無料百科事典サイト「ウィキペディア」における「国鉄201系電車」の項に関してのコメント




(まとめのコメント)
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201系電車について記したページの一部項目について,多くの疑問を持っております.以前に比べればそれでも大きく改善されたと思いますが,今もなお,客観的事実が存在しない主観的コメントが散見されます.

以前より201系電車については恣意的かどうかは別として事実に基づかないネガティブなコメントが声高に語られているような気がします.201系電車が国鉄/JRの標準通勤車にならなかったのには,実車の設計や性能以外に多数の理由があり,外的な要因を全て当系列に対するネガティブな評価として理解するのは事実誤認以外の何物でもありません.時代の要求に応えられなかったというのは,ある意味事実でありましょうが.
実車の設計時点の時代背景,そして201系の設計思想を充分に理解してコメントされる方がどれだけいらっしゃるのか,理解に苦しんでいます.言い換えれば,201系電車に関しての事実,設計時の時代背景,もしくは資料などを揃えもせずに軽い気持ちで裏づけのない記述をされる方が,残念ながらいらっしゃるのです.



201系電車で国電として初めて採用され,その後の系列にも受け継がれていった機軸も枚挙にいとまがありませんが,現在の版にそれらの点が充分に記述されたとは到底思えません.ネガティブな点だけを記してポジティブな点を全て無視するのも,それ自体が「きわめて主観的」と言えるでしょう.


201系電車がわずか1000両強で量産中止されたこと,結果として首都圏の標準通勤車にならなかったのは事実です.しかし,その主たる理由は「チョッパ制御装置を採用したことにより車輛価格が余りにも高くなったこと」の一点に集約されます.201系の消費電力は205系よりも少ないというデータは201系のシステムそのものには大きな問題はなかったことを裏付けますし,おそらくJRの中でもっとも過密な中央線の通勤輸送を20年以上にわたって一手に引き受けるという偉業は,過去のどの系列も成し得なかったことです.JR東日本の標準通勤車(4M6Tの209系やE231系)は現在の中央快速線のダイヤのスジには乗らないという事実が,中央線専用の新形車輌の開発に結びついています.

チョッパ制御の半導体の故障発生,それに絡んで部品供給という問題が以前より語られていますが,中央線系統に集中配備することで201系は今日も走り続けています.数年前マスコミにまで糾弾された時期がありますが,鉄道ファン2005年2月号の特集記事にその後の対応まで含めて詳述されており,201系の根本的問題点ではなかったことがわかります.
一方のJR西日本で201系が体質改善までされているという事実は,これからの保守についてもJR西が対応していけるということをうかがわせます(JR東からチョッパ装置だけ受け入れるとかの裏づけのない想像はご勘弁ください).



以下に,無料百科事典「ウィキペディア」,国鉄201系電車のページの各版に対してのコメントを列挙しております.ご興味ある向きには,ぜひご参照ください.


当方はウィキペディアの一執筆者に過ぎませんので,これらのコメントを無視していただくのはご自由ですが,この「201系電車」の項目自体の信憑性にかかわることですので,ご検討されることを希望いたします.
なお,ここにも当方が存じ上げる方がいらっしゃることと思います.今回の当方のコメントは現在の版に書かれた内容だけに対するものであり,過去の執筆者のどなたに対しても個人攻撃する意図は決してないということを,ここで強調させていただきます.


(執筆者のみなさまへ)

2006年6月初め,このページの草案をウィキの執筆者の方のみに公開しましたが,当方の指摘内容をほぼそのままウィキペディアの編集に使用した方がおいでです.本ページを参考資料として挙げていないこのような行為は明らかな著作権の侵害行為ですので,ここに警告させていただきます.近いうちに是正がされない場合は,然るべき措置を取らせていただきますので,予めご了承ください.



5月28日の版に対してのコメント







最後に改めて強調させていただきますが,これら当方のコメントにはwikiの記事に携わったいずれの方に対する個人攻撃が目的では決してありません.書き方が多少強くなってしまった事はお詫びいたしますが,その目的はあくまでも「正しい情報だけをwikiの読者に届けること」である事を,どうかご理解いただければと思います.
wikiの編集者の皆さま,これらのコメントにお応えいただくのも,反対にスルーしていただくのも,皆さま次第です.


おつきあいくださり,有り難うございました.
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