POEM 

    冬支度


今日は 朝から 冬じたく

夏ものかたして

冬もの出して

扇風機しまって

ストーブ出して

今日は 朝から いそがしい


                  2001.10.20

 

    あの頃

  田の脇を流れる用水路
  遠い昔に 人の手で
  作りあげられたもの
  その両脇には、名も知らぬ
  草がおいしげる

  人の歩くところだけ
  土が顔をみせ
  道となっている

  春の日差しを
  感じはじめたころ
  その道を歩く

  水は陽光をはじき、
  きらきらと
  かがやきを見せる。
  その中を
  白い花が咲いている
  黄色い花も咲いている
  小さな花が無数に咲いている
  水の中に咲く花々
  緑の葉は水の流れにゆられ
  花もゆれている

  もっと もっとと
  見て歩く

  いつか、また
  さがし たずねたい
  あの頃


         2001.11.13 
   

※ この文章は、「随筆のよーな」に入れるべきかもしれません。  blue-ring

 

    君のこと

きみは、急に僕の手を取り

その 小さな手をかさね、

その手を自分のほおにあてた


私のことを忘れないでと

言っているようだったね


きっと 忘れることは

しないからね
                 2001.12.10

 


 きみへ

あるがままがいい

あるがままを
磨いていこう

あるがままの中で
磨いていこう

そんな あなたは
光って見えるよ

2002.3.29

 


こころを揉む

ぎゅっ、ぎゅっ、と

かさついた、こころが

すこしでも、やわむよう

ときどき、ぎゅっ、ぎゅっ、と


春の陽をあびて、

すこし、あたたかくしたい

 

  2002.3.28 mimiさんの掲示板に書込みした、詩らしきものです。
「ことばとこころ」
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/4712/

 

PHOTO by Lucyさん (只今、休止中)

ふと見つけたキューピーさんの写真たち

この写真て  ちょっとかわった趣味だな

最初は単なる人形の写真


出てくるのはいろいろな表情のキューピーさん

でるわ でるわ えーまだあるの もっとあるの

ふーんいろいろあるんだね

赤ん坊のようなのも

歩き始めた頃かな っというのもある


何回かキューピーさんの写真を見にくる


不思議だ、なんとなく気になる

また、見にくる

ふーん、 ん?、かわいい。

この両手をひろげてるのが、かわいいんだ

この目もすてがたい 

このうしろ姿がいいんだょ

いやっ、この頭だよ。ちょっととがってるだろ

そこが、かわいいんだよ と、

いつのまにか、ぼくのなかに

はいってる


ブルーな瞳

押すとへっこんでしまいそうな

ちいさなお鼻

そんな眼でみられてたら

悪いこと出来なくなっちゃうじゃないか


2002.4.19

Lucyさんのサイト訪問から生まれた言葉達です。

   http://babu.com/~bar/ 

 



この空をゆこう

君よ


遠野をめぐり 山を翔け

風とともに ゆこう


そして


青の海原をめざして

翔けて ゆこうよ


2002.4.25

Let It Be 優希さんのサイト訪問から生まれた言葉達です 

http://users.hoops.ne.jp/yuuki348/index.html
Photo by:Water Wings
http://lv1uni.cool.ne.jp/

 


凍てついた  気持ちが  溶けてゆく

くちもとに  やわらかい  笑みが浮ぶ

 

ことばの波紋が  ゆっくりと

ひろがって  来る人を

つつみこんで  ゆくのだ

 

2002.4.22 posyさんの「消えない水輪」訪問から生まれた

言葉達です。

http://noel.u-hip2.com/

 


  君の中に見えるもの

 やきつくす炎 

 茜色の夕日にひかるパール 

 草原に寝ころび 髪に風をうけるきみ

 浴衣を着たきみが、線香花火に火をともし

 その散る火花をみている 

 目の中に火花がチリチリと 咲いている  2002.5.3

 

  会社からの帰り道

ここの小道の このお宅は 今バラが

きれいなんだよなぁ と思いながら 壁ぎわのバラに

目を走らす。 コンクリートの壁から バラの生垣に

変わるあたり 壁の上に猫が、こちらをのぞいている。

「新顔だね」 丸顔(ネコは皆丸顔だ) 目もまるい

グレーのなかに茶の縞がはいっている。からだも

それほど大きくなく まだ幼さが残っている。

かわいいネコだ。

ネコと見つめ合あうのも、おかしなものだが

ねこは目をそらさない。通りすぎても なんとなく

視線を感じて 振り返ると 瞬時に見てないふりに

顏をもどす。後には、長いしっぽの先を

まるくしたりして ゆらしている。

白地に朱のまじる バラの美しさよりも

ねこが ひきたつ 帰り道 

 

2002.5.8

 

 

PHOTO by Lucyさん (只今、休止中)

「大きくなったね」

そうか そうだったんだ
君だったんだね
ちっとも わからなかったよ

あの白球を追う姿に
日本中の7割の女性が
○O○ム様ァ ステキー などと言わしめて

どっかで見たことは あるとは
思ってたんだ

7割の女性の気持ちを集めるなんて
ただ者ではないと ふんでいたが、えっ 違うって!?

とぼけたって無駄さ
証拠? あるよ。 それは君の そのトサカあたま
だよ

誰が どうみたって 君はキューピーだろう
いやぁ 大きくなったもんだね
大人になるなんて想像もしていなかったけれど、
そうと知ったからには、心から君の活躍を応援させてもらうよ。


2002.7.27

ゆるぎなき信念と、

あふれる情熱

きみの後姿に みなぎっている

飛べ! スーパーベッカム じゃなかった

スーパーキューピー!

世界の平和のために

この月夜に 飛び立つのだ


〔この言葉たちはLucyさんのサイトのPhotograph Kewpie 5枚目からのイメージです〕


2002.7.27

〔えー、2002年ワールドサッカー、イングランドチーム・ベッカム氏を題材とさせていただきました。失礼な点がありましたら、即刻この作品は、削除いたします。〕

        Lucyさんのサイト訪問から生まれた言葉達「第二弾」です。

          http://babu.com/~bar/


誕生

「博士
これはどうでしょう」
「うーん 五分五分の確率かな
この知能プログラムが
際限無く動いてしまうとクラッシュする。
そのセイブに機能が
うまく働くかどうかだろう。」
博士はスイッチを入れた。
低い起動の音が響く。腹部のカバーは
開いているので、起動の際の各システムの
エラーチェックを確認する。システムは
激しく点滅を繰り返している。
まもなく、エラーチエックは終了し
小型液晶画面には、思考回路が働き始めたことを示す
ブルーウェーブが、表示されていた。
博士は、腹部の扉を閉じ、人工皮膚修正剤をスプレーした。
「吾郎、君はしばらくこれと一緒に生活して思考経路にエラーが
ないか、修正すべき思考プログラムを探すんだ。」
「−えっ、僕がですか」と言ってるのも聞かず、
博士は足早にFONY人工知能開発研究所から出て行ってしまった。
薄目を開けたそれは、「パパ?」と聞いてくる。「パパではない、吾郎だ。」
「吾郎だ。吾郎だ。よろしくね、吾郎だ。」「吾郎だではない。吾郎」
「吾郎。吾郎。よろしくね、吾郎」・・やれやれ、先が思いやられる。
研究所からそれをかかえ、車の助手席に置き、シートベルトをかける。                              
合成燃料と電気モーターを併用した僕の車は、自動制御運転ボタンを
押し、自宅を命じると音も無く発進し一気に270キロメートルまで加速して
いつものルートに乗った。
隣を行く車の男が、ぎょっとしたような視線を投げかけてくるのに気づいた吾郎は、肌かん坊のそれに上着を着せ掛けた。やれやれ、よりによって面倒な業務をまかされてしまった。
これに、どんなバグが潜んでいるやら、考えるだけでも空恐ろしいことだ。
吾郎の上着の中では袖をひっぱるやら、パタパタしたりと、青くでか
い瞳がせわしなく動き、外の景色に見入ったりしている。
                                 2003.9.30

 


       グラスの水


    グラスの水を

    飲みほして カタンと

    机に置く


    グラスは曇り

    空間から水を

    うけはじめる


    硬い岩肌を

    長い年月をかけ

    ぬけてくる水


    その水を 飲む   2002.8.1


夏の終わりに

きみのところに
ことばの花束を
とどけよう

今の季節は 何の
花だろう

そう、・・・
いろとりどりの
コスモスの花を
腕 いっぱいに


Let It Be 優希さんへ 
     2002.8.24
http://users.hoops.ne.jp/yuuki348/index.html




PHOTO by Lucyさん (只今、休止中)

ぼく ここにいるよ

一服しようと内ポケットから
机にタバコとライターを、放り投げる

ふいに箱から アイツが顔を出した
目をこするが消えない
なんか 笑いかけられているようだ

タバコの箱を見ながら
机をコツコツとたたく
メガネをはずして ハンカチで拭く

いつからこんな幻影が見えるようになったんだろう
あのサイトをのぞいた日からだろうか
同僚などに言ったら マジな顔で
精神科に行けと 言われるのがおちだ
けして人に言えることではない

俺はそのままタバコを内ポケットにしまいこみ、
PCのキーをたたきはじめた


2002.8.24

彼は見られていた

彼のはす向かいにすわっていた
女は、書類に目を通すふうでいながら
その様子をすっかり見ていた

放り出したタバコを見ながら
微笑んでいたかと思えば
何やら大切そうにタバコを
内ポケットにそっとしまいこんでいる

彼は私と話すときに
いつもメガネの奥から
つきとおすような冷たい視線で見る
私はそのたびに視線をはずしてしまう
私はいつも「ペコちゃん」状態になってしまっている

そういうヤツが最近はPCの画面を見ながら
なにやら微笑んでいたりする。
PCにいつもニガイものでも食べたような顔して向き合ってる
ヤツがそんななのは気味の悪い情景である。
・・・こんど部内の飲み会があるから、白状させてやるか。女はそのかわいげのない、社内でも有数のコンピューターお宅のボサボサ頭に視線を送った。


2002.8.27

最近、タバコすわないね
この間は、タバコの箱見ながら
ぼーっとしてたけど、どーしたの
何かヘンだよ」

今夜の彼女は
ベージュのノースリーブと
シンプルなよそおいだが、
よく似合っている

俺は俺で、サラダの間から、
アレが顔でも出してきたら
どうしようかと
溶けたウイスキーのグラスを相手に
時間をつぶしている。
部内のおもしろくもない、飲み会に
つきあわされるのも、毎度のことながら
かったるいことである。こんなことなら、
部屋で”ルナちゃん育成げーむ”でもやってる
ほうがよっぽどいい、と思っていたら
めずらしく、彼女が寄ってきた
と思ったら、なんてこった、
誰にも気付かれていないと、思っていたのに・・
目を泳がせながらも
「いやっ、ちょっと禁煙してるんだ」
「ふぅーん]と、全然信用してない
顔でのぞきこんでくる。

「何か困ったことがあったら、
お姉ーさんに相談するのよぉ」
いつから、君はお姉さんになったんだ
「あぁ、よろしくな」
「ウィスキー、それとけちゃってるじゃない
あたらしく作ってあげるね」
彼女は、科学の実験よろしく作りはじめる。
なんか、いつもと違うなぁ。
俺は
きゃしゃな指先に視線をとられながら
どこか、安堵を感じていた。

※「ルナちゃん育成げーむ」は、存在しません。

2003.3.27

なんとなく様子が気になるので
彼がぼーっとしているときには、声をかけるようにしている。
ある日の、もうすぐお昼かなぁっていうとき、
「おい、昼飯つきあえっ」
(それが、女を誘うときの、ことばぁ)
「おごってくれるなら、つきあってあげてもいいわよ」
「いくぞっ」と、えばって勝手にずんずん前に行ってしまったので
しょうがない、あたしはちょろちょろとあとをくっついていった。
ビルの一角にある小洒落たレストランのテラス席、
やわらかい日差しが木々の間をぬってそそいでいる。
どうも、妙なんだな。彼は食事の間も、サラダの葉をのぞきこんだりしている。
こんな妙なのを、ほったらかしにすることは、あたしはできない。
こんなやつを、私以外誰が看てやれるでしょう。
わたしは、けっこうやさしい女なんだ。                2005.2.13

第三話 終章

200X年5月 都内某ホテルのパーティ会場では、一組の
結婚披露宴がおこなわれている。

 暗い会場にライトアップされたウェディングケーキ
今まさに入刀が行われようとしている

そのとき新郎である彼は、目を疑った。
真っ白な羽根を、はばたせながら、アイツが
ウェディングケーキの上を走り回っている。
ときどき、ころんで、おでこや
ほっぺに白いクリームをつけて
彼に、Vサインまで おくってくる。

「君のおかげだよ」
彼は、小さくつぶやいた

そっと ふたりで ケーキにナイフを入れる。
高らかに、ファンファーレが鳴り響き
二人は歓声とフラッシュにつつまれる。

「チリリッ」
・・なんでベルが鳴るんだ
「チリリッ チリリン」 うっさいなっ
ん?明るい まぶしい 朝ッと
あ゛ー 夢!!
それにしても、彼女は・・  アノ娘だよなぁ       おわり

2003.4.24

〔この言葉たちはLucyさんのサイトのPhotograph Kewpie 32からのイメージです〕
http://babu.com/~bar/

 

Lucyさんのサイト訪問から生まれた言葉達「第三弾」です。

 

 
季節がわり

夜 寒くなってきたので、
昨日、そろりと
ストーブをひっぱりだした。

きっと、今度の休みあたり
芋にホイルを巻く
火を付けたストーブの上に置く

ときどき、ひっくり返す

しばし、その存在を忘れる

まもなく
ほっくりとした、ニホイが流れ出す

ホイルをとき、こげた皮を見る。
二つにわる。
やわらかく、深い
黄の断面があらわれ
そこから、湯気が立ち昇る
皮をむき、ほおばる。
甘みが口の中にひろがり、
゛うまいな゛ ゛うまいね゛と言う。

さうして 季節は深まっていくのだ。

2002.10.23

  踊る

くる くる  くる くる

おどって  回って

ステップふんで

まわって  まわって

くる くる  くる くる

2002.11.13

     映画を見終わった後の、心象風景から


Diaryより

  夢

ときどき、空を飛ぶ夢を見る
ふわりと浮いて、ゆっくり、下を見ながら、
そんなに高くないところを飛ぶ
怖さや、違和感はまったくない
ゆっくり浮かび、
飛ぶのはあたりまえ
といわんばかりに、眼下に景色を見ながら
ゆっくり浮かぶように、飛んでいく

2002.6.17
      

私は 飛びたかったのか

空を 自由に

羽ばたき たかったのか



泳げない頃

プールの水の中から

ブルーな光の、おぼろな

またたきをみていた



自転車に乗れない頃

自転車に乗り

すいすいと、

風を受け、まっすぐに

走っていた



空を飛ぶ

こればかりは、

ハングライダーでもしない限りは、

無理な話しだ。

怖がりなくせに

大きな あこがれがあるのだろう

2002.6.19


ふいに 君は姿を現した
ずいぶんと ひさしぶり

どうやら 僕は そうとうに まいっているらしい
忘れずに いてくれたのは うれしいが

君も 長い髪だったのが ショートヘアに
変わっている

何も言わずに 隣にいる君は
何のメッセージが あるのだろう

ただ、僕のとなりにいる

2003.10.27


そろそろ雨がほしいなぁ
じとじとしけしけ
ざぁーという スコールのような
雨がいい

 とつじょ、黒雲が立ち込め
ポツリ ポツリと落ちはじめる
まもなく、容赦のない雨つぶ
雨粒に雹(ひょう)がまじり、
アスファルトの上をはずんでいく
 道路は川となる
黒雲に光が走る 一瞬の後の
とどろく雷鳴
そして空気が裂けるような地を揺るがす落雷
私は雨戸の影に身を潜ませる

そこまでは いらないけれど
降らないかなぁ

2004.7.8

 

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