こんなところにも【天井川】!


「六甲山地から流れ出る河川には天井川が多い」というレポートを掲載してから、暫く経過してしまいました。

実は北摂エリアの豊中市吹田市にも有名なところがありまして、足を運んできました。

それがここ(↓)。


 →真っ暗で分かりません


ウォッ地図(国土地理院の例のsite)からたどり着いてみると、それが不思議なことに、ほら・・・・・。





天井川になっていないのです(赤丸部分)。河川の上を普通に橋が架かっているという表記なのです。

おかしいですよね、国土基本図のはずなのに。

だったらと思って、yahooマップで見てみると・・・・・





あら、ちゃんとしっかり天井川だってわかるように示されています。


じゃあマピオンでは・・・。


























マピオンもちゃんと表記されています。

じゃあ、Google Earthでは・・・。





航空写真なんだから、(当たり前の如く)ちゃんと天井川になっています。

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地下鉄御堂筋線から北大阪急行線・江坂駅下車。

とぼとぼとyahooマップを頼りに歩くこと約10分。

途中、このような(↓)お屋敷(!)を発見。


 →周囲とのギャップ大


 →かつての河川氾濫を知る旧邸は、やはりちゃんと基礎工事をしてあるのですね。


 →なかなかアバウトなバス停名+邸宅


一方、都市化によりじゃんじゃんと宅地化が進行する中で建てられた一般住宅は、そのような建築工事はなされていません。


 →ほんの30cmでも上げておけばいいのに・・・。


高度経済成長期の頃には、この河川(名称:高川)への護岸工事が行われ、よっぽどの豪雨でもない限り氾濫しないようになったのかもしれません。

そんな思いを巡らしながら目的地へ。

ここです。


 府道145号線


平地にある道路の先に忽然と現れるtunnel。近づいてみます。


 →高さ制限3.3m


チャリのおっちゃん・おばちゃんは「河床下」を通過しているのをご存じあるか???????????

このtunnel部分は河床の下を貫通させて向こう側へ続いています。


高川の堤防に沿って道路が設置されているので、歩いてみることにしました。


 →上流を望みます。水流れてないじゃん。


 →「あっ、でもあったぞ水位計!」


 →もしもの時に住民に知らせる装置もあった!


【都市化≒宅地化】の波は河川のすぐ隣まで押し寄せてきていて、河床の高さ≒目線の位置に(たぶん)この(↓)家屋の2階は位置しています。


 →別々の世帯だと思われます。


私は直感的に「やだな。こんなところに家を建てるのは・・・・。」と思った

のですが、皆さん(と家主)はどう思うのでしょうか?


現在の地図をもとにして、駅からの距離や利便性、日当たりとか小学校区・中学校区の条件を勘案して、

「ここに住むぞ!」と覚悟を決めてマイホームを考える人は多いと思われますが、いやいやどうして、ぜひ昭和それも高度経済成長期以前の地形図を入手して、

【今、自分が住もうと思っているところがどんなところであったのか】

をcheckしていただきたいと思っております。そこ(その地形図)には現在では垣間見られない世界が広がっているのですね。


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基礎データ

名称:高川の天井川部分(府道145号と高川の交差地点)
所在地:大阪市吹田市江坂町3−31