第1回 【合同イベント】

あまりにも巨大で規模の大きい地下坑道。
しかし踏破できたのは全体の3分の1にも満たないであろう。
総延長、数十キロ以上、いや百キロ近くはあるであろう。
到底全て回れるものではない。

空中テラス、神殿ホール、「アバドン」が眠る恐ろしく深い暗黒の縦坑道。

青く輝く澄んだ地底湖、斜坑を盛大に流れる地底滝、深く封印されたバッテリーロコ、架線もあり
架線式の車両が行き来していたのであろう。再調査を行いその車両の全貌も明らかになった!
全盛期に当時活躍していた架線式車両の写真が、ある「鉱山鉄道写真集」に載っている。
まさにその車両自身が地下深くに存在した!その車両に表示されてる番号が写真集の車両に写る番号と一致したのだ。
役目を終え、放置された車両・・・永遠にその場所に眠り続けるのであろう。

全てが壮大で圧倒される。人工物と自然のコラボ。感動以上に恐ろしくもある危険な要塞坑道であった。

アバドン(ヘブライ語)=ギリシャ語ではアポリオン、ユダヤの言葉で「穴」を意味する。底無しの地獄の深淵を司る悪魔の王。


 
それでは入坑しよう。危険な坑道ゆえ坑口は
伏せさせていただく。
入坑より推定50メートル、もう日の光は届かない。
過去の通信ケーブル、電源ケーブルがそのまま残っている。

巨大であるが故、通常は車両で移動していたのであろう。
車両通行時の轍(ワダチ)が薄っすら残っている。
上に向かう坑道と下へ向かう坑道と何箇所か分かれている
場所もある、地図を作成する「測量計測隊S氏」は
紙による簡易的ではあるが非常に見やすく詳細に記録してくれた。
地底最深部へ向かう前に上への坑道へ行ってみることにした。
 

しばしの撮影タイムになった。(某探検隊N氏撮影) ドラム缶や送水管が転がっている。上に固定してあったものが
落ちてしまったのか?元々下へ敷設しているとは考えにくい。

写真撮影の為数分の休憩。この写真は強力なフラッシュ装備で撮影か?
それとも高価なカメラはここまで綺麗に写るのか?コンデジでは
これだけのフラッシュは考えられない。(某探検隊N氏撮影)

しばしの撮影タイムを終え、歩き出した隊員達。すると先に明かりが差し込んでいる場所を確認!!
しかし隊員皆、不思議な顔をしていた。入坑時の場所より上に進んでいる。
となると水平に移動していない為、 山腹に出る計算になる。

そう!出口ではなく山の中腹に出るはずなのだ。!!


空中テラス

この様な場所に出たのである

たとえて言えば、山腹に作られた「空中テラス」としか言いようの無い壮大な景色が見える場所であった。

これには隊員一同驚いたのは言うまでもない!
鳥肌が立つほどの景色がそこには広がっていた。
さすがに撮影タイム。地底最深部まで行く予定であった為、
休憩などとっている暇は無いのであるが、さすがに
この景色を逃すことは出来ない
足早に進んでいたらこの景色は見ることが
出来なかったであろう。
しばし景色に陶酔していた。。。この場所を 「空中テラス」 と名づけた。
「仕事熱心だねぇ。。。地図は後でいいから!」
「測量計測隊」S氏は熱心に地図を記録していた。
「それ後にして女性なのだからもっと景色に心酔しなさいよ。」
滅多に見れるもんじゃないんだから。(某探検隊N氏撮影)
「隊長・・・いつも無茶なシーンを撮るなぁ。。。」
まぁ普段見れない、一生見れない感動を納めたいのであろう。
それは隊員皆同じである。
(某探検隊S氏撮影)

それでは先に進んでみよう。

このフロアは山腹へ作られている為に、
所々外へ繋がる坑口がある。
これだけの坑口の為、現在は酸素の心配しなくても良さそうだ。

更に進むととんでもない場所に遭遇。

これにも驚かされた。底無しの地獄の深淵を司る魔王の眠る場所。。。

そう思えてならない場所であった。


(某探検隊N氏撮影)
アバドンの眠る穴、地獄の穴より小さいので
部下(笑)が眠るのであろうか。(部下はイナゴだった気が)
覗き込んだ穴はこれである。表面は綺麗に研磨されたようになっている。
これでは登ることも降りることも出来ない。本当に危険な場所なのだ。

後にこの穴の数十倍、「地獄の穴」に相当する超巨大縦穴に
遭遇することになろうとは、隊員一同想像していなかったであろう。

その他にも小ぶりだが地底へ真っ逆さまな場所もあった。

木の枠組みと金属のレールで作られた台。
レールはしっかりしていたが、木材の部分は長年の風化に
より大変脆い状態になっている。
この下も縦穴、やはり底は見えない。
撮影を試みたが、これ以上前屈みになれないのは
ご容赦頂きたい。ギリギリの場所でありこれが限界であった。

このフロアでは上に上がる階段もあったが
手すり・階段の木材、それを支えるパイプは腐食が
激しく危険な為に登ることはあきらめた。
こちらの写真に写る送水管も、
元々は天井より吊るされていたのであろう

神殿ホール:グレートヒル

これより地下最深部へ進んでみることになった。
日の光とはしばらくお別れになる。

すると
またまたとんでもない場所へ遭遇した。

ここまで大きい巨大空間を見るのは初めてであった。
恐らく河川敷の草野球程度のグラウンドはスッポリと入ってしまうであろう。
「神殿ホール」と名づけた場所である。

この様な巨大な空間が広がっているのだ。隊員の立ってる場所より更に奥行きがあり
天井も高くなっていく。幅も広がり写真では全てを伝えることが出来ない。
更に奥は巨大な丘の様になっている場所もある通称「グレートヒル」
この場所の地表も長い年数の為、不思議な形状を残していた。著者(T-12使用)開放撮影
こちらは著者側を撮影した映像、カメラの感度を最大限に上げての開放撮影。
一眼レフカメラの機能をフルに活かした。コンデジではここまで鮮明に撮れないであろう
(某探検隊撮影記録隊Nakathy氏撮影)
こちらの写真は撮影記録隊Nakano氏の撮影。
やはりコンデジでは伝えられない映像である。広角撮影
この写真は「神殿ホール」の表面
地下水の水滴が長い年月をかけて珊瑚の様な
形状を作り上げた。
こちらも表面、亀裂断層や地割れの様にも見えるが
やはり水滴が少しずつこの様な地表を作り上げたのだ。
人物を立たせないと表現できない。
天井はおろか、奥行きさえうかがうことは出来ない。
「神殿ホール内:グレートヒル」にて撮影
(強襲突入隊S氏撮影)

本当に驚かされる坑道である、神々しささえ感じさせられてしまう。
しかし心酔し、見とれていることも出来ない。欲が出てしまい更なる遺構を
求めて更に地下深くへ進んでいった。


黄泉平坂
坑道を進み1km弱、今度は地下に橋のような遺構を
目にすることになった。
橋の上は先へ進む道は無い、この先は生きるもの以外が
通れる道であるのか?ただし反対の坑道には道は
続いていた。この場所を「黄泉平坂」と名づけた
「黄泉平坂」にて写真撮影、及び小休止。
(撮影記録隊Nakathy氏撮影)
隊長撮影

それでは、生きるものが進める坑道側へ進んでみよう。

「黄泉平坂」より先の坑道は狭くなり屈んで進まなければ
行けないほど低い状態になっていた。
先へ進むとこの様な坑道になっている。
本当に死者が渡る、水辺脇の道のようだ。
しかしこの先は行き止りになっていた。

では「黄泉平坂」の橋を潜り下へ続く坑道へ行ってみよう。 中には崩れてしまったのであろうか?
崩落を見せる坑道跡も見受けられた。

何に使用していた設備なのか?遺構を発見した。 先に何があったのであろうか?コンクリートで厳重に塞がれていた。
もしかすると、ここの使用用途が終わり、廃棄した際、代わりに
放射性廃棄物の遺棄場所にでもされているのか?

 
現在の場所はかなり深い、有効利用の為、全く考えられなくもないであろうか?
(撮影記録隊Nakathy氏撮影)

更に地底へ進んでいこう。

すると現れたのが地下巨大縦坑道:コールサイン
「アバドン」
である!!
「地獄の穴」に相当する超巨大縦穴
地獄の穴の地下に相当する。
 

この先見えたものは?
(隊長B氏撮影)

アバドン
おそらく映像ではお伝えできないであろう。
想像を絶する縦の空間・直径。
そして底の見えない暗黒の地獄の胃袋。
T-12を長時間一点に照射し開放撮影したものである。
正面には更に坑道が見受けられ、その坑道の大きさは、
撮影側坑道(上記写真:この先見えたものは?)と同じ大きさである。
どの機材を使用しても、全てを映し出すことは不可能であった。(隊長B氏撮影)

現在地下何メートルであろうか?幹線坑道は緩やかな螺旋階段
を描くように降りていっている。ただし3kmは歩いていると思う。
(隊長B氏撮影)
更に更に、地下へ降りている。(奥に見える坑道)
本当に底はあるのであろうか?
(撮影記録隊Nakathy氏撮影)
入坑後2時間後、休憩及び写真撮影、機材のチェックを行った。
(撮影記録隊Nakathy氏撮影)
「No0??」扉には何かナンバーが記載されていた。
何のナンバーなのかは定かではなかった。この先はなにが?
扉の先は、縦坑への入口であった。 最深部に近づいているのであろうか?水溜りが多くなってきた。

しかし最深部へ近いであろうが、残念ながらタイムアップ。。。
入坑より3時間にも及ぶ調査。集中力の途切れによるあらゆる事故に備え、引き際も肝心。
闇雲に降りて行った場合、蟻の巣の様な坑道を迷い込んでしまう。
我々も記憶力の限界。更に「測量計測隊S氏」の精神力にも影響させてしまうであろう。
今回はここまでである、後に再調査をすることになった。

二回へ


以下は隊員の撮影写真

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