仙台厚生病院呼吸器内科の紹介

 仙台厚生病院呼吸器内科は,東北大学抗酸菌病研究所(現在の東北大学加齢医学研究所)を母体として設立され、 50年の歴史と伝統に支えられています。現在、呼吸器内科の基幹病院としての役割を担い、豊富な臨床経験をもとに臨床、研究及び教育活動を行っています。
 特に肺癌に関しては県内外から多数の患者さんが受診し、他院から紹介されることもしばしばで,肺癌検診,人間ドック後の胸部精密検査も行っています。肺癌の患者さんには最新の治療と緩和ケアなど精神的な側面にも対処して、調和のとれた医療を病院内で達成することを目標として医療スタッフー同が努力しています。(入院案内より)

   気管支鏡検査  私の体験記(1泊2日)

 気管支鏡検査は肺疾患を診断するために行う検査です。
ビデオ内視鏡を用いて気管支内を観察し、透視下に病巣部位に到達して組織、細胞を採取したり、細胞を回収したりします。
検査前日から検査当日に掛けて、検査の準備を行います。まず検査前数時間以上の絶飲、絶食しなければなりません。私の場合は午後2時からで昼食抜きでした。
 気管支鏡検査室で口腔麻酔のうがいをし、麻酔の先生が硫酸アントロビンとオビスタンという筋肉注射をします。硫酸アントロビンは唾液などの分泌を抑える為のもので、オビスタンは気分を楽にして咳などを抑えるものですが、筋肉注射なので極めて痛く感じました。
 検査直前の約20分程を、キシロカイン液という薬品で咽頭や喉頭の局所麻酔を行います.これは吸入器のようなもので、霧状のキシロカイン液を深呼吸する要領で何度も何度も何度も吸い込みます。この時点で気分が非常に悪くなり、猛烈な吐き気がしますが、実際には吐き気だけで、息が止まりそうな状態ですが胃には何もありませんので吐きません。唾液や涙が出て来ます、この局所麻酔が完全ですと,後の気管支鏡検査がだいぶ楽になるようです。二度と経験したくない苦しい麻酔作業です。
 局所麻酔が終わりますと検査に入ります。大きな手術台でハイテク過ぎる大掛かりなマシンに、縦に立ちますと回転して横たわる形で検査を受けることになります。
 ファイバースコープを挿入して行います。このベットに乗ってからは薬品が飛散するので目隠しをされます。一番苦しいのは,このファイパースコープを気管支に挿入するときです。言葉では現しにくい不快な感触と、咳を我慢するのが大変な苦しみでした。気管支へ差し込まれたファイバースコープを排出しようと咳はある程度は仕方が無いとはいっても我慢しようとしても咳が出てきてしまうので、どうしようもないのです。これを乗り越えてファイパースコープが奥までいってしまえばある程度楽になりますが、非常に苦しいです.
 生検という病変部位の採取ですが、これはファイパースコープの先についたはさみのようなもので採取するそうです。採取の瞬間突っつかれたような感覚が感じることが出来ます。採取の際に出血が当然あるようですが、その場で止血なども行うようです。

 術後は車椅子で病室に帰るのですが,麻酔の影響しフラフラ(酔った状態)するのでしばらくは安静にしている必要があります。
検査の感想ですが、極めて苦しい嫌な検査でした。楽に簡単に、すぐ済むと表現するには無理のある検査だと思います。
苦しい検査であることを知っておくべきです。
カテーテル検査の方が楽です。

検査中
(1)検査中は声が出ませんが、気管支鏡が入っていても呼吸ができなくなることは ありません。
(2)体のカを抜いてゆったりした気持ちで呼吸して下さい。
(3〉検査中せきは、できるだけがまんして下さい。
(4)気分が悪い時は手をあげて下さい。
(5〉のどの奥に細い、チューブモ入れます。このチューブが入ると声が出 ませんが呼吸はできます。′

検査後
(1)2時間は飲食、うがいをしないで下さい。
(2)痰はできるだけ飲み込まず出して下さい。
(3)2時間経過したらうがい薬でうがいをして下さい。
(4)朝、夕2回の吸入を3日間行います。
(5)入浴は避けて下さい。
(6)痰に血が混じることもありますが、2〜3日でなくなります。
 血痰が多いときや長く続くようなときは下記まで連絡して下さい。
注射の影響で、眠気やふらつきをともなうため安静が必要となります.
また、検査後に痰に血が混じったり、熱が出たりすることがあります。
そのため一泊二日の入院が必要となります。

一泊した翌日はX線写真を撮り採血し先生の診察を受け、午前10時頃無事退院する事が出来ました。7日から10日後に検査結果が判明します。

肺左下の黒い部分が円形無気肺



戻ります