マーヴェリック MAVERICK
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
1870年代、詐欺師のマーヴェリックと、美人詐欺師のアナベル、そして保安官のゼインは様々な妨害を経て、史上最大のポーカーゲーム大会へ出場するが…。1960年代の人気TVドラマを映画化したコメディ西部劇。/賞金目当てにポーカー大会に出場する男と女詐欺師
コメディ/西部劇(カラー)
1994年/アメリカ
監督 リチャード・ドナー
音楽 ランディ・ニューマン
出演
メル・ギブソン、ジョディ・フォスター、ジェームズ・ガーナー、グレアム・グリーン、ジェームズ・コバーン、ダニー・グローヴァーマーヴェリック

感想
コメディタッチでジョディとメル・ギブソンのテンポのいいコンビがグッド!ジョディはこんなコメディも上手いのだな。超軽いウエスタン、頭を空っぽにして見れる。人気TVシリーズの映画化らしいけど、なるほどテレビ的な感じ。

マーキュリー・ライジング  MERCURY RISING
★★★☆☆  テレビ放送
内容
偶然、国家機密レベルの極秘コードを解いてしまい、命を狙われる少年を守るFBI捜査官の闘いを描いたサスペンス・アクション。パズルに天才的な才能を発揮する自閉症の少年サイモンに極秘コードを解読されたことを知った国家安全保障局(NSA)は、サイモンを殺害しようと工作するが、両親だけが死に生き残ったサイモンはFBI捜査官アートに発見される。現場の様子に不審を抱いたアートはサイモンを護衛していく中で真相に迫っていく。(from:NHKBS)
サスペンス/アクション(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ハロルド・ベッカー
音楽 ジョン・バリー
出演
ブルース・ウィリス、ミコ・ヒューズ、アレック・ボールドウィン
マーキュリー・ライジング
感想
監督は「訣別の街」のハロルド・ベッカー。変わった能力を持つ少年と行動を共にする唯一の大人にブルース・ウィリスが演じたサスペンス「シックス・センス」に人物設定が似ている。自閉症の少年サイモンを演じたミコ・ヒューズという子のようで、数字に天才的な才能を持つ男が国家の極秘コードを解読する話は「ビューティフル・マインド」みたい。でも、極秘コードがクイズ雑誌に掲載し、その暗号の完成度を確めるという方法が面白いし、「グッド・ウィル・ハンティング」や「エネミー・オブ・アメリカ」「007/ダイ・アナザー・デイ」にも登場する国家安全保障局(NSA)が暗躍する、面白いサスペンスになっている。

マーゴット・ウェディング  MARGOT AT THE WEDDING
★★★☆☆  テレビ放送
内容
身内の出来事を作品に書いたことが原因で、妹と疎遠になっていた作家のマーゴット。彼女は妹の結婚式に出席するため、思春期の息子を連れて久々に実家を訪れた。久しぶりの対面にぎこちなさはあるものの、再会を喜ぶ姉妹。しかし妹の婚約者が無職の画家と知るやいなや、マーゴットは結婚への不安を抱きはじめ、妹との間に不穏な空気が流れる。そして息子や新郎、さらには隣人まで巻き込んだトラブルが巻き起こるのだった。『イカとクジラ』のノア・バームバック監督が、ニコール・キッドマンやジャック・ブラックなど豪華キャストを迎えて、姉妹の確執やさまざまな騒動をコミカルに描くファミリー・ドラマ。(from:ザ・シネマ)
ドラマ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ノア・バームバック
出演
ニコール・キッドマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ゼイン・パイス、ジャック・ブラック
マーゴット・ウェディング
感想
美人だけど冷たくて性格悪い女ばかりを演じているように思えるニコール・キッドマン、ここでもかなりキツイ性格で、彼女の疑心暗鬼が家族にも広がってゆくように、見ているこちらまで不快にさせられてくる。コメディのジャンル付けがされているが、どこが笑いどころだったのか分からないくらい笑えなかった。人物描写も少々荒っぽくて、一番気になった変で危険な感じのする隣人の正体が分からないままだった。結局、彼らはニコールの目で見た「恐くて危険な人々」というだけで本当は普通の家族だったのだろうか?ニコールがいなければ全てが丸く収まりそうな人間ドラマ。監督は「イカとクジラ」のノア・バームバック。

マーサの幸せレシピ  MOSTLYMARTHA
★★★★☆  テレビ放送
内容
人との関わりは苦手だが一流の腕を持つ女性シェフが、周囲の人々との触れ合いを通して本当の幸せに気付いていくハート・ウォーミング・ストーリー。一流レストランの料理長マーサは、姉が事故で急死したため、姪(めい)のリナを引き取ることに。慣れない二人暮しが始まったころ、マーサの働く店に人生をめいっぱい楽しもうとする陽気なイタリア人シェフがやってきて、マーサとリナの心を少しずつ開いていく。(from:NHKBS)
ドラマ/コメディ(カラー)
2001年/ドイツ
監督 サンドラ・ネットルベック
音楽 キース・ジャレット、アルボ・ペルト、デビッド・ダーリン
出演
マルティナ・ゲデック、セルジオ・カステリット、マクシメ・フェルステ
マーサの幸せレシピ
感想
いつもピリピリして対人関係を円滑にできないマーサ。彼女が作る料理は見た目は完璧だが美味しそうではない。それは食べる人を喜ばせる為に作ってないのと、楽しんで作ってないのが伝わってくるからなのかも。それとは対象的に美味しそうだったのが?と?がマーサに作ってあげた大皿料理風イタリアン・ディナー。高級レストランの裏側を見せ、料理の世界を描いているようで、実は人間の絆を描いたドラマ。「人に心をなかなか開けない、料理が好きところが?は私に似ている」このセリフに泣けた。

マーシャル・ロー  THE SIEGE
★★★★☆  テレビ放送
内容
ブルックリンでテロリストによる爆破事件が勃発。テロ対策本部長に就任したFBIのハバード捜査官が事件現場へ行くと、そこには何故か管轄外のCIA諜報員エリースが捜査に乗り出していた。エスカレートするテロに街では一触即発の緊張が高まり、ついに戒厳令(マーシャル・ロー)が発令された。(from:BSTBS)
サスペンス(カラー)
1998年/アメリカ
監督 エドワード・ズウィック
音楽 グレーム・レヴェル
出演
デンゼル・ワシントン(アンソニー・ハバード)、アネット・ベニング(エリース・クラフト/シャロン・ブリッガー)、ブルース・ウィリス(ウィリアム・デヴロー将軍)、トニー・シャルーブ(フランク)、サミ・ボージラ(サミール)
マーシャル・ロー
感想
テロ攻撃によるアメリカのイスラム社会への差別や軋轢を描いた、まさに今アメリカが抱える問題を描いた作品。アクション映画としてとどまることなく、社会派な作品に高めているのはデンゼルの正義感溢れる重厚な演技と、アネット・ベニング、ブルース・ウィリスなどの豪華なキャストの存在感も大きい。「モンク」でお馴染みのトニー・シャループもハバードの相棒のフランク役でアラブ系FBI捜査官として登場し、アメリカとアラブ社会の板ばさみに苦しむキャラを好演している。バスの爆破シーンなど、テロ爆破の非常なシーンはリアルで衝撃的。デンゼルとブルース・ウィリスの対決も見所。監督は「ラスト サムライ」「戦火の勇気」のエドワード・ズウィック。

麻雀放浪記 
★★★★★ テレビ放送
内容
終戦直後の上野。天涯孤独の少年・哲(真田広之)は上州虎(名古屋章)という博打打ちに連れられ麻雀の世界に足を踏み入れた。ドサ健(鹿賀丈史)と共にアメリカ兵相手の秘密カジノへ乗り込むが哲は負けてしまい、負け金が払えずアメリカ人にブチのめされてしまう。哲はオックスクラブのママ(加賀まりこ)に介抱され、彼女のもとで本格的な麻雀修業が始まった。ある日、哲は上州虎のボス的存在の出目徳(高品格)と出会い、行動を共にすることになる。哲はメキメキと頭角を現すようになるが…。(from:BS-i)
ドラマ/ギャンブル・博打/青春(白黒)
1984年/日本/東映/角川
監督 和田誠
音楽 高桑忠男、石川光
出演
真田広之、鹿賀丈史、大竹しのぶ、加賀まりこ、高品格、名古屋章、加藤健一
麻雀放浪記

感想
原作は阿佐田哲也。坊やと呼ばれる18歳の青年が様々な賭博師に出会い、成長してゆく青春ドラマ。終戦直後の焼け野原にバラック小屋が立並ぶ東京の薄汚い風景がつげ義春の絵のように寂し気で悲しい。ドサ健、出目徳、ゼゲンの達(加藤健一)、哲と役者がそろったラストの長い勝負は4人の卓上の地味な戦いなのにとてもドラマチックで面白い。恋女房(大竹)にとことん貢がせる非情なドサ健。同じく女を売って生きているくせに妙に情にあついゼゲンの達。人生の負け犬の手本みたいな片腕の上州虎。哲にイカサマ麻雀を教える賭博場のドンみたいな出目徳。死んだ出目徳を家の前の水たまりに放り込んで「いい勝負だったなぁ…こんな死に方をしたい」と3人が弔うラスト。「勝って、けえったらケツでもさわってやるか」と言っていた出目徳。ヤクザな世界だから死に方も悲惨だがどこかサッパリとしていて自由、だからかっこいい。そして勝負は死ぬまで終わらない。

マーダーボール  MURDERBALL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
戦車のようにカスタマイズされた車いすを駆使して相手をなぎ倒し、格闘技にも匹敵する激しさから“マーダーボール”とも言われる競技、ウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)。マーク・ズパン率いるアメリカ代表チームと、“裏切り者”ジョーが監督を務めるカナダ代表との因縁の対決を軸に、ケガを乗り越え過激なスポーツに打ち込む選手の姿や、恋人・家族など彼らを取り巻く周囲の人々との関係をエネルギッシュに描く。(from:BSジャパン)
ドキュメンタリー/スポーツ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ヘンリー=アレックス・ルビン、ダナ・アダム・シャピーロ
音楽 ジェイミー・サフト
出演
マーク・ズパン、ジョー・ソアーズ、キース・キャビル、アンディ・コーン、スコット・ホグセット、ボブ・ノハノ
マーダーボール
感想
交通事故や病気で車いす生活を送る車いすラグビーの選手たちの生活にまで密着したドキュメント。酒に酔った親友の運転事故で車いすになったマークが、事故からかなり経っても親友と関係を修復できないでいること。9歳のときにかかった髄膜炎菌血症で一気に手足を失った者。息子に強い父親でありたいと心臓病を負っても監督を続けるジョー。カナダとUSAどちらの選手もドラマをそれぞれに背負って挑むパラリンピックへの思いに感動させられる。そして身体の不自由の苦しさを跳ね除けて、マッチョに生きる彼らはとても格好良い。そしてアメリカにはイラク戦争で手足を失った若者がどんどん増えているという事実がこの国に影を落としている。

マーティ  MARTY
★★★★☆  テレビ放送
内容
恋愛ベタな34歳の独身男が、結婚に向けて前向きな一歩を踏み出すまでを描く感動作。肉屋でまじめに働きながら母親と2人で暮らすマーティは、容姿に自信がなく、なかなか恋愛ができずにいた。友人と参加したダンス・パーティーで、同じ悩みを持つ女教師と出会うが…。昨年亡くなったデルバート・マン監督の代表作で、アカデミー主演男優賞(E・ボーグナイン)、作品・監督・脚色賞に輝き、カンヌ映画祭パルム・ドールも受賞。(from:NHKBS)
ドラマ/ロマンス(白黒)
1955年/アメリカ
監督 デルバート・マン
音楽 ロイ・ウェッブ、ジョージ・バスマン
出演
アーネスト・ボーグナイン、ベッツィ・ブレア、エスター・ミンチオッティ
マーティ
感想
監督は「旅路」のデルバート・マン。「地上(ここ)より永遠に」などの悪役が多い、名脇役のアーネスト・ボーグナインが主人公。母親のピッレッティ夫人(エスター・ミンチオッティ)や、親友アンギー(「」のジョー・マンテル)の反対、友達への見得などで、初めて心を通わせることが出来る女性クララ(ベッツィ・ブレア)との縁が切れそうになり、最後までハラハラさせられ、揺らぎそうになるボーグナインを応援したくなる。地味なカップルの誠実なロマンスだけでなく、結婚問題や親子関係も深く描いていてホロリとさせられる。しかし、ボーグナインの腐男は納得できるが、不細工女という設定のベッツイ・ブレアはそんなに不美人に見えない。

My Son あふれる想い  MY SON
★★★☆☆  テレビ放送
内容
2005年の韓国で大ヒットした「トンマッコルへようこそ」の原作者チャン・ジンが監督した感動ドラマ。強盗殺人の罪で無期懲役の判決を受けたガンシク。すでに服役15年目を迎えたガンシクは、幼かった息子の顔も忘れてしまい、獄中で何の目的もない日々を過ごしている。そんな折、模範囚として一日だけ外出が許されるが…。もの悲しいストーリーはやがて、驚くべき真実へとつながっていく。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2007年/韓国
監督 チャン・ジン
音楽 イ・ビョンウ
出演
チャ・スンウォン(父イ・カンシク)、リュ・ドックァン(息子イ・ジュンソク)、イ・サンフン
My Son あふれる想い
感想
15年ぶりの再会する父と息子のぎこちない関係をほのぼのとした雰囲気のなかでコミカルにちょっと泣ける話。しかし、下手な音楽の使い方など、べたで少々過剰な演出が返って盛り上がりを覚ましてしまうのが残念。しかも、ラストのどんでん返しは必要だったのだろうか…?それまでのストーリーを嘘だったというようなあれは少々反則のような展開。台詞が過剰で、沢山語りたくて止められないという感じの、脚本も韓国らしい。また、息子とその友人たちの関係も可愛い女の子にナイトのような男の子二人という韓国ドラマの定番設定。

マイ・ドッグ・スキップ  MY DOG SKIP
★★★★☆  テレビ放送
内容
ミシシッピー州の田舎町で暮らす、いじめられっ子の少年ウィリー。唯一の友達である隣のお兄さんが徴兵され、一人になった彼を心配した母親は、9歳の誕生日に子犬のスキップをプレゼントする。愛らしく利口なスキップは街の人気者となり、ウィリーに沢山の友達を作るきっかけをくれる。やがて、隣のお兄さんが町に帰ってくるのだが…。動物とふれあい成長していく少年の姿を描いたハートフル・ストーリー。(from:NHKBS)
ドラマ/ファミリー(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ジェイ・ラッセル
音楽 ウィリアム・ロス
出演
フランキー・ムニッズ(ウィリー・モリス)、ダイアン・レイン(エレン・モリス)、ケヴィン・ベーコン(ジャック・モリス)、ルーク・ウィルソン(ディンク)、ナレーター:ハリー・コニック・ジュニア
マイ・ドッグ・スキップ
感想
なかなか演技派子役フランキー・ミューニースが主人公だが、彼を食ってしまっているのがスキップを演じる芸達者なテリア犬で、超可愛い。ケビン・ベーコンとダイアン・レインが両親役と豪華キャスト。ジャイアンみたいなデブのいじめっ子や、しずかちゃんのような可愛い女の子と「ドラえもん」みたいなセッティングで、犬のスキップはウィリー少年・のび太を支えるドラえもんという感じ。時代設定と少年の成長を描いたところは名作「スタンド・バイ・ミー」に似ているが、それよりもこちらは主人公がいい子なので優等生な感じのする作品。

マイ・ハート、マイ・ラブ Playing By Heart
★★☆☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
ショーン・コネリーやアンジェリーナ・ジョリーなどのスターに加え、「X−ファイル」のジリアン・アンダーソンや「ER」のアンソニー・エドワードなど、多彩な俳優陣が織り成すロマンス映画。結婚生活40年を見つめなおす夫婦、夫との不仲から不倫を重ねる妻、秘密を抱える若い青年を愛する女など、現代アメリカの様々な恋愛や家族の模様、そして過去を乗り越えようとする男女の姿がきめこまやかにつづられる。(from:NHKBS)豪華キャストで贈る11人の男女の愛と人生を描いた群像劇。
ドラマ(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ウィラード・キャロル
音楽 ジョン・バリー
出演
ショーン・コネリー、マデリーン・ストー、アンジェリーナ・ジョリー、ライアン・フィリップ、ジーナ・ローランズ、デニス・クエイド、エレン・バースティン、ジェイ・モーア、ナスターシャ・キンスキー
マイ・ハート、マイ・ラブ

感想
大好きな『こわれゆく女』などのジーナ・ローランズ出演なので注目していたのに2週間程度で上映が終わり見逃したが2番館で『プロポーズ』と2本立てで観れた。豪華キャストで、彼等がそれぞれ面白く、リアルで自然なキャラを演じている。話はどうということない夫婦間や恋人間のスレ違いを扱ったものだが、登場人物すべてが魅力的なので退屈しない。いろいろあってでも最後よければ全てよし…というラストもよろしい。『マグノリア』ほどドロドロしていないのがイイかもしれないが、その分ハプニングも少なすぎてちょっと物足りない感じもあり。ERのグリーン先生役のアンソニー・エドワーズもマデリーン・ストウの相手役の牧師で出演。ラストのシーンで彼の存在は爆笑だった。また『クルーエル・インテンションズ』のライアン、アンジェリーナ、『エクソシスト』のエレン・バースティンが出演。音楽もチェット・ベイカー、P.J.ハーベイ、モービー、Soul II Soulなどグッド!

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング  MY BIG FAT GREEK WEDDING
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ギリシャ系の女優ニア・バルダロスが、本人の結婚体験をもとに脚本を書き上げ、自ら主演も果たしたロマンチック・コメディー。典型的なギリシャ系の家庭で育った女性トゥーラはすでに三十歳。化粧っ気もなくパッとしない彼女だが、ある日突然恋に目覚め、自分の人生を変えようと一念発起する…。トム・ハンクスとリタ・ウィルソン夫妻のバックアップにより映画化され、低予算作品ながら全米で大ヒットを記録した話題作。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ジョエル・ズウィック
音楽 クリス・ウィルソン、アレクサンダー・ジャンコ
出演
ニア・バルダロス(トゥーラ・ポルトカロス)、ジョン・コーベット(イアン・ミラー)、マイケル・コンスタンティン(ガス・ポルトカロス)、レイニー・カザン(マリア・ポルトカロス)、アンドレア・マーティン(ヴーラ叔母さん)、ジョーイ・ファトーン(アンジェロ)
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
感想
アメリカに移民したギリシャ人のちょっと奇妙な習慣と生き方をユーモラスに描いたコメディ。美男美女はほとんど皆無で、ヒロインのニア・バルダロスもおばちゃんスタイルの中年。超ブスで垢抜けないヒロインが、家族だけだった自分の世界を恋と仕事で広げ、どんどん綺麗に(それなりに)なっていく。家族や親戚の結束は滑稽なほど強くて、「ゴッドファーザー」もびっくり。強烈なキャラばかりのポルトカロス家の人々に翻弄されるミラー家の両親も面白くて笑えた。しかし、文句も言わずに改宗し、美人でもないヒロインと結婚したイアンみたいな男って実在不可能なキャラに思える。「日曜はダメよ」風の音楽がよりギリシャっぽい雰囲気を出しているが、舞台はニューヨーク。

マイ・フェア・レディ MY FAIR LADY
★★★★★ テレビ放送
内容
ロンドンに住む言語学者ヘンリー・ヒギンズ教授(レックス・ハリソン)は自らの理論を実証するため、貧しい花売り娘イライザ(オードリー・ヘプバーン)を特訓し、最高のレディーに変身させようとする。苦労のかいがあり、彼女は社交界の花形となるが…。アカデミー作品賞、主演男優賞、撮影賞など、8部門受賞。
ミュージカル(カラー)
1964年/アメリカ
監督 ジョージ・キューカー
音楽 アンドレ・プレビン、(作曲)フレデリック・ロウ
出演
オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリソン、スタンリー・ハロウェイ
●1943年アカデミー作品賞受賞
マイ・フェア・レディ

感想
素晴しい音楽と、オードリー・ヘプバーンの魅力が万歳の名作。ファッションも素晴しくオシャレ。この「マイ・フェア・レディ」で主演をオードリー・ヘプバーンに取られたジュリー・アンドリュースが、「メリー・ポピンズ」でこの年のアカデミー主演女優賞を受賞している。オードリー・ヘプバーンはノミネートすらされなかったのはちょっと残念。でも歌の総てがマーニ・ニクソンによる吹替えだったからという厳しい判定なんだろうなぁ。「I Could Have Danced All Night」「On The Street Where You Live」など名曲揃いだが、オードリーの魅力がこの映画に輝きを与えているのも確か。オードリー意外の出演者も皆、魅力的で、特にイライザの父ドゥリットルを演じたスタンレー・ハロウェイが歌う「Get Me To The Church On Time」が大好き。どうしようもないダメ人間だが、憎めないキャラ。人の善いピカリング大佐(ウィルフリッド・ハイド・ホワイト)やヒギンズの母(グラディス・クーパー)、イライザに恋するフレディ(ジェレミー・ブレット)なども魅力的。

マイ・プライベート・アイダホ MY OWN PRIVATE IDAHO
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ポートランドの街角で男娼をして生きているストリートキッズのマイク(リヴァー)は、同じ男娼をする友人のスコット(キアヌ)とで、マイクを捨てて消えた母を探す旅に出る。しかしイタリアに行った後、二人の関係にも終焉が。ポートランド市長の息子であるスコットは、イタリア娘と結婚して親元に帰ってしまう。マイクは元の町に戻ってドラッグに溺れ街角に立つ生活に戻る。町でリッチになったスコットを見かけるが、スコットは昔の仲間を無視する非情な男に変わっていた…。
青春/ドラマ(カラー)
1991年/アメリカ
監督 ガス・ヴァン・サント
音楽 ビル・スタッフォード
出演
リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーヴス、ジェームズ・ルッソ、ウド・キア、ジェームズ・カヴィーゼル
マイ・プライベート・アイダホ

感想
天涯孤独のマイクが、自分を捨てて去った母を探す事で、自分のアイデンティティを見つけようとする。しかし母親は見つからず、愛するスコットも去り…。孤独のどん底のマイクには母の元に通じていると信じているアイダホの大地を貫く1本道だけしかない。生きる事に不器用でナイーブな少年がゲイであるが為にさらに傷付きやすい。ナルコレプシ−という緊張すると発作で寝てしまう奇病もさらに彼をガラスのように壊れやすい存在にしている。そんな彼とは対照的なのが、食べる為に男娼していたに過ぎない金持ちのドラ息子スコット。スコットが取ったマイクへの残酷な仕打ちにも、マイクは穏やかに受け入れるのがとても切なく悲しい。辛い現実におさらばするように静かに直線の路上で眠るマイクの姿が焼き付くラストが印象的。

マイ・ブラザー(2004)  MY BROTHER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
内気で繊細な兄とケンカっ早い弟、そして二人を気丈な心で育て上げたたくましい母の絆をやさしいタッチで綴った感動のヒューマンドラマ(from:BS朝日)
ドラマ/青春(カラー)
2004年/韓国
監督 アン・クォンテ
音楽 キム・ヒョンソク
出演
ウォンビン(ジョンヒョン)、シン・ハギュン(ソンヒョン)、キム・ヘスク(母親)、イ・ボヨン(ミリョン)、キム・テウク(オクス)、チョン・ホビン(ヨンチュン)
マイ・ブラザー
感想
主演は「ブラザーフッド」のウォンビンと「JSA」のシン・ハギュン。二人のマドンナは「ゲームの女王」のイ・ボヨン。「冬ソナ」や「秋の童話」「糟糠の妻」「拝啓、ご両親様」などすごーく沢山のドラマのお母ちゃん役のキム・ヘスクが強烈母ちゃん役。「僕の彼女を紹介します」や「最強☆彼女」などの名脇役チョン・ホビンがイ・ボヨンのヤクザな兄役。兄弟愛と母と子の愛を描いた作品で悪くはないが、ラストの展開がよくあるパターンでお涙頂戴な演出なのが少々いただけない。

マイ・ブラザー(2009)  BROTHERS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
戦争によって運命を狂わされた家族の苦悩と絆。トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンの共演でデンマーク映画「ある愛の風景」をリメイク。アフガニスタンへ出兵した海兵隊員サム(トビー・マグワイア)の戦死の報が届き、未亡人となった妻グレース(ナタリー・ポートマン)と2人の娘を支えたのは、サムの弟トミー(ジェイク・ギレンホール)だった。トミーとグレースは親密な関係を築いていくが、そこにサム生還の知らせが入り…。辛い状況下で苦悩を募らせる3人の姿を通して、戦争がもたらす心の傷と、それを家族の絆が癒すことが出来るのかを問う珠玉の感動作。(from:IMAGICA BS)
ドラマ/戦争/サスペンス(カラー)
2009年/アメリカ
監督 ジム・シェリダン
音楽 トーマス・ニューマン、主題歌:U2『WINTER』
出演
トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード
マイ・ブラザー
感想
スザンネ・ビア監督の2004年のデンマーク映画「ある愛の風景」をハリウッド・リメイクした作品。ストーリーはまったく同じなので、この話、何度も見るにはヘビーなのにまた見せられているという苦痛が少々伴う。脚本が良かったのでいじれなかったのかも。でも、ナタリー・ポートマンをはじめ、トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、サム・シェパード(父親役)らの存在感ある演技はさすがで、オリジナルよりも華やかで見応えはある。

マイ・ブルーベリー・ナイツ  MY BLUEBERRY NIGHTS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
恋人の心変わりで失恋したエリザベスは、元恋人の家の向かいにあるカフェに出入りするようになる。毎晩、ブルーベリーパイを用意してくれるオーナーで、ジェレミーと話すことで、徐々に慰められていくエリザベス。しかし、どうしても終わった恋を引きずってしまう彼女は旅に出る決心をする…。香港が世界に誇る名監督ウォン・カーウァイが、ハリウッド俳優を起用した初の全編英語作品。(from:BSフジ)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2007年/香港:中国:フランス
監督 ウォン・カーウァイ
音楽 ライ・クーダー
出演
ノラ・ジョーンズ(エリザベス)、ジュード・ロウ(ジェレミー)、ナタリー・ポートマン(レスリー)、レイチェル・ワイズ(スー・リン)、デイヴィッド・ストラザーン(アーニー)
マイ・ブルーベリー・ナイツ
感想
ノラ・ジョーンズがハリウッドスターたちを食ってしまうほど強烈なキャラで魅力的。女性を美しく魅力的に撮るカーウァイ監督ならではだが、彼独特の高い湿度を感じる夜のビビットな映像はニューヨークでも同じなのが嬉しい。ライ・クーダーといい、音楽のセンスも抜群。

マイ・フレンド・フォーエバー  THE CURE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
輸血が原因でHIVに感染した11歳の少年デクスターと、隣に住む12歳のエリックの友情と冒険を描いた感動作。ブラッド・レンフローとジョセフ・マッゼロが主演を務める。エリックの隣にエイズ感染者のデクスターが引っ越してきた。初めは偏見から距離を置き塀越しに会話をしていたが、やがて塀を乗り越え、二人は一緒に遊ぶようになり固い友情が芽生えていった。そんなある日、新聞で医師がエイズの特効薬を発見したという記事を見つけ、二人はルイジアナを目指して旅に出る…。TV畑で活躍してきたピーター・ホートンの初監督作で、輸血感染によるエイズを扱った初のハリウッド映画。(from:IMAGICA BS)
ドラマ(カラー)
1995年/フランス
監督 ピーター・ホートン
音楽 デイヴ・グルーシン
出演
ブラッド・レンフロー、ジョセフ・マッゼロ、アナベラ・シオラ、ダイアナ・スカーウィッド
マイ・フレンド・フォーエバー
感想
エリック役は「依頼人」「スリーパーズ」のブラッド・レンフローで、ここでも家庭らしさを味わったことのない孤独な少年をナイーブに演じていて良いが、25歳で早世していて残念。難病で亡くなる…という話は多々あり泣ける仕掛けも多いのだが、ここでは全てが自然で二人の遊びも他愛のないイタズラやちょっとした川遊び程度とささやかなもの。入院シーンも短めで、デクスターの悲惨なところをあまり描いてないのも好感が持てた。でも、ラストでエリックが片足が靴下なのをばれない様に葬儀場をそっと出て行くシーンと、母親のアナベラ・シオラが、自分の息子にぞんざいな扱いをするエリックの母に彼が見えないところで掴みかかり、注意するシーンは最愛の息子を亡くした悲しみが一番強く感じて泣けた。

マイ・ルーム MARVIN'S ROOM
★★★★☆ テレビ放送
内容
20年間親交を断っていた姉妹がきずなを修復していく姿を描いた感動作。ロバート・デ・ニーロが製作を担当、豪華なキャストで話題を呼んだ。対照的な性格の姉妹にふんしたメリル・ストリープとダイアン・キートンの2大オスカー女優が演技に火花を散らし、白血病に冒された伯母との交流の中で次第に心を開いていく屈折した17歳の少年をレオナルド・ディカプリオが熱演、デ・ニーロも医師役で出演している。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1996年/アメリカ
監督 ジェリー・ザックス
音楽 レイチェル・ポートマン
出演
メリル・ストリープ、レオナルド・ディカプリオ、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ
マイ・ルーム

感想
結婚もせず年寄りの親を看護するベッシーに白血病という診断が下され、骨髄移植の望みをつなぐ為に永年音信不通だった妹リーに、ドナー提供を求める連絡が来る。家族関係を作るのが下手で息子とも上手くいかないリーは、ベッシーから家族の愛というものをもらい、病気のベッシーは、悩みを打ち明けられる唯一の身近な人を得る。そして息子たちも、寂しい環境から、本当の家族を得る…。地味だけどアットホームでジンワリと感動する作品。白血病で苦しみながらも、家族に献身的な女性ベッシーを演じたダイアン・キートン、自己中心的で素直になれないリーを演じたメリル・ストリープ、家族愛に飢えながらも満たされない不満から反発する少年ハンクを演じたレオナルド・ディカプリオ、どれも素晴しい演技。メロドラマに夢中になるおばあちゃんも可愛く、デ・ニーロの頼り無気な医者もイイ味を出していた。

マイアミ・バイス  MIAMI VICE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
潜入捜査官の活躍をスタイリッシュに描いて大ヒットした80年代の刑事ドラマを、オリジナルのプロデューサー、マイケル・マン自身が監督、リメイクしたアクション映画。マイアミ警察の刑事ソニーとリカルドが使っている情報屋の家族が殺され、情報屋自身も自殺するという事件が発生。それと同時にFBIの捜査官が潜入捜査中に殺害される。2人はFBIからの要請で犯罪組織に潜入すべくコロンビアへと向かうが…。(from:NHKBS)
アクション/サスペンス/犯罪(カラー)
2006年/アメリカ
監督 マイケル・マン
音楽 ジョン・マーフィー
出演
コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、コン・リー
マイアミ・バイス
感想
ドン・ジョンソン主演でお馴染みのテレビドラマのリメイクで、監督はテレビシリーズと同じ「ALI アリ」「コラテラル」のマイケル・マン。しかしテレビシリーズの二人の刑事とはかなり違った設定で、マイアミ・ビーチの遊び人というチャラチャラしたイメージだったのがかなりハードボイルドな作品になっている。ただ、野暮ったいコリン・ファレル、何故か控えめなジェイミー・フォックスがテレビシリーズと違って全然格好良くない普通の刑事。色気ある謎の女のコン・リーの演技が冴えている。しかし、彼女の色気も「愛の神、エロス」の時の魅力には及ばない。そこがアクション一筋のこの監督の演出の限界なのかも。

マイケル・コリンズ  MICHAEL COLLINS
★★★★☆  テレビ放送
内容
12世紀以来、700年もの間イギリスに支配されたアイルランドを弱冠31歳の若さで独立へと導いた実在の人物、マイケル・コリンズの生涯を壮大に描く。監督・脚本はアイルランド出身で、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「ことの終わり」などを手掛けたニール・ジョーダン。同じくアイルランド出身のリーアム・ニーソンが「シンドラーのリスト」に続いて歴史上の人物を熱演している。(from:NHKBS)
伝記(カラー)
1996年/アメリカ
監督 ニール・ジョーダン
音楽 エリオット・ゴールデンサル
出演
リーアム・ニーソン(マイケル・コリンズ)、エイダン・クイン(ハリー・ボーランド)、ジュリア・ロバーツ(キティ・カーナン)、アラン・リックマン(イーモン・デ・ヴァレラ)、イアン・ハート(ジョー・オライリー)、チャールズ・ダンス(ソームズ)、スティーヴン・レイ(ブロイ)
マイケル・コリンズ
感想
リーアム・ニーソンが少年のような無邪気で大胆なカリスマ指導者の主人公を茶目っ気あるキャラで演じている。彼と彼の親友ハリーに愛されるヒロインにジュリア・ロバーツと豪華なキャスト。また、「ハリー・ポッター」シリーズのスネイプでお馴染みのアラン・リックマンが?役で、政治家らしいネチっこいキャラを演じている。また、名もなき若き暗殺者は「ベルベット・ゴールドマイン」のジョナサン・リース・マイヤーズ。英軍がサッカー場で選手や観客を無差別に虐殺するシーンはショッキングで、英国がアイルランドをここまで蔑み、支配していたのには驚いた。香港が返還された今、アイルランドの完全な独立はまだなのにも驚く。IRA誕生から分裂、現代に至る姿を一人の男を通して描いた作品で、自由を勝ち得ようとする人々の力には感動させられる。しかし、タイトルが地味で、映画を見終わるまで「それって誰?」という感じ。監督は「クライングゲーム」のニール・ジョーダン。

マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔  MICHAEL JACKSON COMMEMORATED
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
2009年6月25日。ひとりの偉大なミュージシャンの死に、世界中が悲しみに包まれた。キング・オブ・ポップ――マイケル・ジャクソン。 急逝の後も彼が与える影響力は計りしれない。 数多くの映像や活字が、いまなお彼の足跡をたどり、彼の功績をたたえている。しかし、私たちが目にするのは、イメージばかり増幅された、偶像としてのポップスターの姿。それは、晩年の彼が苦悩した、「メディアが取り上げる自分は本当の自分ではない」という葛藤を消し去るものでは決してない。 この作品は、彼がもっとも信頼するマネージャーに依頼し撮影された、貴重なフィルムである。カメラが密着するのはマイケルの真実の私生活。彼はくつろいだ雰囲気のなか、かつて見せたことのない素顔を、初めて私たちの前に見せる。 カメラを通じて、マイケルが私たちに伝えたかったこととは?(from:BSTBS)
音楽/ドキュメンタリー(カラー)
2010年/アメリカ
監督 マーク・シャフェル、オースティン・テイラー
出演
マイケル・ジャクソン
マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔
感想
マイケルの歌もコンサートシーンも一切出てこない、ネバーランドでのイベントやファンたちとの交流シーンをドキュメントしただけの記録作品。これじゃいくらファンでもつまらない。マイケルの曲も全然かからないなか、ただ一般ファンたちのうるさい叫び声や興奮したインタビューが続くだけで退屈。マイケルの広報的なメッセージを聞けるだけでもいいというディープなファンにしか受けないと思う代物。

舞妓と暗殺者  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
新藤兼人によるオリジナル脚本を、名匠・三隅研次が監督したメロドラマ。技芸に秀でた実力者集団であった当時の大映京都のスタッフが結集し、幕末の京都を舞台に繰り広げられる男女の悲恋を、様々なアプローチを試みながら、ドラマティックに盛り上げている。祇園の舞妓のひな菊(高田)は、長州を脱藩して倒幕派に加わった下級武士の進二郎(津川)と心を通わせ合うが、彼の上官による裏切りなど、様々な障害がふたりを襲う。(from:BS日本映画専門チャンネル)
時代劇/ロマンス(カラー)
1963年/日本/大映
監督 三隅研次
音楽 小杉太一郎
出演
高田美和、津川雅彦、成田純一郎、松本錦四郎、山本耕一
舞妓と暗殺者
感想
主演は舞妓姿がとても可愛い「眠狂四郎 勝負」や「大魔神」の高田美和と、「狂った果実」の津川雅彦。高い志で倒幕派になった下級若侍・進二郎と追われる彼を助けた舞妓のロマンスもの。しかし、舞妓に横恋慕する進二郎の同僚の前川(山本耕一)が、進二郎を騙して殺そうとする…と、倒幕派の争いにも絡んでゆくので、結構退屈しない。殺陣もバタバタと格好悪いぶん、リアルに感じる演出。しかし、若い侍たちの言葉まで現代風なのはちょっと頂けない。安保闘争が盛り上がっていた頃の作品だから、その頃の学生と、幕末の倒幕派を重ねたのだろうが、今見ると青臭さを感じてしまう。監督は「座頭市物語」「剣鬼」「眠狂四郎 炎情剣」「眠狂四郎 無頼剣」「眠狂四郎 勝負」「」「斬る」の三隅研次。

迷子の警察音楽隊  THE BAND'S VISIT
★★★★★  テレビ放送
内容
エジプトの警察音楽隊が、アラブ文化センターでの演奏を依頼されイスラエルにやってきた。しかし、なぜか空港に出迎えはない。この道25年の堅物隊長トゥフィックは、人の助けは借りない!と、無理やりに目的地を目指すものの、目的地と一文字違いの地名の寂しい町に間違えてたどり着いてしまった。迷子の一行は町の食堂の美しい女主人ディナの厚意に甘え、翌朝までホームステイをすることに。エジプト人とイスラエル人。言葉や文化だけではない歴史の壁が立ちはだかり、それぞれが泊まる家でぎこちない時間が過ぎていく。しかし、そんな彼らを音楽がつないで、愛、誘惑、友情そして家族…人生を語り合う、忘れられない一夜が始まる。(from:BSTBS)
コメディ/ドラマ(カラー)
2007年/イスラエル:フランス
監督 エラン・コリリン
音楽 ハビブ・シェハーデ・ハンナ
出演
サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ、カリファ・ナトゥール、イマド・ジャバリン
迷子の警察音楽隊
感想
制服姿で生真面目な楽団が妙な間でほのぼのとした可笑しさを醸し出しているところはカウリスマキの「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」に似ている。でも、役者は表情豊かで普通に演技しているところがカウリスマキとは違っている。楽員たちも個性的で、堅物団長と、女タラシの新米の対立が可笑しい。

舞妓Haaaan!!! 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
鈴屋食品の東京本社に勤務する平凡なサラリーマン、鬼塚公彦。彼は高校時代に修学旅行先の京都で舞妓に出会って以来、熱狂的な舞妓ファンとなり、いつかは“舞妓はんとの野球拳”という究極の夢を抱いていた。まだ“お茶屋”で舞妓と遊んだことがない公彦だったが、念願の京都支社への転勤が決まり、同僚OLの彼女、大沢富士子をあっさりと捨てて京都入り。はじめは“一見さんお断り”の壁に跳ね返されるものの、お茶屋の常連だった社長から“仕事で結果を出せば連れて行ってやる”と言われ、しゃかりきに働き、ついにお茶屋デビューを果たす。そして公彦は、いよいよ念願だった舞妓との野球拳を実現しようとするのだが…。(from:地上波)
コメディ/ミュージカル(カラー)
2007年/日本/東宝
監督 水田伸生
音楽 岩代太郎
出演
阿部サダヲ(鬼塚公彦)、堤真一(内藤貴一郎)、柴咲コウ(大沢富士子)、小出早織(駒子)、京野ことみ(小梅)、キムラ緑子(良江)、大倉孝二(大下)、生瀬勝久(矢崎部長)、真矢みき(こまつ)、木場勝己(玄太)、吉行和子(さつき)、伊東四朗(鈴木大海)
舞妓Haaaan!!!

感想
宮藤官九郎脚本というだけあって、予測不可能な展開、舞妓の謎に満ちた世界を舞台に、阿部サダヲの変なキャラ爆走コメディで派手なミュージカル仕立ては「嫌われ松子の一生」風。ブログで展開するギャグのテンポもハイでグッド。サダヲの熱烈な押しで振り回される社長を伊東四郎が演じていて笑える。しかし、阿部サダヲが主演というのはインパクト強いがかなりキモイ、キャラ。真矢みきの着物姿でのレビューの踊りと歌の上手さに元宝塚の実力が伺える。

マイティ・ジョー MIGHTY JOE YOUNG
★★★☆☆ テレビ放送
内容
アフリカで密猟者のために共に幼くして母を亡くしたジル(シャーリーズ・セロン)と体長5メートルの巨大ゴリラのジョーは固い心のきずなで結ばれていた。ジョーを守るため動物学者グレッグ(ビル・パクストン)のすすめでカリフォルニアの動物保護センターにやってくるが…。ディズニーが描いた現代版「キング・コング」
ファンタジー
1998年/アメリカ
監督 ロン・アンダーウッド
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
シャーリーズ・セロン、ビル・パクストン、ラーデ・シェルベジヤ[声]松本梨香、安原義
マイティマイティ・ジョー・ジョー

感想
こちらはひょっとするといるかも知れないと思えるほどの大きめのゴリラで、昔のキング・コングほど巨大ではないからリアルな感じも増している。が…やっぱりそりゃないでしょうというファンタジー。でもジョーの表情が豊かで動きもより自然だから昔のキング・コングよりは遥かにイイし、表情も可愛い。しかし執拗にジョーを追い回す悪役(ラーデ・シェルベジヤ)の存在がイマイチ。指2本なくしたぐらいであんなに執拗になるのかなぁ?でもそこはシャーリーズ・セロンの美しさでカバー、ゴリラの相棒は美女ってのはつきもの?ジョーと一緒にチャイニーズ・シアターなど、ハリウッド周辺の街を探索できるのは楽しい。この映画のリメイク元「猿人ジョー・ヤング」の特撮シーンを作ったレイ・ハリーハウゼンが、パーティーのシーンで「ジョー・ヤング」のヒロイン、テリー・ムーアをエスコート、ジルに見とれて「あの女性は誰?」と聞く彼女に「昔の君だよ」とささやくシーンは何とも言えないほどイイ。

マイティ・ハート/愛と絆  A MIGHTY HEART
★★★☆☆  テレビ放送
内容
2002年に実際に起きたアメリカ人記者誘拐事件を、当時の政治的状況も踏まえて描いた社会派ドラマ。パキスタンで取材中だった夫が行方不明となり、テロ組織から犯行声明文が届いた。ジャーナリストでもある妊娠中の妻マリアンヌは、地元警察や大使館員らとともに夫の救出に全力を注ぐが、事態は最悪の方向に向かってしまう。監督は「イン・ディス・ワールド」でベルリン映画祭金熊賞を受賞したM・ウィンターボトム。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 マイケル・ウィンターボトム
音楽 モリー・ナイマン、ハリー・エスコット
出演
アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ
マイティ・ハート/愛と絆
感想
中東紛争取材で訪れたジャーナリスト夫婦が誘拐された事件をドキュメント風に描いて、その緊張感がリアルに伝わってくるドラマ。地味なのに最後まで退屈しないで見せられるものがある。アンジーの演技は少々オーバーにも感じたが、ドキュメント風なのでそれもこんなものかと思わせられる。一人のジャーナリストを救うために必死で頑張る人々が素晴らしく、パキスタンの警察のキャプテン、現地語をサポートする夫婦の友人のアスラらの懸命な取り組みが心に残る。これは殺された夫であるジャーナリストへのレクイエムというよりも、彼の捜索に昼夜問わず奔走してくれた人々への感謝が込められた作品と感じた。監督は「ひかりのまち」「いつまでも二人で」「24アワー・パーティ・ピープル」のマイケル・ウィンターボトム。

毎日が夏休み  IT'S A SUMMER VACATION EVERYDAY
★★★★☆  テレビ放送
内容
少女漫画界の大家、大島弓子の同名コミックを、金子修介監督が映画化。いじめで登校拒否になった13歳の娘のために、ストレスから出社拒否になり会社を辞めた義父が自宅で何でも屋を開業。優秀な夫と娘が自慢だった母親はクラブのホステスになってしまい…。毎日が夏休みのような日々を過ごす家族の生活が瑞々しく描かれるファンタジック・コメディー。(from:NHKBS)
コメディ/ファミリー(カラー)
1994年/日本
監督 金子修介
音楽 大谷幸
出演
佐野史郎、佐伯日菜子、風吹ジュン、高橋ひとみ
毎日が夏休み
感想
佐野史郎、佐伯日菜子、二人とも原作のイメージとはちょっと違うが、大島弓子の不思議ワールドを何気ない演出の積み重ねで具現化している。佐野が力任せに布団を叩くシーンは大笑い。監督は「恋に唄えば♪」「DEATH NOTE デスノート」「あずみ2 Death or Love」「ガメラ 大怪獣空中決戦」「ガメラ2 レギオン襲来」「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」の金子修介。

舞姫(篠田正浩) 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
森鴎外の不朽の名作を篠田正浩監督が映画化。政府の命でドイツに留学した医学生・太田豊太郎はドイツ人の踊り子エリスと恋に落ちるが、そのことが原因で政府から任を解かれてしまう。豊太郎はエリスとの愛を貫こうとするが、親友から母が自殺未遂した事を知らされ、日本への帰国を促された彼は苦悩のふちをさまよう。「ラストエンペラー」でアカデミー作曲賞を受賞したコン・スーによる中国楽器を駆使した重厚な音楽が見事。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1989年/日本/東宝
監督 篠田正浩
音楽 コン・スー
出演
郷ひろみ、リザ・ウォルフ、益岡徹、山崎努、加藤治子、佐野史郎、角野卓造
舞姫

感想
森鴎外原作の映画化。撮影は宮川一夫。郷ひろみの演技が公開当時、高く評価されていたようだが、イマイチ触手が伸びなくてスルーだったが、テレビで今回観る。意外と郷ひろみの演技が自然で良かった。しかもドイツ語を流暢に喋っている(ようだ)。ドイツで撮影されていて、ナレーションも含めて全編のほとんどがドイツ語。ドイツで暮らしてドイツ語で考えている環境だからこれが自然なのかも知れない。でも…原作もあまり面白いと思えなかったので、ストーリーがイマイチで★2つがイイところ。

マインド・ゲーム(2004・アニメ)  MIND GAME
★★★★☆  テレビ放送
内容
毎日をただなんとなく過ごしてきた青年・西は、初恋の女の子・みょんと再会する。しかし、再会を喜んだのもつかの間、みょんと彼女の家族を追う借金取りに絡まれて、西は殺されてしまう。ところが、あきらめたくないという自らの強い気持ちから、西は生き返ってしまうのだが・ ロビン西・原作の幻のコミック「MIND GAME」を完全映画化!(from:NHKBS)
アニメ/ファンタジー/コメディ/アドベンチャー(カラー)
2004年/日本
監督 湯浅政明
音楽 山本精一
出演
声:今田耕司(西)、前田沙耶香(みょん)、藤井隆(じいさん)、たくませいこ(ヤン)、山口智充(りょう)
マインド・ゲーム
感想
主人公の西が今田耕司というのがゲンナリだが、「鉄コン筋クリート」のようなスピード感ある動きと絵が楽しくて、何度繰り返されても飽きない。軽快な大阪弁に大阪の雑多なおもちゃ箱をひっくり返したような世界も、昭和のノスタルジックな趣味もどこか懐かしい。音楽の趣味もなかなか良い。実写から絵を作ったシーンをはさんだりするところも「鉄コン筋クリート」風で面白く、雲が流れる青い空の絵が美しくて印象的。

マインドハンター MINDHUNTERS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
FBIの心理分析官を目指す優秀な訓練生7人。彼らにハリス教官は無人島での最終試験を用意した。だが殺人事件は本物で、J・Dやサラらは犯人を探し始める。(from:地上波)
アクション/犯罪(カラー)
2006年/アメリカ
監督 レニー・ハーリン
音楽 トゥオマス・カンテリネン
出演
LL・クール・J(ゲイブ・ヤンセン)、ジョニー・リー・ミラー(ルーカス・ハーパー)、キャスリン・モリス(サラ・ムーア)、ヴァル・キルマー(ジェイク・ハリス)、クリスチャン・スレイター(J・D・レストン)、パトリシア・ヴェラスケス( ニコール)、クリフトン・コリンズ・Jr(ヴィンス)、アイオン・ベイリー(ボビー)、ウィル・ケンプ(レイフ)
マインドハンター

感想
豪華な競演者で、若手も「ハムナプトラ2」のパトリシア・ヴェラスケスや、「メリンダとメリンダ」のジョニー・リー・ミラーなど。驚きなのがヴァル・キルマーとクリスチャン・スレイターの主役級俳優の使い方。また、複雑なトリックやアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」風の孤島が舞台で、「セブン」や「羊たちの沈黙」のような猟奇殺人に、迫力あるハードなアクションと、欲張りな作品。下手なホラーより怖かったが、ハリス教官があっさりああなるには説明不足で「セブン」や「羊たちの沈黙」に比べると詰めが甘い。監督は「ダイ・ハード2」のレニー・ハーリン。

マウス・ハント  MOUSE HUNT
★★★☆☆ テレビ放送
内容
父親の遺産を期待していたアーニーとラーズ兄弟に残されたのは、倒産寸前の製糸工場とおんぼろ屋敷。がっかりした二人だったが、屋敷が著名な建築家の幻の遺作であることを知って大喜び!しかしその屋敷には1匹のかしこいネズミが住んでいたのだった。いたずらネズミと人間の攻防を描いたコメディー作品で、ゴア・バービンスキー監督の長編劇映画デビュー作。(from:NHKBS)
コメディ/ファミリー(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ゴア・バービンスキー
音楽 アラン・シルベストリ
出演
ネイサン・レイン、リー・エバンス、クリストファー・ウォーケン
マウス・ハント
感想
屋敷相続人のアーニーとラーズのシュマンツ兄弟、凶暴猫ニャジラ、クリストファー・ウォーケンの害虫駆除屋シーザー、全てを退治する天才鼠。「スチュアート・リトル」よりリアルな鼠だが見た目はスチュアートに負けず可愛い。でもあまりにも強い鼠で、悪魔の様、やられっぱなしのシュマンツ兄弟が可愛そうになった。

魔界転生(2003)  SAMURAI REINCARNATION
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
原作は山田風太郎の伝奇小説。 島原の乱で命を落とした天草四郎時貞が従者のクララお品を従え、復活した。3代将軍徳川家光の時代、幕府滅亡をめざす四郎は鷹狩りに来ていた野心家の徳川頼宣を挑発する。四郎が秘術を駆使して蘇らせた配下の魔界衆荒木又右衛門、宮本武蔵、宝蔵院胤瞬を差し向ける。柳生十兵衛をはじめとする柳生衆はそれを食い止めるべく、四郎との対決の時を迎えるが…。(from:衛星劇場)
SF/時代劇(カラー)
2003年/日本/東映
監督 平山秀幸
音楽 安川午朗
出演
窪塚洋介、佐藤浩市、麻生久美子、加藤雅也、長塚京三、古田新太、中村嘉葎雄
魔界転生
感想
沢田研二が天草四郎時貞を演じた作品のリメイクなんだが、元がどんなもんだったか思い出せないくらい違った感じ。窪塚洋介の天草四郎時貞が期待した割には本人やる気なしって感じ。佐藤浩市の剣士ぶりが格好良いのが救い。荒木又右衛門や宮本武蔵など剣豪たちの殺陣もなかなか見所があるのだがCGがチープ。それに長塚京三の武蔵ってのもありえない。監督は「やじきた道中てれすこ」「愛を乞うひと」「笑う蛙」「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の平山秀幸。

マキシマム・リスク  MAXIMUM RISK
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
南フランスの港町。激しいカーチェイスの末、追われていた1人の男が死んだ。地元の刑事アラン・モローは、同僚のセバスチャンから呼び出され、事件現場に向かった。すると、そこには自分と瓜二つの男の死体があった…。殺された男の名はミカエル・スヴェロフ。アランは、自分とそっくりの男の死にただならぬものを感じ、自ら捜査に乗り出すことにした。双子の弟の死の真相を追い、フランスの刑事がニューヨークの巨大な敵に挑む!
アクション(カラー)
1996年/アメリカ
監督 リンゴ・ラム
音楽 ロバート・フォーク
出演
ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ナターシャ・ヘンストリッジ、ジャン=ユーグ・アングラード、ザック・グルニエ、ポール・ベン=ヴィクター
マキシマム・リスク
感想
レプリカント」みたいに二人のヴァン・ダムが登場、死んだ双子の…という設定は「9デイズ」そっくり。体を張ったアクションは凄いが、演出、カメラワークが平凡でイマイチ。ヴァン・ダムのタオル一枚の裸バトルが笑える。

マグノリア MAGNOLIA
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
死期を迎えた大物プロデューサー、彼と確執のある息子、プロデューサーの妻とその看護人、ガンを宣告されたTV人気司会者、彼に恨みを持つ娘、娘に恋する警官、過去の栄光にすがる元天才少年など、LAに住むさまざまな人間たちの24時間を描く。
ドラマ(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ポール・トーマス・アンダーソン
音楽 ジョン・ブライオン/主題歌「Save Me」:エイミー・マン
出演
ジェレミー・ブラックマン、トム・クルーズ、メリンダ・ディロン、フィリップ・ベイカー・ホール、フィリップ・シーモア・ホフマン、ウィリアム・H・メイシー、ジュリアン・ムーア、ジョン・C・ライリー、ジェイソン・ロバーズ、メローラ・ウォルターズ、マイケル・ボーウェン、エマニュエル・L・ジョンソン、フェリシティ・ハフマン

感想
人気長寿クイズ番組『チビっ子と勝負』を介して、つながる人々。愛や許しを乞いたい人からは拒絶され、崖っぷちの彼らが不思議な形でつながっている。『ブギーナイツ』もそうだったが、この作品も派手な暮らしをしているが孤独に苦しむ淋しい人ばかり。『ブギーナイツ』ではビーチボーイズの「神のみぞ知る」が救済の歌だったが、今回は○エ○が空から降ってくる。雨や雪が降って、総ての汚れを被い尽す、あるいは洗い落としてくれるというのなら分かるが、カエルが降ってというのは…?この怪奇現象と救済のつながりはおそらくキリスト教からくるのだろうか?エイミー・マンが歌うサントラもすごく良くて、マイ・ベスト・サントラのトップ10に入る事は間違いない。

マクリントック McLINTOCK!
★★★☆☆ テレビ放送
内容
大牧場主マクリントック(ジョン・ウェイン)は、生っ粋の西部男。彼の町でも時代の流れで入植者のトラブルや先住民の暴動など次から次へと問題が起こるが、彼は豪快に解決していく。そんな彼の弱点は気の強い妻キャサリン(モーリン・オハラ)で、娘ベッキー(ステファニー・パワーズ)を東部で育てようとする彼女から離婚を迫られている。西部劇の大スター、ジョン・ウェインが、フォード作品でもなじみの深いモーリン・オハラと共演した、おおらかなコメディー西部劇大作。(from:NHKBS)監督は「大西部への道」「チザム」のアンドリュー・V・マクラグレン。
西部劇/コメディ(カラー)
1963年/アメリカ
監督 アンドリュー・V・マクラグレン
音楽 ダナム、フランク・デ・ボール
出演
ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、パトリック・ウェイン
マクリントック

感想
マクリントックとその妻、デブリンの母ルイス(イヴォンヌ・デ・カーロ)の三角関係だけでなく、若いカウボーイのデブリン(パトリック)とベッキーの恋いも描かれていて楽しい。ジョン・ウェインが珍しく体を張ったドタバタ喜劇を演じていて、酔っぱらって何度も階段を落ちるシーンは笑える。モーリン・オハラは「リオ・グランデの砦」「荒鷲の翼」「静かなる男」などジョン・ウェインとの共演が多いが、今回は美人で貞淑なイメージの彼女が赤毛のじゃじゃ馬美で、気性の激しい女っぷりが凄い。女だてらに鮮やかなグリーンのドレスで荒くれ男達と泥だらけの喧嘩騒動に参加したり、階段を転げ落ちたり、彼女の違ったキャラが見れて楽しい。インディアンたちもやや好意的に描かれ、不等な扱いを受ける彼らの為にマクリントックも奮闘している。酒のないパーティーはつまらんと、乱闘を傍観して去ってゆくインディアンたちがコミカルで面白かった。

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋  MR. MAGORIUM'S WONDER EMPORIUM
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
マゴリアムおじさんの引退宣言に、おもちゃたちが怒りの反乱!果たしてモリーは、マジカル・ワールドを守ることが出来るのか?ビルが立ち並ぶ街の一角に、“マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋”はあった。世界の果てまで飛び続ける紙飛行機や抱き返してくれるぬいぐるみなど、まるで魔法のような物ばかりが置いてある。それもそのはず…。(from:地上波)
ファンタジー/コメディ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ザック・ヘルム
音楽 アレクサンドル・デスプラ、アーロン・ジグマン
出演
ダスティン・ホフマン(エドワード・マゴリアム)、ナタリー・ポートマン(モリー・マホーニー)、ジェイソン・ベイトマン(ヘンリー・ウェストン)、ザック・ミルズ(エリック・アップルバウム)
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
感想
エリック少年は「SUPER 8/スーパーエイト」のザック・ミルズ君、お堅い会計士は「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ベイトマン、ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン主演と話題性が高いキャスティングの割には話がイマイチ面白味がない。魔法の世界も「チャーリーとチョコレート工場」に似た凝ったセットだが、残念ながら独創的な面白さはティム・バートンとは遠く及ばない。遺産の木製のキューブの存在も忘れるほどに薄かったし、ラストもあっさりし過ぎて印象に残らないほど。ナタリー・ポートマンの指揮者っぷりも音楽とイマイチ合ってないのでせっかくの山場にも感動できなかった。監督は「主人公は僕だった」の脚本のザック・ヘルム監督デビュー作。

マザー・テレサ  MOTHER TERESA
★★★★☆  テレビ放送
内容
「私は最も貧しい人々のそばにいたい」簡素なサリーに身を包んだ彼女は、ただその思いを胸に波乱に富む87年の生涯を生き抜いた。彼女の名はマザー・テレサ。親を失った子供たち、貧しい人、病んだ人、路上で死を待つだけの人に“あなたは必要とされている”と惜しみない愛を与え続けた。教会内部での軋轢や、住民たちの抗議、彼女の知名度を利用しようとする人や、いわれのないスキャンダルなど、様々な困難に立ち向かっていく。ノーベル平和賞を受賞し、故ダイアナ妃など様々な人に影響を与え、自分は何ひとつ望まず人に愛を与え続けたマザー・テレサ真実のドラマ。(from:BSジャパン)
ドラマ/伝記(カラー)
2003年/イタリア:イギリス
監督 ファブリッツィオ・コスタ
音楽 ガイ・ファーレイ
出演
オリビア・ハッセー、セバスティアーノ・ソマ、ラウラ・モランテ、ミハエル・メンドル、イングリット・ルビオ、エミリー・ハミルトン
マザー・テレサン
感想
白は清らかさの象徴、青は聖母マリアの色の修道服に身を包んで、修道院を出て、カルカッタの貧困街で人々を救うため新しい修道会「神の愛の宣教者会」を設立を目指したマザー・テレサ。しかしバチカンの反対に一人闘う。そしてハンセン病患者のための「平和の村」の建設に奔走する…。謙虚で献身的、しかし信念を貫く強い意志を持った、マザー・テレサを演じたオリビア・ハッセーがとても良い。「尼僧物語」のオードリー・ヘプバーンと重なるものを感じる。そして、マザーに感化された人々のささやかな援助が、彼女の夢を実現させるのが感動的。偉大な人・マザーだけでなく、彼女を支えた多くの人々が描かれている。修道院院長の「息子の部屋」のマザー・ドゥ・スナークルや、マザーの理解者だったエクセム神父のミハエル・メンドル、テレビドラマ「名探偵エルキュール・ポアロ」のジャップ警部でお馴染みのフィリップ・ジャクソンが出資者として出演している。キリスト教の説教臭い演出は抑えて、慈愛を人種や宗教に関係なく説いているところが共感できる。

マザー・テレサ 母なることの由来−デジタル復刻版−  MOTHER TERESA
★★★★☆  テレビ放送
内容
ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサが10か国を訪問し行った活動を5年間に渡り追ったドキュメンタリー。その生い立ちから、いかにして彼女が世界中から敬愛される“マザー・テレサ”になったのかを克明に描く。1988年に日本で劇場公開されたのち、1997年に逝去した彼女の没後10周年をしのびデジタル復刻版が2007年にリバイバル公開された。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2008年/(オリジナル1986年)
監督 アン・ペトリ、ジャネット・ペトリ
音楽 スザンヌ・シアーニ
出演
ナレーション:リチャード・アッテンボロー
マザー・テレサ 母なることの由来
感想
イスラム、カトリック、ギリシャ聖教が混立する東西文化の境目に位置するマケドニア出身のマザー。老体むち打って国境、人種を問わず、貧困と病に苦しむ人のところへ行き、人々に無償の慈愛を届ける。ベンガル語を始め、数カ国の言葉を操り、人々の心を瞬時に捉える魅力はカリスマ的。しかし、優しい母の顔だけではなく、救済活動の資金と運営という厳しい現実にも先頭に立って突撃してゆく闘士でもある。その生き方には、「侘び」を重んじる禅僧にも似ていて、言葉一つ一つに感動させられた。
関連作マザー・テレサ

マザーウォーター  MOTHERWATER
★★★★☆  テレビ放送
内容
京都の街に風にそそぐように暮らし始めた、三人の女たち。ウイスキーしか置いてないバーを営むセツコ。疎水沿いにコーヒーやを開くタカコ。そして、水の中から湧き出たような豆腐を作るハツミ。 芯で水を感じる三人の女たちに反応するように、そこに住む人たちのなかにも新しい水が流れ始める。 健気に自分を見つめながら暮らして行く、そんな日々の描写以外、物語のない物語。誰もが生きている、現実の世界、その隣りあわせにあるかもしれない、そんな物語。 『かもめ食堂』のスタッフとキャストが再集結し、自由に生きる女性たちを温かく描く。(from:衛星劇場)
ドラマ(カラー)
2010年/日本
監督 松本佳奈
音楽 金子隆博、主題歌:大貫妙子「マザーウォーター」
出演
小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、市川実日子、永山絢斗、光石研、もたいまさこ
マザーウォーター
感想
監督は違うがゆったりした時間や感情の起伏がほとんどない穏やかな人々を描いているところが「かもめ食堂」や「めがね」に似ているなぁと思ったらスタッフが同じ。キャスティングもかなりかぶっている。でも荻上直子監督と違うのはクスっとしちゃう可笑しさやたまに冷やっとさせられるシニカルなところがないところ。まったくの無害という感じ。最初はそこが京都とは気がつかないほど普通の小さな商店が点在する住宅街。人もまばら。京都なら観光客も大勢いるから鴨川なんてあんなに閑散としてるとは思えない。京都らしき風景も鴨川ぐらいだし。でもちょっと懐かしい、暖かみのある古い家具やインテリアを大事に使っていて、家の中や道端はどこもきっちり掃き清められている。カフェもバも銭湯もきっちり清潔にしていて生活感を極力感じないようにしている。儀式のようにきっちり決まった所作で入れるコーヒーや水割り。もたいまさこの家も一人暮らしのお婆ちゃんにしてはお洒落で生活感がない。なんだか映画に映っている人物たちだけが普通の人とは違った異次元でゆったりまったりと生活しているようで羨ましくなった。あの淡々とした時間の描写も見ている者をその空間にトリップさせてくれる感じで心地よい。赤ん坊の面倒を四六時中みている光石研はてっきり独り者なのかと思ったらラストにあっと思うカット(声だけ)が。オープニングの母子の映像はそれの布石だったのか?豆腐、コーヒー、水割り、かき揚げ、サンドイッチ…料理を丁寧に描いて美味しそうなのも荻上直子作品に似ている。

マジック・キッチン 魔幻厨房:MAGIC KITCHEN
★★★☆☆ テレビ放送
内容
母のレシピを頼りに、人気料理店を切り盛りする女性シェフ・ヨウは、料理コンテスト番組に出演するため、助手の青年クーリーと共に日本にやってきた。気乗りしていなかったヨウだったが、偶然にも別れた恋人に再会。異国での出会いに運命を感じ、心ときめく彼女だったが、彼には新しい恋人がいて…。アンディ・ラウ、サミー・チェン、F4のジェリー・イェンなど、香港、台湾のトップスターが共演したラブ・コメディー。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ(カラー)
2004年/中国(香港)
監督 リー・チーガイ(李志毅)
音楽
出演
サミー・チェン(鄭秀文)、ジェリー・イェン(言承旭)、アンディ・ラウ(劉徳華)
マジック・キッチン

感想
F4のジェリー・イェンに、「イエスタデイ、ワンスモア」のサミー・チェンと、「インファナル・アフェア」のアンディ・ラウがダブル・キャスト。若いのにおばさんっぽいサミー・チェンに、ぶりっ子で少々気持ち悪いキャラは不釣り合いな感じ。アンディ・ラウと彼女に降り懸かる呪いも少女趣味で古くさい少女マンガみたい。でもアンディ・ラウをはじめとする登場俳優は美男美女で華やか。

マジック・ランタン・サイクル MAGIK LANTERN CYCLE
スコピオ・ライジング(63)
K.K.K.(65)
我が悪魔の兄弟の呪文(69)
プース・モーメント(49)
ルシファー・ライジング(80)

★★★☆☆ 劇場
【ケネス・アンガー来日記念マジック・ランタン・サイクル】
Aプログラム

内容
アンダーグラウンド映画の巨匠アンガーの短編集。他に「花火」(47)「ラビッツ・ムーン」(50〜78)「人造の水」(53)「快楽殿の創造」(54〜78)がある。これらは数十年に渡り何度となく改訂を重ね1980年に最終完全版のフィルモグラフィとしてまとめられたもので台詞はなく音楽と映像で展開するショートフィルム集で70年代アメリカをドラッグと性で象徴した内容。
アート(カラー)
1980年、アメリカ
監督 ケネス・アンガー
音楽 リトル・ペギー・マーチ、ミック・ジャガー、ボビー・ボーソレイユ&フリーダム・オーケストラ
出演
ミリアム・ギブリル、ドナルド・キャメル、ヘイドン・クーツ
プース・モーメント
イメージフォーラムHP

感想
以前と同様に上映途中また寝てしまう。英国人オカルティスト、アレイスター・クロウリーに触発された「ルシファー…」は暴力と死を幻視的な映像で展開。音楽は「ロードジャック」等の60'sからピンクフロイド等のプログレが使われる。彼の著書『ハリウッド・バビロン』が有名だが「プース…」はナジモヴァ風の女性が登場し、毒々しい美しさの20年代退廃したハリウッド文化の雰囲気がある。同様の世界をD・リンチも「マルホランド・ドライブ」で映画にてて、また高口里鈍も男爵シリーズで漫画にしているがこちらもサスペンス仕立で面白い。谷中のギャラリーでアンガー展が開催され、魔術・人智学のルドルフ・シュタイナーやクロウリー関連HP紹介、黒魔術に使われる杖のフィルム(日本初公開)『The Man We Want to Hang』が上映された。ほとんどがアンガーの絵で構成され音楽は明るいバロック風クラシック。「マジック…」とはかなり趣きが違っていたがよりアート色の強い30分程度の映画だった。会期中「ラビッツ…」「快楽殿…」「人造…」「スコピオ…」「ルシファー…」「プース…」等の場面をオフセット印刷(発行1作品=7〜8枚程度)した作品が30〜48万円程度で売られる。

マシニスト  THE MACHINIST
★★★☆☆  テレビ放送
内容
工場で平凡な機械工(マシニスト)として働くトレバーは、極度の不眠症に陥り、すでに1年間もほとんど眠っていない状態だった。身体は痩せ衰え、誰もが心配する中、それでも毎日仕事に向かい、黙々と働くトレバー。そんなある日、彼は自宅の冷蔵庫のドアに不気味な張り紙を見つけ奇妙な不安に襲われる。それと前後して、彼の周囲では不可解な出来事が次々と起こり始める。同僚が機械で片腕を失う事故に遭い、トレバー自身も危うく命を落としかける。そして、その影には新入りの同僚アイバンの姿が。ところが、トレバー以外の誰もそのアイバンという男の存在を知らなかった…。(from:地上波)
サスペンス/ドラマ/ミステリー(カラー)
2004年/アメリカ:スペイン
監督 ブラッド・アンダーソン
音楽 ロケ・バニョス
出演
クリスチャン・ベイル(トレバー )、ジェニファー・ジェイソン・リー(スティービー)、アイタナ・サンチェス=ギヨン(マリア)、ジョン・シャリアン(アイバン)、マイケル・アイアンサイド(ミラー)
マシニスト
感想
クリスチャン・ベイルの30kg減量という役作りの凄さで話題になった作品。主人公が正気と狂気の境をさ迷う様は「ジェイコブス・ラダー」みたいな恐怖を感じるが、こちらはもっと日常的に感じる怖さ。最後まで期待させられたラストのオチが少々肩すかしなのが残念。監督は「ワンダーランド駅で」「セッション9」のブラッド・アンダーソン。

魔性の夏 四谷怪談より  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
旧浅野家の家臣、民谷伊右衛門は、妻いわと生後間もない子の三人で江戸に暮らしていた。ある夜伊右衛門はいわの父、四谷左門から旧悪を暴かれ、口封じのため闇討ちにする。その時、伊右衛門の仲間、直助も同じ場所で武士を殺害した。その侍は、いわの妹、そでの夫で、浅野家の家臣、佐藤与茂七だった。いわとそでは、父と夫を失い歎き悲しむが、伊右衛門と直助は何喰わぬ顔だった。折しも隣家の吉良の家臣、伊藤喜兵衛の娘、うめが伊右衛門に恋焦がれる。喜兵街は娘可愛さから伊右衛門を説得し、いわに飲ませる毒を渡す。薬と信じて飲んでいだいわの顔は、次第に醜悪になっていき、恨みをつのらせながら息絶える。鶴屋南北の『四谷怪談』を青春群像ドラマとして映画化した作品。(from:BS日テレ)
ホラー/時代劇(カラー)
1981年/日本/松竹
監督 蜷川幸雄
音楽 千野秀一、バッハ:『主よ、人の望みの喜びよ』
出演
萩原健一、高橋恵子、夏目雅子、石橋蓮司、勝野洋、小倉一郎、赤座美代子、鈴木瑞穂、森下愛子
魔性の夏・四谷怪談より
感想
蜷川らしい、舞台劇のような作品。キャストも豪華なのだがその割には今一つ期待外れで、ドロドロの人情が明確ではない。伊右衛門と岩だけでなく、その周りの人々にも焦点を当て、岩の妹とその夫にも岩たちのような顛末を与えたのは面白いが、肝心の恐いシーンが恐くない。でもショーケンの不良な伊右衛門、高橋の美し過ぎて悲しささえ感じる岩、幽霊より恐い悪女の森下が面白かった。BGMのバッハの『主よ、人の望みの喜びよ』がお岩の悲しみを写しているようで印象的。でも同じ四谷怪談異聞なら「嗤う伊右衛門」の方が面白かった。

マスカレード/甘い罠  MASQUARADE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ヨット・レースのコーチとして雇われた美貌の青年ティム。彼は自分が担当するヨットのオーナー夫人とすぐさま深い関係を結ぶ。そんなある日、オリヴィアという美女と出会った彼は、彼女が亡き母親から莫大な遺産を受け継いでいることを知り、以来彼は言葉巧みに彼女に接近していく。そうとは知らないオリヴィアはやがてティムに惹かれ、ふたりは激しい恋に落ちていった。しかし一方、彼女には反りの合わない義理の父トニーがおり、何かと彼女に干渉しては醜い喧嘩を繰り返していた。そして案の定、トニーはティムを財産目当てと決めつけ、ふたりの仲を裂こうとするが…。(from:スター・チャンネル)
サスペンス(カラー)
1988年/アメリカ
監督 ボブ・スウェイム
音楽 ジョン・バリー
出演
ロブ・ロウ、メグ・ティリー、キム・キャトラル、ジョン・グローヴァー
マスカレード/甘い罠
感想
ホテル・ニューハンプシャー」のキャラが強烈だったロブ・ロウ主演のサスペンス。「再会の時」のメグ・ティリーと「ポリスアカデミー」のキム・キャトラルが共演。女ジゴロのロブ・ロウがその魅力を生かして大富豪の一人娘を誘惑して結婚、しかしその裏には…という話。貧乏な男が若さと美貌を使って野望を果たそうとする姿は、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」に重なる。でも、ここではドロンほど非常になれないところがまたいい。また、清楚な富豪を演じたメグ・ティリーも瑞々しい美しさ。ラストはちょっと意外な展開で切ない。監督は『ハーフムーン・ストリート』のボブ・スウェイム。

マスク THE MASK
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
魔法のマスクで全てバラ色
コメディ(カラー)
1994年/アメリカ
監督 チャールズ・ラッセル
音楽 ランディ・エデルマン
出演
ジム・キャリー、キャメロン・ディアス、ピーター・リーガート、ピーター・グリーン

感想
このキャラはジム・キャリー以外には考えられないし、キャメロン・ディアスが超キュートでイイ女っぷり。ギャグも嫌いじゃない、むしろ面白かった。ファッションも美術のセンスも好きな方だ。しかし…映画自体がイマイチ面白くなかった。ペットの犬も大好きなんだけど…。つまり、ヒーローがカッコよくなかったって事。かなりずうずうしい性格のうえに、アゴのハズれたような緑色の顔のヒーローにどうも愛着が持てなかった。

マスク2  SON OF THE MASK
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
生まれながらにして"マスク"のミラクルパワーを持ったスーパーベビーが登場。マスクと赤ん坊をめぐり大騒動が繰り広げられる。ローレンス・グーターマン監督。アニメ会社で働く青年漫画家のティム(ジェーミー・ケネディ)は、愛犬のオーティスが拾ってきた奇妙な緑色のマスクをかぶってしまう。人格が変わり、大胆になった彼は会社の仮装パーティーで一躍ヒーローに。そのまま家に帰ったティムは、妻のトーニャ(トレーラー・ハワード)と情熱的な一夜を過ごす。やがて、その時に授かった子供が誕生する。この男の子こそ"マスク"のパワーを生まれ持ったスーパーベビーだった。マスクパワーを発揮する息子に振り回されるティム。一方、赤ん坊の誕生以来、愛情を横取りされたと思ったオーティスは嫉妬の固まりと化していた。
コメディ/アクション(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ローレンス・ガターマン
音楽 ランディ・エデルマン
出演
ジェーミー・ケネディ(ティム)、アラン・カミング(ロキ)、トレーラー・ハワード(トーニャ)、ボブ・ホスキンス(オーディン)、ベン・スタイン、カル・ペン
マスク2
感想
1作目のジム・キャリーとキャメロン・ディアスに比べるとかなり華の無いキャスティングだが、1作目と同じ犬のオーティスと、赤ん坊アルビーが可愛い。不気味だったジム・キャリーのキャラよりもジェーミー・ケネディとアルビーの方がずっと良いし、使用音楽もグッドで1作目より面白い。ティムは「スクリーム」のジェーミー・ケネディ、トーニャは「名探偵モンク3、4」のトレイラー・ハワード、ロキのアラン・カミングは「X-MEN2」のカエル男ナイトクロウラー役や「スパイキッズ」に出演。監督は「キャッツ&ドッグス」のローレンス・ガターマン。

マスク・オブ・ゾロ THE MASK OF ZORRO
★★★★☆ テレビ放送
内容
スペインの植民支配から独立したメキシコを舞台に、歳を取ったゾロのディエゴ(ホプキンス)が盗賊あがりの若者アレハンドロ(バンデラス)を後継者に教育、二代目ゾロが活躍、ディエゴの宿敵で民衆を苦しめている元知事モンテロに妻を殺され娘(ゼタ・ジョーンズ)を攫われた復讐をする。
アクション(カラー)
1998年/アメリカ
監督 マーティン・キャンベル
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
アントニオ・バンデラス、アンソニー・ホプキンス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

感想
バンデラスのちょっとコミカルで笑えるスペイン人ゾロもかっこいいけど、ホプキンスのゾロが品格とにじみ出る迫力があってかっこいい!ゼタ・ジョーンズの美貌とダンスと剣さばきも素晴らしい。往年のゾロ・ファンも楽しめると思える娯楽作!

マスター・アンド・コマンダー  MASTER AND COMMANDER:THE FAR SIDE OF THE WORLD
★★★★☆  テレビ放送
内容
世界的なベストセラーとなったパトリック・オブライアンの海洋冒険小説を、「今を生きる」「トゥルーマン・ショー」のピーター・ウィアー監督が映画化したスペクタクル大作。ナポレオンのヨーロッパ征服が進む19世紀初頭の大西洋を舞台に、幼い少年たちとともに危険な任務を遂行することになったイギリス軍艦の内情を鮮烈に描いている。荒れ狂う海原や、ガラパゴス諸島の大自然を映し出した映像は迫力満点。(from:NHKBS)
アドベンチャー/アクション/ドラマ(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ピーター・ウィアー
音楽 アイヴァ・デイヴィス、クリストファー・ゴードン、リチャード・トネッティ
出演
ラッセル・クロウ(ジャック・オーブリー艦長)、ポール・ベタニー(スティーヴン・マチュリン医師)、ビリー・ボイド(バレット・ボンデン)、ジェームズ・ダーシー(トーマス・プリングス)、マックス・パーキス(ブレイクニー)、マックス・ベニッツ(ピーター・カラミー)、リー・イングルビー(ホロム)
マスター・アンド・コマンダー
感想
帆船ものというと、大航海時代の「戦艦バウンティ号の叛乱」が実際の帆船を使い、エキストラの数も凄くて見応えがあったが、こちらも帆船同士の戦いだけでなく、帆船戦艦の兵士達の日常が細かいディテールで描かれて臨場感たっぷり。同時代のイギリス海軍を描いたテレビドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」も面白かった。「パイレーツ・オブ・カリビアン」など、帆船が活躍するものはわくわくさせられる。しかし、ロマンスとはほど遠い厳しさを描いていてリアル。ジャック船長(ラッキー・ジャック)以下、士官の大人達が親・教師の代わりとなって、片腕をなくしたブレイクニーら少年乗組員たちを育て、幼い彼らが成長する様が健気で泣ける。

魔像(1952) 
★★★☆☆ テレビ放送
内容
不正で私腹を肥やす千代田城御蔵番一味に挑む正義感の強い若侍と、彼を囲む隣人の善意を描く。
時代劇
1952年/日本/松竹
監督 大曽根辰夫
音楽 鈴木静一
出演
阪東妻三郎、津島恵子、山田五十鈴、柳永二郎

感想
阪妻が真面目だが陰気くさい侍、神尾喬之助とチャキチャキの江戸っ子で喧嘩早い茨右近の二役を演じているが、顔もそっくり、着ているものも似ているなに演技の切り分けでキッチリ違う人物を演じ切っているのはさすが!話は忠臣蔵がちょいと入った感じで、不正を摘発した侍がそれをネタに城中で執拗な嫌がらせや虐めにあい、とうとうキレて上司を城中で切ってしまいお尋ね者になる。城下町に逃げ込んだ彼は自分にそっくりの男に不正を働く侍達を倒すために協力してもらう…という話。山田五十鈴のチャキチャキ江戸っ子姉さんぶりもイイが、津島恵子の罪を犯した夫を最後まで信じて尽くす控えめな侍の女もすごくイイ。

マダガスカル  MADAGASCAR
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
NY、セントラルパーク動物園。ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、そしてカバのグロリアは動物園のスターだった。ある日、動物園から姿を消した仲間を探して、動物園を抜け出したところ、4頭は捕らえれ、アフリカへ向かう船へ乗せられてしまう。
アドベンチャー/コメディ/ファミリー(カラー)
2005年/アメリカ
監督 エリック・ダーネル、トム・マクグラス
音楽 ハンス・ジマー
出演
ベン・スティラー(アレックス)、クリス・ロック(マーティ)、デヴィッド・シュワイマー(メルマン)、ジェイダ・ピンケット・スミス(グロリア)、サシャ・バロン・コーエン(キング・ジュリアン)、セドリック・ジ・エンターテイナー(モーリス)、アンディ・リクター(モート)
マダガスカル
感想
ディズニー・アニメのお家芸の動物たちのハートフル・コメディ。しかしハイテンション過ぎて落ち着きがなさ過ぎるキャラと、可愛さに欠ける絵がイマイチ好きになれない。でもしっかり主張する能天気なまで明るいキャラクターは個性的。動物園の動物たちが凄腕のエンターテイナーというのも面白い。

マーロン・ブランドのすべて BRANDO
★★★★☆ テレビ放送
内容
不世出のカリスマ俳優マーロン・ブランドの実像に迫ったドキュメンタリー。代表作を通して彼の演技について言及するほか、「ゴッドファーザー」でのアカデミー主演男優賞辞退に至った人種問題への取り組みから私生活まで、インタビューや撮影現場でのオフ・ショットなど貴重な映像でつづり、第一線で活躍する映画人の数々の証言がその影響力の大きさを浮き彫りにする。カンヌやベルリンなど多くの映画祭で絶賛された秀作。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2007年/アメリカ
監督 プロデューサー:ジョアン・ルビノ
音楽 アンドレア・モリコーネ
出演
マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジョニー・デップ、ジェーン・フォンダ、 ジョン・タトゥーロ、デニス・ホッパー、ジョン・ボイト、ロバート・デュバル、アーサー・ペン、ベルナルド・ベルトルッチ、マーティン・スコセッシ
マーロン・ブランドのすべて

感想
映画会社に嫌われていたので「ゴッドファーザー」では映画会社に本人と分からないように顔に細工をしてカメラテストをした逸話、「ラストタンゴ・イン・パリ」や「ブレイブ」での台詞のカンペの話など、面白い逸話が沢山なのは、さすがハリウッド・バビロンを作ったスターの一人。その中でジャズ界のマイルス・デイビスやピカソのように、それまでの演技をまったく違ったものにした伝説の男の素顔に迫ろうとする内容は2時間では少ないくらい。「地獄の黙示録」や「欲望という名の電車」などの代表作が紹介されるが、これでは話題にもならなかった終戦直後の沖縄を舞台にした「八月十五夜の茶屋」もユーモアたっぷりのブランドが観れて大好き。

まだまだあぶない刑事 
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
刑事から国際潜入捜査官となったタカ(ダンディー鷹山:舘ひろし)とユージ(セクシー大下:柴田恭兵)が、7年ぶりに横浜港警察署へと戻ってきた。仲間たちの昇進に驚くのもつかの間、かつて逮捕した凶悪な銀行強盗犯・尾藤が脱獄したことを知らされる。
アクション/コメディ(カラー)
2005年/日本/東映
監督 鳥井邦男
音楽 遠藤浩二
出演
舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、佐藤隆太、原沙知絵、小林稔侍、木の実ナナ、ベンガル、佐藤隆太、窪塚俊介
まだまだあぶない刑事

感想
80年代に大ヒットした日テレの刑事ドラマ『あぶない刑事』の映画版第六弾(そんなにあったのか)。前作から7年ぶりということで、二人ともすっかりオヤジというよりジーサンに。元祖「ちょい悪オヤジ」だったんだろうけど、それをこの歳でやられてもかなり苦しく、昔のようなかっこ良さはなく、ただアホでキザなオヤジにしか見えない。しかも二人それぞれが唄う歌が使われ、相変わらずのナルちゃんでオイオイ、とツッコミたくなる。でも顔はシワシワでも体系は変わらないところはさすが。レギュラー出演者も今じゃ皆主演クラスだから、よくこのレギュラーを再結集できたものだ。浅野温子なんか女優キャリアを棒に降ってイイ勢いの変なコスプレキャラ。アクションもイマイチだしサスペンス要素も弱い。劇場版というよりもテレビドラマ特別編という感じ。「まだまだ」じゃなく「いい加減もうイイ」ぞ。

マダム・トゥトリ・プトリ  MADAM TUTLI-PUTLI
★★★★★  テレビ放送
内容
過去を背負い、旅に出たある女性。彼女はひとり夜汽車に乗り、そこで自分の悪霊と向き合う。現実と空想の間をさまよう夜汽車の旅をミステリアスに描く。第80回アカデミー賞・短編アニメーション部門ノミネート作品。(from:NHKBS)
アニメ/ファンタジー(カラー)
2007年/カナダ
監督 クリス・ラヴィス、マチェク・シチェルボウスキー
出演

マダム・トゥトリ・プトリ
感想
内気な女性が一人乗り込んだ夜行列車の一夜をサスペンス風に描いた18分の短編。コンパートメント内の不思議な同席者たちや、列車を占拠する謎の武装集団、第二次大戦時代風時代にレトロでくすんだ風景…。ストーリーよりも雰囲気先行で作られた世界観は個性的で面白く、細部までこだわった表現は芸術性が高い。特にヒロインの表情やしぐさの細やかさは、これが人形アニメかと思うほど、実写に近い演技力で魅入られてしまう。それに加えてアニメーションでしか表せない不思議なキャラや世界観が、この作品を高めている。荷物ネットの狭い空間に陣取る乗車客が、列車に振られるのもかまわずチェス・ゲームに興じる様子がコミカルで楽しい。また、揺れる列車を行き交う様子の表現がリアル。CGが全盛期の現代で、ハンドメイドな暖かさにこだわった作りは「ピーターと狼」「死者の書」とも共通していて素晴らしい。そしてヨーロッパ風ダークな世界観はジャン=ピエール・ジュネの「デリカテッセン」っぽい。

マダムと女房  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
日本初の本格的トーキーという記念すべき作品。仕事に集中するため、郊外の一軒家に引っ越した劇作家が、予想に反してさまざまな騒音に悩まされる様を描くナンセンス・コメディー。いよいよ本格的に仕事に取り掛かろうとした矢先、隣の家から聞こえてきた大音量のジャズ。苦情を言いにいくと、妖艶なマダムに出迎えられ…。当時としては極めて映画的かつクリアーな音質で話題となった。(from:NHKBS)
コメディ/音楽(カラー)
1931年/日本/松竹
監督 五所平之助
音楽 作詞:サトウ・ハチロー、作曲:高階哲夫、島田晴誉
出演
渡辺篤、田中絹代、市村美津子、伊達里子、横尾泥海男、吉谷久雄
マダムと女房
感想
主人公は「素晴らしき日曜日」の渡辺篤。日本最初のトーキー作品だけあって音による演出が効果的。劇作家の主人公は静かな環境で執筆に励みたいが、赤ん坊は泣くし長女は「お母ちゃん、お母ちゃん」とうるさいし、女房も長女の面倒みろとうるさい。子供たちがやっと静かになったら眠くなり…。翌昼から起きて仕事を使用としたら隣の家から音楽が流れて…と常に騒々しい。倦怠期に入った夫婦のイライラを渡辺篤、田中絹代がコミカルに演じていて笑える。隣のマダムに嫉妬した妻が嫌がらせにミシンをカタカタ…。家族で散歩に出たら空にはグライダーのうるさい音…「私の青空」を遠くで聞きながらのラストまで音に溢れている。「スピード時代」「スピードホイ」と快活な主題歌も盛り込まれて音声効果が盛り沢山。もとの題名は「隣りの雑音」だったそうだが納得。監督は「煙突の見える場所」の五所平之助。

松ヶ根乱射事件
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
事件らしい事件の起きないこの町で警察官をしている鈴木光太郎(新井浩文)。光太郎の双子の兄・光(山中崇)は家の畜産業を気まぐれに手伝い、父親はダラダラとした生活と性格が災いし家出中。ある日、どうも訳アリなカップルが松ヶ根へやってくる。ひき逃げ、金塊、ゆすり、床屋の娘の妊娠…彼らの来訪をきっかけに、平穏な町のバランスが微妙に崩れ始める…。(from:BSジャパン)
コメディ/サスペンス/ドラマ(カラー)
2006年/日本
監督 山下敦弘
音楽 パスカルズ、主題歌:BOREDOMS
出演
新井浩文、山中崇、木村祐一、川越美和、三浦友和
松ヶ根乱射事件
感想
三浦友和が本人とは分からないほどむさい駄目親父を演じてびっくり。無表情でたんたんと異常なシーンも盛り上がりに欠ける演出で進むストーリーが不気味で、ラストに凄い殺戮があるだろう…と恐ろしい想像してしまう。しかしラストはあっけなくて、どこが乱射事件?と勝たすかしを食らってしまい、奇妙な作品で笑える。ロケ地の長野県富士見町ののんびりした雰囲気がまた妙に可笑しさを出している。監督は「リンダ リンダ リンダ」「ユメ十夜」の山下敦弘。

マックQ  McQ
★★★☆☆  テレビ放送
内容
西部劇の巨星ジョン・ウェインがはみ出し者の刑事にふんし、警察内部の不正を暴いてゆく痛快アクション映画。シアトル警察の敏腕刑事マックの相棒が殺害された。事件を追って巨大な犯罪組織に立ち向かおうとするマックだが、これを警察の上層部が阻止。親友の死を追求するため、マックは辞表をたたきつける…。海岸線での激しいカー・アクションは見ごたえ十分。(from:NHKBS)
アクション/犯罪(カラー)
1974年/アメリカ
監督 ジョン・スタージェス
音楽 エルマー・バーンスタイン
出演
ジョン・ウェイン、エディ・アルバート、ダイアナ・マルドア
マックQ
感想
西部劇とは違ったジョン・ウェインが見れる作品だが、西部のガンマンが現代劇の刑事になったという感じは「ブリット」と「ダーティハリー」に似ている、カーアクションが迫力のサスペンスドラマ。ラストまで誰が黒幕なのか、マックは罠にはめられ、窮地をどう潜り抜けるのか…意外な人物が犯人だったりと、最後まで目が離せない展開でなかなか面白い。これでもっとジョン・ウェインが元気だったら良かったのだが、でっぷりお腹で重そうな動きの彼に歳を感じた。「11人のカウボーイ」でウェインと共演したコリーン・デューハーストが出演。またマックQの上司に「ローマの休日」でパパラッチを演じたエディ・アルバートが出演している。バーンスタインのソウルフルな音楽もグッド。

マックス・ペイン 完全版  MAX PAYNE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ニューヨーク市警の刑事マックス・ペイン。ある日、彼の妻ミシェルと娘が3人組の暴漢に殺されてしまい、さらにはマックスが一味のうちの2人を射殺するものの残りの1人を取り逃がしてしまう。悲しみと絶望の底に突き落とされたマックスは、未解決事件班へと転籍し、たった独りで逃亡犯を追い続けるのだった。手掛かりを探る中、ドラッグ中毒と思しき美女ナターシャと出会う。ところが間もなくして、彼女は背中に“羽”の生えた謎の人物に惨殺される。この事件がミシェル殺しと関係しているとの情報を掴んだと同時に、ナターシャ殺害の容疑者として警察に追われる身となったマックス。さらに、彼の前にナターシャの姉モナが復讐のために現われ、絶体絶命の窮地に立たされるが…。劇場公開版よりも約3分長い「完全版」。(from:スター・チャンネル)
アクション(カラー)
サスペンス/ドラマ
監督 ジョン・ムーア
音楽 マルコ・ベルトラミ、バック・サンダース
出演
マーク・ウォールバーグ(マックス・ペイン)、ミラ・クニス(モナ・サックス)、ボー・ブリッジス(B.B.ヘンズリー)、クリス・ブリッジス(ジム・ブラヴーラ)、オルガ・キュリレンコ(ナターシャ)、アマウリー・ノラスコ(ジャック・ルピノ)、クリス・オドネル(ジェイソン・コルヴィン)
マックス・ペイン完全版
感想
黒幕はボー・ブリッジスが登場した当たりから分かってしまったんだが、ホラーチックな雰囲気でなかなか悪くないサスペンス。でも「アンダーワールド」ほどスタイリッシュでもなく「ジェイソン・ボーンシリーズ」ほど徹底したアクションでもなく…というところが少々消化不良。正体不明の魔物の正体もありきたりだったし…。ラストが続編ありそうな終り方だったけどどうなんだろう?まあ嫌いじゃないので続編がでたら見ると思うけど。監督は『エネミー・ライン』のジョン・ムーア。

マッケンナの黄金  MACKENNA'S GOLD
★★★☆☆  テレビ放送
内容
西部にある伝説の谷に眠っているという黄金目当てに集まってきた男たちのあくなき野望と激しい争奪戦を描いた冒険アクション。黄金のありかを示す地図を焼いてしまった保安官マッケンナは、無法者のコロラドにつかまり、目的地まで案内させられることに。やがて黄金のうわさを聞きつけてやってきたさまざまな職業の男たちに斥候隊の軍曹らも加わり、それぞれの思惑が渦巻く中、一行は危険に満ちた道中を進み始める。(from:NHKBS)
西部劇/アドベンチャー(カラー)
1968年/アメリカ
監督 J・リー・トンプソン
音楽 クインシー・ジョーンズ
出演
グレゴリー・ペック、オマー・シャリフ、テリー・サバラス、キーナン・ウィン、リー・J・コッブ、レイモンド・マッセイ、バージェス・メレディス、イーライ・ウォラック、アンソニー・クエイル、エドワード・G・ロビンソン
マッケンナの黄金
感想
アパッチの黄金の秘宝を巡って、黄金に魅せられたものたちが繰り広げるアドベンチャーで、西部劇としてはちょっと異色。出演者も豪華多彩で主演のグレゴリー・ペックは誠実な男、オマー・シャリフは悪党たちの親分、テリー・サバラスは部下を殺してまで黄金に魅せられた騎兵隊隊長。他にアパッチ族の男女、牧師に商店の親爺など、あらゆる人々が黄金発見の旅に参加するが、最後に生き残るのは僅か二人。ラストの黄金で頭がおかしくなってくる輩との闘いと、黄金峡の崩壊はすごい迫力で見応えある。監督は「ナバロンの要塞」「猿の惑星・征服」「最後の猿の惑星」「隊長ブーリバ」のJ・リー・トンプソン。

マッシュ M★A★S★H  M★A★S★H
★★★★★  テレビ放送
内容
ロバート・アルトマン監督がブラック・ユーモアたっぷりに描いた反戦映画。朝鮮戦争が激しさを増し、人手不足の移動米軍外科病院(MOBILE ARMY SURGICAL HOSPITAL)に3人の軍医が配属された。医者としての腕はいいが、そろいもそろってハチャメチャな型破り。次々に騒動を巻き起こしていく。アカデミー脚色賞受賞。世界的にも注目され、カンヌ映画祭では最高賞のパルム・ドールに輝いた。(from:NHKBS)
コメディ/戦争(カラー)
1970年/アメリカ
監督 ロバート・アルトマン
音楽 ジョニー・マンデル
出演
ドナルド・サザーランド、エリオット・グールド、トム・スケリット
マッシュ
感想
東京ラジオ放送のアキ・タカムラの「広島ドッカン」、「東京Shoeshine Boy」などの可笑しな日本語歌謡曲が常時流れていて笑える。フランク・バーンズ少佐(「地獄の黙示録(1979)」のロバート・デュバル)と看護師長マーガレット:ホットリップス(サリー・ケラーマン)の濡れ場が放送され、エコーまでかかって大爆笑。常時流れる業務放送も、性病検査の命令や、マリファナが危険薬物でアルコール並に安全というのは間違い、と笑えるものばかり。歯医者のウォルトが隠れゲイを嘆いて自殺を決行するところはまるでダ・ヴィンチの「最後の審判」。自殺を奨めるテーマ曲「Suicide is Painless」も名曲。ホットリップスの入浴シーンは名場面。変な日本でゴルフと宴会や、賭アメフトなど、荒唐無稽でふざけたものばかり。地獄の戦地をパラダイスに変えようとするホークアイとデューク、トラッパーの3人は、規律やモラルをぶち壊す悪魔のようだけど、本当は天使なのかも?当時放送されたTVシリーズもこのノリで面白かった。

マッチスティック・メン  MATCHSTICK MEN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ロイは芸術的な腕前をもつ詐欺師、マッチスティック・マン。彼は極度の潔癖症で処方薬がきれるたび発作に襲われて苦しんでいた。離婚が原因になっているのでは?と医者に指摘されたロイは、父親として初めて娘のアンジェラと出会う。無垢で可憐な少女と過ごすうちに次第に癒され、心に安らぎを取り戻すロイ。詐欺の仕事に彼女を巻き込んでしまった彼は、絶体絶命の危機に愛しい娘を守れるのか!?製作総指揮ロバート・ゼメキス、監督リドリー・スコット、主演ニコラス・ケイジという豪華スタッフ・キャストのクライム・コメディ。14歳の娘を演じたアリソン・ローマン、製作時の実年齢二十歳過ぎという事実にもびっくり!(from:ザ・シネマ)
コメディ/犯罪/サスペンス(カラー)
2003年/アメリカ
監督 リドリー・スコット
音楽 ハンス・ジマー
出演
ニコラス・ケイジ(ロイ)、サム・ロックウェル(フランク)、アリソン・ローマン(アンジェラ)、ブルース・マッギル
マッチスティック・メン
感想
病的な潔癖症の男が、ふと現れた彼の娘と名乗る少女に振り回されるが、彼の病気はその一時期直ってしまう…と、父性愛に目覚めた男と愛に飢える娘の親子愛という感じの話。でも、ラストでどんでん返しが!詐欺師のロイすら騙してしまうこの少女の恐ろしさに感服。でも、騙されたロイも彼が一番求めていたもの(暖かい家庭)が手に入ってハッピーエンド。シナトラの爽快な音楽もグッド。監督は「デュエリスト/決闘者」「エイリアン」「ブレードランナー」「テルマ&ルイーズ」「グラディエーター」「ハンニバル」「ブラックホーク・ダウン」「レジェンド/光と闇の伝説」のリドリー・スコット。

マッドマックス  MAD MAX
★★★★☆  テレビ放送
内容
凶悪な暴走族の暴行殺人が多発する数年後の近未来。相棒の死をきっかけに警察を引退したマックス(メル・ギブソン)は、家族と休養の旅に出る。ところが旅先でトッカータ率いる暴走族グループに、最愛の妻子を殺されてしまう。復讐心に燃えるマックスは暴走族用に開発された追跡専用パトカーを駆って、たった一人で壮絶な闘いを仕掛けていく!(from:BS-i)友人、妻と息子を殺された警官が犯人の暴走族たちに復讐する
アクション/SF(カラー)
1979年/オーストラリア
監督 ジョージ・ミラー
音楽 ブライアン・メイ
出演
メル・ギブソン、ジョアンヌ・サミュエル、スティーヴ・ビズレー、ヒュー・キース・バーン
マッドマックス
感想
メル・ギブソンが若くてかっこいい!馬をバイクに変えたオーストラリア版ハードボイルドなウィエスタンという感じでマックスはさながら悪党を蹴散らす保安官。家族も友達もなく孤独ってのは黒沢明の「用心棒」風な侍。マックスが所属するハイウェイ・パトロール隊の、黒皮のライダースーツとブーツのユニフォームが格好良い。音楽や演出がホラータッチで、最初に見たときはとても怖かった。妻と息子を殺された刑事が復讐の鬼と化して悪党を退治する、アメコミ原作の「パニッシャー(2004)」が、このマックスに似ている。でも面白さと格好良さはこちらが数段上!

マッドマックス 2  MAD MAX 2
★★★☆☆  テレビ放送
内容
家族を失ったマックス(メル・ギブソン)は、最強マシンとともにガソリンを求めて彷徨っていた。中東戦争の勃発で石油が貴重品となり、各地で壮絶な奪い合いが続発している。やがてマックスは精油基地を守る人々と、暴走族の抗争に遭遇。ガソリンを条件に別天地への脱出を頼まれ、再び暴走族との孤独なハードバトルに挑んでいく。(from:BS-i)石油を狙って襲ってくる凶悪な暴走族から守る為に城壁を築き暮す人々の用心棒に雇われたマックス
アクション/SF(カラー)
1981年/オーストラリア
監督 ジョージ・ミラー
音楽 ブライアン・メイ
出演
メル・ギブソン、ブルース・スペンス、ヴァーノン・ウェルズ、マイケル・プレストン、ヴァージニア・ヘイ、エミル・ミンティ、マックス・フィップス
マッドマックス2
感想
マックスの髪が前作のほうがかっこよかったのに伸びてウルフカットに。以前にもまして凶暴になった暴走族達と荒廃した世界が後に「北斗の拳」でパクられたのかな?と思うぐらい似ている。前作では家族や友人を殺されて人間性を失って復讐の鬼になっていたけど、今回は子供がかってになついて来たりで、だんだん人間っぽい感情も出て来たりする。前作ほどの衝撃はなかったけど、アクションやセットが数段にアップしてて面白かった。砂漠の不毛な土地の世界観や、シーンへの移り変わりの仕方は「スターウォーズ」に似ている。

マッドマックス/サンダードーム  MAD MAX BEYOND THUNDERDOME
★★★☆☆  テレビ放送
内容
核戦争により世界が灰と化して15年。女帝アウンティ・エンティティの支配する街では、サンダードームで開かれる一対一の死闘に熱狂していた。戦士を求めていたアウンティの罠に落ちたマックス。彼を待ち受けていたのは、最強の怪人マスター・ブラスターとの命を賭けた戦いだった!(from:BS-i)サンダードームで生死をかけて戦う男達
アクション/SF(カラー)
1985年/オーストラリア
監督 ジョージ・ミラー、ジョージ・オギルヴィー 
音楽 モーリス・ジャール
出演
メル・ギブソン、ティナ・ターナー、アンジェロ・ロシット、ヘレン・バディ、ロッド・ズァニック
マッドマックス/サンダードーム
感想
ティナ・ターナーの主題歌「We Dont Need Another Hero」が大ヒット、スターになっちゃったメル・ギブソンと公開当時は話題作だったが、正直いってちょっと期待外れ。非情のヒーローは人情あるヒーローになってしまったし、オオカミカットはやっぱり頂けん。ストイックな皮ジャン・ファッションも変わってしまい、マックスの黒い愛車も登場せず(前作で壊れて復活しなかったのか)…と1作目の余韻がないのが残念。監督は「ロレンツォのオイル/命の詩」「ベイブ」のジョージ・ミラーで、このシリーズは彼の代表作になった。

祭りの準備
★★★★☆  テレビ放送
内容
昭和30年代初頭の南国土佐を舞台に、一人の青年の自立への過程を周囲の複雑な人間模様の中に描いた異色の青春ドラマ。中島丈博の自伝的色彩の濃い同名小説を自信の脚本により映画化。信用金庫に勤める20歳の楯男は、いつか東京に出てシナリオライターになることを夢見ている。政治運動に熱中する幼なじみの涼子にひそかに思いを寄せていたのだが…。「竜馬暗殺」とともに黒木和雄監督の手腕を広く知らしめた秀作。(from:NHKBS)
青春/ドラマ(カラー)
1975年/日本/ATG
監督 黒木和雄
音楽 松村禎三
出演
江藤潤、竹下景子、原田芳雄、馬渕晴子
祭りの準備
感想
裕次郎の「錆びたナイフ」を観るシーンや、「星はなんでも知っている」が町で流れて、時代を感じる。息の詰まるような田舎から東京に出たいが、母(馬渕晴子)一人を残せない若者の悶々とした姿は、寺山修司の「書を捨て町に出よう」と重なる。女癖の悪い夫を見限り、一人息子にすべてを捧げ、息子を自分の元から離さず縛ろうとする母親も、寺山修司の母親像のようで恐ろしい。村の人々も個性的で、ヒロポンで狂った中島タマミ(桂木梨江)、それの若い色香に狂った楯男(江藤潤)の祖父茂義(浜村淳)、別居して近所の女と暮らす楯男の父(ハナ肇)と、女狂いの血から逃れようとするかのように村から逃れようとする。極めつけは憧れマドンナ涼子(竹下景子)の豹変。殺人で手配中の中島利広(原田芳雄)に駅で見送られるラストは泣けた。監督は「父と暮せば」の黒木和雄。

摩天楼を夢みて  GLENGARRY GLEN ROSS
★★★★★  テレビ放送
内容
NYの大手不動産会社を舞台に、熾烈な営業争いを繰り広げるセールスマンたちの意地の張り合い、策謀と事件、そして心意気を描いた秀作。現代演劇界最高の劇作家デヴィッド・マメットのピュリッツァー賞受賞戯曲を彼自身の脚色で映画化。アル・パチーノ、ジャック・レモン(ヴェネチア映画祭男優賞受賞)、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、アラン・アーキン、ケヴィン・スペイシーらの演技合戦が素晴らしい。名作戯曲をジャック・レモン、アル・パチーノ、ケヴィン・スペイシーら名優の共演で映画化。NYの不動産業界で鬩ぎ合うセールスマンたちの生き様を描く社会派ドラマ。(from:イマジカBS)
ドラマ(カラー)
1992年/アメリカ
監督 ジェームズ・フォーリー
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
アル・パチーノ、ジャック・レモン、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、ケビン・スペイシー
摩天楼を夢みて
感想
豪華キャストだけどそのほとんどがしがないセールスマン。彼らが必死に相手する顧客たちもアレック・ボールドウィンの他に、ジョナサン・プライスなど豪華キャストなんだがこれまた恐妻家にお金を握られている地味な男。華やかなシーンはなく、殺風景で薄暗い古いオフィスでの室内劇がほとんど。そして主人公が一番惨めに見えてしまう老セールスマンのジャック・レモン。とっくに定年退職という年なのに病気の娘の入院費の為にそれこそ命をかけてセールスしている。コネ入社で部下から見下されている店長のケビン・スペイシー、汚い手を使っても顧客を増やそうとするエド・ハリス、カリスマ性を発して他のセールスマンを圧倒させるアル・パチーノ、こんな豪華キャストの誰もがそれぞれ演技でガチンコ勝負、一見舞台的な台詞の応酬なのにこれほどスリリングに見せられ圧倒させられる作品にはただ驚くしかない。そして、どの役者をも圧倒したのがジャック・レモン。老セールスマンの必死さには鬼気迫るものと人生の悲哀が悲しいほどに爆発している。セールスするってことがこれだけ凄いことなのかと思わされた。監督は「パーフェクト・ストレンジャー」「コンフィデンス」「NYPD15分署」のジェームズ・フォーリー。

マドモワゼル MADEMOISELLE
★★★★☆ テレビ放送
内容
自宅近所の小さな薬局で出会った、製薬会社のやり手OLクレール・キャンスリエ(サンドリーヌ・ボネール)と、即興演劇団員のピエール・カッシーニ(ジャック・ガンブラン)は、再び会社主催のパーティーでウエイトレスに扮して演劇を披露するピエールに出会う。偶然が重なってクレールは劇団員たちと同じ車に乗って帰るが…。
ロマンス/ドラマ(カラー)
2001年/フランス
監督 フィリップ・リオレ
音楽 フィリップ・サルド
出演
サンドリーヌ・ボネール、ジャック・ガンブラン、イザベル・カンディエ、ジヌディーヌ・スアレム、ジャック・ブーデ
マドモワゼル

感想
薬局でクレールは鬚そりクリーム、ピエールは生理用ナプキンを購入と、お互い伴侶がいるのを知るが、その後の偶然が重なって次第にひかれ合い、最後は離れがたくなる…という大人な男女のロマンス。途中、二人の灯台守の話や、冷蔵庫のピクルスを主人公にした即興演劇などが織り混ぜれられ、結婚式でもらったブーケが元で二人は新婚に間違えられたり…と、小さな小物や出来事がパチパチとパズルが合わさっていくかのように、二人の距離は縮まってゆく。最後は離れがたいものになるのだが、クレールは帰る列車に乗る為にピエールに駅まで送ってもらう。列車の時間が迫るなか「崖っぷち」に立たされた二人。コーヒーを注文したまま姿を消したピエールにクレールは灯台の模型を置いて去る。その時流れる「ピクルス」の歌がまた愛らしくてイイ。いい男といい女に浮気が必要だとしたら、こんな浮気なら相手も許せるかな?サンドリーヌ・ボネールは「イースト/ウェスト 遙かなる祖国」で、ジャック・ガンブランは「クリクリのいた夏」でもそれぞれイイ女とイイ男を演じている。

マトリックス THE MATRIX
★★★★★ 劇場/テレビ放送
内容
ニューヨークの会社でしがないコンピュータプログラマーとして働くトマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)には、裏世界のすご腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔があった。ある日、“ネオ”はディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれるまま、謎の美女トリニティ(キャリー=アン・モス)と出会う。そして、彼女の手引きによって、ある人物と接見する事になった。その人物とは、電脳世界ではもはや伝説と化しているモーフィアスという男(ローレンス・フィッシュバーン)。モーフィアスは“ネオ”に告げる。この世界は現実ではない、と…。(地上波)ハッカーのネオはトリニティらと出逢うい、今の世界は電脳世界で現実は機械に支配された世界だと知る。
SF/アクション/サスペンス(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ウォッシャウスキー兄弟
音楽 ドン・デイヴィス
出演
キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン、ヒューゴ・ウィーヴィング、グロリア・フォスター、ポール・ゴダード、ロバート・テイラー
マトリックス

感想
エビ反り玉よけシーンや壁を駆け上がったりのワイアーアクション、空中静止画像…とアクション、カメラワークといろんな面で衝撃的かつ刺激的な作品。話もコンピューターの世界を人間的なキャラクターに置き換えてたりと面白い。アクションは「北斗の拳」、ダークな世界のイメージなどは「攻殻機動隊」…といいパクリかたしている。キャリー=アン・モスのトリニティとローレンス・フィッシュバーンのモーフィアスがなんといってもかっこいい!

マトリックス・リローデッド THE MATRIX RELOADED
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
救世主として覚醒したネオが、人類最後の砦(とりで)であるザイオン壊滅を防ぐ戦いに挑むシリーズ第2作。ザイオンを救うために必要不可欠なキー・メーカーを追うネオを阻む新たな敵、そして大量に増殖したエージェント・スミスとの激しい攻防戦の末にネオを待つ運命とは…。ネオたちをキー・メーカーへと導く美女役でモニカ・ベルッチ、モーフィアスの元恋人役でジェイダ・ピンケット・スミスが登場。(from:NHKBS)ネオは遂にマトリックスの主コンピューター・ソースに逢う。(from:NHKBS)
SF/アクション/サスペンス(カラー)
2003年/アメリカ
監督 アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
音楽 ドン・デイヴィス
出演
キアヌ・リーヴス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィーヴィング、マット・マッコーム、ジェイダ・ピンケット=スミス、モニカ・ベルッチ、ハロルド・ペリノー・Jr、ハリー・J・レニックス、ノーナ・M・ゲイ、ランベール・ウィルソン、アンソニー・ウォン、ランダル・ダク・キム
マトリックス・リローデッド

感想
シリーズ第一段に比べて衝撃は少ないが、期待通りの面白さ。特にネオのアクションは流れるように良くなったし、トリニティのアクションは完璧な美しさ、格闘というよりも舞踊に近い。特にオープニングのトリニティのアクション、後半の高速道のアクションは凄まじいテンポでかっこいい。マトリックスの謎も大分明らかにされ、どこまでがバーチャルな世界なのか判らないほど入れ子状態になっている。ただ、前作では謎だった部分が明らかにされた事で、魅力が半減してしまった感も。「2001年宇宙の旅」では不可解な部分があったからこそ、その部分により大きな想像を膨らませてしまったが、こちらにはその楽しみが少ない。CGの多様で不自然な印象を持ったシーンも多数あって(例えばツインズが物体を通り抜けるところとか、ネオと無数のエージェント・スミスの戦いとか…)こういうのをうまくカバーしてくれていたら、文句なしに満点だったのだが…。

マトリックス・レボリューションズ THE MATRIX REVOLUTIONS
★★★☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
『マトリックス』『マトリックス リローデッド』に続く最終章。人類存亡をかけてネオ(キアヌ・リーヴス)は敵の中枢・マシン・シティへ。そのころザイオンはセンティネルズの大群による総攻撃で瀕死の状態だった。ネオは人類を救えるのか?(from:NHKBS)
SF/アクション/サスペンス(カラー)
2003年/アメリカ
監督 アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
音楽 ドン・デイヴィス
出演
キアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジェイダ・ピンケット=スミス、コリン・チョウ、ランベール・ウィルソン、モニカ・ベルッチ
マトリックス・レボリューションズ

感想
マトリックスの多くの謎が明かにされた『マトリックス リローデッド』よりは、こちらの方が面白かった。しかし、目新しいものはまったくなく、アクションもいたって地味で少なめ。メインのキアヌとヒューゴのアクション・シーンは進化なしでイマイチ。スローモーション多用にCGでカバーしたあまり実感のないアクション。ま…二人とも実体のない「プログラミングで作られたキャラ」という設定だから、妥当な表現だったのかも知れないけど。それに比べてまだ生身の身体の動きを感じるキャリー=アン・モスとローレンス・フィッシュバーン、コリン・チョウ(彼はプログラムの一つというキャラだったけど、生身の美しさがあったな)のアクションは美しいかった。オラクルやインド人の家族など、心暖まるキャラが多数でてきたのはすごく好き。しかし…結末はやっぱりこうなったか…の予想通り。

真夏のオリオン  LAST OPERATIONS UNDER THE ORION
★★★☆☆  テレビ放送
内容
倉本いずみの元にアメリカから届いた手紙に添えられていた1枚の楽譜…。それは、いずみの祖母・志津子が、船乗りたちが吉兆をもたらすと信じる真夏の空に輝くオリオン座に祖父・倉本孝行への想いを託して書いた「真夏のオリオン」という曲だった。そして、64年前の夏、潜水艦の艦長だった倉本がアメリカの駆逐艦と繰り広げた戦闘の記憶を呼び起こす。その楽譜がアメリカで保管されていた理由は?真夏のオリオンが照らし出した戦いの結末とは…。原作は池上司の『雷撃深度一九・五』(from:日曜洋画劇場)
戦争/ドラマ(カラー)
2009年/日本/東宝
監督 篠原哲雄
音楽 岩代太郎、主題歌:いつか『願い星〜I wish upon a star〜』
出演
玉木宏(倉本孝行:海軍少佐・イ-77潜水艦艦長)、北川景子(倉本いずみ/有沢志津子)、堂珍嘉邦(有沢義彦:海軍少佐・イ-81潜水艦艦長)、平岡祐太(坪田誠:軍医中尉・イ-77潜水艦軍医長)、黄川田将也(遠山肇:イ-77潜水艦回天搭乗員)、太賀(鈴木勝海:イ-77潜水艦回水雷員)、鈴木瑞穂(鈴木勝海:現代)
真夏のオリオン
感想
ドイツ海軍と米海軍の「眼下の敵」の日本海軍版。「ローレライ」や、人間魚雷回天の物語「出口のない海」などの太平洋戦争の潜水艦作品。若き潜水艦長を玉木宏が演じていて、より史実に近いと感じさせられる若い役者が多いキャストがリアルでいい。「ローレライ」「亡国のイージス」原作の福井晴敏が監修を手がけただけあって、米駆逐艦との死闘はなかなか面白く、艦長同士の戦術攻防は名勝負だが、「U・ボート」ほどの人間の限界を描いているという感じに比べると少々甘い。でも、ラストがどれも悲劇的な戦争ものにしてはハッピーなのが嬉しいし、敵でも戦争が終われば同じ人間として理解し合えるというのがいい。

真夏の出来事 HEAD ABOVE WATER
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ヴァカンスを過ごすため、新婚のエリート判事ジョージ(ハーベー・カイテル)と妻のナタリー(キャメロン・ディアス)は、離れ小島のサマーハウスにやって来た。そこの管理人ランス(クレイグ・シェイファー)は、ナタリーの幼馴染みだった。ある晩、夫とランスが釣りに出かけると、昔の恋人ケント(ビリー・ゼイン)が現れる。誘いを断った彼女だったが、次の日ケントは死体となって発見された。妻を疑いながらも、死体を隠そうとするジョージ。一方ナタリーも、夫のことを疑っていて…。
サスペンス/コメディ(カラー)
1996年/アメリカ
監督 ジム・ウィルソン
音楽 クリストファー・ヤング
出演
ハーベー・カイテル、キャメロン・ディアス、クレイグ・シェイファー
#

感想
一体の死体をめぐる3人の攻防がハラハラさせられるサスペンス調コメディ。サスペンス調コメディというと、ヒッチコックの「ハリーの災難」を思い出すが、こちらはアクションもあり、話もスピーディー。死体の首を骨折させてしまうところは爆笑だった。ハーベー・カイテルが酒を飲んで次第に変ぼうするあたりはとても可笑しい。上手い役者はコメディも上手なのだなぁ。キャメロン・ディアスも気は善いけどちょっとボケたキャラが上手くて可笑しい。ビリー・ゼインの死体っぷりも爆笑。ラストのオチ(保安官がクーラー・ボックスからミネラル・ウォーターを出す)もかなりブラック。舞台劇にも展開できそうな緻密なストーリーは最後まで展開が読めなくて面白かった。

真夏の夜の夢(イジー・トルンカ) SEN NOCI SVATOJANSKE
★★★★☆ テレビ放送
内容
人形アニメーションの巨匠イジー・トルンカが、シェークスピアの戯曲をもとに独自の造形美を描いた意欲作。とある夏の夜、恋に迷う四人の男女が森の中に入り込んだ。森の妖精たちも加わって、恋の珍騒動に発展するが…。トルンカによって命を吹き込まれた人形たちが、まるでバレエの振り付けのような繊細でしなやかな動きを見せる。幻想的な音楽と美しい色彩も存分に楽しめる一作。(from:NHKBS)
アニメ/ファンタジー(カラー)
1959年/チェコスロバキア
監督 イジー・トルンカ
音楽 ヴァーツラフ・トローヤン、キーン子供合唱団、合唱指揮:マルケッタ・クーノヴァー
出演
撮影:イジー・ヴォイタ
真夏の夜の夢

感想
美しく、芸術性の高い人形達とセットや音楽はまるで歌劇やバレエを観ているよう。動きも優雅で、仕種などもバレエのように美しい。台詞はなく、ナレーションで話を進行するスタイルなのもよりバレエのようでイイ。妖精の王オーベロンと女王ティターニア、シーシアス公とヒポリタ、二組の男女、旅役者と娘と、それぞれのカップルが華やかに繰り広げる恋愛喜劇、ウィリアム・シェークスピアの「真夏の夜の夢」の幻想的な世界を見事に映像化している。特にこの劇の主役とも言える妖精パックが魅力的。人形アニメとはいえ、妖精や森の動物達や人間の造形が素晴しく、子供に媚びない芸術性の高い美しい作品。
真夏の夜の夢

真夏の夜の夢(1999) A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
★★☆☆☆ 劇場
内容
シェークスピア劇を完全映画化
ファンタジー
1999年/アメリカ
監督 マイケル・ホフマン
音楽 サイモン・ボスウェル
出演
ケヴィン・クライン、ミシェル・ファイファー、ルパート・エヴェレット、カリスタ・フロックハート、スタンリー・トゥッチ、アンナ・フリエル、クリスチャン・ベイル、ソフィー・マルソー

感想
妖精の女王役(タイターニア)のミッシェル・ファイファーがとても綺麗!これだけでも見る価値あります。お話はケビン・クラインがロバ男役だったせいか、ロバ男が主要人物になってます。そこがオリジナルとちょっと違うかな…おかげで2組みの恋人達の話はちょっとおざなり。ま、こんな解釈もあるのか…映像はとても綺麗でした。なぜかソフィー・マルソーも出ていたし(乗馬シーンで足ベロンのサービスあり)…アリーmy loveのキャリスタはアリーみたいに持てない女の子(しかもふられてもめげない)で…彼女のイメージのままです。「真夏の夜の夢」ってシェークスピア物だからいろんな人が作品にしていますが、リンゼー・ケンプがパック役だった作品が結構好きです。でもタイターニア役はミッシェルが最高!

真夏の夜の夢(2009)  さんかく山のマジルー
★★★☆☆  テレビ放送
内容
東京での不倫の恋に疲れ、久しぶりに故郷の島に帰ってきたゆり子。そんな彼女の前にキジムン(精霊)のマジルーが現れた。マジルーは恋に苦しむゆり子のために、目を覚まして最初に見たものに恋してしまう秘薬を使う。しかしそれが思わぬ大騒動に…。『ナビィの恋』の中江裕司監督が、シェイクスピアの喜劇を、沖縄を舞台に大胆にアレンジしたファンタジック・ラブコメディ。(from:チャンネルNECO)
コメディ/ファンタジー/ロマンス(カラー)
2009年/日本
監督 中江裕司
音楽 佐々木次彦
出演
柴本幸、蔵下穂波、平良とみ、平良進、和田聰宏
真夏の夜の夢
感想
NHK大河ドラマ「風林火山」や「TAJOMARU」の柴本幸がヒロイン、「ホテル・ハイビスカス」で元気なヒロイン美恵子だった蔵下穂波がマジルー役。沖縄の木の精霊、キジムナー(マジルー)をシェークスピアのパックに置換え、舞台も沖縄の過疎化した離島を舞台にしたファンタジー。後半からシェークスピアの物語を離れてしまって、ゆり子とマジルーを中心とした故郷と島の守り神の存在の話へと移っていく。男か女か年寄りか子供か不明な不思議な精霊マジルーを演じている蔵下穂波がなかなか良い。「ホテル・ハイビスカス」からだいぶ大きくなっているが、ガキ大将っぽい雰囲気はそのまま。柴本幸のちょっとオーバーな演技はどうかと思えるが、色白美人がドタバタコメディに体当たりで演じていて嫌いじゃない。監督は「ホテル・ハイビスカス」「ナビィの恋」の中江裕司。

マネートレイン  MONEY TRAIN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
黒人・白人と別人種ながら、同じ家で育った乳兄弟のジョンとチャーリーは、N.Y.地下鉄警察のおとり捜査官だ。弟のチャーリーは、すぐに熱くなるトラブルメーカー。兄貴のジョンは、クールで面倒見のいいしっかり者。ある日、二人が、各駅の売り上げを徴収して走る特別地下鉄車両マネートレインの警護を担当した時、他の警備担当者と大ゲンカした事が原因で、集金袋を1つ紛失してしまう。(from:地上波)
アクション(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ジョセフ・ルーベン
音楽 マーク・マンシーナ
出演
ウェズリー・スナイプス(ジョン)、ウディ・ハレルソン(チャーリー)、ジェニファー・ロペス(グレース)、ロバート・ブレイク(パターソン)、クリス・クーパー(トーチ)
マネートレイン
感想
ウェズリー・スナイプス、ウディ・ハレルソン、 ジェニファー・ロペスの豪華キャストの割には、いまいち彼らを使いきってなくてもったいない。でも、3人それぞれ体を張ったアクションは見応えあるし、ジェニファーはセクシーなダンスも披露している。地下鉄が暴走するシーンは迫力、マネートレインの独裁者パターソンのめちゃくちゃなキャラも面白いが、放火魔強盗を演じたクリス・クーパーも怖くて、あんな変質者がいるニューヨークの地下鉄っておっかない。

招かれざる客 GUESS WHO'S COMING TO DINNER
★★★☆☆ テレビ放送
内容
黒人青年と結婚するという娘をめぐる白人の両親の葛藤を通して、社会派スタンリー・クレイマー監督が人種問題を正面から見すえた名作。娘の結婚にとまどう両親役を、長年の名優コンビとして知られるキャサリン・ヘプバーン、スペンサー・トレイシーが演じている。ヘプバーンは2度目のオスカー主演女優賞を獲得。トレイシーにとってはこれが遺作となった。アカデミー脚本賞も受賞。(from:NHKBS)エリートの黒人男性と人種差別反対の新聞社社長の白人の娘が互いの両親に結婚の承諾を得ようとするが両親共に反対をする。
ドラマ(カラー)
1967年/アメリカ
監督 スタンリー・クレイマー
音楽 フランク・デ・ヴォール
出演
スペンサー・トレイシー、キャサリン・ヘプバーン、シドニー・ポワチエ、キャサリン・ホートン
招かれざる客

感想
ヘプバーンが二度目のオスカー主演賞を受賞し、トレイシーの遺作になった作品。人種差別反対の考えを持つ人々でもいざ自分の子供達がその問題に直面すると意義を唱える、アメリカ人の人種差別の根の深さを考えさせられる作品。キャサリン・ヘプバーンがスペンサー・トレイシーを子供のようになだめる様子はなんだか微笑ましく感じた。

真昼の対決  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ダムの工事で栄える、とある町に、牧師・種ヶ島権兵衛(菅原)がやって来る。ところが町は博打と暴力で溢れ、彼の教会も賭場になっている有様だった。そんなある日、飲み屋で働く千代(角梨枝子)が深酒から体を壊し、医大出身の種ヶ島は彼女を懸命に看護する。「小説倶楽部」に掲載された「激情」を小国英雄が脚色した異色アクション映画。(from:日本映画専門チャンネル)
ドラマ/アクション(カラー)
1957年/日本/大映
監督 田中重雄
音楽 古関裕而
出演
菅原謙二、山本富士子、志村喬、川崎敬三
真昼の対決
感想
粗野で荒れた田舎に赴任してきた牧師が、地元の人間に受入れられていくまでを描いた人情ドラマ。「七人の侍」や「生きる」では温和で知的なイメージの志村喬がここでは主人公にやたらと暴力を振るう粗野な建設業の親分。また、山本富士子がマドンナ役とキャスティングもなかなか良い。粗野なおっさんたちが賛美歌をソーラン節の替え歌にして歌ったりと全体的にユーモアたっぷりで楽しい。ジャンルはアクションとしているけど、せいぜい与太者たちに喧嘩を売られた菅原謙二が背負い投げでやっつける程度。監督は「献身」の田中重雄。

瞼の母(1962)  
★★★★☆  テレビ放送
内容
幼いときに生き別れた母を20年にわたって探し求める渡世人、番場の忠太郎。旅から旅のすえ、ついにめぐり会った母には、新たな幸福な暮らしがあった。長谷川伸の不朽の名作を、中村錦之助主演で人情味豊かに描いた股旅映画の決定版。忠太郎が旅の途中で出会う三人の女性を夏川静江、浪花千栄子、沢村貞子が演じ、木暮実千代演じる実母へと母親像をたぐっていく過程が印象的。(from:NHKBS)
時代劇/ドラマ/任侠・ヤクザ(カラー)
1962年/日本/東映
監督 加藤泰
音楽 木下忠司
出演
中村錦之助(萬屋錦之介)、松方弘樹、木暮実千代、大川恵子
瞼の母
感想
監督は「沓掛時次郎・遊侠一匹」「大江戸の侠児」「紅顔の密使」「風と女と旅鴉」「緋ざくら大名」「源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流」の加藤泰。「中山七里」や「関の弥太っぺ」「鯉名の銀平」「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」など長谷川伸・原作の股旅物で「番場の忠太郎」や「沓掛時次郎」でもお馴染み。木暮実千代が色っぽい生みの母を憎憎しく演じていていい。中村錦之助の忠太郎は「関の弥太っぺ」のように愛すべき無頼漢で、天下無二の任侠ヒーロー。平和を乱さないように去ってゆく姿はまるで西部劇のガンマンヒーローのようで泣ける。

魔法遣いに大切なこと  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
魔法遣いの少女が、最後に叶えたい大切な約束とは…。岡田将生と山下リオの共演でおくる感動の青春ファンタジー。舞台は魔法遣いが当たり前に存在する日本。人の役に立つ正式な魔法遣いになるために魔法士研修に参加した少女・ソラは、同じ夢を追う豪太と出会う。やがて二人は恋に落ちるのだが、ソラには哀しい宿命があった。(from:チャンネルNECO)
ロマンス/ファンタジー/青春(カラー)
2008年/日本/日活
監督 中原俊
音楽 羽毛田丈史
出演
岡田将生、山下リオ、余貴美子、鶴見辰吾、永作博美
魔法遣いに大切なこと
感想
魔法シーンは悲しいほど稚拙だが、主人公のソラが周りを幸せ色にそめていく優しい女の子で可愛く、「RISE UP ライズアップ」の山下リオがほんわかと演じていていい。そんないい子だからこそ、彼女の運命が悲しく感じる。何かと自分の欲望をかなえる為に使いたがる魔法が「人を幸せにするためのもの」というテーマもストレートでグッド。監督は「コキーユ 貝殻」「櫻の園」「12人の優しい日本人」の中原俊。

まほろ駅前多田便利軒  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「風が強く吹いている」の三浦しをんによる直木賞受賞作を、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の大森立嗣監督が映画化。東京のはずれ、まほろ駅前で便利屋を営むしっかり者の青年、多田啓介。ある日、中学時代の同級生、行天春彦と出会う。見るからに風来坊然とした行天は、いきなり“今晩泊めてくれ”と言い出す。一晩だけと渋々了承した多田だったが、結局そのまま居座られ、奇妙な共同生活が始まってしまう。そんな2人は、まほろに暮らすひとクセもふたクセもある依頼者たちを相手に、飼い主の居なくなったチワワの引受先探しや、生意気な小学生の塾の送迎といった仕事を淡々とこなしていくが…。(from:BSジャパン)
ドラマ/コメディ(カラー)
2011年/日本
監督 大森立嗣
音楽 岸田繁、主題歌:くるり『キャメル』
出演
瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木杏、本上まなみ、柄本佑、麿赤兒、高良健吾、岸部一徳
まほろ駅前多田便利軒
感想
何を考えているのか分からない不思議男・仰天を松田龍平がいい味だして演じている。手をぶらぶらさせながら走る緊迫感ゼロな刃物男・柄本佑との追っかけっこには笑ってしまった。彼の自由奔放な行動の尻拭いばかりの多田(瑛太)もそんな仰天が許せてしまうのは彼の打算と欲のないところかも。あまりにも欲がなさ過ぎて逆に情がないとも思える態度にイライラ爆発させるシーンもあるがそれも共感できる。浮浪者みたな姿で駄目男を演じていてもどこか格好良く見えてしまう二人にちょっとしたチンピラボス役で出てくる監督の大森立嗣は大森南朋の兄。父・麿赤兒と弟、二人で出演している高良健吾も格好良い。レズの本上まなみとストーカーに追われる鈴木杏もいい味出していて期待以上のキャスティング。車を襲われた多田「なんじゃこりゃー」、仰天「全然似てない」のやり取りは笑えた。偉大なお父さん(優作)ほどのオーラはなくてもどこか気になって仕様がないと思わせるところは流石父親の血か?音楽のセンスもなかなか良くて特にエンディングのくるりの曲にはぐっときた。

まぼろし SOUS LE SABLE
★★★★★ テレビ放送
内容
マリーとジャンは結婚して25年になる子供のいない50代の夫婦。毎年夏に訪れるフランス南西部・ランド地方の別荘で、今年も過ごそうとやってくる。しかし到着翌日、二人で過ごしていた浜辺でこつ然とジャンが姿を消す。捜索隊にも頼んで海を探すが見つからず、休暇も終わる。パリの生活に戻ったマリーだが、何ヶ月も行方不明の夫は家に帰るといつも彼女を暖かく迎えていた。ジャンが生きているように振る舞うマリーに友人たちは彼女の精神状態を心配する…
ドラマ/ロマンス(カラー)
2001年/フランス
監督 フランソワ・オゾン
音楽 フィリップ・ロンビ
出演
シャーロット・ランプリング(マリー)、ブリュノ・クレメール(ジャン)、ジャック・ノロ(ヴァンサン)、アレクサンドラ・スチュワルト(アマンダ)、ピエール・ヴェルニエ(ジェラール)、アンドレ・タンジー(スザンヌ)

感想
はたしてジャンは海で溺死したのか?失踪したのか?自殺したのか?そして夫のまぼろしを見続け、存在を感じ続けるマリーの精神状態は…?マリーの日常が淡々と過ぎていくなか、究極の愛が壊れていく様子が描かれる。しかし驚きなのが55歳のシャーロット・ランプリングが相変わらず美しく、上品な色気を放ち、ベッドシーンもこなしてしまっている事。彼女が夫の死を受け入れる事ができない、マリーを悲しく繊細に演じている。完璧な女とも思えるマリーと姑の短いが火花散る会話が印象的。ラスト、ジャンの後ろ姿に走りよるマリーのロングカットで終わるが、それがジャンに触れ合えたのか否か、分からない距離感を保ったままで悲しい。フランソワ・オゾンとしては珍しい毒気のない優しさを感じる作品。また大好きなPortisheadの「UNDENIED」がイントロのみ使われている。

まぼろしの市街戦  LE ROI DE COEUR
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
第一次世界大戦末期のフランスの小村を舞台に、精神病院の患者たちと軍の兵士とが織り成す珍騒動を描いた戦争風刺コメディー。とある村に時限爆弾が仕掛けられた。村人たちはみんな恐れをなして逃げてしまい、とり残された精神病院の患者たちが往来に繰り出した…。フリップ・ド・ブロカ監督ならではの詩的な演出によって、風変わりだが心に残るファンタジーが誕生。(from:NHKBS)
コメディ/戦争/ファンタジー(カラー)
1967年/フランス
監督 フィリップ・ド・ブロカ
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
出演
アラン・ベイツ(チャールズ・プランピック)、ジュヌビエーブ・ビジョルド、ジャン・クロード・ブリアリ
まぼろしの市街戦
感想
娼婦がフランスの母とか、すぐに銃殺にするドイツ軍、スカートで踊るイギリス軍、どこに隠れたか臆病なフランス軍と、それぞれを皮肉った明るい戦争ドラマ。戦争という試練から逃避できるのが精神患者たちだけというのも、街を救うのも彼らや娼婦たちと、無能な電書鳩班の若い兵士というのもシニカルで、フランス人らしい作品。娼婦達や患者のファッションが色鮮やかでお洒落。特にヒナゲシがさす四角い傘は今でも斬新。監督は「カトマンズの男」のフィリップ・ド・ブロカ。

まぼろしの邪馬台国  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
昭和40年代の日本に邪馬台国ブームをもたらした盲目の古代史研究家・宮崎康平と、彼を支え続けた妻・和子の絆を描いた感動ドラマの物語。(from:BS朝日)
ドラマ(カラー)
2008年/日本/東映
監督 堤幸彦
音楽 大島ミチル
出演
吉永小百合、竹中直人、窪塚洋介、余貴美子、石橋蓮司、大杉漣、風間トオル、平田 満、黒谷友香
まぼろしの邪馬台国
感想
魏志倭人伝、日本書紀、古事記と歴史ロマン溢れる話を期待したら、かなりの肩透かしで、亭主関白な我侭夫に献身的に尽くす心の強い女性の夫婦愛の話だった。ラストの発掘現場で夫が見る幻想で吉永小百合が卑弥呼に扮しているくらい。これなら篠田正浩監督の実験的映画「卑弥呼」の方が邪馬台国と卑弥呼のロマンスに浸れた。中年夫婦のロマンスだけでは集客率が悪かろうと窪塚洋介などを起用しているが、ちょい役で印象が薄いキャラだった。監督は「TRICKトリック 劇場版」「明日の記憶」「20世紀少年」「包帯クラブ」「大帝の剣」の堤幸彦。

ママ男  MAMA'S BOY
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
親元を離れず母親の愛情に甘えて暮らす29歳のジェフリー。ある日、そんな彼の前に母ジャンの新たな恋人で自己啓発セミナーの講師マートが現われる。さらに彼が同居することになったことから母の愛情がマートに移り、自分の領域が侵されてしまうのではないかという危機感がジェフリーに芽生える。そこで彼は、何とか2人を引き離そうとマートへの様々な妨害を始める。そんな中、ジェフリーは風変わりな女性ノラと出会い、次第に接近していく。やがて、マートの秘密を握ったジェフリーは、そのネタをジャンに暴露、再び母を独占できると確信するが…。(from:スター・チャンネル)
コメディ/ドラマ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ティム・ハミルトン
音楽 マーク・マザースボウ
出演
ジョン・ヘダー(ジェフリー・マナス)、ダイアン・キートン(ジャン・マナス)、ジェフ・ダニエルズ(マート)、アンナ・ファリス(ノラ)
ママ男
感想
自己中で自立できないマザコンの出っ歯な見るからにナードな息子と二人暮らしのその母。母に恋人が出来たことで息子がその邪魔に入り…というコメディ。母親役がダイアン・キートンで飾らない普通の平均的家庭の中年女性を演じていて、彼女の魅力がなければちょっと成立しないドラマ。その恋人にジェフ・ダニエルズだが、これもいかにも息子が嫌がりそうな親爺を好演。しかし、この息子が正確悪いし顔も悪いので終始イライラさせられる。ロック好きな彼女も見た目と違っていい子なのにアホな息子は自分のことで頭が一杯。でもこういう男の子って多いに違いない。そしてある日、彼のように母親からも自立するのだろう。できない男も大勢いるのだが…。未公開なのはやっぱり出演スターが老齢だからだろうか?ウッディ・アレンとついつい比較してしまいそうなマザコンというテーマと出演者たちだが、やっぱり彼の作品には遠く及ばずあまり笑えなかった。

ママが泣いた日 THE UPSIDE OF ANGER
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ある日テリーは夫が家を出たことに気づき、彼が秘書と駆け落ちしたと思いこむ。彼女は大学から帰省中の長女ハドリーや、三女アンディらに怒りをぶつけてしまう。そんなとき酒浸りの彼女を、元野球選手の隣人であるデニーが土地の開発のことで訪れ…。夫が突然姿を消してしまったことに怒りを抑えられない中年女性と年頃の4人の娘との関係を、美しい季節の移り変わりを背景に描かれる"家族の四季"のドラマ。ケヴィン・コスナーが一家と触れ合う元野球選手のラジオDJに扮し、味のある演技を見せている。(from:BSフジ)
ドラマ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 マイク・バインダー
音楽 アレクサンドル・デプラ
出演
ジョアン・アレン(テリー・ウルフマイヤー)、ケヴィン・コスナー(デニー・デーヴィス)、エリカ・クリステンセン(アンディ・ウルフマイヤー)、エヴァン・レイチェル・ウッド(ポパイ・ウルフマイヤー)、ケリー・ラッセル(エミリー・ウルフマイヤー)、アリシア・ウィット(ハドリー・ウルフマイヤー)
ママが泣いた日

感想
父親不在の4人姉妹とその母という、「若草物語」を現代に置き換えたような設定。家事を放棄した母親に代わって4人姉妹が作る料理が美味しそう。神経質になっている母親のせいで、いつもピリピリして緊張感ある家族を、深刻にならずコミカルに描いていて明るい。でも、4人姉妹のキャラ共々地味な作品だが、ケヴィン・コスナーの出演が救いになっている。

ママの遺したラヴソング  A LOVE SONG FOR BOBBY LONG
★★★★★  テレビ放送
内容
フロリダで怠惰な生活を送るパーシーの元に、長年会っていなかった母の訃報が届く。ニューオリンズの生家に帰ったパーシーを待っていたのは、二人の見知らぬ母の友人。元文学部教授のボビーと、彼を慕う作家志望の青年ローソン。そして嫌々ながらの三人の同居生活が始まる。新しい生活、文学との出会い、初恋、そして初めて聞く亡き母の横顔。少しずつ癒されていくパーシーはある日、母が自分に宛てた一通の手紙を発見する。(from:BSジャパン)
ドラマ(カラー)
2004年/アメリカ
監督 シェイニー・ゲイベル
音楽 ジム・ブラック
出演
ジョン・トラヴォルタ(ボビー・ロング)、スカーレット・ヨハンソン(パーシー)、ガブリエル・マクト(ローソン)、デボラ・カーラ・アンガー(ジョージアナ)、デイン・ローデス(セシル)
ママの遺したラヴソング
感想
アル中の冴えない元教授をジョン・トラヴォルタが演じていていい味を出している。同居しはじめるパーシーとボビー、ローソンの三人の微妙な関係が危うくて、しかし、それぞれが家族を持たない孤独の傷を抱えている。それが最後には家族となるのが泣けるほど感動的。スカーレット・ヨハンソンが頑固で自由奔放な女の子をキュートに演じていてグッド。彼女とボビーが似ているが故に対立ばかりしているのも、最後の真実で納得。

間宮兄弟
★★★★☆  テレビ放送
内容
ベストセラー作家、江國香織の同名の小説を「模倣犯」「椿三十郎」の森田芳光監督が映画化したほのぼのコメディ。東京の下町のとあるマンション。30代の現在も仲良く同居を続ける間宮兄弟。兄・昭信はビール会社の商品開発研究員。弟・徹信は小学校の教務員。そんな2人は、大好きなベイスターズの試合をスコアをつけながら熱心にテレビ観戦したり、山盛りのポップコーン片手にビデオ鑑賞したり、あるいは紙飛行機を飛ばしたりと、しょっちゅう一緒に行動しては楽しく何不自由ない毎日を送っていた。それでもやっぱり恋人は欲しい…。そこで2人はカレーパーティを企画、弟は同じ小学校の葛原依子先生を、兄は行きつけのビデオ店でバイトする女子大生・本間直美をそれぞれ招待することに成功するのだが…。(from:BSジャパン)
コメディ/ドラマ(カラー)
2006年/日本
監督 森田芳光
音楽 大島ミチル
出演
佐々木蔵之介、塚地武雅(ドランクドラゴン)、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、戸田菜穂、広田レオナ、高嶋政宏、中島みゆき
間宮兄弟
感想
普通、兄弟というと、最大のライバルで対立し合うというのが普通だが、こちらは、30過ぎても彼女もいなくて兄弟で友達のように仲良く暮らす二人。独特の野球観戦や、ビデオでの映画鑑賞、銭湯ででの日課…と、恋人が欲しいのは山々だけど、いなくてもいいや…と、二人の世界観がほのぼのとしていて良い。沢尻エリカの即答「いやです」や、常盤貴子が、オフの時は美人だが、普段は体操着にめがねのブスな小学校の先生を演じていて笑える。中島みゆきが、かなり飛んでる兄弟の母親役で、彼女の無謀運転に笑えた。この母親からあの兄弟が育ったというのはなんとなく納得。実際にはほとんどありえないだけに、こんな何時でも一緒の仲良しの兄弟がいるといいなぁ…と誰もが夢見るかも。監督は「阿修羅のごとく」の森田芳光。「家族ゲーム」に続く、この監督のベストかも。

マメシバ一郎 3D  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
中年ニート男と、相棒の柴犬が繰り広げる心温まるドラマ。まさかの感動を呼び起こした『幼獣マメシバ』待望の続編!37年間無職の芝二郎は両親不在の中、相変わらず相棒のマメシバ一郎と引きこもり生活を送っていた。そんな二郎を心配した叔父の重男は、一郎のお友だち探しと偽って、二郎にお見合いをさせるのだが…。(from:チャンネルNECO)
ドラマ/コメディ(カラー)
2011年/日本
監督 亀井亨
音楽 野中“まさ”雄一
出演
佐藤二朗、臼田あさ美、高橋洋、高橋直純、渋谷琴乃、角替和枝、志賀廣太郎
マメシバ一郎 3D
感想
3Dといってもテレビで見たので映像は普通の2D。前知識全然なしで鑑賞。他のドラマや映画では良き父や上司という感じの志賀廣太郎がカツラ取られてマメシバと格闘、かなりいじられていて笑えた。ニート男の佐藤二朗と志賀廣太郎のやり取りも可笑しい。しかしこれって映画にするほどか?テレビ版で留まっていて良かったかも。でもマメシバの可愛さはハンパじゃないほどで、この犬見るだけでも萌え気分になれた。

迷い婚 すべての迷える女性たちへ  RUMOR HAS IT...
★★★★★  テレビ放送
内容
仕事に行き詰まりを感じていたサラは、恋人にプロポーズされたのになぜか素直に喜べない。そんな中、妹の結婚式に参加するため故郷に戻った彼女は、祖母から亡き母が結婚直前に、父ではない男性と家出した話を聞く。有名な映画「卒業」のモデルは自分の家族だと知ったサラは、自分の本当の父親かもしれない男性に会いにいくのだが…。「恋人たちの予感」のロブ・ライナー監督が贈るハートフル・ストーリー。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ロブ・ライナー
音楽 マーク・シャイマン
出演
ジェニファー・アニストン、ケビン・コスナー、シャーリー・マクレーン、マーク・ラファロ、リチャード・ジェンキンス、ミーナ・スヴァーリ
迷い婚 すべての迷える女性たちへ
感想
音楽までサイモン&ガーファンクルを使ったり、「卒業」の親子三世代のサイドストーリーという設定が面白い。ぶ男系のダスティ・ホフマンが2枚めのケビン・コスナー、ミセス・ロビンソンがシャーリー・マクレーン、母親の親友に「ミザリー」のキャシー・ベイツという配役も小粋な計らいで楽しい。その二人にも劣らない複雑な女心で揺れるヒロインを演じたジェニファー・アニストンが、ちっとも美人系(妹役のミーナ・スヴァーリの方が美人)ではないのにキュートで魅力的。シャーリー・マクレーンがおばあちゃんと呼ばれるのが大嫌いなキュートで少々過激な祖母を演じていて、相変わらず魅力たっぷり。この作品の要はこのシャーリーとジェニファー。シャーリーがケビンと家の前で対峙する登場シーンに「続・夕陽のガンマン」が使われていて大笑い、映画好きには嬉しい演出が多いのも楽しい。また終盤の父親(リチャード・ジェンキンス)が娘に告白するシーンには泣けて、演出だけでなく台詞もウィットに富んだ秀作。監督は「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」「アメリカン・プレジデント」「ア・フュー・グッドメン」のロブ・ライナー。

真夜中のカーボーイ  MIDNIGHT COWBOY
★★★★☆  テレビ放送
内容
イギリスのジョン・シュレシンジャー監督がオスカーに輝いた名作。富と栄光を求めてテキサスからニューヨークへやって来た青年ジョー。カウボーイ姿で自分の魅力をアピールするが、誰からも相手にされない。そんな中、病身で足の不自由な男ラッツォと出会う…。大都会の片隅で肩を寄せ合って生きる二人の男の友情を描く。アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞受賞。主題歌の「噂の男」がヒットした。(from:NHKBS)大都会ニューヨーク。自慢の身体を武器に一旗揚げるべくテキサスからやってきたジョー。だが、現実は厳しく、したたかな都会の女たちに逆に金を取られ、孤独感に襲われる中で、ジョーは、ラッツオと呼ばれる小男と出会う。肺を病み、片足が不自由なラッツオの夢は、太陽が輝くマイアミに行くこと。いつしか奇妙な友情で結ばれたふたりは、大都会の底辺から必死で這い上がろうとするが…。(from:BSフジ)
ドラマ/青春(カラー)
1969年/アメリカ
監督 ジョン・シュレシンジャー
音楽 ジョン・バリー
出演
ダスティン・ホフマン(ラッツォ)、ジョン・ボイト(ジョー)、ブレンダ・バッカロ(シャーリー)、シルビア・マイルズ(キャス)、ジョン・マッギーヴァー(オダニエル)、ギル・ランキン(ウッジー・ナイルズ)、バーナード・ヒューズ(タウニー)、ルース・ホワイト(サリー・バック)、ジェニファー・ソルト(アニー)、ゲイリー・オーウェンズ(リトル・ジョー)
真夜中のカーボーイ
感想
ジゴロで一儲けしようとニューヨークに来たお登りの男が、厳しい現実に夢を打ち砕かれる…。ジョン・バリーのテーマ曲が孤独を抱えて生きていく寂しさをより演出している。マッチョで世間知らずのジョーと、狡賢さで生きる肺病で足の悪いラッツォの凸凹コンビが次第にお互いを必要としていく様が切ない。アンディ・ウォーホルのファクトリーみたいなパーティーのシーンなど、サイケな映像が盛り込まれ、70年代のドラッグ文化漂う「イージー・ライダー」みたいな社会からはみ出た若者のロードムービー。

真夜中のピアニスト  DE BATTRE MON COEUR S'EST ARRETE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
不動産の裏ブローカーをとして、残酷な暴力と裏切りが横行する世界に生きる28歳の青年トム。同業の父親からも未払い家賃の取立てを頼まれている。だが彼の心の中には、母親のようなピアニストになりたいという夢が眠っていた。そしてある日、彼は昔の恩師に出会い再びピアニストの夢を勧められるのだった。心を揺さぶられた彼は、裏家業と仲間から距離を置こうと試みる。そんな彼のレッスンを見ることになったのは、フランス語も話せない中国出身の女流ピアニスト。音楽だけを唯一の会話として、二人はピアニストのオーディションを目指し練習に励むが…。(from:BS11)
ドラマ/犯罪(カラー)
2005年/フランス
監督 ジャック・オーディアール
音楽 アレクサンドル・デプラ
出演
ロマン・デュリス、ニエル・アレストリュプ、オーレ・アッティカ、エマニュエル・ドゥヴォス、リン・ダン・ファン、ジョナサン・ザッカイ、ジル・コーエン
真夜中のピアニスト
感想
ハーヴェイ・カイテル主演の78年作品「マッド・フィンガーズ」を現代のパリに舞台を移してリメイクしたフィルム・ノワール。監督は「リード・マイ・リップス」のジャック・オディアール。主演は「ロシアン・ドールズ」のロマン・デュリス。彼が愛する友人の妻アリーヌは「サム・サフィ」「原色パリ図鑑」のオーレ・アッティカ。すぐカッとなるトムにはイマイチ共感できないし、ピアニストを目指しているのに、人を殴ったり、手を痛めそうな暴力ばかりで魅力が感じられない。でもプロになるにはあまり上手ではない演奏をするロマン・デュリスの演技は、本当にピアノが上手く見える。ラストで父親の復習シーンは壮絶で、むしろそれ以外は少々退屈。邦題もいまいちダサい。

真夜中の弥次さん喜多さん  YAJI AND KITA: THE MIDNIGHT PILGRIMS
★★★★☆  テレビ放送
内容
お伊勢参りに旅立った商家の若旦那でしっかり者の弥次さんと、ヤク中の旅役者、喜多さんの2人が繰り広げる珍道中を、ユーモラスかつシュールに描くコメディ。
コメディ/任侠/時代劇(カラー)
2005年/日本
監督 宮藤官九郎
音楽 ZAZEN BOYS
出演
長瀬智也、中村七之助、小池栄子、阿部サダヲ、柄本佑、森下愛子、岩松了、板尾創路、竹内力、山口智充、清水ゆみ、ARATA、荒川良々、中村勘九郎、生瀬勝久
真夜中の弥次さん喜多さん
感想
ゲイでジャンキーのロードムービー時代劇のしりあがり寿の原作そっくりの弥次郎兵衛(長瀬智也)と喜多八(七之助)がグッド。アイドルの長瀬智也と歌舞伎界の若手スターをゲイの主人公に抜擢した個性的なキャスティングが作品を魅力的にしている。岡っ引きの寺島進や、笑いを強要する関所の奉行・木村笑之新の竹内力、大森南朋が関所で拷問される侍、古田新太の情けないくらい格好悪い清水次郎長、山口智充のオカマの店主と出てくるキャラが皆強烈。原作漫画も斬新でコメディーのようでいて実は人間の暗い部分を描いたディープなので、好き嫌いが分かれてしまう作品だが、原作にかなり忠実なノリのこの作品も万人受けする作品とはいい辛い。しかしこれだけやりたい放題の作品は日本映画の新しい波を作ったかも。

真夜中まで(1999)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ジャズ・クラブの人気トランペッター、守山はあこがれのミュージシャンが今夜自分のライブを見に来ることを知り落ち着かない。ところが、恋人が殺される現場を目撃してしまった外国人ホステスのリンダを偶然助けたことから、犯人たちに狙われ、夜の街を逃げ回ることに。ライブ開始まであと2時間、守山はリンダと共に事件の証拠を探り夜の街を駆け回る。ジャズの音色と、次々登場する豪華な出演者たちも見もの。(from:NHKBS)
サスペンス/アクション/コメディ(カラー)
1999年/日本
監督 和田誠
音楽プロデューサー 立川直樹、演奏:守山紘二クインテット
出演
真田広之、ミッシェル・リー、岸部一徳、國村隼、柄本明、笹野高史
真夜中まで
感想
冒頭から流れる「ラウンド・ミッドナイト」が超格好良いJAZZどっぷりのサスペンス。「月の砂漠」のJAZZアレンジもなかなか良く、日本映画でこれほどのJAZZが聞けるのも嬉しい。監督は「麻雀放浪記」の和田誠。なるほど、映像もなかなかスタイリッシュ。汚職刑事に追われるホステスを助けたことで二人で彼らから逃げ回るハメに。憧れのミュージシャンとのセッションまでに彼らはステージに戻れるのか?という数時間のドラマ。真田広之の少々オーバーな演技と大切な楽器をプロミュージシャンが振り回したりするのか?とか色々ツッコミたくなるところは多々あったが最後までダレなくてなかなか面白かった。唐沢寿明と戸田菜穂がスポーツカーを奪われるバカップルを演じている。

マラソン(2005)  MARATHON
★★★☆☆  テレビ放送
内容
5歳の心を持つ20歳の青年チョウォン。彼は、幼い頃から続けてきた"走り"の実力だけはずば抜けている。チョウォンのフルマラソン完走を夢見る母キョンスクは、かつての有名ランナー・チョンウクにチョウォンのコーチをと哀願する。ところがある日、口論の末に彼から「子供に対する愛情と自分の執着を錯覚するな」と言われショックを受ける。彼女は意思表示の出来ないチョウォンを母親である自分のエゴで強制的に走らせているのではないだろうかと自責し、もうチョウォンを走らせまいと決心するのだが…。本作のモデルである実在の青年は自閉症という障害にも関わらずフルマラソンを2時間台で完走して世間を驚かせた。時に厳しく、時に優しく20年の間一心同体で息子を見守り続けた母。この奇蹟のような出来事はスクリーンを通じて多くの人々に希望と感動を与えてくれるだろう。本国では8週目にして観客動員500万人を突破し、名実ともに本年度ナンバーワンの韓国映画になった。(from:BS11)
ドラマ(カラー)
2005年/韓国
監督 チョン・ユンチョル
音楽 キム・ジュンソン
出演
チョ・スンウ(ユン・チョウォン)、キム・ミスク(キョンスク:チョウォンの母)、イ・ギヨン(ソン・チョンウク:コーチ)、ペク・ソンヒョン(ユン・チュンウォン:チョウォンの弟)、アン・ネサン(チョウォンの父親)
マラソン
感想
とかげの可愛い嘘」のチョ・スンウ主演。母役にテレビドラマ「華麗なる遺産」のキム・ミスク、イ・ギヨンがコーチのチョンウク、父役のアン・ネサンとテレビドラマの脇役でお馴染みの面々が主役のドラマ。スターが出ていないので地味だが、リアルな普通の韓国の家族の姿が見えてくる。自閉症の青年が走るというと「フォレスト・ガンプ」を思い起こすがこちらはもっと現実的で綺麗ごとだけではなく暗部も描いている。扇風機にあたり足を動かして走っている気分に浸る姿が印象的。

マラドーナ  MARADONA BY KUSTURICA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アルゼンチン国民の英雄、ナポリの救世主、稀代のエンターテナー、そして薬に溺れた堕ちた偶像…。20世紀スポーツ界もっともスキャンダラスなスーパースター。“神の子”ディエゴ・アルマンド・マラドーナ 49歳。名匠エミール・クストリッツァ監督がブエノス・アイレスからナポリ、ベオグラードへと“魂の反逆児”の真実を追った話題のドキュメンタリー作品。(from:BSTBS)
ドキュメンタリー/スポーツ(カラー)
2008年/スペイン:フランス
監督 エミール・クストリッツァ
出演
ディエゴ・アルマンド・マラドーナ、エミール・クストリッツァ、マラドーナ・ファミリー、カストロ将軍、エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ、マヌ・チャオ
マラドーナ
感想
監督は「パパは、出張中!」「SUPER 8」「ライフ・イズ・ミラクル」のエミール・クストリッツァ。自身の「黒猫・白猫」や「パパは、出張中!」などの作品も登場させて、貧困層出身のマラドーナとの共感を描いている。選曲もセックス・ピストルズを多用していて反米主義を語るマラドーナに反欧米主義らしい監督がリスペクトしているのがよく分かる。サッカーの神様として尊敬しているだけでなく、そんな思想的な傾向もリスペクトしているようだ。しかし、麻薬に手を染めたということにはマラドーナ自身も反省と後悔の念を隠さない。そんな弱いところも隠さずにレポートしているところは、客観性も保とうとしている監督の視線が公平さを感じていい。「神の手」をシニカルに捉えていて笑えた。気分屋で気難しいと思われた伝説の男に対して期待以上の取材ができているのではないだろうか。

マリア・カラス 最後の恋  CALLAS E ONASSIS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
オペラ歌手、マリア・カラスは、人生の全てを歌手活動に費やそうとするマネージャーであり、夫のティッタとの生活に疑問を感じはじめていた。そんなある日、彼女は世界有数の大富豪オナシスと運命の出会いを果たす…。世界的なセレブである海運王との恋を中心に、歌手として女性として悩み苦しむ「20世紀を代表するプリマドンナ」と称されるマリア・カラスの半生を描いた真実の物語。(from:BS朝日)
ドラマ/伝記/音楽(カラー)
2005年/イタリア
監督 ジョルジオ・カピターニ
音楽 マルコ・フリシーナ
出演
ルイーザ・ラニエリ(マリア・カラス)、 ジェラール・ダルモン(アリストテレス・オナシス)、 アウグスト・ズッキ(バティスタ・メネギーニ:元夫)、 シドニー・ローム、 セレナ・アウティエリ、 ロベルト・アルバレス
マリア・カラス 最後の恋
感想
マリア・カラス没後30周年企画で製作。これほど死んだ後も伝説として語られるディーバはいないだろう。「永遠のマリア・カラス」のファニー・アルダンに比べるとオーラが薄いが、見た目はかなり似ている。でも、愛に生きる激しい気性はファニーの方が凄くて貫録勝ち。ストーリーはオナシスがカラスに出会ってから死に別れるまでの、オナシス主人公という感じ。彼を演じた「ギャンブル・プレイ」や「ル・ブレ」のジェラール・ダルモンが、見た目もそっくりのいぶし銀の美女にやたらともてた男を魅力的に演じている。肝心の舞台など歌うシーンがあまり多くないのが残念だが、カラスの生い立ちやなぜオナシスに惹かれたのかが分かる、また、オナシスが彼女を裏切ることになったいきさつが分かる内容。オナシスが一方的な悪者として描かれてないのも新鮮。前半、パゾリーニの映画「王女メディア」にも出演したメディアに彼女のイメージが重なるが、これを見ると彼女は復讐の鬼と化するメディアというよりも「椿姫」のヴィオレッタという感じだ。彼女の声の衰えが如実に出てしまった舞台のシーンは胸が締め付けられた。

マリー・アントワネット(2006)  MARIE ANTOINETTE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1769年、オーストリア皇女アントワーヌは、母マリア・テレジアの命で、フランス王太子のもとへ嫁ぐことになる。そして、未来の王妃マリー・アントワネットとしてフランスの土を踏むのだった。1770年5月16日、14歳のマリーは、15歳のルイ・オーギュストと、宮殿の聖堂で華やかな結婚式を挙げる。だが、マリーにとって、ヴェルサイユでの生活は奇妙なものだった。神父や国王がベッドに集まり、大勢に監視されるように迎えた結婚初夜。翌朝も、着替えの時は、その部屋で最も位の高い人が服を持ってくるまで、裸でずっと待たされる。王族や貴族の口から聞こえてくるのは陰口ばかり。国王ルイ15世は、愛人のデュ・バリー夫人と人前で平気でいちゃつく始末。そして、夫のルイも、彼女に関心を示さず、ベッドの中でも指1本触れようとしないのだった。マリーがいくら努力しても、ルイは彼女を抱こうとはしない。その虚しさを紛らわせるかのように、マリーは、靴やドレス、お菓子やシャンパンの浪費に楽しみを見出し、ギャンブルやパーティにはまっていくのだった…。世界一有名な王妃マリー・アントワネットの生涯を、「ロスト・イン・トランスレーション」でアカデミー賞脚本賞を受賞した女性監督ソフィア・コッポラが、全く新しい視線、モダンでポップ、そしてヴィヴィッドな映像美で描いた話題作。フランス政府の全面的な協力の下、ヴェルサイユ宮殿で大規模なロケを行ったことでも世界の注目を集めた。(from:BSフジ)
ドラマ/ロマンス/歴史劇(カラー)
2006年/アメリカ
監督 ソフィア・コッポラ
音楽 ブライアン・レイツェル
出演
キルステン・ダンスト(マリー・アントワネット)、ジェイソン・シュワルツマン(ルイ16世)、リップ・トーン(ルイ15世)、ジュディ・デイヴィス(ノアイユ伯爵夫人)、アーシア・アルジェント(デュ・バリー夫人)、マリアンヌ・フェイスフル(マリア・テレジア女帝)、ローズ・バー(ポリニャック公爵夫人)、モリー・シャノン(ヴィクトワール内親王)、シャーリー・ヘンダーソン(ソフィー内親王)、ダニー・ヒューストン(ヨーゼフ2世)、マリアンヌ・フェイスフル(マリア・テレジア)
マリー・アントワネット
感想
ロックをバックに今時のギャルと同じような女の子として描いたマリー・アントワネットが生き生きとしていて楽しく、キルスティン・ダンストは「ヴァージン・スーサイズ」以来の魅力を発揮している。それとは反面、フランス宮中の伝統や仕来りが淡々と描かれ、妙に見えて可笑しい。ヴェルサイユ宮殿の豪華で美しいセットとロココ調の衣装が素晴らしい。料理も美味しそうで、特に常に手元にあるチョコやマカロンなどのスィーツが宝石のように美しく可愛らしくて美味しそう。監督は「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ。

マリー・アントワネットの首飾り THE AFFAIR OF THE NECKLACE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
フランス革命を導いた要因のひとつと言われる世紀のスキャンダル「首飾り事件」を新たな解釈で描いた歴史サスペンス。かつては王位にもついていた名家に生まれながら、幼くして何もかも失い孤児となったジャンヌ。成長した彼女は、ルイ15世が愛人のために作った時価192億円の首飾りを使って策略をめぐらし、名誉を取り戻そうとする。野心に燃えるジャンヌを2度のアカデミー主演女優賞に輝くヒラリー・スワンクが熱演。(from:NHKBS)監督は「赤ちゃんはトップレディがお好き」や「ファミリー・ゲーム/双子の天使」脚本のチャールズ・シャイアー。
ドラマ/サスペンス/歴史劇(カラー)
2001年/アメリカ
監督 チャールズ・シャイアー
音楽 デビッド・ニューマン
出演
ヒラリー・スワンク、サイモン・ベイカー、ジョナサン・プライス、エイドリアン・ブロディ、クリストファー・ウォーケン
マリー・アントワネットの首飾り

感想
王妃マリーは「パトリオット」のジョエリー・リチャードソン、ジャンヌの夫ニコラにエイドリアン・ブロディ、カリオストロ伯爵にクリストファー・ウォーケン、ロアン枢機卿にジョナサン・プライスと豪華キャスト。しかしヒラリーのコスチューム姿はイマイチで華がなくミスキャストとしか思えないし、ウォーケンのカリオストロ伯爵やブロディのニコラも出番があまりに少ないので存在感が薄い。同じ首飾り事件を扱ったものでは「ルパン」の方が面白かった。でも王妃マリーの鳥かごヘアースタイルや、ヴェルサイユ宮殿でのロケなど、豪華な衣装とセットは素晴しい。

Marry Me〜本命彼女はモテ期中!?〜  MARRY ME
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
レイ・アン・カーター(ルーシー・リュー)は、アーティストになることを目指していたがソーシャルワーカーに転向した独身女性。レイはおとぎ話のように大恋愛をして一生幸せに暮らすことをいつも夢見ている。しかし2年間交際していた彼と破局してしまい、レイは出会ったばかりのルークに恋をする。そしてルークはたった数回のデートをした後に、レイにプロポーズをする。全てが順調にいくかのように思えたその時、元彼のアダムが突然レイのもとに現れ、プロポーズをしてきた。そしてそこにまた別の男が現れ、レイにプロポーズをしてきたので状況はますます複雑に。この3人の男性の中でレイの白馬の王子様になるのは誰?(from:FOXbs238)
ロマンス(カラー)
2010年/アメリカ
監督 ジェームズ・ヘイマン
出演
ルーシー・リュー、スティーヴン・パスクール、エンリケ・ムルシアーノ、ボビー・カナヴェイル、アニー・ポッツ
Marry Me〜本命彼女はモテ期中!?〜
感想
チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リューが主演のロマンス・コメディ。シャープな顔立ちからか、ちょっとキツイ性格のキャラが多いけど、今回はちょっとソフトで愛らしい女を演じているが、意外と悪くない。ファッショナブルな場面も多いのだが、残念ながら趣味はイマイチ。スタイルもそれほどいいようには見えなかったので、この監督、あまり女性を美しく映せないのかも。でも、2番目の恋人ルークやその友人の金持ち男の城のインテリアはグッド。インテリ男を選ばずにルークを選んだのはまあ納得。そうでないと世の男たちが怒るだろうなぁ…。監督は人気テレビドラマ「アグリー・ベティ」「Dr.HOUSE」のジェームズ・ヘイマン。

マリといた夏 MY BEAUTIFUL GIRL, MARI
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
雪の日、主人公のナムのもとに、おさななじみのジュノが会いに来た。仕事で数年間海外勤務になるという。子どものころの思い出話の後、ナムに思い出の箱を渡すジュノ。ナムはジュノと過ごした12歳のころのことを思い出す…。海辺の小さな漁村。少年ナムは、事故で父を亡くし、体の弱いおばあちゃんと母の3人暮らし。父の死をきっかけに内向的になってしまった彼は、同級生のジュノと猫のヨーにしか心を開けない。ある日、文房具屋で不思議な人影が入ったビー玉を見つけたナムは、壊れた灯台のなかで遊んでいるうちに、空中を泳いでいる魚のような生き物を発見する。壊れているはずの灯台のランプにビー玉の光が通過したそのとき、ナムは強烈な光と共に、異次元に移り、そこで不思議な少女マリに出会うのだった。その日から、ナムの孤独な日々に少しずつ変化が…。本作は、韓国の映像作家、イ・ソンガン監督の初の長編アニメーションにして、2002年アヌシー国際アニメーションフェスティバル長編コンペ部門グランプリを受賞。また、韓国で国民的人気を誇る俳優のイ・ビョンホンや名優のアン・ソンギが声の出演をしていることでも話題となった。(from:NHKBS)
アニメ/ファンタジー(カラー)
2002年/韓国
監督 イ・ソンガン
音楽 イ・ビョンウ
出演
イ・ビョンホン、アン・ソンギ、コン・ヒョンジン、ユ・ドックァン、ソン・インギュ、イ・ナリ、チャン・ハンソン、ナ・ムニ
マリといた夏

感想
淡い色あいの絵がとても美しいアニメ。しかしその絵にちょっと似つかわしくないほど、会話シーンは騒々しい。セルフをできるだけ減らして絵と音楽だけで多くを語るようにしていれば、もっと良かったかも。また無表情な人物の絵柄にも無機質な冷たさを感じて、もっと暖かみのあるキャラならもっと良かったのに。…とやたらマイナス面ばかりが目についてしまったが、マリのいる世界は絵本のようなとても美しい世界で、アジア文化を感じる独特の美の世界は目を見張る。監督のイ・ソンガンはジブリ・アニメも好きらしいが、絵はすでに素晴しい域にきているが、動きは宮崎アニメというよりも、まだアメリカン・コミックな動きに近い感じ。

マリリン・モンロー 最後の告白  MARILYN,LAST SESSIONS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
2005年8月、年老いた男性がロサンゼルス・タイムズ社を訪れた。男性はかつてマリリン・モンローの検死に立ち会った人物で、モンローが死の直前、精神分析医グリーンソンに送った告白テープの書き起こし原稿を持っていた。この告白テープの内容やグリーンソン医師の証言記録から、マリリン・モンローの苦悩に満ちた生涯を辿っていく。
【前編】1954年、演技派女優を目ざし希望を抱いてニューヨークに移り住んだモンローが“セックス・シンボル”のイメージを拭えず、ローレンス・オリビエと共演した映画「王子と踊り子」で自信を喪失。さらに二人の夫ジョー・ディマジオとアーサー・ミラーの前でも本当の自分をさらけ出すことを許されずに、次第に精神のバランスを失っていく迄を追う。
【後編】1960年に夫アーサー・ミラーが書いた「荒馬と女」の撮影以降、モンローがさらに精神的に不安定になり、離婚、そして入院を経て、グリーンソン医師がつきっきりで診るまでになった経緯や、ケネディ大統領45歳の誕生日に「ハッピー・バースデー」を歌い、大統領に「いつ死んでも悔いはない」と言わしめたエピソードなどを紹介する。そして、常に自分の居場所を探し続け、信頼するグリーンソン医師からも見放され、やがて36歳の短い生涯を終えるまでを追う。(from:NHKBS)

ドキュメンタリー(カラー)
2008年/フランス
監督 制作:Les Films d'Ici
出演
マリリン・モンロー
マリリン・モンロー最後の告白
感想
マリリン・モンローの死の2年半を診察していた精神科医が残したマリリンの告白テープを基に、マリリンの素顔とその死の真相に迫ろうとしたドキュメンタリー。前編でのマリリンの全裸フィルムや写真には驚き。その美しさとは対照的に生気が感じられず、白いボディーからは死体のような死をイメージさせられる。精神を患った母親からの愛に飢えて育った貧しい少女時代、ジョー・ディマジオとアーサー・ミラーとの結婚と破綻、不安定な精神でセックスと薬に溺れてゆく晩年…。アクターズ・スタジオに通って、軽薄な金髪女のイメージから脱しようとしたが、映画会社からは最後まで娼婦のようなキャラを要求され…と、ハリウッド・トップスターの栄光の陰に痛々しいほど不幸で悲しい彼女の姿が描かれている。彼女のその悲しみはスクリーンにも現れていて、そこが彼女をただのセックスシンボルに留めていない魅力になっている。
マリリン・モンロー最後の告白

マルコビッチの穴 BEING JOHN MALKOVICH
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
とある会社に就職したシュワルツ(J・キューザック)。そこに"俳優ジョン・マルコヴィッチ"の頭につながる穴があった。そして人形使いのシュワルツはマルコビッチに入って彼を人形のように操ろうと試みるが…。
コメディ
1999年/アメリカ
監督 スパイク・ジョーンズ
音楽 カーター・パーウェル
出演
ジョン・キューザック、キャメロン・ディアス、キャスリーン・キーナージョン・マルコヴィッチ、オースン・ビーン、メアリ・ケイ・プレイスチャーリー・シーン、W・アールブラウン
マルコビッチの穴

感想
Besthie Boysの「Sabotage」やビョークの「It,s Oh So Quiet」、Fatboy Slimの「Praise You」のmusic videoを撮った監督の初長篇映画なのですごく期待していた。結果は最初すごく面白く腹抱えての大爆笑だが次第にテンション下がってラストはハチャメチャ感が減って物足りなくなる。もっと変な可笑しさが続くと面白かったのにラストは意外とシンミリ。「狂っちゃいないぜ」でかっこ良かったキューザックがすごくダサイ人形オタク、C・ディアスは「メリーに首ったけ」で可愛かったのに超ブス。そのディアスになぜ引かれるのか理解しがたい美女のキャスリーン・キーナー…というキャスティング。マルコヴィッチが一番かっこいい位置付け(恥ずかしい過去も暴露されてたが)で得をした。そうそう、ドクター・レスター役のじいちゃん(オルソン・ビーン)はTV「Dr.クイン」のローレンさんで懐かしい。C・シーンがすごい格好で登場した時は大笑いだったけど、この大胆不適な勇気に今まで大キライだった彼の株がちょっと上がった。ラストのなんとも落ち着かない終わり方は…哀れなキューザックとマルコヴィッチのその後が全然見えないからだろうか…女と老人が勝ったのでハッピーエンドか?

マルタの鷹(1941)  THE MALTESE FALCON
★★★★☆  レンタルDVD
内容
駆け落ちした妹を探して欲しいというある夫人の依頼で相手の男サーズビーと会う予定だったスペード&アーチャー探偵事務所の相棒マイルズ・アーチャーが射殺される。彼の妻と三角関係だったサム・スペードは容疑者にされ…。黄金の彫像マルタの鷹をめぐる争い。ハードボイルド小説の元祖として名高いダシール・ハメットの小説を忠実に映像化したジョン・ヒューストン監督のデビュー作。
サスペンス(白黒)
1941年/アメリカ
監督 ジョン・ヒューストン
音楽 アドルフ・ドイッチェ
出演
ハンフリー・ボガート(サム・スペード)、メアリー・アスター(ブリジット・オショーネシー)、グラディス・ジョージ(アイバ・アーチャー)、ピーター・ローレ(ジョエル・カイロ)、バートン・マクレーン(ダンディ警部)、リー・パトリック(秘書エフィ)、シドニー・グリーンストリート(ガットマン)、ジェローム・コーマン(マイルズ・アーチャー)、エリーシャ・クック・Jr.(用心棒ウィルマー)
マルタの鷹
感想
ハンフリー・ボガートが感情に流されないクールで切れる男スペードをダンディズムたっぷりに演じている。彼の時折見せるシニカルな笑みが印象的で、「おれたちは探偵だ。相棒が殺されたら犯人は逃さない」と、女は信用しないが男同士の友情には仁を通す男気が格好良い。鷹の像の謎から殺人…といきもつかない展開で、愛する女も突き放し、信用できない悲哀のラストまでどのキャラも心許せない緊張感ある展開。さすが巨匠ジョン・ヒューストン。

マルタのやさしい刺繍  DIE HERBSTZEITLOSEN
★★★★☆  テレビ放送
内容
スイスの小さな村、トループ村に住む80才のマルタは、最愛の夫に先立たれ生きる気力をなくし、意気消沈しながら毎日をただなんとなく過ごしていた。そんなある日、彼女は忘れかけていた若かりし頃の夢、“自分でデザインして刺繍をした、ランジェリー・ショップをオープンさせること"を思い出す。しかし保守的な村では、マルタの夢はただ周りから冷笑され軽蔑されるだけで…。(from:BSジャパン)
コメディ/ドラマ(カラー)
2006年/スイス
監督 ベティナ・オベルリ
音楽 リュク・ツィマーマン&シュトゥーベムースィヒ・レヒシュタイナー
出演
シュテファニー・グラーザー(マルタ・ヨースト)、ハイジ・マリア・グレスナー(リージ・ビーグラー)、アンネマリー・デューリンガー(フリーダ・エッゲンシュワイラー)、モニカ・グブザー(ハンニ・ビエリ)、ハンスペーター・ミュラー=ドロサート(ヴァルター・ヨースト)
マルタのやさしい刺繍
感想
保守的だからこそ、守られてきた美しい自然と昔変わらぬ生活をするスイスの田舎村を舞台に、生き甲斐を求めた老人マルタに触発されて、変革を試みる…という老人賛歌の作品。主役のマルタの温和でチャーミングなキャラもいいが、あらゆる妨害に負けそうになっても、支えて応援してくれる友人たちがいい。「アビス」「コクーン」のように老人たちが生き生きとしていて、80歳から始める夢の実現が見ているものを元気にしてくれる。

マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶  MARCELLO,UNA VITA DOLCE
★★★★☆  テレビ放送
内容
イタリアを代表する人気俳優マルチェロ・マストロヤンニの没後10年を迎えた2006年に製作されたドキュメンタリー映画。ふたりの娘バルバラとキアラをはじめ、数多くの映画人たちのインタビューや映像によって、彼の真実の姿が語られる。L・ヴィスコンティ、F・フェリーニ、E・スコラといった監督たちと組んで160本あまりの映画に出演した彼の代表作はもちろんのこと、未公開映像や知られざる秘話も満載。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2006年/イタリア
監督 マリオ・カナーレ、アンナローザ・モッリ
音楽 アルマンド・トロバヨーリ
出演
バルバラ・マストロヤンニ、キアラ・マストロヤンニ、アルマンド・トロバヨーリ、クラウディア・カルディナーレ、アヌーク・エーメ、フェデリコ・フェリーニ、ソフィア・ローレン、ジュゼッペ・トルナトーレ
マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶
感想
ヴィスコンティフェリーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、ピエトロ・ジェルミ、ジュゼッペ・トルナトーレ…そうそうたるイタリア映画の巨匠に愛された名優マストロヤンニのことをこれらの監督や共演のスターたちが語る、ラテンラバーのマストロヤンニの素顔が見えてくるドキュメンタリー。娘のキアラ・マストロヤンニが「ジンジャーとフレッド」のために習っていたタップダンスを彼女と一緒に練習したというエピソード、スターの父親として娘たちに嫌な思いをさせないよう控えめだった私生活は、若き頃から亡くなる老年期まで途切れなく人気を博したスターの素顔にしては意外に地味。巨匠たちや共演者たちも「過ぎて驚くほど普通の男にしかみえない」というマストロヤンニの役者職人魂に感動させられた。

マルチュク青春通り  SPIRIT OF JEET KEUN DO
★★★★☆  テレビ放送
内容
軍事政権下の韓国。ブルース・リーに憧れて育った高校2年生のヒョンス(クォン・サンウ)は、新興住宅地カンナムに引っ越してくる。母親がこの地の地価高騰を予想したからだ。父親はテコンドーの師範。人格者と評判だったが、息子を拳でしつけていた。暴力と支配はマルチュク通りに近い男子校にも蔓延していた。ヒョンスが転入したクラスは、学園のボス的存在のウシク(イ・ジョンジン)ら、ガラの悪い連中の吹き溜まりだった。ブルース・リーのまねが得意でケンカ番長のウシクは、卑劣な風紀委員との権力争いにしのぎを削る。そして、問題を起こす生徒は、教師たちによって軍隊仕込みの体罰を容赦なく加えられていた。ある日、バスケットボールの試合で活躍したことをきっかけに、ヒョンスはウシクの仲間に迎えられる。番長とはいえ、人間的な魅力に溢れたウシクとヒョンスは妙にウマがあった。そんなヒョンスの唯一の心の支えは、通学バスのなかで一目惚れした美少女だった。ある日、ヒョンスとウシクは、不良にからまれていた彼女を助ける。彼女の名はウンジュ(ハン・ガイン)、近くの女子高に通う、ひとつ年上の3年生だった…。新世代No.1韓流スター、クォン・サンウ主演の青春ラブストーリー。舞台は1978年、軍事政権下の韓国。ブルース・リーに憧れるヒョンスが転入した男子校では厳しい鉄拳教育が繰り広げられていた。そこで紡がれる男同士の固い友情、ひと目ぼれした美少女との淡く切ない恋がノスタルジックに描かれる。共演にハン・ガイン、イ・ジョンジン。監督・脚本は「情愛」のユ・ハ。(from:BSフジ)
青春/ドラマ/学園(カラー)
2004年/韓国
監督 ユ・ハ
音楽 キム・ジュンソク
出演
クォン・サンウ、ハン・ガイン、イ・ジョンジン、イ・ジョンヒョク、パク・ヒョジュン、キム・イングォン
マルチュク青春通り
感想
パッチギ!」に「火山高」を合わせたような、軍隊式男子校に転校してきた地味な青年の青春ドラマ。撮影当時20歳だったというクォン・サンウが詰め襟の高校生を初々しく演じている。この詰め襟制服姿が市川雷蔵にちょっと似ていてグッド。ブルース・リーやディスコに夢中になるところは海を越えても同じ。音楽もアバやモーリス・アルバートの「フィーリングス」など懐かしいナンバー。血の気が多い高校生たちは「愛と誠」や「花の応援団」が流行った荒れた頃の学校を思い出す。ラストで「酔拳」上演の映画館前でジャッキー・チェンとブルース・リーの真似をするヒョンスとハンバーガーが笑えた。

マルホランド・ドライブ MULHOLLAND DRIVE
★★★★★ 劇場
内容
女優を夢見てハリウッドへやって来たベティ(ナオミ・ワッツ)は、ある日ブルネットの美女(ローラ・エレナ・ハリング)に出会う。彼女は、マルホランド・ドライブで起きた自動車事故の唯一の生存者。だが、すべての記憶を失っていた…。欲望と謎が渦巻く出口のない迷路へ観客を引きずり込む、独特のリンチワールド。/ハリウッド女優を目指す女がある犯罪に巻込まれていく…。
サスペンス(カラー)
2001年/アメリカ
監督 デヴィッド・リンチ
音楽 アンジェロ・バダラメンティ
出演
ジャスティン・セロー、ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング、アン・ミラー、ダン・ヘダヤ、マーク・ペレグリノ、ブライアン・ビーコック、ロバート・フォスター
マルホランド・ドライブ
感想
「Lost Highway」にリンクしている感じの作風。今迄観たデヴィッド・リンチの作品では一番好き。「Lost Highway」も好きだけど、こちらはそれよりももうちょっとわかりやすい。主演の2人がすごい美人(というかリンチは女優を美人にする!)で、今風のファッションなのに60年代を思わせる雰囲気があります。この作品を観る前にケネス・アンガー著「ハリウッド・バビロン」を読むと、なるほど〜って感じで納得できます。この本の「ハリウッドは恐い所」という世界をリンチが見事に映画にしてます。

マレーナ MALENA
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」を手がけたジュゼッペ・トルナトーレ監督が、美しい人妻に憧憬する少年の切ない思いを詩情豊かにつづる。第二次大戦下、結婚したばかりで夫を戦争に取られ、ひとりで暮らすマレーナに恋心を募らせるレナートは、夫が戦死し、未亡人となった彼女の悲しい生き様を目に焼き付けていく…。モニカ・ベルッチの美しさとエンニオ・モリコーネの甘美な音楽が光る。(from:NHKBS)村一番の美しい女性に恋した少年が見た彼女の数奇な運命。
ドラマ(カラー)
2000年/イタリア:アメリカ
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演
モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・スルファーロ、ルチアーノ・フェデリコ
マレーナ

感想
シチリアという島が嫌いになりそうなくらい、村びとが罪のない美人女性に冷たい。女は美人の彼女を妬み、男は少年から老人まで彼女と寝る事しか考えていない、どうしようもないヤツラばかり(妄想癖のある少年が見ている世界だからしょうがないのか?)。次々に起こる彼女の不幸に村びとは助けるどころか足を引張るように彼女の悪い噂を風潮する。とうとう生活でき無くなり生きる為に娼婦になった彼女を戦争が終わると袋だたきにして村から追出す。こんな地も涙もない村は村ごとドイツ軍に吹っ飛ばして欲しいと思うほど。それでも最後はこの土地に帰ってきたマレーナに真の女の強さを見た。主人公の少年も最低!…とマレーナとその旦那意外は皆最低なヤツばかりなのにモリコーネの美しい音楽でごまかそうとしているよう。この怒りは監督にまでぶつけたくなった!

マン・オン・ザ・ムーン MAN ON THE MOON
★★☆☆☆ 劇場
内容
自分流の笑いを追求し、1984年に35歳で世を去った実在のコメディアン、アンディ・カウフマンの芸人人生を描いた伝記映画。子どもの頃から人を笑わせるのが好きだったアンディ・カフマン(ジム・キャリー)はクラブを転々としながら細々とコメディアン稼業を続けていたが、ひょんなことから人気TVバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演することになり、またたくまに人気を博すようになるが、彼の笑いは次第にエスカレートしていき、周囲の怒りを買うことに…。
ドラマ(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ミロス・フォアマン
音楽 R.E.M.
出演
ジム・キャリー、ダニー・デビート、コートニー・ラヴ、ポール・ジアマッティ、ヴィンセント・スキアヴェリー 、ピーター・ボナース、ジェリー・ベッカー、レスリー・ライルス、ジョージ・シャピロ、ボブ・ズムダ
マン・オン・ザ・ムーン

感想
今まで苦手だったのに前作の『トゥルーマン・ショー』で好きになったジム・キャリー、この作品でもすごく暖たかくてキュートな変人を好演してます。同じコメディアンとしてすごく共感するところがあるのだとうと思う、彼の主人公への思い入れを感じました。ハリウッドではなかなか認められないのが残念。そのせいか、劇場の客の入りも今一つでした。イイ作品なだけにとても残念です。R.E.Mの主題歌もすごくイイ。オープニングも楽しいはじまり方だが、エンディングも面白いアイディアでイイ。ラストは号泣もの。

マンデラの名もなき看守  GOODBYE BAFANA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アパルトヘイト下の南アフリカで政治犯として27年もの間刑務所に収監され、後に黒人初の大統領となったネルソン・マンデラと、ひとりの白人看守との秘められた交流を描いた実話の映画化。1968年、6月。国一番の刑務所に赴任し、マンデラの担当となったグレゴリーは、マンデラの会話を聞き、動向を監視するうちに彼の気高い精神に触発されていく。監督は二度のカンヌ映画祭パルム・ドールに輝くビレ・アウグスト。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2007年/フランス:ドイツ:ベルギー:南アフリカ
監督 ビレ・アウグスト
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演
ジョセフ・ファインズ、デニス・ヘイスバート、ダイアン・クルーガー
マンデラの名もなき看守
感想
マンデラ役はテレビドラマ「24」で米国大統領を演じたデニス・ヘイスバートで、知的で紳士的な人物を演じている。こういう人が大統領を演じたりしたお陰で現実もやっとアフリカ系のオバマが大統領になれたのかも知れない。アパルトヘイトを描いている作品にしては大人しくて地味なのだが、マンデラの看守を長年務めていたいた男の眼を通してマンデラという人物を描いている手法が上手い。当初は黒人への差別意識が強かった看守とその妻だが、マンデラと接するうちに少しづつ変わってゆく姿がとても自然に描かれている。人間らしく囚人と接するだけで命がけという思想体制にはぞっとした。監督は「レ・ミゼラブル」のビレ・アウグスト。

マンハッタン・ラプソディ THE MIRROR HAS TWO FACES
★★★☆☆ テレビ放送
内容
極度の女性不信から美人を見るとめまいがして、真っ当な恋愛ができない大学の数学教授グレゴリーが、プラトニックな関係で同じ大学の文学教授のローズとつきあい、結婚する。セックスレスが結婚の条件だったが、ローズは次第に不満を募らせていく。
ドラマ
1996年/アメリカ
監督 バーブラ・ストライサンド
音楽 マーヴィン・ハムリッシュ
出演
バーブラ・ストライサンド、ジェフ・ブリッジス、ローレン・バコール、ジョージ・シーガル、ミミ・ロジャース、ピアース・ブロスナン、ブレンダ・バッカロ

感想
超不細工で押お洒落に興味を持たないインテリ女ローズの母親に、歳を取っても恋を忘れないお洒落な女ローレン・バコールが演じている。妹も母親似の美人でローズは自分の容姿にコンプレックスを抱いているが、母親とローズが歪みあっているようで中のイイ親子を自然に、ユーモラスに描いている。学生の中で大人気のローズのユーモアに富んだ講議ぶりはさすがバーブラ・ストライサンド、テンポがイイ。軽いタッチのコメディーというノリがなかなか面白かった。

マンマ・ミーア!  MAMMA MIA!
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ギリシャの美しいリゾート地、カロカイリ島。この島でホテルを営む母ドナと2人暮らしのソフィは、恋人との結婚式をいよいよ明日に控えていた。彼女には“父親と結婚式のヴァージン・ロードを歩く”という密かな夢があったが、母子家庭で育ったソフィは未だに父親が誰なのかを知らない。それでも夢を実現したい彼女は母の日記を頼りに父親かもしれない3人の男性、建築家のサム、銀行マンのハリー、冒険家のビルを探し当て、ドナには内緒で結婚式の招待状を送ってしまう。やがて3人が到着し、ソフィは結婚式のサプライズのためドナに見つからないよう彼らを匿うことに。ところが、偶然にもドナが3人を目撃したことをきっかけに、様々な問題が巻き起こるのだった…。世界的な人気を誇るポップグループABBAのヒットナンバーで構成されたロングラン傑作ミュージカルを映画化、結婚式を目前に控えた母娘とその父親をめぐる騒動を描いたロマンティック・コメディ。監督は舞台版の演出を手掛け、本作が長編映画初監督となるフィリダ・ロイド。出演は『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープと『ミーン・ガールズ』のアマンダ・サイフリード。(from:スター・チャンネル)
ミュージカル/コメディ(カラー)
2008年/イギリス:アメリカ
監督 フィリダ・ロイド
音楽 ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース
出演
メリル・ストリープ(ドナ)、アマンダ・セイフライド(ソフィ)、ピアース・ブロスナン(サム)、コリン・ファース(ハリー)、ステラン・スカルスガルド(ビル)、ドミニク・クーパー(スカイ)、ジュリー・ウォルターズ(ロージー)、クリスティーン・バランスキー(ターニャ)
マンマ・ミーア!
感想
豪華キャストとABBAの名曲を使っているので期待したのだが、突然歌い出す典型的なミュージカルで、役者がずっとテン張っていてわざとらしさが鼻に付いてしまう。ストリープの老いは仕方ないとしても、年よりたちの若作りなキャラも見ていてキツイ。007のブロスナンをはじめとするスターたちが恥を忍んで(?)頑張っているのにそれも空回りにしか思えない。目玉の音楽もオリジナルのコピーに過ぎず、歌唱力でオリジナルには遠く及ばない。豪華キャストの学芸会にしか見えないのは監督が初映画作だからだろうか?