ダ・ヴィンチ・コード  THE DA VINCI CODE
★★★☆☆  レンタルDVD
内容
講演会のためパリを訪れていたハーヴァード大学教授のラングドン。突然、深夜にフランス司法警察のファーシュ警部に呼ばれ、ルーブル美術館に連れ出される。美術館長のソニエールが殺され、彼に捜査に協力して欲しいとの要請を受けるが、実は、ラングドンも容疑者にされていたのだった。そこにソニエールの孫娘で、暗号解読者のソフィーが現れる。ソフィーは、現場の写真を見て、祖父が自分だけに分かる暗号を残したことに気付く。
ミステリー/サスペンス(カラー)
2006年/アメリカ
監督 ロン・ハワード
音楽 ハンス・ジマー
出演
トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、アルフレッド・モリナ、ジャン・レノ、ポール・ベタニー、ユルゲン・プロフノウ、エチエンヌ・シコ、ジャン=ピエール・マリエール
ダ・ヴィンチ・コード
感想
ダン・ブラウンの原作はとても面白く、その映画化もとても期待していたのだが…。意外性がなく、普通の出来。まず、原作ではハリソン・フォードのような…とあったので、トム・ハンクスがラングドンのイメージとちょっと違う。ソフィーを演じた「アメリ」のオドレイ・トトゥ、イアン・マッケランのリー・ティービング、ジャン・レノのファーシュ警部はイメージ通りのキャスティング。また「ドッグヴィル」のポール・ベタニーが狂信的な信者のシラスを怪演していて、なかなか良い。またマヌエル・アリンガローサ司教は「ショコラ」のアルフレッド・モリーナと豪華なキャスト。原作の雰囲気もかなり忠実に描いていると思うが、原作を超える意外性はなく、無難な仕上がりになってしまったのが残念。監督は「スプラッシュ」「アポロ13」でもトム・ハンクスを主演に使ったロン・ハワード。

ダーウィンの悪夢  DARWIN'S NIGHTMARE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
生物多様性の宝庫であることから「ダーウィンの箱庭」と呼ばれていたアフリカのヴィクトリア湖。そこへ巨大な肉食の外来魚・ナイルパーチが放たれたことで状況は一変、ナイルパーチはどんどん増え、湖畔の町にはこの魚を加工・輸出する一大産業が誕生し、地域の経済は潤う。しかし、その陰では売春、エイズ、ストリートチルドレン、ドラッグ、…悪夢のような惨劇が生み出されていった。(from:BSジャパン)
ドキュメンタリー(カラー)
2004年/オーストリア:ベルギー:フランス
監督 フーベルト・ザウパー
音楽
出演
プロデューサー:エドワール・モリア、マルティン・フシュラハト、フーベルト・トゥワーン、アントニン・スフォボダ、バルバラ・アルベルト、フーベルト・ザウパー
ダーウィンの悪夢
感想
タンザニアの巨大魚ナイルパーチの加工工場と、工場の魚を国外に輸出する飛行機を中心に広がる、貧困、売春、蔓延するエイズ、ずさんな運行による飛行機墜落事故、魚輸出をカモフラージュに武器密売する政府。「医者のないここでは、病気になっても誰も助けられない。病人は死ぬ前に自分の村にバスや車を使って自力で帰る。死んだ後ではかえって金がかかる。」巨大魚を取る漁村に出稼ぎに来た人々の悲惨な証言。外来種ナイルパーチで工場がわく一方で、ヨーロッパに輸出されるこの魚は地元民には高価で買えず、地元では餓死寸前。工場からでた残骸のゴミ山から拾って、腐った肉片を干して食料にしている、そこで発生するアンモニアガスで目を失った女。工場から出た梱包材のゴミを燃やし、その毒ガスを吸って麻薬の様にトリップする子供たち、国で一番儲かるのが軍人…と、劣悪な環境でも生きていかなくてはいけない人々の衝撃的で震撼させられる証言とレポートばかり。内戦を援助するヨーロッパの富がアフリカの貧困を作り出している、悪の連鎖が断ち切れないジレンマを突きつけられ、やりきれない思いになる。

ダイ・ハード DIE HARD
★★★★★ テレビ放送
内容
クリスマスを単身赴任の妻ホリー(ボニー・ベデリア)のもとで過ごそうとニューヨークからロサンゼルスにきたニューヨーク市警ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、ホリーが重役をする日系商社ナカトミ自慢のインテリジェント・ビルで開かれるパーティーに招待される。しかしそこへ自動小銃、ミサイル、プラスチック爆弾まで周到に装備したハンス(アラン・リックマン)をリーダーにしたヨーロッパ人13名からなるテロリスト集団が襲撃、ナカトミ・グループの副会長タカギ(ジェームズ・シゲタ)を暗殺してビルの金庫の7つのロックに守られた額面6億4000万ドル(約830億円)の債券を奪おうとする。マクレーンは一人立ち向うことになるが…。
アクション/サスペンス(カラー)
1988年/アメリカ
監督 ジョン・マクティアナン
音楽 マイケル・ケイメン、パトリック・ギルモア「When Johnny comes marching home:ジョニーが凱旋するとき」
出演
ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、ボニー・ベデリア、アレクサンダー・ゴドノフ、レジナルド・ベルジョンソン、ジェームズ・シゲタ
ダイ・ハード

感想
ホリーがアホ記者リチャード(ウィリアム・アザートン)に一発パンチを喰らわすラストも次回作に続くお約束になってグッド!この作品が映画デビューになった「ハリー・ポッター」でスネイプを演じているアラン・リックマンが悪玉、冷血だが知的で紳士風のテロリストを演じていて格好良い。また、テロリストに一人立ち向う熱血刑事マクレーンの唯一の味方になる警察官アル(ヴェルジョンソン)や、タカギ副会長、ハンスの部下で弟を殺され怒りまくるカール(アレクサンダー・ゴドノフ)など、ワキ役のキャラも個性的に描かれていてアクションだけでなく、人間ドラマが最高に面白い。コミカルなキャラが上手いブルース・ウィリスもまだ髪があり若々しくて彼の最高傑作かも。撮影は「スピード」のヤン・デ・ボン、監督は「トーマス・クラウン・アフェアー」のジョン・マクティアナン。

ダイ・ハード2 DIE HARD 2
★★★★☆ テレビ放送
内容
クリスマス・シーズンに入った首都ワシントンDCの、吹雪に閉ざされた国際空港。ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、妻ホリー(ボニー・ベデリア)を迎えにきていた。まさか彼は再び熾烈な戦場(事件現場)にきている最高に運の悪い男になるとは!夢にも思っていなかった。マクレーンは元特殊部隊大佐で反共主義者のスチュアート(ウィリアム・サドラー)が、アメリカ政府に逮捕されたラテン・アメリカのやはり反共主義者で麻薬王でもあるエスペランザ将軍(フランコ・ネロ)を、空港ハイジャックで奪回し、国外逃亡を企てているのに気付いた。大佐に率いられたテロリスト集団の用意周到な計画を空港関係者は察知できない。マクレーンはここでも悪戦苦闘を強いられながらも、スチュアートの野望を阻止する。
アクション/サスペンス(カラー)
1990年/アメリカ
監督 レニー・ハーリン
音楽 マイケル・カーメン
出演
ブルース・ウィリス(野沢那智)、ボニー・ベデリア(弥永和子)、ウィリアム・サドラー(堀勝之祐)、レジナルド・ベンジョンソン(増岡弘)
ダイ・ハード2

感想
冒頭のウィリアム・サドラーのムキムキ・ヌード披露に爆笑。ホリーとアホ記者リチャード(ウィリアム・アザートン)の対決も楽しい。また決まってマクレーンの捜査妨害をするのが現場責任者で今回はカーマイン空港警察署長(デニス・フランツ)。グラント少佐(ジョン・エイモス)の裏切りもアっと驚く仕掛け。そしてホリーが乗った旅客機の燃料切れ…と危機一髪状態が幾つも重なり、ラストまでハラハラドキドキしっぱなし。そしてまたしてもマクレーンは血だらけのボロボロ、ヘトヘトになりながら、タイトル通り死ぬ程大変な目に合いながらもこの男は妻の危機を救い、結果大勢の人々も救うのである。ラストで次々に旅客機が空港に降り立つシーンは感動的。そしてそれが適った仕掛けも最高に面白い。

ダイ・ハード3 DIE HARD WITH A VENGEANCE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ヒット・シリーズ第3弾。またしても運の悪さを見せつけるマクレーン刑事(ブルース・ウィリス)と、事件に巻き込まれたハーレムの家電屋黒人店主ゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)が、ニューヨーク中に爆弾をしかけたと、有名デパートや地下鉄を爆破し、新たに学校をターゲットにした爆弾テロリスト・サイモン(ジェレミー・アイアンズ)の執拗な攻撃に立ち向う。
アクション(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ジョン・マクティアナン
音楽 マイケル・ケイメン
出演
ブルース・ウィリス、ジェレミー・アイアンズ、サミュエル・L・ジャクソン、グレアム・グリーン
ダイ・ハード3

感想
サミュエル・L・ジャクソンとジェレミー・アイアンズが共演で、豪華な顔ぶれ。特にマンネリになりがちなシリーズにいいカンフル剤になっている。これでもかとたたみかけてくる、マクレーンのピンチは最後の最後まで目が放せない。アホで野性的感で危機を乗り越えるマクレーンと知的なゼウスという組合せがグッドだった。ジェレミー・アイアンズも鍛えた身体がかっこいい、知的な犯罪者だったし。マクラーレンの私的部分もはぶいちゃって、セントラルパークをイエローキャブで暴走したり、マンハッタンの地下鉄が爆破したりと、ニューヨークを舞台にした派手なアクションを中心にしてたのも良かった。しかしパート1がめちゃくちゃ面白かっただけに比べてしまうと、ブルース・ウィリスのパワーダウンを感じてしまう。

ダイ・ハード4.0  LIVE FREE OR DIE HARD
★★★☆☆ テレビ放送
内容
独立記念日の前夜。全米のインフラを監視するシステムがハッキングされ、ワシントンDCのFBI本部はブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査を開始する。一方その頃、ジョン・マクレーン警部補は娘ルーシーと久々の再会を果たすが、彼女の冷たい態度に気落ちしていた。と、そこへ上司から、マットというハッカーをFBI本部まで連行せよとの指令が入る。しかし、彼はマットのアパートで銃撃されるや、何者かに執拗に追い回されることに。実はこの一連の事態を引き起こしたのはガブリエルという男が率いる一味で、マットらハッカーたちも一味の謀略とは知らずに加担させられていたのだ。マクレーンは持ち前の機転とがむしゃらな行動力で一味の凶行に立ちふさがるが、やがて愛娘ルーシーを人質に取られてしまうのだった…。デジタル制御された全米のインフラ機能麻痺を目論むサイバー・テロリストたちの凶行を食い止めるべく奔走する不死身の男マクレーン刑事の活躍を描く、大ヒット・アクションのシリーズ第4弾。監督は『アンダーワール』のレン・ワイズマン。出演は『シックス・センス』のブルース・ウィリスと『ドッジボール』のジャスティン・ロング。(from:スターチャンネル)
アクション/サスペンス(カラー)
2007年/アメリカ
監督 レン・ワイズマン
音楽 マルコ・ベルトラミ
出演
ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ジャスティン・ロング、クリフ・カーティス、マギー・Q、シリル・ラファエリ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ダイ・ハード4.0
感想
監督もまだ知名度の低いレン・ワイズマン。でもブルース・ウィリスがオヤジになったとはいえ、意外にまだアクションに十分使える。共演の天才ハッカー青年を演じた「ギャラクシー・クエスト」のジャスティン・ロングがいい味を出している。また、しつこいほどの生命力と戦闘能力で驚かされた女性カンフーの達人マイ・リンを演じたマギー・Qが凄い。しかし敵のボスのトーマス・ガブリエルを演じたティモシー・オリファントは迫力不足。これまでのシリーズではA・リックマン、W・サドラー、J・アイアンズと大物キャスティングだったのに今回はかなり地味。しかし「トゥルーライズ」を超えるような戦闘機ぶら下がりなど、絶対にあり得ない不死身のマクレーン刑事の大活躍には喝采。「スターウォーズ」のボバ・フェットのオタク会話には爆笑。相変わらずのマクレーン節も愉快でシリーズものとしてはまずまずの出来で楽しめた。

タイガー刑事(デカ) TIGER CAGE 特警屠龍
★★★☆☆ テレビ放送
内容
麻薬シンジケートに戦いを挑む刑事たちの姿を描いたアクション映画。麻薬捜査課内に麻薬を横流しする裏切者がいる事が発覚、次々と麻薬捜査課の仲間が殺されてゆく。裏切者は誰か?監督は「酔拳」のユエン・ウーピン。主演はジャッキー・チュン、ドゥドゥ・チェン。
アクション/ドラマ(カラー)
1988年/香港
監督 ユエン・ウーピン
音楽 ドナルド・アシュレー
出演
ジャッキー・チュン、ドゥドゥ・チェン、ドニー・イェン、ン・マンタ、マイケル・ウッズ
タイガー刑事

感想
血気盛んな若手刑事テリーを演じるドニー・イェンのアクションが見どころ。そのテリーと黒人暗殺者(マイケル・ウッズ)の死闘はすごい迫力!早すぎるパンチの応酬で動きが見えない!二人ともめちゃくちゃ強い!しかしややテリーが有利か?というところであっさりテリーが…まだ中盤だというのに、ああ…。「SPL/狼よ静かに死ね」で主演だったサイモン・ヤムが主人公達の上司!ン・マンタがテリーの親父的存在のベテラン刑事役。主演のジャッキー・チュンは恋人を笑わすために女装したりしてコミカルなところもあるけど今回は真面目モード。ドゥドゥ・チェンと白人女の死闘も凄まじく意外やこの白人女が強い!ドゥドゥかなりあやうし!香港女優の打たれ強さ(本当に痛そう)に感服。黒幕(誰かは明かさないけど)も最後まで悪あがきして見せるゾ!

大逆転 TRADING PLACES
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
大会社の経営陣の一人として活躍するルイスは会社の経営者デューク兄弟(ラルフ・ベラミー、ドン・アメチー)の「町で拾った貧乏な詐欺師・ビリーとエリートのルイスの各々の立場を入れ換えたら、どうなるか」という賭けにかけられ、二人の生活は逆転する。金持の生活から一転して貧乏な宿無しになったルイスは娼婦のオフェーリアに助けられ、彼女の打ちに居候する。ルイスに変わって会社の重役ポストに座ったビリーは天才的な機転で有望株を買い漁り、会社は大きく儲かる。しかし、賭けの結果がわかった後でもデューク兄弟はビリーもルイスも会社からお払い箱にするつもりで、その陰謀を知ったビリーはルイスやオフェーリア、デューク兄弟の元で執事としてこき使われているコールマンと結託してデューク兄弟を破産させる計画をたてる…。
コメディ
1983年/アメリカ
監督 ジョン・ランディス
音楽 エルマー・バーンスタイン
出演
ダン・エイクロイド(ルイス)、エディ・マーフィ(ビリー)、デンホルム・エリオット(コールマン)、ジェイミー・リー・カーティス(オフェーリア)、ラルフ・ベラミー、ドン・アメチー

感想
出演者達のキャラがみなクセものばかりで面白い。悪者にあたるデューク兄弟も無邪気なお年寄りでなんだか憎めない。実際に、こんなにトントンに上手くいって、儲かればイイのに…と思っちゃうくらい夢のような話。しょっぱなのイギリス貴族を小馬鹿にしたノリも笑えた。

大空港  AIRPORT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
猛吹雪に見舞われた空港で巻き起こるトラブルと離陸したジャンボ機内で発覚した爆弾持ち込み事件の解決に奮闘する人々を、オールスター・キャストで描いたパニック映画の名作。アカデミー助演女優賞(ヘレン・ヘイズ)受賞。
パニック(カラー)
1970年/アメリカ
監督 ジョージ・シートン
音楽 アルフレッド・ニューマン
出演
バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジーン・セバーグ、ジャクリーン・ビセット、ジョージ・ケネディ、ヘレン・ヘイズ
大空港
感想
せっかく機長(マーティン)と添乗員(ビセット)が機転を利かせて犯人から爆弾の鞄を奪おうとするが、アホな男性乗客たちに妨害され失敗、イライラさせられる。猛吹雪で旅客機が立ち往生する滑走路をどう片付けるか最後までハラハラさせられ、この頃、量産されたパニック映画の中では今見ても面白い作品。主演のバート・ランカスター演じる空港責任者の存在感も良いが、機長たちに協力する老婦人クオンセットのヘレン・ヘイズが茶目っ気たっぷりでいい味を出している。分割画面で同時進行したり、CGにたよらない爆発シーンなどは、今見ても見ごたえがある。オールスターキャストでグランドホテル形式のパニックものの古典的作品。
エアポート・シリーズ関連:エアポート'75

対決(1963)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
南条範夫の『無明逆流れ』を原作に、永遠の宿敵の剣士同士の闘いを描く。秘剣が重要な場面で登場するなど、近年の時代劇ブームを支える藤沢周平原作の作品に通じる要素もあり、いわゆるチャンバラの醍醐味に加え、剣豪の内なる闘志の描写も、見所のひとつ。江戸時代、東海随一の道場きっての剣の達人・清玄(藤巻)は、師匠の愛人・いく(藤村)と結ばれたことから、怒った師匠の秘剣で両目の視力を失い、道場を追われてしまう。(from:日本映画専門チャンネル)
時代劇(白黒)
1963年/日本
監督 安田公義
出演
藤巻潤、藤村志保、稲垣美穂子、小林勝彦
対決
感想
自分の妾を寝取られた師匠に目を切られた男が、剣の鬼となって復讐するという話だが、この主人公が陰鬱で冷たいところが、眠狂四郎に似ている。足の指に剣先がつくような下段の構えも狂四郎にそっくり。同じ盲目の侠客、座頭市とはまるっきり違った恰好良さがある。しかし、顔には目を一文字に切られた醜い痕があって、そこは「妖怪百物語」などを手掛けた監督らしいグロテスクなヒーロー。ラストはちょっと意外な展開で、ありがちでない時代劇でなかなか面白かった。監督は「新・鞍馬天狗」「眠狂四郎 魔性剣」「大魔神」「東海道お化け道中」「妖怪百物語」「千代田城炎上」の安田公義。

大殺陣  
★★★★☆  テレビ放送
内容
4代将軍家綱の危篤にあたり、大老酒井雅楽頭は自分の思い通りになる甲府宰相綱重を5代将軍に推し、天下を我が物にしようとたくらむ。これに対し軍学者・山鹿素行は一党を組織し、綱重暗殺計画を立てる。「十三人の刺客」で時代劇に集団闘争という新たなスタイルを築いた工藤栄一監督が、江戸史の謎とされる甲府宰相の死に想をえて、幕府大老の陰謀に挑む暗殺者たちの壮絶な闘いをリアルに描いた時代劇。(from:NHKBS)
時代劇(白黒)
1964年/日本/東映
監督 工藤栄一
音楽 鈴木静一
出演
里見浩太朗、平幹二朗、大友柳太朗、大坂志郎、大木実
大殺陣
感想
大坂志郎演じる大家族の浪人が決行の日に家族と別れるシーンが泣ける。里見浩太朗、平幹二朗、大友柳太朗といったスターを出演させつつも、一人だけの人生に焦点を当てるのではなく、決行する仲間たち皆にドラマを持たせているのがいい。ラストの吉原での大殺陣では、主役の里見浩太朗も、斬られる綱重公も判別が難しいほど売り乱れる様は、まるで60年代安保闘争の群集のように、個々の顔よりも集団の力を感じる。手ぶれも激しいカメラワークは当時としては珍しい臨場感ある映像で、今見ても斬新さを感じる。事件の報告書をそのままという感じでそっけないナレーションも緊張感があって面白い演出。監督は「十一人の侍」の工藤栄一。

第三の男 THE THIRD MAN
★★★★★ テレビ放送
内容
第2次大戦後のウィーンに、アメリカから親友を訪ねてやってきた作家マーティン。しかし、その友は自動車事故で死んだことを知らされる。事故を不審に思ったマーティンは、ハリーの葬式で見かけた美女、ハリーの生前の恋人・女優のアンナに惹かれたことも手伝って、事件の真相を突き止めることを決意する。事故現場にいた3人のうち、身元の確認ができずにいた「第三の男」とは…。
サスペンス/ドラマ(白黒)
1949年/イギリス
監督 キャロル・リード
音楽 アントン・カラス
出演
ジョセフ・コットン(ホリー・マーティン)、オーソン・ウェルズ(ハリー・ライム)、アリダ・ヴァリ(アンナ)、トレバー・ハワード(キャロウェー少佐)
第三の男

感想
アントン・カラスのチターの名曲、少ない出演ながらも強烈な印象とセリフを残すオーソン・ウェルズ、凝った斜撮りのカメラワーク、陰影を強調した映像とテンポのイイ廃墟になった夜のウィーン・地下下水道での追跡…名作と言われる所以はキリがない。オーソン・ウェルズだけでなく、ジョセフ・コットンやアリダ・ヴァリの演技も素晴しい。特に小さな子供に犯人だと疑われるシーンは、言葉が分からない外国でより不安感をあおる。アリダ・ヴァリのハリーとマーティンの狭間で揺れる心を押さえた演技でイイ。ハリーが登場する名場面、あの歯に噛んだ子供っぽい微少が悪党なのに憎めず魅力的だ。そのハリーは「AFIアメリカ映画・ヒーロー&悪役ベスト100」で37位に選ばれている。ラストの永遠に続く並木のシーンも印象的。「追跡“第三の男”」というドキュメンタリーでは、制作秘話が語られこちらも興味深い。1950年のアカデミー賞撮影賞をロバート・クラスカーが受賞。

大酔侠(1966)  COME DRINK WITH ME
★★★★☆  テレビ放送
内容
香港の武侠映画の巨匠、キン・フー監督作で、アカデミー外国語映画賞はじめ計4部門を制覇した「グリーン・デスティニー」に多大な影響を与えたといわれるアクション時代劇。賊に連れ去られた兄を救うため、敵地へと乗り込んだ女剣士。間一髪の所を伝説の武術の達人に助けられ、再び兄の救出に向かう。「グリーン・デスティニー」でチャン・ツィイーのボス役を演じたチェン・ペイペイが女剣士役で華麗な立ち回りを見せる。(from:NHKBS)武術指導はサモ ハン キンポー(洪金寶)、撮影は「最後のブルース・リー/ドラゴンへの道」の撮影をした、日本人カメラマンの西本正(ホーラン・シャン)。
アクション/格闘技/歴史劇(カラー)
1966年/香港
監督 キン・フー(胡金銓)
音楽 チョウ・ランピン(周藍萍)
出演
ユエ・ホア(岳華:ファン・ターペイ)、チェン・ペイペイ(鄭佩佩:金燕子)、チェン・ホンリエ(陳鴻烈:玉面虎)、ヤン・チーシアン(楊志郷:ティアオ・チンタン)、ジャッキー チェン(子役)
大酔侠
感想
グリーン・デスティニー」で冷酷な暗殺者の碧眼狐を演じたチェン・ペイペイが19歳で初主演した香港武侠映画の元祖。彼女が演じるゴールデン・スワロウの殺陣は、ダンサー出身の彼女らしく踊るように華麗。明らかに彼女が主人公なのに、後半からはファン・ターペイ“酔侠”が主役に。まだ男尊女卑の思想が根強い時代だったのだろう。ラストはファン・ターペイと青竹派の兄弟子ティアオ・チンタンの決闘で終わるが、それよりも冒頭のチェン・ペイペイが居酒屋で立ち回るシーンの方が見応えある。

大西部への道 THE WAY WEST
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ミズーリ州インディペンデンスから幌馬車隊が豊かなオレゴンを目指すドラマ。監督は「マクリントック」「チザム」のアンドリュー・V・マクラグレン。カーク・ダグラス、リチャード・ウィドマーク、ロバート・ミッチャムのハリウッド・スターの豪華共演の西部劇。
西部劇(カラー)
1967年/アメリカ
監督 アンドリュー・V・マクラグレン
音楽 ブロニスラウ・ケイパ、マック・デヴィッド
出演
カーク・ダグラス、ロバート・ミッチャム、リチャード・ウィドマーク
大西部への道

感想
幌馬車隊が豊かなオレゴンを目指す西部劇。カーク・ダグラスが一団のリーダーとして農民や商人を幌馬車隊に引き入れてオレゴンに新しい町を築くのを夢見るが、厳しい旅の中、旅人達を厳しく導く。しかし厳しすぎて人情が薄いと人々から嫌われという汚れ役に。道案内のロバート・ミッチャムが唯一彼の理解者として出演、かっこいい!ビックリなのが『マグノリアの花たち』で豪華主演陣で一番際立った演技だったサリー・フィールド。これがデビュー作だがいきなり、新婚なのにセックスレスで悩む旦那の浮気相手をするイケイケ娘マーシーを演じててビックリ。まだ子供っぽいあどけなさが残るのになぁ…。すっかり他の共演者を食っている。

TAIZO〜戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の真実
★★★★☆  テレビ放送
内容
「うまく撮れたら、もって帰ります。うまく地雷を踏んだら、サヨウナラ!…一ノ瀬泰造」…奥山和由プロデューサーが、松竹退社後に立ち上げたチームオクヤマの第一回劇場映画作品『地雷を踏んだらサヨウナラ』は、浅野忠信主演により、戦場カメラマン・一之瀬泰造の半生を描き、ロングランの大ヒットとなった…。そして、その後に制作されたこのドキュメンタリー映画作品の『TAIZO〜戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の真実』は、前記の映画では描ききれなかった“リアルな一ノ瀬泰造”の生き様を記録すると共に、彼が純粋に、ただひたすらに追い求めたものを探して、当時のカンボジアやベトナムで彼と関わりを持ったジャーナリスト達の証言や、一ノ瀬家の家族の思いなどを綴り、老若男女問わず多方面で話題を集めたドキュメンタリー映画作品である。(from:BSTBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2003年/日本
監督 中島多圭子
音楽 深町純
出演
声:坂口憲二(一ノ瀬泰造)、河津佑介(一ノ瀬清二)
TAIZO〜戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の真実
感想
本人の肖像は、浅野忠信が演じた泰造よりも幼さが残っていて、カンボジアの激戦地を従軍し、地獄を見てきた人とは思えないほどあどけない感じがするのが驚き。戦争写真の先輩でカンボジア・プノンペンで狙撃されて死亡したサワダ(沢田教一:『安全への逃避FREE TO SAFETY』でピューリッツァー賞受賞)に憧れてカンボジアに降り立つが、その悲惨な現状に現地の人と一緒になって泣く…その写真には銃弾に倒れた死体の写真でも「死体」ではなく「人」を感じる何かがある。『地雷を踏んだらサヨウナラ』の映像を挿入するとともに、彼の手紙から彼のカンボジアでの足跡を綴ったドキュメント。そこには泰造がまだ生きているよう。

タイタス TITUS
★★★★☆ テレビ放送
内容
古代ローマの武将タイタス・アンドロニカス(アンソニー・ホプキンス)が宿敵ゴート族を滅ぼし、ゴート族の王妃タマラ(ジェシカ・ラング)を連れローマへ凱旋する。彼女の長男を生贄に処したことから、待っていたはずの栄誉が想像を絶する血の制裁へと変わる。愛する者を奪われたタモラの深い悲しみが美しいほどに徹底した復讐心を生んだのだ。悲しみと怒りと狂気を胸にたぎらせたタイタスは復讐の火蓋を切って落とす。シェイクスピア37本の戯曲中、最もショッキングな作品と言われる『タイタス・アンドロニカス』を映画化。(from:BS-i)
歴史劇
1999年/アメリカ
監督 ジュリー・テイモア
音楽 エリオット・ゴールデンサール
出演
アンソニー・ホプキンス、ジェシカ・ラング、ジョナサン・リス=マイヤーズ、アラン・カミング
タイタス

感想
タイタス・アンドロニカスは、ローマ帝国の将軍として民衆に慕われていたが、捕虜にしたゴート族の王妃タマラにそそのかされたローマ皇帝に裏切られ、息子達と一人娘、自分の左腕を失う。タイタスは皇帝とタマラへの復讐を謀る…というシェークスピア原作の物語。現代風のインテリアや衣裳と、古代ローマ建築物や古代ローマの衣裳をミックスした形で舞台劇風なところも混ぜ合わせたりと、古代と現代が入り交じった不思議な世界が展開される。ケン・ラッセルの神話を元にした映画作品を思わせる趣向で面白かった。でもケン・ラッセルの『白蛇伝説』よりも豪華でスペクタクル、エログロもあまりなく、完成度もかなりイイ。これもサー・アンソニーとジェシカ・ラングが出演したおかげなのかも。

タイタニック(1997) TITANIC
★☆☆☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
ジェームズ・キャメロンが、実話であるタイタニック号の悲劇を壮大なスケールで映画化した超大作。沈みゆく豪華客船タイタニック号の恐怖を描きながら、L・ディカプリオとK・ウィンスレットが演じる、画家をめざす貧しい青年と富豪の令嬢とのはかない恋の物語を織り交ぜ、世界中で記録的なヒットとなった。その年のアカデミー賞で作品賞をはじめ史上最多タイの11部門を受賞し、L・ディカプリオはこの映画で一気に大スターとなった。(from:NHKBS)
海に沈んだ伝説の客船タイタニックでの恋。

ドラマ/ロマンス/パニック
1997年/アメリカ
監督 ジェームズ・キャメロン
音楽 ジェームズ・ホーナー、主題歌:セリーヌ・ディオン
出演
レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼーン、キャシー・ベイツ
●1997年アカデミー作品賞受賞
タイタニック

感想
巨大豪華客船がまっ二つに折れて沈む山場は圧巻!しかしそれ以外はほとんどチープなメロドラマ。冒頭の探索チームのエピソードもやたら長くて退屈。他に良かったのはオーケストラの人々が沈み行く船上で人々の為に音楽を演奏し続けるところや、ベッドで最期をジッと待つ老人夫婦、これは泣けた。大好きな「ホーンブロワー海の勇者1」の主人公ホレイショを演じているヨアン・グリフィズがローズを救う航海士を演じているのも嬉しい。しかし!4時間あまりもずっとメロドラマにはめまいがした。本当のタイタニックに迫ったドキュメンタリー映画「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」「SOSタイタニック 忘れえぬ夜」「歴史は夜作られる」の方がずっと面白い。

タイタンA.E.  TITAN A.E.
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
西暦3028年、地球はドレッジ・エイリアンの襲来と恐るべき砂嵐によって壊滅。幼いケールは父・タッカー教授から人類の未来を握る指輪を託されて地球を脱出、タッカーは自身が開発した巨大宇宙船タイタン号に乗って宇宙へと去り、その後ドレッジは地球を爆破した…。A.E.(After Earth Ends)15年。成長したケールはひょんなことで人類再統合を目指す船長コルソと知り合う。コルソはケールが持つ指輪にはタッカーが乗り込んだタイタン号の隠れ場所の秘密が隠されていると教えた。ドレッジの追跡を逃れ、コルソの宇宙船ワルキューレ号に乗り込んだケールは、美人飛行士アキーマ、一等航海士プリードらクルーと一路惑星セシャリムへと向かうが、やがて衝撃の事実が。コルソとプリードが人類を裏切ってドレッジと結託していたのだ。漂流コロニーのニュー・バンコクに置き去りにされたふたりは、中古宇宙船を修理して最終目的地〈ティグリンのアイスリング〉の巨大な氷の結晶の奥に眠るタイタン号へと向かう。それを追うコルソのワルキューレ号と地球を破壊したドレッジ軍の母船。かくして、ケールは人類の未来を救うべく奮戦するのだった。(from:NHKBS)
アニメ/SF/アドベンチャー(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ドン・ブルース、ゲイリー・ゴールドマン
音楽 クレアム・レヴェル
出演
声:マット・デイモン、ビル・ブルマン、ジョン・レグイザモ、ネイサン・レイン、ジャニーン・ガラファロ、ドリュー・バリモア
タイタンA.E.
感想
背景やメカなどの美術は美しいのだが、キャラクターのデザインが従来のアメリカン・コミックなキャラで可愛くないし、面白味がない。音楽もダサい。小さな子供が見るにはキャラが大人だが、大きな子や大人が見るにはちょっと幼稚な内容で、ターゲットが見えない。監督は「アナスタシア」のゲイリー・ゴールドマン&ドン・ブルースだが、「アナスタシア」もイマイチだったのと同様、これも無難過ぎて面白味に欠ける。オリジナリティーでは「ペイネ 愛の世界旅行」「プリンス&プリンセス」「キリクと魔女」や「ファンタスティック・プラネット」「時の支配者」「ガンダーラ」のルネ・ラルーのようなフランス、キャラクターの多様生では日本のアニメがずっと良い。

タイタンズを忘れない REMEMBER THE TITANS
★★★★☆ テレビ放送
内容
公民権運動によって人種の壁が取り払われようとしていた1971年のアメリカ。ヴァージニア州の保守的な田舎町でも、白人の高校と黒人の高校が統合され、人々の猛反発の中、フットボール・チーム「タイタンズ」も統合される。黒人のヘッド・コーチ、ブーンを迎え、彼の厳しい指導の下、次第に選手達は理由もなくお互いを憎みあうことの愚かさに気づいていく。(from:BS-i)人種差別が残る1971年のアメリカ・バージニア州の田舎町で、公民権運動により白人と黒人の高校が統合され、学校のアメリカン・フットボールのコーチに黒人のブーンブーンが選ばれる。それまでコーチだったヨーストは黒人に自分の地位を奪われショックを受けるが、ブーンのアメフトへの熱意にアシスタント・コーチとして彼に協力する。ブーンの高い統率力でそれまでバラバラだった白人と黒人混合のチームが合宿を終える頃には一つにまとまっていた。しかし学校に帰ってきたチームを待ち受けていたのは町の人々の根強い人種間の対立だった…。
青春/スポーツ/ドラマ(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ボアズ・イェーキン
音楽 トレバー・ラビン
出演
デンゼル・ワシントン(ブーン)、ウィル・パットン(ヨースト)、ウッド・ハリス、ドナルド・フェゾン、キップ・パルデュー
タイタンズを忘れない

感想
アメリカで実際にあった話で、それだけに人種差別を乗り越えていく若者とコーチ二人の友情は感動的。知的でガッツのある正義の人を演じたらピカイチにデンゼル・ワシントンがすごくイイ。が、それ以上に若い選手達が良かった。彼女を取るか、黒人の親友を取るかで悩んだ白人のキャプテン、親友を取ったお前はエライ!ヨーストのじゃじゃ馬娘も可愛かったなぁ。アメフトの試合シーンもさすがの大迫力で楽しめた。

タイタンの戦い(2010)  CLASH OF THE TITANS
★★★★☆  テレビ放送
内容
神と人が共存していた神話の時代。そこでは、欲望のままに行動する神々が熾烈な抗争を繰り返していた。ある時、ゼウスの息子でありながら人間として育てられたペルセウスは、冥界の王ハデスに家族をなすすべなく殺されてしまう。ハデスの暴虐に、このままでは地上が地獄と化す危機に直面する中、復讐に燃え、失う物のなくなったペルセウスは、命知らずの猛者たちを率いて、ハデス打倒の旅に出る。しかしそれは、巨大な魔物クラーケンや見た者を石に変える妖女メドゥーサが待ち受けるあまりにも過酷な道のりだったのだが…。(from:日曜洋画劇場)
アクション/アドベンチャー/ファンタジー(カラー)
2010年/アメリカ
監督 ルイ・ルテリエ
音楽 ラミン・ジャヴァディ
出演
サム・ワーシントン、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン、アレクサ・ダヴァロス、ジェイソン・フレミング、レイフ・ファインズ、リーアム・ニーソン
タイタンの戦い
感想
レイ・ハリーハウゼンの「タイタンの戦い」のリメイク。今のCG技術を結集してレイ・ハリーハウゼンの特撮世界をよりリアルに描こうとした意欲を高く買いたい作品。ペガサスやメドゥーサなどはレイのデザインをそのままでよりリアルに描いている。クラーケンや三人の盲目の魔女は世紀末に流行った象徴主義絵画のようでレイよりもいい出来かも。レイの特殊効果が作った作品を今だとこれだけ具象化できるというのも嬉しい。リーアム・ニーソンのゼウスや レイフ・ファインズのハデス、ジェイソン・フレミングのアクリシオス王など、出演者もなかなか豪華でレイ版が無名俳優ばかりだったのに比べるとかなりグレードアップしている。これだけの大作にできたのもレイのオリジナル版の人気ゆえかも。「アバター」「ターミネーター4」のサム・ワーシントン主演。監督は「トランスポーター」「トランスポーター2」「ダニー・ザ・ドッグ」「インクレディブル・ハルク」のルイ・ルテリエ。

隊長ブーリバ TARAS BULBA
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
16世紀のウクライナの大平原。コサックの族長ブーリバ(ユル・ブリンナー)はポーランドに雇われてトルコ軍と戦い、ポーランドに勝利をもたらすが、ポーランドに裏切られる。復讐を誓う彼は息子アンドレイ(トニー・カーティス)をキエフ大学に送って「ポーランドに勝つためにポーランドを知れ」とポーランドの生活様式を学ばせる。しかしアンドレイはポーランド貴族の娘ナタリア(クリスチーネ・カウフマン)と恋に落ちた結果、争いになったナタリアの兄を殺してしまい、父の元へ逃げ帰ってくる。ブーリバはコサックの各部族と連合しポーランドへの復讐の戦いを開始するが、アンドレイは恋人のために心ならずも父を裏切る…。
文芸/時代劇(カラー)
1962年/アメリカ
監督 J・リー・トンプソン
音楽 フランツ・ワックスマン
出演
トニー・カーティス、ユル・ブリンナー、ペリー・ロペス(ブーリバの息子オスタップ)、クリスチーネ・カウフマン、ガイ・ロルフ(ポーランドのグレゴリー王子)
隊長ブーリバ

感想
ロシアの文豪、ニコライ・ゴーゴリ原作のコサックの英雄ブーリバの話。ユル・ブリンナーの格好は弁髪で、他の者は普通の長髪だったり、ポーランドに大砲があってオスマン・トルコにはない(でも当時は一番科学が発達していたハズだが…)と、時代考証は眉唾もののスペクタクル巨遍。大軍の騎馬隊が大草原を怒濤のごとく押し寄せるシーンは圧巻、ユル・ブリンナーが演じるコサックの野性的な生活(酒の飲み方が尋常でない)は笑える。ちなみにこの作品でカウフマン(当時18歳)と出会ったトニー・カーティスはジャネット・リーを捨てて、実生活でも一緒になっている。そのトニー・カーティスはユル・ブリンナーよりトップにキャスティングされているが、どう見てもコサックには見えず、ミス・キャスト。

大停電の夜に  UNTIL THE LIGHTS COME BACK
★★★☆☆  テレビ放送
内容
かつての恋人を待ち続けるバーのマスター。妻と恋人の間で揺れる会社員。「ある迷い」に悩む夫婦。大切なものを失った元ヤクザ。過去を捨て、結婚によって心の幸福を求めた妊婦。未来のない関係にさよならをするOL。遠い上海の恋人に思いを馳せる中国人研修生。本当の想いを伝えたい、クリスマスイヴ…。最も輝く聖なる夜に東京が大停電に。様々な想いを抱える12人の男女が真っ暗な中で見つける“本当の愛”とは?(from:BSジャパン)
ドラマ/ロマンス(カラー)
2005年/日本
監督 源孝志
音楽 菊地成孔
出演
豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、阿部力、本郷奏多、香椎由宇、田畑智子、淡島千景、宇津井健
大停電の夜に
感想
老若男女5組の男女のオムニバスだと思ってみていたら、それが次第に複雑に絡まって繋がってゆく、なかなか面白い人間ドラマ。停電で電気が使えないという不便な環境が、かえってそれまで希薄になっていた人間同士のコミュニケーションを深めるという設定が、現代人に欠けたものを思い出させてくれるものになっている。ドラマの展開は予想通りで意外性は少ないが、それぞれのエピソードがしんみりと人情的で良い。特に出所後に出会った妻を追いかける吉川晃司と出産間近の寺島しのぶが、地下鉄から脱出するエピソードがユーモラスで良かった。ビル・エヴァンスの「マイ・フーリッシュ・ハート」など、ジャジーな音楽もグッド。

大帝の剣
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
三代将軍家光の時代。並はずれた巨体の剣士・源九郎は、地球外金属・オリハルコンで作られた神器・大帝の剣を背負って諸国を旅していた。神器は他に2つ存在し、“三種の神器”すべてを手にしたものは世界を征するほどの力を得られるという。ある時、源九郎は豊臣の血を引くため幕府から追われる姫・舞とお供の忍者・佐助を救い、その縁で道中を共にすることになる。だがその矢先、やはり神器を探す宇宙生命体・ランが地球に飛来し、舞に取り憑いてしまった。一行はそれぞれの思惑から神器を探す旅を続けるのだが…。(from:WOWOW)
SF/時代劇/アクション(カラー)
2007年/日本
監督 堤幸彦
音楽 見岳章、主題歌:GLAY「鼓動」
出演
阿部寛(万源九郎)、長谷川京子(舞)、宮藤官九郎(佐助)、竹内力(破顔坊)、黒木メイサ(牡丹)、大倉孝二(手妻の藤次)、六平直政(黒虫)、杉本彩(姫夜叉)、津川雅彦(あやかた様)、江守徹(語り手)
大帝の剣
感想
内容は時代劇に宇宙人襲来と、三池崇史監督作品にも劣らぬ奇想天外な設定で、原作は「陰陽師」の夢枕獏、監督は「TRICKトリック」の堤幸彦なので期待したのだが、ギャグは笑えないし、演出もテレビの延長線という感じで期待外れ。「北斗の拳」のケンシローみたいな阿部ちゃんや、オヤジ声の長谷川京子、美剣士の黒木メイサなど、配役とキャラはなかなか良い。「あららー」を連発する元・マタギの怪物権三(遠藤憲一)が笑えた。しかし、忍者を演じた官九郎がどうもイマイチ魅力が無い。同じ忍者でもボケ忍者を演じた大倉の方が面白かった。この作品を三池崇史監督が作っていたら、もっと弾けて笑えるものになっていたかも。

大東京誕生 大江戸の鐘 風雲篇  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
慶応から明治に変わる日本の歴史の大転換期を背景に、その渦中に巻き込まれた人々の人間模様を描いた歴史絵巻。幕府の要人・小栗上野介に軸をおいて幕末の激動期を描いた「風雲篇」と上野介の養子・又一に焦点をあてて五稜郭の攻防から東京の誕生までを描いた「開花篇」の2部構成。松竹時代劇35周年記念映画。(from:衛星劇場)
時代劇(カラー)
1958年/日本/松竹
監督 大曾根辰保
音楽 木下忠司
出演
高田浩吉、瑳峨三智子、高千穂ひづる、松本錦四郎、松本幸四郎
大東京誕生 大江戸の鐘
感想
坂本竜馬も新撰組も出てこないので幕末ものにしては退屈。松竹時代劇35周年記念映画にしてはオールスターとはいい堅いキャストで松本幸四郎親子が競演しているくらい。でも、開国時代の江戸の情景がCGのない頃にしてはリアルに上手く描かれている。監督は「鞍馬天狗 角兵衛獅子」「鞍馬天狗 鞍馬の火祭」「鞍馬天狗 天狗廻状」「あばれ獅子」「魔像」の大曾根辰保。

大統領の陰謀 ALL THE PRESIDENT'S MEN
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ワシントン・ポストの二人の若手記者ボブ・ウッドワードと、カール・バーンステインが、ウォーターゲート事件の真相を突き止め、ニクソン大統領を失脚にまで到らしめた実話の映画化。
ミステリー(カラー)
1976年/アメリカ
監督 アラン・J・パクラ
音楽 デヴィッド・シャイア
出演
ロバート・レッドフォード、ダスティ・ホフマン、ジェイソン・ロバーズ
大統領の陰謀

感想
ベトナム戦争後まもないアメリカ。終始社内で響くタイプライターの音が印象的でまるでマシンガンのよう。これといった殺人や暴力が描かれる訳でなく、地味な感じだがグイグイと引込まれるロバート・レッドフォード、ダスティ・ホフマン、ジェイソン・ロバーズらの演技がイイ。特に暗い駐車場のシーンは恐かった!しかし…ラストがあれ?という感じであっけない。これからがすごいんじゃないの‥?という疑問を持ったまま終わってしまう。1976年アカデミー助演男優賞(ジェイソン・ロバーズ)、脚色賞、美術・装置賞、音響賞の4部門を受賞。

大統領の理髪師 THE PRESIDENT'S BARBER 孝子洞理髪師
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
家族思いの平凡な男が、ある日突然大統領専属の理髪師に抜擢され、人生が一変する。大統領の側近たちの権力争いに巻き込まれ窮地に陥ったり、些細なミスに命の縮む思いをしたり。でも一番大切なものを守るために勇気を示した時、ついに奇跡が訪れる…。韓国の辛く厳しい時代を庶民の視点で初めて本格的に描いたのは、これが長編デビュー作となるイム・チャンサン監督。ヴェトナム派兵、北朝鮮ゲリラ事件、大統領暗殺など、重要な政治的事件を巧みに配しつつ、感動的で心温まる家族愛のドラマに仕上げている。(from:BSジャパン)
ドラマ/コメディ(カラー)
2004年/韓国
監督 イム・チャンサン
音楽 パク・キホン
出演
ソン・ガンホ、ムン・ソリ、リュ・スンス、イ・ジェウン、チョ・ヨンジン、ソン・ビョンホ、パク・ヨンス、ユン・ジュサン、チョン・ギュス、オ・ダルス
大統領の理髪師

感想
JSA」や「殺人の追憶」のソン・ガンホ主演のコメディなので期待したのだが、子供を長期にわたって尋問したり、ハゲの新大統領に失言を一言したためにボコボコにされたり…ギャグのための作り話なのだろうけど、所々で感じる狂暴性に引いてしまって笑えない。下痢になった者を「マルクス病」と言って北朝鮮のスパイに関わった者として検挙するエピソードにはニンマリしたが、息子の足を直すために全国の医者を訪ねる話は「草ぶきの学校」の方がずっと感動できた。ここで泣け、ここで笑え!というあざとさが目についてしまう。でも舞台になった60年代の韓国は昭和初期の日本にそっくりで親近感が持てる。しかしここで描かれる世界はノスタルジックな雰囲気に浸れるというよりも、こんな悲惨な時代には生きたくない…と思えてならない。

台所太平記
★★★★☆  テレビ放送
内容
京都、妻と二人暮しの老作家・千倉の家には、戦前から1960年代初頭にかけて、様々なお手伝いさんが去来した…。谷崎潤一郎の同名小説を、文芸映画の名匠・豊田四郎監督が映画化。森繁久彌と淡島千景演じる作家夫婦の家庭を舞台に、9人のお手伝いさんたちの行状記をユーモラスに描く。オールスター女優を配した個性豊かなお手伝いさんたちの姿に、時代の中で移り変わる女性像が浮き彫りにされている。(from:NHKBS)
ドラマ/コメディ(カラー)
1963年/日本/東宝
監督 豊田四郎
音楽 團伊玖磨
出演
森繁久彌、淡島千景、森光子、乙羽信子、淡路恵子、水谷良重
台所太平記
感想
監督は「夫婦善哉」「白夫人の妖恋」の豊田四郎。森繁久彌が演じる千倉磊吉(モデルは谷崎潤一郎本人と思われる)の穏やかな語り口で、飄々としたキャラがとても良い。そしてのんびり細かいことに気を止めない奥さんが淡島千景。そして主役となるのが女中たちで、和歌山の純朴な娘・初(森光子)、癲癇もちで酒癖が悪い梅(乙羽信子)、文通相手と結婚する忠義者の駒に京塚昌子、歌の上手い万里に中尾ミエ、銀(大空真弓)と百合(団令子)が 一人の男を取り合ったりと、作家主人の家で住み込みで働く女中たちの人間ドラマがコミカルに語られる。脇キャラも豪華で、梅と結婚する漁師男の安吉にフランキー堺、千倉家に出入りするお調子者の呉服屋の新田に西村晃、駒と結婚する種村に松村達雄。一番面白かったエピソードがレズビアンの小夜と節(水谷良重)の話で、あまりに暗くて不気味な小夜を怖がる森繁久彌には爆笑した。その小夜を演じた淡路恵子がめちゃくちゃ可笑しかった。また、酒乱で癲癇持ち、寝ぼけて台所でしょんべんをする梅を演じた乙羽信子にも爆笑。豪華な出演者たちが、それぞれ面白くて個性的なキャラを演じた傑作。

ダイナソー  DINOSAUR
★★★☆☆  テレビ放送
内容
実写の背景とCGを融合させ、臨場感あふれる迫力の映像を実現したアニメーション作品。6500万年前の白亜紀。恐竜たちの時代は、突然の巨大隕石の衝突により終わりを迎えようとしていた。目の前に広がるのはただ荒れ果てた大地のみ。卵の時に群れからはぐれキツネザルに育てられた草食恐竜アラダーは生き残った恐竜たちと共に、伝説の楽園を求め移動を開始するが、弱いものを切り捨てようとするリーダーに反発するのだった。(from:NHKBS)
アニメ/アドベンチャー(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ラルフ・ゾンダッグ、エリック・レイトン
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
田吉彦(D・B・スウィーニー)、江角マキコ(ジュリアナ・マルグリース)、高島雅羅(アルフレ・ウッダード)、渡部猛(オジー・デイビス)、中尾隆聖(マックス・カセーラ)
ダイナソー
感想
子供騙しのアニメと思ってみくびっていたら、フルCGの絵がとてもリアルで綺麗。特に水の表現が素晴らしい。また恐竜たちの動きや鳴き声も自然で、今でも恐竜が生きているように感じてしまうほど。爬虫類のご先祖にしては表情豊かだが、恐竜たちのディテールが細かくてリアルなので、科学的な説得力を感じる。75分程度という時間も長過ぎず丁度良い。

第七天国 SEVENTH HEAVEN
★★★★☆ テレビ放送
内容
パリの下水掃除人シコ(チャールズ・ファレル)は薄幸の娘ディアーヌ(ジャネット・ゲイナー)を救うため、彼女を自分の妻だと警察に嘘をつき、嘘がばれないようディアーヌはアパートの七階にあるシコの屋根裏部屋で暮らすようになる。彼は空に近いその部屋を「第七天国」と呼んでいた。やがて二人は愛しあうようになるが結婚式を明日に控えた日に、第一次世界大戦がぼっ発してシコは戦場へとかり出されていく。毎日、戦場とパリの離れた場所で二人は朝の11時にお互いの事を呼び合うのだったが、敵軍がパリに近づいて来て戦場は激化、ディアーヌの元にシコが亡くなったという知らせが…。
ドラマ(白黒)
1927年/アメリカ
監督 フランク・ボーゼージ
音楽 エルノ・ラペー(無声映画/活弁:澤登翠)
出演
ジャネット・ゲイナー、チャールズ・ファレル、ベン・バード、デヴィッド・バトラー、マリー・モスクィーニ、アルバート・グラン

感想
天使のように可愛いディアーヌと口が悪いが心は優しいシコ。この二人の不器用なコミュニケーションが可笑しいが、それがお互い離ればなれになると「シコ、ディアンヌ…天国」と呼び合う。ストレートに「愛している」というセリフよりも真実味があって泣けた。1927年アカデミー監督賞、主演女優賞(ジャネット・ゲイナー)、脚色賞受賞。

第七のヴェール THE SEVENTH VEIL
★★★☆☆ テレビ放送
内容
交通事故で両手を負傷し、心を閉ざしてしまったフランチェスカ。ピアニストとして成功を収めた彼女だったが、愛する男性と巡り会い、新たな生活を始めようと決意を固めたばかりだった。催眠療法によって、彼女の心の内側に語りかけた時、誰も知らなかった事実が一つ一つ表面化していった…
ドラマ(白黒)
1945年/イギリス
監督 コンプトン・ベネット
音楽 ベン・フランケル
出演
ジェームズ・メイスン、アン・トッド、ハーバート・ロム
第七のヴェール

感想
主人公がひくラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が印象的。主人公の潜在心理に迫るサスペンス調ドラマ。なんだが、その謎がうんぬんというよりはサスペンス調の足長おじさんという感じ。かなりスパルタな足長おじさんだけど。その足長おじさん・ジェームズ・メイスンは流石に上手い。しかしヒロインのアン・トッドは美人だけど魅力にイマイチ欠ける。3人の男を手玉に取る(結果的に)にはちょっと…。でもメイスンの名演で、ラストは泣ける。

大日本人  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
一人の男がテレビ・クルーの取材を受けている。彼の名前は大佐藤。有事の際に、政府の依頼を受けて事態の解決に尽力することを生業としていた。そしてクルーたちは、そんな大佐藤の日常に完全密着していたのだが…。(from:NHKBS)
コメディ(カラー)
2007年/日本/松竹
監督 松本人志
音楽 テイ・トウワ、川井憲次(スーパージャスティス音楽)
出演
松本人志、竹内力、UA、神木隆之介、海原はるか、板尾創路、街田しおん
大日本人
感想
豪華キャストじゃないか!と思ったら、UA以外はフルCGの怪物に合成されて登場。ナンセンス・ギャクの応酬で、さほど可笑しくもないのだが、ここまで立て続けに出されるとノリで笑えてくるから不思議。神木隆之介が松本の乳に噛付いて落とされるシーンやデブだった小学生の頃に父親から受けた電流折檻は大笑いした。クリチャーはキモイし、映画としてはハチャメチャでつまらないネタなのだが、不思議と最後まで退屈しないで見れた。ちなみにかつら姿の松本人志がYMOの坂本龍一に見えてしまった。音楽もテイ・トウワや川井憲次と豪華。

台風クラブ
★★★☆☆  テレビ放送
内容
東京近郊のある地方都市。その市立中学校のプールに夜、泰子、由美、みどり、理恵、美智子の5人の女の子が泳ぎに来た。彼女たちは、先に来ていた明に気付き、共謀して、からかった挙句に溺死寸前まで追い込んでしまう。そして、偶然出会った同級生の恭一と健に助けを求める。二人とも野球部員で、夜のランニングの途中だった。担任の梅宮教師も慌てて駆けつけ、生徒たちのいたずらを諭す。翌日、恭一は登校の途中、理恵に昨夜のことを詰問する。たが、理恵はニュースが告げていた台風のことを話すだけだった。授業中、梅宮の恋人・順子の母親、勝江と叔父の英夫が教室に入って来た。勝江は梅宮が順子に大金を貢がせたと大声で話す。そんな様子に授業は続けられなくなり、教室中に動揺が生まれる…。台風の接近とともに言いようのない感情の高ぶりを見せ騒乱状態に陥る中学生たちの姿を瑞々しく描き出す。(from:BS11)
青春/ドラマ/学園(カラー)
1985年/日本
監督 相米慎二
音楽 三枝成章、バービーボーイズ「暗闇でDANCE」「翔んでみせろ」
出演
三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花、尾美としのり、三浦友和
台風クラブ
感想
「おかえり、ただいま」を連呼しながら女の子を追いかける男の子、女同士でレズビアンごっこに興じたり…思春期の中学生の不安定で危うい、もやもやした心の動きがうまく描かれている。「15年後にはお前も俺みたいになるんだよ!」と電話口で叫ぶ教師梅宮の言葉が、現実的なだけに、まだ若い彼らにとても残酷。「犬神家の一族」のパロディーみたいな死に方にはびっくりと共に、格好良い死にざまを見せたかったのに失敗して笑えた。監督は「セーラー服と機関銃」「ションベン・ライダー」の相米慎二。

タイフーン TYPHOON  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
台湾・基隆(キールン)港近郊でアメリカ船籍の民間貨物船が正体不明の海賊に強奪される。その船は中国・ロシア同盟に対抗しようとするアメリカが、日本に核ミサイルを配置する目的で核ミサイル用の衛星誘導装置を台湾から沖縄に極秘裏に運んでいた米軍の偽装船舶だった。事実が公になることを怖れた米国は、釜山にいる元米国海軍将校カン・セジョン(イ・ジョンジェ)に首謀者シン(チャン・ドンゴン)の追跡を命じる…。
アクション/アドベンチャー/ドラマ(カラー)
2005年/韓国
監督 クァク・キョンテク
音楽 キム・ヒョンスク
出演
チャン・ドンゴン、イ・ジョンジェ、イ・ミヨン、キム・ガプス、デイヴィッド・リー・マキニス
タイフーン

感想
テロリストのシン(「PROMISE」のチャン・ドンゴンとそれを追う情報部員カン・セジョン(イ・ジョンジェ)。イ・ジョンジェは「純愛譜」「イルマーレ」「ラスト・プレゼント」の優男とはガラリと違ってマッチョな軍人役。シンを身を犠牲にして守る姉ミョンジュに「純愛中毒」のイ・ミヨン。親を殺され、やっと逃げ込んだ中国では悲惨な目に在った脱北者のシンとミョンジュ姉弟。幼い子供が受けるにはあまりに悲惨過ぎて、シンが韓国に復習を謀る気持ちに説得力を感じる。この姉弟愛に加え、カン・セジョンと彼の同期で集めた海軍の部下たちの友情も描かれ泣ける。

台北24時  TAIPEI 24H:台北異想
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
ステキな朝朝のチョッとした風景。学校に向かう3人の子供が木から下りれなくなった子猫を見つける。猫を助けて欲しいと母親を呼び出す。そこに現れた母親は…メーガン・ライ。助っ人を呼び出し救出を進めるが、いつの間にか周囲には野次馬が…子猫は助かるのか?
あの夏の小さな家出小学生の女の子 "萱"は、母親とふたり暮らし。母親の生活は荒み呆れ返る"萱"は家出をすることに。家出のお供は同級生の"小宇"。ふたりの小さな旅が始まる…。
サマー・ヒート午後のひと時、一組の男女が愛を確かめ合うためにホテルを訪れる。2人だけの密室の筈が次々に現れる訪問者に…。
昔の恋人バレンタインデーの午後、男はボスの女の監視をしている。何故こんな日にと監視を続ける望遠鏡越しに観た光景に、慌ててその部屋に向かった男だが、それは女の罠だった…。
学校の先生は父親に向かって子供の自主転校を薦める。学校をでた父親は娘のいる場所に向うが、言葉を交わすことをしない父親と娘。ふたりの間にはタバコの煙が漂うだけ…。
ドリーム・ウォーカー就業時間が終わり夜の街に足を薦めるサラリーマン男性。MRTで出くわす不思議な格好をした子供の集団。いつの間にか寝てしまった男。目が覚めると、隣には茶器の扮装をした子供が…。
最終バス最終バス。バス停にずぶ濡れの少女が佇んでいる。雨が降ったわけでもないのに何故…しかもバスに乗車しようとしない少女。強制的に乗車させる運転手。このふたりの関係は…。深夜の台北の街を走るバス内で起こるストーリー。
自転ルー・イーチンは、20年経営していた珈琲ショップを閉店することに決める。最後の営業日、店には阿亮が居て彼女が入れた最後のcoffeeを…。
台湾注目の映画人が勢ぞろいし制作された、8篇からなる全95分のオムニバス映画。1日24時間、台北の朝6:00から翌朝6:00までを8つの時間帯にわけ、その時間帯を舞台に8人の監督が物語を描いた作品。2009年東京国際映画祭アジアの風、上映作品。(from:BS日テレ)

ドラマ(カラー)
2009年/台湾
監督 ステキな朝チェン・フェンフェン
あの夏の小さな家出ニウ・チェンザー
サマー・ヒートデビー・スー
昔の恋人チェン・シャオツォ
リー・チーユエン
ドリーム・ウォーカーD.J.チェン
最終バスアン・ジョーイー
自転リー・カンション

出演
ステキな朝メーガン・ライ、ウー・チョンティエン、ワン・ファン、チェン・ヨウファン、シエ・チョンヌアン
あの夏の小さな家出リー・クアンイー、チウ・チンチュアン、ティン・ニン、チョウ・ミン
サマー・ヒートモー・ズイー、ワン・シャンハン、イン・ウェイミン、チョウ・ヘンイン
昔の恋人クリス・ウー、ティファニー・シュー、スー・ピンシエン
チェン・ムーイー、マー・ミー

ドリーム・ウォーカーカオ・インシュアン、ツォン・ハンユィ、エンジェル・ヤオ
最終バスツァイ・チエター、シェン・チアイン
自転ツァイ・ミンリャン、ルー・イーチン、レイ・クアンシア[聲音演出]
台北24時
感想
ステキな朝「悪魔で候~惡魔在身邊」の先生が登場、猫の救出をヤジに邪魔され…コメディなんだろうがイマイチ笑えん。★
あの夏の小さな家出女の子が可愛くない。でも我侭女の子に振り回される少年が可愛い。★
サマー・ヒート逢瀬をことごとく邪魔されるというベタなコメディ。★
昔の恋人監視していた美女は「秋のコンチェルト」のティファニー・シュー。(写真)事件が起こりそうで期待したら最後が尻つぼみでがっかり。★
親子の間に台詞が全然ない。でもどちらもドロップアウトした似たもの親子。だがそれだけ。★
ドリーム・ウォーカー変な格好の少年が主人公の青年を不思議な体験に誘い出す…という話。音楽がキュート。でも話のスジが分からん。
最終バス運転手と客と思ったら親子で…というのは意外。ぶっきらぼうな二人の会話と態度に親子ならではの愛憎がこもっていて嫌いじゃない。★★
自転ピアノ音楽がうるさい。古いコーヒー店もこれといって惹かれる雰囲気ではない。★
全作短時間過ぎて起承転結なしの中途半端なストーリーになってしまっているのが残念。「パリ、ジュテーム」の台北版といった感じの企画だがドラマ性が弱いショート・ムービー。

太平洋作戦(太平洋航空作戦)  FLYING LEATHER NECKS
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
1942年の初夏、日本軍の攻撃を阻止して反攻に転じるため、ハワイのオアフ島で猛訓練を行っていたアメリカ海兵隊VMF第247戦闘機中隊は、超低空銃爆撃戦術を主張する冷血な職業軍人カービー少佐(ジョン・ウェイン)にひきいられて、ガダルカナル島上陸に参加した。アメリカ軍は苦戦し、隊員の疲労は激化したが、大学出の多い隊員たちは、私情を殺して軍律を守るカービー少佐になつかなかった。隊長に任ぜられるはずだったところを、カービー少佐の出現によって昇格出来なかった温情主義のグリフィン大尉(ロバート・ライアン)も私情を押えながらも、屡々隊長と衝突した。しかし、カービー少佐の作戦は効を奏し、ガダルカナル島の日本軍は敗退して、一隊はさらにサイパン、硫黄島、フィリピンへ転進、少佐の主張する超低空銃爆撃戦術は指令部の認めるところとなり、彼も中佐に昇進したのだが…。第2次世界大戦中のガダルカナル島の戦いを描いた戦争映画。戦闘シーンはドキュメンタリーフィルムを使用し、キャストもジョン・ウェインら豪華スターの競演など見どころ満載。(from:BS12)
戦争/ドラマ(カラー)
1951年/アメリカ
監督 ニコラス・レイ
音楽 ロイ・ウェッブ
出演
ジョン・ウェイン、ロバート・ライアン、ドン・テイラー、ジャニス・カーター、ジェイ・C・フリッペン
太平洋作戦
感想
監督は「理由なき反抗」「北京の55日」のニコラス・レイ。ガダルカナル島の激戦を舞台に、鬼のカービー少佐(ジョン・ウェイン)が大学出の学生気分が抜けない若い兵士と、そんな兵士に甘い副隊長グリフィン大尉(「プロフェッショナル」「ワイルドバンチ」のロバート・ライアン)に手を焼きながらも、苦戦の戦場で戦う姿を描いた戦争映画。「花嫁の父」のドン・テイラーが、戦場にカウボーイブーツを履くひんしゅく者のグリフィン大尉の義弟“カウボーイ"ブライス中尉を演じている。やたら酒を飲みたがったり、仮病で出撃を免れようとする兵士たちが、激戦にしては緊張感がなく、同じ戦争でも日本軍側に比べるとのんびりしている。戦争記録フィルムを多用した編集が少々退屈なのと、荒い画像でせっかくの戦闘機もよく見えず、クオリティーが落ちるのも残念。

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男  OBA, THE LAST SAMURAI
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1944年、太平洋戦争末期、玉砕のサイパンにアメリカ軍から“フォックス”と呼ばれて畏れられたひとりの日本人がいた。大場栄大尉。男は最後、47人になりながらも仲間の兵士たちと共に16ヵ月ものあいだ敵に立ち向かい、多くの民間人を守り抜いた。彼の誇り高き魂が、味方の日本人だけでなく、敵側のアメリカ人もの心も大きく動かしていった―。実在の軍人、大場栄大尉の誇り高き戦いを映画化した戦争ドラマ。原作は、敵として戦った元アメリカ兵ドン・ジョーンズの『タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日』。(from:日本映画専門チャンネル)
ドラマ/戦争(カラー)
2011年/日本/東宝
監督 平山秀幸
音楽 加古隆
出演
竹野内豊、唐沢寿明、井上真央、山田孝之、光石研
太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
感想
戦闘シーンは「プライベート・ライアン」にも劣らないリアルでスピード感ある描写で、日本もやっとこんな映画が撮れるようになったのか…と思ったらなるほどアメリカスタッフがかなり関わっているらしい。サイパンを舞台に死闘を繰り広げるアメリカ軍と日本軍。それぞれの立場を誇張することなく平等に描いているところに好感が持てる。戦争に正義も悪もない。これを見るとどれだけ追いつめられても降伏できない日本人たちの信条も伝わってくる。敵でも敵の事を知り、理解しようとする者が一人でもいるだけで多くの命が救われるということがあるのだというのが、実話という背景から強く伝わってくる。ちょっと残念なのは主演の竹野内豊の台詞が聞き辛かったということ。監督は「やじきた道中てれすこ」「愛を乞うひと」「笑う蛙」「魔界転生(2003)」の平山秀幸。

タイマグラばあちゃん  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
岩手県の早池峰山にある「タイマグラ」と呼ばれる開拓地に住む向田マサヨさんの素朴で豊かな生活を、15年に渡って追ったドキュメンタリー。人里離れたタイマグラに二人だけで暮らす向田夫婦。畑を耕し、みそや豆腐作りに精を出す静かな日々の中、長年連れ添った夫の久米蔵さんが亡くなった。だがマサヨさんは、それまでと変わらぬ日々を淡々と過ごして行く…。世界各国の映画祭で注目され、多くの賞を受賞した。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2004年/日本
監督 澄川嘉彦
音楽 三上憲夫
出演
向井久米蔵、向井マサヨ、奥畑充幸、語り:小室等
タイマグラばあちゃん
感想
タイマグラとはアイヌ語で「森の奥へと続く道」という意味らしい。舞台になった早池峰山は昔一度登ったことがある。山岳修験道の霊峰と謳われている山だけあって登山口近くの宿の床の間にも祀られていたのを思い出す。厳しい自然に抗う事なく素朴に生きるこの作品の人々も、まるで修験道者のように自然に謙虚に生きているが、これもそんな信仰が強いからなのかも。彼らの生き方を見ていると岩手の偉人、宮沢賢治を思い出した。育てた大豆で自ら作る豆腐、冬の川で洗いアクをとるジャガイモ…便利で快適な生活とはほど遠いかも知れないが、自然の厳しさも優しさも総てを受け入れている生活スタイルはゆっくりでどこかホッとさせられる。そしてスローフードが見直されている今、とても贅沢な生活に思えてくる。

大魔神  MAJIN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
領主を謀殺し、悪政を布く悪家老に父の復讐を誓う兄妹が魔神の山にひそみ再興を計るが兄は捕らえられる。その無事を祈る清純な乙女の涙に魔神が天地をゆるがし悪人どもを破壊する!戦国の頃、丹波・花房領での祭りの夜家老の大舘左馬之助一味は謀反をおこす。両親を討たれた忠文と小笹は巫女の信夫とともに魔神を封じた山に潜んで成長する。ここには魔神を封じた巨大な武神像が祀られており、領内に災いある時は武神像が防いでくれるという伝説があった。左馬之助ら悪が栄え、領民が困窮を極める中、小笹の祈りに応えて武神像に魔神が乗り移り、大魔神が誕生した!大魔神は城下へ暴れこみ、すさまじい復習をはじめる…(from:BS11)
時代劇/パニック(カラー)
1966年/日本/大映
監督 安田公義
音楽 伊福部昭
出演
高田美和(花房小笹)、藤巻潤(猿丸小源太)、青山良彦(花房忠文)、五味龍太郎(大舘左馬之助)
大魔神
感想
監督は「眠狂四郎 円月斬り」の安田公義。ヒロインは「陽気な殿様」の高田美和。穏やかな土偶風の顔が、左腕を顔にかけると怒りでこわばった顔に変わり、悪党どもを粉砕する大魔神に!安田監督らしい凝ったカメラワークは格好良く、また、山崩れや城下をぶっ壊す特撮シーンは迫力で今見ても古さを感じない。伊福部昭の音楽もグッド。

大魔神怒る
★★★☆☆  テレビ放送
内容
圧政に苦しむ御子柴領では、隣国の千草領に逃げようとする人々が後を絶たなかった。平和な千種には若き城主・千草十郎と許婚の小百合が暮らし、八雲の湖には武神像が祀られていた。ある晩、御子柴弾正は千草領に攻め込み、十郎たちを火あぶりの刑に処そうとする。弾正らの手によって破戒された武神像が湖に沈んだとたん湖が裂け、大地をゆるがし、怒りに燃えた大魔神がその姿を現した!(from:BS11)
時代劇/パニック(カラー)
1966年/日本/大映
監督 三隅研次
音楽 伊福部昭
出演
本郷功次郎(千草十郎時貞)、藤村志保(早百合)、丸井太郎(度々平)、内田朝雄(名越兵衛)
大魔神怒る
感想
大映の特撮作品の代表作、「大魔神」シリーズの2作品目。前作とはつながりがないが、圧政に苦しむ民衆と、宗教の拠り所の武神像を破壊することで彼らを支配しようとする悪領主という話は同じ。監督は「大菩薩峠」「」「眠狂四郎 勝負」の三隅研次。出演者も地味だった前作よりも本郷功次郎、藤村志保と格が上の大映スターが出演していて、特に藤村志保がキリリとした武家女の小百合役でいい味を出している。大魔神も前作のヒットで市川雷蔵や勝新太郎と並ぶ大映スターに昇格したのだろう。特撮シーンもびっくりの「十戒」の紅海分断そっくりなシーンがあったりで面白くなっている。しかし、伊福部昭の音楽に合わせて水の中から出現する大魔神は前作よりもゴジラそっくりで笑える。

大魔神逆襲
★★★☆☆  テレビ放送
内容
四人の少年が神の使いの鷹に導かれ、強制労のため隣国へ連れ去れた父や兄の救出に向かうが、困難なため神の加護を祈り、大魔神が出現し悪人共を蹴散らして村人を救う!大雪、洪水などの災害が、全て魔の山に棲む荒神のしわざと信じられていた頃、荒川飛騨守は近隣諸国を侵略しようと企み、瓜生の里の村人達を捕らえて武器作りに酷使していた。そこで村の4人の子供らは自分達で村人を救いだそうと「魔神の御山」を越える決心をする。ところが道中、数々の困難に見舞われ、自らの身をささげて神の怒りを鎮めようとした時、武神像が腕を振り上げ憤怒の形相に変わり、神の使いの鷹が現れ、吹雪と共に地響きをたてて大魔神がやってきた。(from:BS11)
時代劇/パニック(カラー)
1966年/日本/大映
監督 森一生
音楽 伊福部昭
出演
二宮秀樹(鶴吉)、堀井晋次(大作)、飯塚真英(金太)、長友宗之(杉松)、山下洵一郎(庄八)、北林谷栄(老婆かね)
大魔神逆襲
感想
前二作と違って美人な娘が出てこない、四人の少年のアドベンチャーもの。木を切り倒して橋にしたり、いかだを作って渓流を下ったり、きこりの子供たちならではの機転と行動力で難局を乗り越えていく。特に年少の杉坊が小さい体で頑張る姿が健気。はりぼてっぽいセットが気になるが、特撮シーンは前作よりも進歩して、雪、風、水、土を駆使した災害シーンは圧巻。監督は「ある殺し屋」「忠直卿行状記」「若き日の信長」「陽気な殿様」の森一生。

タイムマシン THE TIME MACHINE
★★☆☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
原作はH・G・ウェルズの小説「タイム・マシン」。大学教授のアレクサンダーは殺される運命の恋人を救うためにタイムマシンを開発する。しかし恋人はまた別の方法で死んでしまい、なぜ過去を変えられないのか、その答えを探す為に未来へと旅をするが…。
SF(カラー)
2002年/アメリカ
監督 サイモン・ウェルズ
音楽 クラウス・バデルト
出演
ガイ・ピアース、サマンサ・ムンバ、ジェレミー・アイアンズ 、オーランド・ジョーンズ、シエンナ・ギロリー、マーク・アディ、フィリーダ・ロウ、オメロ・ムンバ、ローラ・カーク
タイムマシン

感想
有名な原作はまだ読んでない。それが幸いしたのか、評判はイマイチみたいだけでそれなりに楽しめた。でも…未来のビジョンにヒネリがない。それとも、最近のSFは皆この原作が元になっているんだろうか?これが本家だとしたら、希望のない未来でゲンザリ。主人公のガイ・ピアースはすごい猿顔なので、獣化した未来人とそんなに変わらず、せっかくの未来人の設定もインパクトが弱いものになってしまっている。もっと英国紳士的な感じがする役者がよかったのでは…。ラストにも不満。エマはどうしたか?あんなに「愛してるー」と言って置きながら、ラストではちゃっかり別の女性をゲット。でも映像は綺麗でなかなかイイ。また半魚人みたいなジェレミー・アイアンズがかっこよくて印象的。あんな未来人にはなりたくないけど。

タイムライン  TIMELINE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
教授の息子クリスは、父親の行方を探るうち、ハイテク企業ITCが最先端の量子テクノロジーによって開発した“タイムマシン”によって、教授を14世紀に転送してしまったことを知る。そして彼は発掘チームのメンバーとともに消えた父親を追って、“英仏百年戦争”の真只中、激動の中世フランスへと向かった。襲い来る恐怖と混乱。剣が全てを支配する時代、果たして彼らは教授を救出し、現代に生還できるのか!?14世紀の遺跡から発掘された、現代のメガネと「Help Me…」の文字。なんと、それは忽然と消えた教授が600年前から放ったSOSメッセージだった…。原作はマイケル・クライトン。(from:地上波)
SF/アドベンチャー/ファンタジー(カラー)
2003年/アメリカ
監督 リチャード・ドナー
音楽 ブライアン・タイラー
出演
ポール・ウォーカー(クリス・ジョンストン)、フランシス・オーコナー(ケイト・エリクソン)、ジェラルド・バトラー(アンドレ・マレク)、ビリー・コノリー(エドワード・ジョンストン教授)、デイヴィッド・シューリス(ロバート・ドニガー)、イーサン・エンブリー(デヴィッド・スターン)、アンナ・フリエル(レディ・クレア)、ニール・マクドノー(ジョン・ゴードン)、ランベール・ウィルソン
タイムライン
感想
タイムマシン」の100年戦争中の中世版で、現代学生が「ロビン・フッド」の世界で必死に生き残ろうとする話。中世の遺跡発掘隊に中世の体験をさせるところは「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンらしい。監督は「陰謀のセオリー」「マーヴェリック」のリチャード・ドナー。

題名のない子守唄  LA SCONOSCIUTA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
イタリアの、とある都市にあらわれた女。名前はイレーナ。彼女がやってきた理由を知る人は誰もいない。逃げられない過去、ひそやかな願い。裏窓から盗み見る向かいの家の灯り。イレーナは、裕福なアダケル夫婦と4歳の娘テアが暮らすその家のメイドになった。何に復習するのか、何を償おうとしているのか。執拗に付けねらう忌まわしい男の影、テアとの間に生まれるほのかな愛情。そして、遂に起こる事件…。(from:BSジャパン)
ドラマ/ミステリー/サスペンス(カラー)
2006年/イタリア
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽 エンリオ・モリコーネ
出演
クセニア・ラパポルト(イレーナ)、ミケーレ・プラチド(ムッファ“黒カビ”)、クラウディア・ジェリーニ(ヴァレリア・アダケル)、ピエラ・デッリ・エスポスティ(ジーナ)、アレッサンドロ・ヘイベル(マッテオ)、クララ・ドッセーナ(テア・アダケル)、アンヘラ・モリーナ(ルクレッツァ)、マルゲリータ・ブイ(弁護士)、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(ドナート・アダケル)
題名のない子守唄
感想
マレーナ」同様、過酷な運命に苦しむ女の物語。それでも失った子供への強い愛だけに生きる姿は現代のマリア様に写る。女の謎が解き明かされるサスペンス調に描かれていてスリリングだが、実は女の悲痛なまでの母性愛を描いたドラマ。望郷のノスタルジーの「ニュー・シネマ・パラダイス」の甘いタッチとは違って、一見平凡な女の数奇な運命が描かれていて展開が予測不可能。

ダイヤモンド・イン・パラダイス  AFTER THE SUNSET
★★★☆☆  テレビ放送
内容
世界に3つだけ存在するという宝石のうちの2つを盗んだ男女が3つ目の宝石をめぐり、FBI捜査官と激しい駆け引きを展開する。ブレット・ラトナー監督。皇帝ナポレオンが所持していたとされる、この世に3つだけ存在する財宝”ナポレオン・ダイヤモンド”。そのうちの2つを盗み出したマックス(ブロスナン)とローラ(ハエック)は泥棒稼業を引退し、バハマの島で悠々自適の生活を送る。ところが、そこに2人を追い続けるFBI捜査官のスタン(ウディ・ハレルソン)がやって来る。実は、島に一時停泊している豪華客船にナポレオン・ダイヤモンドの最後の1つが展示されていたのだ。やがてそのダイヤを狙うギャングがマックスに接近。マックスとの平穏な生活を願い、ローラは昔の仕事に戻らないよう彼に懇願する。(from:地上波)泥棒家業を引退したマックスとローラに残るナポレオン・ダイヤモンドを盗ませて、逮捕を画策するFBI捜査官。地元のギャングも動き出し…。
サスペンス/アクション/コメディ(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ブレット・ラトナー
音楽 ラロ・シフリン
出演
ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック、ウディ・ハレルソン
ダイヤモンド・イン・パラダイス
感想
トーマス・クラウン・アフェアー」のイメージと重なるダンディで知的な怪盗ブロスナン、ビキニ姿でお色気たっぷりの恋人サルマ・ハエックの南国カリブのリゾートの豪華な生活を送る華麗な二人。ちよっと間抜けなFBI捜査にウディ・ハレルソンに、地元有力者のドン・チードルと、格好良いがコミカルなキャラ。特にウディ・ハレルソンがいい味を出していて、ブロスナンと同じベットで起されるシーンには大笑い。ブロスナンは同じ南国リゾートを舞台にした「テイラー・オブ・パナマ」ともイメージが重なるが、こういうリッチなリゾート男が見合う。他にもエドワード・ノートンがちょこっと出ていたり、出演者もなかなか豪華。音楽も、昔流行ったシャギーの「ブーンバスティック」など、レゲエやカリビアンでなかなかグッド。監督は「レッド・ドラゴン」「ラッシュアワー」「ラッシュアワー2」「天使のくれた時間」「X-MEN:ファイナル ディシジョン」のブレット・ラトナー。

ダイヤルM A PERFECT MURDER
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ヒッチコックの名作「ダイヤルMを廻せ」をリメイク。実業家スティーブンは株の投資で失敗、破産直前まで追い込まれ、妻エミリーの莫大な財産を狙って彼女の殺害を計画する。彼は彼女の浮気を知り彼女の愛人デビッドに金で殺害を依頼するが、エミリーは暗殺者を逆に殺してしまう。捜査にあたった警部(デヴィッド・スーシェ)は、夫スティーブンを怪しいと睨むがアリバイを崩せないでいた。一方、死んだ暗殺者はデビッドでなく、逆に暗殺計画を持ちかけた時の会話を録音したテープを元にデビッドはスティーブンを脅す…。/ブルックリンの古いロフトで愛し合うエミリー(グウィネス・パルトロウ)と若き画家デイビット(ヴィゴ・モーテンセン)。だが彼女は実業家の夫スティーブン(マイケル・ダグラス)とともにニューヨークに住み、その知性を活かして米国大使館の側近として働いている人妻。この不倫関係が夫にバレるのは時間の問題だった…。しかしスティーブンはこの事実をある計画の為に利用しようとする。それは、多額の保険金を狙ったエミリー殺人計画。(from:BS-i)
サスペンス(カラー)
1998年/アメリカ
監督 アンドリュー・デイヴィス
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
マイケル・ダグラス(スティーブン)、グウィネス・パルトロー(エミリー)、ヴィゴー・モーテンセン(デビッド)、デヴィッド・スーシェ
ダイヤルM

感想
元ネタを観てないので、それなりに楽しめたサスペンスだが、グウィネス・パルトローがそれほど魅力的に思えなかった。『ロード・オブ・ザ・リング』ですっかり株が上がったヴィゴー・モーテンセン目当てで観たけど、こちらはイイやつなのか、悪なのか最後までわからず、そこが魅力的なキャラ。マイケル・ダグラスは妻に浮気され、事業は失敗、破産寸前…と散々。タカビーで性格もイイとはいえないキャラだけど、ここまで悲惨だとなんだか可哀想に思えた。最後は、グウィネスよりもダグラスを応援しちゃったよ。名探偵ポワロ役でお馴染みのデヴィッド・スーシェが警部役で登場、出番は少なかったけど存在感はあった。

太陽に灼かれて  OUTOMLIONNYE SOLNTSEM
★★★★☆  テレビ放送
内容
黒い瞳」「ウルガ」などで国際的評価の高いロシアの名匠N・ミハルコフ監督が、スターリン独裁時代の悲劇をテーマに描いた人間ドラマ。ミハルコフが製作・監督・脚本・主演の4役を兼ねた意欲作で当時6歳だった実娘ナージャも出演している。アカデミー外国語映画賞、カンヌ国際映画祭審査員大賞受賞。(from:NHKBS)
ロマンス/ドラマ(カラー)
1994年/ロシア:フランス
監督 ニキータ・ミハルコフ
音楽 エドゥアルド・アルテミエフ
出演
ニキータ・ミハルコフ(セルゲイ・コトフ大佐)、オレグ・メンシコフ(ミーチャ:ディミトリ)、インゲボルガ・ダプクナイテ(マルーシャ)、ナージャ・ミハルコフ(ナージャ)
太陽に灼かれて
感想
革命の英雄とその美人妻に可愛い娘…と、幸せな家族に、妻の幼馴染が10年ぶりにやってきて、三角関係が長閑な畑と森に囲まれる家に緊張をもたらす。その緊張感は、その長閑な土地に、戦車や兵士たちの演習という非日常な緊張とも重なってゆく。若くて美しい妻とハンサムでパリ暮らしのお洒落な青年の関係に苛立つ英雄と、この青年との因縁も謎めいていて、やがて悲劇へとつながってゆく。スターリン時代の暗部を描いているとはいえ、誰も救われず、あの可愛い娘まで後に悲劇的な運命が訪れるとは酷い。この大人にも負けない大胆なナージャを演じた美少女が監督自身の娘とは驚き。しかし、親子だからこそ、あそこまで自然に親子の愛情表現が自然にできたのだろう。ラストのナージャが車を降りるまでの緊張感と、その後の展開は衝撃的。監督は「シベリアの理髪師」のニキータ・ミハルコフで、「暴走機関車」「デッドフォール」の監督・アンドレイ・コンチャロフスキーの弟。

太陽の季節
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ボクシング部の高校生・津川竜哉は、銀座でゆきずりの英子と知り合い深い仲になる。だが、彼は愛情のわずらわしさから英子を兄に売り渡し、妊娠していた英子は中絶手術に失敗して死んでしまう。従来のモラルをくつがえす若者像を描き、太陽族という言葉とともに話題をよんだ芥川賞受賞小説の映画化。石原裕次郎が主人公の友人役で強烈な存在感をしめした映画デビュー作であり、原作者の石原慎太郎も特別出演している。(from:NHKBS)
ドラマ/青春(白黒)
1956年/日本/日活
監督 古川卓巳
音楽 佐藤勝
出演
長門裕之、南田洋子、三島耕、石原裕次郎、石原慎太郎
太陽の季節
感想
ボクシング部の高校生・津川竜哉は、銀座でゆきずりの英子と知り合い深い仲になる。だが、彼は愛情のわずらわしさから英子を兄に売り渡し、妊娠していた英子は中絶に失敗して死んでしまう。原作はこれで芥川賞を取った石原慎太郎。長門裕之と南田洋子、主演。南田洋子が別人のように美しい。対象的に長門裕之は容姿も演技もぱっとしない。これがデビューのエキストラで出演の石原裕次郎の方が華がある。寂しげなギター音楽や「勝手にしやがれ」のような破滅型若者など、当時のフランス映画にかなり傾倒しているところが当時格好良いとされたのだろうが、今では気恥ずかしくて興醒めしてしまう。

太陽の下の18才  DICIOTTENNI AL SOLE
★★★★☆  テレビ放送
内容
イタリアの避暑地を舞台に、若い男女の恋の鞘当てを軽快に描いた青春群像劇。イスキア島に向かったニコラ、レロ、ナニーニの3人は、1人でも多く女の子のハートをゲットすべくナンパを始めるが…。60年代に一世を風靡したアイドルスター、スパークがフランス人の娘ニコル役で登場し、男たちを悩殺する作品で、お洒落でレトロチックなリゾート・ファッションも見もの。エンニオ・モリコーネ作曲の主題歌は日本でも大ヒットした。60年代のアイドル女優、カトリーヌ・スパークの魅力が弾ける陽気なイタリアン・バカンス映画。ナポリ湾に浮かぶ島を舞台に、3人の青年のひと夏の体験をコミカルに描く。(from:イマジカBS)
青春(カラー)
1962年/イタリア
監督 カミロ・マストロチンクェ
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演
カトリーヌ・スパーク、ジャンニ・ガルコ、スピロス・フォーカス、ガブリエロ・アントーニ
太陽の下の18才
感想
ニコルとニコラのそっくりの名前のから引き起こる、当時のイタリア若者が憧れるバカンスを描いた青春コメディ。「ダンケルク」「狂ったバカンス」のカトリーヌ・スパークの魅力が詰まった彼女の為の作品。音楽はあのエンニオ・モリコーネ!しかし彼の音楽とは思えないほど60年代に流行ったポップでラテン系なダンス音楽。それに合わせてカトリーヌがツイストを踊る姿がキュート。カトリーヌをはじめ、ドイツ語教師や金髪マダムなど美女がごっそり、イタリア男たちは彼女らに猛アタック、という他愛もないストーリーだが音楽もファッションもグッド。脱獄囚に化けて金髪マダムにアタックする涙ぐましい努力をする男が笑えた。

太陽は、ぼくの瞳 THE COLOUR OF PARADISE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
運動靴と赤い金魚」のマジッド・マジディ監督が、手で触れ、音を聴くことによって自然と対話する盲目の少年とその父との絆を描いたヒューマン・ドラマ。全寮制の盲学校に通うモハマド(モフセン・ラマザーニ)は、夏休みに入る前日に父親(ホセイン・マージウーブ)の迎えを待っていたが、友達がみな家に帰っていく中、彼一人取り残されていた。ようやく現れた父親は複雑な表情だった。家へ帰るとすぐ、新しい女性との結婚を控えた父は、祖母の反対を押し切って、モハマドを盲目ながら大工として働く男の家に預けてしまう。99年、カナダ・モントリオール国際映画祭グランプリ受賞作。
ドラマ(カラー)
1999年/イラン
監督 マジッド・マジディ
音楽 アリレザ・コハンダリー
出演
モフセン・ラマザーニ、ホセイン・マージウーブ、サリム・フェイジィ
太陽は、ぼくの瞳

感想
純真無垢な盲目の少年と、どうしても再婚したいエゴイスティックな父親の愛情の葛藤を対照的に描いていて、少年の健気さに泣ける。また不幸な境遇の一家を暖かく描いていて、暗さをさほど感じないのもイイ。また、見えない少年とは対照的に、彼を取巻く美しい花々に溢れた緑と豊かな水の長閑なイランの農村風景が美しい。しかしラストが納得できない。少年がずっと望んでいた小さな幸せがやっと手に入るという矢先に、あの奇跡というか悲劇(?)が起こる。まるで「マッチ売りの少女」みたいで悲し過ぎる。少年にとってはあのラストの方が幸せなのだろうか…。

太陽への脱出  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
日本製武器密売を巡るストーリーを、バンコクを舞台に壮大なスケールで描いた裕次郎アクションの決定版!衝撃の結末は必見。ベトナム戦争真っ只中、貝塚製作所の社員・速水、杉浦がバンコクで消息を断った。事件の調査を依頼された新聞記者・佐伯は、二人が組織に存在を抹消され、別人として武器密売を続けていることをつきとめるが…。(from:チャンネルNECO)
アクション(カラー)
1963年/日本/日活
監督 舛田利雄
音楽 伊部晴美
出演
石原裕次郎、二谷英明、岩崎加根子、香月美奈子、南田洋子、梅野泰靖、高品格
太陽への脱出
感想
石原裕次郎主演の日活アクションというのであまり期待してなかったが、意外と演技やアクションは大袈裟でなく、ハードボイルドのスリリングなドラマになっていて、裕次郎ファンでない私でも結構楽しめた。バンコクの現地妻を演じた岩崎加根子が地味だが美しい幸薄い女役でいい味を出している。童顔の裕次郎に黒サングラスで顔をほとんど隠させたのも良かったかも。お約束の裕次郎メロディーも思ったほど悪くない。監督は「赤い波止場」「あゝひめゆりの塔」「ひとりぼっちの二人だが」「スパルタ教育 くたばれ親父」「錆びたナイフ」「栄光への挑戦」の舛田利雄。

大理石の男 L'HOMME DE CHINESE
★★★★★ テレビ放送
内容
スターリン時代に労働者の英雄に祭り上げられた男の大理石像が、製作中の記録映画の取材で訪れた博物館の片隅に放置されているのを発見した映画大学の女子学生アグニェシカは、卒業制作の記録映画のためにその像の男の真実を探る。男の取材を進めるうちに、50年代のポーランドで労働英雄としてもてはやされるが、その後、歴史に翻ろうされ、悲惨な人生を送った男の姿が浮き彫りになる。カンヌ映画祭国際批評家連盟賞受賞作。
ドラマ(カラー)
1977年/ポーランド
監督 アンジェイ・ワイダ
音楽 アンジェイ・コジンスキ
出演
クリスティナ・ヤンダ、イェジー・ラジヴィオヴィッチ、ミハウ・タルコフスキ
大理石の男

感想
ドキュメンタリー調で描かれる、ポーランドのスターリン時代と70年近代の社会主義社会の様子が手に取るようにわかるような作品。スターリン時代でも、70年近代になっでも、社会主義を支えているのは労働者たち。その模範として祭られた男が政治に利用された挙げ句、親しかった者たちから裏切られた挙げ句、その後の消息を立ち、それをアグニェシカは追う…という話。抑圧されていたスターリン時代とは明らかに世代の違いを感じる自由奔放な女流映画監督の卵のアグニェシカ。彼女の視点と同じように、見ている方もビルクートに会いたい!と願うようになる。そして、ビルクートに対する世間の冷たい仕打ちに怒りも覚える。至って地味な話なのに、こぎみ良いテンポと最後まで飽きさせない展開でずんずん引き込まれる。予想を超えたラストは特に印象的で、その余韻は長く残る名作。

大列車強盗(1972)  THE TRAIN ROBBERS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
亡き夫が列車から盗んだ金塊50万ドルを鉄道会社に返したいという未亡人のため、一肌脱いだ男たちによる金塊争奪戦を描いた痛快西部劇。金塊を見つけ出そうと、美貌のロウ夫人とともにメキシコへ向かったレインたち一行。生前、ロウと一緒に列車強盗をした生き残りの男たちも金塊を狙い、あとをつけられていたレインたちは激しい攻撃を受ける。その後、さらなる大ドンデン返しが彼らを待ち受けていた。(from:NHKBS)
西部劇(カラー)
1972年/アメリカ
監督 バート・ケネディ
音楽 ドミニク・フロンティア
出演
ジョン・ウェイン、アン・マーグレット、ベン・ジョンソン
大列車強盗
感想
話は金塊争奪戦で単純なのだが「ラスベガス万才」のアン・マーグレットがジョン・ウェインをはじめとする西部の荒くれ者たちを手玉に取るというラストが痛快な西部劇。ジョン・ウェインを親父のように慕う若者たちもアットホームな感じで嫌いじゃない。でも、印象に残るのは雄大な西部の自然の中を金塊を追って馬を進める集団の風景。途中、かなり眠くなった。監督は「戦う幌馬車」のバート・ケネディ。

大列車作戦 THE TRAIN
★★★★☆ テレビ放送
内容
社会派の監督として人気の高いジョン・フランケンハイマーが、第二次世界大戦中の実話をもとに描いたサスペンス大作。舞台はドイツ軍占領下のパリ。ルーブル美術館の大量の名画が、ナチスの手によってフランス国外に運び出されようとしていた。フランスの誇りを守りぬくため、男たちは命をかけて輸送列車の行く手を阻む…。スピード感あふれるストーリー展開と機関車を駆使したアクション・シーンは必見。(from:NHKBS)監督はバート・ランカスター主演作品「終身犯」のジョン・フランケンハイマー。
戦争/ドラマ(白黒)
1964年/アメリカ:フランス:イタリア
監督 ジョン・フランケンハイマー
音楽 モーリス・ジャール
出演
バート・ランカスター、ジャンヌ・モロー、ポール・スコフィールド
大列車作戦

感想
ピカソやマネ、ドガ、ユトリロ、ルノアール、ロートレック、ゴーギャンなどフランスの国宝級近代絵画(ナチはこれらを退廃芸術と指定して芸術と認めなかった)を本国へ運ぼうとする絵画愛好家の独軍ワルドハイム大佐(スコフィールド)と、それを阻止しようとする一般の仏人達の攻防。仏人たちは皆、絵の価値など分からない下層の労働者たちばかりだが「これらの絵はフランスの誇りだから国外流出を阻止せよ」というドゴール大統領の命令で、作戦に命を賭ける事に。ナチに破壊されずよく無事だったと思っていた名画にそんなドラマが展開されていたとは。原作は実際の事件を元に当時のルーブル別館の館長だったローズ・バラン。事前に打ち合せなくとも助け合う仏人たちの誇り高き精神には感服。少人数でのギリギリの工作活動の連続で最後までハラハラ、駅名の偽装シーンは痛快で拍手喝采を送りたくなった。コインで故障を偽装した機関士のパパ・ブル(ミシェル・シモン)や駅長、宿屋の女主人クリスティーヌ(モロー)などドイツに抵抗する一般市民たちが皆印象深い。最後は独軍大佐の敗北で終わるが仏側の犠牲者の多さに彼らの勝利とも言えない最後が空しく悲しい。

ダウト 〜あるカトリック学校で〜  DOUBT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1964年、ニューヨークのカトリック学校。進歩的で生徒の人望も厚いフリン神父は、保守的で厳格な校長シスター・アロイシアスに対し、時代に沿った開かれた校風にしていくべきだという持論を展開していた。そんなある日、新人教師シスター・ジェイムズは学校で唯一の黒人生徒を呼び出したフリンの不可解な行動に疑問を抱き、アロイシアスに相談する。アロイシアスは2人が“不適切な関係”にあるのではないかと疑い、フリンを厳しく問い詰める。一方、ジェイムズはきっぱり否定したフリンの説明に納得し、反対に尚もフリンへの疑惑を強めるアロイシアスの態度にこそ違和感を覚え始めるのだが…。(from:スター・チャンネル)
ドラマ/サスペンス(カラー)
2008年/アメリカ
監督 ジョン・パトリック・シャンリー
音楽 ハワード・ショア
出演
メリル・ストリープ(シスター・アロイシアス)、フィリップ・シーモア・ホフマン(フリン神父)、エイミー・アダムス(シスター・ジェイムズ)、ヴィオラ・デイヴィス(ミラー夫人)
ダウト 〜あるカトリック学校で〜
感想
冒頭は堅苦しいカトリック教会のしきたりで息が詰まるつまらなさだが、中盤から校長とフリン神父のバトルで面白くなる。特にフリン神父をでっち上げの罪を擦り付けてでも、学校の慣習を変えるのを阻止しようとする校長の気迫と、それに負けじと学校を改革しようとするフリン神父の情熱のぶつかり合いは凄まじい。メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンという名優同士だから演じられた作品だろう。しかし、宗教に限らず何事も行き過ぎは良くない。寛容を忘れてしまったら争いしか生まれないということかな。校長みたいな宗教指導者って一番たちが悪い。監督は『ジョー、満月の島へ行く』のジョン・パトリック・シャンリー。

ダウト 偽りの代償  BEYOND A REASONABLE DOUBT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
若手ジャーナリストのCJ(ジェシー・メトカーフ)は、百戦錬磨の検事ハンターが証拠を捏造して無実の被告人から有罪を勝ち取っていると睨む。CJは証拠を掴むため自らが殺人事件の容疑者となる計画を実行するが、それに勘付いたハンターにより逆にハメられてしまう。無実の証人も謎の事故死を遂げ、ついにCJに死刑判決が下されるが―。予測できない展開の連続! ハメるはずがハメられる! 欺きあうストーリー展開に手に汗を握る!(from:BSTBS)
サスペンス/犯罪/ドラマ(カラー)
2009年/アメリカ
監督 ピーター・ハイアムズ
音楽 デヴィッド・シャイア
出演
マイケル・ダグラス、アンバー・タンブリン、ジェシー・メトカーフ
ダウト 偽りの代償
感想
監督は「エンド・オブ・デイズ」「ヤング・ブラッド」「カナディアン・エクスプレス」「サウンド・オブ・サンダー」「サドン・デス」「2010年」「アウトランド」「カプリコン・1」「ハンター」のピーター・ハイアムズ。なのでかなり期待したのだが…マイケル・ダグラスが主役と思ったら違って、主演のジェシー・メトカーフはイマイチ地味で魅力がない。劇場未公開だったのも何だか分かるような…。でも、騙し騙されの展開に加え、こいつが犯人だったとは…という意外性があって、最後のどんでん返しはサスペンスとしては面白い。

ダウン・イン・ザ・バレー  DOWN IN THE VALLEY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ロス近郊の街で暮らす17歳のトーブ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、ハーレン(エドワート・ノートン)と出会う。彼女は時代遅れだが、まるで古き良き時代のカウボーイのような彼に惹かれていくが…。“サバーブ”と呼ばれる典型的なアメリカ郊外の住宅地で、少しずつボタンをかけ違えていく人々の姿が悲しい。現代人の孤独をえぐり出した意欲作。(from:BSジャパン)
ドラマ/ロマンス(カラー)
2005年/アメリカ
監督 デヴィッド・ジェイコブソン
音楽 ピーター・サレット
出演
エドワード・ノートン、エヴァン・レイチェル・ウッド、デヴィッド・モース、ローリー・カルキン、ブルース・ダーン
ダウン・イン・ザ・バレー
感想
パリ、テキサス」のようなギター音楽が心地よいが、前半は地味でユルイので眠気も誘われる。エドワード・ノートンが平凡な田舎の男を演じていると思ったら、やっぱり普通なようでサイコな男。不気味なところはまったくないのに、行動も悪意を感じないのに、自分をガンマンと思い込んでしまったために現代社会に馴染めなくなった悲しい、孤独な男。銃社会が生み出す悲劇を、派手な犯罪世界でなく、普通の田舎の住宅地と平凡な人々が繰り広げる、一風変わったドラマ。多感な10代の少女トーブをエヴァン・レイチェル・ウッドが、その内気な弟をマコーレー・カルキンの弟で「サイン」のローリー・カルキン、二人の父親にデヴィッド・モースと共演者も地味な作品の割には豪華。

誰がために(2005)
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
東京の下町で、急死した父の後を継いで写真館を営む民郎。そのために諦めた報道カメラマンの仕事に未練を残し、満たされない日々を過ごしていた。そんなある日、幼なじみのマリが連れてきた友人、亜弥子と出会い心惹かれる民郎。そして2人は深く愛し合うようになり、やがて亜弥子は妊娠する。しかし、2人の幸せは唐突に終わりを告げる。亜弥子が見ず知らずの少年に殺されてしまったのだ。怒りと悲しみに押し潰されそうになりながらも、マリの励ましもあってなんとか日常を取り戻そうと懸命な民郎。そんな時、民郎は少年が予想外に軽い刑で出所したことを知ってしまう…。(from:BS11)
ドラマ(カラー)
2005年/日本
監督 日向寺太郎
音楽 矢野顕子
出演
浅野忠信(民郎)、エリカ(亜弥子)、池脇千鶴(マリ)、小池徹平、宮下順子、烏丸せつこ、小倉一郎、眞島秀和、菊地凛子、香川照之
誰がために
感想
舞台になっている所は、北千住の槍かけ団子、都営荒川線の路面電車、南千住や三ノ輪、本郷3丁目など、懐かしい東京が残る場所ばかり。不意に不幸に襲われた後も、のんびりした雰囲気の以前と同じ時間を淡々と描くことで、リアルな被害者の心情が伝わってくる。少年法に守られた、少年犯罪の扱いへの問題を取り上げているが、社会派作品という気負いは感じない優しさを感じる。。報道カメラマンだった頃の主人公は「地雷を踏んだらサヨウナラ」と重なって、平和な世界に住む主人公が、いつ戦場の鬼に変わるか知れない危機感がある。浅野忠信がそんなキャラを自然に演じていて良い。矢野顕子のピアノ音楽が不思議な浮遊感ある世界に、いい味を出している。

抱かれた花嫁  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
女手一つで3人の子供を育てたすし店のおかみと、成長した子供たちの心のすれ違いを描いた人情喜劇。劇場の座付き作者となった長男、大学生の次男はいずれも店を継ぐ気がなく、娘の和子に婿を取らせようと見合いの席を設けた母ふさ。だが、和子にはすでに意中の人がおり、まじめな次男にも恋人がいることがわかり、大げんかとなってしまう。松竹の大型映画(グランドスコープ)第1作で、「花嫁」シリーズの第1弾でもある。(from:NHKBS)
ドラマ/コメディ/ロマンス(カラー)
1957年/日本
監督 番匠義彰
音楽 牧野由多可
出演
有馬稲子、望月優子、高橋貞二、大木実、田浦正巳、日守新一
抱かれた花嫁
感想
タイトルはドキッとさせられるけど松竹のホームドラマ。下町の寿司屋を舞台に母と娘などの家族愛から、娘のロマンス、長男が演出するSKD(松竹歌劇団)のレビューとてんこ盛りな作品。恋人を追って日光へドライブをするシーンなどは日光の観光ガイド的内容で、いろは坂や華厳の滝、中禅寺湖、日光東照宮と足早な名所巡りで楽しい。娘たち若者のロマンスだけでなく母親の老いたロマンスまで描かれていてこれでもか!というバラエティな内容なのに不思議と無理さを感じないのはさすが。一番いい味を出していたのが寿司職人で家族に何かと御節介をやく桂小金治で彼の寿司を握るコミカルなシーンが印象深い。

TAXi TAXI
★★★☆☆ 劇場
内容
スピード狂のタクシー・ドライバーと間抜けな刑事のコンビが銀行強盗を追い掛ける
アクション/コメディ(カラー)
1997年/フランス
監督 リュック・ベッソン
音楽
出演
サミー・セナリ、フレデリック・ディフェンタール

感想
一見ダサそうなプジョーがパリの町を駆け抜ける!スピード狂にはたまらない疾走感。改造しまくったプジョーにはすごいターボもついてて、大笑い。アホな警察所長もへんな日本趣味があって笑える。役者はみんなパっとしないけどテンポ、ストーリーどれも良くて面白い。音楽はタランティーノの『パルプ・フィクション』と同じでちょっとヒネリが欲しかったのが残念。

TAXi2 TAXI 2
★★★★☆ テレビ放送
内容
「TAXi」続編で、前回に続きリュック・ベッソンが製作と脚本を担当。スピード狂のタクシー運転手ダニエルは、日仏サミットのためにやってきた日本の防衛庁長官の運転手となって、協力する事に。ところが、日本の首相の命をねらう日本のヤクザが防衛庁長官を誘拐してしまう。早く恋人の元へ帰りたいダニエルだが、捜査の強力にまたまたかり出されることに…。
アクション/コメディ(カラー)
2000年/フランス
監督 ジェラール・クラブジック
音楽 アル・ケミア
出演
サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ、ベルナール・ファルシー
TAXi2

感想
前作に続き変な日本趣味満載。しかし前作よりもはるかに面白い!カーアクションをメインにしていた前作と比べて、お馬鹿なギャグ満載にしたところがマル。日本人というよりも何故か中華系に見えるアジア人のヤクザが登場する度に琵琶や三味線の音がジャカジャカ鳴り出し、無能なジベール署長は「コンニショワー」の挨拶からはじまり、「ニンジャー作戦」と、可笑しな日本知識をひけらかして笑わせてくれる。ヤクザのボスが千葉真一に似ているのも気になるが、なんでヤクザの車が三菱で千葉ナンバーなんだ?

TAXi3  TAXI 3
★★★☆☆  テレビ放送
内容
愛車のプジョー406でワケありの客を時速300キロで空港へ届けるダニエル。車のことしか頭にない彼に恋人リリーは愛想を尽かしてしまう。刑事のエミリアンは8ヵ月間、謎の銀行強盗団に振り回されていた。そのせいでこちらも恋人ペトラの変化に全く気づかない。そんな二人が敵の一味らしき人物を発見。さっそく二人はその後を追い敵のアジトを突き止める。ところがそこでエミリアンが敵に捕まり誘拐されてしまう…。(from:BSジャパン)
アクション/コメディ(カラー)
2003年/フランス
監督 ジェラール・クラヴジック
音楽 DJコア&DJスカルプ
出演
サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、ベルナール・ファルシー、バイ・リン、マリオン・コティヤー、ルエマ・シェーベルイ
TAXi3
感想
リュック・ベッソン脚本の人気シリーズ第3弾。スタローンが乗車客で登場し、「007」をパクったオープニングが豪華で楽しい。「TAXi」「TAXi2」の続編で、続編はつまらないというのが常だが、このシリーズはなかなか面白くて頑張っている。ドジ刑事エミリアン(フレデリック・ディファンタール)とかっ飛びドライバーのダニエル(サミー・ナセリ)のコンビは相変わらずで、二人がパパになって事件と私生活は毎度のようにゴタゴタ。エミリアンが謎の銀行強盗に誘拐され、ローラースケートで逃げ回る謎の銀行強盗追跡に雪山を特別操車のタクシーで挑むダニエル。アホなジベール署長(ベルナール・ファルシー)も相変わらずのボケぶり。ただ、「珍獣ハンター・イモト」みたいな極太眉毛の中国女性ボスが魅力がなくてイマイチなのが残念。「007」のボンドガールのようなレベルのキャラが欲しかった。

TAXI NY  TAXI
★★★☆☆  テレビ放送
内容
念願だったタクシー免許を取得したベル(ラティファ)は、特別仕様の改造車を乗りこなすニューヨークでナンバーワンのタクシードライバー。一方、刑事のウォッシュバーン(ファロン)は子供のころのトラウマが原因で車の運転が極端に下手で、とうとう車を取り上げられてしまった。そんな時、街で銀行強盗が発生。ウォッシュバーンはベルのタクシーに乗り込み、銀行強盗団を追跡する。(from:土曜プレミアム)
アクション/コメディ(カラー)
2004年/アメリカ:フランス
監督 ティム・ストーリー
音楽 ビヨンセ「Crazy In Love」、N.E.R.D.「Rock Star」
出演
クイーン・ラティファ(ベル:森公美子)、ジミー・ファロン(ウォッシュバーン:小山力也)、ヘンリー・シモンズ(ジェシー:小杉十郎太)、ジェニファー・エスポジート(マータ・ロビンス警部補:加藤優子)、ジゼル・ブンチェン(ヴァネッサ:日野由利加)、アナ・クリスティーナ・デ・オリヴェイラ(レッドヘッド:田中敦子)、アン・マーグレット(ウォッシュバーンの母:鈴木れい子)、クリスチャン・ケイン(マリンズFBI捜査官:てらそままさき)
TAXI NY
感想
ベルの吹き替えをした森公美子が最高で笑えた。ベルは「シカゴ」「ボーン・コレクター」「スフィア」のクイーン・ラティファで、ビックママなキャラをコミカルに演じていてグッド。「シンシナティ・キッド」「ラスベガス万才」のアン=マーグレットがウォッシュバーンの母役。また、窃盗集団もムサイ男でなく、モデル風の美女たち(ジゼル役はスーパーモデルのジゼル・ブンチェン)でスタイリッシュにしているのもグッド。彼らを追う警部補も女性で、女たちが格好良い。リュック・ベッソンの「TAXi」のハリウッド版リメイクだというので、あまり期待してなかったが、オリジナルよるも楽しめたかも。

ダグラスの海賊 THE BLACK PIRATE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
海賊船が荒らしまわる17世紀の地中海洋上で襲撃を受け父を殺された若者が、自ら海賊になって海賊への復讐を誓う。やがてブラック・パイレーツと呼ばれ一目置かれるまでになるが人質にされた姫を仲間の海賊から救い出す。
活劇(白黒)
1926年/アメリカ
監督 アルバート・パーカー
音楽 無声映画
出演
ダグラス・フェアバンクス、ビリー・ダブ、ドナルド・クリスプ

感想
ダグラス・フェアバンクスの大袈裟な演技が笑ってしまう(きっとこれはコメディなのだろう)。フェアバンクスってオジサンでハッキリ言ってかっこいい部類に入らないと思うが白い歯をニカっと光らせて愛嬌があって憎めない。今回はコスチュームも単パン水着風でムキムキの足を太ももまで見せてしまってかっこいいとは言い難い。…きっとこれって当時の肉体美だったのだろうなぁ。彼に味方する片腕の老海賊がコメディアン風で面白かった。しかし無声映画といっても布のビリビリ切れる音など効果音が凄く、弁士も上手い(NHKBS放送ではいつも同じ女の人)。モノクロ映画に後でつけたカラーで映像もなかなか美しかった。セリフ部分の映像デザインも凝っていてグッド!

TAJOMARU  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
室町末期。代々管領職をたまわる名門畠山家の次男・直光は、大納言家の娘・阿古姫と将来を誓い合っていた。だが、時の将軍足利義政が、阿古姫をめとった者に管領職を与えると宣言したことから運命が歪み始める。兄・信綱が地位欲しさに阿古姫を奪おうと画策し、さらに兄弟同然の家臣・桜丸の裏切りによって、直光は阿古姫を連れて逃亡するはめに陥ったのだ。失意の中、直光と阿古姫は悪名高い大盗賊・多襄丸に襲われるのだが…。(from:WOWOW)
歴史劇/時代劇/西部劇(カラー)
2009年/日本
監督 中野裕之
音楽 大坪直樹、主題歌:B'z「PRAY」
出演
小栗旬(畠山直光/多襄丸)、柴本幸(阿古姫)、田中圭(桜丸)、やべきょうすけ(道兼)、本田博太郎(栗山秀隆)、池内博之(畠山信綱)、近藤正臣(景時)、松方弘樹(先代多襄丸)、萩原健一(足利義政)
TAJOMARU
感想
多襄丸といえば黒澤明の「羅生門」。これのリメイクかとあまり期待してなかったが、これをさらに独自の解釈で展開し、話を膨らませていて意外と面白く2時間あまりがあっという間だった。出演者たちの演技はまだまだ未熟だが、それでも小栗旬と柴本幸は頑張っている。若者と対照的だったのが萩原健一や松方弘樹、近藤正臣のベテラン勢。特に萩原健一の奇怪で笑えるキャラは強烈。また黒澤明風の平安時代を再現したような美術や衣装、映像が美しい。監督は「SF サムライ・フィクション」「RED SHADOW 赤影」の中野裕之。

戦う幌馬車 THE WAR WAGON
★★★☆☆ テレビ放送
内容
C・ハフェイカーの小説を彼自身が脚色、「続・荒野の七人」のB・ケネディが監督したコミカルな味わいの傑作西部劇。無実の罪をかぶり、投獄されたトウ。自分を陥れ、財産を奪った男ピアースに復しゅうをするため、50万ドルの砂金を積んだ輸送隊を襲撃しようと計画する。一方、ピアースはトウの復しゅうを恐れ流れ者のガンマンに殺害を依頼する。ところが、その男は砂金強奪の一味だった。(from:NHKBS)無実の罪を被った男トウ・ジャクソン(ジョン・ウェイン)が、自分を無実の罪に陥れた宿敵ピアース(ブルース・キャボット)に復讐するため、彼の砂金輸送隊を襲撃しようと計画する。だが砂金は、頑丈な装甲にマシンガンをもつ幌馬車で守られている。トウは計画に、賞金稼ぎでピアースにトウをしとめるように頼まれるローマックス(カーク・ダグラス)、爆発物に詳しい酔っ払いのビリー(ロバート・ウォーカー・Jr)、メキシコ人でインディアンと交流のある無法者リーバイ(ハワード・キール)と、曲者ばかりを仲間に入れる。波瀾の末、うまくニトログリセリンを橋に仕掛けてピアースから砂金を横取りするのに成功するが…。
西部劇(カラー)
1967年/アメリカ
監督 バート・ケネディ
音楽 ディミトリ・ティオムキン
出演
ジョン・ウェイン(トウ・ジャクソン)、カーク・ダグラス(ローマックス)、ハワード・キール(リーバイ)、ロバート・ウォーカー・ジュニア(爆破屋ビリー・ハイアット)、キーナン・ウィン(運び屋ウェス・フレッチャー)、ジョアンナ・バーンズ(ローラ)
戦う幌馬車

感想
ジョン・ウェインとカーク・ダグラスのつきず離れずの友情と、軽快なやり取りが楽しい西部劇。戦車のように完全防備された馬車と、それを守る軍隊のように大人数の護衛から、どう金を奪うのか、先住民を取り込み、ニトリグリセリンを使った大胆な計画が面白い。ラストの砂金輸送隊を襲うシーンは圧巻。ニトロを橋に仕込むところでノンキなロバの馬車が橋をガタガタと渡ってきてハラハラさせられたり、インディアン部族が裏切ったり…。ラストのオチも笑えてグッド!ポーンと軽業のように鞍に飛び乗るカーク・ダグラスの馬の乗り方が面白い。

ダークシティ DARK CITY
★★★★☆ テレビ放送
内容
常に夜の街、記憶喪失の男だけがこの世界の不自然さに気付く
SF/ミステリー/サスペンス(カラー)
1998年/アメリカ
監督 アレックス・プロヤス
音楽 トレヴァー・ジョーンズ
出演
ルーファス・シーウェル、ドナルド・サザーランド、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハート

感想
記憶が稀薄になり常に暗い世界。12時になると総てが止まり、皆が眠ってしまう世界。その中で一人、不思議な力を持ち、眠る事がない男が、この不思議な世界に立ち向かう…。40年代の暗いヨーロッパ風の世界がとてもイイ。ルーファスはこの作品で初めて知った役者だけど、暗くてヨーロッパ・マンガ風の世界にマッチした国籍不明の風貌。ジェニファー・コネリーやウィリアム・ハート等、共演者も豪華。でも一番良かったのはノスフェラトウ風の吸血鬼を連想させる悪者達。ラストの悪者親分とのファイトシーンはちょっとありがちで頂けなかったが、後味も良くて面白かった。監督は「アイ,ロボット」のプロヤス。

ダーティ・ダンシング DIRTY DANCING
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
今年9月に57歳で急逝した俳優パトリック・スウェイジ主演作。60年代、家族と山荘へやってきた上流階級の娘ベイビーは、従業員だけが集まる秘密のダンスホールに誘われる。そこでは彼女が知らない情熱的な「ダーティ・ダンス」が踊られていた。ダンス講師ジョニーのリードで、自由に踊る喜びを知った彼女は、ジョニーのパートナーを引き受けるのだが…。60年代のヒット曲と華麗なダンスでつづる青春ラブ・ストーリー。(from:NHKBS)
青春/ロマンス/音楽(カラー)
1987年/アメリカ
監督 エミール・アルドリーノ
音楽 ジョン・モリス
出演
ジェニファー・グレイ、パトリック・スウェイジ、シンシア・ローズ
ダーティ・ダンシング

感想
ダンサーだったパトリック・スウェイジの本領発揮という感じのダンス映画。今見ると、ファッションは古臭さを感じてしまうが、ダンスは素晴らしくて色褪せしてない。「ダンシング・ハバナ」はこの作品の現代版という感じ。ストーリーは避暑地を舞台に金持ち娘と従業員青年の一夏の恋を描いたなんてことない話。主題歌の「The Time Of My Life」は1987年のアカデミー賞主題歌賞を受賞。監督は「天使にラブ・ソングを…」のエミール・アルドリーノ。

ターナー&フーチ すてきな相棒  TURNER&HOOCH
★★★☆☆  テレビ放送
内容
お世辞にもかわいいとはいえない上、とてつもなく手間のかかる犬を預かるハメになった潔癖症の刑事に起こる数々のトラブルを描いたコメディー。小さな港町の刑事ターナーが日ごろから気にかけていた、船上で生活する老人が殺された。残された老人の愛犬・フーチを預かったターナーの生活は、その日からめちゃくちゃに!だが難航する捜査のカギはフーチが握っていた。若かりし日のトム・ハンクスが、まじめで実直な刑事を好演。(from:NHKBS)
アクション/コメディ(カラー)
1989年/アメリカ
監督 ロジャー・スポティスウッド
音楽 チャールズ・グロス
出演
トム・ハンクス(スコット・ターナー)、メア・ウィニンガム(獣医のエミリー・カーソン)、クレイグ・T・ネルソン(ハイド署長)、ジョン・マッキンタイア(エーモス)、J・C・クイン(魚工場主ボイエット)
ラ・ジュテ
感想
よだれダラダラでバッチク、不細工なフーチが繰り広げるやんちゃに大笑い。しかもスヌーピー並に自分を犬ではなく、ターナーと同等の人間と思っているからなお可笑しい。さすがの名優トムもフーチーの引き立て役に徹している。しかし…楽しくてもフーチーみたいな躾の悪いヤツを相棒にできるのは世界広と言えターナーだけかも。でも、命をかけて相棒を守るなんてやっぱり名犬。ラスト手前は泣けた。監督は「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」のロジャー・スポティスウッド。

ターミネーター THE TERMINATOR
★★★☆☆ テレビ放送
内容
1984年のロサンゼルスに突如、閃光とともにひとりの全裸の男が出現する。彼は2029年の未来からタイムスリップしてやってきた殺人アンドロイド“ターミネーター”。核戦争が勃発し壊滅した未来の地球では、人工知能スカイネットが覇権を握り、人間たちは絶滅の危機に瀕していた。ところが、ジョン・コナーという男が人類のリーダーとなって急激な巻き返しを図り、これに危機感を抱いたスカイネットの機械軍がジョンの存在を無きものにしようと画策。ターミネーターをジョンが生まれる前の世界に送り込み、彼の母親を抹殺して誕生そのものを阻止しようとしたのだ。やがてターミネーターは、ジョンの母親となる可能性があるサラ・コナーという名の女性を片っ端から殺していく。だが一方、人類側からもサラを守るべく、ジョンの命を受けたカイル・リースという男が送り込まれてくるのだった…。(from:スターチャンネル)人間型殺人ロボットが未来からやってきた
アクション/SF(カラー)
1984年/アメリカ
監督 ジェームズ・キャメロン
音楽 ブラッド・フィーデル
出演
アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン
ターミネーター

感想
アーノルド・シュワルツェネッガーが若い!ターミネーターも歳を取るのか…とい思うとちょっと興醒めだが仕方ないのか。時代を感じるファッションと音楽にも閉口。どちらかと言うと、このシリーズよりもロボコップの方が好き。

ターミネーター2 TERMINATOR 2
★★★☆☆ テレビ放送
内容
前作で結ばれた、サラ・コナーと未来から来たカイル・リースとの間に出来た息子ジョンこそ、未来での機械との戦争で人類を導く指導者だった。そして、機械たちはジョンの暗殺を目論み、再び1994年ロサンゼルスにターミネーターを送り込んでくる。一方、来るべき未来の戦争を知る唯一の人間サラは、狂人扱いされ精神病院へ入れられていた。そんな中、未来から送られてきた2体のターミネーターがジョンに接触する。
アクション/SF(カラー)
1991年/アメリカ
監督 ジェームズ・キャメロン
音楽 ブラッド・フィーデル
出演
アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック
ターミネーター2

感想
サラが子供を守るためにマッチョになり、シュワちゃんが味方になったりしているので1作目よりも好きだ。新タイプのターミネーターを演じるロバート・パトリックも、クールで無機質っぽさがあってイイ。そしてマッチョな母からはちょっと想像付かない初々しいエドワード・ファーロングがイイ。未来の英雄をマッチョな少年でなく、天使のようなファーロングにセッティングしたのは正解。

ターミネーター3 TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ジョン・コナーとその母サラがターミネーター「T-800」との溶鉱炉での辛い別れから10年の月日が流れた。ジョン(ニック・スタール)は放浪生活を送っていた。すでに「審判の日」は過ぎ、人間とターミネーターの戦争は起こるはずがなかったのだが、最強の性能を兼ね備える女ターミネーター「T-X」がコナー暗殺に乗込んでくる…。
アクション/SF(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ジョナサン・モストウ
音楽 マルコ・ベルトラミ、テーマ音楽:ブラッド・フィーデル
出演
アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ、クリスタナ・ローケン
ターミネーター3

感想
監督は「U-571」のジョナサン・モストウ。完璧なプロポーションの美女が強敵「T-X」。破壊力の凄まじさは笑えるほど。シュワちゃんとこの女がクレーン車と消防車で町の電柱を片っ端からなぎ倒し、めちゃくちゃにするシーンはあまりの破壊力に爽快感すら起こる。でもで美少年エドワード・ファーロングが演じたジョン・コナーがなぜあんな不細工に…?クレア・デインズもすっかりおばさんっぽくなってしまっているし…。当たり前ではあるけどシュワちゃんも歳を取ってしまったし…。ド派手アクションは笑えて面白かったけど出演者たちの魅力がイマイチ。

ターミネーター4  TERMINATOR SALVATION
★★★☆☆  テレビ放送
内容
2018年。スカイネットが引き起こした核戦争“審判の日”をかろうじて生き延びた人間たちは抵抗軍を組織し、大人になったジョン・コナーもその一員としてスカイネット率いる機械軍との死闘に身を投じていた。そんなある日、ジョンは戦闘機の墜落から帰還した女兵士ブレアと行動を共にしていた謎の男マーカス・ライトに出会う。彼は過去の記憶をなくしており、脳と心臓以外のすべてが機械化されていた。それでも自分は人間だと主張するマーカスに対し、ジョンは彼が敵なのか味方なのか判断しかねていた。そんな中、彼から将来ジョンの父親となる少年カイル・リースの身に、危険が迫っていることを知らされる。ジョンは機械軍に捕らえられたというカイル救出のため、マーカスとともにスカイネットの中枢に侵入していくのだが…。人工知能スカイネットが引き起こした核戦争“審判の日”によって荒廃した世界を舞台に、人類存亡の危機に立ち向かう抵抗軍の壮絶な戦いを描いた人気SFアクションのシリーズ第4弾。(from:スター・チャンネル)
SF/アクション/サスペンス(カラー)
2009年/アメリカ
監督 マックG
音楽 ダニー・エルフマン
出演
クリスチャン・ベイル(ジョン・コナー)、サム・ワーシントン(マーカス・ライト)、アントン・イェルチン(カイル・リース)、ムーン・ブラッドグッド(ブレア・ウィリアムズ)、コモン(バーンズ)、ブライス・ダラス・ハワード(ケイト・コナー)、ジェーン・アレクサンダー(ヴァージニア)、ジェイダグレイス(スター)、ヘレナ・ボナム=カーター(セレナ・コーガン)
ターミネーター4
感想
もはやいくらでも続編制作可能なジェームズ・キャメロンのシリーズ第4弾。のジョン・コナーはと違って不細工男にしまいがっかりだったが、今回はクリスチャン・ベイル。期待以上に格好良く英雄に相応しい。新たなターミネーター、マーカス・ライトがこれまでのターミネーターと違って傷の痛みも感じ、感情も持ち合わせてほとんど人間。ロボットというよりもサイボーグという感じで親しみやすいキャラになっている。それだけに、コナーは以前よりも何を信じていいのか…と自問自答し悩む。ヘレナ・ボナム=カーターが敷いた巧みな罠で崖っぷちに追い詰められるコナーたち。シュワちゃんとマーカス・ライトとの対決も見ごたえありで、3がイマイチだったので期待しなかった割には楽しめた。やっぱりヒーローはこういう格好良い役者に演じて欲しい。監督は「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」のマックG。

ダーリング DARLING
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
誰もが「ダーリン」と呼ぶ不思議な魅力を持つ少女が、多くの男たちとの出会いを糧に、モデルから女優となり、やがてはとある公国のプリンスから求婚される。ひとりの女性が人からはうらやまれる立場に上り詰めながらも、真実の愛が見つからずにかっとうする様をシニカルに描く。
ドラマ/ロマンス
1965年/イギリス
監督 ジョン・シュレシンジャー
音楽 ジョン・ダンクワース
出演
ジュリー・クリスティ、ダーク・ボガード、ローレンス・ハーベイ
ダーリング

感想
出会った色々な男性を糧にモデルから女優となり、イタリア公国のプリンスと結婚して公妃になった女の話。ファッションや音楽、インテリアが今観てもとてもオシャレ。どんな男からも愛されるヒロインはドライな性格で自己中心的。周りの男を振り回しているがラストは「理想の女性」という雑誌の表紙を飾る彼女自身はとても幸せとは言えない、悲しい女。ジュリー・クリスティは「ドクトル・ジバゴ」でラーラを演じていた。そのジュリー・クリスティがアカデミー主演女優賞を受賞したほか、脚本賞、衣装デザイン賞を受賞。

奪還 DAKKAN アルカトラズ  HALF PAST DEAD
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
ハイテクを駆使して蘇ったアルカトラズ刑務所。史上最悪の刑務所として名高い難攻不落の要塞に、武装集団がある目的のために乗り込んでくる。しかし刑務所には潜入操作中のFBI捜査官サーシャ・ペトロビッチが主人の一人として潜り込んでいた…。香港映画界からジェット・リーのスタントマンで活躍のシン・シン・シャンがアクションの数々を指導している。
アクション(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ドン・マイケル・ポール
音楽 タイラー・ベイツ
出演
スティーブン・セガール(サーシャ)、モリス・チェスナット(ドニー/フォーティナイナー・ワン)、リチャード・ブレマー(組織のボス、ソニー・エッグヴォール)、ジャルール(ニック)、クローディア・クリスチャン(ウィリアムスFBI捜査官)、トニー・プラナ(エル・フエゴ所長)、ニア・ピープルズ(フォーティナイナー・シックス)、クルプト(トゥイッチ)
奪還 DAKKAN アルカトラズ
感想
アルカトラスを舞台にしたセガールのアクションもの。ジャルールやクルプトなどヒップホップのスーパースターが出演しているので、音楽もおじさんが主演の作品に似つかわないハードなヒップホップ。出演者たちに「おっさん」呼ばわりのセガールが悲しいが、アクションはなかなか見ごたえあり。美人殺人マシーンを演じているニア・ピープルズが格好良い。

脱走山脈 HANNIBAL BROOKS
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
第二次大戦中1人の兵が脱走して象と共にアルプスを越える
ドラマ(カラー)
1968年/イギリス
監督 マイケル・ウィナー
音楽 フランシス・レイ
出演
オリバー・リード、マイケル・J・ポラード、ペーター・カルステン、ウォルフガング・プライス

感想
第二次大戦中、1人のイギリス兵が脱走して象と共にアルプスを越えて、スイスに逃げる…という話。象が出てくるので動物ものかと思いきや、パルチザンのゲリラ兵と協力してナチス軍と戦ったり、村の人々との交流などが中心的。でも象が出てくるおかげで戦争物でもホノボノとした雰囲気があって良かった。邦題がもうちょっとヒネって欲しかったな。これじゃ「脱走」が付くほかの映画と紛らわしい。

脱走特急 VON RYAN'S EXPRESS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
第二次大戦末期、イタリアからオーストリアへ移送されることになった捕虜たちの大脱走劇を描いた戦争アクション。イタリア中部の捕虜収容所にアメリカ空軍大佐ライアン(シナトラ)が収容された。やがてイタリア軍が連合軍に降伏し、ドイツ軍は700名に及ぶ連合軍捕虜たちの移送を決行。ライアンはこの機を利用して輸送列車を乗っ取り、行き先をスイスに変更して脱走しようとするが、ドイツ軍のしつ拗な追撃にあう。(from:NHKBS)
戦争/アクション(カラー)
1965年/アメリカ
監督 マーク・ロブソン
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
フランク・シナトラ、トレバー・ハワード、ラファエラ・カッラ
脱走特急

感想
監督は「殴られる男」「逆転」のマーク・ロブソン。ライアンに反抗的なフィンチャム少佐(トレヴァー・ハワード)、聖職者コンスタンゾ大尉(エドワード・マルヘア)、捕虜達と行動を共にするアイパッチのイタリア軍人オルリアーニ(「逆転」にも出演のセルジオ・ファントーニ)など個性的なキャラで、捕虜の中で唯一ドイツ語が話せるコンスタンゾ大尉がドイツ指揮官を演じた後に気絶したり、ライアンの時計をストッキングと交換しようとするナチなど、戦争映画でも笑えるシーンが多くて重苦しくないのがイイ。話は700名もの捕虜がどうやって脱走するか…というサスペンス風の巧みな展開が奇想天外で面白い。ナチを相手にした列車アクションというと「大列車作戦」にも似た感じだが、魅力的だったランカスターに比べると、こちらの主演のシナトラの魅力がイマイチ弱い。

タッチ・オブ・スパイス  A TOUCH OF SPICE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
2003年のギリシャ・アテネ。ヴァシリスおじいちゃんがイスタンブールからやってくるとの突然の報せに、彼を迎える準備を進めるファニス。祖父とは7歳で別れて以来、40歳になるこの年まで一度も会うことができなかった。ところが当日になって祖父が重い病で倒れたとの連絡が入る。ファニスの心は、祖父と過ごした懐かしい日々へと飛ぶ…。1959年、少年のファニスはトルコのイスタンブールでスパイス店を営む祖父の家で暖かい家族と幸せな毎日を過ごしていた。ファニスは豊富な知識持つ祖父からスパイスの様々な効能と人生のすべてを学んでいった。(from:地上波)
ドラマ(カラー)
2003年/ギリシャ
監督 タソス・ブルメティス
出演
ジョージ・コラフェイス、タソス・バンディス、マルコス・オッセ
タッチ・オブ・スパイス
感想
トルコを追われたギリシャ系トルコ人のドラマ。トルコもギリシャもなかなか見ることができない国の作品なので、その文化が面白く描かれている。シナモンを肉料理に使うのは肉が腐りかかっている証拠だと怒ったり…スパイスのこだわり方も3大美食の一つトルコならではの深さを感じる。トルコとギリシャの隣接しているからこその紛争とそれに巻き込れる家族の歴史もドラマチックで最初は面白いのだが…中盤から失速。少年と老人の目を通して少年が大人になっていく姿が「ニュー・シネマ・パラダイス」に似ていてその作品を意識して作られたのかも知れないが内容も演出も残念ながらかなり不慣れという感じイマイチ退屈だった。

タッチ 背番号のないエース 
★★★☆☆ テレビ放送
内容
あだち充原作の人気漫画の映画第一段。高校1年に進学した双子の上杉兄弟と幼なじみの朝倉南はいつも一緒。中学で活躍したエースの弟・和也は甲子園を目指し野球部へ、達也は迷った末にボクシング部に入る。しかし和也が決勝の試合前に事故で急死する。達也は和也の意志を引き継いで野球部のエースになるが…。(from:NHKBS)
アニメ/青春/野球(カラー)
1986年/日本/東宝
監督 杉井ギサブロー
音楽 芹澤廣明
出演
声:三ツ矢雄二、難波圭一、日高のり子、林家こぶ平、銀河万丈、鶴ひろみ、塩沢兼人
タッチ 背番号のないエース

感想
原作のまったりしたスローテンポなところもそのまま忠実にアニメ化。長編漫画を駆け足でまとめた感はあるが、和也の死や甲子園出場をかけた決勝戦など要所は押さえていて原作を知らなくても楽しめる。

タッチ2 さよならの贈り物 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
あだち充原作の人気漫画の映画第二段。2年生になった達也と南。亡くなった双子の弟・和也にかわって野球部に入部した達也は以前とは別人のように練習に励み、和也のライバル新田も達也をライバルとして認めるように。甲子園出場目指し二人は決勝戦で出会うが…。(from:NHKBS)
アニメ/青春/野球(カラー)
1986年/日本/東宝
監督 はしもとなおと
音楽 芹澤廣明
出演
声:三ツ矢雄二、日高のり子、井上和彦、銀河万丈
タッチ2 さよならの贈り物

感想
南の新体操シーンと和也の不在に苦しむ達也の心境がメインになっているのはいいが1に比べて盛り上がりが少なくてやや退屈。和也のかわりに須美高の新田や勢南の西田などニューキャラが加わるが二人とも大人しくて物足りない。

タッチ3 君が通り過ぎたあとに 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
あだち充原作の人気漫画の映画第三段、完結編。達也と南の1や2に続く、甲子園出場をかけた高校最後の夏。南は新体操部を辞めて野球部のマネージャーに戻る。喜ぶ部員達だが、監督が入院し、代理の監督がやってくる。しかしこの代理監督は明星野球部に恨みを持つ明星野球部つOBで、復讐のつもりか部員を鬼のようにしごく。優秀な双子の兄弟を持つ監督は同じように似ている達也を特にしごくので二人は対立する。南もそんな監督に不安を抱くが…。
アニメ/青春/野球(カラー)
1987年/日本/東宝
監督 永丘昭典
音楽 芹澤廣明
出演
声:三ツ矢雄二、日高のり子、林家こぶ平、田中秀幸、内海賢二、井上和彦
タッチ3

感想
甲子園最後のチャンスなのに、それを妨害するような鬼監督が就任してしまう…と、原作もかなり暗く辛そうな内容だったが、こちらはさらりと描き、ドロドロした感じが押さえられている。新田の妹や達也のライバルになってエースになろうとするヤツなども出てこないで、達也と鬼監督、達也と新田の対決に焦点を絞っているのは2時間にまとめなくてはいけない映画では成功しているかも。

タッチ(2005) 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
あだち充の人気漫画を映画化。成績優秀、運動神経抜群で甲子園を目指す弟・和也と、何をやってもダメな兄・達也の双子の兄弟は、ともに幼なじみの南に心惹かれていたが…。
青春/ロマンス/スポーツ(カラー)
2005年/日本/東宝
監督 犬童一心
音楽 松谷卓
出演
長澤まさみ、斉藤祥太、斉藤慶太、風吹ジュン、小日向文世、宅麻伸
タッチ

感想
あだち充の漫画は大好きで「タッチ」は「サンデー」に連載中から読んでいた。達也、克也の両親(風吹ジュン、小日向文世)は原作のイメージ通りのキャスティング。南はちょっと違ったがそれでも清清しい可愛いヒロイン。彼女は大河ドラマ「功名が辻」に出演していてまだ若いのに色っぽい九の一を演じていてなかなか良かった。ライバル新田明男はNHK朝の連続ドラマ「純情きらり」で達彦を演じている福士誠治、チームの監督は本田博太郎、大男の原田はRIKIYAと漫画よりも男前(?)なキャスティングでなかなか豪華。そして3人が離れの勉強部屋や彼らの部屋などセットも原作漫画そっくり。しかし達也、克也がどうもイマイチ…。そして長編ドラマを16分に詰め込んでいるのでそれぞれの心理描写も中途半端でアニメ版を上回ることは出来てない。ラストはアニメ版でヒットした主題曲が流れて懐かしかった。

タップス  TAPS
★★★★☆  テレビ放送
内容
閉鎖が決まった陸軍幼年学校の少年たちが、正義と信じて起こした反乱の悲劇を描いた異色の青春映画。1年の猶予を残し、学校が廃校になることが校長のベイツ将軍から発表された。だが卒業パーティーの夜、生徒たちが起こした騒ぎの中で誤ってひとりの若者が亡くなり、学校はただちに閉鎖となる。生徒たちはこれを阻止するため武器を手に学校に籠城するが…。若き日のトム・クルーズ、ショーン・ペンが生徒役で出演している。(from:NHKBS)
青春(カラー)
1981年/アメリカ
監督 ハロルド・ベッカー
音楽 モーリス・ジャール
出演
ジョージ・C・スコット(ベイシュ将軍)、ティモシー・ハットン(ブライアン・モアランド)、トム・クルーズ(デビッド・ショーン)、ショーン・ペン(アレックス・ドワイヤー)、エバン・ハンドラー(エドワード・ウエスト)、ロニー・コックス(カービー大佐)
タップス
感想
一端の将校クラスを養成する伝統校が廃止されるのを知った生徒たちが母校と師匠の校長の理念、同じ学び舎で苦楽を共にしてきた学友たちの友情のために武器を取って立ち上がる…という話。銃を取って戦うことになる彼らがとにかく若くてまだ皆10代の子供。特に最下級生の少年たちが母親が恋しいのを我慢して夜警に当たる姿が健気で泣ける。喧嘩を吹っかけた他校の少年たちは、徹底した教育が行き届いて紳士的で美しさすら感じる彼らに嫉妬していたのは明らか。そして少年たちの若さゆえの純粋さから生まれた悲劇が胸を締め付けさせられた。こういう事態を生んだ責任はやはり大人たちにある。どんな理由があろうとも、少年たちに命を奪う武器を持たせるべきではない。彼らのカリスマ的校長の将軍を演じたのは「パットン大戦車軍団」のジョージ・C・スコット。監督は「ビジョン・クエスト/青春の賭け」「訣別の街」のハロルド・ベッカー。

ダニー・ザ・ドッグ  DANNY THE DOG
★★★★☆ テレビ放送
内容
5歳の時に母親から引き離され、悪漢バートに金儲けの道具として育てられたダニー(ジェット・リー)。闘うことしか知らない殺人マシーンとして首輪をつけられ生きてきた。ある時、盲目のピアニスト、サム(モーガン・フリーマン)に出会ったダニーは、音楽に触れ、サムと彼の養女を通じ、初めて人を愛することを知る。そして明かされるダニーの母親を巡る衝撃の過去。ダニーの命を賭けた最後の闘いが始まろうとしていた。(BSジャパン)
アクション/サスペンス(カラー)
2004年/フランス:アメリカ
監督 ルイ・レテリエ
音楽 マッシヴ・アタック
出演
ジェット・リー、モーガン・フリーマン、ボブ・ホスキンス、ケリー・コンドン、マイケル・ジェン、ヴィンセント・レーガン
ダニー・ザ・ドッグ
感想
ワイヤーに頼らないジェット・リーの切れのある華麗なアクションと、童顔で人懐っこい目の演技が良い。「アンタッチャブル」のデ・ニーロ並に恐い悪役に徹したダニー・デビートや、盲目のピアニストを演じたモーガン・フリーマンも人情味があってドラマに深みを与えている。家族や愛を知らない孤独なダニーのラストはちびっと泣けた。マッシヴ・アタックの音楽も格好良い。監督は「トランスポーター」「トランスポーター2」「インクレディブル・ハルク」のルイ・レテリエ。

ダニエラという女  COMBIEN TU M'AIMES?
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ごく平凡な男フランソワはある日、宝くじで大当たりする。そこで彼は、飾り窓の中にいる美しい娼婦ダニエラ(モニカ・ベルッチ)に「金が続く限り僕と一緒に暮らして欲しい」と申し出る。交渉は成立し、フランソワにとっては夢のような生活が始まる。しかし、ダニエラとの暮らしは心臓の悪いフランソワにとってあまりに刺激が強すぎる。そんなある日、ダニエラは突然彼のもとから姿を消してしまうのだが…。モニカ・ベルッチが男を惑わす妖艶な娼婦を演じる大人のラブ・ストーリー。共演は「オーギュスタン 恋々風塵」のベルナール・カンパンと「宮廷料理人ヴァテール」のジェラール・ドパルデュー。監督は「美しすぎて」のベルトラン・ブリエ。 (from:BSジャパン)
ロマンス/コメディ/エロティック
2005年/フランス
監督 ベルトラン・ブリエ
出演
モニカ・ベルッチ、ベルナール・カンパン、ジェラール・ドパルデュー、ジャン=ピエール・ダルッサン
ダニエラという女
感想
マレーナ」「ジェヴォーダンの獣」と娼婦役が多いモニカ・ベルッチが、ここでも男の夢を具現化したような完璧に美しい娼婦を、見事な脱ぎっぷりで演じている。そんなあらゆる男を虜にする魔性の女を相手に、心臓病の男が恋をして、クジで当たった大金で彼女と同居を始めるが、興奮しすぎて発作を何度も起こしたり、会社の同僚や医者の親友まで彼女の虜になったり…と笑える。一番笑えたのが彼女の夫で裏社会のボス、シャルリーを演じたジェラール・ドパルデュー。人を平気で殺す恐持てなのに、彼女には飼われた猫みたいになってしまう。こんな女、いる訳無いよ、というエンディングだが、一応ハッピーエンドなのもグッド。

タハーン 〜ロバと少年〜  TAHAAN:A BOY WITH A GRENADE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
カシミール地方で、祖父、母、姉とともに暮らす8歳の少年タハーン。大好きな父親は3年前に行方知れずになってしまい、今は、ロバのビールバルがタハーンの一番の友達だ。貧しくとも平穏な日々が続いていたが、ある日突然祖父が亡くなり、ビールバルは借金返済のために売られてしまう…。純粋な少年とロバとの友情を、不安定な政治や社会状況を背景に描いた秀作。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2008年/インド
監督 サントーシュ・シヴァン
音楽 トーフィーク・クレーシー
出演
プーラヴ・バンダーレー、ビクター・バナルジー、アルパム・ケール、ラーフル・ボース
タハーン 〜ロバと少年〜
感想
行方不明の父の変わりに一家の男として早く一人前になって欲しい家族と、まだ子供として遊びたい8歳の少年タハーンにはギャップがあるが、彼が親友のロバを取り戻そうとしたり、旅商人ダールと共にした仕事で危ない目に遭い、ずるい大人の世界を知るにつれ、次第に成長して一家を支える男にならなくてはいけないということに目覚めるまでを描いている。終盤は反政府運動の少年に巻き込まれて、手榴弾を手にする危険な状態に。8歳の子供がいとも簡単に戦闘に巻き込まれてしまう厳しい環境に胸が痛くなる。

旅するジーンズと16歳の夏  THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS
★★★★☆  テレビ放送
内容
自由奔放なブリジット、内気なリーナ、皮肉屋のティビー、情熱的なカルメン。生まれてからずっと仲良しの4人組は、16歳の夏、初めて別々の場所で休暇を過ごすことになる。別れる前日集まった彼女たちは、古着屋で体格の違う4人全員がなぜかピッタリはける1本のジーンズを見つけ、1週間ずつはいて順番に送ることにするのだが…。4人をつなぐ不思議なジーンズを通して、少女たちのひと夏の成長を描く青春映画。(from:NHKBS)
ドラマ/青春(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ケン・クワピス
音楽 クリフ・エデルマン
出演
アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレーラ、ブレイク・ライブリー、アレクシス・ブレーデル
旅するジーンズと16歳の夏
感想
「その男ゾルバ」のテーマ曲が流れるリーナは滞在先ギリシャで地元の青年と出会い…。「サルサ!」のようなラテン音楽のメキシコでサッカーの合宿参加のブリジットは大学生のコーチに猛烈アタック。父の再婚相手とその家族で過ごすことになったカルメンは、疎外感に苦しみ…。ディビーは残って地元のスーパーでバイト中に一緒に映画を作りたがる少女ベイリーと出会う…。性格も全く違う四人が無二の友というのも奇跡的だが、オムニバス風に展開する四人がそれぞれに体験するストーリーは、バラエティーに富んでいてどれも面白く、それぞれのラストは泣けた。四人も等身大の女の子たちで魅力的。カルメンは「アグリー・ベティ」のアメリカ・フェレーラ。カルメンの父に「ザ・ホワイトハウス」や「ニューヨークの恋人」のブラッドリー・ウィットフォード。

旅するジーンズと19歳の旅立ち  THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS2
★★★☆☆  テレビ放送
内容
幼なじみの少女4人のひと夏の成長を描いた「旅するジーンズと16歳の夏」の続編。19歳になり、それぞれ別々の大学へ進んだ4人。新たな出会いや悩みに直面しつつ、お互いあまり連絡も取れない忙しい日々の中、あのジーンズはまだ4人の間をめぐっていて…。今やドラマ「ゴシップ・ガール」の大ヒットで世界中から注目を浴びるB・ライブリー、「アグリー・ベティ」主演のA・フェレーラらのみずみずしい演技に注目。(from:NHKBS)
ドラマ/青春(カラー)
2008年/アメリカ
監督 サナー・ハムリ
音楽 レイチェル・ポートマン
出演
アメリカ・フェレーラ(声:斉藤貴美子)、アンバー・タンブリン(声:小島幸子)、アレクシス・ブレーデル(声:坂本真綾)、ブレイク・ライブリー(声:小松由佳)
旅するジーンズと19歳の旅立ち
感想
旅するジーンズと16歳の夏」の後日談。吹き替えで見たので面白さが半減してしまったのが残念。特にフェレーラのシェイクスピア劇は吹き替えでは全然良さも悪さも伝わらない。でも4人それぞれのエピソードはそれぞれが面白く、特に母親の思い出を追う旅に出る考古学研究の金髪娘のエピソードは泣けた。それぞれが成長してハッピーになり、魔法のジーンズから卒業する青春ものだが、それだけでなくギリシャの美しい町並みも楽しめた。

旅立ち〜足寄より〜  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
昭和50年。「全国フォーク音楽祭・北海道大会」に、一人遅れてパトカーで到着したサングラス姿の若者がいた。彼こそが当時19歳の松山千春だった。自作の曲「旅立ち」で観客を魅了したが、ステージでの生意気な態度が災いし、結果は落選。しかし、審査員のSTVラジオ・ディレクター・竹田は千春の才能を見抜き、「いつかチャンスが来るから、曲を作っておけ」と千春に告げる。そして竹田は千春を世に売り出そうと奔走する。(from:BSジャパン)
ドラマ/伝記/音楽(カラー)
2008年/日本
監督 今井和久
音楽 松山千春
出演
大東俊介、尾野真千子、ペ・ジョンミョン、泉谷しげる、萩原聖人
旅立ち〜足寄より〜
感想
足寄(あしょろ)ってどこだろう?と思ったタイトルから、そこが松山千春の故郷とは知らなかった。彼の生い立ちと、彼を発掘して育ててスターの道を進む手がかりを作った恩師との友愛をドラマチックに描いていて、松山千春のファンでなくてもまあまあ楽しめた。その恩師を演じた萩原聖人がいい味を出している。難を言えば大東俊介のパッとしない演技と、テレビドラマ的なレベルの演出がちょっと物足りなかった。

Wの悲劇 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
劇団「海」の研究生・静香(薬師丸ひろ子)。演劇への情熱は人一倍のものを持っているが本物の女優になる為の道は遠い。鬱々たる毎日の中で男優・五代(三田村邦彦)、不動産屋の青年・森口(世良公則)と付き合っている。そんな中『Wの悲劇』のヒロイン・摩子役のオーディションがある。最初の機会を逸した彼女に2度目のチャンスが訪れようとしていたが、その中身は…。(from:BS-i)
ドラマ/サスペンス(カラー)
1984年/日本/角川/東映
監督 澤井信一郎
音楽 久石譲、主題歌:「Woman 〜Wの悲劇より〜」唄:薬師丸ひろ子
出演
薬師丸ひろ子、世良公則、高木美保、蜷川幸雄、三田村邦彦、三田佳子
Wの悲劇

感想
公開当時「顔はぶたないで! 女優なんだから!」が流行語に、主題歌もヒット。共演者が豪華な角川映画、この作品の相手は当時大人気のツイストの世良公則!「野性の証明」の高倉健、「セーラー服と機関銃」の渡瀬恒彦、「探偵物語」の松田優作と、次々と大物俳優を相手に主演を張った女優はそうそういない。そしてそれなりに彼らに負けないぐらいの存在感がある。不細工で大根なのかも知れないがすごい女優なのかも。主演の薬師丸よりもずっと美人な高木美保の意地悪なライバルキャラもイイが、やっぱりこの作品で賞を取った三田佳子がイイ。静香に自分の身替わりをさせてしまう下りは上手し、舞台上での演技も素晴しい。話も舞台上の話と映画のストーリーが次第に重なってゆくあたりなどが面白い。アイドル薬師丸ひろ子主演の作品では「探偵物語」の次にイイ出来かも。

ダブル・ジョパディ DOUBLE JEOPARDY
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
自分を裏切り、夫殺しの罪を着せた夫に復讐する女。
サスペンス
1999年/アメリカ
監督 ブルース・ベレスフォード
音楽 ノーマンド・コーベイル
出演
アシュレー・ジャッド、トミー・リー・ジョーンズ、アナベス・ギッシュ、B・グリーンウッド[声]深見梨加、菅生隆之

感想
トミー・リー・ジョーンズは犯人を追う役人、という人物が多いけど、これもそう。無実なのに夫殺しで刑務所に入れられたお金持ちの主婦が、刑務所でたくましく成長、小さな息子逢いたさに殺人も犯しかねない勢いで夫を探し、息子に逢おうとする話。虫も殺せないような女が、逆境に落ち入っても息子の為には負けられない。母強し!この主婦をおとしめたダンナは、さながら現代版青髯。カンジンスキーの絵をこよなく愛するインテリっぽさを強調しているが、こんな自己中アホ男がオーナーではカンジンスキーが泣くぞ。トミー・リー・ジョーンズがこの絵を観て「お子さんが描いた絵ですか?」と聞いたのには爆笑だった。

ダブル・トラブル DOUBLE TROUBLE
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
ナイトクラブ歌手のガイを熱烈に慕う少女ジルは17歳。彼女の愛らしさに心は揺らぐものの、まだ幼い彼女を受け入れることができないガイ。そんな二人の行く先々で、数々の事件がぼっ発するが…
ミュージカル/コメディ/ミステリー(カラー)
1967年/アメリカ
監督 ノーマン・タウログ
音楽 ジェフ・アレクサンダー
出演
エルビス・プレスリー(ガイ・ランバート)、アネット・デイ(ジル)、ジョン・ウィリアムズ(ジェラルド)

感想
「ダブル・トラブル」「心から愛してくれたなら」「恋が出来たら」「ミニ・スカートのお嬢さん」「夜の町」「オールド・マクドナルド」「アイ・ラヴ・オンリー・ワン・ガール」「もっと世界中を見たい」を披露。特に「夜の町」はかっこいいバラード。「オールド・マクドナルド」は童謡でお馴染みの曲をエルビス風にアレンジしていて面白い。凸凹コンビの悪党やアホな警部などワキのコメディアンが沢山でて頑張っているが、古臭いギャグでつまらない。この作品のプレスリーはいつもと違ってもみあげが短い。実生活で未成年だったプリシラと同棲後、結婚したらしいが、この作品のヒロインも未成年でイメージがダブル。

ダブル・フェイス 秘めた女  NE TE RETOURNE PAS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
愛する夫と2人の子どもに囲まれ、幸せな家庭生活を送る女性作家のジャンヌ。ところが最近になって、なぜか夫や子どもが突然他人に見えるようになったばかりか、自分自身の顔や体まで見知らぬ別人へと変貌を遂げるようになり、ジャンヌは不安と恐怖におののくが、周囲の人々は異変に気づかず、平然と振る舞うばかり。そんな折、母の家で1枚の古い写真を見つけた彼女は、それを手がかりに事の真相を探るべく、イタリアへと旅に出る。(from:BSTBS)
サスペンス/エロティック(カラー)
2009年/フランス
監督 マリナ・ドゥ・ヴァン
音楽 カルロ・ソス、マルク・バスティアン、トーマス・ガウダー
出演
ソフィー・マルソー、モニカ・ベルッチ、ブリジット・カティヨン
ダブル・フェイス 秘めた女
感想
ソフィー・マルソーとモニカ・ベルッチのフランスとイタリアを代表する美女が共演というだけで期待大。しかも、二人は謎めいていて彼女たちの本性も最後の最後までわからないとハラハラさせられたのだが…ラストのオチがあまりにも陳腐で肩透かしを食らった感じ。二人の顔が入れ替わるところや二人の起用でもっと面白くなっただろうに、なんとももったいない。もっと上手い監督が演出していたらもっと面白くなったのかも。2大女優の共演なのに未公開だったのもちょっとわかるような出来。

ダブルチーム DOUBLE TEAM
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
妻キャサリン(リンディンガー)と南仏で引退生活を送る元CIAの腕利き秘密工作員ジャック・クイン(ヴァン・ダム)。彼は宿敵であるテロリスト、スタブロス(ミッキー・ローク)の逮捕に協力するためCIAに復帰するが、判断ミスで取り逃がし、脱出不可能の孤島に送られる。そこは世界各国の有能な工作員たちが秘密裏にテロリストの情報分析を行うためのシンクタンクだった。だが、出産直前の妻が人質になったことを知った彼は島を脱出。武器スペシャリストのヤズを仲間に妻を救出するためローマへ向かう…。闇の武器ディーラー役で、緑頭のNBAプレイヤー、デニス・ロッドマンが出演している。
アクション(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ツイ・ハーク
音楽 ゲイリー・チャン
出演
ジャン=クロード・ヴァン・ダム、デニス・ロッドマン、ミッキー・ローク、ポール・フリーマン、ナターシャ・リンディンガー
ダブルチーム

感想
飛行機格納庫での死闘は「エアフォース・ワン」そっくり。ダブルチームというのはヴァン・ダムとロッドマンが二人チームを組んで「ダブルチーム」なんだろうけど、変ちくりんファッションのロッドマンがなかなか良くてヴァン・ダムを喰っているほど。期待のミッキー・ロークはかなりのマッチョに変身していてビックリ。ヴァン・ダムの町中での変装には爆笑、他にもトラとも戦ったり、浴槽を使ったり台所の天井にぶら下がっての自宅でできる(できないって!)特訓法と、何でもやらされていて涙ぐましい。でもツル頭東洋人との死闘など体を張ったアクションは本格的。ミッキー・ローク(スタントマンだろうけど)とのスタジアムでの死闘も凄い。ラストはコロセウムを爆破(ありえない!)!派手な爆発シーンはやたら多いけどアクションを含め他は印象が薄くてB級系。

ダブルフェイス 潜入捜査編  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
トニー・レオン&アンディ・ラウの主演で世界中で大ヒットした香港映画「インファナル・アフェア」をリメイク。(from:地上波)
サスペンス(カラー)
2012年/日本
監督 羽住英一郎
音楽 菅野祐悟
出演
西島秀俊、香川照之、和久井映見、伊藤淳史、小日向文世、角野卓造
ダブルフェイス 潜入捜査編
感想
西島秀俊→トニー・レオン、香川照之→アンディ・ラウの神奈川県警を舞台にした日本版「インファナル・アフェア 無間道」。ケリー・チャンは和久井映見。ヤクザの幹部として動向をスパイする潜入捜査官と、そのヤクザの親分のスパイとして警察幹部に送り込まれたヤクザのスパイ。西島秀俊はかなりトニー・レオンに似た感じが出ていて良かったのだが、他がやはりオリジナルに比べるとちょっと物足りない。意外と良かったのが西島秀俊を慕う子分の伊藤淳史。ほとんどオリジナルに忠実なシナリオ。レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンでハリウッド・リメイクした「ディパーテッド」はマーティン・スコセッシ監督だけあってオリジナルに負けない見応えのあるリメイクだったので、何をいまさら…と思ったけど、脚本がもともといいせいか結構最後までスリリングに見れて面白かった。

ため息つかせて  WAITING TO EXHALE
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
大ベストセラーとなったT・マクミランの原作は4人の黒人女性を通じて、恋愛、結婚、離婚、仕事等の現代人の悩みを浮き彫りにしている。TVプロデューサーとしての成功と理想の男性を求めるサバンナ、資産家の夫に離婚を言い渡されたバーナディン、学生時代に産んだ反抗期の息子の父親がゲイだと告白されて夢破れてしまったグロリア、保険会社に勤め経済的に自立しているがハンサムな男に騙されつづけているロビン。大晦日、サバンナが他の3人の住むフェニックスに引っ越してくるところから物語は始まる。サバンナは別れた恋人との再会が、バーナディンはゆきずりの男性が、グロリアは隣に越して来た男が、ロビンは妊娠が転機となって…。女性の生き方の方向性を様々な角度から観せてくれる。(from:FOXbs238)
ドラマ(カラー)
1995年/アメリカ
監督 フォレスト・ウィテカー
音楽 ケネス・“ベビーフェイス”・エドモンズ
出演
ホイットニー・ヒューストン、アンゲラ・バセット、ロレッタ・デバイン、レラ・ローション
ため息つかせて
感想
4人のそれぞれの問題を抱えつつも自立を試みようとする黒人女性を描いたドラマ。人種は関係ないと思いきや、宗教観やアイデンティティの持ち方、家族のあり方など、白人人種とはやはり微妙に違うようで、黒人女性ならではの悩みというのもあるのだと認識させられた。プロモ段階ではホイットニーが主人公のようなイメージが強かったが、蓋を開ければアンゲラ・バセットが主人公。彼女をはじめ、タイプの違った4人がそれぞれにお洒落で失っていた自身を取り戻していく姿が清々しい。グレゴリー・ハインズ、デニス・ヘイスバート、W・スナイプスとビックな黒人俳優がお相手役に出てきてビックリ。監督は「微笑みをもう一度」のフォレスト・ウィテカー。

ダリル D.A.R.Y.L.
★★★★☆ テレビ放送
内容
自動車事故で記憶を失った少年がある平凡な家庭に引き取られる。彼は色んなものに超人的な能力を発揮、周囲を驚かせる。実は彼は人造人間で彼を作った組織は彼を抹殺しようと試みる。
SF
1985年/アメリカ
監督 サイモン・ウィンサー
音楽 マーヴィン・ハムリッシュ
出演
バレット・オリバー、メアリー・ベス・ハート、マイケル・マッキーン

感想
ダリル少年が可愛い。話は現代版『ピノキオ』。ダリルは理想の子供として描かれ、家族や友人は彼を機械と知っても愛してくれる。研究所の科学者も彼に同情的で彼は「愛される者」として描かれているのがイイ。だから愛されない可哀想な子供だった『A.I.』のオスメント君の話よりもこちらの方がずっと夢があって後味もすごく良かった。しかし…スーパー・コンピューター並の知能とはいえ、子供のくせにステルス戦闘機(だと思う)を操縦するなんて凄い!

誰かがあなたを愛してる  秋天的童話/AN AUTUMN'S TALE
★★★★☆  テレビ放送
内容
香港から演劇の勉強のためニューヨークにやって来たジェニファーは、遠縁の男シュンタウの住むアパートで生活をはじめる。ジェニファーには先に留学した恋人に会う目的があったが、彼に新しい恋人ができたことを知りショックを受け、あやうくガス事故を起こしそうになる。そんな彼女を一生懸命元気づけ面倒をみるシュンタウ。はじめは彼に嫌悪感を抱いていたジェニファーだったが、やがて二人の間にほんのり恋心が芽生えて…。(from:NHKBS)
ロマンス(カラー)
1987年/香港
監督 メイベル・チャン
音楽 ローウェル・ロー
出演
チョウ・ユンファ、チェリー・チャン、ダニー・チャン、ジジ・ウォン
誰かがあなたを愛してる
感想
チョウ・ユンファのラブロマンス。アクションシーンが全然なくても魅力的なのはさすが!ヒロインは「僕たちは天使じゃない」でもユンファと共演した「五福星」のチェリー・チャン。監督は「宋家の三姉妹」のメイベル・チャン。N.Yを舞台にした一昔前のトレンディードラマみたいな内容だが、そこにN,Yで暮らす貧乏な中国人若者たちの生活が豊かに描かれていて、N.Yの中国人社会が見えてきて面白い。彼女が元カレとよりを戻すのを黙って身を引くしかできないヤクザな男をユンファが切なく演じていて魅力的。彼が「王様と私」の「Shall we Dance?」を歌うシーンはその後彼がリメイク版「アンナと王様」で王様を演じるとは想像もしてなかっただろうなぁ。「男たちの挽歌シリーズ」でもお馴染みだったユンファのライター遊びはここでも忘れてなくて、ここでは腕時計型ライターで煙草に火をつけるというお茶目な演出をしている。無鉄砲でチンピラみたいなのに憎めない愛嬌があって…と「男たちの挽歌」のマークみたいなキャラなのでこちらのファンとしても嬉しいキャラだった。

誰にでも秘密がある EVERYBODY HAS SECRETS
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
1人の男性をめぐる3姉妹の恋の行方を描くコメディー。青年実業家のスヒョン(ビョンホン)は、恋人で3姉妹の三女ミヨン(キム・ヒョジン)に家族を紹介された。勉強一筋で恋愛経験のない二女ソニョン(ジウ)は無関心な様子。だがスヒョンが文学に詳しく、父を思い出して涙する姿を見て彼に夢中になってしまう。長女のジニョン(チュ・サンミ)も、夫と娘がいる身でありながらスヒョンに引かれる。やがてスヒョンは3姉妹と愛を深めていく。
コメディ/ロマンス/エロティック(カラー)
2004年/韓国
監督 チャン・ヒョンス
音楽 シム・ヒョンジョン
出演
イ・ビョンホン、チェ・ジウ、チュ・サンミ、キム・ヒョジン、チョン・ジェヒョン、キム・ヘゴン/声:高橋和也、 田中美里
誰にでも秘密がある

感想
モテモテ男イ・ビョンホンが、自由奔放な末娘、真面目でガリ勉の次女、良き主婦の長女とタイプの全然違う3姉妹を同時進行で手玉に取るというコメディ。イ・ビョンホンがいかに彼女らを落とすかが見物だけど、これが悪気の全然ないイイやつで通せてしまっているからすごい。チェ・ジウのコメディエンヌぶりはなかなかイイが、出てくるギャグは寒くて笑えない。でもビョンホン意外はみなキモイ男ばかりというのは笑えた。田中美里のチェ・ジウは定番でイイけど、しかし高橋和也の声(イ・ビョンホン)はイマイチ。

誰も知らない NOBODY KNOWS
★★★☆☆ ビデオ/テレビ放送
内容
「ディスタンス」や「ワンダフルライフ」などの話題作が海外でも高い評価を受ける是枝裕和監督が、母親に見捨てられた4人の幼い兄弟たちの日常に迫った人間ドラマ。実際に日本で起きた事件をモチーフにしながらも、是枝監督独自の視点から、閉ざされた空間で生き抜こうとする子供たちの心理模様が描かれている。長男役・柳楽優弥の澄んだ瞳が印象的で、カンヌ国際映画祭では史上最年少で日本人初となる最優秀男優賞を受賞。(from:NHKBS)1988年に実際に起きた事件をモチーフに映画化した人間ドラマ。母親に置き去りにされた4人の子供たちが、大人たちに知られることなく、兄妹たちだけで生きていく姿を丁寧な筆致で描く。
ドラマ(カラー)
2004年/日本/シネカノン
監督 是枝裕和
音楽 ゴンチチ
出演
柳楽優弥(明)、北浦愛(京子)、木村飛影(茂)、清水萌々子(ゆき)、韓英恵(紗希)、YOU(福島けい子)
誰も知らない

感想
カンヌ国際映画祭パルム・ドールを取った柳楽優弥君が話題になった作品。子供達のドキュメンタリーかと思う程自然な演技が素晴しい。感情的な描写を極力押さえて、淡々と語る調子が、子供達に冷たい社会そのものの様で悲しい。しかし子供達が特別変わっている訳でもなく、普通のそれも聞き分けのイイ子供だったりするので、なおさら他人事には思えず、頑張れ!と応援したくなる。子供達の澄んだ目が見る側の良心に突き刺さってくる作品。辛く重いので2度3度は観れない。

ダロウェイ夫人 MRS. DALLOWAY
★★★★☆ ビデオ/テレビ放送
内容
20世紀イギリスを代表する作家ヴァージニア・ウルフの同名小説を、「アントニア」でアカデミー外国語映画賞を受賞した女性監督マルレーン・ゴリスが映画化。過去を振り返りながら現状を受け入れ、人生の不安を払拭(ふっしょく)していくひとりの女性の心の機微を描く。パーティーのための花を買いに出かけた下院議員の妻ダロウェイ夫人。ふと昔の恋人を思い出した彼女は、現在の夫と結婚した自分の選択について思いを巡らす。(from:NHKBS)/第一次世界大戦終了から5年後のロンドン、国会議員夫人クラリッサ・ダロウェイの平凡な一日。老いや死を意識し始めた彼女の心の移ろいを描いたヴァージニア・ウルフの同名小説を映画化。
ドラマ(カラー)
1997年/イギリス:オランダ
監督 マルレーン・ゴリス
音楽 イロナ・セカッツ
出演
ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ナターシャ・マケルホーン、ルパート・グレイヴ、マイケル・キッチン、アラン・コックス、サラ・バデル、レナ・ヘディ、ジョン・スタンディング、ロバート・ポータル、フィリス・カルヴァート
ダロウェイ夫人

感想
原作は美しいロンドンと当時の華やかな貴族社会が美しい文体で描かれている。映画の方もヴァネッサ・レッドグレーヴが演じる初老の上品な女性がダロウェイ夫人。原作のように彼女がパーティーの為に花を買いに出かけるシーンから始まる。そして若かかりし頃の彼女にナターシャ・マケルホーン。夢あふれる瑞々しい娘を演じている。この苦労知らずの貴族階級の女性の生き方はあまりにも平和で平凡なのでドラマなんて皆無のようなのだが、戦争後遺症で自殺したある青年の話をパーティーで聞いた事で、彼女の平和で不安を感じる必要性がないはずなのに、死への不安が高まっていく様子が、不思議と自然に説得できる内容で語られてゆく。若い頃から保守的な家庭で育ち、逆にそこから脱したいと思いながらも結局保守的な生き方を選び幸せだと思っていたが、ふとしたきっかけで別の人生を生きていれば…という後悔の念が過る。平和で幸福な時でもどこかに暗くて不安に満ちた感情を捨てられないのが人間のサガか。

団塊ボーイズ  WILD HOGS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ストレスだらけの日常から抜け出すため、アメリカ横断の旅に出た中年男4人の珍道中を描いた痛快コメディー。コレステロール値が気になる歯科医師ダグ、本当は執筆活動に専念したい配管工のボビー、いまだ独り身のコンピューター・プログラマーのダドリーに、離婚調停中で破産宣告されたウディ。4人共通の趣味であるバイクで旅に出た彼らは、立ち寄った酒場でガラの悪いバイカーたちのリーダーに絡まれ、追われるハメになる。(from:NHKBS)
コメディ/アドベンチャー(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ウォルト・ベッカー
音楽 テディ・カステルッチ
出演
ジョン・トラボルタ、ティム・アレン、マーティン・ローレンス、ウィリアム・H・メイシー、ピーター・フォンダ
団塊ボーイズ
感想
ちょいワル男を憧れてバイクの旅に出た中年4人のロードムービー。この4人が皆コメディのセンスも高いなかなか豪華なキャスト。しかし、皆腹の出たおっさんで、往年の格好良さはどこへ。トラボルタの踊りも見れるかと期待したら、メイシーと踊るシーンだし…。彼らの敵役も「フィールド・オブ・ドリームス」でシューレス・ジョー・ジャクソンを演じたのレイ・リオッタでいい味を出している。しかし大したアクションシーンはないし、かなりチープな作品。でも結構面白かったのはこれらの出演者たちのお陰か?ラストは「イージー・ライダー」のキャプテン・アメリカのP・フォンダが登場、超格好良い!

弾丸を噛め BITE THE BULLET
★★★★☆ テレビ放送
内容
馬による「西部横断700マイル耐久レース」が開催され、賞金2 000ドルと名声を求めて、つわもの達が集まる。しゃく熱の砂漠を押し進む過酷なレースの中で、参加者たちは様々なトラブルに直面、時には命を賭けて、互いに助け合いながら困難を切り抜ける。やがてゴールが見えてきて…。
西部劇(カラー)
1975年/アメリカ
監督 リチャード・ブルックス
音楽 アレックス・ノース
出演
ジーン・ハックマン、キャンディス・バーゲン、ジェームズ・コバーン、ベン・ジョンソン、ジャン=マイケル・ヴィンセント
弾丸を噛め

感想
チキチキマシーン猛レースの西部劇版という感じだが、動物や女、マイノリティーを大事にする心優しい男クレイトン(ジーン・ハックマン)、負け犬人生を楽しんでいる風なルーク(ジェームズ・コバーン)、二人ともそれまでの西部劇のヒーローとはちょっと違って人間臭さい。二人にちょっかいを出してコテンパンにやられ、馬を酷使して殺してしまう若者カーボに「エアウルフ」のジャン=マイケル・ヴィンセントが!紅一点の出場者ミス・ジョーンズ(キャンディス・バーゲン)がレースに意外な展開を引き起こし、ドンパチが勃発と、レースだけでなく面白い。ミスターと呼ばれる老カウボーイ(ベン・ジョンソン)や英国紳士ノーフォーク卿(イアン・バネン)など、馬を愛する人々の人情ものもイイ。そして邦題の元になっている虫歯に苦しむメキシカンもイイ味だしている。でもやっぱり一番はひょうきんでクールなルークと、人情味あふれるクレイトンのキャラがすごくイイ。ルークが土地の者に道を尋ねるくだりは爆笑した。

タンゴ TANGO
★★★★☆ テレビ放送
内容
何処かで生きてる別居中の妻マリーへのあまりの恋しさの為、いっその思いで妻殺害を望むポール。そのことを知った裁判官の叔父エレガンは、かつて妻殺しを見逃してやった男ヴァンサンに殺人を依頼する。いやいや仕事を引受けるヴァンサンとエレガン、ポールの三人は「国境なき医師団」に参加しているマリーを探してヴァンサンのセスナでアフリカへ。やっとマリーを探し当てた三人、ヴァンサンは二人の目の前でマリーを射殺する。晴れて自由になり、独身男三人の気侭な協同生活が始まるが、ポールは全く幸せな気分になれない。カーステレオから流れていたタンゴのメロディーでタンゴは一人では踊れない…しかも男女でなくては始まらないと嘆く。失った事でわかったマリーへの思い。しかしポールの目の前に死んだはずのマリーが表れて…。
ロマンス(カラー)
1992年/フランス
監督 パトリス・ルコント
音楽 アンジェリーク・ナション、ジャン=クロード・ナション
出演
フィリップ・ノワレ(エレガン)、リシャール・ボーランジェ(ヴァンサン)、ミュウ=ミュウ(マリー)、ティエリー・レルミット(ポール)、キャロル・ブーケ、ジュディット・ゴドレーシュ、ミシェル・ラロック(エレガンの妻)

感想
妻の浮気でキレたヴァンサンが妻とその愛人を殺してしまうシーンはコントの様で可笑しい。セスナで車を追い詰めるシーンはまるで『北北西に進路を取れ』。情に厚くて裁判官のくせに妻殺しや夫殺しを無罪にしてあげるエレガン。男女のいざこざを沢山見続けた結果の独身貴族を貫くのか、彼のひょうひょうとした生き方も面白い。出てくるキャラ皆がクセがあって魅力的。ラストで流れるタンゴの歌詞もなかなかエスプリが聞いていてグッド。

ダンサー・イン・ザ・ダーク DANCER IN THE DARK
★★★★★ 劇場
内容
失明から息子を救おうと、手術する為に必至に働いてお金をためる母親。しかしその金を盗まれそうになり、泥棒は事故で死ぬ。誤解から彼女は逮捕され、死刑宣告を言い渡されるが…。激しいまでに息子を愛する女の悲劇を「ドッグヴィル」や「キングダム」のラース・フォン・トリアーがミュージカル風に描く。
ドラマ(カラー)
2000年/デンマーク
監督 ラース・フォン・トリアー
音楽 ビョーク
出演
ビョーク、カトリーヌ・ドヌーブ、デビッド・モース、ピーター・ストーメア、ジョエル・グレイ、ビンセント・パターソン、カーラ・セイモア、ジャン・マルク・バール、ウド・キアー
ダンサー・イン・ザ・ダーク

感想
ビヨークが大好きなのでこの作品は本当に楽しみにしていたけど、期待以上に素晴らしかった。ビヨークがいなかったらできなかっただろうし、ラース監督でなければこんな作品にはならなかっただろう。ミュージカル好きの夢見がちな女性をビヨークが自然に演じていて、現実とミュージカル(彼女の想像の世界)のシーンの切り替えがとても自然で違和感を感じなかった。彼女が息子を思う深い気持ちはとてもよく分るし、それはビヨークのタイで起した事件*との事が重なって、彼女なら十分ありえる様な説得力があった。でもラースのドキュメンタリー風の取り方や、ビヨークの無垢な瞳よりもなによりも、あのビヨークの声が強烈で、嘘のない強烈なメッセージを感じた。ビヨークはこの作品でもう映画はこりごり…なんてコメントを出していたみたいだけど、今度はスパイク・ジョーンズと組んで、楽しいミュージカルを作って欲しい!

ダンサーの純情  INNOCENT STEPS
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
パートナーをライバルに横取りされたうえに足に怪我を負い、ダンスの道を絶たれた若きダンサー、ヨンセ。才能溢れ将来を有望視されていたが、今はすべてを失い毎日をやり過ごしていた。そんな彼を心配した先輩は彼のために中国から新しいパートバーを招聘、3ヵ月後の大会で再起をかけるよう彼を説得する。そんな彼の前に現れた新しいパートナー・チェリンは姉の身代わりであるうえ、ダンス初心者だった…。(from:BS日テレ)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2005年/韓国
監督 パク・ヨンフン
音楽 チェ・マンシク
出演
ムン・グニョン(チャン・チェリン)、パク・コニョン(ナ・ヨンセ)、ユン・チャン(ライバルダンサー、チョン・ヒョンス)、パク・ウォンサン(ヨンセの先輩マ・サンドゥ)、キム・ギス(後輩ダンサー、イ・チョルヨン)
ダンサーの純情
感想
監督は「純愛中毒」のパク・ヨンフン。「Shall we ダンス?」のように社交ダンスの世界を描いたコメディだが、全然笑えないしダンス・シーンも少ない。その上、ヒロインのチェリン(テレビドラマ「秋の童話」でヒロインの子役を演じていたムン・グニョン)は子供っぽ過ぎて魅力に欠けるし、主役のヨンセはプロのダンサーにしては踊りはイマイチでプロっぽくない。「愛していないと信頼して体を預けて踊ることができない」という台詞もオーバーで、ダンス・パートナーは皆恋人じゃないといけないのか?と笑ってしまった。クールなヨンセが子供のチェリンに惹かれる過程もあやふやで説得力に欠ける。「シンドン」のナマズ男キ・チョルのイ・デヨンが間抜けなコロンボ気取りの出入国管理所調査官キム・チソンを、女性調査官(チェ・ウネ)と漫才のように演じていて笑えたぐらい。挿入曲にカーデガンズが使われている。

ダンジョン&ドラゴン DUNGEONS & DRAGONS
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
1974年に史上初のロールプレイングゲーム「ダンジョン&ドラゴン」を映画化。魔法を使う貴族が支配する世界、その国の若き女王サヴィーナ(バーチ)は魔法を使えない平民と貴族の格差をなくして平等な世界を作ろうと考えるが、それを阻止して、国を乗っ取ろうと目論む悪の宰相プロフィオン(アイアンズ)は、女王に対抗するため最強の竜を操れる伝説の杖を手に入れようとする…。魔法の杖=サブリールの杖を探す旅に出る一人の青年と仲間たち、平和を願う女王と悪の魔法使いとの対決、地下迷宮(ダンジョン)から城の尖塔、そしてドラゴンに乗って空中へ、アドベンチャーは無限に広がり、クライマックスでは200を越えるドラゴンが大空でバトルを繰り広げる。
ファンタジー/アドベンチャー/SF(カラー)
2000年/アメリカ
監督 コートニー・ソロモン
音楽 ジャスティン・ケイン・バーネット
出演
ジャスティン・ワリン、ジェレミー・アイアンズ、ゾーラ・バーチ
ダンジョン&ドラゴン

感想
人間、エルフ、ドワーフが協力して悪に立ち向かうという話は「ロード・オブ・ザ・リング」に、評議会うんうんや女王と宰相の対立は「スターウォーズ」に似ているがCGやキャラの個性やデザイン、衣装などの美術、音楽など色んな面でそれには遥か及ばない。この有名なゲームの名前は知っていてもプレイした事がないので思い入れは全然ないから、映画の内容でしか楽しめないのだが、アクションはショボイしストーリーもとても単純で感動的なところがない。レイ・ハリー・ハウゼンのクリチャーにそっくりパクッたのも出てくるが、パクられたオリジナルの方がずっと面白い。

ダンシング・ハバナ  DIRTY DANCING: HAVANA NIGHTS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
父親の赴任で魅惑的な常夏のキューバへやってきた18歳のアメリカ人少女、ケイティ(ロモーラ・ガライ)。そこで出会ったのは貧しいけれど誇り高いキューバ人・ハビエル(ディエゴ・ルナ)と、サルサのリズムだった。家族と共にアメリカへ移住するハビエルの夢をかなえるため、2人は力をあわせ、ダンス大会優勝を目指してレッスンを重ねるが…。製作『キル・ビル』のローレンス・ベンダー、主演に最注目のラテン系俳優ディエゴ・ルナを迎え、ここに新たなダンス映画の傑作が生まれる。心臓の鼓動と共鳴しあう強烈なラテンのリズム、はじけるようなキューバ音楽のビートにのせて、世界的に大ヒットした映画『ダーティ・ダンシング』(87)がパワーアップして帰ってきた。ハビエル役には『天国の口、終りの楽園。』で脚光を浴び、『ターミナル』ではハリウッド進出を果たした新生ラテンの星、ディエゴ・ルナ。製作には『キル・ビル』シリーズ、『グッド・ウィル・ハンティングー旅立ちー』のローレンス・ベンダー。サントラは世界3大ギタリストといわれるカルロス・サンタナを始め、グラミー賞最優秀新人賞を受賞したクリスティーナ・アギレラなど豪華ラテンアーティストが集結した。(from:BSフジ)
ロマンス/ドラマ/青春(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ガイ・ファーランド
音楽 ヘイター・ペレイラ
出演
ディエゴ・ルナ(ハビエル)、ロモーラ・ガライ(ケイティ)、ミカ・ブーレム(妹スージー)、セラ・ウォード、レネ・ラヴァン(ハヴィエルの兄カルロス)
ダンシング・ハバナ
感想
キューバ・ダンスと白人と地元民のロマンスは「サルサ!」に似ているが、キューバ音楽もダンスもそこまでディープに扱ってなく、家族愛と二人のロマンスが中心。でもパトリック・スウェイジが師匠役でちょこっと出ているのが嬉しい。主演の二人も美男美女で、ダンスはそこそこだが魅力的。また、ケイティの父にセーラ・ウォード、母は「デイ・アフター・トゥモロー」「プリティ・ブライド」のセーラ・ウォード、ハビエルのライバル、ジェームズはジョナサン・ジャクソンで、脇のキャラも印象的。

ダンス・ウィズ・ウルブズ  DANCES WITH WOLVES
★★★★☆  テレビ放送
内容
1863年、南北戦争で重傷を負った北軍のダンバー中尉は片足を切断されると思い敵陣に単騎飛び込むが、銃火を奇跡的にくぐり抜け、思いがけなく英雄になった。望み通りの赴任を許されたが彼は敢えて辺境の地ダゴタを選ぶ。仲間は愛馬と野生の狼だけの孤独な任地だが、スー族と接触を待ち虚心に交流を深めていった彼は、自然と調和し家族を愛し人間らしく暮らす彼らの生き方に強く胸を打たれた。スー族に育てられた白人女性と結婚し部落で仲間と一緒に暮らすようになり、本当の自分を見いだす事が出来たのだ。しかし容赦なく押し寄せてくる騎兵隊の勢いは止めようもない…。人気スターのK・コスナーが主演・監督した傑作西部劇。南北戦争中、先住民と出会い、彼らに共鳴して人生を再出発しようとする白人の軍人を描く。
ドラマ/歴史劇(カラー)
1990年/アメリカ
監督 ケヴィン・コスナー
音楽 ジョン・バリー
出演
ケヴィン・コスナー(ジョン・ダンバー/狼と踊る男)、メアリー・マクドネル(拳を握って立つ女)、グレアム・グリーン(蹴る鳥)、ロドニー・A・グラント(風になびく髪)、ロバート・パストレッリ ティモンズ)、フロイド・レッド・クロウ・ウェスターマン(10頭の熊)、ウェス・ステューディ(ポニー族の戦士)、モーリー・チェイキン(ファンブロー少将)
ダンス・ウィズ・ウルブズ
感想
ケヴィンの抑えた演技の演出は「ラストサムライ」などに影響を与えたというけど、あまりにも地味で退屈。しかも4時間近くの長編だから何度も見ようとは思わない。ただ、ネイティブアメリカンの文化をここまで描いた作品は今までなかったのでは。ヒーローや格好良い男たちばかりの従来の西部劇とは明らかに違ったアメリカ開拓史を描いたという点でも高く評価したいし、大自然やネイティブアメリカンの暮らしぶりを丁寧に描いているのが、じわじわと感動させられる。

ダンス・ウィズ・ミー DANCE WITH ME
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
トップ・ダンサーと、キューバからやって来た若者との恋
ドラマ(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ランダ・ヘインズ
音楽 マイケル・コンヴァーティノ
出演
ヴァネッサ・ウィリアムズ、チャヤン

感想
キューバの若者が父親を探しにアメリカへ。父親と思われる人が経営するダンススクールでチャンピオンへの返り咲きを狙うトップダンサー(バネッサ)と出逢う。最初は反目しあう二人だが…彼女がダンス競技で優勝するまでの話。『アリーmyラブ』でお馴染みのジェ−ン・クラコウスキーが出演、すごいダンスを披露。でもバネッサが主役はるだけあってすごくダンスが上手い!ダンスシーンは流石にみんなすごいけど、ストーリーが良くある話。『Shall we dance?』の方がずっとユーモアもあって面白かった。

ダンス・レボリューション  HONEY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「ダーク・エンジェル」のジェシカ・アルバ主演、青春ガールズ・ダンス・ムービー。バイトを掛け持ちしながら子供たちにHip Hopダンスを教えるハニー。夢はプロのダンサーだがオーディションに落ちてばかり…。ある日、大物ディレクターのマイケルの目に留まり、ミュージックビデオのバックダンサーとしてデビュー、瞬く間に成功を収める。ところがパーティの席で迫るマイケルを拒むと、彼女は仕事を干されてしまう…。(from:Dlife)
青春/ドラマ/スポーツ(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ビリー・ウッドラフ
音楽 マーヴィン・ウォーレン
出演
ジェシカ・アルバ、デイヴィッド・モスコー、メキー・ファイファー、リル・ロメオ、ジョイ・ブライアント、ミッシー・エリオット
ダンス・レボリューション
感想
「ダーク・エンジェル」のジェシカ・アルバがキュートな姿でプロ並のダンスを披露するダンス映画。音楽もヒップホップ系で今聞いても古臭さを感じない。ヒップホップ系ミュージシャンたちのミュージック・ビデオの花形ダンサーになる…という、華やかな世界を描いていて、世のダンサーたちが目指す最高峰というのがこういう仕事か…と分かる。「ダーク・エンジェル」のジェシカ・アルバもファッショナブルないでたちでハードなアクションをするクールなキャラだったが、こちらも甘いマスクにも関わらずガツンとくるダンスで格好良い。彼女を見ていると安室奈美恵が重なってきた。

探偵はBARにいる  THE DETECTIVE IS IN THE BAR
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
札幌のススキノでグータラな男・高田を相棒に探偵稼業を営む“俺”。携帯電話を持たない彼との連絡手段は、もっぱら彼が入り浸るBAR“ケラーオオハタ”の黒電話。ある夜、その黒電話に“コンドウキョウコ”と名乗る女からの奇妙な依頼が舞い込む。いぶかしく思いながらも、簡単な依頼と引き受けてしまった探偵。案の定、その筋の男に拉致されて危うく死にかける。腹の虫が収まらない探偵は、キョウコの依頼とは関係なく、報復へと動き出す。調べを進めていく探偵は、その過程で謎の美女・沙織を巡る不可解な人間関係と陰謀の匂い渦巻く複数の事件に行き当たるのだが…。(from:地上波)
ミステリー/サスペンス/犯罪(カラー)
2011年/日本/東映
監督 橋本一
音楽 津島玄一
出演
大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、田口トモロヲ
探偵はBARにいる
感想
大泉洋と小雪が主演のサスペンス。でも中盤からカラクリは見えてしまったのでラストの展開も簡単に予測できてしまったのが残念。高嶋政伸のぶち切れキモ男っぷりや、小雪の「か・い・か・ん」と言いそうな乱射シーンなど笑える所も多々あって楽しいのだが…ラストをあんな風にシリアス御涙頂戴風にしちゃったのはイマイチ。ハードボイルド気取って却って格好悪くなっちゃう大泉洋と、抜けてとぼけたキャラで逆に格好良くなっちゃった松田龍平の対照的なキャラ作りはなかなか面白い。でもシリーズになるとしてもテレビの方がいいような…。監督は「茶々 天涯の貴妃(おんな)」の橋本一。

探偵ヨンゴン 義手の銃を持つ男  YONGON IN THE TIME
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ソウル市内に探偵事務所を構えるヨンゴン。昔の事件が原因なのか、片手は義手になっている。看板には「どんな些細な仕事も最善を尽くします」とあるが、金にならない本当に些細な仕事でも引き受けてしまうため、女社長ウンジョンの尻にしかれっぱなしだ。そんなある日、サングラスをかけたミステリアスな女性ソンヒョンが二人の事務所を訪れ、一枚の写真を差し出す。この写真に写っている時計の持ち主を探して殺してください?。2011年度ゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞した、期待の新人監督オ・ヨンドゥ率いる映像制作集団キノマンゴスティンが送る、SF探偵アクションムービー!(from:BSスカパー!)
アクション/ファンタジー(カラー)
2011年/日本:韓国
監督 オ・ヨンドゥ
出演
ホン・ヨングン、チェ・ソンヒョン、ハ・ウンジョン、ペ・ヨングン
探偵ヨンゴン 義手の銃を持つ男
感想
タイトルにもなっている「義手の銃」がどんなものか期待したら肩透かしを食らうが、タイムマシーンがらみ犯罪という展開は面白い。そのタイムマシーンもマシンとは言い難いほどアナログっぽい木製の汚いキューブで笑える。キャバクラ嬢のような社長や、謎の殺し屋、なぜか日本人らしいそのボス、なかなか美人な依頼主、ちっとも強くなくて冴えない主人公ヨンゴンとキャラも結構面白い。韓ドラにありがちなメロドラマになってないところも好感が持てる。

ダンテズ・ピーク DANTE'S PEAK
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
死火山“ダンテズ・ピーク”を調査しに来た火山学者ハリーは地殻変動の兆候を発見し、町の人に避難勧告を出すよう町議会に申し立てるが仲間の研究者たちや上司に噴火の兆候は見られないと避難勧告発令に反対される。しかし地熱の変化や水道の水が赤く濁り噴火の兆候が無気味に進行、ハリーの意見がやっと通って町に避難勧告を発令したと同時に大きな地震に見回れる。
パニック(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ロジャー・ドナルドソン
音楽 ジョン・フリッゼル
出演
ピアース・ブロスナン、リンダ・ハミルトン[声]田中秀幸、小山茉美
ダンテズ・ピーク
感想
SFXを駆使してリアルな火山噴火が描かれている。しかし…それだけでストーリーはありきたり。でも噴火やマグマが迫る様子、泥流のすごい破壊力と見ごたえは十分。ラスト、ブロスナンが潰れていく車に閉込められるところは手に汗握る。パンクした車があんなに速く走れるのか?とか泥流はもっと速いはずだ…とかいろいろ突っ込みも入れたくなったがまー良しとしよう。同時時期公開に「ボルケーノ」があってこちらの方が人間ドラマとしては良かった。

弾突 DANTOTSU  PISTOL WHIPPED
★★★☆☆  テレビ放送
内容
かつては優秀な刑事だったマット。しかし、酒とギャンブルに溺れた結果、妻子に捨てられ、職も追われることに。こうして残ったものが多額の借金だけという散々なマットはある日、ブルーという男の案内で謎の老人と対面する。そして、その老人はマットが抱える多額の借金をすべて肩代わりすると言い出すのだった。だが、その代償として法では裁けない悪人たちの暗殺をマットに要請。この依頼を断れない状況に陥ったマットは、闇の処刑人となって指定されたマフィアらを暗殺していく。そんな中、娘の継父であり、元同僚で親友でもあるスティーブが新たな標的に指定されるのだが…。(from:スター・チャンネル)
アクション(カラー)
2008年/アメリカ
監督 ロエル・レイネ
音楽 ジェラルド・ブランスキル
出演
スティーヴン・セガール(マット)、ランス・ヘンリクセン(老人)、レネー・エリス・ゴールズベリー(ドレア)、ブランチャード・ライアン(リズ)、ポール・カルデロン(ブルー)
弾突 DANTOTSU
感想
沈黙の聖戦」などの沈黙シリーズと話は似ているが、今回は珍しくギャンブルで身をも持ち崩した元警官というやや不良役。しかしそんなに悪になれないところがセガールらしい。話のテンポが良くて中盤ではやくもアクションの盛り上がりがあって面白い。本人の素性がそれから明かされてゆくというのも、普通は前半で語られるのが中盤以降というのもちょっとサスペンス調で面白い。少々太り気味のセガールが気になるが、無駄のない切れのあるアクションはさすがに美しく格好良い。監督は『ザ・デリバリー』のロエル・レイネ。

ダントン  DANTON
★★★★☆  テレビ放送
内容
フランス革命の大立者ダントンとロベスピエールの対立と、彼らがそれぞれにたどった運命を描いた、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダによる歴史ドラマ。1794年パリ。恐怖政治を終わらせたいという思いを胸に、パリへと戻ってきたダントンに民衆は熱狂する。一方、恐怖政治によって革命を成功させようとしていたロベスピエールを中心とした公安委員会は、ダントンを反逆罪で告発。二人は会談に臨むが、話し合いは決裂する。(from:NHKBS)
ドラマ/時代劇(カラー)
1982年/フランス:ポーランド:西ドイツ
監督 アンジェイ・ワイダ
音楽 ジャン・プロドロミデス
出演
ジェラール・ドパルデュー(ジョルジュ・ダントン)、ヴォイチェフ・プショニャック(ロべスピエール)、パトリス・シェロー(カミーユ・デムーラン)、ロジェ・プランション(裁判官フーキエ)
ダントン
感想
監督は「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」「夜の終りに」「約束の土地」「大理石の男」のアンジェイ・ワイダ。この社会派の監督が歴史劇とは意外に思ったが、フランス革命時代の「革命」「正義」「民主主義」が崩壊する様子を描いていて、それまでの監督のテーマが全然ぶれていない。裁判上でのダントンの弁論はまるで当時の彼の言葉がそのもののようで圧巻。「ロベスピエール、次は貴様の番だ!」と叫んだとおり、数ヵ月後にロベスピエールも処刑されるのだから、革命によって独裁政治を終わらせ、民主主義を建てようとしたのに、ロベスピエール派による反対派の掃討という新たな独裁政治を生んだ恐怖政治へと転んでいくのだから皮肉だ。「2001年宇宙の旅」で使われたジェルジ・リゲティのトーン・クラスター風の音楽に似た、不気味で不安に駆られる音楽も秀逸。

暖流(1957)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
経営不振に陥った病院の再建をめぐって渦巻く人間模様をつづった、岸田国士の同名小説を増村保造監督が映画化。病に伏せった恩人の志摩院長から、病院の立て直しを頼まれた日疋(ひびき)。彼に好意を持つ看護師の石渡から病院の内部情報を仕入れながら、院長の不肖息子に支払われていた法外な給料や病院の借金など整理し、人事も刷新する。やがて医師と婚約中の院長令嬢・啓子に心ひかれるが、2人の思いはすれ違ってしまう。(from:NHKBS)
ドラマ/ロマンス(カラー)
1957年/日本/大映
監督 増村保造
音楽 塚原晢夫
出演
根上淳、左幸子、野添ひとみ、船越英二、品川隆二
暖流
感想
経営赤字の病院を建て直す為に人員削減など非情な手段も厭わない、皆から反感をかうダークな男が主人公というちょっと変わった人間ドラマ。その主人公・日疋祐三に決して二枚目とはいえない根上淳。馬鹿なボンボン長男・志摩泰彦をひょうひょうと演じる船越英二、美人だがプライドが高すぎる病院の令嬢の志摩啓子の野添ひとみ、淑女の啓子とは対照的に庶民的で明け透けな性格の看護婦・石渡ぎんの左幸子、啓子の婚約者の医師・笹島の品川隆二らが、皆いい味を出してる。特に石渡ぎんがどんなに踏まれてもへこたれない雑草のようなふてぶてしい女を演じていて、最初は不愉快なのだが、彼女の下心すら隠さない呆気らかんとした明るさと図太さが庶民の力強さそのものに思えて、最後には清清しくさえ感じた。結局一番貧乏くじを引いたのは日疋自身だったのかも知れないが、彼も石渡ぎんと同類の図太い神経で「負」を感じないところがまた潔くて気持ちよい。監督は「盲獣」「ある殺し屋の鍵」「ある殺し屋」「陸軍中野学校」の増村保造。