ミニコラム


あなたの人生にまったく役に立たない、かといってトリビアの泉ほど「ヘー」というほどでもないコラムです。
適当に読み飛ばして下さい。


1.各国比較
  今回訪問した各国の比較です。人口は統計の年度に差があります。

面積(平方キロ) 人口(万人) 人口密度(人/平方キロ)
スイス 41,284 730 177
フランス 551,695 6,040 109
イタリア 301,225 5,730 190
日本 372,863 12,770 342

 どの国もずいぶん民家が少ないように感じましたが、統計上でも日本の人口密度が段違いに大きいことがわかります。スイスのスキー場はとてつもなく広いけど、国の面積は九州(42,172平方キロ)より狭い小さな国です。


2.ツェルマットのスキー場
  スキー場の規模は日本とは比べるのも馬鹿々々しいほど、スケールが違います。最高地点は富士山より高い3,840m。ここから1,620mのツェルマットの村まで標高差2,200m以上あります。ちなみに日本では標高差1,000m越えるスキー場は数えるほどしかありません。そこに登山鉄道:1、地下ケーブルカー:1、ロープウェー:9、ゴンドラ:4、リフト:7、Tバー:7が設置されています。スキー場は広いため、混雑とは無縁ですが、特にロープウェーはかなり人数を詰め込むため、結構、疲れます。
  またこれ以上に混むのが、朝夕のバスでこちらは日本の通勤列車並に混みますので、遠慮せずどんどん乗り込みましょう。

3.各国の食事
  スイスの料理といえばチーズフォンデュが有名ですが、今回はホテルで夕食付きだったため、食す機会がありませんでした。参考までにホテルの料理は以下のとおり。

  朝はパン、シリアル、ハム、サラダ、ヨーグルト、コーヒーまたは紅茶、フルーツのバイキング方式。朝食は7時からですが、8時を過ぎないと卵料理(半熟卵、スクランブルエッグ)は準備されませんヽ(`⌒´)ノ。
  夜はコース料理。
 最初にスープまたはアラカルト。スープの味付けは悪くありませんが、しょっぱ過ぎ。全部飲んだら確実に塩分過多です。ちなみにハムも防腐剤の代わりの塩が多くあまり食べられません。しかしスーパーで買ったポテトチップはとても薄味で、スイス人の味覚は謎です。
  次にサラダバー、これは日本と大差ありません。
  そしてメイン。牛、豚、羊、魚等の日替わり2種から1つを選択。内容がよくわからないので、毎回友人と1種づつ注文しました(^^;)。それなりに凝った料理で、しょっぱくもありませんが、味付けはイマイチです。
  デザートはアイスまたはフルーツ。

  ゲレンデでは毎日イタリア料理でした。どれも日本と同等以上の味ですが、毎日食べるのはくどくて、ちょっとつらいものがあります。値段は25スイスフラン(約2300円)前後と結構高めですが、量は日本の倍ぐらいあるので、2人で1品でも十分です。そう考えると、そう高いといえないかもしれません。

  パリではホテル近くの日本料理、中華料理に走ったため、本場のフランス料理も食べずじまいでした。
 
ホテルの朝食

4.各国トイレ事情
  私のようにトイレが近い人は海外では苦労します。

  ツェルマットでは公衆トイレは駅の地下の1箇所しか見つけられませんでした。スキー場内ではレストハウスやゴンドラ等の駅にはたいていありますが、スキー場自体が日本に較べ格段に広いので、場所によってはなかなか辿りつけないこともあります。どちらも数分で電気が消え、窓のないトイレでは真っ暗になり、かなりあせります。そのため個室内にも電源スイッチがあります。
  これに対しブリーク駅では個室のみ0.3スイスフラン(約30円)と有料です。うまい具合にぴったりの小銭がないと扉を開けることができません。
 列車のトイレは昔懐かしい線路が見える(^^;)方式です。

  パリはトイレが少ない上に、案内板が日本のような男女のマークでなく、文字表示のため気付きにくいようです。
 私の利用したのはエッフル塔の足元のトイレとリュクサンブール公園のトイレ。小用が0.15ユーロ(約20円)、個室は0.4ユーロ(約50円)。管理人に料金を払って利用します。有料だけあって中は清潔に保たれています。

  ちなみに以前訪問したカナダのトイレは便座が高く、座っても床に足が届かず、自分の短足に涙しました(T_T)。

5.スイスフラン紙幣
  左下の写真は20スイスフラン紙幣ですが、何の図柄かわかりますか?メインになっているのは蒸気機関車の動輪です。何故こんなマニアックな図柄を採用したのでしょうか?これは表のイケメンな作曲家、Arthur Honegger (アルチュール・オネゲル) の代表作、蒸気機関車をモチーフにしたパシフィック231(交響的楽章第1番)という作品にちなんでデザインされたようです。パッと見た時は動輪を発明した人かと思いました。

 



6.新幹線 VS TGV
  東海道新幹線とTGV(ローザンヌ線)を比較してみました。あくまでも感覚的な評価です。

  東海道新幹線 TGV(ローザンヌ線)
速度 停車駅前後以外は200キロ以上 最高速になるのはパリの手前1時間ぐらい
座席 普通車2+3の5人掛け 普通車2+2の4人掛け
座席間隔 飛行機のエコノミーより広い 飛行機のエコノミー並
通路幅 人1.5人ぐらいの幅 人1人ぐらいの幅
車内色 中間色で落ち着いた感じ 赤い座席で派手な感じ
振動 甲乙つけ難し
走行音 甲乙つけ難し
その他騒音 列車同士のすれ違い、トンネル突入の圧力を感じる 車内の携帯利用が多い
以前は2列に1つだったが、300系以降は1列に1つ 3列に対し2つなので、景色が見にくい席もある
運転本数 ピーク時10本/時 ローザンヌ線5本/日
車内放送 列車番号、到着時刻、乗換、乗務員名、お土産、携帯の使い方等放送だらけ 何もなし
車内販売 頻繁に売り子が来る、自販機もあり ビュッフェ販売のみ
風景 防音壁、トンネル多く、都市部のため風景もイマイチ 民家は少ないが、ぶどう畑が続き結構退屈

  車両は新幹線の圧勝という感じです。新幹線の車内放送、車内販売は便利と思うか、うるさいと思うかは個人の感覚でしょう。
  TGVのビュッフェはおばさんが一人でしきっており、注文〜商品取り出し〜精算までに数分かかります。ワシの場合、フランス領内だったのでユーロで支払ったら、しばらく計算の後(計算がわからなくなり?)、他のお金がないか聞かれ、結局スイスフランで払いました。たかがオレンジジュース2本買うのに5分以上かかるとは・・・。日本のキヨスクを見習えヽ(`Д´)ノ。


7.フランスのアニメ、漫画事情
  フランスではかつて初めてのロボットアニメとして日本の「UFOロボ グレンダイザー」が放送された時、視聴率100%を取ったという伝説があります。当時はチャンネルが3つしかなく、しかも裏番組は2つとも政府広報だったそうですが、それにしてもその時間に寝ていたり、働いていた人はいないのかと突っ込みたくなる数字です。
  ところでマジンガーシリーズ第3作の「グレンダイザー」が「マジンガーZ」や「グレート・マジンガー」を差し置き、最初に放送されたのはなぜでしょうか?これは前2作の舞台が富士山麓なのに対し、「グレンダイザー」の舞台は八ヶ岳山麓でフランス人にも違和感が少ないためだったそうです。

  時は流れ、現在は日本製のアニメということを全く隠していないようです。私の滞在時に放送していた「キャプテン翼」は、台詞は吹き替えですが、翼君のユニフォームには南葛小の文字、応援団の旗も日本語。極めつけはBGMで、盛り上がる場面では日本語の主題歌がBGMとして流れるので笑ってしまいます。

  漫画も結構輸入されているようで、ルーブル美術館地下のショッピングモールの書店ではMANGAのフェアが行われていました。台詞は仏訳されていますが、効果音は日本語のままという作品も多いようです。
 ドラゴンボールなどは読みやすいよう左綴じにしたため、絵が裏焼きになっていて、悟空の服の亀(仙人)マークが左右逆さまになっています。

 
宮崎アニメ「魔女の宅急便」のポスターが街中に貼られていました。 ルーヴル美術館地下ショッピング街の書店のイベント看板



さらば、アルプス。また逢う日まで・・・。

最後まで御付き合い頂きありがとうございました。


ツェルマット・パリ紀行