言霊五十音一覧表(転載はお断り申し上げます)

森羅万象あらゆるものが現われ出る兆し。

暖かな日差しを受け大地に生える生物が活きを吹き返す兆し。

活気を帯びる兆し。気が水底から浮かび上がってくる様。

内から活気が起き上がり、陽気があたりを包む兆し。

湯気が立ち上る姿を表し、湯気の元のみなぎる力を得る兆し。

陽気が盛んに現われ、神の加護を得ながらも平静な営がない兆し。

同類、同じ志の友を呼び、気の通じる兆し。

陽気が盛んに現われるもその力盛んにして水の潤いを失い枯れる兆し。

土中にある金気が日気を吸い取る兆し。成功には程遠い事の現われ。

万事に恵まれ大成を生む兆し。

災いが去り、福が歩み寄る兆し。

悪事が去り、良事が手元にしっかりと備わる兆し。

樹木草花が緑を増して生え茂る兆し。生育するための条件を見失わぬ事が肝要。

栄えるものは衰え、衰えるものは栄え転じる兆し。

大地の気が天に上り行く兆し。その気の強さに触れ、親と子などの上下の関係に変調を来たすことあり。

双方の気が相通じる兆し。人と人とが親しくなる現われ。

少しずつ進み行き満ち足りた感に心潤う兆し。

人の和を得て絶え間ない栄えを得る兆し。

産土神より恵みを授かり幸せのうちに祈願成就する兆し。

物事が成就し、先行きも安定する兆し。

陰気が去り陽気の息吹のうちに栄え幸福になる兆し。

陰と陽が並び、物事が常に均衡を保ち、運気が安定する兆し。

天からの恵みが豊富である兆し。

大地の根が深く土中に延び、しっかりと落ち着く兆し。

清流爽やかな気を受け心穏やかになる兆し。困難な物事は解決の糸口を見出せる現われ。

 春の日のように陽がさし、土中から芽吹く兆し。万物に親しみを抱く心が芽生える様。

 一切の物事が生まれ出る様。人の先に立ち先導する兆し。

 ものの満ち足りにより神と人が心の合一を果たす兆し。

 天地が一となり、乱れ離散したものも融合と融和をはかり福をもたらす兆し。

 水蒸気が立ち昇るかのような勢いの良い気の上昇の兆し。我を忘れると逆運となる。

 人の先陣を切り、名を上げる兆し。足元すくわれる弱さも含む。

 物事がはじまる様を表す。思慮深く接すれば大成の兆し。

 何事も天地が塞がって成就成し得ない兆し。神への信義をもって図ることが肝要。

 隠し事や悪事が現われる兆し。他人との争いを好む様。

 天から雨が降り大地にたまった水が陽により湯気となって立ち昇る兆し。転機を誘う様。

 ゐ

 ゆ

 ゑ

 よ

 約束事が成立する兆し。他に尽くす日頃の己の親切が実を結ぶ様。

 井戸を堀り我が家に清水を得る兆し。目上を大事に思い親しむ様。

 天と地、上と下、上下関係の融和が成就する兆し。

 様々に恵みは受けるものの、実りは得られぬ兆し。

 様々な気を寄せ付け集める兆し。良きも悪きも寄せる様。

 り

 る

 れ

 何があっても栄え潤う兆し。また、予期せぬ災難もありうる。

 人と人が共同で物事を発案し成す様。友をよび大成することができる兆し。

 神人同一により大成への備えを蓄える兆し。謙虚さ失うと、災いと転ずる。

 和を志し、目上を重んじ祈願成就を成す兆し。ふんぞり返り和を乱す恐れも含む。

 次第に色が薄らぐ兆し。見かけは栄えていても見掛け倒しで、もろく弱く衰えの様。

 伊

 羽

 天の気が穏やかに降り注ぎ、何事も安泰ですべてが成り得る兆し。

 万物が豊かに育ち枝や種をもって別れ栄えゆく兆し。

 陽が照りわたる様。勢い盛んで名声高らかとなる兆し。

 日が西へ沈みゆく様。万事が静かに終結し新たな恵みを待つ兆し。

 ものが小さく別れゆき、子を成す様。小さきは子を成すが、大に置いては衰える兆し。

 

 

 

 

物事がはじけ転じる様。初心に立ち返り祈願事が円満に成就する兆し。

 

 

 

 

私たちの人生を、自然界の営みに置き換え考えるならば、山から海へ注がれる川の如しです。川の流れの中で、よどみにおいては新しい水の循環がなく、いずれは腐れ、悪臭を放ち、朽ち果ててゆく運命にあります。

川の流れは時にやさしく時に荒々しく、常に一定のリズムではありません。荒波にもまれ傷つきながら次第にやさしい流れに身を任せ、心身の癒しを得ることは、心と体と精神に「強さ」と「やさしさ」と「たくましさ」、そして「感謝の心」を育むことになります。

五十音の言霊に秘めるものは、そういった自然界にある森羅万象の生成過程になくてはならない働きを言霊に込め表し示すものです。

注意すべきことは何よりも、言霊の秘め事を使う者はこの世においては私たち「人間」しかないということを心に留め置き、いつでも正しく言霊を発することを努力すべきであります。

良識ある判断と神性を生かした心と精神で使う事が、なにより大事なことと思うのです。

 

ドレミの音階音霊一覧表(「ド」の音階は低い音階のものを最初に記しております)

ファ

物事の発動を促す様子。森羅万象の流れを刺激し突き動かす様子。

静寂から光を見出し誘(いざな)う様子。

光をさらに発光させるために源である油を注ぎ込む様子。

安定した光を放つ様子。

目的の暗闇を光で明るく照らす様子。

さらに明るく日の光を照らす様子。

さらにさらに明るく、影が出来ないように照らし出す様子。

光の感謝と静かな心を保ち発光を終える様子。

 

例えば般若心経のお唱えにおいては、神妙に流れるリズムにのせて声を発します。複数人のお坊さんで合唱されるお経の声などはとても綺麗で心が表れる思いがいたします。

また祝詞においては、言葉を丁寧に発する事も大事ですが、奏上する際はやはり一定のリズムを奏でながらお唱えしますと、祝詞により深みが増すものです。

私たちがお経や祝詞を声に出して読むとき、ドレミの音階、すなわち音霊の働きもそれらに添って奏上するならば、それらの本来の役割は数倍になって形を成し力が現われるものです。

例えば、言霊の「お」の働きは「湯気が立ち上る姿を表し、湯気の元のみなぎる力を得る兆し」とあります。そして「お」は腹の底からみなぎる力を具現化しやすい働きも秘めています。

この「お」の言霊の働きを、音階の働き低い「ド」のリズムで詠みます。

「オー・・・オー・・・オー・・・」

(ドー・・・ドー・・・ドー・・・)

腹の底から力を突き上げる様に詠むと、言霊の働きと音階の働きが上手く調和されて、魂の力がみなぎってきます。またこれは、「祓い」の力、そのものでもあります。

呼吸を整え、かるく口を結び手を合わせ、腹の底に力を入れ詠みあげますと、悪霊が見る見るうちに退散してしまいます。

また、神仏を招霊させていただく際にも、言霊と音霊の調和の取れたリズムは重要な役割を担います。

 

言霊と音霊は大切な間柄です。例えば「ありがとう」と発する言葉も、軽く歌うような音階で相手に伝えると受け取る方は、とても気持ちのよいものです。

しかし、口を斜めに開き、相手を見下すように発する「ありがとう」は、どうしても聞き心地の良い音階は伴いません。文字に表す「ありがとう」は常に平面な心のない世界ですが、人が言葉として使うときには、正しい音階が必要なのです。

しかもそれらは私たち人間だけが使う特別な業(わざ)なのです。

「正しい言霊」「正しい音霊」を心がけたいものです。