ファーザー・クリスマス FATHER CHRISTMAS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ファーザー・クリスマスとはサンタクロースのこと。あるクリスマスイブのことです。サンタはプレゼントを配り終わってこう思いました。「みんなはどうせみんなワシのことを一年に一度しか仕事をしていないでうらやましいと思っているのだろう。でも、本当は毎日クリスマスの準備に追われているんだ」。そして、今年こそはとサンタはソリをキャンピングカーに改造してバケーションに出かけました。パリ、スコットランド、ラスベガスと旅に出たのはいいのですが、食べすぎでおなかをこわしてしまったり、正体がばれそうになったり…。家に戻ると大急ぎでクリスマスの準備です。世界中の子供たちにプレゼントを用意するとソリに乗って出かけました。届け終わるとスノーマンの待つパーティへ。ところが、ソリの中に届け忘れたプレゼントが1つ残っていました。サンタは朝が来る前に最後のプレゼントを届けることができるでしょうか…。(from:NHKBS)
アニメ/ファンタジー(カラー)
1991年/イギリス
監督 デイヴ・アンウィン
音楽 マイク・ヒューワー
出演
声:上条恒彦、声:メル・スミス、ウィリアム・デニス・ハント
ファーザー・クリスマス

感想
スノーマン』『風が吹くとき』のレイモンド・ブリッグスの原作『寒がりやのサンタ』と『サンタのたのしい夏休み』を組み合わせ、温もりのある映像と音楽で綴るロマンティックファンタジー。サンタのオフシーズンの生活をユーモアたっぷりに描いたアニメ。バカンスを夢見て旅に出たサンタ、フランスで美食に舌鼓をするけど食べ過ぎでお腹壊したり、スコットランドのパブで皆と愉快に飲んだくれるけど寒い土地に入った海ではサメに追いかけられ、今度はラスベガス。プールに美女にギャンブルにと明け暮れ、サンタらしからぬ豪遊ぶりだけど、ナイトショーでは居眠りして早々に退散。久しぶりに自宅に帰ったら庭は荒れ果てて…と自宅の手入れに大わらわ。世界中の子供たちからの手紙を一生懸命読んでプレゼントの準備をしていざ届けにいくけど、最後にうっかりミスをやらかして慌ててクリスマスの朝に忘れたプレゼントをギリギリ置いて来て…と人間臭くてチャーミングなサンタ。サンタが登場する話は多いがこれほどユニークで魅力的なサンタは他にないかも。

ファイアー・フロム・ビロウ  FIRE FROM BELOW
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
地震学者のジェイクは、休暇で訪れたロスト湖で謎の発火現象に遭遇した。付近の住民は有毒ガスにより全滅。原因は、ドレイク社の無謀な地下採掘にあった。露出した鉱脈から流出した「L6リチウム」は、水素と接触することで猛烈な延焼・爆発を引き起こす。触媒となる水を求めて、荒れ狂うリチウムの渦は炎の竜と化し、テキサス全域を飲み込んでゆく。リチウムは最終的に熱核反応を引き起こし、火山数倍もの大爆発を引き起こす。(from:BS日テレ)
パニック(カラー)
2009年/アメリカ
監督 アンドリュー・スティーヴンス
出演
ケヴィン・ソーボ、グレン・モーシャワー、メーガン・アルバッハ
ファイアー・フロム・ビロウ
感想
ダムが決壊しそうなところなどはいいが、CGを多様して無名の俳優ばかりの低予算な作品。炎が生き物のように人間を襲うのはいいがまるで個性のない怪物になった「トレマーズ」。ニュース・キャスターをアンドリュー・スティーブンス?が演じている。

ファイアーライト FIRELIGHT
★★★★☆ テレビ放送
内容
19世紀のイギリス、22歳のスイス人家庭教師エリザベス(ソフィ・マルソー)は多額の負債を負った父を救う為に、子供ができない貴族チャールズ(スティーヴン・ディレイン)の為に、代理母になる。子供を産んで直ぐにエリザベスと子は引き離される。7年後、エリザベスは探し続けていた自分の娘の居場所をつきとめ、彼女の家庭教師となって屋敷に住込む。娘のルイザ(ドミニク・ベルコート)は我がままなで、父チャールズに甘やかされて育てられてた。そんなエリザベスは、自分が本当の母という事実を隠して厳しく彼女を教育するが、そんな彼女にルイザは反発する。一方、突然のエリザベスとの再会にチャールズは動揺するが、次第に彼女への思いが再燃し、彼女を愛するようになる。しかし彼には植物人間状態の病気の妻がいた…。
ドラマ(カラー)
1997年/イギリス:フランス
監督 ウィリアム・ニコルソン
音楽 クリストファー・ガニング
出演
ソフィー・マルソー、スティーブン・ディレイン、ケヴィン・アンダーソン、リア・ウィリアムズ、ドミニク・ベルコート

感想
ソフィー・マルソーが地味で真面目で、めったに笑わない、かたくなな女を熱演。「あんなままでは誰にも愛されない人間になってしまう。女も教養を身に付けなくて自立しなくては幸せになれない。」と、娘に嫌われても厳しくしつけようとする母の愛に涙が出た。ルイザが殺風景なエリザベスの部屋で、「私のイギリス娘へ」というタイトルのエリザベス直筆の絵本を見つけるシーンは感動。

ファイト・クラブ FIGHT CLUB
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
高級なコンドミニアムで暮らすヤング・エグゼクティブ、ジャック。ある日、彼はアナーキーで攻撃的な男タイラーと知り合い、この出会いはアンダーグラウンドのリングで行われる”ファイト・クラブ”の設立へと発展する。次々とクラブに参加し、素手で殴りあう男たち。穏やかな日常に麻痺していた彼らは、自らの本能を揺り動かすスリルを”暴力”に求めようとする。やがてタイラーは彼らをより危険な行動へと駆り立てていく。(from:BSTBS)謎の男テイラーに誘われていった所は、暴力で鬱憤をはらす輩が集まる謎の秘密組織ファイト・クラブ。
ドラマ/アクション(カラー)
1999年/アメリカ
監督 デビッド・フィンチャー
音楽 ザ・ダスト・ブラザーズ
出演
エドワード・ノートン(ジャック)、ブラット・ピッ(タイラー・ダーデン)ト、ヘレナ・ボナム=カーター(マーラ・シンガー)、ミート・ローフ・アディ、ジャレッド・レトー、ザック・グルニエ、ピーター・ラカンジェロ
ファイト・クラブ

感想
野獣的でカリスマ男のブラット・ピットとエリートで都会的なエドワード・ノートンの対称的なキャラが面白い。この対称的な性格の理由と彼等の関係が段々明らかになっていくのだが、退廃的で異様な雰囲気の世界観が面白い。見せ場は何と言っても血しぶきと汗が飛び散るファイトシーン。フィンチャー独特の「昆虫の目」的なカメラワークが冴えてかっこいい。終盤、謎が明らかになるあたりでそれまで絶好調の緊張感と面白味ががた落ちしてしまい勿体ないけど、それでもかなり革命的な世界観で面白かった。ブラピとノートンが最高にイイ!また、トム・ウェイツなどを使った音楽もグッド。

ファイナル・カウントダウン  THE FINAL COUNTDOWN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1980年12月7日、ハワイ沖を航行していた原子力空母ニミッツが突然タイム・スリップ。一瞬の後、1941年12月7日、日本軍による真珠湾攻撃の現場に迷い込んでしまう。まさに日本軍が奇襲をかける寸前だと知った乗組員たちは最新鋭戦闘機F14によるゼロ戦との戦闘に突入するが…。アイディア豊かな脚本の持ち味が生かされた、かつてないスケールと空前のミステリーが支配する映画史上最大のスペース・トリック戦争巨編!(from:BS11)
SF/戦争(カラー)
1980年/アメリカ
監督 ドン・テイラー
音楽 ジョン・スコット、アラン・ハワース
出演
カーク・ダグラス、マーティン・シーン、キャサリン・ロス、チャールズ・ダーニング、ロン・オニール、スーン・テック・オー、ピーター・ダグラス
ファイナル・カウントダウン
感想
原子力空母ニミッツをはじめ、F-14トムキャット、F-4ファントムII、F-8クルセイダー、A-6イントルーダーなど、当時現役で最新鋭で軍事機密だったと思う本物の空母や戦闘機をバンバン出した大盤振る舞いな作品。なんかその気風が今見ても感じる。だからか、空母や戦闘機が登場人物たちよりも格好良い。特にトムキャットとゼロ戦のドッグ・ファイトが見もの。真珠湾攻撃を今の軍事力でどうにかしたかった…という気持ちも何だか良く分かる。かわぐちかいじも漫画「ジパング」で日本のイージス艦をタイムトラベルさせて太平洋戦争に送っちゃっているし。テーマ曲も勇ましくてグッド。ラストのオチも何だかいい。監督は「新・猿の惑星」のドン・テイラー。

ファイナルファンタジー FINAL FANTASY:THE SPIRITS WITHIN
★☆☆☆☆ 劇場
内容
大人気RGゲームがハリウッドで完全映画化
アニメ
2001年/アメリカ:日本
監督 坂口博信
音楽 エリオット・ゴールデンサール
出演
【声】ミン・ナ、アレック・ボールドウィン、ジェームズ・ウッズ、スティーヴ・ブシェミ、ヴィング・レームズ、ドナルド・サザーランド、アニー・ウー

感想
ゲームは苦手なので、これの元ゲーも全然知らないんだけど、映画だけでもなかなか楽しめた。なんといっても映像がすごい。髪や肌、など人物の描写がとても細かく美しい!動きはまだぎこちなさが残っているが、それもあまり気にならない程度。技術の進歩ってすごいな…と思う作品。お話もなかなか。でもCGアニメってのは、やっぱりマイナーなイメージを与える。きっとこの技術がこれからどんどん色んな作品に活用されていくんだろうな。それで数年後に観ると、技術はもっと進歩しているに違いないから、古臭く感じてしまうに違い無い。

ファイブ・イージー・ピーセス FIVE EASY PIECES
★★★★☆ テレビ放送
内容
裕福な音楽一家に育ったボビーは、家を出て貧しく教養のない人々が多く働く環境ので石油採掘の仕事をする浮き草のような生活を送っていた。そんななか、彼の恋人でウェイトレスのレイが妊娠。ボビーは彼女を捨てて実家に戻ることを決心するが、彼女を無情に捨てる事も出来ず、イヤイヤ実家への道中に連れていく。何年ぶりに帰った家には病気で息子の顔もわからず話す事もできない父親と、事故で演奏活動ができなくなった兄、自閉症ぎみでオールドミスの姉がいた。そんな環境でもレイとボビーは彼らの中では落ちこぼれの人間だった。
ドラマ
1970年/アメリカ
監督 ボブ・ラフェルソン
音楽 タミー・ウィネット
出演
ジャック・ニコルソン、カレン・ブラック、ビリー・グリーン・ブッシュ
ファイブ・イージー・ピーセス

感想
若き頃(といっても頭の毛は薄いし、腹も出かかっているが)のニコルソンが生きる目的を持てず、自分を愛する事が出来なくて苦悩する男を演じている。ピアノの才能を持っているのにそれを生かそうともせず、低賃金でも懸命に働いている人々を蔑み、ガールフレンドにはとことん冷たいイヤな男。しかし何も話せなくなってしまった父親にだけは自分の心を告白するシーンは泣けた。これといったヤマがある作品ではないし、ラストの終わり方も投げやりな感じだが。苦悩するボビーの苛立ちが理解できなくもなく、何とも印象深い作品だった。
関連:ビートニク

ファイヤーウォール  FIREWALL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ジャックは、米国の“ランドロック・パシフィック銀行”の最高幹部であり、コンピューター・セキュリティーの専門家。彼が構築した盗難防止システム“ファイヤーウォール”は、世界屈指の防衛力を誇る。そこには、ジャック自身も気づいていない弱点があった…。強盗グループに家族を人質にとられた天才セキュリティ設計者が立ち向かう!コンピューター社会を揺るがす衝撃のサスペンスアクション。(地上波)
サスペンス/アクション(カラー)
2006年/アメリカ
監督 リチャード・ロンクレイン
音楽 アレクサンドル・デスプラ、マッシヴ・アタック「Angel」
出演
ハリソン・フォード(ジャック・スタンフィールド)、ポール・ベタニー(ビル・コックス)、ヴァージニア・マドセン(ベス・スタンフィールド)、メアリー・リン・ライスカブ(ジャネット・ストーン)、ロバート・パトリック(ゲイリー・ミッチェル)、ロバート・フォスター(ハリー)、アラン・アーキン(アーリン・フォレスター)
ファイヤーウォール
感想
ハリソン・フォードの「エアフォース・ワン」のような家族を危機から守る頼もしい父っぷりが良い。しかし、最後の最後まで切れる悪党に支配され、逃げ場がない状態はハラハラさせられ目が離せない展開。濡れ衣を着せられ追われるというのは「推定無罪」や「逃亡者」にも。「24」のクロエでお馴染みの不機嫌なレニー・ゼルウィガーという感じのメアリー・リン・ライスカブがジャック・バウアーをサポートするが如く、孤立無援のハリソンを助ける唯一の助っ人。オープニング曲は大好きなマッシヴ・アタック。

ファイヤークリークの決斗  FIRECREEK
★★★☆☆  テレビ放送
内容
小さな町で繰り広げられる保安官と無法者たちの決闘を描いた西部劇。1870年代の西部。田舎町ファイヤークリークに荒くれ男たちが流れ込んで来る。町には保安官がいるものの、その本職は農民。町の平和を守るため、荒くれ男たちを相手に立ち向かう保安官だが….無法者たちの親玉にヘンリー・フォンダ、暴力をきらう保安官にジェームズ・スチュワートがそれぞれふんし、二大スターの共演が大いに楽しめる一作。(from:NHKBS)
西部劇(カラー)
1968年/アメリカ
監督 ヴィンセント・マケビティ
音楽 アルフレッド・ニューマン
出演
ジェームズ・スチュワート(ジョニー)、ヘンリー・フォンダ(ボブ・ラーキン)、インガー・スティーブンス(イブリン)、ジャック・イーラム(ノーマン)
ファイヤークリークの決斗
感想
何といっても目玉は『テキサス魂』でも共演したジェームズ・スチュワートとヘンリー・フォンダの主演で、特にフォンダの演じる悪役っプリが面白い。なりたくて悪人になった訳ではない、ちょっと憎めないキャラを味わい深く演じている。元弁護士を演じた「尼僧物語」のディーン・ジャガーや、「ウエスタン」や「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」の名わき役ジャック・イーラムがヘンリー・フォンダの右腕悪者として登場、いい味を出している。また馬丁のアーサーを演じたJ. Robert Porterはジェームス・ディーンにちょっと似ている。ただ、名優を使っていても盛り上がりに欠けていてイマイチなのは監督の力量のせいか、ちょっと残念。

ファストフード・ファストウーマン FAST FOOD FAST WOMEN
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ニューヨークのダイナーで働くもう若くはない女性を主人公にしたラブ・コメディ。ニューヨークのダイナーでウェイトレスとして働くベラ。もうじき35歳の誕生日を迎える彼女は、10年以上も妻子持ちの舞台演出家と不倫関係を続けている。そんなある日、彼女は母親の紹介でブルノという男性とデートする。二人は意気投合、互いに惹かれ合う。しかし、つまらない行き違いからスレ違いを繰り返してしまい、ベラは誕生日をひとり寂しく迎えるが…。(from:BSフジ)
ロマンス/コメディ(カラー)
2000年/アメリカ:フランス:イタリア:ドイツ
監督 アモス・コレック
音楽 デビッド・カルボナーラ
出演
アンナ・トムソン、ジェイミー・ハリス、オースティン・ペンドルトン、ルイーズ・ラサー、ロバート・モディカ、ロネット・マッキー、ヴィクター・アルゴ
ファストフード・ファストウーマン

感想
すごく痩せてスレンダーなのに胸だけ異様にでかい(でもいやらしくない)アンナ・トムソンの、おばあちゃんのような娘のような不思議な魅力が印象的。突然道に転がって車に引かれるのを待ったりと、かなり変な女だが常連客の食生活を気づかったり、都会にはちょっと珍しい知らない人にも優しい女。おかげでどうでもイイ中年男とズルズル関係に終止符を打てないし。観ているうちに彼女が幸せになるのを応援したくなってしまう。そして彼女の優しさに観ている側も自然と癒される。彼女のファッションもフレンチっぽく可愛くてお洒落。ダイナーの常連ポールとエミリーの中高年カップルのエピソードは泣けた。派手さはないけど観た後にちょっぴり元気になれる感じがする作品。

ファミリー・ゲーム 双子の天使 THE PARENT TRAP
★★★★☆ テレビ放送
内容
双子の姉妹が、離婚した両親を再び仲直りさせようと奮闘するファミリー映画。メイン州のサマーキャンプに参加することになったハリーと、同じくイギリスから訪れたアニー。偶然、出会った2人は、お互いにそっくりであるのに驚きながら共に過ごすうちに、誕生日が同じで、自分たちが双子であることを知る。11年前に離婚した2人の親はいまだに独身であることから、姉妹は両親の寄りを戻そうとある計画をたてる…。(from:NHKBS)
ドラマ/ファミリー/コメディ(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ナンシー・メイヤーズ
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
リンゼイ・ローハン、デニス・クエイド、ナターシャ・リチャードソン
ファミリー・ゲーム

感想
原作はエーリッヒ・ケストナーの「ふたりのロッテ」。ドイツ製作の「ふたりのロッテ」と違ってディズニー映画のこちらはテンポも良く、音楽も少年ナイフの「Top Of The World」やジョージ・ハリソンの「Here Comes The Sun」、ジャカランダの「Never Let You Go」、ナット・キング・コールの「LOVE」やナタリー・コールの「This Will Be」などが使われていてグッド。主演で二人を演じ分けているL・ローハンもも可愛くて魅力的。執事のマーティン、ハウスヘルパーのチェシーも涙もろくて楽しいキャラ。そしてパパの再婚相手が「101」のクリエラ似の悪女メレディス(エレイン・ヘンドリックス)。そして彼女のパパは大葡萄園をカルフォルニアで成功させ、ママはロンドンで有名デザイナーにと二人ともリッチ。メレディスがハイキングで双子に攻撃されるところは爆笑。ママ役のN・リチャードソンは「シャンプー台のむこうに」でもイイ母親役を演じていた。

ファミリービジネス FAMILY BUSINESS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
泥棒家業を続ける祖父ジェシー(コネリー)が仮釈放され、孫のアダム(ブロデリック)は泥棒家業から足を洗って肉屋を勤める父ヴィトー(ホフマン)を仲間に、研究所の秘密情報を盗む計画を持ちかける。ヴィトーはジェシーの生き方が嫌で真っ当な生き方を選んだのに、息子のアダムは豪快に生きる祖父の生き方に憧れ、これが泥棒デビューになるのだが、計画は後一歩のところで、アダムが警察に捕まってしまう。ヴィトーは息子を救う為にジェシーが共犯者だと警察に密告、その為アダムは保釈されるがジェシーは懲役刑に…。祖父を売った父親をアダムはどうしても許せなくて親子に大きな亀裂が…。
犯罪
1989年/アメリカ
監督 シドニー・ルメット
音楽 サイ・コールマン
出演
ショーン・コネリー、ダスティン・ホフマン、マシュー・ブロデリック、ロザンナ・デ・ソート

感想
ショーン・コネリーとダスティン・ホフマンが親子という設定にはちょっと違い過ぎて苦しい。そのつじつまをあわせる為なのか、コネリーをアイルランド出身で、ホフマンはシチリア出身の母親に似てしまったという設定。ホフマンの妻はユダヤ人なので孫のブロデリックは3つの文化を合わせ持つという複雑さ。でもこれが人種のるつぼアメリカを象徴しているようで面白かった。アイルランド式の葬式で『ダニー・ボーイ』が歌われるシーンが泣ける。

ファム・ファタール FEMME FATALE
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
カンヌ国際映画祭のメイン会場で、ゲストスターのひとり、ヴェロニカが身にまとったダイヤで埋め尽くされた1000万ドルのビスチェが奪われる。一味のひとり、ロール(レベッカ)が仲間を裏切りダイヤを奪い、自分とそっくりの女の身替わりになって単身アメリカへ逃走する。7年後、アメリカ大使夫人となったロールはパリに舞い戻るがパパラッチ(アントニオ・バンデラス)に写真を撮られた事がもとで刑務所から出所してきた悪人仲間がロールを狙う。
サスペンス
2002年/フランス:アメリカ
監督 ブライアン・デ・パルマ
音楽 坂本龍一
出演
レベッカ・ローミン=ステイモス、アントニオ・バンデラス、ピーター・コヨーテ、エリック・エブアニー
ファム・ファタール

感想
袋小路の最悪な展開が、時を戻して新たな話に展開してハッピーエンドに…という手法はまるで悪夢を見た後に、その夢を修復したいと思いながら再び眠りについて見た幸せな夢のよう。デ・パルマらしい分割画面、長まわしやスローモーションが炸裂!見ている方をぐいぐいデ・パルマの悪夢へと引込んでいく。でもこの悪夢、お色気タップリだったりでサービス精神一杯で、それほど悪夢でもない。レベッカ・ローミン=ステイモス他、スタイル抜群のモデルさんがわんさかでお洒落だし、目の保養になった。『X-メン』のレベッカもすごくイイけど、この作品の彼女も魅力たっぷり。しかし…一番お洒落でなくちゃいけないダイヤのビスティエのデザインがイマイチだった。それと坂本龍一の音楽…『ボレロ』をパクッているというより、そのままをアレンジした状態。いいのかそれで?まー長まわしシーンとか、デ・パルマの映像にはすごくハマってたけどね。

ファン・ジニ  HWANG JIN YI 黄真伊
★★★☆☆  テレビ放送
内容
貴族の娘として育てられたチニ(ファン・ジニ)は、15歳になった時、実は下女の娘であったという出生の秘密を知る。自ら貴族の衣を脱ぎ去り、妓生(キーセン)となった実母と同じ道を選ぶことを決意したチニ。彼女は幼いころから慕っていた、奴婢のノミを最初の男として、その身体を捧げる。数年後、チニは詩や絵画、琴や歌に秀で、その知性と気品の前に貴族たちですら一目置く稀代の名妓、明月(ミョンウォル)となっていた。そんな頃、愛するがあまりチニのもとを去ったノミが、平民たちに強奪したものを分配する窃盗団となって、再びチニの前に現れ…。(from:BS日テレ)
歴史劇/ロマンス(カラー)
2007年/韓国
監督 チャン・ユニョン
音楽 ウォン・イル
出演
ソン・ヘギョ、ユ・ジテ、リュ・スンリョン、ユン・ヨジョン、オ・テギョン、チョン・ユミ
ファン・ジニ
感想
テレビドラマ版ではキム・ジョンハンとの恋愛が中心だったけど、ここではワンシーンで出てくる程度。嫌な男としてピョクケスも出てくるけど、テレビ版とは違って只の遊び人ではなく、お役人でジニを苦しめるところなど、テレビ版とは大分内容が違う。芸の師匠との確執も全然なし。師匠も出てこないし。この師匠との芸の鍛錬シーンはうんざりだったのでこの映画版では全然触れてないのはいい演出だった。ジニ役のソン・ヘギョも薄幸だけど自立を志そうとする強い女らしくてテレビ版よりもこちらが好き。主演は「秋の童話」「HOTELIER ホテリアー」「僕の、世界の中心は、君だ。」のソン・ヘギョ、共演に「美しき野獣」「春の日は過ぎゆく」のユ・ジテ。

ファンシイダンス FANCY DANCE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
岡野玲子のヒット・コミックスをもとに、お坊さんたちのファンキーな日常を描いたオフビートコメディ。実家の寺を継ぐため、恋人(鈴木)を置いて、頭を丸めて修行寺へと向った塩野陽平(本木)。その日から、同じ日に入門した仲間とともに古参の坊主、光輝(竹中)にいびられながら、お寺の作法と規則に縛られた毎日が始まる。しかし、地獄の修行もしばらくするとお寺の裏側が見えてきて…。妖艶な美形の禅僧に扮したモデルの甲田益也子や、ミュージシャン大槻ケンヂ、東京スカパラダイスオーケストラなど異色の顔ぶれも楽しい。
ドラマ/コメディ(カラー)
1989年/日本/大映
監督 周防正行
音楽 周防義和
出演
本木雅弘、鈴木保奈美、大沢健、竹中直人
ファンシイダンス

感想
少女漫画の題材にお坊さんとお寺を取り上げて衝撃だった、「陰陽師」の漫画でも人気の岡野玲子・原作の抱腹絶倒のコメディマンガを映画化。バンドを組み、大学ライフを満喫するハンサムなシティーボーイが、寺の跡取り息子だったため、山深い寺で修行をすることになり、「流行」から切り離された未知の世界に潜り込む。さぞや退屈で苦しいかと思いきや、厳しい修行に悲鳴をあげつつも、お経にロックのリズムを見い出し、厳しい規律の世界に精神的「美」を感じてどんどん深みにハマってゆく若者たちが面白くて可笑しい。それまで知らなかったお坊さんライフが覗けて楽しい。美貌のカリスマ坊さん、晶慧を甲田益也子が演じている。
●関連:シコふんじゃった。

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]  FANTASTIC FOUR
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
科学者のリード・リチャーズは、人間の進化に影響する宇宙嵐を調査する資金集めに奔走している。学生時代からリードのライバルだったバン・ドゥームは、研究を自分の功績に出来ると企み、リードに資金提供することに。リードは、相棒ベン、元恋人の科学者スーと、その弟ジョニーと宇宙へ旅立つが、予想より早く訪れた宇宙嵐に巻き込まれ、全員がその放射線をあびてしまう。地球に戻った彼らは、やがて不思議な力を発揮し始める…。自在に体を伸縮させるミスター・ファンタスティック、光を操り物体を透明化するインビジブル・ウーマン、驚異の発火能力で空をも飛び回るヒューマン・トーチ、岩の体で怪力を持つザ・シングの4人が、邪悪な敵に立ち向かっていく。「スパイダーマン」や「デアデビル」、「X-MEN」を生んだスタン・リーの1961年にマーヴェル・コミックから発表されたSFアクション「ファンタスティック・フォー」を映画化。
アクション/アドベンチャー/SF(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ティム・ストーリー
音楽 ジョン・オットマン、ミリ・ベン=アリ
出演
ヨアン・グリフィズ(リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック)、ジェシカ・アルバ(スー・ストーム/インビジブル・ウーマン)、クリス・エバンズ(ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ)、マイケル・チキリス(ベン・グリム/ザ・シング)、ジュリアン・マクマホン(ビクター・バン・ドゥーム/Dr.ドゥーム)
ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
感想
監督は「TAXI NY」のティム・ストーリー。「ホーンブロワー 海の勇者」のヨアン・グリフィズ、「ダーク・エンジェル」のジェシカ・アルバ、「チャームド〜魔女3姉妹」でも悪魔役のジュリアン・マクマホンと、人気テレビドラマの役者ばかりがレギュラー。「X-MEN」に比べると格好良さと面白さはかなり落ちるが、ザ・シングと彼にちょっかいを出すヒューマン・トーチのコンビは笑えて楽しい。特にザ・シングの子供向けコミカルなキャラはグッド。ジェシカ・アルバのお色気キャラもサービスという感じで良い。真面目男がぴったりのヨアン・グリフィズのゴム男も、もっと活躍して欲しかったけど良しとしよう。

ファンタスティック・フォー/銀河の危機  4: RISE OF THE SILVER SURFER
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
マーベル・コミック原作の大人気シリーズ第二作。“超能力ユニット”が地球存亡の危機に立ち向かう!未知生命体の目的とは?変幻自在の4人組は再びヒーローになれるのか!?世界中で異常現象が続発…。超能力ユニット“ファンタスティック・フォー”のリードとスーの結婚式でも異変が発生!?銀色に輝く未知生命体の目的とは?かつての敵も復活を遂げ、隠していた本性を現す!4人組は地球存亡の危機を救えるか!?(from:地上波)
アクション/SF(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ティム・ストーリー
音楽 ジョン・オットマン
出演
ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ダグ・ジョーンズ、ジュリアン・マクマホン、ケリー・ワシントン
ファンタスティック・フォー/銀河の危機
感想
監督、レギュラー出演者も同じ「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」の続編。冒頭の富士山をバックに凍る駿河湾、ラストの変な日本風衣装の結婚式が笑えたけど、面白さは前作同様イマイチ。ヨアン・グリフィズが主人公というよりもその座をジェシカ・アルバが占領してしまったという感じも少々寂しい。お陰で彼女は最後、どういう訳か生き返った。最大の敵になるサーファー男もフルCGで魅力がないし、彼が勝手に地球を破壊して、ラストで心を入れ替えて(そこら辺に到る経緯も少々説得力が薄い)親玉を裏切って地球を救ってくれる…というファンタスティック4チームはこのサーファー男にいいとこ盗りされたという感じ。

ファンタスティック・プラネット LA PLANETE SAUVAGE
★★★★☆ テレビ放送
内容
赤ん坊をしっかりと抱いて、林の中を逃げる母親。すると、突然青い巨大な手が現われ、指で何度も母親をはじき飛ばす。巨大な手の持ち主はドラーグ人の子どもたちで、人間の母子をおもちゃにして遊んでいたのだ。人間の母親は死んでしまい、残された赤ん坊はドラーグ人の知事シンとその娘ティバに拾われた。ティバは人間の子にテールという名前をつけて、ペットとして飼うことに。やがて成長したテールは、いつしか高度な知識を身につけ、ドラーグ人によって虐げられている人間たちを先導して反旗をひるがえす…。フランスのSF作家ステファン・ウルの長編小説を、カルト的な人気を誇る漫画家ロラン・トポールの絵でアニメ化した異色ファンタジー作品。トポールの幻想的なイラストで類を見ない映像世界を作り出したのは、「時の支配者」「ガンダーラ」など特異な作風で知られるルネ・ラルー。ジャズピアニストとしても知られるアラン・ゴラゲールのロックサウンドが、不思議な映像世界にサイケデリックな色彩を加える。1973年カンヌ映画祭特別賞、トリエステSF国際映画祭審査員賞、アトランタ映画祭アニメ映画大賞金メダル、テヘラン児童映画祭大賞を受賞。(from:NHKBS)
アニメ/SF/ファンタジー(カラー)
1973年/フランス:チェコ
監督 ルネ・ラルー、ローラン・トポール
音楽 アラン・ゴラゲール
出演
声:ジェニファー・ドレイク、シルヴィー・ルノワール(ティバ)、ジャン・トパール(シン)、ジャン・ヴァルモン(テール)
ファンタスティック・プラネット

感想
ダリやキリコを連想する風景やキャラ、色鉛筆を使ったような繊細タッチでシュールな絵に、不安を掻き立てるプログレっぽい音楽と、アニメーションではあるが、ディズニーや日本のアニメなどの子供向けのとは明らかに違う、異次元的芸術作品。キャラクターも無気味なものばかりで、人間はまるで蟻のように描かれ、蟻のように支配者のドラーグ人に殺されてゆく。そのドラーグ人は真っ赤な目に魚のエラのような耳をしていてまるでタツノオトシゴと人間を合体したような化物。人間を長い舌で食べる化物は飛ぶアリクイ…と、どのキャラも個性的で今までに見た事のない面白さ。動きや物語の展開などに稚拙さも感じるが、そんな事を問題にしないほどの強烈な個性に圧倒される。こんな世界にばかり浸かっていたら気が狂いそうな無気味で居心地の悪い世界だが、ダリやキリコを見ると引込まれてしまうのと同じ様に、奇想天外な悪夢に魅了される。
ルネ・ラルー関連:時の支配者」「ガンダーラ

ファントム・ファイアー  FIRE SERPENT
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
アメリカ・ミネソタ州で、原因不明の火災が続発していた。出火元も、延焼ルートも不明。ある日、消火活動にあたっていた消防士のジェイクは、竜の形をした炎を目撃する。その炎は、まるで生きているように見えた。ジェイクはダッチという男と出会い、驚くべき事実を知る。生きている炎の正体は、太陽の爆発が生んだ宇宙生命体だった。40年前、地球に飛来した“炎の竜”に恋人を奪われたダッチは、それ以来奴を追い続けていたのだ。だが宇宙生命体を追っているのは、ダッチだけではなかった。政府機関のエージェントで狂信者のクックは、黙示録の預言を実現するために”炎の竜”を利用しようとしていた。火災の猛威は止まず、犠牲者は増え続けてゆく。奴が巨大なエネルギーを手に入れた時、この地球は焦土と化す!!人類を破滅から救うため、ジェイクは絶望的な闘いに挑むが…。(from:BS日テレ)
SF/パニック/アクション(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ジョン・ターレスキー
出演
ニコラス・ブレンドン、サンドリーヌ・ホルト、ランドルフ・マントゥース、ロバート・ベルトラン、リサ・ラングロイス、パトリス・グッドマン、リチャード・クラーキン、スティーブ・ボイル、ディエゴ・クラッテンホフ
ファントム・ファイアー
感想
チープなCGにインパクトのないキャスティング、正体不明の火災の原因も宇宙人という安直な設定で、最初から最後まで見ていてテンションが上がらないとほほ作品。パニック映画にしてはど田舎が舞台だからかエキストラも少ない。火の化物も想定内の姿で安っぽくて全然恐くないし。監督は「レイジング・インフェルノ」のジョン・ターレスキー。

フィアレス  FEARLESS
★★★★☆  テレビ放送
内容
飛行機事故で死に直面した男女に起こる精神的な波紋を通して、人間の生と死の問題に迫った異色作。パニック状態の事故現場からほぼ無傷で生還したマックスは、飛行機恐怖症やアレルギーが治り、別人のように大胆な行動を取るようになる。同じ事故で幼い子供を亡くし、生きる気力を失っていたカーラは、マックスと出会って少しずつ心の傷が癒えていくが、その後マックスにはまた大きな変化が訪れる。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1993年/アメリカ
監督 ピーター・ウィアー
音楽 モーリス・ジャール
出演
ジェフ・ブリッジス(マックス・クライン)、イザベラ・ロッセリーニ(ローラ・クライン)、ロージー・ペレス(カーラ・ロドリゴ)、トム・ハルス、ジョン・タートゥーロ、ベニチオ・デル・トロ
フィアレス
感想
臨死体験と「死」という感覚を映像化した作品で、「ジェイコブス・ラダー」のような不思議な感覚を感じる。「フィッシャー・キング」のジェフ・ブリッジス、「ふたりのトスカーナ」イザベラ・ロッセリーニ、「あなたに降る夢」ロージー・ペレス、ジョン・タトゥーロなど、演技派の出演者たちが深みあるドラマにしている。飛行機事故のシーンはリアルで飛行機に乗るのが怖くなるほど。「死」というものを身近に考えさせられるが癒やされもする作品で、キリスト教的「死」の概念ではあるが宗教に関係なく受け入れられる内容。監督は「グリーン・カード」「危険な年」「いまを生きる」のピーター・ウィアー。

フィールド・オブ・ドリームス  FIELD OF DREAMS
★★★★☆  テレビ放送
内容
W・P・キンセラの長編小説「シューレス・ジョー」を、フィル・アルデン・ロビンソン監督が自ら脚本を手がけて映画化。アイオワ州のとある春の夕暮れ。一人の農夫が、突然不思議なささやき声を耳にする。その声に導かれるように、自分のとうもろこし畑をつぶして野球場を建設する農夫。それは途方もない夢の始まりだった…。アメリカの壮大な自然美を背景に、愛と信念のすばらしさを描いた感動ファンタジー。(from:NHKBS)
ドラマ/ファンタジー(カラー)
1989年/アメリカ
監督 フィル・アルデン・ロビンソン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
ケビン・コスナー(レイ・キンセラ)、バート・ランカスター(アーチボルド・グレアム)、エイミー・マディガン(アニー・キンセラ)、レイ・リオッタ(シューレス・ジョー・ジャクソン)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(テレンス・マン)
フィールド・オブ・ドリームス
感想
「作れば彼らはやってくる」最初は家族だけ、次にテレンス・マン(「レッド・オクトーバーを追え!」の“ジャック・ライアン”シリーズのジェームズ・グーリア提督で御馴染みのジェームズ・アール・ジョーンズ)、と、同じ夢が見れる人が増えてゆく。年老いたムーンライト・グラハムにバート・ランカスター!登場は少ないが絶大な存在感。「夢」が「野球」というのもアメリカらしい。最後に主人公レイの夢、父親とのキャッチボールが叶い、そのフィールド目指して沢山の車が列をなしている終わるシーンは感動的。肩の力を抜いた、普通の無欲な男を演じたケビン・コスナーも良い。また、癒し系のピアノ曲の音楽も心地く、大げさに盛り上げようとはしない、さりげない演出が良い。監督は「スニーカーズ」「トータル・フィアーズ」のフィル・アルデン・ロビンソン。

フィクサー(2007)  MICHAEL CLAYTON
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
N.Y.の大手法律事務所に長年勤める元検察官マイケルは、仲介役として裏交渉をまとめるキレ者の“もみ消し屋(フィクサー)”。ところが私生活では、離婚した妻との息子に会う時間も作れず、従兄弟の借金を肩代わりさせられるなど、人生を見直す岐路に立たされていた。そんなある日、巨大農薬会社の集団訴訟を担当する同僚弁護士アーサーが、良心の呵責に耐えられず訴訟を妨害する側に回り、マイケルはアーサーの説得を命じられる。“ジェイソン・ボーン”シリーズの脚本家トニー・ギルロイの監督第1作。初作品と思えぬ緻密な構成で、企業の腐敗を浮き彫りとする。腐敗の片棒を担ぐ弁護士役ティルダ・スウィントンがアカデミー助演女優賞を受賞。(from:ザ・シネマ)
サスペンス/犯罪/ミステリー(カラー)
2007年/アメリカ
監督 トニー・ギルロイ
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック
フィクサー
感想
ティルダ・スウィントンがアカデミー賞を受賞したことでも話題になったジョージ・クルーニー主演作。しかし…かなり地味。法曹界の裏処理を行う特殊な仕事というのは新鮮で目の付け所という感じがしたが、蓋を開ければ巨大農薬会社対公害被害者団体という図式に権力者側が不正を働こうとする…とありきたりな話。「エリン・ブロコビッチ」みたいに民衆に共感を得るような演出もないので被害者団体の顔もイマイチみえてこない。テーマはあくまでも金の為ならなんでもしてきた男が最後に正義を働こうとちょっと奮起したというところ。でもクルーニーなのでクール、暑くなり過ぎない。そういう意味ではクールで格好良いドラマだったのかも。

フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳 精武英雄 FIST OF LEGEND
★★★★☆ テレビ放送
内容
1920年前後、中国が日本占領下の頃の話。京都大学に留学中のチェン(リー・リンチェイ=ジェット・リー)は「精武館」の当主である恩師死亡の知らせを聞いて急きょ上海に帰り、恩師の仇をを取ろうと殺した相手、「黒龍会」の幹部・芥川館長に試合を挑む。しかし相手は恩賜よりも遥かに腕が劣り、疑問に思ったチェンは恩賜の死体解剖を依頼、毒が盛られていた事を突き止める。しかしその試合の翌日、芥川館長が死亡、その殺害容疑者としてチェンは捕まる。不利な裁判にかけられたチェンを助けるため、何もかも捨てて日本から来た光子(中山忍)がチェンのアリバイを証言する。チェンは光子と結婚しようと決心するが、日本人を好しと思わない「精武館」の人々に反対され、チェンは道場を去る事に。また恩師殺しの黒幕が日本軍の策略だと判り、チェンはその黒幕と対決する事になる…。
アクション(カラー)
1994年/香港
監督 ゴードン・チャン
音楽 ジョセフ・クー
出演
リー・リンチェイ、中山忍、チン・シュウホウ、倉田保昭、ビリー・チョウ
フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳

感想
「ドラゴン怒りの鉄拳」のリメイクとのことだが、そちらは未見。日本軍占領下の時代なので日本人=悪者なのだが、テェンに友好的な日本人(光子やその叔父で武道家の船越)などが出て来たり、芥川館長も正々堂々と戦おうとする「武士」で、日本軍の藤田長官(ビリー・チョウ)が悪者なのにすごく強くてカリスマ性があってかっこよく、日本文化にもある程度ちゃんとした造詣のある作りをしているという真面目な姿勢がイイ。日本語棒読みの日本人役や、押掛け女房・中山忍に下手な日本語で答えるリー・リンチェイのメロメロぶりが笑えるけど、アクションはすごい!特に「精武館」の若き当主(チン・シュウホウ)との戦い、船越(倉田保昭)との決闘(それはないでしょう!の目隠しバトルは爆笑)、化物・藤田長官との死闘はすごい迫力。倉田さん(ブルース・リーのヌンチャクは彼からもたらされたという話は有名)は小さい頃に見たアクションTVドラマによく出ていて大好きだったけど、リーと互角の(というか師匠か?)戦いぶりがかっこ良くて嬉しくなった。音楽がまたかっこいい!と思ったら「男たちの挽歌」と同じ人だった。

フィッシャー・キング THE FISHER KING
★★★★☆ テレビ放送
内容
売れっ子DJジャック(ジェフ・ブリッジス)はラジオ放送中の不用意な発言がもとで殺人事件を誘発させてしまい、仕事を辞めて酒に溺れ、ビデオショップを経営する女に養われている。酒に酔ったところを町のチンピラに襲われた彼はあるホームレスに助けられる。その男(ロビン・ウィリアムス)こそ、あの放送による殺人事件の被害者の夫で、事件のショックから精神障害をきたして名のある大学教授からホームレスへと転身していた。ジャックは彼への償いのつもりで彼を幸せにしようと努めるが、しだいにお互いの救済へとつながっていく…。
ドラマ
1991年/アメリカ
監督 テリー・ギリアム
音楽 ジョージ・フェントン
出演
ロビン・ウィリアムス、ジェフ・ブリッジス、マーセデス・ルール、アマンダ・プラマー、マイケル・ジェッター、キャシー・ナジミー

感想
ジャックがいい加減で頭に来るヤツ。特に最後のほうでは養ってくれた女に対してのあまりの非道!しかし最後の最後であーおまえにも良心が会ったんだね、と泣ける転回。テリー・ギリアムにしては珍しいハッピーエンドで後味がとても良かった。マーセデス・ルールのブチギレ変な女っぷりも笑えて面白い。ロビン・ウィリアムス演じるヘンリーが見る幻想の世界がテリー・ギリアムらしい映像で素晴らしい。1991年アカデミー助演女優賞(マーセデス・ルール)受賞。

フィフス・エレメント  THE FIFTH ELEMENT
★★★☆☆  劇場/テレビ放送
内容
2214年、地球に巨大なエネルギー体が接近し、壊滅の危機を迎えていた。これを回避するには、古くから伝わる火・水・土・風の4つの要素を持つ石と、それに加えて5つ目の“何か”が必要だった。そんな中、元軍人で今はタクシー運転手のコーベンの車に、赤い髪をしたリールーと名乗る少女が偶然飛び込んでくる。やがて、コーベンは彼女が地球の運命を左右する重要な人物であることを知るのだった。リールーによれば、4つの石は惑星フロストン・パラダイスでコンサートを行う歌姫に託されたとのこと。かつて特殊部隊の精鋭だったコーベンは、石を手に入れるためリールーと共に現地へ向かう。だが、邪悪な武器商人ゾーグとその一味も同じ惑星を目指していた…。(from:スター・チャンネル)2214年宇宙の彼方から地球を滅ぼす悪の生命体が迫ってくる
SF/アクション(カラー)
1997年/フランス:アメリカ
監督 リュック・ベッソン
音楽 エリック・セラ
出演
ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、イアン・ホルム、ミラ・ジョヴォヴィッチ、クリス・タッカー、ルーク・ペリー、ブライオン・ジェームズ、タイニー・リスター・Jr、マチュー・カソヴィッツ、リー・エヴァンス、ジョン・ネヴィル
フィフス・エレメント
感想
デザインをメビウス、衣装をゴルチエ、豪華なキャスティング、エジプト考古学趣味…とくすぐられる要素がたっぷり。善人の宇宙人も悪人の宇宙人も愛嬌があって面白い。しかしブルース・ウィリスの未来版「ダイ・ハード」という感じだし、ミラ・ジョヴォヴィッチは良くわからん魅力もイマイチの宇宙人キャラなのが少々残念。でもゲイリー・オールドマンが、「レオン」のような変人悪役で面白いし、緑色の血のディーバの歌は迫力あって好き。ベッソンが手がけたヨーロッパ版「スター・ウォーズ」あるいは「ブレードランナー」という感じ。

15ミニッツ  15 MINUTES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ニューヨーク市警殺人課のエディは、雑誌の表紙を飾ったこともあり、その名を街中にとどろかせるベテラン有名刑事。人気ニュース番組のキャスター、ロバートも、そんなエディの人気に便乗した密着取材企画で視聴率を稼ぐほど。ある時、外国人二人組による放火事件が起こる。これは、殺人の隠ぺいを目的としたものだと気づいたエディに、現場に居合わせた消防局放火捜査員ジョーディが捜査への同行を懇願する。事件の鍵を握るのは、殺害現場を目撃した娼婦ダフネ。彼女には犯人たちの魔の手が伸びようとしていた。かくして、ダフネをかくまいながら犯人捜査に乗り出したエディとジョーディ。だが、逆にエディが犯人たちに捕らえられてしまい…。ニューヨークではその名を知らぬ者はいない有名なベテラン刑事と若手消防局員が、マスコミを巧みに利用する連続殺人犯を追及するサスペンス・アクション。名優ロバート・デ・ニーロ、監督としても多くの作品を手がける「コンフィデンス」「サウンド・オブ・サンダー」のエドワード・バーンズの競演の妙。監督は「コブラ」「トゥー・デイズ」のジョン・ハーツフェルド。(from:BSフジ)
犯罪/サスペンス/アクション(カラー)
2001年/アメリカ
監督 ジョン・ハーツフェルド
音楽 アンソニー・マリネリ、J・ピーター・ロビンソン
出演
ロバート・デ・ニーロ(エディ)、エドワード・バーンズ(ジョーディ)、ケルシー・グラマー(ロバート)、エイヴリー・ブルックス(レオン)、オレッグ・タクタロフ(ウルグ)、メリーナ・カナカレデス(ニコレット)、カレル・ローデン(エミル)、シャーリーズ・セロン
15ミニッツ
感想
アンディー・ウォーホルの「誰でも15分は有名になれる」の言葉通りにメディアを利用して有名になろうとする男たちを描いたクライム・サスペンス。ちょっと意外なのがデ・ニーロで、彼が途中でああなるとは…。彼の主演とはいい難く、かといってエドワード・バーンズが主演というのも中途半端で、デ・ニーロがいないくなる後半は少々物足りない感じ。シャーリーズ・セロンが売春クラブのオーナーというちょい役で登場している。彼女にヒロインを演じさせればもっと華やかになっただろうに勿体無い。でも、ロシア人殺人鬼を演じたオレッグ・タクタロフの怪演はデ・ニーロやバーンズを食っていて面白い。

フィラデルフィア PHILADELPHIA
★★★★☆ テレビ放送
内容
一流法律事務所に勤めるアンディは、自らがゲイでHIVに感染していることを隠していたが、その事実を知った会社側は、彼を解雇する。不当な差別にアンディは告訴を決意し、以前裁判で敵同士だったジョーに弁護を頼むが、エイズに恐怖を感じていたジョーはそれを断る。しかし、偏見と差別に毅然と立ち向かい、自らの弁護の準備をするアンディを目の当たりにした彼は弁護を引き受け、人間の尊厳をかけた戦いに挑む。(from:ザ・シネマ)/エイズのために不当に解雇された弁護士が弁護士事務所を相手に大きなリスクを承知で裁判を行なう
ドラマ(カラー)
1993年/アメリカ
監督 ジョナサン・デミ
音楽 ハワード・ショア、ブルース・スプリングスティーン(主題歌)、ニール・ヤング(主題歌)
出演
トム・ハンクス(アンドリュー・ベケット)、デンゼル・ワシントン(ジョー・ミラー)、ジェイソン・ロバーズ(ウィラー社長)、メアリー・スティーンバージェン(ベリンダ)、アントニオ・バンデラス(ミゲール)、ジョアン・ウッドワード(母サラ)、チャールズ・ネイピア(ガーネット判事)
フィラデルフィア

感想
デンゼル・ワシントンがアンディの弁護人になるジョー。ジェイソン・ロバーズがアンディと戦うことになるウィラー社長。アントニオ・バアデラスがアンディの恋人。「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」のメアリー・スティーンバージェンが会社側の女性弁護士ベリンダ。「ザ・ホワイトハウス」のブラッドリー・ウィットフォードがベリンダの同僚弁護士と、今ではビッグになった者が多数の豪華キャスト。その中で特に素晴らしいのが、エイズで次第に衰弱してゆくのに、自分の権利を守るために苦しみに耐えながら訴訟に挑む主人公アンディを演じたトム・ハンクス。同性愛者やエイズ患者への理解がまだまだ浅かった80年代当時に、その差別と戦った者をいち早く描いた社会派作品。エイズの間違った認識もこの作品を当時観て改めさせられた。どん底のアンディを支えようと集まった親戚家族の暖かい存在も良い。特に「お前を誇りに思う」「差別に負けるような子には育てていない。戦いなさい」と息子を励ます年老いた両親の言葉が泣けた。ブルース・スプリングスティーンのテーマ曲も名曲。トム・ハンクスが悲劇のヒーローぶらずに淡々とエイズで差別を受けるキャラを演じているのが良かった。しかし同じ人種差別を問題にした作品なら『紳士協定』の方がずっと核心をついていて良かったと思う。監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ。

フィラデルフィア物語  THE PHILADELPHIA STORY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ブロードウェーの大ヒット舞台劇を、「スタア誕生」や「マイ・フェア・レディ」などで知られるジョージ・キューカー監督が映画化。舞台でも主演したK・ヘプバーンが勝気なヒロインにふんし、洗練されたラブ・コメディーに仕上がっている。名門ロード家の令嬢トレイシーはプライドの高いわがまま娘。結婚した夫の言動が気に入らず、たちまち離婚してしまう…。アカデミー主演男優賞(J・スチュワート)、脚色賞受賞。(from:NHKBS)
コメディ/ドラマ(白黒)
1940年/アメリカ
監督 ジョージ・キューカー
音楽 フランツ・ワックスマン
出演
キャサリン・ヘプバーン(トレイシー)、ケーリー・グラント(デクスター)、ジェームズ・スチュワート(コナー)
フィラデルフィア物語
感想
鼻っ柱の強い令嬢を演じるキャサリン・ヘプバーンが美しく魅力的。特に当時の優雅なファッションが超オシャレ。相手役もケーリー・グラントとジェームズ・スチュワートと豪華。アメリカ上流社会の豪勢な暮らしっぷりや、男を尻に敷く強い女たちが中心な展開が明るい。特に変な歌や踊りを披露するおしゃまな妹が笑える。監督は「魅惑の巴里」「ガス燈」のジョージ・キューカー。

風雲 ストームライダーズ THE STORM RIDERS
★★★★☆ 劇場
内容
漫画活劇風のタッチで綴る二人の戦士と一人の女性のロマン
アクション
1998年/香港
監督 アンドリュー・ラウ
音楽 コンフォート・チャン
出演
イーキン・チェン、アーロン・クォック、千葉真一、クリスティ・ヤン、スー・チー、マイケル・ツェ、アンソニー・ウォン

感想
漫画活劇風のタッチとスピードのアクションが面白い。香港にはこんなに美形が多いのか〜と思ってしまうくらい3人の格闘家がかっこいいんだな〜。千葉真一もすごい貫禄でかっこいいです。問題はストーリー。よくある幼馴染み同然の3人の男が一人の美女に惚れちゃって…友情を取るか、愛を取るかで悩む…という展開。そこに育ての親である恩師(千葉)との対決が絡んで…。ラストはあ〜やっぱりこうなるか、という展開。でもワイアーアクションがかっこいいし、ヒーロー達はかっこいいんでゆるす!

風速40米  
★★★☆☆ テレビ放送
内容
建築学科の大学生の滝颯夫は、小さな建築会社の技師である父・敬次郎が、重役の地位を条件にライバルの大手建築会社による買収に協力していたことを知る。だが、結局は敬次郎も利用されていただけで、颯夫は父を助けて正義に立ち上がる。石原裕次郎と宇野重吉が親子にふんし、会社乗っ取りの悪事に立ち向かうアクション・ドラマ。台風の中、妨害と闘いながら突貫工事でビル建設の完成を目指すシーンが迫力。(from:NHKBS)
サスペンス/青春(カラー)
1958年/日本/日活
監督 蔵原惟繕
音楽 佐藤勝
出演
石原裕次郎、北原三枝、宇野重吉、渡辺美佐子、川地民夫、山岡久乃
風速40米

感想
親が再婚したことで、建築家を目指すお坊ちゃんのさっちゃん(裕次郎)と、母親の娘(三枝)が兄妹になる。血のつながらない兄妹のロマンスと、建築会社のエンジニアの父が巻き込まれる会社乗っ取りの陰謀というサスペンスな要素もあって、なかなか面白い。特に人の良い父親役を宇野重吉が演じていて良い味を出している。裕次郎は「山から来た男」などの歌も披露。しかし彼が大学で「未来のル・コルビュジエと言われている」という下りには苦笑してしまった。

胡同(フートン)のひまわり  向日葵/SUNFLOWER
★★★★☆  テレビ放送
内容
急速な発展をとげる近代中国の歴史を背景に、時代の流れによって画家への夢を断たれた父と、その夢を託された息子の間に生じるあつれきと和解を30年に渡って描く感動ドラマ。文化大革命末期。6年ぶりに父親が強制労働から戻ってきた。昔は絵を描いていたが、手を傷めて絵筆を握れなくなった父は、9歳のシャンヤンに絵の勉強を強要する。成長したシャンヤンは家を出ようとするが、父の横暴な行動に激しい反発心を抱く。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2005年/中国
監督 チャン・ヤン
音楽 リン・ハイ
出演
スン・ハイイン(父ゲンニエン庚年)、ジョアン・チェン(母シウチン秀清)、ワン・ハイディ(向陽シャンヤン32歳)、ガオ・グー(19歳)、チャン・ファン(9歳)
胡同のひまわり
感想
近代中国の変動に翻弄された北京の貧困長屋、胡同に住む一家を描いた作品。親友の密告で強制収容所送りになっていた父と、7歳で初めて父親に会った息子の愛憎劇と、収容所生活で絵描きの命である手を傷めて絵筆が握れなくなった父と、彼をそんな目に合わせた親友との確執が彼らの半生を通して描かれている。両親を演じたスン・ハイインとジョアン・チェンがいい味を出している。また、3世代の向陽が出てくるが、彼らがそれぞれそっくりなので向陽の成長振りが自然に描かれていていい。特に9歳の少年期を演じたチャン・ファンの子供らしさが心にしみる。天才の息子を強烈な愛で育て上げるストーリーは「北京ヴァイオリン」にも共通するかも。監督は「スパイシー・ラブスープ」のチャン・ヤン。

ブーベの恋人 LA RAGAZZA DI BUBE
★★★★★ テレビ放送
内容
パルチザンの英雄ブーベの婚約者になったマーラが、ブーベと印刷所勤めの生真面目な青年ステファノの間で揺れる恋。
ドラマ
1963年/イタリア:フランス
監督 ルイジ・コメンチーニ
音楽 カルロ・ルスティケリ
出演
クラウディア・カルディナーレ、ジョージ・チャキリス、マルク・ミシェル、ダニー・パリス

感想
カルロ・ルスティケリのジャズ風の曲がクールなカルディナーレの美貌を引立ててかっこいい。お洒落やダンスだけを考えていた田舎の娘が、パルチザンの英雄に恋をして、更に彼から引き離される事件や都会での生活、新しい恋人…と経ていくにしたがい、どんどん強い女に変化していく様がかっこいい。20才から27才と女盛りを牢獄に入っている恋人に捧げたマーラ。最初の田舎娘だった頃とは驚く変化であるが、ブーベが留置所で流した涙で新しい恋人の元にいこうとしていた心が彼の元へと戻る。そうよ、女はこういう涙に弱いのよ。そして男より強くなってしまうのだ。

フーリガン  GREEN STREET
★★★☆☆  テレビ放送
内容
友人の仕掛けた罠によりハーバード大学を退学処分になったジャーナリスト志望のアメリカ人青年マット(イライジャ・ウッド)は、傷心のまま姉の住むロンドンへ渡り、姉の義弟のピート(チャーリー・ハナム)と出逢う。ピートはフーリガン。サッカーなど全く興味がなかったマットだったが、いつしか危険かつ陶酔的な暴力の魅力に取り憑かれ「フーリガン」の世界へと導かれて行く…。サッカーじゃねぇ、フットボールだ!まだ誰も知らない“フーリガン”の真実がここにある!!主演は「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッド。(from:BS-i)
ドラマ/青春/犯罪(カラー)
2005年/アメリカ:イギリス
監督 レクシー・アレキサンダー
音楽 クリストファー・フランケ
出演
イライジャ・ウッド、チャーリー・ハナム、クレア・フォーラニ、マーク・ウォーレン、レオ・グレゴリー
フーリガン
感想
米国人の少年が英国に来て、閉鎖的な男たちの社会に戸惑いながらも、義弟が仕切るフーリガン集団の闘争に巻き込まれるうちに、人々と絆を深めてゆく…という話。命を賭けた喧嘩ばかりに明け暮れるフーリガンたちは、単なるサッカーのサポーターというよりも、ギャングの闘争と同じ。そんなグループに入ってないと、居場所がなくなってしまう社会のあり方も異常で理解しがたい。主演は「ロード・オブ・ザ・リング」「パラサイト」「8月のメモワール」のイライジャ・ウッド。「ジョー・ブラックをよろしく」のクレア・フォーラニが姉シャノン役。姉の夫で義兄のスティーヴは「華麗なるペテン師たち」のマーク・ウォーレン。

風流深川唄 
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
川口松太郎の原作。大正時代の東京の下町、深川を舞台に老舗の料亭の娘と板前のいちずな恋を描く。
時代劇
1960年/日本/東映
監督 山村聡
音楽 米山正夫
出演
美空ひばり、鶴田浩二、山田五十鈴、杉村春子

感想
キャスティングも豪華。杉村春子の息子と奉公先の旦那と娘を心配するイイ母親っぷりがイイ。山田五十鈴は深川芸者で三味線の師匠、ひばり演じる料亭の娘の継母で、こちらも自分の娘の様に可愛がって二人の恋路を心配する…とどちらの親も二人を応援するがひばりの父親が恩賜の謝金の肩代わりをしてしまった為に店を手放さなくてはいけなくなり、親戚はひばりに金持の大棚の息子に嫁がせて謝金をチャラにさせようと企む。鶴田浩二が奉行人の板前という立場のせいかちょっと頼り無気な男ってのが気になった。二人の厚化粧にもウーーん。しかし珍しくひばりがあまり歌わず、映画での演技に徹してて、歌を抜いてもかなりイイ映画になってりる。

ブーリン家の姉妹  THE OTHER BOLEYN GIRL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
16世紀、イングランド。20年にもわたる結婚で王女しかもうける事が出来なかった変リー8世は、男子の世継ぎを産むための愛人を探していた。そこに目をつけた野心家ブーリン郷は自慢の娘アンを差し出そうとする。しかし、王が目をとめたのは結婚したばかりの妹メアリーだった。先に嫁いだ上に、王の愛人の座まで横取りされてしまったアンは、次第にメアリーに対して嫉妬と憎しみを抱き始めるのだが…。(from:BSジャパン)
歴史劇/ドラマ/ロマンス(カラー)
2008年/アメリカ:イギリス
監督 ジャスティン・チャドウィック
音楽 ポール・カンテロン
出演
ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エリック・バナ、ジム・スタージェス
ブーリン家の姉妹
感想
2代実力派美人女優共演の豪華キャスト。野心家の姉アンにポートマン、可憐で素朴な妹メアリーにヨハンソンと、二人とも真逆なイメージのキャラを意外にもそれぞれそれまでのイメージを払拭するように演じていて見応えある。この時代のイギリス王朝歴史劇は数も多いが、肖像画そっくりな衣装や美術も見事。当時のドロドロとしたイギリス宮廷内をリアルに描いている。「エリザベス」の一つ前の時代として見るのも一興かも。

フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石  FOOL’S GOLD
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
カリブ海に沈む伝説の秘宝をめぐり奮闘する男女の姿を描いたロマンチック・アドベンチャー。18世紀にフロリダ沖で沈没したスペインの艦隊には、大量の財宝が積まれていたという。そんな伝説の宝探しに夢中になっているうちに、妻のテスに愛想を尽かされしまったフィン。何もかも失いかけたやさき、ついに決定的な手がかりをつかんだ彼は、テスとともに宝のもとへ向かう。しかし、そこにはさまざまな困難が待ち受けていた。(from:NHKBS)
コメディ/ロマンス/アドベンチャー(カラー)
2008年/アメリカ
監督 アンディ・テナント
音楽 ジョージ・フェントン
出演
マシュー・マコノヒー、ケイト・ハドソン、ドナルド・サザーランド、アレクシス・ジーナ
フールズ・ゴールド カリブ海に沈んだ恋の宝石
感想
よくあるカリブ海の宝を巡るドタバタ冒険活劇。「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」ほどの面白さは残念ながらないが、「10日間で男を上手にフル方法」で共演したマシュー・マコノヒーのお馬鹿キャラ、ヒロインはちょっとおばさんになったけどまだまだ魅力的なケイト・ハドソンがいい。また、存在感たっぷりの人の良い金持ち老人役のドナルド・サザーランドがグイグイと引っ張ってくれる。監督は「エバー・アフター」「アンナと王様」「メラニーは行く!」のアンディ・テナント。

フェア・ゲーム(1995) FAIR GAME
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
舞台はマイアミ。やり手弁護士のケイトは、ジョギング中何者かが発砲した銃弾で左腕を負傷。事情聴取を担当した殺人課のマックス刑事は、偶然の発砲事件に巻き込まれたと判断するが、その夜、彼の目の前でケイトのアパートが爆発し、運河に投げ出された彼女に向かってマシンガンが乱射されるという事件が発生する。実はKGB残党のテロリスト集団が、自分たちの犯罪計画に彼女が邪魔で抹殺しようとしていたのだった。マックスとケイトは、敵の正体もわからぬまま孤立無援の逃避行を余儀なくされるが…。女性ミステリー作家ポーラ・ゴズリングの『逃げるアヒル』を、構想も新たに再映画化。
アクション/サスペンス(カラー)
1995年/アメリカ
監督 アンドリュー・サイプス
音楽 マーク・マンシーナ
出演
ウィリアム・ボールドウィン、シンディ・クロフォード、スティーブン・バーコフ、クリストファー・マクドナルド、サルマ・ハエック
フェア・ゲーム

感想
スーパーモデル、シンディ・クロフォード主演のアクション映画。サルマ・ハエックもマックスの恋人役だが、冒頭のドタバタ別れ話があるだけで、その後はさっぱり出てこない。彼女の役って必要だったのだろうか…?マックス役は「バックドラフト」のウィリアム・ボールドウィン。シンディもセミヌードも披露したり体当たりの演技。しかし魅力的なキャラが全然いないし、話もイマイチ安直、敵も見方もまが抜けている。ロシアの悪党は出だしで家が爆破、カーアクション、走る列車や船上でのファイティング…と絶えまなくしつこく追跡、攻撃をやめないので、テンポは悪くない。脚本がダメだったのだな。次回作で頑張れ、シンディ!

フェイク  DONNIE BRASCO
★★★☆☆  テレビ放送
内容
元FBI捜査官の回顧録を映画化。マフィアとFBIという、相いれない2つの世界に生きる男たちの友情や葛藤を描く。パチーノとデップという演技派スター2人が共演し、緊迫した演技の駆け引きを披露。主人公たちの心の交流に胸を打たれる。'78年のブルックリン。マフィアへの潜入捜査を命じられたFBI捜査官ジョー(デップ)は、“ドニー・ブラスコ”という偽名で、さえない初老のギャング・レフティ(パチーノ)に近付いた。冷静で行動力のあるジョーと出会い、レフティはあきらめていた昇進の夢を再び抱くようになる。やがてマフィア同士の抗争が激化する中、2人は次第に強いきずなで結ばれ、ジョーは任務と友情のはざまで苦悩する。 (from:地上波)
サスペンス/ドラマ(カラー)
1997年/アメリカ
監督 マイク・ニューウェル
音楽 パトリック・ドイル
出演
ジョニー・デップ(ドニー/ジョー)、アル・パチーノ(レフティー)、マイケル・マドセン、ブルーノ・カービ、ジェームズ・ルッソ、アン・ヘッシュ、ジェリコ・イヴァネク、ロバート・ミアノ 、ジェリー・ベッカー、ブライアン・タランティナ
フェイク
感想
レフティーへの友情とFBI潜入捜査官の立場と、家庭の幸せの板挟みになるジョーをジョニー・デップが好演。30年間下っ端でこき使われ、哀愁漂う初老ギャングのレフティーを演じるアル・パチーノもいい味を出している。二人の競演が豪華。しかし描かれるギャングの世界は殺しに明け暮れる日々とカジノ経営とありきたりで、今一歩面白さに欠ける。ジョニー・デップも地味で普通の男に成りきり過ぎで華に欠けるのがちょっと残念。格好良いタイトルデザインはカイル・クーパー。

フェイク シティ ある男のルール  STREET KINGS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
LA市警のベテラン刑事ラドローは、正義のためには手段を選ばない一匹狼。その強引なやり方が同僚たちから問題視されていたが、上司のワンダー警部だけはラドローを信じ、かばい続けていた。そんなある日、かつての相棒ワシントンがチームを外されたことを恨み、ラドローを内部調査部に密告しているとの情報を掴む。そこでラドローは力ずくで決着をつけようとワシントンを尾行、雑貨店に入ったところを捕らえようとする。ところがその時、2人組の強盗が店に押し入る。銃を乱射する犯人に対して2人は応戦するが、ワシントンは銃弾を浴びて息絶えてしまう。周囲から疑惑の目を向けられる中、ラドローは自ら犯人を捕まえるべく独自に捜査を開始。すると、いくつもの不可解な点が浮き彫りになり、やがては驚愕の真相を知ることになるのだが…。(from:スター・チャンネル)
サスペンス/犯罪/ドラマ(カラー)
2008年/アメリカ
監督 デヴィッド・エアー
音楽 グレーム・レヴェル
出演
キアヌ・リーヴス(トム・ラドロー)、フォレスト・ウィッテカー(ジャック・ワンダー)、ヒュー・ローリー(ジェームズ・ビッグス)、クリス・エヴァンス(ポール・ディスカント)、コモン(コーツ)、ザ・ゲーム(グリル)
フェイク シティ ある男のルール
感想
キアヌ・リーヴスがダーティーハリーよりも際どい刑事役を熱演。でもイーストウッドのようなユーモアはなく度真面目で「スピード」の刑事っぽい。彼の上司にフォレスト・ウィッテカーで、他に「Dr.HOUSE」のヒュー・ローリーや「ファンタスティック・フォー」のクリス・エヴァンスとなかなか豪華なキャスト。しかし、警察内部の汚職を扱ったサスペンスは在り来たりで、黒幕もあまりにも分かりやすい展開。その代わりキアヌがこの作品を一人で支えたという感じ。監督は『バッドタイム』のデヴィッド・エアー。

フェイス/オフ  FACE OF
★★★★★  テレビ放送
内容
FBI捜査官ショーン・アーチャーは、自分の幼い息子を殺したテロリスト=キャスター・トロイを逮捕する。長年に渡る追跡の末ついに宿願を果たした今、彼の悪夢は終わったはずだった。だが、捜査のためにトロイの顔を移植した瞬間からアーチャーの新たな悪夢が始まる。昏睡から覚めたトロイはアーチャーの顔を手に入れ、彼の人生まで奪おうとしていたのだ。(from:地上波)
アクション/サスペンス(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ジョン・ウー
音楽 ジョン・パウエル
出演
ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ
フェイス/オフ
感想
監督は「男たちの挽歌」「レッドクリフ」のジョン・ウー。N・ケイジの2丁拳銃、ロングコート、飛び交う鳩(今回はカモメも登場)と監督アイテム勢揃い、冒頭のアクションと主人公2人の悪党ぶりが超怖い。顔が入れ代わるという設定は奇想天外過ぎるけど、二人の対照的なキャラと立場大逆転の展開は予測不能で面白い。鏡の間のシーンは「燃えよドラゴン」へのオマージュか?

劇場版 Fate/stay night −UNLIMITED BLADE WORKS−  
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
手にした者の願いを叶えるという聖杯。 その聖杯を実現させる為、一つの儀式が行われようとしていた。 聖杯に選ばれた七人の魔術師(マスター)に、聖杯が選んだ七騎の使い魔(サーヴァント)を与える。 サーヴァントは、過去に英雄と呼ばれた者が聖杯の強大な魔力によって英霊として召喚され、その特性によって七つのクラスにあてがわれる…。TYPE-MOONの人気ゲームを基にしたTVアニメの劇場版。(from:AT-X)
アニメ/アクション/アドベンチャー/ファンタジー(カラー)
2010年/日本
監督 山口祐司
音楽 川井憲次
出演
杉山紀彰(衛宮士郎)、諏訪部順一(アーチャー)、植田佳奈(遠坂凛)、川澄綾子(セイバー)、神谷浩史(間桐慎二)、中田譲治(言峰綺礼)
劇場版 Fate/stay night -UNLIMITED BLADE WORKS-
感想
テレビシリーズをちょっと見ていたので見ていたが…殺戮シーンのグロさはテレビと変わらないし、独特のアクもそのままで、テレビシリーズを見ていれば取り分け見る必要も感じないような内容。音楽があの川井憲次なのでちょっと期待したのだが、それでもゲームファンでない私にはちょっと厳しいものがあった。

フェーム FAME
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
「ミシシッピー・バーニング」「ミッドナイト・エクスプレス」でアカデミー監督賞に輝いたアラン・パーカー監督による青春映画。音楽・ダンス・演劇の世界に若き才能を輩出する名門校に、期待に胸膨らませてやってきた若者たち。才能に満ちあふれた者や、挫折し別の道を歩む者、それぞれが様々な出会いを通して新しい日々をむかえる。ラストのダンス・シーンは見る者の感動を誘う。アカデミー作曲賞、歌曲賞受賞。(from:NHKBS)
青春/ミュージカル(カラー)
1980年/アメリカ
監督 アラン・パーカー
音楽 マイケル・ゴア
出演
アイリーン・キャラ、リー・キュレーリ、ローラ・ディーン
フェーム

感想
ニューヨークにある芸能専門学校を舞台に繰り広げられる青春ミュージカル。落ちこぼれでどうにか入学した者たちが1年生を経て4年生、そして卒業までを彼らの悩みや不安、夢へ向かう姿を描いた青春作品。80年代のダサダサのファッションが懐かしい。最初のオーディションで自分を売込む彼らに爆笑。下手クソな「メモリー」を歌う内気なユダヤ娘、付添いで来た男の方に注目される下手なデカ尻ダンサー、歌も踊りもダメの喋るだけが取り柄のプエルトリカン、シンセで曲を作るのは天才的だが楽器演奏はまったくダメな作曲家志望…皆、個性的だが優等生でないし、不器用で少々格好悪いところに親近感が持てる。彼らの中でどれだけの者が本物になって舞台に立てるのだろうか…。前途多難なのは想像付くが、若さというパワーだけが原動力の輝ける世代。素人っぽい彼らをドラマチックに生き生きと見せる監督の手腕はさすが。しかし評判の割にはイマイチ面白さを感じなかった。

フェーンチャン ぼくの恋人  FAN CHAN/MY GIRL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
バンコクで働く青年、ジアップのもとに届いた結婚式の招待状。それは十数年間会うことのなかった幼なじみの女の子ノイナーのからのものだった。彼の脳裏にはノイナーと過ごしたなつかしい思い出、いたずら仲間たちとの日々が次々に浮かび上がってくる。6人の若者が共同監督を務めたという驚きの作品。監督たち自身の子供時代の思い出が反映され、どこかリアルでみずみずしく、遊び心あふれた楽しい作品に仕上がっている。(from:NHKBS)
青春/ロマンス(カラー)
2003年/タイ
監督 コムグリット・ドゥリーウィモン、ウィッタヤー・トーンユーヨン、ニティワット・タラートーン、アディソーン・ドゥリーシリカセーム、ウイッチャヤー・ゴージウ
音楽 アマラポーン・メータクナウット
出演
チャーリー・タライラット、フォーカス・ジラクン、チャルームポン・ティカマポーンティラウォン
フェーンチャン ぼくの恋人
感想
しっかり者のしずかちゃんがノイナー、いつも寝坊ばかりの主人公ジアップはのび太、ジャイアン役のジャックやスネオもいて、タイ版「ドラえもん」という感じ。ジアップもドラえもんのTシャツを着ていて監督が大好きなのだろうなぁ。青年になったジアップはお洒落な家に住むデザイナーになり、実家の隣の商店がコンビニに変わっているのが時代の移ろいを表していていい。おさげのフォーカス・ジラクンが可愛い。挿入曲の80年代のタイのヒット・ポップスもどこか懐かしくて、いい感じ。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ BUENA VISTA SOCIAL CLUB
★★★★★ 劇場/テレビ放送
内容
パリ、テキサス」の音楽を担当したライ・クーダーが、敬愛するキューバ音楽界の古老たちと共に作ったアルバム「ブエノ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は97年のグラミー賞をとる!その翌年、キューバに渡ったライとヴェンダースが撮った彼等のドキュメンタリー。ラストはNY.カーネギーホールでライ・クーダーとキューバ音楽界の古老達の感動的ステージで幕を降ろす。サントラも大ヒット。
ドキュメンタリー(カラー)
1999年/ドイツ:アメリカ:フランス:キューバ
監督 ヴィム・ヴェンダース
音楽 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ&ライ・クーダー
出演
コンパイ・セグンド、エリアデス・オチョア、ライ・クーダー、イブライム・フェレール、オマーラ・ポルトゥオンド、ルベーン・ゴンサレス、オルランド“カチャイード”ロペス、アマディート・バルデス、マヌエル“エル・グアヒーロ”ミラバール、バルバリート・トーレス、ビオ・レイバ、マヌエル“プンティジータ”リセア、フアン・デ・マルコス・ゴンサレス
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

感想
年老いても音楽を愛して現役で有りつづける彼等の、決して派手ではないが潔い生き様を感じる。そしてどのミュージシャンも個性的!90歳過ぎたコンパイが毎日飲むというスープの作り方を自慢げに教えるシーンは微笑ましい。今年はこのBVSCにガツンとやられて関連CDは買いまくるは、コンサートのチケットを取るのに奮闘するわ…久々に熱〜くさせられた作品。「チャン・チャン」がラジオで流れでもしたらパブロフの犬状態で涙出てしまうほど、カーネギーホールのシーンはとても感動的で泣けた。
ライブレポートエリアデス・オチョア/2000/8/1」「イブライム・フェレール、ルーベン・ゴンザレス&オマーラ・ポルトゥオンド/2000/9/1」「アフロ・キューバン・オールスターズ/2000/10/24」「コンパイ・セグンド/2000/12/3

フェノミナン  PHENOMENON
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ある日突然、並外れた天才に生まれ変わってしまった一人の男性と、周囲の人々とのかかわりあいを描いたヒューマン・ドラマ。カリフォルニアの田舎町で、小さな自動車修理工場を営むジョージは町の人気者だが、彼が思いを寄せる女性レイスは一向に心を開いてはくれない…。「あなたが寝てる間に…」のジョン・タートルトーブ監督が映像美を追求して仕上げた感動作。エリック・クラプトンの歌う主題歌もヒットした。(from:NHKBS)
ドラマ/ファンタジー(カラー)
1996年/アメリカ
監督 ジョン・タートルトーブ
音楽 トーマス・ニューマン
出演
ジョン・トラボルタ、キーラ・セジウィック、フォレスト・ウィテカー、ロバート・デュヴァル
フェノミナン
感想
話は「アルジャーノンに花束を」に似た感じだが、ジョン・トラボルタが、素朴で純真な中年男を魅力的に演じて、彼の演じたキャラの中では指折りに好き。ヒロインは「ウォルター少年と、夏の休日」のキーラ・セジウィック。ロバート・デュヴァルが、主人公に父親のように接する心優しい主治医を、味わい深い演技が作品に貢献している。また、フォレスト・ウィテカーが、主人公を最後まで支える親友役で、ほのぼのとしたキャラにユーモアがあって良い。彼と、ポルトガル人の女性のロマンスの橋渡しをするエピソードは笑えた。ディズニー映画らしい、心温まる家族で見れる作品。公開当時、大ヒットしたクラプトンの「Change the World」もグッド。監督は「クール・ランニング」「ナショナル・トレジャー」のジョン・タートルトーブ。

フェリックスとローラ FELIX ET LOLA
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
「髪結いの亭主」「橋の上の娘」のパトリス・ルコント監督が、移動遊園地を舞台に、愛を恐れ孤独に生きるひとりの女と彼女を一途に愛する純真な独身男の屈折した関係をミステリアスかつ静かなタッチで描いた愛の物語。主演はシャルロット・ゲンズブールと「今日から始まる」のフィリップ・トレトン。フェリックスは移動遊園地のオーナー。彼女こそいないものの仲間からも慕われる陽気で気のいい男。毎日バンパー・カーのチケット売り場に座り、楽しげに笑うお客たちを眺めて過ごしていた。ある夜、遊園地にひとりの寂しげで不思議な女がやってきた。女はひとりでバンパー・カーに何度も乗りながら一向に楽しそうじゃない。興味を抱いたフェリックスだったが、ある日意外にも彼女の方から“遊園地で雇う気はない?”と尋ねられる。即座に採用を決めたフェリックス。女の名前はローラ。しかし、ローラはある日、不審な男の姿を見た瞬間逃げ出してしまった…。(from:BS日テレ)
ロマンス/ドラマ/サスペンス(カラー)
2000年/フランス
監督 パトリス・ルコント
音楽 エドゥアー・デュボワ
出演
シャルロット・ゲンズブール、フィリップ・トレトン、アラン・バシュング、フィリップ・ドゥ・ジャネラン
フェリックスとローラ

感想
淋し気で影のある謎の不良少女っぽい魅力を残した女性を、目の周りを黒く化粧したシャルロットが好演。そんな彼女をどうにか幸せにしたいと願うフェリックスのキャラも地味だが人の良さがにじみ出ていて好きだ。音楽もオーティス・レディングの「I've Been Loving You Too Long」が二人が遊園地のバギーカーの敷地で抱き合って踊るシーンで使われていてなかなかイイ。しかしローラの謎が期待した割には肩透かし(それがリアルな世界を描くルコントらしいのか?)。でもラストで二人の愛を結晶化するようなセリフの美しさは感動した。

フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白 FOREVER YOUNG
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
1940年代、ダニエルの友人が生体を冷凍保存する装置を開発するがダニエルは恋人の事故で生きる望みを失い、その実験台になって冬眠装置に入ってしまう。50年後、一人の少年が触れたことで蘇ったダニエルは少年の家に世話になるが、身体は次第に衰えて老が急速に進んでいくようになる。冬眠装置開発の秘密を知りたいFBIに追われながらも事故で死んでしまったと思っていた婚約者が生きていると知り、昔の恋人に逢いに行こうとする。
ドラマ
1992年/アメリカ
監督 スティーブ・マイナー
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
メル・ギブソン、ジェーミー・リー・カーティス、イライジャ・ウッド

感想
クリクリとした大きな目のイライジャ・ウッドが可愛い。今の元気なお年寄りを見ると、老人役のメル・ギブソンのメイクはちょっと老け過ぎではないかと思うが、それでもラストの灯台での50年ぶりの再会は涙。

フォーエバー・フィーバー forever fever
★★★☆☆ 劇場
内容
シンガポール版『サタデーナイト・フィーバー』
コメディ
1998年/シンガポール
監督 グレン・ゴーイ
音楽 ガイ・グロス
出演
エイドリアン・パン、メダリン・タン、アナベル・フランシス 、ピエール・プン、スティーブ・リン

感想
70年代に大ヒットした映画『サタデーナイト・フィーバー』のシンガポール版って感じですが、コメディータッチでベタベタの青春ドラマじゃないのがイイです。当時流行っていたブルース・リー『燃えろドラゴン』もからめるあたりはアジアン・テイストならではで、とてもニクイ。なんちゃってトラボルタ(なぜかインド人)の登場も爆笑。主人公のパンも黙っていればカッコイイのにアホな事ばかりやってて笑えます。音楽も懐かしすぎて(なんせ私が小学生の頃に流行っていた曲ばかり。青春だ〜)涙ものです。サントラも欲しいところですが、やっぱり元をすべて揃えるべきでしょう。『ルシファー・ライジング』に使われていた曲がこの作品でも使われていて、これがすごく欲しい!曲名とアーティストが分らないのでどなたか教えて欲しい〜。バイク・メンのテーマ曲なのかな?60年代に流行った曲らしいです。

フォーエバー・フレンズ  FOREVER FRIENDS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ニューヨークからやってきた歌手志望のCC。サンフランシスコから母親に連れられてきたヒラリー。二人は同じ11歳ということもあり、すぐに友情を築き、離れ離れになった後も親交は続いた。やがて時が経ち、スターになることを夢見て場末のクラブのステージに立つCCと、大学を卒業して弁護士の道を歩んでいたヒラリーは再会する。二人の共同生活は始まるが、彼女たちの前には幾多の波乱が待ち受けていた。30年以上に及ぶ2人の女性の友情を描く感動作!(from:BS-i)
ドラマ(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ゲイリー・マーシャル
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
出演
ベット・ミドラー、バーバラ・ハーシー、ジョン・ハード
フォーエバー・フレンズ
感想
監督は「プリティ・ウーマン」「プリティ・プリンセス」「プリティ・ブライド」のゲイリー・マーシャル。最初の結婚式の牧師が「プリティ・ウーマン」のコンシェルジェを演じたヘクター・エリゾンド。「ファースト・ワイフ・クラブ」「イズント・シー・グレート」のベット・ミドラーの代表作。テーマ曲の「Wind Beneath My Wings(愛は翼に乗って)」は当時大ヒットした。今じゃ、アメリカ人が歌いたがるカラオケ・ナンバーの常連曲の一つではないだろうか?ベット・ミドラーとバーバラ・ハーシーの大人になった二人に負けないくらい、二人が出会った少女時代の子役がおしゃまで可愛く、魅力的。日本でも安田成美と中森明菜主演のテレビドラマ「素顔のままで」でリメイクされている。

フォーガットン  THE FORGOTTEN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
飛行機事故で9歳のひとり息子サムを亡くした母親テリー。彼女はそれから14ヵ月経った今も悲しみから立ち直れず、サムの思い出に浸っていた。そんなある日、テリーは家族3人で撮った記念写真からサムの姿だけが消滅していることに気づき困惑する。間もなく、同じ事故で愛する娘を失った男アッシュに出会った彼女だったが、酒浸りの彼には一切の記憶が残っていなかった。さらに彼女は、アルバムやビデオテープからもサムが消えてしまっていることに気づき唖然とする。すべては妄想だったのか―。夫にも精神科医にも相手にされない彼女は、アッシュの家に押しかけるが、彼は自分には娘などいないと言い放つ…。(from:スター・チャンネル)
サスペンス/SF(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ジョゼフ・ルーベン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
ジュリアン・ムーア(テリー・パレッタ)、ドミニク・ウェスト(アッシュ)、ゲイリー・シニーズ(マンス医師)、アルフレ・ウッダード(ポープ刑事)、ライナス・ローチ(親切な男)、ロバート・ウィズダム(カール・デイトン)、ジェシカ・ヘクト(エリオット)、アンソニー・エドワーズ(ジム・パレッタ)
フォーガットン
感想
ジュリアン・ムーアの「エデンより彼方に」や「SAFE」みたいな作品を思い描いて見たら、サスペンスというよりもSFに。サスペンスとして話を進めていた間は引き込まれる面白さがあるが、謎が分かりSF的になってしまうと少々幻滅。でもジュリアン・ムーアの「母の愛は強し」というテーマぴったりの熱演でラストは泣かされた。監督は「マネートレイン」のジョゼフ・ルーベン。

4:30(フォーサーティ) 4:30
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
大都会シンガポールの同じアパートに住む中国系の少年シアオウーと、その母親の代わりにシアオウーの面倒を見るはずの韓国系の男性ジョン。年齢も違い、言葉も通じない二人が共有するのは友情ではなく、同じ時間、同じ経験、そして孤独…。シンガポールで最も期待される若手監督が現代の暗闇を生々しく描き出す。
ドラマ(カラー)
2005年/シンガポール:日本
監督 ロイストン・タン
音楽 リャム・ヨー
出演
シャオ・リユアン、キム・ヨンジュン
4:30

感想
シアオウー少年を見ていると「誰も知らない」の、母親に置き去りにされた子供達を思い出す。ジワジワと溜まっていく孤独のフラストレーションを、学校や近所の太極拳参加者たちにぶつけるが、ただの問題児としてしか見られず、誰も相手にしない。他人とのコミュニケーションを取るのが下手な者同士の同居で、小さな接点を見つけていこうとするシアオウー少年は、いじらしくもある。写し出される風景や建物も日本とあまり変わらない懐かしさがある。そのため、シアオウーの孤独は身近に感じる。会話部分はほとんどなく、ゆったりとしたカメラワークとギターとピアノのシンプルなサウンドが心地いい作品。

フォーチュン・クッキー  FREAKY FRIDAY
★★★★☆  テレビ放送
内容
精神科医テスと、バンド活動に夢中なアンナの母娘はいつも衝突ばかり。ある日、レストランでお互いの不満が爆発し大げんかした二人は、仲直りにと中国のおみくじクッキー(フォーチュン・クッキー)をもらう。気を取り直してそれぞれのクッキーを割ったそのとき、不可思議なことが!そして翌朝、なんと二人の身体が入れ替わってしまい…。未来を占うクッキーがもたらす不思議なハートフル・コメディー。(from:NHKBS)
コメディ/ファミリー(カラー)
2003年/アメリカ
監督 マーク・ウォーターズ
音楽 ロルフ・ケント
出演
ジェイミー・リー・カーティス、リンゼイ・ローハン、マーク・ハーモン
フォーチュン・クッキー
感想
ファミリー・ゲーム 双子の天使」で見事に二役をこなしたリンゼイ・ローハンと、ハリウッドきってのコメディエンヌのジェイミー・リー・カーティスが主演。お互いの身体に入れ替わった二人の演技の上手さが面白さの中心だが、その家族たちもユニークで、特に耳の遠いおじいちゃん(ハロルド・グールド)のとぼけたキャラと、いたずら好きな弟のハリー(ライアン・マルガリーニ)がいい味を出している。ガーズルバンドの音楽もなかなか良く、「ストーンズのキースの真似しろ」に大笑い。反抗期のロッカーっぷりのジェイミーのハチャメチャ振りが笑えたが、真面目な堅物ママに変身したリンゼイも上手い!二人が車の中でフライドポテトを奪い合うシーンが楽しい。また、お互いの気持ちが分かり合えたラストは泣ける!テスにぞっこんの再婚相手ライアンは「チェイシング・リバティ」の大統領のマーク・ハーモン。意外と紳士的なアンナのボーイフレンド、ジェイクにチャド・マイケル・マーレイ。76年のジョディ・フォスター主演作「フリーキー・フライデー」をリメイクしたものらしいが、オリジナルは未見。

フォーリング・ダウン FALLING DOWN
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
非常に厳格で几帳面な普通の男の精神が狂気へと転落する一日
サスペンス
1993年/アメリカ
監督 ジョエル・シューマカー
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
マイケル・ダグラス、ロバート・デュヴァル、レイチェル・ティコティン、フレデリック・フォレスト、チューズデイ・ウェルド、ロイス・スミス、バーバラ・ハーシー

感想
ある夏の暑い日、男は会社を首になり、離婚した元妻の家にいる娘の誕生日に会いたいが、それを拒否される。しかし男は渋滞の車を乗り捨てても娘の元へと向かう。行く先々で、強盗に会ったり、チンピラに絡まれたりするが、キレている男は無敵。チンピラの所持していたショットガンで武装し、立寄ったガンショップでバズーカー砲を入手。どんどんパソコンゲームの主人公のように強化されていく。マイケル・ダグラスのキレぶりが凄い。簡単にすごい武器が普通のネクタイ絞めたサラリーマンにどんどん手に入っていく様はアメリカのガン社会を風刺していて可笑しい。最後は本日退職という老警官に射殺されるのだが、恐ろしい男だけど、なんだか哀れで同情してしまう。

フォーン・ブース  PHONE BOOTH
★★★☆☆  テレビ放送
内容
電話ボックスに閉じ込められ、脅迫され続ける男の恐怖を描いた緊迫感あふれるサスペンス。口八丁なパブリシストのスチューが使っていた公衆電話が鳴り響いた。思わず電話に出ると、聞き覚えのない男の声。声の主は、スチューの私生活すべてを知っており、電話を切ると殺すと脅される。やがて電話ボックスから出てこないスチューともめた男が撃たれ、スチューは容疑者として警察に包囲されてしまう。(from:NHKBS)
サスペンス(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ジョエル・シュマッカー
音楽 ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
出演
コリン・ファレル、フォレスト・ウィテカー、ケイティ・ホームズ、キーファー・サザーランド
フォーン・ブース
感想
舞台はニューヨーク・マンハッタンの電話ボックス、知らない者からかかってきた公衆電話の相手に、妻と恋人の命を狙われ、最悪に事態に追い込まれる…という狭い場所限定で展開されるサスペンス。斬新な設定がこの作品の面白さで、主役のコリン・ファレルと刑事役のフォレスト・ウィテカーがいい味を出している。最悪の事態をどう最後に切り抜けるのか…犯人の正体は…と最後まで予測不可能な展開で面白いのだが、犯人の正体と、犯行の動機があまりにも短絡的だったのがちょっと残念。監督は「オペラ座の怪人」「ヴェロニカ・ゲリン」「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」「評決のとき」「9デイズ」「依頼人」のジョエル・シュマッカー。

フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白  THE FOG OF WAR:ELEVEN LESSONS FROM THE LIFE OF ROBERT S.McNAMARA
★★★★☆  テレビ放送
内容
アメリカを代表する自動車会社社長、世界銀行総裁などを歴任し、ジョン・F・ケネディ大統領政権下では国防長官を務めたロバート・マクナマラが、自らの人生を赤裸々に語ったドキュメンタリー。「私は生涯を通じ、戦争の一部だった」と語り、ベトナム戦争やキューバ危機など世界を揺るがした国際紛争の最前線にいた彼が、実体験から学んだ11の教訓を伝えようとする姿を映し出す。アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞受賞。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2003年/アメリカ
監督 エロール・モリス
音楽 フィリップ・グラス
出演
ロバート・S・マクナマラ
フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
感想
B29の東京大空襲、キューバ危機、ベトナム戦争と、アメリカが国際関与した戦争にトップクラスで関わってきた男ロバート・マクナマラの赤裸々な告白。どんな悪魔かと思いきや、相手国の立場に立って考えるという知的で理性的な分析家の顔を持つ男。キューバ危機ではフルシチョフの気持ちが分かったが、ベトナム戦争では彼らが理解できなかったと、冷静に振り返っている。東京大空襲の焼夷弾、ベトナムでのナパーム弾とオレンジ剤(枯れ葉剤)と非人道的な手段を取っていても「違法だったら使わなかった」という言葉には、感情に流されない「戦争屋」の真の姿が見える。

フォレスト・ガンプ/一期一会 FORREST GUMP
★★★☆☆ テレビ放送
内容
知能指数は人より劣るが足の早さは超人的で心の純粋なフォレスト・ガンプの半生。1950年代から80年代、多くの歴史的事件が起こった激動のアメリカで、幾度となく時代のヒーローとなった男の奇想天外な人生を描いたヒューマン・ファンタジー。知能的には人より劣るが、並外れた集中力と素直で誠実な心を持つフォレストは、アメフトの全米代表選手となり、その後も次々と偉業を成し遂げていく。T・ハンクスが2度目のアカデミー主演男優賞に輝いたほか、作品賞含め計6部門でオスカーを受賞した。
ドラマ
1994年/アメリカ
監督 ロバート・ゼメキス
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン、マイケル・コナー・ハンフリーズ、ハンナ・R・ホール、ハーレイ・ジョエル・オスメント、レベッカ・ウィリアムズ、サム・アンダーソン
フォレスト・ガンプ/一期一会
●1994年アカデミー作品賞受賞

感想
ゲイリー・シニーズ演じるダン・テイラー中尉とガンプのエピソードや、フォレストと母(サリー・フィールド)のチョコレートのエピソードが泣ける。ケネディー大統領と握手するガンプ…と変なところでSFXを駆使していて、ファンタジー要素も多いのが面白かった。しかし単にアメリカの歴史をガンプを通して見ているだけのノスタルジックな思いに浸るだけの作品にもお思える。しかもガンプはただ忠実に動くロボットみたいでイマイチ感情移入できないし…。アメリカ版裸の大将って感じだが、芦屋雁之助が演じた山下清の方がずっと親しみやすいし好きだ。

フォロー・ミー  THE PUBLIC EYE
★★★★☆  テレビ放送
内容
第三の男」のキャロル・リード監督の遺作となったロマンチック・ラブ・ストーリー。レストランのウエイトレスと結婚した一流公認会計士。夜中に帰ってきて、朝も早くから出かける妻の行動を浮気かと怪しんだ彼は私立探偵に妻を尾行させる。夫との息詰まる生活を紛らわそうとひとりの時間をささやかに楽しんでいた妻は、温かいまなざしでいつもそばにいる探偵の存在に気付き、言葉は交わさずしだいに彼と心を通じ合わせていく。(from:NHKBS)
ロマンス(カラー)
1972年/イギリス
監督 キャロル・リード
音楽 ジョン・バリー
出演
ミア・ファロー、トポル、マイケル・ジェイストン
フォロー・ミー
感想
ミア・ファロー以外はあまりぱっとしない男優二人で、地味な作品。しかもコメディなのかと思うキャラばかりだが、意外と真面目にロマンスしている、かなり変化球なさ作品。トポル(ビートルズのリンゴ・スターに似ている)演じる白のコートとトレンチ帽の探偵は「ピンクの豹」のピーター・セラーズっぽいが、白いバイクで無言で尾行するとぼけた姿はテレビドラマの「探偵物語」や映画「探偵物語」の松田優作に重なる。遊覧船で巡るテムズ川、ナショナル・ギャラリーでピエロ・デラ・フランチェスカの「キリストの洗礼」を見入ったり、マナーハウスでのピクニック、ハンプトン・コート宮殿の迷路、クリストフォルと巡る食べ物の名前がついたMilk、Bacon、Ham、Pepper(胡椒)、Salter(塩)、Fish、Artichoke(アーティチョーク)、Vinegar(酢)、Pudding(プディング)、Duck(あひる)などのストリート巡り、家出したベリンダがいた植物園(グリーンハウス)など、楽しいロンドンの観光案内になっているところも面白い。ヒッピー風のミア・ファローがキュートで魅力的。寂しさが漂うジョン・バリーのテーマ音楽もグッド。

鳳鳴(フォンミン)中国の記憶  FENGMING, A CHINESE MEMOIR
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ひとりの老女が雪道を歩きアパートへ向かう。赤い服を身にまといソファーに腰を掛けた彼女の名は、和鳳鳴(ホー・フォンミン)。地方の新聞記者として働いて結婚したが、同じく記者である夫の執筆した記事が原因で、反革命分子のレッテルを貼られ、ふたりは別々の強制収容所へ送られてしまった…。1950年代以降の中国で起きたふたつの粛正運動で数々の迫害を受け、1974年に名誉回復するまでの、約30年にわたるひとりの女性の壮大な物語が綴られていく。山形国際映画祭より(from:BSスカパー!)
ドキュメンタリー(カラー)
2007年/中国
監督 王兵(ワン・ビン)
出演

鳳鳴(フォンミン)中国の記憶
感想
文革で反革命分子のレッテルを張られ、長年、夫や子供たちと引き離されて迫害を受けてきた女性のロング・インタビュー。夫の墓参りをやっと果たせた時、墓は風化して夫の名前が探せなかったというのには泣けた。中国の恐怖政治時代のどんよりとした暗黒はまだそう遠い昔ではないのか…。

深く静かに潜航せよ RUN SILENT, RUN DEEP
★★★☆☆ テレビ放送
内容
第二次大戦、日本軍の駆逐艦「あきかぜ」に艦を撃沈されたリチャードソンは、日本軍の駆逐艦に一矢をむくいる為、新たな潜水艦ナーカ号が艦長不在なのを利用し無理矢理その艦長になる。部下をつれてナーカ号に乗込んだリチャードソンは乗員たちに過酷な訓練を課すが、ナーカ号古参の乗組員たちや副長ブラッドソ−大尉はリチャードソンに反目する…
戦争(白黒)
1958年/アメリカ
監督 ロバート・ワイズ
音楽 フランツ・ワックスマン
出演
クラーク・ゲーブル(リチャードソン海軍中佐)、バート・ランカスター(ナーカ号の副長ジム・ブレッドソー)、ジャック・ウォーデン(ミューラー)、メアリー・ラロッシュ(中佐の妻ローラ)
深く静かに潜航せよ

感想
潜水艦ものが好きで特に「U・ボート」が大好きだけど、こちらも派手さはないが、渋いクラーク・ゲーブルと若いバート・ランカスターが共演、二人の対立も見物。珍しくゲーブルは悪役か?とワクワクしてたが、でもやっぱりゲーブルを最後に良い人にしている。艦内で出た死者をゴミと一緒に魚雷発射管から放出して、海上の敵に撃沈したと思わせるところは「U-571」でパクられていたなぁ。「あきかぜ」も強そうじゃないけど、日本軍の駆逐艦の名前が「もも」には脱力。しかも艦長以外は怪しい日本語を話す日本兵ばかりで、笑えた。それでもこの時代の作品ではすごくマシな方だろうなぁ。そこはさすがロバート・ワイズ。

ブギーナイツ BOOGIE NIGHTS
★★★★☆ 劇場
内容
70年代、ディスコの厨房で皿洗いをしていたエディは、ポルノ映画監督のジャック・ホーナーに男優としてスカウトされる。やがて芸名をダーク・ディグラーとしたエディは、次々と主演作をヒットさせ、またたく間にポルノ界のスーパー・ヒーローに上り詰めていくのだが…
ドラマ(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ポール・トーマス・アンダーソン
音楽 マイケル・ペン/音楽監修:カリン・ラットマン
出演
マーク・ウォールバーグ(エディ・アダムス/ダーク・ディグラー)、バート・レイノルズ(ジャック・ホーナー)、ジュリアン・ムーア(アンバー・ウェイブス)、ヘザー・グラハム(ローラーガール)、ジョン・C・ライリー(リード)、ウィリアム・H・メイシー(リトル・ビル)、ドン・チードル

感想
17歳の高校生エディが「誰にも負けないモノ」によってポルノ業界にスカウトされ、その業界のスターの座を勝取る。裏ハリウッドを舞台に70年代の文化が満載の作品。心に傷を負う者たちが家族のように集ってポルノ映画を作る「ファミリー」。このファミリーのドンが70年代のセクシー俳優、バート・レイノルズ。当時の汗臭さが消え、随分落着いた品のある初老オヤジになっていてビックリ。子供を奪われ、ポルノ女優として生きる悲しい女をジュリアン・ムーアが好演。この作品、登場人物はどれも皆寂しいヤツばかり。アホなローラーガールとしてヘザー・グラハムも出ているけど、なんともみじめな女。成功したエディですら、後半は人生の絶頂からどん底に転落。その彼らを慰めるように、ラストにビーチボーイズの「神のみぞ知る」が使われていてすごくイイ。

武器よさらば(1957) A FAREWELL TO ARMS1957
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
言わずと知れた文豪アーネスト・ヘミングウェイの同名小説映画化。アメリカ人でありながらイタリア軍に志願入隊したフレデリック(ロック・ハドソン)とイギリス赤十字の看護婦キャサリン(ジェニファー・ジョーンズ)は恋に落ちる。フレデリックの出陣で二人は裂かれるが、彼の負傷で二人は再会、やがてキャサリンは身ごもる。結婚すると本国へ帰されからと、フレデリックの結婚の申込を断り、キャサリンは看護婦として彼のそばにいたいという。やがて再び徴兵されたフレデリックは命からがら戦地から軍を脱走して一人戻り、キャサリンとスイスへ逃亡する。しかし二人の幸せはキャサリンのお産による死で壊される…。もとは俳優だったイタリアの巨匠、ビットリオ・デ・シーカがアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
戦争/ロマンス
1957年/アメリカ
監督 チャールズ・ビダー
音楽 マリオ・ナシンベーネ
出演
ロック・ハドソン、ジェニファー・ジョーンズ、ヴィットリオ・デ・シーカ
武器よさらば

感想
ロック・ハドソンはまだしも、ヒロインのジェニファー・ジョーンズがちっとも美しいと思えない。かっこいいロック・ハドソンも晩年カミングアウトしてしまったしなぁ…。戦争シーンよりも二人のロマンスが中心なのもイマイチ感動に欠ける。

副王家の一族  I VICERE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
イタリア版“華麗なる一族”。激動の19世紀シチリアを舞台に、名門貴族一家の愛憎と欲望を絢爛豪華な映像で描く大河ドラマ。主演はアレッサンドロ・プレツィオージ。名匠ルキーノ・ヴィスコンティも映画化を望んだと言われるフェデリコ・デ・ロベルトの古典小説の映画化。19世紀半ばのブルボン王朝支配下、イタリアへの統一を目前に控えたシチリア。スペイン副王の末裔である名門貴族ウゼダ家では、封建的な父ジャコモと嫡男コンサルボが激しく対立していた…。政略結婚や遺産争いの愛憎と欲望、そして時代の波と迷信に翻弄される家族の姿を絢爛たる映像で描いた一大叙事詩。(from:IMAGICA BS)
ドラマ(カラー)
2007年/イタリア:スペイン
監督 ロベルト・ファエンツァ
音楽 パオロ・ブォンヴィーノ
出演
アレッサンドロ・プレツィオージ、ランド・ブッツァンカ、クリスティーナ・カポトンディ、グイド・カプリーノ
副王家の一族
感想
スペイン・ブルボン王朝支配下のシチリア貴族を描いた歴史劇。ヴィスコンティ監督も「山猫」で同じ頃のシチリア貴族の生き様を描いているが、同じ名門の当主でもあちらが高潔で尊敬するに値する大人物なのに対して、こちらは強欲で自分のことしか考えない冷徹で悪賢い男。同じように過去の栄光を背負っていても、「山猫」が雄雄しい威厳を保ったまま死を迎えようとするのに対して、こちらは最後まで死を恐れて迷信にすがる愚か者でしかない。そんな父親に嫌悪感しか抱かない息子をはじめとする一族のドラマだが、貴族らしい品位はあまり感じられないのはヴィスコンティ作と比べてしまうからだろうか?

福沢諭吉  THE PASSAGE TO JAPAN
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
幕末動乱、日本が真っ二つに分裂した日―。若者みなそれぞれが選択を迫られた。福沢諭吉のユニークな人物、精神、思想、行動をあますところなくとらえて描く感動の巨篇。(from:BSTBS)1835年、福沢諭吉は豊前・中津藩の下級武士の家に生まれた。同じ年に生まれた家老の息子・奥平外記とは生涯のライバルとなるが、下士としていわれなき差別を受けたこの少年の頃の体験は、後の諭吉におおきな影響を与えた。奥平とともに長崎に留学をした諭吉はメキメキと頭角をあらわし、さらに蘭学を学ぶため大阪へ。そして、ついに諭吉は江戸で蘭学塾の塾長となり、妻となるお錦に出会う。が、時代は混乱の真っ只中へと突き進んで行った。
伝記(カラー)
1991年/日本/東映
監督 澤井信一郎
音楽 久石譲
出演
柴田恭兵、仲村トオル、南野陽子、若村麻由美、哀川翔
福沢諭吉
感想
幕末ものといえば新撰組と坂本龍馬と決まっているのに彼らは全然出てこない、ちょっと地味な幕末もの。まあ、主役が一万円札の福沢諭吉なのだから、竜馬や新撰組が出てきたら主人公がかすんでしまっただろう。無粋で真面目一本な諭吉だけじゃドラマにならないところを、仲村トオルと南野陽子のロマンスが面白くしていて、ラストは戊辰戦争でお茶を濁すなどイマイチ内容がなかったけど最後まで楽しめた。無粋な諭吉を福沢諭吉が軽いタッチで演じていたのも良かった。監督は「時雨の記」「早春物語」「恋人たちの時刻」の澤井信一郎。

復讐するは我にあり
★★★☆☆  テレビ放送
内容
九州の福岡県下で、専売公社の職員2名の死体が発見されたうえ、彼らが集金したタバコ代金の41万円が奪われていることが判明。やがて榎津厳の名前が容疑者として浮上する。その数日後、彼の遺書が宇高連絡船の甲板の上から見つかるが、実はそれは投身自殺を装ったものにすぎなかった。榎津自身はその後、大学教授になりすまして浜松に投宿し、そこの女主人ハルと懇ろな仲となる一方で、なおも犯罪を積み重ねていくのだが…。計5人を殺害して日本全国で逃走人生を送った末に逮捕され、死刑に処せられた実在の連続殺人犯、西口彰。その彼の犯罪人生を、膨大な取材資料をもとに再構築して話題を呼んだのが、佐木隆三の同名ノンフィクション。この格好の映画的題材に幾人もの監督が名乗りを挙げた末、遂に今村監督が待望の映画化を実現。彼独自の粘り強い演出で主人公の内面に鋭く迫り、数々の映画賞に輝いた。実力演技派同士の火花を散らす競演も見もの。(from:WOWOW)
ドラマ/犯罪(カラー)
1979年/日本
監督 今村昌平
音楽 池辺晋一郎
出演
緒形拳、三國連太郎、小川真由美、倍賞美津子、清川虹子、白川和子、殿山泰司、フランキー堺、ミヤコ蝶々
復讐するは我にあり
感想
実際の殺害現場で撮影されたとされる殺害シーンは、効果音楽なども排除した抑えた演出だが強烈でリアル。特に小川真由美が殺されて失禁しているところなどは殺人という行為の疑似体験をしているようで生々しい。犯人の殺害動機が全然見えず、明るく人付き合いのいい男が、淡々と殺しを重ねてゆく姿が日常的に描かれていて、異常な世界がそれほど異常に思えなくなって、感覚が麻痺したようになる。本能のまま生きる犯人の男とは対照的な自己抑制で苦しみながら生きる父親だが、こちらも怪物で息子は彼の抑制されたものをそのまま放出したような生きかたを取っているように感じる。犯人の犯行動機やその性格の形成の謎に迫る内容を期待したら肩透かしを食らうが、「楢山節考」の「東北の神武たち」の部分で語られる人間のドロドロとした欲望の凄さが描かれて、何度も見たいと思える作品ではないが稀有の作品。大胆なシーンを演じた小川真由美や倍賞美津子が色っぽくて美しい。

復讐のガンマン  THE BIG GUNDOWN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
悪党退治で名高い腕っこきの早撃ちガンマン・コーベットは、町の有力者から依頼を受け、保安官代理のバッジを授かり、少女暴行殺害犯の無法者、ナイフ使いのクチーヨを追うことに。何度となくクチーヨを追い詰めるコーベットだが、あと一歩のところでいつも知能犯のクチーヨに逃げられてしまう。だが、大追跡を続けるうち、コーベットは期せずして、この一件の背後にある意外な真相を発見してしまうのだった。マカロニ・ウエスタンの顔、リー・ヴァン・クリーフと、汚い不精ヒゲ男を演じさせたら天下一品のヨゴレ役者トーマス・ミリアンが荒野の追跡劇を演じる。ファンの間で伝説となったモリコーネの傑作テーマ曲も必聴だ。(from:ザ・シネマ)
西部劇(カラー)
1968年/イタリア/:スペイン
監督 セルジオ・ソリーマ
音楽 エンニオ・モリコーネ
出演
リー・ヴァン・クリーフ、トーマス・ミリアン、ルイザ・リヴェリ、フェルナンド・サンチョ
復讐のガンマン
感想
エンニオ・モリコーネの音楽にリー・ヴァン・クリーフ出演なので見たが…主演はヴィスコンティの「ボッカチオ’70」でロミー・シュナイダーの夫役だったトーマス・ミリアンという感じで、この作品が彼のヒット作らしい。この作品の後に「続・復讐のガンマン」がクチーヨ主演でスピンオフとして作られているらしいから、どうやら一応リー・ヴァン・クリーフが主役だったみたいけど、すっかり。でもすっかりトーマス・ミリアン演じるクチーヨしか印象に残らない。ちょっと間抜けなトーマス・ミリアンが無実の罪でリー・ヴァン・クリーフに追われているのだが命の危機の度に何故かお互いが助けあうようになり、そのうちリー・ヴァン・クリーフも彼が無実なのかも?と疑うようになる。やがて事件の真相が暴かれていく…というよくある宿敵同士がやがて友情に似た関係になる話。リー・ヴァン・クリーフがつかみ所のないキャラになってしまっているので、いい所は全部トーマス・ミリアンが持って行ってしまっている。監督は「狼の挽歌」のセルジオ・ソリーマ。

福耳 LUCKY EARS
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
浅草の高齢者向け高級マンション、東京パティオにヘルパーとしてアルバイト勤務を始めた里中に、その日亡くなった藤原の霊がとり憑いた。藤原は同じマンションに住む神崎千鳥を密かに愛していて、彼女に思いを伝えるまでは成仏できないというが…
コメディ/ロマンス/ファンタジー(カラー)
2003年/日本
監督 瀧川治水
音楽 大谷幸、主題歌:川島愛華『昔出会った風』
出演
宮藤官九郎(里中高志)、田中邦衛(藤原富士郎)、高野志穂(信長珪)、司葉子(神崎千鳥)、坂上二郎(緑川)、谷啓(小林)、横山通乃(良子)、弓恵子(小林敦子)、多々良純(藤掛)、千石規子(茜)、宝田明(五郎)

感想
売れっ子脚本家・宮藤官九郎が映画初主演作品。宮藤官九郎と田中邦衛の一心同体状態の演技が可笑しく面白い。自分の経験と能力、里中の若い体力を合わせれば恐いものなしという藤原がユニーク。いい加減男・里中が、藤原に乗り移られたことで、次第に人生の目的を見い出していく姿がコミカルに描かれている。老人たちを演じるベテラン役者たちのほのぼのとしたキャラも魅力的。宮藤官九郎が演出する作品とはだいぶ違ったノリの、アットホームで暖かい作品。

梟の城 
★★☆☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
豊臣秀吉暗殺の密命を受けた伊賀忍者・葛籠重蔵(中井貴一)は引きこもっていた山中から大阪の町にやってくる。大阪では信長の伊賀狩りから逃れた伊賀忍者残党達が、窃盗団となって町を荒していた。彼らを捕らえる為に、同じ伊賀忍者だった風間五平(上川隆也)が役人に召し抱えられていた。五平は重蔵をも凌ぐ使い手の忍者で重蔵の仲間達は次々と殺されていく。また伊賀壊滅を目論む、甲賀の摩利支天洞玄(永澤俊矢)という強敵が重蔵の前に立ちはだかる…。
時代劇
1999年/日本/東宝
監督 篠田正浩
音楽 湯浅譲二
出演
中井貴一、鶴田真由、上川隆也、葉月里緒菜、永澤俊矢、根津甚八、火野正平
梟の城

感想
司馬遼太郎の原作はとても面白かったが、こちらはそれよりも人物のキャラがイマイチ。特に中井貴一の葛籠重蔵が魅力を感じない。中尾彬の徳川家康もミスキャスト…とせっかくのキャラクター達の魅力に欠ける。原作のように風間五平と葛籠重蔵の二人のキャラクターを細かく描いた作りにしていた方がずっと良かったかも。それでも誤解が元で石川五右衛として死んでいく不幸なキャラ風間五平を演じた上川隆也の演技は良かった。

不在の心象  IMAGES OF THE ABSENSE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1991年、クラル監督は映画を学ぶためにブエノスアイレスからドイツへ渡る。7年後彼はこの映画を制作するために故国へ戻る。両親や、祖母へのインタビューを交えて綴られるこの作品は、クラル監督が両親の別居と父親の長い不在の理由を理解できるようになるための、ドイツからブエノスアイレスへの旅日記のようなものでもある。山形国際映画祭より(from:BSスカパー!)
ドキュメンタリー(カラー)
1999年/ドイツ
監督 ヘルマン・クラル
出演

不在の心象
感想
両親の離婚でずっと父親不在で暮らしてきた監督が、数十年ぶりに父親を訪ね、母親との離婚の経緯を探ろうとする…というドキュメント。両親の離婚の理由を探るべく、父、母、祖母のそれぞれに質問する限りなくプライベートな内容だが、これが親子という関係、夫婦という関係、家族というものという普遍的なテーマに直結している。父と母の言い分、それぞれが真実で、それぞれが別の伴侶を得て、別の家庭を築いている中、それぞれの思いを新たにすることで、失敗を繰り返さない教訓になるのだろうなぁ。映像がかなり荒くて見辛いのが少々難。

不思議惑星キン・ザ・ザ KIN-DZA-DZA
★★☆☆☆ レンタDVD
内容
町で出逢ったホームレスの持つ転移装置でキン・ザ・ザ星雲の惑星ブリュクに飛ばされた男二人
SF
1983年/ソ連
監督 ゲオルギー・ダネリア
音楽 ギア・カンチュリ
出演
スタニスラフ・リュブシン、エフゲニー・レオーノフ

感想
果しなく続く砂漠だけの惑星。貧しい者は金持に「クー」という言葉で挨拶をしなくてはいけなず、貧しい者はひたすら便欲ですぐに人を騙す。何故かマッチが貴重品で少量のマッチの火薬が飛行船の燃料になる。スクラップで作ったと思う宇宙船や彼等の住まい、工場跡をそのまま使ったような地下都市、ホームレス風のファッションとデザインがアートしててイイ。音楽もとぼけたピコピコ・メロディーで可笑しい。地球から飛ばされて来たウラジミールとゲデバンの歌とヴァイオリン(彼等がこの惑星で唯一認められた職業?)もすごい下手で大笑い。こんなシュールで可笑しな世界が旧ソ連時代に作られたとは驚き。作った当初は西側資本主義社会を笑った物に受け取れるが、今見るとロシア人の悪いところと国家権力をちゃかして当時の社会主義政権を風刺した内容に思えてならない。

富士山頂(1970)
★★★★★  テレビ放送
内容
三千七百七十四メートルの富士山頂。ここにレーダーを設置できれば、南方八百キロメートルに近づいた台風をキャッチできる。気象庁側器課長の葛木は台風の被害を少しでも減らすべく、富士山レーダーとりつけに情熱を燃していた。大蔵省へ歩を運ぶこと三年、葛木の夢は実を結ぶこととなった。三菱電機技術部員、梅原もまた技術者の立場から富士山レーダーに情熱をかけ、大成建設の伊石とともに山頂の気圧や地盤について調査していた。建設予算二億四千万円、三菱電機、大成建設による工事が始った。霧の晴れ間を縫って朝吉の率いる荷馬車隊が登って行く。七合八勺までくると荷物は馬から強力にかわって運ばれる。そんな中で辰吉はブルドーザーを運転した。これは馬にのみ頼ってきた朝吉親分を驚かせた。零下三十度、風速は常に二十メートル。酷寒、低気圧の中で梅原らの難作業は続いた。直径九メートル、重量五百キロのドームを基礎台にはめこむ作業は技術陣を緊張させた。人々が固唾をのんで見守る中を加田が操縦するヘリコプターがゆっくり下降、ドームは土台と完全に結合した。壮挙は終った。大自然と闘って据えつけられた気象用レーダーは長らく、台風の砦となって活動し続けた。新田次郎『富士山頂』原作。(from:テレビ朝日)
ドラマ(カラー)
1970年/日本/日活
監督 村野鉄太郎
音楽 黛敏郎
出演
石原裕次郎(梅原悟郎)、山崎努(伊石昇)、渡哲也(加田雄平)、芦田伸介(葛木章一)、佐藤允(辰吉)、中谷一郎 岡田)、本郷淳(川西)、市原悦子(茂子)、星由里子(美津子)、宇野重吉(村岡)、山内明(中林 )、東野英治郎(加納)、神山繁(主計官)、勝新太郎(朝吉)
富士山頂
感想
工事を受け持った三菱電機の現場代表に石原裕次郎、ヘリパイロットに渡哲也、大成建設現場監督に山崎努、気象庁に芦田伸介、物資の運搬を請け負う強力のお頭に勝新太郎、他、宇野重吉、東野英治郎、田中邦衛など、当時の名の知れた男優のほとんどが出演しているのではと思うほどの豪華キャスト。日本一の高所で変わりやすい天気と悪条件ばかりの、「黒部のダム」に並ぶ昭和最大のプロジェクトを成功させ、日本の発展の基盤を作った男たちのドキュメント風ドラマ。乱気流に挑んでのドーム、設置後最初の台風が富士山直撃、次々と襲う試練に立ち向かう彼らに感動。

武士の家計簿  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
代々加賀藩の御算用者(経理係)である下級武士の猪山直之(堺雅人)は、家業のそろばんの腕を磨き出世する。しかし、親戚付き合い、養育費、冠婚葬祭と、武家の慣習で出世の度に出費が増え、いつしか家計は火の車!一家の窮地に直之は、“家計立て直し計画”を宣言。家財を売り払い、妻のお駒(仲間由紀恵)に支えられつつ、家族一丸となって倹約生活を実行していく。見栄や世間体を捨てても直之が守りたかったもの、そしてわが子に伝えようとした思いとは―。世間体や時流に惑わされることなく、つつましくも堅実に生きた猪山家三世代にわたる親子の絆と家族愛を描いた物語。(from:BS日テレ)
時代劇/ドラマ(カラー)
2010年/日本
監督 森田芳光
音楽 大島ミチル
出演
堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、中村雅俊、草笛光子、西村雅彦
武士の家計簿
感想
監督は「模倣犯」「家族ゲーム」「椿三十郎」「間宮兄弟」「阿修羅のごとく」「失楽園」の森田芳光。「椿三十郎」でも思ったがこの監督の時代劇はすごく真面目になってしまう。「家族ゲーム」や「間宮兄弟」のような笑える「変」や「可笑しいもの」がない。武士を描いているからクソ真面目になっても仕様がないのだが…。堺雅人と仲間由紀恵もコメディセンスのある役者だからその辺も期待したのだが、意外と固くて真面目なキャラ。武士がつけた家計簿だけでこれだけのドラマが展開できたのは凄いが、やっぱり地味で少々退屈。息子の元服式の料理で絵の鯛を出したのは笑えた。

舞台よりすてきな生活 HOW TO KILL YOUR NEIGHBOR'S DOG
★★★☆☆ テレビ放送
内容
劇作家のピーター(ケネス・ブラナー)は、新作の上演を前にしてスランプ中。子供が嫌いなため戯曲の子役がうまく描けない。愛する妻メラニー(ロビン・ライト・ペン)からは赤ちゃんが欲しいと迫られ、舞台でも家庭でも子供ノイローゼ気味。そんなある日、お向かいにエイミー(スージー・ホフリヒター)という少女が引っ越してきた。台本がはかどらず窮地に立たされたピーターは、芝居のヒントを見つけようとエイミーのままごと遊びに参加し、二人の間にはいつしか奇妙な友情が芽生え始めるのだが…。製作総指揮のロバート・レッドフォード。(from:BSジャパン)
コメディ/ドラマ(カラー)
2001年/アメリカ
監督 マイケル・カレスニコ
音楽 デビッド・ロビンス
出演
ケネス・ブラナー、ロビン・ライト・ペン、リン・レッドグレーヴ、スージー・ホフリヒター、ジャレッド・ハリス、ピーター・リーガート、デヴィッド・クラムホルツ
舞台よりすてきな生活

感想
セレブリティ」「恋の骨折り損」などの大御所ケネス・ブラナー主演、「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロビン・ライト・ペンが妻役。モデル出身という彼女が美しい!ノリはウディ・アレン風の夫婦関係と自分の仕事という身近な題材のコメディだが、こちらはアクが少なくもっとホンワカした感じ。子供を欲しがる妻に振り回される子供嫌いな男が、それが舞台脚本の仕事でも子供のシーンの執筆の為に必要に駆られて隣の女の子と交流するようになる。これがきっかけで御近所付合いも大嫌いだった男が、自分のストーカーのような偽者とも付き合えるようになるという、人間関係構築が苦手な現代人の悩みをコミカルに描いている。特に足の悪い少女エイミーを演じたスージー嬢が等身大のキュートな女の子を演じていてイイ。そして主人公が殺したいほど憎たらしく思う、吠えてばかりの可愛気ない隣の白い犬も笑えた。この邦題よりも原題の方がユーモアたっぷりで好きだ。

ブタがいた教室  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
6年2組の新米教師・星は、26人の生徒たちに「卒業までの一年間、このブタを育てて大きくなったら皆で食べよう。」と一匹のブタを連れてくる。生徒たちは校庭に小屋を作り当番を決めて子豚の“Pちゃん”を飼いはじめた。数々の問題が起こる中、クラス全員が協力し合い、Pちゃんと楽しい日々を過ごしていた。そして卒業まであと4ヶ月となった頃、クラスの中ではPちゃんを食べることに反対する意見が増え始めていた。(from:BSTBS)
ドラマ(カラー)
2008年/日本/日活
監督 前田哲
音楽 吉岡聖治、主題歌:トータス松本『花のように 星のように』
出演
妻夫木聡、大杉漣、田畑智子、池田成志、原田美枝子
ブタがいた教室
感想
1990年に大阪の小学校で実際に行われ賛否両論を巻き起こした授業をドキュメンタリー風に映画化。普段、何気なく食べている豚肉。しかし、これを自分たちで育てるとなると、最後に自分たちで処分して食べれるのか?という大人でも尻込みするような課題を受けることになったしょうがく6年生たち。最初はペットとして可愛がればいいので楽しいが最後は可愛がったピーちゃんをどうするかという問題はどう話し合っても皆の意見は一致しない。こうなることは最初から予想できていたが、やはり辛いもの。だから、この授業が「いじめ」や「学級崩壊」「モンスターペアレント」などの問題を抱える学校現場の救いになりそうなのに、どこも一斉に取り上げようとはしない。実際にこれを実行するにはかなりの覚悟がいるから仕方ないのだが、この作品が少しは布石となればいいけど。

ふたたび SWING ME AGAIN  
★★★☆☆ テレビ放送
内容
往年のジャズの名曲に乗せて贈る、心温まる感動作 矢城潤一の第5回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞受賞作の映画化卓抜な発想による福祉問題映画への取り組みにより、第28回山路ふみ子福祉賞受賞(塩屋俊監督) 50年ぶりにかつてのバンド仲間と再会するため、孫と共に旅に出る男の姿を描くロードムービー ハンセン病の療養所を50年ぶりに退院した健三郎(財津一郎)を迎えた貴島家。大学生の大翔(鈴木亮平)には、祖父が生きていたことは初耳だった。しかも、その健三郎が幻のジャズバンド“COOL JAZZ QUINTETTE”のトランぺッターだったことを知る。ある日、バンド仲間探しの旅に出ると言い出した健三郎に、大翔は付いていくことになり…。(from:衛星劇場)
ドラマ/音楽(カラー)
2010年/日本
監督 塩屋俊
音楽 中村幸代、主題歌:MINJI
出演
財津一郎、鈴木亮平、MINJI、藤村俊二、渡辺貞夫、犬塚弘、古手川祐子、陣内孝則
ふたたび SWING ME AGAIN
感想
監督は「0(ゼロ)からの風」の塩屋俊。韓国人歌手MINJI(コン・ミンジ)が財津一郎の亡き恋人(回想)と現在彼のヘルパーをする女性の二役で、なかなか上手な日本語で演じている。話はずっと前に死んだと聞かされていた祖父の存在が父から明かされ、祖父がハンセン病で隔離施設にずっと入っていた…という話を聞かされて、家族皆がショックを受けるところからはじまる。施設から一時退院してきた祖父は誰にも心を閉ざして家族に打ち解けないが、ジャスという共通の好みから孫の大翔だけが祖父のことをちゃんと考えようと行動し始める。ハンセン病患者を描いた作品「愛する」と比べると、祖父の心の苦痛の描写が手薄な感じ。また、音楽で?がっていた旧友たちや孫の大翔とは心を通わせることができるが、他の家族とはどうなるのか、祖父を引き取ることで得る違約金を狙う息子夫婦の計画は?と色々謎が残るがこれも最後のライブシーンで皆ハッピーエンドになるってことだろうか?中途半端な感じで終ってしまった。でもジャズ演奏はなかなかグッド。

二つの祖国で 日系陸軍情報部  MIS: HUMAN SECRET WEAPON
★★★☆☆  テレビ放送
内容
長い期間、その存在自体が国家の最高機密だった“MIS”。そこに属する日系二世たちは米国の国籍を持ちながら、国内で人種差別と闘い、父母の祖国・日本と戦う運命を受け入れた。祖国・米国に忠誠を誓い、勝利に貢献し、戦後は日米の架け橋として日本再建に尽力した兵士たち。彼らが長い沈黙を破り、二つの祖国への想いを語り始める…。米国陸軍の秘密情報機関=MIS(ミリタリーインテリジェンスサービス)の中心メンバーであった日系二世の元兵士たちの証言をベースに、太平洋戦争における米国側の極秘情報を取り上げるドキュメンタリー映画。(from:BSフジ)
ドキュメンタリー(カラー)
2012年/日本:アメリカ
監督 すずきじゅんいち
音楽 喜多郎
出演
ハリー・アクネ、グラント・イチカワ、トーマス・サカモト、タケジロウ・ヒガ、ノーマン・ミネタ、ジョージ・アリヨシ、ダニエル・イノウエ、ハリー・フクハラ
二つの祖国で 日系陸軍情報部
感想
太平洋戦争中、日系で組織された米陸軍というと442部隊が有名だが、こちらはMISという秘密諜報機関。日本語を学び、日本軍の諜報活動をした彼らの知らざれる部隊をその元隊員たちにインタビューしたドキュメンタリー。理不尽に隔離され軍に奉仕することでアメリカで生き残ろうとした彼らに442部隊と同じものがあるが、最前線で銃弾を浴びるような部隊ではなかっただけまだマシという感じがした。沖縄戦でも日本兵や民間人に投降を呼びかけ、彼らの説得で生き残れた島民も少なくなかったらしい。アメリカ軍人として日本と戦いながらも日本人を一人でも多く救おうとしてくれた彼らに心から感謝したい。監督は「マリリンに逢いたい」のすずきじゅんいち。

豚と軍艦
★★★★★  テレビ放送
内容
米軍基地に隣接する横須賀・ドブ板通り。日森一家のチンピラヤクザの欣太は、幹部になって恋人の春子と所帯を持つのが夢。しかし、流れヤクザの死体の処分を命じられたことから、人生が狂い始める。今村昌平監督初期の“重喜劇”の秀作。原作・脚本:山内久(from:衛星劇場)
ドラマ(白黒)
1961年/日本/日活
監督 今村昌平
音楽 黛敏郎
出演
長門裕之(欣太)、吉村実子(春子)、南田洋子(勝代)、丹波哲郎(鉄次)、中原早苗(弘美)、小沢昭一(軍治)、菅井きん(母ふみ)、東野英治郎(貫市)
豚と軍艦
感想
終戦直後の横須賀、GHQに卸す豚の生産を牛耳るギャングの子分になって底辺の生活から這い出そうとするチンピラ欣太と、町を出て真っ当になろうとする恋人春子の青春映画。丹波哲朗が結核で入院する兄貴分の鉄次を格好良く演じている。娘をパンスケにし、「アメリカになりたい」とぼやきながらプライドも捨てて必死に生き残ろうとする、当時の庶民の貧乏根性を赤裸々に描いていて、従来の青春ものとは一線を画す社会派な作品になっている。子や姉妹も売ろうとする中、欣太を更正させようとする春子の純粋さに救われる。アメリカ軍艦が沢山停泊する港が見える丘の上が美しい。また、町中を失踪する豚のシーンは「赤い河」の暴走する牛のようで圧巻だが、牛と違って笑える。監督は「楢山節考」「黒い雨」の今村昌平。

豚の報い 
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
沖縄を舞台に神の島の豚小屋で生まれた正吉と人々の交流
ドラマ
1999年/日本
監督 雀洋一
音楽 大熊亘
出演
小澤征悦、早坂好恵、あめくみちこ、上田真弓、岸部一徳

感想
沖縄が舞台になっている作品なので気になっていた作品。でも同時期に上映された『ナビーの恋い』が同じ沖縄を舞台に平とみがとても素敵なオバーを演じていたので、人気もこちらに取られてしまったのか、評判もイマイチでした。思った程、悪くはなかったんだけど、面白い、良かった〜と思える作品ではなかった。ユタ(霊媒師)の文化を取り上げているが、今どきユタなんて誰が信じてるんだ?とか、気を失うと「マブヤー(魂)がぬけたから探して拾わんと」等と、今どきのウチナーんちゅ(沖縄の人)は信じてないと思うんだけど(少なくとも私の周りはそう)。こういう宗教的な信心深さも終戦と同時にやってきたアメリカ人に奪われていったように思います。神と共に民話の世界も無くしてしまった…。せめてこの作品の中に民話や神の世界が感じられたら、作品の言わんとしてくる事も伝わってきたのだろうけど、まったく感じられなかったです。

ふたりの5つの分かれ路  5×2
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
久々に再会し離婚手続きを終えたマリオンとジルはホテルで肌を重ねた。しかし二人は、もう元には戻れない…ある一組のカップルの恋愛の軌跡を離婚から恋に落ちた瞬間へと時間を遡り、二人の思い出が甦ってゆくラブストーリー。「別れ」「特別なディナー」「出産」「結婚式」「出会い」という5つのエピソードに様々な仕掛けをちりばめ、ミステリアスなタッチで綴りながら少しづつ「別れ」への伏線を浮かび上がらせてゆく。(from:BSジャパン)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2004年/フランス
監督 フランソワ・オゾン
音楽 フィリップ・ロンビ
出演
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ステファン・フレイス、ジェラルディン・ペラス、フワンソワーズ・ファビアン、ミシェル・ロンダール、アントワーヌ・シャピー
ふたりの5つの分かれ路
感想
監督は「スイミング・プール」「まぼろし」「8人の女たち」のフランソワ・オゾン。この3本はそれぞれ個性的で印象深かった。今度は冒頭に離婚手続きをするカップルの、二人の関係が徐々に過去にさかのぼって、最後には二人の出会いで終わる、かなり淡々と描いた物語。これといって、ドラマチックな演出もなく、かなり控えめなので、退屈な感じも受けるが、二人の微妙な心情を細やかに表現しているところはさすがオゾン監督。死ぬ思いで出産して体調も悪く、心細いマリオンを、見舞いに行けない夫に、しだいに心が離れてゆくマリオン。しかし身持ちの硬いような女のマリオンも、結婚式の夜に別の男と一夜を共にしてしまったのを夫は知らない。妻の心の変化に無頓着な夫。冒頭の「やりなおそう」との夫からの提案に、一瞥して去るマリオンの心情が最後まで見ると分かってくる。「愛する者よ、列車に乗れ」のヴァレリア・ブルーニ・テデスキが、グラマラスなマリオンの、若い頃から中年に差し掛かった年になるまでを印象的に演じている。

ふたりの男とひとりの女 ME, MYSELF & IRENE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
まじめで善良な警察官が2つの正反対の人格者に
コメディ
2000年/アメリカ
監督 ボビー・ファレリー
音楽 ピート・ヨーン、リー・スコット
出演
ジム・キャリー、レニー・ゼルウィガー、クリス・クーパー、ロバート・フォスター、リチャード・ジェンキンス、アンソニー・アンダーソン、ダニエル・グリーン

感想
ジム・キャリーは「マスク」で見せたようなハチャメチャな性格の男と、真面目で決して怒らない気の弱い男を両極端に演じていて、彼ならではのキャラという感じ。レニーも「ベティ・サイズモア」の風で二人のキャラに新鮮味はないものの、人種差別をブラックに風刺してて笑える。3人の子供達が明らかに浮気相手の子供で自分の子供でないのにすごく可愛がってて、子供達もみんな優秀、父親思いというのも泣ける。

ふたりのトスカーナ IL CIELO CADE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
1943年、夏のフィレンツェ郊外。両親を自動車事故で亡くしたペニーとベビーの姉妹は、ユダヤ人のアインシュタイン氏と結婚した伯母カッチェンのもとへ引き取られる。アインシュタイン夫妻にはマリーとアニーという娘がいた。とくにアニーは突然やって来た2人のいとこが気に入らない様子で、彼女たちとしばしば衝突。それでもペニーとベビーは自然に囲まれた田舎での新しい暮らしに徐々に慣れていき、のびのびと楽しい日々を送っていった。しかし、やがてドイツ軍の侵攻とともにユダヤ人であるアインシュタイン氏にも魔の手が迫ってくるのだった…。(from:allcinema ONLINE)
ドラマ/戦争(カラー)
2000年/イタリア
監督 アンドレア・フラッツィ、アントニオ・フラッツィ
音楽 ルイス・バカロフ
出演
イザベラ・ロッセリーニ、ジェローン・クラッペ、ヴェロニカ・ニッコライ、ララ・カンポリ、バルバラ・エンリキ
ふたりのトスカーナ

感想
ロレンツァ・マッツェッティの自伝的小説「天が落ちてくる」を映画化。イザベラ・ロッセリーニ目当てで見たが、美しい愛情溢れる母親役がピッタリでバーグマンを思わせる気品が漂う演技で素晴しい。話は自然が美しいトスカーナ地方を舞台に、伯父夫婦の元に引き取られた姉妹ペニーとベイビーのひと夏の出来事が少女たちの視点で描かれている。ベイビーが肥溜に落ちたり、叔母の娘アニーのイヤイヤなピアノレッスンに手を焼くピット先生。その先生のペット、真っ黒な猫のショパン。母親の様に優しい叔母さんと、尊敬する伯父さんに愛され、メイド達には手を焼かせ…。ユダヤ教の伯父さんを救おうと司教様のケープを切ってしまって、犯人のベイビーではなくペニーが伯父さんに怒られてしまうが、傷付いたペニーが首吊り自殺を計ろうとしたり…。一家を騒動に巻き込む二人のエピソードがとても可笑しくて微笑ましい。しかしラストにとても衝撃的悲劇が話を一変。このラストが二人の楽しかった思い出をより鮮明にしていてとても悲しい。

ふたりのベロニカ  LA DOUBLE VIE DE VERONIQUE
★★★★☆  テレビ放送
内容
同じ年、同じ日、同じ時刻に生まれた二人…一方はポーランドの小さな田舎町で、もう一方はパリ郊外で。名前も同じベロニカ(イレーヌ・ジャコブ)。双子のような瓜二つの容貌と同じ癖を持ち、ともに音楽の才能に恵まれていた。そして先天的に心臓を患っていることも共通していた。二人はお互いを知らずに暮らしているが、どこかに自分とそっくりなもう一人の存在を感じている。ある日、ポーランドのベロニカが心臓発作で死んでしまう。その痛みを感じとるパリのベロニカ。彼女のまわりで起こり始める不思議なできごと…死んだ彼女に導かれるように、まるで二人分の命を生きるかのように、パリのベロニカは本当の恋を見つけるのだった…。1996年に逝去した、ポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の最高傑作と称される作品。どこか幻想的で不思議な愛の物語を、主演女優のイレーヌ・ジャコブが見事に一人二役で演じきり、カンヌ映画祭主演女優賞に輝いた。(from:BSフジ)
ドラマ(カラー)
1991年/フランス:ポーランド
監督 クシシュトフ・キェシロフスキ
音楽 ズビグニエフ・プレイスネル
出演
イレーヌ・ジャコブ、フィリップ・ヴォルテール、サンドリーヌ・デュマ、ロバン・ルヌッチ、ルイ・デュクルー
ふたりのベロニカ
感想
主演のイレーヌ・ジャコブはイングリッド・バーグマンとナスターシャ・キンスキーに似た美人。劇中に出てくる死せるバレリーナの人形劇が美しい。ふたりのベロニカの不思議なつながりがこれといって明かされるわけではないが、「壊れやすいから2体ある」という人形使いの言葉にヒントが隠されているように思える。透明のスーパーボールから見える風景が美しく、ヒロインのピュアな美しさを表している。もう一人の自分の存在とその死…。ヒロインが生身の人間に思えないほど、透明感があって死に近いのが悲しい。ヒロインが歌う主題曲も賛美歌のようで美しい。監督は「トリコロール」三部作、「デカローグ」のクシシュトフ・キェシロフスキ。

ふたりのロッテ CHARLIE&LOUISE:DAS DOPPELTE LOTTCHEN
★★★☆☆ テレビ放送
内容
1949年にベルリンで出版され、現在までに34か国で560万部の大ベストセラーとなっているケストナーの人気小説をドイツ本国で映画化。サマースクールで偶然出会った二人の少女。おてんばのシャルロッテとおしとやかなルイーズはお互いがあまりに似ているのにビックリ。それもそのはず、二人は双子だったのだ。やがて二人はパパとママを仲直りさせようと計略をめぐらす。(from:NHKBS)
ドラマ/ファミリー(カラー)
1994年/ドイツ
監督 ヨゼフ・フィルスマイヤー
音楽 ノルベルト・J・シュナイダー
出演
フリッチ・アイヒホルン(声:伊藤美紀)、フロリアンネ・アイヒホルン(声:渡辺菜生子)、コリンナ・ハルフォウフ(声:高島雅羅)
ふたりのロッテ

感想
大好きなケストナーの「ふたりのロッテ」を映画化。林間学校ではじめて出会ったシャルロッテとルイーズは、お互いがそっくりな事にビックリ、お互い片親で双子だったと気付く。母はバリバリのキャリアウーマン、父は売れない作曲家。林間学校が終わって自宅にそれぞれ帰るが、こっそり二人は入れ代わる…という話。主人公の二人がとてもチャーミングでイメージ通り。しかしファッションや音楽が古臭くちょっと時代を感じる。原作の面白さに追い付き追い越せ状態の傑作「ロッタちゃん はじめてのおつかい」ほどではないけど、まずまずイイ作品。

二人日和
★★★☆☆  テレビ放送
内容
伝統息づく京都の町家。ここに暮らす一組の夫婦。夫は貴族や神官などの装束を作る神祇調度司の老職人・黒由玄。45年連れ添ってきた妻・千恵は徐々に身体の自由が奪われていく難病ALSに冒されていた。ふさぎがちとなった妻を案じた黒由はある時、趣味でマジックをする学生・伊藤俊介と出会い、妻にマジックを披露してほしいと頼み込む。そして、自宅にやって来た俊介のマジックを見て千恵は素直に喜ぶのだった。こうして夫婦と俊介の交流が始まり、夫婦2人の日常にもささやかな変化が起こり始める。(from:BS11)
ドラマ(カラー)
2005年/日本
監督 野村恵一
音楽 門奈紀生
出演
藤村志保、栗塚旭、賀集利樹、山内明日、池坊美佳、きたやまおさむ、市田ひろみ、藤沢薫、竹橋団
二人日和
感想
監督は大映京都出身の「森の向こう側」「真夏の少年」「小津の秋」の野村恵一。原題は「Turn over 天使は自転車に乗って」。葵祭や桜が咲き誇る鴨川など、美しい風景を通して京都で暮らす老夫婦の日常が、毎月替わる季節の掛け軸や、毎朝の神社での水汲みなどを通して淡々と描かれる。二人は、ヒノダ・コーヒー、京極のダンスホールでのデートした若き頃の幸せを胸に、交わす言葉は少ないが、深い愛と強い絆で結ばれ、最後の別れの時を静かに迎えようとしている。残す者、残される者、それぞれの心情がにじみ出るような静かな世界に、じんわりとさせられる。人生の最後はこうありたいと思う、老いても色あせないラブストーリー。栗塚旭の無口で淡々としたダンディーな爺さんも格好良いが、藤村志保の可愛らしいが、芯の強い京女っぷりがとても良い。

プチ・ニコラ  LE PETIT NICOLAS
★★★★★  テレビ放送
内容
1960年代のフランス。小学生の少年ニコラは、学校で“将来なりたいもの”について作文をもとめられて悩んでいた。彼は毎日が楽しく、何の不満もないため、将来、何かになったり変化することを望んでいなかった。しかし、ニコラはある日、両親の会話から「自分に弟ができる」と思い込み、弟が生まれたら自分は用済みになり森に捨てられてしまうと勝手に判断してしまう。ニコラは対策を講じるべく友人たちを招集するが…。フランスの国民的人気絵本を実写で映画化した心温まるキッズ・ムービー。1960年代を舞台に、天真爛漫でわんぱくな小学生男子ニコラと彼を取り巻く大人たちの姿を描く。(from:IMAGICA BS)
コメディ/ファミリー(カラー)
2009年/フランス
監督 ローラン・ティラール
音楽 クラウス・バデルト
出演
マキシム・ゴダール、ヴァレリー・ルメルシエ、カド・メラッド、サンドリーヌ・キベルラン
プチ・ニコラ
感想
アメリ」を思わせるようなおとぎ話のような演出と、つるりと綺麗な肌の登場人物たちやファッション、インテリアがキュート。音楽は「ぼくの伯父さん」を思わせるようなほのぼのとした懐かしい音楽。また、主人公のニコラをはじめ、少年たちのキュートなこと!デブや金持ち、がり勉くんと、まるでドラえもんファミリーのような彼らがニコラのために協力しあって家の掃除が家の破壊になったり、資金集めに見るも恐ろしげなスーパーマン変身薬の製造販売など、大笑いなエピソードばかり。でも最後にちょっぴり心が温かくなるオチもグッド。家族で見たいハッピーな気分になれる作品。「アデル/ファラオと復活の秘薬」のルイーズ・ブルゴワンが花屋でちょこっと出ている。

普通じゃない  A LIFE LESS ORDINARY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
天使のオライリーとジャクソンは、天国の警察署長から現代の人間に本当の恋をさせるよう命令を受ける。彼らが選んだのは社長令嬢でわがままに育ったセリーンと、彼女の父の会社で清掃員をしながら小説家になることを夢見るロバートという全く違う境遇の2人だった。折しも仕事を失い社長に抗議に来たロバートは、成り行きで居合わせたセリーンを誘拐する。こうしてセリーンとロバートの奇妙な逃避行が始まる…。心優しき誘拐犯とタフな富豪令嬢が繰り広げる逃避行と恋の行方を、オフ・ビート感覚で描いたロマンティック・コメディ。監督は『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル。出演は『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガーと『ナイト&デイ』のキャメロン・ディアス。(from:スター・チャンネル)
ロマンス(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ダニー・ボイル
音楽 ランドール・ポスター
出演
ユアン・マクレガー、キャメロン・ディアス、ホリー・ハンター、デルロイ・リンドー、イアン・ホルム、トニー・シャルーブ
普通じゃない
感想
主演はユアン・マクレガー、キャメロン・ディアス、共演にホリー・ハンター、デルロイ・リンドーと豪華キャスト。「名探偵モンク」のトニー・シャルーブもちょい役で出ている。人のいい青年役にユアンも、過激なお嬢様のキャメロンもぴちぴちに若くて一番キュート!挿入音楽もベックなどお洒落で、「トレインスポッティング」の監督だけはある。主演の二人よりも怪演で笑えるのがホリー・ハンターとデルロイ・リンドー。特に不滅のホリーには大笑い。車にへばりつく彼女は下手なホラーよりも恐かった!ただ、二人の出会いが天国からの指令だった…というファンタジー仕立てがイマイチ…。

普通の人々 ORDINARY PEOPLE
★★★★☆ テレビ放送
内容
ヨットの事故で長男を失ったのを自分のせいだと攻めて自殺未遂を繰返す次男コンラッド(ティモシー・ハットン)。父親カルビン(ドナルド・サザーランド)は弁護士で聡明な妻ベス(メアリー・タイラー・ムーア)と賢い息子二人の幸せな家庭が崩壊していく様を静かに描く。
ドラマ
1980年/アメリカ
監督 ロバート・レッドフォード
音楽 マーヴィン・ハムリッシュ
出演
ドナルド・サザーランド、メアリー・タイラー・ムーア、ティモシー・ハットン、ジャド・ハーシュ、エリザベス・マクガヴァン
●1980年アカデミー作品賞受賞

感想
自分を追い込んで苦しむ少年をティモシー・ハットンが熱演、すごい!メアリー・タイラー・ムーア演じる母親はゾッとするほど冷たく恐い。家族の一人を失った事でこの家族でまともな精神状態のものは一人としていない。一番平静を保っているようにみえた母親が一番おかしくなっていた…。ドナルド・サザーランドの静かな演技もすごくイイ。二枚目俳優ロバート・レッドフォードがこういう地味だけどじんわり感動する作品をつくるとはビックリ。1980年アカデミー作品賞、脚色賞、助演男優賞(ティモシー・ハットン)受賞。

不都合な真実  AN INCONVENIENT TRUTH
★★★☆☆  テレビ放送
内容
元アメリカ副大統領、アル・ゴア氏が地球温暖化問題に真摯(しんし)に取り組む姿を、彼の講演の模様を中心に収めたドキュメンタリー。最愛の息子を交通事故で失いかけ、考え方が一変し温暖化について深く学び始めたというゴア氏。大統領選に敗れた彼は、危機的状況にある地球を救おうと自らの生きる道を定め、衝撃的なデータとともに世界に地球温暖化の真実を語りかける。アカデミードキュメンタリー長編賞、歌曲賞受賞。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2006年/アメリカ
監督 デイビス・グッゲンハイム
音楽 マイケル・ブルック
出演
アル・ゴア
不都合な真実
感想
最初は政治家が作ったドキュメンタリー?と眉唾物で見始めたが、評判どおり地球温暖化へと突き進んでゆく人類へ警告を謳った作品。少々、彼の政治家魂が見え隠れする、自己アピール的な演出はあるが、それも啓蒙とまでは行かないところで止まっているのが好感が持てる。彼の息子が難病で苦しんでいるところから彼がこの運動に取り掛かるきっかけになったというのも説得力がある。世界一CO2を排出しているにも関わらず、それを削減する京都議定書への参加を拒む米国の大統領候補だった男が、こういう作品を作ったというのも意義を感じる。しかし、これで米国人はエコに目覚めたのだろうか?大学講義のような内容がほとんどというのもちょっと退屈だったが、冒頭のシンピソンズ・アニメが登場したり、キャンペーン曲をロック調だったりと、若者たちへのアピール色が強いのも目的が明白で良い。監督は人気テレビドラマ「24 TWENTY FOUR (シーズン I)」のデイビス・グッゲンハイム。

ブッシュ・ド・ノエル LA BUCHE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
長女ルーバ(サビーヌ・アゼマ)は41歳で独身、家庭を持つ男と不倫をしていて、最近妊娠した事に気付く。次女ソニア(エマニュエル・ベアール)はブルジョアと結婚して何不自由なく暮らしているように見えるが、夫の浮気に苦しんでいる。三女ミラ(シャルロット・ゲンズブール)は才女といわれ、仕事も順調、しかし恋人もなく孤独を感じている。3人の母イヴェット(フランソワーズ・ファビアン)の再婚相手だった男の葬式に出席した三人は、全員が再会する久しぶり。しかしクリスマスまでの数日間にいろいろな事が起こって…。
ドラマ
1999年/フランス
監督 ダニエル・トンプソン
音楽 ミシェル・ルグラン
出演
サビーヌ・アゼマ、エマニュエル・ベアール、シャルロット・ゲンズブール、クロード・リッシュ、フランソワーズ・ファビアン、クリストフ・トンプソン、ジャン=ピエール・ダルッサン

感想
三人娘の父親に隠し子がいたり、母親も浮気をしていて父親の一番お気に入りの三女ミラはどうやら父親が違うらしい…とかなり人間関係が複雑。でもドロドロとした感じでなく、コミカルなタッチで、クリスマスという楽しい雰囲気と相まって暖かく描かれている。音楽がミシェル・ルグランというので期待したが、彼のオリジナルよりもお馴染みの今までの映画で使われたクリスマス・ソングなどをちりばめたという感じ。でも長女ルーバが歌うロシア民謡はなかなか良かった。ロングラン・ヒットした作品だそうだが、クリスマスにこれといって思い入れのない私にはそれほどでも…って感じ。

フットルース  FOOTLOOSE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
今や演技派として活躍するケビン・ベーコンの出世作となった青春映画。ダンスが禁止されている小さな町に都会から引っ越してきた一人の高校生が、閉鎖的な町を変えていく様を数々のヒット曲にのせて痛快に描く。ケニー・ロギンスによる主題歌が大ヒットし、アカデミー歌曲賞を受賞。ヒロインの友人役で当時まだ10代のサラ・ジェシカ・パーカーが出演している。(from:NHKBS)
青春/音楽(カラー)
1984年/アメリカ
監督 ハーバート・ロス
音楽 マイルズ・グッドマン
出演
ケビン・ベーコン、ロリ・シンガー、ジョン・リスゴー、クリストファー・ペン
フットルース
感想
サタデー・ナイト・フィーバー」みたいな当時流行りの曲を使った青春ダンスドラマだと思っていたが、「チップス先生さようなら」「グッバイガール」「愛と喝采の日々」「マグノリアの花たち」「摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に」のハーバート・ロス監督だけあって、閉鎖的な田舎に対する風刺的な社会派的要素も取り入れて感慨深げな作品になっている。音楽やファッションは公開当時でさえ少々ダサイと思っていたが、舞台が田舎なのだからこれで良かったのかも。ケビン・ベーコンはこの時アイドルのような扱われ方をしたが、その後ちゃんと演技派へと成長しているからさすが。

不撓不屈
★★★☆☆  テレビ放送
内容
税理士・飯塚毅が中小企業の経営と従業員への利益還元のため勧めていた節税対策。しかしこれを認めない国税局と、飯塚は約七年に及ぶ想像を絶する対立を繰り広げることになる。後に「飯塚事件」と呼ばれることとなった出来事が、一人の人間の信念と家族の強い包容力に支えられた不撓不屈の精神によって、多くの理解者を生み出してゆく様を力強く描きあげてゆく。(from:BS-i)
ドラマ(カラー)
2006年/日本
監督 森川時久
音楽 服部克久
出演
滝田栄、松坂慶子、三田村邦彦、田山涼成、中村梅雀、北村和夫、夏八木勲
不撓不屈
感想
国税局という権力の不正不等に屈することなく戦って正義を貫いた男の物語。税理士と国税局が争ったという事件も知らなかったが、八方塞がりの主人公がどう正義を貫くか、その展開が面白い。また、長男・まさはるが父・飯塚に宛てた手紙に泣けてしまった。しかし、税の世界を面白くエンターテインメンにした「マルサの女」に比べると真面目に直球の演出で少々退屈する。監督は「わが青春のとき」の森川時久。

船出・沖縄編 
★★★☆☆ 劇場/琉球電影烈伝 in OKINAWA「沖縄ディアスポラ/「出沖縄の軌跡」より
内容
名護市二見に暮らす大家族の仲尾次一家は、ブラジルに移民した長男によばれて一家全員がブラジルに移民する事を決意する。新天地での不安を抱えながら、家族それぞれの別れがありながらも、一家団結して困難を乗り越えていこうと、ブラジル行きの船に乗込み、旅立つまでの様子。
ドキュメンタリー(カラー/ビデオ/25分)
1972年/日本
監督
音楽
出演

感想
ぎこちない様子で息子からポルトガル語を習う、父。苦難が待ち受けているだろうが、家族が団結すればきっと乗り越えられる、と子供達を励ます母。二人とも決して若いとは言えないし、新天地での生活は幸福よりも苦難の方が多いと思える。しかし彼らはクヨクヨ考えるよりもさっさと諦めて、自分達の運命を受入れてしまう。そう、この「何とかなるさぁ」の精神が、悲惨な歴史を繰返してきたウチナーんちゅの、雑草のごとき強さの元なのだ。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
★★★☆☆  テレビ放送
内容
両親の訃報を受け、東京から山間の田舎に戻ってきた澄伽(佐藤江梨子)。女優を目指し家族の反対を押し切って上京した彼女は、傲慢な勘違い女。演技の才能もないのに自意識過剰で、自分が女優として認められないのは家族のせいだと妹の清深(佐津川愛美)をいびりはじめる。ある出来事から姉への罪悪感に苛まれ、いじめにずっと耐えていた清深だったが、「面白すぎる姉」を間近で見ているうちに再び事件を起こしてしまう…/華麗で可憐で強欲な勘違い女の姉vsそんな姉に怯えつつ観察し漫画を描く根暗でしたたかな妹。山深いとある村で繰り広げられる恐るべき姉妹バトル、果たして決着は…?(from:BSジャパン)
ドラマ/コメディ(カラー)
2007年/日本
監督 吉田大八
音楽 鈴木惣一朗、主題歌:チャットモンチー『世界が終わる夜に』
出演
佐藤江梨子(和合澄伽)、佐津川愛美(和合清深)、山本浩司(萩原)、土佐信道(小森哲生:明和電機)、上田耕一(和合曾太郎)、永作博美(和合待子)、永瀬正敏(和合宍道)
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
感想
健気で天然ボケの兄嫁を演じた永作博美が、痛々しいほど体を張っていて、彼女が作る不気味な人形や、四谷怪談のお岩さんのような眼帯姿など、強烈なキャラを演じていて良い。自分勝手な自意識過剰女を演じた佐藤江梨子もはまり役だし、陰気な妹を演じた佐津川愛美も面白い。しかし、肝心の二人の演技は今一歩で、永瀬正敏や永作博美に助けられているという感じ。ホラーのようなコメディーで、ジャンル別できない要素が斬新的な作品。話題作りにしては地味だが、明和電機の社長が澄伽の憧れの若手監督に扮している。

船を降りたら彼女の島 
★★★☆☆ テレビ放送
内容
瀬戸内の島々を舞台に、東京から帰郷した女性の心の旅をノスタルジックにつづったドラマ。「がんばっていきまっしょい」の磯村監督が再び全編を愛媛県内でロケ撮影した。人生の岐路に揺れ動く一人の若い女性の心を繊細に描く。東京の出版社に勤める九里子(木村佳乃)は、両親に結婚の報告をするため2年ぶりに帰郷する。父・周三(大杉漣)は連絡もなく突然帰ってきた娘に戸惑い、九里子も父を前にすると伝えたいことが言えず…。(from:NHKBS)原作は漫画家サキヒトミの「カントリーパラダイス」。
ドラマ(カラー)
2002年/日本
監督 磯村一路
音楽 押尾コータロー
出演
木村佳乃、大杉漣、大谷直子、照英、村上淳、鳥丸せつこ
船を降りたら彼女の島

感想
瀬戸内の島の狭い路地をまだ小さな九里子が迷い込んでおばあちゃんを探す幻想的でが美しい。音楽もノスタルジックな雰囲気をさそう癒し系。木村佳乃の演技と台詞回しも雰囲気が心を和まさせる。初恋の人・隆司の消息を訪ねる小さな旅に出るが…。九里子があげた「うちを忘れんとって」と言って渡した鈴を隆司の妹が兄が大切にしていたと持っていて、昔の記憶が鮮明に蘇る様がとても美しく悲しい。九里子の婚約者・高原充生(村上淳)と周三の出合いがユーモアがあって可笑しかった。地味な作品だけど観ている内に故郷やそこにいる両親、人々への思いがつのり、心に沁み入るイイ作品。

踏切のある通り  CROSSROAD STREET
★★★☆☆  テレビ放送
内容
原題は、リガの郊外にある小さな町の間を横切る通りの名である。その通りをめぐる小さな社会を題材に、絶望・葛藤・矛盾に満ちながら、ユーモアとウィットかつアイロニーに溢れた生活を送る住民の姿を描いている。町全体が、ペレストロイカによってもたらされる変化と解放の不確実さに向き合うシーンでは、警告的な不安のトーンが現れる。セレツキス監督は、この作品の製作を通して、さまざまな表情を見せる社会と個性的な人物を発見している。そして価値のあるロシア文学の伝統から脈々と続いてきている“語り部”としての自信をもって、リガの人々の物語を生み出している。山形国際映画祭より(from:BSスカパー!)
ドキュメンタリー(カラー)
1989年/旧ソ連
監督 イヴァルス・セレツキス
出演

踏切のある通り
感想
リガは今のバルト三国の一つ、ラトビア共和国の首都で今では結構都会らしい。しかし、この作品のソ連時代は重工業が盛んなソ連屈指の工業地帯だったらしい。ドキュメントでも環境問題になりそうなどんよりとした空と視界の悪いゴミっぽい空気が常に漂っていて陰鬱な雰囲気。それに貧困率が高いのは今もあまり変わらないらしい。ここでも、シベリアで生まれた身体不自由の青年がメインで出てくるが、ソ連時代とは違った自由を得た筈なのに、なかなか抜け出せない貧困という監獄に縛られている。老齢年金も成り立ってないので80過ぎの老人も、年金を当てにできない状態。本編はそんな最下層にいる弱者を対象に描かれていて、当時、鉄の壁に隔たれていたソ連という国の暗部を見ることができる。

不滅の恋 ベートーヴェン IMMORTAL BELOVED
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ベートーヴェンの死後、不滅の恋人と呼ぶある一人の女性に宛てた遺書が発見され、彼の弟子であり親友だったシンドラーがこの遺書を届けようと「不滅の恋人」が誰であったのかを探し出そうと偉大な作曲家の過去を辿っていく。
伝記
1994年/アメリカ
監督 バーナード・ローズ
音楽 サー・ゲオルグ・ショルティ
出演
ゲーリー・オールドマン、イザベラ・ロッセリーニ、ジェローン・クラッベ

感想
ゲイリー・オールドマンのベートーヴェンが見た目も似ていて見事。ベートーヴェンの苦悩日々を壮大に描いている。しかし…これを見て大好きなベートーヴェンの人間性が理解できたかというとちょっと疑問。あの音楽にこんな浅いドラマしか生まれないとは…ちょっと期待外れ。現実はこんなもんだったのか?でも「第九」の演奏で少年のベートーヴェンが湖に身体を投出し空の星と一体になるシーンは涙もので美しく感動的、その他の数々の名曲の作られた背景も描いていく構成はマル。ベートーヴェンをまた違った視点から聞く楽しみができた。

不滅の熱球
★★★★☆  テレビ放送
内容
日本プロ野球が誕生して間もないころ、巨人軍の剛速球投手としてその名をとどろかせた沢村栄治の半生と、彼を支え続けた妻の姿を描く。日本最初のプロ野球公式戦、巨人対阪神戦でノーヒット・ノーランを達成し、その後も未曽有の活躍を見せた沢村は、選手として絶好調の時に徴兵され、右手を負傷。やがて復帰するが…。その栄誉と功績を称え、巨人軍では沢村選手の背番号14番を永久欠番とし、沢村栄治賞も創設された。(from:NHKBS)
ドラマ/スポーツ/伝記(白黒)
1955年/日本
監督 鈴木英夫
音楽 斎藤一郎
出演
池部良、司葉子、清水将夫、滝花久子、笠智衆、千秋実
不滅の熱球
感想
戦地で亡くなった巨人軍の伝説的エースピッチャー沢村栄治のドラマ。監督は「彼奴を逃すな」「非情都市」「その場所に女ありて」「悪の階段」の鈴木英夫。スタイリッシュなサスペンス作品が多いが、こちらはストレートなロマンスと人情もの。穏和で木訥としたキャラを演じる池部良が格好良い。その妻を演じる司葉子も芯の強い芦屋のお嬢様役がぴったり。相棒のキャチャーの千秋実、穏和で選手想いの監督の笠智衆など、サブキャラも味があってイイ。池部良のピッチングフォームは沢村栄二に似せて頑張ってはいるんだそうが、本者のフォームを知る人に言わせると、本者に比べてちょっと格好悪いらしい。張元や川上など懐かしい巨人選手キャラも登場、まだプロ野球ができたばかりの日本野球の歴史も描かれている。

不夜城 SLEEPLESS TOWN
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
劉健一(金城武)は、台湾人と日本人の混血がゆえに、日本人には受け入れられず、又台湾社会にも属することができない。彼は何も信じず、誰も頼らず、ただ人間の欲望にのみ鋭く嗅覚を尖らせ危うく生きていた。歌舞伎町は上海マフィアのボス元成貴(曾志偉)、北京マフィアのボス崔虎(修健)、そして台湾の楊偉民(郎雄)とさまざまな組織が複雑な勢力地図を形づくっていた。そんな不穏な均衡に亀裂を入れたのはかつての相棒、呉富春(椎名桔平)が歌舞伎町に帰ってきた噂だった。馳星周原作、無国籍都市・歌舞伎町を舞台に男女の危険な恋愛を描く。(from:BS-i)
サスペンス/アクション(カラー)
1998年/日本
監督 李志毅(リー・チーガイ)
音楽 梅林茂、主題歌:B'z「Leon Daniels」
出演
金城武、山本未来、椎名桔平、郎雄、曾志偉、顧焼東、修健、永澤俊矢、谷原章、鈴木清順
不夜城

感想
混沌とした無国籍地帯、新宿歌舞伎町を舞台に暗躍する中国系マフィアの抗争。これに巻込まれる主人公と彼に近づいてくる謎の女に山本未来。彼女の体を張った演技はなかなかイイ。しかもあまり美人とは言えない彼女が美しく見える。金城武の小犬のような愛嬌ある顔とは相反してクールなキャラもグッド。しかしセリフは聞き辛いし、似合わない長髪の椎名桔平の怪演が笑えた富春のキャラは浮きまくっている。またこの作品にナット・キング・コールの名曲「アンフォゲッタブル」は合わなくて、名曲が情けない使われ方で悲しくなってしまった。

冬の華  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1970年代の横浜。十数年前におかした罪で服役していたあの男が帰ってきた。しかし長い年月は世間を変え、義理と人情の板挟みになる不器用な男は生きる場所を失っていた…。脚本家はドラマ「北の国から」シリーズなどの倉本聰。(from:BS朝日)
任侠(カラー)
1978年/日本/東映
監督 降旗康男
音楽 クロード・チアリ、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番第1楽章
出演
高倉健、池上季実子、田中邦衛、三浦洋一、池部良
冬の華
感想
高倉健が「足長おじさん」という設定。しかしこのおじさん、実はヤクザ幹部でずっと服役中、しかも援助してきた少女(女子高生にしてはちょっと老けている池上季実子)の父親を殺した罪で捕まったという過去が。出所して一番会いたいのがその少女なのに、自分が堅気になるまでは会おうとしない。そんなストイックなキャラが健さんには似合う。出演者も豪華で池部良や田中邦衛、倍賞美津子、大滝秀治、小林亜星など。また、北大路欣也が若(ヤクザの親分の息子が堅気の軍人というところが雷蔵の「若親分」に似ている)で出ている。また、小林稔侍ってあまり好きじゃないんだが、ここでは健さんに肩入れする料亭おやじをいい感じで演じていて悪くない。監督は「鉄道員(ぽっぽや)」「赤い月」「憑神」「居酒屋兆治」「あ・うん」「夜叉」「仕掛人梅安」「寒椿」「」の降旗康男。

冬のライオン  THE LION IN WINTER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1183年のクリスマスも近い日、後継者問題に悩むイギリス国王ヘンリー2世は、例年のごとく3人の息子と幽閉の身の王妃エレノアを集める。それぞれに野望を抱く4人のほか、今年はフランス国王フィリップとその姉で王の愛人であるアレースが参加。王室一族の策謀が目まぐるしく展開する。アカデミー主演女優賞、脚色賞、音楽賞受賞。オトゥールをはじめ若きアンソニー・ホプキンスら名優たちの火花散る演技が見もの。(from:NHKBS)
歴史劇/ロマンス(カラー)
1968年/イギリス
監督 アンソニー・ハーベイ
音楽 ジョン・バリー
出演
ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘプバーン、アンソニー・ホプキンス、ジョン・キャッスル、ティモシー・ダルトン
冬のライオン
感想
実力派俳優たちの共演が豪華だが、ティモシー・ダルトンはこれがデビュー作、アンソニー・ホプキンスもこれが2作目と彼らのデビュー間もない姿も見れて主演者だけでも見応えがある。特にヘンリー2世のオトゥールとそれに対抗する王妃エレノアのキャサリンの緊張感あるやり取りはスリリング。シェイクスピア劇を見ているような舞台劇風の台詞の応酬で地味な歴史劇だが、二人の演技に引き込まれて退屈しなかった。夫婦でもお互いを牽制し合い負けた者は幽閉され命さえ危うい…イギリス王朝のドロドロの愛憎劇。夫も息子たちも信用できないという凄い世界を誇り高く凛々しく生きる王女にキャサリンほどピッタリな女優はいないかも。

冬のレオン  Leon in Wintertime
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ヨーロッパの森に包まれた国々では、少女を食べるという、冬の守オーガが恐れられている。ハチミツ売りの夫婦に大切に育てられた、孤児レオンはクマである正体を悩んで家出する。オーガの風説を広める語り部のボニファシオはレオンを騙して見せ物にする。王女メリーはオーガ退治を宣言するが、オーガに捉えられる。レオンは、吹雪の中、見せ物にされていたゾウと金のリンゴを持つハリネズミと一緒にメリーを助けに行く。メリーと結婚し王国を乗っ取ろうとするボニファシオが、レオンの前に立ちふさがる…。(from:NHKBS)
アニメ/ファンタジー(カラー)
2007年/カナダ
監督 ピエールリュック・グランジョン、パスカル・ルノートル
音楽 ノーマン・ロジェ
出演
声:樋口あかり(レオン)、森樹里(王女メリー) 、松山鷹志(語り部)、上別府仁資(オーガ)、中野工(ハンニバル)、浜町知大(エリソン)
冬のレオン
感想
背景のイラストも美しく、手作りの温もりが伝わってくる人形アニメ。主人公のレオンは赤い帽子と手袋姿が可愛い小熊で、相棒のハリネズミのエリソンや小ゾウのハンニバル、王女メリー、オーガ(冬の神)と悪党・語り部のオニファシオなど、どのキャラも素朴で可愛く、絵本の世界から出てきたという感じ。クリスマスに子供たちに見せたいファンタジー・アニメ。

冬休みの情景  WINTER VACATION
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
中国北部の内モンゴルの小さな町に住む人々の日常を、独特のユーモアを交えて静ひつに描いたヒューマン・ドラマ。退屈を持て余す若者たち。1日中テレビを見ている祖父と、大きくなったら孤児になりたいという孫。家族の食卓の風景…。毎日同じ事の繰り返しで、永遠に続くようにみえる何気ない日々の中、確実に時は過ぎ、少しずつ何かが変わっていく。2010年、スイスのロカルノ映画祭で最高賞である金豹賞を受賞した。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2010年/中国
監督 リー・ホンチー
出演
バイ・ジュンジエ、シエ・イン、バオ・ジンフェン、ワン・フイ
冬休みの情景
感想
ドキュメンタリーのようなまったりとしたテンポと少ない台詞、人物たちの表情を押さえた演技と顔が見えないロングショットの多様で、斬新ともいえる作品なのだが、私には退屈。笑いも狙っていたのだろうが、それほど可笑しくもなく…。

芙蓉鎮  HIBISCUS TOWN
★★★★☆  テレビ放送
内容
1963年春。湖南省の南端にある小さな町・芙蓉鎮では市が立つ日で街は賑わっていた。中でも米豆腐を売る胡玉音(劉暁慶)の店は大賑いだった。国営食堂の女店主・李国香(徐松子)は胡玉音の店の繁盛をにがにがしく思っていた。胡玉音は夫と二人で家畜のえさにしかならない屑米を夜遅くまでかかって臼で挽き、おいしい米豆腐づくりに精出した甲斐あって、王秋赦(祝土彬)から土地を買い店を新築するまでになった。ところが、政治工作班長に昇格した李国香が早速、この店に目をつけ、資本的ブルジョワジーの典型として店に乗り込んできた。そしてこのことが契機となって胡玉音は家も没収され、夫も殺されてしまう…。架空の町・芙蓉鎮を舞台に、米豆腐売りの女性の文化大革命をはさんだ苦難の人生を描いた傑作。(from:BS11)
ドラマ(カラー)
1987年/中国
監督 シェ・チン(謝晋)
音楽 葛炎(クー・ヤン)
出演
リュウ・シャオチン:劉暁慶(フー・ユィイン:胡玉音)、チアン・ウェン:姜文(チン・シユーティエン:秦書田)、チョン・ツァイシー:鄭在石(クー・イェンシャン:谷燕山)、シユー・ソンツー:徐松子(リー・クォシャン:李国香)、チユー・シーピン:祝土彬(ワン・チウシャー:王秋赦)、リウ・リーニェン:劉利年(リー・クイクイ:黎桂桂)、チャン・クアンペイ:張光北(リー・マンコン:黎満庚)、徐寧(五爪辣)
芙蓉鎮
感想
クー・ホア原作の『古華』を映画化。監督は「阿片戦争」「乳泉村の子」「栄光のフォワードNo.9−女子サッカーに捧げる−女足九号」のシェ・チン。ヒロイン玉音は「西太后」「春桃(チュンタオ)」のリュウ・シャオチン。ボンクラの秦は「宋家の三姉妹」「紅いコーリャン」のチアン・ウェン。少し裕福な人々の財産を狙う政治工作員女班長・李の嫌らしさ。政治政策うんぬんとはでっち上げで、明らかに美人で人気者の玉音への嫉妬からのイジメでしかない。「米豆腐売りが新富農?」と嘆く玉音。文化大革命が吹き荒れた自由と希望のない息の詰まる暗黒時代に滅入ってしまう。「今の世の中、他人を踏みつけにしないと生きていけないのか」と嘆く黎。彼も玉音と婚約していたほど、彼女が好きだったのに、身の保全で彼女を李に売り渡してしまう。そして劇団ひとりにそっくりの無教養の王が、李に取り入った見返りで党幹部にまでのさばり、馬鹿と嫉妬深い者に権力を持たせるとこうも愚かなで不幸な人々が増える世の中が展開する。賢者と良民が泣きを見て、無学で愚か者でもコネさえあれば権力者になれるという、中国政治をこれほど痛烈に批判した作品も珍しい。

フライ・ダディ  FLY, DADDY, FLY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ケンカに強いクールな高校生スンソク。高校生の娘を傷つけられたサラリーマン、ガピル。命よりも大切と思っていた娘のために、何もしてやれない自分に憤ったガピルは、ひょんなことからスンソクとその仲間たちに出会う。娘に暴行を加えた高校ボクシングのチャンピオンに復讐するため、仕事もなげうちトレーニングを開始したガピルに、初めは乗り気でなかったスンソク。しかし二人は次第に心を通わせ、闘いのリングへと挑む。(from:BSジャパン)
コメディ/青春(カラー)
2006年/韓国
監督 チェ・ジョンテ
音楽 ソン・ギワン
出演
イ・ジュンギ、イ・ムンシク、ナム・ヒョンジュン、キム・ジフン、イ・ヨンス、イ・ジュ、キム・ソウン、イ・ジュ
フライ・ダディ
感想
岡田准一と堤真一の主演で映画化された金城一紀の『フライ,ダディ,フライ』を、「王の男」のイ・ジュンギと、「オー!ブラザーズ」のイ・ムンシクを主演に韓国でリメイクした青春ドラマ。父親役のイ・ムンシクは役作りのために15キロ増量し、実際に撮影期間中に同じだけ減量する熱演を披露したそうで、その変わり様は目を見張る。特徴のない不細工系中年おっさんのイ・ムンシクだが、バスと競争するシーンなど体を張った演技がコミカルで面白い。体を鍛えるシーンやラストのファイティング・シーンは「ロッキー」のパクリだが、それよりもずっと面白くてエキサイト。イ・ドックン教頭に「海神」「朱蒙」「90日、愛する時間」「ピアノ」などの悪役イ・ジェヨンが演じていてイイ味を出している。しかし暴力を暴力で仕返しするという思想はあまりにも野蛮で、もっといい解決策があるのでは…と疑問視してしまう。岡田准一のオリジナルは未見だが、韓国らしい「うらみ」をテーマにしたドラマ。

プライスレス 素敵な恋の見つけ方  HORS DE PRIX
★★★☆☆  テレビ放送
内容
タイトルの「プライスレス」は クレジットカード会社「マスターカード」のテレビCMのキャッチコピーとして有名になった言葉だが、れっきとした英単語である。「あまりにも貴重な物のため値段が付けられない」というような意味合い。一流ホテルのウェイターと玉の輿狙いのマテリアル・ガールとの恋の行方を描くフレンチ・ラブコメディ。(from:BS日テレ)
コメディ/ロマンス(カラー)
2006年/フランス
監督 ピエール・サルヴァドーリ
音楽 カミーユ・バズバズ
出演
オドレイ・トトゥ(イレーヌ)、ガド・エルマレ(ジャン)、マリー=クリスティーヌ・アダム(マドレーヌ)、ヴァーノン・ドブチェフ(ジャック)、ジャック・スピエセル(ジル)、アネリーズ・エスム(アニエス)
プライスレス 素敵な恋の見つけ方
感想
アメリ」「ロング・エンゲージメント」のオドレイ・トトゥが高級ホテルで金持ち男を漁るマテリアル・ガールをキュートに演じている。セクシーでお洒落なブランド・ファッションで次々と衣装変えする彼女のお洒落も楽しい。貧乏な男がマテリアル・ガールに恋をして…というのは「ティファニーで朝食を」のオードリーとオドレイのイメージが重なるが、男のほうは彼女に振り回されて犯罪まで犯さないかと思わせるギリギリの展開でハラハラさせられて笑える。このちょっと情けない駄目男ジャンをキュートに演じたガド・エルマレもグッド。

フライト・オブ・フェニックス  FLIGHT OF THE PHOENIX
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
石油採掘作業を終えて帰路についた飛行機が砂嵐のためゴビ砂漠に不時着した。破損した機体、無線連絡も不可、捜索隊の救出も絶望的ななかで10人が出した決断とは? (地上波)
アドベンチャー/アクション(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ジョン・ムーア
音楽 マルコ・ベルトラミ
出演
デニス・クエイド(フランク)、ジョヴァンニ・リビシ(エリオット)、タイリース・ギブソン(A・J)、ミランダ・オットー(ケリー)、トニー・カラン(ロドニー)、ヒュー・ローリー(イアン)、スコット・マイケル・キャンベル
フライト・オブ・フェニックス
感想
65年製作の「飛べ!フェニックス」をリメイク。監督は「エネミー・ライン」のジョン・ムーア。デニス・クエイド以外はパッとしないキャストだが、嵐の中、飛行中事故を起こすシーンは迫力ある。メカおたくな自己中のエリオット(ジョヴァンニ・リビシ)に足を引っ張られたり、武装遊牧民に襲われたり、最後の最後まで試練が続きハラハラ。砂漠の雄大な景色も美しい。マッシヴ・アタックの「エンジェル」を挿入曲で使用。

フライド・グリーン・トマト  FRIED GREEN TOMATOES
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
心さびしい専業主婦エブリンは、ある日不思議な老女ニニーと出会う。彼女が語る昔話に耳を傾けるうち、エブリンはその魅力に引き込まれていく。それは今から50年程前、アラバマ州の片田舎にあった食堂での人間模様と、そこで起きた殺人事件、そして二人の女性の深い友情の物語。現在と過去の2つの時代のストーリーが交互に展開されていくなか、エブリンはいつしか情熱を取り戻し、自身の生き方まで見直すようになっていく。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1991年/アメリカ
監督 ジョン・アブネット
音楽 トーマス・ニューマン
出演
キャシー・ベイツ、ジェシカ・タンディ、メアリー・スチュアート・マスターソン、メアリー・ルイーズ・パーカー
フライド・グリーン・トマト
感想
錚々たる出演者で期待し過ぎたせいか…意外と普通。冒頭でいきなりクリス・オドネルが事故死するショッキングな出来事があったり、殺人事件やその裁判、ハンディキャップを持つ息子、KKKの人種差別による暴力などエピソードは色々あって退屈はしないのだが、重いテーマをさらりと描き過ぎているためか感情移入があまりできなかった。雰囲気は「ドライビング Miss デイジー」ととても似ているがそちらほどウイットに富んでいるという訳でもなく…。監督は「アンカーウーマン」のジョン・アブネット。

フライト・デスティネーション  TERMINATION POINT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
スカイウィング507便メキシコ行き。STC(政府技術開発部門)捜査官ケイレブは、家族旅行直前で本部の呼び出しにあい、妻と娘を残して便を降りる。STCでは、国家最高機密“アルファ計画”を稼動させる装置が盗まるという事件が発生していた。“アルファ計画”とは、時空の構造を操る装置の開発。すなわち、物体の瞬間移動や時空間の移動を可能にするというものだ。捜索を始めるケイレブだったが、装置を盗んだウィンター博士は507便に乗り逃亡している事が判明する。政府は国家機密の漏洩を恐れ飛行機ごと爆撃しようとするが、博士が装置を稼動させ507便は突如時空間に消え去る。さらにその影響でアメリカ上空に巨大なワームホールが発生。都市を飲み込み始める。このまま全てが消滅してしまうのか?!そして、507便の運命は…?(from:BS日テレ)
パニック/SF(カラー)
2007年/カナダ
監督 ジェイソン・ボルク
音楽 カイル・ケネス・バッター、グレゴリー・トリッピ
出演
ジェイソン・プリーストリー、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ガーウィン・サンフォード、ゲイリー・ハドソン、ステファニー・フォー・フェッテン、マイケル・エクランド
フライト・デスティネーション
感想
TVドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」で人気者だったJ・プリーストリーもすっかりオッサンになった、彼主演のパニック映画。CGは安っぽくて「アイス・ツイスター」とあまり変わらないが、これに「タイムライン」やなんちゃって「ダイ・ハード2」がミックスしていてなかなか面白い展開。監督は「スーパーストームXXX」のジェイソン・ボルク。

プライドinブルー PRIDE IN BLUE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
知的障害者のサッカー世界選手権に出場した日本代表チームを追ったドキュメンタリー。4年に1度、FIFAサッカーワールドカップ終了後に開催され、2006年のドイツ大会で4回目を迎えた「もうひとつのワールドカップ」に参加した15才から33才まで、計20名の選手たち。彼らの大会での様子に密着するだけでなく、それぞれの苦悩やサッカーへの思いなど率直に語る姿、そして家族たちの思いも映し出す。(from:NHKBS)
スポーツ/ドキュメンタリー(カラー)
2007年/日本
監督 中村和彦
音楽 HΛL
出演
ナレーション:寺田農
プライドinブルー

感想
障害者を暖かい目で見つめながら、彼等の実情を華飾することなく描いたドキュメンタリー。その手法は「エイブル」「ホストタウン エイブル2」に似ている。このサッカーに参加している障害者たちは、軽度のため、一見、普通のように見えるので、重度の障害者と健聴者の間に挟まれ、なかなか理解されにくく、苦悩も多い。しかし、ひた向きに好きなサッカーに打ち込み、やがて日本の国旗を背負って世界大会の大舞台へと羽ばたく姿は感動的。ゲーム結果は16チーム中12位で終わったが、最後の韓国戦を4-2で勝利と大健闘。頑張れ!日本!

プライド 栄光への絆  FRIDAY NIGHT LIGHTS
★★★★☆  テレビ放送
内容
1988年、テキサス州にある小さな街オデッサの人々が注目していたのは、地元高校のアメリカン・フットボール・チーム「パンサーズ」。チームの選手たちは家族だけでなく、街の人々の希望の星だった。それぞれの事情を抱えながら通算5度目の優勝を目指して練習に励む彼らを新コーチのゲインズは支えていくが…。実話をもとにドキュメンタリー・タッチで描いた感動作。(from:NHKBS)
ドラマ/学園/スポーツ(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ピーター・バーグ
音楽 ブライアン・レイツェル
出演
ビリー・ボブ・ソーントン(ゲイリー・ゲインズ)、デレク・ルーク(ブービー)、ジェイ・ヘルナンデス(ブライアン)
プライド栄光への絆
感想
コーチのゲインズにビリー・ボブ・ソーントン。病気の母を一人で面倒看るクォーターバックのウィンチェル、スター選手だった父に詰られてばかりのビリングスリー、怪我で選手生命を裁たれる花形選手のブービー…町中の異常なまでの期待を背負わされ、その重圧にもがき苦しむ彼らに、アメフトの世界の栄光と闇がリアルに見えてくる。実話そのものという試合結果のラストも心に残る。監督は「ベリー・バッド・ウェディング」のピーター・バーグ。

プライドと偏見  
★★★★☆  レンタルDVD
内容
18世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家の5人の子どもはいずれも女ばかり。女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ、娘たちは路頭に迷ってしまう。母親はなんとか娘たちを資産家と結婚させようと躍起になっていた。そんなある日、近所に独身の大富豪ピングリーが引っ越してきた。にわかに浮き足立つ5人姉妹。そして舞踏会の夜、次女エリザベスは、ピングリーの親友ダーシーと出会う。しかし、ダーシーの高慢な態度に強い反感を抱くエリザベス。さらに、あらぬ誤解からダーシーへの嫌悪感はますます募っていくのだったが…。原作は ジェーン・オースティンの 『高慢と偏見』 。(from:allcinema)
歴史劇/ロマンス/文芸(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ジョー・ライト
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演
キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン、ドナルド・サザーランド、ブレンダ・ブレシン、ロザムンド・パイク、ジュディ・デンチ
プライドと偏見

感想
ドクトル・ジバゴ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」「ベッカムに恋して」のキーラ・ナイトレイが、まだ家柄や血筋を重視する時代に、自由恋愛で結婚を考える進歩的なヒロイン・を生き生きと演じている。女ばかりの4人姉妹、おっとりした長女に、活発な次女は「若草物語」の姉妹たちに重なるが、こちらの母親は娘の玉の腰には手段を選ばない「やり手婆」で、レディーの見本だった「若草物語」の母親とはほど遠い俗物。それとは対象的に父親は物静かでものの本質をしっかり見抜き、娘の本当の幸せを考えられる教養人。ラストで父に許しを求めに来た?とのやりとりは泣けた。その父役のドナルド・サザーランドと母役のブレンダ・ブレシン(「リトル・ヴォイス」でも駄目な母親を演じている)の演技がドラマに深みを与えている。

フライトプラン  FLIGHTPLAN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
事故死した夫の棺を貨物室に乗せ、深い悲しみと喪失感を抱えたカイは、娘のジュリアとともにベルリン空港から飛び立った。夫の突然の死を受け入れられないカイル。航空機設計士でもあるカイルが設計した航空機に身を任せるうち、緊張から解放されたのか浅い眠りに落ちてしまう。数時間後、ふと目を覚ますと隣にいたはずのジュリアがいなくなっていた。トイレ、客席、厨房…。巨大旅客機内を探し回るが、どこにも見あたらない。ところが、乗客、乗員は誰もジュリアの姿など最初から見ていないという。そんなばかな、確かに一緒に乗ったはずなのに…。しかし、ポケットに入れたはずのジュリアの搭乗券も、頭上の荷物入れに入れたはずのバックパックも消えていた。フライトアテンダントら乗務員、騒動をなんとかおさめようとするエアマーシャルのカーソン(ピーター・サースガード)にまったく信じてもらえないカイルは、機長のリッチに機内の捜索を嘆願するのだが…。 (from:日曜洋画劇場)
サスペンス/アクション/ミステリー(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ロベルト・シュヴェンケ
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
ジョディ・フォスター(カイル・プラット:戸田恵子)、ショーン・ビーン(リッチ機長:磯部勉)、ピーター・サースガード(カーソン:森川智之)、エリカ・クリステンセン(フィオナ:小林沙苗)、ケイト・ビーハン(ステファニー:藤本喜久子)、マイケル・アービー(オバイド:石住昭彦)、アサフ・コーエン(アハマド:船木真人)、マーリーン・ローストン(ジュリア:宮本侑芽)
フライトプラン
感想
ロード・オブ・ザ・リング」のボロミアで御馴染みのショーン・ビーンが機長役だったり、「グッドモーニング・バビロン!」「推定無罪」のグレタ・スカッキがセラピスト役で出演していたりで、ちょこっと出るにはもったいない感じの俳優陣。しかしキーマンであるカーソン保安官が「K-19」のピーター・サースガードで、ちょっと存在感が薄い。まぁ、お陰でジョディの一人芝居状態が際立った作品になってはいる。子供を守る強い母親役というのは「パニック・ルーム」と似ているが、こちらは夫の死という大きな心の傷を持ったより深いキャラになっている。乗ったはずの人物が乗って無くて、主人公の精神の病による妄想と片付けられそうなところへ、疾走した人物が車窓の曇りガラスに残した落書きが、主人公の幻想ではなかったことを証明する…という話はヒッチコックの「バルカン超特急」そのまま。あちらがスパイの国際犯罪だったのに対して、こちらはちょっとセコイ強盗だった…というのが肩透かしな結果だった。

フライング・タイガー  FLYING TIGERS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカを代表する戦うジョン・ウェイン主演の戦意高揚映画。第二次大戦中の中国戦線を舞台に、米国の戦闘機部隊が日本軍相手に大活躍する。空中戦シーンも記録フィルムの使用ではなく、特撮による迫力のあるシーンが随所に挿入されており、戦闘場面の効果をあげている。(from:BS12)
戦争(カラー)
1942年/アメリカ
監督 デヴィッド・ミラー
音楽 ウォルター・シャーフ
出演
ジョン・ウェイン、ジョン・キャロル、アンナ・リー
フライング・タイガー
感想
飛行禁止のハップが相棒ジェイソンの代わりに乗った飛行機が撃墜され、ワンマン行動でチームから好かれていないジェイソンがますます孤立する。その汚名挽回のつもりでニトロを積んだ貨物機に密かに乗り込み、ジョン・ウェインを助ける…。報酬目当てでフライングタイガー飛行部隊に参加した男が、部隊の仲間と生死を共にすることで、仲間のために命を惜しまない男に変わってゆく。日本の神風特行隊をアメリカ軍でもと、言わんばかりの自己犠牲の美徳を意識したラスト。ジョン・ウェインは彼の上司で、部隊の模範的リーダーだが、主演というよりはジョン・キャロルの助演役という感じ。ジョン・ウェイン主演の対日本戦の戦意高揚作品では、人間ドラマを中心に描かれていて面白い。ちなみにフライングタイガース(飛虎)は、日中戦争時に中国国民党軍を支援したアメリカ合衆国義勇軍の愛称で、サメの歯をイメージしたペイントがユニーク。監督は「ダラスの熱い日」のデヴィッド・ミラー。

ブラインド・ホライズン  BLIND HORIZON
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
一人の男(キルマー)が、砂漠で瀕死の状態で発見される。男は、弾が頭を貫通した衝撃で昏睡状態に陥っていた。しかし、数日後その男は突然目を覚ました。駆けつけた保安官ジャックが男に身元を尋ねると、男は言った「俺が誰なのか教えて欲しい…」と。その男は、発見された時一枚のメモを所持、そこには“ランバス”という名前とポケベルの番号のようなものが書かれていたが、男にはそのメモについての記憶はなかった。嵐の夜、窓際にたたずむ男に、ある一人の女性と話している断片的な記憶がよみがえる。その会話は「3人で狙う」、「前金で半分渡す」、「暗号名はランバス」というものだった。翌日、テレビで大統領選挙ツアーのニュースを見ていたその男に再び記憶がよみがえり、突然電話をさせてくれと暴れだす。駆けつけたジャックが男に理由を尋ねると「大統領の暗殺計画を知っている。舞台はこの街だ!」と言う。一方、男が発見された砂漠では、謎の鍵が発見される。その鍵は、街にあるホテルものだと判り、早速部屋に調査に向かったジャック。するとその部屋には、クローイ・リチャーズという黒髪の美女がおり、彼女の話によると、身元不明のその男の名はフランク、国税庁のシカゴ支部に勤めているのだという。病院で、彼女のことを見ても思い出せないフランクだったが大統領暗殺計画の記憶だけは少しづつよみがえって来ていた。そして、意を決してシークレットサービスに電話するが、全く相手にされない。自分は何か重要な事を知っていると核心しているフランクは、やがてクローイとともに病院を後にし、自分でその記憶を辿ろうとするのだが…。果たして、男によみがえりつつある大統領暗殺計画とは?!そして、フランクの本当の正体は…?!
サスペンス/ミステリー(カラー)
2004年/アメリカ
監督 マイケル・ハウスマン
音楽 マシン・ヘッド
出演
ヴァル・キルマー(フランク)、ネーヴ・キャンベル(クローイ・リチャーズ)、サム・シェパード(保安官ジャック・コルブ)、フェイ・ダナウェイ(ミズK)、レオ・フィッツパトリック(スターリング)
ブラインド・ホライズン
感想
主役のフランクが悪者なのか、善玉なのか…?なくした記憶が次第に戻る時に正体が明らかになる、最後まで複雑に展開して先が読めないサスペンス。そのフランクに「ドアーズ」のバル・キルマー、ブラック・ポイントの保安官に「ライトスタッフ」のサム・シェパード、お歳を召しても貫禄たっぷりのフェイ・ダナウェイが大統領暗殺計画の黒幕ミズKに、「スクリーム」「バレエ・カンパニー」のネーブ・キャンベル、看護師リズにエイミー・スマートと出演者が豪華。「メメント」を思わせるケネデー暗殺に絡むサスペンスで、謎の多い主人公のキャラは面白い。しかしヴァル・キルマーが主演のせいか、ちょっと華に欠ける。

ブラインドサイト 〜小さな登山者たち〜  BLINDSIGHT
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
盲目の子供たち6人が、エベレストの北側にある標高7000mのラクパリ登頂を目指す姿を追ったドキュメンタリー。古い因習のために社会や親から拒絶された視覚障害の子供たち。自らも視覚障害を持つサブリエは、そんな子供たちのためにチベットで最初の盲学校を設立、盲人で初めてエベレスト登頂に成功したエリックや彼の仲間たちの協力を得て、子供たちに勇気を持って登山に挑戦させる。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2006年/イギリス
監督 ルーシー・ウォーカー
音楽 ニティン・ソーニー
出演
サブリエ・テンバーゲン、エリック・ヴァイエンマイヤー、ポール・クローネンバーグ
ブラインドサイト 〜小さな登山者たち〜
感想
チベットの盲学校の生徒が盲目のエベレスト登頂クライマーを指導者に迎えて、エベレストの隣の標高7000mのラクパリ登頂を目指すというドキュメント。まだ13歳前後の子供たちで、しかも盲目というハンディキャップを抱える、チベットの貧しい子供たち6人が健康な大人たちでも死人がでることがある危険な山登りに挑戦する。それに参加しようとする強い意志は、自分たちが盲目でも健聴者でも困難な事をやり遂げられるということを世間に証明したいというところに健動力を置いている。チベットの盲目な者への偏見は先進諸国とかなり違って厳しく、そんな環境で生きてゆくのは難しい。でも、この山登りプロジェクトに参加することで彼らがそれぞれ欠けていたもの、弱かったものを得てゆくのが心強い。結果は…でも登頂成功よりも彼がどれだけ成長できたかが重要で、そういう意味では彼らの大勝利だったのかも。チベットの山々や、寺院の風景など、ありがちではあるがやはり美しい。

フラガール  
★★★★☆  テレビ放送
内容
時代の波で閉鎖に追い込まれた、とある炭坑の村では、危機的な状況の中、炭坑で働く人々はツルハシを捨て、北国の寒村を“常夏の楽園”に変えようと立ち上がった。村の少女たちは腰みのをつけ、肌もあらわにハワイアンムード満点のフラダンスを踊りはじめるのだが…。
ドラマ/コメディ(カラー)
2006年/日本
監督 李相日
音楽 ジェイク・シマブクロ
出演
松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、山崎静代、池津祥子、徳永えり、三宅弘城、高橋克実、岸辺一徳、富司純子
フラガール
感想
蒼井優の踊りの腕は、『花とアリス』で実証済みだが、松雪泰子が見事なフラダンスを披露していてびっくり。そして彼女の60年代の衣装もちょっとお洒落。また南海キャンディーズのしずちゃんがいい味をかもし出すキャラを演じていてグッド。そしていんちき臭い村長の岸辺一徳と、厳しい母の富司純子とワキのキャラも良くてドラマを盛り上げている。昭和初期の庶民を舞台にしたドラマは、『ALWAYS 三丁目の夕日』とい似た感じのノスタルジックなスタイルがいい。寂れた炭鉱町とハワイアンダンスというミスマッチ感が笑えてグッド。

プラクティカル・マジック  PRACTICAL MAGIC
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
魔女の血をひく姉妹が恋した男性は何故か若死してしまう。魔法の代償なの?二人が出した、それぞれの結論は?ファンタスティック・ラブロマンス。
ファンタジー/ロマンス(カラー)
1998年/アメリカ
監督 グリフィン・ダン
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
サンドラ・ブロック(サリー)、ニコール・キッドマン(ジリアン)、ストッカード・チャニング(叔母のフランシス)、ダイアン・ウィースト(叔母のジェット)、エイダン・クイン(ゲーリー刑事)、ゴラン・ヴィシュニック(ジミー)
プラクティカル・マジック
感想
サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンが美人姉妹に扮したラブ・コメディ。真面目な姉のサンドラ、恋に奔放な妹ニコール、二人とも若くて美しい。ゾンビになる凶悪男ジミーを「ER」のコバッチュ先生のゴラン・ヴィシュニックが演じていて笑える。だが、魔法のシーンや乗り移られるなどの超自然なシーンは少なく、演出もチープで安上がりな作品。監督は「恋におぼれて」のグリフィン・ダン。

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド  BROTHERS OF THE HEAD
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
1975年イギリス、伝説のロックバンドが衝撃のデビューを飾る。結合体双生児トムとバリー率いる「ザ・バンバン」。過激なステージ・パフォーマンスと妖しいまでの美しさで、彼らは一気にスターダムに。温厚で愛らしいトム、繊細で凶暴なバリー。肉体で繋がれた相反する性格の兄弟が生み出す音楽は人々を魅了していく。次々とヒット曲を世に出すふたり。しかし、ある女性との出会いをきっかけに、二人の歯車は狂い始める…。(from:BSジャパン)
ドラマ/音楽(カラー)
2005年/イギリス
監督 キース・フルトン&ルイス・ペペ
音楽 クライヴ・ランガー
出演
ルーク・トレッダウェイ、ハリー・トレッダウェイ、ブライアン・ディック、ショーン・ハリス、タニア・エメリー、ジョナサン・プライス、ジェーン・ホロックス
ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
感想
美形の結合体双生児を主人公にしたというところに、好奇心が注がれそうな作品だが、思ったほどフリークスな内容でもなく、かといって奇形ゆえの苦悩もイマイチ深く描かれてない。1970年代のイギリス・ロック満載という感じで、音楽は悪くないが、二人のパンク音楽はセックス・ピストルズと大差はなくイマイチ新鮮味に欠ける。ケン・ラッセル監督のインタビューなどが盛り込まれドキュメンタリー的な作りだが、あくまでもフィクションらしい。ドキュメント風にしないと、二人の存在がより嘘っぽい感じになったのかも。フリークスな歌手を扱ったものというと「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を思い出すが、こちらほどに訴えかけるものが足りない感じ。

ブラザーズ・グリム  THE BROTHERS GRIMM
★★★★☆  テレビ放送
内容
19世紀のドイツ…。獰猛な肉食獣が出没する不気味な森で若い女ばかりが次々に姿を消す事件が起きる。ウィルとジェイコブのグリム兄弟は、この事件の謎解きを村人たちから依頼される。呪われた森には見たこともなかった魔術的なパワーが潜み、人間の力を越えたその森では、想像を絶する現象が連続する!失踪した女達はいったいどこにいるのか?朽ち果てた塔に棲む女王の正体とは?世界でもっとも愛され、永遠に語り継がれるグリム童話の誕生秘話をめぐるパワフルかつ謎めいた童話では描けない愛と冒険の物語。(from:地上波)
ファンタジー/アドベンチャー/コメディ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 テリー・ギリアム
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演
マット・デイモン(ウィル・グリム)、ヒース・レジャー(ジェイコブ・グリム)、モニカ・ベルッチ(鏡の女王)、レナ・ヘディ(アンジェリカ)、ジョナサン・プライス(ドゥラトンブ将軍)、ピーター・ストーメア(将軍の手下メルクーリ・カヴァルディ)
ブラザーズ・グリム
感想
スリーピー・ホロウ」や「ジェヴォーダンの獣」に似たホーラーっぽいファンタジーだが、こちらは少々コミカルであのグリム兄弟が詐欺紛いのゴーストバスターズ。元々グロテスクなグリム童話を、イメージ通りに映像化している。「ジャックと豆の木」「赤頭巾」「ヘンゼルとグレーテル」「白雪姫」「ラプンツェル」など有名な噺が上手く取り込まれ、テリー・ギリアムにしては毒気が押さえられている。「ターミネーター サラ・コナーズ」のレナ・ヘディが出演。

ブラザーフッド TAE GUK GI
★★★★☆ ビデオ/テレビ放送
内容
1950年の韓国ソウル。兄ジンテは靴磨きで一家の家計を支え、恋人ヨンシンとの結婚と、弟の大学進学のためにと苦しいながらも充実した日々を送っていた。一方甘えん坊の弟ジンソクも頼もしく優しい兄に守られて、何不自由ない生活を送っていた。しかし6月25日、朝鮮戦争が勃発し、ジンソクが軍人に強制的に徴兵される。ジンテも後を追って軍に入るが、兄弟はろくに訓練も受けないまま戦場へ送り込まれる。ジンテは、弟を戦地から遠ざけるため、自らが身代わりとなって危険な任務につくが…。500万人の犠牲者を出したといわれる朝鮮戦争によって引き裂かれた兄弟のきずなを壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。監督は、韓国映画が世界から注目されるきっかけとなった「シュリ」を手がけたカン・ジェギュ。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2004年/韓国
監督 カン・ジェギュ
音楽 イ・ドンジュン
出演
チャン・ドンゴン(ジンテ)、ウォンビン(ジンソク)、イ・ウンジュ(ヨンシン)、コン・ヒョンジン(ヨンマン)、チェ・ミンシク(北朝鮮人民軍大佐)、キム・スロ、イ・ヨンナン
ブラザーフッド

感想
韓国版「プライベート・ライアン」とも言える、戦闘シーンや、怪我や病気、戦闘で追い詰められる兵士達がリアル。でもアメリカの漠然とした「星条旗の旗の元に!」と違って、国家や思想と関係なく、個人的な兄弟愛をテーマにしているのが韓国ならでは。それがストレートに共感できる。気が優しく体が丈夫でない弟を生き残す為に、過酷な戦場で何でもしようとする兄。その行為が結果的に武功功労賞を得て、英雄になっていくのが皮肉で悲劇的だ。チャン・ドンゴン兄ィの押さえた演技と、ウォンビンの弱い幼さを残した演技がいい。靴磨きのヨンソクが射殺されるシーンは特に戦争の残酷さを感じるエピソード。でもやっぱりラストのジンテが正気を取り戻したところが一番泣ける。

ブラジルから来た少年  THE BOYS FROM BRAZIL
★★★★☆  テレビ放送
内容
第二次世界大戦後、元ナチス・ドイツの一員であり、アウシュビッツの主任医師で250万人のユダヤ人を殺害したメンゲレは、2年半のうちに世界各地の94人もの公務員を殺害するという計画を立てていた。ナチスの残党狩りで知られたユダヤ人リーバーマンはメンゲレの計画を知り、それを阻止しようとするが、やがて明らかになったメンゲレの本当の計画は、ナチス復興にかける想像を絶する恐るべき陰謀だった…。ナチス復興を目論む恐るべき陰謀を、名匠フランクリン・J・シャフナー監督が描くサスペンス巨編。ナチ残党という悪役に徹したグレゴリー・ペックと、残党狩りのプロ役、ローレンス・オリヴィエの対決が見もの。(from:ザ・シネマ)
SF/ミステリー(カラー)
1978年/イギリス
監督 フランクリン・J・シャフナー
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
ローレンス・オリヴィエ、グレゴリー・ペック、ジェームズ・メイソン、リリー・パルマー
ブラジルから来た少年
感想
グレゴリー・ペック、ローレンス・オリヴィエ、ジェームズ・メイソンの豪華共演。しかも「正義の人」グレゴリー・ペックが珍しく元ナチスという悪役。次々に起こる残忍な連続殺人。その背景にナチスありと探るナチスの残党狩りのユダヤ人の老人ローレンス・オリヴィエ。彼は別の作品でナチス役を演じていたのでこの裏をかいたようなキャスティングも面白い。二人が対決するラストは血みどろで衝撃的。グレゴリー・ペックと黒髪の不気味な少年は「オーメン」を思い起こさせられる。人体実験に遺伝子操作。そしてクローンの誕生…と現実に起こりうるテーマだけにラストはぞっとさせられる。監督は「パピヨン」「パットン大戦車軍団」「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナー。この作品が劇場未公開というのが驚き。

ブラス! BRASSED OFF
★★★☆☆ テレビ放送
内容
1992年、イングランド北部にある炭坑の町グリムリーに鉱山閉鎖の波がおしよせていた。炭坑で働く男たちで結成された町のブラスバンドも存続の危機に。リーダーで指揮者のダニーはバンドに全情熱を注ぎ、全英選手権に出場して優勝することを目指していた。そんな時、若くて美しいグロリアが帰郷し入団。バンドは活気づくが、やがて炭鉱閉鎖が決定してしまい…。名曲「ダニー・ボーイ」「威風堂々」など演奏シーンも必見。(from:NHKBS)ローカルブラスバントの人間模様
青春/音楽(カラー)
1996年/イギリス
監督 マーク・ハーマン
音楽 トレヴァー・ジョーンズ
出演
ピート・ポスルスウェイト、ユアン・マクレガー、タラ・フィッツジェラルド、スティーヴン・トンプキンソン、ジム・カーター、メラニー・ヒル、スー・ジョンストン、フィリップ・ジャクソン
ブラス!

感想
ユアン・マクレガーがかっこいい〜です。ブラスバンド音楽もイイもんですね〜。音楽を演奏する楽しさって知らなくても共感できるところが多々ありました。ラストは…とても悲しすぎる。炭坑産業事態が衰退していくしか無いのが残念だけど、それと共に町や人々がちりじりになっていくのはとても寂しい…。バンドの指揮者がとてもグ〜でした。監督は「リトル・ヴォイス」のマーク・ハーマン。

プラダを着た悪魔  THE DEVIL WEARS PRADA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ヴォーグ誌の女性編集長のアシスタントを務めた実体験に基づき、出版と同時にベストセラーとなった傑作小説が完全映画化!社会に出たときに誰もが経験する驚きや迷いをユーモアあふれるタッチで描き、世界中で共感を呼び起こした大ヒット作!ひょんなことから一流ファッション誌のカリスマ編集長の助手となった主人公が、悪戦苦闘しながらも、元気に成長していく姿を描いた新時代のシンデレラ・ストーリー!(from:日曜洋画劇場)
コメディ/ドラマ/ロマンス(カラー)
2006年/アメリカ
監督 デヴィッド・フランケル
音楽 セオドア・シャピロ
出演
メリル・ストリープ(ミランダ・プリーストリー)、アン・ハサウェイ(アンドレア・サックス)、エミリー・ブラント(エミリー)、スタンリー・トゥッチ(ナイジェル)
プラダを着た悪魔
感想
テレビドラマ「アグリー・ベティ」の映画版。オープニングもベティと同じ。でもベティと違ってアン・ハサウェイはプリンセスのイメージが強くて美人でスタイルも良し(たとえサイズ6でも)。テレビ版よりもよりファッショナブルでヒロインのファッションが楽しめる内容になっている。でも一つの疑問が…。アシスタントという位置であんなに沢山の高級服を所有することができるのだろうか?当初は編集部の衣装室からリースしているような設定だったが、ラストにはエミリーに自分の服を譲っている。ヒロインを虐める上司役のメリル・ストリープも「101」のクルエラのグレン・クローズのような鉄の女っぷりが楽しい。そしてラストでは彼女の生き方もまたアリかと思わせられるほど格好良い。働く女性たちに力強いエールを送ってくれているような作品で現代版「ワーキング・ガール」かも。監督は「マイアミ・ラプソディー」のデヴィッド・フランケル。

ブラック・ダイヤモンド CRADLE 2 THE GRAVE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
謎のブラック・ダイヤモンドをめぐって捜査官と強盗グループ、犯罪組織が三つどもえの攻防を繰り広げる。アンジェイ・バートコウィアク監督。強盗グループのリーダー、トニー(DMX)はロサンゼルスの宝石店の金庫を破り"ブラック・ダイヤモンド"を含む大量の宝石を盗み出す。ブラック・ダイヤモンドを探す台湾政府秘密警察のスー(リー)は、トニーの依頼人から強盗計画を聞き出し警察に通報。彼らの逃走先に先回りする。しかし、ブラック・ダイヤモンドを狙う犯罪組織はほかにもあった。
アクション/サスペンス(カラー)
2003年/アメリカ
監督 アンジェイ・バートコウィアク
音楽 ジョン・フリッゼル、デイモン・“グリース”・ブラックマン
出演
ジェット・リー、DMX、ケリー・フー、マーク・ダカスコス、アンソニー・アンダーソン、ガブリエル・ユニオン
ブラック・ダイヤモンド

感想
ロミオ・マスト・ダイ」に続くアンジェイ・バートコウィアク監督とジェット・リーのアクション映画。ジェット・リーのアクションは相変わらず見ごたえがあって凄い。特にビルの窓枠にそって落ちるように降りるシーンは、まるで忍者のようでビックリ。しかし前回はアリーヤが参加していたので音楽も良かったけど、今回はエミネムとDMXのコラボレーションによるオープニング曲以外は、特記するほどでもなく普通。期待していたDMXの活躍もイマイチ…。

ブラック・ドッグ BLACK DOG
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ジャック・クルーズは元超大型トレーラーのドライバー。ハイウェイで事故を起こし職も免許も失い、いまは仮釈放中。そんな彼が保護監察士にすすめられた仕事を引き受けた。報酬は1万ドル。運転免許も再交付されるという。仕事はジョージア州アトランタからニュージャージー州まで謎の積荷を載せた超大型トレーラーの運転だ。が、トレーラーは謎の一味に襲われ、ジャックの妻と娘が人質にとられた。明日の朝9時まで積荷を届けなければふたりを殺すと脅される。積荷は不法な武器だった…。(from:allcinema online)
アクション/サスペンス(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ケヴィン・フックス
音楽 ジョージ・S・クリントン
出演
パトリック・スウェイジ、ミート・ローフ、ランディ・トラヴィス、スティーヴン・トボロウスキー
ブラック・ドッグ

感想
「ブラックドッグ」というトレーラーのドライバーに恐れられている幻の黒い犬を見た為に事故を起こして総てを失ったジャック(パトリック・スウェイジ)が、金の為に拳銃密輸の輸送トラックの運転手を引受けるが、警察やFBI、謎の犯罪組織に追われることに…。大型トレーラー同士のカーチェイスなど、迫力のノンストップ・カーアクション。トラック運転のテクニックのノウハウのウンチクがあって、マンモス・トラックが珍しく無いアメリカの車社会が伺える。仲間の裏切りや追ってくる敵も複数になって…とベタな内容だけど、退屈しない展開でなかなか面白い。「デスパレートな妻たち」のブレンダ・ストロングが妻役で出ている。

ブラック・マスク(黒侠) BLACK MASK
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
近未来、人間に改造手術と洗脳を行い、無敵の戦士を作り上げるプロジェクトが進行していた。彼らは“701部隊”と呼ばれたが、政府は実験の中止を決定、彼らの抹殺を命じる。しかし、唯一洗脳を免れた部隊の教官(ジェット・リー)は脱走に成功、平凡な一市民として香港で平穏な生活を送っていた。一方で701部隊の元上官が部隊の生き残りと反政府組織を秘密裏に作り、麻薬組織を牛耳る計画をたてていた。元教官(リー)は組織の陰謀を察知し、正体がバレないよう黒ずくめの覆面姿にブラック・マスクと名乗る男に扮し、友達になった警官と秘密組織の陰謀を暴こうとする。
アクション/SF
1996年/香港
監督 ダニエル・リー
音楽 テディ・ロビン
出演
ジェット・リー、ラウ・チンワン、カレン・モク、フランソワーズ・イップ、アンソニー・ウォン、パトリック・ラン
ブラック・マスク

感想
ジェット・リーのアクションはさすが凄い!しかし、あのマスクは酷すぎ。昭和初期のサザエさんに出てくる泥棒がしているアイ・マスクみたいで格好悪い。元上官もブサイクなおっさんのクセにストレート・ロン毛で似合わねー!でもサディスティック女王風のフランソワーズ・イップがブチ切れ演技で良かった。香港のアイドル、カレン・モクは前からちっとも美人と思えないが、コケティッシュな演技が可愛いかった。「暗戦 デッドエンド」「忘れえぬ想い」のラウ・チンワンが香港警察のシェク警部を演じている。

ブラックブック  BLACK BOOK
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。若く美しいユダヤ人歌手ラヘルは、ドイツ軍から解放されたオランダ南部へ逃げようとするが、何者かの裏切りによって両親や弟をナチスに殺されてしまう。誰かが彼女たちを売ったらしい。復讐のために名前や髪の色を変え、レジスタンスのスパイとして諜報部のトップであるドイツ将校に、美貌と歌声を武器に近づいて行く。だが、彼女は敵であるはずの彼を次第に愛するようになる…。(from:BSジャパン)
サスペンス/戦争/ドラマ(カラー)
2006年/オランダ:ドイツ:イギリス:ベルギー
監督 ポール・バーホーベン
音楽 アン・ダッドリー
出演
カリス・ファン・ハウテン(ラヘル・シュタイン/エリス・デ・フリース)、トム・ホフマン(ハンス・アッカーマン)、セバスチャン・コッホ(ルドウィグ・ムンツェ)、デレク・デ・リント(ヘルベン・カイパース)、ハリナ・ライン(ロニー)、ワルデマー・コブス(ギュンター・フランケン)
ブラックブック
感想
ナチスの残虐な行為を、レジスタンスに加わって生き残ったユダヤ人女性の目を通して描かれた作品。でも、ナチスの悪行よりも仲間の裏切りで、誰も信用できない恐怖を描いて、裏切り者が誰か最後でやっと明かされるサスペンス。「甘い泥」のようにイスラエルの生活共同体「キブツ」が最初と最後の舞台。監督は「インビジブル」のポール・バーホーベン。

ブラックホーク・ダウン  BLACK HAWK DOWN
★★★★☆  テレビ放送
内容
1993年10月3日。東アフリカ、ソマリア首都モガディシオのダウンタウンに、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は現地の独裁者アイディード将軍の副官2名を捕らえること。作戦は1時間足らずで終了する予定がブラックホーク・ヘリが撃墜され、彼らの運命は一変する。スティール大尉(アイザックス)から無線で知らせを受けたエヴァーズマン軍曹(ハートネット)は、ネルソン(ブレンナー)ら数名の部下に現場の保守を命じ、残りの部下を連れて墜落地点へ移動する。一方、スティール大尉やサンダーソン軍曹(フィシュナー)、マクナイト中佐(サイズモア)の部隊も墜落地点に向かうが、市内で迷走状態となり、地獄の戦闘を余儀なくされる。まもなく、さらに一機のブラックホーク・ヘリが墜落し、事態はますます悪化してしまう。第一墜落地点の付近には、エヴァーズマンの班に加え、サンダーソン、デスクワーク専門だった特技下士官グライムズ(マクレガー)、ネルソンらが集結していたが、やがて重傷を負ったスミス(C・ホーフハイマー)が看病むなしく死んでしまう。彼らに脱出の道が開けたのはそれから12時間後のことだった。(from:テレビ朝日)
戦争/アクション/ドラマ(カラー)
2001年/アメリカ
監督 リドリー・スコット
音楽 リサ・ジェラー、ハンス・ジマー
出演
ジョシュ・ハートネット(平田広明)、ユアン・マクレガー(森川智之)、トム・サイズモア(立木文彦)、ウィリアム・フィシュナー(大塚芳忠)、オーランド・ブルーム、ジェイソン・アイザックス、サム・シェパード
ブラックホーク・ダウン
感想
衛星中継でリアルタイムで兵士たちの戦いを見ているようなザラついた荒い映像。青緑っぽ画面が鮮血の赤をより際立たせた美しい映像で、さすが「ブレード・ランナー」を生み出した監督。音楽もジミヘンやプレスリーなどを使って、ハンス・ジマーと のコンビ(「グラディエーター」も良かった)によるセンスがとてもイイ。出演者もなかなか豪華だが、皆同じヘアスタイルに軍服、細部が飛んでしまった荒い映像なので、役者の個性も剥ぎ取られ、そこには生死を分けた殺し合いしかない。遠い異国で何から何を守る為に戦っているのか分からない最前線の兵士たち。「何の為に命を賭けて戦うのか?」という問いに「隣の仲間の為」という答えが泣ける。戦争映画に有りがちな仲間の死や作戦の成功でで派手に盛り上げるような過剰な演出を排除した、監督のクールな視線が戦争というものの無情感と冷たさをそのまま伝えている。

ブラックボード −背負う人−  TAKHTE SIAH
★★★☆☆  テレビ放送
内容
史上最年少の二十歳でカンヌ映画祭審査員賞を受賞した女性監督サミラ・マフマルバフによる、イラン・イラク戦争で行き場を失った人々を描いた社会派ドラマ。黒板を背負い、村から村へ子供たちを探して歩く職を失った教師たち。しかし子供たちは勉強どころではなく、大人も含め生きていくことすら容易ではなかった…。脚本と編集は、「キシュ島の物語」などを手がけた映画監督でサミラの実の父であるモフセン・マフマルバフ。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2000年/イラン:イタリア:日本
監督 サミラ・マフマルバフ
音楽 モハマッド・レザ・ダルヴィシ
出演
サイード・モハマディ、バフマン・ゴバディ、ベヘナーズ・ジャファリ
ブラックボード −背負う人−
感想
子供たちも皆、荷物をしょって、岩山から落ちる事故や兵士の無差別狙撃、地雷と、危険を犯して戦地を歩き続ける人々を淡々と描いている。しかし、主役の黒板をかつぎながらでも子供たちに字や九九を教えようする男が、ユーモラスなのが救われる。この男もイラン・イラク戦争で妻と別れることになり、戦争の被害者なのだ。

ブラックホール(2001)  THE VOID
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
クアンテックス社は世界のエネルギー危機を解決する超粒子加速器「スーパー・コリダー」を開発。だが研究員の一人がスーパー・コリダーの実験は地球の大変動を引き起こし、地球全休がブラックホール化することを知る。実験を阻止しようとするがすでに遅く、突如出現したブラックホールにクアンテックス社のビルは吸い込まれ始めた。ブラックホールのスピードは加速し、もはや地球全休が吸い込まれるまでタイムリミットは24時間しか残されていない!
SF/パニック(カラー)
2001年/アメリカ
監督 ギルバート・M・シルトン
音楽 ロス・ヴァネリ
出演
エイドリアン・ポール、マルコム・マクダウェル、アマンダ・タッピング
ブラックホール
感想
ブラックホールを作り出すクアンテックス社のワンマン社長に「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェルが演じているが、他の出演者は無名。SFかと思いきや作品のほとんどは陰謀を暴こうとするヒロインとそれを阻止する側とのサスペンス・ホラー。日本未公開なのもわかる、かなり退屈な作品。監督はテレビSFドラマ『V2/ビジターの逆襲』も監督していて、こちらはなかなか面白かった。でもテレビドラマ『スーパーストーム (2003) 』はイマイチで退屈な作品。この作品も『スーパーストーム (2003) 』と似ている。

フラッシュダンス  FLASHDANCE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
昼は製鉄所の溶接工として働き、夜は酒場でフロア・ダンサーとして働きながらプロのダンサーをめざす18歳の少女のサクセス・ストーリー。オーディションで4000人以上の候補者から選ばれた主演のジェニファー・ビールスは一躍世界の人気者になり、クライマックスの見事なダンス・シーンを盛り上げたアイリーン・キャラによる「ホワット・ア・フィーリング」はアカデミー歌曲賞を受賞した。(from:NHKBS)
青春/ダンス(カラー)
1983年/アメリカ
監督 エイドリアン・ライン
音楽 ジョルジオ・モロダー
出演
ジェニファー・ビールス、マイケル・ヌーリー、サニー・ジョンソン
フラッシュダンス
感想
公開当時、美人には思えなかったジェニファー・ビールス、普通のおっさんにしか見えなかったマイケル・ヌーリーだが、今見てみるとなかなかキュートで悪くない。当時斬新に思えたダンスも、今見てもあまり見劣りしない、なかなか完成されたダンスでいい。しかし80年代のダサダサなファッションがイタイ。挿入曲も当時大ヒットしたが、当時から嫌いなアメリカン・ロック。ジョルジオ・モロダーのテーマ曲だけが受け入れることが出来る。監督は「ジェイコブス・ラダー」「運命の女」のエイドリアン・ラインだが、これらにはちょっと及ばない踊る青春ドラマ。

フラッド  HARD RAI
★★★☆☆  テレビ放送
内容
長雨で洪水に見舞われたインディアナ州の町。ほとんどの住民は避難し、現金輸送車の警備員トムとチャーリーも銀行の現金を積んで出発する。だが浸水した道路で立往生した彼らの前に強盗一味が現れ…。ダム決壊の緊迫した状況のなか、大金をめぐって警備員と強盗と保安官がスリリングな攻防を展開するパニック・アクション。「アビス」「バックドラフト」の撮影を担当したミカエル・サロモンの劇場映画監督デビュー作。(from:NHKBS)
アクション/犯罪/パニック(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ミカエル・ソロモン
音楽 クリストファー・ヤング
出演
クリスチャン・スレーター、モーガン・フリーマン、ミニー・ドライヴァー
フラッド
感想
強盗団のボスを演じるモーガン・フリーマンがキー・パーソンで、彼が金のために悪事は働くが、人は殺さないという信念が、憎めない魅力的な悪党を演じている。クリスチャン・スレーターの頑固な正義を通す警備員役もぴったり。大雨、強盗団、金に眩んだ保安官たち、ダムの欠壊と、次々と休みなく窮地が襲ってくる作風は「ダイ・ハード」や「スピード」といった感じ。水没した街や教会のセット、良くできていている。

ブラッド・ダイヤモンド  BLOOD DIAMOND
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ラスト・サムライ」のエドワード・ズウィック監督が、レオナルド・ディカプリオを主演に、アフリカの紛争地域で採掘されるダイヤモンドをめぐる国際社会の暗部を描く。家族を反政府軍に奪われ、採掘場へと送られた漁師ソロモンは、大粒のピンク・ダイヤを発見し秘密の場所に隠した。それを知ったダイヤの密売人アーチャーは、ソロモンを利用すべく彼に近づく。アカデミー主演・助演男優賞を含む計5部門にノミネートされた。(from:NHKBS)
サスペンス/ドラマ(カラー)
2006年/アメリカ
監督 エドワード・ズウィック
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー
ブラッド・ダイヤモンド
感想
ホテル・ルワンダ」を思い出すアフリカの惨状を描いた社会派作。アフリカ資源の利権を求める白人たちとそれに利用される住民たちという単純な関係だけでなく、その間に彼らを武力という恐怖で支配し奴隷化して白人どもにアフリカの財産を売る同じ同胞の黒人たち。今度はダイヤの密輸組織を描いている。平和な村が突然襲撃され、子供たちがさらわせて民兵に育てられる悲劇は「イノセント・ボイス 12歳の戦場」の中南米と同じ。でも、孤独なダイヤの密売人を演じたデカプリが最近の作品では一番魅力的な男を演じていていい。彼に協力することになる女性記者のジェニファー・コネリーも肝っ玉の据わった女性を演じていて良い。でも主役は家族を奪われた漁師。ただ貧乏な漁師がその善人な性格と家族への一途な思いだけで自分本位な密売人や百戦錬磨の記者を動かしてしまうのが面白い。監督は「戦火の勇気」「グローリー」のエドワード・ズウィック。

ブラッド・ブラザーズ−天堂口−  天堂口:BLOOD BROTHERS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
成功を夢見る3人の男が、義兄弟の掟を破ってまで得たかったものとは…?『レッド・クリフ』のジョン・ウーが製作総指揮を務めたノワール映画。世界中の富が渦巻く1930年代の上海に、3人の若者・フォン、カン、フーが成功を夢見てやってきた。貧しい3人は義兄弟の契りを交わし、マフィアの手下として生き抜いていこうとするのだが…。(from:チャンネルNECO)
ドラマ/犯罪(カラー)
2007年/台湾:香港
監督 アレクシ・タン
音楽 ダニエル・ベラルディネッリ
出演
ダニエル・ウー、スー・チー、チャン・チェン、リウ・イエ、トニー・ヤン
ブラッド・ブラザーズ−天堂口−
感想
主演は「女帝[エンペラー]」のダニエル・ウー、共演に「トランスポーター」のスー・チー、「レッドクリフ」「愛の神、エロス」のチャン・チェン。スー・チーとチャン・チェンは「百年恋歌」でも共演している。出演者が豪華なので期待したのだが、男4人の人物像が薄くて魅力不足。女優を夢見るスー・チーはその美しさで存在感があったけど、主演のダニエル・ウーは他の二人に押され気味。それでもイケメン男4人の死闘の銃撃戦は格好良い。希望としてはファッションと髪型で4人の差別化をもっとつけて欲しかった。

フラットライナーズ  FLATLINERS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
心臓を停止させ死後の世界を垣間見ようとする5人の医学生を描いたスリラー。丹波哲郎の「大霊界/死んだらどうなる」が大ヒットしたのが89年1月、この頃は洋の東西を問わず死後に関するテーマがもてはやされた時代であった。だが本作は、死後の世界自体に焦点を当てるのではなく、そのために行った臨死体験がもたらす恐怖を描いているのが目新しい。記憶と欲望に支配され、ありもしない幻影を見るようになる体験者たちを描いた変種のサイコ・スリラーと受け止めるべきであろう。今をときめくJ・ロバーツ、K・サザーランド、K・ベーコンといった魅力溢れる若手スターの共演でも話題を呼んだ。当初、「死界への挑戦」や「死ぬにはいい日だ」などの邦題が候補に上がっていた事はあまり知られていない。(from:FOXプラス)
サスペンス(カラー)
1990年/アメリカ
監督 ジョエル・シューマカー
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ジュリア・ロバーツ、キーファー・サザーランド、ケビン・ベーコン
フラットライナーズ
感想
臨死体験から死者を見たり襲われたりするホラー。でも本人が知る死者が相手なので、多くの知らない死者に遭遇する「ジェイコブス・ラダー」ほどの恐さと衝撃はない。でも、出演者が豪華で医学生仲間五人のキャラが個性的に描かれている。特にキーファーの熱演は見応えある。監督は「9デイズ」「ヴェロニカ・ゲリン」「オペラ座の怪人」「フォーン・ブース」のジョエル・シューマカー。

プラトーン  PLATOON
★★★☆☆  テレビ放送
内容
O・ストーン監督が、自らの実体験を元に製作したベトナム戦争の実像。最前線に送られた名もない兵士たちの日常、その苦悩と悲劇を描いた作品。それまでの英雄伝とは違う、リアルな戦争映画として脚光を浴び、アカデミー賞では作品賞・監督賞・編集賞・音響賞を受賞。同じ部隊の中で対立する兵士を演じたW・デフォーとT・ベレンジャーが、そろって助演男優賞にノミネートされたが、惜しくも受賞を逃した。(from:NHKBS)
戦争(カラー)
1986年/アメリカ
監督 オリバー・ストーン
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
出演
チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォー、フォレスト・ウィテカー、・ジョニー・デップ
プラトーン
●1986年アカデミー作品賞受賞
感想
ベトナム戦争の作品というと「地獄の黙示録」や「キリング・フィールド」「ディア・ハンター」のような名作があるが、それよりも新兵が地獄の様な経験を積んで一端の兵士に成長する「西部戦線異状なし」に近い。それにエライアス(W・デフォー)とバーンズ(T・ベレンジャー)の2軍曹の対立が描かれている。エライアスに対するバーンズの嫉妬が、不利な戦闘をさらに不利にし、多くの部下まで死に至らしめる。しかしどれも中途半端で、上記の名作に比べるとかなり落ちる。自分のミスを擦り付けたり、捕虜の少女を暴行しようとしたり、悪い黒人兵の見本のようなジュニアど、自分勝手な若い兵隊たちを描いて、兵士たちを英雄視した描き方とは違うリアルな人間を描いてる。また、エライアスとバーンズのキャラが面白かっただけに残念。タイトルの「プラトーン」は軍事用語で「小隊」という意味らしい。

FLOWERS フラワーズ  
★★★★☆  テレビ放送
内容
CMで共演した6大女優を主演に、日本女性像の変遷をスタイリッシュに描く。実力派の新鋭・小泉徳宏監督が、昭和初期から戦後復興期、現代へと舞台を移す中で、衣装や美術などに加え、各パートで映像の質感にまでこだわりを発揮して当時の香りを再現し、女優それぞれの魅力を存分に引き出している。昭和11年、様々な悩みを抱えたまま婚礼当日を迎えた凛(蒼井)の物語を発端に、その娘や孫たちの波乱のドラマが幕を開ける。(from:BS日本映画専門チャンネル)
ドラマ(カラー)
2010年/日本/東宝
監督 小泉徳宏
音楽 朝川朋之、主題歌:Dreams Come True『ねぇ』
出演
仲間由紀恵、蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、広末涼子
FLOWERS フラワーズ
感想
化粧品のCMで共演した日本を代表する6人の女優を主人公に、そのCMを手掛けた監督だけあって、女優陣は皆とても美しく描かれている。6人の女優それぞれが主役という形でこれだけまとまった女一代記のようなドラマになっているのも見事。どのエピソードも感動的だったが、共通は家族という形を女性の視点から描いているところ。嫁ぐ娘(蒼井優)と父のエピソードはあえてモノクロにしてローアングルな小津安二郎作品風、田中麗奈な高度成長期のクレイジーキャッツなどの東宝喜劇風、竹内結子は吉永小百合の日活風、仲間由紀恵は山口百恵とかの70年代青春ドラマ風と、その時代の映画やドラマ風の演出をしているところがニクイ。日本映画ファンにとってはその時代を知らなくてもその演出で時代の雰囲気が直で伝わってくる。監督はテレビドラマ「妄想捜査 〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」の小泉徳宏。

フランケンシュタイン(2004)  FRANKENSTEIN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
前編:ヴィクター・フランケンシュタインは、子どものころから死と生命の謎に魅せられていた。そんなヴィクターを心配した母キャロラインは、遊び相手にエリザベスを引き取るが、息子の生命への興味が変わることはなかった。ヴィクターの大学進学直前に母が病に倒れ、エリザベスと結婚してくれと遺言を残し、亡くなってしまう。大学で科学を学び始めたヴィクターは、生命の研究に没頭し、電気ショックでわずかの間だけ犬を生き返らせることに成功する。人間の再生を夢見るヴィクターに、指導教官のウォルドマン教授は神への冒涜(ぼうとく)だと研究を止めさせようとするが…。
後編:ついにヴィクターが死体から作り出してしまった醜い“怪物”。さまよう怪物は愛情を求めていたが、醜い姿のせいで誰にも受け入れられず絶望する。ヴィクターの居場所を捜しだした怪物は、ヴィクターの弟ウィリアムに手をかけてしまう。犯人に気づいたヴィクターは、自分も死ぬ覚悟で怪物を殺しに行き、再会した怪物に家族を作れと脅される。怪物が言葉も理解し、愛に飢えた美徳さえ感じられる生き物だと感じたヴィクターは、今後誰も傷つけず、文明から離れた地に去って二度と姿を現さないことを条件に、怪物の妻を作ることを約束してしまう。(from:NHKBS)

SF/ホラー/ドラマ(カラー)
2004年/アメリカ:スロヴァキア
監督 ケヴィン・コナー
音楽 ロジャー・ベロン
出演
ルーク・ゴス(怪物)、アレック・ニューマン(ヴィクター・フランケンシュタイン)、ジュリー・デルピー(母キャロライン・フランケンシュタイン )、ウィリアム・ハート(恩師ウォルドマン教授)、ドナルド・サザーランド(ウォルトン船長)、ニコール・ルイス(恋人エリザベス・フランケンシュタイン)、ダン・スティーヴンス(親友ヘンリー)、モニカ・ヒルメロヴァ(ジュスティーヌ)、ジャン・ロシュフォール(盲目の老人)
フランケンシュタイン
感想
メアリー・シェリーのホラーの古典を3時間のテレビドラマ化したもの。母親の死をきっかけに死者を生き返らせることに取り付かれた若き科学者ヴィクターが、落雷を利用してとうとう成功するが、生まれたものは醜い「怪物」で、醜いゆえに誰にも愛されない、悲しい運命に、次第に生みの親のヴィクターと、自分を受け入れない社会の人々を呪うようになる…という話。怪物が人を殺すおどろおどろしいホラーというよりも、純粋な優しい怪物が醜いゆえに愛されないために、罪を犯してゆくようになる悲劇を描いたドラマになっている。そして、自分の欲から作り出したものが不幸を生み出し、次々と愛するものを殺してゆくのに、苦しむ科学者の姿を描いている。ボリス・カーロフの有名な古典作品は残念ながら未見だが、おそらくそれよりもこちらの方が、人間ドラマとして深く描かれているのだと思う。豪華な共演者が作品にいい味を出している。また、18世紀の農家や町並みを見事に再現したセットや衣装、スイスの美しい自然など、映像も美しい。監督は人気テレビドラマ「こちらブルームーン探偵社」のケヴィン・コナー。主演は「g:mt」のアレック・ニューマンと、「ブレイド2」のルーク・ゴス。ちなみにケン・ラッセルの「ゴシック」では原作者メアリー・シェリーが「フランケンシュタイン」の物語を思いつく様子が描かれている。

劇場版 フランダースの犬(1997)  THE DOG OF FLANDERS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
19世紀のベルギー・フランダース。心優しい少年・ネロは、おじいさん、愛犬パトラッシュと共に牛乳運びで生計をたて、貧しいながらも仲良く暮らしていた。ネロの夢は大聖堂に飾られたルーベンスの絵画を一目見ること。しかし金貨一枚を必要とするその願いは、今の彼にはとても叶えられない夢であった。そんなネロを非情な運命が襲う。おじいさんを亡くし、その後全てを失ったネロは、彼の最後の願いであるルーベンスの絵画を一目見るため大聖堂へと向かったのだが…。1975年に放送され、多くの視聴者に感動を与えたテレビシリーズ『フランダースの犬』。少年・ネロとその愛犬パトラッシュの友情を描いた物語を、構想も新たに劇場版としてリメイクした長編アニメーション。(from:NHKBS)
アニメ/ファミリー/ドラマ(カラー)
1997年/日本
監督 黒田昌郎
音楽 岩代太郎
出演
声:津村まこと、丹下桜、八木光生、山本圭
フランダースの犬
感想
テレビ版を小さい頃に再放送も含めて何度も見た、アニメ史上に残る名作シリーズの世界名作劇場第1作品。当時はオランダが舞台になっていると思っていたが、今見てベルギーが舞台だったと知った。23年ぶりにリメイクされたこちらは、オリジナル・キャラクターデザインは森康二と、テレビ版と同じで、当時の絵柄にほぼ近いが、やはりテレビ版に比べると見劣りする感じが…。それでも、心優しいネロ少年と忠犬パトラッシュの友情、ラストのルーベンスの絵の前で命を落とすシーンには泣ける。

フランダースの犬  A DOG OF FLANDERS
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
アニメで有名な「フランダースの犬」の映画化
ファミリー/ドラマ(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ケヴィン・ブロディ
音楽 リチャード・フリードマン
出演
ジェレミー・ジェームズ・キスナー、ジェシー・ジェームズ、ファレン・モネット、ジョン・ヴォイト、ジャック・ウォーデン、シェリル・ラッド、エイドリアン・ポール、ブルース・マッギル
感想
日曜アニメ劇場で泣きに泣いた。初めてレンブラントという画家を知ったのもこのアニメ。イラストのキャラもとても良かった。これに比べると可哀想だけど、やっぱり悲愴感がイマイチ。アニメはもっと可哀想だった。かといって『おしん』は好きじゃないのでネチネチ虐めるものは欲しくない。ハッピーエンドのパターンもあるらしいのでこちらを観てみたい。

フリー・ウィリー  FREE WILLY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
母親に捨てられ、不良仲間と盗みをしながら路上生活をしていたジェシー(ジェーソン・ジェームズ・リクター)は、警察に捕まり保護観察の元、里親のアニー(ジェイン・アトキンソン)とグレン(マイケル・マドセン)の夫婦に引き取られる。そこで出会ったシャチのウィリーに、なかなか人に心を開けない自分と共通するところを感じ、ジェシーとウィリーは心を通わせてゆく…。(from:NHKBS)
ファミリー/アドベンチャー(カラー)
1993年/アメリカ
監督 サイモン・ウィンサー
音楽 ベイジル・ポールドゥリス、マイケル・ジャクソン『Will You Be There』
出演
ジェイソン・ジェームズ・リクター、ロリ・ペティ、ジェイン・アトキンソン、オーガスト・シェレンバーグ、マイケル・マドセン、マイケル・アイアンサイド、リチャード・リール
フリー・ウィリー
感想
女調教師のレイ(ロリー・ペティ)や先住民族のランドルフ(「白銀に燃えて」のオーガスト・シェレンバーグ)などジェシーを暖かく見守る人々に支えられ、大人を信じられるように立ち直ってゆく少年の姿を描いた作品。こういうテーマを作らせたらディズニーは本当に上手い。他にも「トータル・リコール」の悪役を演じたマイケル・アイアンサイドがウィリーを抹殺しようとする園の経営者を演じていたり、脇役もなかなか良い。公開当時ヒットしたエンディングはマイケル・ジャクソンの「Will You Be There」。ウィリーを演じたシャチの名前がKeiko(ケイコ)と日本名なのが気になる。
シリーズ:
フリー・ウィリー

フリー・ウィリー2  FREE WILLY2
★★★☆☆  テレビ放送
内容
少年とオルカの友情を描いたヒット作「フリー・ウィリー」の続編。オルカのウィリーが海へ帰ってから2年。里親たちとともに平和な生活を送るジェシーのもとに、実母の訃(ふ)報が届き、同時に弟エルビスの存在が明らかに。生意気な弟エルビスを迎えてキャンプに出かけたジェシーは、偶然ウィリーと再会するが…。原油の流出によって炎に包まれてゆく海を舞台に、息詰まるアクション・シーンが展開される。(from:NHKBS)
ファミリー/アドベンチャー(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ドワイト・リトル
音楽 ベイジル・ポールドゥリス、マイケル・ジャクソン『CHILDHOOD』
出演
ジェイソン・ジェームズ・リクター、オーガスト・シェレンバーグ、ジェイン・アトキンソン
フリー・ウィリー2
感想
母親の死と、父親の違う弟エルビスとの関係に苦しむジェシー。また弟エルビスも、唯一の肉親で兄のジェシーとなかなか馴染めず、孤独で悲しむ毎日。そこへウィリーたちが集まる湾にタンカーが座礁、流れ出た大量のオイルがウィリーたちを危機にさらす…という話。ジェシーにガールフレンドができて、ウィリーの可愛い妹が病気に。また、ウィリーたちを助けるふりをして、水族館に売り飛ばそうと企む輩と戦ったり、炎の海からの脱出劇と、山場が盛り沢山で前回に劣らぬ面白さ。弟エルビスの生意気っぷりが可愛い。ラストの「兄弟は一緒でなくっちゃね」でウィリーとジェシー共にハッピーエンドなのもグッド。前作に引き続き、主題歌はマイケル・ジャクソン。
シリーズ:
フリー・ウィリー2

フリー・ウィリー3  FREE WILLY3 THE RESCUE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
固いきずなで結ばれた少年とオルカの姿を描いた「フリー・ウィリー」シリーズの第3作。17歳になったジェシーは海洋調査船に乗り込んでオルカの群れを追う。やがて親友であるオルカのウィリーと再会するジェシーだが、ウィリーの体には水中銃の矢が刺さっていた…。サム・ピルスバリー監督の繊細な演出によって、ウィリーや、ウィリーを巡る人々の心情が鮮やかに描かれた感動作。(from:NHKBS)
ファミリー/アドベンチャー(カラー)
1997年/アメリカ
監督 サム・ピルスバリー
音楽 クリフ・エイデルマン
出演
ジェイソン・ジェームズ・リクター、オーガスト・シェレンバーグ、ビンセント・ベリー
フリー・ウィリー2
感想
今回はシャチの密漁をする船を止めようと、ジェシーはその船の船長の息子と協力してウィリーたちを救おうとする。シャチの密漁という悪いことをするが、自分を愛してくれている父と、自分を救ってくれた「友達」ウィリーの板ばさみに苦しむ少年マックスの葛藤がドラマの中心。このシャチの肉の密輸先がロシアやノルウェー、日本と、クジラを食べる国が槍玉に挙げられている。ウィリーは可愛いけど、クジラ肉、特にクジラの寿司は超美味なんだよなぁ…と複雑な気持ちになった。ラストでウィリーはめでたくこどもができて父親に。自分や家族を襲った船長を助けるという、人間でもなかなかできないことをする凄いヤツ!
シリーズ:
フリー・ウィリー3

フリーダ  FRIDA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
フリーダ(サルマ・ハエック)は、1907年革命前夜のメキシコに生まれる。18歳の時に遭ったバスの事故で瀕死の重傷を負い人生が一遍。孤独を紛らわす為に感情をキャンバスにぶつけ、いつしか描く事が唯一生きる希望となっていく。そして人気壁画家ディエゴ(アルフレッド・モリナ)と出会い結婚。2人は生活と芸術を共にしていく。度重なる手術、夫の浮気、そして別れと、心身ともに苦難に満ちた生活の中、それでもフリーダは力強く運命に立ち向かい次々と傑作を生み出していく。(from:BSJAPAN)
伝記/ドラマ(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ジュリー・テイモア
音楽 エリオット・ゴールデンサル
出演
サルマ・ハエック、アルフレッド・モリーナ、ロジャー・リース、パトリシア・レイエス・スピンドーラ、ミア・マエストロ、ディエゴ・ルナ、ヴァレリア・ゴリノ、アシュレイ・ジャド、アントニオ・バンデラス、エドワード・ノートン
フリーダ
感想
原作はヘイデン・エレーラの『フリーダ・カーロ 生涯と芸術』より。主演のサルマ・ハエックがプロデューサーもかね、彼女の力の入れようが伝わる作品。衝撃的な事故から、ロシア革命家トロツキー(G・ラッシュ)との関係も描かれ、彼女やリベラの芸術の世界を知る上でも興味深い。また、ロックフェラーJr.(E・ノートン)がMoMAを設立した母と同様、近代美術の造詣が深い様子が伺える、ディエゴ・リベラにビルの壁画を注文するエピソードも面白い。フリーダの生家「青の家」や、二つのモダンな箱型住居を橋でつなげたリベラとフリーダのアトリエ併設の住宅(メキシコの近代建築家ファン・オゴルマンによる)も登場。ガイコツたちの人形アニメやコラージュなども使ってフリーダの絵の世界を、センスある多彩な手法で表現している。残念だったのは、イサム・ノグチとのエピソードが出てこなかったということぐらいかなぁ。しかしこの映画よりもはるかにフリーダ自身の絵が感動的で素晴しいのは言うまでもない。

フリーダム・ライターズ  FREEDOM WRITERS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ロス暴動後、人種間の争いが絶えず荒廃した高校に赴任した教師が、希望を失った生徒たちに起こした奇跡を描く実話をもとにした感動ドラマ。情熱だけは人一倍の新任教師エリンは、クラスの生徒全員に自費でノートを買い、何でもいいから書くよう促す。さらに、生徒たちの世界を広げるため自らアルバイトした金で本を購入、次第に彼らの知的欲求を高めていく。製作総指揮・主演は2度のアカデミー賞に輝くヒラリー・スワンク。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2007年/アメリカ
監督 リチャード・ラグラベネーズ
音楽 マーク・アイシャム、ウィル・アイ・アム
出演
ヒラリー・スワンク、パトリック・デンプシー、イメルダ・スタウントン、スコット・グレン
フリーダム・ライターズ
感想
荒廃した高校で生徒たちの更生に尽くす教師という内容は「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」や「コーチ・カーター」などにかぶるが、これは彼らの家庭や社会環境を変える力をつける為にナチの弾圧で犠牲になったユダヤ人の「アンネの日記」を生徒たちに読ませ、それまで知らなかったホロスコープを知ることで人種間の争いの愚かさを教えられる…というところに二重の感動があった。アンネたちを匿った女性を自分たちの母校に招待するシーンは泣けた。ヒラリーの父親を演じたスコット・グレンも無愛想だけど娘を支援する頼もしい父としていい味を出している。彼女の夫役は「魔法にかけられて」のパトリック・デンプシー。ちょっと懐かしいヒップホップ中心の挿入曲もグッド。監督は「パリ、ジュテーム」「P.S. アイラヴユー」のリチャード・ラグラベネーズ。

劇場版 BLEACH Fade To Blaok 君の名を叫ぶ
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
尸魂界・瀞霊廷では涅マユリがある装置の実験開発に勤しんでいた。だがその矢先に謎の姉弟に襲われ、涅マユリが暴走、それにより巨大な霊子の大蛇が出現し、瀞霊廷はその渦に飲み込まれ壊滅する。その様子を目撃していたルキアもまた謎の姉弟によってある異変に襲われてしまう。一方、一瞬とはいえルキアの存在を忘れた事態に陥り、ルキアに起こった異変を察した一護は、浦原から瀞霊廷壊滅の一報を聞き、コンと共に尸魂界に向かう。だが恋次を含めた死神達は一護やルキアに関する記憶を失い、一目見た一護を旅禍と看做してしまう。死神達に追われる身となり、孤立した一護とコンは紆余曲折の末にルキアを見つけるが、ルキアもまた一護の記憶を失っていた。ある純粋な理由によりルキアに執着する姉弟達。そしてあくまで一護を信じる恋次を加えた一護達は再びルキアと相対するが、姉弟の想いが暴走した時、一護のルキアとの絆を取り戻すための戦いが始まろうとしていた。(from:BSジャパン)
アドベンチャー/ファンタジー/ホラー(カラー)
2008年/日本/東宝
監督 阿部記之
音楽 鷺巣詩郎、主題歌:ポルノグラフィティ『今宵、月が見えずとも』
出演
声:森田成一、折笠富美子、平野綾、神谷浩史、真殿光昭
劇場版  BLEACH Fade To Blaok 君の名を叫ぶ
感想
原作やテレビシリーズは未見だが楽しめる作品。擬江戸時代アクションや登場人物の多さは「銀魂」に似ているが、こちらはギャグが少なく真面目モード。その分バトルシーンが多い。

ブリガドーン BRIGADOON
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
スコットランドの高原を舞台に、百年に一度現れるという不思議な村での出来事を描いたロマンチック・ミュージカル。狩りにやってきたトミーとジェフは、谷あいに美しい村を発見した。その村はちょうど結婚式の最中で、村人たちも華やいでいる。そんな中で、トミーは一人の村娘に恋をした。ジェフにせかされて一度は都会に戻るものの、彼女への思いは募るばかり…。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1954年/アメリカ
監督 ヴィンセント・ミネリ
音楽 ジョニー・グリーン、フレデリック・ロウ
出演
ジーン・ケリー、ヴァン・ジョンソン、シド・チャリシー
ブリガドーン

感想
羊たちも戯れる巨大な村のセットの美しさには、MGMの底力が感じられ目を見張る。ジーン・ケリーとシド・チャリシーのロマンチックなダンスも見ごたえがあるが、音楽がいまいちインパクトに欠ける。ダンスの振付けも取分け面白いところはなくオーソドックスなのでやや退屈感が。村のオヤジの長々と話すブリガードンの伝説もただ喋っているだけで退屈。ジーン・ケリーのタップも砂地でシャカシャカとするだけで響きが悪く、タップはやはり音が響く都会が似合うのだなぁと感じてしまった。フリルたっぷりのロングドレスもシド・チャリシーの美脚を完全に隠してしまっているもちょっと残念。それでも「Waitin' for My Dearie」と「I'll Go Home with Bonnie Jean」はニューヨークの喧騒の中で幻想のように響き渡るように使われていてなかなかイイ。

ブリキの太鼓 DIE BLECHTROMMEL
★★★★☆ テレビ放送
内容
ナチスが台頭しつつあった戦間期のポーランドのダンチッヒ(現在のグダニスク)を舞台に、3歳で自ら成長することを止めた少年オスカル(ベネント)の姿と、彼の目から見た大人の世界を描く。ナチスへの関与を告 白して話題となったノーベル賞作家ギュンター・グラスの名作を、フォルカー・シュレンドルフが監督。カンヌのグランプリや、アカデミー賞の外国語映画賞を はじめ、数多くの賞を受賞した。(from:BSフジ)
ドラマ(カラー)
1979年/西ドイツ:フランス:ポーランド
監督 フォルカー・シュレンドルフ
音楽 モーリス・ジャール
出演
ダーヴィッド・ベネント、マリオ・アドルフ、アンゲラ・ヴィンクラー、シャルル・アズナヴール、ダニエル・オルブリフスキー
ブリキの太鼓

感想
「昔々、信じやすい人がいてサンタクロースを信じていた。しかしサンタクロースの正体はガス屋でプレゼントは焼討ちだった」と迫害を受けるユダヤ人たち、ユダヤ人玩具屋マルクスの(アズナヴール)自殺、従兄のポーランド人ヤン(オルブリフスキ)と浮気を続ける母親アグネス(ヴィンクラー)、馬の首から出てくる大量の鰻とそれを見て嘔吐するアグネス、その彼女が魚の食べ過ぎで死に、つばで溶かした粉末ソーダをナメ合うシーン、17歳の女中のマリア(カタリーナ・タールバッハ)と父親マツェラート(アドルフ)の情事、その彼女の妊娠、生まれた子供クルトを「僕の子」と信じるオスカル、そのクルトに石をぶつけられて死にそうになったり、父親マツェラートに無理矢理渡したナチスの党章が元で彼は殺され…と醜く死のまつわる悪夢のような強烈なエピソードばかり。醜い行為ばかりの大人達に比べてリリパット団のフリーク達が知的で美しく描かれている。オスカルを演じたベネントが少年なのか、本当に成長の止まった青年なのか年齢不詳でわからない不気味さで、子供の立場を利用して上手く立回る彼が「オーメン」のダミアンのような悪魔にも見えてきてオカルト作品にも思える。

ブリザード(2011)  BLIZZARD
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
雪山で遭難した山岳サークル部員の運命は!? 山小屋という密室を舞台に若手俳優の豪華競演で描く、本格的心理サスペンス。大学の山岳サークル部員9人が猛吹雪に見舞われ、日本アルプスで遭難してしまう。ようやく辿り着いた山小屋に緊急避難するが、そこには8人しかいなかった。事故死かと思われていたその仲間のロープはナイフで切られ、明らかに刺された痕が…。この中に犯人がいる!?残された8人は疑心暗鬼のまま山小屋で一夜を過ごすことに…。(from:チャンネルNECO)
サスペンス(カラー)
2011年/日本
監督 加藤裕将、小原一隆、宮脇亮
出演
柳楽優弥、夏帆、細田よしひこ、井上正大、真司郎(AAA)、志保、袴田吉彦、冨浦智嗣、関めぐみ、五十嵐隼士
ブリザード
感想
吹雪で閉じ込められた山小屋で起こる殺人…犯人は?というサスペンス。まあ早い話がまるでクリスティーの「そして誰もいなくなった」なんだけど、それに比べるとイマイチ話が見えてきてしまってスリルさに欠ける。真犯人もやっぱり…という展開。それぞれのキャラの描き方もイマイチなので感情移入できないし面白味も魅力も感じないキャラばかり。というよりも不快を感じるキャラばかりで見ていてイライラしてしまった。出演者たちの演技力もイマイチだったからキャラも魅力を感じなかったのかもなぁ。

ブリジット BRIDGET
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ファストフード・ファストウーマン」のアモス・コレック監督とアンナ・トムソンが再びコンビを組み撮り上げた、どん底に落ちた女性が送る波瀾万丈のサクセス・ストーリー。夫を失い、酒に溺れて最愛の息子まで里子に取られてしまったヒロインが、再び息子を取り戻すためあらゆる困難に立ち向かい懸命に生き抜く姿を描く。ブリジットはある日突然、未亡人になってしまった。愛する夫は、ブリジットの昔の男に殺されてしまったのだ。以来、失意から酒浸りの日々を送るブリジット。そのため幼い息子クラレンスの世話もまともにできず、ついにはクラレンスの親権も剥奪されてしまうのだった。施設に預けられた息子を取り戻し、2人で平穏な生活を送ることを夢見るブリジット。しかし、そのためには大金が必要だった。覚悟を決めた彼女は、危険な仕事を引き受け、ニューヨーク、マイアミ、そして中東へと命がけの旅をする。そんなある日、彼女はホークという男からある奇妙な提案を持ちかけられる。(from:BS日テレ)
ドラマ(カラー)
2002年/フランス:アメリカ
監督 アモス・コレック
音楽 ジョー・デリア
出演
アンナ・トムソン、ラス・ルッソ、デヴィッド・ワイク、ランス・レディック、ジュリー・ハガティ、アーサー・ストーチ、マーク・マーゴリス、トム・クリストファー、ソウル・スタイン
ブリジット

感想
ファストフード・ファストウーマン」の不思議グラマー女・アンナ・トムソンがまたまた男運のない不幸な女役。冒頭から素っ裸にされ、腕立て伏せができなかった方を殺すと脅され、かなり痛い。でも不思議な事に彼女にはこれと言った知性も超能力もあるわけではないのに、数々の困難をギリギリのところでボーっとした抜けたキャラのおかげか切り抜けてしまう。レバノンまで命をかけて商売に行くエピソードは恐いながらも笑えてしまった。そして砂漠でもどこでも自分のファッション・スタイルを壊さないTPO無視のお洒落がまた可笑しさをかもし出している。修羅場ばかりの彼女が最後に行きついた楽園というラストもイイ。

ブリジット・ジョーンズの日記 BRIDGET JONES'S DIARY
★★★☆☆ レンタルDVD
内容
ブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)、出版社勤務のOL、32歳。独身。彼女は新年にあたってひとつの決意をする。「日記をつけ、タバコとお酒を控えめにし、体重を減らして、恋人を見つける!」そして「ハンサムな上司ダニエル(ヒュー・グラント)には気をつける」…はたして彼女の誓いは無事達成されるのか?(from:BS-i)彼氏なし仕事は中途半端、自暴自棄になった30歳過ぎ女にあるがままの彼女を愛してくれる男が現れる。
恋愛(カラー)
2001年/アメリカ:イギリス
監督 シャロン・マグワイア
音楽 パトリック・ドイル
出演
レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント、ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズ
ブリジット・ジョーンズの日記

感想
30歳過ぎて彼氏がいなく仕事も中途半端で、やや自暴自棄になっているブリジットに「あるがままのジョーンズ」を愛してくれる男性が現れるってすごく都合のイイ話。お世辞にもスリムとは言い難く、グデングデンになるまで酒を飲み、ヘビー・スモーカーのブリジット。自分を磨こうと色んな本に頼ってしまう単純アホだけど、飾らないキュートさがあって憎めない。レニー・ゼルウィガーだからこそ演じれたキャラ。彼女、美人とはちょっと言い難いけどキュートなので好きです。しかし…この作品を観て沢山の女は勇気づけられたのだろうか…?むしろ厳しい現実をチクリチクリとやり込められて空しくなるだけのような…。

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON
★★★☆☆ レンタルDVD
内容
33歳になったブリジット、前回ハッピーエンドで終わったように見えたが…
コメディ/ロマンス
2004年/アメリカ
監督 ビーバン・キドロン
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演
レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジャシンダ・バレット

感想
独身OLの心情を一身に体現させてみせるブリジット、前回よりさらに太って帰ってきた!前回からちょっとは進歩したのかと思ったら差にあらず、相変わらずとても不器用でダメダメなブリジット。ドサドサ動き回る様子が可愛くもあり悲しい…。でも普通、こんな普通の女の子がこんなにモテルか?!限り無くブリジットにとって都合のイイ展開に。これじゃ窮地にたっても同情もできん。ライバル、ジャシンダ・バレットが美人なのが救い。

プリシラ THE ADVENTURES OF PRISCILLA
★★★☆☆ 劇場
内容
3人のドラッグ・クイーンが繰り広げるバスのロードムービー
コメディ
1994年/オーストラリア
監督 ステファン・エリオット
音楽 ガイ・グロス
出演
テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、ビル・ハンター、サラ・チャドウィック、マーク・ホームズ、ジュリア・コーテス

感想
かつてはとても美しかったであろう上品な年寄りのおかまをテレンス・スタンプが演じてて見事!その繊細なキャラは本当にゲイだったの?と思ってしまうほど。他のおかまも「マトリックス」のエージェント役のヒューゴ・ウィーヴィングに「メメント」のガイ・ピアースと、女性っぽさからは程遠い男くさい役者がおかまを演じていてビックリ!あまりの厚化粧で誰が誰だか分りにくいけど、これがすごくハマってて可笑しいほど上手い!アバの「ママ・ミア」や「ゴー・ウエスト」「I Love the Nightlife」など御機嫌な80年代ディスコナンバーめじろ押しでサントラもグッド!

フリスコ・キッド THE FRISCO KID
★★★★☆ テレビ放送
内容
ロバート・アルドリッチ監督が、ハリソン・フォードと喜劇俳優ジーン・ワイルダー共におくる西部劇コメディー。ゴールド・ラッシュにわくアメリカに、ポーランドからユダヤ人宣教師がやってきた。しかし、ならず者たちに襲われ途方にくれていたところ、フリスコ・キッドと呼ばれる強盗トミーが現れる。トミーは宣教師の弱みに付け込んで、サンフランシスコまで一緒に旅をすることになるが、次から次へと災難に見舞われる…。(from:NHKBS)
西部劇/コメディ(カラー)
1979年/アメリカ
監督 ロバート・アルドリッチ
音楽 フランク・デ・ボール
出演
ハリソン・フォード、ジーン・ワイルダー、ラモン・ビエリ
フリスコ・キッド

感想
若かりしハリソン・フォードがかっこいい。主演のジーン・ワイルダーは「夢のチョコレート工場」テレビドラマ「名探偵は演出家」でお馴染み。土曜は馬に乗らない、武器は持たないなど厳格なユダヤ教の教えを守るラビのアブラム(ジーン・ワイルダー)と銀行強盗トミー(ハリソン・フォード)のデコボコ・コンビが繰り広げるコメディ。インディアンに拉致され、カトリック修道院に助けられるがそこで45年の沈黙の誓い中の修道士たちを笑わせ、禁を破らせたり…。道中のドタバタ事件が次々と起こり、目が放せない展開。ジーン・ワイルダー演じる善人なラビ・アブラムと、悪党なんだけど、彼に感化されて次第に善人になってゆく強盗トミーのキャラが正反対で喧嘩が耐えないのに、強い友情で結ばれてゆく様子がコミカルに描かれていて楽しい。

ブリスター! BLISTER 
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
幻のフィギア「ヘルバンカー」をめぐるマニアたちの争奪戦
コメディ/SF
2000年/日本
監督 須賀大観
音楽
出演
伊藤英明、真田麻垂美、大塚明夫、山崎裕太

感想
ブリスターとは透けて見えるようパッケージされたアメコミフィギュアのこと。これのマニアである主人公が愛も友情も財産も捨て去った末に手に入れようとする幻のフィギュアを熱く語る話。冒頭のSFちっくな砂漠のシーンはなかなかかっこいい。しかし伊藤英明以外のキャラはイマイチぱっとしないし、謎のゴッドフィンガーも中途半端な描かれ方で若い男の子がジタバタする普通の青春もの。でも導入の「ヘルバンカー」のアメコミは面白かった。

ふり袖太平記 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
安房館山の旗本菅谷家は、名家里見家の流れをくむ由緒ある家柄。歌の上手な一人娘の小浪(美空ひばり)は、乳兄弟の屋敷番・露木新太郎(大川橋蔵)と恋仲で幸せに暮らしていたが、菅谷家乗っ取りを企む家老・駒木飛弾(吉田義夫)の陰謀によってお家騒動に巻き込まれていく。江戸まで三十三里の道中、十万両の謎を秘めた鏡をめぐって怪盗の旋風の次郎吉(星十郎)、隠密の小市郎(片岡栄二郎)、女賊の濡髪おえん(浦里はるみ)たちが繰り広げる争奪戦。
時代劇(白黒)
1956年/日本/東映
監督 萩原遼
音楽 米山正夫
出演
美空ひばり、大川橋蔵、堺駿二、浦里はるみ、片岡栄二郎
ふり袖太平記

感想
斎藤豊吉の原作。非力なじいや源八(堺駿二)、美空ひばりと大川橋蔵でお馴染みのコンビもの。ひばりはほとんどの時代劇で男装をするが、今回も少年剣士に化けて旅をする。その彼女は風呂場や役者に扮して舞台でと、歌も度々披露、彼女の歌が目当てのファンにもちゃんとサービスしている。で堺駿二のギャグに大川橋蔵の二枚目若侍の殺陣と、東映のパターン化された内容。しかし今回はこれに、里見八犬伝の宝に絡んだトレジャー・ハントが加わり、悪役の吉田義夫が大活躍。なかなか面白くしている。でも殺陣は従来の東映風、お子様なチャンバラ殺陣。下手な殺陣はひばりと橋蔵のロマンスでカバーして幕。「幼なじみの♪あの島かげは♪」と唄うひばりの「ふり袖太平記」が主題曲で他に「かもめ白波」も熱唱。

ふり袖捕物帖 若衆変化 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
江戸八百八丁で、美しい娘ばかりを狙った誘拐事件が続発する。さらわれた踊りの師匠の代げいこをつとめるお七(美空ひばり)は、見かけ倒しの弱腰侍・川島源次郎(大川橋蔵)が役立たずと知るや、自ら男装して犯人追及に乗り出す。美空ひばりがおかっ引き、薬売り、お小姓、歌手、実の姿は老中の姫君と、得意の七変化と歌で芸達者ぶりを披露する一方、大川橋蔵がコミカルな侍と白ずきんのヒーローを演じて魅力満載、明るく楽しい大捕物が展開する。
時代劇(白黒)
1956年/日本/東映
監督 松村昌治
音楽 船村徹
出演
美空ひばり、大川橋蔵、堺駿二、浦里はるみ、川田晴久
ふり袖捕物帖 若衆変化

感想
原作は瀬戸口寅雄の「大江戸女地獄」。非力で足手まといの早耳の五郎八(堺駿二)、美空ひばりと大川橋蔵お馴染みの「ふり袖太平記」に続くコンビもの。ひばりが姫様から若衆の七変化で歌や踊りも見せる、ファンサービスたっぷりの内容。そのぶん、大川橋蔵の出番は若干少なめだが、要所要所で白頭巾姿で出てきて、ひばりを助ける。2人の腰巾着の堺駿二は今回は八丁堀の目明しでギャグ担当。「ふり袖太平記」で女賊だった浦里はるみは、誘拐された踊りの師匠喜代文。悪党集団が、外国人たちに女を売飛ばそうとするが、その異人館がどう見ても日本人を外人にしたてた怪しい異人で大笑い。そこへドレス姿のひばりがピストル片手に大暴れ。ひばりと橋蔵の色恋沙汰もあったりで、内容はいつもの東映お子様チャンバラ時代劇。それでも「花は七いろ」と「若衆変化」をひばりが熱唱、その歌の上手さと踊りの上手さはさすが。それに対して★1つ。

プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角 PRETTY IN PINK
★★★☆☆ テレビ放送
内容
「すてきな片想い」「ブレックファスト・クラブ」に続くモリー・リングウォルド主演のハイスクール青春映画。ピンクが大好きな高校生アンディ(モリー・リングウォルド)は、職を転々としている父親と二人暮し。アルバイトで家計を助けながら学校に通う彼女は、卒業間近にハンサムでお金持ちのブレーン(アンドリュー・マッカーシー)と恋に落ちるが…。彼女に思いを寄せる3枚目の同級生ダッキー(ジョン・クライヤー)らそれぞれの切ない恋心を描く。「恋しくて」のハワード・ドイッチの監督デビュー作。(from:NHKBS)
ロマンス/青春(カラー)
1986年/アメリカ
監督 ハワード・ドイッチ
音楽 マイケル・ゴア
出演
モリー・リングウォルド、アンドリュー・マッカーシー、ジョン・クライヤー、ジェームズ・スペイダー
プリティ・イン・ピンク

感想
主演は「オフィスキラー」のモリー・リングウォルド。「ピックアップ・アーチスト」と同様、ダメ親父(「パリ、テキサス」のハリー・ディーン・スタントン)と二人暮しの女の子を演じている。もてない男ダッキーと同様にダメ親父も切ないキャラでグッド。そんな二人を愛さずにいられないアンディの気持が良く分かる。この二人に加えて優柔不断なブレーンに、正格悪い金持ちの馬鹿息子ステッフと、出てくる男にロクな者はいないが、皆、等身大の悩みを抱えているのが共感できる。80年代のちょいと恥ずかしいファッションと音楽が懐かしい。特にアンディの友人でレコード店オーナーのイオナのファッションが時代を感じてイイなぁ。

プリティ・ウーマン PRETTY WOMAN
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ジュリア・ロバーツが大スターの仲間入りを果たしたシンデレラ・ストーリー。ウォール街でその名をとどろかせる実業家、エドワード。ふとしたことからロサンゼルスでしょう婦のビビアンと出会い、2人はパートナーとして1週間一緒に過ごす契約を交わす。そしてビジネスとしての関係だけのはずが、いつしか心ひかれていくことに…。ジュリア・ロバーツが徐々にエレガントな淑女へと変身していく姿が見どころの大ヒット作品。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ(カラー)
1990年/アメリカ
監督 ゲイリー・マーシャル
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード、主題歌:ロイ・オービソン『Oh, Pretty Woman』
出演
リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ、ローラ・サン・ジャコモ
プリティ・ウーマン

感想
「アイ・ラブ・ルーシー」のルーシーが葡萄踏みをしているのを二人が見るシーンが出てくるのが嬉しい。ジュリアが飛ばしたエスカルゴをベテラン・ホテルマンがキャッチしたり、コンシェルジェのトンプソン(ヘクター・エリゾンド)がフォークマナーを教えてやったりと、ホテルで働く人々の人情ぶりがイイ。ビビアンの相棒キット(ジャコモ)もイイ味を出している。ビビアン自身もどこか人情家で娼婦ズレした感じがしないのがイイ。「マイ・フェア・レディ」の現代版な内容だけど、それよりもかなり御都合主義なシンデレラストーリーは現実感に欠け、まったくの夢物語。しかもレディになった後の彼女よりもその前の自由奔放な彼女の方が魅力的に見えるというのもちょっと痛い。やはりオードリーのようにはいかないか。娼婦が主役なのでかなりドッキリの性描写もあったりするがこれもディズニー映画。

プリティ・ブライド RUNAWAY BRIDE
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル監督が再び、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツのコンビで描くロマンチックなラブ・ストーリー。結婚式を3度もドタキャンした女性、マギーのことを記事にしたジャーナリスト、アイク。彼女の抗議によって大反響を呼んだコラムは打ち切りとなるが、意地になったアイクは4度目の挙式を控えるマギーの取材を始める。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ゲイリー・マーシャル
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギア、ジョーン・キューザック
プリティ・ブライド

感想
プリティ・ウーマン」のコンシェルジェのトンプソン(ヘクター・エリゾンド)が今度は編集部の同僚役に。U2の「I Still Haven't Found What I'm Looking For」やクラプトンの「Blue Eyes Blue」やホール&オーツなど投入歌もなかなかイイ。しかしジュリア・ロバーツ演じるマギーが何を考えているのかわからないただのアホにしか見えず魅力が全然感じられない。そんな女に惚れる男達もアホにしか見えてこない。ジュリア・ロバーツもリチャード・ギアもイイ歳して少女趣味な内容で観ているほうが恥ずかしくなってくる。そんなに結婚式が恐いなら式を挙げずに役所に届けて済ませてしまえばイイだけじゃないか!アホクサ!親友ペギーを演じたジョーン・キューザックのコメディエンヌぶりがイイのでこれにちょっと救われた感じ。

プリティ・プリンセス  THE PRINCESS DIARIES
★★★☆☆  レンタルDVD/テレビ放送
内容
アメリカの女子高生ミアのもとに、一度も会ったことのない父方の祖母クラリスがやってきた。彼女はなんとジェノヴィア国の女王陛下で、ミアは王位継承者だと告げられる。とまどうミアだったが、幼いころ別れた亡き父への思いから3週間後の舞踏会までプリンセス教育を受けることに…。地味で内気な女の子が、ある日突然プリンセスになってしまう、現代のロマンチック・シンデレラ・ストーリー。(from:NHKBS)ある日突然プリンセスとなってしまった内気でさえない女の子
ロマンス/コメディ/ファミリー(カラー)
2001年/アメリカ
監督 ゲイリー・マーシャル
音楽 ジョン・デブニー
出演
ジュリー・アンドリュース(クラリス女王)、アン・ハサウェイ(ミア)、ヘクター・エリゾンド(ジョー)、ヘザー・マタラッツォ(リリー)、マンディ・ムーア(ラナ)、キャロライン・グッドオール(ミアの母ヘレン)、ロバート・シュワルツマン(マイケル)、テリー・ウェイン
プリティ・プリンセス
感想
内気でさえない女子高校生ミア(アン・ハサウェイ)が然ある日突然プリンセスとなってしまうコメディ。ミアの祖母・ジェノヴィア国女王にジュリー・アンドリュース(年を感じさせない美しさ!)がチャーミングに演じてる。学校にはミアを虐める女の子がいたり、無二の親友がいたり…と青春ものと「マイフェア・レディ」がミックスした感じだけど、統べてのキャラクターが魅力的で単純なストーリーをもり立てて面白くしている。「プリティ・ウーマン」のコンシェルジェのトンプソンを演じたヘクター・エリゾンドが「プリティ・ブライド」に続き、ヒロインの強力な助っ人役で登場、いい味を出している。

プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング  THE PRINCESS DIARIES2:ROYAL ENGAGEMENT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
地味で内気な女子高生が、ある日突然一国のプリンセスになってしまうシンデレラ・ストーリーの続編。大学を卒業し、ジェノヴィア王国女王である祖母のもとで次期女王として超セレブな生活を始めたミア。ところが、女性は王位につく前に結婚しなければならないという法律から、30日以内に結婚しないともう一人の王位継承者ニコラスに王位を奪われてしまうことに。何とか理想に近い婿を探し出し、結婚準備を始めたが…。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ/ファミリー(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ゲイリー・マーシャル
音楽 ジョン・デブニー
出演
ジュリー・アンドリュース(クラリス・レナルディ女王)、アン・ハサウェイ(プリンセス・ミア)、ヘクター・エリゾンド(ジョー)、ジョン=リス・デイヴィス(メイブリー子爵)、カラム・ブルー(アンドリュー・ジャコビー公爵)、ヘザー・マタラッツォ(リリー・モスコヴィッツ)、クリス・パイン(ニコラス・デヴロー卿)、キャロライン・グッドオール(ミアの母ヘレン)
プリティ・プリンセス2
感想
前作よりも洗練されてお洒落で美しくなったミアがとてもキュート。クラリス女王のジュリー・アンドリュースも相変わらず美しく、背中を見せたドレスではジョーがため息を吐くほどだし、パジャマ・パーティーではマットレスでサーフィンを、カラオケでは歌も披露していて嬉しい。また、猫のルイと女王のプードル犬も愛嬌を振り撒いていて可愛いし、孤児院の子供たちと、子供と動物の最強な共演者を揃えている。しかし、用意に想像できてしまう展開で前作に比べるとイマイチ。期待のジェノヴィア王国もテーマパークみたいで人々の生活感がなくて魅力を感じない。ぶっとい眉毛のニコラス(これが本格的な映画デビューとなるクリス・パイン)がイマイチなのも不満の一つ。

プリティ・リーグ  A LEAGUE OF THEIR OWN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
第二時大戦中、男性が戦場のなか、女性のプロ野球リーグが発足する、実話を元にした話。
ドラマ/スポーツ/コメディ
1992年/アメリカ
監督 ベニー・マーシャル
音楽 ハンス・ジマー
出演
トム・ハンクス、ジーナ・デイヴィス、マドンナ、ロリ・ペティ、ビル・プルマン、アン・キューザック
プリティ・リーグ
感想
ジーナ・デイヴィスがタフで頼りになるキャッチャーのドッティ、トム・ハンクスが始めての女性チームの監督で元ナショナル・リーグのホームラン王のジミー・ドゥーガン役。女ばかりの話で恋愛抜きでスポ根って内容が面白い。ドッティとキット(ロリ・ペティ)の姉妹対決や戦地に行った夫の安否、ジーナの旦那(ビル・プルマン)の帰還…と山場も沢山あってなかなか楽しめる。ダンサーあがりのメイ(マドンナ)や男勝りの猛打者のマーラ、エブリン(ビティ・スクラム)とその悪ガキなどメンバーも多彩で面白い。口の悪いグータラおっさんのトム・ハンクスも面白いが、一番はジーナ・デイヴィスで美しいだけでなく頼れる姉さんキャラぶりがかっこよくて魅力的。球界殿堂入りで皆が集うラストは感動的。

ふりむけば愛  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
大林宣彦監督による百恵=友和のゴールデンコンビ8作目。文芸作品の映画化への出演が多い二人の初のオリジナル・シナリオ作品。百恵・友和の初のベッドシーンが当時のマスコミで大いに話題となった。単調な生活から脱け出すためにサンフランシスコへやってきたピアノ調律師・杏子(百恵)と現地で出会った青年・哲夫(友和)との恋。"秋になったら東京で会おう"と約束して別れた二人。しかし約束の日に哲夫は現れなかった。傷心の杏子は、優しい青年実業家(森次)と結婚するが…。(from:BS日本映画専門チャンネル)
ドラマ(カラー)
1978年/日本/東宝
監督 大林宣彦
音楽 宮崎尚志
出演
山口百恵、三浦友和、森次晃嗣、玉川伊佐男
ふりむけば愛
感想
山口百恵はまあまあ綺麗に撮れているのだが、やぼったいおばさん臭さはアイドル排出の大林監督でもどうしようもなかったという感じ。二人のベットシーンも少女漫画みたいで笑えるし。何よりも、放蕩を続ける青年友和にも、ブルジョワ娘の山口百恵どちらにも共感できるものがなかったというところ。「ウルトラセブン」のダン(森次晃嗣)が百恵のフィアンセ役だがマザコンだったというオチで往年のウルトラマン・ヒーローもがっかり。監督は「時をかける少女」の大林宣彦。脚本はジェームス・三木。

不良の掟  PARDONNEZ NOS OFFENSES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
恐喝、暴力を平然と行い残虐行為の中に青春を求める少年少女たち、しかも裏切れば恐ろしい掟と処刑が待っているという非行グループの生態をドキュメンタリー・タッチで描いた青少年犯罪映画。稼いだ金で白い船を買い、貧しい生活から逃れようとあせる港町の非行少年少女の物語。(from:BS-i)両親の喧嘩が絶えず継母に疎外され、家庭に居場所のない男の子のような格好のデデ(マリナ・ヴラディ)を中心に、彼女が一緒に行動する不良フループのゴタゴタを描く。デデは出会ったロマ(ジプシー)の一団に傷つけられるが、ロマの青年ヴァニ(ジャンニ・エスポジト)への愛からロマに加わろうとする…。
ドラマ/青春/犯罪(白黒)
1956年/フランス
監督 ロベール・オッセン
音楽 アンドレ・ゴスラン
出演
マリナ・ヴラディ、ピエール・ヴァネック、アルタ・リバ、ジュリアン・カレット
不良の掟
感想
ルネ(ピエール・ヴァネック)が組織する不良グループは税関から煙草や酒を大量に盗んではヤミで売りさばいている。考え方はまだ子供なのにやっている事は犯罪。しかしルネが一応の仁義を通そうと仲間を統率しているがそれに反発しだしたのがグループの副官サラード(アンドレ・ルウィ)でルネと対立する。彼がラストの方で仲間を裏切りデデとグループを悲劇へと導いて自身も破滅する。家庭や社会から疎外された子供達の集団なのにそこからも疎外されるサラードの破滅が悲しい。デデの幸せを願って見送るルネたちの目の前で死んでゆくデデも悲しい。不良グループがたむろする酒場ではルンバやマンボが流れていたりで音楽もなかなかお洒落でかっこいい。デデを演じたM・ヴラディは「恋愛時代」にも出ていて印象的だった。

プリンス&プリンセス  PRINCES ET PRINCESSES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
『キリクと魔女』で脚光を浴びた、ミッシェル・オスロ監督が手がけた、全6話のオムニバス映画。89年にオスロが自ら制作したテレビ・シリーズ「もしもの映画」の中から、王子と王女をめぐる物語を厳選、劇場用映画として99年に本国フランスで公開された。影絵の中にエジプトのパピルス画、中世の版画、葛飾北斎の浮世絵といった伝統的な絵画を取り込むという斬新な手法で、おとぎの話の世界をイマジネーション豊かに表現。2000年シネキッド映画賞佳作選出、2001年シカゴ国際児童映画祭審査員賞・児童審査員賞受賞、2001年ヴュルツブルグ国際週末映画祭児童賞受賞。(from:NHKBS)
アニメ/ファンタジー/ドラマ/ファミリー(カラー)
1999年/フランス
監督 ミシェル・オスロ
音楽 クリスチャン・メイル
出演
声: 原田知世、松尾貴史
プリンス&プリンセス
感想
「プリンセスとダイアモンド」時間内に10個のダイヤを探さないとアリに変えられてしまうという呪をかけられた姫に一目惚れした男がダイヤ探しに挑戦するが…。「少年といちじく」古代エジプト、いちじくの木に住む青年が憧れの女王様に奇跡のいちじくの実を差し上げるが…。「魔女」軍隊が落とせなかった魔女の城を一人の青年が訪れる…。「泥棒と老婆」北斎漫画が登場。舞台は江戸時代の日本。力持ちの泥棒が老婆をだまそうと背負うが、老婆のいいなりになって日本の名所巡りをさせられるハメに…。「冷酷なプリンセス」隠れたお婿さん候補を次々に解く別のレーダーで探して殺してしまう姫を鳥を連れた男が挑戦するが…。「プリンス&プリンセス」キスしてヒキガエルに変わってしまった王子とナメクジに変わってしまった姫…。と6つのエピソード。シンプルなストーリーとシンプルな影絵がとても美しい。ディズニーアニメに比べるとかなり地味だが、美しい絵本の世界が展開されていて、派手な最近のディズニーアニメよりもずっとイイ。美しい姫から老婆までを演じる原田知世の声もキュートでピッタリ。

プリンセス・シシー  SISSI
★★★★☆  テレビ放送
内容
19世紀のオーストリア。「シシー」の愛称で知られ、その美ぼうと波乱の生涯から数多く小説や演劇の題材になった皇妃エリザベートを描いた3部作の1作目。自然の中で自由に育った天真らんまんなシシーが、皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められ結婚するまでを描く。本国ではシシーの誕生日であるクリスマス・イブに放送され続けているヒット作で、主演のロミー・シュナイダー自身もシシーと愛称されるほど人気を博した。(from:NHKBS)
ロマンス/コメディ/歴史劇(カラー)
1955年/オーストリア
監督 エルンスト・マリシュカ
音楽 アントン・プロフェス
出演
ロミー・シュナイダー(エリーザベト)、カールハインツ・ベーム(フランツ・ヨーゼフ1世)、マグダ・シュナイダー(ルドヴィカ:エリーザベトの母)、グスタフ・クヌート(マクシミリアン:エリーザベトの父)、ウタ・フランツ(ヘレーネ:エリーザベトの姉)、フィルマ・デギッシャー(ゾフィー:フランツ・ヨーゼフの母:ルドヴィカの姉)、ヨーゼフ・マインラッド(ベックル少佐)、ピーター・ウェック(カール・ルートヴィヒ大公)
プリンセス・シシー
感想
皇帝とわ・た・し」というパロディアニメの元にもなった作品。ルキノ・ヴィスコンティの「ルートヴィヒ(フルネーム:ルートヴィヒ・フリードリヒ・ヴィルヘルム2世)」でもオーストリア皇女エリーザベトを演じた17歳のロミー・シュナイダーがシシーを瑞々しく演じている。王子に見初められる動物好きの娘のロマンスはまるで「シンデレラ」のよう。そのシンデレラの王子にそっくりなカールハインツ・ベームは「血を吸うカメラ」で主演を演じている。また、シシーの母を演じたマグダ・シュナイダーはロミーの実の母。フランツ・ヨーゼフの弟カール・ルートヴィヒがシシーに恋するが、結局兄に取られてしまう。ちょっと間抜けなベックル少佐(「菩提樹」のヴァスナー神父)や陽気なシシーの父(「黒い稲妻」にも出演)など、登場人物もユニークで楽しい。シンデレラのように結婚式でめでたし、めでたし、なのだが、その後の彼女の人生が分かっているだけに、続編が気になる。
続編若き皇后シシー」「シシー ある皇后の運命の歳月
プリンセス・シシー

プリンセス トヨトミ  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
東京から大阪にやって来た3人の男女。彼らは国の予算が正しく使われているかを調べる会計検査院の調査官たち。リーダーは、超エリートにして、税金の無駄遣いを決して見逃さない“鬼の松平”の異名を持つ松平元、その部下で、普段は脳天気ながら時々驚くべき勘を発揮する“ミラクル鳥居”こと鳥居忠子、そして鳥居とは対照的にクールな日仏ハーフのイケメン新人エリート、旭ゲンズブール。調査対象を順調にこなしてきた彼らは、次の調査のため空堀商店街へと向かう。そして、財団法人“OJO(大阪城趾整備機構)”の調査を開始する。それは、何の問題もなく簡単に終了するかに思われたが…。(from:地上波)
コメディ/ミステリー/ファンタジー(カラー)
2011年/日本/東宝
監督 鈴木雅之
音楽 佐橋俊彦、エンディングテーマ:ケルティック・ウーマン『Princess Toyotomi 〜永遠の絆』
出演
堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、和久井映見、中井貴一
プリンセス トヨトミ
感想
独立大阪国の存在意義が「父親が息子に遺言を託す為の場」というだけで5億円の税金支出を容認するといのは、堤真一は父親への負目から納得すちゃっていたが、私は納得できない。そんなアホな理由で血税を使うなんて!まして、大阪は全国でも指折りの赤字財政を抱えているのに。見ていて父と子の絆に涙するどころか、怒りすら感じる作品だった。父と子が絆を築くのに血税が必要な時代になってしまったのか?豊臣家の子孫…という設定は面白かったのにその後の展開があまりにもアホらしくてついていけん。全然笑えなかったし。監督は「HERO」「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」の鈴木雅之。

フル・モンティ  THE FULL MONTY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
失業して6ヶ月。絶望的な金欠状態にあって6人の男たちが考えたことは”裸で金を稼ぐ”こと。カッコよくも若くもない6人が特訓に特訓を重ね、熱狂のフル・モンティ・ショーへとなだれ込む。失業、夫婦問題、子供との関係、ダイエット…彼らが抱えている人生のいろいろな側面をカラフルに描きながら、男たちの心情を明るくリズミカルに綴るコメディ作品。(from:BS-i)
コメディ/ドラマ(カラー)
1997年/イギリス
監督 ピーター・カッタネオ
音楽 アン・ダッドリー
出演
ロバート・カーライル、トム・ウィルキンソン、マーク・アディ 、レスリー・シャープ、エミリー・ウーフ、スティーブ・ヒューイソン 、ポール・バーバー、ヒューゴ・スピーア、ウィリアム・スネープ
フル・モンティ
感想
前半30分は失業男の惨めな状況を語るだけで退屈。しかし、仕事が嫌いな駄目男だが、子煩悩な主役のガズを演じた「トレインスポッティング」のカーライル、ガズの元上司で妻に失業したことを打明けられない真面目男ジェラルドのトム・ウィルキンソン(「オスカーとルシンダ」)、太っていることをコンプレックスにするガズの親友デイブのマーク・アディ(「ROCK YOU!」)、歳を取っているがリズム感の良い黒人ホース(P・バーバー)、駄目な父親に辟易しながらも見捨てられないガズの息子など、魅力的で癖のあるキャラばかりなのが良い。また音楽の選曲が「THE ZODIAC:デビッド・リンダップ」「SLAIDBURN」「I'M THE LEADER OF THE GANG:ゲイリー・グリッター」「MOVING ON UP:エム・ピープル」「HOT STUFF:ドナ・サマー」「YOU SEXY THING:ホットチョコレート」「ADIOS MUCHACHOS」「JE T'AIME...MOI NON PLUS:セルジュ・ゲンスプール」「LAND OF A THOUSAND DANCES:ウィルソン・ピケット」「FLASHDANCE (WHAT A FEELING) '95:アイリーン・キャラ 」「THE STRIPPER:ジョー・ロス」「MAKE ME SMILE(COME UP AND SEE ME):スティーヴハーレーアンドコックニーレベル」「WE ARE FAMILY:シスター・スレッジ」「ROCK AND ROLL PART2:ゲーリー・グリッター」「DEEP FRIED IN KELVIN:Pulp」「YOU CAN LEAVE YOUR HAT ON:トム・ジョーンズ」「ABIDE WITH ME:セロニアス・モンク」などと、洒落ていて良い。

BLUE ブルー(1993)  BLUE
★☆☆☆☆  劇場
内容
デレク・ジャーマンの遺作。画家イブ・クラインにオマージュとして捧げた作品。エイズに侵され死期を感じたデレク・ジャーマンが自身の恐怖と不安を綴った詩を本人が朗読する。
アート系
1993年/イギリス:日本
監督 デレク・ジャーマン
音楽 サイモン・フィッシャー・ターナー
出演
ジョン・クエンティン、ナイジェル・テリー、ティルダ・スウィントン、デレク・ジャーマン
感想
75分間、最初から最後までブルー(イブ・クライン・ブルー)の画面のみの映像。サイモン・フィッシャー・ターナーの音楽に演奏はブライアン・イーノと豪華。しかし音楽も静かな曲なので睡魔に終止襲われる。会場に舞台挨拶に来たサイモン・フィッシャー・ターナーの菜食主義という細い身体がとても印象的だった。

ブルー・ストリーク  BLUE STREAK
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ワケあって、元ドロボー、今、名刑事?盗んだダイヤはデッカイが、隠した場所が警察署だった!?人気コメディアン、マーティン・ローレンス主演のアクション・コメディ。仲間の裏切りで逮捕される直前、ダイヤモンド“ブルー・ストリーク”を建設中のビルに隠した宝石泥棒マイルズ。やがて刑務所から出所したマイルズはダイヤを回収しに向かうが、そこは何とロス市警になっていた。(from:地上波)
アクション/コメディ(カラー)
1999年/アメリカ
監督 レス・メイフィールド
音楽 エドワード・シェアマー
出演
マーティン・ローレンス(マイルズ)、ウィリアム・フォーサイス(ハードキャッスル)、ルーク・ウィルソン(カールソン)、 ニコール・アリ・パーカー(メリッサ)、ピーター・グリーン、デイヴ・チャペル、ジョン・ホークス、ジュリオ・オスカー・メチョソ
ブルー・ストリーク
感想
バッドボーイズ」のマーティン・ローレンスが主演で、スター俳優がいないので地味な印象だが、ダイヤを回収するために警官に成りすませたら、手腕を発揮してしまい、どんどん手柄を立ててしまうのが絶妙で、「バッドボーイズ」よりずっと笑えて面白い。マーティン・ローレンスって不細工でスターという顔ではないが、ウィル・スミスよりもずっと面白い。

ブルークラッシュ  BLUE CRUSH
★★★☆☆  テレビ放送
内容
幼いころから天才サーファーとして注目を浴びていたアンは、事故がきっかけでスランプに陥っていた。以前の自分を取り戻そうと10メートル以上の高波に挑む、サーフィン大会の最高峰「パイプ・ライン・マスターズ」に出場することを決意するアンだったが…。世界中のサーファー達の聖地、ハワイ・オアフ島ノースショアを舞台に、夢と恋に揺れるサーファーガールの姿をさわやかに描いた青春映画。(from:NHKBS)
ドラマ/青春/スポーツ(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ジョン・ストックウェル
音楽 ポール・ハスリンジャー
出演
ケイト・ボスワース、ミシェル・ロドリゲス、サノー・レイク
ブルークラッシュ
感想
ビヨンドtheシー〜夢みるように歌えば〜」のケイト・ボスワースが主演、「ガールファイト」「バイオハザード」のミシェル・ロドリゲスがその親友役。キュートな女の子が男顔負けのマッチョな波乗りに挑む姿が格好良い。作品の見所のチューブをくぐる波乗りシーンは美しくてスリリング。金持ちの恋人や投稿拒否の妹、家出した母、失業中で家賃と生活費の心配と問題を抱える普通の女の子が波乗りのヒロインになる、男に頼らないシンデレラ・ストーリー。しかしノリと音楽がガキ・テイスト過ぎて、人間ドラマは今一歩。
ハワイを舞台にしたサーフィン映画ザ・ライド ハワイアン・ビーチ・ストーリー

ブルーサンダー  BLUE THUNDER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
超高性能の武装ヘリコプターを使った陰謀を企む軍部と、その計画を知ったロス市警航空課パイロットが激しい攻防戦を繰り広げるアクション・スリラー。ベテラン・パイロットのマーフィーが夜のLA上空をパトロール中、都市暴力対策委員長の自宅が襲われた。現場で意味不明の単語が書かれた書類を拾ったマーフィーは、後に新型ヘリのテスト・パイロットとなり、その書類と新型ヘリの驚くべき関連を知り命を狙われる。(from:NHKBS)
アクション/サスペンス(カラー)
1983年/アメリカ
監督 ジョン・バダム
音楽 アーサー・B・ルービンスタイン
出演
ロイ・シャイダー、マルコム・マクドウェル、ウォーレン・オーツ、キャンディ・クラーク
ブルーサンダー
感想
高性能ヘリ「ブルーサンダー」は「エア−ウルフ」を小さくした感じ。「ジョーズ」で一人戦う男を熱く演じたロイ・シャイダーが、ここでも一人国家組織の陰謀と戦う。CGなしの本物のカーアクションとヘリの戦闘シーンは見ごたえがある。特に9.11を思い出してしまうような高層ビルの爆破や工場跡の破壊っぷりが凄い。新人ライマングッドに「ホーム・アローン」でドジな二人組の一人を演じたダニエル・スターン。マーフィーを落としいれようとするコクラン大佐に「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェル。彼の悪党っぷりが憎たらしくていい。また、マーフィーを何かといさめる上司プラドック警部に「ワイルドバンチ」のウォーレン・オーツ。監督は「張り込み」「張り込みプラス」のジョン・バダム。

ブルース・オールマイティ  BRUCE ALMIGHTY
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ヒット作を生み出してきた名コンビ、主演ジム・キャリー、監督トム・シャドヤックによるコメディー作品。地方TV局でお笑いリポーターとして重宝がられているブルースは、自分が狙っていたアンカーマンにライバルが抜てきされたショックで大失敗。局をクビになってしまう。自分の運のなさに思わず天に向かって悪態をついた彼の元に、なんと本物の神様(モーガン・フリーマン)が現れ、「不満があるなら君がやれ」と、全能を授けるのだった…。(from:NHKBS)
コメディ/ファンタジー/ロマンス(カラー)
2003年/アメリカ
監督 トム・シャドヤック
音楽 ジョン・デブニー
出演
ジム・キャリー、ジェニファー・アニストン、モーガン・フリーマン、フィリップ・ベイカー・ホール
ブルース・オールマイティ
感想
トニー・ベネット本人が出演して歌ったり、ファットボーイ・スリムの「Rockafeller Skank」やミック・ジャガーの「God Gave Me Everything」など音楽の選曲がグッド。ニュースのアンカーを完全におちょ喰ったギャグには爆笑。そのジムのライバルでアンカーマンを演じたスティーヴン・カレルは何者か全然知らなかったが面白い!モーガン・フリーマンが神様という意外なキャストもグッド。ジムの恋人役のジェニファー・アニストンもキュートでイイ。二人が飼っている芸達者なダルメシアン犬も笑えてイイ味出している。しかしジムのハチャメチャなキャラは相変わらず子供っぽ過ぎるし、うるさくてしつこい感じ。監督は「パッチ・アダムス」「ライアー ライアー」のトム・シャドヤック。

ブルース・ブラザース THE BLUES BROTHERS
★★★★★ テレビ放送
内容
昔世話になった孤児院が資金難で潰されると知ったジェイク(ジョン・ベルーシ)とエルウッド(ダン・エイクロイド)のブルース兄弟は、資金調達の為にかつての仲間を集めて「ブルース・ブラザース・バンド」を再結成する。しかし警官達やネオナチなどが、彼らを目の敵にして追いかけまわす!
コメディ/ミュージカル(カラー)
1980年/アメリカ
監督 ジョン・ランディス
音楽 アイラ・ニューボーン
出演
ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャリー・フィッシャー、キャブ・キャロウェイ、ジョン・キャンディ、ヘンリー・ギブソン、チャールズ・ネイピア、ジェフ・モリス、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、ツイッギー、フランク・オズ、チャカ・カーン、スティーヴン・スピルバーグ
ブルース・ブラザース

感想
あれだけ破壊的なアクションが繰り広げられのに、誰も死なない、全員不死身の楽しい作品!ジェームス・ブラウンなる神父から受けた神からの啓示で音楽に目覚めるってのも大笑い。超豪華なアーティストの共演には涙ものの素晴しい音楽!特にアレサ・フランクリンの「私をなめるなよー」のパフォーマンスはカッコよすぎでクラクラ!レイ・チャールズとジェームス・ブラウンのパフォーマンスも文句無しの素晴しさ。BBバンド並にカントリーが苦手な私にもマストな「ローハイド」の選曲もノリノリでグッド!カウリスマキの『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』なんてこのBBバンドがモデルになっているだろうなぁ…。凶暴姉さんキャリー・フィッシャー、ネオ・ナチの親分ヘンリー・ギブソンなど、音楽関係者以外の出演者のキャラも強烈でグッド!続編にジョン・ベルーシは出てないけど、こちらもグッド。
ブルース・ブラザース

ブルース・ブラザース2000 THE BLUES BROTHERS 2000
★★★★★ テレビ放送
内容
エルウッド(ダン・エイクロイド)は、18年の刑期を終えて出所したが、兄のジェイクはこの世を去っていた。恩師のシスター・ペンギン(キャサリン・フリーマン)から孤児で問題児のバスター(J・エヴァン・ボニファント)の教育係を申し付けられ、歌手志望のバーテン、マイティ・マック(ジョン・グッドマン)を相棒に、3人はBBバンドのバンドを再結成しようと決意。バンドは130歳のブードゥーの妖女ムセット(エリカ・バドゥ)が主宰する勝ち抜きバンド合戦に向けて出発する。警官隊や右翼団体、ロシアン・マフィアに追われながらも、どうにかルイジアナの会場にたどりつく。しかしバンド合戦では、最大の敵ルイジアナ・ゲーター・ボーイズがBBバンドの優勝を阻もうとしていた!
コメディ/ミュージカル(カラー)
1998年/アメリカ
監督 ジョン・ランディス
音楽 アイラ・ニューボーン
出演
ダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン、エヴァン・ボニファント、ジョー・モートン、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリン、エリカ・バドゥ、B・B・キング、エリック・クラプトン、タジ・マハール
ブルース・ブラザース2000

感想
亡きジョン・ベルーシへ捧げたオマージュ作品。しかし!これはこれで凄い!前作に比べて破壊的アクションシーンは減ったが、かわりに音楽にパワーが注がれ、前作よりも音楽はパワーアップ。ジョー・モートンやジョン・グッドマン、子役のエヴァン・ボニファントの歌と踊の上手さにもビックリ。またルイジアナ・ゲーター・ボーイズの豪華なこと!まるでベルーシ追悼コンサート状態で感動!前作の懐かしい面々があまり変わってなかった(肥ったり、白髪頭になってたりするが)のも嬉しい限り。前作の「ピーターガンのテーマ」「ローハイド」を使ってたのに対して今回は「ペリー・メイスンのテーマ」「ライダーズ」と、選曲も嬉しくて泣ける!レッドネック・ボブ(ジェフ・モリス)もしっかり登場。
ブルース・ブラザース2000

ブルート・ナッシュ  THE ADVENTURES OF PLUTO NASH
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
人類の植民地となった月面。星間密輸で名を馳せた人気クラブのオーナーがギャングに追われ波乱の宇宙大逃避行!アクション・コメディ・荒唐無稽の超極限!
SF/アクション/コメディー(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ロン・アンダーウッド
音楽 ジョン・パウエル
出演
エディ・マーフィ、ランディ・クエイド、ロザリオ・ドーソン、ジョー・パントリアーノ、ジェイ・モーア
ブルート・ナッシュ
感想
スターウォーズ」や「オースティン・パワーズ」をちゃちくしたドタバタ・コメディー。しかしあまり笑えないし音楽もダサい。ヒラリー・クリントンのお札が登場するなど、細かいギャグは笑える。また、月面無重力でのファイティングや、二人のエディの戦いはうまくて面白い。いつまでも変わらない体型と若さを維持しているエディ・マーフィには感心。監督は「マイティ・ジョー」「トレマーズ」のロン・アンダーウッド。

プルーフ・オブ・マイ・ライフ  PROOF
★★★☆☆  テレビ放送
内容
精神を病んでしまった天才数学者の父を5年間ひとりで看病してきたキャサリン。自身も数学者を志していた彼女は、敬愛する父が亡くなり抜け殻のようになってしまった。離れて暮らしていた姉との再会も傷つくことばかり。そんな彼女のもとに、父の教え子だった、ハルがやってくる。彼の優しさに癒やされていくキャサリンだが…。「恋におちたシェイクスピア」のJ・マッデン監督とG・パルトロウが再び手を組んだ感動作。(from:NHKBS)
ドラマ/ミステリー/ロマンス(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ジョン・マッデン
音楽 スティーブン・ウォーベック
出演
グウィネス・パルトロウ、アンソニー・ホプキンス、ジェイク・ギレンホール
プルーフ・オブ・マイ・ライフ
感想
グウィネス・パルトロウはこれまで好きになれなかったが、ここではぶりっ子キャラから脱皮して、精神的に不安定な、繊細な娘を熱演していて好感が持てる。また、天才数学者のアンソニー・ホプキンスも気がふれてしまってもその知性がにじみ出る品位ある演技。「ドニー・ダーコ」「ムーンライト・マイル」「デイ・アフター・トゥモロー」のジェイク・ギレンホールもいい味を出している。

ブルグ劇場  BURGTHEATER
★★★★☆  テレビ放送
内容
ブルグ劇場で名声をはせる俳優ミッテラーは、社交界嫌いで舞台一筋に生きてきたが、ある日、若く純真な娘レニと出会い、年がいもなく恋をする。しかし彼女は俳優志望の青年ライナーを愛していた…。古典演劇の殿堂として名高いウィーンのブルグ劇場、そこで19世紀末に活躍し、社交界嫌いで私生活を世に知られることのなかった実在の俳優をモデルに、ひとりの老優の恋を格調高く描いたラブロマンスの秀作。(from:NHKBS)
ドラマ/ロマンス(白黒)
1936年/オーストリア
監督 ヴィリ・フォルスト
音楽 ペーター・クロイダー
出演
ヴェルナー・クラウス、ヴィリー・アイヒベルガー、ホルテンセ・ラキー
ブルグ劇場
感想
「カリガリ博士」で知られる出演のW・クラウスが主演。老優ミッテラーの若さに憧れて娘に恋して、年甲斐もなく若者のように浮かれる姿が痛々しい。彼の演技が素晴らしく、ドラマに深みを出している。彼の老い先の恋を軸に、男爵夫婦のマンネリ夫婦の危機や、野望に燃える若き役者と彼に尽くす可憐な乙女と、彼らが複雑に絡んだ関係が、ひと味違ったロマンスものにしている。音楽もなかなか良く、戦前の作品にしては今でも楽しめる作品。

故郷(ふるさと)(1999) 
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
沖縄在住の南風原時子(淡島千景)は、ちょっと名の知れた名物マラソンお婆ちゃん。今日も、マラソン仲間の友人トカとクミと次の大会に向けて盛り上がっている。だが数日後、突然、卜力がこの世を去る。時子はこの件をきっかけに、ある一大決心をする。それは自分の生まれ故郷北海道まで走ることだった。孫娘(三井ゆり)の心配をよそに時子は果てしない道のりのスタートを切った。やがてそれは、新聞記者、格好のネタに飛び付くTV局をも巻き込み…。
ドラマ(カラー)
1999年/日本/東映
監督 向井寛
音楽 芥川隆
出演
淡島千景、三井ゆり、尾美としのり、今井雅之、中尾彬、宍戸錠、ポール牧、奥村公延、清川虹子、大滝秀治、津島恵子
故郷

感想
高齢化社会を考えさせられる向井寛監督の老人三部作「GOING WEST 西へ…」「同窓會」の一つ77歳のおばあちゃんが住んでいる沖縄から生まれ故郷の北海道まで走るロード・ムービー。「GOING WEST 西へ…」と同じくで元気なおばあちゃんを演じた淡島千景は75歳とはびっくりの体力の持ち主。彼女と番組制作者の青年(尾美としのり)のアットホームな関係はイイけど、おばあちゃんを応援する素人さんたちがダラダラ出てくるあたりはちょっと退屈。またチェロをひく三井ゆりの演技が下手でひどい。取って付けたような沖縄戦のシークエンスも陳腐で、その悲劇を淡島千景の演技だけで語るには無理がある。沖縄が関係した作品なので気になった作品だけど、期待外れ。淡島千景のオバァは、北海道出身という設定もあるせいか、とても上品。「沖縄オバァ烈伝」のような沖縄のオバァを期待するとかなり違う。

ふるさと JAPAN
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
太平洋戦争が終わって10年余りが経過した昭和31年の春。東京・深川の木場の小学校に、坂本理恵子という名の新しい先生が赴任してきた。時を同じくして、6年4組に神戸からの転校生・宮永志津がやってきた。歌手になるという夢を持つ、明るく美しい女の子だった。スポーツも勉強もできる志津はたちまちクラスの人気者になる。そんな志津を、学級委員長でクラスの中心的な存在である建具屋の息子・アキラも、強く意識するようになる。(from:BS日テレ)
アニメ/ファミリー/ドラマ(カラー)
2006年/日本
監督 西澤昭男
音楽 クリヤ・マコト
出演
関根直也(アキラ)、 河口舞華(志津)、木村昴(ゴン)、花村さやか(坂本先生)
ふるさと JAPAN
感想
戦後復興期のまだ都電が走っていた頃の木場が舞台で、門前仲町の富岡八幡や、永代橋が出てくる。アキラの父も下町江戸っ子の職人気質なのが良い。童謡や唱歌の良さや友情など、今忘れてしまいがちな日本の美しい心をテーマにした児童啓蒙作品。丁寧に描かれた絵と話は文部省推薦なだけあって真面目。その為、地味で娯楽性は低いので、子供に受けるとはとても思えない作品。
姉妹作:「NITABOH

プルミエール〜私たちの出産〜  LE PREMIER CRI
★★★☆☆  テレビ放送
内容
医療に頼らない自然分娩、1日120件以上の命を生み出す世界最大の産院での医療出産、イルカとの水中出産、極貧生活下での命がけの出産、出産直前まで踊ったダンサーの出産…。母、父、そして生まれてくる子供たちが紡ぐ、未来へと続く10の命の物語。世界10ヶ国の至福の出産現場を完全密着した今までにないドキュメンタリー。(from:BS日テレ)
ドキュメンタリー(カラー)
2007年/フランス
監督 ジル・ド・メストル
音楽 アルマン・アマール
プルミエール〜私たちの出産〜
感想
世界各国のそれぞれのお国、それぞれの人種の出産事情を描いたドキュメンタリー。「WATARIDORI」など、素晴らしいドキュメンタリー映画をヒットさせてきたフランスらしい語り口。グロテスクな表現は極力さけてはいるが、かなり露出度が高い。でも、出産と新しい生命の誕生への賛歌に満ちた作品になっている。まあ、これだけ沢山の取材で、しかも他人には見られたくない姿までさらけ出して撮らせた無名の母親たちの勇気に賞賛せずにはいられない。生まれたての赤ちゃんを取り上げた産婆がポンポンと乱暴に放り上げるシーンにはびっくりした。

ブルドッグ  A MAN APART
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
ショーンはロサンジェルスの麻薬取締局“DEA”の凄腕捜査官。ある日、相棒のデミトリアスとともにメキシコ国境の町へと出向いた彼は、7年間追い続けてきた麻薬組織のボス、ルセロの逮捕に成功する。長年の苦労が報われ、麻薬組織の解体が進むと期待したのも束の間、闇社会では<ディアブロ>と呼ばれる男が勢力を拡げていた。そしてある夜、ショーンの家に何者かが押し入り、彼の妻ステイシーが殺される事件が起きる。怒りに狂ったショーンは、やがて事件の黒幕がディアブロであることを突き止めると、血で血を洗う抗争へとその身を投じていく。愛する者を奪われた麻薬捜査官が麻薬組織と繰り広げるサスペンス・アクション。
ロマンス/歴史劇/アクション(カラー)
2003年/アメリカ
監督 F・ゲイリー・グレイ
音楽 アン・ダッドリー
出演
ヴィン・ディーゼル(ショーン)、ラレンズ・テイト(デミトリアス)、ティモシー・オリファント(ハリウッド・ジャック)、ジーノ・シルヴァ(ルセロ)、ジョージ・シャーパーソン(ビッグ・セクシー)
ブルドッグ
感想
ワイルド・スピード」「トリプルX」「ピッチブラック」のビン・ディーゼル主演だが、アクションが地味で期待はずれ。黒幕ディアブロの正体が意外だったのがせめてもの救い。悪役はウィレム・デフォー似や、「フレンチ・コネクション」のフェルナンド・レイに似ていて、彼らがキャスティングされていたらもっと良かったかも。監督は「交渉人」のF・ゲイリー・グレイ。

フルメタルポイント SECONDS TO SPARE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
元CIAのラーキンに無実の罪を着せられ投獄されていたポールは、ラーキンを追ってオーストラリアのシドニーに向う特別列車に乗込むが、その列車が生物兵器を奪ったテロリストに乗っ取られる。首謀者はラーキンだった。薬物取締局の敏腕エージェントだったポールは一人テロリスト達に立ち向かうが…。
サスペンス/アクション/アドベンチャー(カラー)
2001年/アメリカ
監督 ブライアン・トレンチャード・スミス
音楽 ガイ・グロス
出演
アントニオ・サバト・Jr、ジェローム・イーラーズ、ケイト・ビーハン
フルメタルポイント

感想
出演者は皆無名っぽいけど主演のアントニオ・サバト・Jrがアクションもイイし、なかなかかっこいい。ラーキン(ジェローム・イーラーズ)に騙されてテロリストに加担する女性レポーターのイブ(ケイト・ビーハン)や、ポールに協力するロンダ・ニューカム(キンバリー・デイヴィス)、捜査指揮官補佐のキャサリン(アリッサ・ジェイン・クック)などのヒロイン達も美人揃い。アクションだけでなく自己中なカーディーラーのデンバーズ(ジャレッド・ロビンソン)が我がままを振るったり、キャサリンの夫モランが殉職したり、テロリストもイブに寝返るのも出てきたりと、そこここで小さな人間ドラマが展開。冷血なラーキンとイブの関係の展開も面白く、同じようなパニック映画の「スピード2」よりずっと面白かった。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト THE BLAIR WITCH PROJECT
☆☆☆☆☆ 劇場
内容
伝説の魔女ブレア・ウィッチの呪がかかった森に迷い混んだ3人の学生のドキュメント(?)
サスペンス
1999年/アメリカ
監督 ダニエル・マイリック
音楽 トニー・コーラ
出演
ヘザー・ドナヒュー、マイケル・C・ウィリアムズ、ジョシュア・レナード

感想
「本当に失踪した!」とかアホな宣伝文句に騙されて(という乗った)私が馬鹿だった。ヤラセもいいところ、手持ちカメラのチープな映像にヒステリーになった不細工な学生たちの悲鳴がこだまするだけで画面真っ暗、何のこっちゃ?って作品。映画というにはおこがましい、内容もあったもんじゃない。金返せ!

劇場版ブレイク ブレイド
第一章/覚醒ノ刻、第二章/訣別ノ路
 
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
吉永裕ノ介の異世界ファンタジー・ロボット漫画を全6部作で劇場アニメ化。主要な工作材料かつ動力源が石英であり、人々がその石英に命令を与えることができる“魔力”を有している世界を舞台に、魔力を持たない“能なし”の主人公が否応なく巻き込まれていく戦乱の行方と主人公の活躍を、迫力のメカアクション満載で描く。
第一章「覚醒ノ刻」"運命"が友情を切り裂くとき、古(いにしえ)の巨兵が目を覚ます―
第二章「訣別ノ路」守りたいものがある─友に仇(あだ)なす刃(やいば)となっても―(from:BS11)

ファンタジー/アクション/ロボット(カラー)
2010年/日本
総監督 アミノテツロ、監督:羽原信義、キャラクターデザイン:乘田拓茂、メカニックデザイン:柳瀬敬之
音楽 平野義久
出演
声:保志総一朗(ライガット・アロー)、斎藤千和(シギュン・エルステル)、中村悠一(ホズル:クリシュナ9世)、神谷浩史(ゼス)
劇場版ブレイク ブレイド 第一章/覚醒ノ刻、第二章/訣別ノ路
感想
人気のアニメらしいので見てみたが、人物描写、キャラクターデザイン、その世界観などが、いまいち魅力に欠ける。ガンダム・シリーズのような化け方は期待したのだがどうだろう。でもメカデザインは面白く、そのアクションも悪くない。

劇場版ブレイク ブレイド
第五章/死線ノ涯、第六章/慟哭ノ砦
 
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
第五章「死線ノ涯」アラカン荒野で激突したバルドとボルキュスの両大隊は、ともに多大な犠牲を払い、一時の退却を余儀なくされる。厳しさを増す状況の中、敵部隊の一部がライガットの故郷を襲撃するという報せが入った。弟・レガッツを救うべく、制止を振り切って単身急行するライガットだったが、村は既に襲われ、しかも行く手にはボルキュスが待ち構えていた。アテネス軍最強ゴゥレム・ヒュケリオン対デルフィングの一騎打ちが始まった…!
第六章「慟哭ノ砦」ボルキュス大隊の脅威が迫る中、シギュンはライガットの生還を信じ、デルフィングの新兵器を鍛え上げる。遂に開始されたビノンテンへの総攻撃のさなか、デルフィングは新型装甲をまとい、最終形態へと変貌する。友と出会い、時をはぐくみ、やがて訪れた別れ、死―。過ぎ去った時間は取り戻せなくとも、決着はつけなければならない。すべての人々の想いを背負い、ライガットはボルキュスとの最後の闘いへと立ち上がる。(from:キッズステーション)

ファンタジー/アクション/ロボット(カラー)(カラー)
2008年/日本
監督 総監督:アミノテツロ、監督:羽原信義
音楽 平野義久
出演
声:保志総一朗、齋藤千和、中村悠一、神谷浩史、花澤香菜、井上麻里奈
感想
劇場版ブレイク ブレイド 第一章/覚醒ノ刻、第二章/訣別ノ路」の続編。第一章、第二章に比べると人物は下手になったが、背景は質感を重視した異様なほど細かい描写で独特の世界を構築している。落ちこぼれだったライガットが最終兵器(?)になる成長振りを描いてきたシリーズの完結編。登場人物たちが顔を醜く崩した表情を執拗に描いたり、民衆や兵士たちが殺されるシーンがリアル過ぎて残虐な感は否めないが、これもお子様がターゲットではないという意思が働いているのだろう。イマイチ好きになれなかった第一章、第二章よりは面白かった。

プレイス・イン・ザ・ハート  PLACES IN THE HEART
★★★★★  テレビ放送
内容
大恐慌時代のテキサスの広大な大地を舞台に、家族を守ってひたむきに生きる女主人と彼女を取り巻く人々の姿を描き、家族愛、そして人間愛をうたい上げた感動作。「クレイマー、クレイマー」のロバート・ベントン監督の自伝的作品で、大地のような豊かな女性像を体現したサリー・フィールドの好演をはじめ、各映画賞で絶賛された。アカデミー主演女優賞(サリー・フィールド)、脚本賞受賞。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1984年/アメリカ
監督 ロバート・ベントン
音楽 ジョン・カンダー
出演
サリー・フィールド(エドナ)、ダニー・グローバー(モーゼス)、ジョン・マルコヴィッチ(ウイル)、エド・ハリス(ウエイン)、エイミー・マディガン(ビオラ)、ヤンクトン・ハットン(フランク)、ジェニー・ジェームズ(ポッサン)、レイ・ベイカー(夫ロイス)
プレイス・イン・ザ・ハート
感想
エドナが息子のフランクと踊るシーンは、彼女が夫と踊った幸せだった思い出と重なって泣けた。KKKに命を狙われる放浪の黒人、施設に入るしかない盲目の帰還兵、ローンの支払いで家を売る危機にある寡婦。社会で弱い彼らが家族のように助け合って綿収穫で闘うシーンは感動的。不幸続きでも泣いてばかりにならず、勇気を持って生きていく力強い女性を「ノーマ・レイ」「マグノリアの花たち」のサリー・フィールドがチャーミングに演じている。また、親子を支える黒人モーゼスのダニー・グローバーと盲目のウイルのジョン・マルコヴィッチが暖かいキャラでいい。また、浮気で妻を失いそうになる男を演じたエド・ハリスなど、彼らを取り巻く人々の素朴な姿を心打つ。竜巻の被害にあうシーンが凄まじい。監督は「白いカラス」「クレイマー、クレイマー」のロバート・ベントン。

プレイタイム PLAYTIME
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ユロ氏は新素材を作る大会社に就職しようとパリへやってくる。パリにはアメリカからの観光客がやってきて、このお登りさん達がユロ氏が訪ねるビルへ参入、ゴタゴタの混乱が。広くて迷路のようなオフィスに、ユロ氏は面接担当官になかなか会えない。
コメディ/ドラマ
1967年/フランス
監督 ジャック・タチ
音楽
出演
ジャック・タチ/バルバラ・デネック

感想
ガラスばりのビルや、屋根までガラスのバスなど超モダン。形状記憶のソファーなど笑えるけどなかなかデザインもかっこいいアイテムも続々。迷路のようなオフィスやそこを忙しくちょこまかと移動する面接官はなんとなく「不思議なアリス」のうさぎに似ている。ユロ氏は不思議な世界に迷い込んだアリスという設定。ラストも気が効いてて2つ並んだビルの片側だけがグググーとスライドしていって「な、なんだー?この変なビルは?」とびっくりしたら、どちらもセットだったというオチ。

ブレイド BLADE
★★★★★ 劇場/テレビ放送
内容
吸血鬼ハンター対世界征服を狙う吸血鬼フロスト
アクション/ホラー
1998年/アメリカ
監督 スティーヴン・ノリントン
音楽 マーク・アイシャム
出演
ウェズリー・スナイプス、スティーヴン・ドーフ、クリス・クリストファーソン、ウンブッシュ・ライト、ドナル・ローグ、ウド・キア、アーリー・ジョヴァー、トレイシー・ローズ

感想
ナルちゃんがかなり入ったスナイプスの長剣ブンブンのアクションが堪らなく凄い!危機に直面しても全然ハラハラしないくらい強すぎる!ドラキュラのボスに「キングダム」のウド・キアがピッタリのキャラ、スティーヴン・ドーフのかっこいい新ボスを狙う若手ヴァンパイアと登場キャラも花が有る。男ばかりで男くさいのもイイね。ヴァンパイア・クラブでの血のシャワーでかかっていたニュー・オーダーのテクノサウンドやギャングスターなどのヒップホップサウンドが中心で音楽もグッド!しかしサントラは映画で使われた曲よりも聴いたことないヒップホップが中心だったので買わなかったけどね。

ブレイド2 BLADE II
★★★★☆ テレビ放送
内容
吸血鬼ハンター対オールド・ドラキュラのボスの戦い
アクション/ホラー
2002年/アメリカ
監督 ギレルモ・デル・トロ
音楽 マルコ・ベルトラミ
出演
ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、レオノア・ヴァレラ、ルーク・ゴス、ロン・パールマン、トーマス・クレッチマン、ノーマン・リーダス、ドニー・イェン

感想
1に比べて、敵キャラは醜いけど、吸血鬼のボスがまるで「ノスフェラトゥ」なので、オールド・ドラキュラ好きにはちょっと嬉しかった。ウェズリー・スナイプスは相変わらず、無用と思うほどカンフーしてるし、飛び道具もブンブン、かっこいいです。でも1のような笑える変な日本テイストや、お馬鹿アクションはほとんど無いのが残念。また、期待していたドニー・イェンの活躍もイマイチ。もっとかっこいいハズなのに変なコスチューム(額に「神」だったかな?の文字があるハチマキ絞めてたし)で、カッコ悪かったし、彼のカンフー・シーンも少なかった。次回は敵キャラももっとかっこよくして欲しいな。音楽もファットボーイ・スリムやマッシヴ・アタック、モービー、アイス・キューブ、ロニ・サイズと錚々たるメンバーでブンブンのテクノやヒップポップのクラブサウンドでグッド!でも次回はケミカル・ブラザースに。って次回はあるんかい?

ブレイブ THE BRAVE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ジョニー・デップ初監督作で、彼自身が脚本と主演も兼ね、家族のために死を決意した貧しいネイティブ・アメリカンの男の最期の日々を淡々と描く。妻と二人の子供を抱えたラファエル(ジョニー・デップ)は、5万ドルという大金のために本物の人間が死ぬ映像を撮影するスナッフ・ムービーへの出演を決める。彼に残された期間は7日。約3分の1の金額を受け取り、家族に精一杯尽くすが…。
ドラマ(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ジョニー・デップ
音楽 イギー・ポップ
出演
ジョニー・デップ、マーロン・ブランド、エルピディア・カリッロ、イギー・ポップ
ブレイブ

感想
マーロン・ブランドが「ゴッドファーザー」よろしく、怪しい闇ブローカーのドン役でちょびっと出演している。地味で暗いのが難で取っ付きにくい感じだが、ネイティブ・アメリカンの実状をドキュメント風に描いていて、ラストの家族のために死に行く男を演じるデップの悲しみを押さえた演技には泣けた。何もない砂漠地帯に追いやられたネイティブ・アメリカンたちは、貧困から抜けだせず、ドラッグや酒に溺れてゆく運命がほとんどらしいが、そんな彼らの日常を淡々と描いている。かつて自然を崇拝し、アメリカ大地を支配していた民族が、手足をもがれてゆくように滅ぼされてゆく姿は、見ていて辛い。文明社会への適応ができなかった…というよりも、アメリカ政府のマイノリティーに対する差別的な対応がこのような事態を引き起こしているようにしか思えない。

ブレイブ ワン  THE BRAVE ONE
★★★★☆  テレビ放送
内容
ラジオ番組のパーソナリティをつとめるエリカは婚約者デイビッドとの挙式を間近に控えていた。ある日、二人は犬の散歩中に暴漢に襲われ、デイビッドが帰らぬ人に…。しかし警察の捜査はおざなりだった。彼女は自分で我が身を守るしかないと拳銃を手に入れる。そして、偶然入ったコンビニの中で銃殺現場に遭遇、自分も狙われたエリカはとっさに引き金を引く。その瞬間、彼女の中で何かが目覚めるのだった…。(from:BSTBS)
サスペンス/犯罪/ドラマ(カラー)
2007年/アメリカ:オーストラリア
監督 ニール・ジョーダン
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演
ジョディ・フォスター(エリカ・ベイン)、テレンス・ハワード(ショーン・マーサー刑事)、ナヴィーン・アンドリュース(デイビッド・キルマーニ)、メアリー・スティーンバージェン(キャロル)、ニッキー・カット(ビタール刑事)、ジェーン・アダムス(ニコール)
ブレイブ ワン
感想
タクシードライバー」の女性版かと思いながら、でもそうなるしかなかった事がヒリヒリと伝わってくるヒロインを演じたジョディは、「告発の行方」や「羊たちの沈黙」にも劣らない今までに見た彼女の作品の中で一番凄い。しかし、こういうラストでいいのだろうか?犯罪被害者だからといって復讐の殺人は許されるのだろうか?でも、被害者でない私にはマーサー刑事のように彼女を裁くことはできない。ブロンソンの「狼よさらば」の女性版と言われているけど、そちらは未見。監督は「クライング・ゲーム」「マイケル・コリンズ」「ギャンブル・プレイ」のニール・ジョーダン。

ブレイブストーリー BRAVE STORY
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
「クロスファイア」「模倣犯」の宮部みゆき原作のファンタジー小説をアニメ映画化。崩壊してしまった家族を取り戻すため、扉の向こうの世界へと踏み出した1人の少年の成長を描く。千明孝一監督。ある日、小学生のワタル(松)の平凡だった日常が突然崩れ落ちた。父親が愛人をつくり家を出てしまい、そのショックから母親は事故に遭い瀕死(ひんし)の状態になってしまう。現実を信じられないワタルは転校生のミツル(ウエンツ瑛士)の言葉を思い出し、幽霊ビルに入っていく。そこには幻想の世界である幻界(ビジョン)への入り口があった。ワタルは運命を変えることのできる幻界に、家族を取り戻したい一心で飛び込む。
アニメ/ファンタジー/アドベンチャー(カラー)
2006年/日本
監督 千明孝一
音楽 JUNO、REACTOR
出演
【声】松たか子、大泉洋、ウエンツ瑛士、常盤貴子、今井美樹
ブレイブストーリー

感想
願いをかなえてもらいに運命の女神に会いにゆくのは「オズの魔法使」に、擬人化された猫のキャラのミーナは「銀河鉄道の夜」、帝国とハイランダーの戦いは「スターウォーズ」の帝国とジェダイの戦いに、ビジョンは「ロード・オブ・ザ・リング」の中つ国みたいだし、魔法使いみたいなキャラもガンダルフやサルマンにそっくり。「不思議な国のアリス」みたいなキャラも登場するし、宝玉は「里見八犬伝」、陰と陽の戦いは「ジギル博士とハイド氏」、平凡な少年が世界を救うのは「風を見た少年」に…とどれも何かに似た要素ばかりで新鮮味に欠ける。でも絵が美しく、キャラデザインもイイ。特にみつるの小さな妹が可愛いかった。ラストも後味が良くてイイ。

BRAVE HEARTS 海猿  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
海上保安官だった仙崎大輔は後輩の吉岡とともに、海難救助のエキスパートである特殊救難隊に所属していた。大輔は妻の環菜との間に二人目の子供を授かり、吉岡はキャビンアテダントの美香という恋人ができるなど、公私ともに充実していた。しかし美香の搭乗するジャンボ旅客機のエンジンが炎上、飛行がこんな状況に陥ってしまう。総合対策室の下川救難課長は最後の選択肢として、東京湾への着水を提案。ジャンボ機が浮かんでいられるのはわずか20分。大輔たちはその間に300名を超える乗客乗員を救出することができるのか!?(from:地上波)
アクション/サスペンス/ドラマ(カラー)
2012年/日本/東宝
監督 羽住英一郎
音楽 佐藤直紀
出演
伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、仲里依紗、三浦翔平、伊原剛志、時任三郎
BRAVE HEARTS 海猿
感想
今回は仙崎らの人間ドラマよりも事故対応に公人から民間まで一致団結して乗員全員を絶対に救うという目標に向かう様をテーマに描いていてそこが仙崎らの下手なドラマよりもずっと感動的にしている。まあ「エアフォース・ワン」あたりをかなり参考にしているのだろうけど。事故のCGシーンや沢山の船舶を出動させての大々的なロケなども見応えがあり、シリーズの中では一番面白かったかも。最後はあまりにも御都合主義なくらいハッピーエンドだったがまあこれもヨシかな。監督は映画版第1弾「海猿 ウミザル」、映画版第2弾「LIMIT OF LOVE 海猿」、映画版第3弾「THE LAST MESSAGE 海猿」、「おっぱいバレー」「ダブルフェイス 潜入捜査編」の羽住英一郎。

ブレイブハート  BRAVEHEART
★★★☆☆  テレビ放送
内容
13世紀、イングランドの悪政に苦しむスコットランドのために立ち上がった実在の英雄、ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史スペクタクル。イングランド兵に親のみならず妻までも殺されたウォレスは、復しゅうを誓い独立を目指して戦いを始める。メル・ギブソンが製作・監督・主演の三役を務め、アカデミー賞では作品賞、監督賞など5部門受賞に輝いた。イングランド軍と抵抗軍の草原での戦闘シーンは圧巻。(from:NHKBS)
ドラマ/歴史劇(カラー)
1995年/アメリカ
監督 メル・ギブソン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
メル・ギブソン(ウィリアム・ウォレス)、ソフィー・マルソー(イザベル王女)、パトリック・マッグーハン(エドワードI世)、キャサリン・マコーマック(ミューロン)
ブレイブハート
感想
アカデミー賞を取っただけはある、膨大なエキストラによる超大作。しかし3時間は長すぎるし、少々だらだらした演出が気になる。また、戦闘場面はリアルを追求した結果だろうが、残忍で目を被うシーンばかり。主人公は、圧制を強いるイングランドの王から「自由」を勝ち取るために戦った英雄なのだろうが、アイルランドに興味がないとさっぱり趣旨が動かない。アイルランドの野蛮的な民族には文化的にも当時としてはどの国と比べてもかなり遅れているようで、魅力を感じない作りになっているのも残念。野蛮な戦いのシーンばかりのなか、ソフィー・マルソーの美しさに救われる。

プレス・ザ・チャイルド  BLESS THE CHILD
★★★☆☆  テレビ放送
内容
クリスマス・イヴ。ニューヨークの大学病院で働く看護婦マギーの前に音信不通だった妹ジェンナが突然現れ、生まれたばかりの赤ん坊・コーディを預けていった。それから6年、マギーとコーディは実の親子のように暮らしていたが、街では幼児連続誘拐事件が多発しており、中には儀式殺人の犠牲者として発見される子供もいた。NY市警はFBIの捜査官トラヴィスの協力を得て、悪魔崇拝者の線から事件の捜査を進め、子供たち全員が6年前の12月16日に生まれていた事実を知る。それはコーディの誕生日でもあった…。(from:地上波)
ホラー/サスペンス(カラー)
2000年/アメリカ
監督 チャック・ラッセル
音楽 クリストファー・ヤング
出演
キム・ベイシンガー、クリスティナ・リッチ、ルーファス・シーウェル、イアン・ホルム
プレス・ザ・チャイルド
感想
ディアボロス」や「エンド・オブ・デイズ」「ゴールデン・チャイルド」のような悪魔降臨を描いたオカルトもの。またか…というテーマだけどキャスティングがなかなかグッド。見た目だけでも悪魔の手先のようなルーファス・シーウェルに対して金髪美人のキム・ベイシンガーは天使という感じだし、水死体みたいなクリスティナ・リッチはどっち側なのかミステリアスなキャラ。残念なのはクリスティナが期待していた割にはイマイチあっけなくて物足りなかった。イアン・ホルムも出ているけど1シーンだけ。神に選ばれた子・コーディーを演じたホリストン・コールマンがなかなか上手くて、「お先にどうぞ」という屋上シーンの大人びた表情にはドキっとした。しかし、jクリチャーのCGシーンはイマイチで造形にもう少し頑張って欲しかった。監督は「スコーピオン・キング」「イレイザー」「マスク」のチャック・ラッセル。

プレステージ THE PRESTIGE
★★★★☆ テレビ放送
内容
“イリュージョン“に人生を賭け、互いの腕を尊敬しあっていたふたりのマジシャンが、ある事故から憎しみあっていく。やがて、想像を超えたイリュージョンが幕をあける…。『メメント』『バットマン ビギンズ』のクリストファー・ノーラン監督。(from:BSフジ)
サスペンス(カラー)
2006年/アメリカ
監督 クリストファー・ノーラン
音楽 デヴィッド・ジュリアン
出演
ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、スカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、デヴィッド・ボウイ、パイパー・ペラーボ、アンディ・サーキス、レベッカ・ホール
プレステージ

感想
H・ジャックマンとC・ベールのダブルキャストに、M・ケインなどの豪華な競演者たち。「タイムマシン」のような時代背景にマシンがでてきて、人生をイリュージョンに捧げる二人の男の謎めいたストーリーをスリリングに描いたサスペンス。D・ボウイがメカを開発するテスラを演じているが、すっかり初老の紳士に変わっていて、昔の面影すらなくなってしまっている。主人公二人を愛する女を演じたS・ヨハンソンが美しい。二人のどちらも見方したくなる魅力的なキャラに加え、二人の勝負が最後まで分からない展開が面白い。鳥かごの仕掛けがあんなに残酷なものとは思わなかった。

Presents 合い鍵  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
編集プロダクションで多忙な毎日を送る由加里(広末涼子)は、クリスマスを目前に後輩の美加(有村実樹)から、彼氏へのクリスマス・プレゼントを尋ねられる。彼であるフリーカメラマン・博明(玉山鉄二)とはお互い忙しくなかなか会えないでいた。そして、改めて20歳の頃から8年の付き合いであることに、ため息をする由加里…。そんな折、久々に博明に会うことになり、嬉しさを隠せない由加里を待っていたのは、突然の別れだった…。(from:BSフジ)
ロマンス(カラー)
2006年/日本
監督 日向朝子
音楽 野崎美波
出演
広末涼子、玉山鉄二、有村実樹、安田顕、真山明大、川口覚、池田香織
Presents 合い鍵
感想
原作は、直木賞作家・角田光代の12編からなる短編集「Presents」の中の同名小説。そろそろ結婚を意識した恋人を持つ、キャリアウーマンが、その恋人から突然別れ話をかけられ、去られる。その失恋を切なく描いた45分ほどのショートムービー。飾ることなく、等身大のばりばり働く普通の女性を広末涼子が自然に演じていて良い。降られた後に、髪を切ったり、部屋の鍵のホルダーの処分に困ったり…実際によくある普通の話だけど、女性の細やかな心情も丁寧に描写されているので、ラスとはちびっと泣けた。広末、ちょっと見直したぞ。

Presents うに煎餅
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
OLの羽月(戸田)と、大学で留年を重ねる悟(平岡)とは大学時代からの恋人同士。そんな悟とぎくしゃくし始めた羽月は、合コンで出会った年上の男性に惹かれてゆく。(from:BSジャパン)
ロマンス(カラー)
2007年/日本
監督 石井貴英
音楽 水島康貴
出演
戸田恵梨香(松下羽月)、平岡祐太(高野悟)、黄川田将也(安田健介)、秋田真琴(友美)
Presents うに煎餅
感想
ヒロインの幼稚なキャラと、センスの悪いファッションで、使用音楽もイマイチ。テレビドラマのレベルだが、働く女性の微妙な心理はなかなか良く描けていて共感できるところある。でも出演者が地味で華に欠ける。

ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ BREAKFAST OF CHAMPIONS
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
自動車販売会社の社長ドゥエイン・フーバーはCMにも出演して顔が売れるほどの成功者。しかし、実生活では自殺願望にとりつかれた妻、ゲイの息子、女装趣味の従業員ハリー、秘書兼愛人のフランシーといった普通でない面々に囲まれ自己崩壊寸前。ある日テレビから聞こえてきた無名の作家トラウトの名が耳に入ってきた途端、フーバーは可笑しな強迫観念にとらわれ、行動もおかしくなっていく…。
コメディ
1999年/アメリカ
監督 アラン・ルドルフ
音楽 マーク・アイシャム
出演
ブルース・ウィリス、ニック・ノルティ、アルバート・フィニー、バーバラ・ハーシー、マイケル・クラーク・ダンカン

感想
ニック・ノルティの女装に大爆笑、ハゲをギャグにしちゃったブルース・ウィリスのハゲ隠しのナ七三別けのヘアスタイルも笑える。しかしハチャメテャ過ぎてそれがかえって鼻に付き、あまり笑えなかった。なんか、内輪受けして終わってるだけのコメディという感じ。

プレッジ THE PLEDGE
★★★☆☆ レンタルDVD
内容
定年退職を迎えた刑事ジェリーは仲間が開いてくれたパーティで楽しく過ごしていたが、少女強姦殺人事件がおき、最後の捜査に関わる。被害者の家に訪ねた時、母親に「犯人を捕まえる」と約束してしまったジェリーは、逮捕された犯人が留置所で自殺した後も、捜査に疑問を抱き、捜査を続ける。しかし退職後も捜査に関わろうとする彼に署内の同僚は冷たく、変人扱いをされる。彼は田舎にひっそり、釣りをしながら暮すようになるが、その土地は過去に同様の少女強姦殺人事件が連続して起こった土地で、彼はその土地に住む事で犯人を割り出して行こうとする。しかし事件はそれ以来起こらなくなり、ジェリーも土地の女生と、彼女の8才になる娘の3人で暮すように。事件の事も忘れかけたころ、娘に近づく怪しい男に警戒、今度こそ真犯人を突き止めるチャンスが巡ってくるが…。
犯罪/サスペンス/ドラマ(カラー)
2001年/アメリカ
監督 ショーン・ペン
音楽 ハンス・ジマー、クラウス・バデルト
出演
ジャック・ニコルソン、ロビン・ライト=ペン、アーロン・エッカート、ベニチオ・デル・トロ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ミッキー・ローク

感想
ベニチオ・デル・トロやミッキー・ロークの他に、「フォレスト・ガンプ」のロビン・ライト=ペン、「鬼教師ミセス・ティングル」のヘレン・ミレン、「ダロウェイ婦人」のヴァネッサ・レッドグレーヴ、と共演者が豪華。その使い方もロビン・ライトは別として、他はちょっとしたワンシーンしか出てこないけど印象的。主演のジャック・ニコルソンはさすが、うまい!終盤、彼が狂気に走ってしまったのか?と思ってしまうところは真に迫って怖いぐらい。結末も予想が付かなくてウーーんと唸らされた。こういう猟奇殺人って寒そうな土地で起きやすいのだろうか?アラスカ風の自然に囲まれ寒々とした風景画が印象的だった。

フレディVSジェイソン FREDDY VS. JASON
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
フレディが人々の夢に侵入し殺戮を繰り返した惨劇からすでに10年。現在、エルム街にあるフレディの古い屋敷に住む家族は、フレディの復活を怖れて夢を見ないよう細心の注意をしていた。もう若者たちの中にフレディの存在を知る者はほとんどいなかった。こんな状況はフレディにとってとても耐えられるものではない。そんな時、フレディはもう一人の殺人鬼ジェイソンの存在を知る。彼を利用することで再び地獄から這い出てエルム街に恐怖をもたらすことができると思いついたフレディは、さっそくジェイソンの夢に忍び込むのだったが…。
ホラー/スプラッタ(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ロニー・ユー
音楽 グレーム・レヴェル、コーリー・テイラー
出演
ロバート・イングランド、ケン・カージンガー、ジェイソン・リッター、モニカ・キーナ、ケリー・ローランド
フレディVSジェイソン

感想
ホラー映画界の二大キャラクター、「エルム街の悪夢」も「13日の金曜日」もまともに見たことないが、冒頭でこれらシリーズの有名シーンが凝縮して盛り込まれてちょっとお得で見ていなくても見たような気になる。でも、グロ過ぎて気持ち悪いだけで全然怖くないし、学生たちが犠牲になる「スクリーム」に似ている。冒頭のベッドにサンドイッチ状態で殺されるシーンはちょっと笑えるし、まるで怪獣同士の戦いのような怪物二人のバトルのクライマックスはヤケクソ感があって笑える。

プレデター(シュワルツェネッガー)  PREDATOR
★★★☆☆  テレビ放送
内容
南米某国で行方を絶った重要人物奪還のためにジャングルに潜入する特殊コマンド部隊。だがゲリラを掃討した彼らを待ち受けていたのは宇宙から飛来した肉食異星人プレデターだった。体を透明化させて周囲の風景に溶け込み、どこからともなく牙を向くプレデターに隊員たちは次々に倒されていく。仲間を全て失った隊長シェイファーは、姿なき敵が熱に反応して攻撃してくる事を突き止め、ついに一対一の闘いを挑む。
アクション/SF(カラー)
1987年/アメリカ
監督 ジョン・マクティアナン
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
アーノルド・シュワルツェネッガー(ダッチ少佐)、エルビディア・カリロ(アンナ)、カール・ウェザース(ディロン)、ビル・デューク(マーク)、ソニー・ランダム(ビリー)
プレデター
感想
武装勢力に監禁された友を助ける為に密林の奥地に来た先鋭部隊達が、地元民から悪魔と呼ばれる謎の殺人鬼に襲われる…「」、さらに「エイリアンVSプレデター」など、プレデターは人気者になっているのもちょっとわかる、人間臭いハイテク武装の宇宙人。中盤までこの化け物の姿を見せないので怖さが増し、シリーズでは一番面白い。

プレデター2 PREDATOR 2
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
1997年の犯罪都市ロサンゼルス。麻薬組織の抗争の只中で始まった肉食エイリアンの人間狩りにタフな黒人刑事が立ち向かう。
アクション/SF(カラー)
1990年/アメリカ
監督 スティーヴン・ホプキンス
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
ダニー・グローヴァー、ゲイリー・ビューシイ、ルーベン・ブラデズ、マリア・コンチータ・アロンゾ、ビル・パクストン

感想
リーサル・ウェポン」シリーズのダニー・グローヴァーがリッグス(メル・ギブソン)やシェイファー(アーノルド・シュワルツェネッガー)抜きで頑張っている。悪くはないのだが、やっぱり少々役不足という感じが否めない。最後までリッグスかシェイファーの登場を待ってしまった。それにシュワが倒せなかった相手を、ダニー・グローヴァーが一人でやっつけてしまうというのもびっくり。ムキムキシュワちゃんより、高所恐怖症でロス市刑の中年オヤジが最強だったのだ!ラストにわらわらとプレデターが沢山出てきたのにはビックリ。

プレデターズ  PREDATORS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
落下中に意識を取り戻し、墜落死を免れた傭兵のロイス。そこは鬱蒼としたジャングルの中。そして同じように状況も分からぬまま見知らぬ土地に放り出された数人の男女。彼らはCIAの凄腕スナイパーやロシア特殊部隊の隊員、あるいはヤクザや死刑囚といったいずれ劣らぬ戦闘と殺しのエキスパートたち。やがて一同は、自分たちが謎の地球外生命体によって彼らの惑星に拉致されたことを悟る。そしてその目的が、その地球外生命体が狩猟を楽しむためだと。ロイスは渋々ながらもリーダーとなり、人類最強の殺し屋集団を率いて、恐るべき未知の敵へと立ち向かっていくが…。(from:地上波)
SF/アクション/アドベンチャー(カラー)
2010年/アメリカ
監督 ニムロッド・アーントル
音楽 ジョン・デブニー
出演
エイドリアン・ブロディ、ダニー・トレホ、トファー・グレイス、ローレンス・フィッシュバーン
プレデターズ
感想
ロバート・ロドリゲスが製作した「プレデター」というので期待していたが…プレデターよりも他の人間たちのゴタゴタに時間を取られて折角のプレデターの活躍シーンは思ったよりも少ない。エイドリアン・ブロディやローレンス・フィッシュバーンと出演者はなかなか豪華だったのだが…。ハンゾーを演じたルーイ・オザワ・チャンチェンという役者にも期待してたのだが…。日本のヤクザという設定だろうけど折角「姿三四郎」風にセッティングしたプレデターとの殺陣シーンもイマイチ。日本人の殺陣師を使ったのだろうか?ロドリゲス本人が監督していたらもっと面白くなっていたかも。残念。

フレフレ少女
★★★☆☆  テレビ放送
内容
現実の恋よりも小説の恋に夢中の純情な女子高生が、野球部のエースに一目ぼれ。彼を見守るため応援団に入り、いきなり団長に任命される。早速、野球部の練習試合を応援するが、選手たちの足を引っ張る始末。やる気を失う彼女たちの前に、伝統の応援団が現れる。(from:日曜洋画劇場)
青春(カラー)
2008年/日本/松竹
監督 渡辺謙作
音楽 上田禎、主題歌:Aqua Timez『夏のかけら』
出演
新垣結衣(百山桃子)、永山絢斗(山本龍太郎)、柄本時生(遠藤譲二)、斎藤嘉樹(大坪泰平)、染谷将太(田村晃)、内藤剛志(柳原源蔵)
フレフレ少女
感想
セーラー服から学ランに着替え、硬派な男一色の応援団に入って奮闘するガッキーが何と言っても可愛い。彼女がなよなよ甘ったれの少女がだんだんと格好良い応援団長に成長するに従って、学ラン姿も似合ってそのギャップが意外で楽しい。どもりの副部長の龍太郎君や、応援団OBのオヤジたち、ライバルの不知火応援団長など、サブキャラもいい味を出している。

フレンチ・カンカン FRENCH CANCAN
★★★★☆ テレビ放送
内容
パリ名物のキャバレー“ムーラン・ルージュ”にまつわる人々の人生を通して、フレンチ・カンカン誕生までの物語を描いた華やかな色彩絵巻。1888年のパリ。興行師ダングラール(ジャン・ギャバン)は、ある晩出会った踊り子ニニ(フランソワーズ・アルヌール)の新鮮なダンスにすっかり魅せられてしまった。そして、彼女の踊りを引き立てるための新しいショーを手がけようと計画するが…。ラストに待ち受ける歌とカンカンの乱舞が圧巻。(from:NHKBS)
ミュージカル(カラー)
1954年/フランス
監督 ジャン・ルノワール
音楽 ジョルジュ・ヴァン・パリス、主題歌:「モンマルトルの丘」コラ・ヴォケール
出演
ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌール、マリア・フェリックス
フレンチ・カンカン

感想
ユジーニー(エディット・ピアフ)の「まだ見ぬいとしい人」と歌うシャンソン、カジミール(フィリップ・クレイ)の兵隊の歌、ピエロのロベルト(ピエール・オラフ)のパントマイムと口笛、「君の髪は月光に輝く」と歌うシャンソン、ローラ(マリア・フェリックス)の女帝の妖艶な踊りなど、芸達者たちの名演が続出。ロートレックのポスターに彼の描くムーラン・ルージュの賑やかで華やかな世界、ルノワールの絵を思わせる衣装や美術が美しく、印象派絵画の世界が生き生きと描かれているよう。紆余曲折あってやっと公演にこぎ着けたムーラン・ルージュの大成功を楽屋裏で嬉しそうに確信するジャン・ギャバンの表情が素晴しく、見ているこちらも幸せになる。彼の歌が聞けるのもイイ。

フレンチ・キス  FRENCH KISS
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
メグ・ライアンとケヴィン・クラインによるロマンチックコメディ。パリでフランス美人と恋仲になってしまった婚約者を取り戻す為、強度の飛行機恐怖症と闘いながらパリへ飛んだアメリカ女性ケイトは、途中でちょっとセクシーだが何やら怪しげなフランス人男性リュックと出会う。性格もなにもかも違う2人は、最初はお互いを牽制し合っていたが、ひょんなことから一緒に婚約者を探し始めることになる…。(from:Dlife)
コメディ/ロマンス(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ローレンス・カスダン
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
メグ・ライアン、ケヴィン・クライン、ティモシー・ハットン、ジャン・レノ
フレンチ・キス
感想
メグ・ライアン主演に共演は、ケヴィン・クライン、ティモシー・ハットン、ジャン・レノらと豪華キャストなのに、なんてつまらないロマンス。メグの体を張ったギャグは寒くて空回りだし、ケヴィンはフランス人に見えないし、ジャン・レノはいてもいなくてもいいようなキャラに追いやられているしと、キャスティングが全然生かされてない。監督は「ドリームキャッチャー」「ワイアット・アープ」「偶然の旅行者」「シルバラード」「再会の時」のローレンス・カスダンだが、脚本は面白くてヒット作沢山あるのに、監督作はそれに比べるとイマイチなのか?アメリカ人のフランス・コンプレックス丸出しな感じも好きになれない。タイトルも「フレンチ・コンプレックス」に変える方がいいかも。

フレンチ・コネクション THE FRENCH CONNECTION
★★★★☆ テレビ放送
内容
日々、麻薬取締で犯人を追い続けるニューヨーク・ブルックリンの熱血刑事ドイル(ジーン・ハックマン)と相棒のラソー(ロイ・シェイダー)。彼等とフランス・マルセイユから麻薬を売りにやってきた老紳士シャルニエ(フェルナンド・レイ)の攻防が始まる。
犯罪/アクション
1971年/アメリカ
監督 ウィリアム・フリードキン
音楽 ドン・エリス
出演
ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ
●1971年アカデミー作品賞受賞
フレンチ・コネクション

感想
最初にテレビで観た時は地味な展開なのでほとんど寝てしまった。しかし2度目は、熱血暴力刑事ポパイ(ドイル)と冷静沈着でいて内にはドイルと同様の熱血を秘めたクラウディ(ラソー)の対称的なコンビと、まるで怪盗ルパンのような身軽で知能に長けた悪役シャルニエの息をのむような攻防戦がすごい。ハデなアクションはあまりなく(といっても電車を追うカーチェイスは凄かったけど)、ドキュメンタリータッチな地味な演出がリアルに感じて不気味。ラストも後味が悪く、え?これで終わり?と余韻無しの作りはかえって印象に残る。同じようにドキュメンタリータッチな描写で恐怖をつのられた「エクソシスト」のウィリアム・フリードキンならではの上手い演出にただもう感服。

フレンチ・コネクション2 THE FRENCH CONNECTION 2
★★★☆☆ テレビ放送
内容
前作ではニューヨーク・ブルックリンで大掛かりな麻薬密売ルートを追い、壮絶な攻防戦を繰り広げたポパイことドイル刑事(ジーン・ハックマン)が、フランス・マルセーユに舞台を移して再び麻薬組織壊滅に挑む続編。ドイルはマルセーユ警察の協力を得て、敵のアジトに乗り込むが失敗。逆にドイルが敵につかまり数週間監禁され、ヘロインを打たれ麻薬漬けにされてしまう。何とか一命をとりとめ、中毒を克服したドイルは、執念の捜査を再開する。
犯罪/アクション
1975年/アメリカ
監督 ジョン・フランケンハイマー
音楽 ドン・エリス
出演
ジーン・ハックマン、フェルナンド・レイ、ベルナール・フレッソン、キャスリーン・ネスビット
フレンチ・コネクション2

感想
前作と比べると、フリードキンによるドキュメント風な臨場感はやや薄れるが、ジーン・ハックマンの熱演はすごい。特に麻薬依存症で苦しむ姿はリアル。そしてラストのひたすら走ってシャルニエ(フェルナンド・レイ)を追うシーンは、前作のカーチェイスに並ぶ緊迫した名シーン。バルテルミー警部(ベルナール・フレッソン)とヤンキースの話をするシーンも印象深い(フランス人は野球知らないんだな)。しかし前作に及ばないのはやはり、これは実話?と思わせるようなリアリティーを感じる展開とキャラクターだった。しかし今回のポパイは放火はするわラストは迷わずシャルニエを…と、実際にはありそうにない展開。前回の結末に納得できなかった視聴者の希望通りに脚本を書いてしまったとしか思えない。

プロヴァンスの贈りもの  A GOOD YEAR
★★★☆☆  テレビ放送
内容
郷愁溢れる情景の南フランスを舞台に贈るラブ・ロマンス。『南仏プロヴァンスの12か月』で世界的なプロヴァンス・ブームを築いた立役者ピーター・メイルの同名小説を、彼の親友でもあるリドリー・スコット監督が、ラッセル・クロウを再び主演に迎えて映画化したスローライフ・ムービー。一人のやり手ビジネスマンが思い出のぶどう園を訪れたことから人生を見つめ直す姿と、運命的に出会った女性との恋の行方を描く。共演に「TAXi」のマリオン・コティヤールと「エリン・ブロコビッチ」のアルバート・フィニー。少年マックスは毎年夏になると、南仏プロヴァンスでワイン造りにいそしむヘンリーおじさんのもとを訪れ、おじさんの所有するシャトーとぶどう園で楽しいバカンスを過ごしていた。やがて時は経ち、マックスはロンドンの金融界で豪腕トレーダーとして多忙な日々を送っていた。そんな彼にある時、10年も疎遠にしていたおじさんが亡くなったとの報せが届く。遺産相続者となっていたマックスだったが、全て売却するつもりでプロヴァンスへ向かうことに。しかし、懐かしのシャトーに来るとあの頃の記憶が次々と甦り、心が揺れてしまうのだった。また、地元のレストランを経営するファニーと出逢い、情熱的に惹かれ合っていくマックスだが…。(from:FOXbs238)
ドラマ/ロマンス/コメディ(カラー)
2006年/アメリカ
監督 リドリー・スコット
音楽 マルク・ストライテンフェルト
出演
ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール、フレディ・ハイモア、アルバート・フィニー
プロヴァンスの贈りもの
感想
ラッセル・クロウ主演、マリオン・コティヤールや「オリエント急行殺人事件」のポアロのアルバート・フィニー、子役スターのフレディ・ハイモア君と、豪華キャストで今度はどんな大作かと思ったら、心温まる人情コメディ。ラッセルが体当たりでギャグっていて、さすがアクションもこなしただけある名優、転ぶだけで笑わせてくれる。マリオンを情熱的でエキゾチックな田舎の色気を披露してくれるし、ラッセルに尿をかけたり噛み付いたりの駄犬やハイモア君の出演はもう反則としか言いようがない。「トスカーナの休日」の男版という感じ?ちょっと「デュエリスト/決闘者」「エイリアン」「ブレードランナー」「テルマ&ルイーズ」「グラディエーター」「ハンニバル」「ブラックホーク・ダウン」「レジェンド/光と闇の伝説」のリドリー・スコット監督には意外だったけど、ハードなバトルものだけでなくラブコメのような普通の作品を作ってみたくなったのかなぁ…。

プロヴァンス物語/マルセルの夏  LA GLOIRE DE MON PERE
★★★★★  テレビ放送
内容
「愛と宿命の泉」の原作者として知られる作家マルセル・パニョルの少年時代のエピソードを詩情豊かに描いた作品。南仏プロヴァンスの小高い丘で家族と過ごす夏休み。少年の目から見た父への憧れ、尊敬、そして失望など様々な感情をプロヴァンスの美しい景色を通して描き出す。(from:BS日テレ)
青春/ファミリー(カラー)
1990年/フランス
監督 イヴ・ロベール
音楽 ウラディミール・コスマ
出演
フィリップ・コーベール(父ジョゼフ)、ナタリー・ルーセル(母オーギュスティーヌ)、ジュリアン・シアマカ(マルセル)、ジョリ・モリナス(リリ)、ディディエ・パン(ジュリーおじさん)、テレーズ・リオタール(ローズおばさん)、ジャン=ピエール・ダラ(パピヨン)
プロヴァンス物語/マルセルの夏
感想
夏の休暇で訪れた大自然が広がる田舎で、土地っ子のベロンのリリや密猟者パピヨンとの出会いをユーモアたっぷりに生き生きと描いた作品。主人公の少年は性への関心も「子供はヘソのボタンを外して生まれる」と信じていて、何時までも若く美しい母が一番の女性、父は唯一無比の尊敬する人と、「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトとは違って世間ズレせずに真っ直ぐ育った子なので、観ているこちらも笑っていられる安心感がある。プロバンスの壮大な自然も美しく、岩肌を砕く多数の落雷シーンは圧巻。少年の父・母・弟、叔母夫婦など、登場人物総てが魅力的に描かれていて、フランス少年版「ロッタちゃん はじめてのおつかい」のような愛すべき作品。
続編:プロヴァンス物語/マルセルのお城

プロヴァンス物語/マルセルのお城  LE CHATEAU DE MA MERE
★★★★★  テレビ放送
内容
作家マルセル・パニョルの少年時代を描いた「プロヴァンス物語/マルセルの夏」の続編。夏休みも終わりマルセルは再び学校へ通い始めるが、プロヴァンスでの日々を忘れる事の出来ない一家は週末ごとに丘を訪れるようになり…。優しく美しい母への思慕が綴られた、郷愁に満ちた世界を堪能できる作品。(from:BS日テレ)
青春/ファミリー(カラー)
1990年/フランス
監督 イヴ・ロベール
音楽 ウラディミール・コスマ
出演
フィリップ・コーベール(父ジョゼフ)、ナタリー・ルーセル(母オーギュスティーヌ)、ジュリアン・シアマカ(マルセル)、ジョリ・モリナス(リリ)、ディディエ・パン(ジュリーおじさん)、テレーズ・リオタール(ローズおばさん)、ジュリー・ティメールマン(イザベル)、ジャン・ロシュフォール(イザベルの父)フィリップ・ウシャン(ブジーグ)
プロヴァンス物語/マルセルのお城
感想
前作同様、少年の日の思い出を瑞々しくユーモアたっぷりで描いた傑作。マルセルはプロヴァンスの山で出会った、お姫様のように気高い少女イザベルに恋をするが、彼女に振り回されるマルセルに家族や友人皆が彼女と付き合うのを反対する。恋に盲目だったマルセルが、彼女が下痢で苦しむ姿ですぐにさめてしまうのが可笑しい。丘の家の近道で大型犬を連れた番人に脅されたりとハラハラさせられるが、一家を愛する人々、教え子のブジーグなどが手助けしてくれる。クリスマスの美味しそうなご馳走や、プロヴァンスの美しい自然が幸せな気分にしてくれる。最後の彼らの後日談は少々切なく、マルセルの思い出が人生で一番輝いたものにしている。ジャン・ロシュフォールが酔っ払ってばかりのイザベルの父親を演じていてイイ味を出している。

ブロークバック・マウンテン  BROKEBACK MOUNTAIN
★★★★☆  テレビ放送
内容
1963年、ワイオミング州。ふたりの青年、寡黙なイニスと天衣無縫なジャックは、ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われる。彼らは次第に友情を築いていくが、それは無意識の内に深い愛情へと変わっていく。そして雇用期間が終わりを迎え、何事もなかったように別れたふたり。彼らはやがて、それぞれに家庭を持ち、円満に暮らしていた。しかし、数年後のある日、ふたりは久々に再会し…。ピュリッツァー賞を受賞した同名短編を基に、2人のカウボーイの20年にわたる秘められた愛の行く末を、雄大な風景をバックに叙情豊かに描いたドラマ。監督は『グリーン・デスティニー』のアン・リー。出演は『Dr.パルナサスの鏡』のヒース・レジャーと『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』のジェイク・ギレンホール。アカデミー監督賞、脚色賞、作曲賞受賞。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(最高賞)受賞。(from:スター・チャンネル)
ドラマ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 アン・リー
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
出演
ヒース・レジャー(イニス・デル・マー)、ジェイク・ギレンホール(ジャク・ツイスト)、ミシェル・ウィリアムズ(アルマ)、アン・ハサウェイ(ラリーン・ニューサム)、ランディ・クエイド(ジョー・アギーレ)、リンダ・カーデリーニ(キャシー)、アンナ・ファリス(ラショーン・マローン)、スコット・マイケル・キャンベル(モンロー)、ケイト・マーラ(アルマ・Jr.)
ブロークバック・マウンテン
感想
60年代、同姓愛にまだ強い偏見があった頃の、偏見の厳しい田舎のカウボーイ二人のドラマ。この手のテーマは奇異なものを見るような感じで描かれ、おねえ言葉だったりで、道化たキャラで描かれがちだが、この二人は至って普通。だからこそ上手くカモフラージュして生きてこられたのかも。ここでは、自分に素直に生きるのを許してもらえない社会と、自分に偽り続けるのに苦しむ二人が切なく描かれている。法を犯すわけでもなく、迷惑をかける訳でもないのに、バレれば静かに暮らすことさえ許せなず、その行き着く先にハッピーエンドはない。二人の幸せの地、ブロークバック・マウンテンですら逃げ場所にならないのが切ない。こんなにお互いを想いあえるなら、どんな組み合わせでも美しいと想った。監督は「ラスト、コーション」「ハルク」「グリーン・デスティニー」「楽園をください」「ウェディング・バンケット」「推手」のアン・リー。

ブロークン・アロー  BROKEN ARROW
★★★☆☆  テレビ放送
内容
パイロットのディーキンス少佐とヘイル大尉は、核弾頭を搭載したB-3戦闘機“スピリット7”でユタへ向かっていた。ところが飛行中、ヘイルはよき先輩と信頼していたディーキンスから突然、拳銃を向けられた挙句、非常脱出装置のボタンを押され、機外に放り出されてしまう。その後、ディーキンスは2発の核弾頭を投下すると、「ヘイルがおかしくなった」と基地に無線でウソの報告を行い、機外に脱出。機体はキャニオンランズ国立公園内の砂地に墜落した。ディーキンスの連絡により、ペンタゴン本部はヘイルを主犯として捜索を開始する。だが、ヘイルは国立公園の敷地内に落下し、女性監視員テリーに出会い、ディーキンスの追跡に協力してほしいと頼んでいた…。一方、ユタの基地から捜査にやって来たロウズ中佐と部下ケリーら4人は、岩場の裂け目に核弾頭を発見する。だが、そのとき、頭上から銃弾が浴びせられたのだ…!ディーキンスには、ブリチェットを筆頭に、5人の共犯者がいた。しかも、ケリーも一味だった。ディーキンスは核弾頭をトラックに回収すると、コロラド川に向かう。まもなく、ヘイルの生存を知ったディーキンスは、部下に殺害を命じる。そんな中、ヘイルとテリーはなんとか敵のトラックを奪い、近くの廃坑に逃れる。しかし、核弾頭の起爆タイマーが作動したため、地下600メートルの坑道で爆発させようとする。そこに悪党一味が到着。激しい銃撃戦の末、ディーキンスは1基の核弾頭を奪い、廃坑を立ち去った。やがて、残された核弾頭が爆発。ヘイルとテリーは間一髪で脱出するが、犯人グループは逃亡した後だった。彼らは、2億5千万ドルを寄越さなければソルトレイク・シティを爆破すると政府を脅迫した。ヘイルは貨物列車で移動する一味を急襲するのだが…。(from:日曜洋画劇場)
アクション/サスペンス(カラー)
1996年/アメリカ
監督 ジョン・ウー
音楽 ハンス・ジマー
出演
ジョン・トラボルタ(ディーキンス)、クリスチャン・スレーター(ヘイル)、サマンサ・マシス(テリー)、デルロイ・リンド(ウィルキンズ)、ボブ・ガントン(プリチェット)、フランク・ホェーリー(プレンティス)、ハウィー・ロング(ケリー)、ヴォンディ・カーティス・ホール(ロウズ)、ヴィトー・ルギニッシ(ジョンソン)、カートウッド・スミス(ベアード国防省長官)、ジャック・トンプソン(統合参謀本部長官)
ブロークン・アロー
感想
トラボルタが冷酷な悪役をカリスマたっぷりに演じていて超格好良い。核を盗まれるという話は平凡だが、憧れの上官の裏切りから彼を越えようとする主人公の成長や、足の間を打つシーンなど体を張ったアクションも格好良く、鳩が飛ぶシーンはないが「ペイチェック〜消された記憶〜」よりはジョン・ウー監督らしさがあって面白い。ドラマチックなテーマ音楽も格好良い。紅一点のサマンサ・マシスが華奢な体付きの割には男勝りの激しいアクションを演じていて良い。「ブロークン・アロー」とは核紛失という意味とのこと。「ハード・ターゲット」に続く、ジョン・ウーのハリウッド第2作。

ブロークン・イングリッシュ  BROKEN ENGLISH
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ニューヨークのホテルで働く30代の独身女性、ノラ・ワイルダー。親友は彼女が紹介した人と幸せな結婚をしたというのに、ノラ自身は男運が悪いのか、結婚からますます縁遠くなっていく日々。母親からもことあるごとに心配されるノラだったが、いつしか恋に対しても臆病になり始めていた。そんな時、気分転換に顔を出したパーティでフランス人のジュリアンと出会う。出会った瞬間から情熱的にアプローチしてくるジュリアンに戸惑いつつも、次第に彼に惹かれていくノラだったが…。(from:BSジャパン)
ロマンス(カラー)
2007年/日本:アメリカ:フランス
監督 ゾーイ・カサヴェテス
音楽 スクラッチ・マッシヴ
出演
パーカー・ポージー(ノラ・ワイルダー)、メルヴィル・プポー(ジュリアン)、ドレア・ド・マッテオ(オードリー・アンドリュース)、ジャスティン・セロー(ニック・ゲーブル)、ピーター・ボグダノヴィッチ(アーヴィング・マン)、ティム・ギニー(マーク・アンドリュース)、ジーナ・ローランズ(ヴィヴィアン・ワイルダー・マン)
ブロークン・イングリッシュ
感想
30過ぎで彼氏も仕事もイマイチの負け組みヒロインのうつうつとした心情を細やかに描いたドラマ。ヒロインはなかなかの美人だし、相手の男もなかなかのイケメンだが地味な作品。でもヒロインの衣装がチープお洒落で、ヒロインと共に等身大で共感できる女性なのが気持ち良い。最後の最後まで彼女の幸せを願わずにはいられない展開でハラハラさせられるが、そんなどん底な彼女が魅力的に描いているのが不思議。駄目女でもいいかな…と勇気を与えてくれそうな作品。監督はジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの娘、ニック・カサヴェテスの妹のゾーイ・カサヴェテス。ジーナ・ローランズもちょこっと登場している。

フローズン・リバー  FROZEN RIVER
★★★★☆  テレビ放送
内容
夫に新居購入費を持ち逃げされてしまった2児の母レイ。夫の車を発見するが運転していたのはモホーク族の女ライラだった。問い詰めると車を拾ったと言うライラは子供と暮らすお金を稼ぐ為、不法移民を密入国させる仕事をしており車が必要だった。レイの事情を知ったライラは、儲けの山分けを条件にレイをパートナーにする。最初はいがみ合っていた2人だが母親という共通の立場をきっかけに信頼関係が生まれるのだが…。(from:BSジャパン)
ドラマ/サスペンス(カラー)
2008年/アメリカ
監督 コートニー・ハント
音楽 ピーター・ゴラブ、シャザード・イズマイリー
出演
メリッサ・レオ、ミスティ・アップハム、チャーリー・マクダーモット、マーク・ブーン・ジュニア
フローズン・リバー
感想
タランティーノが絶賛したという割には意外と地味。役者も無名でヒロイン二人ともとても美人とはいえない。夫に捨てられた中年のヒロインが男の子二人を抱えて金策に困り果てた末に違法行為を居留地で夫の車を盗んだ娘と共犯する。皮肉なのは家庭から出たこともなかった自分と子供二人しか見えてなかった女が、居留地の娘と関わることで子供にも見せてなかった「人情」を身に着けてゆくということ。その変化で健気に小さい弟の面倒をみる息子との壁も次第になくなってゆくようになり、待望のトレーラーハウスを購入する資金の目途もたち、幸せになりそうなところで、最後には母親と引き離されることになる赤ん坊を思って自分が身代わりになる…という顛末。彼女も二人の息子たちの母親なのだから、子供と離されるのは身を裂かれるような思いだったのだろうに…。底辺で日々をどうにか生き延びる貧困に喘ぐアメリカの人々のリアルな姿がそこにあるが、どこか温かみを感じるのはこの監督の素晴らしいところなのだろう。

ブローバック  TKO
☆☆☆☆☆  テレビ放送
内容
大都市を牛耳る秘密組織。彼らは毎年行われる“トーナメント”で多額の利益を得ていた。その“トーナメント”とは、名うてのファイターたちが闘う、問答無用の格闘バトル。組織のボスであるウォーレンは、2人の反目しあう側近、ミックとマーティンに、互いに最強のファイターを擁立するように命じる。そして自分のファイターが負けた方は、この街を去るというルールを定めた。マーティンの周到な罠にハマり、ファイター探しに苦戦するミック。その反対に、マーティンは凶悪な犯罪者ヴィシャスを自分の駒として手に入れる。刻々と迫るメインイベント。万事休すのミック、勝利を確信するマーティン。しかしそこに、組織に復讐を誓う最強のファイター・ゼンドーが現れ…!?(from:BS日テレ)
アクション(カラー)
2007年/アメリカ
監督 デクラン・マルヴェイ
音楽 ジョージ・フェントン
出演
ダズ・クロウフォード、チャイナ、サマンサ・アラーコン、ポール・グリーン、ジョエル・キング、ハイディ・マリー・ワンサー
ブローバック
感想
監督は「マイ・ネーム・イズ・ジョー」のケン・ローチなのでそこそこの作品だろう…と思ってみたが、カーアクションもファイティング・アクションも中途半端。役者も華のあるキャラがいないし、ストーリーもこれといったストーリー仕立てがない。ブルース・リーの格闘技カンフー映画をアメリカでも作ってみたかったけど、そこまでクールなアクションが組み立てられなくて失敗したという幹事。劇場未公開作なのも納得。アクションとコマ割りが格好良かったオープニングだけが見所だった。

ブローン・アウェイ 復讐の序曲  BLOWN AWAY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
元アイルランドの解放ゲリラにいたジミーは、アメリカに渡り、爆発処理班のスペシャリストとして活躍していた。しかし、ジミーを恨むテロ組織の元リーダーのギャレティが彼の仲間を次々と爆弾テロの標的にし、ジミーにも魔の手がおよぶ…(from:地上波)
アクション/サスペンス(カラー)
1994年/アメリカ
監督 スティーブン・ホプキンス
音楽 アラン・シルヴェストリ、U2
出演
ジェフ・ブリッジス(ジミー:リアム)、トミー・リー・ジョーンズ(ライアン・ギャレティ)、スージー・エイモス(ケイト)、ロイド・ブリッジス(ジミーの叔父マックス・オバノン)、フォレスト・ウィテカー(フランクリン)
ブローン・アウェイ 復讐の序曲
感想
U2を狂ったように聞くギャレティを演じるトミー・リーのキレっぷりキャラは「バットマン・フォーエバー」っぽくて不気味で可笑しい。いつもは負け犬系が多いジェフ・ブリッジスが今回は爆弾には無敵のヒーロー。彼に憧れるちょっと生意気な後輩をフォレスト・ウィテカーが演じ、いい味をだしている。「スピード」ほど派手さはないけど、トリッキーな爆弾のスリルと、名役者揃いで見応えある作品。ロイド・ブリッジスはジェフ・ブリッジスの父で98年に亡くなっている。

フロスト×ニクソン  FROST/NIXON
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1974年、ウォーターゲート事件で大統領辞任に追い込まれたリチャード・ニクソン。それから3年が経過した後も彼は罪を認めることなく、国民への謝罪の言葉もないまま沈黙を守り続けていた。そんなニクソンに目をつけたのは、全米進出の野望を抱くイギリスの人気テレビ司会者デヴィッド・フロスト。彼はニクソンへの単独インタビュー番組を企画し、出演交渉を開始。しかし、大手テレビ局への売り込みに失敗し、さらにはニクソンから法外な出演料を要求されるなど番組製作は難航する。フロストは莫大な借金を背負って番組の自主製作を決意し、何とか単独インタビューに漕ぎつける。こうして運命のインタビュー収録が開始されるが、一番重要なニクソンから国民への謝罪の言葉を引き出せず、フロストは焦りを隠せずにいたのだが…。ウォーターゲート事件で辞任に追い込まれたニクソン元米国大統領と彼への単独インタビューを敢行した英国人司会者との間で繰り広げられる熾烈な駆け引きをスリリングに描いた実録ドラマ。監督は『天使と悪魔』のロン・ハワード。出演は『グッドナイト&グッドラック』のフランク・ランジェラと『アンダーワールド:ビギンズ』のマイケル・シーン。(from:スター・チャンネル)
ドラマ/伝記/サスペンス(カラー)
2008年/アメリカ
監督 ロン・ハワード
音楽 ハンス・ジマー
出演
フランク・ランジェラ(リチャード・ニクソン)、マイケル・シーン(デビッド・フロスト)、ケヴィン・ベーコン(ジャック・ブレナン)、レベッカ・ホール(キャロライン・クッシング)、トビー・ジョーンズ(スイフティー・リザール)、マシュー・マクファディン(ジョン・バード)、オリヴァー・プラット(ボブ・ゼルニック)、サム・ロックウェル(ジェームズ・レストン)
フロスト×ニクソン
感想
ニクソン大統領を「グッドナイト&グッドラック」のF・ランジェラ、フロストに「アンダーワールド」のマイケル・シーン。ほぼ二人のガチンコ対決を臨場感たっぷりに描いたドラマ。テレビ司会者デヴィッド・フロストなんて知らなかったが、ニクソン大統領は有名。だからニクソンがどう演じられているかが一番の焦点だったような作品だが、これを演じたフランク・ランジェラがさすが。インタビュー最後の数分ので立場が逆転し、彼の自信に溢れた表情が一変するところは素晴らしく、作品をスリリングにしている。最後に屋敷から車に乗り込むシーンはそれまでのエネルギッシュな姿が一変して老人へと一気に老けてしまっている。世紀の世紀スキャンダルの大統領の証言をここまで本物のように描いたロン・ハワード監督はさすが「ダ・ヴィンチ・コード」「アポロ13」の監督だけある。

プロデューサーズ(2005)  THE PRODUCERS
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
1959年、ニューヨーク。ある日、落ち目の演劇プロデューサー、マックスのもとに帳簿を調べにやってきた会計士のレオは、“ショーが失敗すれば出資者に配当を払わなくて済むためプロデューサーが儲かる”という摩訶不思議なカラクリを発見する。それを知ったマックスは、出資金を丸ごといただいてしまおうと企み、レオと組んで史上最低ミュージカルの製作に取り掛かるのだった。こうして、最低な脚本、演出家、キャストによる最低づくしの作品が完成、いよいよ初演の日を迎えるのだが…。儲けの裏カラクリを発見した演劇プロデューサーのコンビが大金をせしめようと企んで巻き起こす騒動の顛末をコミカルに描く、大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルの映画化作。(from:スターチャンネル)
ミュージカル/コメディ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 スーザン・ストローマン
音楽 パトリック・ブレイディ
出演
ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル
プロデューサーズ
感想
監督は舞台版で演出・振付を手掛けたスーザン・ストローマンが初の映画監督を務めているが、映画に慣れてない感じで舞台をそのまま映像にしたという感じで退屈。特に舞台の幕が開く前の前半はめちゃくちゃ退屈。おそらく舞台だったら面白かったのかも。ゲイを中心にした舞台劇というのもありきたり過ぎて食傷気味。ミュージカルの要の音楽も普通。ユマ・サーマンの踊りと歌が唯一の救い。

ブロブ/宇宙からの不明物体 THE BLOB
☆☆☆☆☆ テレビ放送
内容
グニョグニョ物体が人を襲う!チープなSF
SF
1988年/アメリカ
監督 チャック・ラッセル 
音楽 マイケル・ホーニッグ
出演
ケヴィン・ディロン、ショウニー・スミス、ドノヴァン・リーチ、リッキー・ポール・ゴールディン

感想
超ーーつまらん!もっと笑えたらZ級に昇格してかえって名作になっただろうに、ぜんぜん笑えない。逃げる出演キャラも、襲うグニャグニャ物体も可愛くない!★一つあげるのも勿体ない!

プロフェシー  THE MOTHMAN PROPHECIES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「隣人は静かに笑う」のマーク・ペリントン監督がMTV出身らしいスタイリッシュな映像とサウンドで映画化。主演はリチャード・ギア。共演に「真実の行方」以来となるローラ・リニー。ジョン・クラインはワシントン・ポストの敏腕記者。ある日、妻メアリーと新居候補の物件を見た帰り道、車を運転していたメアリーが突然悲鳴を上げハンドルを切って急停車した。病院で目を覚ましたメアリーはジョンに不可解な問いをし、脅え、そして間もなくこの世を去った。2年後。ある晩ジョンは、仕事でワシントンDCからリッチモンドへ向かっていた。しかし1時間後、気がつくと、600キロも離れたウェスト・バージニア州ポイントプレザントにいた。やがて、彼はこの町で起きている不可解な事件と妻の言動に繋がりがあることを知るのだったが…。数多くのUFO現象や怪奇現象で有名な地域で実際に起きた数々の怪奇現象を題材にしたミステリアス・サスペンス。(from:FOXプラス)
サスペンス/ミステリー(カラー)
2002年/アメリカ
監督 マーク・ペリントン
音楽 トムアンドアンディ、ジェフ・ローナ
出演
リチャード・ギア、ローラ・リニー、ウィル・パットン、ルシンダ・ジェニー
プロフェシー
感想
死んだ妻の残した謎を追ううちに訪れた田舎町で不気味な体験をするホラーチックなミステリー。謎の招待を最後まではっきりとは出てこないのがよりその存在に信憑性が感じられた。リチャード・ギアのインテリだが全然強くない普通の男というキャラもいい味を出している。クライマックスの橋の崩壊のパニックシーンは迫力。監督は「隣人は静かに笑う」のマーク・ペリントン。

プロフェッショナル(1996) THE PROFESSIONALS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
1917年、ラザ(ジャック・パランス)を首領とするメキシコ革命の革命派くずれが山賊となり国境のあたりを暴れまわっていた。テキサスに油田を持つ富豪グラント(ラルフ・ベラミー)の妻マリア(クラウディア・カルディナーレ)が、彼らに誘拐され身代金を要求される。グラントは妻を奪還するため、戦いのプロフェッショナル、射撃の名手リコ・ファーダン(リー・マービン)、馬の専門家ハンス・エーレンガード(ロバート・ライアン)、追跡と狩りの名手でナイフと弓矢の達人ウディ・ストロード(ジェイク・シャープ)、ダイナマイトの専門家ビル・ドルワース(バート・ランカスター)の4人を雇う。4人は山賊ラザたちが潜む砂漠に向かい、戦いを挑んだが、ラザがグラントの妻を誘拐した本当の理由を知らされる…。
西部劇(カラー)
1966年/アメリカ
監督 リチャード・ブルックス
音楽 モーリス・ジャール
出演
バート・ランカスター、リー・マービン、ロバート・ライアン、ジャック・パランス
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感想
バート・ランカスター、リー・マービンを筆頭とした四人のプロの特長あるキャラに加えて、山賊ラザを演じるジャック・パランスがイイ!身代金が10万ドルもする女とはどんな女か?という期待を裏切らないのが野性的な美女クラウディア・カルディナーレ。バンバン片っ端からダイナマイトで吹き飛ばしてゆく子供みたいな茶目っ気たっぷりのビルと、リーダー核のリコが、話の中心だが、黒人で弓矢の名手ウディもクールで好きなキャラ。あくまでも金を目的にプロに徹する4人が、ラストにグラントの悪事を知り、どう出るか…という展開がわかっていても面白い。

プロポーズ THE BACHELOR
★★☆☆☆ 劇場
内容
バスター・キートンの往年のヒット作「セブン・チャンス」をリメーク。ジミー(クリス・オドネル)は、結婚願望のまったくない自由を求める男。そんなある日、祖父が他界し、彼は大金を相続することに。しかし、それを受け取るためには30歳の誕生日までに結婚することが条件。しかも彼の誕生日は翌日に迫っていた。ジミーはこれまで付き合った女性に次々と連絡するのだが…。遺産相続の為、急遽結婚しなくちゃいけないが恋人にふられる男のロマンチック・コメディー。
ロマンスコメディ
1999年/アメリカ
監督 ゲイリー・シニョール
音楽 デビッド・A・ヒューズ、ジョン・マーフィー
出演
クリス・オドネル、レニー・ゼルウィガー、マライア・キャリー、ブルック・シールズ
プロポーズ

感想
チョイ役で有名人が沢山でてきますが、この使い方が上手くてマライヤはアホな歌手(あれはオペラ歌手という設定なのかな?)で爆笑。ブルック・シールズは相変わらず綺麗なんだけど、昔の清純な少女の面影はまったく無し。冷徹で怒りっぽいハイソなオバサンになちゃってました。お話は「なんや、やっぱりこうなるか…」という展開で恋愛ドタバタコメディーですが、ワキのキャラが面白かったので救われた感じです。でもデヴィッド・バーンやマッドネスの御機嫌なナンバーで音楽はなかなかグッド。

PROMISE プロミス  THE PROMISE 無極
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
戦乱の世で親を亡くし、行き倒れ寸前だった少女・傾城は女神から真実の愛と引き換えに、すべての男からの寵愛と何不自由ない暮らしを約束され、やがて王妃の座についた。その頃、王を支える無敵の大将軍・光明はこの世のものとは思えぬ脚力を持つ奴隷の男・昆崙に目を留め、自らの従者とする。やがて2人は、無歓の反乱に遭い危機に陥った王を救出するため城へと向かうのだが…。(from:allcinema)
ロマンス/歴史劇/アクション(カラー)
2005年/中国:日本:韓国
監督 チェン・カイコー
音楽 クラウス・バデルト
出演
真田広之、チャン・ドンゴン、セシリア・チャン、ニコラス・ツェー、リィウ・イエ、チェン・ホン
PROMISE

感想
HERO」のチェン・カイコー監督なので期待したが、アクション、ドラマ、人物描写総てに「HERO」よりかなり劣り面白味に欠ける。豪華絢爛な衣装やセットだがCGを雑に多用しているため、チープな印象しか持てない。主演の真田広之とチャン・ドンゴンはなかなか面白いキャラだったが、それに比べて悪の伯爵とヒロインの姫が今一つ。

フロム・ダスク・ティル・ドーン FROM DUSK TILL DAWN
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
トレーラーハウスで旅をしていた元牧師一家を人質に取り、メキシコへと逃亡を続ける2人組の凶悪な銀行強盗”ゲッコー兄弟”。国境超えに成功した一行は仲間と落ち合う為、人里離れた砂漠にそびえる巨大な酒場ティティ・ツイスターへと向かうが、なんとそこはおぞましいヴァンパイアの巣窟だった。血沸き肉踊るスリルと興奮!ノンストップでスペクタルな超絶アクションの集中砲火!サバイバルを超えた究極の戦闘の果てに、生き残る奴は?監督は「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」のロバート・ロドリゲス。(from:BS-i)
アクション/ホラー (カラー)
1996年/アメリカ
監督 ロバート・ロドリゲス
音楽 ロバート・ロドリゲス
出演
ハーヴェイ・カイテル、ジョージ・クルーニー、クエンティン・タランティーノ、ジュリエット・ルイス
フロム・ダスク・ティル・ドーン

感想
前半は凶悪な強盗兄弟の犯罪映画かと思いきや、後半は地上に恐い者なしのその兄弟対、吸血鬼の大軍の戦いというホラーに。悪魔のような族には悪魔と戦わせるのでどちらが死んでもよし。この極悪人と吸血鬼の巣窟になっている酒場のバーテンダーにダニー・トレホ、そこの看板ダンサーにサルマ・ハエックと二人とも吸血鬼。ゲッコー兄弟はクールなクルーニーと異常者タランティーノ。彼らに拉致される一般市民にカイテル、ルイス、アーネスト・リューの親子。さらに酒場で生残ったタフな人間にセックス・マシーン(トム・サヴィーニ)と元軍人のフロスト(フレッド・ウィリアムソン)とサブキャラもクセのある者ばかり。まともな一般市民のハーヴェイ・カイテルやジュリエット・ルイスもクセがあるから、いつ猫かぶりをやめるかも…とハラハラ。最後は悪党達が淘汰されてスッキリ。The BlastersやZZ Topのウエスタン・ロックな音楽もグッド。

フロム・ヘル FROM HELL
★★★☆☆ 劇場
内容
世紀末のロンドンを舞台に「切り裂きジャック」の事件をドラッグ中毒の刑事が追う
サスペンス
2001年/アメリカ
監督 アルバート・ヒューズ
音楽 トレヴァー・ジョーンズ、マリリン・マンソン (エンディング曲)
出演
ジョニー・デップ、ヘザー・グレアム、イアン・ホルム、ジェイソン・フレミング、ロビー・コルトレーン、スーザン・リンチ、レスリー・シャープ、テレンス・ハーヴェイ、カトリン・カートリッジ、イアン・リチャードソン

感想
「ロード・オブ・ザ・リング」のビルボ役のイアン・ホルムが、デップに助言する医師の役で出演してます。切り裂きジャックの謎を、なるほど〜と納得できる解釈で映像化してます。またこの事件がどうして迷宮入りになったのか…というあたりも。でも登場人物の描写がちょっと荒くて、どうも感情移入できなく、せっかくのデップもヘザーも魅力に少し欠ける。ネタはとてもイイのでそれなりに話は面白かったけど、そこが残念。

ブロンテ姉妹  LES SOEURS BRONTE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
19世紀の中ごろ。英国のヨークシャー州でシャーロット、エミリー、アンのブロンテ三姉妹が暮らしていた。姉妹は誰も知られぬよう密かに小説を書き、シャーロットの執筆した『ジェーン・エア』が出版され、大きな評判を呼ぶ。続いてエミリーが『嵐が丘』を、アンが『アグネス・グレイ』を発表し高い評価を得るも、女性の権利が認められていなかった当時の社会で彼女たちは大きな混乱に巻き込まれる。それでも姉妹は執筆を続け…。『嵐が丘』や『アグネス・グレイ』など数々の文学史に名を残す傑作を発表したブロンテ姉妹の生涯を描く人間ドラマ。出演はイザベル・アジャーニ、イザベル・ユペールら。(from:イマジカBS)
ドラマ/伝記(カラー)
1979年/フランス
監督 アンドレ・テシネ
音楽 フィリップ・サルド
出演
イザベル・アジャーニ、マリー=フランス・ピジェ、イザベル・ユペール、パスカル・グレゴリー
ブロンテ姉妹
感想
イザベル・アジャーニのエミリー・ブロンテは知的かつ美しくて良かったのだが、イギリスの女流作家のドラマを何故フランスで作る?フランス語で話す彼女らにも違和感を感じるし。でも、イギリスの美しい自然を描く力量は素晴らしく、それだけでも見る価値はあった。しかし、人間ドラマの方は暗い。三姉妹たちはどれも知的で才能も豊かなのに幸せな者は一人としていない。でも、一人の女流作家の作品だと思っていた「嵐ケ丘」や「ジェーン・エア」が姉妹の共作だったというのは驚き。