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華麗なるミュージカル 〜ブロードウェーの100年〜
BROADWAY =THE AMERICAN MUSICAL=
第1回 ショービジネスの幕開け
第2回 ジャズに夢中
第3回 暗い時代の中で
第4回 名作誕生
第5回 新しい息吹
最終回 拍手は鳴りやまず
第1回 ショービジネスの幕開け EPISODE1 "GIVE MY REGARDS TO BROADWAY"
★★★☆☆ テレビ放送
内容
アメリカのエンターテインメントの拠点として、100年にわたり傑作を生み続けてきた「ブロードウェー」。芸術とビジネスという両面を兼ね備えたミュージカルの歴史をたどりながら、アメリカ社会の変ぼうや人々の意識の変化を6回シリーズで描く。第1回は、20世紀初頭の黎明期、ニューヨークに集まった移民が独特のスタイルを生み出す様子を描き出す。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2004年/WNET:BBC:NHK制作
監督 マイケル・カンター/プロデューサー:ジェフ・デュプレ、サリー・ローゼンタール
出演
アドルフ・グリーン(脚本家)、ジュリー・アンドリュース(俳優)、メル・ブルックス(映画監督、脚本家)/ナレーション:市村正親
華麗なるミュージカル〜ブロードウェーの100年〜1

感想
ジュリー・アンドリュースの「マイファア・レディー」の貴重な舞台の様子や、バーブラ・ストライサンドの「ファニー・ガール」のシーン、ジョージ・M・コーハンの生涯を描いた「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」などのシーンを交え、ミュージカルの誕生とその歴史を語るドキュメントで第1回は1893ー1927年まで。ジークフェルドのプロデュースした演劇とそれで生まれたスターの数々も登場。戦争の色が濃くなった時代には「戦地に伝えよ」などの戦意高揚をあおるようなヒット曲も登場し、ブリーフ姿のダンサーが銃を肩に担いでタップを踊るシーンには苦笑。他、人種差別問題を扱った問題作「ショウ・ボート(脚本:オスカー・ハマースタイン、音楽:ジェローム・カーン)」での成功などを紹介。

第2回 ジャズに夢中 EPISODE2 "SYNCOPATED CITY"
★★★☆☆ テレビ放送
内容
アメリカのエンターテインメントの拠点として、100年にわたり傑作を生み続けてきた「ブロードウェー」。芸術とビジネスという両面を兼ね備えたミュージカルの歴史をたどりながら、アメリカ社会の変ぼうや人々の意識の変化を6回シリーズで描く。第2回は、1920年代の急速なアメリカ社会の変化に伴うブロードウェーの変ぼう、そして大恐慌による影響、ハリウッド映画との関係など、戦前の歴史を振り返る。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2004年/WNET:BBC:NHK制作
監督 マイケル・カンター/プロデューサー:ジェフ・デュプレ、サリー・ローゼンタール
出演
ジュリー・アンドリュース(俳優)、アン・ダグラス(歴史家)、メル・ブルックス(映画監督、脚本家)/ナレーション:市村正親
華麗なるミュージカル〜ブロードウェーの100年〜2

感想
第2回は1919ー1933年までのミュージカルの歴史を振り返る。1920年代、禁酒時代・女性の生活変化で女性主役のミュージカルが主流になり、マリリン・ミラーという女性スターが誕生する。また黒人に扮したユダヤ人のジョルスンの「デキシーメロディーが子守歌」がヒット。ヨービー・ブレイクによる黒人のジャズ・ミュージカル「シャッフルで行こう」の曲「愛が道を開く」がヒットし、ジョージ・ガーシュインなどに多くの文化や思想に影響を与えた。ガーシュインはその後「スワニー」「ディップ・トゥズ」「魅惑のリズム」など多くのヒット曲を出す。ウォルター・ウィンチェル(「成功の甘き香り」でランカスターが演じたJ.J.ハッセンカーのモデル?)などのジャーナリストがブロードウェイに大きな影響力を持つようになり、華やかに賑わう。しかしトーキー映画「ジャズ・シンガー」の成功と大恐慌でミュージカルの繁栄も下火に。

第3回 暗い時代の中で EPISODE3 "I GOT PLENTY O' NUTTIN"
★★★☆☆ テレビ放送
内容
アメリカのエンターテインメントの拠点として、100年にわたり傑作を生み続けてきた「ブロードウェー」。芸術とビジネスという両面を兼ね備えたミュージカルの歴史をたどりながら、アメリカ社会の変ぼうや人々の意識の変化を6回シリーズで描く。第3回は、大恐慌から第2次大戦にかけた時期も、ユーモアあふれる作品を送り出し、人々に希望を与えていくブロードウェーの創作活動の様子を描く。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2004年/WNET:BBC:NHK制作
監督 マイケル・カンター/プロデューサー:ジェフ・デュプレ、サリー・ローゼンタール
出演
ジュリー・アンドリュース(俳優)、ティム・ロビンス(映画監督)、スタンリー・ドーネン(映画監督)/ナレーション:市村正親
華麗なるミュージカル〜ブロードウェーの100年〜3

感想
第3回は1929ー1942年までのミュージカルの歴史を振り返る。1930年代、大恐慌による不況で暗い歌が主流に。そんな中「アイム・ガット・ミュージック」を歌ったエセル・マーマンが人気スターに。「我、君を歌う」など政治色の強いものが主流になる。黒人女性スターのエセル・ウォーターズの「バーミンガム・マーサ」、黒人の悲惨な現実を歌った「サバータイム」がヒットする。「ビギン・ザ・ビギン」やフレッド・アステアが映画「コンチネンタル」で歌って踊った「夜も昼も(Night and Day)」と、コール・ポーターの曲がヒットする。ガーシュインは農場へおもむき貧しい黒人たちを描いた「ポーギーとベス」とアメリカ初のオペラ「サマータイム」をヒットさせる。また「クレイドル・ウィル・ロック」で描かれた左翼演劇の世界もこの時。リチャード・ロジャースとラリー・ハートの「パル・ジョーイ(ジーン・ケリー)」がヒット。真珠湾攻撃で戦意高揚を計るテーマが主流になり「これが軍隊だ」が大ヒット、アメリカのプロパガンダで民衆の心をつかむ手腕の上手さが分かる。

第4回 名作誕生 EPISODE4 "OH,WHAT A BEAUTIFUL MORNIN'"
★★★☆☆ テレビ放送
内容
アメリカのエンターテインメントの拠点として、100年にわたり傑作を生み続けてきた「ブロードウェー」。芸術とビジネスという両面を兼ね備えたミュージカルの歴史をたどりながら、アメリカ社会の変ぼうや人々の意識の変化を6回シリーズで描く。第4回は、名作が次々に登場した第2次大戦から戦後にかけての時期。ミュージカルプレーの幕開けを紹介する。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2004年/WNET:BBC:NHK制作
監督 マイケル・カンター/プロデューサー:ジェフ・デュプレ、サリー・ローゼンタール
出演
ジュリー・アンドリュース(俳優)、アンディ・ハマースタイン(オスカー・ハマースタイン二世の孫)、パトリシア・モリソン(俳優)/ナレーション:市村正親
華麗なるミュージカル〜ブロードウェーの100年〜3

感想
第4回は1943ー1960年までのミュージカルの歴史を振り返る。第2次大戦が激しくなる中、名曲「美しい朝」が印象的なオスカー・ハマースタイン二世とリチャード・ロジャースによる「オクラホマ!」「オン・ザ・タウン」「南大平洋」がヒット、ハマースタインの遺作になる「サウンド・オブ・ミュージック」までの二人の作品を中心に紹介される。ロジャースとアルフレッド・ニューマンの「回転木馬」がヒット。エド・サリバン・ショーが始まり、最初のゲストにロジャーとハマースタインが出演。他、アーヴィング・バーリンの「アニーよ銃をとれ」からは名曲「ショウほど素敵な商売はない」が誕生、コール・ポーターの「キス・ミー・ケイト」が大ヒット。アラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウの名作「マイ・フェア・レディー」が誕生。主演のレックス・ハリソンと新人だったジュリー・アンドリュースが舞台で唄っている貴重な映像も。

第5回 新しい息吹 EPISODE5 "TRADITION"
★★★☆☆ テレビ放送
内容
アメリカのエンターテインメントの拠点として、100年にわたり傑作を生み続けてきた「ブロードウェー」。芸術とビジネスという両面を兼ね備えたミュージカルの歴史をたどりながら、アメリカ社会の変ぼうや人々の意識の変化を6回シリーズで描く。第5回はミュージカル低迷期。「ウエスト・サイド物語」以後、現代社会の複雑さを描く新作が出るなど客層も多様化し、変革の時を迎えたブロードウェーを描く。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2004年/WNET:BBC:NHK制作
監督 マイケル・カンター/プロデューサー:ジェフ・デュプレ、サリー・ローゼンタール
出演
ジュリー・アンドリュース(俳優)、ハロルド・プリンス(演出家・プロデューサー)、ボブ・フォッシー(演出・振付家)/ナレーション:市村正親
華麗なるミュージカル〜ブロードウェーの100年〜3

感想
第5回は1957ー1979年までのミュージカルの歴史を振り返る。「王様と私」などにも関わったジェローム・ロビンスの演出による「ウエスト・サイド物語」、スティーブン・ソンドハイムとバーブラ・ストライザンドの「ファニー・ガール」「ハロー・ドーリー」、ジェローム・ロビンスの「屋根の上のヴァイオリン弾き」が大ヒット。ロックンロールのヒットでミュージカル音楽のヒットチャート入りが下火に。ヒッピー達のベトナム反戦を扱った名曲「アクエリアス」がとてもいいジョセス・ハップの「ヘアー」、ソンドハイムとハロルド・プリンスの「カンパニー」がヒットする。70年代の不況の中、マイケル・ベネットの「コーラス・ライン」がヒットしてブロードウエイにも活気が少し戻る。ボブ・フォッシーの「くたばれ、ヤンキース」「シカゴ」や公民権運動を扱った「キャバレー」が大ヒット。彼の自伝的映画「オール・ザット・ジャズ」ではそのヒットメドレーが堪能できて好きだ。「スイニー・トッド」のジョアンナを「ジェシカおばさんの事件簿」のアンジェラ・ランズベリーが演じていていて見てみたい!

最終回 拍手は鳴りやまず EPISODE6 "PUTTING IT TOGETHER"
★★★☆☆ テレビ放送
内容
アメリカのエンターテインメントの拠点として、100年にわたり傑作を生み続けてきた「ブロードウェー」。芸術とビジネスという両面を兼ね備えたミュージカルの歴史をたどりながら、アメリカ社会の変ぼうや人々の意識の変化を6回シリーズで描く。最終回では、「プロデューサーズ」以後、今日までのブロードウェーの歩みをたどる。ブロードウェー・ミュージカルは、時代とともに変化し、アメリカ文化の象徴であり続けている。(from:NHKBS)
ドキュメンタリー(カラー/一部白黒)
2004年/WNET:BBC:NHK制作
監督 マイケル・カンター/プロデューサー:ジェフ・デュプレ、サリー・ローゼンタール
出演
ジュリー・アンドリュース(俳優)、ネイサン・レイン(俳優)、アンドリュー・ロイド・ウェバー(作曲家)/ナレーション:市村正親
華麗なるミュージカル〜ブロードウェーの100年〜3

感想
最終回は1980年以降のミュージカルの歴史を振り返る。デビッド・メリックの「フォーティーセカンド・ストリート」がヒット。マッキントッシュがプロデュースする「キャッツ」「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」など近年のヒット作が誕生。印象派画家スーラの世界を描いたソードハイムの「ジョージの恋人」は芸術的に優れていたがヒットせず、ソードハイムはその後引退し、一つの時代が終わる。ジェリー・ハーマンのゲイ・ミュージカルが流行るがエイズの流行で多くの人材を失う。ディズニーの進出で「ライオン・キング」「リトル・マーメード」「美女と野獣」がヒット。エイズで亡くなったジョナサン・ラーソンの「レント」、「ヘアースプレー」、ハリウッド関係者が制作し多額の資金を投入した魔女たちのミュージカル「ウィキッド」など近年の注目作が紹介される。75年に渡りミュージカルの移り変わりを描いた風刺画家アル・ハーシュフェルドの絵が魅力的。