ノイズ THE ASTRONAUT'S WIFE
★☆☆☆☆ 劇場、テレビ放送
内容
宇宙での事故後生還した飛行士の異常に妻だけが気付く…
SFサスペンス
1999年/アメリカ
監督 ランド・ラヴィッチ
音楽 ジョージ・S・クリントン
出演
ジョニー・デップ、シャーリーズ・セロン、ニック・カサヴェテス、ジョー・モートン、クレア・デュヴァル

感想
【劇場】ジョニ〜〜〜デップ〜〜〜!どうしたの〜!「スリーピー・ホロウ」での活躍とはガラリと変わって存在感がなかったよん。ぐっすん。最初から最後までシャーリーズ嬢の独断場でした。セシル・カットがとても素敵だけど、共感を得る程の説得ある演技にチョットかけていたような…ジョニ・デに期待して観に行っただけに、もっとラストでドド〜〜ンっといってほしかったよ。(ジョニ・デがクリチャ〜に変身とかさ)ラストのオチもなんだかな…もう。とほほ。 【テレビ】ショートカットでシンプルな服を着こなすシャーリーズ・セロン、流石モデルあがりでオシャレ。以上。ジョニー・デップが出て無ければテレビでも観なかった作品。でも劇場でも観ちゃったんだよね…。悪人役でもかっこいいです。※ハーレイ・ジョエル・オスメント君が最後にチラっと出て来ました。

ノウイング  KNOWING
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
宇宙物理学者ジョンの息子ケイレブが通う小学校で50年前に埋められたタイムカプセルが掘り出され、当時の生徒たちが書いた未来予想図が在校生に配られる。ケイレブが手にした紙は全体が意味不明の数字の羅列で埋め尽くされていた。ジョンは、その数列が過去に起きた大惨事の日付や犠牲者数と一致していることに気づくが、そこには未来の大惨事を思わせる数字も記されていた。そして予言された大惨事が現実となり…。(from:スター・チャンネル)
サスペンス/SF(カラー)
2009年/アメリカ:イギリス:オーストラリア
監督 アレックス・プロヤス
音楽 マルコ・ベルトラミ
出演
ニコラス・ケイジ(ジョン・ケストラー)、ローズ・バーン(ダイアナ・ウェイランド)、チャンドラー・カンタベリー(ケイレブ・ケストラー)、ララ・ロビンソン(ルシンダ・エンブリー/アビー・ウェイランド)、ベン・メンデルソーン(フィル・ベックマン)、ナディア・タウンゼンド(グレース・ケストラー)
ノウイング
感想
息子にだけ届く不可思議な「音」と紙一面にびっしりと書かれた数字の謎を解明していく前半はサスペンス調で結構面白いのだが、中盤から相手が宇宙人と分かると急に「X−ファイル」のような安っぽいSFみたいになってしまう。後は「顔のない天使」「未知との遭遇」と「ディープ・インパクト」「地球が静止する日」で新しさはない。だいたい、あの宇宙人たちも色んな人間に変化できるのなら、恐い黒スーツ男でなく、もっと親しみやすい人間(子供とか美女とか)に変わって接触してくるべきでしょう?色々腑に落ちないところが多かったところも感情移入できなかったところかも。監督は「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス。

NOEL ノエル  NOEL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
クリスマス・イブの夜、様々な事情で孤独や悩みを抱えて生きる人たちに起こるささやかな奇跡を描くハートウォーミング・ストーリー。長期入院中の母を抱えるバツイチのローズ、美しい婚約者を愛するがゆえ激しいしっと心にさいなまれるマイク、そしてそんな彼の重すぎる愛に悩むニーナ…。個性派俳優チャズ・パルミンテリの映画監督デビュー作。タイトルの「ノエル」はフランス語で「クリスマス」の意味。(from:NHKBS)
ドラマ/ファンタジー/ロマンス(カラー)
2004年/アメリカ
監督 チャズ・パルミンテリ
音楽 アラン・メンケン
出演
スーザン・サランドン、ペネロペ・クルス、ポール・ウォーカー、ロビン・ウィリアムズ
NOEL ノエル
感想
セレンディピティ」と同様、ニューヨークのクリスマスが舞台。こちらは複数の主人公たちが織り成すオムニバス風のドラマ。孤独な中年女や、恋人とすれ違うようになった男、彼に付きまとう老人などなど…。小さな奇跡という感じで彼らの運命がラストには皆ハッピーエンドになるのが見ていて幸せな気分になれる。特に老人に「総て許すよ」といって彼の人生の重石を外してやるシーンは泣けた。また、ローズと痴呆症の母がかすかに心を通わせるラストのシーンも泣ける。地味な作品だけど、クリスマスの幸せな雰囲気が最後に味わえる心温まる作品。ロビン・ウィリアムズがクレジットなしだけど、寝たきりの病人なのにローズと心を通わせる不思議なキャラで登場している。ノエルというタイトルではフランス映画に「ブッシュ・ド・ノエル」というのがやはりオムニバスな作品で記憶に残る。

ノー・エスケイプ  NO ESCAPE
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
西暦2022年。上官殺しの重罪を犯したロビンス大佐は、本土から300キロ離れたアブソロム島の刑務所へと送られる。そこは、人工衛星の厳重な監視の下に置かれた脱出不可能な究極の監獄島。弱肉強食の掟の中で囚人たちは、残虐の限りをつくす武闘派‘アウトサイダー’と、穏健派の‘インサイダー’の二派に別れて暮らしていた。ロビンスは密かに脱出の計画を練るが、日毎に激化していく囚人同士の抗争に巻き込まれていく。(from:地上波)
アクション/SF(カラー)
1994年/アメリカ
監督 マーティン・キャンベル
音楽 グレーム・レヴェル
出演
レイ・リオッタ(ロビンス大佐)、ランス・ヘンリクセン(ファーザー:“インサイダー”の指導者)、スチュアート・ウィルソン(マリク:“アウトサイダー”のリーダー)、ケビン・ディロン(ケイシー)、ドン・ヘンダーソン(キリアン)、アーニー・ハドソン(ホーキンス)、マイケル・ラーナー(所長)、イアン・マクニース(キング:デブの牧師)、アーニー・ハドソン(ホーキンス:“インサイダー”のリーダー格)
ノー・エスケイプ
感想
主人公は「ハンニバル」ではレクター博士に脳みそを食べられるクレンドラーを演じたレイ・リオッタ。共演は「エイリアン2」のアンドロイドのビショップでお馴染みのランス・ヘンリクセンが指導者のファーザー。「リーサル・ウェポン3」のスチュアート・ウィルソンが「ウォーターワールド」のデニス・ホッパーに似た悪役。話は囚人ばかりが送り込まれた謎の島に送られた主人公が、悪のグループを押さえて島を脱出する…という無法地帯の「マッドマックス2」に島脱出ものを加えたという感じ。なんと言っても主人公のレイ・リオッタがアンチヒーローに成りきれず中途半端で魅力がない。ロビンスという名前は「ロビン・フッド」から取ったのか?ジャングルのサバイバルは「プレデター」に比べると緊張感がないし…と全体的にかなりショボイ。監督は007シリーズゴールデンアイ」「カジノ・ロワイヤル」「バーティカル・リミット」「すべては愛のために」「マスク・オブ・ゾロ」のM・キャンベル。

ノー・マンズ・ランド  NO MAN'S LAND
★★★★☆  テレビ放送
内容
ボスニア紛争のさなか、ノー・マンズ・ランドと呼ばれるセルビア陣営とボスニア陣営の中間地帯に取り残された兵士の姿を描き、戦争を痛烈に風刺したブラック・コメディー。道に迷い、中間地帯の塹壕(ざんごう)に入り込んだボスニア兵チキ。そこへ偵察に来たセルビア兵と遭遇するが、やがて敵同士協力せざる負えない状況となる。カンヌ映画祭脚本賞、アカデミー外国語映画賞に輝いたほか、世界中の映画祭で数々の賞を受賞した。(from:NHKBS)
戦争/ドラマ/コメディ(カラー)
2001年/フランス:イタリア:ベルギー:イギリス:スロベニア
監督 ダニス・タノヴィッチ
音楽 ダニス・タノヴィッチ
出演
ブランコ・ジュリッチ、レネ・ビトラヤツ、フィリプ・ショヴァゴヴィッチ
ノー・マンズ・ランド
感想
ボスニア紛争の縮図を隔離された塹壕の中だけで描いた戦争ドラマ。戦争ものなのに前半はコミカルで笑える。この悲劇的な扮装も彼らが揉めているような、馬鹿馬鹿しいものだというのがかなりシニカルに描いている。最後にはどちらにも生き残ってハッピーエンドになって欲しいと願うのだが、戦争はやっぱり残酷で容赦ない。ラストの無常感が何とも言えない後味の悪さ。これが戦争というものだろう。国連軍の無能ぶりや、身勝手なマスコミたちへの手厳しい批判たっぷりで、当事者でなければ作れそうにない作品。監督は「美しき運命の傷痕」のダニス・タノヴィッチ。

ノーマ・レイ  NORMA RAE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカ南部の紡績工場で働くひとりの女工が労働組合結成に奮闘する中で精神的に自立していく様を描いた社会派ドラマ。父親違いの2児の母であるノーマ・レイは無知さゆえに素行も問題だらけだったが、アメリカ紡績労働組合から派遣されてきた活動家と出会い、工場の不当な待遇を改善したいという彼の熱意に突き動かされていく。アカデミー主演女優賞(S・フィールド)、歌曲賞のほかカンヌ映画祭主演女優賞にも輝いた。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1979年/アメリカ
監督 マーティン・リット
音楽 デビッド・シャイア、主題歌『流されるままに(It Goes Like It Goes)』
出演
サリー・フィールド、ロン・リーブマン、ボー・ブリッジス
ノーマ・レイ
感想
監督は「パリの旅愁」のマーティン・リット。片田舎の男遍歴が多く、低学歴の主婦が社会を変える…という「エリン・ブロコビッチ」の元ネタのような女、ノーマ・レイが、重労働と低賃金で苦しむ紡績工場の労働者の組合をつくるために奮闘する話。サリー・フィールドが、とにかく上手くて、チビで全然美人ではないのにチャーミングに見えてくる。労働組合活動家ルーベンとの仲もロマンスものにせず、同士としての友として描いているのが良い。「UNION」の紙をかざしたノーマに支持して、労働者仲間が次々と機会を止めてゆくシーンは感動的。また、ユダヤ人を初めて見たノーマが「角があると聞いていたけど…」といったり、黒人を家に招くだけで白い目で見る白人の隣人など、アメリカ南部の根強い人種差別も描かれている。

ノーラヴ・ノーライフ クリスマスの贈り物  A PERFECT DAY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
昇進が内定していた矢先、突然のリストラで失業したロブ。失意に沈む彼は、妻アリソンの薦めでようやく奮起、少しずつ書き進めていた小説を完成させる。彼の作品はやがて全米一のベストセラーとなるが、一方ロブは多忙さの中で家族を顧みなくなり、高慢な態度を取り始める。そんなとき、彼は謎の男から「君の人生はクリスマス・イブに終わる」と宣告される。まさかと思いつつ、心臓に不安を抱えるロブは疑いを捨てきれず…。R・ロウとC・ロイドという2人の性格俳優が共演したハートウォーミング作。(from:FOX bs238)
ドラマ(カラー)
2006年/アメリカ
監督 ピーター・レヴィン
音楽 ジェフ・ビール
出演
ロブ・ロウ、パジェット・ブリュースター、クリストファー・ロイド、フランセス・コンロイ、ジュード・チコレッラ、ロイナ・キング、ケヴィン・ダン
ノーラヴ・ノーライフ クリスマスの贈り物
感想
成功≠幸せと悟って人生をやり直そうとする話は「素晴らしき哉、人生!」「天使のくれた時間」など多数あるが、これも成功した男が失って初めて本当に自分の大切なものが分かる…というヒューマン・ドラマで「もしも昨日が選べたら」のような現代版「クリスマス・キャロル」。ロブ・ロウの久しぶりな主演と、死神風の謎の男のクリストファー・ロイドがいい味の出している。

のだめカンタービレ最終楽章・前編
★★★☆☆  テレビ放送
内容
プラティニ国際音楽コンクールでみごと優勝に輝いた千秋は、かつてシュトレーゼマンも指揮を務めた“ルー・マルレ・オーケストラ”の常任指揮者となる。しかし、マルレ・オケを偵察した千秋は、まるで覇気のないオケの現状に愕然。近年資金不足のためにリハもままならず多くの団員が辞め、集客率も低下しているという、老舗のオケとは思えない散々な有様だった。一方、コンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励むのだめ。ある日、指揮者となった千秋から、定期公演でのチェレスタの演奏を頼まれ有頂天に。ところが、ひょんなことからその大役は孫Ruiのものに。落胆しながらも千秋を気遣い健気に振る舞うのだめ。そしてマルレ・オケは、準備不足のまま、ついに公演の日を迎えてしまう。3000万部を突破した同名漫画を2部作で映画化。ドラマ版の主要キャストが続投し、ヨーロッパ5か国でロケを敢行。ピアニストの“のだめ”と指揮者“千秋”の関係が描かれる。(from:地上波)
ドラマ/音楽/コメディ(カラー)
2009年/日本/東宝
監督 武内英樹
音楽 ミュージックエディター: 小西善行
出演
上野樹理、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ベッキー、ウェンツ瑛士、山田優、谷原章介、竹中直人
のだめカンタービレ最終楽章・前編
感想
原作漫画、アニメと、どれも人気だが、絶妙な配役でのテレビドラマもまた面白い。これの劇場版で、回想シーンではテレビシリーズも使用されるが、基本的にはテレビドラマではスペシャル版で編集されていたヨーロッパ編。でも、ダブり感はあっても十分楽しめる。ミルフィーこと竹中直人のナレーションが少々聞きづらいが、千秋演じる玉木宏の棒振りも大分板についてきているし、のだめこと上野樹理のファッションがテレビシリーズ同様に可愛い。エンディングのチャイコフスキ「交響曲1812年序曲」は派手に大砲も打ち鳴らし感動的。後編が楽しみ。

のだめカンタービレ最終楽章 後編  
★★★★☆  テレビ放送
内容
離れ離れに暮らすことになった、のだめ(上野樹里)と千秋(玉木宏)。やがて千秋には孫Rui(山田優)との共演話が持ち上がる。一方、オクレール先生のもとでレッスンに励むのだめは、どんどん先に行ってしまう千秋に焦りを感じてしまう。そんな中、ヴァイオリンコンクールに出場する清良(水川あさみ)を秘かに応援するために、峰(瑛太)と真澄(小出恵介)はすっかり意気投合したフランク(ウエンツ瑛士)やターニャ(ベッキー)、黒木(福士誠治)らを伴い、一行はコンクール会場へむかう。久々の再会。その中には千秋の姿も。のだめは、コンクールのピアノ部門で聴いた『ラヴェル ピアノ協奏曲』に心奪われ、いつか千秋と共演するときに演奏したいと心に決める。しかし、その曲はくしくも千秋とRuiが共演する演目に決まっていた。しかも、のだめがやりたいと思い描いていた通りの演奏を完璧な形で披露されてしまう。それを目の当たりにして、ショックを隠しきれないのだめだったが…。(from:地上波)
ドラマ/音楽/コメディ(カラー)
2010年/日本/東宝
監督 川村泰祐
音楽 小西善行
出演
上野樹里(野田恵)、玉木宏(千秋真一)、瑛太(峰龍太郎)、水川あさみ(三木清良)、小出恵介(奥山真澄)、ウエンツ瑛士(フランク)、ベッキー(ターニャ)、山田優(孫Rui)、谷原章介(松田幸久)、なだぎ武(テオ)、福士誠治(黒木泰則)、吉瀬美智子(エリーゼ)、伊武雅刀(峰龍見)、竹中直人(フランツ・シュトレーゼマン)
のだめカンタービレ最終楽章 後編
感想
前編を見なくても楽しめる内容になってはいるがやっぱり通して見たほうがずっと面白い。玉木宏の棒振りも前作よりも板についているし、上野樹里や水川あさみなどの演奏っぷりもかなり上手。二人の感情表現も言葉よりも音楽でという難関どころをしっかりクリアしている。音楽の素晴らしさへの演出は前作よりもパワーアップしているのでは。テレビシリーズの映画化で良い作品というのはあまり多くないが、これはテレビシーズを上回る面白さで成功したほうではないだろうか。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア  KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
★★★★☆  テレビ放送
内容
余命わずかと宣告され、ひょんなことで末期病棟の同室でベッドを並べることになった脳腫瘍患者のマーチンと末期骨髄腫のルディ。まだ海を見たことがない二人は、死ぬ前に海を見ることを思いつき、こっそり病室を抜け出す。駐車場に停めてあったベンツを盗み、人生最大の旅、そしておそらく最後の冒険へと出発する。だが、盗んだその車はギャングの所有物で、中に大金が隠されていた…。残り少ない時間、犯罪も犯し、警察、そして心ならずもギャングからも追われる身となった二人の、正真正銘、人生最後の冒険の行く末は…!?本国ドイツで350万人を動員した大ヒット作。余命わずかと宣告され、末期病棟の同室にたまたま入院させられた2人の男が、まだ一度も見たことのない海を見るために、病院を抜け出しベンツを盗んで人生最後の旅に出る姿を描いたアクション・ロードムービー。(from:BSフジ)
アクション/コメディ(カラー)
1997年/ドイツ
監督 トーマス・ヤーン
音楽 ゼーリッヒ
出演
ティル・シュヴァイガー(マーチン・ブレスト)、ヤン・ヨーゼフ・リーファース(ルディ・ウルリツァー)、ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ(ヘンク)、モーリッツ・ブライブトロイ(アブドゥル)、レオナルド・ランジンク(シュナイダー)、ルトガー・ハウアー(カーチス)
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
感想
ドイツ版タランティーノのギャングものという感じで、音楽の使い方がクエンティン・タランティーノっぽくて格好良い。病魔に冒された主人公二人が痛々しいが、彼らを追う警察やギャングが間抜けで笑えるのが救われる。ギャングものなのに根の悪い悪党はいなくて憎めないヤツばかりな上、人が殺されるシーンがないのが良い。エンディング曲はボブ・ディランの「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」をSeligが歌っている。「ラン・ローラ・ラン」「es(エス)」「ストーン・カウンシル」のモーリッツ・ブライブトロイがギャングのヘンクの相棒アブドゥルとして出演している。また、親玉にルトガー・ハウアーが演じている。長瀬智也の主演で「ヘブンズ・ドア」という作品にリメイクされている。

ノックアラウンド・ガイズ  KNOCKAROUND GUYS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ニューヨーク・ブルックリンのマフィアのボスを父に持つマティーは、ストリートファイト500勝の男テイラーら3人の仲間と、父の威光もあり、不自由ない暮らしを送っていた。しかし、いつまでも半人前に甘んじることもできないマティーは、父に頼み込み、ファミリーの命運を左右する仕事を命じられる。一人前のマフィアへステップアップする絶好の機会に、4人は意気込んで臨むが…。「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」のローレンス・ベンダー製作の犯罪ドラマ。(from:シネフィル・イマジカ)
アクション/犯罪/サスペンス(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ブライアン・コペルマン、デヴィッド・レヴィーン
音楽 クリント・マンセル
出演
ヴィン・ディーゼル、バリー・ペッパー、ジョン・マルコヴィッチ、デニス・ホッパー
ノックアラウンド・ガイズ
感想
バリー・ペッパー主演のギャングのボスを父に持った男の喜劇。「ゴッドファーザー」のマイケルのように格好良くいかないのがいかにも現実っぽくて笑えた。ギャングものでヴィン・ディーゼルも出演なので激しいバイオレンス・アクションを期待したら、意外と大人しく場所も一番の悪党が一人の警官という超ど田舎。でも、そこで繰り広げられるアホな若者たちの友情と親子関係に苦しむ主人公の姿がシニカルに描かれていて、ちょっと趣向の違ったギャングもの。ジョン・マルコヴィッチ、デニス・ホッパーの二人が貫禄たっぷりでギャングのボスとその片腕を演じていて、若者たちの脱緊張とは正反対の緊張感を持たせていていい感じ。

ノックは無用 DON'T BOTHER TO KNOCK
★★★☆☆ テレビ放送
内容
恋人の死のショックから心を病んでしまった女性の狂気を描いたサスペンス・ドラマ。若く美しいネル(モンロー)は、ベビーシッターとして雇われる。雇い主の外出後、子供と二人きりになったネルは、とある男性との出会いをきっかけにして正気を失ってゆく…。マリリン・モンローが、ヒロインを好演して注目を浴びた。「奇跡の人」でオスカーを受賞したアン・バンクロフトの映画デビュー作でもある。(from:NHKBS)監督は「SOSタイタニック 忘れえぬ夜」のロイ・ベイカー。
サスペンス(白黒)
1952年/アメリカ
監督 ロイ・ベイカー
音楽 ライオネル・ニューマン
出演
リチャード・ウィドマーク、マリリン・モンロー、アン・バンクロフト、エライシャ・クックJr.
ノックは無用

感想
N.Yのとあるホテルを舞台に最初は「グランド・ホテル」っぽい展開で、ホテルのエレベターボーイのエディ(エライシャ)と、彼を頼って田舎から子守役として来た姪のネル、恋人に振られたパイロットのジェッド(ウィドマーク)などの登場人物が事件をきっかけに一つに繋がってゆく。最初はウィドマークを巡るマリリンやバンクロフトとロマンスかと思いきや、次第に狂気があらわになるマリリンのキャラでスリラー・サスペンスっぽい展開に。マリリンは恋人を失ったショックで正気を失った娘を熱演していて、彼女の狂気を帯びたキャラには恐怖すら感じる。そして彼女の大胆な行動にウィドマークと同様、ハラハラさせられるのと同時に、あまり幸せでなかった彼女自身にも重なって痛々しさすら感じる。アン・バンクロフトはホテルのバー専属歌手の役で「HOW ABOUT YOU」「A ROLLIN' STONE」「(I'LL TAKE) MANHATTAN」「HOW BLUE THE NIGHT」などクラシックなジャズを唄っていて音楽もイイ。マリリンのヘアースタイルやメイクはアンディー・ウォーホルの「マリリン」にそっくりで(実際は「ナイアガラ」の写真が元らしいが)美しい。

ノッティングヒルの恋人 NOTTING HILL
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
ラブ・アクチュアリー」「ブリジット・ジョーンズの日記」などを手がけたリチャード・カーティスが脚本を書き大ヒットしたロマンチック・コメディー。ハリウッドの大女優、アナは撮影のためにロンドンのとある町に滞在していた。ある日、ノッティングヒルにある本屋の店員ウィリアムと恋に落ちてしまい、町は大騒ぎとなる。まったく違う世界に住む2人の恋の行方は…。J・ロバーツとH・グラントが共演した話題作。(from:NHKBS)有名ハリウッド女優と平凡で冴えない本屋の男の恋。
ラブロマンス(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ロジャー・ミッシェル
音楽 トレヴァー・ジョーンズ
出演
ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント、リス・アイファンズ、ジーナ・マッキー
ノッティングヒルの恋人

感想
ラストの記者会見のシーンはまるで『ローマの休日』のパクリ。ジュリアがヒューに恋するいきさつもなんか説得力ない。エルビス・コステロの曲が印象的なのと、ジュリアが可愛い女に見えたが、それだけという感じ。それでも救いはあって、「ヒューマンネイチュア」「Jの悲劇」のリス・アイファンズが演じるかなり変な同居人スパイクがなかなか面白いのと、「ひかりのまち」のジーナ・マッキーがマックスの妻ベラ役で出演している。

のど自慢 
★★☆☆☆ 劇場試写会、レンタルDVD
内容
小さな町がちょっとした興奮に沸きたっている。あの《のど自慢》がやってくるのだ。誰もが知っている、あの晴れ舞台に立つまでのたった3日間の町の喧騒に、 さまざまな想いを抱いた人々の熱いドラマが交錯する。さっぱり売れない演歌歌手、何をやっても成功しない四十男、不器用な女子高生、頑固な老人…。彼 らは《予選出場当選通知》を握りしめ、続々と会場へやってくる。/国民的番組NHK「のど自慢」の出場をめぐる歌うことが大好きな人々の人間模様。
コメディ
1999年/日本
監督 井筒和幸
音楽 藤野浩一
出演
室井滋、尾藤イサオ、大友康平、伊藤歩、北村和夫、小林稔侍、松田美由紀、竹中直人
のど自慢

感想
劇場で観た時は泣けたんだけど(特におじいちゃんと孫のエピソード)、再度テレビでみると魅力が半減。なぜだろう?大友康平の歌や室井滋の歌(上手すぎ!)など皆個性的なキャラでよかったのだが、皆のややオーバーな演技が目につき気になった。「上を向いて歩こう」をテーマ曲に使ってるところはニクイ。これと映画CMが一番良かったような気がする。

野のユリ  LILIES OF THE FIELD
★★★★☆  テレビ放送
内容
気ままな旅の途中でアリゾナの荒地を耕す修道女たちと出会った青年ホーマー。東ドイツからやって来た彼女たちの望みは、この地に教会を建設すること。純真なマリア院長は神様の導きで青年が来たと思い込み、その熱意に押し切られたホーマーは手伝うことになる。さまざまなトラブルが起こる中、教会建設に奮闘する5人の修道女と気のいい黒人青年の交流を描いた名作。S・ポワチエが黒人として初のアカデミー主演男優賞を受賞。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1963年/アメリカ
監督 ラルフ・ネルソン
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
シドニー・ポワチエ、リリア・スカラ、リサ・マン
野のユリ
感想
天使にラブ・ソングを…」はこれを参考に作られたのでは?と思うような作品。お堅いシスターたちに新鮮な風を送り込む、黒人青年。人のいい彼を利用しておいてお礼の言葉一つも言えないと唐変木な修道長が嫌な老女だが、彼女にへきえきしながらも、彼女らを見捨てずにはいられないホーマーは、彼女よりも遥かに神に近いところにいると思う。不器用なドイツ人シスターと、器用な黒人青年の対照的ゆえにぶつかり合う二人の関係が、ユーモアと人情豊かに描かれている。特に彼を慕って集まった人々が彼が嫌がるのに作業を手伝うシーンは笑えた。シドニー・ポワチエがこの作品で始めて黒人がアカデミー賞を受賞した記念すべき作品。その彼の陽気で力強い歌が上手くていい。

野ばら(1957)  DER SCHONSTE TAG MEINES LEBENS
★★★★☆  テレビ放送
内容
ハンガリー動乱を逃れ、愛犬フロッキとともにオーストリアにやって来たトーニ少年。孤児の彼は親切なブリュメル老人に引き取られ、音楽の才能を認められてウィーン少年合唱団に入団する。トーニにとって寮母マリアは母親のような存在だった。だが彼女を慕うあまり、ある盗難事件の犯人に間違えられるはめになり…。「野ばら」をはじめ、ウィーン少年合唱団の美しい歌声による数々の名曲が楽しめる音楽映画。(from:NHKBS)
ドラマ/音楽(カラー)
1957年/西ドイツ
監督 マックス・ノイフェルト
音楽 ハインツ・ノイブラント
出演
ミハエル・アンデ、パウル・ヘルビガー、エリノア・イェンセン
野ばら
感想
竹宮惠子や、たらさわみちが漫画にしていたウィーン少年合唱団の天使の歌声が美しい作品。その後もドイツは「飛ぶ教室」「ふたりのロッテ」「点子ちゃんとアントン」のようなミュージカル仕立ての児童映画を多く作っているが、今まで観た中では一番好き。特に主人公のトーニ役が可愛い。また、アルプスの山々をハイキングするシーンが美しい。

信子  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
小津安二郎や溝口健二という名立たる名匠をして“天才”と言わしめた清水宏監督の作品昭和初期の女学校を舞台に「女性の品格とは」をストレートに問う、女性版「坊ちゃん」(from:衛星劇場)
ドラマ(白黒)
1940年/日本/松竹
監督 清水宏
音楽 伊藤宣二
出演
高峰三枝子、三浦光子、春日英子、岡村文子、森川まさみ
信子
感想
東京の学校に赴任した田舎の女教師と「坊ちゃん」の設定を逆にしたような話。しかし、東京と先生たちよりも高峰三枝子の方がずっと服装もモダンで垢抜けていて美人なのが笑える。そんな彼女が九州弁を話したりするのもギャップがあって楽しい。木下惠介監督の「女の園」では高峰三枝子が女学生を厳しく取り締まる寮母役だったなぁ。でも、こちらでは若い先生らしく学生たちを押さえつけるのではなく、心を開かせようと努める。話は有力者の娘というだけで我侭を通す細川頼子という女子生徒対新米教師のバトルなのだが、高峰秀子ぐらいの達者な女優だったら良かったのに、比べると可哀想なのだが三浦光子はイマイチ演技が下手。監督は「風の中の子供」の清水宏。

のら猫の日記 MANNY & LO
★★★★☆ テレビ放送
内容
孤児姉妹11歳のマニー(スカーレット・ヨハンセン)と16歳のロー(アレクサ・パラディノ)は万引きや空巣を繰返しながら自由奔放に旅をして暮らしていたが、ローが妊娠したので出産には誰かの助けがいると思い、ある田舎のマタニティ・ショップの中年店員エレーン(マリー・ケイ・プレイス)を誘拐してしまう…。
ドラマ(カラー)
1996年/アメリカ
監督 リサ・クリニューガ
音楽 ジョン・ルーリー
出演
メアリー・ケイ・プレイス、スカーレット・ヨハンソン、アレクサ・パラディノ、ディーン・シルヴァーズ、マーレン・ヘッチ
のら猫の日記

感想
まだあどけなさの残るヨハンソンと、姉役のパラディノがまるで天使のように可愛い。音楽は「ダウン・バイ・ロー」などでお馴染みのジョン・ルーリーでシンプルなサウンドがとてもイイ。賢く大人びた妹マニーと、お姉さん風を吹かせ度胸はあるがあまり賢くない姉ローのキャラも対照的で面白い。二人の少女が誰の力も借りずに自立しようとする精神的強さがすごいのには驚き。そして過酷な生活をしているハズなのにそれが微塵も感じない明るさとサバサバした感じがイイ。しかし万引きに入った店で行方不明に手配中でないか牛乳パックをチェックする(行方不明の子供の広告が印刷されている)リアルなところもある。しかし出産の様子を写したビデオを見て、それまで恐いもの知らずだったローがブルーになるところは爆笑。エレーンと少女二人が心を通わせてゆく過程も自然でよく、ラストもハッピーな感じで心暖まる。ちょっとキュートな邦題もグッド。
ノルウェイの森(エクステンデッド版)  NORWEGIAN WOOD
★★★☆☆  テレビ放送
内容
国内外で愛読される村上春樹のベストセラーを、発表から20余年を経て映像化。ベトナム出身、フランス育ちの鬼才・トラン・アン・ユン監督が原作に惚れ込み、村上に直談判して映画化権を取得した思い入れたっぷりの力作で、緑の役で女優デビューを飾るモデルの水原希子が、初々しい魅力を放つ。親友の自殺による喪失感に苦悩するワタナベ(松山)は、痛みを共有する遺された恋人の直子(菊地)と、溌剌とした緑(水原)との間で揺れ動く。本作は劇場公開版に未公開シーンをプラスしたディレクターズカット版となる。(from:BS日本映画専門チャンネル)
ドラマ/ロマンス/青春(カラー)
2010年/日本/東宝
監督 トラン・アン・ユン
音楽 ジョニー・グリーンウッド、主題歌:ザ・ビートルズ『ノルウェーの森』
出演
松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾
ノルウェイの森
感想
映像が美しく、今子浦の千畳敷や峰山高原・砥峰高原などがロケ地らしいが、日本とは思えない不思議な雰囲気のある風景が描かれていて、細野晴臣がレコード店の店長役、高橋幸宏が阿美寮門番役でちょこっと出ている。レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドによるクラシカルな音楽もグッド。監督は「青いパパイヤの香り」「シクロ」「夏至」「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のトラン・アン・ユン。

暖簾(のれん)
★★★☆☆  テレビ放送
内容
山崎豊子の処女作を戯曲化したものを「幕末太陽傳」の川島雄三が映画化。大阪の昆布問屋に15歳から10年勤めた末、わけてもらった店の暖簾(のれん)を、天災や戦争による被害を乗り越え父子二代に渡って守り抜く姿を描く。長年の働きぶりが認められ先輩の番頭を差し置いてのれんわけしてもらった吾平は、密かに想っていた相手ではなく、主人のめいとの結婚を余儀なくされる。が、ふたりは力をあわせ、店を盛り上げていく。(from:NHKBS)
ドラマ/コメディ(白黒)
1958年/日本/東宝
監督 川島雄三
音楽 真鍋理一郎
出演
森繁久彌、山田五十鈴、乙羽信子、中村鴈治郎、浪花千栄子
暖簾(のれん)
感想
原作は「華麗なる一族」「不毛地帯」「ぼんち」の山崎豊子。内容は「ぼんち」に似て、戦前戦後に渡って大阪の老舗の主人の奮闘物語。ちょっと女にだらしない大阪の老舗主人を「夫婦善哉」でも演じていた森繁久彌が、主人公吾平とその息子孝平の二役している。関西弁で繰り広げられる台詞はどれもユーモアたっぷりで面白く、森繁久彌のコミカルな動きに爆笑。また恐妻ぶりが面白い妻千代を演じた山田五十鈴、か弱そうで心の強い主人公の恋人のお松の乙羽信子、本家の主人に「大阪物語」の中村鴈治郎、きつくて怖いその妻に浪花千栄子と、重厚な俳優陣がいい味を出している。