平成17年度安全講習会結果報告
 
開催日時:平成17年11月27日(日)
開催場所:猪苗代町 農村環境改善センター
           猪苗代消防署
参加人数:約40名
開催状況:午前中に猪苗代消防署で救命講習会に参加し資格を取得したのち、農村環境改善センターにてパラグライダー・ハンググライダーに関する講習が行われた。
               救 命 講 習 会 風
 
講習内容:※パラグライダー  西ヶ谷一志(アウトフィールド)
*JHFの歴史
 JHFの最大の功績は、自主規制によりフライトの自由を獲得したということです。また、FAIから認定されている団体でありますのでJPAという団体ができたことは極めて遺憾であります。
 
*潰れからの回復(マヌーバ講習)
 ヨーロッパで撮影されたマヌーバ講習のビデオを使い、潰れからの回復についての講習が行われた。現在のパラグライダーで大事なことは、潰れても体重移動等でスピンに入らないようにコントロールしながら滑空させキャノピーに空気を取り込むことで、ラム圧を増やして自然回復させるのが良いようである。しかしながら、周りの状況や十分な高度がない場合は、早めに緊急パラシュートを投げること。
 
*アマチュア無線
 日本においては、アマチュア無線を免許取得して開局しても、パラ・ハンググライダーの大会やスクールで使用することは電波法違反となります。このため、スカイレジャー無線や業務無線を使用する必要がありますが、スカイレジャー無線は1波のみであることから、バンドの拡大あるいはデジタル無線のほうに移行できないか働きかけをしています。なお、取り締まりも行われておりますので適切な無線使用をお願いします。
 
  ※ハンググライダー   小島義久(レインボーあいづ)
*フラットスピン
 通常のハンググライダーでは、フラットスピンを維持することさえ難しいのでフラットスピンに入ることはありませんが、リジッド機では、低速飛行時においてリッジやサーマルフライト中に横風等の影響があると、フラットスピンに入ることがあります。
 
*タッキング
 通常のフライトにおいてタッキングに入る事はごくまれな事ですが、誤解されやすいのはタッキングは高速時よりも低速時に起きやすいと言う事です。特にキングポスト機やキングポストレス機の初期型において、高速時の性能を意識しての度を越えたチューニングは、そのリスクを高める事につながります。
 最近のキングポストレス機においては、VGのON,OFFに連動してスプログやダイブスティックが上下する機構が組み込まれています。この事により高速時の飛行性能を最大限に生かしながらも低速から高速のすべての速度域において高い安全性を確保しています。
 いずれにせよどちらのタイプのグライダーであっても、曖昧な知識や情報で不用意なチューニングを施す事は、避けなければなりません。
 また、ラフライントはタッキング防止のために重要な部品ですのでブレイクダウン時には大切に扱ってください。
 
*安全性の確保
 安全性の確保については勿論それぞれの自覚の中にあるものですが、パイロット同士、あるいはインストラクターとの関係をより良好なものにしておく事が大事であると考えます。
 お互いに、不足している部分や間違っている事などをキャリアや年齢差に関係なく、気軽に指摘しあえる環境を作り上げておく事がそれぞれの緊張感を持続させ、技術の向上に繋がっていきます。
 
*ハンググライダーの活性化
 低迷するハンググライダー界を活性化するためには、若手フライヤーのレベルアップと知識を吸収する意欲と見る力を身につけてもらうことが大事です。しかし、この辺を教育していくにも年寄りが頑張らなければいけない時代でありますので、特にベテランパイロットの皆さん頑張りましょう。