年/日本/日活
監督 川島雄三
音楽 真鍋理一郎
出演
小杉勇、南田洋子、三橋達也、轟夕紀子、清水将夫、小林旭、大坂志郎
飢える魂
感想
監督は「暖簾」「幕末太陽傳」「真実一路」の川島雄三なので期待したのだが…中年男女のロマンスもので、まるで昼ドラ。歌謡曲を多用しているあたりはいかにも日活。小林旭が学生役でめちゃくちゃ若いし、南田洋子が三橋達也に言い寄られる若妻を演じている。共感できるキャラ、好きな俳優が出ている訳でもないので、この監督でなければスルーしていた作品。でも、こんなどうしようもないメロドラマをそれなりに骨太な作品に構築しているあたりはさすがかも。続編は「續飢える魂

ヴェロニカ・ゲリン  VERONICA GUERIN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
麻薬組織壊滅に尽力した女性ジャーナリストの実話をもとに描いたサスペンス。1994年、アイルランドのダブリンでは、子どもたちにまで麻薬の魔の手が迫っていた。そんな麻薬問題が報道されない現実に憤りを覚え、取材を開始した女性記者ヴェロニカだったが、犯罪組織は報復を恐れない彼女の行動に、危機感を感じ…。監督は映像派ジョエル・シュマッカー。主演のケイト・ブランシェットのりんとした魅力が光る作品。(from:NHKBS)
ドラマ/サスペンス(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ジョエル・シュマッカー
音楽 ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
出演
ケイト・ブランシェット、ジェラルド・マクソーリー、キアラン・ハインズ
ヴェロニカ・ゲリン
感想
アイルランドの麻薬犯罪撲滅のために生贄になった、アイルランドのジャンヌ・ダルクという感じのヴェロニカ。生前のヴェロニカ本人にそっくりのケイト・ブランシェットが、「シャーロット・グレイ」のように、命の危険を省みず、信念にそって生きる強い女を気高く美しく演じている。しかし、彼女が1996年6月26日、アイルランド、ダブリンで教団に倒れるシーンは一番のクライマックスなのだろうが、少々もったいぶり過ぎの過剰な演出で、少々興ざめしてしまった。凶暴な黒幕ジョン・ギリガンを演じたジェラルド・マクソーリー、ヴェロニカに惹かれるギリガンの手下ジョン・トレイナーを演じた「トータル・フィアーズ」のロシア大統領が印象的だったキアラン・ハインズがいい味を出している。監督は「オペラ座の怪人」「9デイズ」のジョエル・シュマッカー。

上を向いて歩こう
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ヒット曲「上を向いて歩こう」から、「太陽は狂っている」の山田信夫が脚本を書き、「暗黒街の静かな男」の舛田利雄が監督した歌謡メロドラマ。撮影は「男と男の生きる街」の山崎善弘。脱走を告げる少年鑑別所のサイレン。逃げる九と良二は通りがかりのオート三輪に飛び乗った。三輪車を運転する永井は鑑別所を出た少年たちを自分の家へ引き取り運送店をやらせ立派に更生させていた。九はここで更生の道を踏み出した…。(from:BS日テレ)
青春/音楽(カラー)
1962年/日本/日活
監督 舛田利雄
音楽 中村八大
出演
坂本九、浜田光夫、吉永小百合、高橋英樹
上を向いて歩こう
感想
60年代当時のの築地市場や新橋のガード下などが舞台で、坂本九の歌に、浜田光夫と吉永小百合のコンビの青春ドラマ。高橋英樹が格好好い。しかし、ドラムに熱中する主人公の姿は「嵐を呼ぶ男」の裕次郎に重なり、話も他の坂本九の青春ドラマ「ひとりぼっちの二人だが」などとあまり代わり映えしない。監督は「錆びたナイフ」「青春とはなんだ」「スパルタ教育 くたばれ親父」「あゝひめゆりの塔」などの日活を代表する舛田利雄。

ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動  WAR DANCE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アフリカ・ウガンダの紛争地域に暮らす子供たちが、音楽と踊りを通して生きる希望と意欲を取り戻していく過程を追ったドキュメンタリー。紛争地域の中で最も危険と言われるパドンゴの避難民キャンプに暮らす3人の子供たち。反政府勢力に親も家も奪われるという悲惨な経験を持つ彼らの通う学校が、全国音楽大会に初めて出場することが決定した。苦しみを背負いながらも、入賞を目指しひたむきに練習に励む彼らの姿が胸を打つ。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ショーン・ファイン、アンドレア・ニックス・ファイン
音楽 アッシュ・アンド・スペンサー
出演
ドミニク、ローズ、ナンシー
ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動
感想
アフリカの内戦で少年兵としてゲリラに誘拐される子供たちを描いた「ブラッド・ダイヤモンド」でも悲惨だったが、その犠牲にかろうじて免れ奇跡的に生き抜いた子供たちの証言が語られる。特に母親の首を見たときの証言はショッキングだった。大人さえ生き残れない環境で子供がどうやって生き抜いてきたのか…。それが唯一の支えとして全国音楽大会への出場という夢なのが、健気で泣けた。彼らの素朴で美しい心で生み出す音楽も、そんな悲惨で悲しい人生を鮎生んできたとは思えないほど明るくエネルギッシュで素晴らしい。

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道  WALK THE LINE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1950年代のアメリカ。ミュージシャンになる夢があきらめられないジョニーは、オーディションに挑戦し見事合格。妻子を残してツアーに出た彼は、運命を変える出会いをすることに…。2003年に死去したカントリー・ミュージック界の大スター、ジョニー・キャッシュの伝記映画。主演のホアキン・フェニックスが、伝説のスターの栄光と苦悩を細やかに演じ、相手役のリース・ウィザースプーンがアカデミー主演女優賞に輝いた。(from:NHKBS)
ドラマ/音楽/伝記(カラー)
2006年/アメリカ
監督 ジェームズ・マンゴールド
音楽 T・ボーン・バーネット
出演
ホアキン・フェニックス(ジョニーキャッシュ)、リース・ウィザースプーン(ジョニーキャッシュ)、ロバート・パトリック(レイ・キャッシュ)、ジニファー・グッドウィン(ヴィヴィアン・ロベルト)
ウォーク・ザ・ライン 君につづく道
感想
歌手としての成功とは裏腹に不幸な私生活で薬に溺れるジョニーのホアキン・フェニックスの熱演と、厳格なカトリック教徒から非難を浴びるバツイチ子持ちの歌手を演じたリース・ウィザースプーン、二人のデュエットが二人の関係を歌っていて良い。ジョニーとの確執をなかなかなくせない父親を「ターミネーター2」のT-1000のロバート・パトリックが演じている。監督は「17歳のカルテ」「ニューヨークの恋人」のジェームズ・マンゴールド。

ウォーク・トゥ・リメンバー  A WALK TO REMEMBER
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ノースカロライナの小さな港町ビューポート。両親の離婚に傷つき、反抗的な生き方をしてきたランドンと、優しく純粋で、強い信念を持って生きているジェイミー。まったく別々の世界に生きていた二人だったが、課外授業で一緒の時間を過ごすうちにいつしか惹かれあい、戸惑いながらも恋いに落ちる。しかしそれが人生を変えるほどの真実の愛と気づいたとき、ジェイミーには愛する人に伝えなければならない悲しい秘密があった…。残りわずかな命でも、ふたりで一緒に生きることを選んだ。たとえそれが一瞬でも、この愛は永遠だから。世界中が泣いたベストセラー「奇跡を信じて」を完全映画化。(from:BSジャパン)
青春/ロマンス(カラー)
2002年/アメリカ
監督 アダム・シャンクマン
音楽 マーヴィン・ウォールン
出演
マンディ・ムーア、ショーン・ウェスト、ダリル・ハンナ、ピーター・コヨーテ
ウォーク・トゥ・リメンバー
感想
マンディ・ムーア、ショーン・ウェストのカップルは初々しいし、二人のそれぞれの片親のダリル・ハンナとピーター・コヨーテもいい味を出している。でも、今時珍しいほどのメロドラマで少々退屈。ヒロインが不治の病で…なんて「ある愛の詩」みたい。

ウォーター・ホース  THE WATER HORSE: LEGEND OF THE DEEP
★★★★☆  テレビ放送
内容
孤独な日々を過ごす少年アンガスは、ある日、ネス湖で不思議な卵を見つけ持ち帰る。なんとそれは伝説の生き物"ウォーター・ホース"だった。やがて友情と信頼で結ばれ、かけがえのない存在となっていくが、平和な日々は長くは続かなかった。砲撃の的となってしまったウォーター・ホースを逃そうとアンガスは懸命になるのだが…果たして少年はたった一人のトモダチを守ることができるだろうか…。(from:BSTBS)
ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ジェイ・ラッセル
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
エミリー・ワトソン、アレックス・エテル、ブライアン・コックス、ベン・チャップリン
ウォーター・ホース
感想
ミリオンズ」のアレックス・エテル少年がキュートでいい味を出している。母親役はエミリー・ワトソン、の良き友達になる作男に「好きと言えなくて」のベン・チャップリン。「ブーリン家の姉妹」のノーフォーク公爵役のデヴィッド・モリッシーがハミルトン大尉役。第二次世界大戦を背景にしているが、のどかなイギリスの田舎を舞台にした少年と無邪気な子供の竜との交流だから、鬱々とした暗さは感じられない。ラストで海と湖を隔てている網を超えていくシーンはまるで「フリー・ウィリー」みたい。有名なネッシーの話なので、元々作り話なのに…とあまり期待してなかったけど、演技力あるキャストで結構感動できる人間ドラマになっている。悪役と思っていた大尉も最後はなかなかいいやつ。憎たらしいのは料理番の男とその飼犬のブルドッグ。一番心配だったネッシーのCGは結構良くできていてリアルなのに怖くなくて愛嬌がある作り。そこら辺はこびたキャラばかりで好きになれないディズニー作品よりも良くできている。監督は「炎のメモリアル」のジェイ・ラッセル。

ウォーターズ
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
パフォーマーのリョウヘイ、元青年実業家のユウキ、元実業団バスケ選手の直人、その後輩のケイタ、元インテリアコーディネイターの進太郎、元銀行マンの正彦、元板前の鉄平。それぞれの世界で夢破れた彼らだが、心機一転受けたホストクラブの面接は見事一発合格、今日から晴れて初出勤だ! しかし、世の中そんなに甘くない。張り切って駆け込んだ店はカラっぽ、なけなしの保証金を渡した店長も見当たらない。やっとダマされたことに気づいた彼らは、手っ取り早くカネを稼ぐべく無謀にも素人ホストクラブ「DOGDAYS」をオープンさせる。それは、7人がそれぞれ忘れかけていた“何か”を取り戻すひと夏の大騒動の始まりだった…。(from:BS日テレ)
ドラマ/青春/コメディ(カラー)
2005年/日本
監督 西村了
音楽 Jin Nakamura、主題歌:倖田來未『Boys・Girls』
出演
小栗旬(リョウヘイ)、松尾敏伸(直人)、須賀貴匡(ユウキ)、桐島優介(正彦)、平山広行(鉄平)、森本亮治(ケイタ)、葛山信吾(進太郎)、真中瞳(美奈子)、成海璃子(チカ)、原田芳雄(オーナー)
ウォーターズ
感想
大道芸のピエロ、元銀行マン、元バスケ選手…顔はそこそこだけど、ホストとしてはド素人の青年7人が、心臓病に苦しむ少女の手術代を稼ぐため、「白雪姫と7人のドワーフ」と称して、自分たちの手でホスト・クラブを作るが…。若手イケメンが集合して、恋に仕事に奮闘する青春ドラマ。ホスト・クラブ経営って、暴力団が必ず関わってきそうなのに、その陰すら見えず、少々リアリティーに欠ける。美奈子の会社仲間も、ベンチャー企業の起業家のキャリア・ウーマンというよりも、ホステスという感じで、人物描写が甘い。それでも、すぐに騙されてしまう、若者たちの純真さが清清しく描かれていて、嫌いではない。低予算な作りと、まともに演技できる役者が原田芳雄だけにしては見れた。でもテレビドラマのレベル。「ロボコン」「あずみ」の小栗旬が主演。「仮面ライダークウガ」の葛山信吾、仮面ライダー歌舞鬼の松尾敏伸、仮面ライダー龍騎の須賀貴匡、仮面ライダーカリスの森本亮治と、平成ライダーのイケメンばかり。

ウォーターボーイズ WATERBOYS
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
男のシンクロナイズド・スイミングを通した青春コメディ。 唯野男子高校の水泳部は、ズルズルと続けてしまった鈴木(妻夫木聡)一人を残 して廃部寸前。そこに、美人の女教師・佐久間(眞鍋かをり)が顧問に就任したおかげで部員は急増する。ところが、佐久間が教えたかったのは、競泳ではな く、なんとシンクロナイズドスイミングだった! 部員たちが恐れをなして逃げ出すなか、鈴木や佐藤(玉木宏)ら5人のシンクロ特訓が始まる。はたしてボー イズたちに晴れ舞台はやってくるのか1?(from:BSフジ)
ドラマ
2001年/日本/東宝
監督 矢口史靖
音楽 松田岳二、冷水ひとみ、田尻光隆
出演
妻夫木聡、眞鍋かをり、竹中直人
ウォーターボーイズ

感想
いやー笑えました。爽やか青春物で良かったです。シンクロ競技ってオリンピックの競技をテレビで見る…って事しかした事ないんで、その高レベルの演技と比べたらやっぱり下手だけど、ラストはおお!と唸っちゃうところありました。次回のオリンピックでは男子のシンクロも登場するってウワサなので楽しみです。男子の競技でも十分面白そう!ところで、この作品ちょっと『少林サッカー』に似ているな〜と思いました。「スポ根」「下手がだんだん上手くなっていく」「ヒロインが似てる!」が類似点(^^;)。強引だったかな…。

ウォーターワールド  WATERWORLD
★★★☆☆  テレビ放送
内容
何世紀も時を越えた未来。地球の温暖化により海面が上昇し、地表はすべて水で覆われ、世界は海の底に沈んでしまった。ケビン・コスナー扮(ふん)するマリナーはひとり放浪の旅を続け、海賊たちと伝説の陸地“ドライランド”の謎をめぐって戦いを繰り広げる。当時、巨額の費用を投じて製作され話題となった、ケビン・コスナー製作、主演のアクション超大作。(from:NHKBS)
アクション/SF(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ケビン・レイノルズ
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ケビン・コスナー、デニス・ホッパー、ジーン・トリプルホーン、ティナ・マジョリーノ
ウォーターワールド
感想
監督は「ロビン・フッド」のケビン・レイノルズ。「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムみたいな頭のケビン・コスナーがあまりも格好悪い。でもCGに頼らず、体を張ったアクションは役者魂を感じる。また、タンカーの配船をローマ時代のガレー船みたいな母船にしたり、セットは壮大でなかなか見ごたえがある。しかし荒廃した近未来の設定や世界観は「マッドマックス/サンダードーム」にかぶるので新鮮味に欠ける。また、エラや水かきを持ったキュータントという面白い設定のケビンだが、これもあまり生かされてなくて、何故彼だけが異種なのか明かされず中途半端な謎のまま。でも、デニス・ホッパーのちょっと間抜けな悪党スモーカーズ親玉ディーコンは、怖さよりもユニークで「ピーター・パン」のフック船長という感じでちょっとお茶目なのが笑えた。ヒロインは「ザ・ファームー法律事務所ー」「オフィスキラー」のジーン・トリプルホーン。「ギフト」のマイケル・ジェッターが気球を操る老人役。音楽はヘンリー・マンシーニの「ピーター・ガン」をちょこっと使っている。

ウォール街 WALL STREET
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ニューヨークのウォール街を舞台に、インサイダー取り引きによってのしあがる若き証券マンと、しれつなマネーゲームを繰り広げる男たちの野望を描く。一介の証券マン・バドは、業界の大物ゲッコーに自分の父親が勤める航空会社の経営情報を流して気に入られ、彼の下でめきめき頭角を現す。やがてゲッコーの汚いやり方に気付いた彼は、ゲッコーと敵対していく。M・ダグラスが冷徹非情なゲッコーを演じアカデミー主演男優賞を受賞。(from:NHKBS)監督は「ドアーズ」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」「エニイ・ギブン・サンデー」などのオリヴァー・ストーン。
ドラマ(カラー)
1987年/アメリカ
監督 オリヴァー・ストーン
音楽 スチュワート・コープランド
出演
チャーリー・シーン、マイケル・ダグラス、ダリル・ハンナ、マーティン・シーン、ハル・ホルブルック、テレンス・スタンプ、ショーン・ヤング
ウォール街

感想
チャーリー・シーンとマーティンの親子が親子の役、猛烈投資家ゲッコーにマイケル・ダグラス、ゲッコーに敵対する英国投資家ワイルドマンにテレンス・スタンプ、ゲッコーの妻にショーン・ヤング、愛人にダリル・ハンナと「ブレード・ランナー」の美女二人、インサイダー情報を洩らす弁護士にジェームズ・スペイダーと豪華な出演者。あまり好きではないチャリ坊も、野心満々の若造ピッタリでなかなかイイ。何かと人間性を失ってゆくチャリ坊に反対だったが最後には「君が好きだったよ」という先輩証券マンを演じたハル・ホルブルックがイイ味を出している。またワイルドマンを巻込んだ最後の攻防は見ごたえあり。フランク・シナトラの「FLY ME TO THE MOON」から始まるオープニング、株価の電光掲示板がゲームのように見えるデビッド・バーンとブライアン・イーノの「AMERICA IS WAITING」や「MEA CULPA」、スタン・ゲッツの「DESAFINADO」など音楽もN.Y.的でグッド。しかしチャリ坊のイースト・サイドのアパートメントの装飾は悪趣味。それをデザインしたダリル・ハンナのファッションセンスもイマイチなのが残念。

ウォッチメン  WATCHMEN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
大戦、冷戦、JFK暗殺、ベトナム戦争…スーパーヒーロー“ウォッチメン”達の活躍により米国史は作られてきた。だがリベラリズム高まる70年代、彼らの活動は法律で規制され、やがて引退に追い込まれていった。そんな中、やさぐれた生活を送る元ヒーローが殺される。覆面にトレンチコート姿のヒーロー、ロールシャッハは、被害者がかつての仲間だと知り、ヒーロー狩りが始まったのではと、真相に近づくべく元の仲間達の間を回る。(from:ザ・シネマ)
アクション/SF/犯罪(カラー)
2009年/アメリカ
監督 ザック・スナイダー
音楽 タイラー・ベイツ
出演
マリン・アッカーマン、ビリー・クラダップ、マシュー・グード、カーラ・グギーノ
ウォッチメン
感想
アメコミ通でないとちょっと分かり辛い内容。しかも子供向きと思ったらダークでエロくて大人な作品。ヒーロー狩りがテーマと、それぞれのヒーローのファンに取ってもかなりヘビーな内容かも。バットマンとかウジウジ野郎で格好良くないし。原作を読んでいたらもっと楽しめたのかも。しかし、アメコミって日本の漫画と違ってコマ割りが単調で面白味に欠けるから、日本でアニメ化して欲しいな。一度見ただけでは理解不能だけど二度見るには長過ぎる。監督は「300 スリーハンドレッド」のザック・スナイダー。

ウォルター少年と、夏の休日  SECONDHAND LIONS
★★★★☆  テレビ放送
内容
孤独な少年と、頑固なおじいさんたちとの心温まる交流を描いたヒューマン・ドラマ。父親がいない少年ウォルターは、夏の間だけ親せきの家に預けられることに。無理やり連れてこられたのは、テキサスの片田舎。二人のおじいさんが住む家に突然ほうり込まれてしまったウォルターは、無愛想な彼らを前に戸惑うばかり…。「シックス・センス」や「A.I.」で注目されたハーレイ少年がウォルター役を好演。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ティム・マッキャンリーズ
音楽 パトリック・ドイル
出演
マイケル・ケイン、ロバート・デュバル、ハーレイ・ジョエル・オスメント
ウォルター少年と、夏の休日
感想
ロマンスや冒険に憧れる孤独な少年と、自分のロマンスや冒険を話す子供っぽい老人二人が、親友のようになってゆく様子を描いていて心温まる作品。この3人以外の大人たちが財産目的で近づく親戚だったり、変なものを売りつけてくる訪問販売員だったりと、ろくな者がいないのが対照的で面白い。色んな野菜の種が入っていると、訪問販売から買った種が、植えてみると全部同じトウモロコシだったり、通販で飛行機の組み立てキットを買ったり、爺さんのロマンスやインディ・ジョーンズ顔負けの冒険話、と楽しいエピソードに加え、爺さんたちが飼う動物たちも楽しい。そして名優3人の共演は期待以上に見事で泣けた。

うさぎドロップ  BUNNY DROP
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ごく普通の会社員・ダイキチは、祖父の葬儀の日に彼の隠し子だという6歳の少女りんに出会う。困った親族たちはりんを施設に入れようと相談するが、かわいそうに思ったダイキチは、うっかり自分がりんを引き取り育てると宣言してしまう。突然二人のちぐはぐな共同生活が始まった…。不器用だが誠実で正義感あふれるダイキチを松山ケンイチ、孤独な少女りんを芦田愛菜が好演。監督は「蟹工船」など海外でも評価の高いSABU。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2011年/日本
監督 SABU
音楽 森敬
出演
松山ケンイチ、香里奈、芦田愛菜、桐谷美玲、キタキマユ、綾野剛
うさぎドロップ
感想
祖父の幼子を孫の自分が引き取ることになり、ひとりぼっちだった二人が段々と家族になっていく様子を描いたドラマ。愛菜は可愛いしケンイチの爽やか青年っぷりがいいのだが、ケンイチの妄想シーンには閉口、ちょっとやり過ぎて笑えなかった。走り回るシーンももうちょっと面白い演出を期待したけど普通で面白味がない。松山ケンイチと芦田愛菜の二人の演技ありきな作品。監督は「蟹工船(2009)」「さくらん」「DRIVE(2001)」のSABU。

失われた子供  L'ENFANT PERDU
★★★☆☆ テレビ放送
内容
1940年6月。ドイツ軍のフランス侵攻が進むなか、パリに住むオディールは3歳の息子ルルを連れ、夫の田舎シャニーに逃れることにする。しかし途中で空爆に遭い、オディールは命を落とし、ルルは消息不明になってしまう。5年後、終戦を迎えて帰国したピエールは、行方不明になっているルルを探し始める。そして、身元不明の子供たちが送られた養護施設でアンドレという少年と出会う。アンドレは年齢や行方不明になった状況がルルと一致していたが、当時の記憶がなく、身に着けていたはずのメダルも持っていなかった。アンドレがルルではないかと心を躍らせるピエール。しかし院長は、家族の愛に飢えているアンドレに不用意な期待を持たせて傷つけたくないと慎重だった。ピエールは再会した幼なじみのローズとともに、再び施設を訪れる。やがてピエールは、アンドレがルルに違いないという思いを強めていくが…。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1997年/フランス
監督 クリスチャン・フォール
音楽 シャルル・クール
出演
ロビン・ルヌッチ(ピエール:益岡徹)、アンヌ・ジャックマン(ローズ:戸田恵子)、アニー・デュプレー(アドリエンヌ:塩田朋子)、ジム・ルドレー(アンドレ:池田恭祐)、ダヴィド・ウーリ(ジャノー:海鋒拓也)、レニー・ブエノ(リュシアン:千葉翔也)、アニー・ロマン(アントワネット:久保田民絵)、フレッド・ペルソンヌ(ジャンジャン:三木敏彦)、ジャン=ポール・デュボワ(院長:納谷六朗)
失われた子供
感想
戦後のヨーロッパに沢山いたであろう、「禁じられた遊び」などの戦争孤児の行く末の一部が描かれた作品。幸せを手に入れるためには、したたかで嘘つきなる少年アンドレが健気。戦争によって引き裂かれた親子と、その後に新しくできた親子。血はつながってなくても家族を欲する少年と、あくまでも血のつながった子を取り戻したい父親。そして実の父よりも血のつながらない育ての母親を必要とする少年。親子とは血のつながりだけなのか?というのを考えさせられる、切ないドラマ。そして戦争というものは、辛うじて生き残った者にも「時を奪う」という残酷な仕打ちをする。これが一番の良い解決方法だったのかも…と思わせるラスト。主演は「年下のひと」「ドリーマーズ」「ルパン」のロビン・ルヌッチ。

失われたものゝ伝説  LEGENDOFTHELOST
★★★☆☆  テレビ放送
内容
広大なサハラ砂漠を舞台に、伝説の古代都市を求めて旅する三人の男女のかかわりあいを描いたロマンチック・アドベンチャー。フランス人旅行者ポールが、ガイドを引き連れて砂漠へと繰り出す。紳士的なポールとは対照的に、ガイドのジョーは粗野で荒々しい男。ポールに好意を抱く娼(しょう)婦ディタが加わって、過酷な旅が始まるが…。乾ききった砂漠やオアシスの神秘的な美しさを存分に映し出したカメラ・ワークが見事。(from:NHKBS)
アドベンチャー/ロマンス(カラー)
1957年/イタリア
監督 ヘンリー・ハサウェイ
音楽 A・F・ラバニーノ
出演
ジョン・ウェイン(ジョー)、ソフィア・ローレン(ディタ)、ロッサノ・ブラッツィ(ポール)
失われたものゝ伝説
感想
ジョン・ウェインと「旅情」「恋愛専科」のロッサノ・ブラッツィがソフィア・ローレンを巡る三角関係に。トレジャーハンター物とはいえ、ジョン・ウェインがアクションよりもロマンス色が強いの作品に出るのは珍しい。砂漠の宝探しや、ポールの父親の過去をミステリーチックに描き、どちらにもなびきそうでなびかかいソフィア・ローレンが過酷な砂漠にも負けない野生的な魅力で良い。監督は「勇気ある追跡」のヘンリー・ハサウェイ。

うずまき UZUMAKI
★★★☆☆ 劇場
内容
同名の伊藤潤二のホラー・マンガを映画化
ホラー
1999年/日本
監督 Higuchinsky
音楽 小林元
出演
初音映莉子、フィーファン初、佐伯日菜子、シン・ウンギョン、高橋恵子、大杉漣

感想
町の人々が「うずまき」に取り付かれてどんどん身体も変化していって…奇々怪々な作品。前半すごい少女趣味でこのままいくんかい?と心配になったけど、後半やっとすごい「変」が炸裂。それまでガマンガマンです。それを越したらすごい爆笑とグえ〜〜のグロ・オンパレード。よくこんな作品作れたな〜と感心してしまった。原作マンガもすごい。全ページ、全コマにグルグルがぎっしりとうずまいてて、目が回ります。体調のイイ時にしか読めない代物です。映画はきっとそれよりは取っつきやすくなっているでしょう。でも、高橋恵子ファンにはオススメしません。女優人生を捨てたと思うくらいのすごい演技でショック受けました。あーー有閑マダムがーー!

歌え!ロレッタ 愛のために  COAL MINER'S DAUGHTER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカを代表するカントリー・ミュージック歌手、ロレッタ・リンの半生を描いたサクセス・ストーリー。山間地の貧しい炭鉱町で育ったロレッタは13歳で結婚。次々に4人の子供を出産し、家事や子育てに忙しい毎日を送っていた。そんな中、夫のドゥーリトルは、歌が好きな妻にギターをプレゼントし、町の酒場でデビューさせる…。本編中で見事な歌声を披露したシシー・スペイセクがアカデミー主演女優賞を受賞。(from:NHKBS)
ドラマ/音楽(カラー)
1980年/アメリカ
監督 マイケル・アプテッド
音楽 オーウェン・ブラッドリー
出演
シシー・スペイセク(ロレッタ)、トミー・リー・ジョーンズ(ドゥーリトル)、ビバリー・ダンジェロ
歌え!ロレッタ 愛のために
感想
アメリカの貧しい炭坑町の厳しい生活のなかで、教育も受けられなかった大人しく地味な少女が早々と結婚して子供を沢山生み…という底辺から、歌手としての才能に目覚めるアメリカン・ドリーム。カントリーミュージックやそれを愛する人々の生活を丁寧に描いた作品。シシーの歌の旨さにも驚きだが、若き青年トミー・リーがいい味を出している。

うた魂(たま)♪  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
北海道、七浜高校合唱部のソプラノパートリーダー荻野かすみは、歌っている自分が大好きな女子高生。ある日、イケメン生徒会長牧村に写真のモデルを頼まれ有頂天になるが、写っている姿は予想外の姿!さらに牧村には「産卵中のシャケみたい」と言われ、ショックのあまり退部を決意。そんなかすみの前に現れたのは、番町の権藤が率いる不良合唱部。彼らの熱い合唱に大感激したかすみは、忘れかけていた歌への思いに気づき…。(from:BSジャパン)
青春/音楽/ドラマ(カラー)
2008年/日本/日活
監督 田中誠
音楽 林祐介
出演
夏帆、ゴリ、石黒英雄、徳永えり
うた魂(たま)♪
感想
学校の合唱部の歌というと数十年も変わらない化石のようなつまらない歌を流行から取り残されたこれまた化石のような人種が歌っているというイメージだったが、それを一新するような今時の高校生たちが今時のセンスで歌っていて、ちょっと認識が変わった作品。アメリかのハイスクールの合唱部をドラマにした「glee」に比べると選曲もパフォーマンスも見劣りするのは否めないが、ラストで会場の皆と合唱する「あなた」は感動した。

宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎  SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK
★★★☆☆  テレビ放送
内容
大宇宙を心のままにさすらう男、キャプテンハーロック。ヤッタランや台羽正といった船員たちと共に彼が乗り込むのは、宇宙船アルカディア号だ。ある時、操舵輪が勝手に動き出し、アルカディア号は航行不能に陥ってしまう。船は泣いているような声を上げながら、自力で地球へと向かってゆく。それはまるで、船の設計者である大山トチローの遺児・まゆの吹き鳴らすオカリナの音に感極まったかのようだった。やがてアルカディア号は正常に動き出すのだが、今度は魔の海と呼ばれるサルガッソ海からの連絡信号をキャッチする。サルガッソ海へ向かったアルカディア号に、切田長官の率いるジェット機の編隊が襲いかかる。撃退して息をついたのも束の間、今度は海中から「武蔵」や「高雄」といった1000年も前の巨大戦艦が出現して攻撃をしかけてくる!やはり背後では、宇宙征服を企むマゾーンが糸を引いているのだろうか?そして、まゆのオカリナやハーロックの叫びに応えるかのように動くアルカディア号には、いったいどんな秘密が隠されているのだろうか?宇宙海賊キャプテンハーロックの活躍を描く、松本零士原作のTVアニメーションの劇場版。TVシリーズの第13話に新場面を追加した編集版。「東映まんがまつり」の1本。(from:BSアニマックス)
アニメ/SF/アドベンチャー(カラー)
1978年/日本/東映
監督 りんたろう
音楽 青山菁児
出演
声:井上真樹夫、神谷明、小原乃梨子
宇宙海賊キャプテンハーロック/アルカディア号の謎
感想
テレビ版ハーロックの抜粋らしいがちゃんと見てなかったので新鮮に楽しめた。宇宙を自由に生きるハーロックのアルカディア号の設計者はハーロックの生涯唯一無二の親友、トチロー。彼の死後、その魂はアルカディア号の中枢コンピューターに宿っていることは有名。でも今回それはハッキリと分かるように語られてないが、ハーロックの船コンピューターに「友よ」と語りかけるところで匂わせている。そのトチローと関係があった少女なのか彼女に吸い寄せられるように地球の彼女の元に降り立ったアルカディア号、ハーロックは友人の心を解したように彼に変わって彼女を船に乗せてやる…というハーロックの人情を描いたドラマ。劇場版としては短いがレギュラーキャラも全員出てたり、テレビ版を知らなくても楽しめるように内容を構成していてなかなか面白かった。監督は「メトロポリス」「迷宮物語」「幻魔大戦」「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」のりんたろう。

美しい十代  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
三田明の同名ヒット曲にのせて、西尾三枝子、浜田光夫がおくる感動の純愛ドラマ!みなし子で、職探し中のミカは、ヤクザに憧れる純と保というチンピラに出会った。スーパーで働き始めたミカは、いつしか純と親密な交際を始める。そんなある日、保がヤクザとのけんかで命をおとす事件が起き…。(from:チャネルネコ)
青春/ドラマ(カラー)
1964年/日本/日活
監督 吉村廉
音楽 伊部晴美
出演
浜田光夫、西尾三枝子、三田明、宇野重吉、松尾嘉代
美しい十代
感想
上を向いて歩こう」「いつでも夢を」「愛と死をみつめて」などでお馴染みの浜田光夫主演で音楽付きの典型的な日活青春映画。出演者は地味で華に欠けるがヒロインの西尾三枝子が可愛いい。また、三田明の好青年っぷりも悪くない。60年代の勝どき橋や築地市場などの高度成長期前の東京が描かれているのが興味深い。

うつくしい人生 C'EST QUOI LA VIE?
★★★★☆ テレビ放送
内容
「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」のフランソワ・デュペイロンが、美しいフランスの田園を背景に、家族の崩壊の危機に直面する中で自分の生きる道を見つけていく一人の青年を描いた感動作。酪農家の息子ニコラ(カラヴァカ)は、都会への憧れを抱きつつ、無為な日々を過ごしていた。そんな中、一家を狂牛病の被害が襲い、父マルク(ジャン=ピエール・ダルッサン)は自殺、祖父母(ジャック・デュフィロ・ノエル)は老人ホームへ送られる。何とかやり直そうとするニコラは、やがて恋という喜びにめぐりあう。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1999年/フランス
監督 フランソワ・デュペイロン
音楽 ミシェル・ポルタル、ブライアン・ヤマコシ
出演
エリック・カラヴァカ、ジャック・デュフィロ、イザベル・ルノー(マリア)
うつくしい人生

感想
撮影は日本人カメラマンのテツオ・ナガタ、音楽に琴奏者のプライアン・ヤマコシが担当していて、フランス中西部の美しい風景(セヴェンヌ国立公園というところらしい)を舞台に不思議なオリエンタリズムを醸し出している。特に紅葉で燃えるように美しい山々の映像は、ひょっとしてここは日本?と疑いたくなるほど日本の山に似ている。痴呆症とは思えないほど知的なお顔のニコラの祖父、どこかで見たような…と思ったら「地下鉄のザジ」のジャック・デュフィロ。危ないのに屋根に登りたがり、叱る妻(ニコラの祖母)と喧嘩したり…お茶目で可愛いが、夕日が大地に沈むのを眺める顔はとても格好良い。この祖父がボケてしまったので誰にも頼らず、残された家族を支えないといけなくなったニコラ。子牛の誕生で教えてと頼むニコラに「忘れた。お前ならできる」と突放してしまうところも、孫を大人にする確信犯的行動だったのだろうか?ニコラもそんな祖父に振り回され、農業や家事に追われ、新しい恋に心を奪われ…といつの間にか父の死や家族の崩壊などの悩みや苦しみから解き放なたれてしまう…という癒し系の作品。

美しい人(2005)  NINE LIVES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
南米出身のロドリゴ・ガルシア監督が、「彼女を見ればわかること」に続いて手がけたオムニバス映画。9つのエピソードを用いて、様々な境遇にある女性たちの日常を見つめ、その人生の光と影をワンシーン・ワンカットの手法で映し出した。グレン・クローズやホリー・ハンターなどハリウッドを代表する演技派女優たちの豪華なキャスティングも見どころ。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ロドリゴ・ガルシア
音楽 エドワード・シーアマー
出演
ロビン・ライト・ペン、ホリー・ハンター、シシー・スペイセク、グレン・クローズ、ダコタ・ファニング
美しい人
感想
「サンドラ(エルビディア・カリッロ)」1ヶ月に一度の娘との面会で、運悪く娘と話せなかった女囚人。
「ダイアナ(ロビン・ライト・ペン)」昔の恋人にスーパーで偶然再会した妊婦。
「ホリー(リサ・ゲイ・ハミルトン)」実家に舞い戻ってきた、両親に愛されなかった家出娘。
「ソニア(ホリー・ハンター)」友人夫婦の前で子供を作ったことを後悔していると夫に告白された女
「サマンサ(アマンダ・セイフライド)」父の介護に疲れた母と、病気と母との溝に苦しむ父を気遣い労る娘。
「ローナ(エイミー・ブレネマン)」元夫(「コンタクト」の?)の自殺した妻の葬儀に参列する女。
「ルース(シシー・スペイセク)」酒場で出会った男とモーテルで密会する孤独な中年女。別室の女性が逮捕されるのを見るが、それがサンドラだった。女はサマンサたちの母だっ た。
「カミール(キャシー・ベイカー)」乳ガン手術で入院中の女。優しい夫に不安をぶつける。
「マギー(グレン・クローズ)」グレン・クローズとダコタ・ファニングが祖母と孫娘で競演。死んだ娘=母を偲んで、彼女のお墓でピクニックをする二人。
短編オムニバス風でいて、どこかで彼女たちがつながっている。10分程度に凝縮させて語られる、あらゆる境遇の女性を心情は、繊細で崩壊寸前の危うさを秘めていて切ない。「彼女を見ればわかること」と同様に女たちの告白をかいま見るような手法を取っている。しかし、こちらは更に無駄をそぎ落とし、洗練されていて、少ない演技や台詞でも十分に伝わってくる。癒やされる余韻が見た後にいつまでも残った。

美しき運命の傷痕  L'ENFANT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
22年前に起こった不幸な出来事によって父親を失った三姉妹。美しく成長した彼女たちは今、それぞれに問題を抱えている。長女ソフィ(エマニュエル・ベアール)は夫ピエール(ジャック・ガンブラン)の浮気に悩み、次女セリーヌ(カリン・ヴィアール)は恋人のいない孤独な日々を過ごし、三女アンヌ(マリー・ジラン)は父親への強い憧れから年の離れた大学教授フレデリック(ジャック・ペラン)との不倫関係にあった。そして、彼女たちの母親(キャロル・ブーケ)が抱える“ある秘密”とは…。運命に翻弄され、愛の地獄でさまよい傷つき、それでも女たちは激しく生き抜く…。魂を揺さぶる、愛と再生の物語。(from:Bフジ)デビュー作「ノー・マンズ・ランド」でアカデミー外国語映画賞を受賞したダニス・タノヴィッチ監督が「トリコロール三部作」で知られる名匠クシシュトフ・キェシロフスキの遺稿を脚色して映画化。ある衝撃的な出来事によって父親を亡くし、それぞれにトラウマを抱えて成長した美しき三姉妹とその母親の苦悩を、父の死に隠された真実をひもといていく中で描く。遺稿3部作「天国」「地獄」「煉獄」の「地獄」編にあたる1作。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2005年/フランス:イタリア:ベルギー:日本
監督 ダニス・タノヴィッチ
音楽 ダニス・タノヴィッチ
出演
エマニュエル・ベアール、カリン・ヴィアール、マリー・ジラン、キャロル・ブーケ、ジャック・ペラン、ジャック・ガンブラン、ギョーム・カネ、ジャン・ロシュフォール、ミキ・マノイロヴィッチ
美しき運命の傷痕
感想
皆主演級の豪華キャスティングで、「クリクリのいた夏」のジャック・ガンブラン、三女の恋人にジャック・ペラン、ギョーム・カネが主人公たちの父親を不幸にした少年セバスチャンの現在と、主演女優たちの共演者も豪華。ジャン・ロシュフォールが母親と同じ養護施設の患者ルイ役でちょこっと出てもいる。夫の浮気の嫉妬に駆られて子供を惨殺する「王女メディア」を、母親と娘たちになぞらえられていて、ぞっとさせられるが、最後に父親の事件の真相が分かり、それを知らされた母親が娘たちに残した「それでも後悔していない」というメモには、そんな呪縛から解き放ってくれる魔法の言葉のように思えて救われた。万華鏡を通して観た様な映像が美しく、ファッション、音楽共にセンスが良い。監督は「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ。

美しき野獣(2005)  RUNNING WILD
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
別々の事件を追っていたふたりの男たちが、大都市ソウルで運命的な出会いを果たした。自分の直感を信じ、犯罪を力ずくで制しようとする凶悪犯罪捜査班の若き刑事チャン・ドヨン(クォン・サンウ)。知的なエリートとして、法に従い事件を解決しようとする中央地検の冷徹な検事オ・ジヌ(ユ・ジテ)。力と法、その捜査方法も性格もまるで正反対の二人が偶然出会い、巨大な組織力を持つ一人の男を追うことになる。刑事と検事、二人の出会いから始まった運命の物語。人気韓流スターのクォン・サンウとユ・ジテが、ソウルを舞台に繰り広げる韓国映画界初の本格刑事アクションドラマ。(from:BSジャパン)
サスペンス/ドラマ/アクション(カラー)
2005年/韓国
監督 キム・ソンス
音楽 川井憲次
出演
クォン・サンウ、ユ・ジテ、オム・ジウォン、ソン・ビョンホ、キム・ユンソク、カン・ソンジン、チェ・リョン、イ・ジュシル、イ・ジュンムン
美しき野獣
感想
マルチュク青春通り」「恋する神父」のクォン・サンウと「春の日は過ぎゆく」のユ・ジテの共演。しかし…こんなに暴力的な刑事がいるのか?チンピラと変わらない刑事には嘘っぽさしか感じだれない。不自然なくらい黒いドーランを塗った汚いキャラも行き過ぎている感じ。汚いクォン・サンウと、小奇麗なエリートのユ・ジテが対照的だが、ラストではユ・ジテもクォン・サンウと同じ汚いキャラに。暴力刑事と、汚職と暴力団がはびこる政界や司法官。容赦ない暴力的な演出には香港ノワールの影響も見られるが、アクションに美しさがまったくなく、粗野で野生的なところしかない。すぐに激情するキャラばかりで、キャラに単調さも感じる。野生的なキャラに挑戦したクォン・サンウと、毎回違ったキャラを演じ分けるユ・ジテの熱演は買うが、アクション、ストーリー共に詰めが甘くてイマイチ。ラストもそれをやっちゃぁおしまいよ、と言いたくなった。クォン・サンウの母親を演じていた女優が渥美清にそっくり。

ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間 ディレクターズカット  WOODSTOCK,3DAYS OF PEACE & MUSIC
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1969年8月15日から3日間、ニューヨーク郊外ベセルの丘で開催された伝説的なロック・フェスティバルを記録したドキュメンタリー。有名ミュージシャンが多数出演し、全米から押し寄せた40万人の若者のエネルギーが解放された空前規模のコンサートは、死者3人、負傷者5千人、出産2件というハプニングも生じ、多くの話題と影響を残した若者の祭典となった。最後に登場するジミ・ヘンドリックスのアメリカ国歌の演奏は、ベトナム戦争さなかのアメリカにおいて、会場に集まった若者たちの反戦思想とともに強く印象を残す有名なシーンとなった。本作は25周年を記念して制作されたディレクターズカット版で、ジェファーソン・エアプレインやジャニス・ジョプリンなど、未公開ステージが追加されている。アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー/音楽(カラー)
1994年、1970年(オリジナル)/アメリカ
監督 マイケル・ウォドレー
出演
クロスビー・スティルス&ナッシュ、ジョーン・バエズ、ザ・フー、ジョー・コッカー、アーロ・ガスリー、テン・イヤーズ・アフター、ジェファーソン・エアプレイン、ジョン・セバスチャン、カントリー・ジョー・マクドナルド、サンタナ、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス
ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間 ディレクターズカット
感想
前編は会場の様子や集まったグルービーたちのインタビューばかりで退屈だが、後編はジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックスの大御所が出てくる有名なシーンばかりで、これだけを見るために他は我慢してみたという感じ。二人とも早世してしまったのでこのフィルムが数少ない貴重な二人のステージを伝えるものだが、改めてみるとやっぱり彼らのパフォーマンスは凄い。こういう音楽の祭典が企画されたこと自体も奇跡的だが、それにこれだけの音楽史上でも秀逸なミュージシャンたちがそろったというのも奇跡的かも。この後、90年代にロック・フィスティバルが復活したが、基本精神はこのウッドストックの「ラブ&ピース」だろう。しかし、映像で見る限りは薬でラリッたお馬鹿な若者たち…と見えてしまって笑える。

UDON
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
BIG!になるため讃岐からNYへ飛び出した松井香助(ユースケ・サンタマリア)。しかし夢半ばで挫折し、借金を背負っての凱旋?帰国。あたたかい仲間に歓迎されるも、頑固な父親(木場勝己)は「何しに帰ってきた!」と一喝。とりあえず借金を返すため、親友・庄介(トータス松本)の紹介でタウン誌で働くことに。香助のアイデアで編集部員の恭子(小西真奈美)と手がけたうどんコラムが大反響を呼び、日本中にうどんブームを巻き起こす。しかし、頑固な父親が突然倒れて…。(from:土曜プレミアム)「踊る大捜査線」シリーズの亀山千広プロデューサーと本広克行監督が、“讃岐うどん”をめぐって繰り広げられる様々な人生模様を描く。
ドラマ/コメディ(カラー)
2006年/日本/東宝
監督 本広克行
音楽 渡辺俊幸
出演
ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本、鈴木京香、升毅、片桐仁、要潤、小日向文世
UDON
感想
コースケが実家に帰って来た時の地元の人の反応は「男はつらいよ」の寅さんそっくり。「カルメン」をアレンジした音楽の使い方はダサいし、ナレーション、ギャグのセンスは悪く、有名人の友情出演はバラエティーに富んでいるが、主演にも華がない。話もありきたりで面白味に欠ける。フジテレビがいかにも作りそうな手前味噌ドラマ。でも主役のうどんが超上手そう!香川県民の奇想天外なうどんの食べ方や、うどんへの以上とも思える熱狂ぶりが面白い。ビニール袋に入れたうどん麺を歩きながら食べる?には笑えた。頑固なまでに自分の味を守る讃岐うどんの職人たちと、うどんブームを作った讃岐うどん情報誌「恐るべきさぬきうどん」と地域密着情報番組「VOICE21」は偉い!
関連:サマータイムマシン・ブルース

うなぎ  
★★★★☆  テレビ放送
内容
人間不信の前科者が、次第に人への信頼を取り戻す過程をユーモラスに描く。吉村昭の原作小説『闇にひらめく』を、今村昌平が前作「黒い雨」以来8年ぶりに監督。カンヌ国際映画祭でグランプリ(パルム・ドール)を受賞して話題を呼んだ。浮気した妻を殺し、8年の刑に服した山下(役所)。仮出所後、小さな理髪店を営みながら、うなぎだけを友とする生活を送っていた。ある日、川原で自殺を図った桂子(清水)を助け、行き場のない彼女を店で雇うことに。(from:日本映画専用チャンネル)
ドラマ(カラー)
1997年/日本/松竹
監督 今村昌平
音楽 池辺晋一郎
出演
役所広司(山下拓郎)、清水美砂(服部桂子)、柄本明(高崎保)、田口トモロヲ(堂島英次)、常田富士男(中島次郎)、倍賞美津子(中島美佐子)、市原悦子(服部フミエ)
うなぎ
感想
役所広司演じる山下拓郎の狂気の域にも達しているような生真面目なキャラクターがコミカルに描かれていて終始笑える。しかし人間の隠したい部分を抉り出して突きつける監督、この生真面目な男に終始残酷。妻は間男と不倫、心を許しかけた女にはパトロンがいたり…。性というものを徹底的に醜く浅ましいものに描いているが、そんなものに翻弄される人間の強欲を愚かに描くことで笑えるものにしてしまっている。マドンナ・清水美砂も酷い扱われかただが、柄本明の怪演も際立つ。所々の破壊的なシーンとは対照的に再生へと向かっていく形は救われる。しかしラストで浮かび上がるうなぎに、単純で能天気な未来を覆すような不気味なものを感じた。監督が『楢山節考』に続き2度目のパルム・ドール受賞を果たした作品。

乳母車  
★★★★☆  テレビ放送
内容
石坂洋次郎の同名小説を「陽のあたる坂道」の田坂具隆が映画化。父親に愛人と子供までいることを知った大学生の娘が、愛人の弟とともに問題解決の道を探ろうとする様を描く。お嬢様育ちのゆみ子は、父の愛人であるとも子の家を訪ね、そこでとも子の弟・宗雄と知り合う。とも子と父の間に生まれた赤ん坊の幸福を願う二人だったが、ゆみ子の母が家を出て行き、それを知ったとも子も罪悪感から父と別れてしまう。(from:NHKBS)
ドラマ/青春(白黒)
1956年/日本/日活
監督 田坂具隆
音楽 斎藤一郎
出演
芦川いづみ、石原裕次郎、新珠三千代、宇野重吉、山根寿子
乳母車
感想
東急九品仏駅や日本橋高島屋屋上、勝鬨橋など、当時の昭和らしい町の様子が伺えるのも面白く、そこら辺は同じ芦川いづみ、石原裕次郎出演の「若い川の流れ」と似ている。ただ、これの面白いところは裕次郎はあくまでも脇役で、新珠三千代、宇野重吉、山根寿子ら演じる大人たちの不条理なお家騒動に巻き込まれた娘、芦川いづみが、腹違いの妹に愛情を感じて存在を認めるところから、妹を守るために成長する女の子を主人公にしているところ。彼女のさっぱりとした明るい性格が、父親の不倫というドロドロの人間関係のドラマを明るくコミカルにしている。彼女の敵側になるはずの妾の弟、裕次郎も彼女のキャラクターに影響されるようにあっけらかんとしていて明るく、フレンドリー。こういう若い世代が主流になるだろう…と思わせてくれる展開が明るい日本の未来を描いているようで、見ていてハッピーな気分になる。彼らに比べて古典的な大人たちのウジウジとはっきりしないところが、また象徴的だが、この心情が分かるようになるのも「大人」に成長したということなのだろう。日活の青春ドラマにしては秀逸。監督は「ちいさこべ」「長崎の歌は忘れじ 」「若い川の流れ」の田坂具隆。
石坂洋次郎・原作関連:青い山脈」「あじさいの歌」「草を刈る娘」「風と樹と空と」「若い川の流れ

ウホッホ探険隊  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「ヴィヨンの妻」の根岸吉太郎監督が干刈あがたの同名小説を映画化。「優しい離婚」というテーマで森田芳光が脚本を担当、2人の子供がいる共働き夫婦が離婚するまでの家族の姿を描く。単身赴任中の夫が久々に戻り、家族で楽しい時を過ごした直後、夫から愛人の存在を告白された妻・登起子。夫の赴任先まで出向き、その女性と3人で話し選択を迫られた登起子は、仕事を休みじっくり考えた末、子供たちに離婚の意思を伝える。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1986年/日本/東宝
監督 根岸吉太郎
音楽 鈴木さえ子
出演
十朱幸代、田中邦衛、村上雅俊、本山真二、藤真利子、時任三郎、柴田恭兵
ウホッホ探検隊
感想
家族ゲーム」の森田芳光が脚本を担当しただけあって、短い台詞にもウィットに富んでいる。しかし「家族ゲーム」がかなりふざけた笑いがあったのに対してこちらは結構真面目で笑う場は作ってない。それは十朱幸代演じるヒロインにも反映していて、色んな若い男たちから声をかけられても拒否反応を示してしまう。「家族ゲーム」の母親のようなのほほんとしているのにどこか抜け目のない強かさがない。田中邦衛演じる夫も優柔不断で愛人にも妻にも息子たちにさえも主導権が取れない弱さがある。そんな崩壊家庭でヒロインを最初は困らせていた息子たちが、母親の涙を見た日から母を守ろうとする男に成長する姿が微笑ましい。愛人役の藤真利子が小悪魔的な魅力で笑えた。80年代の懐かしさを感じる音楽もグッド。監督は「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」「雪に願うこと」「探偵物語」の根岸吉太郎。

うみ・そら・さんごのいいつたえ  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
真夏。うす橙色の早朝の美しい海岸。小舟に、老人国松と孫のたかし、二つの白い影が揺れている。老人はこの夏、小学六年生のたかしを一人前の海人(うみんちゅ=沖縄語で漁師のこと)にするため、あらゆる海の技術を覚えこませようとしている。昨年海で死んだ、たかしの父親がわりである。同じ朝、島の空港に母親が到着する。東京での生活に疲れ、逃げるように帰郷してきた悦子と、そんな母に無理やり引っぱられてきたかおり。だが都会からの、この不機嫌な母と心を閉ざした娘を迎えてくれたのは、雄大な珊瑚礁の海と力強く生きる村人たちだった―。孫のかおりを大喜びで歓迎するおじいちゃんとおばあちゃん。海に出るたかしを心配する母良江や、村一番のクブシミ(大イカ)捕りコンゾは、悦子の幼なじみである。はじめは「シブヤッ」とからかっていた地元の子供たちも次第にかおりと打ちとけて、彼女を海に招待してくれる。初めて見るサンゴの海の素晴らしさにかおりは感動。他にも、子供たちの大好きな古道具屋のおじさん“めずらしや”、浜で踊る老婆、村をリゾートにしようと暗躍する不動産等々、石垣島を舞台に海と人間たちのいくつものドラマが巡り、暑くけだるい夏は過ぎてゆく…。(from:BSフジ)
ドラマ(カラー)
1991年/日本
監督 椎名誠
音楽 高橋幸宏
出演
余貴美子、本名陽子、仲本昌司、平良進、平良とみ
うみ・そら・さんごのいいつたえ
感想
高橋幸宏の音楽がよく、子供たちがお手製の仮面をつけて祭りに繰り出すシーンや、子供たちだけで船を海に出して漁をするシーンや、バスでの別れや祖父と海へ出る少年のラストなどがほのぼのとしていて美しい。これといったストーリーがあるわけでもなく、面白いキャラがたっているいる訳でもないのに、最後まで退屈せずに見れてしまった。ただぼーっと見ていて沖縄の海と素朴な人々の生活に癒されるような作品。子供たちが主役だけど、子供よりも大人がハマっちゃいそうな作品。監督は「白い馬」や「中国の鳥人」の原作を書いた作家の椎名誠。

海猿 ウミザル UMIZARU
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
海上保安庁に入庁した仙崎大輔(伊藤英明)は船上勤務が退屈だからと、潜水士になることを決め、その厳しい訓練に参加する。訓練生14人の内で彼の実力は高かったが、相棒の工藤(伊藤淳史)が足を引っ張る。しかし彼が溺れた人を助けようとして溺れて死んでしまったことで、仙崎の中で何かが変わる…。
ドラマ/青春/アドベンチャー(カラー)
2004年/日本/東宝
監督 羽住英一郎
音楽 佐藤直紀、ジャーニー『Open Arms』
出演
伊藤英明、加藤あい、海東健、香里奈、伊藤淳史、村田充、深水元基、渡辺典子、杏子、國村隼、藤竜也
海猿 ウミザル

感想
原作は佐藤秀峰のフジ系でもテレビドラマ化された人気漫画。「海猿」と海上保安官がよばれているのかと思ったら、あくまでも漫画のフィクションで実際のがこう呼ばれているわけではないらしい。人命救助をする尊敬に値する職業の人達を掴まえて「海猿」はないよなぁ。ジャーニーの懐かしいヒット曲に伊藤英明と加藤あいの若いカップルが盛上がる、まるで海の上の「愛と青春の旅だち」。でもこちらの方が笑いもあったり、友情があったりで恋愛は軽めに描かれているのが清々しくてイイ。既にオッサンだったリチャード・ギアよりも伊藤英明がかっこいいし、あか抜けないデブラ・ウィンガーよりも加藤あいの方がずっと可愛い。
続編:「LIMIT OF LOVE 海猿

海の上のピアニスト THE LEGEND OF 1900
★★★☆☆ 劇場
内容
豪華客船で一生を過ごした天才ピアニスト
ドラマ
1999年/イタリア:アメリカ
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演
ティム・ロス

感想
さすがモリコーネの音楽、名曲が満載で聞きごたえあり。主人公の1900がなぜ最後にあんな行動を取ったのか頭では理解できても感情では理解できなかったせいか、『ニューシネマ・パラダイス』よりも感動する事ができなかった。でも私はイイ映画だと思う。ティム・ロスやその友人のキャラも演技も好き。『ニューシネマ〜』では「子供」「昔の映画シーン」と私の泣きどころ要素が揃っている上に音楽がすばらしかった。これを超える作品は同じ監督でもかなり難しいんだろう。音響のイイ映画館で見れたのが良かった。

海の情事に賭けろ
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
赤木圭一郎が二役を演じ、悪の密輸組織に挑むアクション大作。故郷から東京へ戻る途中の船上で撃たれ、負傷した大学生・栗谷剛一は、貿易会社社長令嬢に助けられる。後日、自分とうり二つの暴力団幹部・加東勇二が殺害されたという報道を見て、人違いで命を狙われたことを知った剛一は、真相を突き止めようと東京へ。組が根城にしているキャバレーに乗り込み、勇二が自分の双子の兄弟であることを知る。(from:NHKBS)
サスペンス/ドラマ(カラー)
1960年/日本/日活
監督 野口博志
音楽 鏑木創
出演
赤木圭一郎、中原早苗、笹森礼子、南田洋子
海の情事に賭けろ
感想
南田洋子は22歳の設定にしては老けすぎ。唯一、可愛い笹森礼子は出番が少ないし、もう一人のヒロイン・中原早苗はあか抜けない我がまま娘で魅力に欠ける。しかもこの手の日活映画はどれも同じという感じで退屈。でも、主演の赤木圭一郎が野生味溢れるキャラを演じていてなかなか良く、同じ日活スターの裕次郎よりも陰のあるキャラで良い。その赤木圭一郎は「世界を賭ける恋」などにも出演。しかし交通事故で21歳という若さで亡くなってしまったのが残念。

海のトリトン  TRITON OF THE SEAS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
【前編】日本の漁村で、一平爺さんと暮らしていた少年トリトンを、ある日、白イルカのルカーが迎えに来る。実はトリトンは、13年前にルカーがこの村に運んできたトリトン族の末裔だったのだ。そのトリトン族と敵対するポセイドン族の怪獣サラマンドラが、突如、村を襲った!ルカーと共にサラマンドラを倒したトリトンは、太平洋のただ中に住む大海亀メドンから、両親のかたみのホラ貝を受け取る。ホラ貝には「海の平和のためにポセイドンと闘いなさい」という父母からのメッセージが残されていた。トリトン族の秘密が隠されているという大西洋に向かおうとするトリトンだったが、ポセイドン族のドリテアの襲撃を受ける。メドンの尊い犠牲によってなんとか救われたトリトンは、トリトン族のもうひとりの生き残り、ピピを探しに北極海へと向かう。しかし、そこではポセイドン族のミノータスと怪獣デモラーが待ち受けていた。
【後編】漂流するトリトンとピピを、ポセイドン族のポリペイモスと手下たちが襲う。だが、不手際が続いたポリペイモスは、ポセイドンの命を受けた伝令役マーカスに処刑されてしまう。イルカの仲間フィンとの再会を喜ぶトリトンとピピを、新たなポセイドン族、レハールが襲う。レハールは幻影を使ってトリトンらを窮地に陥れるが、トリトンはオリハルコンの力でこれを退け、ルカーやイル、カルといった仲間たちとの再会を果たす。喜びも束の間、ピピとフィンが太平洋の海グモ、スパイダーの牢獄に閉じ込められてしまった。そこに長い間幽閉されていたポセイドン族の女ヘプタポーダは、トリトンに闘いを挑む。だが、自分には強烈な太陽光の下での暮らしはできないという現実を知ったヘプタポーダは、ポセイドンを裏切ってトリトンに加担。しかし、そんなことが許されるはずもなく、彼女はポセイドン族の放った刃に倒れるのだった。ヘプタポーダの遺言に従って、アフリカ大陸沖のマダガスカルに暮らすシーラカンスのラカンを訪ねたトリトン一行は、彼の口から、トリトン族とポセイドン族の大昔の争いについて話を聞く…。(from:NHKBS)

アニメ/アドベンチャー(カラー)
1979年/日本
監督 演出:富野喜幸、棚橋一徳
音楽 鈴木宏昌、蛙プロダクション
出演
塩屋翼(トリトン)、広川あけみ(ピピ)、北浜晴子(ルカー)
海のトリトン
感想
総指揮は西崎義展。監修は「青春とはなんだ」「トラ・トラ・トラ!」の舛田利雄。「機動戦士ガンダム」の富野喜幸が演出。手塚治虫の人気漫画をアニメ化。絵は手塚治虫の原画に比べると雑で下手だが、今でも人気のテーマ曲や声優たちのアテレコが素晴らしい。鮫やエイが残忍な敵で、味方はトドの長老やオットセイ、陽気なイルカたちなど、海に住む生物を面白いキャラにしているところはさすが手塚治虫。クラゲがスパイ通信の役割をしているのが笑える。

海は見ていた THE SEA WATCHES
★★★☆☆ テレビ放送
内容
5月23日に亡くなった熊井啓監督の遺作となった時代劇。山本周五郎の原作をもとに脚本化した黒澤明監督の遺稿を映画化した作品で、江戸の粋をテーマに、深川の遊女たちの切なくも激しい恋を描いた人間ドラマ。若い遊女のお新(遠野凪子)は、「客にほれてはいけない」という教えを知りながら、若侍の房之助(吉岡秀隆)に恋をしてしまう。ヒモの銀次(奥田瑛二)とのくされ縁が切れない姉御肌の菊乃(清水美砂)は、そんなお新の純粋な恋を温かく見守るのだったが…。(from:NHKBS)
時代劇/ロマンス/ドラマ(カラー)
2002年/日本/日活
監督 熊井啓
音楽 松村禎三
出演
清水美砂、遠野凪子、永瀬正敏、吉岡秀隆、石橋蓮司、奥田瑛二
海は見ていた

感想
「海と毒薬」「忍ぶ川」「黒部の太陽」「愛する」などを撮った監督が山本周五郎の『なんの花か薫る』『つゆのひぬま』を映画化。脚本は黒澤明の遺稿と豪華。江戸の深川辰巳の「葦の屋」で客を取る女郎たちの人情話。皆の面倒をみる菊乃姐さんを演じた清水美砂や、お新に期待を持たせながら裏切る天然ボケ侍(吉岡秀隆)に怒る、つみきみほの演技が良かった。そして男達を相手に力強く生きてゆく遊女たちの生き様はサバサバしていて粋な感じなのがイイ。しかし吉岡秀隆の演技は相変わらず他から浮いているし、主役の遠野凪子は地味なキャラがなかなか良かったが華には欠ける。トランペットを多用した松村禎三の音楽もイマイチで江戸の風景にも人情話に合っているとも思えない。また江戸の俯瞰図や洪水とその後の江戸の様子をCGで描いているが安っぽい絵になってしまっているのが残念。

海辺の家  LIFE AS A HOUSE
★★★★☆  テレビ放送
内容
建築事務所に勤めるジョージ・モンローは42歳の建築デザイナー。父親との確執が原因で、自分の息子ともうまくコミュニケーションがとれなかった。ついには妻にも逃げられ、上司との摩擦から会社もクビになる。挙げ句の果てに医者から余命3ヵ月との宣告を受けてしまう。再婚して幸せに暮らす妻。そしていまだに父を憎み続ける16歳になる息子。ジョージは初めて自分の人生に疑問を感じた。そして、昔からの夢だった自分の家を建て直すことを決意する。最後の夏、ジョージは反発する息子を無理やり手伝わせ、手造りの家を建て始めた…。主演は「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「卒業の朝」のケヴィン・クライン。共演は「スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃」でアナキン役に大抜擢され注目の若手俳優ヘイデン・クリステンセン。(from:BS11)
ドラマ(カラー)
2001年/アメリカ
監督 アーウィン・ウィンクラー
音楽
出演
ケヴィン・クライン、ヘイデン・クリステンセン、クリスティン・スコット・トーマ
海辺の家
感想
余命後わずかの男が、離婚で疎遠になっていた息子をひと夏ひきとって、一緒に家を建てることで絆を作ってゆく…という話。父親との確執から息子へも上手く接することができなかった父親をケヴィン・クラインが人情たっぷりで演じている。また、内向的で反発ばかりの問題児サムをヘイデン・クリステンセンが、マリリン・マンソンに影響を受けたメイクとファッションで、心悩める青年らしく演じていて良い。そして「イングリッシュ・ペイシェント」「ルパン」のクリスティン・スコット・トーマが、元夫と今の夫ペーター(「アイス・ストーム」でもケヴィン・クラインと共演しているジェイミー・シェリダン)の間で揺れ動く、主人公の元妻役を好演している。自分の彼女の母親と関係を持つジョシュ(イアン・サマーハルダー)はまるで「卒業」のパロディで笑えた。また、サムを誘惑する発展家娘アリシア(「コンタクト」「プライドと偏見」のジェナ・マローン)や、娘にばれても娘の彼氏との関係を止めようとしない母親(メアリー・スティーンバージェン)、妻の心変わりで仕事人間から心の変化を見せるペーターと、サブキャラも魅力的に描いている。ああいう、病院も近くにある海辺の家に住むのは夢のまた夢。

海を飛ぶ夢  MAR ADENTRO
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ダイビング中の事故で首から下が不随となった男。26年間寝たきりの生活を送る彼は、自らの意思で人生に終止符を打とうと決意。法律では認められていない”死ぬ権利”を求めて、女性弁護士の協力を仰ぐ。もしも愛する人が死を望んだら…?様々な愛のカタチを描く。ハリウッド・デビュー作の「アザーズ」で巨匠の座に就いたアレハンドロ・アメナーバル監督が、本国スペインで作り上げた作品。海での事故により、若くして四肢麻痺の障害を負ったラモン・サンペドロの手記『LETTERS FROM HELL』を映画化した、生と死、愛と救済のテーマが浮かび上がる感動作となっている。第77回アカデミー賞の外国語作品部門受賞。(from:BSジャパン)
ドラマ(カラー)
2004年/ スペイン:フランス
監督 アレハンドロ・アメナーバル
音楽 アレハンドロ・アメナーバル、プッチーニ『トゥーランドット』「誰も寝てはならぬ」、ベートーヴェン『フィデリオ』「囚人の合唱」
出演
ハビエル・バルデム(ラモン)、ベレン・ルエダ(フリア)、ロラ・ドゥエニャス(ロサ)、クララ・セグラ(ジュネ)、マベル・リベラ (マヌエラ)、セルソ・ブガーリョ(ホセ)
海を飛ぶ夢
感想
脳血管症痴呆で苦しむフレアや、貧困のシングルマザー、尊厳死賛成協会のリーダーとの触れ合いや、主人公の素朴で善良な家族の愛に包まれているのに、死を選ぼうとする主人公。死は無だと考える主人公の生死感には共感できる。しかし、いくら体の自由がないから、究極の自由として尊厳死を求めるのは如何なものか?かといって、あの「うるさい神父」のお節介には腹が立つ。すべては自己の自由が認められるべきだと思うので尊厳死には賛成だ。しかし、もし愛する人がそれを選択したら賛成できるかというと自信がない。尊厳死の是非を問う作品。

右門捕物帖 護る影(御存じ右門 護る影)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アラカンが鞍馬天狗と並ぶもうひとつの当たり役“むっつり右門”を演じた人気シリーズの一本。アラカンが口数の少ない同心“むっつり右門”に扮し、怪事件の謎に迫る!南蛮渡来の魔法の箱を呼び物にする曲芸師一座が浅草にやってきた。右門の子分・傳六は、幼なじみの女曲芸師・お夏との再会を喜ぶのだが、同じ頃、松平伊豆守の隠密が次々に殺される事件が起こる。(from:チャンネルNECO)
時代劇(白黒)
1952年/日本/大映
監督 西原孝
音楽 佐野顕雄
出演
嵐寛寿郎、原健作、山口勇、伊庭駿三郎、嵐徳三郎、寺島貢、香川良介
右門捕物帖 護る影
感想
佐々木味津三の大好きな時代劇シリーズの映画化で嵐寛寿郎主演シリーズ第23作。むっつり右門がアラカン、その配下の岡っ引きのおしゃべりの傳六に原健作、あばたの敬四郎に山口勇。傳六と幼馴染みで恋仲の娘が切られた事で傳六をいたわってやる姿がぶっきらぼうなのだが情があって泣ける。ラストの竹林での切り合いも見応えがある。ちょっと意外だったのがあばたの敬四郎で原作ではとてもイヤらしく憎たらしいキャラなのだが、こちらでは良きライバルという感じでなかなかイイヤツでちょっと物足りない。1943年に「御存じ右門 護る影」で公開されたが戦後現在のタイトルに改題されている。当時の時代劇としては展開がスピーディーなので最後迄飽きずに楽しめた。

右門捕物帖 妖鬼屋敷  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
浮世絵十二美人のお鶴、お梅、爪弾お藤がたて続けに何者かに殺され、評判の歌舞伎役者瀬川玉之丞が行方不明になった。むっつり右門がさっそく捜査に乗り出す…。(from:衛星劇場)
時代劇(白黒)
1954年/日本/東宝
監督 毛利正樹
音楽 西梧郎
出演
嵐寛寿郎(むっつり右門)、岡譲二(田島伊右衛門)、上田吉二郎(あばたの敬四郎)、寿美花代(咲江)、東郷晴子(爪弾きお藤)、市川男女之助(川玉之丞)
右門捕物帖 妖鬼屋敷
感想
佐々木味津三の人気時代劇小説をアラカンで映画化。原作の右門よりも少々年寄りな感は否めないが、冒頭で髭を抜いているところは原作通りで微笑ましいし、表情がいつも「むっつり」なところもそのまま。右門の使い走りのおしゃべり傳六(川田晴久)が歌う「てんてん天下の〜♪」や「だんな〜だんな〜」が楽しい。あばたの敬四郎など、レギュラーキャラもイメージ通り。彼のフォローに廻る右門が最後は事件を解決…とお決まりな展開でチャンバラ娯楽時代劇。良くを言えば右門にもう少しロマンスがあればなぁ…でもむっつりだから仕様がない。

裏切りの記憶 
★★★☆☆ 劇場/琉球電影烈伝 in OKINAWA「沖縄ディアスポラ/出沖縄の軌跡」より
内容
ペルーに移住した沖縄県民は当初聞かされた条件と違い、封建的な社会でピストルやショットガンを携帯した監督に革の鞭で脅されながら働かされた。バラック家に押し込められ、ろくな食事も与えられず、マラリアや黄熱病などの風土病で苦しみ倒れる者も少なくなかった。たまりかねて脱走した人達も途中の砂漠で倒れ、ハゲタカの餌食にされた。契約期間終了後は、耕地から都市部に移住し、雑貨店、飲食店などの商業、理髪店、軽工業を営み、その勤勉さで財をどうにかなしてこられるようになった彼らだが、その多くが「危険分子」とされ、財産は没収、アメリカに強制送還された。戦後、彼らがペルーに変える事は許されず、アメリカでは訃報入国者として日本に強制送還され、彼らは裸一貫での再出発を余儀なくされた。
ドキュメンタリー
1988年/日本(カラー/ビデオ/25分)
監督 土江真樹子/提供:琉球朝日放送
音楽
出演

感想
この「危険分子リスト」を作ったのが、今日、親日派として有名なジョン・エマーソンだったとはショックだった。そして、その人権侵害による補償は、日系アメリカ人達が受けた人権侵害に対する補償よりも遥かに遅れて、ようやく最近、問題にされ、保証金も支払われたという事を知りこれもショック!しかしその保証金の金額が一人60万!と聞かされて更にショック!あんなに苦労して築いた全財産を没収されてたったそれだけしか支払われなかったとは!アメリカに怒り心頭。親日派の仮面を被ったエマーソンにも怒りを覚える。

裏切り者 THE YARDS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
NYクイーンズ。仲間をかばって服役していたレオが、刑期を終えて戻ってきた。彼は無二の親友ウィリーや彼の恋人エリカと再会を喜びあい、叔父フランクが経営する地下鉄整備会社で新しい職に就き、人生をやり直そうと決心する。だが、政財界の実力者フランクには裏の顔があった。知らず知らずに組織の陰謀、贈賄汚職、果ては殺人にまでに巻き込まれるレオは、ある秘密を知ってしまったことからファミリーの標的となってしまう。
サスペンス/犯罪/ドラマ(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ジェームズ・グレイ
音楽 ハワード・ショア
出演
マーク・ウォルバーグ、ホアキン・フェニックス、シャーリーズ・セロン、ジェームズ・カーン、フェイ・ダナウェイ、エレン・バースティン
裏切り者

感想
主役のマーク・ウォルバーグがとても地味に見えてしまうほど豪華な共演者。ジェームズ・カーンは「ゴッドファーザー」の雰囲気で、その妻のフェイ・ダナウェイも貫禄タップリ。華やかな妹夫婦に比べて姉エレン・バースティンとウォルバーグの親子は真面目な正確を物語っていて地味。しかしウォルバーグの人物描写に深みが足りない。母親思いのマザコンという感じの雰囲気はあったが、高学歴のエリートみたいで、犯罪歴のある不良青年という雰囲気がない。それに比べるとホアキンの危険な男っぷりはグッド。シャーリーズの退廃的な美しさと複雑な家族と正体のわからない恋人への愛に悩むキャラも良かった。また家族への愛と会社存亡の板挟みに苦しむカーン、家族の安否をひたすら願うダナウェイとバースティンの姉妹の描写もよく「ゴッドファーザー」のファミリーのあり方みたい。ウォルバーグはこれらの共演者に助けられている感じで存在感がちょっと薄い。

裏窓 REAR WINODW
★★★★☆ テレビ放送
内容
足の怪我で部屋に缶詰になった男が暇つぶしで隣のマンションを観察するが…
サスペンス
1954年/アメリカ
監督 アルフレッド・ヒッチコック
音楽
出演
ジェームズ・スチュワート

感想
主人公が一歩も歩けず、事件は向いのマンションで発生…という面白い設定。最後まで読めないストーリーと舞台設定が今でも新鮮でヒッチコックの中では一番好きだ。ジェームズ・スチュワートとグレース・ケリーの共演も豪華。グレース・ケリーがとても美しい。

URAMI〜怨み〜 BRUISER
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
まじめで気のいい男ヘンリー(ジェイソン・フレミング)は、雑誌『BRUISER(ならず者)』の編集をしているが、ある日、その編集長・ミロ(ピーター・ストーメア)と自分の妻・ジャニーン(ニーナ・ガービラス)が浮気している事を知る。手にした白い仮面を「まるで自分はこれと同じ顔のない男だ」と思った日から、その仮面が顔から剥がれなくなってしまう。仮面男になったヘンリーは性格が一変、大胆な方法で次々と自分を裏切った者たちへ復讐していく…。
サスペンス/ホラー
2000年/アメリカ
監督 ジョージ・A・ロメロ
音楽 ドナルド・ルビンスタイン
出演
ジェイソン・フレミング、ピーター・ストーメア、レスリー・ホープ、ニーナ・ガービラス、アンドリュー・ターベット、トム・アトキンス

感想
ちょっと根暗で気の弱い男が仮面男になった途端に自信がついて、自分を裏切った者たちへ復讐してゆく…。ホラーかと思いきや『シリアル・ママ』を真面目にした感じ。しかし、殺されるヤツらは殺されてもしょうがないなぁ…という、どうしようもないヤツラばかり。『シリアル…』のほうは「え?それぐらいで殺しちゃうの?」という過激さだったのに。主人公の被害者意識もしばしばハナにつく。「仮面がないと言いたい事も言えないのかー!」とウジウジ主人公をドツキたくなる。でも主演のジェイソン・フレミングは『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』以来、大好きな役者。彼が出演していただけで少しはマシだった。

ウルヴァリン:X−MEN ZERO  X-MEN ORIGINS: WOLVERINE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
19世紀。ひ弱な少年ローガンはある事件をきっかけにしてミュータントとしての能力を目覚めさせる。だが自らの力を呪う彼は人間らしい喜びを捨て、幾多の戦場で100年を超す歳月を過ごしていた。そんなある日、ローガンはケイラという女性と出会い、ようやく心の安らぎを得る。しかし、やはりミュータントして覚醒していた兄ビクターによって彼女は殺され、復讐に燃えるローガンは超人兵士を作り出すという軍の秘密実験に志願する。(from:WOWOW)
SF/ファンタジー.(カラー)
2009年/アメリカ
監督 ギャヴィン・フッド
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演
ヒュー・ジャックマン(ローガン:ウルヴァリン)、リーヴ・シュライバー(ビクター:セイバートゥース)、リン・コリンズ(ケイラ)、ダニー・ヒューストン(ストライカー)、テイラー・キッチュ(レミー・ルボー:ガンビット)、ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィルソン:デッドプール)、ウィル・アイ・アム(ライス)、ダニエル・ヘニー(エージェント・ゼロ)
ウルヴァリン:X-MEN ZERO
感想
X-MEN」シリーズのウルヴァリン誕生秘話。ローガンが記憶をなくすまでの話が語られている。ヒュー・ジャックマンは彼の昔の話なのに第1作よりも老けてしまっているのが残念だがよりマッチョになった体が凄い。顔に刻まれたしわも何だがイーストウッドっぽい渋みを感じる。彼に兄ビクターがいて彼と共に数々の戦争を潜り抜けてきた生粋の戦士だったという冒頭から目が離せない展開。このシリーズは全作完成度が高く面白いが、これもその期待を裏切らない内容。若き日のサイクロップスとの出会いやラストにはまだ歩けるエグゼビアも登場、シリーズ主要メンバーが出ているわけではないが、新たに知るミュータントが多くてそれだけでも面白い。「ファイナル・ディシジョン」よりはこちらが好きだ。

うる星やつら オンリー・ユー
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
突然友引町に舞い込む結婚式の通知。結婚する二人の名は「諸星あたる」と「エル」となっていた。事の真意を正そうと、暗躍する諸星あたるを巡る面々。特にあたるの押し掛け女房ラムは、激怒する。その時、巨大な宇宙船が降りてきて…
アニメ/SFファンタジー(カラー)
1983年/日本/東宝
監督 押井守
音楽 小林泉美、安西史孝、天野正道、主題歌:「I,I,YOU&愛」
出演
【声】平野文、古川登志夫、神谷明
うる星やつら オンリー・ユー
感想
あたるの結婚式の招待状が皆に届く。あたるの相手は謎の美女エル。ラムや面堂、めがねたちは結婚式を阻止しようとするが…。ことは宇宙全面戦争に!薔薇の花の形をしたエルの宇宙船が凄いデザイン。高橋留美子原作の漫画でテレビアニメも人気。これを「攻殻機動隊」の押井守が監督。この後公開された「ビューティフル・ドリーマー」に比べると原作のイメージそのままで暴走はみられない。でも主役のあたるやラム、エルよりもサブキャラのババラやエルの部下?が主役に並ぶ活躍ぶりは押井監督ならではの演出か?結婚式に乱入するシーンは「卒業」のパクリ。テレビの拡大版でテレビファンのための作品で失敗作だったと後に押井監督が語っているが、その通りで暴走がなくソツなくまとまった作品。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
★★★☆☆ テレビ放送
内容
諸星町が大きなカメの背中に乗って宇宙を浮遊する孤立した世界に。それはラムの夢を夢邪鬼が実現させた世界だった。
アニメ/SFファンタジー(カラー)
1984年/日本/東宝
監督 押井守
音楽 星勝
出演
【声】平野文、古川登志夫、神谷明
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
感想
高橋留美子の漫画にはギャグとドロドロした残酷なものが同居した世界で好きだ。この人気シリーズも原作漫画は全部読んでいるがどうもアニメが好きになれない。でもシリーズもので原作があるアニメにも関わらず押井守監督の個性が出ていて、冒頭の怪奇趣味など他のシリーズとは違った色を放っている。町民全部が亀に乗って竜宮城に行ったとしたら…という妄想の世界が展開する、虚無と現実がテーマになった哲学的アニメ。原作とはかなり違った内容でテレビアニメの延長を期待したら肩透かしを食らう。しかし…原作に比べてアニメは絵がヘタクソになりがちなのが悲しい。誰もいない出ることのできないともびき町、長台詞で暴走するめがね、ノイローゼでカビだれけの温泉マーク、アッシャーの騙し絵のような夜の学校、4階建てに階が増えた校舎…ラムの夢を夢邪気が永遠に続く夢にとかなえてしまう。繰り返される夢に永遠に現実へ戻れない…カフカの「変身」をコメディータッチにしたホラー。公開当時は理屈っぽくオタク好きなマニアック作品と思っていたが、なかなか奥深い名作。

うる星やつら オリジナルビデオ
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?」(1987)新キャラクターの「因幡くん」が活躍するエピソードが中心になっている。 未来につながる「運命の扉」の鍵を握る、運命製造管理局のオチコボレ「因幡くん」と、おなじみラムとあたるたちの亜空間大冒険。果して未来ではラムとあたるは結婚できるのだろうか?
「怒れ!シャーベット」(1988)おユキの招待で、海王星へやって来たラム、ラン、弁天の3人は、シャーベット工場を見学する。次から次へとシャーベットを作り出すシャーベット鳥を持ち帰り、暑い東京での一儲けをたくらむランだが、あまりの暑さに狂暴化したシャーベット鳥が大騒ぎを起こす。
「渚のフィアンセ」(1988)藤波親子が開店したという無人島の浜茶屋にやって来たあたるは、そこで竜之介の許婚だという幽霊、渚に出会う。竜之介とキスするまで成仏できないという渚に同情して協力するあたるたちだが、実は渚はオカマだった。
「電気仕掛けの御庭番」(1989)面堂は父親から、面堂家では代々嫡子に御庭番という隠密忍者がついていることを知らされる。しかし面堂の御庭番というのは、電飾の魔境でラムに結婚を迫った真吾だった。
「月に吠える」(1989)ラムの作った桜餅を食べたあたるが、見る見るうちに狼に変身してしまい、大騒動を巻き起こす。
「ハートをつかめ」(1989)食べた人の頭上に出現するハートをつかめば、一晩だけ相手を夢中にさせることができる不思議なハート型のアメ「奪魂糖」をめぐって展開される大騒動を描く。
「ヤギさんとチーズ」(1989)面堂家に代々伝わる幽霊ヤギの呪いをめぐって、お馴染みのメンバーが繰り広げる大騒動。
「乙女ばしかの恐怖」(1991)ある日、あたるはラムのいとこのテンから、乙女のような瞳になってしまう男の子だけにかかる伝染病を移されて。だが、こりずにガールハントにはげむあたるを見たラムは、逆上してトリモチ銃を手に後を追う。
「霊魂とデート」(1991)サクラとつばめのデートの日、つばめに舞子という幽霊がとりついた。舞子にしっとするサクラの前にあたるが通りかかり、すかさず舞子にアタック。舞子を連れて逃げるあたるをラムとサクラが追う。
「了子の9月のお茶会」(1985)了子の主催する怪しげなお茶会に呼ばれたあたるたちの騒動を描く。

アニメ/SFファンタジー(カラー)
1985〜1991年/日本
監督 「夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?」出崎哲
「怒れ!シャーベット」「渚のフィアンセ」「電気仕掛けの御庭番」「月に吠える」「乙女ばしかの恐怖」四分一節子
「ハートをつかめ」森川滋
「ヤギさんとチーズ」岡村豊
「霊魂とデート」森脇真琴
「了子の9月のお茶会」やまざきかずお

出演
【声】平野文(ラム)、古川登志夫(諸星あたる)、神谷明(面堂終太郎)、島津冴子(しのぶ)、永井一郎(錯乱坊)、小山茉美(面堂了子)千葉繁(メガネ)、玄田哲章(レイ)、鷲尾真知子(サクラ)、田中真弓(竜之介)、杉山佳寿子(テンちゃん)、鈴置洋孝(因幡くん)、西村智博(校長)
うる星やつらオリジナルビデオ
感想
高橋留美子原作の人気漫画のオリジナルビデオシリーズ。「夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?」ウサギに扮した因幡が彼が落とした「運命の鍵」を拾ったしのぶを巻き込んで一騒動。数々の未来像は奇想天外で好きなエピソードの一つ。
「怒れ!シャーベット」おユキのペット、シャーベット鳥が巻き起こすチン騒動。おユキを怖がり、事態収拾にあせりまくるランちゃんに大笑い。
「渚のフィアンセ」藤波親子と竜之介の許婚だという幽霊、渚のチン騒動。しかし店の名物の氷ウニ金時って不味そう…。
「電気仕掛けの御庭番」面堂家お庭番の因幡が活躍、その真価は?終太郎をおっとりと殺そうとする了子が怖い(笑)。追跡にセーターを使うのにも大笑い。
「月に吠える」ラムの作った桜餅で狼に変身とは…恐ろしい。「月見だんご」を間違えて「桜餅」を作ってしまう大雑把なラムのクッキング。
「ハートをつかめ」OVAシリーズの中では一番あほらしい展開。でもこれがうる星の醍醐味かも。
「ヤギさんとチーズ」面堂邸内に建つ一体のヤギ像の呪いの恐怖!とホラーちっくなエピソード。でもヤギが相手なので全然怖くなくて笑える。面倒家の熾烈な攻防が展開、結構好き。
「乙女ばしかの恐怖」(1991)伝染病に罹ってもこりずにガールハントにはげむあたるを、逆上したラムがトリモチ銃を手に追う…というのは連載第1作に似ている。
「霊魂とデート」舞子という幽霊がつばめにとりつき、これにしっとしたサクラ、舞子にちょっかいを出すあたる…と大混乱。異界との境界が高台にある普通の住宅街の道というのがいい。
「了子の9月のお茶会」了子が面堂邸でお茶会を開き、主要女性キャラから色々なエピソードを聞く…という、主要女性キャラたちのダイジェスト版。新しいストーリーはないが、こんな話もあったなぁ…と懐かしむにはいいのかも。

ウルトラヴァイオレット  ULTRAVIOLET
★★★☆☆  テレビ放送
内容
21世紀末。世界では新種のウイルスに感染した超人間”ファージ”と、ファージの能力を恐れる人間政府の間で激しい戦いが繰り広げられていた。そんな中、人間政府がファージ絶滅の最終兵器を開発。その情報をつかんだファージの組織は、最強の女性戦士を政府のビルへ送り込む。難なく兵器の入ったケースを強奪した女性戦士は、兵器の正体が9歳の少年だと知る。(from:スター・チャンネル)
アクション/SF/サスペンス(カラー)
2006年/アメリカ
監督 カート・ウィマー
音楽 クラウス・バデルト
出演
ミラ・ジョボビッチ、キャメロン・ブライト、ニック・チンランド、ウィリアム・フィクナー、セバスチャン・アンドリュー、アイダ・マーチン、デビッド・コリアー、キーラン・オローク、ディガー・メスキ、ライアン・マーチン
ウルトラヴァイオレット
感想
こういうSFアクションのヒロインを演じさせたら天下一品のミラ・ジョボビッチが完璧な美しさで格好良い。漫画を意識したツルっとしたサイボークのような肌の質感が少々作りすぎな感じはあるが、嫌いではない。アクションも「イーオン・フラックス」に比べると歯切れが良くて格好良い。ミラの腹出しルックやサングラスが個性的で格好良いが、悪役ダクサスの鼻栓には笑ってしまった。ファージのあまりにも超人間的な戦闘能力も、ここまで息つくと荒唐無稽を通り越して気持ちよい。ただ、同じミラが主演で感染もの、アクションの「バイオハザード」とダブってしまって新鮮味に欠ける。

ウルフ  WOLF
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
冴えない男がある日野獣になってしまったってから恋も仕事も順調に…
ロマンス(カラー)
1994年/アメリカ
監督 マイク・ニコルズ
出演
ジャック・ニコルソン、ミッシェル・ファファー
感想
ミッシェル・ファファーとジャック・ニコルソンが共演、ニコルソンの狼男はメイクなしでも十分というほど迫力(笑)。最後までニコルソンが善なのか悪なのか判らないスリルがあってイイけど、ストーリーにヒネリがなくて二人が共演の割には普通程度の出来。

噂のアゲメンに恋をした!  GOOD LUCK CHUCK
★★★☆☆  テレビ放送
内容
歯科医として成功を収めているチャーリーだったが、私生活では理想の女性に巡り会えず満たされない日々。子どもの頃にゴスロリ少女にかけられた呪いのことが気になり始めるチャーリー。いつの間にか、元カノたちが自分と別れた直後に幸せを掴むという妙なジンクスまで出来ていた。やがて噂が広まり、幸せを求める女性がチャーリーと一夜を共にしようと行列をつくるまでに。しかし、誰も自分目当てでないことにむなしさを感じ始めたとき、彼はキャムという天然キャラの美女と出会い、彼女こそ運命の女性と確信するのだったが…。(from:FOX bs238)
コメディ/ロマンス/エロティック(カラー)
2007年/アメリカ
監督 マーク・ヘルフリッチ
音楽 アーロン・ジグマン
出演
デイン・クック(チャーリー)、ジェシカ・アルバ(キャム)、ダン・フォグラー(スチュ)、ロニー・ロス(ジョー)
噂のアゲメンに恋をした!
感想
寝ると相手の女性は運命の人と結ばれるけど、自分は本命と寝ることができない…という呪いをかけられた男の下ネタ・コメディ。彼が憧れるヒロインは「シン・シティ」「ファンタスティック・フォー」のジェシカ・アルバで、こちらも呪いがかけられたのかと思うほどのドジ女で、主人公は散々痛い目に合わせて大笑い。お馬鹿なコメディだけど、どこか憎めない呆気らかんと明るいノリで、大勢とのセックスシーンもあれだけ沢山のシーンを分割画面で並べられると嫌らしさよりも笑えてしまった。一番の大笑いはやっぱり超デブで性格悪女にジンクスを試す…という恐ろしい試み。下手なホラーよりもぞっとして笑えた。

噂のモーガン夫妻  DID YOU HEAR ABOUT THE MORGANS?
★★★☆☆  テレビ放送
内容
別居中で離婚寸前のセレブ夫婦が、偶然殺人事件を目撃してしまい、証人保護プログラムにより都会のくらしとは全く無縁の大自然の中で暮らすことに。携帯もつながらない場所で二人に起こる騒動を描くロマンチック・コメディー。さまざまなことを一緒に体験するうち、互いに素直になってきたモーガン夫妻。だが、二人には犯人の魔の手が…。監督は「ラブソングができるまで」でもヒュー・グラントと組んだマーク・ローレンス。(from:NHKBS)
コメディ/ロマンス(カラー)
2009年/アメリカ
監督 マーク・ローレンス
音楽 セオドア・シャピロ
出演
ヒュー・グラント、サラ・ジェシカ・パーカー、サム・エリオット
噂のモーガン夫妻
感想
監督は「ラブソングができるまで」「トゥー・ウィークス・ノーティス」のマーク・ローレンスで、これも模範的なラブコメ。ちょっと面白い設定なのが、破局寸前の夫婦が命を狙われる危機に直面して、復縁という雨降って地固まる展開。麻薬組織絡みの殺人事件が関わってくるから、サスペンス調かと思ったけど、やっぱりラブコメ路線は外さず、暗殺者も意外と間抜けで最後には村の住民たちに取り押さえられるというアットホームな展開。頼りない軟弱イギリス男のヒュー、ファッション大好き派手なニューヨーカーのジェシカと、二人のイメージそのもののキャラも結構笑えた。馬に踏んだり蹴ったりのジェシカは自虐的?ちょっと中年体系になったのが悲しいヒューも相変わらず垂れ目チャーミング男。

運動靴と赤い金魚 BACHEHA-YE ASEMAN
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
なくした靴をめぐる幼い兄妹の愛とけなげな姿を、家族とのふれあいの中に描く感動ドラマ。修理したばかりの妹の靴をなくした兄アリは、新しい靴を買う余裕のない両親を気遣い、自分の運動靴を妹と共有していた。学校で行われるマラソン大会の3等賞が運動靴だと知ったアリは、妹のために必死の思いで出場する。モントリオール映画祭グランプリに輝いたほか、イラン映画として初めてアカデミー外国語映画賞にノミネートされた。(from:NHKBS)妹の靴を無くしてしまった兄が3等の賞品の運動靴を目当てにマラソン大会で頑張る。
ドラマ(カラー)
1997年/イラン
監督 マジッド・マジディ
音楽 ケイヴァン・ジャハーンシャヒー
出演
ミル=ファロク・ハシェミアン、バハレ・セッデキ、アミル・ナージ
運動靴と赤い金魚

感想
小さな兄妹がとても仲が良くて可愛い。二人とも貧乏な家系を助ける為によく手伝うし勉強も頑張る健気でイイ子供たち。日本の子供も昔は同じようだったのにこういう純粋さが薄れてしまっているようで寂しい。金魚に足の傷を癒してもらうシーンはとても美しい。ほのぼのとした雰囲気、可笑しさの込み上げるマラソン大会のハイライトや八百屋と男の子のいざこざ…。涙を一杯溜めた兄妹の瞳がとても澄んでて美しかった。貧しくて物がない人々だけどそれ以上にもっと豊かな心を持っていて心が洗われる作品。

ウンベルトD UMBERTO D
★★★★★ テレビ放送
内容
退職後、少ない恩給で一匹の犬と暮らす老人のやるせない孤独を描く。アパートの家賃がたまり、家主(リナ・ジェンナーリ)から追い立てを食らっていたウンベルト(カルロ・バッティスティ)。金の工面に奔走するが昔の同僚や上司は冷たく、路上生活をしようにもプライドが許さず、いよいよ自殺を考えるが、そんな彼を思いとどまらせたのは…。名匠デ・シーカ監督はウンベルト役に実生活では大学教授というまったくの素人を起用、リアルな悲壮感を生み出している。(from:NHKBS)
ドラマ(白黒)
1951年/イタリア
監督 ビットリオ・デ・シーカ
音楽 アレッサンドロ・チコニーニ
出演
カルロ・バッティスティ、マリア・ピア・カジリオ、リナ・ジェンナーリ
ウンベルトD

感想
チェザーレ・ザヴァッティーニがデ・シーカの父親をモデルとして脚本を書いたものと言われているそうで、冒頭にも「父に捧げる」というテロップが出る。社会の底辺で苦しむ人々をテーマした作品が多いデ・シーカ。これも学校の先生だったらしいが、今は身寄りのない老人が、住む場所を追われ、小さな愛犬を抱えて路頭に迷う姿が描かれていてせつない。物乞いをしようにもプライドからできなくて苦しむようすは泣ける。悲愴感いっぱいのテーマだが、芸達者の子犬のフランクが可愛いいし、入院するために救急車を呼んでもしっかり身支度を整えて待っているようなところは笑えてた。デ・シーカにはこういうユーモアに溢れた描写があるので、ジトジトばかりでない軽快さがある。男親の分からない子供をはらんだマリア(マリア・ピア・カジリオ)も、将来の不安に涙したりするが、若さで何とか乗り切れそうな力強さを感じる女の子だ。ウンベルトを演じた人は素人らしいが、演技ではない本人からにじみ出てくる律儀なキャラが物語にリアリティーを感じさせる。

運命の女(2002) UNFAITHFUL
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
専業主婦のコニー(ダイアン・レイン)は偶然であったポール(オリヴィエ・マルティネス)と不倫の関係に陥る。夫のエドワード(リチャード・ギア)は妻の行動に不信を抱き、私立探偵に調査させ、単身ポールのアパートを訪ねて彼を殺してしまう…。
サスペンス/ドラマ(カラー)
2002年/アメリカ
監督 エイドリアン・ライン
音楽 ジャン・A・P・カズマレック
出演
リチャード・ギア、ダイアン・レイン、オリヴィエ・マルティネス
運命の女

感想
「危険な情事」の主人公が主婦版という感じか。昔アイドルのダイアン・レインが大胆な濡れ場を演じているのが話題に。でも前半は主婦が若い男と不倫というスキャンダルな内容が中心というだけでイマイチだが、後半旦那がポールと会うところから面白くなる。突然相手を殺したくなる衝動に目眩を起こすあたりのカメラワークはヒッチコックっぽい。そして夫が恋人を殺したのかも知れないと疑うようになる妻。しかし夫の恐い一面を知って彼女が醒めようとしていた夫への愛情を回復してゆくところは丁寧に描かれ、寝取られ夫ギアも魅力的なだけに納得できる形になっている。夫婦二人それぞれの心理描写はなかなかイイ。サスペンス要素がもっと強ければ面白くなっただろうに残念。

運命のボタン  THE BOX
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1976年12月16日、朝5時45分、ヴァージニア州郊外に暮らすルイス夫妻宅の玄関のベルが鳴る。しかし、妻のノーマが出ると、そこには誰もおらず、ひとつの四角い箱が置かれているだけだった。そして、夫のアーサーがその箱を開けると、中には赤いボタンが付いた奇妙な木製の装置が入っていた。午後5時、夫妻宅にアーリントン・スチュワードと名乗る男が訪ねてくる。男は夫妻に、赤いボタンを押せば2つのことが起きると告げる。第1にどこかで見知らぬ誰かが死に、第2に現金100万ドルが夫妻のものとなる。決断の期限は24時間。経済的に追いつめられていた2人は、やがて葛藤の末に、ついにボタンを押してしまうのだったが…。(from:地上波)
サスペンス/ミステリー/SF(カラー)
2009年/アメリカ
監督 リチャード・ケリー
音楽 ウィン・バトラー、レジーヌ・シャサーニュ、オーウェン・パレット
出演
キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ
運命のボタン
感想
キャメロンが主人公で、「X-MEN」のサイクロップスでお馴染みのが夫役。「フロスト×ニクソン」のフランク・ランジェラが顔が半分しかない謎の男として登場。主要キャラはこの3人だがそれだけなのだが、独特の世界観が(宇宙開発が一番盛んだった70年代が舞台というのもミソかも)奇天烈な設定なのに妙にリアリティを感じさせるのでヒロインと同じようにじわじわと不安を感じさせられる。ヒロインのアンジェラの片足の指がほとんどなかったり、顔が半分ない男とかタブーに触れそうなギリギリをあえてクローズアップさせるところなどちょっと変。そこが普通のハリウッド的作品とは違う。監督は「ドミノ」「ドニー・ダーコ」のリチャード・ケリーと後で知って納得。結末が、まあこういうラストしかないのかなぁという感じだったのがちょっと残念。