ザ・ウォーカー  THE BOOK OF ELI
★★★☆☆  テレビ放送
内容
デンゼル・ワシントン主演の近未来SFサスペンス・アクション。文明が崩壊した終末世界を舞台に、世界に一冊だけ残った本を巡る攻防が展開!ゲイリー・オールドマン共演。文明が崩壊した終末世界のアメリカ大陸を舞台に、この世に一冊だけ残った本を襲撃者から守りながら、ひたすら西へと向い、孤独な旅を続ける男の姿をハードなバイオレンスと無常観が色濃く漂うスタイリッシュな映像で描写した秀作。謎めいた孤高の主人公を好演したデンゼル・ワシントンが披露するアクションが実に素晴らしく、彼から本を奪おうと画策する独裁者役のゲイリー・オールドマンも強烈な印象を残す。(from:IMAGICA BS)
SF/アクション/サスペンス(カラー)
2010年/アメリカ
監督 アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
音楽 アッティカス・ロス
出演
デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールス
ザ・ウォーカー
感想
デンゼルがSFに主演という珍しいキャストに加え、ゲイリー・オールドマン、トム・ウェイツと面白いキャスティングで興味をそそられたが…ありがちな荒廃した近未来SFで、世界観はさほど目新しいものではない。暴力と犯罪が横行する無法地帯の世界で、本の価値を知る最後の生き残りみたいなタウンの支配者をオールドマンが、彼らしい悪役キャラで演じていていい味を出している。これに対抗するオールドマンが探している本を所持している男・デンゼル。彼も最初はダークヒーローなのだが、次第に弱気女を救う天使?に。終盤でその本が実は聖書で、デンゼル自身も実は文盲だったというオチはなかなか良い。しかし、ネピア調の映像はイマイチだし、「マッドマックス」風な世界観はチープな感じが否めない。アクションも並という程度だし。監督は「フロム・ヘル」のヒューズ兄弟。

ザ・ウォッチャー  THE WATCHER
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
FBI捜査官のジョエル・キャンベル。彼はLAを逃げるように発ち、ここシカゴに移り住んでいた。LAでは孤独な女性ばかりを襲う殺人鬼グリフィンを追っていたが、自分に挑戦するかのように繰り返される予告殺人を阻止することができなかった。悪夢のような過去を忘れ、新たに平穏な生活を求めてシカゴにやって来たキャンベルだったが、そこで再び同じ手口の殺人事件に出くわすことになる…。キアヌ・リーヴスがなんと連続殺人鬼と化した戦慄と驚愕のサスペンス・スリラー。
サスペンス(カラー
2000年/アメリカ
監督 ジョー・シャルバニック
音楽
出演
ジェームズ・スペイダー(ジョエル)、キアヌ・リーヴス(デヴィッド)、マリサ・トメイ(ポリー)、ロバート・チッチーニ、クリス・エリス(ホリス刑事)
ザ・ウォッチャー
感想
「クラッシュ」「セックスと嘘とビデオテープ」のジェームズ・スペイダーが主演。挿入歌にポーティス・ヘッドの曲が使われているが、それ以外の挿入曲はイマイチ。手持ちカメラ風ブレブレの映像演出もあざとい感じで好きになれない。キアヌ・リーブスの犯人キャラも中途半端な描かれ方なので、魅力がない。犯人の餌食になる女たちも魅力不足で、斬り裂きジャックの現代アメリカ版としては面白味に欠ける。救いは、孤独で寂しい神経症のFBI捜査官を、病的に演じたジェームズ・スペーダーが良かったことぐらい。

THE 有頂天ホテル 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
都内の高級ホテル"ホテルアバンティ"では、新年のカウントダウンパーティーに向けて準備が進められていた。新年のパーティーまでは、あと2時間余り。その成否はホテルの威信にかかわり、無事にパーティーを終えることが副支配人の新堂(役所)の責務だった。だが、カウントダウンが刻一刻と迫る中、従業員や"訳あり"の宿泊者たちを、さまざまなハプニングが襲う…。大みそかのホテルで新年を前にさまざまなハプニングが発生する。
コメディ/ドラマ(カラー)
2005年/日本/フジテレビ・東宝
監督 三谷幸喜
音楽 本間勇輔
出演
役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子、原田美枝子、オダギリジョー、YOU、唐沢寿明、伊東四朗、西田敏行
THE 有頂天ホテル

感想
一番笑えたのが白塗りのホテル総支配人(伊東四朗)。その次に笑えたのはうっかり座って首を絞め殺されそうになる、ブクブクに太った裸体が気持悪かった西田敏行。でもそれ以外はイマイチで、面白くないのにしつこいオヤジギャグを見せられている感じ。「ラヂオの時間」の方がずっと面白かった。役所広司や松たか子、佐藤浩市のコメディアンぶりも悪くはなかったが、今一歩。次々と起こるハプニングには笑わせる展開を作る為に無理矢理な展開で、わざとらしくて笑えない。「トナカイ繁殖促進団体」みたいな団体、全然面白可笑しくもない。でも画面に映るだけで笑える伊東四朗の凄さがわかった1本。

ザ・エージェント(1996)  JERRY MAGUIRE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
世界最高のスポーツ選手の数々を仕切る、SMI<国際スポーツ・マネージメント>の有能なスポーツ・エージェント、ジェリー(トム・クルーズ)は、ある時、病院に担ぎ込まれた自分の担当スポーツ選手の子供から罵倒され、突然これまでの自分のあり方に嫌気が刺す。今までの自分は、スポーツを愛するわけでもなく、高額な年棒を掴みとることだけを求め、選手の家族やファンの気持ちを犠牲にしてきた。そう考えたジェリーは、ひらめいたようにこの業界の未来を綴った提案書を書き上げ、会社のみんなに配布するが…。理想主義のスポーツ・エージェントが、挫折から知った友情、そして愛とは…。キューバ・グッディングJr.が、本作でアカデミー助演男優賞を受賞。
ドラマ/ロマンス/スポーツ(カラー)
1996年/アメリカ
監督 キャメロン・クロウ
音楽 ダニー・ブラムソン
出演
トム・クルーズ(ジェリー・マグワイア)、キューバ・グッディング・Jr(ロッド・ティドエル)、レネー・ゼルウィガー(ドロシー・ボイト)、ケリー・プレストン、ボー・ブリッジス、ボニー・ハント
ザ・エージェント
感想
トム・クルーズがふったエイブリに殴られたり、突然の解雇であたふたしたり、仕事と私生活の挫折で駄目男で格好悪いキャラをコミカルに演じていてなかなか良い。でもトムをしのぐ存在感あるキャラがレニー・ゼルウィガーの息子役の「スチュアート・リトル」で御馴染みのジョナサン・リプニッキ。トムが彼の存在でレニーとの結婚を即断していてしまうのも納得してしまうほど超可愛い!また憧れの男に一途に恋するシングルマザーをレニーがキュートに演じていてなかなかグッド。「ジュマンジ」や「ベートーベン」のボニー・ハントがレニーの姉役で登場。

ザ・グリード DEEP RISING
★★★☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
嵐の東シナ海の夜、武装強盗団が乗っ取った豪華客船が深海に生息していた人食い大ミミズのモンスターに襲われる!武装強盗団を乗せてきてしまった密輸船の船長フィネガン(ウィリアムス)や武装強盗団、アサートン船長(デリック・オコナー)、女泥棒トリリアンらが敵味方協力して人食い巨大モンスターから逃れようとするが…。監督は「ハムナプトラ」のスチーブン・ソマーズ。
ホラー/アクション(カラー)
1998年/アメリカ
監督 スチーブン・ソマーズ
音楽 ジェリー・ゴールドスミ
出演
トリート・ウィリアムス、ファムケ・ヤンセン、ケビン・J・オコナー、ウェス・ステュディ、アンソニー・ヒールド/声:菅生隆之
ザ・グリード

感想
劇場で観た時は大爆笑で楽しかったけど、自宅の小さなTVだとイマイチ…。でも真っ赤なドレスでトリリアンを演じるファムケ姉さんがかっこいい!冒頭の大笑い変な日本人のパフォーマンスショーがちょっとカットされていて残念。クリチャーが中盤まで姿を見せないのも「ジョーズ」のような効果があってイイが、あまり恐くないところがB級。かえって緊迫したエレベーター内のシーンで「イパネマの娘」が脳天気に流れるなど笑えるシーンが多い。フィネガンの相棒パントゥーチ(オコナー)の「どうせ俺はゴキブリだ」「俺を餌にするなー」のセリフや強盗団の頭・ハノーヴァー(ステュディ)が襲われピストル自殺を試みるが弾切れの幕には爆笑。「お次は何だ?」のラストも笑える。「エバーウッド 遥かなるコロラド」のウィリアムスがフィネガンを、「リーグ・オブ・レジェンド」でジギルを演じたジェイソン・フレミングが強盗団のマリガンを、船主キャントンを「羊たちの沈黙」で チルトン医師を演じたヒールドと豪華な出演者。ゴールドスミスの賑やかで大袈裟な音楽もグッド。

ザ・ゲーム  DEVIL'S GAME
★★★☆☆  テレビ放送
内容
愛と若さに溢れる青年、金と権力を手中に収める老人、ひとつのゲームで全てが入れ替わる―。男2人が繰り広げる、愛と人生を賭けたバイオレンス・サスペンス。韓国で150万人以上を動員した大ヒット映画。演出は『アポロ13』『フレンチキス』などハリウッド大作の演出を担当したユン・イノ監督。原作は『静かなるドン』で知られる新田たつおの漫画『チェン爺』。激しいバトルを繰り広げる2人の男を『トンマッコルへようこそ』のシン・ハギュンとベテラン俳優ピョン・ヒボンが熱演している。 路上で絵描きをしている貧乏画家のミン・ヒド(シン・ハギュン)。ある日偶然出会った老人(ピョン・ヒボン)に、あるゲームをしないかと誘われる。この老人の正体は、金融界の大物カン・ノシク。富も名声も手に入れた彼だが、今は病魔に冒されている。そんな彼が今心から求めているものは、健康的な若い肉体だ。このゲームで賭けるものは、なんと自らの肉体。負けたら、この老人と脳を入れ代えられてしまうというのだ。ヒドは悩み抜いた末、この一世一代のゲームにチャレンジするのだが…。(from:衛星劇場)
アクション/サスペンス/犯罪(カラー)
2008年/韓国
監督 ユン・イノ
音楽 キム・ジュンソン
出演
シン・ハギュン、ピョン・ヒボン、イ・ヘヨン、イ・ウンソン、ソン・ヒョンジュ
ザ・ゲーム
感想
お金欲しさに危険なゲームに参加した青年が、ゲームに負けた代償として、ゲームの親である老人の体と自分の若い体を取り替えられてしまう…というスリラー。二人の体が入れ替わり、人格がそれぞれに入れ替わるので、その対称的な性格の演技分けが見所。ラストで断然優位だった人格老人=体は若者が、人格若者=体は老人の提案にのってしまうあたりから、ラストまでの予想ができてしまい、ちょっと詰めが甘かったような…。医者の反逆ってもっと早い段階から起こっていそうなのに何故あのタイミングで?ちょっと無理やりな感じが…。「危機一髪! プンニョンマンション」「マイ・ブラザー」のシン・ハギュン主演。

ザ・コア THE CORE
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
地球のコアの回転が停止したことで次々と起こる異常現象。NASAと米軍、各分野のスペシャリスト、学者達が結束。そして選ばれた9人の地中潜行士たちは、コアに向かって地中1800マイルを潜ることに…。人類存亡をかけた究極のミッションを成功させることができるのか?
SF/パニック/サスペンス(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ジョン・アミエル
音楽 クリストファー・ヤング
出演
アーロン・エッカート(ジョシュ・キーズ博士)、ヒラリー・スワンク(レベッカ“ベック”チャイルズ少佐)、デルロイ・リンドー(エドワード“ブラズ”ブラズル)、スタンリー・トゥッチ(コンラッド・ジムスキー博士)、チェッキー・カリョ(サージ・レベック博士)、リチャード・ジェンキンス(トーマス・パーセル将軍)、アルフレ・ウッダード(スティックリー)、ブルース・グリーンウッド(ロバート・アイバーソン船長)、DJクオールズ(ラット/セオドア・D・フィンチ)
ザ・コア

感想
13デイズ」でケネディ大統領を演じたグリーンウッド、「ユートピア」のカリョ、「身代金」のリンドー、「K−PAX〜光の旅人」のウッダード、「ペリカン文書」のトゥッチなど出演者も豪華、監督も「エントラップメント」のジョン・アミエル。しかしあまりに大味なパニック映画。出足は結構面白が、中盤、地中に潜ってからが退屈。しかもラストは予想通り仲良しカップルが生き残る。素人の私が見てもんな馬鹿な…と思う科学検証してないだろうと思われる荒唐無稽な設定と展開。キャラは曲者ばかりで面白いし、ヒラリー・スワンクも出演しているのに十分に生かされず勿体無い。しかしありがちな展開とストーリーを切り張りしただけの脚本で駄作。地球全体の問題にまたもアメリカだけが動いているという設定に腹さえたってくる。

ザ・コンテンダー  THE CONTENDER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカ史上初の女性副大統領候補に指名された議員が、他候補を擁する政敵との激しい攻防戦の中、自らの信念を貫き通す様を描く。任期半ばで副大統領が死亡し、大統領は後任の最有力候補と目されていたハサウェイではなく女性議員レイン・ハンソンを候補に指名。ハサウェイ派の議員たちが彼女の過去のスキャンダルを暴くが、レインはノーコメントを通す。ジョアン・アレンとジェフ・ブリッジスがオスカーにノミネートされた。(from:NHKBS)副大統領の急死に伴いアメリカ史上初の女性副大統領候補の指名を受けた一人の議員と、それを阻止しようとスキャンダルを持ち出して攻撃する政敵たちとの息詰まる攻防を描いた政治ドラマ。
ドラマ/サスペンス(カラー
2000年/アメリカ
監督 ロッド・ルーリー
音楽 ラリー・グループ
出演
ジェフ・ブリッジス(ジャック・エバンス大統領)、ジョアン・アレン(レイン・ハンソン上院議員)、クリスチャン・スレーター(レジナルド・ウェブスター)、サム・エリオット(大統領主席補佐官カーミット・ニューマン)、ウィリアム・ピーターセン(最初の副大統領候補ジャック・ハサウェイ知事)、ゲイリー・オールドマン(シェリー・ラニオン委員長)
ザ・コンテンダー
感想
副大統領選出に注目を浴びるホワイトハウスの舞台裏を描いたドラマ。300人のFBI捜査官があたる徹底した候補者の身上調査には、身上問題で更迭解雇が続く大臣に悩まされている日本の首相も見習うべき。禿頭の眼鏡シェリー・ラニオン委員長に扮したゲイリー・オールドマンの変身ぶりに吃驚。ジェフ・ブリッジスの魅力的でどうどうたる大統領ぶりも良い。喚問議会のシーンばかりで地味な画面だが、話は副大統領に初めて女性議員が就任できるのか…それを阻止しようとする者たちの偏見や妬み、スキャンダルの真相と、眼が放せない展開でなかなか面白い。監督は「クリミナル・サスペクツ」「ワシントンDCの陰謀」の製作をしたロッド・ルーリー。

ザ・シーク THE SHEIK
★★★★★ テレビ放送
内容
アラビアの一民族のリーダー(シーク)・アーメッド(バレンチノ)は一体を納めるプリンスだが、ビスラクの町でサハラ砂漠への旅を計画する美しいイギリス人女性・ダイアナと出会い一目で恋に落ち、彼女を砂漠でさらって来てしまうが、乱暴で身勝手な方法に彼女から恐れ嫌われてしまう。しかし盗賊に彼女をさらわれたアーメッドは命をかけて彼女を救い出し、彼女もやがてアーメッドを愛するようになる。
活劇
1921年/アメリカ
監督 ジョージ・メルフォード
音楽 無声映画
出演
ルドルフ・バレンチノ、アグネス・エアーズ、アドルフ・マンジュー

感想
シークの衣装を見事に着こなしたバレンチノがかっこいい!公開当時、アラブ趣味が西洋で流行っていたらしく、この作品がそのブームの火付け役になったそうだが納得、今でもバレンチノの魅力は衰えた様子がない。しかしこの手のヒロインが相変わらずアホ系キャラ。無鉄砲で冒険好きなのが仇になりアーメッドにさらわれる事になるが、無鉄砲=アホ。それじゃ馬のように丈夫な女か?と思うとまったくあらず、すぐに気を失う。…色が白くて金髪ってだけでモテてるのか?バレンチノの野性味溢れるギョロ目演技も爆笑。でもコメディではないみたい。でもとにかくバレンチノがかっこいいから満点!

ザ・シューター/極大射程  SHOOTER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
元海兵隊のNo.1スパイナーのスワガーは、大統領暗殺の陰謀を防ぐためにCIAのミッションに参加する。しかしスワガーは上院議員とCIAのにはめられたことを悟る。執拗に追ってくるCIAとの戦いを誓ったスワガーは、FBIの新米捜査官の協力を得て、反撃にでるのだったが…。スティーブン・ハンターのベストセラー小説「極大射程」を映画化。元海兵隊特殊部隊の狙撃の名手が、大統領に協力を依頼された。だが巨大な陰謀に巻き込まれ、狙撃犯に仕立て上げられてしまう…。孤高のスパイナーの壮大な戦い。(from:地上波)
アクション/サスペンス(カラー)
2007年/アメリカ
監督 アントワン・フークア
音楽 マイク・マンシーナ
出演
マーク・ウォールバーグ(ボブ・リー・スワガー)、ダニー・グローバー(アイザック・ジョンソン大佐/CIA)、ジョナサン・ウォーカー(ドプラー/CIA)、ラデ・シェルベッジア(サンダー/CIA)、イアイアス・コティーズ(ベイン/CIA)、アラン・C・ピーターソン(テェモンズ巡査)、マイケル・ペーニャ(ニコラス・メンフィスFBI捜査官)、ケイト・マーラ(相棒ドニーの妻サラ)、ローナ・ミトラ(アルアデスFBI捜査官)、(ミーチャム上院議員)
ザ・シューター/極大射程
感想
陰謀に巻き込まれた殺しのスペシャリストという話は「ボーン・アイデンティティー」のジェイソン・ボーンのシリーズなど沢山あるが、これはトップ・スナイパーのプロのディテールを細かくリアルに描いている。また、スワガーという男が冷徹な「ジャッカルの日」のジャッカルと違って親しみが持てる。出演者が全体的に地味だが展開は面白い。

ザ・スカルズ 髑髏(どくろ)の誓い  THE SKULLS
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
秘密結社「ザ・スカルズ」、弁護士を目指す大学生ルークはそのメンバーに選ばれる。エリートとして将来を約束されたルークだったが、親友の謎の死因を究明するうちに組織の闇の領域に踏み込んでしまう。知り過ぎたルークに今、組織の死の契約が遂行される…。アメリカ社会を陰で支配する秘密結社は存在する!脅威のエリート集団、その名は「ザ・スカルズ」。陰謀に巻き込まれた青年を襲う未曾有の恐怖、戦慄のサスペンス。アメリカ社会を陰で支配し続ける秘密結社「ザ・スカルズ」。CIA結成の母体にもなり、歴代の大統領3人を輩出するほどの強大な権力を誇るる謎の組織。その闇の力は政治・経済はおろか国家の中枢や世界をもコントロールする。構成員に選抜され将来を約束されたはずの主人公が、組織の裏の顔を知ってしまったばかりに体験する未曾有の恐怖。国家陰謀説をモチーフに、アメリカに実在すると言われる「ある秘密結社」の実態を描く驚愕のサスペンス・スリラー。
サスペンス(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ロブ・コーエン
音楽 ランディ・エデルマン
出演
ジョシュア・ジャクソン、ポール・ウォーカー、ヒル・ハーバー、レスリー・ビップ、クリストファー・マクドナルド、スティーブ・ピーターセン、クレイグ・T・ネルソン
ザ・スカルズ 髑髏の誓い
感想
垢抜けないし冴えない男が主人公なのでジョシュア・ジャクソンって誰?と不思議に思ったら、「飛べないアヒル」で可愛かったチャーリーを演じた男の子がこんなぼさっとした青年に成長していてびっくり。こちらよりも宿敵になるケレブ・マンドレークを演じた「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカーの方が格好良い。歴代大統領も党員という噂(そちらはフリーメーソンでスカルではないが)がある「秘密結社」の秘密にどれだけ迫れるか…と期待したら、パブリックスクールを舞台にしたサスペンスと青春映画になってしまっていてつまらん。その秘密結社も優秀な学生の後援を先輩の有力者たちが支援するという組織で、普通の学園サークルと変わらないところに、殺人事件を絡ませてどろどろした雰囲気を作ろうとしているが…はっきり言って失敗。身内をかばいあって内輪で問題を解決しようとする体制は秘密結社でなくてもよくあることで別段目新しいものではない。フリーメーソンなど秘密結社を扱った作品では面白いものもあるだけにもったいない。これがシリーズ化されているとは驚き。監督は「ドラゴンハート」「ワイルド・スピード」「トリプルX」「ステルス」のロブ・コーエン。

ザ・セル THE CELL
★★★☆☆ テレビ放送
内容
被害者救出のために猟奇殺人犯の心の中に入り込んで事件を解決しようとするが…
サスペンス
2000年/アメリカ
監督 ターセム・シン
音楽 ハワード・ショア
出演
ジェニファー・ロペス

感想
公開当時、ショッキングな映像ですご〜く観たかったが見逃してしまったのをビデオで観る。しかしノ映像は面白かったが、ストーリーがイマイチ深みがない。ファッションもかっこいいし、建物や家具もグ〜なチョイス。センスはイイのにもったいない。この雰囲気で成功したのが『ガタカ』でしょうかノ。

ザ・センチネル/陰謀の星条旗  THE SENTINEL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
伝説のシークレット・サービス、ピート・ギャリソンの同僚が殺され、ギャリソンとは気まずい関係にある元・部下ブレキンリッジが捜査を担当することに。一方、シークレット・サービス内部の人間が大統領暗殺計画に関与しているという情報がもたらされ、疑われたギャリソンは窮地に追い込まれていく。(from:ムービープラス)
サスペンス/アクション(カラー)
2006年/アメリカ
監督 クラーク・ジョンソン
音楽 クリストフ・ベック
出演
マイケル・ダグラス(ピート・ギャリソン)、キーファー・サザーランド(デヴィッド・ブレッキンリッジ)、エヴァ・ロンゴリア(ジル・マリン)、マーティン・ドノヴァン(ウィリアム・モントローズ)、デイヴィッド・ラッシュ(バランタイン大統領)、キム・ベイシンガー(サラ・バランタイン:大統領夫人)
ザ・センチネル/陰謀の星条旗
感想
マイケル・ダグラスとキーファー・サザーランドの二人のシークレット・サービスの対決が見もののサスペンス。「デスパレートな妻たち」のガブリエルでお馴染みのエヴァ・ロンゴリア、「ER緊急救命室」のグロリア・ルーベンのテレビドラマで人気の二人も出演している。「24」のキーファー・サザーランドとややかぶるキャラなので「24」ファンとしてはちょっと嬉しい。でも罠にはまり崖っぷち状態はマイケルなので彼が主人公。内通者が後半まで分からないスリルと分かって後も危機状態で最後までハラハラさせられた。

ザ・ターゲット SHADOW CONSPIRACY
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
米国大統領の暗殺計画を知った男女が、見えない敵を向こうに回して活躍するサスペンス・アクション。大統領補佐官のボビーは、突然かつての恩師に呼び出される。約束の場所に到着すると、恩師は殺され自分が犯人にされていしまう。逃走しつつ、彼は女性記者のアマンダの協力で恩師の死を調査。その結果、ホワイトハウス、CIA、FBIの上層部が共謀して大統領を暗殺しようとしていることが分かる。(from:allcinema ONLINE)
アクション/サスペンス(カラー)
1996年/アメリカ
監督 ジョージ・P・コスマトス
音楽 ブルース・ブロートン
出演
チャーリー・シーン(ボビー・ビショップ)、リンダ・ハミルトン(アマンダ・ギブンズ)、ドナルド・サザーランド(ジェイク・コンラッド)、サム・ウォーターストン(大統領)、スティーヴン・ラング(エージェント)、ベン・ギャザラ(サクソン社副社長)
ザ・ターゲット

感想
監督は「カサンドラ・クロス」のコスマトスで、キャストもなかなか豪華だが、チャーリー・シーンが主演となると安っぽい2流の作品になってしまう。命を狙われても緊張感に欠けるし、追詰められてもタフ過ぎて参った様子がない。つまり大根役者なんだな。共演のリンダ・ハミルトンやドナルド・サザーランドらが可哀想。話は大統領の側近にまつわる悪事に気がついた主人公とその関係者が次々に監視され命を狙われる。その方法はハイテクを駆使した盗聴などによるもので「エネミー・オブ・アメリカ」に似ているが、「エネミー…」の方が緊張感やサスペンス感があってずっと面白い。非情の暗殺者から逃げ回るリンダ・ハミルトンはまるで「ターミネータ」みたい。大統領を演じているサム・ウォーターストンは「シリアル・ママ」でキャスリーン・ターナーの旦那役が印象的だった。

ザ・ダイバー  MEN OF HONOR
★★★★☆  テレビ放送
内容
黒人青年のブラシアは、人種差別の残る海軍に入隊。泳ぎの腕を見込まれ甲板兵に抜てきされる。やがてダイバーを夢見るようになった彼は、100通に及ぶ嘆願書を書き、養成所への入学を認められる。しかしそこには、鬼教官サンデーが待っていた。アフリカ系アメリカ人として初めて栄誉ある「マスター・ダイバー」の称号を勝ち取った男の実話をR・デ・ニーロとC・グッディング・ジュニアというアカデミー賞スター共演で映画化。(from:NHKBS)
ドラマ/伝記/アクション(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ジョージ・ティルマン・ジュニア
音楽 マーク・アイシャム
出演
ロバート・デ・ニーロ(ビリー・サンデー)、キューバ・グッディング・Jr(カール・ブラシア)、シャーリーズ・セロン(グウェン・サンデー )、アーンジャニュー・エリス、ハル・ホルブルック、マイケル・ラパポート
ザ・ダイバー
感想
激しい人種差別の逆境でも、不屈の精神で白人社会の海軍ダイバーなった男の話。彼を毛嫌いしながらも、彼を次第に認めて支援する鬼教官のデ・ニーロがいい。ダイバー復帰をかけた諮問会で、昔ながらの悪言でブラシアを罵り、逆に励ますサンデーには泣けた。主演のグッディング・ジュニアも誠実で不屈な主人公を熱演、10時間近く潜った実技試験での寒さで震える演技はまさに真骨頂。サンデーの美人妻のシャーリーズ・セロンも華があって良い。

ザ・タウン  THE TOWN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
強盗の温床として名高いボストン北東部にあるチャールズタウン。この街で育ったダグはかつてプロ・ホッケー選手を夢みていたが、今では父親と同じ強盗団のリーダーとして仲間たちと銀行強盗を繰り返す日々。ある時、銀行襲撃で思わぬ事態から支店長のクレアを人質に。その後解放させるが、彼女が同じ街の住人だと知ったダグは、自分の正体を隠しクレアに近づく。一方でFBI捜査官フローリーによる捜査が強盗団に忍び寄っていた。(from:NHKBS)
犯罪/ドラマ/アクション(カラー)
2010年/アメリカ
監督 ベン・アフレック
音楽 ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ、デビッド・バックリー
出演
ベン・アフレック、レベッカ・ホール、ジョン・ハム、ジェレミー・レナー
ザ・タウン
感想
監督は主演のベン・アフレック。「それでも恋するバルセロナ」のレベッカ・ホールがヒロイン。「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナーが悪友役。黒幕のファギーを演じたピート・ポスルスウェイトはこれが遺作になった。ボストンの犯罪巣窟のチャールズタウンを牛耳る男ファギーの為に父も母も不幸になり、自分も犯罪加担を余儀なくされている主人公が最後に取った行動は…。最後迄ハラハラさせられる展開と悪友との友情、加害者と被害者という関係からの恋愛関係と人間関係はかなり入り組んでいるけど話は単純で分かりやすい。足が洗えるか死ぬか?だから最後迄アクション映画として楽しめた。敏腕警官との攻防や元カノとの軋轢など少々要素が多過ぎな感じもしたけどまあまあ。

ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・ディフェンダー  THE HARD CORPS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
アフガニスタンとイラクで数年間軍に従事し、戦闘のプロフェッショナルとして活躍してきたフィリップ。彼はある日、元ボクシング世界ヘビー級チャンピオンで今は実業家のウェインを護衛する仕事を引き受けることに。はじめは乗り気でなかったフィリップだが、ある時ウェインの命をつけ狙うギャング組織に襲撃され、同僚が犠牲になってしまう。そこで護衛のリーダーとなったフィリップは精鋭チームを作り上げ、ギャング一味と熾烈な攻防を繰り広げていくのだが…。監督は『ダブル・インパクト』のシェルドン・レティック。(from:地上波)
アクション(カラー)
2006年/アメリカ
監督 シェルドン・レティック
音楽 ジョゼフ・メトカーフ
出演
ジャン=クロード・ヴァン・ダム(フィリップ)、ラザーク・アドティ(ウェイン)、ヴィヴィカ・A・フォックス(タマラ)、ヴィヴ・リーコック(テレル)、ピーター・ブライアント(ケンドール)、ロン・ボティッタ(ティーグ刑事)、エイドリアン・ホルムズ(クージョ)
ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・ディフェンダー
感想
最強男、ヴァン・ダムのボディーガード養成指南。しかし、音楽がダサイし、ケビン・コスナーの「ボディーガード」に比べるとあまり格好良くないのが残念。

ザ・ハリケーン THE HURRICANE
★★★★☆ テレビ放送
内容
無実の罪で投獄された黒人ボクサーの半生を、実話に基づいて描いた感動の人間ドラマ。ウェルター級チャンピオンを1ラウンドでリングに沈めた天才ボクサー、ハリケーンことルービン・カーターは、ある殺人事件の犯人として逮捕され、偏見に満ちた裁判の結果、終身刑を宣告される。事件から十数年後、希望を失いかけていたカーターの元に1通の手紙が届く。それは、彼がろう獄で書き上げた自伝を読んだ少年レズラからだった。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ノーマン・ジュイソン
音楽 クリストファー・ヤング、主題歌:ボブ・ディラン「Hurricane」
出演
デンゼル・ワシントン、ビセラス・レオン・シャノン、デボラ・カーラ・アンガー、リーブ・シュレイバー
ザ・ハリケーン

感想
ルービン自身が宿ったようなデンゼルの熱演が感動的。「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」のジョン・ハナー、「ゲーム」のデボラ・アンガー、「ニューヨークの恋人」のリーヴ・シュレイバーの3人がカナダ人助っ人役、「ショーシャンクの空に」のクランシー・ブラウンがルービンに好意的な白人看守役、他ハリス・ユーリンなど共演者も豪華。そして宿敵デラ・ペスカ刑事がダン・ヘダヤ。彼の偏見から生み出されたルービンの悲劇だが、残念なことに、彼がどうしてルービンを陥れるのにそこまで執念を燃やしたのか説明がないし、彼の人物像があまり語られて無い。でも少年とルービンの友情、特に刑務所から見えるホテルで、ルービンを励ますために灯をつけるシーンと、ルービンが「既に心は塀の外だ」とレズラに告白するシーンは泣けた。冤罪問題をあつかった作品でも心に残る1本。

ザ・ファーム/法律事務所  THE FIRM
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ハーバード大学をトップ・クラスで卒業したミッチは、破格ともいえる最高の労働条件を提示したテネシー州メンフィスにある一流法律事務所に就職した。妻を伴い、意気揚々とメンフィスへ向かったミッチは、上司トラーのもとで精力的に仕事をこなす日々を送る。そんなある日、彼は事務所の先輩弁護士2名が会社の保養地で謎の死を遂げた事を知る。そして不安を抱くミッチの前にFBI捜査官が現れ、事務所に裏の顔があること、そしてこれまでにも他に弁護士が4人変死していることを告げるのだった。その後、依頼人に会うため、トラーとともにある島に赴いたミッチは、島の別荘で多数の謎の書類を発見。そしてその夜、浜辺でセクシーな女性に誘惑されたミッチは、彼女と一夜を共にすることになるが…。ジョン・グリシャム原作の大ベストセラー「法律事務所」を映画化。一流法律事務所に就職したエリート新人が巨大な陰謀に巻き込まれていくさまを描いた犯罪サスペンス。監督は『ザ・インタープリター』のシドニー・ポラック。出演は『ワルキューレ』のトム・クルーズと『ニューオーリンズ・トライアル』のジーン・ハックマン。(from:スターチャンネル)
サスペンス(カラー)
1993年/アメリカ
監督 シドニー・ポラック
音楽 デイヴ・グルーシン
出演
トム・クルーズ、ジーン・ハックマン、ジーン・トリプルホーン、エド・ハリス、ホリー・ハンター、デヴィッド・ストラザーン
ザ・ファーム/法律事務所
感想
ニューヨークで成功を夢見る出世欲満々の青年を演じるトムは「カクテル」のキャラにかぶる。ヒロインは「ウォーターワールド」のジーン・トリプルホーン。でも「ザ・ヤクザ」「若草物語」「出逢い」のシドニー・ポラック監督、FBIとマフィア、弁護士事務所に追われる絶体絶命の主人公をスリリングに描いている。悪に染まってしまった弁護士をジーン・ハックマン、汚い手を使っても捜査を進めるFBI捜査官をエド・ハリスが演じて深みのあるドラマにしている。

ザ・ファン  THE FAN
★★★★☆  テレビ放送
内容
地元球団の大物スラッガー、ボビーの大ファンであるギルは、仕事の予定があったにも関わらず、別れた妻の元にいる息子を開幕戦に誘った。だが、商談に間に合わず会社をクビになったばかりか、息子を置き去りにした事で怒った妻からは、子供への接近禁止命令を言い渡されてしまう。自暴自棄になるギルの唯一の心の拠り所はボビーだけだったが、彼もスランプで試合が思うようにいかず、苛立っていた。彼を救おうと思い立ったギルは、その原因と思われる選手の命を奪ってしまう…。(from:FOXプラス)
サスペンス(カラー)
1996年/アメリカ
監督 トニー・スコット
音楽 ハンス・ジマー
出演
ロバート・デ・ニーロ、ウェズリー・スナイプス、エレン・バーキン、ジョン・レグイザモ、ベニチオ・デル・トロ
ザ・ファン
感想
タクシードライバー」や「レイジング・ブル」並に切れて恐いデ・ニーロ主演のサスペンス。彼が執着する大リーガーにスナイプス、精神的に追い詰められる選手をリアルに演じている。鍛え抜かれたボディとアクションは現役選手そのものと思える説得力がある。ライバルのメキシコ系選手にベルトロでいい味を出している。それぞれの息子を演じた子役二人も上手い。音楽もストーンズやマッシブ・アタック、ナイン・インチ・ネイルズ、テレンス・トレンスト・ダービーなどが使われていてグッド。監督は「サブウェイ123 激突」「エネミー・オブ・アメリカ」「クリムゾン・タイド」「トップガン」「ラスト・ボーイスカウト」「ビバリーヒルズ・コップ2」のトニー・スコット。

ザ・プラマー 恐怖の訪問者  THE PLUMBER
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
大学教授の妻ジリーの前に、ある日、水道管の修理を依頼されたという奇妙な配管工マックスが現れる。以降、夫の留守中に毎日訪れる彼だが、水道の修理は一向にはかどらず、浴室はどんどん破壊されていく。理屈は通っているのでジリーは苛立つが、やがて彼女の神経は極限まで張り詰め…。家のみならず人格をも破壊する男と相対した女性の心理的恐怖をジワジワと高めていく演出が、実に巧い。名匠ピーター・ウィアー監督が贈る不条理サスペンス。日常に起こる普通の出来事が次第に大きな恐怖へと変わっていく様を描く。怪しげなプラマー(配管工)の真の目的とは?(from:BSスカパー!)
サスペンス(カラー)
1980年/オーストラリア
監督 ピーター・ウィアー
音楽 ゲイリー・トーランド、ロリー・オドノヒュー
出演
ジュディ・モリス、アイヴァー・カンツ、ロバート・コールビー、キャンディ・レイモンド
ザ・プラマー 恐怖の訪問者
感想
監督は「危険な年」「いまを生きる」「グリーン・カード」「トゥルーマン・ショー」「マスター・アンド・コマンダー」のピーター・ウィアーなのでそれなりに期待したのに…超退屈。ドン臭い女のジリーと頼りにならない自己中ダンナ、冴えない配管工のマックスの3人劇という感じでチープな感じもプンプン臭う。変な日本かぶれも登場してきて、ハッピ着てたり、変な演奏会やったり…これってコメディーだったのか?

ザ・マジックアワー  THE MAGIC HOUR
★★★★★  テレビ放送
内容
港町・守加護(すかご)。街を牛耳るギャングのボス・天塩の愛人・マリに手を出してしまった手下のホテル支配人・備後。はたして天塩に捕まり絶体絶命となってしまう。助かる唯一の条件として天塩が示したのは、5日以内に幻の殺し屋“デラ富樫”を連れてくること。条件を飲んだ備後だったが、そう簡単に見つかるわけもなく、最後の非常手段としてニセモノを用意することに。そこで備後は、映画監督になりすまして無名の俳優・村田大樹を雇うと、映画の撮影と称して彼に殺し屋“デラ富樫”を演じさせ、天塩の前に差し出すのだったが…。(from:土曜プレミアム)
コメディ(カラー)
2008年/日本/東宝
監督 三谷幸喜
音楽 荻野清子
出演
佐藤浩市(村田大樹)、妻夫木聡(備後登)、深津絵里(高千穂マリ)、綾瀬はるか(鹿間夏子)、西田敏行(天塩幸之助)、小日向文世(長谷川謙十郎)、寺島進(黒川裕美)、戸田恵子(マダム蘭子)
ザ・マジックアワー
感想
偽の監督による偽の映画撮影で、どの役者もガチガチの演技で大笑い。ノスタルジックなセットに映画制作の舞台裏を、三谷幸喜は笑えるフェリーニ風に描いている。事情を知らない俳優・村田大樹のアドリブの演技が偶然にも命拾いになったり、命が危うくなったり、緊張感ピークのギャグが笑える。また、レストランの円卓に流れる醤油は「アンタッチャブル」だなとか、マリのステージは「ギター弾きの恋」だとか、あれは「ゴッドファーザー」「ニュー・シネマ・パラダイス」「カサブランカ」と、どの映画からパックってるか探すのも楽しい。どの出演者もキャラがたっていて魅力を競っているが、これまでの渋い二枚目の佐藤浩市がここまで笑えるキャラを演じていて、そのギャップが楽しい。在りし日の市川崑監督の「カット!」が聞けたのも嬉しい。

ザ・メキシカン THE MEXICAN
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
組織の運び屋ジェリーと喧嘩別れした恋人のサマンサ(ジュリア・ロバーツ)。ジェリー(ブラット・ピット)は「世界一美しい愛をも引き裂く」という伝説の拳銃”メキシカン”を受け取りにメキシコへ。しかし拳銃を奪われたあげく命を狙われる羽目に。一方サマンサは、ラスベガスへ向かう途中でジェリーが銃を持ち帰るまでの人質にされてしまう。
アクション/ロマンス/コメディ(カラー)
2001年/アメリカ
監督 ゴア・ヴァービンスキー
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ジーン・ハックマン
ザ・メキシカン

感想
監督は「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」「ザ・リング」のヴァービンスキー。恋人の尻に布かれた格好悪いマヌケ男をブラッド・ピット、身勝手な恋人にギャーギャーわめいてばかりの女にジュリア・ロバーツとスター二人の共演が話題になって、この二人のカップリはハマリ過ぎているほどピッタリ。でも音楽やファッションはさり気なくお洒落。妙にマッタリとしたダラダラ感は南米メキシコっぽい雰囲気がたっぷり。ブラピにまとわり付く狂犬病(?)の犬が主演の二人を喰ってしまっているほどイイ味を出していてグッド。曰く付きの美しい銃をめぐる犯罪作品かと思いきや、ラストは銃の運命に関わってしまったカップルのロマンスものだった。ロマンスをベタベタに描くのではなく軽くドライに描いているところは好感が持てる。しかしゲイの殺し屋など、面白いエピソードを提示しながらもイマイチ面白さがなく、犬以外のキャラも魅力がないのが難。意外な人物をジーン・ハックマンが演じているけど、こちらも登場が少なくて残念。

THE 焼肉 MOVIE プルコギ
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
人気テレビ番組“焼肉バトルロワイヤル”の影響で、日本中に焼肉ブームが訪れていた。そのバトルで勝ち続けている大手焼肉チェーン店「トラ王」の御曹司トラオは、その勢いに乗り全国の焼肉店を買収。だが唯一、“焼肉の達人”が営む白肉専門店「プルコギ食堂」だけは交渉が難航。「ならば味で勝負!」と、達人にバトルでの対決を依頼するが…。
ドラマ/コメディ(カラー)
2006/日本
監督 グ・スーヨン
音楽 MaMiMery、主題歌:山崎まさよし「NAVEL」
出演
松田龍平、山田優、ARATA、田口トモロヲ、倍賞美津子、竹内力、桃井かおり、田村高廣、ムッシュかまやつ
THE焼肉MOVIE プルコギ
感想
ピンポン」以来見るARATAは、それとほとんど同じキャラ。しかし以前のような美しさはない…。年を取ったんだな。津川雅彦や田村高廣、桃井かおり、倍賞美津子らの豪華な配役で彼らが怪演が見ものだが、一番笑えたのがパンチパーマの熱血司会者・竹内力。そして切れた田口トモロヲの演技の焼肉チェーン店“虎王”のベジタリアン参謀。主演の松田龍平やマドンナの山田優も華があってユニークなキャラを演じていて悪くない。しかし笑のセンスはイマイチで全然笑えないし、あれだけの曲者ばかりのキャラを作っていながら話が全然面白くない。それでも山田優が作るビビンバや、焼肉の達人・韓老人のコプチャン(小腸)焼きや、ケンニップというエゴマの葉の醤油漬けキムチなどがとても美味しそうに描いていて食べたくなった。韓国焼肉に疎い者としては韓国文化を身近なところで学んだ一作。

ザ・ヤクザ(1974)  THE YAKUZA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカの海運会社経営者ジョージ・タナー(ブライアン・キース)の娘が、日本滞在中にヤクザ組織・東野組に誘拐された。東野組とタナーの間に交わされた武器の売買契約をタナーが無視したためだった。東野組は、娘のドレスの切れ端をタナーに渡して4日以内にタナー自身が来日しなければ命の保証がないことを通達してきた。タナーは思案の末、かつて、お互い進駐軍で日本に滞在していた仲だった旧友のハリー・キルマー(ロバート・ミッチャム)に相談することに…。日本には田中健(高倉健)というヤクザの幹部がいて、ハリーには大きな義理があるので、彼を通して話を進めれば東野組との交渉もうまく行くだろうというのがタナーの目論見だった。しぶしぶこの役を引き受けなくてはならなくなったハリー。東京に着いたハリーは、田中英子(岸恵子)の経営するバーを訪れた。英子はハリーの遠い日の愛人でもあった。終戦直後の混乱のさなかに二人は出会ったのだが、終戦から数年を経て英子の夫・健がフィリピンから奇跡的に復員してきた。英子とハリーの関係を知った健は、妻と娘がハリーに受けた恩義を尊び、二人から遠去かったのであった。二十余年ぶりの英子との再会。英子から、健は京都で剣道を教えていることを聞いたハリーは、すぐ京都へ飛び、事情を打ち明けたが、すでに健はヤクザの世界から足を洗っていた。しかし、健は英子と娘がハリーから受けた恩を返すため頼みを引き受けることに…。(from:BSフジ)
アクション/任侠(カラー)
1974年/アメリカ
監督 シドニー・ポラック
音楽 デイヴ・グルーシン
出演
ロバート・ミッチャム(ハリー)、高倉健(田中健)、ブライアン・キース(ジョージ・タナー)、ハーブ・エーデルマン(オリバー)、岸恵子(田中英子)、クリスチナ・コクボ(田中花子)、リチャード・ジョーダン(ダスティ)、ジェームズ繁田(健の兄・五郎)、岡田英次(組長・東野)
ザ・ヤクザ
感想
ロバート・ミッチャムの日本語は下手すぎて何を言っているのかさっぱり分からないのが残念だが、ハリウッドスターの彼が、高倉健よりも目立たぬように控えめに徹してるのには好感が持てる。市川崑の「股旅」のように仁義を切るシーンから始まるオープニングは背中の入れ墨を次々と撮して美しい。また、ハリーと健が親分を襲撃する終盤のアクションは、日本刀の殺陣が中心でまるで日本映画のような殺陣で美しい。背中の彫物をあらわに闘う高倉健の肉体美を存分に見せてくれるが、こんなに日本人俳優を美しく撮っている作品も珍しくて嬉しくなる。「ブラック・レイン」に比べると地味だが、義理というものに尽くそうとする健に最初は理解できなかった主人公が、彼と行動を共にするにつれ、自分も義理の世界にどっぷり浸かってゆくところは、日本文化への強いリスペクトを感じる作品。監督は「ザ・ファーム/法律事務所」「大いなる勇者」「トッツィー」のシドニー・ポラツク。

ザ・ライド ハワイアン・ビーチ・ストーリー  THE RIDE A HAWAIIAN BEACH STORY
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
サーフィンのワールドチャンピオン、デビッド(スコット・デイビス)が大会中に波にのまれてしまう。気がついた彼は、1911年のワイキキ・ビーチへタイムスリップしていた。そんな彼を救ってくれたのは、伝説的なサーファーであり、100メートル自由形で2度のオリンピック金メダルに輝いた、デューク・カハナモク(シーン・クアワ)だった…。傲慢(ごうまん)な若きサーフィン・チャンピオンが、実在した伝説的サーファー、デューク・カハナモクとの出会いを通して成長していく様を描く。
ドラマ/青春/スポーツ(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ネイサン・クロサワ
音楽 グレッグ・ゴールドマン、歌:ケアリィ・レイシェル、、ケアヒヴァイ、タイマネ・ガードナー、ハパ
出演
スコット・デイヴィス(デビッド)、ショーン・カーワ(デューク・カハナモク)、メアリー・パーラニ(レフア)
ザ・ライド ハワイアン・ビーチ・ストーリー
感想
監督はハワイ出身のネイサン・クロサワ。100年前のまだリゾートホテルが立ち並んでないワイキキ・ビーチが舞台で、今とは違って、ゴーギャンやルソーが描いたような本当の南の楽園が描かれている。ハワイアンな音楽もゆったりとした感じでよい。しかし、話は平凡で面白みがなく、主役の白人青年の演技も下手。タイムスリップして過去の女性に恋をするという話はクリストファー・リーヴ主演の「ある日どこかで」にそっくり。でもデュークとレフアを演じた二人は美形な上に演技も良くて、彼ら現地人だけで、彼らの文化だけをストーリーに展開すれば、もっと良かったかも。

ザ・リング(2002) THE LING
★★☆☆☆ 劇場
内容
鈴木光司・原作の大ヒット邦画『リング』のハリウッド版。「そのビデオを見ると、一週間後に死ぬ」というビデオを一人息子が見てしまう。息子を救う為に呪いの解く手がかりを探ろうとするが…。
ホラー(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ゴア・ヴァービンスキー
音楽 ハンス・ジマー
出演
ナオミ・ワッツ、マーティン・ヘンダーソン、ブライアン・コックス、デヴィッド・ドーフマン、リンゼイ・フロスト、アンバー・タンブリン、レイチェル・ベラ、デイヴィー・チェイス
ザ・リング

感想
ホラーは苦手なのに、今注目のイイ女ナオミ・ワッツ目当てで観る。『マルホランド・ドライブ』で見せた演技力はさすがで、美人にもさらに磨きがかかったような感じがする。変な映画や恐怖にかられた顔は今一番イイかも^^;)。ストーリーはオリジナル日本版の『リング』とほぼ同じで「貞子」が恐かっただけに、米国版はそれなりに恐いけど、オリジナル程の恐さには及ばない。でもヒロインはオリジナルの松嶋奈々子よりもこちらの鼻血を出して頑張ったナオミ・ワッツに軍配をあげる。シアトルで撮影されたというが、暗く寒空の世界は雰囲気抜群でイイ。また印象的だった灯台はオレゴン州ニューポートに実在するヤクイナライトハウスという実在する灯台らしい。

ザ・リング2(2005)  THE RING TWO
★★★☆☆  テレビ放送
内容
呪いのビデオテープが引き起こした忌まわしい事件から半年後、レイチェル(ナオミ・ワッツ)とエイダン(デヴィッド・ドーフマン)の母子は、シアトルから、オレゴン州の美しい海辺の町・アストリアへと移り住んでいた。事件の記憶を振り払おうとする二人だったが、時同じくして、町では数十年ぶりに怪死事件が起こった。被害者は十代の少年で、顔を異様に歪めて死んでいるのが発見されたのだ。死因は不明・・。宿命のようにまとわりついて離れない"あの少女"の影…。そしてエイダンは奇妙な気配を感じるようになる。「中に入ってくる感じ・・水が落ちてくるみたいに、背筋がぞくぞくするよ、ママ…」。息子を守るため、レイチェルは否応なく、あの恐怖と再び対峙することになるのだが…。2002年に大ヒットを記録した「ザ・リング」。本作はその続編で、日本版の続編とは関係なく、ハリウッドで新たに書き下ろされた完全オリジナル・ストーリー。新たな地で心機一転を図るレイチェル親子に、再び呪いのビデオテープの恐怖が襲い掛かる。日本版「リング」を手掛けた中田秀夫監督がメガフォンを取り、記念すべきハリウッド・デビューを果たした。主演は引き続きナオミ・ワッツ。(from:BSフジ)
ホラー(カラー)
2005年/アメリカ
監督 中田秀夫
音楽 ハンス・ジマー、ヘニング・ローナー、マーティン・ティルマン
出演
ナオミ・ワッツ、サイモン・ベイカー、ディヴィッド・ドーフマン、エミリー・ヴァンキャンプ、シシー・スペイセク、エリザベス・パーキンス、ゲイリー・コール
ザ・リング2
感想
レイチェルとエイダンがサマラに再び狙われる…。ホラーなのだが、母親の愛を求める母親に捨てられた悲しい少女がサマラの本当の姿だから、同情心が沸いてたちが悪い。しかし相手は自分の要求を満たす事だけしか受け入れられない怨霊。前作「ザ・リング」の続きで新鮮味がなくなりマンネリしそうだが、水の使い方が諸処で怖いアイコンとして上手く使っていて、ラストの井戸で追いかけられるシーンは超怖かった。ハリウッド版「リング」も邦画「リング」に負けず陰湿で怖かった。さすが中田秀夫監督。松嶋菜々子を上回るナオミ・ワッツの演技も良い。TVドラマ「遥かなるコロラド」のエミリー・ヴァンキャンプが「コロラド」と同じエイミー役で登場。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ THE ROYAL TENENBAUMS
★★☆☆☆ 劇場
内容
豪華キャストでくり出す天才子供を抱えるおかしな家族の話
コメディ
2001年/アメリカ
監督 ウェス・アンダーソン
音楽 マーク・マザースボウ、エリック・サティ
出演
ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー、グウィネス・バルトロー、ルーク・ウィルソン、オーウェン・ウィルソン、ダニー・グローヴァー、ビル・マーレイ

感想
豪華なキャストでなんだかオシャレなインディースの匂いが漂う予告だったので、かなり期待して観た。しかし!キャラの設定はとても面白いのに、そしてあの豪華なキャスティングなのに、全然キャラがたってなくて、面白味がイマイチ。もっと魅力あるキャラにそれぞれを描いて欲しかったと思う、もったいない作品。音楽も70年代の懐かしいサウンドでイイのにな…。映画感謝デーで800円で観れたのでまあ許せるけど、1800円じゃ大損だったなぁ。ただしこの作品のグウィネスはそれほど悪くなかった。もっと変な作品で変わったキャラを演じた方が彼女のイメージアップになるんじゃないかな?でもウマ・サーマンがこの役を演じていたら、もっと良かったかも^^;)。

ザ・ロック THE ROCK
★★★☆☆ テレビ放送
内容
毒ガスロケット弾で武装したテロリスト集団に、密命を受けた2人の男性が戦いを挑む。マイケル・ベイ監督。かつて凶悪犯を収容した刑務所で、脱獄が不可能なことから"ザ・ロック"と呼ばれていたアルカトラズ島。現在は観光名所となった同島を、米海軍の英雄ハメル(エド・ハリス)らが観光客を人質に占拠した。ハメルは無念の死を遂げた部下たちの名誉回復を願って多額の賠償金を政府に要求し、拒否すれば猛毒のガス弾でサンフランシスコを全滅させると脅迫。テロリストからガス弾を奪うという密命を受けたFBIの化学兵器の専門家グッドスピード(ケイジ)は、同島から脱獄した経験を持つ元英国特殊部隊員メイソン(コネリー)の案内で敵陣に潜入する。監督は「パール・ハーバー」「アルマゲドン」「バッドボーイズ」のマイケル・ベイ。
アクション/サスペンス(カラー)
1996年/アメリカ
監督 マイケル・ベイ
音楽 ニック・グレニー=スミス、ハンス・ジマー
出演
ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス、マイケル・ビーン、ウィリアム・フォーサイス、デビッド・モース、ジョン・スペンサー/声:小山力也、若山弦蔵、津嘉山正種
ザ・ロック

感想
海兵隊のアンダーソン隊長(「ターミネーター」のマイケル・ビーン)とテロリストの指揮官ハメル准将(エド・ハリス)の潜入した浴室での兵士達の厳しい使命のやり取りが、どちらも正義を正論にしているだけに泣ける。海兵隊たちの仲間の結束も泣けたが、グッドスピード(ケイジ)とメイソン(コネリー)それぞれの家族への愛も描いていてイイ。ケイジは実戦経験のない研究者肌のヘッピリ腰の情けない博士っぷりがグッド。まるで007が歳を取ったようなキャラのメイスンを演じたコネリーも貫禄たっぷり、彼に憎しみを持つFBI長官に「ザ・ホワイトハウス」のジョン・スペンサー、ハメルの部下にデヴィッド・モース、トニー・トッド、ジョン・C・マッギンレーと豪華な上に「モンテ・クリスト伯」「オーロラの彼方へ」のジム・カヴィーゼルがF-18パイロットのちょい役で出演している。文句をつけるとしたら本当にハンス・ジマー?と疑うほど音楽がありきたりでイマイチ。

ザ・ワン  THE ONE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ジェット・リーがハリウッドで主演、善玉と悪玉の2役を演じたSFアクション。パラレルワールドに存在する“自分”を全て殺して全能の存在になろうとした男の野望を描く。異世界からきた邪悪なもう一人の自分と戦う男の死闘を武術の見せ場たっぷりに描き出したSFアクション。宇宙に存在する125のパラレルワールド。他の124世界の自分を殺せば全世界を支配することができる。そんな野望に突き動かされた男は、異世界の123人の自分を殺害するが…。マルチバース理論を用いた意欲作。ジェット・リーが演じ分けた善玉と悪玉の2つのキャラクターを格闘スタイルで差別化した演出もユニーク。(from:IMAGICA BS)
アクション/アドベンチャー/SF(カラー)
2001年/アメリカ
監督 ジェームズ・ウォン
音楽 トレヴァー・ラビン
出演
ジェット・リー、デルロイ・リンド、カーラ・グジーノ、ジェイソン・ステイサム
ザ・ワン
感想
ロミオ・マスト・ダイ」「キス・オブ・ザ・ドラゴン」「ブラック・ダイヤモンド」「ダニー・ザ・ドッグ」のジェット・リー主演のアクションSF。「リーサル・ウェポン4」のハリウッド・デビューの頃に比べるとかなり英語も上達しているし、彼の一番の敵が自分と、ジェット・リー同士で闘うので見応えも2倍で御得感がある。ジェイソン・ステイサムが意外にもチョイ役でジェット・リーとのバトルがあまりなかったのが残念。しかし一人二役のジェット・リー、めちゃくちゃ強かった!そして殺されたリーたちのギャグとしか思えない扮装に大笑いした。難を言えば少々ワイヤーアクションが不自然で格好良さにちょっと欠ける。

サーカスの世界  CIRCUS WORLD
★★★☆☆  テレビ放送
内容
とあるサーカス一座を舞台に、芸人たちの様々な人間模様を描いた大作ドラマ。華やかなサーカス・シーンがふんだんに盛り込まれ、見ごたえのあるスペクタクル作品に仕上がった。サーカスの団長マットは、アメリカ最大の一座を率いてヨーロッパ巡業に旅立つ。しかし荷物を積んだ船は転覆し、すべてを失ったマットはヨーロッパでの再起を決意。一座の花形を演じるC・カルディナーレのみずみずしい魅力が光る。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1964年/アメリカ
監督 ヘンリー・ハサウェイ
音楽 ディミトリ・ティオムキン
出演
ジョン・ウェイン、クラウディア・カルディナーレ、リタ・ヘイワース
サーカスの世界
感想
空中ぶらんこ」や「ブロンコ・ビリー」のようなサーカスを描いたドラマ。ショーの中で「駅馬車」のテーマ曲が使われていて楽しい。クラウディア・カルディナーレが娘トニー役で、C・カルディナーレはまだ少女っぽくて「空中ぶらんこ」のジーナ・ロロブリジーダに似ている。「旅路」「踊る結婚式」「夜の豹」のリタ・ヘイワースが、夫を自殺に追い込んだ罪に苦しむ母マーゴ(リリー)を演じている。CGに頼らない船が転覆するシーンは迫力で、猿やライオンなどの猛獣も右往左往し、数ある船の転覆シーンでも印象的で、サーカス・テントの火事のシーンは大迫力。馬やトラの曲芸、バレリーナの綱渡り、空中ブランコ、ピエロたちのコントと、サーカスの楽しい舞台がたっぷり堪能できる。ショットガンを振り回すウェインは「勇気ある追跡」の時みたいに格好良い。監督は「勇気ある追跡」「エルダー兄弟」のヘンリー・ハサウェイ。

13ウォーリアーズ  THE 13TH WARRIOR
★★★☆☆  テレビ放送
内容
10世紀、アラブの地を追われた男、アハメッドは北方ノルマン人の地へ踏み込む。突然、蛮人に襲われるが、そこへ訪れた王族の後継者なる者にアハメッドは命を救われる。しかし、この土地は夜霧と共に現れる魔物の攻撃により絶滅の危機に瀕していることを知る。ある老巫女の「13人の戦士達がこの国を救ってくれる。そして13番目の戦士は異国民でなくてはならない」の予言により、偶然訪れたこの地でアハメッドは国を救う13番目の兵士となってしまう。伝説の魔物を倒す為、ブルガルズへ向けて13人は旅立った。(地上波)
アクション/アドベンチャー/ホラー(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ジョン・マクティアナン
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
アントニオ・バンデラス(アハメッド・イブン・ファハラン)、ダイアン・ヴェノーラ(女王ウィロウ)、オマー・シャリフ(メルチシデク)、デニス・ストーイ(ハージャー)、ウラジミール・クリッヒ(プルヴァイ)、リチャード・プレマー(スケルド)、トニー・カラン(ウィース)、ミーシャ・ハウザーマン(レセル)、ネイル・マフィン(ロネス)、アスビョルン・リイス(ハルガ)、クライヴ・ラッセル(ヘルフダン)、ダニエル・サウザン(エドグス)、オリバー・スヴェイナル(ハタフ)、アルビー・ウッデイントン(ホウラク)、ジョン・デ・サンテス(ラグナー)
13ウォーリアーズ
感想
アラブ人1人とノルマン人12人が、人々を襲う魔物と戦う…というファンタジーかと思い気や、魔物と思っていたのは狼の頭を被って殺戮する、徒党を組んだ異教徒たちで、ケルト神話時代の戦史ものという感じ。激しい戦闘シーンが多く、その敵が崇めるものが日本の縄文時代の肥満女性を象った土偶にそっくり。

13F THE THIRTEENTH FLOOR
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ製作によるSFスリラー。コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。だが上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。アリバイが無いどころか、犯行時間の記憶自体失っているホールは、突然の事態にパニックとなる。やがて彼は、研究の過程で1937年の仮想世界と現実世界を行き来していたことを知る。その鍵を握るのは“13階”…。コンピューター・ソフトを開発しているホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を駆使して、コンピューター上に1937年のロサンジェルスを再現しようとしていた。そんなある日、ボスのフラーが何者かに殺害され、ホールは容疑者にされてしまう。いったい何があった?なぜ記憶がないのだ?やがてホールは1937年と現在の間にパラレルワールドが存在し、2つの世界にまたがって危険な二重生活を展開していることを知る。(from:地上波)
SF/サスペンス(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ジョセフ・ラスナック
音楽 ハラルド・クローサー
出演
クレイグ・ビアーコ(ホール・ファーガーソン)、グレッチェン・モル(ナターシャ・ジェイン)、ヴィンセント・ドノフリオ(ホイットニー・アシュトン)、アーミン・ミューラー=スタール(フラー・グリアソン)、デニス・ヘイスバート(マクベイン刑事)
13F

感想
ヴァーチャル・リアリティの仮想空間を舞台に、敵が別の空間に生きる自分という発想は面白いが、「マトリックス」とか「ブレードランナー」に比べると、主人公が行き来する世界が現代と1930年代だけでイマイチ単純だし、セットなどもチープ。出演者にスターがいないのも地味な印象。

13デイズ THRTEEN DAYS
★★★★☆ テレビ放送
内容
1962年、ソ連のミサイル基地がキューバで発見された。その基地に核ミサイルが持ち込まれ、アメリカ軍部はすぐに攻撃を促す。ケネディ大統領と側近たちは、どんなことがあっても最悪な事態を回避しなくてはならないと奔走し、大統領は決断に迫られる…。第3次世界大戦をぼっ発させていたかもしれない悪夢の13日の真実を描いたサスペンス・ドラマ。
サスペンス/ドラマ
2000年/アメリカ
監督 ロジャー・ドナルドソン
音楽 トレバー・ジョーンズ
出演
ケビン・コスナー、ブルース・グリーンウッド、スティーヴン・カルプ、ディラン・ベイカー/声:山路和弘
13デイズ

感想
キューバ危機の真相に迫る作品。ケネス・オドネル大統領特別補佐官(ケビン・コスナー)は当時38歳、ジョン・F・ケネディ大統領(ブルース・グリーンウッド)45歳、ロバート・ケネディ(スティーヴン・カルプ)司法長官は36歳、国防長官マクナマラ(ディラン・ベイカー)は46歳という若さだった、彼等の13日間の戦いをドラマチックに描いている。特にケネスが偵察機に乗込む大佐に「絶対に打たれて落ちるな。必ず帰ってこい」と言って彼等が命からがら任務を推考するところやとうとう爆撃されるところはスリル満点で感動的。ソ連最高書記長フルシチョフが実際に出ては来ないが、彼もケネディと同様に苦しんでいる様が伝わってくる緊迫した情況がラスト数分まで続くイイ作品。しかしこれが真実に近いとしたら、全面戦争が本当にギリギリのところで、奇跡的に回避されたということ。本当にぞっとする話。ジャッキーや、ケネディ兄弟二人とも本物のイメージにそっくりで、細かいディテールにこだわっている。 アドレイ・スティーブンソン米国連大使(マイケル・ファーマン)の古狸ぶりが小気味良くてイイ。

サーフズ・アップ  SURF'S UP
★★★☆☆  テレビ放送
内容
サーフィンを通じた様々な出会いをへて成長していくペンギンをフルCGアニメで描いた青春サーフィン・ムービー。亡くなった伝説のサーファー・ビッグZに憧れるコディは、ビッグZを記念したサーフィン大会に出場することに。本大会の前に現チャンピオンのタンクと対決するも、大波にのみ込まれ、ライフガードのラニとそのおじのギークに助けられる。だがこの世捨て人のようなギークこそ、あのビッグZだった!(from:NHKBS)
アニメ/ファミリー(カラー)
2007年/アメリカ
監督 アッシュ・ブラノン、クリス・バック
音楽 マイケル・ダナ
出演
声:シャイア・ラブーフ:小栗旬(コディ)、ゾーイー・デシャネル:山田優(ラニ)、ジェフ・ブリッジス:マイク眞木(ビッグZ/ギーク)、ダナ・L・ベルベン:清水ミチコ(エドナ)
サーフズ・アップ
感想
タイトルでザ・ビーチ・ボーイズの曲にピンときたが、ビーチ・ボーイズの曲はあまり使用されてない。ディズニー&ピクサーかと思ったら、ソニー・ピクチャーズ・アニメーション制作。「ハッピー フィート」にそっくりなのでその続編かと思いきや別物。その翌年に公開され、「皇帝ペンギン」のコメディがあったり、ペンギン・ブームに乗っかった感はあるが、サーファーにデフォルメされたペンギンたちは格好良くて(ビッグZの模様はハイビスカス)コミカル。羽や水のティテールも細かく、実写としか思えないほどのリアルさ。特にビック・ウエーブがサーファーたちを襲い、海底に引きずり込む場面や、波乗りのシーンの臨場感は凄い。「ブルークラッシュ」「ザ・ライド ハワイアン・ビーチ・ストーリー」 「ビッグ・ウェンズデー」などのサーファーが活躍する実写映画にも負けない、というかそれ以上の波乗りを魅せるペンギンたちが格好良い。

再会の時  THE BIG CHILL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
彼らの青春は熱かった。ミシガン大学の学生だった彼らは、60年代後半、ベトナム戦争の真っ只中で学生運動にのめり込み、強い連帯感で結ばれた仲間だった。それから10数年の歳月が流れ…。1983年のある日、仲間のひとりアレックスが自殺したというニュースが飛び込んできた。同窓生同士で夫婦になったハロルド(ケヴィン・クライン)とサラ(グレン・クローズ)、今やTVスターとなったサム(トム・ベレンジャー)、かつては男子学生の憧れの的だったカレン(ジョベス・ウィリアムズ)、ベトナム戦争で性的機能を失ったというニック(ウィリアム・ハート)、ニューヨーク在住のジャーナリストのマイケル(ジェフ・ゴールドブラム)、弁護士のメグ(メアリー・ケイ・プレイス)、そして、生前のアレックスと同棲していた女性クロエ(メグ・ティリー)。彼ら8人がアレックスの葬儀に出席するために集まった。やがて、アレックスの自殺の原因を巡って彼ら8人の男女の関係にさざ波が立つことに…。(from:BSフジ)
ドラマ(カラー)
1983年/アメリカ
監督 ローレンス・カスダン
出演
トム・ベレンジャー、グレン・クローズ、ジェフ・ゴールドブラム、ウィリアム・ハート、ケヴィン・クライン、メアリー・ケイ・プレイス、メグ・ティリー、ジョベス・ウィリアムズ
再会の時
感想
青春時代の思い出、ローリング・ストーンやビーチ・ボーイズ、ザ・バンド、テンプテーション、マーヴィン・ゲイなど70年代の懐かしいナンバーがグッと来る。学生のまだ若い頃と、その後歳を取って見るのとではこの作品を観る印象も大分変わるだろう。学生時代の友人たちが久しぶりに集まったことで、あの頃が一番幸せだったと昔を思い出す面々。皆がそれぞれ社会人になってシビアな世界に生きるために学生時代の夢や希望をすっかりあきらめてしまった自分に気がつく。そんな時にちっぽけな自分が痛いほど見えてきて、学生時代、何にでもなれると思っていた自信が、今はかけらも無いのに悲しくなる…。自殺したアレックスの自殺はそれも一つの理由だったのでは…。しかし悲観することなく「皆で住んじゃおう」なんて軽いノリで終わるラストが清清しくて良い、中年になろうとする大人たちが青春時代を懐かしむ作品。ウィリアム・ハートのダメ男ぶりがいい味を出している。しかし、夫を友達と共有するグレン・クローズの心境は理解しがたい。監督は「ワイアット・アープ」「偶然の旅行者」のローレンス・カスダン。

再会の街で  REIGN OVER ME
★★★☆☆  テレビ放送
内容
家族、仕事に恵まれた歯科医アランは、ある日大学時代のルームメイトのチャーリーと偶然ニューヨークの街で再会する。学生の頃とあまりにも変貌した友人の姿に、愕然とするアラン。チャーリーは、あの“9.11”の飛行機事故で家族を亡くし、一人心を閉ざしていたのだ。アランはチャーリーの心を開こうと努力するが…。(from:BS日テレ)
ドラマ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 マイク・バインダー
音楽 ロルフ・ケント
出演
アダム・サンドラー、ドン・チードル、リヴ・タイラー、ドナルド・サザーランド
再会の街で
感想
ボブ・ディランにそっくりのアダム・サンドラーが、コメディで定着したイメージを脱ぎ捨てて、“9.11”で家族を亡くし心を閉ざした男をシリアスに演じている。彼をどうにか救おうとする親友にドン・チードル、彼のカウンセラーにリヴ・タイラー、法廷に立たされた彼の裁判官にドナルド・サザーランド出演者も豪華。こういう心的被害を被った“9.11”の2次的被害者という存在に、ベトナム帰還兵と似たような悲痛さを感じる。これまで被害者たちの心情を鑑みて映画化できなかったテーマがとうとう作品にされた。この惨事が風化されないためにも必要なのかも。

最強☆彼女  武林女大生/A MURIM COLLEGE GIRL
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ソウルの片隅にひっそりと存在するブリン(武林)社会…それは、古来より受け継ぐ超人的な能力を駆使して日夜闘いを繰り広げる、華麗なる武術家たちの世界…。そのブリン名門四家のひとつ、カン家の長女ソフィは、幼い頃より超天才としてもてはやされた武術の達人。でも「彼氏いない歴20 年目」に突入し、イケメンのアイスホッケー部の先輩・ジュンモに一目惚れしたソフィは気づいてしまった。強い女はモテない――ということに…。ブリンを捨てて、普通の女の子になろうとするソフィ。しかし、なぜかブリン仲間の幼なじみ、イリョンが突然現れて、ソフィの運命はブリン界最悪の事件をも巻き込み、予想もしない方向に転がりだす!果たしてソフィが夢見る≪フツーの恋≫は、成就するのか!?大学生活で、フツーの恋に目覚めてしまった武術の達人であるヒロインが繰り広げる恋愛騒動を描く。監督は「猟奇的な彼女」「僕の彼女はサイボーグ」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン。(from:BSフジ)
ロマンス/コメディ/アクション(カラー)
2008年/韓国
監督 クァク・ジェヨン
音楽 チェ・スンヒョン
出演
シン・ミナ(カン・ソフィ)、オン・ジュワン(イリョン)、ユゴン(チョン・ジュンモ)、チョン・ホビン(フッポン)、チェ・ジェソン(ソフィの父カク・チェヨン)
最強☆彼女
感想
甘い人生」「火山高」テレビドラマ「魔王」「このろくでなしの愛」のシン・ミナが主人公のラブコメで、クァク・ジェヨン監督のヒロインの定番、見た目の可愛さとギャップのある、めちゃくちゃ強い女の子。しかし、アクションは似たようなコメディ・カンフーの「カンフーハッスル」や「少林サッカー」に比べるとかなりスローで迫力に欠けるので笑いもイマイチ。「マトリックス」のパロディを今ごろされても古くて寒いだけ。前半はコメディで後半は悲劇というのも韓国映画のパターン。オン・ジュワンって松山ケンイチにちょっと似ている。「朱蒙」「復活」などのチョン・ホビンがフッポン役。

最強ロマンス  PERFECT COUPLE
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
完璧なルックス、射撃と武術の腕も一流の正義感に溢れた刑事カン・ジェヒョク)は犯人を追跡中に屋台でおでんを食べていた熱血漢に溢れる女性記者チェ・スジンに追突。ジェヒョクの脇腹にはスジンが食べていたおでんの串が刺さってしまう。しかも、この事故が記事になりジェヒョクは大恥をかく。一方、スジンも大恥をかかされたことから運命の出会いは宿命の天敵へと変わっていく。そんな2人が“チェ(最)・ガン(強)”報告書のために同行取材することになるが…。
ロマンス/コメディ(カラー)
2007年/韓国
監督 キム・ジョンウ
音楽 ソン・ムヒョン
出演
イ・ドンウク(カン・ジェヒョク)、ヒョン・ヨン(チェ・スジン)、イ・ジョンホン、チョン・スギョン、チョン・ジェジン、チャン・ヒョンソン、イ・ジョンス
最強ロマンス港
感想
「島の村の先生」「甘い人生」のイ・ドンウク、「不良家族」のヒョニョンなど、テレビドラマのわき役ばかりを集めたキャスト。音楽もダサいしギャグも寒い。テレビドラマの延長のような作品。でも、ヒョニョンの甲高い声をそのままコメディーにしているのが笑える。

最高の人生の見つけ方  THE BUCKET LIST
★★★★☆  テレビ放送
内容
仕事に人生をささげた大富豪エドワードと、家族のために地道に働いてきたカーターは、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出。“やりたいことリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。(from:日曜洋画劇場)
ドラマ/アドベンチャー/コメディ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ロブ・ライナー
音楽 マーク・シェイマン
出演
ジャック・ニコルソン(エドワード・コール)、モーガン・フリーマン(カーター・チェンバーズ)、ショーン・ヘイズ(トマス)、ビヴァリー・トッド(バージニア)、ロブ・モロー(ホリンズ医師)
最高の人生の見つけ方
感想
吹き替え、CMカットと最悪の放送状態にもかかわらず泣けて笑えた作品。これをノーカットで見たかった。なんと言ってもジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演がとても効いている。ジャックは横暴で孤独なお金持ちと「恋愛小説家」みたいなキャラ。モーガンは暖かい家族に囲まれた平凡な修理工。正反対の生き方をした二人が同じように死が迫っていて、死と病という共通から意気投合、最後の日々を二人の生きたい様に過ごそう…という話。「死ぬ前に一度は観ておけ」と言われる世界中の観光名所を巡りるが、それが本当に最後にしたいことなのか…?実は…と最後は泣かされる。でもこれって死を前にした二人の男が旅に出る「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」にも、それをリメイクした「ヘブンズ・ドア」にも似ている。でもそんなありがちなテーマをうまく作っているとこはさすが「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」のロブ・ライナー監督。

最高のともだち  HOUSE OF D
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
1970年代初頭のニューヨーク。少年トム(アントン・イェルチン)は、夫に先立たれ、悲しみから抜け出せずにいる母親(ティア・レオーニ)と共に静かに暮らしていた。トムの楽しみは、彼が通う学校の用務員:パパス(ロビン・ウィリアムズ)と共に肉屋で配達のバイトをすること。そして二人の夢は、ショーウィンドウに飾られている緑の自転車に乗ることだ。病気のために、年上ながら心が子供のままのパパスとナイーヴなトムは、いつしかとても気が合う親友同士になっていた。しかし、初恋を通じてトムが、少しずつ大人の階段を昇りはじめると、大人になれないパパスとの間に少しずつひびが入りはじめる。そんな時、二人が憧れていた緑の自転車が盗まれてしまい…。(from:地上波)
ドラマ/コメディ(カラー)
2004年/アメリカ
監督 デヴィッド・ドゥカヴニー
音楽 ジェフ・ザネリ
出演
アントン・イェルチン 、ティア・レオーニ 、デヴィッド・ドゥカヴニー、ロビン・ウィリアムズ
最高のともだち
感想
主演ではないけどロビン・ウィリアムズ出演で劇場未公開というのは珍しい。しかも今回はとても控えめな演技でなかなかいい。主役は知的障害者の彼と友達の過程に恵まれない少年のドラマ。家庭では癒されない寂しさを近所の刑務所のビルの上から声をかけてくれる通称レディという謎の女や、ロビン演じる子供のままの無邪気なおじさんらに支えられる日々をほんわかと描いている。監督は「X-ファイル」のモルダー捜査官でお馴染みのデヴィッド・ドゥカヴニー。少年の母親役はドゥカヴニーの妻、ティア・レオーニが演じている。

最高のルームメイト ROOMMATES
★★★★☆ テレビ放送
内容
頑固な老人と一人孫の心の絆を描くハートウォーミングドラマ
ドラマ/コメディ
1994年/アメリカ
監督 ピーター・イエーツ
音楽 エルマー・バーンスタイン
出演
ピーター・フォーク、ジュリアン・ムーア

感想
「刑事コロンボ」のピーター・フォークが107才の老人を熱演。マイケル(D・B・スウィーニー)は幼い頃に両親を亡くして以来、祖父ロッキー(ピーター・フォーク)に育てられる。マイケルは医者になり、うるさい祖父から独立、晴れて自由な一人暮らしを始める。が、祖父の家が強制撤去にあい、マイケルのアパートに同居する事に。マイケルの彼女役にジュリアン・ムーアが好演している。祖父を疎ましく思う時もあるが、やっぱり自分を育ててくれた大切な人。ラストの「もう僕は大丈夫だから安心して…」とマイケルがロッキーに言うくだりは涙が出た。老人と家族の理想のあり方が見えてくる作品。

最後に恋に勝つルール  A LOT LIKE LOVE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
7年前に出会って以来、不思議な縁で別れと再会を繰り返す男女の微妙な関係の行方を描いたロマンチック・コメディー。空港で出会った二人は、連絡先も交換せず別れるが、偶然ニューヨークの町で再会。その後も、互いにひかれあいながら一歩を踏み出せず、それぞれ別の相手と別の人生を生きていくように見えたが…。監督は「カレンダー・ガールズ」のナイジェル・コール。劇場未公開作品。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ナイジェル・コール
音楽 アレックス・ワーマン
出演
アシュトン・カッチャー、アマンダ・ピート、タリン・マニング
最後に恋に勝つルール
感想
主役は「ゾルタン★星人」のというよりはデミ・ムーアの元夫で有名なアシュトン・カッチャー。奔放なヒロインに振り回される善良で人畜無害だけどちょっと足りなさそうな男をチャーミングに演じている。あまり駆け引きを得意としない感じが、男に騙され続けた女にはマストだったのだろうな。しかし、出会いからして無職で頼りなげな男に運命の男と思えないのも女のサガ。若い頃はパンクで冒険好きな彼女でも数年経てば案外普通のしっかり者な社会人になっている。しかし主人公の方は何年経っても学生臭さが抜けない「万年少年」という感じ。最後にはハッピーエンドなんだろうなぁ…と分かっていても二人が自然体なので気持ちよく楽しめ、ラブコメにしてはワザとらしさがなくて良かった。決めすぎないファッションと音楽もお洒落。

最後の恋のはじめ方  HITCH
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
独自の理論と的確なアドバイスで恋愛に不器用なニューヨークの男性たちを幸せへと導いてきたデート・コンサルタントのアレックス・ヒッチ。過去に辛い失恋を経験した彼は、世の男たちが自分と同じ失敗をしないようにと、この仕事を始めた。ある日ヒッチは、顧客であるコール財団のセレブ、アレグラに恋をしたという小太りの冴えない会計士アルバートから依頼を受ける。ヒッチの指導を受けて順調に事が運んでいくアルバート。一方、ヒッチもある夜、ゴシップ記事専門の女性記者サラと出会い、デートにこぎつけるのだが…。(from:BS日テレ)
ロマンス/コメディ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 アンディ・テナント
音楽 ジョージ・フェントン
出演
ウィル・スミス、エヴァ・メンデス 、ケヴィン・ジェームズ、アンバー・ヴァレッタ
最後の恋のはじめ方
感想
嫌いなウィル・スミスが主演の割には面白く見れたロマンス・コメディ。恋の指南役が実は本当の恋にオクテで…という有りがちな設定で、そんな男が本当の恋に落ちちゃったら隠していた彼の職業が彼女にバレて…というのも有りがちな展開。それでも面白く見せてしまうところはやっぱりウィル・スミスって上手いのかなぁ。しかし彼の口説き文句なんて聞いても全然セクシーさを感じない。子供っぽい顔だから子供が背伸びして言い寄っている感じがしてどうもイマイチ。監督は「メラニーは行く!」「アンナと王様」「エバー・アフター」のアンディ・テナント。

最後の恋,初めての恋 最后的愛,最初的愛
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
オール上海ロケで、互いに秘密を抱える男女の切ない恋を描いた日中合作のラブ・ストーリー。恋人の事故死から彼女と親友の裏切りを知り、傷心のまま上海支社に転勤してきた早瀬(渡部篤郎)は、到着日の夜、ホテルで睡眠薬で自殺をはかる。そのホテルのフロント係ミン(徐静蕾)が偶然彼を助ける。数日後、早瀬は会社の方針で中国語を週2回習うことになるが、その教師がミンの妹リン(董潔)だった。早瀬に好意を持つリンは、自宅でレッスンしようと招き入れ、彼女の家族を紹介する。そこでミンと早瀬は再会、二人は次第に心を引き付けあうが…。
ロマンス/ドラマ(カラー)
2003年/日本:中国/松竹
監督 当摩寿史
音楽 主題歌:小田和正「僕ら」
出演
渡部篤郎、徐静蕾(シュー・ジンレイ)、董潔(ドン・ジェ)、石橋凌、陳柏霖(チェン・ボーリン)
最後の恋,初めての恋

感想
自暴自棄になった男を、異国の美女が慰め心の傷を癒して立ち直ろうとするが、まもなく彼女は不治の病で亡くなってしまう…と、今時のメロドラマにもないようなベタベタのロマンス。ちょっと新鮮なのは、中国語を解さない早瀬がミンとは英語で、リンとは彼女のたどたどしい日本語で会話をし、他は中国語が飛び交っているところ。スモッグで汚染された都会の上海とは対照的に、恩田(石橋凌)が連れて行った田舎の一軒家は、水辺に花が咲き乱れてとても美しい。またそこへと続く並木道も幻想的な美しさ。お涙頂戴を狙った演出でないのも好感は持てる。渡部篤郎のややくどく感じる演技も今回は悪くない。でも終始ウジウジした早瀬という男が好きになれないので最後まで共感できずジ・エンド。京劇女形で二胡の名手の陳柏霖(ウー・ルーチン)が李社長役で出演している。

最後の忠臣蔵  
★★★★☆  テレビ放送
内容
ドラマ化、舞台化されてきた池宮彰一郎の同名小説を「北の国から」シリーズの監督・杉田成道が日本を代表する俳優・役所広司・佐藤浩市を迎えて映画化した感動作。吉良邸討ち入りの日に、死ぬ事を許されなかった2人の男、瀬尾孫左衛門(役所)と寺坂吉右衛門(佐藤)。討ち入りから16年後、吉良邸討ち入りの真実を後世に伝えるよう命じられた吉右衛門は、討ち入り前夜に逃亡した孫左衛門と再会する。孫左衛門は可音(桜庭)と名付けられた大石内蔵助の忘れ形見と共に生きていた。(from:BS日本映画専門チャンネル)
時代劇/ドラマ(カラー)
2010年/日本
監督 杉田成道
音楽 加古隆
出演
役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、安田成美
最後の忠臣蔵
感想
討ち入りまでのドラマは数多いが、死ぬ事を許されなかった2人の赤穂浪士にスポットを当てた、ちょっと珍しい赤穂浪士番外編。大石良雄とお軽の忘れ形見の娘を育て守る為に身を隠し、男で一つで育てた忠臣を役所広司がストイックなキャラで演じている。その隠し子がやがて年頃になって嫁入りの話がでるが、彼女が好きなのは自分を育ててくれた下僕と思っているこの男。本当の親子ではないが親子のような情と、娘ほど年の違う育ての子から言い寄られる無粋な男の戸惑いが妙に可笑しく描かれている。それだけにラストの親子の別れは心に響き、まるで小津安二郎の作品のような父娘を見ているようだだ。娘役の桜庭ななみも瑞々しく、新人とは思えない清清しくいい味を出している。もみじのトンネルや雪深い山を行くシーンなど、映像も美しくて印象深い。監督はテレビドラマ「北の国から」や「優駿 ORACION」の杉田成道。

最後の初恋  NIGHTS IN RODANTHE
★★★★☆  テレビ放送
内容
ニコラス・スパークスの人気小説を映画化し、リチャード・ギアとダイアン・レインの二大スターの共演が話題となった大人のラブ・ストーリー。夫の浮気や日々の雑事に疲れ果てた主婦エイドリアンは、ひとりでノースカロライナの海辺の町を訪れる。親友が経営するロッジの留守を預かることになった彼女だが、やって来た唯一の宿泊客ポールは何やら深く思い悩んでいた…。人生に迷う中年の男女の恋愛をドラマチックに描く。(from:NHKBS)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2008年/アメリカ:オーストラリア
監督 ジョージ・C・ウルフ
音楽 ジーニン・テソーリ
出演
リチャード・ギア、ダイアン・レイン、スコット・グレン、ジェームズ・フランコ
最後の初恋
感想
ダイアン・レインの主婦のロマンスもの。「オーバー・ザ・ムーン」とは違って、心に正直になる選択をしたのにラストは…まるで一昔前の悲恋みたいな展開はベタ過ぎてちょっと不満。でも、ダイアンとギアは「恋いにおちて」のストリープとデ・ニーロのようないい中年カップルを演じている。

西城家の饗宴  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
新藤兼人の脚本を、大映を離れる前の鈴木英夫監督が巧みにさばいた。家長の権威が失墜しつつあった、敗戦後間もない日本の社会情勢を踏まえつつ、女優志願の娘などをからめて展開するてんやわんやを、時にシニカルに、時にハートウォーミングに綴った異色ホームドラマ。終戦を迎え、西城家では、職を失ってしまった元海軍大佐で一家の長・晋作(菅井)に代わり、銀行勤めの長男が、戦死した次男の嫁らを含む大家族を養っていた。(from:BS日本映画専門チャンネル)
ドラマ(白黒)
1951年/日本/大映
監督 鈴木英夫
出演
菅井一郎、若山セツ子、滝花久子、千秋実
西城家の饗宴
感想
菅井一郎が家長を務める戦後の家族模様を描いた小津監督の「麦秋」に似たホームドラマ。寡婦になった嫁を再婚させたり、芸能プロダクションに騙された娘の借金を工面する為に仕事場の金を横領したり、数々のトラブルをそのつど家族皆で解決してゆく姿が、今ではノスタルジックだ。小津作品と違うのは、そこに憎まれ役が出てこないというところ。皆、それぞれ自由に生きていても、いざという時は自己犠牲を厭わない家族の結束がある。そこがきれいごと過ぎて嘘っぽい感じもしないでもないが、ハッピーエンドはやっぱり見ていて気持ちいい。菅井一郎と滝花久子演じる、一家を支える父と母がいい味を出している。監督は「不滅の熱球」「悪の階段」の鈴木英夫。

SR サイタマノラッパー  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
新鋭・入江悠監督が、夢と格闘する若者の苦悩を、厳しくも温かく見つめた佳篇。不格好だが真っすぐな男たちの青春群像をリズミカルに活写する入江監督の出世作に、元AV女優のみひろが、彼女自身を彷彿とさせる重い過去を背負う紅一点のヒロイン役で、さらなる輝きを与えている。ラッパーとしての成功を夢見ながら、音楽とは無縁の埼玉北部の田舎街でくすぶり続けるIKKU(駒木根)は、仲間とともに、ライブを実現させるべく奔走する。(from:日本映画専門チャンネル)
青春/音楽(カラー)
2009年/日本
監督 入江悠
音楽 高田美穂
出演
駒木根隆介、みひろ、水澤紳吾、奥野瑛太
SR サイタマノラッパー
感想
埼玉県北部のフクヤ市を舞台に、何もない田舎でラッパーを志す若者たちをコミカルに描いた青春劇。SRって何?と思ったら埼玉のラッパーということか。田舎で畑仕事やハブ、居酒屋でバイトしながらラッパーとして成功を夢見る野郎たち。口下手で感情表現が下手だからラップで会話するのが自然体な彼らの不器用さが笑えて可愛い。こういう若者ってラップでなければヒップホップダンスとかで、どこの田舎にもいそうな感じ。それだけにラップで成功するというのがあまりにも現実的でない夢だというのが見ているこちら側にもヒシヒシと伝わってくる。東京で成功したという彼らのアイドル、みひろですらAV女優という始末。ラストの居酒屋でのラップ合戦はちょっと恥ずかしいけど胸にグッときた。監督はテレビドラマ「クローバー」でもはみ出し者の高校生ら若者を撮った入江悠。

サイバーネット HACKERS
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
青年ハッカー軍団と悪のハッカーとの戦いを描いたサイバー・サスペンス。
サスペンス
1995年/アメリカ
監督 イアン・ソフトリー
音楽 サイモン・ボスウェル
出演
ジョニー・リー・ミラー、アンジェリーナ・ジョリー、フィッシャー・スティーブンス、ジェシー・ブラッッドフォード

感想
アンジェリーナ・ジョリーがまだちょっとあどけなさが残っていて可愛い(でも既にお色気あるんだよな)!音楽がテクノ系とか使っていてなかなかグッド。サイバーものって絵柄が地味になりがち(端末を叩いてとモニターをにらめっこってほんとに地味→よってアクションによる山場にはかなわない)だけどかなり面白い映像にしようと努力してるのも良かった。悪者たちが皆いかにもというキャラでもっと個性的で面白いキャラだったらもっと良かったかも。日本人の二人組(それとも別の国の東洋人?)ハッカーがちょっと悪趣味なハデヤローの気持ち悪いキャラで笑えた。

サイボーグ009 劇場版(1966)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
闇にうごめく悪の組織ブラック・ゴースト団。幽霊島に本拠地を置く彼らは、世界中に戦争を巻き起こし、強力な兵器を売りさばいて大儲けをしようと企んでいた。中でも最大の売り物は、改造手術によって特殊能力を与えられた8人のサイボーグたちだ。天才レーサーの島村ジョーを事故に見せかけて殺害し、9人目のサイボーグ・009として生まれ変わらせたブラック・ゴースト団は、もはや邪悪な陰謀の成功を信じて疑わなかった。だが、サイボーグの生みの親であるギルモア博士が、良心の呵責に耐えきれなくなって反旗を翻した。もちろん、9人のサイボーグたちも一緒だ。激闘の末に幽霊島からの脱出に成功した彼らは、ひとまず身を隠そうと博士の研究所のあるグリーン珊瑚礁に向かう。だが、すぐさまブラック・ゴースト団の追っ手がかかり、9人の中で唯一の女性である003が捕らえられてしまう。このままでは003が洗脳され、意思を持たない人間兵器にされてしまう…。仲間を救うため、世界の平和を守るため、勇敢なサイボーグたちは研究所を飛び出して幽霊島へと向かう!石ノ森章太郎の最高傑作「サイボーグ009」シリーズ、初の劇場公開作が登場!改造手術を施された9人のサイボーグたちが、それぞれの特殊能力を駆使し、世界を混乱に陥れようとするブラック・ゴースト団に戦いを挑んでゆく。奇想天外なアクション、哀しみを背負いながら戦うサイボーグたち一人一人の魅力…「009」について全く知らなくても楽しめるようになっている、作品としての間口の広さも嬉しい。
SF/アクション/ヒーロー/アニメ(カラー)
1966年/日本/東映
監督 演出:芹川有吾
音楽 小杉太一郎
出演
ジュディ・オング(003)、曽我町子(007)、太田博之(009)、八奈見乗児(ギルモア博士)
サイボーグ009 劇場版(1966)
感想
昭和41年に公開された、サイボーグ009の記念すべき劇場版第1作。絵柄も当時の石ノ森章太郎の原作に近い。コスチュームはジョーが白で003が赤、007が青と皆バラバラ。また、007が原作ではもっと歳がいっているのに、こちらでは少年になっていて、愛嬌を振りまいている。サイボーグ009シリーズが9人のヒーローものになったいきさつが、当時大人気だった野球のチームから取ったらしい。その後放送されるテレビシリーズでは、そのチームワークが敵に勝つキーになっているが、この劇場版では3人程度のチームで動いていて、全員が行動するシーンが少ない。ジョーが人気のレーサーで、ブラック・ゴースト団の陰謀で事故にあい、人造人間にされるという設定。テレビシリーズよりも子供向けの内容で、古い作品だが、キャラクターの絵が魅力的で話が面白いので、古さを感じさせない。石ノ森章太郎関連:空飛ぶゆうれい船

サイモン・バーチ SIMON BIRCH
★★★★☆ テレビ放送
内容
ジョン・アーヴィングの「オーエンのために祈りを」を映画化
ドラマ
1998年/アメリカ
監督 マーク・スチーブン・ジョンソン
音楽 マーク・シェイマン
出演
イアン・マイケル・スミス、ジム・キャリー

感想
ジョン・アーヴィングの原作「オーエンのために祈りを」の映画化。彼の原作で「ガープの世界」「ホテル・ニューハンプシャー」もとても好きだ。こちらもあるハンディ・キャップを背負った者が主人公。でもそれを力強く、ユーモアたっぷりで乗り越えていこうとする姿がとてもイイ。サイモンは生まれつき体が小さく、両親から疎まれている。しかし心優しく賢く、熱心に教会に通い、自分が「神様の計画」に必要な道具なのだと考えている。そのサイモンと父親が誰だか分からない私生児のジョーとの心暖まる友情の物語。サイモンが愛せずにいられないキュートなキャラクターで、ラストは号泣だった。原作も読んでみたい。

西遊記(1952)  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
何度もリメイクされ続ける『西遊記』を、当時の大映特撮を駆使して映画化。「阿波狸屋敷」の八尋不二が脚本を担当、「銭形平次」の冬島泰三が監督。坂東好太郎が孫悟空に扮する。唐の時代。三蔵法師は皇帝の命を受け、尊い経文を求め天竺へ旅立つ。孫悟空(坂東)をはじめ、猪八戒(アチャコ)、沙悟浄(杉)の3人の弟子を伴い、妖怪変化を退治しながら進む三蔵一行。道中で悟空は殺生を咎められ、三蔵から破門されるが…。(from:日本映画専用チャンネル)
コメディ/時代劇(白黒)
1952年/日本/大映
監督 冬島泰三
音楽 高橋半
出演
坂東好太郎(孫悟空)、アチャコ(猪八戒)、杉狂兒(沙悟浄)、日高澄子(羅刹女)、春本富士夫(玄奘三蔵)、長谷川照容(観音菩薩)
感想
大魔神」などでお馴染みの大映特撮制作。孫悟空は「修羅城秘聞 双龍の巻」の坂東好太郎。エンタ・アチャコの花菱アチャコが猪八戒。子供向け活劇とあまり期待しないでみたが、主演者のテンポのよさ、コミカルなキャラが面白く、香取慎吾の「西遊記(2007)」よりも古いのにずっといい。

西遊記(1960) 
★★★☆☆ テレビ放送
内容
遠い昔のことです。住む人もない山の奥で、石の中から不思議な猿が生まれました。彼は大変な臆病者でしたが、かわいい少女猿・リンリンの励ましで、やがては猿の王様になります。ところが思い上がった彼は、大変な暴君になってしまいます。人間よりも偉くなるために無理やり仙人の弟子になると、72通りもの術を身につけて”孫悟空”の名前を与えられたのです。得意絶頂の彼はリンリンにごちそうしようと仙界の桃を盗もうとして、仙女に見つかってしまいます。お釈迦さまが罰として彼を閉じ込めたのは、まるで世界の果てのような五行山の岩穴でした。たった一人だけ、悟空を想って訪ねてくれる者がいました。リンリンです。来る日も来る日も訪ねてくるリンリンの真心に打たれたお釈迦さまは、悟空を石牢から出して、天竺へ経文を取りに向かう三蔵法師のお供につけることにしました。こうして孫悟空の旅が始まったのです。彼は王様にふさわしい立派な猿に成長して、天竺から戻ってくることができるでしょうか?(from:NHKBS)
アニメ/ミュージカル/冒険(カラー)
1960年/日本/東映アニメーション
監督 藪下泰司、手塚治虫
音楽 服部良一
出演
声:小宮山清(孫悟空) 、新道乃里子(憐々)、木下秀雄(猪八戒)、篠田節夫(沙悟浄)、関根信昭(三蔵法師)、白坂道子(小竜)、巌金四郎(牛魔王)、川久保潔(金角大王)、風祭修一(銀角大王)
西遊記

感想
「白蛇伝」「アンデルセン物語」などの東映動画(1956年創立)初期の代表作の一つで、60年に制作されたとは思えないほど美しい動きと映像で、当時最高水準だったディズニー・アニメに引けを取らない。手塚治虫の「ぼくの孫悟空」をベースにしたというだけある可愛らしい猿が孫悟空。リンリンという孫悟空のガールフレンドを登場させて、本来の西遊記とはちょっと違うストーリーも見物。また、脚本は「酔いどれ天使」(1948)などで知られる植草圭之助。

西遊記(2007)
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
三蔵法師(深津絵里)一行が立ち寄ったのは、草木の枯れた砂漠の町。王宮に招かれた一行は、魔法によって醜い亀にされてしまった王様と王妃様を目の当たりに…。かつて緑豊かだったこの国に金角大王(鹿賀丈史)・銀角大王(岸谷五朗)という恐ろしい兄弟妖怪が現れ、この国の緑とすべての財宝を奪い、王様たちに妖術をかけて去って行ったという。この国の人々は妖怪の力を恐れ、悪に立ち向かう勇気を失っていた。王女・玲美(多部未華子)は三蔵たちに懇願し、金角・銀角を倒す旅に出かけることになる。 砂漠を抜け、荒れ地を渡り、川を遡って、ようやくたどり着いた魔の山。そこは恐ろしい罠が仕掛けられた危険な山だった。力を合わせて数々の難関を突破しながら登っていく玲美と悟空(香取慎吾)たち。そして、ついに金角・銀角が住むという山頂に着いた時、そこに待っていた予想外の真実。はたして悟空と仲間たちの運命はいかに…。
アドベンチャー/アクション/ファミリー(カラー)
2007年/日本/東宝
監督 澤田鎌作
音楽 武部聡志、主題歌:MONKEY MAJIK「Around The World+GO!空」
出演
香取慎吾(孫悟空)、深津絵里(三蔵法師)、内村光良(沙悟浄)、伊藤淳史(猪八戒)、水川あさみ(凛凛)、大倉孝二(老子)、多部未華子(玲美)、谷原章介(文徳)、三谷幸喜(国王)、鹿賀丈史(金角大王 )、岸谷五朗(銀角大王)
西遊記
感想
監督は「HERO」「ガリレオ」などのテレビドラマの澤田鎌作。テレビドラマの映画化なので、テレビドラマの域を出ていない演出。「西遊記」自体が冒険活劇ものなので、対象年齢が子供になるのもわかるが、あまりにも幼稚な内容。特に香取慎吾のただ元気でわめく演技には閉口。まだ「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」の方が良かった。沙悟浄や猪八戒、三蔵法師も夏目雅子版に比べると魅力に欠ける。倖田來未が偽三蔵法師で出てきたところはあまりにひどくて閉口。中国ロケが壮大なスケールを感じさせただけにもったいない駄作。

サイレン SIREN
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
消防署の救助隊員のジュヌ(シン・ヒョンジュン)は理性より体が先に動く行動派。同じ隊員のヒョン(チョン・ジュノ)は理性派で、ジュヌの命知らずな行動に批判的だ。ある火事で撤退命令を無視して救出に向おうとするジュヌをヒョンは殴ってまで制止する。その火事で妻と子供を亡くしたヒョンソク(ソヌ・ジェドク)は、止めたヒョンを恨むようになる。そんなおり、ジュヌの恋人ハ・エリン(チャン・ジニョン)が働く工場で大火災が発生する…。
パニック/アクション(カラー)
2000年/韓国
監督 カン・ハニョン
音楽 パク・ホジュン
出演
シン・ヒョンジュン、チョン・ジュノ、チャン・ジニョン
サイレン

感想
銀杏のベッド」やTVドラマ「天国の階段」でお馴染みのシン・ヒョンジュンが主演。「バックドラフト」並の迫力ある火災現場のシーンは迫力があるが、妻子を火事で亡くしたヒョンソクが、ヒョンを逆恨みするのにはいくら神経衰弱になっているとはいえ、無理矢理な展開。ジュヌと恋人エリンのロマンスにはダサダサの音楽を使った、コテコテのメロドラマ。ヒョンジュンの熱の入り過ぎな演技も下手な演技にしか見えず興醒め。この作品ではじめてお目にかかるチョン・ジュノがなかなかイイので期待したけど、思った程、魅力的なキャラになっておらず、とどめは韓国ドラマの定番3角関係が、ジュヌとエリン、ヒョンの関係にも見えてきて、これもか!とうんざりさせられる。大金を注ぎ込んだ割には興行的に失敗したというのも納得。

サイレント・ランニング SILENT RUNNING
★★★☆☆ テレビ放送
内容
地球から遠く離れた宇宙ステーションで独り暮らす男
SF
1972年/アメリカ
監督 ダグラス・トランブル
音楽 ピーター・シッケル/【主題歌】ジョーン・バエズ
出演
ブルース・ダーン、クリフ・ポッツ

感想
地球から遠く離れた宇宙ステーションで独り暮らす男が、孤独と戦いながら生きて行く…。宇宙ステーションのデザインはあのフラーのドームを採用していて、今見ても古さを感じない。多寡さ50cm程度のDr.スランプのお尻い宇宙人っぽいロボットがとても可愛かった。ラストはせっかく発見されて救出されようというのに、事件発覚を恐れて自殺する…。切り離されたフラー・ドームの森で、植物の世話を頼まれたロボットが寂しく水を木々に与えているシーンで終わってくところは「天空の城ラピュタ」のラストにも重なってとても悲しかった。

サイン・オブ・デス  SEEDS OF DEATH
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
パリ。街中のアパートのドアに数字の“4”を裏返したマークが描かれているのが発見される。アダムズベルク警視は、それが中世に大流行したペスト除けの呪文であることをしる。ほどなくして、身体中に黒い斑点が浮き出た全裸死体が相次いで発見される。伝染病の噂が広がり、パニックするパリ市民。“黒死病”の恐怖をあおり、殺人を繰り返す犯人。やがて、アダムズベルクは事件の裏に隠された恐るべき真実を知るが…。(from:BS12)
犯罪/ドラマ(カラー)
2007年/フランス
監督 レジス・ヴァルニエ
音楽 パトリック・ドイル
出演
ジョゼ・ガルシア、マリー・ジラン、リュカ・ベルヴォー、オリヴィエ・グルメ、ニコラス・カザール
サイン・オブ・デス
感想
中世の恐怖が現代に甦ると見せかけた連続猟奇殺人と、裸の死体は「ダ・ヴィンチ・コード」に似ている。しかし、それに比べると謎の捻りが浅くて結末は予想よりも普通で肩すかしを食らってがっかり。雰囲気は悪くなかっただけにもったいない。

サイン SIGNS
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
農場に出現したミステリーサークル。農場を営む男性は次々と起こる奇妙な出来事の原因を探り始める。M・ナイト・シャマラン監督。牧師のグラハム(ギブソン)は最愛のたてしまう。神の存在を疑うようになったグラハムは、牧師を辞めて農場を営み、弟と2人の子供たちとともに平穏な生活を送っていた。そんなある日、彼の農場に巨大なミステリーサークルが出現。最初はいたずらかと思ったグラハムだが、その日から農場周辺では奇妙な出来事が続発する。(from:フジテレビ)
ドラマ/サスペンス/ホラー(カラー)
2002年/アメリカ
監督 M・ナイト・シャマラン
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
メル・ギブソン、ホアキン・フェニックス、ローリー・カルキン、アビゲイル・ブレスリン/声:磯部勉、坂詰貴之
サイン width=

感想
主役はメル・ギブソン、その弟はホアキン・フェニックスと出演者も豪華、グラハムの子供モーガン(カルキン)やボー(ブレスリン)を演じた子役も可愛くて演技も上手い。事故で妻を失った牧師が信仰を捨ててしまった時を同じくして家の周辺で変事が起こり、子供達は宇宙人が侵略してきた…と言出す。一見、宇宙人侵略のSFかと思いきや、話はもっと内面に迫り、グラハムの信仰心への問いかけになる。最愛の息子が発作で苦しむ中で、グラハムは信仰心を取り戻すのか…?しかし神の存在を感じる作品なら観ている者も信仰心に目覚めるかも知れないが、そんな霊的なものは全然感じられないし、宇宙人はレイ・ハリーハウゼンの特撮に出てきたキャラのコピーみたいでオリジナル製を感じないし、彼らとのコンタクトもいささか幼稚で想像力が乏しい。家族の愛と宗教信仰心をテーマにした作品なのでSF面は押さえ目にしたとはいってもあまりにチープ。銀紙で作った帽子には爆笑してしまった。ちなみにナイト・シャマラン監督自身もグラハムの妻を事故死させた車を運転手役で出演している。

サウス・キャロライナ 愛と追憶の彼方 THE PRINCE OF TIDES
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
サウス・キャロライナの片田舎で教師をする男が、自殺未遂を図った彼の姉を見舞いにニューヨークを訪れる。姉の治療の為に担当精神科医(ストライサンド)に逢うが、彼と姉、その家族には今まで隠してきた悲しく暗い過去があり、それを告白することによって真実の愛に触れ自己を取り戻していく。
ドラマ
1991年/アメリカ
監督 バーブラ・ストライサンド
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ニック・ノルティ、バーブラ・ストライサンド、ブライス・ダナー、ケイト・ネリガン、メリンダ・ディロン

感想
邦題があまりにも陳腐で観る気を失うが、観てみると意外と強烈だったり(ニック・ノルティが家族に起こった事件を告白するシーン)、じんわり感動できるところも(自殺未遂から立ち直った姉と抱き合うところ)あった。しかし…ニックとストライサンドのラブシーンの長いこと。これがテンポをとろくしてて眠くなった。

サウスパーク/無修正映画版 SOUTH PARK: BIGGER, LONGER & UNCUT
★☆☆☆☆ 劇場
内容
毒舌ギャグで人気テレビアニメの映画化
コメディ/戦争/アニメ
1999年/アメリカ
監督 トレイ・パーカー
音楽 トレイ・パーカー
出演
【声】トレイ・パーカー、マット・ストーン、ジョージ・クルーニー
サウスパーク

感想
テレビシリーズでちょっとはあのテンションの高さに慣れていたつもりだけど、映画版、さすが目じゃ無いぐらいすごい。頭痛くなりました。全編ミュージカルで中盤からだんだんダルくなってくるし、テンションはあがりっぱなりなんで、疲れた、疲れた。ケリー君の素顔が見れただけどもイイか…

サウンド・オブ・サイレンス DON'T SAY A WORD
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
精神科医のネイサンの一人娘が、感謝祭の朝誘拐される。犯人の目的は、過去の記憶を封印している手の付けられない分裂症の少女エリザベスから、ある6桁の番号を午後5時までに聞きだすことだった…
サスペンス
2001年/アメリカ
監督 ゲイリー・フレダー
音楽 マーク・アイシャム、グレーム・レヴェル
出演
マイケル・ダグラス(ネイサン)、ショーン・ビーン(パトリック)、ブリタニー・マーフィ(エリザベス)、ファムケ・ヤンセン(ネイサンの妻)

感想
ファムケにもっと活躍して欲しかったが、片足ギブスではあれが精一杯かなぁ。犯人とエリザベスの関係が謎で前半は面白いが後半は犯人も顔が出ると謎でなくなり、普通の犯罪映画のノリになり普通の展開でイマイチ。期待していた女性刑事もあまり活躍できないし…とどれも中途半端。でもラスト、犯人の最期はヒネリがあって面白い。

サウンド・オブ・サンダー  A SOUND OF THUNDER
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
過去への旅がもたらした、生態系の異変!人類絶滅をもう誰も止められない…。西暦2055年。人類の長年の夢・タイムトラベルが可能になった時代。シカゴにある大手旅行代理店タイム・サファリ社の画期的なツアーが人気を集めていた。しかし、人々はまだ気づいていないこの旅が、恐ろしい危険をはらんでいることを…。原作はSF小説の巨匠、レイ・ブラッドベリが1952年に執筆しながら、これまで映画化不可能と言われてきた作品の映画化。第1波、第2波…と徐々に進化の波が押し寄せ追い詰められていく人類の恐怖を描く。(from:BS-i)
SF/パニック(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ピーター・ハイアムズ
音楽 ニック・グレニー=スミス
出演
エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック、ベン・キングスレー、ジェミマ・ルーパー、デビッド・オイェロウォ、ウィルフライド・ホッコルディンガー、コーリィ・ジョンソン
サウンド・オブ・サンダー
感想
大好きなレイ・ブラッドベリの原作なので期待したが、1CGはちゃちいし、役者もベン・キングスレー以外は誰?という感じで華がない。タイムトラベルの異常で恐竜のジュラ紀から、生態進化がおかしくなり、ティラノザウルスとオランウータン、こうもりを混ぜこぜにしたような恐ろしい姿に進化した怪物たちに未来都市が破壊される…という話で、「ジュラシック・パーク」の映像とイメージがダブル。監督は「エンド・オブ・デイズ」「2010年」のピーター・ハイアムズ。

サウンド・オブ・ミュージック  THE SOUND OF MUSIC
★★★★☆  テレビ放送
内容
オーストリアからスイスをへてアメリカに亡命し、家族合唱団となったトラップ・ファミリーの実話をもとにしたブロードウェーのヒット・ミュージカルを「ウエスト・サイド物語」の巨匠ロバート・ワイズが映画化。「メリー・ポピンズ」とともに、ジュリー・アンドリュースを世界的大スターにした名作。アカデミー作品賞、監督賞、音響賞、編集賞、編曲賞を受賞。(from:NHKBS)
ミュージカル/ファミリイー/ロマンス/戦争(カラー)
1965年/アメリカ
監督 ロバート・ワイズ
音楽 ハワード・リンゼイ、ラッセル・クラウズ、(作曲:リチャード・ロジャース、作詞:オスカー・ハマースタイン2世)
出演
ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー
●1965年アカデミー作品賞受賞
サウンド・オブ・ミュージック
感想
挿入曲のどれもがいつまでも慕われているミュージカルの金字塔的名作。初めて見た頃は優等生的なジュリー・アンドリュースにイマイチ魅力が感じられなくて、イマイチ好きになれなかったが、大人になって見直してみると、彼女の清楚な美しさは清清しいし、歌声も逸品。そして「ド・レ・ミの歌 」だけでなく「エーデルワイス」や「すべての山に登れ」、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でビョークも歌っていた「私のお気に入り」などどれも大好きな曲ばかり。また、子沢山でもあれだけ良い子ばかりだといいなぁと思える家族愛がテーマになっているのも不滅の名作であるところかも。

酒井家のしあわせ
★★★★☆  テレビ放送
内容
関西の小さな町に住む酒井家は、両親に一男一女、ごく普通の4人家族。一見幸せそうに見える彼らだが、長男次雄は母親の連れ子で、継父である正和とはどこかギクシャクしていた。そんなある日、正和が家を出たいと言い出した。理由はなんと「好きな男ができたから」。父の予期せぬカミング・アウトにとまどう家族だが…。友近、ユースケ・サンタマリアという斬新な顔合わせも魅力の家族ドラマ。(from:NHKBS)
ドラマ/コメディー(カラー)
2006年/日本
監督 呉美保
音楽 山崎まさよし
出演
友近、ユースケ・サンタマリア、森田直幸、谷村美月、赤井英和
酒井家のしあわせ
感想
何気ない日常会話だけど、気が利いた台詞ばかりで、「本当に悲しいと、ショックが大き過ぎて涙出えんのだな」のには泣けた。父親の異変から、義父と息子の距離が、ちょっとコミカルな演出で次第に縮まる様子がとても良い。痴呆症の父親を明るく面倒看る叔父さん(赤井英和)や、不倫していても悲壮感ないおばさんなど、周辺の人々もそれぞれに深刻な問題を抱えているのを感じさせず、それを受け入れジタバタしていない様子が心地良い。また、長男の次雄(森田直幸)と、幼い妹(鍋本凪々美)の子役がとても自然に本物の家族を演じていて良い。ユースケの可笑しな言動ばかりの友達の様な父親と、しっかり者の母を演じた映画初出演の友近も良い味を出している。加賀市の田舎風景もほのぼのして良い。ユースケの馬鹿笑いにつられるように笑う次雄のラストが最高に良い。

佐賀のがばいばあちゃん
★★★☆☆  テレビ放送
内容
島田洋七原作のベストセラー小説の映画化。戦後間もない広島に住む明広は、母の元を離れ佐賀にある祖母の家で暮らすことになった。現役の掃除婦として働く祖母は、古くなった家で一人暮らしをしていた。広島から到着したばかりの明広を迎えた祖母は、長旅への労いもなく離れの小屋に連れていき、明日から自分でご飯を炊くようにと火吹き竹を手渡すのだった。
ドラマ/ファミリー(カラー)
2006年/日本
監督 倉内均
音楽 坂田晃一
出演
吉行和子(ばあちゃん)、浅田美代子(真佐子)、鈴木祐真(明広)、三宅裕司(明広)、保積ペペ(小2担任教師)
佐賀のがばいばあちゃん
感想
泉ピン子がばあちゃんを演じたテレビドラマ版もなかなか良く、それに比べると吉行和子のは少々上品過ぎてばあちゃんの強烈なキャラのパンチに欠ける。でも、わざと豆腐を崩して安く売ってくれる豆腐屋のオヤジを緒方拳が演じていて、良い味を出している。また、運動会の弁当を交換してくれた先生のエピソードは、複数の先生に変わっていてより笑えた。「明るい貧乏」を楽しむように生きる逞しさを教えるばあちゃんと、少年を陰ながら支える人々の人情が泣ける。また、昭和懐古趣味な作りと、陽気なジャズがグッド。「宝が流れてくる川」と質素だが手入れの行き届いたばあちゃんの家など美術も良い。

さくや 妖怪伝 
★★☆☆☆ 劇場
内容
妖怪ハンターの少女と妖怪たちの壮絶な戦い
ファンタジー
2000年/日本
監督 原口智生
音楽 川井憲次
出演
安藤希、嶋田久作

感想
主演の安藤希ちゃんが可愛い。あの眼力は松田龍平君に似ている…他に弟のカッパ役の子や人形にされていた少女達も美形。監督の趣味でしょうか?(笑)ワキも藤岡弘や丹波哲郎(ホントにチョイ役。でも目立つ。笑)、塚本晋也(かなり変な役だった。女装趣味の手品師?!)、松坂慶子(「愛の水中花」以来、彼女の歌を聞いた!)など豪華。竹中直人はどこに出ているの?と思ったら、ナレーションでした。嶋田久作のキザな忍者には爆笑。でもなかなかカッコイイ。でもメインはやっぱり妖怪。『妖怪大戦争』の様な妖怪達がワンサカ登場して楽しかった。伝統的な日本の妖怪映画をそのまま作ったという感じがとてもイイです。続編も作られたら観るだろうな…今回は試写会券を友人から頂いて鑑賞しました。これだけ面白くてタダなんて感謝です。

桜田門外ノ変  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
安政7年(1860年)2月18日早朝、水戸藩士・関鉄之介は妻ふさと息子の誠一郎に別れを告げ、故郷から出奔した。鉄之介ははこの年の1月、水戸藩の有志たちと徳川幕府の大老・井伊直弼を討つ盟約を結び、それを実行するために江戸へと向かったのである。大老襲撃は3月3日に決まり、鉄之介を始めとする水戸脱藩士17名と、薩摩藩士・有村次左衛門を加えた襲撃の実行部隊18名が集結。そこで襲撃計画の立案者で水戸藩尊皇攘夷派の指導者・金子孫二郎から、鉄之介は実行部隊の指揮を執るよう言い渡される。(from:BS日テレ)
時代劇(カラー)
2010年/日本/東映
監督 佐藤純彌
音楽 長岡成貢
出演
大沢たかお、長谷川京子、柄本明、生瀬勝久、渡辺裕之、加藤清史郎、西村雅彦、伊武雅刀、北大路欣也
桜田門外ノ変
感想
幕末ものは多数あれども、幕末のきっかけを作った「桜田門外ノ変」という事件をここまで詳しく描いたものはなかったかも。冒頭でいきなりクライマックスの暗殺シーンをもってきて、見る側を掴もうとしたのは分かるのだが、その後、2年前とか7年前とか時代を遡ってその経緯を語るのは時系列が複雑になって分かり辛いかも。幸い私は、同時代の薩摩の体制が描かれている「薩摩飛脚」や「隠し剣 鬼の爪」、NHK大河ドラマ「竜馬」を見た後だったから、時代背景の理解はあまり苦しまなかったけどそれでも頭の中で整理するのに戸惑った。ただ、主人公の大沢たかおが「JIN−仁」の穏やかな主人公にイメージが重なってしまって、井伊直弼の暗殺を首謀し、最後まで倒幕を諦めないような熱血武士には見えず、彼と暗殺事件の?がりが最後まで感じられなかった。もしやミスキャスト?でも終盤の鳥取藩の指南役との対決の殺陣は一番の見所であるはずの桜田門のシーンよりも見応えを感じるほど恰好良い。監督は「敦煌」「男たちの大和/YAMATO」「野性の証明」「人間の証明」の佐藤純彌。

櫻の園(1990)  THE CHERRY ORCHARD
★★★★☆  テレビ放送
内容
チェーホフの“桜の園”の開演直前の2時間に凝縮して思春期の少女たちの揺れる心の内面を瑞々しく映像化した珠玉の一篇。(from:BS11)
ドラマ/青春/学園(カラー)
1990年/日本
監督 中原俊
音楽 熊本マリ、モンポウ「ショパンの主題による変奏曲」
出演
中島ひろ子、白島靖代、つみきみほ、宮澤美保、三上祐一、岡本舞、南原宏治
櫻の園
感想
「吉祥天女」「BANANA FISH」など異色の漫画家・吉田秋生の原作。さりげない日常会話で思春期の少女たちの微妙な心情をリアルに表現していて、「夢みる頃をすぎても」など同じ思春期の若者の心理描写が旨い吉田秋生らしさが感じられる。パーマをかけてきた志水(中島ひろ子)や、前日に補導された杉山(つみきみほ)、主演抜擢で緊張する倉田(白島靖代)など、少々反抗心が芽生えた3年生たちとは対象的にまだ子供っぽい1・2年生たちの瑞々しい輝きが切り取られていて、その姿はいつの時代も変わらない不変性を感じる。大田胃散のCMで有名なモンポウの「ショパンの主題による変奏曲」も印象的。監督は「コキーユ 貝殻」「12人の優しい日本人」の中原俊。

さくらん
★★★☆☆  テレビ放送
内容
吉原の玉菊屋にたった8歳の少女がやってきた。きよ葉(小池彩夢)と名づけられたその少女は、なんとか逃亡しようとするが、店番の清次(安藤政信)に「桜が咲いたら出してやる」とたしなめられる。が、なんときよ葉はきっぱりと「てめえの足で吉原をでてやらあ」と言い放つ。そんなきよ葉は高級花魁・粧ひ(菅野美穂)のもとで修業をすることに。何度も逃亡を試みては失敗を繰り返してきたきよ葉だが、粧ひの影響を受け「吉原一の花魁になってやる」という思いを抱くように。17歳になったきよ葉(土屋アンナ)は「十年に一度の天女」と楼主(石橋蓮司)が認めるほどの女に成長し、店に立つ。きよ葉の鼻っ柱の強さに玉菊屋一の上客・ご隠居(市川左團次)が惹かれるなど、きよ葉は江戸中の注目を集める存在となっていく。そんなきよ葉が初めて恋に落ちてしまった。その相手・惣次郎(成宮寛貴)の前では弱さも本音もさらけ出してしまうきよ葉。女としての幸せをこの上なく感じていたきよ葉だったが…。(from:日曜洋画劇場)
ドラマ/時代劇/ロマンス(カラー)
2007年/日本
監督 蜷川実花
音楽 椎名林檎
出演
土屋アンナ(きよ葉・日暮)、椎名桔平(倉之助)、成宮寛貴(惣次郎)、木村佳乃(高尾)、菅野美穂(粧ひ)、永瀬正敏(光信)、美波(若菊)、山本浩司(大工)、遠藤憲一(坂口)、小池彩夢(幼ききよ葉)、山口愛(しげじ)、小泉今日子(お蘭)、石橋蓮司(楼主)、夏木マリ(女将)、市川左團次(ご隠居:特別出演)、安藤政信(清次)、蜷川みほ(桃花)、近藤成美(雪路)、星野晶子(遣手)、翁華栄(番頭)、津田寛治(粧ひの客)、長塚圭史(きよ葉の客)、SABU(床紅葉の客)、丸山智己(日暮の客)、小栗旬 (花屋)
さくらん
感想
江戸の時代考証を無視し、今風にアレンジされて美しい装飾的なセットと衣装とメイクに、椎名林檎の音楽で、「ぼく東綺譚」永井荷風が愛した昭和初期時代の浅草玉の井の世界を、江戸郭を舞台にしたファンタジーにして描いている。女性が監督だからなのか、濡れ場シーンも生々しさがなくて美しい。土屋アンナのヤンキーが入った個性的なキャラは「下妻物語」に似ていて、彼女にぴったり。「吉原炎上」の可愛そうなヒロインとは違い、自分の思った通りに楽しんで生きようとする前向きなヒロインを魅力的に演じている。また、木村佳乃の首を斬られるシーンと、菅野美穂のそれぞれの見せ場がキャッチーで美しい。衣装や鬘は喜多川歌麿や鈴木春信の美人画そっくりで美しい。安野モヨコの原作は知らないが、ヒロインの破天荒なキャラと世界はいかにもモヨコ・ワールドという感じ。しかしデカダンな世界も泥臭くて醜いものを排除してしまっているので、郭の日常を描いていてもリアルさからは程遠く、江戸時代がいきづくリアルな郭世界を見たいと思ったらがっかりする。

柘榴一角 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
江戸市中ではんらんする偽金に政治的な陰謀をみた将軍は、お庭番・隠密の佐久間権太夫に探索を命じた。だが権太夫が何者かに殺され、父の非業を知った剣の達人・柘榴(ざくろ)一角は、下手人を追うとともに偽金作りの陰謀団を追い詰めていく。
時代劇/サスペンス(白黒)
1941年/日本/大都
監督 白井戦太郎
音楽 杉田良造
出演
阿部九洲男(佐久間宗七郎またを一角/父・権太夫の二役)、琴糸路(一角の妹お鴇)、近衛十四郎(宇家田輝雪)、大乗寺八郎、水川八重子、大乗寺八郎(青山壱岐)、大潮恵二郎(播磨萬心)

感想
白井喬二原作。嫁取り前の25歳にしてはかなり老けた阿部九洲男の一角は宗七郎を改名して一角と名乗り、父の隠密仕事を手伝う事に。一方、父・権太夫の調査によりお家断絶になって、父の仇と、宇家田輝雪(松方弘樹の親父・近衛十四郎)が佐久間家を訪ねる。しかし佐久間親子の人柄にひかれて和解、輝雪は一角の親友となる。二人は偽金作り陰謀団を捜査中に殺された権太夫の無念を晴らすため、犯人探しをする。世間知らずのお嬢さん・お鴇といつも羽織袴を着たような堅物・輝雪の淡いロマンスあり、播磨萬心の娘と一角にちょびっと悲しいロマンスがあったり、権太夫が下手な釣りの収穫として魚籠に饅頭を持って帰ったり…とサスペンスだけでなく、娯楽作品としてもなかなか。しかし映像、音声共に保存状態がひどく悪く、聞き取れないセリフが多いのが残念。


★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
刑事・吉岡の周辺で続発する連続殺人事件。捜査を続ける吉岡は妙な感情に揺れ始める。被害者の周辺に仄かに残る偶然や自分の痕跡。やがて「犯人は自分では…」と思い始める。そんな矢先、吉岡の前に偶然現れる謎の赤い服の女。とその時、不気味な叫び声とともに連続殺人事件をはじめとする”7つの謎”吉岡を襲う。やがて吉岡はそれらの”謎”を追ううち、現在と過去、過去と現在が絡み合う迷宮の世界に迷い込んでいく。(from:BSTBS)
ミステリー/ホラー(カラー)
2006年/日本
監督 黒沢清
音楽 配島邦明、主題歌:中村中『風になる』
出演
役所広司(吉岡登)、小西真奈美(仁村春江)、葉月里緒菜(赤い服の女)、伊原剛志(宮地徹)、オダギリジョー(精神科医・高木)、加瀬亮(作業船の船員)
叫
感想
連続殺人事件と不気味な幽霊の関係の謎…でも幽霊はあまり恐くなく、ホラー的演出はちょっと弱い。その分、事件の真相が気になる展開だが、これが超自然な「霊」が犯人なのでちょっと安易。でも暗く排他的な雰囲気は悪くない。葉月里緒奈が幽霊役で美しいよりも先に怖い。監督は「呪怨」の黒沢清。

佐々木小次郎(東千代之介) 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
氏素性が知れぬ流れ者ゆえ藩士の娘とね(千原しのぶ)との恋にやぶれ、世間の冷たい待遇に身をおく佐々木小次郎。一乗寺下り松で吉岡一門と闘う宮本武蔵(片岡千恵蔵)の剣さばきを目にして魂を奪われた彼は、曽呂利伴内(山本礼三郎)の邸で忍者島兵衛(原健策)を逃したことから伴内の怒りをかい、殺し屋大場陣内(清川荘司)に追われるようになる。村上元三の新聞連載小説を原作に、理想と現実のはざまで放浪する孤独な剣士・佐々木小次郎を、東千代之介主演で描いた時代劇の野心作。(from:NHKBS)
時代劇(白黒)
1957年/日本/東映
監督 佐伯清
音楽 飯田景應
出演
東千代之介、片岡千恵蔵、千原しのぶ、大川恵子、徳大寺伸、花柳小菊
佐々木小次郎 后篇

感想
原作を読んでいたら難無く筋が見えるのだろうが、登場人物が多過ぎて整理しにくい。とねとその許婚の伊之瀬東馬(徳大寺伸)を伴って小次郎を探す旅に出るが、人が良過ぎるというか恋敵の小次郎とは親友だし、東馬の心情が分かり辛い。チャンバラシーンだけでなく、歌舞伎創始者の出雲のお国が踊ったり、琉球の王女奈美(三條美紀)が出て来て島唄のようなものを唄ったりと、ミュージカルな要素もあり。しかし東千代之の小次郎は無表情で人形みたいで魅力がないし、武士出身ではないというコンプレックスから剣の修練に励むキャラとして描き方が浅い。でも踊りは日本舞踊の家元だけあって流石に上手い。この第1部では若き小次郎の血気盛んで出世欲満々の若者を、ナルシスティックに描いている。

佐々木小次郎 后篇(東千代之介) 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
出雲太夫お国(花柳小菊)のもとでの幸福な暮らしもつかの間、追手から逃れて十津川に身を潜めた佐々木小次郎(東千代之介)は、そこで秘剣・つばめ返しを編み出す。堺、広島と旅する彼の前に立ちふさがる陣内一味を激闘のすえ倒した小次郎は、やがて小倉で道場を開き、愛する女性と結ばれるが…。夢と理想を追い求める小次郎が、剣に生きる者の宿命と闘いつつ、ついに巌流島で武蔵との対決に破れるまでを絢爛(けんらん)多彩に描く。(from:NHKBS)
時代劇(白黒)
1957年/日本/東映
監督 佐伯清
音楽 飯田景應
出演
東千代之介、片岡千恵蔵、千原しのぶ、大川恵子、三條美紀、徳大寺伸
佐々木小次郎 后篇

感想
前作で、伴内一味に追われ、恋仲になった出雲のお国の弟子まん(大川恵子)と、手に手を取って逃げ落ちる…というところから始まるその続編。助けられた琉球王女と海賊那智丸(三條雅也)の暗殺を聞き付けて救ったりの波瀾もあるが、前作同様に話が分かりにくい。魅力的なキャラは唯一、ひょうきんな島兵衛と小里(浦里はるみ)の漫才夫婦ぐらいで、他は印象にあまり残らないほど。片岡千惠藏・演じる武蔵も登場はちょっぴり。クライマックスの巌流島の決闘は、勝つのが主人公の小次郎ではなく武蔵だからだろうか、以外とあっさり。関連:稲垣浩・監督「宮本武藏 完結篇 決闘巌流島

THE3名様/THE3名様 秋は恋っしょ!  
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
佐藤隆太×岡田義徳×塚本高史…今まさに旬な若手男優たちの夢の競演!原作は週刊ビッグコミックスピリッツで連載された、人気漫画家・石田まこちんによる短編ギャグ漫画。企画発案者は、原作漫画を愛読する、なんと出演者本人たち!ドラマ『木更津キャッツアイ』や映画『ロッカーズ』で共演済みの3人だけあり、絶妙なコンビネーションを発揮し「THE3名様」の世界を見事に表現。真夜中のファミレスを舞台に繰り広げられる世界は、脱力系シチュエーション・コントとも言うべきか…。独特の笑いのセンスが連発! BSフジでは、この、ゆるすぎる展開を超え、笑いに笑いを畳み込むシチュエーション・コメディ。監督・脚本は「SMAP×SMAP」「笑っていいとも!」などの数々の構成作家として活躍中の福田雄一。 (from:BSフジ)
コメディ(カラー)
2005年/日本
監督 福田雄一
音楽
出演
佐藤隆太(ジャンボ)、岡田義徳(まっつん)、塚本高史(ミッキー)
THE3名様
感想
石原まこちんの原作漫画はヘタウマ系の絵にゆるい内容で嫌いではないのだが…これを映画にすると超退屈。出演者3人は漫画のノリにかなり似たイイ味を出しているが笑えん。漫画の方が面白い。

砂塵  DESTRY RIDES AGAIN
★★★★★  テレビ放送
内容
マレーネ・ディートリッヒとジェームズ・スチュワート共演による西部劇。今は亡き名保安官の息子が、銃に頼らず法律を重んじながら見事な作戦で腐敗した町を一掃していく。酒場の悪徳オーナーのケント(ブライアン・ドレンヴィ)が牛耳るボトルネックの町。飲んだくれの老保安官ウォッシュ(チャールズ・ウィニンガー)に呼ばれ町にやってきた新しい副保安官のトム(ジェームズ・スチュワート)は、酒場オーナーの悪事を見抜き、独自のやり方で真相に迫っていく。そんな中、酒場の歌姫フレンチー(マレーネ・ディートリッヒ)はトムにひかれていくが…。(from:NHKBS)原作はマックス・ブランド。
西部劇(白黒)
1939年/アメリカ
監督 ジョージ・マーシャル
音楽 チャールズ・プレビン、フランク・スキナー
出演
マレーネ・ディートリッヒ、ジェームズ・スチュワート、ブライアン・ドレンヴィ、チャールズ・ウィニンガー
砂塵
感想
ディートリッヒ演じるじゃじゃ馬な姉御っぷりと、暴力に頼らず知的にならず者を裁こうとする男をジミーが飄々と演じていて面白い。また、酔いどれのウォシュや、いかさまカードでズボンを取られるロシア人恐妻家のボリス、フレンチーと取っ組み合いをするボリスの妻、フレンチーの陽気な黒人メイドなど、どのキャラもユーモラス。ディートリッヒの5分近くの長い女同士の取っ組み合いは凄い迫力で、「モロッコ」とは違い、美しいだけではなく髪を振り乱した体当たり演技でユーモラスで豪快なキャラを演じている。台詞もユーモアたっぷりでジミーの「こんな友人がいたんだが…」ではじまるウンチクや、ウォシュ爺さんとのやりとりが楽しい。「See What the Boys in the Back Room Will Have」「You've Got That Look」「Little Joe, the Wrangler」と、ディートリッヒの粋なナンバーが聞けて、サービスも満天。監督はドタバタ喜劇の「腰抜け千両役者」などのジョージ・マーシャル。

ザスーラ  ZATHURA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ヒット作「ジュマンジ」の原作者による同名絵本の映画化。カードに書かれたメッセージが現実となって起こる謎のゲームを見つけた幼い兄弟が、壮大な宇宙空間を舞台に大冒険を繰り広げる。ケンカばかりしていた兄弟の住む家が、まるごと宇宙に放り出された。次々に降りかかる想像を絶した困難をくぐり抜けるため、2人は次第に協力し合っていく。監督は「カウボーイ&エイリアン」のジョン・ファブロー。(from:NHKBS)ダニー(ジョナ・ボボ)は兄のウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)にかまってほしいためにボールを投げてふざけていると手もとが狂いボールがウォルターの顔に当たってしまう。怒ったウォルターはダニーを地下室に閉じ込めてしまうが、ダニーはそこで「ザスーラ」というボード・ゲームを見つける…。誰もが子供の頃に遊んだボードゲーム。その世界に飛び込んだ兄弟の愛と絆のストーリー。
ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ジョン・ファヴロー
音楽 ジョン・デブニー
出演
ジョシュ・ハッチャーソン(ウォルター)、ジョナ・ボボ(ダニー)、ダックス・シェパード(宇宙飛行士)、クリステン・スチュワート(リサ)、ティム・ロビンス(パパ)、ジョン・アレクサンダー
ザスーラ
感想
原作は「ジュマンジ」と同じ原作者クリス・バン・オールスバーグで宇宙版「ジュマンジ」という感じだが、ロビン・ウィリアムズが主人公だった「ジュマンジ」よりも少年二人を主人公にしたこちらの方がずっと面白い。意外なサプライズがラストにあるのも悪くない。土星のような惑星の側を家が浮かんでいたり、CG映像も迫力あって、お子様作品にしては合格点。監督は「フーリガン(製作総指揮)」「アイアンマン」のジョン・ファヴロー。

サスペクト・ゼロ  SUSPECT ZERO
★★★☆☆  テレビ放送
内容
不当逮捕が原因でニューメキシコ州に左遷されたFBI捜査官のトム・マッケルウェイは、そこで3件の無差別連続殺人事件に遭遇する。3人の被害者はいずれもまぶたが切り取られ、“0”のマークが残されていた。マッケルウェイは元同僚のフラン・クーロックとともに捜査を続けるが、事件解決の糸口は一向に見えてこない。そんな中、捜査線上に元FBI捜査官のベンジャミン・オライアンという男が浮かび上がってくるが…。プロファイリングが不可能な無差別殺人犯“サスペクト・ゼロ”に翻弄される捜査官を描いたサスペンス。アーロン・エッカート、ベン・キングズレーら実力派俳優が集結。(from:イマジカBS)
サスペンス/犯罪(カラー)
2004年/アメリカ
監督 E・エリアス・マーヒッジ
音楽 クリント・マンセル
出演
アーロン・エッカート、キャリー=アン・モス、ベン・キングズレー、ハリー・レニックス
サスペクト・ゼロ
感想
ダークナイト」のゥーフェイスを演じたトム・マッケルウェイが主人公。主人公は終始幻視に悩まさせるのだがそれが彼自身の幼児体験なのか猟奇殺人の被害者の幻視なのか良くわからない。分からないだけに主人公もどういうヤツか分かりかねる。元FBI捜査官と思い込んでいるキーマンをベン・キングズレーが演じているが、彼が主役という感じもするほどの存在感。ラストで主人公と彼の正義と悪がくるくると変わるあたりは見ていてハラハラ。これもベン・キングズレーの迫真の演技のなせる技かも。猟奇殺人事件に遠隔透視能力なんて超能力の話が絡んできてちょっとSFちっくになるのが興ざめだが、そんな能力のせいで苦しむ男の崖っぷちな精神をよく演じていてラストは泣けた。

さすらいのカウボーイ THE HIRED HAND
★★★☆☆ テレビ放送
内容
カウボーイのハリー・コリングス(ピーター・フォンダ)は、年上の妻ハンナ(ヴァーナ・ブルーム)と幼い娘ジェニーを捨てて、アーチ・ハリス(ウォーレン・オーツ)とダン(ロバート・プラト)と共に7年もの放浪生活を送っていたが、デル・ノルテという町で起きたある事件をきっかけにその生活に終止符を打ち、妻子の待つ故郷に帰ってくる。しかし、平穏な生活を望んだ彼に、親友ハリスの危機の報せがもたらされる。ハリーは友を救うため、デル・ノルテの無法者マクベイ(セヴァーン・ダーデン)との対決を余儀なくされるが…。
ドラマ(カラー)
1971年/アメリカ
監督 ピーター・フォンダ
音楽 ブルース・ラングホーン
出演
ピーター・フォンダ、ウォーレン・オーツ、ヴェルナ・ブルーム、ロバート・プラット、セヴァーン・ダーデン
さすらいのカウボーイ

感想
荒涼とした西部をさすらう男が夢に見る妻と子の幻想がサイケデリックな映像で美しい。40の歳を向え、さすらった末に何一つ成功もせず、疲れ果てて身一つで帰ってきた安住の地。しかしそれもつかの間の幸せで、親友を救う為に死への勝負に向わざるをえない男の哀しいサガ。ピーター・フォンダの描く西部劇は、それまでの無敵のヒーローが登場するものと違って、リアルで厳しい西部の生活が見えてくる。ハリーも西部劇のヒーローを目指して旅に出るが、結果は負犬。実際のカウボーイなんてそれがほとんどで、ヒーローになれたのはほんの一握りだったのだろう。ラストもあまりにも現実的。それでも西部の男として、一筋の夢に生きようとしたハリーの生きざまはロマンチックでかっこいい。そしてロマンとはかけ離れた厳しい現実を生きる妻ハンナの生きざまも、西部開拓地の女を象徴していて印象深い。

さすらいの航海  VOYAGE OF THE DAMNED
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ナチスの迫害を逃れるために豪華客船でドイツを出国した900人余りのユダヤ人たちがたどった悲しい運命を、実話に基づいて描いた感動作。第2次世界大戦ぼっ発直前の1939年5月、豪華客船セントルイス号がドイツのハンブルク港からキューバへ向けて出港した。乗客はすべて、第2の故郷を求めるユダヤ人たち。しかし、その航海の裏側にはナチスによる残酷な策略が潜んでいた…。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1976年/イギリス
監督 スチュアート・ローゼンバーグ
音楽 ラロ・シフリン
出演
フェイ・ダナウェイ、マックス・フォン・シドー、キャサリン・ロス、オーソン・ウェルズ、マルコム・マクダウェル、ジェームズ・メイソン、ホセ・ファーラー、オスカー・ウェルナー、リー・グラント、マリア・シェル、デンホルム・エリオット、ジュリー・ハリス、ジャネット・サズマン、ルーサー・アドラー
さすらいの航海
感想
フェイ・ダナウェイ、マックス・フォン・シドー、キャサリン・ロス、オーソン・ウェルズ、と豪華キャストが織りなす「グランド・ホテル」形式ドラマ。「シンドラーのリスト」の船上版という感じだが、残念ながら豪華なキャスティングも中途半端でもったいない使われ方。それぞれが短い持ち時間で、辛く苦しい過去を背負って船に乗ったのが分かる素晴らしく演じているのだが、あまりにもそれぞれのエピソードが短くて深みに欠けてしまっている。大好きなマックス・フォン・シドーが船長を凛々しく演じていて良いが、もっと個々を描いて欲しかった。1930年代ファッションのお洒落をしたフェイやキャサリン・ロスなど女優人がとても美しい。特にピーター・セラーズの元妻のリン・フレデリックが上船員のマルコム・マクダウェルと恋に落ちるユダヤ系弁護士の娘を演じていて美しい。監督は「暴力脱獄」や「悪魔の棲む家」のスチュアート・ローゼンバーグ。

さすらう者たちの地  THE LAND OF THE WANDERING SOULS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1999年、東南アジア初の光ファイバーケーブルの敷設作業が、戦火に荒廃したカンボジアを横切った。この作業は多くのカンボジア人に雇用の機会を与えたが、彼ら自身がその恩恵を受けることはないだろう。数ヶ月に及ぶ作業が進むにしたがって、土地を失った農民、復員兵士、貧しい家族らがさすらいの身となっていく。カンボジア出身の監督リティー・パニュは、自分たちの国を生き返らせるために、乗り越えなければならない矛盾を抱えながら生きる人々を緊張感の中に凝視する。山形国際映画祭より(from:BSスカパー!)
ドキュメンタリー(カラー)
2001年/フランス
監督 リティー・パニュ
出演

さすらう者たちの地
感想
産業も何もないカンボジアで無学でも唯一ありつける仕事のファイバーケーブル工事をしながら旅をする人々を描いたドキュメント。低賃金で借金返済で娘たちも売らないと生きていけない貧困に喘ぐ悲惨な現状、体を壊してまで稼いだ給料を何カ月分も持ち逃げされた女たち…個人ではどうにもならないところに追い詰められた人々を、忘れてはいけないと思い知らされる。

誘う女 TO DIE FOR
★★★☆☆ テレビ放送
内容
「TVに映らなければ生きている意味がない」という信念のもとに生きるお天気キャスターのスーザン(キッドマン)は子供の頃からテレビスターになるのを夢見ていた純真な女の子だったが、彼女の夫ラリー(M・ディロン)が自宅で頭を打ち抜かれて死んでいた。ラリーの家族やラリーを殺した犯人でスーザンの恋人だったジミー(ホアキン・フェニックス)らの証言でスーザンの素顔が表れてくる…。
サスペンス/コメディ(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ガス・ヴァン・サント
音楽 ダニー・エルフマン
出演
ニコール・キッドマン、マット・ディロン、ケイシー・アフレック、イレーナ・ダグラス、アリソン・フォランド、ホアキン・フェニックス
誘う女

感想
テレビのスターになるのを夢見て自分の美貌と体を武器に、皆を騙して利用してゆく超性格の悪いイヤな女をキッドマンがイメージピッタリで演じていて、彼女の「美人だけど冷たい女」というマイナスメージをそのまま効果的に利用していて面白い。善良だけどアホな亭主にM・ディロン、彼の姉にイレーナ・ダグラス、彼を殺す事になる恋人にホアキンと共演者も豪華。そのホアキンがぼーっとして死人のような目つきの女と音楽しか頭にないアホな高校生を演じていてイイ。実際にあった事件をもとに作られた作品ということらしいが…キッドマンのキャラを性格改善したらリース・ウィザースプーンが演じた「キューティ・ブロンド」のキャラそのものという感じ。アメリカの女の子の夢はいつの時代も同じということか?

貞子3D  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
『リング』シリーズ完結後の約12年後に製作された映画シリーズ第5作。鮎川茜が教師を務める女子高では、ある噂が飛び交っていた。それは、ニコニコ動画のとある生放送を見た人間が全員、同じ時刻に死亡したうえ、サイトの管理者も死亡したというもの。しかも放送終了後も、その動画がウェブ上にアップロードされ続けているというのだった。そして、その動画捜しに夢中になっていた茜の教え子が謎の死を遂げてしまう。捜査に乗り出した警察が一連の不審死を自殺として処理する中、ベテラン刑事の小磯は“呪いの動画”の存在を突き止める。いっぽう茜も恋人の安藤孝則とともに“呪いの動画”について調べ始めるのだったが…。(from:地上波)
ホラー(カラー)
2012年/日本
監督 英勉
音楽 川井憲次、主題歌:シド「S」
出演
石原さとみ、瀬戸康史、高橋努、橋本愛
貞子3D
感想
貞子がただの「エクソシスト」のスパイダーウィークするデキの悪い「エイリアン」のだったというのも衝撃的だったがそれが1体だけでなく無数に出てきて苦笑。笑えるホラーになってしまっている。いくら「リング」シリーズが大人気だったからといって「リング0 バースデイ」で完結したものをまた持ち出さなくても良かったのに…と思ってしまう。しかもキーマンの柏田清司演じる山本裕典の演技が下手で不気味さも恐さも全然なく滑稽にしか見えない。ヒロインの恋人・安藤の瀬戸康史も演技が下手だし…。主人公の石原さとみの演技力に頼り切った作品。演出も次にコレが来る!と予通り過ぎて面白味が全然ない。今回の貞子は橋本愛。仲間由紀恵といい美人女優の登竜門的キャラになりつつあるみたい。

サタデー・ナイト・フィーバー  SATURDAY NIGHT FEVER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
週に一度、ディスコで踊ることだけを生き甲斐にしているトニー。ある日、彼はディスコで魅力的な女の子ステファニーを見かけ、ダンスに誘う。素晴らしいダンスを踊るステファニーにすっかり魅了されたトニーは、彼女が街を出て、広い世界で生きるために勉強していることを知る。その生き方に刺激を受けたトニーは、自らも新しい人生を始めるため、優勝賞金500ドルのダンス大会にステファニーと一緒に出場することを決意する。世界中にディスコブームを巻き起こした70'sカルチャーのシンボル的作品であり、ジョン・トラヴォルタの出世作。ビージーズの「ステイン・アライヴ」を収録したサントラは、全世界で4,000万枚以上の売上を記録した。(from:ザ・シネマ)
青春/音楽(カラー)
1977年/アメリカ
監督 ジョン・バダム
音楽 ザ・ビー・ジーズ、デヴィッド・シャイア
出演
ジョン・トラヴォルタ、カレン・リン・ゴーニイ、バリー・ミラー、ジョセフ・カリ
サタデー・ナイト・フィーバー
感想
公開当時すごい人気でディスコ・ブームを作った記念すべき作品。今見ると古典になってしまってこの振り付けでは恥ずかしいが、トラヴォルタのダンスはそれまでのミュージカル・ダンスやダンス・バレーとは全然違うもので斬新で画期的だった。てっきり黒人グループだと思ってたグルーブ感たっぷりの音楽を提供したザ・ビー・ジーズが白人グループと知った時も驚いた。音楽は今聞いてもいいと思える名曲ばかり。その後色々パロディにされたけど、やっぱりこの作品のトラヴォルタは格好良い。

殺意の夏  L' ETE MEURTRIER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
南仏の田舎町に、ドイツ人の母と足が悪くて椅子に座ったきりの父とともに、エルという美しい娘が移り住んでくる。その娘は、いつも露出度の高い派手なドレスを着て目立つ行動を取っていたが…。哀しい愛と復讐が招く悲劇を描いたサスペンス・ミステリー。「雨の訪問者」などの脚本でも知られるフランスのミステリー作家セバスチャン・ジャプリゾが自作を脚色した良質作で、イザベル・アジャーニのセクシーな魅力もたっぷりと味わえる。監督は名匠ジャン・ベッケル。(from:シネフィル)
サスペンス/ドラマ(カラー)
1983年/フランス
監督 ジャン・ベッケル
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
出演
イザベル・アジャーニ、アラン・スーション、シュザンヌ・フロン、フランソワ・クリュゼ
殺意の夏
感想
イザベル・アジャーニの小悪魔キャラを十分に生かしたサスペンス。彼女が娼婦のような容姿に時折見せるいたいけな少女の表情が作品全体に哀愁を漂わせている。若干二十歳の小娘が大の男たちを相手にどう復讐を遂げるのかが見もののサスペンスなのだが、彼女が正気を失ってゆく過程や、微妙な精神状態の演技が凄い。特にラストで7歳の少女に戻ってしまった彼女のいたいけな表情が痛ましくて印象に残る。監督は「勝負(かた)をつけろ」「クリクリのいた夏」「ピエロの赤い鼻」のジャン・ベッケル。

殺人狂想曲(1957) L'HOMME A L'IMPERMEABLE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ジェームズ・ハドリー・チェイス原作。恐妻家のクラリネット奏者のアルベール・コンスタンチン(フェルナンデル)が、オーボエのエミールから紹介されたコーラスガールのグラマー美人エヴァとの浮気の機会を得た。ところが、いそいそと部屋へ行くと、すでに彼女は何者かに殺されている。あまつさえ殺人の汚名まで着せられて…(from:allcinema ONLINE)
コメディ/サスペンス(白黒)
1957年/フランス
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
音楽 ジョルジュ・ヴァン・パリス
出演
フェルナンデル、ベルナール・ブリエ、ジュリアン・ベルトー、エディット・ジョルジュ
殺人狂想曲

感想
コンスタンチンの家からラジオから流れるグランジ風の曲のタイトルが「溺死者」「黙ってろ」とどれも変で可笑しい。根っからの善人で血で汚れたコートの入った小包すら、尼僧がわざわざ捨てた小包を拾ってくれたりとなかなか処分できないのがとても可笑しい。その時のコンスタンチンの車のバックミラーに付いている子熊のマスコットが可愛らしく笑いを誘う。あわよくばお金をせびり取ろうとするエヴァの隣人で密告屋ラファエル(「北ホテル」で妻に逃げられた夫役のベルナール・ブリエ)と子犬のリュリュのコンビもどこかノンビリしていてユーモラス。エヴァの恋人ピアニストのモーリスとその恋人フロランス、フロランスのパトロンが一番の悪党なのだが、彼らもどこかのんびりしていて緊張感がないのが可笑しい。ラストのオチもよろしい。

殺人の追憶 MEMORIES OF MURDER
★★★★★ テレビ放送
内容
軍事政権下で比較的治安のよかった1986年−1991年に起こったソウル近郊の華城(ファソン)という農村で起きた10件の実際に起こった未解決・連続強姦殺人事件が題材。
サスペンス/犯罪(カラー)
2003年/韓国
監督 ポン・ジュノ
音楽 岩代太郎
出演
ソン・ガンホ(パク・トゥマン)、キム・サンギョン(ソ・テユン)、パク・ヘイル(パク・ヒョンギュ)、キム・レハ、ソン・ジェホ
殺人の追憶

感想
田園が広がる一見平和な農村で起こった若い女性の強姦殺人。その事件担当にあたった地元の刑事が「シュリ」や「JSA」のソン・ガンホ。リアルな屍体の描写と暗く、残忍な殺人事件捜査という殺伐としたテーマに彼のちょっとお馬鹿なキャラは面白くユーモアがあって、彼の相棒(すぐ容疑者に暴力を振るう)と共にイイ味を出している。これと対照的なのがソウルからきた4年生大学出の捜査官ソ・テユンで、犯人をかなり強引な方法で暴き出そうとするパク・トゥマンのやり方と対立する。都会育ちで高学歴ソ・テユンと、そうで無い田舎育ちのパク・トゥマン。そして舞台となる農村で容疑者として挙げられるのは貧しい知的障害者や工場で働く底辺の人々。そして連日起こるデモ衝突に借出される機動隊。そのおかげで殺人事件の捜査に人手が足りない。猟奇的な異常事件の背景には虐げられた者の社会に対する不満や強い怒りを感じる。ラストまで目が話せない展開で、少女の言葉を聞いたパク・トゥマンの戦慄の表情が衝撃的。

ザッツ・エンタテインメント THAT'S ENTERTAINMENT!
★★★★★ テレビ放送
内容
映画の冒頭、ライオンがほえる映像で有名な映画製作会社MGM。その創立50周年を記念して製作した、歴代の名作ミュージカルの名場面を往年のスターが語る傑作ミュージカルの総集編。ジーン・ケリーのダンス・シーンで有名な「雨に唄えば」から、可憐(かれん)なジュディ・ガーランドが印象的な「オズの魔法使」など、ミュージカル映画の黄金時代を築いた数多くの傑作ミュージカルを中心に名場面を選りすぐりで紹介する。(from:NHKBS)
MGM創立50周年を記念して製作した、歴代の名作ミュージカルの名場面を往年のスターが語る傑作ミュージカルの総集編。

ミュージカル
1974年/アメリカ
監督 ジャック・ヘイリー・ジュニア
音楽 ヘンリー・マンシーニ
出演
フレッド・アステア、ビング・クロスビー、ジーン・ケリー、ライザ・ミネリ
ザッツ・エンタテインメント

感想
「トップ・ハット」のフレッド・アステアや「雨に唄えば」のジーン・ケリー、「オズの魔法使」のジュディ・ガーランドなど、今観ても楽しい歌やダンスの名作の名シーンばかりを集めた幕の内弁当みたいにお得な映画。「踊るニュウ・ヨーク」「ジーグフェルド・フォリーズ」「ブロードウェイのバークレー夫妻」「ダンシング・レディ」「バンド・ワゴン」「恋愛準決勝戦」「土曜は貴方に」と特にフレッド・アステアの優雅なダンスシーンが盛り沢山で豪華な内容。これ1本で数十本の名作を見れた気分に。「愚者の喜び(I diot's Delight)」で見せるクラーク・ゲーブルのタップダンスにはビックリ!

ザッツ・エンタテインメント PART2 THAT'S ENTERTAINMENT.PART2
★★★★★ テレビ放送
内容
大ヒットを記録した前作「ザッツ・エンタテインメント」に引き続くシリーズ第2弾。ミュージカルはもちろんのこと、コメディー映画などの傑作名場面を交えながら、映画史を往年の大スターとともに振りかえる。マルクス兄弟の「オペラは踊る」からクラーク・ゲーブルの「風と共に去りぬ」まで、映画史に残る名シーンをたんのうできる豪華けんらんの作品。ラストは、フレッド・アステアとジーン・ケリーがコンビを組み、魅惑のステージを披露してくれる。(from:NHKBS)
ミュージカル
1976年/アメリカ
監督 ジーン・ケリー
音楽 ネルソン・リドル
出演
フレッド・アステア、ビング・クロスビー、ジーン・ケリー、ルイ・アームストロング
ザッツ・エンタテインメント2

感想
前作に引き続き、マルクス兄弟の「オペラは踊る」からクラーク・ゲーブルの「風と共に去りぬ」他「絹の靴下」「イースター・パレード」「恋の手ほどき」など、映画史に残る名シーンを堪能できる豪華けんらんの作品。テーマ曲は「バンド・ワゴン」の「That's Entertainment」。ジュディ・ガーランドの相手役のジーン・ケリーがこれでデビューした「For Me and My Gal」や「踊る海賊」、他にエリノア・パウエルのダンス、映画「奥様は顔が二つ」で「La Chica Chaca」に合わせて踊るガルボや、唄うロバート・テイラーなど!カルメン・ミランダやジェーン・パウエル、エリザベス・テイラーらスター総出演で唄う「スイングの少女」のシーンも。若きボブ・フォッシーが踊る「キス・ミー・ケイト(曲:コール・ポーター)」は「ザッツ・ダンシング!」でも紹介されている。前作ほどのインパクトはないが、お年を召したフレッド・アステアとジーン・ケリーが踊るおまけの撮り降ろしシーンは嬉しい。

ザッツ・エンタテインメント PART3 THAT'S ENTERTAINMENT.PART3
★★★★★ テレビ放送
内容
大ヒットを記録した「ザッツ・エンタテインメント」から20年をへて、MGM創立70周年を記念して製作されたシリーズ第3弾。今回は映画史初のミュージカル映画から時代を追い、未公開映像やNGシーン、当時の撮影風景などを紹介する。往年の大スターが旧MGMスタジオの跡地に集い、撮影秘話や当時の思い出などを存分に語り合う。(from:NHKBS)
ミュージカル
1994年/アメリカ
監督 バド・フリージェン、マイケル・J・シェリダン
音楽 マーク・シェイマン
出演
ジーン・ケリー、エスター・ウィリアムズ、ジューン・アリソン、シド・チャリシー
ザッツ・エンタテインメント3

感想
」や「」よりもさらにマニアックな内容になっているのがミソ。「キス・ミー・ケイト」のアン・ミラーや水泳ミュージカルの女王エスター・ウィリアムズが出演、だいぶお年を召していて感慨深い。シド・チャリシーは歳を取っていても美しくてビックリ!O・ハマースタインの曲が美しい、エヴァ・ガードナー(彼女の歌は吹替え)の「ショウ・ボート」も登場。病気で降板したジュディ・ガーランドの「私もインディアン」の映像や「ハーヴェイ・ガールズ」「イースター・パレード」の未公開シーンなど彼女の作品がどっさり、ミッキー・ルーニーによって紹介されるのも嬉しい。「サマー・ストック」で彼女が唄う「Get Happy」は「リトル・ヴォイス」にも使われていて大好き。他、フレッド・アステアと彼とコンビを組んだ歴代女優年鑑や、彼がダメ出ししたダンスシーンなど。1・2や「ザッツ・ダンシング!」とのダブリ感も少々あるが名シーンばかりなのであきさせない。特にMGMの看板美人女優年鑑はゴージャス!

ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド  THAT'S THE WAY OF THE WORLD
★★★★☆  テレビ放送
内容
“黄金の耳”を持つ敏腕プロデューサーのコールマンは、新進気鋭のR&Bバンド“グループ”のデビューに向け、レコーディングに全力を注いでいた。だが、会社の上層部から唐突に“ペイジズ”というトリオを担当せよと命じられた彼は、自分の目指す音楽性と大衆ウケを狙うビジネスとのギャップに苦悩し…。ソウル・ミュージックの帝王アース・ウィンド&ファイアーが“グループ”役で登場。歴史的名盤『暗黒への挑戦』のレコーディング風景等、絶頂期の貴重な映像が満載されている。アース・ウィンド&ファイアーのメンバーが総出演した音楽映画。敏腕音楽プロデューサー(ハーヴェイ・カイテル)を主人公に据え、音楽業界の裏側をシニカルに描き出す。(from:イマジカBS)
ドラマ/音楽(カラー)
1975年/アメリカ
監督 シグ・ショア
音楽 アース・ウィンド&ファイアー
出演
ハーヴェイ・カイテル、エド・ネルソン、シンシア・ボスティック、バート・パークス、アース・ウィンド&ファイアー
ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド
感想
アース・ウィンド&ファイアーの音楽でほっとさせられるぐらい「ペイジズ」の音楽はカーペンターズを平凡でつまらなくしたような音楽でゴミ。音楽業界の厳しい世界をスリリングに描いたドラマ。ゴミみたいなグループをトップスターとしてデビューさせようと主人公の敏腕プロデューサーに圧力をかける社長、音楽センスよりも人に取り入る術の方が上手で女優真っ青の演技派な美人ボーカルのヴェロアの色気に目が眩んで骨の髄まで利用されて情けない男だなぁ…と最後まで思わせてラストのどんでん返しがとても痛快。テーマ曲のアースのヒット曲「THAT'S THE WAY OF THE WORLD」がめちゃくちゃ恰好良い。名曲ってやっぱり何十年経っても輝きを失わないのだなぁ。レコーディングのシーンやミーティングなどはまるでドキュメントのようなライブ感があっていい。

ザッツ・ダンシング! THAT'S DANCING!
★★★★☆ テレビ放送
内容
アメリカの映画史に刻まれた有名なダンス・シーンを余すところなくつづったドキュメンタリー。製作総指揮と司会をジーン・ケリーが務め、「オズの魔法使」、「赤い靴」、「ウエスト・サイド物語」など有名ダンス・シーンからマイケル・ジャクソンにいたるありとあらゆる映像を交え、ダンスの発展と歴史を振りかえる。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー/音楽(カラー)
1984年/アメリカ
監督 ジャック・ヘイリー・ジュニア
音楽 ヘンリー・マンシーニ
出演
ジーン・ケリー、サミー・デイビス・ジュニア、ミハイル・バリシニコフ
ザッツ・ダンシング!

感想
映画の名ダンスシーンばかりを集めた美味しい企画。1920年代、映画誕生まもない頃の‘石器時代’のダンスシーンから始まって、バリシニコフが紹介するクラシックバレエからサミー・デイビス・Jrが紹介するタップの世界、M・ジャクソンの80年代のダンスまでを紹介。冒頭ではケーリー・グラントが踊る珍しい白黒のワンシーンも。「アメリカ映画音楽ベスト100」の97位に選ばれた「42番街」や、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが「Night and Day」にのって踊る「コンチネンタル」やアステアとリタ・ヘイワースの「踊る結婚式」、物凄い回転が印象的なエリノア・パウエルの「踊るホノルル」や「踊るブロードウェイ」、シャーリー・マクレーンの「スイート・チャリティ」、「オズの魔法使」のカカシ男(レイ・ボルジャー)とドロシーが旅発つ時に踊る未公開シーンもあり。写真は80年代のヒット作「フェーム」より。

SAD MOVIE<サッド・ムービー>  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
消防士とニュース番組の手話キャスターとして働く女性、聴覚障害者の女性とその彼女がアルバイトをする遊園地に毎日やって来る似顔絵描きの青年、3年間無職の生活を続ける青年とスーパーのレジのパートタイマーの女性、キャリア・ウーマンとして働く母親とその息子という4組のカップルが織り成す様々な別れのスタイルを描いている。(from:FOX bs238)
ドラマ/ロマンス(カラー)
2006年/韓国
監督 クォン・ジョングァン
音楽 チョ・ドンイク
出演
チョン・ウソン、チャ・テヒョン、イム・スジュン、イ・ギウ、ソン・テヨン、ヨ・ジング(子役)
SAD MOVIE<サッド・ムービー>
感想
4組の愛する人との別れを描いたロマンス。韓ドラでは特に過剰になりがちな演出もやや抑え目だし、癒し系の音楽もなかなかいい。もったいないのがラストの火事場で残したビデオメッセージで、あんな状況であんなビデオテープが残るのも眉唾だし、ビデオ録画する暇があったら逃げろと突っ込みたくなるほど。他にもはしご車のキスシーンなど、クサイ演出でやり過ぎで見ていてこそばゆいところが多々ある。でも、出演者は豪華で、「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンが消防士、「アメノナカノ青空」のイム・スジュンがアナウンサー、「猟奇的な彼」のチャ・テヒョンがフリーター男、「京義線」のソン・テヨンがレジ係の女、「僕の彼女は九尾狐」のシン・ミナが耳の聞こえない女の子、「スターの恋人」のイ・ギウが似顔絵描きをする青年、と見た目も演技もなかなかの出演者たち。

薩摩飛脚(1951)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
サイレント時代に山中貞雄、伊藤大輔によって作られた大佛次郎原作の3度目の映画化作品で東海道を舞台に描いた痛快時代劇 神谷金三郎は松村四海とともに幕府の密命を受け薩摩藩に潜入するが…。他国者の入国を禁じる薩摩藩。その動向を探るべく差し向けられた公儀隠密の神谷金三郎と松村四海は、国境で警備の者に発見され、神谷は逃れるが松村は深い谷間に転落してしまった。江戸に帰った神谷は、松村の危機を見殺しにしたと詰問されることとなるのだが…。(from:衛星劇場)
時代劇(白黒)
1951年/日本/松竹
監督 内出好吉
音楽 鈴木静一
出演
嵐寛寿郎、山田五十鈴、宮城千賀子、高田浩吉、鮎川十糸子
薩摩飛脚
感想
アラカンが公儀隠密役で相棒で親友と軍備を密かに増やす薩摩へ密偵に入って友人が囚われ…と、友人の奪回に奔走したり、友人の妻・山田五十鈴と、深川芸者の宮城千賀子との三角関係のロマンスあり…の娯楽時代劇。古典的チャンバラもあるが、原作が大仏次郎だからか、お子様作品と違ってスリリングなミステリーになっている。黒幕に近づくために芸者の宮城千賀子が潜り込んで逆に人質になってピンチになったり、アラカンが大活躍。旅で相棒になる遊び人とその恋人でアラカンたちを騙そうとする女など、サブキャラも面白い。監督は「あばれ大名」の内出好吉。

座頭市(1989)  
★★★★☆  テレビ放送
内容
牢屋を出たばかりの座頭市は漁師の儀助の家にやっかいになっていた。その近隣で賭場を開く五右衛門一家は宿場一体を仕切る為、絶大な権力を持つ八州取締役に取り入ろうとしていた。市は五右衛門一家の賭場で大儲けしたことで刺客に襲われるが得意の居合い斬りで片付ける。そんな五右衛門と対立する赤兵衛は用心棒として市を雇い入れようとする。一方、五右衛門も凄腕の用心棒を雇い入れたのだが…。(from:BSジャパン)
時代劇/アクション(カラー)
1989年/日本/松竹
監督 勝新太郎
音楽 渡辺敬之
出演
勝新太郎、樋口可南子、陣内孝則、片岡鶴太郎、内田裕也、緒形拳
座頭市
感想
勝新が監督主演の「座頭市」シリーズ第26作。演出へのこだわりの為、真剣での殺陣を行ない死者を出す事故を起こしてしまったのは有名でこれがシリーズ最後に。でも面白いです!配役もなかなか斬新だし殺陣もその見せ方も鮮やかで美しいものから、圧倒されるような血しぶきのものまで多彩。斬新の凄さをさらに見直した。生真面目な緒形拳といい加減な内田裕也がいい味を出している。これを見ていると三池崇史監督はこれを自分の時代劇でもやりたかったのかも…なんて思いつつ見ていたが、これはこれで「用心棒」やヤリで突かれそうになるシーンは「蜘蛛巣城」といった黒沢監督のいいところを沢山パクっちゃっている。でもこの貪欲さがシリーズでもずば抜けて面白くしているのかも。その貪欲さが行き過ぎてあの真剣事故が起きちゃったのだろうか。ちなみにラストの赤ん坊を救いつつ相手を斬るシーンは「アンタッチャブル」のオデッサの階段っぽくてまたニヤリ。勝新も凄いが樋口可南子が色っぽくて美しい。

座頭市(2003) 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
3組の旅人が同じ宿場町に入った。盲目の居合の達人、市(たけし)、病気の妻とともに旅をする浪人の源之助(浅野忠信)、旅芸者のおきぬ(大家由祐子)とおせい(橘大五郎)だ。その町はならず者の銀蔵(岸部一徳)一家と金持ちの商人、扇屋(石倉三郎)に仕切られていた。銀蔵一家の賭場に入った市は、そこで知り合った遊び人と荒稼ぎをする。一方、源之助はふとしたことから銀蔵一家の用心棒になる。そんな折、市はおきぬ、おせいと知り合い、2人が親の敵を捜していることを知る。第60回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞。/盗賊に一家を虐殺され、その復習を誓う姉弟に座頭市が見方するが、盗賊一味の用心棒は病気を患う妻のために用心棒家業をする凄腕剣士だった…。
時代劇/アクション/コメディ(カラー)
2003年/日本
監督 北野武
音楽 鈴木慶一
出演
ビートたけし、浅野忠信、夏川結衣、大楠道代、橘大五郎、岸部一徳、柄本明
座頭市(北野武)

感想
勝新の『座頭市』シリーズへのオマージュをとても感じるが、勝新の座頭市と違ってたけしのは緊張感がまったくなく軽くて物真似パロディー。流石に座頭市のかっこよさは崩されてないけど勝新のはもっとリアルな人間臭い存在感があった。芸者姉弟(大人になった方)のレリフ棒読みも気になったし…とアラは幾らでも目に付くけど、浅野vs座頭市の殺陣も斬新でかっこよかったし、ゲタのタップダンスは痛快で面白かった。弟子役の踊りがすごく上手かったなぁ。従来の時代劇にないハチャメチャぶりで、型のハマらないところは評価したいが、人物描写がイマイチ甘くて、せっかく良いキャスティングもちょっと勿体無い感じ。

座頭市喧嘩太鼓  
★★★★☆  テレビ放送
内容
シリーズ第19作目で監督は第1作目を含めてこれが5本目となる名匠・三隅研次。弟を座頭市に殺されたヒロインに三田佳子が扮し、愛憎まみえるドラマを展開する。一宿一飯の義理で親分・熊吉に仇なす若いヤクザ・宇之吉を斬る座頭市(勝)。しかしこれは宇之吉の姉・お袖(三田)を豪商の妾にするための罠だった。卑劣な手に怒った市はお袖を救うが、彼女は弟の仇として市を憎む。さらに剣の達人・弥三郎(佐藤)が2人を追う…。(from:日本映画専門チャンネル)
時代劇/アクション(カラー)
1968年/日本/大映
監督 三隅研次
音楽 池野成
出演
勝新太郎、三田佳子、佐藤允、西村晃、ミヤコ蝶々
座頭市喧嘩太鼓
感想
ヤクザな弟を殺した罪悪感からその姉がさらわれて身売りされるところを座頭市が救う…という話だけど、シャープなアクション、天地が回転したり斜めに切ったアングルなど斬新なカメラワークが冴える。ミカンや飯を食べるシーンまでコミカルで座頭市の人間臭さを細かく描いていて味がある。女の為に金を工面しようと博打に出るがどんどん負けてしまって仕舞には簀巻きにされて…と簀巻き状態での殺陣も笑えた。また座頭市の乗馬シーンも大笑い。ヒロインがただ美人というだけの感じの三田佳子でなく中村玉緒だったらもっと味わい深いドラマになっていたかもなぁ…と思いつつ見ていたが最初から最後まで退屈しない展開。監督は「座頭市物語」「剣鬼」「眠狂四郎 炎情剣」「眠狂四郎 無頼剣」「眠狂四郎 勝負」「」「斬る」「雪の喪章」「不知火檢校(しらぬいけんぎょう)」の三隅研次。

座頭市物語(1962)  
★★★★☆  テレビ放送
内容
新勢力のやくざ笹川繁蔵と対立する古参やくざの飯岡助五郎は、居合抜きの達人である盲目の男性、座頭市を客分に迎える。やがて市は釣りをしている時に知り合った浪人、平手造酒に男同士の友情を感じるようになるが、平手は笹川の勢力の客分だった。しばらくして笹川の用心棒が喀血(かっけつ)して倒れる事件が起き、それを知った助五郎は姑息にも笹川一家への喧嘩の準備を始めた。市と平手は運命的な対決に臨むことになるが…。(from:WOWOW)
時代劇(カラー)
1962年/日本
監督 三隅研次
音楽 伊福部昭
出演
勝新太郎(座頭市)、万里昌代(おたね)、島田竜三(笹川繁造)、三田村元(松岸の半次)、天知茂(平手造酒)
座頭市物語
感想
モデルになった「不知火檢校(しらぬいけんぎょう)」の悪の限りをつくす盲目の按摩師・徳の市よりもちょっと丸くなった座頭市。雷蔵の「眠狂四郎」とは対照的に短足がに股でズングリむっくりの市が、狂四郎に負けないダークヒーローに見えて格好良い。監督は「剣鬼」「眠狂四郎 炎情剣」「眠狂四郎 無頼剣」「眠狂四郎 勝負」「」「斬る」の三隅研次。勝新の掘り下げられた市のキャラはもちろんいいのだが、まるでルパン三世の石川五ェ門のような天知茂のクールな剣豪っぷりも格好良い。また、監督ならではの凝ったカメラワークやクールな殺陣も秀逸。

里見八犬傳(1954)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
第一部 妖刀村雨丸.妖しき因縁の八つの珠に結ばれた八犬士が、戦国の世を治めるべく、仁・義・礼・智・忠・信・考・悌の八つの徳を守って繰り拡げる波瀾万丈の娯楽大作時代劇。江戸時代の文豪・滝沢馬琴の長編小説の映画化。孝の玉を持つ美剣士・犬塚信乃と義の玉を持つ犬川荘助の出会い、妖刀村雨丸をめぐって信の玉をもつ犬飼現八と信乃との一騎打ちが中心に描かれる。東千代之介演じる犬塚信乃と中村錦之助演じる犬飼現八の一騎打ちは必見。
第二部 芳流閣の龍虎妖しき因縁の八つの珠に結ばれた八犬士が、戦国の世を治めるべく、仁・義・礼・智・忠・信・考・悌の八つの徳を守って繰り拡げる波瀾万丈の娯楽大作時代劇。江戸時代の文豪・滝沢馬琴の長編小説の映画化。犬塚信乃と犬飼現八の一騎打ち。激闘の末、二人はお互いの素性を知り義兄弟の誓いを結ぶ。足利家に追われながら、その逃亡中に悌と仁の玉を持つメンバーと出会う。
第三部 怪猫乱舞江戸時代の文豪・滝沢馬琴の長編小説の映画化の第三部。奇しき水晶の玉によって結ばれた犬塚信乃、犬飼現八、犬田小文吾、犬川荘介の四剣士が化猫を退治するまでを描く。波乱に富んだ様々の事件を勇敢に切り抜けてゆく中、忠の玉を持つ忍術使い犬山道節、父を怪猫の化身とも知らず孝を尽くす礼の玉を持つ角太郎・犬村大角との出会いがある。同士を求めて、一人また一人、ストーリーはいよいよ風雲急を告げる石浜城へと進行していく。娯楽大作時代劇。
第四部 血盟八剣士江戸時代の文豪・滝沢馬琴の長編小説の映画化の第四部。藤里まゆみ演ずる女装の美剣士・且開野こと犬坂毛野の立ち回りは必見。石浜城に急ぐ犬塚信乃、犬飼現八、犬村大角、犬川荘助、犬山道節。そこには運命の糸に操られるかのように犬田小文吾、女装の美剣士・且開野に守られた浜路が集まっていた。城主馬賀大記の謀叛、絶体絶命の危機を救う且開野の活躍、そしてこの且開野が智の玉持つ犬士であることが明らかになるといった波乱万丈の展開になる。
完結篇 暁の勝鬨江戸時代の文豪・滝沢馬琴の長編小説の映画化の全五部作品の完結篇。シリーズのクライマックスにふさわしく、八犬士総出で里見家宿世の妖気を根絶する戦い、そして感動のエンディングには、「これぞ冒険娯楽時代劇」といった感がある。館山城主となった倭奸綱乾左母二郎が里見家の息女浜路姫をめぐり、八犬士の活躍の前に屈服するという、武勇正義の入り乱れた娯楽大作時代劇。(from:東映チャンネル)

時代劇/任侠(白黒)
1954年/日本/東映
監督 河野寿一
出演
東千代之介、中村錦之助、田代百合子、小柴幹治、渡辺篤、千原しのぶ、山口勇、藤里まゆみ、石井一雄、月形哲之介、中村玉緒
感想
旗本退屈男 謎の珊瑚屋敷」などのような東映子供向け時代劇。時代劇なのに歌劇風のお色気ショーダンスが登場するシーンが笑える。8人、特に東千代之介の犬塚信乃成孝が格好良く、美剣士の犬坂毛野胤智(藤里まゆみ)もキュート。「児雷也」みたいな古典CGもかえって新鮮で面白い。1部60分の5部作だから全シリーズを見るのは結構大変だが、豪華キャストで見応えも十分、結構最後まで飽きずに楽しめた。

里見八犬伝(1983) 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
「汝ら、子々孫々畜生道に導きて、煩悩の犬となさん」悪霊・玉梓の呪いは、百年後甦った。魑魅魍魎が跳梁する闇の世界。救うは、八つの霊玉のみ。宿縁に結ばれた八剣士の一大ロマンが始まる。(from:BS-i)
アドベンチャー(カラー)
1983年/日本/角川
監督 深作欣二
音楽 NOBODY
出演
薬師丸ひろ子、真田広之、岡田奈々、京本政樹、志穂美悦子、夏木マリ、千葉真一
里見八犬伝

感想
『南総里見八犬伝』を映画化した心意気はすごく買うが、悪者たちは仮面ライダーのショッカーたちみたいだし、主演の薬師丸ひろ子も色黒で不細工な上に演技も下手。でもお色気の夏木マリと、志穂美悦子(若い!)のアクションがイイ。真田広之の初々しい演技も印象的。京本政樹や目黒祐樹のハデハデなメイクも笑える。特撮も当時にしては上手く処理していて、今見てもそれほど遜色を感じない。しかしあのチープでダサイ音楽、どうにかならなかったのか…。

里山  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
人気ドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」で放送され、1部、2部、3部とも大反響を呼んだドキュメンタリー「里山」シリーズの劇場版。今回はオリジナル映像素材に新たなシーンを加え、1000年以上にわたって森と人が守り続けてきた里山のおきてなどをテーマに、里山の本質に迫っていく。出演はテレビシリーズに続いて写真家の今森光彦が続投する。ハイビジョンカメラで撮影された奥深い映像が、現代社会が忘れかけた自然の世界へ誘う。(from:BS日テレ)
ドキュメンタリー(カラー)
2009年/日本
監督 菊池哲理
音楽 加古隆
出演
今森光彦
里山
感想
地元で“やまおやじ”と呼ばれる、大きなウロの開いたクヌギの大木を山の主と見立てて、その主の視点から山とそこに住む人々の暮らしを暖かく描いたドキュメンタリー。さすがNHK製作だけあって映像が美しく、音の良さから森に佇んでいるような臨場感のある作品で、見ていて癒される。新たに巣を作るミツバチ、トチノミにありつくリス、カブトムシや鹿…じっくりと時間をかけて丁寧に録画された映像は外国の優秀なネイチャー・ドキュメンタリーと比べても遜色ない出来。自然の恵みに感謝して自然と共に生きるシイタケやハチミツを採って生活をする人々の姿に日本独特の自然との向き合い方が見えてくる。表題は紫舟、ナレーションは高橋美鈴とNHK「美の壺」でお馴染みの面々。

サドン・デス  SUDDEN DEATH
★★☆☆☆   テレビ放送
内容
全米が注目するNHLスタンレー・カップ。スタジアムの防火責任者ダレンは、離れて暮らす息子と娘を試合に招待する。ところが試合当日、元FBIのフォスが指揮するテロ組織が、観戦に訪れた副大統領のいる特別室に乱入。スタジアムに爆弾を仕掛け、試合終了まで政府が凍結した17億ドルの預金を受け渡すよう要求する。何も気付かない観客が試合を観戦するなか、偶然計画を知ったダレンは、爆弾を解除しようとたった一人で敵に立ち向かう。ジャン=クロード・ヴァン・ダム(「HELL ヘル」)の身体を張ったアクション、ピーター・ハイアムズ監督(「エンド・オブ・デイズ」)によるテンポのよい演出も見応え十分な、緊迫感あふれるサスペンス。
アクション(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ピーター・ハイアムズ
音楽 ジョン・デブニー
出演
ジャン=クロード・ヴァン・ダム(ダレン)、パワーズ・ブース(フォス)、ドリアン・ヘアウッド(シークレットサービスのホールマーク)、ホイットニー・ライト(娘エミリー)、ロス・マリンジャー(息子タイラー)、レイモンド・J・バリー(副大統領)
サドン・デス
感想
アイス・ホッケーの試合中に、観戦に来た副大統領が残忍なテロリストに人質に捕られる。消防士のダレンは息子と娘を連れて試合を観戦していたが、犯人達と戦うことに…。ヴァン・ダム版「ダイハード」という感じだが、特殊部隊並の戦闘能力と、爆弾処理能力、プロ顔負けのホッケー技術、子煩悩とマクラーレンに比べると完璧男。でも試合終了同時にスタジアムを爆破、人質も殺すと脅す犯人の残忍さは「ダイ・ハード」よりも上。監督は「カプリコン・1」「サウンド・オブ・サンダー」「ヤング・ブラッド」のピーター・ハイアムズ。

ザナドゥ  XANADU
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
音楽の殿堂、ザナドゥの建設を夢みる初老の男ダニー・マクガイアと画家志望の青年ソニー・マローン。二人に力を貸す女神キーラとの心の触れ合いを通じて描かれるミュージカル・ファンタジー。歌手・女優として世界的な人気スターとなったオリビア・ニュートン・ジョンと往年のミュージカルの大スター、ジーン・ケリーも共演し、ジャズとロックの融合も楽しめる。(from:NHKBS)
ミュージカル/ファンタジー/一部アニメ(カラー)
1980年/アメリカ
監督 ロバート・グリーンウォルド
音楽 バリー・デボーゾン、ジェフ・リン、ジョン・ファーラー
出演
オリビア・ニュートン・ジョン、ジーン・ケリー、マイケル・ベック
ザナドゥ
感想
音楽は当時大ヒットしたELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)だけあって良い。特にテーマ曲「ザナドゥ」は名曲で、透き通る声のオリビア・ニュートン・ジョンの歌は素晴らしい。しかし、話は陳腐だしダンスは幼稚、80年代のファッションも超ダサくて彼女のアイドル作品という感じ。でも往年のミュージカル・スター、ジーン・ケリーの高齢にも関わらず軽やかなダンスやローラースケートが見れるのが嬉しい。彼の遺作なんだそうな…。

サハラSAHARA死の砂漠を脱出せよ  SAHARA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
海洋学者であるダーク・ピットは、アメリカ政府のエージェントであると同時に、世界中のあらゆる場所に眠っている秘宝を探し出すトレジャーハンターでもある。ある1枚の金貨が、南北戦争時に消息を絶った戦艦の行方を暗示し、ダーク・ピットをサハラ砂漠へ向かわせる。謎の疫病の真相を探る博士と出会い、そして待ち受ける危機の数々。そこには過去の歴史だけではなく、人類の未来さえも揺るがす巨大な陰謀が姿を現すのだった。(from:地上波)
アクション(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ブレック・アイズナー
音楽 クリント・マンセル
出演
マシュー・マコノヒー(ダーク・ピット)、ペネロペ・クルス(エヴァ・ロハス)、スティーヴ・ザーン(アル・ジョルディーノ)、レイン・ウィルソン(ルディ・ガン)、ウィリアム・H・メイシー(ジェームズ・サンデッカー提督)、デルロイ・リンドー(CIAのカール)、グリン・ターマン(フランク・ホッパー博士)、ランベール・ウィルソン(イヴ・マサード)、レニー・ジェイムズ(ザテッド・カジーム将軍)
サハラSAHARA死の砂漠を脱出せよ
感想
この作品でM・マコノヒーとペネロペがカップルになったという話題作。「マトリックス・リローデッド」のランベール・ウィルソンやW・H・メイシー、D・リンドーなど脇も豪華。でも、ダンの相棒アルをコミカルに演じたS・ザーンがいい味を出している。でも、「死の船」のロマンスで期待した割には話は伝染病から汚染物質問題と独裁者の圧政と、ロマンスとは違ったシビアで現実的なストーリー。

サハラ戦車隊  SAHARA
★★★★☆  テレビ放送
内容
第2次世界大戦中のサハラ砂漠を舞台に、たった1台の戦車部隊の行軍を描いた戦争アクション。北アフリカ戦線で本隊と離れてしまったハンフリー・ボガート扮するガン軍曹とその部下が活路を求めてトブルクに向かう。(from:BS12)
戦争(白黒)
1943年/アメリカ
監督 ゾルタン・コルダ
音楽 ミクロス・ローザ
出演
ハンフリー・ボガート、ブルース・ベネット、ロイド・ブリッジス
サハラ戦車隊
感想
愛車ルルベル(M3中戦車)を可愛がるグン軍曹、援軍の伝令になるホイト(ブルース・ベネット)、通信担当ジミー(ダン・デュリエ)、スーダン人のタンブール軍曹(レックス・イングラム)のアメリカ兵。ハリデー大尉(リチャード・ニュージェント)、狙撃されるウィリアムズ(カール・ハーボード)、見張り担当スティグマン(ガイ・キングスフォード)、最初に負傷するフレッド(ロイド・ブリッジス)の6人のイギリス兵。フランス人のフレンチー、整備士のイタリア捕虜ジュゼッペ(J・キャロル・ナイシュ)、ドイツ将校の捕虜。それぞれのお国柄も特徴的に織り成す人間ドラマと、終盤の水をめぐるドイツ軍大隊と、僅か9人の寄せ集め連合軍の攻防が手に汗握る。奇跡が起こらないと勝てない形成で、最後の最後でどんでん返し。戦時中の戦意高揚宣伝に作られた内容だが、同じ戦意高揚作品の「パターンを奪回せよ」よりずっと面白い。

サハラに舞う羽根 THE FOUR FEATHERS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
19世紀末イギリス。若き軍人・ハリー(ヒース・レジャー)は、エリート士官としての未来、美しい恋人、心通じる友に恵まれていた。しかし所属連隊が植民地・スーダンに派遣されることに。戦う意味を見出せないハリーは、軍を除隊し姿をくらます。3人の友は臆病者の象徴の白い羽根を彼に送りつけ、恋人のエスネ(ケイト・ハドソン)も4本目の羽根を残し去っていく。孤独なハリーに「君になら僕の命を預ける」と親友・ジャック(ウェス・ベントリー)が言葉を残す。スーダンに向かった友人たちの師団が壊滅寸前と聞いたハリーは、4本の羽根をお守りにスーダンへと旅立つ…。
ドラマ/戦争/アドベンチャー(カラー)
2001年/アメリカ:イギリス
監督 シェカール・カプール
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
ヒース・レジャー、ケイト・ハドソン、ウェス・ベントリー、ジャイモン・ハンスゥ、マイケル・シーン
サハラに舞う羽根

感想
監督は「エリザベス」のカプール、「ROCK YOU!」のヒース・レジャー、「あの頃ペニー・レインと」のケイト・ハドソンが出演。「なぜ戦うのか?」という疑問に、国や名誉の為でなく「右の戦友、左の戦友のために戦う」という答えを出した彼ら。帝国主義を掲げてアフリカにまで植民地を拡大する英国を批判するところが所々に出てくる。過酷な砂漠での戦闘で全滅の危機に瀕し、プライドを潰される英国軍。キリスト教以外の宗教や文化を認められない自己中心的な思想など、現代でも変わらない問題を挙げていて、友情や恋愛の話だけでなくなかなかテーマは深い。ひょうな縁からハリーを助けるようになるイスラム教徒のアフリカ人戦士、アブー・ファトマ(ジャイモン・フンスー)がイイ味を出していて「アラビアのロレンス」のオマー・シャリフが演じたアリのように主人公と友情を築く様子が描かれていてイイ。

さびしんぼう 
★★★☆☆ テレビ放送
内容
尾道3部作の最終作、さびしんぼうという謎の女の子が現れる
青春ドラマ
1985年/日本
監督 大林宣彦
音楽 瀬尾一三
出演
富田靖子、尾美としのり、小林稔侍

感想
昔の母の写真からでてきたさびしんぼうという精霊とボクの淡い想い出の話。昭和初期の尾道を舞台にノンビリとした昔の日本も描かれていてイイ。富田靖子がとても可愛い。大林監督はしっかり自分の世界を描いているが、アイドル的要素を盛り込むのがとてもうまく、当時はアイドル的なものでヒットしたのだが、今観てもあまり古さを感じない。ショパンの「別れの歌」が効果的に使われている。

錆びたナイフ
★★★☆☆  テレビ放送
内容
暴力組織がはびこる地方の新興都市。かつて殺された恋人の復しゅうを果たし前科者となった橘は、小さな酒場を経営し地道に生きていた。だが昔の仲間が5年前の市長殺害事件をもとに組織をゆすって殺されたことから、闇のボスとの対決に巻き込まれていく。石原裕次郎と小林旭の本格的な共演が注目された、男の意地と慕情があやなすハードボイルド・アクション。ダンプカーによるクライマックスのアクション・シーンが圧巻。(from:NHKBS)
青春(白黒)
1958年/日本/日活
監督 舛田利雄
音楽 佐藤勝
出演
石原裕次郎、北原三枝、小林旭、白木マリ、宍戸錠
錆びたナイフ
感想
前科者の橘(裕次郎)と彼のバーで働く弟分の寺田(小林旭)が、やくざの殺人事件の生き証人として、やくざからも警察からも追われる…というサスペンスもの。北原三枝は、やくざに父親である西田市会議長を殺された啓子の役で、他の出演者もなかなか豪華。ハードボイルドタッチで話はなかなか面白いが、フランス語をやたら使う気障な台詞が多いのが玉に傷。裕次郎は主題歌もしっかり披露。監督は「トラ・トラ・トラ!」「スパルタ教育 くたばれ親父」「あゝひめゆりの塔」の舛田利雄。原作は石原慎太郎。

サブウェイ(デジタル・レストア・バージョン)  SUBWAY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
パリの地下鉄構内を根城とする若者たちの姿を活写したリュック・ベッソン監督のスタイリッシュ・アクション!主演はクリストフ・ランベールとイザベル・アジャーニ。リュック・ベッソンが弱冠26歳で撮り上げた長編2作目で、パリの地下を舞台にアクションや純愛ドラマを散りばめ、ファンタジックな世界を構築した近未来SF映画。大富豪の美しい人妻(イザベル・アジャーニ)に招かれたパーティで重要書類を盗み出し、潜伏先で風変わりな若者たちと交流した青年(クリストフ・ランベール)の奇妙な運命を描く。ドラマー役でジャン・レノが登場。エリック・セラの音楽も印象的。(from:IMAGICA BS)
ドラマ/アクション/コメディ(カラー)
1985年/フランス
監督 リュック・ベッソン
音楽 エリック・セラ
出演
クリストファー・ランバート、イザベル・アジャーニ、リシャール・ボーランジェ、ジャン・レノ、ジャン=ユーグ・アングラード、エリック・セラ
サブウェイ
感想
TAXi」を彷彿とさせるような冒頭のカーチェイス、ローラースケート男(ジャン=ユーグ・アングラード)、警官隊がととうを組んでなどリュック・ベッソンらしい演出。「ブレードランナー」のルトガー・ハウアーのようなクールで無機質な謎の男フレッドを金髪頭のクリストファー・ランバートが、同じく「ブレードランナー」のショーン・ヤングのマネキンのような美しさのエレナ(イザベル・アジャーニ)が未来感を感じるキャラをミステリアスに演じていていい。ジャン・レノがバンドのドラマーとして出演している。リシャール・ボーランジェは花売り男役。また彼らを追いかけるジェズベール警部のミシェル・ガラブリュものほほんとしたオヤジでいい味を出している。未来感とはかけ離れたアコースティックなエリック・セラの音楽もグッド。監督は「グラン・ブルー」「レオン」「フィフス・エレメント」「アンジェラ」「アーサーとミニモイの不思議な国」のリュック・ベッソン。

サブウェイ123 激突  THE TAKING OF PELHAM 1 2 3
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ニューヨーク、午後2時。地下鉄運行指令室のガーバーは、緊急停車したペラム駅1時23分発の列車へ応答を促す。列車は19名が乗車した1両目だけが切り離されて停車していた。すると無線で応答してきたライダーと名乗る男から、“この1時間で市長に身代金1000万ドルを用意させ、遅れた場合は1分ごとに人質を1人ずつ殺していく”という要求が突きつけられる。また、ライダーは交渉相手になぜかガーバーを指名。警察のサポートのもと、粘り強く交渉を続けながら人質解放と事件解決への手掛かりを模索するガーバーだったが…。(from:スター・チャンネル)
サスペンス(カラー)
2009年/アメリカ
監督 トニー・スコット
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演
デンゼル・ワシントン(ウォルター・ガーバー)、ジョン・トラヴォルタ(ライダー)、ジョン・タートゥーロ(カモネッティ警部補)、ルイス・ガスマン(レイモス)、マイケル・リスポリ(ガーバーの上司ジョンソン)、ジェームズ・ガンドルフィーニ(ニューヨーク市長)
サブウェイ123 激突
感想
デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タートゥーロといい役者が揃ったサスペンス・アクション。地下鉄が乗っ取られ、乗客を人質に身代金が要求される…という、ちょっと考えても成功率が低そうな犯罪もの。しかし、ここは脚本の腕の見せ所でトラヴォルタ演じる悪玉リーダーがちゃっかり成功させてしまう。一難去って又一難の「ダイ・ハード」に比べるとかなり面白さは半減するが、そこはデンゼルたち役者がカバーしてくれている。監督は『デジャヴ』『ラスト・ボーイスカウト』『クリムゾン・タイド』のトニー・スコット。「サブウェイ・パニック」のリメイクとのことだが、それは未見。

サブリナ SABRINA
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
大富豪ララビー家の住込み運転手の娘サブリナは屋敷の次男デヴィットに恋をするが全然相手にされず、失意のうちにパリへ留学する。留学を終えて帰って来た彼女はすっかり洗練された美しい女に。そんな彼女にデヴィットや堅物の長男ライナスまで魅了されてしまう…。オードリー・ヘップバーンの「麗しのサブリナ」を現代版にリメーク。ヘップバーンが演じたサブリナ役にジュリア・オーモンド、ハンフリー・ボガートが演じた堅物の長男役をハリソン・フォード、ウィリアム・ホールデンが演じたプレイボーイの弟をグレッグ・キニアが演じる。
ロマンス(カラー)
1995年/アメリカ
監督 シドニー・ポラック
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
ハリソン・フォード、ジュリア・オーモンド、グレッグ・キニア、ナンシー・マーチャンド、ジョン・ウッド、アンジー・ディキンソン、R・クレンナ
サブリナ

感想
ジュリア・オーモンドのサブリナはそれなりに魅力があって美しいがやっぱりヘップバーンと競べるとなると彼女には遠く及ばない。サブリナの相手役にはちょっと歳を取っていると感じたハンフリー・ボガートだけど、ハリソン・フォードと競べるとやはりボガートがコミカルな役もなんなく上手く演じていたかがわかる。ウィリアム・ホールデンよりも若く感じた分、デヴィット役のグレッグ・キニアは良かったけど…ファッションもインテリアもキャスティングも統べてオリジナルの方が良かった。もともとこういうシンデレラ・ストーリーって現代では夢物語すぎてリアルに欠けててイマイチ。

サボテン・ブラザース THREE AMIGOS!
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
サボテン・ブラザーズが用心棒になる
コメディ
1986年/アメリカ
監督 ジョン・ランディス
音楽 エルマー・バーンスタイン
出演
スティーブ・マーチン、チェヴィー・チェイス、マーティン・ショート

感想
スティーブ・マーチンが繰り広げるお馬鹿ムービー。彼主演の作品で一番好き。ドジでアホな3人組がメキシコで何故か英雄に…。下手な歌も御愛嬌。

サボテンの花  CACTUS FLOWER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
独身主義のプレイボーイ・ジュリアンは、結婚していると嘘をついて、トニーという女性とつき合っていたが、トニーの自殺騒ぎから真剣に彼女との結婚を考えるようになる。そこでジュリアンは、美人だが男からは“軍曹”とからかわれる、生真面目なオールドミスの看護婦、ステファニ-を自分の妻ということにして、トニーを説得してもらおうとする。身勝手な男とわがままな娘の為に、己の気持ちを殺して、ステファニーは二人を結び付けようとするが…。(from:BS12)
コメディ(カラー)
1969年/アメリカ
監督 ジーン・サックス
音楽 クインシー・ジョーンズ
出演
ウォルター・マッソー(ジュリアン・ウィンストン)、イングリッド・バーグマン(ステファニー・ディキンソン)、ゴールディ・ホーン(トニ・シモンズ)、ジャック・ウェストン(ハーヴェイ・グリーンフィールド)、リック・レンツ(イゴール・サリヴァン)
サボテンの花
感想
コチコチに堅物の女をバーグマンがチャーミングに演じていて、若さでは絶頂の可愛らしさのゴールディ・ホーンを圧倒しているほど。また、その年で70年代のノリノリ音楽に合わせて踊りも披露、コミカルなキャラもさすがに上手い。若い女の子を妻にしようと頑張る軽薄な男をウォルター・マッソー、涙もろい人情家の女の子にゴールディ・ホーンで、特にゴールディ・ホーンのショートヘアにミニスカートの70年代ファッションが超お洒落でキュート。クインシー・ジョーンズの音楽もお洒落で、今でもクラブでかかる踊れる名曲。

サマータイムマシン・ブルース 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
夏、とある大学のSF研究会部室。SFの研究を全くしない5人の男たち(瑛太・与座嘉秋・川岡大次郎・ムロツヨシ・永野宗典)と、その奥に暗室があるカメラクラブの2人の女性部員(上野樹里・真木よう子)。前日にクーラーのリモコンが壊れてしまい、猛暑のなか気だるくも賑やかな日常が繰り広げられている。そんな中、ふと見ると部屋の隅に突然タイムマシンが!?「ホンモノ!?」「すげえ!」と盛り上がる部員たち。「過去に行く? 未来に行く?」とアイディアが飛び交うが、まず昨日に戻って壊れる前のクーラーのリモコンを取って来る事に決定!軽い気持ちで乗ってみたら、さぁ大変。想像もつかないような事態が次々と巻き起こって…!? (from:BSフジ)
コメディ/SF/青春(カラー)
2005年/日本/松竹
監督 本広克行
音楽 HALFBY、Tommy heavenly6『LCDD』
出演
瑛太(甲本琢馬)、上野樹里(柴田春華)、与座嘉秋(新見優)、川岡大次郎(小泉俊介)、ムロツヨシ(石松大悟)、佐々木蔵之介(穂積光太郎)
サマータイムマシン・ブルース

感想
監督は「交渉人 真下正義」「スペーストラベラーズ」の本広克行。「スウィングガールズ」の上野樹里ちゃん目当てで観た。昭和30年代の懐かしい看板や店が多い四国・香川県の田舎を舞台に、ユルくて学園祭ノリなチープな作りなうえに話の展開も読めそうで出始めはとても退屈。しかし我慢して観ていると、学園祭ノリも慣れてきて馬鹿なことでタイムマシンを使う彼らが笑えて面白くなってくる。前半の無意味だけどやたら派手な演出と思っていたシーンが後半ではそれが伏線になっていて、タイムマシンならではの時間を行ったり来たりするのが面白い。その目的がクーラーのリモコンが壊れるのを阻止するというお馬鹿設定で過去といってもせいぜい昨日までの旅。そんなお馬鹿設定でもタイムトラベルものでは必ず問題になるパラドックスが生じないようにちゃんと説明していて、こちらも怪しみながらも納得させられた。笑えないギャグ連発続出だが高校生レベルのギャグはこんなものかなぁ。未来から来た後輩がまるで80年代から来たようなファッションでめちゃくちゃダサイというのも笑える。

さまよう魂たち  THE FRIGHTENERS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督によるホラー・コメディー。自動車事故で妻を亡くして以来、ゴーストと話ができるようになったフランク。3人のゴーストたちと組み、悪霊ばらいのインチキ商売で生計をたてていたが、邪悪な死に神が出現。愛する女性を守るため死に神との決死の戦いに挑む。製作総指揮は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズを手がけたロバート・ゼメキス。(from:NHKBS)
ホラー/コメディ
1996年/アメリカ:ニュージーランド
監督 ピーター・ジャクソン
音楽 ダニー・エルフマン
出演
マイケル・J・フォックス、トリニ・アルバラード、ピーター・ドブソン
さまよう魂たち
感想
マイケル・J・フォックス主演の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」での敵も同じキャストのドタバタコメディー。幽霊の世界のコメディーは「ビートルジュース」っぽいが、こちらのほうがアクがなくて一般受けする感じ。連続殺人犯の正体がサイコなカップルで、最強の二人に対してフランクはあまりにも非力で最後の最後までハラハラさせられる。

さまよう刃  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ある日、長峰重樹の中学生になる娘・絵摩が、未成年の少年グループに理不尽に凌辱された末、荒川で無惨な死体となって発見される。妻を亡くし、娘の成長だけを楽しみに生きてきた長峰は絶望に打ちのめされてしまう。そんな長峰のもとに、犯人は菅野と伴崎という男であるとの匿名の密告電話が入る。半信半疑ながらも教えられた伴崎のアパートに向かい、留守宅に侵入した長峰は、そこで犯行の一部始終を収めたビデオテープを発見する。激しい怒りに駆られた長峰は、やがて帰宅した伴崎を刃物で刺殺してしまう。一方、長峰から伴崎殺害を自供する手紙を受け取った捜査本部の織部と真野は、手紙に綴られた少年法に対する無力感に複雑な思いを抱きながらも、さらなる凶行を食い止めるべく、長峰の行方を追うのだったが…。(from:地上波)
ドラマ/サスペンス/犯罪(カラー)
2009年/日本/東映
監督 益子昌一
音楽 川井憲次
出演
寺尾聰、竹野内豊、伊東四朗、長谷川初範、木下ほうか、池内万作
さまよう刃
感想
白夜行」「秘密」「容疑者Xの献身」「レイクサイド マーダーケース」の東野圭吾の原作を「半落ち」の寺尾聰が主演、彼の熱演が普通の一市民である男が一人娘の復讐で犯人を処刑して行く姿に共感してしまう。川井憲次の音楽もぐっと雰囲気を盛り上げているし、被害者の父に共感して彼を逃がしてしまう若手刑事の竹野内豊、それに反して冷静に犯罪を抑えることに注視するベテラン刑事の伊東四朗もいい味を出している。しかし、犯人側のキャスティングが弱いせいか、同じような青年犯罪者を描いた「白夜行」や「悪人」に比べるとパンチがない。それでも、少年法を現在の犯罪のあり方と照らして考えるいい機会になりそうな作品。

サマリア SAMARITAN GIRL
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ヨジンは刑事の父と二人暮らしの女子高生。親友で同級生のチェヨンは、ヨジンとヨーロッパへ行くために援助交際をしている。ヨジンはそれを嫌いながらも見張り役として行動をともにすることに。しかし、ヨジンが見張りを怠った隙にホテルに警官の取り締まりが…その手から逃れようとチェヨンは窓から飛び降り命を絶つ。ヨジンは、罪滅ぼしといらなくなったお金を返す為、チェヨンの援助交際相手の元を訪ねて回ることに…。(from:BSジャパン)第54回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(監督賞)受賞。
ドラマ(カラー)
2004年/韓国
監督 キム・ギドク
音楽 パク・ジウン
出演
イ・オル、ソ・ミンジョン、クォン・ヒョンミン、オ・ヨン、イム・ギュノ、チョン・ユンソ、イ・ジョンギル
サマリア

感想
監督は「うつせみ」「魚と寝る女」のキム・ギドク。話は3章に別れていて、第一章「バスミルダ」は体を売って飛行機代を稼いでヨーロッパに行く夢を持つ女子高生のチェヨン(ソ・ミンジョン)が主役。自分を寓話の娼婦「バスミルダ」と呼んで欲しいと親友ヨジンに頼む。しかしチェヨンの死で今度はヨジンが罪滅ぼしの為にチェヨンの客と援助交際をはじめるのが第二章「サマリア」。娘ヨジンの援助交際をする日々を知り、苦悩し、男たちを排除しようとする父を第三章「ソナタ」で描く。破滅の憑物が憑くように第一章→第二章→第三章と移ってゆく。最後には父親がその憑物を背負う事で娘を救った事になるのかなぁ?アンニュイな少女たちや、静かで美しい自然の情景など美しいがとても寂し気でせつない。映像や音楽の雰囲気は嫌いではないが、観客の意表を突こうと(突いてないのだが)意識した演出があざとく見えてしまってちょっと残念。娘との旅先で関を切ったように泣く父を好演したイ・オルは「純愛中毒」でも好演していた。

サムサッカー  THUMBSUCKER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
オレゴン州の閑静な住宅地に住む17歳のジャスティンには、いまだに親指を吸う(サムサッキング)という大きな悩みがあった。やめたいのにやめられないクセ。歯医者のベリー先生の催眠術で治ったと思ったら、今度は不安解消の手段を失い教室で騒ぎを起こしてしまう。注意欠陥多動性障害と判断され薬を飲むようになると生活は一変、ディベート部で州大会に出る大活躍、有頂天となるが…。(from:BSジャパン)
ドラマ/青春(カラー)
2005年/アメリカ
監督 マイク・ミルズ
音楽 ティム・デローター
出演
ルー・プッチ(ジャスティン・コッブ)、ティルダ・スウィントン(オードリー・コッブ)、ヴィンセント・ドノフリオ(マイク・コッブ)、ヴィンス・ヴォーン(ギアリー先生)、キアヌ・リーヴス(ペリー・ライマン)、ベンジャミン・ブラット(マット・シュラム)、ケリ・ガーナー(レベッカ)
サムサッカー
感想
幼い弟にも馬鹿にされるような内気なジャスティンが、コンプレックスに悩み、危うい方法でもがきながら、少しだけ成長して行く姿を緩やかに描いている。少年期の終わりをキューな音楽で綴っているところは男の子版「ヴァージン・スーサイズ」という感じ。キアヌ・リーヴスが歯医者のベリー先生、「ナルニア国物語」の白い魔女のティルダ・スウィントンが母役、「デンジャラス・ビューティー」のベンジャミン・ブラットが母の患者役で出演していて、なかなか豪華なキャスト。

SAYURI  MEMOIRS OF A GEISHA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
主人公は、貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で、全ての希望を見失ったとき、彼女に運命の出会いが訪れる。「こんな美しい日に、悲しい顔は似合わない」―そう声を掛けたのは、立派な身なりをした“会長”と呼ばれる、ひとりの紳士だった…。「もう一度あの人に会いたい…」儚い願いを胸に、少女は美しく変貌を遂げ、ミステリアスな輝きを放つ瞳と天性の聡明さによって、やがて花街一の芸者“さゆり”となる。そして、ついに芸者として会長と再会することになるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待ち受けていた…。(from:BS日テレ)
ロマンス/ドラマ/時代劇(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ロブ・マーシャル
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
チャン・ツィイー、渡辺謙、ミシェル・ヨー、役所広司、桃井かおり、工藤夕貴、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、コン・リー
SAYURI
感想
監督は「シカゴ」のロブ・マーシャル。制作はスティーヴン・スピルバーグ、日中のスターが多数出演で期待したんだが…。やっぱり変な日本を探してツッコミたくなる作品だった。まず、芸者と花魁がごちゃまぜ。祇園と遊郭もごちゃまぜ。都おどりも日本舞踊というよりも中国舞踊みたいな感じ。立ち居振る舞いも変だし、着物の着付けやメイク、変なヘアスタイルなんておかしくて日本人スタッフも参加しているのに誰も指摘しなかったのか?碁盤目状のすっきりした長屋が立ち並ぶハズの京都の置屋周辺は京都とは思えないほどごちゃごちゃと入り組んでいて家の形もごちゃごちゃでまるで中国みたい。まあ、これは日本の京都ではなくあくまでもアメリカ人が生み出した架空の街だと思えばいいかと、中盤からは気にしないように努めた。何と言ってもミシェル・ヨーとコン・リーの存在感が凄くて主人公のツィイーの印象が薄くなるほど。渡辺謙、役所広司、桃井かおりら日本人役者も美味しい役で、桃井かおりなんかは強欲で非情な置屋の女将だと思ったら中盤から結構人情味ある女だし、役所広司は心に傷を負ったシャイな起業家。特に魅力的なのが渡辺謙でヒロインが一目惚れするのも分かるいい男っぷり。波乱尽くめでラストまでヒロインの恋の行方にハラハラさせられるのだが、ラストがよろしくて後味の良いロマンス時代劇だった。

サヨナライツカ  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1975年。とある航空会社に勤める野心的なビジネスマンの豊は、赴任先のバンコクで、奔放に生きる美女・沓子と出会う。日本に婚約者の光子を残してきた豊だったが、謎めいた沓子の魅力には抗えず、いつしか激しく惹かれていく。一方、気ままな恋愛を楽しんでいた沓子もまた豊への思いが本当の愛だと気づいていく。だが、激しさを増す2人の関係はついに光子の知るところとなり、沓子は豊の前から姿を消す。そして25年が過ぎ…。辻仁成の同名小説を、「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督が映画化。(from:WOWOW)
ロマンス/青春(カラー)
2009年/韓国
監督 イ・ジェハン
音楽 ソ・ジェヒョク
出演
中山美穂(真中沓子)、西島秀俊(東垣内豊)、石田ゆり子(尋末光子)、加藤雅也(桜田善次郎)
サヨナライツカ
感想
12年ぶりに中山美穂が主演するというので話題になった作品。原作は未読だが、後半のライブシーン等は少々しつこく感じ、全体的にもってりし過ぎ。「私の頭の中の消しゴム」もそうだったのでこの監督のこだわりなのかも知れないが無駄が多すぎて長く感じた。中山美穂と西島秀俊の大胆なシーンには度肝を抜かれたが、ストーリーは二人の女に揺れ動く優柔不断な男の心を描いたまるで「椿姫」現代版みたいな普通のロマンス。でも、ほの暗さとじっとりとした高い湿度を感じる映像はなかなか美しい。頓挫してしまった最初の企画、行定勲の監督、坂本龍一の音楽、ワダエミの衣装、中山美穂と大沢たかおの主演の作品が見れなかったのがちょっと残念。

サヨナラCOLOR  
★★★★☆  テレビ放送
内容
海を臨む病院に勤める医師・正平(竹中直人)の元に、子宮がんを患った未知子(原田知世)が入院してきた。偶然にも未知子は、正平が高校時代思い焦がれた初恋の人、その当人であったん…。長年想い続けた初恋の人との甘く切ない再会を綴ったラブ・ストーリー。監督は「無能の人」「連弾」「東京日和」の竹中直人。(from:BSジャパン)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2004年/日本
監督 竹中直人
音楽 ハナレグミ、クラムボン、ナタリー・ワイズ、エンディング:「サヨナラCOLOR」永積タカシ、忌野清志郎
出演
竹中直人、原田知世、段田安則、雅子、中島唱子、水田芙美子、内村光良、中島みゆき、忌野清志郎、久世光彦
サヨナラCOLOR
感想
ヒロインがどこか儚げな原田知世が演じていて良い。竹中直人はそのヒロインに学生時代から憧れていたが、彼女が自分の患者になって数年ぶりに出会う…という話だが、緊張のあまり、彼女の病室に入る前に呼吸を整えるのが笑える。原ひさ子おばあちゃんと大谷直子の死んだ振りする患者や、ふてぶてしいけど憎めないキャラの援交女子高生、母親のように主人公を愛する飲み屋の女将、段田のダサダサな業界系男など、キャラ設定もバラエティーに富んでいて面白い。出演者もなかなか豪華でNHKドラマ「ハゲタカ」が良かった大森南朋、また風吹ジュンや三浦友和、片桐はいり、久世光彦などが出ている。他にもスチャダラパーや高野寛などのミュージシャンがちょこっと出ていたりして、それを探すのも楽しい。ラストはなんとも切ないが、まったりとした雰囲気が心温まる作品。

さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
★★★☆☆  テレビ放送
内容
地球に帰り着いた星野鉄郎を待ち受けていたのは、機械化人とわずかに生き残った人間との血みどろの戦いだった。老パルチザンのもとで、鉄郎もまた武器をとって戦う。そんなある日、メーテルからのメッセージが届く。『鉄郎、スリーナインに乗りなさい…』鉄郎は再び999号に乗り果てしない宇宙へと旅立った…。昔とすっかり変わった999号は、今や完全にオート・コンピューター化され、車掌すら行き先はわからない。しかも車内のどこにもメーテルは乗車していない。やがてたどりついた最初の停車駅があるラーメタル星。そこは、メーテルの生まれ故郷であった。鉄郎はその星でミャウダーという若者と出会い深い友情を結ぶ。しかしそのミャウダーから鉄郎はとても信じたくない噂を聞く…。"999号"やメーテルをめぐる数々の謎が明らかになる。監督は前作と同様りんたろう。(from:NHKBS)
SF/アドベンチャー/ファンタジー(カラー)
1982年/日本/東映
監督 りんたろう
音楽 東海林修、主題歌:メアリー・マッグレガー「SAYO NARA」
出演
野沢雅子(星野鉄郎)、池田昌子(メーテル)、肝付兼太(車掌)、井上真樹夫(キャプテン・ハーロック)、田島令子(クイーン・エメラルダス)、富山敬(大山トチロー)、城達也(ナレーション)
さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
感想
銀河鉄道999」の続編。「スターウォーズ」のダースベイダーそっくりな黒騎士ファウスト(江守徹)が登場、前作が母親からの乳離れがテーマだったのが、今度は父親からの子離れがテーマ。鉄郎の父親的存在だった老パルチザン(声:森山周一郎)は前作土星の惑星タイタンの山賊アンタレスに重なる。前作でトチローの母がトチローの帰りを待つ惑星タイタンは革命で荒れ果て999は停車できず衛星ダーメタルへ。機械との戦いは「ターミネーター(1984)」の世界という感じだが、こちらが2年も前に製作されている。プロメシュウムは「幻魔大戦」に似ている。メーテルとその母プロメシュウムも苦労人だったのだなぁ。

さよならゲーム  BULL DURHAM
★★★★☆  テレビ放送
内容
ケビン・コスナー、スーザン・サランドン、ティム・ロビンスら実力派俳優が顔をそろえた野球映画。マイナーリーグのチーム“ダーラム・ブルズ”に、豪速球を投げるがコントロールが悪い新人投手のエビーと、彼の指導を頼まれたベテラン捕手クラッシュが加わった。チームの大ファンで、選手の面倒を公私共に見てメジャーリーグに送り出すことが生きがいの女性アニーは二人に興味を持つのだが…。(from:NHKBS)
ドラマ/スポーツ(カラー)
1988年/アメリカ
監督 ロン・シェルトン
音楽 マイケル・コンバーティノ
出演
ケビン・コスナー、スーザン・サランドン、ティム・ロビンス
さよならゲーム
感想
ケビン・コスナー、スーザン・サランドン、ティム・ロビンスの豪華キャスト。一人はメジャーに、一人はマイナーリーグに一生を捧げる野球男二人を見守る女のドラマ。高校教師という硬そうな職業なのに自由奔放で懐の深い女をサランドンが魅力的に演じている。ティム・ロビンスと彼女はこの作品で結婚したのかな?そのティム・ロビンスが善良だけどアホな天才投手を自然に演じていて良い。ケビン・コスナーも、漫画の「白鯨」を読んで、「白鯨を読破した」なんて言うお馬鹿なキャラで、ちょっと抜けた3枚目なのが良い。同時期に公開の「メジャーリーグ」と比較すると、こちらの方がマイナーリーグに身を捧げる人々の思いが伝わってきてはるかに面白い。ケビンはこの後「フィールド・オブ・ドリームス」でも中年野球選手を演じている。

さよなら子供たち  AU REVOIR LES ENFANTS
★★★★★  テレビ放送
内容
ナチス占領下のフランスを舞台に、12歳の少年ジュリアンとユダヤ人の転校生ジャンとの友情と別れを淡々と描いたルイ・マル監督による自伝的色彩の濃い作品。好奇心旺盛なジュリアンはジャンが収容所送りから逃れるため名前を変え学校でかくまわれていることを知ってしまう。社会情勢などお構いなしで2人は友情を育んでいくが、学校の料理番の密告により、2人の少年がともに過ごす時間に終わりが告げられる…。(from:NHKBS)
ドラマ/戦争(カラー)
1987年/フランス:西ドイツ
監督 ルイ・マル
音楽 シューベルト、サン・サーンス
出演
ガスパール・マネッス、ラファエル・フェジト、フランシーヌ・ラセット
さよなら子供たち
感想
子供たちにはキリスト教もユダヤ教も関係ないのに、戦争は無慈悲にも彼らを引き裂く。教会の行事に参加したくても入れてもらえないボネ。生き残るためにも神父たちも彼を改修させてやっても良かったのでは…それとも、それよりも個人の宗教の自由はもっと尊いものなのだろうか?ボネは純粋に音楽が好きで聖歌隊に入りたかったのだと思う。大人の都合で引き裂かれる子供たち。校長ももう少し慈悲をあの料理番の少年にも与えていれば、少年もまるでユダのように皆を裏切ったりはしなかったかも。少年たちがとても自然に描かれていて、ボネや校長が連行されていくシーンも淡々と描かれている。それだけにボネの全てを許すとでも言っているような無言の別れと、ボネへの思いが裏目に出て捕まってしまったのをただ悲しく見ているだけしかできないジュリアンの表情がいつまでも心に残る。勇気を振り絞って連呼する生徒たちの「ジャン神父、さようなら」に、自分の運命はもう分かっている校長の「さよなら子供たち、また会おう」と答える子供たちへの精一杯の愛情に泣けた。これを見ていると萩尾望都の名作漫画「トーマの心臓」を思い出した。監督は「地下鉄のザジ」「鬼火」「死刑台のエレベーター」「ルシアンの青春」「パリの大泥棒」「アトランティック・シティ」「世にも怪奇な物語」「五月のミル」のルイ・マル。

さよならの微笑  COUSIN COUSINE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
結婚式で出会ったルドビクとマルト。マルトは女好きの夫に愛想をつかしており、夫が手を出した女がルドビクの妻だったことから二人は互いに好意を抱くようになる。その後、結婚式で新郎だったゴベールに突然の死が訪れ、葬儀で再会を果たした二人は互いの人生について語り合い、新しい人生を歩むことを決意する。セックスの結びつきだけではない相手を信頼し合える関係を築いていく二人。しかしその関係は親戚中に知れわたり…。不倫に悩む男女の姿を爽やかなタッチで、かつ大胆なエロスも交えて描き、同年度フランスで最大のヒット作となったロマンス。アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。(from:イマジカBS)
ロマンス(カラー)
1976年/フランス
監督 ジャン=シャルル・タケラ
音楽 ジェラール・アンフォッソ
出演
マリー=クリスティーヌ・バロー、ギイ・マルシャン、ヴィクトル・ラヌー、マリー=フランス・ピジェ
さよならの微笑
感想
マリー=クリスティーヌ・バローが魅力的な金髪美女で、彼女が嫁さんなのにどうして浮気ができるのか?と思うほど浮気症な夫。その夫の浮気相手の旦那と意気投合して、お互いに一生を遂げたい相手だと分かるのはそう長くはかからず…という不倫ものなのだが、どろどろな陰湿ドラマにならないところがフランスらしい明るさ。両家の家族が集まるパーティーで平気で二人の熱々ぶりを見せちゃうし、見せられる方も呆れはするものの批判するものはなし。子供ですら反対するどころか暖かく見守るという感じのラストは、実際にはかなり難しい夢物語なのかも。しかし、妻を寝取られた浮気夫も、その浮気相手の女も、それぞれが自分の結婚相手の仕打ちに傷つきながらも、相手との折り合いをつけて新たな自分の道を見つけてるラストはまさに夢のようなハッピーエンド。浮気夫がさらに女アサリに拍車をかけるという顛末は笑えた。

さよならみどりちゃん 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
好きなユタカ(西島秀俊)と初めて結ばれた日、ゆうこ(星野真里)はユタカに「みどりちゃん」という彼女がいることを知った。電話番号さえ知らなく、恋人じゃないと言われても、嫌われたくないからユタカにすすめられるまま、スナックでバイトを始めるゆうこ。ユタカに甘えてそのくせ優希(岩佐真悠子)とも顔もみたこともない「みどりちゃん」とも張り合う気なんかなく、2人の関係は続いていくみたいだったが…。リアルで切ないラブストーリー。監督は「ロボコン」の古厩智之。原作は南Q太の同名漫画。
ドラマ/ロマンス(カラー)
2004年/日本
監督 古厩智之
音楽 遠藤浩二、主題歌:奥村愛子『14番目の月』(作詞作曲:荒井由実)
出演
星野真里、西島秀俊、松尾敏伸、岩佐真悠子
さよならみどりちゃん

感想
感染」にも出ていた星野真里が全裸の体当たり演技をしている。相手役の西島秀俊は「Dolls」やNHK連続テレビ小説「純情きらり」で認識したばかりの役者さん。二人ともサッパリ系なので作品中半分以上はベットシーンでもなんか嫌らしさがない。でもスケコマシのユタカに翻弄されるゆうこがとても惨めで鬱々としてくる。ユタカに酷いことをされても文句一つ言わないし、嫌な事を頼まれても断れない。あまりにも受け身な彼女に、自分を好きではないのだろうなぁ…というのが伝わってくる。こういうタイプは案外普通にいるし、平凡過ぎてドラマにもならないところだが、それをちゃんとドラマチックになる一歩手前までに描いているのは面白い。謎の女「みどり」の顔が見れると、タクシーを追いかけるシーンは一番盛上がった。でもタイトルは「さよならユタカくん」の方がイイかも。こんな男、さっさと見切るべきだ。でもそれができないから辛いんだよね。そんな切ない女心が胸キュンだが1度見れば十分という感じ。

さようならUR  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
耐震性不足を理由に取り壊しが決まった、UR(旧住宅公団)管理の高幡台団地73号棟(東京・日野市)。数年前までURは耐震改修を行うと住民に知らせていたにもかかわらず、突然の方針転換。UR団地の住宅削減方針が決まったのと時を同じくして発表された73号棟の取り壊し。背景にあるのは団地の削減、民営化なのか? 偶然この問題を知った監督が、団地に住む人々の暮らしに密着し、住宅問題の専門家、UR、国交省…と取材する中で、公共住宅問題に潜む、日本の組織体制の問題点を浮き彫りにする。異色の”住宅”ドキュメンタリー映画。(from:BSスカパー!)
ドキュメンタリー(カラー)
2011年/日本
監督 早川由美子
音楽 Sage、唄:hou「舞う」、唄:岡ゆう子「あゝ 日野の母」
出演
高幡台団地73号棟住民のみなさん
さようならUR
感想
耐震補強工事されるハズが急に取り壊しになったUR(旧住宅公団)に住む住人たちのドキュメンタリー。強制立ち退きを通達され戸惑う住民。耐震診断を偽装して住民たちを強制立ち退きさせて新たな高級マンションを建てようと企てているのでは…というUR(旧住宅公団)への不信が募る。公団なのだから市民にちゃんとした情報提示や説明がされるベキなのだがその対応も悪くてちゃんとした説明がないまま住民とURは訴訟へと流れてしまう。映画が終ってその裁判の結果が住民敗訴と伝わる。突然住むところを追われた住民たちの無念さを思うと悔しくて仕方ない。所詮法律や裁判とは力のある側に有利に働くものなのだろうか。これで終わりにはして欲しくないドキュメンタリーだった。

さよならをもう一度 GOODBYE AGAIN
★★★★★ テレビ放送
内容
サガンの「ブラームスはお好き」をもとに、長年結婚しないでいる中年カップルが一人の青年の登場によってその関係を変化させていく様をいきなタッチで描く。経済的にも自立し、お互いに束縛しないという不文律の中で付き合い続けるロジェ(モンタン)とポーラ(バーグマン)。そんな二人の前に、10歳以上も年下のフィリップが現れ、ポーラと彼は同棲することに…。青年役のアンソニー・パーキンスがカンヌ映画祭主演男優賞を受賞。(from:NHKBS)
ドラマ/ロマンス(白黒)
1961年/アメリカ
監督 アナトール・リトヴァク
音楽 ジョルジュ・オーリック
出演
イングリッド・バーグマン、イヴ・モンタン、アンソニー・パーキンス
さよならをもう一度

感想
「サイコ」で暗く無気味なマザコンのイメージしかなかったアンソニー・パーキンスが、年上の女性をひたすら愛す(そこはやっぱりマザコンか)、無邪気で明るい青年を演じていてなかなか魅力的。そして年下の子供っぽい青年がライバルになって慌ててしまう中年ダンディーにイヴ・モンタン。二人に熱烈にラブコールされるのにどちらに愛されても不幸せな哀しさが漂う美女を中年女性の苦悩を実にせつなく演じるバーグマンと、最高のキャストがそれぞれ魅力的に演じている。ブラームスの交響曲第三番・第三楽章がクラシックからジャズにアレンジされたものと使われていて印象的。ユル・ブリンナーがナイトクラブのエキストラとして出演している。そのナイトクラブで歌う「パリの旅愁」のダイアン・キャロルの歌もまたイイ。

サラエボの花  GRBAVICA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「人類は二度と決してこのような悲劇を、いっときも、いかなる場所においても繰り返してはならない。この映画を出来るだけ多くの人に見て欲しい。」―グルバヴィッツァ出身:イビチャ・オシム(元サッカー日本代表監督)母娘、真実を生きてゆく。ボスニア紛争から10余年。かつての戦火の街サラエボで、秘密を抱える母と真実に向きあう娘の、再生と希望の物語。これは、世界を深く包み込む、愛についての映画である―。(from:BS日テレ)
ドラマ(カラー)
2006年/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ:オーストリア:ドイツ:クロアチア
監督 ヤスミラ・ジュバニッチ
出演
ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ、レオン・ルチェフ、ケナン・チャティチ
サラエボの花
感想
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦とはどんなものだったのかを、サラエボ出身の女流監督が描いていて、2006年のベルリン国際映画祭では、グランプリの金熊賞、エキュメニカル賞、平和映画賞を受賞した話題作。しかし、テレビ放送されたものはカットが多かったのだろうか、特にR指定された問題のシーンがなく評判よりもイマイチ、インパクトがなかった。彼らのあじわった狂気的不幸による恐怖は言葉だけでは言い尽くされないだろう。でも、大人だけでなく子供たちにも戦争による傷跡が色濃くて、その傷が癒える事はかなり難しく時間がかかる事がひしひしと伝わってくる。そんな母娘を演じた二人のドキュメントのようなリアルな演技が素晴らしい。

さらば、ベルリン  THE GOOD GERMAN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
スティーブン・ソダーバーグ監督が、ハリウッド黄金期と呼ばれる1940年代のフィルム・ノワール・タッチを踏襲して描く異色のミステリー。ポツダム会談取材のため、ベルリンを訪れたアメリカ人記者ジェイクは、かつて愛人関係にあったレーナと再会するが、彼女はジェイクの運転手タリーの恋人となっていた。その後、タリーが謎の死を遂げ、その真相を究明するうち、ジェイクは国家規模の陰謀に巻き込まれていく。(from:NHKBS)
ドラマ/ミステリー/サスペンス(白黒)
2006年/アメリカ
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
音楽 トーマス・ニューマン
出演
ジョージ・クルーニー(ジェイク・ゲイスメール)、ケイト・ブランシェット(レーナ・ブラント)、トビー・マグワイア(タリー)、ボー・ブリッジス(ミュラー大佐)、トニー・カラン(ダニー)、リーランド・オーサー(バーニー)、ジャック・トンプソン(ブレイマー下院議員)、ロビン・ワイガート(ハンネローレ)、ラヴィル・イシアノフ(シコルスキー)
さらば、ベルリン
感想
バイオレンスな表現は現代でも、他は当時のハードボイルド作品をそのまま再現したような1940年代の作品かと見間違うほど凝った演出。終戦後のドイツを舞台に、当時の映像を交えるところは「ニュールンベルグ裁判」を思い起こさせられる。あの時代を再現しようとすると「シンドラーのリスト」のように白黒画像がしっくりとくるのかも。でも、ハードボイルド系のストーリーって「動く標的」「新・動く標的」などのように少々分かり辛いところがある。

さらば、わが愛 覇王別姫  覇王別姫
★★★★★  テレビ放送
内容
始皇帝暗殺」や「北京ヴァイオリン」で知られるチャン・カイコー監督が手がけた大河叙事詩。激動の中国近代史を背景に、京劇の世界で生きる二人の役者の愛憎を壮大なスケールで描き出した。京劇の古典演目「覇王別姫」を演じる人気役者ティエイーとシャオロウ。二人は、体罰が繰り返される京劇の養成所で出会い、ともに厳しい訓練を耐えぬいてきたが…。カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞受賞。(from:NHKBS)
文芸/ドラマ(カラー)
1993年/香港
監督 チェン・カイコー(陳凱歌)
音楽 チャオ・チーピン
出演
レスリー・チャン(張國栄)、チャン・フォンイー(張豊毅)、コン・リー(鞏俐)、グォ・ヨウ
さらば、わが愛 覇王別姫
感想
清朝、日本軍占領時代、国共内戦、文化大革命と、激動の中国を舞台に、京劇の世界を描いた作品。冒頭の子供虐待シーンが怖くて見ていて辛いが、そんな厳しい修行で伝統文化が守られていて、親兄弟から引き離され、親方の厳しいシゴキに耐えるという悲惨な少年期だが、初めて見る京劇に涙を流すほど感動するシーンが、その後、京劇に命を捧げることになる彼らの運命が象徴されていて印象的。妖艶な娼婦・菊仙を演じたコン・リーも素晴らしいが、彼女よりも妖艶だったのが「覇王別姫」の虞姫姿の蝶衣を演じたレスリー・チャン。虞姫役を演じる内に虞姫そのものになって現実から逃避した生きかたしかできなくなる姿が悲しい。日本軍占領時代の暗黒も描いているが、その日本軍よりもマナーの悪い国民軍、そして、京劇を完全に抹殺しようとした文化大革命の、文化の良し悪しも考えず総てが醜いとした思想の恐ろしさも描かれている。彼の子供時代を演じた子役も退廃的な色気たっぷりで印象的。

さらば愛(いと)しき女(ひと)よ(1975)  FAREWELL,MY LOVELY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1941年のロサンゼルス。ある女性の調査を依頼された私立探偵フィリップ・マーロウは、わずかな手がかりをもとに女性の行方を追う。調査が難航するなか、彼は次々と事件に巻き込まれ、命まで狙われることに…。警察にも追われながら、フィリップは事件の核心に迫る。主人公のフィリップをロバート・ミッチャムが好演した、レイモンド・チャンドラー原作のハードボイルド・サスペンス。(from:NHKBS)
サスペンス/ミステリー(カラー)
1975年/アメリカ
監督 ディック・リチャーズ
音楽 デビッド・シャイア
出演
ロバート・ミッチャム(フィリップ・マーロウ)、シャーロット・ランプリング(ヘレン・グレイル夫人)、ジョン・アイアランド(ナルティ警部補)、シルビア・マイルズ(ジェシー・フロリアン)、シルベスター・スタローン(ジョニー)、ジャック・オハローラン(ムース・マロイ)、アンソニー・ザーブ(レアード・ブルネット)
さらば愛(いと)しき女(ひと)よ
感想
フィリップ・マーロウはケーリー・グラントやハンフリー・ボガートも演じているが、ロバート・ミッチャムの疲れたマーロウもなかなか良い。「D.O.A(1988) 」でもミステリアスな魔性の女を演じたシャーロット・ランプリングが美しい。また、自由の女神並の大男ムース・マロイは「スーパーマン」のノンのジャック・オハローランや、酒飲みのジェシー・フロリアン夫人、雑誌売りの相棒ジョージー、見方なのか敵なのか分かりかねるナルティ警部補、陰謀の黒幕らしき男ブルネットなど他のキャラも個性的で、特にアムソーの女傑っぷりは強烈。そのアムソーの用心棒の一人のジョニーでシルベスター・スタローンがちょこっと出ている。監督は「外人部隊フォスター少佐の栄光」のディック・リチャーズ。デビッド・シャイアの音楽もシックで格好良い。同じ原作で1944年に「ブロンドの殺人者」というタイトルで映画化されている。

さらば冬のかもめ THE LAST DETAIL
★★★★★ テレビ放送
内容
窃盗で8年の刑を宣告された水兵を刑務所まで護送する任務を負った2人の海軍将校。一緒に旅をするうち、まだ若くなんの経験もない水兵に情が移り、彼に道中いろいろな楽しみを教えてやろうと酒場などを連れてまわるが…
ドラマ(カラー)
1973年/アメリカ
監督 ハル・アシュビー
音楽 ジョニー・マンデル
出演
ジャック・ニコルソン(バダスキー)、オーティス・ヤング(マルホール)、ランディ・クエイド(メドウズ)

感想
オープニングとエンディングの軍隊マーチとは裏腹に、いい加減な上司や軍の体質に普段からクサクサしていた短気なバダスキーと慎重派のマルホールが、純粋無垢なメドウズとハメを外しながらの男三人珍道中を描いた人情ドラマ。まだ18歳の子供っぽく、図体はデカイが大人しい青年メドウズが、基地の慈善用募金箱から40ドルの窃盗未遂しただけで、8年の懲役をかせられる事に同情したハミダシ将校の二人。刑務所に行くまでに、この哀れな青年の小さな希望をかなえてあげようと、母親のところへ回り道したり、飲んだ事のない酒(ビール)を飲ませたり、娼館につれていったりと、普段の上司の評価とは違って意外と人情家。彼らが興味本位で覗いた日蓮正宗の集会で聞いた「南無 妙法蓮華経」が「インディアナ・ドッグ」と聞こえるというシーンに爆笑。お経を聞いた覚えのない米国人にはそう聞こえるのかぁ。この哀れな青年の行く末を思うと悲しいだけに、無情感漂う終わり方もイイ。囚人よりも危険な(?)バダスキーをニコルソンが名演。やっぱりこの人は凄い。

サラフィナ! SARAFINA!
★★★☆☆ テレビ放送
内容
サラフィナ(レレティ・クマロ)は、アパルトヘイトへの反対運動が強まる南アフリカのヨハネスブルグに暮らす高校生。自由の大切さを説くマソムブカ先生(ウーピー・ゴールドバーグ)の指導を受けて、サラフィナたちは「自由の日」という創作ミュージカルを上演しようとしていた。だが、生徒たちに危険思想を植えつけたとして、マソムブカ先生が逮捕されてしまう。怒りに燃えたサラフィナたちは、自由と未来を求めて立ち上がる…。 アパルトヘイト(人種隔離政策)下の南アフリカ共和国を舞台に、自由と平和を求めて奮闘する少女サラフィナの姿を描いて、ブロードウェイでロングランヒットとなった人気ミュージカルを映画化。舞台でもサラフィナ役を演じたレレティ・クマロに加え、「天使にラブソングを…」のウーピー・ゴールドバーグが出演。ダンスシーンの振り付けを担当したのは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」で知られるマイケル・ピーターズ。(from:BSフジ)
ドラマ/ミュージカル(カラー)
1992年/イギリス:ドイツ:南アフリカ
監督 ダレル・ジェームズ・ルート
音楽 ムボンゲニ・ンゲマ、ヒュー・マセケラ、スタンリー・マイヤーズ
出演
レレティ・クマロ、ウーピー・ゴールドバーグ、ミリアム・マケバ、ジョン・カニ
サラフィナ!

感想
舞台になったのは南アフリカ共和国のヨハネスブルク市の郊外、旧黒人居住区ソウェト地区のモリス・アイザックソン公立高校。白人に服従するだけだった親世代と違って自由を求めて立ち上がったその子供たちの世代。まだ子供の彼らを学校で白人の兵士たちが打ち殺すシーンはショッキング。そして刑務所に放り込んで「教育」と称して電気ショックやムチを与える…。アパルトヘイトの実体を描いた社会派ミュージカル。ゴスペルを中心とした音楽は彼らの悲痛な叫びの内容とは反してメロディーはリズミカルで明るく力強い。ダンスも潰されてもまた立ち上がってゆくような力強いダンスで素晴しい。しかし…泣ける程感動するには何かが足りない。ブロードウェイの小さな舞台から南アフリカという大きな大地に移し、その広い大地に対して彼らがとても小さく少数に見えてしまったからだろうか?

サラマンダー  REIGN OF FIRE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
近未来、人類はサラマンダーに支配されていた…。「THE GAME OF LIVES」や「オペラ座の怪人(2004)」のジェラード・バトラーがデイヴ・クリーディ役で出演。
SF/アクション(カラー)
劇場
監督 ロブ・ボウマン
音楽 エド・シェアマー
出演
クリスチャン・ベイル、マシュー・マコノヒー、ジェラード・バトラー
サラマンダー

感想
アメリカ版ゴジラ(巨大トカゲ)が火吹きトカゲに変わっただけの怪獣パニック映画…と思っていたら、無敵な火吹きトカゲと人類が戦った後、核ミサイルとトカゲで人類はほぼ滅亡、火吹きトカゲ天下になった未来の話。無敵な動物が「火吹きトカゲ」でなくてエイリアンでも悪魔でもよかったわけで…なんでサラマンダーだったのかが不思議。伝説の「火吹きトカゲ」はやっぱりハリウッド風に羽をつけたアメリカ版ゴジラ、ファンタジー小説に出てくるような夢やロマンスのかけらは皆無。サラマンダーを退治する騎士は、ヒゲ面が汚いクリスチャン・ベイルとヴァンザンというマッチョなスキンヘッズの海軍おっさん。このヴァンザンがマシュー・マコノヒーとは映画が終わってからも判らなかったくらいの代わり様でビックリ。でもこちらの方がカッコよくてイイぞ!

サラリーマン清水港
★★★★☆  テレビ放送
内容
森繁久彌、小林桂樹、加東大介のトリオで人気をよんだ社長シリーズ(シリーズ第13作「サラリーマン忠臣蔵」、シリーズ第14作「続サラリーマン忠臣蔵」)第17作で、時代劇でおなじみ「清水次郎長」を現代のサラリーマン生活に置き換えたパロディー喜劇。酒造会社の清水屋は、山本長五郎社長(森繁久彌)はじめ清水28人衆と言われる社員たちで知られた優良企業。ある日、中国の大物バイヤー六漢(フランキー堺)が来日し、新酒の大量輸出契約を取り付けたい清水屋は、ライバル会社の黒駒醸造と争いを繰り広げる。(from:NHKBS)
コメディー(カラー)
1962年/日本/東宝
監督 松林宗恵
音楽 神津善行
出演
森繁久彌(山本長五郎)、小林桂樹(石井松太郎)、英百合子(石井テツ)、加東大介(大柾専務)、久慈あさみ(山本蝶子)、夏木陽介(追分進吾)、三木のり平(小政工場長)、草笛光子(マダム千代子)、新珠三千代(芸者〆蝶)、フランキー堺(邸六漢)、東野英治郎(黒田駒造)、有島一郎(都田吉兵衛)、司葉子(都田京子)
サラリーマン清水港
感想
江分利満氏の優雅な生活」のみよを演じた英百合子が石井松太郎(小林桂樹)の母親役で、独り身の長い息子にやきもきする様子が笑える。また、フランキー堺のなんちゃって中国人の変な日本語に爆笑。森繁久彌のとぼけた次郎長親分・社長っぷりも楽しい。社長の妻が蝶子で、愛人1号にバー・バタフライのマダム千代子、愛人2号に芸者〆蝶と、次郎長親分・社長が愛する女たちも「ちょう=蝶」がつき、新しく売り出そうとする洋酒にマウント・フジと名づけたり、ネーミングも凝っていて笑える。話も石松こと秘書の石井松太郎が、社長の長五郎の金比羅代参をする展開で、ちゃんと「任侠清水港」などの次郎長シリーズを現代の酒造会社の紛争に置き換えている。東野英治郎演じる黒駒の勝蔵こと黒田駒造も憎憎しげで、続編「続サラリーマン清水港」でもいい味を出している。

続サラリーマン清水港
★★★★☆  テレビ放送
内容
次郎長伝を現代化したパロディー・コメディー「サラリーマン清水港」の続編。前作の森の石松金刀比羅代参にかわって、今度は吉良仁吉の登場を迎え荒神山の決闘にいたる設定。日々、黒駒醸造との販売合戦を繰り広げる酒造会社の清水屋。熱海へ出向いた社長・長五郎はそこで銘酒荒神山で名高い神戸屋の御曹司長吉と出会う。黒駒が倒産寸前の神戸屋乗っ取りを企んでいることを知った長五郎は、長吉を助けることにするが…。(from:NHKBS)
コメディー(カラー)
1962年/日本/東宝
監督 松林宗恵
音楽 神津善行
出演
森繁久彌(山本長五郎)、小林桂樹(石井松太郎)、英百合子(石井テツ)、加東大介(大柾専務)、久慈あさみ(山本蝶子)、夏木陽介(追分進吾)、三木のり平(小政工場長)、草笛光子(マダム千代子)、新珠三千代(芸者〆蝶)、東野英治郎(黒田駒造)、河津清三郎(吉良仁吉)、司葉子(都田京子)、宝田明(都田長吉)
続サラリーマン清水港
感想
江分利満氏の優雅な生活」の小林桂樹と、加東大介、三木のり平が「南の島に雪が降る」で旅芝居風に接待席の余興で踊るシーンが笑える。特に社長(森繁久彌)自ら、次郎長親分に扮して踊ったり、加東大介のおかめ仮装には爆笑!森繁久彌の長五郎は前回よりもいい加減なお調子者っぷりで、のりに乗っていて面白い。石松こと秘書の石井松太郎の真面目な鈍感ぶりも拍車がかかっていて、面白さ抜群。吉良の仁吉が登場するあたりは「任侠東海道」の社長シリーズ版といったところだろうか。

サラリーマン忠臣蔵 
★★★★☆ テレビ放送
内容
忠臣蔵の物語をサラリーマン社会にあてはめたコメディー。赤穂コンツェルンの社長浅野(池部良)は、丸菱銀行頭取である吉良(東野英治郎)の企みにより、会長の足利直義により謹慎処分を受ける。傷心の浅野はその直後に交通事故で他界。浅野の後任に吉良が就き、出張中だった専務の大石良雄(森繁久弥)が部下を引き連れ吉良に復讐するため新会社を設立する。
コメディ
1960年/日本/東宝
監督 杉江敏男
音楽 神津善行
出演
森繁久弥、久慈あさみ、池部良、新珠三千代、東野英治郎、三船敏郎、加東大介、小林桂樹、司葉子、団令子、草笛光子

感想
浅野が吉良を殴打したのが松のロビーで、浅野の恋人の芸者加代次(新珠三千代)に吉良が横恋慕し、その腹いせに浅野を虐めるあたりも歌舞伎のスジ書き通り。大石が入り浸るところは「バー祇園」、大石主税(ちから)・小浪の恋愛は大石力と大野小奈美の話になっている。キャスティングは大石良雄(森繁久弥)→大石内蔵助、浅野卓巳(池部良)→浅野内匠頭、吉良剛之介 (東野英治郎)→吉良上野介、寺岡平太郎(小林桂樹)→寺坂吉右衛門、その妹・寺岡軽子(司葉子)→おかる、早野寛平(宝田明)→おかる、堀部安子(中島そのみ)→堀部安兵衛、赤垣源蔵(藤木悠)→赤埴源三、小野寺十三郎(加東大介)→小野寺十三郎、桃井和雄(三船敏郎)→桃井若狭之助、その重役(家老)角川本蔵(志村喬)→加古川本蔵で、本蔵が吉良にワイロを渡す様子も同じスジ書き。忠臣蔵の世界が巧妙に現代の会社に移し変えられいて、面白い。

続サラリーマン忠臣蔵 
★★★★☆ テレビ放送
内容
サラリーマン忠臣蔵の続編。発足したばかりの大石商事は、赤穂コンツェルンから社員を引き抜き、社員数は47人に達した。しかし、大石商事の財政は厳しく、社員の給料を払う為に大石は自宅を売り払いって、妻を実家に帰すしてしまう。努力の甲斐あって大石は赤穂コンツェルンの株買占めを始め、12月14日の株主総会に挑む。
コメディ
1961年/日本/東宝
監督 杉江敏男
音楽 神津善行
出演
森繁久弥、久慈あさみ、池部良、新珠三千代、東野英治郎、三船敏郎、加東大介、小林桂樹、司葉子、団令子、草笛光子

感想
一力茶屋はマダム(草笛光子)のクラブ「イッチー・リッキー」に。おかるは罪を犯した寛平を助ける為に、クラブ「イッチー・リッキー」のホステスになる。大石に協力するのがアマン社(天野屋)のリシェール(利平)さん。天野化学の社長・天野義平(左卜全)も天野屋の利平から。「山」と「川」の合言葉で攻防を展開する株主総会も笑える。森繁久弥のとぼけたキャラと、水戸黄門様でお馴染みのの東野英治郎の悪人ぶりがとてもイイ。お後がハッピーエンドってのもグッド。

サラリーマンNEO劇場版(笑)  NEO - OFFICE CHUCKLES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
国際エミー賞に2年連続でノミネートされたNHKの異色コント番組の劇場版。中堅ビール会社・NEOビールを舞台に、業界5位から1位を目指し新商品開発に挑む社員たちの奮闘を描く。新人サラリーマン役に小池徹平を迎え、灰汁(あく)の強すぎる上司役に生瀬勝久、そのほか番組レギュラー陣による名物キャラクターたちが脇を固め、AKB48から篠田麻里子、主題歌を歌う郷ひろみも出演。(from:NHKBS)
コメディ(カラー)
2011年/日本
監督 吉田照幸
音楽 ゲイリー芦屋
出演
小池徹平、生瀬勝久、田口浩正、中越典子、入江雅人、篠田麻里子、伊東四朗、麻生祐未、宮崎美子、平泉成、沢村一樹
サラリーマンNEO劇場版(笑)
感想
NHKでシリーズ化されたコメディ・ドラマ。しかし、映画化されるほど人気があったとは意外。テレビ程度だったら目も当てられないなぁ…とあまり期待しないで見たのだが、意外と全編が一つのドラマにまとまっているのに、テレビで展開されたコントのキャラがそのドラマに違和感なく(?)盛り込まれていて、その話作りが上手い。テレビシリーズでは登場しない新人サラリーマン(小池徹平)が主人公という設定からテレビシリーズとは全然違った話を展開しているので、テレビシリーズを見てきた私でも、新鮮に楽しくみれた。セクスィー部長でラストを盛り上がらせるところなども大笑い。

愛 サラン  A LOVE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
一見粗暴なチェ・イノ(チュ・ジンモ)は、人目惚れしたミジュ(パク・シヨン)に初恋を告白するまで7年もかかった純朴な17歳。「俺が彼女を守ってやる」そう誓ったイノは彼女のために暴力団員を刺し刑務所へと入る。7年後、姿を消した彼女への思いを胸に刻み、釜山の波止場で肉体労働をするイノは地元の有力者ユ会長に認められ、会長のもとで働くことになる。恩人である会長に全てをささげようと決めた時、思いがけずミジュと再会するのだが、彼女はもはや届かぬ愛となっていた。イノは叶わない愛情に翻弄されていく…。(from:BSフジ)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2007年/韓国
監督 クァク・キョンテク
音楽 ユン・ミンファ
出演
チュ・ジンモ、パク・シヨン、キム・ミンジュン、チュ・ヒョン
愛 サラン
感想
初恋の男女がお互いの気持ちを秘めたまま再会して…という韓ドラありがちな展開の悲恋もの。でも初恋の女を守るために人生を犠牲にするストイックな男をチュ・ジンモがクールに演じていて格好良い。薄幸の美女パク・シヨンも健気で儚い。こういう設定はよくあってベタ過ぎてとほほなんだが、二人が演じると嫌味を感じないから不思議。どん底になっても一人の女に一生を尽くす…という設定、古典過ぎて今時韓ドラでしかお目にかからないかも。でも、世の女性はこんな主人公たちに涙せずにはいられないのだよなぁ。主演は「カンナさん大成功です!」「MUSA 武士」「ゲームの女王」のチュ・ジンモ、ヒロインは「ザ・スリングショット〜男の物語」のパク・シヨン、彼らの宿敵ヤクザに「チェオクの剣」「プラハの恋人」のキム・ミンジュン、会長役はチュ・ヒョンとテレビドラマでお馴染みのキャストばかり。監督は「タイフーン TYPHOON」のクァク・キョンテク。

サルサ! SALSA!
★★★☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
ラテン音楽に魅せられ若き天才ピアニストが黒人に変装しサルサバンドのピアニストを目指す。そして自分が白人だという事を隠してサルサ・ダンサーのレミに恋をするが…。
音楽/ロマンス/ドラマ(カラー)
1999年/フランス:スペイン
監督 ジョイス・シャルマン・ブニュエル
音楽 グルーポ・シエラ・マエストラ、ジャン・マリ・セニア
出演
ヴァンサン・ルクール、エステバン・ソクラテス・コバス・プエンテ、クリスティアンヌ・グー
サルサ!

感想
ラテン音楽に魅せられた若き天才ピアニストがクラシックを捨てて、キューバ人になりすまし、サルサの世界に飛び込む話。主役のヴァンサン・ルクールのなんちゃって黒人は目だけがギョロっとしてて大笑い。でもなかなかの美形でこれからの活躍も楽しみです。ヒロインのクリスティアンヌ・グゥはメチャクチャ、ダンスがうまい!!そしてキュートで、演技もなかなか…ヴァンサンはちょっとくわれているかもしれません。脇をしめる人たちもキャラクターがたってて面白い。特にナタリー(グゥ)のおばあちゃんは高齢にもかかわらず、ダンスがうまいです。老人カップルの熱きロマンスがなかなか良くて、音楽以外は期待をしていなかった作品ですが、以外とひろいものでした。サントラは超〜〜オススメ!!おどるっちゃないでしょ!

猿の惑星 PLANET OF THE APES
★★★★☆ テレビ放送
内容
宇宙探査に出ていたテイラーの宇宙船は、任務を終え地球に帰還するはずだった。しかし彼らがたどり着いたのは高度な文明と知識を持つ猿が支配し、人間は下等動物として扱われる「猿の惑星」であった。人間狩りで仲間を失い、捕らえられたテイラーは、彼の知能の高さに興味を持ったチンパンジー、ジーラ博士とコーネリアスの助けを借り、脱出を試みる…。ショッキングなラストまで目が離せない、映画史に残るSF映画の傑作。(from:NHKBS)宇宙飛行士が猿が支配する惑星へたどり着く
SF(カラー)
1968年/アメリカ
監督 フランクリン・J・シャフナー
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
チャールトン・ヘストン、キム・ハンター、ロディ・マクドウォール
猿の惑星

感想
子供の頃にテレビで観た時は猿の人間が本当のようですごい衝撃だった。音楽も当時画期的なシンセで無気味な雰囲気に一躍買っていたし、明るいところがこれっぽちもない映画も珍しかった。ラストも衝撃的。これを観た後数日は悪夢を観てイヤだったなぁ。今見ても古さを感じないリアルな猿のメイクはすごい。

続・猿の惑星 BENEATH THE PLANET OF THE APES
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
人間が猿に支配されるという奇抜なアイデアとリアルな猿人のメークで大ヒットしたSF映画の古典的名作「猿の惑星」の続編。第1作の主人公テイラーを救出にきたブレントは猿たちに捕まるが、テイラーのよき理解者であったジーラ博士らの協力で猿たちが嫌う禁断の地へと脱出する。その地下では放射能汚染で突然変異を起こした人類が、コバルト爆弾をあがめて暮らしていたのだった…。(from:NHKBS)シリーズ第2作、猿族と地下に住むミュータント人類の闘い
SF(カラー)
1970年/アメリカ
監督 テッド・ポスト
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
チャールトン・ヘストン、ジェームズ・フランシスカス、リンダ・ハリソン
続・猿の惑星

感想
2作目からはいきなりパワーダウン。でもアクションが増えてちょっと軽快に。しかしやっぱり二番煎じ。でもこれがシリーズの完結編で、地球と猿世界の話が終わるから観て損はないかも。ジェリー・ゴールドスミスの音楽は前回よりも遊び心ラップリなソウルフルにアレンジされ時代を感じさせる。

新・猿の惑星 ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
猿の惑星が生まれるきっかけも明かされるシリーズ第3作。コバルト爆弾で滅亡した地球から何とか脱出したジーラたち3人の猿人は、爆発のショックでタイムスリップし70年代の地球に到着する。人間と同じように高い知能を持つ彼らは、一躍人気者に祭り上げられるのだが、その存在を危険視した政府によって、抹殺計画がひそかに進められるのだった。そんな中、ジーラが妊娠している事が判明し…。(from:NHKBS)前作の地球からタイム・トラベルしたジーラとコーネリアス
SF(カラー)
1971年/アメリカ
監督 ドン・テイラー
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
ロディ・マクドウォール、キム・ハンター、ブラッドフォード・ティルマン
新・猿の惑星

感想
もうここからはアカン。チャールトン・ヘストンも出てこないし、「猿の惑星」とは別物に近い。場所も猿の惑星から地球へ映っちゃって新鮮味が更に薄れテレビ版程度の出来。ジーラの女性参政権運動には時代を感じる。

猿の惑星・征服 CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
未来から来た猿人ジーラの息子シーザーを主人公にしたシリーズ第4作。サーカス団長のアルマンドに育てられたシーザーは成人し、初めて町を訪れた。そこでペットや奴隷として苦しめられる猿たちを見て、思わず大声で叫んでしまったシーザーは、追われる身となる。やがて自分を逃がすため、警察に捕らえられたアルマンドが命を落としたことを知った彼は、人間への復しゅうを誓い、仲間の猿たちとともに立ち上がるのだった…。(from:NHKBS)コーネリアスの息子マイロが猿族を率いて人間に叛旗を翻する
SF(カラー)
1972年/アメリカ
監督 J・リー・トンプソン
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
ロディ・マクドウォール、ドン・マレー、ハリー・ローズ
猿の惑星・征服

感想
コーネリアスとジーラの息子がサーカス団に売られて苦労し、虐待を受ける猿達を引き連れて人間に反旗を翻す迄の話。舞台は70年代の地球なのでもうつまらないのなんのって…。ジーラやコーネリアスもほとんど出てこないし、チープなセットで猿たちの演技も下手糞、かなりとほほ。

最後の猿の惑星 BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
完結編となる「猿の惑星」シリーズ第5弾。シーザーたちによる人間へのクーデターは、やがて猿と人間による核戦争に発展し、両者ともに大きなダメージを受ける。新しい世界の中心となった猿のリーダー、シーザーは人間との共存を願うが、それをこころよく思わない猿たちの反対を受ける。そんな中、放射能のためにミュータント化し、荒廃した都市に潜む人間たちが、猿たちを撲滅すべく攻めて来るのだった…。(from:NHKBS)シーザー(マイロ)が指導者となり、ミュータントとの戦闘へ
SF(カラー)
1973年/アメリカ
監督 J・リー・トンプソン
音楽 レナード・ローゼンマン
出演
ロディ・マクドウォール、クロード・エイキンス、ナタリー・トランディ
最後の猿の惑星

感想
ここ迄きたら最後までみるか…という付き合い程度。シリーズでは34を争うつまらなさ。この頃日本で放送されていた『猿の軍団』が懐かしい。

サルバドル、遥かなる日々 SALVADOR
★★★☆☆ テレビ放送
内容
カメラマンがエル・サルバドルへで見たもの
ドラマ/戦争(カラー)
1986年/アメリカ
監督 オリバー・ストーン
音楽 ジョルジュ・ドルリュー 
出演
ジェームズ・ウッズ

感想
金の為に気軽な気持ちで取材に出かけた記者が、軍事クーデターで荒れるエル・サルバドルで地獄をみる。ジェームズ・ウッズの演技がすごい!しかし暗くて辛い作品だった。

サン・ジャックへの道  SAINT-JACQUES... LA MECQUE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで巡礼の旅に出た訳ありの人々の人間模様を描いたロード・ムービー。母親の遺言で、遺産相続の権利を得るための条件として、兄弟一緒にサンティアゴ(サン・ジャック)まで徒歩で巡礼することになった仲の悪い3兄弟。しぶしぶ参加したツアーで出会ったのは、文字の読めない少年や、抗がん治療で髪を失った女性などそれぞれ何かしら事情を抱えた人々だった。(from:NHKBS)
コメディ/ドラマ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 コリーヌ・セロー
音楽 ユーグ・ル・バール、マドレーヌ・ベッソン、シルバン・デュブレ
出演
ミュリエル・ロバン、アルチュス・ド・パンゲルン、ジャン・ピエール・ダルッサン
サン・ジャックへの道
感想
キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ(サン・ジャック)まで1500kmにも及ぶ巡礼路を旅することになった人々を面白おかしく描いたロードムービー。途中、彼らが見る幻想的な夢がそれぞれシュールで面白い。お遍路さんと違って悲壮感がなく、お伊勢参りのようにワイワイとハイキング気分で明るいが、旅はそうそう楽でない。彼らの人間ドラマと旅先々の美しい風景、シュールな夢がいいバランスで描かれ最後まで飽きさせない。3人の鼾男たちを皆で避けてまくシーンには大笑い。軽快な音楽もグッド。監督は「赤ちゃんに乾杯!」のコリーヌ・セロー。

サン・ソレイユ  SANS SOLEIL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ある女性が世界中を旅するカメラマンからの手紙を読むという形式で日本とアフリカを捉えたドキュメンタリー。監督・脚本・撮影、編集は「AK ドキュメント黒澤明」のクリス・マルケル。
ドキュメンタリー(カラー
1982年/フランス
監督 クリス・マルケル
音楽 M・ムソルグスキー、主題歌:アリエル・ドンバール
出演
ナレーション:アレクサンドラ・スチュワルト
サン・ソレイユ
感想
北海道からフェリーに乗って東京へとはじまるフランス人ジャーナリストの旅。フランスらしい哲学的な構成で80年代の日本を見る視点は独特で面白い。清少納言の「枕草子」や阿波踊りに熱中する人々、招き猫や地蔵、秘宝館、知識人が集まる渋谷横町のバーなど、ちょっとサイドな方向から日本を探ろうとしている。お好み焼きの亭主の動きを「まるで侍のように謙虚」と褒め称える。当時のテレビドラマ「西遊記」の夏目雅子の美しさ、化け猫シリーズなどの妖怪日本映画、深夜の風俗番組など、テレビをそのまま映して日本文化の一つを語る手法も面白い。また、日本とは遠く接点のなさそうなギニアビサウをもう一つの対象として出しているのも興味深い。

懺悔(ざんげ)  REPENTANCE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ソ連崩壊前夜、強大かつ絶大な権力者による独裁政権の犠牲となった家族の悲しみを描き、恐怖政治のむごさを浮き彫りにした問題作。スターリン政権を真正面から批判した映画として、本国では公開が禁止され、完成から数年を経てソ連で一般公開。その後、全世界からの注目を集め、ペレストロイカ(改革)を象徴する伝説の映画となった。カンヌ映画祭審査員特別グランプリ、国際批評家賞を受賞。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1984年/ソ連(グルジア)
監督 テンギズ・アブラゼ
音楽 ナナ・ジャネリゼ
出演
アフタンディル・マハラゼ、イア・ニニゼ、メラブ・ニニゼ
懺悔(ざんげ)
感想
自分の両親を無実の罪で殺した独裁者の死後、彼の死体を墓から暴いて独裁者の家族や彼を称える人々に彼がいかに残忍な罪人だったかを突きつけた女が投獄されるが…。生前の独裁者とその息子をアフタンディル・マハラゼが演じていて、冷徹なところは同じ。彼の息子(独裁者の孫)が祖父の罪とそれを認めない父を恥じて自殺するが、その骸を静かに見下ろす表情が氷のように冷たくてぞっとする。全ての罪深き者が自分の罪を悔いてくれればいいのだが、多くはその罪も意識しないまま幸せに死後も「英雄」とか言われて葬られるのだろう。ラストで墓を暴き、崖下に投げ捨てるシーンが印象的で、ここに独裁政治の犠牲になった人たちのダイレクトな怒りを感じる。

三国志(2008)  THREE KINGDOMS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
戦乱の中国。貧しい家に生まれた趙雲は、祖国統一の夢を抱き、同じ志を持つ平安と共に“蜀”の君主・劉備に仕えていた。ある時、軍師・孔明の助言で曹操の基地に襲撃をかけた際には、平安を助け出し、敵軍前衛隊長を討ち取る武勲を挙げるが、それを全て平安の手柄としてしまうのだった。おかげで劉備の家族の警護という大役を仰せつかった平安だったが、曹操率いる10万の兵に攻め込まれた際、劉備の妻と子供を見失う大失態を演じてしまう。窮地に陥った平安を庇い、趙雲は上官に対し自ら救出に向かうことを願い出る。そしてたった一人で敵陣に乗り込むや、鬼神の活躍でみごと嫡子の救出に成功する。一方、曹操の孫・曹嬰は、趙雲の超人的な強さを目の当たりにしてその強烈な印象を心に焼き付けるのだったが…。日本でも多くのファンを持つ『三国志』の物語をモチーフに、人気武将・趙雲にスポットを当て、その生涯を描く歴史アクション。主演は「インファナル・アフェア」「墨攻」のアンディ・ラウ。またマギー・Q、サモ・ハンが映画オリジナルのキャラクター“曹嬰”、“平安”役で共演。監督は「ドラゴン・スクワッド」のダニエル・リー。(from:BS朝日)
歴史劇/アクション/ドラマ(カラー)
2008年/中国
監督 ダニエル・リー
音楽 ヘンリー・ライ
出演
アンディ・ラウ(趙雲)、マギー・Q(曹嬰)、サモ・ハン(羅平安)、ヴァネス・ウー(関興)、アンディ・オン(トウ芝)、ダミアン・ラウ(曹操)、ユエ・ホア(劉備)、ティ・ロン(関羽)、チェン・チーフイ(張飛)、プー・ツンシン(孔明)、ティン・ハイフォン(張苞)
三国志
感想
敵軍の中にいる劉備の息子・阿斗を一人で救出する、三国志の五虎大将の一人趙雲を中心に描いた歴史ドラマ。ジョン・ウーの「レッドクリフ」と同時期に公開されているが、こちらはその人気に押されて存在すら知らなかった。しかし主演はアンディ・ラウ、共演にサモ・ハンやマギー・Q、F4のヴァネス・ウー、ティ・ロンとなかなか豪華。でも劉備や孔明、関羽に張飛、曹操ら三国志の主人公たちは冒頭にちょこっと出ているだけで、後は彼らの息子や孫の世代の話になり、五虎大将の生き残りも趙雲だけという設定でなんだか寂しい。「レッドクリフ」が三国志をそのまま映像化したのに対して、これは架空の人物も出てくるので創作三国志。「レッドクリフ」の別バージョンを期待したら肩透かしを食らった。でもアクションは悪くない。しかし、話の面白さ、アクション、キャラの描き方、キャスト、スケールの大きさ総てにおいて「レッドクリフ」に大負け。アンディと趙雲の両方が大好きな私でもちょっとがっかり。監督は「ブラック・マスク」「スター・ランナー」のダニエル・リー。

3時10分、決断のとき  3:10 TO YUMA
★★★★★  テレビ放送
内容
南北戦争で片足を負傷し不自由となったダン・エヴァンスは、妻と2人の息子と共にアリゾナで小さな牧場を営みながら暮らしていた。だが、借金がかさんで生活は苦しくなる一方だ。そんなある日、連続強盗団のボス、ベン・ウェイドが逮捕され、ダンは報酬目当てに彼を刑務所のあるユマ行きの列車に乗せる護送役を引き受ける。列車が出発する3日後の午後3時10分。ダンは過酷な任務に旅立つのだった。(from:BS朝日)
西部劇/サスペンス/ドラマ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ジェームズ・マンゴールド
音楽 マルコ・ベルトラミ
出演
ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベイル、ピーターフォンダ、ベン・フォスター、グレッチェン・モル
3時10分、決断のとき
感想
デルマー・デイビス監督「決断の3時10分」(1957年)のリメイク。でも面白さはこちらが数段上!何しろ主役がラッセル・クロウ、クリスチャン・ベイルの二人でカリスマ性のある強盗団のボスを残忍な悪党なのにどこか憎めない魅力を秘めていて、ベイルは父親の責任を最後命をかけて貫こうとする勇気ある男として、どちらも甲乙付け難いほどキャラを魅力的に演じている。キャラの魅力だけでなくアクションも派手で見せ場が多く、オリジナルを続けてみるとかなり地味で退屈に感じてしまった。またラッセルの片腕を演じるベン・フォスターも忠犬のようにボスに忠実なのに最後にはその主人に裏切られるちょっと可哀想なキャラを演じていてイイ味を出している。ラストでベイルが皆から見放されて一人で戦うところは「真昼の決闘」にそっくりで憎い演出。こんなに楽しめた西部劇は「許されざる者」以来。監督は「17歳のカルテ」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」「ニューヨークの恋人」「“アイデンティティー” 」のジェームズ・マンゴールド。

サンシャイン・クリーニング  SUNSHINE CLEANING
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
かつては学園のアイドルだった姉ローズも今や30代、問題児の息子を抱えたシングルマザーだ。仕事もさえず、おまけに学生時代の恋人マックと不倫中。一方、妹ノラは仕事も続かず未だ自立できずに父親と同居中。そんな中、マックから「大金が稼げる」話を聞いたローズは、嫌がるノラを誘って清掃業を始める。それはなんと事件現場をクリーニングするというものだった。事件現場の惨状に、最初はとまどう2人だったが…。(from:BSジャパン)
ドラマ/コメディ(カラー)
2008年/アメリカ
監督 クリスティン・ジェフズ
出演
エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、アラン・アーキン、スティーブ・ザーン
サンシャイン・クリーニング
感想
主演は「魔法にかけられて」「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」のエイミー・アダムスと「プラダを着た悪魔」「ジェイン・オースティンの読書会」のエミリー・ブラント、共演に「リトル・ミス・サンシャイン」のアラン・アーキン。何の取り柄もない負け組の美人姉妹が、生活の為に事故現場の清掃を始める…というドラマ。社会からドロップアウトしたような人々ばかりだが、困ったときはいやいやながらも助け合い…と今時のアメリカ社会では珍しい人情的なところが描かれている。しかし現実は厳しい。子供を抱えたまだ若い姉妹が、やっと仕事の軌道が乗った矢先にボヤで大失敗。唯一の保護者の父もリタイアしていて頼れない…。崩壊した家族の絆がまた?がってゆく姿がちょっとコミカルに描かれている。ラストの母親の名演技?を鑑賞して仲直りしてしまうところがちょっと笑えて、喧嘩しても姉妹っていいなぁと思った。

39歳からの女性がモテる理由(ワケ)  FLIRTING WITH FORTY
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
バツイチで2人の子供を育てるシングルマザーのジャッキーは、仕事に育児と変わり映えのない毎日を送っていた。クリスマス直前、子供たちが元夫と新しい恋人とスキー旅行に行ってしまい、ジャッキーは、40歳の誕生日を独りで迎えようとしていた。そんな彼女を友達が見かね、彼女にホノルル行きのチケットをプレゼントする。気乗りしなかった彼女だが、ハワイでサーフィンのインストラクター、カイルと出会い、恋に落ちてしまう。しかし28歳のカイルとの年の差に引け目を感じずにはいられないジャッキー…。大人の女性の恋愛事情を描いたラブロマンス・コメディ。(from:FOX bs238)
ロマンス/コメディ(カラー)
2008年/アメリカ
監督 ミカエル・サロモン
音楽 ジェフ・ビール
出演
ヘザー・ロックリア、ロバート・バックリー、ヴァネッサ・ウィリアムズ
39歳からの女性がモテる理由
感想
主演のヘザー・ロックリアは「炎の少女チャーリー」の母役や、テレビドラマ「ダイナスティー」にも出演していたらしいけど、全然思い出せないほどすっかり中年オバサン。彼女が24歳のイケメン・ナイスボディのハワイ在住サーファーと恋に落ちて…とまるで主婦がハマる韓ドラみたいな設定。最後の最後まで、こんなヒロインのどこに惚れてしまったのか説得力のない形でラストはハッピーエンド。現実感まったくなし。それでもハーレクイーン・ロマンス好きな主婦には受けそう。監督は「フラッド」のミカエル・サロモン。

三銃士(1993)  THE THREE MUSKETEERS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
17世紀のフランス宮廷。ルイ13世の近衛銃士隊は、リシュリュー枢機卿とロシュフォール伯爵の陰謀によって解散させられた。銃士隊に入ろうとパリに出てきた若者ダルタニアンは、王の忠誠を誓う豪傑三銃士、アラミス、アトス、ポルトスと知り合い、王の暗殺を狙う枢機卿と伯爵の悪巧みを粉砕する…。世界中で大ヒットを記録した名作「三銃士」。チャーリー・シーンとキーファー・サザーランドを中心にテンポの良いアクション、俳優の個性を生かしたスピード感あふれる”スター映画”の傑作作品。(from:BS-i)
アクション/アドベンチャー(カラー)
1993年/アメリカ
監督 スティーヴン・ヘレク
音楽 マイケル・ケイメン
出演
チャーリー・シーン、キーファー・サザーランド、クルス・オドネル、オリバー・プラット、ヒュー・オコナー、ティム・カリー、マイケル・ウィンコット
三銃士
感想
バーティカル・リミット」「プロポーズ」のクリス・オドネルのダルタニアンに、チャーリー・シーンのアラミス、キーファー・サザーランドのアトス、オリヴァー・プラットのポルトス、ガブリエル・アンウォーのフランス王妃に、侍女コンスタンスはジュリー・デルピーとなかなか豪華なキャスト。悪役もロシュフォール伯爵のマイケル・ウィンコットと、リシュリュー枢機卿のティム・カリーも悪くない。主題歌もスティング。知的なアラミスにチャーリー・シーンの配役はちょっと首を傾げるが、ミレディー夫人がアトスの前妻とか、ロシュフォール伯爵がダルタニアンの父の仇という設定は意外で面白かった。しかし、「仮面の男」やリチャード・レスター監督の「四銃士」などに比べるとキャラクターの魅力はイマイチ弱い。監督は「飛べないアヒル」のスティーブン・ヘレク。

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船  THE THREE MUSKETEERS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
17世紀のフランス。若くして王位を継いだルイ13世は、王妃アンヌに夢中で政治には無頓着。その隙に野心家のリシュリュー枢機卿が着々と実権を掌握しようとしていた。そんな中、三銃士に憧れる無鉄砲な青年ダルタニアンが田舎からパリへとやって来る。最初はそうとは知らずに三銃士相手に決闘を申し込むダルタニアンだったが、リシュリューと敵対する両者はほどなく和解、晴れて三銃士の仲間入りを果たす。その頃、正体不明の美女ミレディは、王妃と敵国イギリスのバッキンガム公爵が通じていると見せかけるべく、王妃の首飾りを盗み出しイギリスへと渡る。ダルタニアンは秘かに想いを寄せる王妃の侍女コンスタンスからそのことを知らされ、三銃士と共に首飾りの奪回へと旅立つ。(from:地上波)
アクション/アドベンチャー(カラー)
2011年/フランス:アメリカ:イギリス:ドイツ
監督 ポール・W・S・アンダーソン
音楽 ポール・ハスリンジャー
出演
ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ、マシュー・マクファディン、レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンス
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
感想
三銃士」や「仮面の男」jなど三銃士の映画化は多数あるが、アクションがこれだけ派手なのは「バイオハザード」「エイリアンVS.プレデター」「バイオハザードIV アフターライフ」のポール・W・S・アンダーソンが監督しただけある。ジョヴォヴィッチのミレディは「バイオハザード」のアリス並の戦闘能力を見せてくれて恰好良いし、オーランド・ブルームがバッキンガム公爵という悪役を演じているのもちょっと意外なキャストで面白い。ミラとオーランドの新たな人気シリーズに成り得るか?ファッションもお洒落で当時のコスチュームにしっかり現代的センスが感じられるし、飛行船で空中バトルを展開するあたりも新しくてスペクタクル。ただ、肝心の三銃士とダルタニアンのキャストが期待した割には地味。「タイタンの戦い」でアポロンを演じていたルーク・エヴァンスがアラミス役で後はあまり知らない役者ばかり。シリーズ化を狙うならスター俳優はそうそう使えないのかも。

34丁目の奇跡(1994)  MIRACLE ON 34TH STREET
★★★☆☆  テレビ放送
内容
キャリアウーマンの独身ママと、サンタクロースを信じない6歳の少女の前に謎の老人が現れた。クリスと名乗るその老人は、自分は本物のサンタだと言う。有名デパート、コールズは彼を客寄せのサンタとして雇い入れ、彼は一躍人気者に。だがライバル店の陰謀によってクリスは逮捕されてしまう。彼は、気の触れた哀れな老人か、本物のサンタなのか?前代未聞の裁判が始まった。クリスマスにお届けする、夢を知らない子供から夢を忘れた大人まで、観る人の心を揺さぶる愛と奇跡の物語。劇中で使われているナタリー・コール、レイ・チャールズなど豪華アーティストの音楽がとてもロマンティック。(from:BS-i)
ファミリー/ファンタジー(カラー)
1994年/アメリカ
監督 レス・メイフィールド
音楽 ブルース・ブロートン
出演
リチャード・アッテンボロー、マラ・ウィルソン、エリザベス・パーキンス、ディラン・マクダーモット
34丁目の奇跡
感想
大脱走」「砲艦サンパブロ」のリチャード・アッテンボローが主人公で、彼のサンタはピカ一、「サンタクローズ」のティム・アレンよりもずっとサンタらしい。1ドル紙幣に「神を信じる」という言葉があったとは知らなかった。印象深いエンゲージ・リングはカルティエ。「ザ・ホワイトハウス」CJ・クレッグ報道官のアリソン・ジャネイが主婦の一人として、ハーパー判事に「遙かなる大地へ」のロバート・プロスキーが出演している。ニューヨークのクリスマスのアイス・リンクは「セレンディピティ」にも登場。47年のジョージ・シートン監督作品「三十四丁目の奇蹟」を、「フラバー」「原始のマン」のレス・メイフィールドがリメイク。

サンダーバード(2004)  THUNDERBIRDS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
億万長者で元宇宙飛行士の父親と4人の息子で結成した国際救助隊IRの秘密基地トレーシー・アイランドを宿敵フッドが占拠。その魔手から逃れたのは、まだ救助隊の正式メンバーではない末弟アラン(コルベット)だけだった…。最新鋭メカ“サンダーバード号”を操る5人兄弟が国際救助隊として活躍する伝説のTV人形劇シリーズを実写で映画化。出演はビル・パクストン、ベン・キングズレーら。TVシリーズの前日譚で、家族を救うために奮闘する末っ子アランの活躍と成長を中心に描いたSF大作。メカデザインやオープニング等、TV版を意識したカラフルな映像が楽しい。監督のフレイクスは『新スタートレック』のライカー副長役としても有名。(from:シネフィル・イマジカ)
SF/アクション/アドベンチャー(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ジョナサン・フレイクス
音楽 ハンス・ジマー
出演
ビル・パクストン、ベン・キングズレー、アンソニー・エドワーズ、フィリップ・ウィンチェスター、ソフィア・マイルズ
サンダーバード(2004)
感想
アメリカの人気人形アニメ(マリオネーション)が実写化というのでちょっと期待したが、活躍のほとんどは子供たちでまるで「スパイキッズ」みたい。これに「アベンジャーズ」がちょっと加わった感じだがあくまでも対象は子供。往年のテレ版ファンにとってはキャラクターが皆別物と変わってしまっててかなりがっかり。今でも人気のプラモデルのサンダーバード123号に基地などが再現されているのはいいが、思ったほど活躍が少ない。なによりも大人の貴婦人だったペネロープが小娘!ペネロープカーもピンクのロールスロイスからフォードに。ビル・パクストン、ベン・キングズレーが出演していても穴埋めできないほどがっかり。

サンタクローズ(1994)  THE SANTA CLAUSE
★★★★☆  テレビ放送
内容
思いがけず「サンタ」と「クローズ(契約)」して、自分がサンタクロースになってしまった男の不思議な物語。おもちゃ会社に勤めているスコットはバツイチ。一人息子と楽しいクリスマスを過ごすはずが、失敗の連続でうまくいかない。そんな時、家の屋根から人が落ちてきた!身元を調べようと彼の持っていたカードを読み上げると…!?クリスマスシーズンにぴったりのハート・ウォーミング・コメディー。(from:NHKBS)
ファミリー/ファンタジー(カラー)
1994年/アメリカ
監督 ジョン・パスキン
音楽 マイケル・コンバーティノ
出演
ティム・アレン(スコット:磯部勉)、エリック・ロイド(チャーリー:伊藤貴宏)、ウェンディ・クルーソン(ローラ:宮寺智子)、ジャッジ・ラインホルド(ニール:金子哲夫)、ピーター・ボイル(上司ヴィットル)
サンタクローズ
感想
主演は「ギャラクシー・クエスト」でトカゲ頭ドクター・ラザラスを演じたティム・アレン。彼がスリムなビジネスマンからデブで白いひげのサンタに変身していくのが笑える。子供にも見放された普通のサラリーマンという役をさりげなく演じているところはさすがで、これをロビン・ウィリアムスが演じていたら、うざったくてダメだったかも。サンタワールドの雰囲気は子供のような妖精たちが働く可愛い世界で、まるで「チャーリーとチョコレート工場」という感じ。サンタが住む場所は北極ではなくてスウェーデンだと思うが細かいことはさておき、サンタを信じてない大人も夢を見る事ができるハートフルなファンタジー。キュートな幼い息子を演じているのは「愛が微笑む時」の子役エリック・ロイドで泣ける名演技。また「ビバリーヒルズ・コップ3」のジャッジ・ラインホールド、「コリーナ、コリーナ」のウェンディ・クルーソンが共演。監督は「デンジャラス・ビューティー2」のジョン・パスキン。

サンタフェ  SANTA FE
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
南北戦争が終結。帰還したブリットと弟達は新天地を求め、南部バージニアから北部へと向かう。旅の途中でいざこざに巻き込まれたブリット達は北軍の兵士と撃ち合いになり殺してしまう。追われる身となってしまったブリット兄弟は列車に飛び乗ったのだが、それは鉄道建設の労働者を募る列車だった。やがてブリットは鉄道建設現場で働き始めるが、3人の弟達は強盗団に加担して悪事に手を染める。次第に、兄弟の溝は深まっていく…。(from:ザ・シネマ)
西部劇(カラー)
1951年/アメリカ
監督 アーヴィング・ピシェル
音楽 ポール・ソーテル
出演
ランドルフ・スコット、ジャニス・カーター、ジェローム・コートランド、ピーター・トンプソン
サンタフェ
感想
南北戦争直後の北と南の人間たちの見えざる対立を、鉄道建設という共通の目的から次第に団結してゆく…という話を西部劇タッチで描いた作品。配役も監督もイマイチ良く知らないし、オーソドックスな西部劇なので華に欠ける。サンタフェに線路が伸びるラストも、ただ流しているという感じで、何事もなく終るのでラストに盛り上がりがないのも少々肩透かし。

三等重役  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
源氏鶏太の同名小説を原作に、町の一流会社の社長や社員たちのサラリーマン生活をコミカルに描く。南海産業の現社長・桑原は、社長復帰する予定だった前社長が病に倒れたため、引き続き社長のいすに座ることに。社長夫人でいる間に新調した着物を着たいという妻のため、社内結婚奨励の回覧を回すと見事カップルが誕生、仲人を務めることになる。人事課長役を森繁久彌が演じ、のちの「社長シリーズ」につながっていく作品。(from:NHKBS)
ドラマ/コメディ(白黒)
1952年/日本
監督 春原政久
音楽 松井八郎
出演
河村黎吉、森繁久彌、小林桂樹、沢村貞子、越路吹雪
三等重役
感想
社長道中記」などの社長シリーズの前進的な作品で、後に社長になって登場する森繁久彌はここではまだ人事課長の浦島太郎(名前も笑える)。河村黎吉演じる社長と、彼と一緒に東京出張する恐妻家の取引先社長を合わせたようなキャラが後の森繁久彌の社長になっているように思える。ワンマンだけど人を見る目だけはしっかりしていて、部下を大切にする人情家なところがほのぼのとしていていい。森繁久彌と社長シリーズでコンビを作る小林桂樹も、ここでは社長秘書として登場。社長シリーズとは違ってラストでは同僚美人秘書とゴールイン。

三匹の侍 
★★★★☆ テレビ放送
内容
9月24日に亡くなった丹波哲郎さんをしのび、彼が男気あふれる浪人に扮した人気テレビシリーズの映画化作品を放送。浪人・柴左近(丹波哲郎)は、旅の途中で凶作と悪代官の重税に苦しむ農民たちに出会う。農民たちは代官(石黒達也)の娘(桑野みゆき)を人質に年貢の軽減を訴えるほどだった。彼らのために悪代官と闘うことを決意した左近は、桔梗鋭之助(平幹二朗)、桜京十郎(長門勇)の2人の浪人侍を仲間にえて、壮絶な死闘へと身を投じていく。鬼才五社英雄監督による痛快娯楽時代劇。(from:NHKBS)
時代劇(白黒)
1964年/日本/松竹
監督 五社英雄
音楽 津島利章
出演
丹波哲郎、平幹二朗、長門勇、桑野みゆき、香山美子
三匹の侍

感想
壮絶でハードな殺陣がかっこいい!特にクライマックスでの剣客大内玄馬たちと三人の殺陣は時代劇史上に残るであろうかっこ良さ。柴は代官の娘・亜矢と、桔梗は女郎おまき(三原葉子)と、桜も村の女おいね(木村俊恵)とのロマンスもあったり、村娘のおやす(香山美子)が捕われ犠牲になったり、おみつ(葵京子)が捕われの柴を助けたりで女も大活躍の時代劇。ニヒルで神経質な桔梗、ユーモラスで情に弱い桜もイイがやはり主役は丹波哲郎演じる柴。豪快でサバサナした柴は殺陣も一番かっこいい。テレビシリーズ(高橋英樹、役所広司、春風亭小朝のシリーズが一番好き)とは違ってコミカルな部分は押さえられ、ハードボイルドでかっこいい作品。

桑港(サンフランシスコ)  SAN FRANCISCO
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1936年の全米興行成績No.1になったパニック映画の傑作。1906年4月にサンフランシスコを襲った大地震を題材にした娯楽映画の大作。主演はクラーク・ゲイブル共演にスペンサー・トレイシー、ジャック・ホルトとスターたちの共演で人気・内容ともに話題を独占。全編に流れるジャズやオペラの数々が作品を彩り、大流行したテーマ曲「サンフランシスコ」は1984年に公式市歌にもなった。(from:BS12)
ロマンス/ドラマ/パニック(白黒)
1936年/アメリカ
監督 W・S・ヴァン・ダイク二世
音楽 ブロニスラウ・ケイパー、ハーバート・ストサート
出演
クラーク・ゲイブル、スペンサー・トレイシー、ジャネット・マクドナルド、ジャック・ホルト、ジェシー・ラルフ、テッド・ヒーリー、シャーリー・ロス
桑港
感想
クラーク・ゲイブルとスペンサー・トレイシーの二代スターの共演も見ものだか、ヒロインを演じる「メリィ・ウィドウ」のジャネット・マクドナルドが美しい美貌と声で魅力的。オペラ「ファウスト」や「椿姫」などの舞台が覗けるのもグッド。ヒットしたというテーマ曲は聴いたことなかったが、なかなか良い。クライマックスの大地震のシーンは凄い迫力で、戦前に作られた映像とは思えないほど。ラストで民衆が惨劇にもめげずに立ち上がり、「アメリカの祈り」 を歌うシーンには感動!