D.C.〜ダ・カーポ〜

〜真夏とお買い物〜

 

夏…暑い夏…

なんでこんなに暑いのだろう…

そして、どうして俺はこんなのとこにいるんだ?

 

よ〜く考えてみよう

冷静に考えてみよう

ど〜してこのくそ暑いなか俺はここ、こんな人通りの多い

街の中に一人で立っているんだ…

純一「かったる…」

???「あー、またかったるっていってたー」

どこからか

怒声とも罵声ともとれるくらいの声が聞こえた

この声の主は…

水越姉妹の妹の水越眞子

眞子「まったく、ちょっと目を放すとすぐにかったるって言うんだから」

純一「誰のせいだよ」

眞子「いいじゃない、少しくらい遅刻したって」

純一「お前が買い物付き合えって言い出したのに」

眞子「男が、がたがたいわないの」

純一「まぁいいや、さっさと買い物済ませようぜ、このくそ暑いなか歩きまわりたくない」

眞子「ちょっと待ちなさいよ」

静止させようとする眞子を無視して先を歩いていたが

眞子「っぶ、、いきなり止まらないでよ」

少し、眞子は鼻をぶつけたのか

鼻を押さえながら言った

純一「そういえば、どこ行くんだ?」

眞子「…あんたねぇ〜」

何もわからずに進んでいた純一

それに大して激怒寸前で

まがまがしいオーラを放ちながら

拳を震わせている

純一もさすがに察知したのか

純一「で、どこに行くんだ?」

眞子「まったく…、まぁ、いいわ、ちょっと服を買いたかったの」

純一「どこの店に行くんだ?」

眞子「そうねぇ、とりあえず、あそこの店を見てみよ」

純一「了解」

 

店に着くなり、色々な服を物色している

この店は、基本的に女性物を多くとりそろえている

このあたりでは結構利用されている店だった

よって、俺が見るような物がなく店の前でボーっと待たされている

数十分後くらいに、眞子は何かを買ったのか袋を持って出てきた

眞子「それじゃ、持っててね」

純一「お、おい、何で俺が持つんだ?」

眞子「荷物持ちとして呼んだからに決まってるでしょ?」

純一は騙されたと思った

ただ買い物に付き合うだけでいいと言っていたからしかたなく来たのだが

純一「はぁ、かったる」

眞子「後で、何か奢るから、それでいいでしょ?」

純一「それならいいか…」

どうにも不に落ちないが

考えてもしかたがないと気持ちを入れ替えて

買い物に付き合うことにした

それから何件か洋服屋を回ったのだが

それにしても買い物量が半端じゃないなと

数えるだけで、袋が5〜6袋

中身は多い少ないはあるが、そうとうな重さであるのには変わらなかった

純一「眞子、ちょっと休もうぜ…腕がだるくなってきた」

眞子「まったく、だらしがないわねぇ」

純一「見ろよ、この量だぞ?」

眞子「そうね、じゃ、あそこの店に入ろうか」

純一はやっとこの重さから解放されると思ったら少し足取りが軽くなったような気がした

 

店に入ると

どこかで聞き覚えのある声がした

???「いらっしゃいませ〜」

眞子「あれ?、美春ちゃん?」

美春「水越先輩に朝倉先輩」

純一「よ、美春、ここでバイトしてたのか」

美春「そうなんですよ〜、あ、お仕事お仕事っと、お席はこちらになります〜」

 

席に通されると、メニューを持って美春がやってきた

美春「それにしても、珍しい組み合わせですね」

眞子「そ、そうかな…」

美春「そうですよ〜、水越先輩は私たち下級生の女子から慕われているから、そっちの方々と買い物でもすると思ってましたし」

美春「朝倉先輩は、いつものようにかったるとか言って断りそうですもの」

純一「そこまで言われると、さすがに凹むな…」

眞子「大体はそうなんだけどね、今日は欲しいのが多かったから、朝倉に荷物持ちとして付き合ってもらったの」

純一「で、その報酬として、ここで奢ってもらうってわけだ」

美春「はっ、まだバイト中でした、ご注文はお決まりですか?」

眞子「それじゃぁ、私はこのセットで」

純一「俺は、このセットで」

美春「ご注文は以上でよろしいですか?」

眞子「うん」

美春「少々お待ちくださいませ」

パタパタとまるで尻尾を振りながら走っているわんこのように見えた

純一「まったく、美春は本当に犬みたいなやつだなぁ」

眞子「え?なんで?」

純一「だって、さっき走っていくときなんかわんこが走っているみたいに見えなかったか?」

眞子「そうかなぁ〜」

純一「まぁ、普通の人間にはわからんだろうな」

眞子「あんたは普通の人間じゃないわけ・・・」

眞子はどこか呆れた表情をしていた

そんな無駄話をしている間に注文した物が届いた

美春「それではごゆっくり〜」

純一「ああ、ありがとう」

 

純一「そういえば、えっらい量買ってたがどのくらい使ったんだ?」

眞子「ん?、服に使った金額?」

純一「そう」

眞子「んー…」

といって、少し考え込んでいた

眞子「そうね、だいたい15万くらいかな」

純一「うぇ!?」

純一は金額を聞いてみょうな声を上げてしまった

純一「そんなに使って大丈夫なのか…?」

眞子「いつも服とか買うとこのくらいになるし」

純一はこれ以上返す言葉がなかった

食事が終わるとすでに夕暮れの時間になっていた

純一「ふぅ、ご馳走さん」

眞子「結構、量あったわね」

純一「たしかにな」

普通の料理を頼んだはずなのに1.5倍くらいは量が多かった

純一「さてと、家まで送ろうか?」

眞子「それじゃ、そうしてもらいましょうかね」

純一「了解」

眞子「それと、今日は付き合ってくれてありがとね

純一「ん?なんか言ったか?」

眞子「ううん、なんでもない」

純一「それじゃ、さっさと帰るとするか」

眞子「うん」

 

 

〜FIN〜

 

あとがき

今回は眞子をメインに書いてみました

出来はあんまりいいとは思わないのですが

読んでもらえたならこれ幸いです

これを見ているというなら読んでくれていると思いますので

ありがとうございます

それではまた何かの機会のときにお会いしましょう〜