ケイチロのうそうそ絵ハガキ

旅先で友人に大ボラ絵ハガキを書いて出すのが僕の趣味のひとつである。
以下は実際に僕がツーリング先などで出したものである。
全てとんでもないウソだが、たまに信じる人がいて大弱り。

第一回北海道編その1

『恐怖の花』

ラベンダーという花は御存じか。そう、あのフラノの特産、紫色で香りもステキで『肉食』の。

近年、夏のフラノでは野生化した肉食ラベンダーが家畜を襲う被害が増えている。
彼等は夜、時に数十万ともいわれる大群で移動し、ヒトや家畜を襲う。
彼等の通った後は草一本残らぬという。
ざわざわざわ。

ラベンダーの語源:古アイヌ語からきており、開拓初期に幕府の役人達がラベンダーの大群に襲われた時、雇っていたアイヌの案内人が「ラベ!、ンダー!(ダンナ!あぶない!)」と叫んだ事に拠る。

(写真は不敵に笑う肉食ラベンダー。タバコなんか吸ってかなり不良だ。)


 
 
『緑の球体』

マリモは夜動く。夏の時期、阿寒湖〜釧路間の国道240号通称『まりも国道』(実在)は夜間閉鎖される。
察しのイイ貴方はもうおわかりか。ヤツラの大移動があるのだ。阿寒湖中の毬藻、小は数ミリから大は1.5メートルの大毬藻まで数百万個体がいっせいに海をめざして移動する。釧路の豊富な魚介類が目当てらしい。恐るべきはそのスピードで、なにせ往復120kmからの道のりを夜の間のわずか数時間で駆け抜けるのだ。しかも帰りは海抜数百メートルまでの登りである。ヘタなバイクより速い。今の処、人間を襲ったと言う報告はないのだが、彼等に追い抜かれると大概の旅行者はもう旅をする気概を無くすため、地元の観光協会の要請で夜間通行止めの処置がとられている。

(写真は全然関係の無い根室近くに多数点在するカンバン。ロ●ア兵の顏が尋常で無く恐い。)


 
 

『カニコウセン』

北海道の海の男達の最大の敵は『巨大毛ガニ』であろう。
大型の物は体長120mを越すと言う。ヤツラの必殺技は目からの『カニ光線』である。
以前オタルに寄港した米軍の空母艦隊もこのうち一体と交戦、大きな被害を被りながらも一斉攻撃で撃退したという。しかし、地元の漁師達はモリ一本で立ち向かう。ひとりでヤツラを倒してはじめて一人前といわれる。
こうして倒したカニのハサミは真冬にモンベツの『流氷祭り』でおおきなイカダにのせて流される。

写真は紋別の『流氷科学館』の庭にある『流氷祭り』用の筏の物。ほんとにデカイ。(実在。作り物だけど。)

つづく

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