ボイコット/キング牧師の闘い  BOYCOTT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1955年のアラバマ州。黒人女性のローザがバスで白人専用の席から立たずに逮捕された。その勇気ある行動に感銘を受けた牧師マーティンはバスのボイコットを呼びかける。人種差別撤廃を訴えた社会派ドラマ。(from:BS朝日)
ドラマ(カラー)
2001年/アメリカ
監督 クラーク・ジョンソン
音楽 スティーヴン・ジェームズ・テイラー、ジョセフ・ヴィタレッリ
出演
ジェフリー・ライト、テレンス・ダッション・ハワード、CCH・パウンダー、カーメン・エホゴ、レグ・E・キャシー、ブレント・ジェニングス
ボイコット/キング牧師の闘い
感想
ローザ・パークス物語」でも描かれた、公民権運動の始まりをマーティン・ルーサー・キングJr.を中心に描いたドラマ。記録フィルムを使ったり、ドキュメント風のカメラワークで、臨場感あるドラマになっている。黒人文化を象徴する使用音楽もダンサブルでグッド。差別的なバスに乗るのを皆で拒否するという「非暴力」での抗議を成功させようと頑張る、年寄りから子供までの多くの人々の情熱に感動させられる。しかし、キング牧師の人物描写に今一歩踏み込んでいないので、キング牧師が身近に感じられない。また、スターがいないキャスティングが作品の印象を地味にしている感じ。

包囲:デモクラシーとネオリベラリズムの罠  Encirclement?Neo-Liberalism Ensnares Democracy
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカを中心に世界中を席巻し、今や地球全体の政治経済を支配しようとしている新自由主義(ネオリベラリズム)イデオロギー。装われた“自由競争”主義による経済優先政策。その基盤をなすエリート主義と帝国主義支配の原理の起源と現状、さらにはそれを支えるメディア的制度を批判的に再構成するインタビュー・ドキュメンタリー。モノクロ映像によって提示されるスリリングな応酬によって、60年にわたる新自由主義の歴史を描ききり、リーマン・ショック以降の世界への示唆に富む。山形国際映画祭より(from:BSスカパー!)
ドキュメンタリー(カラー)
2009年/カナダ
監督 リシャール・ブルイエット
出演

包囲:デモクラシーとネオリベラリズムの罠
感想
巨大企業と大投資家、多国籍企業とそれらと享受できる一部の富国が儲かるシステムが現在の政治と経済を動かし、世界を支配している…。どんなにあがいても貧国がなくなることはなく、富国の植民地であり続ける…。現在の経済を専門アナリストらが解説するドキュメント。複雑な世界を分かりやすく語っている。しかし、これを理解できても金持ちにはなれそうにない。

邦画を彩った女優たち「笑顔に隠された執念・夏目雅子」  
★★★★☆  テレビ放送
内容
時代は1970年代から80年代にかけて、テレビCMで鮮烈なデビューを飾った夏目雅子は、みるみる本格派女優としてスターの座を駆けあがり、27歳にして突然の病でこの世を去った、まさに伝説の女優である。主役を演じた映画はわずかに4本。しかし、現場をともにした映画人たちはそれぞれ「雅子の伝説」を抱えている。出世作「鬼龍院花子の生涯」のあの有名なセリフ「なめたらいかんぜよ」はどのように生まれたのか。「瀬戸内少年野球団」で子役の少年たちの心をつかんだ、幻の入浴シーンとは。飾らない人柄と一途な仕事ぶり、ときには鬼気迫る執念をみせた夏目雅子の素顔を、元付き人、監督やカメラマン、共演者など映画の現場の人々の証言をとおして描いていく。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2011年/日本/NHK
出演

邦画を彩った女優たち「笑顔に隠された執念・夏目雅子」
感想
主演作は「鬼龍院花子の生涯」「瀬戸内少年野球団」「時代屋の女房」「魚影の群れ」の四本だけを残して早世した夏目雅子という女優の素顔に迫ろうと、生前一緒に仕事をしたマネージャー、カメラマン、監督らからの証言で綴ったドキュメンタリー。六本木生まれのお嬢様という育ちからデビュー当時「お嬢様演技しかできない」という批判を押しのけて、根性とひたむきな情熱で女優業に取り組み、「鬼龍院花子の生涯」でブルーリボン賞を取った時に「これからもお嬢さん芸でがんばりたいと思います」と啖呵を切った彼女の清清しい姿が、その生涯の散り際の良さにも繁栄しているようで切ない。寒い大間でマグロ業の家族を描いた「魚影の群れ」で円形脱毛が出来るほどのストレスにさらされながらも、最後には相米監督までも唸らせた演技をして見せた彼女の凄さが語られている。急遽加わった「鬼龍院花子の生涯」の有名な台詞も五社監督の期待以上の凄味を出した彼女。テレビドラマ「西遊記」で髪を剃り落して挑んだ色っぽい三蔵法師姿はとても美しかった。

邦画を彩った女優たち「高峰秀子と昭和の涙」  
★★★★☆  テレビ放送
内容
日本映画のれい明期から、戦中戦後にかけて、マドンナ女優、“デコちゃん”と親しまれ、半世紀以上、銀幕を飾った。その出演映画は実に300本を超える。「二十四の瞳」では、慈愛に満ちた女教師、「浮雲」では、不倫の恋にまい進する薄幸な女。「喜びも悲しみも幾歳月」では、灯台守の夫を支える貞淑な妻…。高峰秀子は、“昭和の女”を演じ続けた。その多くは、2人の巨匠によって、生み出された。木下恵介監督と、成瀬巳喜男監督である。苦悩に満ちた私生活の中で、「女優なんて大嫌い」と言い続けた高峰秀子が、初めて“役を生きる”ことができたのが、ふたりの作品だった。高峰秀子と2人の巨匠を結びつけたものは何だったのか、共演者やスタッフの証言や、彼女自身が残した言葉をもとに、昭和の大女優、高峰秀子の真実に迫る。戦中戦後にかけて“昭和の女”を演じ続けた高峰秀子。「女優が嫌い」だった彼女が成瀬巳喜男と木下恵介という2人の監督と出会い、時代を背負い、役を生きる姿を見つめる。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2011年/日本/NHK
出演
朗読:竹下景子、語り:三宅民夫
邦画を彩った女優たち「高峰秀子と昭和の涙」
感想
梅原龍三郎の有名な肖像画から始まる、子役から活躍した昭和の大女優のドキュメント。彼女と共に歩んできた二人の巨匠、成瀬巳喜男と木下恵介監督とのこと、岡田茉莉子や宝田明などの共演者たちの証言も面白い。「成瀬監督が亡くなった時に私という女優も死んだ」という成瀬監督と殉死したとも思える彼女の証言が印象的。ちょっとしゃがれて尖がった声と、他人に媚びない人物を演じ続けてきた彼女が大好きだった。しかし…もっと彼女の素顔が語られるのか…と思ったが大女優・高峰秀子の素顔は素顔自身が彼女そのものだったのか…謎のまま。素顔が分からないのが大女優の証なのかも知れない。

邦画を彩った女優たち「岸惠子 わたしのままに」  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
日本映画黄金期に空前の大ヒットとなった「君の名は」。ヒロイン・真知子役を演じた女優・岸惠子は、一躍時代のトップスターとなるが、素顔の自分と対極にある役を演じることに悩み続けた。ジレンマのなか、木下恵介監督の「女の園」に主演し、ようやく自分らしい演技に手ごたえをつかむ。以後、「早春」「雪国」「おとうと」と、日本映画史に残る作品に次々と主演する。番組では、岸自らが女優人生を語る。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2011年/日本/NHK
出演
岸恵子、語り:濱中博久
邦画を彩った女優たち「岸惠子 わたしのままに」
感想
大ヒットしたがメロドラマ女優というレッテルを貼られることになった「君の名は」。彼女がこのヒロインが嫌いだったというように、確かにウジウジして嫌な女だったし、ドラマもベタ過ぎて好きになれなかった。その後、五社協定に反発して有馬稲子、久我美子たちが設立した独立プロダクションにんじんクラブを象徴するように、デビュー当時から独立意識の高かく「新しい女性像」をスクリーンで切り開こうとしてきた女優。「早春」でもそれまでの小津作品にはない積極的で新しい女を演じている。「忘れえぬ慕情」で大ファンのジャン・マレーと共演し、その監督とその後結婚。この結婚騒動でクランクアップ直前だった「雪国」の共演者池部良が豊田監督に「結婚しちゃえ」とけしかけられたという乱暴な話が笑えた。結婚後復帰作「おとうと」や「かあちゃん」などで長いパートナーになった市川崑監督の話、山田洋次監督など彼女への評価に、またこの女優を見直してみたくなった。

邦画を彩った女優たち「“桃井かおり”の作り方」  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
日本映画が曲がり角を迎えた70年代、独立プロの低予算の芸術作品でデビューを飾った桃井かおり。その独特な感性と強烈な輝きを放つ存在感で、時代にほんろうされる若者たちの“等身大のヒロイン”となった。日本を代表する“個性派女優”として活躍を続け、ハリウッド映画に進出した今も、国内外のインディーズの低予算作品にすすんで出演している。新たな映画と自らの演技の可能性に挑み続ける女優、桃井かおりの魅力を探る。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー)
2011年/日本/NHK
出演
桃井かおり、田原総一郎、石橋蓮司、河瀬直美、長谷川和彦、東陽一
邦画を彩った女優たち「“桃井かおり”の作り方」
感想
ATG時代の田原総一郎の監督作品から語られるが、デビュー当時はポルノっぽい作品ばかりのATGらしい革新的作品ばかりで、今のところほとんど見たことがない。「SAYURI」でハリウッド進出を果たし、ロスで生活している彼女のスッピンのような姿に年を経ても若者の精神を失わない常に自分を試していく生き方に凄い強さを感じる。「幸福の黄色いハンカチ」「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」「木村家の人びと」「TOMORROW 明日」など、メジャー系もインディーズ系もOKの自由な女優というのは希少価値な存在だ。ちょっと期待していた松田優作との交流の話はでなかった。当たり前か。NHKがアウトローな彼女を取り上げるというのはちょっと意外だった。

望郷(1937) PEPE LE MOKO
★★★★★ テレビ放送
内容
フランスの植民地だったアルジェリアを舞台に、一人の凶悪犯の絶望的な恋愛を描いた人間ドラマ。日本でも非常に人気の高かったジュリアン・デュヴィヴィエ監督の代表作でもあり、凶悪犯を演じたジャン・ギャバンの名演が語り継がれている。パリから逃走してきた犯罪者ペペは、迷路のように入り組んだ住宅密集街に逃れて暮らしていた。やはりパリから来た美しい女性ギャビーに郷愁を感じ、強くひかれるが…。(from:NHKBS)
ドラマ/ロマンス(白黒)
1937年/フランス
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
音楽 ヴァンサン・スコット、モハメット・イグルブーシャン
出演
ジャン・ギャバン、ミレーユ・バラン、リーヌ・ノロ
望郷

感想
カサブランカ」にも影響を与えたと言われる名作。でもこちらの主役ペペ・ル・モコはボギーに比べて欲望丸出しでもっと人間臭い。花のパリから逃れ監獄のように匿われているカスパの貧民窟の生活で、突然パリから来たフランス美女ギャビーに出会い、彼女に故郷のパリを思うようになり、ペペの思いはパリ=ギャビーになる。かつてパリのデビューの華だった中年女が歌うパリへの望郷の歌がとても美しく悲しい。そして船でパリへ帰ろうとするギャビーを追って、カスパの街を出るペペに下界は希望に明るく輝いて見える。しかし乗船しても後一歩のところで会えない二人。船からペペが居たカスパの街を見上げるギャビーと、船尾のギャビーを見上げるペペ、二人の視線も通い合わない。「ギャビー」と叫ぶ声が汽笛にかき消され最後まで哀しいラスト。ジャン・ギャバンの最後の表情が忘れられない名作。

冒険また冒険  L'AVENTURE C'EST L'AVENTURE
★★★★☆  テレビ放送
内容
時代遅れなやり方を捨て、創意工夫を凝らした事件を次々と起こす5人のギャングたちをコミカルに描く、クロード・ルルーシュ監督作品。人気歌手や某国大使を誘拐したり、大会社の社長室の金庫を狙って刑事と犯人に化けて入り込んだりして荒稼ぎした5人組。逮捕された彼らの裁判が執り行われたが、見事法廷からの脱出に成功。一路アフリカへ向かい、更なる大事件を起こす。(from:NHKBS)
アドベンチャー/犯罪/コメディ(カラー)
1972年/フランス
監督 クロード・ルルーシュ
音楽 フランシス・レイ
出演
リノ・バンチュラ(リノ)、ジャック・ブレル(ジャック)、シャルル・デネ(シモン)、シャルル・ジェラール(シャルロ)、アルド・マチオーネ(アルド)、ニコール・クールセル、イヴ・ロベール
冒険また冒険
感想
監督は「男と女」「恋人たちのメロディー」「遠い日の家族」「夢追い」「しあわせ」のクロード・ルルーシュ。歌手ジョニー・アリデーや法王を誘拐、南米の革命軍将軍に捕まり金を取られたり、バカンスに飽きてカジノ強盗をしようとしたり、ちょっと間抜けな5人組だが、悪運からとうとうアフリカの革命家として英雄扱いを受けて終わるという、思想も主義もない、いい加減な中年男たちの笑える生き様。でも、ストを起こした売春婦たちの言いなりになったり、どんな拷問にも耐えたのに飼い犬を殺すと脅されてあっさり白状するなど、いつまでも子供のまんまというキャラが憎めない。特に強面のリノ・バンチュラがコミカルでいい味を出している。5人がビーチで女を口説く歩きをするシーンには大笑い。イデオロギー論戦好きなフランス人自身をパロディにするところも、フランスらしさを感じる毒のある風刺映画。

亡国のイージス AEGIS
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
海上自衛隊のイージス護衛艦を奪った某国工作員の謀略を阻止するため、自衛隊員らが立ち向かう。阪本順治監督。東京湾沖を訓練航海中のイージス護衛艦に、沖縄の米軍基地から奪われた化学兵器が某国の特殊工作員によって持ち込まれた。首謀者は対日工作員ヨンファ(中井貴一)。その情報をつかんだ先任伍長の仙石(真田)は、イージスシステムの経験者として艦に乗り込んだ如月(勝地涼)が工作員ではないかと疑う。その直後、副長の宮津(寺尾聰)から総員離艦命令が発動された。意外にもヨンファと手を結び、国家に反旗を翻したのは宮津だった。
ドラマ/サスペンス/アクション(カラー)
2005年/日本
監督 阪本順治
音楽 トレヴァー・ジョーンズ
出演
真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一、勝地涼、原田芳雄
亡国のイージス

感想
ローレライ」原作などの人気作家、福井晴敏の同名ベストセラーの映画化。日本の自衛隊のあり方や今の憲法を変えなければ自衛は機能しないなどの日本の防衛力を問う問題作として注目していた。でも、そのテーマから後半はズレて家族愛やチームの連帯と友情などが中心になってくる。その描き方もぎこちなくスマートでない。ウォルフガング・ペーターゼンがこれを監督していたらもっと感動できるイイものになったろう。「たそがれ清兵衛」ではイイ演技を見せた真田広之もここではバタバタしたオーバーな演技に見えてしまった。それでもイージス艦と戦艦の戦いなど海上自衛隊のかっこ良さは堪能できた。でも、かわぐち かいじの漫画「沈黙の艦隊」を読む方がずっとスペクタクルで面白い。

暴走特急(沈黙シリーズ第3弾) UNDER SIEGE 2
★★★☆☆ テレビ放送
内容
豪華列車グランド・コンチネンタルが武装集団にハイジャックされた。持ち込んだハイテク機器によって衛星軌道上のレーザー攻撃衛星グレイザー1を掌握した彼らは、それを世界中の武器商人に高く売るために非道なデモンストレーションを決行した。壊滅する中国の工場地帯、塵と化す航空機。そしてグレイザー1のシステム設計者であった主犯デインは、最後の目標をペンタゴンとその地下の原子炉に定めた。ワシントン崩壊へのカウントダウンが始まったのだ。だが完璧で用意周到な犯人たちの計画には唯一の誤算があった。それは、その車内に戦艦ミズーリを救ったあの男−ケイシー・ライバック(スティーヴン・セガール)が乗っていたことだった…。
アクション(カラー)
1995年/アメリカ
監督 ジョフ・マーフィ
音楽 ベイジル・ポールドゥリス
出演
スティーヴン・セガール、エリック・ボゴシアン、エヴェレット・マッギル、キャサリン・ハイグル
暴走特急

感想
「沈黙の戦艦」(92)「沈黙の要塞」(94)に続く沈黙シリーズ第3弾。「沈黙の戦艦」のヒーロー‘最強のコック’ケイシーが再登場する続編だが、「沈黙の要塞」とは関連はないらしい。スティーヴン・セガール主演だと統べて「沈黙シリーズ」にしてしまう傾向がある。もうどうでもイイので追求はしない。アクションはさすが合気道など日本武道にも精通したスティーヴン・セガール、年を取っても美しい武道を魅せてる。しかし!あの遅そうな駆け足で間に合うはずもない大爆発や列車事故にも、なぜか間に合って命拾いしているところが嘘臭い。ホマードびったりの髪を乱す事なく、ダブルのジャケットを脱ぐ事もなく、汗ひとつかかずに悪党をバシバシ片付け、ラストに至る。今のリアル描写指向からかなり外れた感覚が、かえって新鮮?しかしそれもそう何度も続くまいって。でも、この無敵っぷりは見ていて気持ちいい。

暴走特急 シベリアン・エクスプレス  TRANSSIBERIAN
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
夫のロイと共に、シベリア横断鉄道でモスクワへの旅に出たジェシーは、車中でカルロスという男と出会う。彼女はカルロスに野生的な魅力を感じるが、それは危険な罠だった。途中下車した雪原の教会で、レイプされそうになったジェシーは、逆にカルロスを殺してしまう。「マシスト」で世界を震撼させた鬼才ブラッド・アンダーソン監督最新作。(from:BS日テレ)
サスペンス/ミステリー(カラー)
2008年/イギリス:ドイツ:スペイン:リトアニア
監督 ブラッド・アンダーソン
音楽 アルフォンソ・デ・ビラリョンガ
出演
ウディ・ハレルソン(ロイ)、エミリー・モーティマー(ジェシー)、ケイト・マーラ(アビー)、エドゥアルド・ノリエガ(カルロス)、トーマス・クレッチマン(コルザック)、ベン・キングズレー(グリンコ)
暴走特急 シベリアン・エクスプレス
感想
主演は「Dear フランキー」のエミリー・モーティマー。ウディ・ハレルソンとベン・キングズレーの共演でなかなか豪華キャストなのだが、雪のシベリア、憂鬱そうなロシアの人々、殺風景で最低のサービスも望めないシベリア鉄道…と、同じ鉄道の旅でも「オリエント急行殺人事件」とは雲泥の差。そして冒頭から何かトラブルに巻き込まれそうなイヤな雰囲気が漂っていて不安極まりない。サスペンスだから居心地悪いのは当たり前なのだろうが、妙に臨場感があって不安な気持ち悪さが強烈。普通のサスペンス・アクションではなく、心理的に迫ってくるあたりは、さすが「ワンダーランド駅で」「ハッピー・アクシデント」「マシニスト」の監督だけはある。でもラストは意外とあっさり。

包帯クラブ  THE BANDAGE CLUB
★★★☆☆  テレビ放送
内容
女子高校生の笑美子、通称ワラは、病院の屋上で入院患者の井出埜=ディノと出会う。ディノはワラを飛び降り自殺志願者と勘違いし、心の傷を手当てするといってフェンスに包帯を巻き付けて見せた。このことがきっかけになり、ワラとディノ、そして親友のタンシオらは、依頼者に代わって心の傷の原因となった場所に包帯を巻き付けに行く“包帯クラブ”の活動を開始する。だが一方、彼ら自身もまた、さまざまな心の傷を抱えていた。「永遠の仔」の天童荒太によるベストセラーを、「20世紀少年」の堤幸彦監督が映画化!ネットで心の傷を負った依頼者を募り、本人に代わってその原因となった場所へ包帯を巻きつけに行くという“包帯クラブ”の活動を始めたメンバーたちが、やがてそれぞれ自分の心を見つめ直してゆく。「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭男優賞の最年少受賞を成し遂げた柳楽優弥、TV「パズル」の石原さとみ、朝のテレビ小説「ちりとてちん」の貫地谷しほりなど、注目の若手俳優たちが好演を見せ、爽やかな後味を遺す佳作に仕上がっている。(from:WOWOW)
ドラマ/青春(カラー)
2007年/日本/東映
監督 堤幸彦
音楽 ハンバートハンバート、エンディングテーマ:高橋瞳
出演
柳楽優弥(ディノ:井出埜辰耶)、石原さとみ(ワラ:騎馬笑美子)、田中圭(ギモ:柳元紳一)、貫地谷しほり(タンシオ:丹沢志緒美)、関めぐみ(テンポ:本肴阿花里)、佐藤千亜妃(リスキ:芹沢律希)、風吹ジュン(テンポの母)、岡本麗、原田美枝子(ワラの母)
包帯クラブ
感想
柳楽くんは「シュガー&スパイス」の時とは違った、下手な大阪弁をしゃべる活発なキャラを演じていて新鮮。でも一番は主演の石原さとみで、彼女が演じるワラが、感情豊かでいて、あっさりしたキャラなのでべたっとした青春ものや、オーソドックスなロマンスものになるのを防いでいる。包帯で巻くことによって、その人の心の傷を少しでも癒したいという発想も面白く、彼らのゲリラ的活動も楽しい。逆上がりができるようになる男の子や、それぞれの心のわだかまりを乗り越えて疎遠になっていた四人が再び集うようになる主人公たち、教師からのセクハラで傷ついた心を解放するギモや、傷ついた親友にやっと向き合うことができるようになるディノなど、どのエピソードも心に残る。儲け主義が主流で、人の心の痛みを分かろうとしない世の中で、こういう若者が少しでも増えて欲しいと願わずにはいられない。監督は「大帝の剣」「恋愛寫眞 Collage of Our Life」「TRICKトリック」の堤幸彦。

暴風前夜  暴風前夜
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
前途有望なシェフ、スインは妻を殺した犯人と間違われて刑務所に入れられる。そこで、彼はエイズにかかった囚人は釈放されるという誤った噂を聞き、囚人の一人サンビョンの血を使って自分もエイズになって、自由になろうとする。しかし、それは噂に過ぎず、自分の無実を証明するためにスインはサンビョンと一緒に脱獄する。警察に追われる身となったスインはサンビョンに言伝されたカフェ・レルテを訪ねる。そこは、サンビョンのかつてのパートナー、ミアが一人で経営するカフェだった。ミアはスインを店のシェフとして雇い、心に傷を持つ二人はたがいに共感を持つようになる。もう二度と恋はできないと思っていた二人だったが、運命が嵐となって二人を押し流してゆく…。(from:衛星劇場)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2010年/韓国
監督 チャ・チャンホ
音楽 チバク
出演
キム・ナムギル(スイン)、ファン・ウスレ(ミア)、チョン・ユンミン(サンビョン)、ユン・ジェムン、オ・ヘソク、キム・ジョンミン、キム・ジェロク
暴風前夜
感想
韓国ドラマ「善徳女王」のビダム役のキム・ナムギル主演のロマンス。マジシャン、猟銃殺人、刑務所、HIV感染患者、三角関係、男色、運命的ロマンス…と何でもてんこ盛りにしたがる韓国作品の典型的映画。散漫で無理やりな感がする展開。日本未公開なのも何だか分かる。ナムギル演じるナルシストなキャラもイマイチ好きになれない。むしろ冒頭でマジックを披露し目を引いたサンビョン役のチョン・ユンミンが気になったが、結局彼は複線でしかなく途中で放り投げられた感が強い。

ボウリング・フォー・コロンバイン BOWLING FOR COLUMBINE
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
1999年に起きたコロンバイン高校銃乱射事件の背景を探る中、アメリカ銃社会が抱える闇を鋭くえぐったドキュメンタリー。事件を起こした高校生が銃弾を購入したスーパーや、全米ライフル協会会長を務めるアカデミー賞俳優、チャールトン・ヘストンなどへの突撃取材の模様が話題となり、カンヌ映画祭でこの作品のために急きょ設けられた「55周年記念特別賞」を送られたほか、アカデミー長編ドキュメンタリー賞も受賞した。(from:NHKBS)コロンバイン高校銃乱射事件から銃社会アメリカを強烈に批判。
ドキュメンタリー(カラー)
2002年/カナダ:アメリカ
監督 マイケル・ムーア
音楽 ジェフ・ギブス
出演
マイケル・ムーア、チャールトン・ヘストン、マリリン・マンソン、ジョージ・W・ブッシュ
ボウリング・フォー・コロンバイン

感想
ムーア自身がNRA(全米ライフル協会)も会員でライフルでタイトルも持っているが、冷静で客観的視点でアメリカの銃社会を厳しく批判。コロンバイン高校銃乱射事件の後にマリリン・マンソンが若者達を狂気に駆り立てていると血祭りにあげられたが、彼のインタビューは一番まともで感動的。そう!彼の詩をちゃんと聞けば、危険思想どころか悲しいほどに愛に満ちてる。それに比べてチャールトン・ヘストンは大スターだが老さばれ金の亡者達に利用されているのに気付いていない可哀想な老人だった。『ベン・ハー』でもホモセクシャルな描写を非常に嫌ったそうだが、そういう差別的な意識を持っている人なのかも。「サウスパーク」が登場したり、銃による残酷な世界の記録映像にサッチモの「What a Wonderful World」を流したりと音楽の使い方もグッド!ムーアの批判精神とそれをエンターテインメントする上手さに拍手!しかしテーマは重くてアメリカの暗い部分を暴いき、アメリカン・ドリームは幻想に過ぎない事を示している。

BOY A  BOY A
★★★☆☆  テレビ放送
内容
僕はここにいても、いいの?24歳のジャックは子供の頃に犯した犯罪で少年院に入り、14年間の刑期を終えようやく社会へ復帰することになった。保護観察中となるジャックにはテリーというとても親切で面倒見の良い保護司がつき、住まいや仕事などを世話してくれ、ジャックは不安と希望を抱えながら新たな人生の再スタートさせる…「ソーシャル・ネットワーク」「私を離さないで」で注目されるアンドリュー・ガーフィールド主演作。(from:BS11)
ドラマ(カラー)
2007年/イギリス
監督 ジョン・クローリー
音楽 パディ・カニーン
出演
アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・ミュラン、ケイティ・ライオンズ、ショーン・エヴァンス
BOY A
感想
犯罪を犯した少年たちの更生への道が以下に険しいかをリアルに描いた社会派とも思える青春ドラマ。これを見ると、犯罪者となった少年も普通の少年なのが居た堪れない悔しさを感じる。だからといって、殺された女の子の無念さも考えると彼の受けた罰は決して重いとは思えないし、彼がもし、自分の近所に越して来たら彼らのような色眼鏡でもって彼を警戒するかも…と思うのも心情。彼が素朴で善良な青年として生まれ変わろうとしているのに、その姿を見ようとしないで「犯罪者」というレッテルで彼を拒絶してしまう民衆も醜悪。ラストがあまりにも悲しい展開で、やり場のない怒りすら感じた。

ボーイズ・ライフ  THIS BOY'S LIFE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1950年代のアメリカ。エルヴィス・プレスリーが大好きなトビーは、男運の悪い母キャロラインと暮らす元気な不良少年。母は何度もトビーが悪さをしては学校に呼び出され手を焼いているが、大きな愛情を注いでいる。やがてキャロラインは、ドワイトという中年男と交際するようになり、今まで付き合ってきた男たちと違って紳士的なドワイトに惹かれ、トビーを連れて再婚する。だがトビーは、ドワイトの紳士ぶりは上辺だけのもので、実は暴力的で執念深い男だということを見抜いていた…。作家で大学教授のトバイアス・ウルフの若き日を描いた自伝小説の映画化。/暴力的な恋人から逃げて、息子のトビーと新しい生活を夢みるキャロラインは、社交的な男ドワイトと結婚。だが、多感なトビーは威圧的なドワイトになじめない。その嫌悪感はやがてピークに達し…。(from:BSフジ)
ドラマ(カラー)
1993年/アメリカ
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ
音楽 カーター・バーウェル
出演
レオナルド・ディカプリオ(トビー:トバイアス・ウルフ)、ロバート・デニーロ(ドワイト)、エレン・バーキン(キャロライン)、ジョナ・ブレッチマン(アーサー・ゲイル)、エリザ・ドゥシュク(パール)、カーラ・グギノ(ノーマ)、クリス・クーパー(ロイ)、トビー・マグワイア(チャック)
ボーイズ・ライフ
感想
まだ少年のディカプリオとマッチョなデニーロの演技対決が見もの。薄幸の母と息子が、子供じみた義父の意地悪と暴力に耐えてついには彼を捨てて家を出て行く決心をするまでの物語。50年代のアメリカというと明るく裕福で幸せに満ちたイメージが大きいが、この家庭は貧困と無知な家長に従わなくてはいけないな因習が二人も不幸にしている。共演者も二人に負けず豪華でクリス・クーパーやトビー・マグワイアなど。暴力で支配された家庭で過ごす主人公の暗く重い青春という重いテーマだが、ディカプリオが初々しく瑞々しい少年を演じているのと、デニーロがどこかお茶目で哀れなキャラが恐さだけでないキャラを演じているのがいい。また、男運がなく自立心のないが息子には暖かい愛情を注ぐ母を演じたエレン・バーキンもいい味を出している。

ホースメン(2008)  HORSEMEN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
職務熱心な一方でつい家庭生活がおろそかになりがちなベテラン刑事のエイダンは、妻に先立たれ、残された2人の息子との心の溝も広がる一方。そんなおり、“来て見よ”という書き置きが現場に残された猟奇的事件がたて続けに発生。エイダンはその背後に新約聖書の“黙示録の四騎士”のモチーフが隠されていることに気づく。やがて惨殺体の発見者であった被害者の養女クリスティンが、実は自分が養母を殺したと意外な告白を始め…。(from:WOWOW)
サスペンス/ミステリー(カラー)
2008年/アメリカ
監督 ジョナス・アカーランド
音楽 ヤン・A・P・カチュマレク
出演
デニス・クエイド(エイダン・ブレスリン)、チャン・ツィイー(クリスティン)、ルー・テイラー・プッチ(アレックス・ブレスリン)、クリフトン・コリンズ・ジュニア(スティングレイ)、パトリック・フュジット(コーリー)
ホースメン
感想
セブン」に似た聖書を引用した連続猟奇殺人事件。しかし、主犯格の犯人がかなり前から察知できてしまうのでミステリーとしては浅い。デニス・クエイドがかなり頑張っていてただの猟奇殺人事件でなく、家族の絆と愛がテーマになっている。が、あんなか弱い者たちがどうやって…と犯罪と彼らを結びつけるものが少ないので実際に彼らが行ったというのがピンとこない。また、犯人の心理状態も「羊たちの沈黙」ほど掘り下げてないので、信憑性が感じられない。だからこの事件自体、また起こりえる…という恐さを感じないのだ。それでも恐い顔のチャン・ツィイーの悪女っぷりが良かった。

ボーダー(2008)  RIGHTEOUS KILL
★★★☆☆  テレビ放送
内容
20年以上コンビを組んできた、N.Y.市警のベテラン刑事、タークとルースターは、共に社会の闇に潜む犯罪者を捕らえて来た。お互いの全てを知り尽くしたパートナーとして、固い絆で結ばれていた2人。ある日、警察を嘲笑うかのような、連続殺人事件が起きる。狙われたのは、一度は逮捕されながら、証拠不十分で社会に放たれた悪人たち。そして、捜査をしていくうちに、全ての証拠がタークの犯行を示していた…。汚名を晴らすため、捜査にのめり込む2人。しかし、その先には彼らの人生を大きく変える驚愕の真実が待ち受けていた…。(from:BS日テレ)
ドラマ/犯罪/ミステリー(カラー)
2008年/アメリカ
監督 ジョン・アヴネット
音楽 エド・シェアマー
出演
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、50セント
ボーダー
感想
ゴッドファーザーPARTU」や「ヒート」で共演はしていてもあまり顔を合わすシーンがなかったデ・ニーロとパチーノが、今度は長年の相棒同士の刑事というスタンス。二人とも正義感の強い刑事で、仕事熱心から家族がいない…本来なら一匹狼になりそうな二人が息の合った相棒として少々手荒だけど難事件を解決していたが…。二人ともそれぞれのイメージに合ったキャラで、二人のために描かれた刑事ドラマ。デ・ニーロは「タクシードライバー」のような狂気を秘めた激情型刑事だし、パチーノは「セルピコ」のような信頼感あるポーカーフェイスな刑事。見ているとどんどん、何故デ・ニーロが連続殺人という犯行に及んだのかというのをなぞっているような展開なのだが、終盤にどんでん返しが!ニューヨークの刑事というストレスから刑事も殺人犯に変わってしまう…という展開はありがちなのだが、この二人が演じると重厚な人間ドラマに。やっぱ凄い。監督は「88ミニッツ」「アンカーウーマン」のジョン・アヴネット。

home HOME
★★☆☆☆ 劇場
内容
引込もりの兄を中心に監督「僕」の家族の問題を綴る
ドキュメンタリー
2001年/日本
監督 小林貴裕
音楽 加藤昭衝
出演
小林貴裕、小林博和

感想
監督「僕」の家族の問題を綴ったドキュメンタリー。兄は長年引きこもり、母親は末期癌のおばあちゃんと兄の事でウツ状態(更年期障害の症状でも苦しんでいる)、父親は兄の家庭内暴力で疲れ果てて家を出て「僕」と一緒に埼玉で暮らしているが、一度も長野に帰ろうとはしない。おばあちゃんの末期癌の知らせをきっかけに「僕」は長年帰っていなかった長野の実家に帰り、兄と母親の問題にちゃんと向き合ってみようとする…しかし「僕」もちょっと普通でないのがカメラを通してしか、彼等と向き合えない…という事だ。カメラワークも上手くないドキュメンタリーだが、意外と最後まであきさせない。こんな家族を持ったら悲惨だな…と思いながらも「僕」と一緒にどうすれば円満解決して皆幸せに慣れるのだろうと考えていた。引きこもりで家庭内暴力をはたらく兄の苦しみもだんだんと伝わってきて、ラストは涙が出た。

ホーム・アローン HOME ALONE
★★★★☆ テレビ放送
内容
クリスマスの家族旅行で、シカゴに在住するマカリスター家はパリに行く事に。でも全員が寝坊して大騒ぎの中、たまたま屋根裏部屋で寝ていた8歳の少年ケビン(マコーレー)だけが忘れて置き去りにされるが、そこへ二人組の泥棒ハリー・ライム(ジョー・ペシ)とマーヴ・マーチャント(ダニエル・スターン)が忍び込むが…。マコーレー・カルキン君を一躍人気者にしたドロボー撃退ムービーのシリーズ第1弾。
コメディ/ファミリー(カラー)
1990年/アメリカ
監督 クリス・コロンバス
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演
マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン、ジョン・キャンディ、ジョン・ハード
ホーム・アローン

感想
なんといってもカルキン君が可愛い!小さな少年にして既に大スターのオーラを発しているところは天才としか言い様がない。マヌケな泥棒役のジョー・ペシとダニエル・スターンのコンビも最高。そのジョー・ペシ演じるハリー・ライムって名前は「第三の男」のオーソン・ウェルズが演じた役と同じ名前というのも御愛嬌。8歳の天才少年がつくり出すトラップのアイデアが面白いし、それにまんまとハマってしまう泥棒達のアホさに爆笑。クリスマスに観たい1本。

ホーム・アローン3 HOME ALONE 3
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
アメリカ国防省のトップシークレットを収めたマイクロチップが、テロリストに盗まれた。彼らはチップを、オモチャのリモコン・カーに隠すが、ふとした手違いで、水疱瘡で一人留守番していた8歳の少年アレックス(アレックス)のもとに。4人の犯罪集団を相手に小さな男の子が一人で立ち向う。
コメディ/ファミリー(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ラージャ・ゴスネル
音楽 ニック・グレニー=スミス
出演
アレックス・D・リンツ、オレク・クルパ、リア・キルステッド、レニー・フォン・ドーレン、デヴィッド・ソーントン
ホーム・アローン3

感想
アレックス・D・リンツ君も可愛いのだが、マコーレ・カルキン君の魅力にはちょっと及ばない。シリーズも3つ目となるとやっぱりマンネリ感が…。それでもアホな犯罪者がハマるトリックには大笑い。オレック・クルパを、ボスに運動神経抜群の女からスケコマシ系、アホなロン毛の男と、四人の悪党も個性的で笑える。またペットのオウムやネズミがイイ味を出している。カルキン君主演のシリーズ1と2がやっぱり一番面白かったけど、前回までケチな泥棒相手だったのが、今回はプロの犯罪者で、8歳の少年が彼ら相手にどう戦うか、そのトラップが楽しい。お茶の間で観るにはイイ作品。「真珠の耳飾りの少女」 のスカーレット・ヨハンソンがアレックスのお姉さんを演じている。

HOME 愛しの座敷わらし  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
仕事がうまくいかないサラリーマンの高橋晃一は、東京から岩手に転勤になったのを機に、築200年の古民家に引っ越すことに。しかし、慣れない田舎暮らしに妻の史子は不満タラタラ。中学生の長女も転校先で居場所を見つけられず、小学5年の長男も持病のぜんそくでサッカーをやりたくても出来ない日々。おまけに母親には認知症の不安が。そんな中、不思議な出来事が高橋家で起こり始める。どうやらこの家には福を呼ぶとも言われる不思議な存在“座敷わらし”が住みついているらしいのだが…。(from:地上波)
ドラマ(カラー)
2012年/日本/東映
監督 和泉聖治
音楽 池頼広
出演
水谷豊、安田成美、橋本愛、濱田龍臣、草笛光子
HOME 愛しの座敷わらし
感想
東京から来た家族が田舎の古民家に引っ越してきてトイレや台所など生活が全部昔風のスタイルに当初は戸惑い不便さに不満を持つけど田舎暮らしの良さを段々と分かってくる…という家族ドラマ。座敷童が出てくるのでファンタジーかと思ったらそちらの存在よりも現代人が忘れてしまった心を取り戻したい…というのがテーマ。でも説教臭くなく田舎ののんびりした感覚が描かれていてのんびり気持いい。訛が凄くて方言の通訳もすごく訛っているというシーンなどちょっとクスリと笑えるところもあるのだが全体的に少々退屈。生真面目に作り過ぎて遊び心がもう少し欲しかった。監督は「相棒−劇場版−絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」「相棒−劇場版II− 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」の和泉聖治。

ホームカミング  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
もっと不器用に、もっと貪欲に、人生を楽しもうじゃないか。平成を代表する“テキトー男”こと高田純次が映画初主演を果たした人情コメディ監督は 『 金曜日の妻たちへ 』 など大ヒットテレビドラマを生み出してきた飯島敏宏仕事一筋に生きてきた男が定年退職後、町に活気を取り戻そうと奮闘する人情喜劇 日本を元気に!!中高年を元気に!!高田純次が贈るハートフル喜劇!!仕事一筋で生きてきた61歳の鴇田和昭(高田純次)も、ついに定年退職。サラリーマン人生を懸け手に入れたマイホームで今日から妻・摩智(高橋惠子)と二人、自由で穏やかな第二の人生をスタートさせようとしていた。そんな彼らが暮らすのは、都心から40キロ、かつては理想の町と謳われ有名ドラマの舞台にもなったニュータウン「虹の丘タウン」。会社と家の往復だった鴇田は仕事をリタイアして、初めて我が町のことが見え始める。いまや少子高齢化の波に押され、かつての賑いがウソのような平均年齢68歳の“老人街”と化していたのだ。町に昔の活気を、何より自分自身の情熱を取り戻すべく、鴇田は虹の丘で出会った同世代の仲間と共に町興しのお祭復活運動を画策する。その想いは、眠れる街で余生を憂う老人たち、また若い世代をも変えていこうとしていたが、ある日、町で誘拐事件が勃発。事件に関わることになった鴇田と仲間たちは、赴任してきたばかりの若い女性警察官・花森美咲(麗奈)と共に捜査に乗り出す。だが同じ頃、町興しのお祭復活運動に対して反対派の妨害が始まった…。(from:衛星劇場)
ドラマ/コメディ(カラー)
2010年/日本
監督 飯島敏宏
音楽 冬木透、栗山和樹
出演
高田純次、高橋惠子、麗奈、秋野太作、黒部進、井上順、林隆三、竜雷太
ホームカミング
感想
高田純次が主演なので、もっとハチャメチャなドラマかと思ったら意外と人情ドラマで普通。田舎で引退生活を始めた男が、町にとけこむために祭に参加する…という、それって普通だろう?と思うような話。わざわざ映画にするほど?盛り上がりに欠けるし、チープな村おこし的内容は否めない。でも奥さん役の高橋惠子が、まだまだ色っぽい美人なのが驚いた。

ホームレス中学生  THE HOMELESS STUDENT
★★★★☆  テレビ放送
内容
夏休み前日。裕が学校から帰ると、玄関に差し押さえのテープが張られ家の中に入れなくなっていた。兄や姉とぼう然とする中、父が現れて家族の解散を宣言。突然の事態にお金も頼れる親類もなく困る3人だったが、家族に迷惑をかけまいと考えた裕は一人で生きていこうと決意。公園にある滑り台を寝床にサバイバル生活を始める…。過酷な日々を送りながらも、家族の愛情や周囲の人々の優しさに支えられる主人公を小池徹平が好演。(from:NHKBS)
ドラマ/青春/ファミリー(カラー)
2008年/日本/東宝
監督 古厩智之
音楽 上田禎、主題歌:天上智喜//CLIFF EDGE『HERE』
出演
小池徹平、西野亮廣、池脇千鶴、イッセー尾形、古手川祐子、宇崎竜童、田中裕子、いしだあゆみ
ホームレス中学生
感想
お笑いコンビ、麒麟の田村裕の自伝を映画化と話題になった作品。公演やモノレールが通るシーンなどは沖縄ロケで見ていてついつい場所をあああそこだと特定してしまう。母親は主人公が幼い頃に病死、父親と二人の兄姉と明るく育った少年がいきなり父親の蒸発とアパートの差し押さえで兄弟だけで路頭に迷うことに。友達に泊めてくれとか兄姉に甘えることができずに自分一人で近くの公演で路上生活を始めるが現実はなかなか厳しい。一家離散とヘビーな内容なのに作者がコメディアンだから妙に笑えてしまうところが多い。それでもパンの耳を黙って置いて行ったお爺さんや気軽にご飯食べて行けと誘ってくれた友人とその家族など周りの人々の優しさにも気付いていくしその親切がどれだけ温かいものか分かるようになる。そして当たり前のように思っていた家族の団らん、家庭料理…ホームレス生活をマイナスに取らずにこれらの有り難さを知るいい経験ができたという感じで捉えている姿勢がいい。後半、死というものを実感してしまったお陰で生きる意味を見出せなくなった彼を救ったのも兄姉と先生など彼をそっと支えてきた人々。そんな人々の温かさにラストは泣けてしまった。主人公の小池徹平をはじめ兄の西野亮廣、姉の池脇千鶴など出演者たちがどれもイイ味を出している。監督は「奈緒子」「ロボコン」の古厩智之。

ポーラー・エクスプレス  THE POLAR EXPRESS
★★★☆☆  テレビ放送
内容
トム・ハンクスとロバート・ゼメキス監督が組み、名作絵本をフルCGアニメで映画化。クリスマスイブの晩、家の前に現れた謎の機関車に乗った少年が北極点への冒険に出る。聖夜の晩、サンタクロースを信じない少年の家の前に、謎の機関車が到着。車掌に誘われて渋々乗車した少年は、列車内で他の子供たちと合流。やがて急行は北極点に到着するが…。俳優の実際の動き&表情をCGに取り込む手法“パフォーマンス・キャプチャー”を用い、トム・ハンクスが主人公の少年を始め5役を演じたファンタジー。原作は世界中で親しまれているクリス・ヴァン・オールズバーグの絵本(邦題『急行「北極号」』)。(from:IMAGICA BS)
アニメ・ファンタジー(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ロバート・ゼメキス
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
声:トム・ハンクス、ノーナ・ゲイ、ピーター・スコラーリ、エディ・ディーゼン
ポーラー・エクスプレス
感想
キャラクターが硬くなって魅力がないCGアニメなので期待してなかったが意外と楽しめた。車掌はトム・ハンクスにそっくりだし、急行車の妖精も表情豊かで人間味あるキャラ。音楽もなかなか良いし、ジェットコースターなアクションがあったりと、スピード感あって最後までテンポよく楽しめた。ラストのライブシーンにエアロスミスのスティーブン・タイラー(これももちろんCG)そっくりのエルフが熱唱していて笑えた。監督は「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」「さまよう魂たち」「コンタクト」「フォレスト・ガンプ/一期一会」「永遠(とわ)に美しく…」のロバート・ゼメキス。

ポーラーサークル〜未知なるどアホウオムニバス  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ポーラーサークルの新企画、テーマはズバリ、どアホウ!!!情けないけどいとおしい、みっともないけど憎めない、そんなどアホウ達を描いたのは、『アベックパンチ』『I.C.U.』等で人気の漫画家・タイム涼介、海外でも絶賛されたアニメ『おまめ』のあさいやすし、『魂を握りつぶした男』が大好評の前田万吉ほか、個性豊かな監督5人が集結。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012出品作。(from:BSスカパー!)
コメディ(カラー)
2011年/日本
監督 蔭山周、タイム涼介、あさいやすし、前田万吉、加賀賢三
出演
古泉智浩、羽生生純、田島匠悟、星野紗也佳
ポーラーサークル〜未知なるどアホウオムニバス
感想
コメディばかりのショートフィルムのオムニバス。最初の万年もてない駄目男の青春ドラマから、23という数字にこだわる変な家族の夕飯を一緒に過ごすことになった女子高生のドラマ、スター・ウォーズのライトセーバーにこだわる変なオタク男たち…と変な企画ばかりだけど、それぞれ独特の外した笑いがあって面白い。この中で一番映画っぽいクオリティーを感じたのが「23」。あの家族の父親のノースリーブ・ワイシャツに大笑いした。

ポーリーヌ PAULINE & PAULETTE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ベルギー、ゲント近郊のロクリスティ。66歳で知的障害のポーリーヌ(ドラ・ファン・デル・フルーン)は、姉マルタ(ジュリアンヌ・デ・ブロイン)の世話を受けながら、日々楽しく暮していたが、ある日マルタが倒れ、他界してしまう。マルタは遺産の相続の条件はポーリーヌとの同居だった。地元でオペラ歌手として活躍する妹で三女ポーレット(アン・ペーテルセン)と、ドイツで恋人と同居中の末の妹セシール(ローズマリー・ベルグマンス)は、それぞれポーリーヌに手を焼き、遺産の相続を諦め、彼女を施設に送ることにする…。
ドラマ(カラー)
2001年/ベルギー:フランス
監督 リーフェン・デブローワー
音楽 フレデリック・ドゥヴレーズ、フレデリック・デフレーセ
出演
ドラ・ファン・デル・フルーン、アン・ペーテルセン、ローズマリー・ベルグマンス、ジュリアンヌ・デ・ブロイン、イドヴィグ・ステファーヌ
ポーリーヌ

感想
ドラ・ファン・デル・フルーンが知的障害のポーリーヌを自然に、しかもチャーミングに演じていて素晴しい。3歳児同様のポーリーヌの言動に振り回され、戸惑うポーレットとセシルだが、二人とも肉親らしく彼女に対して暖かいものを感じる。それに比べて肉屋の女亭主や、セシルの恋人はちょっとイジワルだったが、普通の大人は皆ああいう風に、ポーリーヌのような者には冷たいし、理解しようともしない。「可愛いおばあちゃん」とだけは言ってかれないほど、知的障害者を抱える家族の実体はもっと大変だろうが、この作品では生活の苦労よりも楽しく美しく描いているので、デリケートな内容だけど楽しい作品。

ポール・ボウルズの告白〜シェリタリング・スカイを書いた男 LET IT COME DOWN: THE LIFE OF PAUL BOWLES
★★☆☆☆ 劇場(アップリンク)
内容
シェルタリング・スカイ」の作者で常識破りの作家の謎
ドキュメンタリー
1998年/カナダ
監督 ジェニファー・ベイチウォル
音楽 ポール・ボウルズ
出演
ポール・ボウルズ 、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ザ・ホン(デビッド・ハーバート)、モハメド・チュクリ、モハメド・ムラベ、フィリップ・ラミー 、ネッド・ローレム、アミナ・バカリア(シェリファ)、ジョナサン・シェファー、ジョー・マクフィリップス、マルゲリート・マクビー、トム・マッカマス

感想
北アフリカの異国情緒溢れる風景を背に、『シェルタリング・スカイ』の作者で、常識破りの作家ポール・ボウルズの謎にせまるドキュメンタリー。『シェルタリング・スカイ』も見た事もまだ読んだ事もないのに、バロウズが出演しているというだけで観ましたが…この人もバロウズに負けずクセのある人物のようだ。『シェリタリング〜』は自分と彼の恋人がモデルになっているそうだが、それを聞かれても否定していた…(へそまがりなのか?)映画『シェリタリング〜』をボロクソにケナしていたので、どう違うのか原作と映画共に触れてみたくなった。音楽でも才能のあった人らしく、音楽もジャジーで、でも個性的。こちらも興味シンシン。関連:ビートニク

ボーン・アイデンティティー THE BOURNE IDENTITY
★★★☆☆ テレビ放送
内容
過去の記憶を失った男性が優れた戦闘能力を備えた自分の正体を突き止めようと奔走。次々と現れる暗殺者たちとの攻防に巻き込まれていく…。イタリアの漁船が海上を漂う男性(デイモン)を救出する。意識不明で引き揚げられた男性は息を吹き返すが、記憶を失っていた。男性は、自らの正体を知る唯一の手掛かり、スイスの銀行の貸金庫へ。そこには"ジェイソン・ボーン"名義のほか5種類のパスポートがあった。さらに、多額の札束と銃を発見し、男性は自分の正体に不安を感じる。やがて暗殺者らに狙われ始めた男性は偶然出会ったマリー(フランカ・ポテンテ)の協力でパリへ向かう。
アクション/サスペンス(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ダグ・リーマン
音楽 ジョン・パウエル
出演
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)、フランカ・ポテンテ(マリー・クルーツ)、クリス・クーパー(テッド・コンクリン)、クライブ・オーウェン(教授)、ブライアン・コックス(ウォード・アボット)、アドウェール・アキノエ=アグバエ(ニクワナ・ウォンボシ)/声:三木真一郎、魏涼子
ボーン・アイデンティティー

感想
原作は人気作家ロバート・ラドラムのポリティカル・サスペンス3部作の第1作「暗殺者」。「ラン・ローラ・ラン」のヒロイン、フランカが主人公に協力する女性役で、「セイブ・ザ・ラストダンス」のジュリア・スタイルズが印象はイマイチ薄いがコンクリン(クリス・クーパー)の片腕役で出演。「グリーンフィンガーズ」のクライヴ・オーウェンが教授という名の殺し屋を無気味に演じている。デイモンの切れのあるアクションはなかなか見ごたえがあり、動きの良さはトム・クルーズよりもずっとイイし、CGに頼り過ぎないアクションがイイ。特に階段ホールを落ちながらのシーンはビックリ!続編「ボーン・スプレマシー」への期待が高まる。「二重スパイ」のラストはこれにそっくり。

ボーン・アルティメイタム  THE BOURNE ULTIMATUM
★★★★☆  テレビ放送
内容
CIAの極秘計画“トレッドストーン"によって過去の記憶を消され、究極の暗殺者にされたジェイソン・ボーンは、その過去の断片を辿りながら、全てを明らかにしようと奔走していた。そんなある日、イギリスの大手新聞ガーディアンにボーンの記事が掲載される。その担当記者ロスが、CIAの内部告発に基づいて、トレッドストーンのアップグレードとなる“ブラックブライアー"という計画に関する取材を進めていたのだった。ロンドン支局からその情報を聞いたニューヨークのCIA対テロ極秘調査局長ヴォーゼン(デヴィッド・ストラザーン)は、ただちに現地要員へロスの監視と尾行を指示。また同じ頃、この新聞を目にしたボーンもロンドンへ飛び、監視を巧みにかわしながらロスと接触するのだが…。
アクション/サスペンス/ミステリー(カラー)
2007年/アメリカ
監督 ポール・グリーングラス
音楽 ジョン・パウエル
出演
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)、ジュリア・スタイルズ(ニッキー・パーソンズ)、デヴィッド・ストラザーン(ノア・ヴォーゼン)、スコット・グレン(エズラ・クレイマー)、パディ・コンシダイン(サイモン・ロス)、エドガー・ラミレス(パズ)、ジョーイ・アンサー (デッシュ)、コリン・スティントン(ニール・ダニエルズ)、アルバート・フィニー(アルバート・ハーシュ)、ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)
ボーン・アルティメイタム
感想
ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」の完結編。ジェイソン・ボーンは以前に増して無敵。アクションもパワーアップしていて、カーチェイスはもちろん、雑多な駅の人ごみで追手の目を潜り抜けるところは特に見せてくれる。ジェイソン・ボーンのキャラをより明確に描いたマット・デイモンの演技もいい。つまらなくなりがちなシリーズものでもどんどん面白くできると証明してくれた。シリーズを単品で観るのもいいが、やっぱり3本まとめて観る方が分かりやすい。「オリエント急行殺人事件」のポアロや「ビッグ・フィッシュ」でいい味を出していたアルバート・フィニーなど豪華なキャスト。監督は「ヴァージン・フライト」のポール・グリーングラス。

ボーン・イエスタデイ  BORN YESTERDAY
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ジュディ・ホリデイ、ウィリアム・ホールデン主演の1940年ジョージ・キューカー監督作のリメイク。撮影当時、実際に夫婦だったメラニー・グリフィスとドン・ジョンソンとジョン・グッドマン出演のコメディタッチのラブストーリー。大富豪の愛人である無知で無学な美女と、知的でハンサムだが堅物なジャーナリストの恋を描く。(from:テレビ朝日)不動産王ハリーは、世間のことにまったく無関心な愛人ビリーに家庭教師をつけ、インテリジェンスあふれるレディに変身させようとするが、ビリーと家庭教師は親密になってしまう…。
ロマンス/サスペンス(カラー)
1993年/アメリカ
監督 ルイス・マンドーキ
音楽 ジョージ・フェントン
出演
メラニー・グリフィス、ドン・ジョンソン、ジョン・グッドマン、エドワード・ハーマン、マックス・パーリッシュ、ノーラ・ダン
ボーン・イエスタデイ
感想
ワーキング・ガール」に似た、最初は頭の軽い女が知性を見につけて大変身するシンデレラ・ストーリー。メラニー・グリフィスが最初はマリリン・モンローにも似た、スタイル抜群のちょっと頭の弱い美女を魅力的に演じている。特に彼女の足の美しさは素晴らしい。「マイアミ・バイス」や「刑事ナッシュ・ブリッジス」のキザなキャラしか知らなかったドン・ジョンソンの知的なキャラも、ちょっとケビン・コスナーに被るが新鮮で格好良い。そして、ワンマンな大富豪を演じるジョン・グッドマンが良い。彼が演じることで憎まれ役が妙に憎めない孤独で子供のように愛嬌がある愛すべきキャラになっている。そんな彼に徹底した制裁を加えずに終わるラストもまた良い。「卒業の朝」のエドワード・ハーマンが苦労性のハリーの弁護士役でいい味を出している。監督は「メッセージ・イン・ア・ボトル」のルイス・マンドーキ。

ボーン・コレクター THE BORN COLLECTOR
★★★☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
事故によって全身麻痺となってしまった元刑事・ライムは、市民をタクシーに乗せて連れ去り、残虐に殺害している犯罪者からの挑戦を受ける。ライムが捜査のパートナーに選んだのは、若き女性刑事アメリア。彼女の行動力とライムの頭脳で、二人は古書「ボーン・コレクター」をなぞって犯罪を繰り返す真犯人を追い詰める。ヒーローがベッドに寝たきりという、珍しい刑事アクション。(from:allcinema ONLINE)すぐには殺さない猟奇殺人事件。原作はジェフリー・ディーヴァーで"リンカーン・ライム"シリーズの1作目。監督は「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」のフィリップ・ノイス。
サスペンス/ミステリー(カラー)
1999年/アメリカ
監督 フィリップ・ノイス
音楽 クレイグ・アームストロング
出演
デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー、クイーン・ラティファ、マイケル・ルーカー、マイク・マッグローン、ルイス・ガスマン、リーランド・オーサー、エド・オニール
ボーン・コレクター

感想
全身麻痺で顔の表情以外に動かせないにも関わらず、知的で正義感の強いキャラを構築したデンゼルが格好良い。ベテラン刑事と彼を尊敬する若手女性捜査官のコンビというと「インソムニア」でのヒラリー・スワンクのキャラにちょっと被るが(といってもこちらの作品が先)アンジェリーナは今までのイメージと違って真面目で熱血な警官の役なのも新鮮な感じがした。無気味な犯人像をどんどん探っていくところも面白い。犯人もかなり意外な人物。エンディングにピーター・ガブリエルの「don't give up」が印象的に使われていた。

ボーン・スプレマシー  THE BOURNE SUPREMACY
★★★★☆  テレビ放送
内容
記憶を失った元CIA情報員ジェイソン・ボーンの戦いを描く「ボーン・アルティメイタム」へ続く「ボーン・アイデンティティー」の続編。恋人と共にインドのゴアでひっそりと暮らすボーン。そこに殺し屋が現れ、恋人が殺されてしまう。同じ頃、ベルリンではCIAの公金横領事件の資料が奪われる事件が発生。採取された指紋からボーンに疑いが掛かる。/インドのゴアで人目を避けて暮らしていたボーンだが、殺し屋キリルにマリーを殺される。まだ自分の追跡を止めないCIAを相手に真実をつかもうとするが…。シリーズ第2弾。原作はロバート・ラドラムの『殺戮のオデッセイ』。
アクション/サスペンス/ミステリー(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ポール・グリーングラス
音楽 ジョン・パウエル
出演
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)、ブライアン・コックス(アポット)、ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)、ジュリア・スタイルズ(ニッキー)、ガブリエル・マン(ダニー)、カール・アーバン(キリル)、マートン・ソーカス(ジャーダ)
ボーン・スプレマシー
感想
前作に負けないくらいスピード感があって読めない展開が面白い。マット・デイモンのアクションも以前よりも切れが良くなっている。特に、ロシアの公道での激しいカーチェイスは、リアルなアクションですごい迫力。今回、ボーンを脅かす殺し屋に「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔「王の帰還」でエオメルを演じたカール・アーバン。 前回明らかにされなかった部分も明らかになるが、まだまだ謎は残る…という展開でシリーズ3作目が楽しみ。

ホーンティング  THE HAUNTING
★★☆☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
デビッド・マロー教授(リーアム・ニースン)は、恐怖をテーマにした本の執筆を考え、ヒル・ハウスに被験者3人を招待するが、そこは130年前、織物業で成功した実業家ヒュー・クレインが妻と生まれぬ子供たちのために建てた館だった…。監督は。『ダイ・ハード』、『ブラック・レイン』、『レッドトークトーバーを追え!』などの撮影を担当したヤン・デ・ボン。
ホラー(カラー)
1999年/アメリカ
監督 ヤン・デ・ボン
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、オーウェン・ウィルソン、リリ・テイラー
ホーンティング
感想
子供騙しな仕掛けいっぱいのお化け屋敷を舞台にした全然怖くないホラー。『ハイ・フィデリティ』のリリ・テイラーが主演だが、これが地味で華はキャサリン・ゼタ・ジョーンズにすっかり取られてしまっている。知的な役がぴったりのリーアム・ニーソンも存在が薄く、アクション映画『エネミー・ライン』や『シャンハイ・ヌーン』でお馴染みのオーウェン・ウィルソンも魅力が発揮できてないので豪華キャストの割にはイマイチ。

ホーンテッドマンション  THE HAUNTED MANSION
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ディズニー・ランドの人気アトラクションをモチーフにオリジナル・ストーリーによって『ホーンテッドマンション』を映画化したエンターテインメント・ホラー。監督は『スチュアート・リトル』シリーズのロブ・ミンコフ。主演に『ドクター・ドリトル』のエディ・マーフィー。‘ホーンテッドマンション’の執事、ラムズリー役に扮するテレンス・スタンプの物静かだが、無気味な演技は一見の価値あり。ディズニーのアトラクションそのままの姿のゴーストたちの謎に迫っていくのも楽しみの一つ。 ジム(エディ・マーフィー)は妻のサラ(マーシャ・トマソン)と不動産業を営んでいた。日々、忙しく仕事に追われるジムはサラの願いを聞き入れ、週末に湖に家族旅行に出かけることになった。しかし、その直前、エドワード・グレイシー邸の執事ラムズリー(テレンス・スタンプ)から家を売る相談を受ける。(from:シネマトゥデイ)
コメディ/ホラー/ファミリー(カラー)
2003年/アメリカ
監督 ロブ・ミンコフ
音楽 マーク・マンシーナ
出演
エディ・マーフィ、ジェニファー・ティリー、テレンス・スタンプ、ナサニエル・パーカー、マーシャ・トマソン、ウォーレス・ショーン
ホーンテッドマンション
感想
ディズニーランドのアトラクションとタイアップしたホラー・コメディー。この映画作品よりも、エディと同じ体験ができる(らしい)ディズニーランドのアトラクションを体験する方が面白いだろう。執事のテレンス・スタンプが不気味でいい味を出しているが、子供たちは可愛くないし、エディも相変わらず笑えない喋り放しのキャラで、どのキャラにも新鮮味がなくてイマイチ。期待していたマダム・リオッタも面白味がないCGキャラ。

ぼくセザール10歳半 1m39cm MOI CESAR 10 ANS 1/2 1m39
★★★☆☆ テレビ放送
内容
シャイで好奇心いっぱいで甘いものに目がない男の子、セザール(シトリュク)。大人になると何ということのない日常も、セザールにとっては毎日が冒険!学校、習い事、おつかい、そしてサラ(ベリ)のこと。ついには両親に内緒で親友モルガン(クヤテ)の父親探しにロンドンへ向かうのだったが…。子供の視点から語ることにこだわり、一貫して1m39cmのカメラポジションから撮影された本作は、セザールの目から見た日常の風景を生き生きと映し出す。監督は『ペダル・ドゥース』の名優リシャール・ベリ。主人公セザールには、「バティニョールおじさん」のジュール・シトリュク。(from:BSジャパン)
コメディ/ドラマ/ファミリー(カラー)
2003年/フランス
監督 リシャール・ベリ
音楽 レノ・イザーク
出演
ジュール・シトリュク、マリア・ド・メデイルシュ、ジャン=フィリップ・エコフェ、ジョゼフィーヌ・ベリ、マボ・クヤテ、アンナ・カリーナ、ステファーヌ・ギヨン、カトリーン・ブアマン
ぼくセザール10歳半1m39cm

感想
セザールの妊娠中で美人な母を演じているのは「パルプ・フィクション」にも出ていたマリア・ド・メデイルシュ。劇中でもこの作品のシーンやパロディにしたシーンが出てきて笑える。言葉の解らないロンドンで戸惑う子供達を助けるパンクなおばさん(おばあちゃん)グロリアは何とゴダール映画の女神アンナ・カリーナ!すっかり変わってしまって時の残酷さを感じたけど粋なおばさんを演じていてかっこいいのはさすが。甘いお菓子が大好き、お腹が出てちょっと冴えない男の子セザールの視点から見た、大人たちが子供に対する言い訳やごまかしは全部お見通しのつもりというのが笑える。早とちりで父はギャングに借金をした挙げ句、警察に捕まったと思ったり。その父とは喧嘩ばかり…。学校一の美少女に恋をし、彼女に振り回されてばかりだったり。鍵っ子の親友の生活に憧れたり。子供の頃なら誰でも思い当たるようなストーリー。少々お子様な内容だが子供達の心暖まる冒険ドラマ。

ぼくたちでなければ KTO ESLI NE MY
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
ニコライ・メイコーフとアンドレーエフ・アナトリーの少年は夏休みを利用して、都会に出て歌で小遣いを稼ぐ。しかしその様子を見て付けられた泥棒達にお金は奪われ、バンドネオンも壊される。家に帰っても家族にかまってもらえない2人は、再び夜のショッピングモールに忍び込み、盗みを働くが、結局悪事はバレて一人は矯正施設行き、一人は私立学校へと送られる…。
ドラマ(カラー)
1998年/ロシア
監督 ワレリー・プリエムイホフ
音楽 ウラジミール・マルティノフ
出演
エフゲニー・クライノフ、アルトゥル・スモリヤニノフ、ワレリー・プリエムイホフ
ぼくたちでなければ

感想
1953年の冷たい夏」のワレリー・プリエムイホフが列車で2人に遭遇するシーンでちょこっと登場。そこからまたドラマがはじまるのかと思えば、そうでもない。子供2人は生き生きと描かれているが、面白そうな話が始まりそうで始まらないドキュメント風な作品。監督は「1953年の冷たい夏」と同じワレリー・プリエムイホフで、スターリン時代のその作品とは対照的に、田舎の美しい風景と都会の喧騒の対比と共に、ペレストロイカ後のソ連の変わり様が描かれ、色や音楽に溢れた作品になっている。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
男子高校生グループと町の交番の警察官がイタズラの攻防戦を繰り広げる。70年代後半の田舎町の牧歌的な雰囲気が郷愁を誘う青春コメディ。主演は「Rookies-卒業-」の市原隼人と「アフタースクール」の佐々木蔵之介。イタズラの天才、ママチャリ(市原)の前に新しく赴任した駐在さん(佐々木)が立ちふさがる。しかもママチャリが一目惚れした女性はなんと、駐在さんの妻だった。ママチャリは駐在さんに対抗心を燃やすが…。(from:日本映画専用チャンネル、BSジャパン)
コメディ/青春(カラー)
2008年/日本
監督 塚本連平
音楽 志田博英
出演
市原隼人(ママチャリ)、佐々木蔵之介(駐在さん)、麻生久美子(加奈子)、石田卓也(西条)
ぼくたちと駐在さんの700日戦争
感想
ママチャリを筆頭に馬鹿げた悪戯に青春をかけるアホな高校生の現代版「青春デンデケデケデケ」。今も昔も考えることはあまり変わらないのが笑える。また、彼らが健全なのがほっとさせられる。舞台に成っている70〜80年代の風俗も面白可笑しく再現されていて懐かしい。主人公のママチャリの市原隼人が涼しげなイケメンとは真逆の格好悪い三枚目を好演。ロケ地栃木県那須烏山市ののんびりとした田舎風景もイイ味を出している。監督は「着信アリ2」の塚本連平。

僕たちのアナ・バナナ KEEPING THE FAITH
★★★☆☆ テレビ放送
内容
子供の頃から大親友のユダヤ教ラビのジェイク(ベン・スティラー)と、カトリック司祭のブライア(エドワード・ノートン)は、町の人気者。彼等の元に、かつて彼等の親友でアイドルだったアナ(ジェンナ・エルフマン)が16年ぶりに仕事で帰ってくる。小さい頃と変わらず美人で機知に長けた彼女に二人とも夢中になってしまうが、カトリック司祭は結婚は御法度、ユダヤ教ラビはユダヤ人としか結婚を認められていない。そのため二人とも自分の仕事とその立場で苦しむことに…。
コメディー/ロマンス(カラー)
2000年/アメリカ
監督 エドワード・ノートン
音楽 エルマー・バーンスタイン
出演
エドワード・ノートン、ベン・スティラー、ジェンナ・エルフマン、アン・バンクロフト、イーライ・ウォラック
僕たちのアナ・バナナ

感想
TVドラマ『ふたりは最高!ダーマ&グレッグ』のダーマでお馴染みのジェンナ・エルフマンの魅力たっぷり!彼女のナイスなファッションとコミカルなキャラが最高にイイ。彼女とベン・スティラーが組めばベタベタのギャグになりそうだけど、しっかりジーンとさせるところもあって、笑いと涙のバランスがイイ。普段は二枚目役ばかりのエドワード・ノートンがしっかりワキに回っているのも好感が持てた。欲をいえば、何でアナがブライアでなく、ジェイクにホレたのか…という説得力がイマイチ。ヘンリー・ジョエル・オズメント君がブライアの少年の頃の役としてちょこっと出演。エドワード・ノートンとオズメント君、そういえばすごく似ている!ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの音楽を多用していたのもマル!

僕たちのキックオフ  KICK OFF
★★★☆☆  テレビ放送
内容
爆破テロが続くイラクの都市キルクーク。不安な情勢の中で家を失ったクルド人たちが、巨大スタジアムに集まり、グラウンドの周りに仮住まいを作って暮らしている。民族同士の対立が繰り返される中、クルド人の青年アスーが少年サッカーの民族マッチを企画するが…。いまだ混乱が続くイラク国内で、さまざまな困難を乗り越えて撮影された。NHK国際共同制作作品。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2008年/イラク・クルディスタン地域:日本
監督 シャウキャット・アミン・コルキ
音楽 ホセイン・グールチアン
出演
スワン・アテュフ、ゴワール・アンワル、ロジャン・ハマジャザ
僕たちのキックオフ
感想
フセイン政権時代に居住地を追われ、廃墟になったスタジアムに不法に仮住まいするクルド人たちの人々を中心に、クルド系、アラブ系、トルコ系、アッシリア系の民族的な対立社会を庶民の日常的な視線で描いた作品。イタリアの“ネオ・リアリズモ”を意識しているという監督の言葉通り、貧困と、サッカー観戦すら参加できない女性蔑視な社会、さらに複雑な民族対立…と、イラクが抱える問題を最下層の人々が語っている。幼い弟は地雷で足を失っていたり、唯一の居場所であるスタジアムは撤去命令が出されたり、悲惨な現状なのだが、自分らで幕を張って簡易シアターをスタジアムでサッカー観戦をしたり、貧困や境遇にもめげずに前向きに生きる彼らに清清しさすら感じる。

僕と彼女とオーソン・ウェルズ  ME AND ORSON WELLES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1937年冬のある日、NYを訪れた高校生のリチャードは、当時演劇界やラジオ界に一大旋風を巻き起こし、自分も憧憬の念を抱いていた、時の革命児、オーソン・ウェルズと運命的に出会う。おりしもウェルズが準備中だった新作劇「ジュリアス・シーザー」に俳優として出てみないかと誘われたリチャードは、喜んでこれに参加。そこで彼が目の当たりにしたのは、独善的なウェルズにすっかり翻弄される周囲の人々の困惑する姿だった。(from:WOWOW)
ドラマ(カラー)
2008年/アメリカ
監督 リチャード・リンクレイター
出演
ザック・エフロン(リチャード・サミュエルズ)、クレア・デーンズ(ソニア・ジョーンズ)、クリスチャン・マッケイ(オーソン・ウェルズ)、グレタ・アドラー(ゾーイ・カザン)、ジェームズ・タッパー(ジョセフ・コットン)
僕と彼女とオーソン・ウェルズ
感想
オーソン・ウェルズやジョセフ・コットンが本人そっくりで、そこで動いて話しているようで、彼らの舞台制作の舞台裏がスリリングに描かれている。まだ17歳の主人公はそれに関わる事で僅か1週間で夢の成功と挫折、恋と失恋、崇拝していた偶像の喪失、新たな出会いとスタートを経験する…という青春ドラマにもなっている。監督はヒット・コメディ「スクール・オブ・ロック」のR・リンクレイター。

ぼくとボビーの大逆転(ユアン少年と小さな英雄)  GREYFRIARS BOBBY
★★★★☆  テレビ放送
内容
1858年、スコットランドのエディンバラ。貧困地区に母親と暮らす少年ユアンは、警察官ジョン・グレイの忠犬ボビーと大の仲良し。つつましくも幸せな日々だった。だが、そんな彼らの生活が一変する。ジョンの急死で飼い主を失ってしまったボビー。そして老朽化のため崩壊した家の瓦礫の下敷きとなって母親が死に、孤児となってしまったユアン。ボビーは主人ジョンの眠る墓から動こうとはしなかった。ユアンや市民たちはそんなボビーの姿から勇気をもらうのだった。一方、街では、教会と敵対する資本家で紡績工場の経営者スシミーは、労働者の人気を集めるボビーを疎ましく思い、嫌がらせを始めていた。登録犬制度が施行され始めたことに目をつけたスシミーはボビーを野良犬として捕獲し、そのまま処分されてしまうように仕向けてゆく。裁判までにボビーの飼い主が不在のままだと、野良犬として処分されてしまうのだ。母を亡くしたユアンも、孤児院の過酷な生活に耐える日々だった。窮地に追い込まれてゆくボビーとユアン。だけど、もう負けない。逞しく、強く、勇気を出して立ち向かってゆく。そう、奇跡を信じて…!(from:BS日テレ)
ドラマ/ファミリー(カラー)
2005年/イギリス
監督 ジョン・ヘンダーソン
音楽 マーク・トーマス
出演
ジェームズ・コスモ(ジェームス・ブラウン)、オリヴァー・ゴールディング(ユアン少年)、ジーナ・マッキー(モーリーン・グレイ)、ショーン・パートウィー(ダンカン・スミシー)、グレッグ・ワイズ(リー牧師)、クリストファー・リー(ウィリアム・チェンバース卿)
ぼくとボビーの大逆転
感想
主役の白いテリア犬ボビーの、賢くて愛くるしい仕草が超可愛い!19世紀に実在したテリア犬を、脚本家が日本の忠犬ハチ公にヒントを得て映画化したらしい。死んだ主人の墓を守り続けるところは、エディンバラのハチ公という感じ。飼い主だった警察官ジョン・グレイも、ささやかな給料で命を懸けて市民を守る誠実な男。彼に忠実な相棒として働く犬のボビーは、犬らしさを保ちつつも、子どもよりも賢い忠犬。ボビーがユアン少年に、施設から逃げ出る方法を示すシーンはユーモラスで笑えた。ジョンの妻に「ひかりのまち」のジーナ・マッキー、野良犬を処分しようとする裁判官に「コナン・ドイルの事件簿」のドクター・ベルのイアン・リチャードソン、チェンバース市長にクリストファー・リーと出演者も豪華。ボビーと少年が、危機をどう回避するか、最後までハラハラさせられる展開も面白いが、19世紀、生活環境が劣悪だった頃のイギリスの下町や、当時のファッションを忠実に再現している美術も素晴らしい。

ぼくとママとおまわりさん TSATSIKI MORSAN OCH POLISEN
★★★★☆ テレビ放送
内容
8歳の少年ツァツィキは、ロックスターを目指す母と二人暮らし。まだ一度も会ったことのない、ギリシャで猟師をしている父に会うのが夢だ。ある日、プールで出会った警官のゲランがツァツィキの家に間借りすることになり、ツァツィキは母とゲランをくっつけようとするが、なかなかうまくいかない。やがてツァツィキは母と共にギリシャへと旅立つが…。スウェーデンでは数々の映画賞を総なめにし、大ヒットした。(from:NHKBS)
ファミリー/ドラマ(カラー)
1999年/スウェーデン
監督 エラ・レムハーゲン
音楽 ポプシクル
出演
サミュエル・ハース、アレクサンドラ・ラパポート、ヤコブ・エリクソン
ぼくとママとおまわりさん

感想
主人公のツァツィキ君が痩せてやや内気で目だけ大きな普通の少年だが自信に満ちたマイペースぶりでとても生き生きとしていて楽しい。彼と警官のヨーランと親しくなって自分のママと彼をくっつけようとしたり、ママと恋人のベーシストを別れさせようと画策したり、かなりの知能犯。しかし誰も傷つけない優しい子でもある。憧れの父に会いにギリシャに行ったママとツァツィキが今の父を見かけてびっくりして逃げるところは爆笑。そして父とギリシャに別れるシーンには泣けた。ロック歌手のはじけたママもいじめっ子を更生させたりと子供達にも人気でかっこいい。そのいじめっ子もなかなかイイやつで、その父は公園で浮浪者紛いの生活をしている…と面白いキャラばかり。ラストもハッピーな気分になれる展開。スウェーデンの映画というと、児童向け映画の傑作「ロッタちゃん はじめてのおつかい」シリーズが大好きだが、これはそれに続く面白さ。

僕の、世界の中心は、君だ。  MY GIRL AND I
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
日本でもTVドラマや映画になった片山恭一のベストセラー小説『世界の中心で、愛をさけぶ』を、韓国で映画化した作品。海沿いの小さな町の同じ高校に通うスホは、平凡な男の子。ところが男子生徒の憧れの的であるスウンから告白されてびっくりしてしまう。お互いを大切に思いあい、小さな愛を育みだした二人に、やがて悲劇が訪れる。美しくも切ないラブ・ストーリー。(from:NHKBS)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2005年/韓国
監督 チョン・ユンス
音楽 イ・ドンジュン
出演
チャ・テヒョン(スホ)、ソン・ヘギョ(スウン)、キム・ヨンジュン(ヒソン)、イ・スンジェ(キム・マングム)、パク・ヒョジュン(ソンジン)、ソン・チャンウィ(ジョング)
僕の、世界の中心は、君だ。
感想
ヒロインが病気で死ぬなどは韓国好みだろうなと思っていたメロドラマの『セカチュウ』、やっぱり韓国版も作られた。主人公の「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンが超ださださでとほほだが、「ホテリアー」「フルハウス」などテレビ・ドラマでもお馴染みのソン・ヘギョがヒロインで可愛いく、「秋の童話」と同様に白血病の演技が泣ける。また、ミイラのように布できっちり巻いた死者の埋葬など、韓国独特の文化が興味深い。無菌室の作りがちゃちくて嘘っぽいけど、ジョン・トラボルタの「プラスチックの中の青春」みたいなシーンがあって懐かしい。監督は「イエスタデイ 沈黙の刻印」のチョン・ユンス。

ぼくの伯父さんの休暇 LES VACANCES DE MONSIEUR HULOT
★★★☆☆ テレビ放送
内容
夏の海辺を舞台に、バカンスに集まる人々の模様をサイレント・タッチで描いた風変わりなコメディー映画で、ジャック・タチ監督の自作自演のキャラクター “ユロ氏”が登場する最初の作品である。知らず知らずに他人を巻き込んでしまうユロ氏が、ポンコツ車を走らせて夏のバカンスにやって来た。さまざまな人々の中に交じって、自分も思いっきり楽しもうとするものの…。(from:NHKBS)
コメディー(白黒)
1953年/フランス
監督 ジャック・タチ
音楽 アラン・ロマン
出演
ジャック・タチ、ナタリー・パスコー、ミシェル・ローラ
ぼくの伯父さんの休暇

感想
ぼくの伯父さん」や「プレイタイム」「ぼくの伯父さんの授業」のユロ氏のシリーズ。海辺の村に大勢でバカンスに訪れたユロ氏たち。ユロ氏がトレードマークの帽子を脱いでいるシーンが多くて珍しい。でも水泳の時は何故かしっかりその帽子を着用。ユロ氏の小さなおんぼろ車は帰りもトラブツ続き。ノンビリした雰囲気が、観ている方もノンビリとしたバカンスに来ているようで心地よい。犬たちがここでも登場、今回は追いかけられたり、吠えられたり…。花火小屋が爆発のシーンが一番楽しい!こんな素敵なバカンスを一度は経験してみたいものだ。

ぼくの伯父さんの授業 COURS DU SOIR
★★★☆☆ テレビ放送
内容
ジャック・タチが4年がかりの長編第4作「プレイタイム」製作中に作った短編。ユロ氏(あるいはタチ本人)が大会社のビジネスマン達にパントマイムの極意を教授するという趣向。階段のつまづき方、いかにも自然に壁にぶつかる方法、煙草の吸い方、釣り、テニス、乗馬…とそれそれベテランと下手な初心者の行動の様子を披露。授業を受ける生徒達は真面目に実習に取り組むのだった…。
コメディー(カラー)
1967年/フランス
監督 ニコラス・リボフスキー
音楽 レオ・プチ
出演
ジャック・タチ、マルク・モンジュ

感想
ひたすら真面目にタチが教授するタバコの吸い方や、階段のつまずき方等を実習する学生(イイおっさん達)が可笑しい。後半は劇中劇として『郵便配達の学校』の冒頭の画面が現れ、ユロ氏と郵便配達のフランソワが遭遇する。こんな授業、楽しいけどいったい何お役にたつのやら。

ぼくのおばあちゃん  MY GRANDMA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
住宅販売のトップ・セールスマン、智宏のモットーは、顧客の幸せを第一に考えた住宅づくり。反面、忙しさのあまり私生活では家族を顧みない日々が続いていた。そんな智宏は、家の建て替えを予定している茂田夫妻と出会う…。※仕事に追われ、本当に大切なものを見失った男が、おばあちゃん子だった少年時代の愛に満たされた日々を思い出したことで、再び家族への愛と絆を取り戻していく姿をノスタルジックに綴るヒューマン・ストーリー。※おなじみの名脇役、菅井きんが82歳にして映画初出演を果たした。(from:衛星劇場)
ドラマ(カラー)
2008年/日本
監督 榊英雄
音楽 榊いずみ
出演
菅井きん、岡本健一、阿部サダヲ、清水美沙、加藤貴子、柳葉敏郎
ぼくのおばあちゃん
感想
父親の闘病で両親共に不在がちでお婆ちゃんに育てられた少年が大人になって仕事に夢中になって家庭を顧みなくなった時、お婆ちゃんと町の人々の温かい支えがあったのを思い出す…という人情ドラマ。中学生を演じた吉原拓弥くんと幼少時の伊澤柾樹くんがとてもイイ。菅井きんの可愛いお婆ちゃんっぷりももちろんよいが、火傷をした孫を背負って汗だくで走る石橋蓮司、夫を亡くし幼い息子と病気の年寄りを抱えて明るく健気に家族を支える母親の原日出子などがイイ味を出している。また父親を亡くした少年を寂しがらせないように支える商店街の人々もイイ。家庭ではお荷物扱いになりつつある多くの老人のこれは理想であり今では夢物語なのかも知れないが、これを見て祖父母が大好きだった頃の子供の頃を思い出せる大人が少しでも増えると世の中もっと住みやすくなるのに…と思わずにはいられない。監督は「誘拐ラプソディー」の榊英雄。

僕の彼女はサイボーグ
★★★☆☆  テレビ放送
内容
韓国映画『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』に続く"彼女シリーズ"第3弾。未来から来た人造人間の少女と、彼女に惹かれていく青年の共同生活を描くSFラブストーリー。(from:BTBS)
コメディ・ロマンス・SF(カラー)
2008年/日本
監督 クァク・ジェヨン(郭在容)
音楽 大坪直樹、主題歌:MUSIA「約束の翼」
出演
綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口治正、伊武雅刀、寺泉憲、遠藤憲一、小日向文世、竹中直人、吉行和子
僕の彼女はサイボーグ
感想
導入がダラダラ、ラストが少々説明っぽくてしつこいが難でそこを整理すればもっとコンパクトになったかも。2時間余りは長すぎる内容。でも、「エヴァンゲリオン」の絢並レイみたいなキュートでクールなサイボーグの綾瀬はるかと、彼女に振り回される平凡な青年の小出恵介がなかなか良い。また、東京大震災シーンは臨場観たっぷりで迫力。

僕の彼女を紹介します  WINDSTRUCK
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
正義感あふれる女性警察官がひったくり犯と間違えてまじめな高校教師を逮捕した。出会いは最悪な2人だったが、次第にひかれ合い恋に落ちる。しかし、向こう見ずな彼女と、そんな彼女を守ろとする教師を不幸が襲う。
ロマンス/コメディ(カラー)
2004年/韓国:香港
監督 クァク・ジェヨン
音楽 チェ・スンヒョン
出演
チョン・ジヒョン(ヨ・ギョンジン巡査)、チャン・ヒョク(コ・ミョンウ)、キム・テウク、チャン・ホビン、キム・スロ、チャ・テヒョン
僕の彼女を紹介します
感想
イルマーレ」「ホワイト・バレンタイン」のチョン・ジヒョンがヒロイン。こんな女いる訳ない!と確信できるほど過激で元気なキャラは「猟奇的な彼女」にそっくり。彼女に恋して人生転落の憂き目に合う主人公に「火山高」やテレビドラマ「ありがとうございます」「プランダン不汗党」のチャン・ヒョク。相思相愛なのに一緒にいられないところは「イルマーレ」、薬指の伝説など、すれ違いぷりは「ホワイト・バレンタイン」に似ている。一昔前のロマンチック過ぎる少女漫画の様な物語は、かなり幼稚で馬鹿馬鹿しいが、チョン・ジヒョンが可愛いので許す!監督は「猟奇的な彼女」「僕の彼女はサイボーグ」のクァク・ジェヨン。

ぼくの神さま EDGES OF THE LORD
★★☆☆☆ 劇場/テレビ放送
内容
シックス・センス」で名子役としてスターの仲間入りを果たしたハーレイ・ジョエル・オスメント主演の感動作。ナチスによるユダヤ人強制連行から逃れるため、ポーランドの小さな村にやってきた11歳の少年ロメック。彼はそこで、さまざまな境遇の友達と出会い、ユダヤ人であることを隠すため、カトリックの教会に通うようになる。ロメックは美しい自然に囲まれ、すばらしい友情を手に入れるが、悲しい運命にほんろうされる。(from:NHKBS)ナチス占領下ポーランドで家族と離れ暮す少年の記憶。
ドラマ
2001年/アメリカ
監督 ユレク・ボガエヴィッチ
音楽 ジャン・A・P・カズマレック
出演
ハーレイ・ジョエル・オスメント、ウィレム・デフォー、リアム・ヘス、リチャード・バネル、オラフ・ルバスゼンコ
ぼくの神さま

感想
ナチス占領下のポーランドの都会を逃れ、田舎に親と引き離されて疎開してきたロメック(ハーレイ)。ロメックを引き取ってくれた農家の夫婦はやさしく接してくれるが、子供の兄の方が冷たい。弟のトロの方は好意的で、ロメックもしだいに打ち解けてくる。しかし、次第に平和だった田舎もナチスの影が忍び寄ってきて、ロメック達にも悲劇が訪れる…ハーレイはさすが、とても自然な感じで演技しているが、トロ役のリアム・ヘス君がうまいのだろうけど、ちょっと行き過ぎな感じがちょっと鼻に付く演技。ウィレム・デフォーがちょっと変わった(彼が普通のキャラを演じる訳がない)神父役で、いつ変な事をしでかすかとハラハラしながら見た。でも…これが以外と普通の神父で、こちらが思った程の活躍はなかった。ラストも後味がイマイチ(戦争物の大半がそうだけど)なのもちょっと…。

ぼくの孫悟空  MY SON-GOKU
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
花果山の石から生まれた猿、孫悟空。負けん気が強くお調子者、そのうえ不思議な力を持っていました。やがて猿の王様になり大活躍。しかし調子に乗り過ぎて天上界で大暴れ、釈迦に五行山の中へ閉じ込められてしまいます。それから五百年の月日が流れ、通りがかりの旅の僧、三蔵法師に助けられた孫悟空は、彼のお供をして天竺へ。仲間との出会い、魔物たちとの闘い、崑崙、そして孫悟空の隠された秘密とは…。(from:カートゥン)
アニメ/アドベンチャー/ファンタジー/ファミリー(カラー)
2003年/日本/松竹
監督 杉野昭夫
音楽 浜口史郎
出演
優香(孫悟空)、森田順平(三蔵法師)、大塚明夫(沙悟浄)、鈴木ヒロミツ(猪八戒)
ぼくの孫悟空
感想
ディズニーアニメの影響色濃い作品。孫悟空もほとんど猿のキャラで動物キャラが多いところは手塚アニメらしい。手塚治虫の悟空はさすが可愛いが「ジャングル大帝」に比べるとヒューマンドラマよりも冒険アクションに重視している感じ。

僕の大事なコレクション  EVERYTHING IS ILLUMINATED
★★★★☆  テレビ放送
内容
一枚の古い写真をきっかけに亡き祖父の故郷、ウクライナに向かったユダヤ系アメリカ人青年の旅を描く。家族の思い出の品を集め、自分の部屋の壁一面に飾っているジョナサン。祖母が亡くなる間際にくれた写真に祖父と写っていた女性を探す旅に出るが、現地で彼を迎えたガイドたちは一風変わった人々。彼らとの珍道中の果てにジョナサンが知ることとなる悲しい過去とは…。俳優としても活躍するリーブ・シュレイバー初監督作品。(from:NHKBS)原作:ジョナサン・サフラン・フォア
コメディ/ドラマ(カラー)
2005年/アメリカ
監督 リーブ・シュレイバー
音楽 ポール・カンテロン
出演
イライジャ・ウッド(ジョナサン)、ユージーン・ハッツ(アレックス)、ボリス・レスキン(祖父)、ラリッサ・ローレット(リスタ)
僕の大事なコレクション
感想
前半は「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」に笑えるロード・ムービーだが、後半は「炎628」のようにナチスのロシア侵攻の悲劇を描いている。重いテーマだが、前半をコミカルにしているので取っつき易いし、残酷な表現もないのが救われる。しかし、村人のほとんどが殺され、その村の存在も歴史からも忘れられようとしているのが悲しい。奇しくもユダヤ人ジョナサンを案内する事になったアレックスの祖父の過去が、まるで約束の地に帰って来るべくして運命づけられたように導かれるラストが泣ける。捜し当てた女性の住む質素な家が一面に広がる「ひまわり」に囲まれて美しく、戦争で引き裂かれたカップルの「ひまわり」へのオマージュのよう。また、ジョナサンにリスタが指輪を語るところは「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッドに重なって見えてちょっと嬉しい。

ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール MA FEMME EST UNE ACTRICE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
スポーツ記者イヴァン(イヴァン・アタル)の妻は女優のシャルロット(シャルロット・ゲンズブール)だ。彼女の共演相手がプレイボーイのジョン(テレンス・タンプ)だと知り、イヴァンは神経衰弱状態に。
コメディ/ロマンス(カラー)
2001年/フランス
監督 イヴァン・アタル
音楽 ブラッド・メルドー
出演
シャルロット・ゲンズブール、イヴァン・アタル、テレンス・スタンプ、ノエミ・ルボフスキー、リュディヴィーヌ・サニエ
ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール

感想
父にフランスの有名ミュージシャンのセルジュ・ゲンズブール、母に女優ジェーン・バーキンに持つ女優シャルロット・ゲンズブール。彼女の実際の夫で俳優のイヴァン・アタルが、有名女優を妻に持った夫の苦悩をコミカルに描いている。妻の仕事にまったく理解をしめさない夫に、次第にストレスをためていくシャルロットが、主演のジョンとのラブシーンの撮影を渋り「皆が裸になったら自分もなる」と冗談でいった事が本当になり、運悪くその撮影現場にイヴァンが顔をだし…。このシーンには爆笑。撮影現場の異様な雰囲気にイヴァンは映画の世界がフリーセックスのカルト集団と勘違いし、シャルロットとの中もますます悪くなる。共演相手のジョンは白髪の老体とはいえ皆が共演を望む大スター。絵や詩を愛し紳士的な優雅さは本当にかっこ良いい。フランスの映画製作の現場が観れるし、女優という職業を俳優の側と一般の観客からの両側から見つめ、女優というものの正体をコミカルに暴こうとした作品。ラストもハッピーエンド。

僕の初恋をキミに捧ぐ  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
600万部を突破した純愛コミックの映画化。井上真央と岡田将生の共演で、結婚を誓い合った幼なじみの男女の儚い恋を描く。8歳の繭と逞は幼なじみ。淡い恋心を抱く二人は偶然、逞が心臓の病気で二十歳まで生きられないと知ってしまう。悲しみの中、「大人になったら結婚しよう」と誓い合う二人。しかし残酷にも時は経過し、逞の病状も進行していく。(from:チャンネルNECO)
ロマンス(カラー)
2009年/日本/東宝
監督 新城毅彦
音楽 池頼広
出演
井上真央、岡田将生、杉本哲太、森口瑤子、細田よしひこ、堀内敬子、山本學、仲村トオル
僕の初恋をキミに捧ぐ
感想
監督は「Life 天国で君に逢えたら」の新城毅彦。人気漫画の実写映画化らしいけど原作は読んでない。というか絵が下手過ぎて読む気にもなれない。配役は井上真央、岡田将生の美人とイケメンで原作よりもいいかも。しかし…ベタな設定のロマンス。二人とも学生なので舞台は学校と病院なんだが常に二人の世界で内容がイマイチ薄い。恋人が不治の病というのもベタ過ぎ。その不治の病が相手でなく「自分」であるのとドナーが現れるのに提供されずハッピーなラストにはならないところが現実的な展開で昔のベタなロマンスとはちょっと違うかという程度。子役の演技がこれまた下手過ぎで見ていて冷めてしまった。

僕のピアノコンチェルト  VITUS
★★★★☆  テレビ放送
内容
モーツァルトのようにピアノを弾き、アインシュタインのような数学の才能をもって生まれてきたヴィトス。頭脳は天才でも心は12歳の少年のまま。そんな彼が自分自身でいられるのは、大好きなおじいさんと過ごす時間だけ。その静かで優しさに満ちた時間の中で、少年が人生は独りで演奏するソロではなく響きあいながら奏でるコンチェルト(協奏曲)のようなものだと気づいた時、大きな奇跡を起こす。(from:BSジャパン)
ドラマ/音楽(カラー)
2006年/スイス
監督 フレディ・M・ムーラー
音楽 マリオ・ベレッタ
出演
テオ・ゲオルギュー(12歳のヴィトス・フォン・ホルツェン)、ブルーノ・ガンツ(祖父)、ジュリカ・ジェンキンス(母ヘレン)、ウルス・ユッカー(父レオ)、ファブリツィオ・ボルサニ(6歳のヴィトス)
僕のピアノコンチェルト
感想
天才少年に大きな期待を持って育てようとする親と、それを不自然に感じて苦しむ少年を、暖かく友達のように見守る祖父との交流を描いた作品。天才ゆえに友達もいない孤独な少年の唯一の理解者で、年を取っても子供心を失わない祖父を演じた「ベルリン・天使の詩」「ヒトラー 〜最期の12日間〜」の名優ブルーノ・ガンツの存在が大きい。また、6歳のヴィトスがとても可愛い。しかしちょっと残念なのが12歳のヴィトスで、可愛さと魅力が半減してしまっている。

ぼくは歩いてゆく DON
★★★☆☆ テレビ放送
内容
戸籍がないために学校に行くことが出来ず読み書きができない9才の少年ファルハード。麻薬中毒の両親に変わって家計を助けようと働き口を見つけようとするが、身分証明書がないためにどこも断られる。とうとう、隣に住む家族の身分証明書を盗んで仕事を得ることができたが…。
ドラマ
1998年/イラン
監督 アボルファズル・ジャリリ
音楽
出演
ファルハード・バハルマンド、バフティアル・バハルマンド、バフティアル・バハルマンド

感想
主人公の少年の実体験が元になったドラマでドキュメンタリー風に作られている。まだ未成年の子供達が貧しい為に学校に行く変わりに必死に単純労働をかせられている姿が悲しい。無教養ゆえに家族を幸せに出来ないファルハードの両親の葛藤と、そんな親でも敬う子供達が健気。長い戦争で苦しめられた上に、何かと宗教的なしきたりが自由を奪って生きにくくしているイスラム社会の国イランの現状を生々しく伝えいて、それまで一度も笑うことが出来なかったファルハード君がラストで笑うシーンで閉めくくられるが、その笑顔がずっと続くよう願わずにいられない。

僕は君のために蝶になる  LINGER:胡蝶飛
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
F4のヴィック・チョウが映画初主演、『ドラゴン・キングダム』のリー・ビンビン共演、『エレクション』のジョニー・トー監督で贈る、奇跡のラブストーリー。大学の人気者アトンに想いを寄せるエンジャ。二人は惹かれ合うが、些細な口論がきっかけでアトンが事故死してしまう。3年後、精神安定剤に頼る日々を送るエンジャの前に、アトンが昔のままの姿で現れるのだったが…。(from:BS日テレ)
ロマンス/ドラマ(カラー)
2007年/香港
監督 ジョニ−・ト−
音楽 ガイ・ゼラファ、デイヴ・クロッツ
出演
ヴィック・チョウ(F4)、リー・ビンビン、ヨウ・ヨン、マギー・シュー、ラム・シュー
僕は君のために蝶になる
感想
監督は「エグザイル/絆」「暗戦 デッドエンド」「イエスタデイ、ワンスモア」「柔道龍虎房」「ザ・ミッション 非情の掟」のジョニー・トー。 しかし、2007年作とは思えない古臭い雰囲気に、前半の全然怖くないホラーチックな演出がとほほ。でも、この後、その幽霊との愛が甦る…という展開だから幽霊が恐すぎても駄目なのか。ヴィック・チョウ主演なので期待したが、彼の演技もちょっとイマイチ。

ぼくは怖くない IO NON HO PAURA
★★★★☆ テレビ放送
内容
1978年夏の南イタリア。麦畑が一面に広がる小さな村に住む10歳の少年ミケーレ(ジョゼッペ・クリスティアーノ)はある日、廃屋の裏で不思議な穴を発見する。中を覗くと鎖に繋がれている少年がいた。少年フィリッポ(マッティーア・ディ・ピエッロ)とミケーレは次第に打ち解け友情が芽生えるが、ミケーレは両親がある犯罪に加担していることを知る…。原作はイタリアで、その年に最も優れた文学作品に贈られるヴィアレッジョ賞を受賞し約20カ国以上で翻訳されベストセラーになったニコロ・アンマニーティの小説。
ドラマ/ミステリー/サスペンス
2003年/イタリア
監督 ガブリエレ・サルヴァトレス
音楽 エツィオ・ボッソ
出演
ジョゼッペ・クリスティアーノ、マッティーア・ディ・ピエッロ、アイタナ・サンチェス=ギヨン(アンナ)、ディーノ・アッブレーシャ(ピーノ)、ディエゴ・アバタントゥオーノ(セルジョ)
ぼくは怖くない

感想
青い空の下、美しい麦畑で遊ぶ子供達…映像がとても美しく、蛙やバッタ、ミミズなどのディテールが子供の視点で描かれたのどかな作品…と思いきや、意外な展開になっていく。子供らしい視点で大人たちを見ているのも新鮮。こののどかさと恐さが交互に描かれ、ショキングに展開してゆく。豚が人を食うほど凶暴というのはイタリア豚の特長なのだろうか?『ハンニバル』でも豚が人を食うがあって恐かったなぁ。ラストシーンは感動的で泣けた。

僕はラジオ  RADIO
★★★★☆  テレビ放送
内容
ハナ高校アメフトチームはジョーンズコーチの指導で猛練習に励んでいた。ジョーンズは練習場の周囲をうろついている黒人青年が気になっていた。彼は知的障害を持ちいつも独りでショッピングカートを押していた。ある時、生徒が些細なことで彼を痛めつけたことがきっかけでジョーンズは彼に練習の手伝いを頼むのだった。青年は片時もラジオを手放さないので“ラジオ”というニックネームをもらい、さっそく練習を手伝い始めるのだが…。アメリカのスポーツ・イラストレイテッド誌で紹介され、全米が涙した実話の映画化。(from:BSジャパン)
スポーツ/ドラマ(カラー)
2003年/アメリカ
監督 マイク・トーリン
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演
キューバ・グッディングJr.、エド・ハリス、アルフレ・ウッダード、S・エパサ・マッカーソン、デブラ・ウィンガー、クリス・マルケイ、サラ・ドリュー
僕はラジオ
感想
監督は「ヤング・スーパーマン」や「恋するマンハッタン」などの人気テレビドラマを制作したマイク・トーリン。主演は「ア・フュー・グッドメン」「恋愛小説家」のキューバ・グッディング・ジュニアで、知的障害を持つ心優しい青年を好演している。またエド・ハリスが、ラジオを社会に溶け込ませようとする、フットボールのコーチで高校教師を演じている。高校のフットボールとバスケしか話題のない小さな町で、偏見や無関心な人々から理解を求めて、知的障害者の青年を受け入れようとさせる静かなだが、力強いジョーンズの信念に感動。フランクの我侭息子がラジオの優しさに気づいて、偏見を捨てるエピソードは泣けた。やたらと感動させようとするのでなく、抑え目の演出と演技で、どのキャラクターも平凡な人々ばかりだが、それが返ってリアルで共感が持てた。

ぼくらの七日間戦争
★★★☆☆  テレビ放送
内容
青葉中学1年A組の生徒8人が、ある日突然、姿を消した!?あわてふためく大人達。しかし彼らは町外れの廃工場に立てこもっていた。先生達は連れ戻そうとするが、生徒達は奇想天外な作戦でこれを撃退する。ついに怒った大人達は機動隊を出動させるが…。デビューして間もない宮沢りえの初主演映画。監督・脚本は「里見八犬伝」「天国にいちばん近い島」の菅原比呂志。(from:BSフジ)
ドラマ/青春/アクション(カラー)
1988年/日本/角川/東宝
監督 菅原比呂志
音楽 小室哲哉、TM NETWORK「SEVEN DAYS WAR」
出演
宮沢りえ、工藤正貴、菊池健一郎、大沢健、賀来千香子、大地康雄、浅茅陽子、室田日出男、倉田保昭、佐野史郎
ぼくらの七日間戦争
感想
「前髪オン・ザ・まゆげ」の校則が懐かしい!美人英語教師の賀来千香子、歴史教師の佐野史郎、風紀指導教師の大地康雄など、教師たちが個性的で面白い。その中で日本のクンフー第一人者・倉田保昭がデブ生徒をしごく鬼体育教師役で笑える。美少女・宮沢りえが初々しくて可愛い!しかし80年代のダサいファッションと音楽にはとほほ。登場した戦車は『戦国自衛隊』の為に製作されたレプリカなのだそう。

僕らのワンダフルデイズ  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
平凡なサラリーマン藤岡は自分が末期がんであるということを偶然耳にしてしまう。沈んだ日々を過ごす中、ふとしたきっかけで高校時代のバンド活動を思い出し、かつての仲間たちと共に“シーラカンズ”を再結成。残された時間のなかで自分たちの演奏=音を家族に残したいという藤岡の思いにメンバーたちも動かされ奮闘の日々が始まる…。音楽アドバイザーとして参加した奥田民生が書き下ろした楽曲を演奏するライブシーンが熱い。(from:NHKBS)
ドラマ/音楽(カラー)
2009年/日本
監督 星田良子
音楽 窪田ミナ
出演
竹中直人、宅麻伸、斉藤暁、稲垣潤一、段田安則、浅田美代子、紺野美沙子
僕らのワンダフルデイズ
感想
余命云々よりもおやじバンドに焦点を当てたようなドラマ。音楽もイマイチだしガン告知されたと思ったら実は思い違いだったというのも在り来たりな展開。コメディ風なんだが全然笑えないし…。稲垣潤一ファンは本人が出てきてドラムもたたいているので嬉しいんだろうが興味がない者にはどうでもいい感じ。竹中直人だけが孤軍奮闘している感じで最後の盛り上がりの舞台演奏シーンも面白さに欠けて退屈だった。

ぼくんち  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
一太と二太の兄弟は、うらぶれた水平島の中でも特にビンボーな人間たちが集まっているうらの港に住んでいる。彼らには元から父親がいない上、母・今日子はもう半年も家を空けている。その母がある日、離れて暮らしていた娘のかの子を連れて帰ってきた。今日子はまたすぐ出ていってしまったが、姉かの子が母代わりとなり、水平島のおかしな面々に暖かく見守られながら、兄弟にとっては貧しくも楽しい生活が始まる。だがそれも束の間、今日子が新しい男に貢ぐため家の権利書を売却してしまい、3人は家を追われる羽目になってしまう…。(from:BS-i)
コメディ/ドラマ(カラー)
2002年/日本/東宝
監督 阪本順治
音楽 はじめにきよし
出演
観月ありさ(かの子)、矢本悠馬(一太)、田中優貴(二太)、真木蔵人(コウイチ)、今田耕司(安藤)、岸部一徳(末吉まもる)
ぼくんち
感想
西原理恵子の漫画やエッセイが元とは思えないほど違う…。漫画のような笑いがない。笑えない。ただ貧乏な悲惨さだけが強く残る。ああいうシニカルな笑いは表現が難しいのだろうか。意外だったのが観月ありさで、テレビドラマのコメディでしか使えない大根役者だと思っていたら、なかなかいい味を出せる女優さんに成長している。「王手」「この世の外へ クラブ進駐軍」「亡国のイージス」「カメレオン」の阪本順治。

ポケット一杯の幸福  POCKETFUL OF MIRACLES
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカへの夢と理想を追い求め、人間愛を描き続けた名匠フランク・キャプラ監督によるヒューマン・コメディー。キャプラ自身が過去に手がけた「一日だけの淑女」のリメーク作品である。禁酒法時代のニューヨーク。暗黒街をとりしきる一人の親分が、今日もリンゴ売りの老女を探している。彼にとって老女のリンゴは幸運のお守りなのだ。が、やっと見つけ出した彼女は、大きな悩みを抱えていた…。(from:NHKBS)
コメディ/ファンタジー(カラー)
1961年/アメリカ
監督 フランク・キャプラ
音楽 ウォルター・シャーフ
出演
グレン・フォード、ベティ・デイビス、ホープ・ラング、ピーター・フォーク
ポケット一杯の幸福
感想
原作はデイモン・ラニヨン。スペインに留学していた娘ルイーズ(「ラスベガス万才」のアン=マーグレットはこの作品がデビュー)が婚約したロメロ伯爵の子息カルロスと帰ってくると知ったりんご売りの老女アニーが、娘のために一日だけの淑女になる…という話。彼女の為に酒の密売人デュード(「シマロン」のグレン・フォード)や、彼の女友達クィーニー(ホープ・ラング)、ジョイ・ボーイ(ピーター・フォーク)が奔走、彼女の夫役にブレイク判事(トーマス・ミッチェル)が抜てきされる。彼らを付け回す新聞記者や刑事やアニーの同業仲間などの人情劇も心暖まる。アル中の老女を演じたベティ・デイビスが、浮浪者同然の姿から貴婦人に変身するところが見もので、薄ピンクの上品なドレスに身を包んだ姿はとても美しい。

劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ  Pokemon : Arceus and the Jewel of Life
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
人間たちはアルセウスから“命の宝玉”を借り受け、荒廃していたミチーナを緑豊かな土地に変えたが、命の宝玉を返す約束を破ってしまう。裏切られ、激しい怒りを抱えたまま長い眠りについたアルセウスは再び目覚め、サトシたち一行はアルセウスの怒りを鎮めるため古代のミチーナへ時空を超えた旅に出るが…。(from:BSジャパン)今作は『ディアルガVSパルキアVSダークライ』から続く「神々の戦い」三部作の最終章という位置づけであり、前作と前々作で戦いを繰り広げたディアルガ、パルキア、ギラティナも再び登場する。
アニメ/ファンタジー/冒険/ファミリー(カラー)
2009年/日本/東宝
監督 湯山邦彦
音楽 宮崎慎二、エンディング:『心のアンテナ -Haruomi Hosono Original Mix-』作詞 :松本隆/作曲:細野晴臣
出演
声:松本梨香、大谷育江、うえだゆうじ、美輪明宏
劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ
感想
本作の舞台であるミチーナのモデルとなったのはギリシャのメテオラ。自然と古代ヨーロッパ風遺跡の町並みが美しく描かれていて、ちょっと「天空の城ラピュタ」の世界を思わせる。すべてを生み出したという“そうぞうポケモン”のアルセウスや、ギザみみピチューなどが初登場。美輪明宏がアルセウスの声で、これも「もののけ姫」を思わせる。他にもギザみみピチューを中川翔子、ダモスは高嶋政宏。エンディング曲の作詞・松本隆、作曲・細野晴臣となかなか豪華。人間に裏切られた伝説のポケモンがサトシたちの心に触れて人間への懐疑心を払拭する…という話。人間を見限った神を描いた「もののけ姫」に似ているが、ポケモン・バトル中心。アルセウスって究極のポケットモンスターってことになるのかな?ゲームをしたことないのでよく分からん。

劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
人気TVアニメ「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」の劇場版第4弾にしてシリーズ完結編。ゲスト声優には、前作に続いての山寺宏一、中川翔子に加え、新たに加藤夏希、塚本高史、陣内孝則。水と緑、古い街並みと近代的な建物が美しく調和するクラウンシティ。この地で開催される“ポケモンバッカー・ワールドカップ”を観戦するため、クラウンシティへと向かっていたサトシとピカチュウ一行。途中で、テレパシーや化けるのが得意なポケモン“ゾロア”と出会い、行動をともにする。一方クラウンシティでは、ゾロアークと呼ばれるポケモンが、伝説の三体に化けて街を破壊していた。そして、20年ぶりに街に戻ったセレビィにも危機が迫っていた。(from:地上波)
アニメ/アドベンチャー/ファンタジー/ファミリー(カラー)
2010年/日本/東宝
監督 湯山邦彦
音楽 宮崎慎二、主題歌:スキマスイッチ『アイスクリームシンドローム』
出演
松本梨香(サトシ)、大谷育江(ピカチュウ)、うえだゆうじ(タケシ)、陣内孝則(コーダイ)、加藤夏希(リオカ)、塚本高史(クルト)
劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク
感想
前作「ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ」の続編らしいが、こちらを見てなくても結構楽しめる。舞台のクラウンシティはモデルのオランダとベルギーを思わせる美しい街並み。また今回の主役、ゾロアークと小生意気なゾロアの親子のような強い絆にはちょっとホロロとさせられた。他に植物や他のポケモンに生命エネルギーを分け与える能力を持つセレビィや、クラウンシティの守り神と伝えられるポケモンのライコウ、エンテイ、スイクンなどがゾロアークを相手に町中を駆け回って戦うシーンが見物だが、いくら正義の味方とは言え、町をあんなに破壊しては如何なもんか…(笑)。

誇り高き戦場  COUNTERPOINT
★★★☆☆  テレビ放送
内容
第二次大戦下のベルギーを舞台に、ドイツ軍に捕らわれた世界的な名指揮者と、音楽を愛するドイツ将校のかっとうを重厚に描く。米軍慰問演奏のためベルギーを訪れた指揮者エバンス率いるオーケストラ一行は、演奏会の夜、反撃してきたドイツ軍により全員が捕虜として捕らわれてしまう。ドイツの将軍シラーによって銃殺刑の危機を免れるが、シラーに演奏を命じられたエバンスは拒否し続け、命をかけた二人の駆け引きが始まる(from:NHKBS)
戦争/ドラマ(カラー)
1967年/アメリカ
監督 ラルフ・ネルソン
音楽 ブロニスロウ・ケイパー
出演
チャールトン・ヘストン、マクシミリアン・シェル、レスリー・ニールセン
誇り高き戦場
感想
殺伐とした戦争ものだがオーケストラのメンバーたちが主役なので、レジスタンスや連合軍がドイツ軍と戦う多くの戦争物と違って、べートーベンの「運命」やワーグナーの「タンホイザー」、チャイコフスキーの「白鳥の湖」、シューベルトの「未完成」など名曲が多く使われ、普通の戦争物とは違った趣が良い。そして、「トプカピ」のマクシミリアン・シェルがエバンスと意地の張り合いをする若き明晰な将軍シラーを演じている。また、コメディ作品「裸の銃(ガン)を持つ男」シリーズのレスリー・ニールセンがエバンスの恋敵の主席演奏者ビクターを、「荒鷲の要塞」のアントン・ディフリングが暇つぶしに捕虜の虐殺をする冷徹なアートン大佐を演じていて、なかなか豪華なキャスティング。しかしヒロインのライス夫人(キャスリン・ヘイズ)が地味で、もう少し華が欲しかった。チャールトン・ヘストンは、いかにも独裁者的な指揮者を従来の正義感たっぷりのキャラで演じている。棒ふりの演技もなかなかで、モデルはピアニストから指揮者に転身したという設定などからカラヤンではないだろうか。ラストまで崖っぷちな窮地に立たされる展開は手に汗握る。監督は「砦の29人」「ソルジャー・ブルー」のラルフ・ネルソン。

星空の用心棒  I LUNGHI GIORNI DELLA VENDETTA
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニ・ウエスタン。無実の罪をきせられて三十年の強制労働を宣告された青年テッド。テキサスの山中に送られたテッドだが、自分に罪をかぶせた一味に復しゅうするため脱獄する…。日本でも大人気となった生っ粋のイタリアン・ガンマン、ジュリアーノ・ジェンマの華麗なアクションがたんのうできる一作。(from:NHKBS)
西部劇(カラー)
1967年/イタリア
監督 スタン・バンス
音楽 アルマンド・トロバヨーリ
出演
ジュリアーノ・ジェンマ(テッド)、フランシスコ・ラバル(ダグラス)、コンラッド・サンマルティン(コッブ)、ガブリエラ・ジョルジェリ(ダルシー)、ニエヴェス・ナヴァロ(ドーリー)
星空の用心棒
感想
荒野の1ドル銀貨」「怒りの荒野」「夕陽の用心棒」のジュリアーノ・ジェンマが濡れ衣を晴らそうとするマカロニ・ウェスタン。ジェンマを愛する美女が二人も活躍、一人で悪党たちと戦うジェンマを助けて、ジェンマ以外は暑苦しい醜男ばかりの中で目の保養。テーマ曲もグッド。

星になった少年(2005)  Shining Boy & Little Randy
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
片田舎で動物プロダクションを営む小川家。息子の哲夢(柳楽優弥)も毎日動物たちと楽しく触れ合っていた。そんなある日、母・佐緒里(常盤貴子)がタイからゾウの“ミッキー”を購入。哲夢はその天性の才能から、すぐにミッキーと心を通わせていくのだった。そしてまた1頭、CM出演のための子ゾウ“ランディ”もやって来る。だが、訓練を受けていないランディは、なかなか哲夢の言うことを聞かなかった。そこである時タイのゾウ使いの話を聞いた哲夢は、タイのゾウ訓練センターへの留学を決意。ゾウ使いになることを夢見て、いざ現地へ旅立つのだが…。(from:土曜プレミアム)
ドラマ/ファミリー(カラー)
2005年/日本/東宝・フジテレビ
監督 河毛俊作
音楽 坂本龍一
出演
柳楽優弥、常盤貴子、高橋克実、蒼井優、倍賞美津子
星になった少年
感想
誰も知らない」以来観るの柳楽優弥出演作だが、真っ直ぐ凛とした少年以上青年未満に成長していて、嬉しい。人とのコミュニケーションが下手で、不器用な生き方しかできない、ちょっと陰のある少年・てつを、自然に演じていて良い。でも演出は平凡で、「戦場のメリークリスマス」に似た旋律の坂本龍一の音楽に大分助けられているという感じ。タイでの校長先生やファー、仲間との別れのシーンは泣けた。また、小象がとても可愛い。原作は坂本小百合 『ちび象ランディと星になった少年』(文藝春秋刊) 、若干、21歳の若さで亡くなった実在の少年・坂本哲夢の物語。

星の王子ニューヨークへ行く  COMING TO AMERICA
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
エディ・マーフィー主演のコメディー。アフリカの裕福な国ザムンダ王国の王子アキームは、何もかも周りに決められ、あがめられる生活にうんざりしていた。本当の自分を愛してくれる女性を結婚相手にしたいと考えた彼は、国王を説き伏せ、世話係のセミと共にニューヨークへと向かう。身分を隠してハンバーガー・ショップで働きだした彼は、店の娘サラにひかれるのだが…。(from:NHKBS)
コメディ/アクション(カラー)
1988年/アメリカ
監督 ジョン・ランディス
音楽 ナイル・ロジャース
出演
エディ・マーフィー、アーセニオ・ホール、シャリ・ヘッドリー、エリク・ラ・サル、キューバ・グッディング・ジュニア
星の王子ニューヨークへ行く
感想
エディが老人たちやライオネル・リッチー擬きの歌手と七変化のコメディ。でも「ナッティ・プロフェッサー」ほどしつこくないのがいい。しかし、ストーリーはありきたり。

ほしのこえ THE VOICES OF A DISTANT STAR
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
2046年、関東某県の中学に通う長峰美加子と寺尾昇は同級生。同じ部活で仲の良いふたりだが、中学3年の夏、ミカコは国連軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げる。2047年、冬、ミカコは地球を後にし、ノボルは高校に進学する。 地上と宇宙に離れたミカコとノボルは携帯メールで連絡をとりあうが、リシテア号が木星・エウロパ基地を経由して更に太陽系の深淵に向かうにつれて、メールの電波の往復にかかる時間は開いていく。ノボルはミカコからのメールだけを心待ちにしている自身に苛立ちつつも、日常生活を送っていく。やがてリシテア艦隊はワープを行い、ミカコとノボルの時間のズレは決定的なものへとなっていく…。新海誠が作品のほぼ全てを一人で制作したことで注目を浴び、『第6回文化庁メディア芸術祭』特別賞、『第8回AMD AWARD』Best Director賞 、『デジタルコンテンツグランプリ2002』エンターテイメント部門・映像デザイン賞など国内外の数々の賞を受賞した。(from:NHKBS)
アニメ/SF/青春/アクション(カラー)
2002年/日本
監督 新海誠
音楽 天門
出演
声:武藤寿美、鈴木千尋
ほしのこえ

感想
新海誠が1台のMacで作った作品と知り驚き。キャラクターデザインは悪くはないが、稚拙な感じは否めない。その人物が稚拙な画力に反して人物以外の背景などは美しくて上手い。町の日常風景や海などが美しくしっとりと描かれている。話は遠い冥王星あたりで戦っている少女と地球で暮す少年の携帯電話によるメールのやり取りの様子を描いている。宇宙船が地球から離れれば離れる程、メールが相手に届く時間は数カ月、何年もかかってしまい、コミュニケーションがズレてゆく…という話。登場人物はノボルとミカコだけ、出てくる町も一つとシンプルな作りだが、自主製作とは思えないほど完成度は高い。でも人間型戦闘ロボットと美少女、少年という典型的なアニメスタイルで目新しさはない。

星のフラメンコ(遙かなる慕情 星のフラメンコ)
★★★☆☆  テレビ放送
内容
商船学校の学生、西条英司には幼いころ台湾で別れたきりの母親がいた。妹チノの婚約者である先輩・渡瀬の好意で、台湾行きの船に乗れることになった英司は、わずかな手がかりをもとに母親探しに乗り出す。そして台北で出合った美人教師・華琴とその妹・彩虹の協力をえて行方を追ううちに、やがて母親の数奇な運命を知ることになる。西郷輝彦の大ヒット曲「星のフラメンコ」を、台湾ロケで映画化した青春映画。(from:NHKBS)
ドラマ/音楽(カラー)
1966年/日本/日活
監督 森永健次郎
音楽 鏑木創
出演
西郷輝彦、松原智恵子、川地民夫、汪玲
星のフラメンコ
感想
アイドル歌謡青春映画とあなどっていたら、西郷輝彦が台湾で別れたきりの母を探す、台湾と日本の戦争を巡る複雑な関係の歴史を描いたなかなか深いドラマになっている。好意を持つ台湾女性の父が母の失踪に関わっている事や、失踪した母への想いに苦悩する青年を西郷輝彦がすがすがしく演じていてなかなか良い。また、60年代の台湾の様子が伺えるのも面白い。監督は「花と果実」の森永健次。

慕情(1955)  LOVE IS A MANY-SPLENDORED THING
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
第二次大戦終了後のイギリスの植民地の香港で、ヒロインのハン・スーインは勤務医をしている。夫は中国国民党の将校で戦死していた。そこで、イギリス人の特派員マーク・エリオットと知り合い、二人は恋に落ちる。しかしエリオットは別居中の妻がシンガポールにおり、離婚の話し合いのためシンガポールへ行くがうまくいかず、二人の関係は香港で噂となる。間もなく中国大陸の殆どの地域は国共内戦の末に中国共産党が支配するようになり、ハン・スーインは中国大陸へ戻るよう説得されるが、ほどなく朝鮮戦争が起こり、エリオットは派遣されるが、そこで戦死する…。(from:BSTBS)
ロマンス(カラー)
1955年/アルゼンチン
監督 ヘンリー・キング
音楽 アルフレッド・ニューマン、作詞:ポール・フランシス・ウェブスター、作曲:サミー・フェイン『慕情(恋ははかなく、恋はすばらしきもの)』
出演
ジェニファー・ジョーンズ(ハン・スーイン)、ウィリアム・ホールデン(マーク・エリオット)、イザベル・エルソム(アデリーン・ハマー=ジョーンズ)、ジョージャ・カートライト(スザンヌ)、トリン・サッチャー(ハンフリー・パーマー=ジョーンズ)、マーレイ・マシソン(Dr.ジョン・キース)
慕情
感想
アルフレッド・ニューマンのテーマ曲はあまりにも有名。主演は「武器よさらば」「黄昏」のジェニファー・ジョーンズと、「テキサス決死隊」「サンセット大通り隊」「アルバレス・ケリー」のウィリアム・ホールデン。しかし、「今なら間に合う」と交際を断るふりをしつつ、すぐにまた会う約束をするし、医者の卵にしては知性に欠けるヒロインにあまり魅力を感じない。ホールデンも妻との関係をちゃんと精算しないまま、新しい女に走るちょっと軽薄な男にしか見えない。また、香港やマカオが舞台でも植民地の白人文化なのでアジア情緒が弱い。

ボスタ! 踊る幸福の赤いバス  BOSTA
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
15年ぶりに内戦後の故郷レバノンに戻ってきた振付師が、伝統的民族舞踊ダブケに新しい風を吹き込もうと奮闘する様を描くミュージカル・ロード・ムービー。フランスに亡命していたカマールは、斬新な振り付けで仲間とともにダブケ・コンクールに出場するが、古い伝統を重んじる審査員から酷評され落選。だが彼らはあきらめずに、戦火を無傷で乗り越えたバスに乗って巡業ツアーに出る。ボスタとは「バス」を表すアラビア語。(from:NHKBS)
ドラマ/ミュージカル(カラー)
2005年/レバノン
監督 フィリップ・アラクティンジ
音楽 アル・エル・カティブ、マルティン・ラッセル、サイモン・エマーソン
出演
ロドニー・エル・ハッダード、ナディーン・ラバキー、ナダー・アブーファルハート
ボスタ! 踊る幸福の赤いバス
感想
ダンス・ショーに身を投じる現在のレバノンの若者たちのリアルに描いた作品。西洋文化に押され、自国の文化が次第に薄れることに罪悪感を抱きつつも変化を期待せずにはいられないのはここだけではなく、どこも同じ。ダンスも映画自体もまだ大ざっぱだが、変革へのエネルギーは先進国の作品よりパワフル。しかし、レバノン版ミュージカルはインドミュージカルみたい。でも、ここには宗教の縛りからも解き放たれようとする若者たちの意気込みが感じられた。彼らがもっと声を大きくしていけばテロもなくなるのではないだろうか…という希望を持ちたい。

ホステージ HOSTAGE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
3人の若者が富豪一家を人質にして屋敷に立てこもった。かつて敏腕交渉人だった警察署長は富豪の背後にいる犯罪組織に自分の家族を誘拐され、同時に二つの事件に立ち向かう。(from:日曜洋画劇場)
アクション/サスペンス(カラー)
2005年/アメリカ
監督 フローラン・エミリオ・シリ
音楽 アレクサンドル・デスプラ
出演
ブルース・ウィリス(タリー警察所長)、ケビン・ポラック(ウォルター・スミス)、ベン・フォスター(マース)、ジミー・ベネット(トミー・スミス)、ジョナサン・タッカー(兄デニス)、マーシャル・オールマン(弟ケビン)
ホステージ

感想
殺人をなんとも思わないサイコなマースが「13日の金曜日」のジェイソンみたいで怖い。ラストでは彼とDVDデータを狙うプロの犯罪組織のバトルが見物。彼らに警察と、周りは敵だらけで発砲塞がりウィリスは「ダイ・ハード」に負けない難局の連続に襲われる男。子供を愛する父たちの勝利にしたラストはいい。

ホステージ・オブ・エネミーライン  LA MILAGROSA
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1999年、コロンビアでは政府軍と左翼ゲリラ、そして極右準軍部隊の対立・抗争が激化し、首都ボゴタでもゲリラ軍によるテロ行為の波が押し寄せていた。大物実業家の息子であるエドワルドは、幼馴染のフリオとの旅の途中でゲリラ革命軍に誘拐され、その人質となる。激しい銃撃戦の中、フリオは流れ弾に当たり死亡。その後もエドワルドはゲリラ革命軍と行動を共にする。いつ命を落とすかわからない緊迫した状況が続く中、エドワルドが垣間見た残虐なゲリラ革命軍の素顔と理念と葛藤。そしてどの戦いにも終わりはあり、彼らには過酷な運命が待ち構えていた…。(from:BS日テレ)
戦争/アクション(カラー)
2008年/コロンビア
監督 ラファエル・ララ
音楽 ダニエル・メディナ
出演
アントニオ・メラーノ、ギレルモ・イヴァン、モニカ・ゴメス、アルヴァーロ・ガルシア、ヘルナン・メンデス
ホステージ・オブ・エネミーライン
感想
コロンビア内戦を描いた作品に「エネミー・ライン3 激戦コロンビア」があるがあれがアメリカ軍から見た内線なのに対して、こちらはゲリラに拉致されたコロンビア人から見た内戦の姿で、実話を元にしているだけあってリアル。「サルバドル 遥かなる日々」や「イノセント・ボイス 12歳の戦場」のように中南米の内戦事情はどこも悲惨。そして今回は富裕層ではあるが普通の善良な青年が身代金目的で誘拐される様子がリアルに描かれている。「イノセント…」では地元の子供たちの惨状だったが、こちらは自分自身にも起きうる事と思えてぞっとした。

ホストタウン エイブル2 ABLE2
★★★★☆ テレビ放送
内容
知的障害をともなうダウン症のエイミーは、14人の大家族とアイルランドの首都ダブリン郊外に生活する18歳の少女。ダブリンで2003年にスペシャルオリンピックが開催されることになり、その町は日本人選手団を迎えるホストタウンに選ばれ活気づく。エイミーと彼女をとりまく人々の苦悩や挫折、ささやかな幸せを丹念に記録した作品。
ドキュメンタリー(カラー)
2004年/日本
監督 小栗謙一
音楽 井上鑑
出演
エイミー・パーセル、リンジー・パーセル、パディ・パーセル
エイブル2

感想
前作の「エイブル」に続く知的障害を持った青少年がスペシャルオリンピックに参加するようすを描いたドキュメンタリー作品。前作もそうだったが、彼らを捉えている視線が温かくていいが、彼らも不器用さに苦悩しながら、失敗を重ねても次第に成長してゆく姿がとてもシンプルで地味なのに感動する。そしてエイミーが障害を抱えていても明るく、逆に周囲を元気づけてくれるようなキャラクターなので、皆に愛されるのが良く分かる。障害者を一人の人間として、繕う事なくありのままに描いたこのシリーズは、障害に関係なく感動させてくれる。エイミーが会社の電話番に苦労している様子は、会社に入りたての頃を思い出した。簡単なようで意外と大変なんだよなぁ。

ポストマン(ケビン・コスナー)   THE POSTMAN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
世界戦争によって無秩序状態となった近未来のアメリカを舞台に、荒れ果てた人々の心に希望の種をまいた男の姿を描いたケビン・コスナー監督・主演作。過激グループ、ホルニスト軍団の支配下から逃げ出した旅役者。偶然見つけた郵便配達夫のなきがらから制服とかばんを盗んだ彼は、自らをポストマンと名乗り、何年も前の手紙を人々へと届けていく。やがて彼の存在はホルニスト軍団の知るところとなり…。(from:NHKBS)
SF/ドラマ(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ケビン・コスナー
音楽 ジェームズ・ニュートン・ジャワード
出演
ケビン・コスナー(ポストマン)、ウィル・パットン(ベスレヘム将軍)、ラレンツ・テイト(フォード・リンカーン・マーキュリー)、オリヴィア・ウィリアムズ(アビー)
ポストマン
感想
パニッシャー」のウィル・パットンが悪党集団の親玉だがイマイチすごみがなく魅力に欠ける。「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に続くケビン・コスナーの監督・主演作だが「ウォーターワールド」みたいな近未来に「ワイアット・アープ」みたいな西部劇を加えただけで新しさが感じられない。盛り上がりを強調し過ぎる演出もイマイチ。監督、役者どちらも一流のクリント・イーストウッドに比べると少々物足りない。

ボスニアの青い空 WHERE ESKIMOS LIVE
★★★★★ テレビ放送
内容
ロバート・レッドフォード主宰のサンダンス・インスティテュートとNHKの協賛によるサンダンス・NHK国際映像作家賞支援で製作された戦火のボスニアを舞台にしたロードムービー。西ヨーロッパに密航する子どもたちの違法取引に関与するシャルキィは、戦争孤児のブラードとともに戦争の傷跡で荒れたボスニアからポーランドを目指す旅に出る。命の危機がすぐそばにある非日常的な日々の中で育まれる愛を温かく描く。(from:NHKBS)
戦争/ドラマ(カラー)
2001年/ポーランド:ドイツ:アメリカ
監督 トマス・ビシュニエスキ
音楽 マイケル・ロレンツ
出演
ボブ・ホスキンス、セルギウス・ジメルカ
ボスニアの青い空

感想
沢山の市民の死体から金目の物を抜き取り、クマのぬいぐるみに隠し、したたかで世渡り上手な少年ブラード。子供をブローカーに渡す為にボスニアに潜り込んできた中年男シャルキィは、ちょっと対照的で世渡りがちょっと下手で危なげ。実際、子供を助けるつもりが何度は自分が危機一髪のところを助けられる。途中、無責任なシャルキィにブラードが腹を立てたり、ブラードの頑固さにシャルキィが腹を立てたり、二人の距離は縮まりそうでなかなか縮まらない。しかし何度かの死に直面する危機で二人がお互いの生を喜びあったりする内に、少しづつ変化してゆく。その様子が実に自然でイイ。二人がハーモニカを吹いてぎこちなく踊るシーンは、行動が奇妙で可笑しいだけに、死の恐怖から解放された時の気持がリアルに伝わった。シャルキィを娘の仇と思い込んで執拗に追い掛ける大佐も、人殺しの悪人だが、子供を一番に愛するゆえの行動なのでどこか憎めない、魅力的なキャラ。出てくる皆それぞれ、戦争時という異常のせいか小悪人ばかりだが、彼らの心の隅には人間らしいさが残っているのが魅力になっている。

ポセイドン・アドベンチャー THE POSEIDON ADVENTURE
★★★★☆ テレビ放送
内容
大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって突然発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々は生存を賭けて、天地が逆転した船内からの脱出に挑む。(from:allcinema ONLINE)
パニック/アドベンチャー(カラー)
1972年/アメリカ
監督 ロナルド・ニーム
音楽 ジョン・ウィリアムズ、主題歌:モーリン・マクガバン「The Morning After」
出演
ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、レッド・バトンズ、キャロル・リンレー、ロディ・マクドウォール
ポセイドン・アドベンチャー

感想
登場キャラクターのそれぞれがドラマチック。異端的で今の信仰に疑問を抱く若きスコット牧師(ハックマン)、自信家のロゴ刑事(ボーグナイン)と妻のリンダ(ステラ・スティーヴンス)、雑貨商のジェームズ・マーティン(バトンズ)、中年夫婦マニー・ローゼン(ジャック・アルバートソン)とベル(シェリー・ウィンタース)、歌手のノニー・バリー(キャロル・リンレイ)、17歳のスーザン・シェルビー(パメラ・スー・マーティン)と弟で10歳になるロビン(エリック・シーア)、ボーイのエーカーズ(ロディ・マクドウォール)、彼らの生残りをかけたドラマ。中でも水泳選手だったローゼン夫人が心臓発作で亡くなるシーンは泣ける。そして突然の爆発によるロゴ刑事の妻リンダの死。そしてスチーム・パイプのバルブを締めながら「神よまだ誰かの死をお望みか!なら私の命をあげます」と叫び、力つきて火の海へ落ちていった牧師さん。ローゼン氏には孫に夫人の遺品を渡して欲しいといって、妻を亡くし取乱す刑事には、後の皆を頼むとリーダーの座を譲ることで、災害で苦境に陥った人々をそれぞれ支えた牧師の最期は壮絶。彼のようなリーダーがいなかったら誰も生残れなかっただろう。

ポセイドン・アドベンチャー2 BEYOND THE POSEIDON ADVENTURE
★☆☆☆☆ テレビ放送
内容
名作の前作の続編。自己現場に偶然居合わせ、駆けつけたサルベージ船のクルーのマイク(ケイン)、ウィルバー(マルデン)、セレステ(フィールド)と豪華客船ポセイドンの生存者が船に積まれた秘密の荷物を巡って陰謀に巻き込まれてゆくが、船は刻々と炎に包まれ沈もうとしていた…。
パニック/アドベンチャー(カラー)
1979年/アメリカ
監督 アーウィン・アレン
音楽 ジェリー・フィールディング
出演
マイケル・ケイン、テリー・サヴァラス、カール・マルデン、サリー・フィールド、ピーター・ボイル
ポセイドン・アドベンチャー2

感想
お転婆娘セレステはうるさくて面倒臭い女だし、ロングドレスのお色気美人スザンヌ(ベロニカ・ハメル)はあっさり殺されちゃう。神経質なフランク(ボイル)は自分の事と娘テレサ(アンジェラ・カートライト)の事しか考えない自己中男。好青年ラリー(マーク・ハーモン)とテレサが仲良くなるのを猛反対。盲目の中年男とその妻、看護婦など、面倒な人間ドラマが勃発、マイク(ケイン)がどうにか皆を統率して、脱出への道を切り開こうとするが、ドクター・スベボ(サヴァラス)率いる船の荷物を狙う犯罪組織と対決しなくちゃいけない。沈みゆく船からの脱出がかかってるし、仲間の者はイマイチ頼りにならないし…一人奮闘するマイクが可哀想になってくる。しかしポセイドンにプルトニウムが積まれていたという設定はかなり無理がある。

ポセイドン 史上最悪の大転覆(2005)  THE POSEIDON ADVENTURE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
巨大客船ポセイドン号はアテネを出航、1ヶ月のクルーズへ。2500人の乗客の中には国家安全当局の秘密調査員マイク・ロゴ(ボールドウィン)もいて、クルーの中に紛れているという爆弾テロリストのカシム・バダウィ(バトラー)を探していた。船はその事件のために最高速度で一番近い港を目指が、嵐に遭遇、船はついに避けられない大惨事に見舞われる。新年が明けてほんの数分後、爆弾が爆発、13万6千トンの巨大な船体は生き残った者たちを乗せたまま転覆する。転地が逆さまになった船内で、生存者たちは生き残りをかけて、上へのサバイバルの旅に出る。そのメンバーは、愛人かそれとも家族を救出するかで葛藤するリチャード・クラーク(グッテンバーグ)、ハリウッドで結婚してアメリカで新婚生活を始めようとしているヨーロッパのアイドル歌手アイミー(ウィック)、愛する夫のために耐え抜いている未亡人のベル・ローゼン(シムズ)、そして、お互い手錠で繋がれているマイク・ロゴとカシム・バダウィだった。上下が逆になったポセイドン号が海の底へ沈み続けるという過酷な状況の中、彼らは必死に生き延びようと、困難に立ち向かっていくのだが…。(from:テレビ朝日)
パニック/アドベンチャー/サスペンス(カラー)
2005年/アメリカ
監督 ジョン・パッチ
音楽 ジョー・クレイマー
出演
アダム・ボールドウィン、ルトガー・ハウアー、スティーブ・グッテンバーグ、ブライアン・ブラウン、ピーター・ウェラー、C・トーマス・ハウエル、アレックス・キングストン、アレクサ・ハミルトン、ピーター・バトラー
ポセイドン
感想
トーマス・ハウエル(バラード医師)、スティーブ・グッテンバーグ、ルトガー・ハウアー(シュミット司教)、ピーター・ウェラー(ポール・ギャリコ船長)と皆一昔の主役級俳優で豪華で懐かしい!しかし彼らも歳を取ったなぁ。また「ER」のコーディ先生のアレックス・キングストンがMI6のハリソン役で出演している。話は「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク+S・セガールの「沈黙の戦艦」+「タイタニック」という感じだがどちらも中途半端。でも元水泳選手のローゼン夫人(シルヴィア・シムズ)やハックマンが演じていた牧師さんルトガーが演じていたりでオリジナルのキャラが出てくるのがイイ。お約束で二人とも犠牲になってしまうが最終的には9人生残る。浮気がばれて離婚の危機だったリチャードも浮気相手が途中で脱落、死んじゃったのでこの家族も元のサヤに修まりめでたし。

ポセイドン(2006)  POSEIDON
★★★☆☆  テレビ放送
内容
大晦日の夜、北大西洋を航海中の豪華客船・ポセイドン号では、ニューイヤーズ・イヴのパーティーがにぎやかに催されていた。だが、まさに新年を迎えようとした瞬間、巨大な高波が激突!船は完全に転覆し、船底を天に向けてひっくり返ってしまった!4000人以上いた乗客は、たちまち数百人になってしまう。かろうじて原形をとどめたボール・ルームに身を寄せた生存者たちに、ブラッドフォード船長(アンドレ・ブラウアー)は救助が来るまでその場を離れないよう命じる。だが、プロのギャンブラー、ディラン(ジョシュ・ルーカス)は、ここにいては危ないという自らの直感を信じ、ひとり脱出を企てる。そんな彼に、前ニューヨーク市長のラムジー(カート・ラッセル)が、同行を申し出た。船内にいる、娘のジェニファー(エミー・ロッサム)とその恋人・クリスチャン(マイク・ボーゲル)を捜すためだった。さらに、9歳の少年・コナーとその母・マギー(ジャシンダ・バレット)、自殺するつもりで乗り込んだ初老の男ネルソン(リチャード・ドレイファス)、ディランのギャンブラー仲間、ラッキー・ラリー(ケビン・ディロン)、船の内部に詳しいウェイターのマルコ(フレディー・ロドリゲス)、密航者のエレナ(ミア・マエストロ)も後に続く。はるか上方にある“船底”を目指す一行だが、さかさまにひっくり返った船はまさしく巨大迷路。刻々と押し寄せてくる海水が、行く手を阻む…。はたして、生き残りをかけた脱出劇のゆくえは…!?(from:日曜洋画劇場)
パニック/アドベンチャー/サスペンス(カラー)
2006年/アメリカ
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
音楽 クラウス・バデルト
出演
カート・ラッセル(ロバート・ラムジー)、ジョシュ・ルーカス(ディラン・ジョーンズ)、リチャード・ドレイファス(リチャード・ネルソン)、エミー・ロッサム(ジェニファー・ラムジー)、ジャシンダ・バレット(マギー・ジェイムズ)、マイク・ボーゲル(クリスチャン)、ミア・マエストロ(エレナ)、ジミー・ベネット(コナー・ジェイムズ)、アンドレ・ブラウアー(ブラッドフォード船長)、ケビン・ディロン(ラッキー・ラリー)、フレディー・ロドリゲス(マルコ・バレンティン)、ステイシー・ファーガソン(グロリア)
ポセイドン
感想
U・ボート」の名匠、ウォルフガング・ペーターゼンが「ポセイドン・アドベンチャー」をリメイク。70年代パニック映画の名作をどう料理するか期待したが、期待通りにまずまずの面白さ。特に巨大客船の沈没シーンには圧巻、「タイタニック」の比ではない。また、死んだ人々の姿をこれほど惨くリアルに描いている作品もはじめて。キャスティングもなかなか豪華で、「バックドラフト」のカート・ラッセルが元・消防隊、「ステルス」のジョシュ・ルーカスは元・海兵隊、リチャード・ドレイファスはホモの大富豪、カート・ラッセルの娘役に「オペラ座の怪人」のエミー・ロッサム。ひっくり返った船の底に向かい、水や火の海地獄を潜り抜けるところはオリジナル風。また、生き残ったのは子供老人を合わせてたったの6人というのもオリジナルに似ている。人間ドラマは少々オリジナルに軍配が上がるが、パニック・シーンの迫力の軍配はこちら。また、犠牲者の人数もこちらがずっと上だろう。

墓石と決闘  HOUR OF THE GUN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
スタージェス監督による「OK牧場の決斗」のその後を描いた西部劇の秀作。OK牧場でのアープ兄弟とクラントン一味との対決は終わったが、アイク・クラントンは生き残り、アープ兄弟との暗闘は続いた。仲間を集めたクラントンは次々とアープ兄弟を襲う。弟を殺され、兄にも重傷を負わされたアープは、ドク・ホリデイとともに犯人追跡に乗り出す。(from:NHKBS)クラントン一家とアープ兄弟のOK牧場の決闘の後日談。アイク・クラントンはアープ兄弟に復讐するために襲撃する。ワイアット・アープ(ジェームズ・ガーナ)の弟の一人は体が不自由になり、一人は死ぬ。ワイアットとドク・ホリデイ(ジェーソン・ロバーズ)はメキスコヘ逃れたクライトンを追う。
西部劇(カラー)
1967年/アメリカ
監督 ジョン・スタージェス
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
ジェームズ・ガーナー、ジェーソン・ロバーズ、ロバート・ライアン、ジョン・ボイト、アルバート・サルミ、モンテ・マーカム
墓石と決闘
感想
ワイアット・アープとドク・ホリデイの友情を中心に描いた作品。女っけがほとんどなくて渋い作りになっている。特に体の具合が悪いのを圧して、追い返されてもワイアットに付いて行くドクには涙が出る。二人ともぶっきらぼうでガサツだから、愛情表現らしいものもほとんどないが、お互いに言い合う悪態や態度には深い友情を感じる。ジェリー・ゴールドスミスの曲もグッド。監督は「大脱走」「マックQ」「ガンヒルの決斗」「ゴーストタウンの決斗」のジョン・スタージェス。「ウエスタン」「テキサスの五人の仲間」「ジュリア」のジェイソン・ロバーズがドク。「マーヴェリック」「きみに読む物語」「噂の二人」のジェームズ・ガーナーがワイアット。「太平洋作戦」「特攻大作戦」「無法の拳銃」のロバート・ライアンが悪役クラントンと、出演者も豪華。

菩提樹  DIE TRAPP-FAMILIE
★★★★☆  テレビ放送
内容
オーストリアのザルツブルグ近郊。トラップ家の7人の子供たちの家庭教師として、見習い修道女のマリアがやって来る。マリアは歌うことが好きな子供たちを自由に育て、厳格な男爵と教育方針で衝突するが、やがて二人は恋におちていく…。マリア・フォン・トラップの回想録をもとに描いた、実在の家族合唱団トラップ・ファミリーの物語。シューベルトの歌曲「菩提樹」をはじめ名曲の数々がちりばめられた音楽映画。(from:NHKBS)
ドラマ/音楽(カラー)
1956年/西ドイツ
監督 ヴォルフガング・リーベンアイナー
音楽 フランツ・グローテ
出演
ルート・ロイヴェリック(マリア)、ハンス・ホルト(ゲオルク・トラップ)、マリア・ホルスト(イボンヌ)、ヨーゼフ・マインラット(ヴァスナー神父)
菩提樹
感想
アニメでも馴染みのトラップ一家物語。ドイツ語で歌われるのでよりしっくりくるが、ハリウッド版に比べると少々地味。でも、子供たちの歌声はウィーン少年合唱団のような天使の歌声で曲も美しい。「サウンド・オブ・ミュージック」よりもこちらの方が好き。「野ばら」もそうだが、この時代のドイツ映画は美しい音楽作品が多い。「続・菩提樹」の続編もある。

火垂るの墓(実写版)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
1945年6月、神戸全域を襲った空襲は街を焼き尽くした。中学生の清太と4歳の妹・節子の家も焼かれてしまう。病弱な母は防空壕ヘ避難していたが、命を落としてしまう。父は出征し連絡が取れないままだった。清太は節子を連れて西宮の親戚の家ヘ向かい、そこで世話になることになった。しかし、その家のおばから冷たい仕打ちを受けることとなり、清太は節子を守るため、その家を出て防空壕で2人だけの生活を始めるのだが…。(from:BSジャパン)
ドラマ/戦争(カラー)
2008年/日本
監督 日向寺太郎
音楽 Castle In The Air
出演
吉武怜朗(清太)、畠山彩奈(節子)、松坂慶子(未亡人:清太の親戚)、松田聖子(雪子:清太の母)、江藤潤(本城雅夫)、高橋克明(清太の父)、山中聡(高山道彦)、池脇千鶴(若い未亡人)
火垂るの墓(実写版)
感想
高畑勲監督のアニメ版「火垂るの墓」は泣ける名作だがトラウマになるほど残酷な戦争ドラマだった。これはその実写版で。主人公の清太の吉武怜朗、その幼い妹・節子の畠山彩奈は、アニメのイメージそのままで、演技もなかなかよい。よくこんな子役が探せたものだ。幼い兄妹を食い物にする、戦争で荒んだ大人たちの代表格の遠い親戚の叔母さんを松坂慶子が、やんわりとした雰囲気とは正反対の強欲でずるいキャラを演じていて印象深い。この叔母さんも含めて、当時は誰もが自分のことで精一杯で、よその子の面倒までみる余裕などなかったのだろう。二人が作った沢山のお墓とギターの調べが「禁じられた遊び」に重なる。アニメほどの強烈さはないがやっぱり泣ける。

墨攻  A BATTLE OF WITS
★★★★☆  テレビ放送
内容
紀元前370年ごろの中国。趙と燕の国境にある全住民わずか4千人の小国・梁城は、猛将・巷淹中(こうえんちゅう)が率いる趙軍の標的にされていた。梁王は、防衛の専門集団・墨家に救いを求めるが、やって来たのは粗末な身なりをした男・革離(かくり)一人。やがて彼は、梁城の人々に国を守る知恵を授けていく。天才戦略家の活躍を描いた日本の原作を、香港のトップスター、アンディ・ラウと韓国の名優アン・ソンギの共演で描く史劇アクション大作。(from:NHKBS)
アクション/歴史劇/ドラマ(カラー)
2006年/中国:日本:韓国
監督 ジェイコブ・チャン
音楽 川井憲次
出演
アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ワン・チーウェン(梁王りょうおう:梁城の城主・梁渓)、ファン・ビンビン(逸悦いつえつ:女近衛隊長)、ウー・チーロン:ニッキー・ウー(子団しだん:弓部隊の隊長)、チェ・シウォン(梁適りょうてき:梁王の息子)
墨攻
感想
孔明もびっくりの一人で一つの国を救いにくる革離のアンディ・ラウ、趙軍の指揮官・巷淹中アン・ソンギの知恵比べが面白い、古代歴史ロマン。古代史に則った戦闘シーンや膨大なエキストラによる軍隊には圧巻。原作は未読だが、その面白さが伺える予測のつかない展開で最後までテンポ良く目が離せなかった。中国テレビドラマ「シルクロード英雄伝」の監督でニッキー・ウーも弓の名手・子団を格好良く演じていて印象的。でも何といっても無敵とも思える男・革離のアンディ・ラウが格好良い。不器用なほど堅物過ぎる戦士なところがまるでジェダイ。音楽は「攻殻機動隊」の川井憲次。

北極のナヌー  ARCTIC TALE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
春の北極。生まれて間もないホッキョクグマの子供ナヌーは、双子の兄弟と共に初めて氷の穴から外の世界へ顔をのぞかせた。母グマに守られながら、厳しい環境で生き抜く術を教え込まれる2頭の子グマたち。一方、北極海では、セイウチの子供シーラがやはり子守り役の大人に野生のルールを教わっていた。すくすくと成長する子供たちだったが、その陰で北極の環境は少しずつ、だが着実に変化し始めていた…。ナショナル・ジオグラフィック協会が制作に名を連ねたドキュメンタリー。温暖化で30年後には完全に氷原を失ってしまうとされる北極圏で、懸命に生き抜こうとする動物の姿をとらえた。海洋研究家のA・ラヴェッチと、北極のドキュメンタリーで多くの賞を受賞したS・ロバートソンの両監督が10年以上にわたって撮影したという映像素材を基に、ホッキョクグマのナヌー、セイウチのシーラの2匹を軸にした物語仕立てで自然の厳しさと美しさ、そして環境保全の必要性を問いかける。稲垣吾郎が日本語版のナレーションを担当して話題を呼んだ。(from:BSジャパン)
ドキュメンタリー/ドラマ/ファミリー(カラー)
2007年/アメリカ
監督 アダム・ラヴェッチ、サラ・ロバートソン
音楽 ジョビー・タルボット、アレックス・ワーマン、日本語版主題歌:『奇跡の星』(作曲:吉田ゐさお、歌:手嶌葵)
出演
ナレーション:稲垣吾郎(日本語版)、クイーン・ラティファ
北極のナヌー
感想
皇帝ペンギン」US版のスタッフによる、北極のホッキョクグマとセイウチの子供が成長してゆく姿を描いたドキュメント風ドラマ。「ディープ・ブルー」のヒットによってすっかり人気が定着したネイチャー・ドキュメント。「ディープ・ブルー」が大人向けだとすると、こちらは愛くるしい子熊が主人公なので子供たちにも受けそうな内容になっている。北極の唯でさえ過酷な大自然の厳しい環境が、さらに温暖化で次第に失われ、そこに住む生き物たちの生息はさらに厳しいものになっている。ナヌーの小さな弟が弱ってゆく悲しい姿など白くまの苦難の冒険とともに、神秘的な海の一角獣・イッカクやアザラシ、ホッキョクキツネ、シロイルカ…真っ青な青と白の美しい世界をバックに流れる音楽がとてもマッチして心地良い。
ネイチャー・ドキュメンタリー作品グレート・ビギン」「ディープ・ブルー」「子象物語」 「子熊物語」「WATARIDORI

ボックス!  BOX!
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
やんちゃな天才ボクサー、カブは、練習嫌いながら天性の才能で連戦連勝。カブの幼なじみでいじめられっ子だった優等生のユウキも、そんなカブに憧れてボクシング部に入部する。カブの背中を追いながらもカブとは対照的に、コツコツと努力を積み重ね実力をつけていくユウキ。そんな2人の成長を、カブに恋する押しかけマネージャー丸野、不本意ながらも顧問を引き受けることとなった英語教師の耀子、秘められた過去を持つボクシング部監督沢木といった面々が見守っていく。やがて運命のライバルとなった2人。そして、そんな2人の前に超高校級の無敗ボクサー、稲村が立ちはだかる。(from:地上波)
青春/ドラマ/スポーツ(カラー)
2010年/日本/東宝
監督 李闘士男
音楽 澤野弘之、主題歌:RIZE with 隼人「LAUGH IT OUT」
出演
市原隼人、高良健吾、谷村美月、宝生舞、清水美沙、香椎由宇、筧利夫
ボックス!
感想
市原隼人と高良健吾の二人を目当てに見た作品だが、二人とも期待通りのキャラと体を作りこんだ演技で期待を裏切らないところはさすが。しかし、話が突然ん年後とか飛ぶし、ボクシング部のマネージャーの死がカブをボクシング部に戻らせるきっかけにするには描き方がちょっと浅い。ラスト一番の山場で左利きにしたらめちゃ強くなって…というのもちょっと唐突過ぎて…と展開にかなりのぎこちなさを感じた。ボクシング映画は色々あって名作と比べるとファイトシーンがうんぬん言うのは可哀想だけど、ファイトシーン思ったほど悪くなかった。亀田の出演は不要で、他にも無駄を感じる演出がちょっとなぁ…。市原隼人と高良健吾が好きならまあ合格点でしょう。この作品を最後に芸能界を引退した宝生舞が市原隼人の母役。監督は「デトロイト・メタル・シティ」「お父さんのバックドロップ」の李闘士男。

ホット・ロック  THE HOT ROCK
★★★★★  テレビ放送
内容
ロバート・レッドフォード主演の小粋な犯罪アクション映画。刑期を終えて出所したドートマンダーは、泥棒稼業から足を洗うつもりが、早速仕事を持ちかけられてしまう。狙いはブルックリン博物館にあるアフリカ某国のダイヤモンド。仲間と共に完璧な作戦で挑んだはずが、手違いで窮地に陥った仲間の一人がダイヤを飲み込んだあと逮捕されてしまう。今度は仲間とダイヤを奪還すべく刑務所を襲撃するのだが…。(from:NHKBS)
アクション/犯罪(カラー)
1971年/アメリカ
監督 ピーター・イエーツ
音楽 クインシー・ジョーンズ
出演
ロバート・レッドフォード、ジョージ・シーガル、ロン・リーブマン、ゼロ・モステル
ホット・ロック
感想
天才なのか大胆過ぎて滅茶苦茶無謀な馬鹿か分からない、2枚目半なキャラがお茶目なレッドフォードは「スティング」のように小粋で格好良い。成功の鍵を握る呪文が「アフガニスタン、バナナスタンド」には大笑い。二転三転するストーリーは予測不可能な面白さで、どう危機を乗り越えるのか目が離せず、最後の最後までハラハラさせられる。クインシー・ジョーンズの音楽もノリノリでご機嫌。監督は「ブリット」のピーター・イエーツ。

鉄道員(ぽっぽや)  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
いつどんなときも駅に立ち続け、鉄道員(ぽっぽや)一筋に生きてきた男に舞い降りる奇跡を描いた、浅田次郎の直木賞受賞作を映画化。北海道の雪深い町にあるローカル線の終着駅。この小さな駅をたったひとりで守り続けてきた駅長・乙松は、間もなく定年を迎える。最愛の妻、そして生まれて間もなかった娘の死もみとれなかった悲しみを抱える彼の前に、一人の少女が現れる。高倉健がモントリオール世界映画祭主演男優賞を受賞。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
1999年/日本/東映
監督 降旗康男
音楽 国吉良一
出演
高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、吉岡秀隆、安藤政信、志村けん、奈良岡朋子、田中好子、小林稔侍
鉄道員(ぽっぽや)
感想
監督は「あ・うん」「仕掛人梅安」「居酒屋兆治」「夜叉」「寒椿」「」「赤い月」「憑神(つきがみ)」の降旗康男。もうすぐ定年退職をむかえる北海道の廃線が決まったローカル線の駅長の半生を描いたドラマ。無口で仕事一途の不器用な生き方しかできない男という「幸福の黄色いハンカチ」や「遙かなる山の呼び声」の健さんありきな作品。しかし、人物設定が似ているこの山田洋次監督の名作と比べてしまうとやはり演出の力量の差を感じてしまう。番組「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」で山本晋也監督が指摘したように家族を撮り続けた小津安二郎へのオマージュとも感じる赤が印象的にどの画面にも入ってくる。真っ白な雪の世界にその赤がとても暖かく印象的に使われている。配役も健さんをはじめ演技派のベテランばかり。しかしその中で熊本から来た炭鉱夫とその息子の親子が印象的で、酔っ払いの炭鉱夫の志村けんがイイ味を出している。

ボディ・ダブル  BODY DOUBLE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
B級映画専門の俳優ジェイクは閉所恐怖症に悩まされていた。ある時、彼はオーディション会場で知り合ったサムという男の豪邸の留守番を頼まれ、魅惑的な隣人グロリアと出会う。隣室を望遠鏡で覗き見しているうち、彼女が謎の男につきまとわれていることを知り、救おうとするが…。ブライアン・デ・パルマ監督がヒッチコックにオマージュを捧げたサスペンス。閉所恐怖症の俳優が、美女を覗き見していたことから事件に巻きこまれる。(from:ムービープラス)
ミステリー/サスペンス(カラー)
1984年/アメリカ
監督 ブライアン・デ・パルマ
音楽 挿入曲:フランキー・ゴーズ・ハリウッド「リラックス」
出演
クレイグ・ワッソン、メラニー・グリフィス
ボディ・ダブル
感想
監督は「ミッドナイト・クロス」「アンタッチャブル」「ミッション・トゥ・マーズ」「ミッション:インポッシブル」「ファム・ファタール」のブライアン・デ・パルマ。のぞき趣味からヒッチの「裏窓」、女をストーカーのごとく後を付けたり閉所恐怖症なところは「めまい」からの引用という感じ。そういえば「殺しのドレス」でもこの監督は「めまい」から引用していたなぁ。こうやっていちいちヒッチの作品を引用されると、ヒッチの作品が実はかなり偏執狂的作品だったというのが分かる。それをこの監督は強調したかったのだろうか?メラニー・グリフィスがポルノ女優役で登場、色っぽい。フランキー・ゴーズ・ハリウッド「リラックス」のシーンはまるでミュージックビデオを丸ごと撮っているという感じだし。ラストのポルノチックな「ドラキュラ」撮影シーンもB級作品への賛辞のようで微笑ましい。ミステリーとしては普通で、犯人はやっぱりお前か!という人物。

BODY/ボディ  BODY OF EVIDENCE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
富豪の老人マーシュが、その愛人レベッカ・カールソンとの情事の後死亡する。レベッカの弁護士となったフランク・デュラネーは、彼女を疑いながらもその魅力に惹かれていき、レベッカの家で激しく愛し合ってしまう。裁判を順調に進めていく中で、2人の関係は激しさを増していった。しかし、一方で事件の真相を追うフランクは思わぬ事実を突き止めることになる。急死した富豪の殺人容疑をかけられた愛人と、彼女を疑いながらもその虜になっていく弁護士を描いたエロチック・サスペンス。マドンナの過激なセックス・シーンが話題に。(from:ザ・シネマ)
サスペンス/エロティック/ミステリー(カラー)
1992年/アメリカ
監督 ウーリー・エデル
音楽 グレーム・レヴェル
出演
マドンナ、ウィレム・デフォー、ジョー・マンテーニャ、アン・アーチャー
BODY/ボディ
感想
マドンナが全裸のベットシーンの体当たりで挑んだサスペン。「情婦」のデートリッヒやシャロン・ストーンを思わせる悪女っぷりで思っていた以上に健闘している。W・デフォーや?など出演者もなかなか豪華。しかし、デートリッヒほどのドンデン返しがないし、先が読める平凡な展開と演出で、スリリングさはあまりない。マドンナの過激さしか残らなかった。

ボディーガード THE BODYGUARD
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
ケビン・コスナー主演のラブ・サスペンス。抜群の歌唱力でショー・ビジネス界に君臨するレイチェルに脅迫状が届いた。警護を頼まれた一流のボディーガード、フランクは、自分の命を狙われているという危機感がなく、堅苦しい警護を嫌がるレイチェルにあきれる。だが、魔の手は確実に近づいていた。映画初出演のホイットニー・ヒューストンが、自身をほうふつとさせる歌姫を好演。彼女が歌う主題歌も大ヒットした。(from:NHKBS)人気女性歌手とそのボディーガードの恋
ロマンス(カラー)
1992年/アメリカ
監督 ミック・ジャクソン
音楽 アラン・シルヴェストリ、ホイットニー・ヒューストン(主題歌)「I Will Always Love You」
出演
ケビン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン、ビル・コッブス、ゲイリー・ケンプ、ミシェル・ラマー・リチャード、マイク・スター、トマス・アラナ、[声]津嘉山正種、塩田朋子
ボディーガード

感想
「エンダーー♪あああー」と耳にイヤでも残るホイットニーの歌が炸裂で有名なメロドラマ。ホイットニーの演技がイマイチでも歌が上手いから多めに見れるし、キャラクターの描き方もイマイチ浅さを感じるけどケビンがカッコよくて面白かったからまーイイか。ラストがクサくってもまーイイか。 レイチェル邸のコレクションに「メトロポリス」のロボットがあったり、「アタシ」というクラブで黒澤明の「用心棒」を鑑賞したりと、映画ファンを嬉しくさせる遊び心あり。

ホテル・ニューハンプシャー THE HOTEL NEW HAMPSHIRE
★★★★☆ テレビ放送
内容
ジョン・アーヴィング原作。様々な苦難を乗り越えていく家族
ドラマ
1984年/アメリカ
監督 トニー・リチャードソン
音楽 レイモンド・レポート
出演
ジョディー・フォスター、ロブ・ロウ、ナスターシャ・キンスキー、ポール・マクレーン、ボー・ブリッジス、アマンダ・プラマー、ウィルフォード・ブリムリー

感想
ホテル経営をする父親の失明、母親の死、レイプで傷付いた長女、その長女と長男の近親相姦、同性愛者の次男、引きこもりで着ぐるみから出られない次女、身体の成長が少女で止まってしまった末娘…とかなり悲惨な家族だが、明るくて家族の仲がいい。一番マトモな末娘が家族の事を綴って、売れっ子になった作家だが、ラストでホフマンの舟歌が流れるなか、彼女の夢が現実になる幻想(?)が美しくて悲しい。

ホテル・ハイビスカス HOTEL HIBISCUS
★★★★☆ 劇場/テレビ放送
内容
宿泊料一泊四千円のところ、今なら沖縄料理付きで三千円。でも部屋は一つだけ。ホテルを営んでいるのは働き者で美人の母ちゃんと三線とビリヤードが得意な父ちゃん。2人を始め個性豊かな面々に元気いっぱいな小学3年生美恵子。古くてもボロくても、人は上等!な三ツ星ホテルに今日もお客さんがやってくる。美恵子は同じクラスの親友ガッパイとミンタマーを引き連れ、キジムナー探しの冒険中。この夏も新しい出会いがたくさん待っていた。仲宗根みいこ原作の同名小説を映画化。(from:BSジャパン)沖縄を舞台にホテル・ハイビスカスとそこで育つ元気な美恵子。
コメディ(カラー)
2002年/日本
監督 中江裕司
音楽 磯田健一郎
出演
蔵下穂波、余貴美子、平良とみ、登川誠仁、照屋政雄、大城美佐子、和田聡宏、ネスミス、亀島奈津樹
ホテル・ハイビスカス

感想
沖縄の名護あたりを舞台に客がぜんぜん来ないホテル・ハイビスカスを営む「インターナソナル」なの一家、その中でも一番元気でウーマクー(腕白)な女の子・美恵子が一夏に経験した出来事をファンタジーも交えて描く。前作『ナビィの恋』も良かったけど、こちらは元気な美恵子と太陽のように明るい母ちゃん、寝てばかりいるけど暖かい父ちゃんなど、前作よりもさらにキャラが立っていて面白い。父ちゃんのTシャツがオリオンビールだったり、具志堅(ぐしけん)パン(沖縄の食パンメーカー)をやたらアピールするシーンがあるがそれは御愛嬌、沖縄の無くなりつつある風習や、沖縄ならではの家庭料理、基地など沖縄が盛り沢山。観客には若い者も多いがオバーやオジー(お年寄)が多く皆に馬鹿ウケだったのも印象的。キジムナー(木の妖精)・タンメー(祖父)を演じたセイグァー(登川誠仁)の歌で閉めるエンディングもイイ。

ホテル・ルワンダ  HOTEL RWANDA
★★★★☆  テレビ放送
内容
1994年、アフリカのルワンダでは、フツ族の過激派が起こしたツチ族排斥運動が激しさを増し、ツチ族の妻を持つホテルマンのポールは危機感を募らせていた。やがて虐殺が始まったことを知った彼は、自分が勤める外資系のホテルに家族だけでなく、多くの難民をかくまい始めるのだが…。民族対立が原因の大量虐殺が行われる中、1200人もの人々を救ったホテルマンの実話を映画化した力作。(from:NHKBS)
ドラマ/サスペンス/戦争(カラー)
2004年/南アフリカ:イギリス:イタリア
監督 テリー・ジョージ
音楽 アンドレア・グエラ、ルパート・グレグソン・ウィリアムズ
出演
ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ホワキン・フェニックス、ジャン・レノ
ホテル・ルワンダ
感想
アカデミー賞でノミネートされて注目を浴びた、ルワンダ版『シンドラーのリスト』とも言われるこの作品が、国内配給会社の買い手が付かず、公開できなくなりそうだったとは。部族間戦争による無差別大量虐殺という、テーマが重いだけに、観るのを躊躇したくなったが、話題が高いので観て見たら、過激なシーンは思ったよりも抑えられてほっとした。でも内容はかなり深刻。何故、昨日までは隣人だった者をあんな残酷な殺し方ができるのか?ある人種を抹殺しようとする思想はナチと同じで、こういう思想が一向になくならないという現実にぞっとした。思想や信念よりも賄賂でなびく将軍、これぞとばかりに自分の優位を振りかざすフツ族の悪党部下、ルタガンダには腹が立つ。そして殺人を呷るラジオ放送の不気味さ。ラストのテロップで彼のその後にほっとした。家族と従業員たちを思う善良な普通の男を演じたドン・チードルの熱演が良く、ネクタイが締められないシーンに泣けた。テレビドラマ「TSUNAMI 津波」のソフィー・オコネドーが主人公の妻役でいい味を出している。

ポネット PONETTE
★★★★☆ テレビ放送
内容
4歳の少女が母親の死を理解して乗り越えてゆく
ドラマ
1996年/フランス
監督 ジャック・ドワイヨン
音楽 フィリップ・サルド
出演
ヴィクトワール・ティヴィソル、グザヴィエ・ボーヴォワ、グザヴィエ・ボーヴォワ

感想
主演のポネットを演じ、ヴェネチア映画祭で女優賞を受賞したヴィクトワールは4歳。監督はどういう風にこの子を騙して撮ったんだろう?…と思うぐらい自然な演技で、小さな女の子が最愛の母の死を理解したくてもできない心情が細やかに描かれている。子供の視点で観た世界がすごく新鮮で、監督のすごい力量の持主なのだろう。とにかくこの子…本当にすごい。天才!

炎の人ゴッホ LUST FOR LIFE
★★★★☆ テレビ放送
内容
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を描いた伝記映画。伝道師として貧しい炭坑町に来たゴッホ(カーク・ダグラス)は悲惨な労働者の生活に伝導の無意味さを感じる。破門され、病気になった彼を弟テオ(ジェームズ・ドナルド)は絵を描くように勧める。画商のテオの影響でスーラ、ロートレック、ルノアールなどに会う。明るい太陽を求めパリを離れ、ポール・ゴーギャン(アンソニー・クイン)とアルルで絵の製作に励むが…
ドラマ(カラー)
1956年/アメリカ
監督 ヴィンセント・ミネリ
音楽 ミクロス・ローザ
出演
カーク・ダグラス、ジェームズ・ドナルド、アンソニー・クイン、パメラ・ブラウン(クリスティーナ)
炎の人ゴッホ

感想
カーク・ダグラスのゴッホ、アンソニー・クインのゴーギャンは肖像画そっくり!しかもゴッホのナイーブなところや、短気なところ、ゴーギャンの野性的で大胆不敵なところはイメージぴったり。ゴッホの絵に対する貪欲なところが描かれているが、それは絵のイメージそのもの。しかし実際はもっと冷静に計算されて描いていたらしい。だから映画のようにキャンバスに支離滅裂に筆を走らせているのはちょっと違うのでは…と思ったが、ゴッホの絵を愛する一人として、ダグラスが魅力的に演じているのは嬉しい。1990年にティム・ロスがゴッホを演じた「ゴッホ」というのも作られているが、これは弟テオとの関係重点に描いている。ゴッホの芸術を表現しようとしている点ではカーク・ダグラスの方がよく描かれていると思う。

炎628 COME AND SEE
★★★★★ テレビ放送
内容
1943年、第二次大戦中に白ロシア(ベラルーシ)の村々で本当にあったナチス親衛隊の特別行動隊「アインザッツグルッペン」によるロシア人大虐殺。生々しいタッチでドイツ兵により迫害される村人たちの姿を一人の少年を通して描いた作品。村民たちを狭い納屋に閉じ込めて火を放つなどの狂気の暴虐をありありと綴る。
戦争/ドラマ(カラー)
1985年/ソ連
監督 エレム・クリモフ
音楽 オレーグ・ヤンチェンコ
出演
アリョーシャ・クラフチェンコ(フリョーラ)、オリガ・ミローノワ(グラーシャ)、カジミール・ラベッキー(村長ユスチン)、U・バグドナス

感想
アルシ・アダーモヴィチ原作。この作品を観終わって、まだ戦争を美化するヤツはここで暴虐非道の限りを尽くすナチス親衛隊と同類、悪魔!BGMもないドキュメンタリー風の作りは嫌でも観ているものまで地獄の世界に引きづり込んでいく。今まで観たどのホラー映画(そんなに沢山みてないけど)よりも恐ろしい!恐さのレベルは最強!たて続けに起こる恐怖とストレスでフリョーラ少年のように観終わった後、こちらの髪も白くなりシワだらけの老人になりそう。大量の屍体の山、大火傷で瀕死の老人や何十人もの男にレイプされ狂った血だらけの少女、小さな教会にぎゅうぎゅうに詰め込まれた人々が炎に焼かれ泣叫ぶ声…観てしまったら最後、トラウマになること間違いなしの恐ろしい作品。この628という数字、ベラルーシだけで焼き払われた村の数なんだとか…。

炎の少女チャーリー  FIRESTARTER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
チャーリーは念じるだけで発火現象を起こすことができる超能力を持った少女。チャーリーの父と母は貧乏な学生だった頃に、ある新薬の実験の被験者になったのだったが、その実験とは人間の潜在能力を覚醒させる秘密の実験だった。結果、2人の子どもであるチャーリーは望まずして強い超能力を持って生まれた。実験を行った組織は彼女の力を知ると、チャーリーを手に入れるべく手段を問わずに親子を執拗に追いかける…。原作は世界的ベストセラー作家、スティーヴン・キングの小説「ファイアスターター」。『E.T.』で一躍注目を浴びた幼いドリュー・バリモアが、続く本作品でも天才子役ぶりを発揮している。(from:ザ・シネマ)
SF/ホラー(カラー)
1984年/アメリカ
監督 マーク・L・レスター
音楽 タンジェリン・ドリーム
出演
ドリュー・バリモア、デヴィッド・キース、ジョージ・C・スコット、マーティン・シーン
炎の少女チャーリー
感想
パイロキネシスの超能力を持った少女のドラマ。公開当時は恐いホラー作品と思っていたが、実際見てみると父と娘の親子愛に涙させられるドラマ。だから二人を引き裂こうとする悪党たちを火達磨にしても全然恐くない。それどころか頑張れチャーリーと応援したくなる。ラストの容赦ない火の玉攻撃は他のチャチな演出を吹き飛ばすほど迫力で痛快。主演の天才子役ドリュー・バリモアの魅了なくして語れない作品だけど、ジョージ・C・スコット、マーティン・シーンの共演も今見ると豪華。監督は「コマンドー」のマーク・L・レスター。

炎の氷河  
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
船山馨原作の文芸メロドラマ。 敦子、早苗、千加子の3人は高校時代からの親友。敦子と早苗は医学生、千加子はバレリーナとしてそれぞれの道を歩んでいたが、敦子の父が財界の有力者桑戸の企みで倒産の上、自殺したことが、3人の関係に影響を与えはじめ…。(from:衛星劇場)
ドラマ/文芸(白黒)
1957年/日本/松竹
監督 穂積利昌
音楽 万城目正
出演
高橋貞二、川喜多雄二、杉田弘子、中川弘子、片山明彦、朝丘雪路、柳永二郎
炎の氷河
感想
娘三羽烏」の杉田弘子が主演で監督も「娘三羽烏」の穂積利昌。恋人の父が自分の父を裏切ったせいで父は倒産し、恋人は敵の息子となって復讐の対象になってしまう…というありがちな復讐ロマンス。でも杉田弘子のクールなキャラがなかなか良くて甘ったるいロマンスというよりもサスペンス調の人間ドラマになっている。朝丘雪路が恋人の父のメイドになって彼女に情報を提供するスパイ役でちょこっと出演していて初々しい姿がみれる。ヒロインの恋人役が高橋貞二だが生真面目な青年過ぎてイマイチ面白味がないのが残念。またバレーダンスのシーンが少女趣味でダンスもイマイチだったので苦笑。

炎のメモリアル  LADDER 49
★★★☆☆  テレビ放送
内容
ボルティモアの消防署に勤務するベテラン消防士ジャック・モリソン。ラダー隊(ハシゴ車隊)に所属する彼の任務は、真っ先に炎の中に飛び込み生存者を救出すること。ある日、穀物倉庫で発生した火災現場に駆けつけた彼は、取り残された一人の男性を窓からロープで脱出させた直後、爆発に巻き込まれ、自力での脱出が不可能になってしまう 。ジャック救出に総力を挙げる消防士仲間たち。一方、彼らの到着を待つジャックの脳裏にはいつしか懐かしい日々が蘇える。それは入隊以来、署長のマイク・ケネディや先輩たちと数々の苦楽を共にしたかけがえのない思い出だった…。(from:地上波)
ドラマ/アクション(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ジェイ・ラッセル
音楽 ウィリアム・ロス
出演
ホアキン・フェニックス(ジャック・モリソン)、ジョン・トラヴォルタ(マイク・ケネディ)、ジャシンダ・バレット(リンダ・モリソン)、ロバート・パトリック(レニー・リクター)、モリス・チェスナット(トミー・ドレイク)、ビリー・バーク(デニス・ゲクイン)、バルサザール・ゲティ(レイ・ゲクイン)、ジェイ・ヘルナンデス(キース・ペレス)
炎のメモリアル
感想
バックドラフト」など消防士映画は多いけど、その英雄的活動がメインで、消防士の実生活をリアルに描いた作品は少ない。これはその家族も描くことで消防士の世界観が分かる作品。これを見ていると消防士って彼らだけでなく、彼らを支えている家族も英雄なのだと思えた。消防士のトップランナーとして活躍する青年を実直なキャラで演じたホアキン・フェニックスがいい味を出している。またトラヴォルタはその良き上司役で登場は少ないが存在感は大きい。

炎のランナー CHARIOTS OF FIRE
★★★☆☆ テレビ放送
内容
走ることに人生を賭け、1924年のパリ・オリンピック陸上競技金メダリストとなった二人の青年を実話に基づいて描く。ユダヤ人への偏見に立ち向かうため走るハロルド・エイブラハムズと、聖職者をめざし、神のために走るエリック・リデル。二人がライバルとなり、仲間たちやコーチに支えられ見事栄光を勝ち取るまでをつづった感動作。イアン・ホルムがカンヌ助演男優賞を受賞し、アカデミー賞では作品賞ほか4部門受賞。(from:NHKBS)
青春/スポーツ/ドラマ(カラー)
1981年/イギリス
監督 ヒュー・ハドソン
音楽 ヴァンゲリス
出演
ベン・クロス、イアン・チャールソン、イアン・ホルム
●1981年アカデミー作品賞受賞
炎のランナー

感想
ヴァンゲリスによるテーマ曲が超有名で名曲。彼の音楽シーンはすごくイイけど、途中これはミュージカル?と錯角するような歌うシーンがやたら多く、これがちょっと退屈。しかも宣教師になろうとするエリック・リデル(イアン・チャールソン)が、日曜の安息日には走れないと100Mの出場を辞退。宗教的な問題がどうも共感しがたい。それにエイブラハムズが抱えるユダヤ人としての差別問題の描き方もイマイチ中途半端。それに若者は皆よく知らない役者ばかりで、知っているのもコートを演じるイアン・ホルムと、ジョン・ギールグッドぐらい。ヴァンゲリスの壮大なテーマ曲に比べ、映画の内容がちょっと音楽負けした感じは否めない。それでもイギリスの美しい風景や、ケンブリッジ大学の様子が垣間見れるのは面白し、20年代のお洒落なイギリス文化も堪能できる。

仄暗い水の底から
★★★☆☆  テレビ放送
内容
5歳の娘・郁子の親権をめぐって、別れた夫・浜田邦夫と争っている松原淑美は、新しい就職先からほど近いマンションへ引っ越してきた。はじめは快適そうに見えたマンション暮らしだが、大きくなる天井のシミや、上階の子供の足音など、淑美の気にさわることが次第に増えていく。そんな中、淑美は真夜中にマンションの屋上に上がる郁子を目撃する。屋上の高架水槽付近で誰かと会話しているような郁子。だが、そこには子供用の赤い手提げバックしかない。淑美はバックを管理人に届けるが、いつの間にかそれは元の場所に戻っていた…。「リング」で日本中を恐怖の底に突き落とし、"ジャパニーズ・ホラー"なる分野がハリウッドにも進出するきっかけを作った中田秀夫監督が、再び鈴木光司の原作に挑戦したホラー作品。夫と別居し幼い娘と一緒に古びたマンションに引っ越して来た母親を襲う怪奇現象の数々を描き出す。(from:BSフジ)
ホラー(カラー)
2001年/日本/東宝
監督 中田秀夫
音楽 川井憲次
出演
黒木瞳(松原淑美)、小日向文世(浜田邦夫)、小木茂光(弁護士・岸田)、徳井優(不動産屋・太田)、水川あさみ(浜田郁子:16)、菅野莉央(松原郁子)、小口美澪(河合美津子)、谷津勲(管理人・神谷)
仄暗い水の底から
感想
じっとりと湿っぽい雰囲気がいかにも日本的なホラーの世界を上手く演出している。ホラーなんだが、親子愛を切なく描いていてラストはちびっと泣けて、今までに観た中田秀夫×鈴木光司ホラーの中では怖いだけでなくちょっと感動。情緒不安定なシングルマザーを演じた黒木瞳の演技もグッド。

ぼのぼの  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
ラッコの子供ぼのぼのは目をパチパチ開けたり閉じたりしている。どうやら景色が微妙にズレて見えるのが面白いらしい。さっそく、この遊びをシマリスくんに教えてあげようと駆け出すが、ふと考え込んでしまう… “楽しいのって、どうして終わってしまうんだろう?”と。ぼのぼののお父さんもいつものように、海にただプカプカ浮かんでいる。フェネギーくんもいつものように、歌と踊りの練習に余念がない。アライグマくんもこれまたいつものように、いじめる相手を探してブラブラ歩いている。(from:NHKBS)
アニメ(カラー)
1993年/日本/ファミリー
監督 いがらしみきお
音楽 ゴンチチ、エンディングテーマ:大沢誉志幸「初恋」、挿入歌:GARLAND「なんかよくわかんないいい気分」
出演
声:藤田淑子、馬場澄江、屋良有作、大塚周夫、熊倉一雄
ぼのぼの
感想
原作漫画は面白くて読んでいたが、それがアニメになると、すごい間が退屈でイライラしてしまう。ゴンチチののんびりした音楽は原作にぴったりでいいのだが、挿入歌が面白くなくこれもすごく退屈。原作者本人が監督しているので、原作の雰囲気のままなのはいいが、映画としてのノリはとても悪い。やはりプロの映画監督にアニメ化してもらったほうが良かったのでは?

ボビー  BOBBY
★★★★☆  テレビ放送
内容
海外の要人たちが訪れるこの由緒あるL.A.アンバサダーホテルに、新たにその名を刻もうとする人物がいた。― ロバート・F・ケネディ ― “ボビー”の愛称で親しまれている若き上院議員は、カリフォルニア州の予備選挙を圧倒的な大差で制し、パーティーの会場は歓喜の笑顔で埋め尽くされていた。それぞれに悩みを抱えた人々も、この瞬間はそれを希望と変えていた。しかし、“勝利のスピーチ”直後、悲劇は起こった。1968年6月5日アメリカの希望、暗殺。事件16時間前、L.A.アンバサダーホテルに偶然居合わせた22人の様々な想いを描く…。(from:BS日テレ)
ドラマ(カラー)
2006年/アメリカ
監督 エミリオ・エステヴェス
音楽 マーク・アイシャム
出演
アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア、シャロン・ストーン、リンジー・ローハン
ボビー
感想
舞台はジョン・F・ケネディ元大統領の弟ロバート・F・ケネディが暗殺されたホテルで「グランド・ホテル」形式のそれぞれの人々のドラマ。接点がまるでないようにそれぞれの話が進行していってラストで見事に重なる。出演者も豪華でホテルの総支配人にホプキンス。料理長にローレンス・フィッシュバーン、電話交換手にヘザー・グレアム、彼女と浮気する支配人にウィリアム・H・メイシー、厨房チーフのクリスチャン・スレイター、金持ち中年夫婦にヘレン・ハントとマーティン・シーン、ベトナム行きを逃れる為に結婚する青年にイライジャ・ウッド…と豪華。その中で一番良かったのがシャロン・ストーンで最初はすっかり老けた姿に彼女と気がつかないほどだったが、夫(メイシー)の浮気に苦しみつつも他人の苦しみには温かく理解しようとする美容師の派手な外見とは違った慎ましやかな女性を魅力的に演じている。またアル中で苦しむ人気歌手のデミ・ムーアもなかなかイイ存在感。二人のピークを過ぎた大女優のガチンコ勝負もなかなか見物で面白かった。監督は「飛べないアヒル」などの俳優としてもお馴染みのエミリオ・エステヴェスで彼自身もデミ・ムーアの冴えない夫役で登場していてなかなかいい。

微笑みをもう一度 HOPE FLOATS
★★★☆☆ テレビ放送
内容
『Jerry Springer Show』みたいなTV番組でゲストとして出演、いきなり夫と親友の浮気を知らされ、どん底に落とされるバーディ(サンドラ・ブロック)。失意の中、夫と別れて娘と二人で実家に戻る。高校時代は学園のマドンナだった彼女は、戻ってきた田舎町でもウワサのまとに。そこへ同級生だったジャスティン(ハリー・コニックJr)に出逢い、二人は次第にひかれあって行くが…。
ドラマ
1998年/アメリカ
監督 フォレスト・ウィッテカー
音楽 デイヴ・グルーシン
出演
サンドラ・ブロック、ハリー・コニックJr、ジーナ・ローランズ、メエ・ホイットマン、マイケル・パレ、キャメロン・フィンレイ、ロザンナ・アークエット

感想
強くて暖かい母親のジーナ・ローランズがイイ!さすがの演技。サンドラ・ブロックとハリー・コニックJrはまあまあ。子役のメイ・ホットマンとジーナ・ローランズの名演に支えられた作品かも。フォレスト・ウィテイカーは監督業よりも役者の方がやっぱりイイかなぁ。

ポリスアカデミー POLICE ACADEMY
★★★★☆ テレビ放送
内容
新しい女性市長が急増する犯罪への対抗策として、警察官を急増させるため、厳しい採用制限を撤廃してしまった。その結果、ネコもシャクシも警察官志望者がどっと殺到、慌てたのはポリス・アカデミーの上層部。なんとか石と玉を選り分けようと、徹底したイビリ作戦を展開することになった。そして史上最悪の新入生たちvs鬼教官の空前の騒ぎが起こっていく。(BS-i)
コメディ(カラー)
1984年/アメリカ
監督 ヒュー・ウィルソン
音楽 ロバート・フォーク
出演
スチーブ・グッデンバーグ、キム・キャトラル、G・W・ベイリー、ババ・スミス、ジョージ・ゲインズ
ポリスアカデミー

感想
下品でベタなギャグばかりなんだけど、観る度に笑えるこのシリーズ、大好き。主演のチンピラのマホーニー(グッテンバーグ)以下、人間効果音ラーヴェル(ウィンスロー)、拳銃狂のタックルベリー、無口な大男ハイタワー(ババ・スミス)、気の弱い小動物系のフックス(マリオン・ラムジー)、呑気で人の良いラサール校長(ゲインズ)、大富豪のお嬢さんカレン(キャトラル)、グラマーなキャサリン(コリーン・キャンプ)に、宿敵キャラハン警部補(レスリー・イースターブルック)…皆クセ者ばかり。その中で一番笑わせてくれるのが、落ちこぼれ生徒をどうにか退学させようとする意地悪ハリス警部(ベイリー)とその手先の坊主頭二人。彼らのゲイバーで朝までダンスには爆笑。

ポリスアカデミー2 全員出動! POLICE ACADEMY 2: THEIR FIRST ASSIGNMENT
★★★★☆ テレビ放送
内容
世界中で大ヒットした前作の第二弾。女性市長の一時の気まぐれから粗製濫造された例のポリスアカデミーの新兵たち。恐るべき連中が遂に卒業免状を手にし、社会に飛び出すことになった!問題児たちの初仕事はいかに?(from:BS-i)
コメディ(カラー)
1985年/アメリカ
監督 ジェリー・パリス
音楽 ロバート・フォーク
出演
スチーブ・グッテンバーグ、ババ・スミス、デビッド・グラフ、マイケル・ウィンスロー、コリーン・キャンプ、ジョージ・ゲインズ、マリオン・ラムジー
ポリスアカデミー2

感想
前回のキャラハン警部補(レスリー・イースターブルック)に変わってモーサー(アート・メトラーノ)がマホーニーの宿敵。これが前回に劣らずすごい対決で大笑い。特に固まるシャンプー事件は腹がよじれるほど笑えた。ボブ・ゴールドスウェイト演じる悪党の頭領ゼットのキレまくったアホキャラ演技にも爆笑。前回の面々も皆登場するが、タックルベリーが美人先輩警官のキャサリン(コリーン・キャンプ)と結婚。彼女の父と兄の暴力スキンシップに爆笑。大きな犬を連れたマホーニーの新しい相棒も超汚いキャラで面白い。ギャグもしつこく無い程度に前回通りのところもあるが、新たなキャラによってより面白い展開になっていて楽しい。前回に負けない面白さ。

ポリスアカデミー3/全員再訓練! POLICE ACADEMY 3: BACK IN TRAINING
★★★☆☆ テレビ放送
内容
問題だらけの「ポリアカ軍団」が卒業した警察学校が、廃校の危機にあるという。州の予算削減の為、2つある警察学校を評定委員会が評価し1つにしようというのだ。ラサール校長は署長の座を狙っていたモーザー(アート・メトラノ)がもう一校の校長に収まっていると知り、卒業生を教官として呼び戻す。おなじみのマホニー(スティーヴ・グッテンバーグ)、ハイタワー(ババ・スミス)、タックルベリー(デイヴィッド・グラフ)らが集まり、新入生の特訓を開始するが、またまたクセのある新人ばかりで…。(from:BS-i)
コメディ(カラー)
1986年/アメリカ
監督 ジェリー・パリス
音楽 ロバート・フォーク
出演
スティーヴ・グッテンバーグ、ババ・スミス、デヴィット・グラフ、アート・メトラノ、ジョージ・ゲインズ
ポリスアカデミー3

感想
に続くシリーズ第3弾!ゲジゲジまゆげのモーザー、彼のアホな部下キックランド(またしてもゲイバーへ!)はもちろん、でギャングのアホな親玉だったゼッド(ボブキャット・ゴールドスウェイト)が改心(?)、タックルベリーの粗暴な義弟バド(アンドルー・パリス)も父親に殴られながらポリスアカデミーに入学してきた!そして日本のタチカワ署からやって来たノガタ(ブライアン・トーチ)など新キャラも笑える。レギュラー陣もしっかり登場、人間効果音ラーヴェル(マイケル・ウィンスロー)や小動物系フックス(マリオン・ラムジー)はもちろん、ランボーさながらのタックルベリーやハイタワーの女装もアリで大笑い。ただラストの水上カーチェイスはちょっと無駄が多すぎて退屈。

劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢  
★☆☆☆☆  テレビ放送
内容
人には見えない“アヤカシ”が視えてしまう高校生・四月一日君尋は、見合う対価を払えばどんな願いも叶えるというバイト先の主人・壱原侑子と共にオークションに招待された。(from:NHKBS)キャラクターデザイン・作画監督:黄瀬和哉、原作:CLAMP『×××HOLiC』(週刊少年マガジン連載)
アニメ/ ファンタジー/ホラー (カラー)
2005年/日本/松竹
監督 水島努
音楽 斉藤恒芳、主題歌:スガシカオ
出演
声:大原さやか、福山 潤、中井和哉、菊地美香
×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢
感想
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のジャックのように、手足が長いキャラ。主人公のキャラがコミカルでギャーギャーうるさくてイマイチ。侑子がクールで唯一救いのキャラ。魔女やアヤカシの話と、期待していたのにイマイチ。関連:劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君

ホリデイ  THE HOLIDAY
★★★★☆  テレビ放送
内容
クリスマスを目前に恋人と破局してしまったアメリカ人女性アマンダは、別天地で休暇を過ごそうと、インターネットでイギリスの素敵なコテージを見つける。持ち主アイリスに連絡すると、彼女も失恋したばかりで、二人はすぐに意気投合。2週間お互いの家や車を交換することになり、それぞれに新たな出会いが訪れるが…。C・ディアス、K・ウィンスレット、J・ロウら豪華キャストによるロマンチック・コメディー。(from:NHKBS)片やビバリーヒルズの豪邸に住むアマンダと、他方はロンドン郊外のメルヘンチックなコテージで暮らすアイリス。各自つい最近悲恋を味わったばかりの2人が、心をリフレッシュすべく、クリスマス休暇の間だけお互いの持ち家を交換する取り決めを交わし、やがてそれぞれ新たな恋のチャンスにめぐり合う様子を、「イン・ハー・シューズ」のC・ディアスと「タイタニック」「ネバーランド」のK・ウィンスレット、そしてJ・ロウとJ・ブラックという、人気スターたちの豪華共演で軽妙洒脱に綴る。監督は「恋愛適齢期」のN・マイヤーズ。(from:WOWOW)
ロマンス/コメディ(カラー)
2006年/アメリカ
監督 ナンシー・マイヤーズ
音楽 ハンス・ジマー
出演
キャメロン・ディアス(アマンダ)、ケイト・ウィンスレット(アイリス)、ジュード・ロウ(グレアム)、ジャック・ブラック(マイルズ)、イーライ・ウォーラック(アーサー)、エドワード・バーンズ(イーサン)、ルーファス・シーウェル(ジャスパー)、シャニン・ソサモン(マギー)
ホリデイ
感想
レンタルビデオ店で「卒業」のダスティン・ホフマン本人がいて笑える。90歳の元脚本家アーサーがアイリスに薦める名作映画の数々や、映画音楽作曲家のマイルズが映画音楽を次々と歌ったりと、映画好きには楽しいシーンばかり。泣かない女アマンダが涙を流すキャメロン・ディアスの演技は感動的で泣けた。ケイト・ウィンスレットも失恋で傷ついた女を自然に演じていて、別れた元恋人を振り切る言葉を吐くシーンには拍手喝采。アマンダやアーサーのファッショもお洒落で、ブリューゲルの絵を再現したよゆなイギリス田舎の美しいアイリスの家など、美術も素晴らしい。また、アイリスに感化されて若返る老人を演じたイーライ・ウォラックがいい味を出している。監督は「ハート・オブ・ウーマン」のナンシー・マイヤーズ。微妙な女心がよく描かれた作品。

ボルケーノ  VOLCANO
★★★☆☆  テレビ放送
内容
地下工事が進むロサンゼルスの街。珍しく中規模の地震が起きた朝、マッカーサー公園近くのマンホールの下から作業員が火傷を負って這いだしてきた。工事責任者は蒸気による事故だと報告する。だが、回収された7体の遺体のブーツが熱で溶けているのを見たロサンゼルス郡危機管理局(EOC)の局長ロークは、ただならぬものを感じる。そして、近くを走る地下鉄の運行を休止するよう要請するが、地下鉄事務局は3万人の足を乱すわけにはいかないと忠告を聞き入れない。管理局の部下エミットと無線交信しながら、耐熱服を着て地下道に潜ったロークは送信機が溶けだすほどの異常な高熱に、地質学者の応援を求めることにした。やって来たのは、カリフォルニア地質学研究所のエミー・バーンズ博士。すでに異変に気づいていた彼女はロークの制止も聞かず、翌日の早朝、同僚のレイチェルと共に調査に出掛ける。しかし、ちょうどそのとき、再び大地震が起こり、ロサンゼルス全域が停電。地下で硫黄のような物質を採取していたレイチェルは広がった割れ目に落ち、噴き上がった蒸気に飲み込まれてしまう。その頃、ロークは13歳の娘ケリーを連れて管理局に向かっていた。一方、地下では崩れたコンクリートの直撃を受けた地下鉄が立ち往生する。ロークの車がラ・ブレアのタール池近くに差しかかったとき、突然、マンホールの蓋が空中に舞い上がった。そして、タール池から火山弾が飛び出し、地面に落下したそれは溶岩となって街を炎に包んだ。信じられないことに、ロサンゼルスの地下で火山活動が発生したのだ。車から降りたロークは、応急手当てに当たっていた女医ジェイに火傷を負ったケリーを頼むと、救助活動に向かう。だが、溶岩流はウィルシャー通りを流れはじめ、街を容赦なく炎に包んでいく。ロークはロサンゼルスを救うために一か八かの賭けに出るのだが…!? (from:日曜洋画劇場)
パニック(カラー)
1997年/アメリカ
監督 ミック・ジャクソン
音楽 アラン・シルベストリ
出演
トミー・リー・ジョーンズ(マイク・ローク:小林清志)、アン・ヘッシュ(エミー・バーンズ:田中敦子)、ギャビー・ホフマン(ケリー・ローク:小島幸子)、ドン・チードル(エミット・リース:森川智之)、ジャクリーン・キム(ジェイ・コールドウェル:渡辺美佐) 、キース・デイビット(エド・フォックス:菅原正志)、ジョン・コルベット(ノーマン・カルダー:森田順平)、マイケル・リスポリ(ゲイター・ハリス:乃村健次)、ジョン・キャロル・リンチ(スタン・オルバー:福田信昭)
ボルケーノ
感想
ダンテズ・ピーク」と同じ時期に公開された火山噴火パニックものだが、こちらの方が、人間ドラマが描けていて好き。特に、地下鉄の車両に置き去りにされた人々を救うレスキュー隊や、転倒した消防車から同僚を救おうとする消防士、警官と彼に捕まった黒人男性が協力して防火堤防を築くシーンなど、名も無き人々の人情劇が泣ける。また主演のトミー・リー演じるマッチョな災害対策局長のリーダーシップぶりと、絶対に娘を守る強い父っぷりもグッド。その娘がパニックの中、自分よりも小さな子から頼りにされることで恐怖症から克服して成長するエピソードも良い。CGを駆使した溶岩噴出シーンも圧倒。しかし「ダンテズピーク」に比べるとキャスティングに華がなく地味な感じ。地学博士に「ジョンQ-最後の決断-」のアン・ヘッシュ。娘役は「Dearフレンズ」のギャビー・ホフマン。監督は「ボディーガード」のミック・ジャクソン。

ポルターガイスト POLTERGEIST
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
郊外の住宅地に住むごく普通の平和な家族を突然襲った不可思議な超常現象。エスカレートする現象は末娘を狙う霊の仕業と知った両親は、霊能力者の協力を得て末娘を取り戻すため戦いを挑む。
ホラー
1982年/アメリカ
監督 トビー・フーパー/【製作総指揮】スティーヴン・スピルバーグ
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演
クレーグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムス、ヘザー・オルーク、ビアトリス・ストレート、ドミニク・ダン、オリバー・ロビンス

感想
公開当時はすごく恐いイメージが強かったのに今観てみるとスピルバーグが製作に関わっているせいか、ホラーっぽい表現が少なく、死体や棺桶が出現するシーンはあまりにも幼稚で笑ってしまった。霊の世界も恐怖よりも未知の得体の知れないものというだけであまり恐さを感じない。それどころか光の世界は美しくさえ思える描き方。でも流石にウジが湧いているシーンは気持ち悪かった!

ホルテンさんのはじめての冒険  O' HORTEN
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「キッチン・ストーリー」のベント・ハーメル監督が母国ノルウェーを舞台に贈るハートウォーミング・コメディ。 オスロのアパートで小鳥と一緒につましく暮らすホルテンさんはノルウェー鉄道の真面目な運転士。40年間変わらぬ規則正しい毎日を送っていた。そんなホルテンさんもついに67歳の定年を迎えることに。ところが、退職前夜、同僚が開いてくれた送別会に出てほんの少し1日のリズムが狂ったばかりに不運が重なり、翌朝人生初の遅刻をして志麻氏、担当の列車に乗り遅れてしまう。茫然自失ですっかり行動に変調をきたしてしまったホルテンさん。以来、これまでの人生では無縁だった出来事や風変わりな人々と次々に遭遇することになり…。(from:衛星劇場)
コメディ/ドラマ(カラー)
2007年/ノルウェー
監督 ベント・ハーメル
音楽 コーダ
出演
ボード・オーヴェ ギタ・ナービュ ビョルン・フローバルグ エスペン・ションバルグ
ホルテンさんのはじめての冒険
感想
キッチン・ストーリー」ほどの感動はなかったものの、真面目でストイックに暮らしていた鉄道員が定年を迎えて今まできっちり正確に同じことを繰り返していた生活から一変してはじめてのことをやり始める数日の話。犬が鍵になっているのか?と注目していたら全然そんなことはなく…とちょっと肩すかしなところもこの監督らしいか。アキ・カウリスマキに通じる北欧的ノンビリ感が心地よいし、辺り一面白銀の中を走っていく鉄道の姿に癒される。音楽もグッド。

ポルノグラフィックな関係 UNE LIAISON PORNOGRAPHIQUE
★★☆☆☆ テレビ放送
内容
1999年ヴェネツィア国際映画祭最優秀女優賞(ナタリー・バイ)受賞 パリ。一人で暮らす女がセックスに対する妄想を実現させたいと思い雑誌にパートナー募集の広告を出す。やって来た男を気に入った女はホテルで一夜を共にする。以来、毎週木曜日に同じ部屋で二人は体を交わす関係を続ける。名前や電話番号などプライベートに関することはお互いに聞かないことが暗黙のルールだった。しかし、関係を続けていくうちに2人はセックス以外の面でもお互いに惹かれあっていくのだった…。(from:BS日テレ)
ロマンス/ドラマ(カラー)
1999年/ ベルギー:フランス:ルクセンブルグ:スイス
監督 フレデリック・フォンテーヌ
音楽 ジャノ・サナヴィア、アンドレ・ジェズック、マルク・メルジュン
出演
ナタリー・バイ、セルジ・ロペス
ポルノグラフィックな関係

感想
名前も知らないネット広告で知合った二人が、セクシャルな関係を続ける内に、次第に運命の相手と意識するが、元々セクシャルな関係を求めて出会った二人。「二人は上手くいかない」とそれぞれが無理矢理結論を出して別れてしまう…という話をカウンセラーに告白するように二人のそれぞれの本音をインタビュー風に聞き出している。登場人物もほぼ二人だけ、場所もいつも同じで落合うカフェと逢引の赤い内装のホテル。マンネリになりそうなところで、男が女の素性を知りたくなって彼女を追って地下鉄に入るが追跡に失敗したり、いつものホテルで出会った老人の死目に会ったり。それが二人をセクシャルな関係からもっと精神的なものに結び付けてゆく。ただセクシャルな関係だけをお互いに求めるだけの方が、結果的には上手くいって、お互いの愛を純粋に育む事ができるのか…。大人な関係を描いた作品だけどロマンチックではない。

ボルベール<帰郷>  VOLVER
★★★☆☆  テレビ放送
内容
失業中の夫と15歳の娘と暮らすライムンダは、スペインの太陽のように情熱的な女性。そんなある日、関係を迫る義父を娘が刺し殺してしまう。娘を守るため夫の死体を隣の店の冷凍庫に隠すライムンダ。同じ頃、叔母の葬儀で故郷へ戻った姉は火事で死んだ筈の母の姿を見た、という噂を耳にする。葬儀を終え家に帰り着いた時、トランクに少しやつれた母が…。戸惑いながらも懐かしさに一緒に暮らし始める姉。/ある日突然、死んだはずの母が帰ってきた…。巨匠アルモドバル監督が贈る「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」に続く女性讃歌3部作の最終章。(from:BSジャパン)
ドラマ(カラー)
2006年/スペイン
監督 ペドロ・アルモドバル
音楽 アルベルト・イグレシアス
出演
ペネロペ・クルス(ライムンダ)、カルメン・マウラ(イレーネ)、ロラ・ドゥエニャス(ソーレ)、ブランカ・ポルティージョ(アグスティナ)、ヨアンナ・コボ(パウラ)、チュス・ランプレアベ(パウラ伯母さん)、アントニオ・デ・ラ・トレ(パコ)
ボルベール<帰郷>
感想
冒頭の殺人事件で、エグいサスペンスかと思わせておいて、母と娘の親子愛を描いた人情劇風で予想は裏切られる展開。親子も母と娘だけ、誰もが伴侶を亡くしたり、別れたりの独り者で男不在で男は厄介者扱い。それなりの深い事情から彼らを殺して仕舞う女たちの業の凄さに圧倒されるが、罪に後悔は微塵も抱かずに生きる彼女たちのエネルギッシュな姿は清清しく感じる。

ポロック 2人だけのアトリエ  POLLOCK
★★★☆☆  テレビ放送
内容
アメリカのモダン・アート界のスターだった実在の画家ジャクソン・ポロックと、彼を励まし支え続けた女性アーティスト、リー・クラズナー。二人の関係を軸に、苦悩する天才アーティストの生き様が描かれていく。主演はピュリツァー賞を受賞した原作にほれ込み、自身が製作・監督も担当したハリウッドの実力派俳優エド・ハリス。初監督ながらリーを演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンをアカデミー助演女優賞に導いた。(from:NHKBS)
伝記/ドラマ(カラー)
2000年/アメリカ
監督 エド・ハリス
音楽 ジェフ・ビール
出演
エド・ハリス、マーシャ・ゲイ・ハーデン、エイミー・マディガン、ジェニファー・コネリー
ポロック 2人だけのアトリエ
感想
アメリカで一番高く取引されているポロックのアクション・ペインティング。その絵は一見、絵の具を無意識に叩きつけたり、垂らしたりした画法だが、すべて計算して意識的に描いているのが分かる。有名なアクション・ペインティングは美術館でよく見たが、その前のシュルレアリスム(というよりも幼児の絵のようなバスキアっぽい感じも)に影響された作品を描いていたとは、この映画ではじめて知った。ウィレム・デ・クーニング(ヴァル・キルマー)、カンジンスキーに影響を受けたというポロックの、製作過程やその技法の変化などが描かれていて興味深い。ポロックというと商業的にも成功したアメリカンドリーム体現の画家というイメージだったので、本人もそうとうしっかりした経営者と思っていたが、本人はアル中で、金銭面の管理は妻(「ミスティック・リバー」のマーシャ・ゲイ・ハーデン)が一切を仕切っていたのがこの作品で分かった。制作風景を撮影したフィルムは以前、美術館で観たことがあるが、ポロック自身があんなにいやいや撮影されていたとは知らなかった。ジェニファー・コネリーが晩年のグラマーな恋人を演じている。またグッゲンハイム美術館の姪で、前衛美術収集家のペギー・グッゲンハイム(エイミー・マディガン)が資産家らしい我侭で奇抜なキャラに描かれていて面白い。トム・ウェイツのエンディングが酔っぱらいアーチストの人生そのものという感じで良い。

幌馬車(1923) THE COVERED WAGON
★★★☆☆ テレビ放送
内容
西の新天地に向かう人々の開拓精神を、数々のエピソードとともに描いている。ウィンゲート率いる大幌馬車隊が、遠くオレゴンを目指して出発した。途中、若きバニオン率いる別の幌馬車隊と合流し、ともに困難を乗り越えながら進んでゆく。ウィンゲートの娘モリーは、飾らないやさしさをもつバニオンにひかれてゆくが、モリーにはサムという許婚がいた…
西部劇/ドラマ(白黒)
1923年/アメリカ
監督 ジェームズ・クルーズ
音楽 無声映画(活弁:澤登翠)
出演
J・ウォーレン・ケリガン(ウィル・バニオン)、ロイス・ウィルソン(モリー)、チャールズ・オーグル(モリーの父ジェス・ウィンゲート)、タリー・マーシャル(ビル・ブリッジャー)、アーネスト・トレンス(ウイリアム・ジャクソン)、アラン・ヘール(恋敵サム・ウーダム)
幌馬車

感想
開拓時代からさほど遠く無い時期に作られた作品なので、服装や西部の荒野を旅する農民達の様子もリアルに感じる。主人公のインディアンの襲撃も迫力があり、恋愛や仲間の連帯や裏切り、寒波など自然の驚異など見どころも多い。酔っぱらいのビルがモリーからの言伝を打ち合いで忘れてしまい、飲んでまた思い出すなど、コミカルで笑えるところも多く、西部劇の元祖と言われるだけあってエンターテインメント作品としても質は高い。バニオンと人形を作ってやった少女とのエピソードも印象的。サイレント映画だが名曲「おお、スザンナ」が効果的に使われている。

幌馬車は行く  
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「トニー」の愛称で親しまれ、石原裕次郎、小林旭に次ぐ「第三の男」とも呼ばれた赤木圭一郎。活躍が期待されたが、本作の翌年、人気絶頂の21歳で事故死してしまう。本作は当時の西部劇ブームに影響を受けた無国籍アクション。警察隊に追われるギャング団の一人・野上雄介は、高原に花畠を求めて移動する養蜂幌馬車隊に助けられる。回復し、暫しの幸福を味わう雄介だったが、再びギャング団に引き戻されてしまう…。(from:チャンネルNECO)
アクション(カラー)
1960年/日本/日活
監督 野口博志
音楽 山本直純
出演
赤木圭一郎、笹森礼子、水島道太郎、芦田伸介、楠侑子、小園蓉子、堀恭子、郷[金英]治、待田京介、武藤章生
幌馬車は行く
感想
日本を舞台に西部劇という無謀な設定を高原を移動する養蜂家で、彼らがトラックの時代にも関わらず頑固に幌馬車で旅をしているという設定で無理やり乗り切っている。悪党の親玉がカウボーイハット、他にもハンチングなど、男たちがそれぞれ違った帽子を競うように被っているが、イマイチ着こなせてないところが微笑ましい。このちょっとダサくて田舎臭い悪党たちがハチミツをウイスキーに入れて「意外とイケル」なんて飲んでいる様子が子供のようで笑える。この悪党たちが列車強盗犯というの「え?狭い日本で?」と思わず笑ってしまう設定。主演は「世界を賭ける恋」の赤木圭一郎で、彼の役所は恋に落ちた女の為に悪党一味から足を洗って悪党と決闘する「シェーン」とそっくり。でもラストシーンは「シェーン」の名シーンとはまったく違った形。

ホワイト・オランダー WHITE OLEANDER
★★★☆☆ テレビ放送
内容
全米でベストセラーになった小説を、M・ファイファーやR・ゼルウィガー出演で映画化したヒューマン・ドラマ。芸術家の母と娘2人で生活していたある日、母親が殺人事件で逮捕されることになる。未成年だった娘は里親を転々とする生活が始まる。獄中で母親は娘が他人の影響を受けることが許せずに、面会に訪れた娘を激しく非難する。少女の自立と母親の葛藤(かっとう)を描いた作品。(from:NHKBS)
ドラマ(カラー)
2002年/アメリカ
監督 ピーター・コズミンスキー
音楽 トーマス・ニューマン
出演
ミシェル・ファイファー、アリソン・ローマン、レニー・ゼルウィガー
ホワイト・オランダー

感想
ジャネット・フィッチの『扉』を映画化。主演のはアリソン・ローマンは「ビッグ・フィッシュ」で若き日のサンドラ・ブルームも演じていた。ミシェル・ファイファー、レニー・ゼルウィガー、ロビン・ライト・ペンのそれぞれの母親役は個性的な3様で面白いのだが、一番影響の強かった本当の母親を演じたミシェルの魅力的で相変わらずの美しさで、どの出演者をも圧倒していたのだが、イマイチその魅力が発揮できて無かった感じ。レニーの出演は短いがそれなりに印象的だったのに…。あまり知らない女優だったけどロビン・ライト・ペンが良かった。「あの頃ペニー・レインと」のパトリック・フュジットなどが出ているが、なんか消化不良。タイトルのホワイト・オランダーとは夾竹桃(きょうちくとう)のことらしい。沖縄ではよく見られる台風にも灼熱の暑さにも強い毒のある植物。

ホワイト・クリスマス(1954)  WHITE CHRISTMAS
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
第二次世界大戦の戦友であるボブとフィルは、戦後、コンビを組みショービジネスの世界で活躍。やがて2人はプロデューサーとしてミュージカルを手がけるまでになった。ミュージカルのマイアミ公演中に出会ったベティとジュディの姉妹に惹かれた2人は、彼女たちと一緒に冬の休暇を過ごすバーモント州へ向かう。そこで宿泊先のホテルの経営者が戦時中に世話になった上官と分かり、経営難を助けるため、2人はショーを企画するが…。歌える俳優ビング・クロスビーとダニー・ケイ共演、クロスビーの音楽映画『スイング・ホテル』のリメイク作。同作で歌われた名曲がクリスマスの定番「ホワイト・クリスマス」だが、今作ではその曲名がタイトルに。(from:ザ・シネマ)
ミュージカル(カラー)
1954年/アメリカ
監督 マイケル・カーティス
音楽 アーヴィング・バーリン、ジョセフ・J・リリー
出演
ビング・クロスビー(ボブ)、ダニー・ケイ(フィル)、ローズマリー・クルーニー(ベティ)、ヴェラ=エレン(ジュディ)
ホワイト・クリスマス
感想
タイトル曲はクリスマスの定番音楽にもなっている名曲なのでクリスマス一色の映画と思ったら、ビング・クロスビーとダニー・ケイを中心にしたミュージカルでレビューの舞台裏を描いたロマンス。ストーリーは在り来たりだし、レビューや曲も「雨に唄えば」などに比べると平凡だがクロスビーのソフトな歌は素晴らしい。「ウエスト・サイド物語」のジョージ・チャキリスがのバックダンサーの一人として出演している。

ホワイト・バレンタイン(1999)  WHITE VALENTINE
★★★☆☆  テレビ放送
内容
「猟奇的な彼女」の大ヒットによって注目を浴びた韓国女優チョン・ジヒョンの映画デビュー作で、不思議な因縁で結ばれた男女のすれ違う恋心を描いた正統派ラブストーリー。小さな町の本屋で働くジョンミンは童話作家を夢見る天真爛漫(らんまん)な少女。ある日彼女は一羽の伝書ばとを見つけ、その足についている手紙に気づく。それは、最愛の恋人を亡くした男性ヒョンジュンが天国にいる彼女にあてて書いた手紙だった。(from:NHKBS)
ロマンス(カラー)
1999年/韓国
監督 ヤン・ユノ
音楽
出演
パク・シニャン(ヒョンジュン)、チョン・ジヒョン(ジョンミン)、ヤン・ドングン(ハンソク)、チョン・ムソン(ジョンミンのおじいちゃん)、キム・ヨンオク(花屋のおばあちゃん)、キム・セジュン(チソク)
ホワイト・バレンタイン
感想
酒に酔うちょっとヒョンジュンの演技が下手だったり、臭すぎる演出がちらほら気になったけど、自分の気持ちを素直に伝えられない不器用な二人に共感できる。「僕の彼女を紹介します」など、はちゃめちゃに元気なキャラが多いチョン・ジヒョンは、こちらでは、一人の文通相手を一途に思う夢見る少女がぴったりで良い。「イエスタデイ 沈黙の刻印」の神父や、ドラマ「クッキ」の師匠を演じたチョン・ムソンがジョンミンの祖父役でいい味を出している。またヒョンジュンは「銭の戦争」のパク・シニャン。チョン・ジヒョン関連:イルマーレ

ホワイト・ファング WHITE FANG
★★★★☆ テレビ放送
内容
100年程前のゴールド・ラッシュにわくアラスカ。母と死別した少年ジャック(イーサン・ホーク)は父を訪ねてアラスカにやってくる。途中、ジャックは飢えた狼の群れに襲われ、群れにいた犬と狼の混血の白い子犬に出会う。子犬はインディアンに拾われ、アイア・タック(白い牙)と名づけられ大切に育てられるが悪党に連れ去られ荒々しい闘犬と化してしまう。大自然の中、アイア・タックとジャックの美しい信頼の絆が見るものの感動を呼ぶストーリー。(from:BS-i)
アドベンチャー/ドラマ(カラー)
1991年/アメリカ
監督 ランダル・クレイザー
音楽 ベイジル・ポールドゥリス
出演
クラウス・マリア・ブランダウアー、イーサン・ホーク、シーモア・カッセル、ジェームズ・レマー
ホワイト・ファング

感想
アラスカの厳しくて美しい大自然を舞台に、両親を亡くし一人父が残した土地に金を求めてやってきた少年と、同じく母を亡くした狼と犬の間の小犬が運命のように引きつけあい、友情を育んでゆく…という話。虹が架かった山々や豊かな動植物などアラスカの自然描写がとても美しい。そして小犬から成犬までのファングがとても可愛くて芸達者。特にヒグマと戦うシーンは迫力、悪党ビューティ(ジェームズ・レマー)たちをやっつけ、町に連行するシーンはいっぱしの保安官気取りで彼らをたしなめているようで笑えた。若く純粋な好少年ジャックを演じるイーサン・ホークも清々しくてとてもイイし、そのジャックを息子のように面倒を見る様になるアレックス(「レンブラントへの贈り物」のブランダウアー)のキャラもイイ。あまり期待せずに見たがさすがディズニーだけあって良質の作品。ラスト、ファングとジャックの再会は泣けた。

ホワイト・ファング2 伝説の白い牙 WHITE FANG 2: MYTH OF THE WHITE WOLF
★★★★☆ テレビ放送
内容
ジャックから金鉱とファングを引き継いだシスコ出身の白人少年ヘンリー(ベアストウ)。彼はある日、ファングと共に町へ向かう途中、激流に飲み込まれ溺れてしまう。流された末、岸辺に打ち上げられた彼は、インディアンの娘リリー(クレイグ)に助けられる。彼女の部族では昔から生活の糧としていたトナカイが姿を消し、移住の危機を迫られていた。その部族にはトナカイがいなくなると白い狼が現れ、部族を救ってくれるという伝説があった。(from:BS-i)
ドラマ/ファミリー(カラー)
1994年/アメリカ
監督 ケン・オリン
音楽 ジョン・デブニー
出演
スコット・ベアストウ、カーマイン・クレイグ、アル・ハーリントン、M・ルービバー
ホワイト・ファング2

感想
ファングの相棒の少年はイーサン・ホークからスコット・ベアストウに変わっているが前作に劣らぬ面白さ。前回では雄大なアラスカの自然をタップリと見せる展開だったが、今回は金鉱の利益を一人占めにしようと企むリーランド・ドゥルリー牧師(モリーナ)、その手先になる町の店の店主ハーシー(ジェフリー・ルイス)らの陰謀をファングとヘンリー、インディアンのリリーとピーター(アンソニー・ルイヴィヴァー)が突き止めて阻止する冒険劇に。そしてヘンリーとリリーの恋や酋長の息子ピーターとの友情を描いていたり、ファングも白い雌の狼と出会ったり…。ラストはファングの可愛い子供達も登場のハッピーエンドで最後まで楽しめるディズニー映画。悪党牧師を演じるアルフレッド・モリーナは「ショコラ」で伯爵を「フリーダ」ではフリーダの夫で画家ディエゴを演じている。

ホワイト・プラネット  LA PLANETE BLANCHE
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
地球の果てに白く輝く星、北極。ヨーロッパ、ユーラシア、アメリカの3大陸に囲まれた青く深い海に浮かぶ氷の王国は、地球の気候の変化により消えようとしている。極寒の長い冬から光溢れる短い夏まで、『ホワイト・プラネット』は北極の過酷な大自然の中で、未来へと命をつなげるために逞しく生きる動物たちの感動スペクタクル。巣穴で出産数日後の赤ちゃんを育てるホッキョクグマ、敵から子を守り水中で乳を与えるセイウチ、神秘の牙でメスをめぐり闘うイッカク、繁殖地とエサを求め1000キロの危険な旅に挑む50万頭のカリブー、生後3週間で親と別れて大洋に泳ぎ出る子アザラシ点。常に死と背中合わせの過酷な環境下で撮影された、動物たちの貴重な映像。消えゆく氷の王国で生きるために闘う動物たちの姿は、勇気、希望、そして美しさを見るものに強く訴えかけている。(from:BS日テレ)
ドキュメンタリー/ファミリー(カラー)
2006年/カナダ:フランス
監督 ティエリー・ラゴベール、ティエリー・ピアンタニダ
音楽 ブリュノ・クーレ
出演
ナレーション:宮崎あおい
ホワイト・プラネット
感想
巨大タコの泳ぐ姿、バイソンの戦い、イッカクなどの動物たちの姿を描いたフランス製作ネイチャー・ドキュメント。しかし、ジャック・ペラン製作の「WATARIDORI」「オーシャンズ」に比べると平凡で、北極グマを最初と最後に出したあたりは「北極のナヌー」「皇帝ペンギン」など数あるネイチャー・ドキュメントとあまり代わり映えしない。
ネイチャー・ドキュメンタリー作品グレート・ビギン」「ディープ・ブルー」「子象物語」 「子熊物語

ホワイト・ライズ  WICKER PARK
★★★★☆  テレビ放送
内容
90年代のヨーロッパ映画「アパートメント」をポール・マクギガン監督がリメークしたラブ・ストーリー。ビジネスマンとしての成功を手に入れた青年マシューは、美しい婚約者との結婚を間近に控えている。そんなある日、彼は思いがけず昔の恋人リサの姿を目撃し、その後を追うが…。冬のシカゴを舞台に、複雑に交錯する男女の恋愛模様をミステリアスに描く。(from:NHKBS)広告会社で働くマシューは、婚約者との結婚を控え、故郷のシカゴへ戻ってきた。そんなマシューの目に飛び込んだのは、2年前に突然姿を消した元恋人、リサの姿。かつてないほどに愛した女性の面影が頭から離れないマシューは、出張を取りやめてリサの行方を捜し始める。やがてマシューはあるアパートの一室にたどり着くが、住人はリサと同じ名前を持つ別人(ローズ・バーン)だった。落胆するマシューだが、彼女には大きな秘密と嘘が隠されていた…。身も心も運命の人に捧げたいと願う男女三人のひたむきな思いが交錯したことをきっかけに、縺れ合う数奇な運命を丹念に描き出した大人の純愛ストーリー。(from:BSフジ)
ロマンス/ミステリー/サスペンス(カラー)
2004年/アメリカ
監督 ポール・マクギガン
音楽 クリフ・マルティネス
出演
ジョシュ・ハートネット(マシュー)、ダイアン・クルーガー(リサ)、ローズ・バーン(アレックス)、マシュー・リラード(ルーク)、クリストファー・カズンズ(ダニエル)、ジェシカ・パレ(レベッカ)
ホワイト・ライズ
感想
ブラックホーク・ダウン」「シャンプー台のむこうに」のジョシュ・ハートネット主演、「戦場のアリア」「ナショナル・トレジャー」のダイアン・クルーガーがミステリアスなヒロイン役。でも、テレビドラマ「ダメージ」のローズ・バーンが意外な伏兵。彼女の存在がサスペンス風にしていて面白い。携帯電話があれば、ここまでこじれなかったのにね…。簡単、速攻で連絡がついてしまう現代では、かなりファンタジーなすれ違いロマンス。ステレオフォニックスやライフハウスなど癒し系な音楽もグッド。

ホワイトアウト  WHITEOUT
★★☆☆☆  テレビ放送
内容
日本最大の貯水量を誇り、150万キロワットの電力を発電する新潟県奥遠和ダム。冬のある日、奥遠和ダムの職員・富樫(織田裕二)は、同僚の吉岡と遭難者救助に出かけるが、その途中でホワイトアウト(吹雪で発生したガスと舞い上がった雪が白い闇となってあたりを覆い、視界を完全に覆ってしまう現象)に見舞われ、遭難者は救出されたものの、吉岡が遭難死してしまう。その2ヵ月後、吉岡のフィアンセ、平川千晶(松嶋菜々子)がダムを訪れた。ところが、千晶がダムに到着したまさにその時、テロリスト集団がダムを占拠、千晶も囚われの身となる。同じ頃、ダムでは富樫が千晶を待っていた。婚約者だった彼女に吉岡の最期を伝えるためだ。その手には吉岡の形見の品がしっかりと握り締められている。だが、富樫はダム近くのレストハウスで不審な人間から銃撃を受けてしまう。突然、新潟県警に無線連絡が入る。「こちら奥遠和発電所。開閉所およびダムの施設は我々が占拠した」。犯人グループの首謀者ウツギ(佐藤浩市)は政府に50億円を要求し、拒否すればダムを決壊、下流の20万世帯を濁流に流すと通告。制限時間は24時間。しかし、ダムに通じる唯一のルートは爆破され、巨大ダムは、閉ざされた要塞と化した。悪天候で警察も手が出せない。偶然、難を逃れた富樫はたった1人、仲間と麓の20万世帯の住民を救うため、凶悪なテロリストに孤立無援の戦いを挑む。真保裕一によるベストセラーが原作。(from:BSフジ)
アクション/サスペンス(カラー)
2000年/日本/東宝
監督 若松節朗
音楽 住友紀人、ケン・イシイ
出演
織田裕二、松嶋菜々子、佐藤浩市、石黒賢、中村嘉葎雄、吹越満
ホワイトアウト
感想
織田裕二は「踊る大走査線」と同じキャラで新鮮味がないし、松嶋菜々子のキャラには、恋人の遭難を相棒の責任と強く重い込むなど首を傾げるところ多々あってイマイチ共感できない。メインテーマの音楽はケン・イシイ。でも期待のその音楽も少ししか使われていないのでがっかり。中村嘉葎雄が地元警察のベテラン刑事を演じていてイイ味を出しているのが救い。

ホワット・ライズ・ビニース  WHAT LIES BENEATH
★★★☆☆  テレビ放送
内容
遺伝学の教授ノーマン・スペンサー博士と妻クレアは、美しい湖の畔で幸せに暮らしていた。が、クレアは愛娘を大学に送り出したばかりで、心に穴が開いた状態。そんなとき、家の中で奇妙な出来事が起こり始める。風もないのに開くドア、突然動き始めるコンピューター。囁くような声が聞こえ、水には見知らぬ女性の顔が浮かんで見える…。科学者の夫にはどれも妻の妄想としか思えないのだが…。(from:地上波)
サスペンス/ミステリー(カラー)
2000年/アメリカ
監督 ロバート・ゼメキス
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演
ハリソン・フォード(ノーマン・スペンサー)、ミシェル・ファイファー(クレア・スペンサー)、ダイアナ・スカーウィッド、ジョー・モートン、ミランダ・オットー
ホワット・ライズ・ビニース
感想
ハリソン・フォードとミシェル・ファイファー主演で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス監督のホラーというのは意表を突かれたが、この面々で期待した割には話が見えてしまってイマイチ。この手のホラーは名作「シャイニング」があるので、これは「正常」の域に止まっていて恐さがあまりない。かといって心霊現象が入ってしまっているので「ダイヤルMを廻せ!」を引き合いに出すようなサスペンスではない。それでもクライマックスのバスタブ・シーンは凄くて、2大スターを起用した真骨頂が感じられる。

ボン・ヴォヤージュ BON VOYAGE
★★★★☆ テレビ放送
内容
1940年6月、戦争でパリが陥落。美しい人気女優ヴィヴィアンヌ(イザベル・アジャーニ)は、彼女の愛人である政治家のボーフォールと共に、戦火を逃れホテルに身を寄せていた。そこへ、ヴィヴィアンヌの殺人の罪を被り囚われの身となっていた青年・オジェ(グレゴリ・デランジェール)が現れ、劇的な再会をする…(from:BSジャパン)
ロマンス/コメディ/サスペンス(カラー)
2003年/フランス
監督 ジャン=ポール・ラプノー
音楽 ガブリエル・ヤレド
出演
イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー、ヴィルジニー・ルドワイヤン、イヴァン・アタル、グレゴリ・デランジェール、ピーター・コヨーテ
ボン・ヴォヤージュ

感想
8人の女たち」のヴィルジニー・ルドワイヤン、「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」のイヴァン・アタル、「スフィア」のピーター・コヨーテにイザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデューと豪華キャスト。公開当時48歳とは思えないアジャーニが美しく、どんな男も悩殺してしまう妖しい小悪魔的女優を演じて、彼女の魅力が溢れている。パリがドイツに陥落し、パリから逃れようとする人々のオムニバス風なドラマだが、深刻な時代は背景とは裏腹に、困難を精力的に乗り越えようとする人々をコミカルに描いていて湿っぽくないのがイイ。さらに冒頭は人気美人女優と元恋人が巻込まれる殺人事件、原爆の材料を持って逃げ回るユダヤ人科学者とその助手、彼らをスパイする謎の記者と、サスペンスの要素も、またロマンス、ナチと戦うレジスタンスもありと盛り沢山。でも散漫にならずちゃんとそれぞれのキャラが描かれている。男達はあくまでも添物でアジャーニとルドワイヤンの魅力なくしては作れなかっただろうと思う1本。

本日休診  
★★★★★  テレビ放送
内容
第1回読売文学賞を受賞した井伏鱒二の同名小説の映画化。休診日にも関わらず次々とお呼びがかかり、結局大忙しの一日を送る心優しき町医者と人々の交流をつづった人情ドラマ。戦後、三雲病院が再出発してからちょうど1年がたち、その記念に初代院長の八春先生以外は温泉へ出発した。ゆっくり留守番しようと思っていた八春先生だったが、次から次へと訳あり患者が訪れ、大わらわとなる。(from:NHKBS)
ドラマ(白黒)
1952年/日本/松竹
監督 渋谷実
音楽 吉沢博、奥村一
出演
柳永二郎、淡島千景、鶴田浩二、佐田啓二、角梨枝子、三國連太郎、岸惠子
本日休診
感想
監督は「好人好日」の渋谷実。「雪夫人絵図」「銀座化粧」「白痴」「座頭市物語」などの名脇役、柳永二郎が主人公の八春先生をちょっとコミカルで人情深く演じている。黒澤明監督は「どですかでん」や「赤ひげ」は、この作品から影響を受けているような気がする。共演者も豪華で淡島千景、鶴田浩二、佐田啓二、角梨枝子、岸惠子などがそれぞれいい味を出しているが、特にいいのがちょっと頭をやられた復員兵を演じた三國連太郎。支離滅裂な行動を取る彼を近所の住民たち皆が彼を暖かく受け入れている姿がいい。少年兵と思い込んでいる助けた負傷の鴈が夕日を群れで飛んでいく姿を編隊を組んで飛んでゆく飛行兵たちと重ねて描いているラストはちょっぴり泣けた。

ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ HILARY AND JACKIE
★★★★☆ テレビ放送
内容
20世紀最高のチェリストと謳われ、28歳の頂点の時に難病に倒れたジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を、双児のように育った姉のヒラリーの視点と、ジャッキー本人の視点から描いた作品。教育熱心な母親の元で姉のヒラリーはフルートを、妹のジャッキーはチェロを学び、才能を開花させていくが、やがてジャッキーの才能は皆に賛辞され、ソロデビューをはたすまでになる。一方ヒラリーは次第に自分の才能がプロには及ばないことを知る。やがてヒラリーは結婚して普通の主婦に、ジャッキーは世界をまたぐ大演奏家へと成長していった。しかしハードな海外生活で心身共に疲れたジャッキーの体に異変が起こる…。
伝記/ドラマ(カラー)
1998年/イギリス
監督 アナンド・タッカー
音楽 バーリントン・フェロング
出演
エミリー・ワトソン、レイチェル・グリフィス、ジェームズ・フレイン、デヴィッド・モリセイ、チャールズ・ダンス
ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ

感想
最初は家族を振り回す、我がままで、天才気質の気難しい女と思えたジャッキーが、視点を彼女に変えると、チェロを引けなくなると誰からも振り向いてもらえないと悲観する、孤独で悲しい女だと分かる。多発性硬化症で苦しむシーンは壮絶。その彼女の側で看病する家族の苦痛も相当なもの。病気は音楽の才能に付随した天からの授かり物だったのか…。才能に目覚める前の海辺のシーンで「大丈夫」という言葉の意味はいろいろあるのだろうけど、私には結果がわかっていても、やはり音楽の才能をもらう方をジャッキーは選択していたのではないかと思える。彼女のバッハ、無伴奏チェロ組曲を1枚持っているが、その音は「癒し」には程遠く、かなりドラマチックな演奏。その演奏と同じく情熱的に生きた女性。

ボンボン(2004)  EL PERRO
★★★☆☆  テレビ放送
内容
突然クビになったフアンは、ある日、人助けのお礼として贈られた大きな白い犬・ボンボンを育てることになり…。(from:BS朝日)
ドラマ(カラー)
2004年/アルゼンチン
監督 カルロス・ソリン
音楽 ニコラス・ソリン
出演
フアン・ビジェガス、ワルテル・ドナード
ボンボン
感想
お人好しの中年オヤジと愛嬌のない白い大型犬のロードムービー。出演者は皆素人、犬もタレント犬ではなく、演技が自然体なのが良い。わずかな給金の仕事からも解雇され、唯一の肉親の娘からも疎まれた冴えないオヤジが、白い犬をもらった時から運が好転する…というアルゼンチン版花咲か爺さんみたいな話だが、犬は終始無愛想で、主人公にさえ甘える風を示さないのが面白い。また、お人好しで人を疑うことを知らない主人公に、最後までハラハラさせられるが、彼の善良な心を犬は感じ取っているかのように、二人が離れた時にお互いの存在の大切さに気が付くところは心に残る。地味な作品だけど、にんまりと笑えるユーモアもあって温かく素朴な作品。