更新日 2006年01月16日   


農産物の生産様式を分けると

 毎日の食卓に欠かすことが出来ない農産物は、大きく分けると、米と果菜類を含む野菜です。
 この米と野菜について、主な栽培方法に分類して、それぞれの特性と問題点を整理して見ましょう。家庭の健康を守る貴女はどのようにして栽培された、農産物を選びますか。農業で生計を立てる農業生産者として何を考えるべきでしょうか。
 
    栽培 耕作 施肥 農薬 特性 その他  


水田 耕起 化学 化学 浅水管理、でV字型農法と呼ばれる方式で、農協行政機関が推進してマニュアル化され、指導方針も確立している。現在の米の90%はこの方式で栽培されているが、徐々に減少する傾向にある。JAは基本的には、化学肥料と農薬を販売することを、主目的とした商社であり、農業関係の行政はJAを支援することが主業務となっているのが実情であり、V字型農法を死守するために努力されている。
有機 化学 深水 井原豊氏が提唱したへの字農法の主体は深水有機の方式になっている。全国の大学の研究者はこの方式を支持している。化学肥料は除草剤の使用による。
無農薬 深水 肥料は鶏糞、油粕が主体、アヒガモ農法を始めとする有機栽培、コメ糠を散布し微生物を増殖させる農法等が主体。
 有機栽培米の認定を受けるには、更に、他の田に散布される農薬が飛散して来ない距離の確保と3年以上の継続していることの条件が付き、ハードルは高い。
無肥 無農薬 深水生米ヌカ散布の農法での栽培に取り組んでいる人は多い。
不耕起 化学 化学 不耕起栽培は未だ少ないがこの方式は誰にでも出来るので、今後拡がると見られる。
無農薬 不耕起栽培は未だ少ないがこの方式は誰にでも出来るので、今後拡がると見られる。
有機 無農薬 この方式に取り組んでいる農家も増加している。不耕起に取り組んでいる人達は、除草問題を容易に克服している。
無肥 無農薬 「サヤミドロ自然農法」、この農法では「サヤミドロ」という空中窒素を固定する、藻の一種の雑草を、逆に絶対に必要とする深水農法。サヤミドロは米の「共生植物」=仲良しさんなのである。
 ちなみに収穫量だけでいうと、九州の日本バイオという会社がバイテクを用いて反当たり27俵という驚異的収穫を得ているが、試験段階である。
 
野菜

果菜


耕起 化学 化学 殆どの露地栽培作物はこの方式で生産されている。
無農薬 一般的にも、病害虫の問題が少ない、大根、人参、ゴボウ、春菊、ネギ、等はこの方式で栽培されている。
有機 化学 鶏糞や牛糞の有機肥料を使用する栽培は施肥の労力が化学肥料の数倍かかるが、技術的な問題は特にない。有機肥料で栽培しても、化学農薬を使用する限り、有機栽培とはならず、農薬の使用量も減らして、減農薬特栽培作物としての認定を受けた作物の生産は次第に増加しつつある。
無農薬 有機栽培の認定を受けるには、この方式を3年間以上継続し、周辺の田畑からの農薬の影響を受けない距離が確保されていることが条件になるため、地域ぐるみで、この方式に取り組むことが必要である。
無肥 無農薬 岡田茂吉を源流とする栽培法。
Amodoki氏が提唱
する、
サラダ農法と、日比野進氏が提唱する菌耕農法が、確立している。
不耕起 化学 化学 不耕起栽培は、前作物の根をそのまま残して、地中で微生物の餌にする方式で、最近になって増加しつつある。愛知県の農業技術者であった水口文夫氏が推進しているが、以前よりこの方式で栽培していた農家は各地に見られる。イチゴやトマトを栽培する人が増加しつつある。
無農薬 化学肥料に頼っていると無農薬栽培は困難である。
有機 化学 不耕起栽培は未だ少ないがこの方式は誰にでも出来るので、今後拡がると見られる。
無農薬 土壌中の微生物を増殖させることにより無農薬栽培も可能となる。
無肥 無農薬  福岡正信氏が提唱する自然農法である。無肥料で作物が栽培できるはずがないと当初は、目もくれなかったが、良く読んでみると、微生物の力とバランスを最大限に活用し、窒素は空中窒素固定菌により確保し、他の微量成分も、大量の種子を播種することや、生物が運び込むことで収支バランスは取れると理解出来るようになったが、多種混作で雑草の中での栽培は日本的とは思われない。
 世界では高く評価され、特に砂漠の緑化農法としては注目される実績を上げている。インドではガンジス賞を、フィリピンではマグサイサイ賞を受賞し、ヨーロッパでも極めて高く評価されている。隠れたノーベル平和賞候補ともいえる。


土耕 耕起 化学 化学 トマト、イチゴ、キューウリ、ナス、の多くはこの方式で栽培されている。農薬の使用量は多くなりやすい。
無農薬  永田農法(永田照喜治氏が提唱する農法)は、「美味しさと、ビタミン含量が桁違いに多い作物や果菜類を生産するためには、有機肥料と農薬は有害であり、化学肥料を少量施肥し乾燥した土壌で、肥料と水分を求めて根を発達させることを重要視する、雨の多い日本では、露地栽培は適さない」との考え方の栽培法で、成果を実証している。
 一般的な栽培法方でも、ネギ、ホウレン草はこの方式が多い、多くの作物にとっては無農薬栽培には、
枯草菌などの微生物資材の活用が不可欠である。
有機 化学 雨水が入らないため鶏糞などは石灰分が土壌中に層を作ることもあり、有機肥料だけで栽培されていることはまれである。施設内は過密で過湿になりやすいため、病原菌による被害は多く、一部の例外を除き、農薬漬けになっているのが実態である。
無農薬 有機、無農薬栽培に取り組む農業は増加しつつある。
不耕起 化学 化学 イチゴ栽培等に徐々に増加しようとしている方式である。
無農薬 未だ普及しているとはいえない方式である。
有機 化学 施設内での有機栽培は困難でこの方式は殆どない
無肥 無農薬 有機栽培が困難である上に、無肥無農薬栽培との組み合わせは殆どない。
水耕 養液 化学 化学 トマト、イチゴはこの方式のものが多い。連作問題はなく、味も美味しいものが収穫できているが、日持ちに難があると思われる。
無農薬 プチトマト、貝割れ大根はこの方式で栽培されている
注)表中の略語についての注釈
露地  露地栽培(open culture):屋外で太陽光線を直接受ける栽培で旬の味が得られるが、冬季の栽培作物は限られる。
施設  施設内 ビニールハウスやガラス室内での温室栽培;年中イチゴやトマトが食べられるが、太陽光線からの紫外線量は大幅に削減され、自然の味は得られない。
 施設で栽培された野菜は、窒素肥料から派生する発ガン物質である、硝酸塩が多く含まれていて、この硝酸塩は糖尿病の誘発原因になっているという指摘もある。
不耕起  不耕起(plowless farming):土壌を耕さないで栽培する方法。耕すことは土壌中の微生物にとっては、環境の破壊につながり、土壌の団粒構造、毛細管作用にも悪影響が出ることから、不耕起農業が注目去れ始めている。 
養液  養液栽培;水耕栽培では作物が必要とする肥料成分を水に溶解させて、ポンプで循環供給し、殺菌消毒も実施出来るため、連作障害やアレロパシー(allelopathy)による弊害も防止でき、トマトやイチゴ、カイワレ、ネギ等の生産に供している。味のコクが落ちる上、日持ちがしないという問題点が指摘されている。
化学  化学肥料 (chemical fertilize):化学的に合成された肥料で、窒素(N)、リン(P)、カリ(K)、苦土(Mg)等の植物が必要とする無機栄養物が、単味、または複合の肥料として、製造販売されている。
成分濃度が高く、少量の施肥で肥料効果が得られるため、農家の施肥の手間が大幅に削減出来るメリットがある。 
有機  有機栽培(organicfertilize):鶏糞を始めとする畜糞や油粕、堆肥といった有機資材による肥料。植物は無機化しないと、根から吸収出来ないが、有機資材の内部と土壌中に生息する微生物により、無機化されてから、植物に利用される。有機肥料は微生物の餌になることから、土壌中の微生物が増加し、土壌の構造が団粒化されて、栄養分を多く含む上、通気性のある、ふかふかした畑地に変える効果が高い。
 肥料成分の濃度は化学肥料の1/4〜1/8で、有機肥料の施肥には、肥料確保、運搬、施肥に多大な労力を要し、肥料成分のむらもあり、肥料計算が難しいこともあり、一般農家からは敬遠されてきている。
   
   
微生物農業
農産物の生産様式
不耕起草マルチ生物農業
芽出し器と育苗ラック
アレロバシー
作物の科別分類
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Bacillus thuringiensis(BT)
枯草菌
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参考HP  以下のサイトを参考にしています。
 サラダ農法 画期的な菌耕農法 無肥料栽培