トランジスタを使用した電子ブザー(導通試験機)
この回路は「広島市こども科学館のアマチュア無線クラブ」で小学生から中学生位まで製作した回路です、電池 回路 スピーカーを箱に一緒に入れると便利かと思います。
第1図
*実体配線図*
回路図を第1図に示します。
回路の基本はトランジスタを使用した発振回路からなっており,この回路は一般に直結帰還型と呼ばれているものです。
動作原理を簡単に説明すると,測定端子に測定される回路がつながれると,電源電圧がその回路内の抵抗をとおしてPNPトランジスタTr1のベースに加わってトランジタが順バイアスされます。
すなわちTr1のコレタタに電流が流れます、Tr1のコレタタ電流はTr2のベース電流と同じですから、同時にNPNトランジスタTr2も導通状態になります。
スピーカーに電流が流れます。
この一部の電流はコンデンサー(0.1μF)を通ってTr1のベースに戻り,それにつれてますますスピーカーに電流が流れるようになります。
回路電流がある値になるとコンデンサーに充電された電圧はTr1を逆バイアスするように働くので,スピーカーには電流が流れなくなります。
コンデンサーに蓄えられた電荷が放電すると,また始めから同じような動作を繰り返します。
これが発振する原理です.測定端子につなぐ抵抗値の大きさによって,スピーカーから出る音の周波数が違ってくるので、回路内の抵抗値の違いを音で知ることができます。
電源電圧は、安全のため3Vから1V程度です 乾電池1本の1.5V程度で動作します。電圧が変化すると発振周波数も変化します。
発信しない時はVR50kΩで発信点を探します。
【部品】
トランジスタには2SC1815と2SA966を使いましたが,他のNPNとPNPの小信号トランジスタが代用できますので,ジャンクなどで手持ちのものを使います。
【動作確認】
完成したら動作確認をします、結線の正常を確認し基板のボリュームを最大の50kΩにして,電池をつないで測定端子をショートした場合,スピーカ−から音がでればOKです。
発信しない時はVR50kΩを可変してみてください。
次に測定端子に1〜100kΩ程度の抵抗をつなぎ,つないだ抵抗によって音が変化することを確認します。
測定抵抗がOΩのときは音が数kHzですが,抵抗がだんだん大きくなり,100kΩにすると数100Hzに下がります。
測定抵抗と音の可変範囲の調整は、50kΩのボリュームで行います。
この回路は、トランジスタ、コンデンサーの値を変え下さい、部品のバラツキによっても多少音が変化しますので。
必要な測定抵抗を自分の好あの音にすることができます。
また,発信回路はICを使ってもできます、トランジスタ2石で簡単にスピーカーを鳴らせます。
何か別の物に応用できると思います。
1:電信のモールス練習用の発振器にも利用できることと思います。
2;テスト端子につなぐ抵抗の値を変えれば発信周波数が変化するので、テスト端子にボリュームを続すれば、可変トーン発振器とし利用できます。
皆さんで応回路を考えてください。