海外TVドラマ映画鑑賞BEST5
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市川崑稲垣浩野村芳太郎山田洋次男はつらいよ市川雷蔵
フェリーニヴィスコンティチャップリンゲイリー・クーパー
情婦
アガサ・クリスティー 関連作品
テレビドラマ・シリーズ
(1957年)情婦
(1974年)オリエント急行殺人事件
(1978年)ナイル殺人事件
(1979年)アガサ/愛の失踪事件
(1980年)クリスタル殺人事件
(1982年)地中海殺人事件
(2005年)アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵
(2007年)華麗なるアリバイ

オリエント急行殺人事件

MURDER ON THE ORIENT EXPRESS
1974年/イギリス
監督 シドニー・ルメット
脚本 ポール・デーン
原作 アガサ・クリスティー「オリエント急行の殺人」
音楽 リチャード・ロドニー・ベネット
撮影 ジェフリー・アンスワース
オリエント急行殺人事件
★★★★★  ミステリー(カラー) テレビ放送
出演 アルバート・フィニー(エルキュール・ポアロ)、リチャード・ウィドマーク(ラチェット・ロバーツ)、アンソニー・パーキンス(ヘクター・マックイーン:ラチェットの秘書)、ジョン・ギールグッド(エドワード・ベドウズ:ラチェットの執事)、マイケル・ヨーク(ルドルフ・アンドレニイ伯爵:ハンガリーの外交官)、ジャクリーン・ビセット(エレナ・アンドレニイ伯爵夫人)、ショーン・コネリー(アーバスノット大佐:英国軍大佐)、ヴァネッサ・レッドグレーヴ(メアリー・デベナム:元バグダッドのイギリス人教師)、ウェンディ・ヒラー(ナタリア・ドラゴミノフ公爵夫人:ロシア人貴族)、レイチェル・ロバーツ(ヒルデガルド・シュミット:公爵夫人のドイツ人メイド)、ローレン・バコール(ハリエット・ベリンダ・ハッバード夫人:アメリカ人)、イングリッド・バーグマン(グレタ・オルソン:スウェーデン人宣教師)、ジャン=ピエール・カッセル(ピエール・ミシェル車掌:フランス人)、コリン・ブレイクリー(サイラス・“ディック”・ハードマン:探偵)、デニス・クイリー(ジーノ・フォスカレッリ:イタリア人車販売商)、ジョージ・クールリス(コンスタンティン医師:ギリシャ人)、マーティン・バルサム(ビアンキ:国際寝台車会社の重役)
内容
アガサ・クリスティーの人気推理小説を、豪華なキャスティングで映画化。1930年代、アジアとヨーロッパを結ぶ国際列車オリエント急行の車内で起きた殺人事件をめぐり、偶然車内に居合わせた名探偵エルキュール・ポワロが、真犯人と事件の真相を追う。アカデミー助演女優賞(イングリッド・バーグマン)受賞。(from:NHKBS)
感想
クリスティー原作映画で『情婦』に続く傑作。キャスティングがこれだけ豪華にも関わらず、散漫にならずそれぞれのキャラを上手く生かしている。ジャクリーン・ビセットやヴァネッサ・レッドグレーヴ(『ダロウェイ夫人』)が若くて美しいし、バーグマンやバコールが渋い演技を見せてくれる。バコールのお洒落なこと!男陣も負けてなくて、マイケル・ヨークが若くて美しいし、コネリーは渋いカッコよさ。殺される男が『ワーロック』のリチャード・ウィドマークと豪華豪華!ポアロはテレビシリーズのスーチェの方が好きだけど、フィニーもなかなか頑張ってくれてる。でも何といってもラストが泣ける!12人の陪審員を連想させるなど、この事件の伏線に昔の事件を絡ませ感動的な結末を作り上げたクリスティーはやっぱり天才!
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ナイル殺人事件

DEATH ON THE NILE
1978年/イギリス
監督 ジョン・ギラーミン
脚本 アンソニー・シェーファー
原作 アガサ・クリスティー「ナイルに死す」
音楽 ニーノ・ロータ
撮影 ジャック・カーディフ
ナイル殺人事件
★★★★☆  ミステリー(カラー) テレビ放送
出演 ピーター・ユスチノフ(エルキュール・ポアロ)、アンジェラ・ランズベリー(サロメ・オッタボーン)、オリビア・ハッセー(ロザリー・オッタボーン)、サイモン・マッコーキンデル(サイモン・ドイル)、ジェーン・バーキン(ルイーズ・ブルジェ)、ジャック・ウォーデン(ベスナー医師)、ジョージ・ケネディ(ペニントン)、ジョン・フィンチ(ファーガソン)、デビッド・ニーブン(レイス大佐)、ベティ・デイヴィス(ヴァン・スカイラー夫人)、マギー・スミス(バウアーズ)、ミア・ファロー(ジャッキー)、ロイス・チャイルズ(リネット・リッジウェイ:ドイル)、I・S・ジョハール(チョドリー氏)、ハリー・アンドリュース(執事頭バーンスタブル)、サム・ワナメイカー(ロックフォード)
内容
アガサ・クリスティーの小説「ナイルに死す」をオール・スターキャストで映画化したミステリー巨編。ナイル川を行く豪華客船の中で、新婚の女性リネットが殺害される。富と美ぼうを兼ね備えたリネットは、親友ジャクリーンから婚約者を奪って結婚し、ただならぬ恨みを買っていたのだが…。エジプトのエキゾチックな景観をバックに、船に乗り合わせた探偵ポワロの見事な推理によって、驚くべき真実が暴かれる。(from:NHKBS)
感想
地中海殺人事件」と同じ「トプカピ」や「スパルタカス」のピーター・ユスチノフのポワロ。金髪で大柄のポワロはちょっと原作のイメージと違うが、この人が演じると不思議と文句なしになってしまう説得力がある。「オリエント急行殺人事件」ほどではないにしても、デビッド・ニーブンやマギー・スミス、オリビア・ハッセーなど豪華な出演者ばかり。特にジェーン・バーキン、ミア・ファローの個性派女優の競演は珍しい。またアンジェラ・ランズベリーは「クリスタル殺人事件」でミス・マーブルを演じている。そして、皆から恨みを買って殺される高飛車美女リネットは「007/ムーンレイカー」のボンドガールのロイス・チャイルズ。エキゾチックなエジプト観光を舞台に、コブラに襲われポワロ最大の危機もあったり、見所満載で飽きない展開。観光豪華船という密室での殺人事件も「オリエント急行殺人事件」に似ている。007調のニーノ・ロータの音楽も印象的。ラストでは「今度はオリエント急行での事件を話しましょう」と「オリエント急行殺人事件」にも触れたところで終わる。
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アガサ/愛の失踪事件

AGATHA
1979年/アメリカ
監督 マイケル・アプテッド
脚本 キャスリーン・タイナン、アーサー・ホップクラフト
原作 キャサリン・タイナン
音楽 ジョニー・マンデル
撮影 ビットリオ・ストラーロ
アガサ/愛の失踪事件
★★★★★  ミステリー(カラー) テレビ放送
出演 ダスティン・ホフマン(ウィーリー・スタントン)、ヴァネッサ・レッドグレーヴ(アガサ・クリスティー)、ティモシー・ダルトン(アーチー・クリスティー)、ポール・ブルーク(新聞記者ジョン・フォスター)、ティモシー・ウェスト(ケンワード刑事)、ヘレン・モース(イブリン)、イヴォンヌ・ギラン(ロイヤル・バスの治療師ブレイスウェート夫人)、セリア・グレゴリー(テレサ・ニール夫人)、アラン・バデル(ロード・ブラッケンベリー)
内容
推理作家アガサ・クリスティーが実際に起こした11日間の失そう事件を題材に、彼女をめぐる人間模様を架空の解釈で描いたロマンス映画。1926年12月。夫の愛が自分にはないことを知ったアガサ。すがりつくアガサを冷たく突き放し、夫はアガサとの離婚を申し出る。そしてその夜、アガサは突然姿を消した…。綿密な分析に基づく鮮やかな描写によって、彼女の失そう事件の真相に迫る。(from:NHKBS)実際にあった、イギリスの人気推理小説家アガサ・クリスティ失踪事件の真相とは?
感想
実際あった失踪事をホフマン演ずる米国から来た有名記者を架空に設定して、見事に当時謎のままに終わったこの事件を推理する。クリスティは一番好きな推理小説家で「名探偵ポアロ」や「ミス・マープル」等ほとんどの作品を読み映画も観た。彼女の描く1920年代の工業改革に湧く大英帝国の良き時代が映画にも美しく詳細に描かれている。話は夫の浮気に絶望的になったクリスティがある日失踪、人気作家の失踪に国中が騒ぎ立て警察は夫が殺したのではと疑う。しかし彼女は別人に成り済ましロンドン郊外避暑地のホテルに来た夫の浮気相手の女をつけて着実にある計画を進めていく。最後の最後迄どんでん返しがあり、まるで彼女の小説のように展開が読めない。内気で寂し気なクリスティが浮気夫(ティモシー・ダルトンがカッコイイ!)を最後まで愛している健気さに涙が出た。寂しい結婚生活のおかげであんなに素晴らしい作品が数々書かれたのかと思うと、彼女の不幸に同情しながらも冷たい夫にちょっと感謝してしまう。
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クリスタル殺人事件

THE MIRROR CRACK‘D
1980年/アメリカ
監督 ガイ・ハミルトン
脚本 ジョナサン・ヘイルズ、バリー・サンドラー
原作 アガサ・クリスティー「鏡は横にひび割れて」
音楽 ジョン・キャメロン
撮影 クリストファー・チャリス
クリスタル殺人事件
★★★★☆  ミステリー(カラー) テレビ放送
出演 アンジェラ・ランズベリー(ミス・ジェーン・マーブル)、エリザベス・テイラー(マリーナ・クレッグ:女優)、ジェラルディン・チャップリン(エラ・ゼリンスキー:秘書)、ロック・ハドソン(ジェースン・ラッド監督:マリーナの夫)、モーリン・ベネット(ヘザー・バブコック:婦人会幹事)、トニー・カーティス(マーティ・N・フェン:プロデューサー)、キム・ノヴァク(ローラ:女優:フェンの妻:前夫はラッド監督)、ウェンディ・モーガン(チェリー:ミス・マープルのメイド)、エドワード・フォックス(クラドック警部:マーブルの甥:スコットランド・ヤードの警部)、チャールズ・グレイ(ベイツ:ゴシントンホール執事)、チャールズ・ロイド=パック(牧師)、リチャード・ピアソン(ヘイドック:医師)、シック・ウィルソン(市長)、マレラ・オッペンハイム(マーゴット・ベンス:女性カメラマン・実はマリーナの養女)、ピアース・ブロスナン(ジェイミー役の俳優)
内容
「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続くアガサ・クリスティー原作のサスペンス映画。ハリウッドの大物女優マリーナが、撮影のためにロンドン郊外の閑静な町を訪れる。町中をあげて歓迎パーティーが催される中で、一人の女性が変死する。彼女はマリーナのグラスに注がれたカクテルを飲んだ直後に死亡したらしい…。町に住む老婦人ミス・マープルが、鋭い洞察力で、事件の裏に秘められた悲劇を解き明かす。(from:NHKBS)
感想
冒頭のモノクロ映画の犯人からミス・マープルがつきとめてしまうという小粋な演出。また、「ジャイアンツ」でも夫婦を演じたリズとロック・ハドソンがここでも夫婦役。ミス・マープルに「ジェシカおばさんの事件簿」のアンジェラ・ランズベリー。彼女かと思うほど「めまい」のキャラとは全く違う下品な女優を演じるキム・ノヴァクと、すっかり老いて仮面を取ったダースベーダーのようになってしまったトニー・カーティスなど、往年のスターばかりの豪華キャスト。公開当時イマイチぱっとしなかったのは、あまりにもオールドなキャストばかりだったからだろうか?今見てみると、「うし女」とキム・ノヴァクにいわれてしまうエリザベス・テイラー、二人の罵り合いは笑えて面白いし、犯人の展開はまるで市川崑監督の金田一耕助シリーズみたいだが、殺人に至った動機が「オリエント急行殺人事件」のように泣けてしまう。また、一番怪しいロック・ハドソンが実は…というオチも泣ける、「愛」をテーマにした、ただのミステリーじゃない深い物語。
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地中海殺人事件

EVIL UNDER THE SUN
1982年/イギリス
監督 ガイ・ハミルトン
脚本 アンソニー・シェーファー
原作 アガサ・クリスティー「白昼の悪魔」
音楽 コール・ポーター、挿入曲:ダイアナ・リグ「You're the Top」
撮影 クリストファー・チャリス
地中海殺人事件
★★★★☆  ミステリー(カラー) テレビ放送
出演 ピーター・ユスチノフ(エルキュール・ポアロ)、ダイアナ・リグ(アーリー・ナマーシャル:女優)、デニス・クイリー(ケネス・マーシャル:アリーナの夫)、ロディ・マクドウォール(レックス・ブルースター:ジャーナリスト)、マギー・スミス(ダフニー・キャッスル:ホテルの女主人)、コリン・ブレークリー(ホーレス・ブラット卿)、ジェームズ・メイソン(オデル・ガードナー:プロデューサー)、シルヴィア・ミルズ(マイラ:オデルの妻)、ニコラス・クレイ(パトリック・レッドファーン:ラテン語教師)、ジェーン・バーキン(クリスティン:パトリックの妻)、エミリー・ホーン(リンダ・マーシャル)
内容
地中海の美しい景観の中で起きる殺人事件のトリックを描いたミステリー。孤島のリゾートホテルに滞在中の元女優が何者かに殺害される。犯人は同じホテルの滞在客の中にいることは間違いないが、全員に完ぺきなアリバイがあった。そんな中、滞在客の中から、名探偵ポアロが進み出る…。全編に渡って流れるコール・ポーターの音楽が心地よい一作。原作はアガサ・クリスティーの「白昼の悪魔」。(from:NHKBS)
感想
ナイル殺人事件」に似たシチュエーションで起こる殺人事件。出演者も「ナイル…」に多く被っている。ジェーン・バーキンは貧乏なメイドから華麗なドレスで圧倒するマダムへ、こちらも地味なメイドだったマギー・スミスはホテルの女主人。他に、「オリエント急行殺人事件」で運転手だったデニス・クイリーや、探偵だったコリン・ブレイクリーがチンピラ等からセレブたちへとキャスティングされている。「007/女王陛下の007」のダイアナ・リグ、出演しているだけで只者ではないだろうと思わせてしまう名優ジェームズ・メイソンなど豪華キャスト。監督は「クリスタル殺人事件」「007/死ぬのは奴らだ」などのガイ・ハミルトン。驚きなのはポワロが命を狙われ毒蛇に襲われそうになること。でも、ユスチノフのポワロはどんな時でも慌てず騒がず沈着冷静。地中海の美しいリゾート地に相応しく、ミュージカル仕立ての明るい音楽もグッド。
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アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵

MON PETIT DOIGT M‘A DIT…
2005年/フランス
監督 パスカル・トマ
脚本 パスカル・トマ、フランソワ・カヴィリオーリ、ナタリー・ラフォリ
原作 アガサ・クリスティー「親指のうずき」
音楽 ラインハルト・ワーグナー
撮影 ルナン・ポレス
アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵
★★☆☆☆  ミステリー/コメディ(カラー) テレビ放送
出演 カトリーヌ・フロ(プリュダンス・ベレスフォード:タペンス)、フランソワーズ・セニエ(エイダ:プリュダンスの叔母)、アンドレ・デュソリエ(ベリゼール・ベレスフォード:トミー)、ジュヌビエーブ・ビジョルド(ローズ・エヴァンジェリスタ:老婦人)、ヴァレリー・カプリスキー(ブレイ:村の婦人会の責任者:オールドミス)、アンドレ・トラン(司祭)、ローラン・テルズィエフ(アネット)、ベルナール・ヴェルレー(将軍)、サラ・ビアジーニ(マリー・クリスティーン)、フランソワ・ベッタン(ルディ)、エリザベス・マコッコ(パッカード)、エルヴェ・ピエール(モーロワ医師)、アレクサンドラ・スチュワルト(ボスコバン)
内容
アガサ・クリスティーの小説「親指のうずき」を、舞台をフランスに移して映画化。好奇心おうせいな妻プリュダンスとおっとり気味の夫ベリゼール。田舎で悠々自適の生活を送る二人だが、ある日、一枚の絵をきっかけに謎めいた出来事に遭遇する…。コメディーの演出に定評のあるパスカル・トマ監督が、原作の持つ格調とフランスのエスプリを融合させて小粋に仕上げたミステリー。(from:NHKBS)
感想
題名「親指のうずき」は、シェイクスピアの「マクベス」の「親指がぴくぴく動く、何か悪いものがこっちに近づいて来るな…」から引用されたらしい。「おしどり探偵」の頃はまだ20代の若々しいカップルだったトミーとタペンスだけど、時は過ぎて孫までいる老年期の二人。ファンとしては彼らの老後もしっかりと見届けなくてはいけないところ。しかし、この映画作品で見る限り、お洒落なスパイ調だったのに対して、スパイの香りは全然なくなってしまって、時代も現代で30年代のお洒落でモダンな活気のある時代の雰囲気がなくなってしまったのが寂しい。ノートパソコンや携帯電話などのハイテク機器はどうもピンとこない。また、中途半端なコメディーなのも辛いところで全然笑えない。クリスティーはやっぱり30年代のお洒落なファッションなしでは語れない。「奇人たちの晩餐会」のカトリーヌ・フロがタペンス、夫のトミーは「ピエロの赤い鼻」のアンドレ・デュソリエ。イギリスやアメリカ版が豪華キャストなのに対して、こちらはかなり地味。もう少しビックネームがそろえば華もあって面白くなったかも。ミステリーの解き方ももうすこし魅力的な演出が欲しかった。
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華麗なるアリバイ

LE GRAND ALIBI
2007年/フランス
監督 パスカル・ボニゼール
脚本 パスカル・ボニゼール、ジェローム・ボジュール
原作 アガサ・クリスティー「ホロー荘の殺人」
音楽 アレクセイ・アイグイ
撮影 マリー・スペンサー
華麗なるアリバイ
★☆☆☆☆  ミステリー/ロマンス(カラー) テレビ放送
出演 ミュウ=ミュウ(エリアーヌ・パジェス:上院議員の妻)、ランベール・ウィルソン(ピエール・コリエ:精神科医)、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(エステル・バシュマン:アンリの胸像を作った芸術家。ピエールの愛人)、ピエール・アルディティ(アンリ・パジェス:上院議員。エリアーヌの夫。銃器の愛好家)、アンヌ・コンシニ(クレール・コリエ:ピエールの妻)、マチュー・ドゥミ(フィリップ・レジェ:作家。エリアーヌのいとこの息子。エステルを愛している)、カテリーナ・ムリーノ(レア・マントヴァニ:イタリアの女優。ピエールのかつての恋人)、モーリス・ベニシュー(グランジュ警部:事件担当刑事)、セリーヌ・サレット(マルト:靴屋の販売員。パジェス夫妻の遠縁。フィリップを愛している)、アガト・ボニゼール(クロエ:アンリの姪。パジェス夫妻と同居している)、エマニュエル・リヴァ(ジュヌヴィエーヴ・エルバン:ピエールの患者)、ダニー・ブリヤン(ミシェル:レアの運転手兼雑用係)
内容
フランスの小さな村、ヴェトゥイユに暮らす上院議員夫妻は、美しい自然に囲まれた大邸宅に友人たちを招待した。しかし、その週末に集まった男女は、妙な緊張感に包まれていた。原因は、精神分析医のピエール。医師としては優秀な男だが、女性たちには危険な魅力をふりまいていた。邸宅に集まった女たちの中には、過去の火遊びの相手、現在の恋人、そして復縁を迫る元恋人がいた。事情を知る男たちも含めて、全員がピエールに愛情と嫉妬、憎しみや哀しみを抱いていた。そして、一発の銃声と女の悲鳴が静寂を突き破る―。犯人は誰なのか?そして真の動機は?捜査が暗礁に乗り上げ、互いに誰も信じられなくなったとき、第2の殺人が起こる―。(from:BSTBS)
感想
現代のフランスに舞台を移した「ホロー荘の殺人」。しかしポワロは登場しないし、フランス的ジョークは笑えないし、なによりもクリスティというと20世紀前半のアールデコなインテリアにイギリス文化というのが定番だから、現代のフランス人に演じられてもいまいちピンとこない。ミステリー色よりも男女の愛憎劇に焦点を当てている感じだし。同じフランス製作の「アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵」も同じ失敗をしている感じが。どちらも出来の悪いテレビドラマという感じで残念。
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