大学への受験術 東大理三合格者の受験勉強指南
塾・予備校など
塾や予備校に通うのであれば、自分では進められないような苦手科目か市販の参考書ではなかなかカバーできないような内容を扱っている講座を受講すべきだろう。塾や家庭教師も苦手な科目をなくすために利用すべきものである。「マジメ」に通っているだけで一流大学に入れるほど大学受験は甘くはない。あまり大きな声では言えないが、私が必要の無い授業はカットするように言っているのはそういうことである。数学の講座で分かると思うが、扱われる問題数は十分とは言えない。結局は自分で問題を解いていかなければならず、さもないと演習量が不足する。これはいつも言っているとおりである。

生物で東大を受験しようと思っているなら、代ゼミ(http://www.yozemi.ac.jp/)の中嶋先生の講座はできるだけ受けたほうが良い。受験レベルを超えている内容も扱われるため必ずしも必須であるとは言えないが、数学や理科の講義にありがちな不必要かつ的外れな「ハイレベル」講座ではない。受けておけば考察問題などで役立つだろう。

一口にハイレベルと言っても、受験には全く役に立たないような「ハイレベル」な講座もあるので注意しなければならない。「ハイレベル」な講義に「感動」しても、入試で点が取れなければ無意味である。ここを勘違いしている人が多い。数学や化学は特に要注意である。大学教養レベルで理論付けても入試ではあまり意味がない。化学で上級レベルで実戦的なのは東進ハイスクール(http://www.toshin.ac.jp/hs/index.html)の二見 太郎氏の講座くらいである。二見氏は東大医学部医学科卒だが、理三合格者だけあって流石に受験というものがどんなものか良く分かっている。「ハイレベルの問題を解くというのはどういうことか」が分かる良いお手本である。『化学良問問題集 ハイレベル編』(東進ブックス)と「理論的にハイレベルな知識で裏付けをされた問題集」を比べてみると良い。どちらが筋が良いかが分かるだろう。二見氏の著書には数学の問題集(株式会社 栄光より刊行。株式会社 栄光 http://www.eikoh.co.jp/)もあるが、これも解いているうちに知識や解法が体系化されてくる良書である。二見氏には是非これら以外の科目にも進出してもらいたいものである。

講義というのは受けっぱなしでは意味がない。授業を一度受けてノートを繰り返し見るだけではたしてどのくらい定着するだろうか。授業では所詮要点をノートにメモしていくのが精一杯である。実力がないために聞き逃している点もないとは言えないだろう。この点はビデオ講座が圧倒的に有利である。分からない点も何度も繰り返し見ることができる。ビデオ講座で効果的なのは細野数学(参考書は現在は小学館から刊行。小学館 http://www.shogakukan.co.jp/)の一連のシリーズである。全分野に渡って出ているわけではないが、まずビデオで出ている分野から押えていくとかなりのハイペースで頻出問題を押さえることができる。予備校で講義を受けるよりもこのビデオ講座のほうが良いと言える。

中高一貫校に通っているのなら、不要なハイレベルさを切り捨てていて受験というものが分かっているという点では東京凰藍学院(http://www.oran.co.jp/)も悪くない。アルファベットのみからなる名称の某予備校(塾)よりも実戦的である。但し、合格率を高めたいのは分かるが、要求している答案のレベルが高いように思う。受験生が書く合格答案は意外に「平凡」である。また、理三受験に対してはやや及び腰の感がある。早い段階から東大受験をターゲットとしているのなら鉄緑会(http://www.tetsuryokukai.co.jp/)が良い。鉄緑会はハイレベルだが、理三合格者が中心に講義を行っていることもあり、受験生に近い立場で講義を展開してくれるだろう。このレベルの受験生なら参考になることも多いはずである。いずれにしても合格を確実にしたい成績の良い人向けである。

通信教育では、難関大学受験ではZ会(http://www.zkai.co.jp/home/index.asp)が有名だが、東大受験生でもマジメに添削問題をやっている人は多くない。選択するコースを間違えると全く力はつかない。自分の志望校の一つ下のコースで十分である。受験生でも基礎科のほうが良いこともある。問題が難しすぎるので、余程やるものがなくなってしまった人以外は東大向けとされるコースには深入りしないほうが良い。東大受験生は要注意である。志望校のコースを選ぶと時間の浪費となってしまうことも多々ある。但し、基礎学習が終了していてペースメーカーとして継続できるのなら悪くはない。しっかりやれば力はつく。英作文、現代文、小論文は有益である。問題を解いて添削をしてもらうのが良いだろう。直前期に旬報の問題を解きまくるというのは使える手である。余裕があるなら入会しておいても損はない。要は難問にはまって基礎を疎かにしないことである。アドバイスにも関わらず「背伸び」をしていると自滅する。
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