ケ橋

大阪JR環状線・寺田町駅から徒歩約15分。

地図を見ながら、そしてキョロキョロしながらでないと(たぶん)辿り着けない名湯(というか、街の銭湯です)。

R25から伸びるアーケードの生野本通り商店街は幅が狭く、対向者のステップを見ながら上手にすれ違う技は必要。プラス後ろから前からチャリのおばちゃん・おっちゃんが「チリンチリン」とベルを鳴らし、若しくはブレーキを「キーキー」と鳴らしながら行き交う

まさに大阪の下町といった風情が色濃く残るエリアである。

何故に、ここが足を運ぶに値するかというと、その外観だけで納得する。

 辿り着いた・・・。

正面には【自由の女神】像が2体

【自由の女神→ニューヨーク→入浴】
ということらしいが、それを昭和12年に建設したのが凄い。

本物の【自由の女神】像は、松明を灯しているのであるが、ここの【自由の女神】はなんと、「温泉マーク(例の逆さクラゲです)」を高々と掲げているのだ。

 わかるだろうか?

さらに屋根瓦の両翼にはシャチホコが乗っている

このコントラスト!

正面の丸窓もステンドガラスっぽい装飾が施されており、このハイブリッド感はいったい何だ!と、つっこみを入れたくなる。そんな外観である。

和洋折衷ということなのだが、玄関にはこんな石柱も建っており、銭湯に定番の「ゆ」ののれんもある。



下駄箱も例の「木板」を差し込む「あれ」です。

昭和12年建設と先述したが実はこの建物、文化庁の【登録有形文化財】に指定されているのである。

 「この建造物は貴重な国民的財産です」

銭湯では初の指定だというのも納得できる。

入浴料を払って脱衣所へ。

ここもハイブリッドである。

天井にはシャンデリア(だと暗いのでそれを取り外した蛍光管)と洋風にデコレーションされた天井面。

 本当はもっと明るい。

灯りの点いていないシャンデリアそのものも取り付けてある。

かと思うと・・・・、

窓の外には日本風庭園(箱庭ですけど)



壁の上部には和風建築によくあるこれ(長押とそれの装飾付)。

 この装飾具は何て言いましたっけ?

これがいくつも据え付けられている。

他はいたって普通の脱衣所だが「ひやしあめ」が販売さっれていなかったのは、ちと残念。

やっぱり風呂上がりには「ひやしあめ」です(特に関西は)。

湯船のほうはというと、中央に深めの浴槽(途中に段差があって、そこに腰掛けるタイプ)とジェット風呂。

 男湯の入口上部

左奥に電気風呂とオパール原石風呂

入口左側にはミストサウナと反対側には水風呂。

これだけ揃っていれば、公衆浴場としては十分。

オパール原石風呂って、その原石から「身体にいい何か?」があって効くのだろうか??

結局その浴槽は12月は「桑の葉風呂」になっていて、月替わりで内容が変わるらしい。

午後3時から営業しており、伺ったときは3時30分。

既に一番風呂を楽しみにされているお年寄り方が5〜6人、入浴中。

ご一緒させていただいた次第。

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基礎データ
住所:大阪市生野区林寺1−5−33 (最寄駅JR大阪環状線 寺田町駅下車 徒歩約15分)
電話:06‐6731‐4843
料金:大人390円
営業時間:15時〜25時
定休日:毎週月曜日