2016 Best10
2016年に管理人SIXXRKが気に入った作品ベスト10です。2016年に発売された作品という訳では無いので旧譜も含まれます。基本的には2016年に管理人SIXXRKが新たに購入した作品のベスト10と思って下さい。

No1 KERO KERO BONITO - BONITO GENERATION '16
2nd。イギリスの三人組。女性ボーカルが日英のハーフ。エレポップな曲調に英語、日本語が混じって時々ラップ調だったりで良い意味で掴み所のない部分が何とも言えない中毒性というか魅力がある。1stの時は「なんだこれ・・・」っていう色物的な印象しかなかったけど2ndで一気に化けたと思う。基本的にはエレポップサウンドだけど、非常に軽い雰囲気で肩肘張った感じがなく、ユルリとした独特のサウンドが何度も聴きたいと思わせる力があるので面白い。ボーカルの声質も穏やかな声質なので、そこが音楽とマッチして心地良さと曲に魅力を与えていると思う。歌詞(主に日本語部分、発音は完璧)は若者向けな感じではあるけど、英日語が入り交じりの歌、ユルリとしたエレポップと声質はこのグループにしか出せないと思う。この雰囲気を残したまま洗練されたエレポップに深化していってくれるという希望と共にNo1を。

No2 PET SHOP BOYS - SUPER '16
13th。PET SHOP BOYSの魅力そのままにアップテンポな面が強い作品でそこが爽快かつ飽きさせない傑出した出来に繋がったと思う。暗さを感じさせる部分は少しDEPECHE MODE、インストの曲ではKRAFTWERKを想起させるような部分もありつつも、ディスコビートに乗った曲ではPET SHOP BOYS節全開で、大御所、大ベテランがこれだけ勢いのあるアルバムを作ってくれたら質は間違いないのだから良い作品にしかなりようがない。

No3 BLOCK PARTY - HYMNS '16
5th。1stの頃のポストパンク的なサウンドで注目されていた時は特段好きではなくてその後の作品も引っかかるものはなかったのだけど、今作は凄く良い。落ち着いたエレクトロサウンドに綺麗でポップな歌メロと、しっとりした雰囲気が心地いい。音質的にも空間を感じさせる音作りでオーディオ的な聴き方でも楽しめる。

No4 LADYHAWKE - WILD THINGS '16
3rd。基本的にはどの作品もエレポップながら作品ごとに若干違う毛色の音楽で2ndは少々ロック寄りだったのであまり期待していなかったのだけど、今作は80'sポップスなサウンドに振ってきてかなり自分の嗜好に合致した作品に。80'sなシンセポップ、エレポップが好きな人には是非聴いて欲しいしもっと注目されて良いアルバムだと思う。

No5 THE KILLS - ASH & ICE '16
5th。クールでシンプルなロックであるという、このグループの音は変わりないのだけど今作はアルバム通して1曲1曲に力があって全編聴いていられるクオリティーがある。以前のアルバムだと全曲聴くにはガレージロック感が強くてリードトラック以外のものまで聴くことが少なかったことが解消された。このグループの音楽でポップになったって訳ではないのだけど、やはり1曲ごとの質が上がったことで傑作になったのだと思う。

No6 CARLY RAE JEPSEN - EMOTION SIDE B '16
傑作アルバム"EMOTION"に収録されなかったアウトテイク集。どの曲もアルバム本編に収録されていても全く遜色ない出来で、それどころかシングルカットされていても良いようにさえ思える曲が詰まっている。"EMOTION"自体を二枚組にしても良かったんじゃないかというくらいで、"EMOTION"用に作られた曲の出来が凄過ぎたのだろうとしか言いようがない。

No7 SCHOOL OF SEVEN BELLS - SVIIB '16
4th。こちらはメンバー他界によるラスト作品。浮遊感のあるドリームポップな音楽を奏でるグループだけど、この作品は幻想感や浮遊感が過去に類をみないレベルのもので、それは前述のメンバーの病死という出来事によるものなのかは分からないけど、そこに陰鬱としたものはなく、むしろ幸福感に包まれながら別の世界への旅立ちを見送っているように感じさせる、死をエレポップな希望に昇華させたようなどと色々考えたりしてまうけれど、単純にエレポップ、ドリームポップとして凄く良い作品。

No8 THE SUNSHINE UNDERGROUND - LUMINESCENT '16
4th。四枚目にしてラストアルバム。マンチェスター・ムーヴメントなエレポップというか踊れるロックな音楽の作品でポップな曲からクールな質感の曲まで取り揃えている中々の傑作だと思う。このグループってこんな感じだったけ、もう少しロック色が強かったようなという印象だったのに。こんな良い作品を作って、これでお終いとは何とも勿体ない。この路線でまだ数作作って欲しい、そんなことを思わせるダンスロック/エレポップには絶対受けるだろう出来。

No9 UNDERWORLD - BARBARA BARBARA WE FACE A SHINING FUTURE '16
7th。昔のアップテンポなテクノを期待して求めている人には地味という印象で不評のようだけど、落ち着いたUNDERWORLDの歌ものとして聴ける自分には中々に心地良い作品。"If Rah"はダークでクールなナンバーでとても好き。サマソニで観たライブも演出等含め、とても良かったので良い印象になった。

No10 JIMMY EAT WORLD - INTEGRITY BLUES '16
9th。いつも通りの安定感抜群のエモなメロディーは健在で、今作はシンセを取り入れているのでエレポップ風に聴こえる感じもあって、単なるエモパンクな作品でない所が気に入った作品。
邦楽


邦楽は、まずはavengers in sci-fi。散々な目にあったフジロック (こちらを参照) において唯一の収穫だったのがこのグループを知れたこと。結構な活動期間があるのに全く知らなかったエレクトロを取り入れた3人組ロックバンド。1stの頃は疾走感あるダンスロックだけどこの年に出た最新アルバムは歌ものの要素が強くなっていて、初期の路線よりもより深化していっていて今後も楽しみなグループ。
もう一つはMETA FIVE。日本のピコピコ音楽のレジェンド達が集まったグループ。それで小難しい方向性で分かる人だけ聴けば良いという突き放したものとは正反対のポップに振っているものな訳で質が低く悪くなったりする訳がない、そんな要素は一切ないよねという。今後も活動が続くととても嬉しい。
総評

2016年も良い作品は多かった。でも圧倒的というような決め手には少し欠いた印象で結構、横一線的でもあった。数ある作品からKERO KERO BONITOって・・・という部分もあるかもだけどPET SHOP BOYSなどは良いのはもう決まっているじゃないかとそれでは面白味がないぞってことで。EDMは好きじゃないし、自分の加齢と共に好きなミュージシャンも結構な、お年になられはじめているので、若者な軽い音楽と思われるかもしれないけど好きな音楽の未来を託してKERO KERO BONITOとか新しい部分もという。あとは年間ベストの更新が遅すぎる(2017年5月に更新という・・・)ので全く需要がないことをどうにかするべき。ただ1月から聴いているアルバムと12月半ばに聴いたアルバムを同じ感覚で語るが中々難しいもので、という言い訳・・・。



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