ウクレレチューニング


ウクレレ(ukulele)を気分よく弾く一番のコツは「調弦」といわれています。
また、「アマ」と「プロ」の差の第一もこのチューニングだと言われています。
ここでは、ウクレレの調整、チューニング(調弦)、メンテナンス等について紹介します。
但し、調整に関してはやや難しくなりますので、自信のない人は楽器屋さんに持っていってください。

ウクレレの調整   チューニング   LOW G チューニング   メンテナンス   その他

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ウクレレの調整
 
ウクレレの調整、この意味は以下の通りです。
    
    ●より正確なチューニングを行うためにナット、ブリッジのサドルなどを調整する。
    ●弦の高さ(弦高)などを調整して弾きやすい状態にする。
 
ウクレレはギターと同じように音階はフレットで刻まれています。
開放弦(フレットを何も押さえないで弦を鳴らしたときの音)を基準にして、各フレットが正しく半音を発生するかがポイントとなります。
12フレット目で、丁度開放弦の音のオクターブ音となるかをチェックしてみてください。

チューニングは、弦を同じ条件にすれば弦の長さでチューニングをしています。
開放弦に対してフレットを使って、どう弦を短くして音の高低を出すかということになります。
この時、開放弦の長さが短い(つまり小さな楽器)である程1ミリの差が大きく影響します。
従って、小さい楽器ほどフレットは正確に刻まれていなければなりません。

小さい楽器のクセに値段が高いと思われるかもしれません。
また、生産数と市場規模、メーカーの価格戦略等もありましょうが、ウクレレは小さくても精度と手間を求められる楽器なのです。

そうはいっても価格は高いとも思います。
楽器の価格破壊屋さんの出現を心より待っています。

ウクレレの調整では、経験から以下を紹介致します。
但し、この作業に自信のない人はやらないで下さい。
文句なく楽器屋さんに持っていって調整して貰うようにしてください。

    ●開放弦を基準にして、各弦の12フレット目を抑え、オクターブの音になっているかを確認します。
     一番狂いを生じ安いのが第3弦のCです。
     開放弦でCにあわせ、オクターブを弾くと高めになってしまうという状況です。
     このような場合には以下のサドルとネックで調整を試みます。

       ●サドルのブリッジに接している底側を削って、サドル全体を低くし、弦高の高さを低くする。
        特に新品のウクレレはどちらかと言えば弦高が高めなようです。
           
        これは、出荷時、顧客からのビビリ音に対するクレームを防ぐことに起因しているようです。
        さらにサドルは削ることは出来ますが高くすることは出来ないからです。

        弦高が高いと、弦を押さえた時、弦が「く」の字になりますので弦を張ることになり、
        キーが高くなるのです。
        サドルを削ることは以上を解決するための手段となります。

       ●サドルの先端を斜めに削って弦の長さを調整する。
          サドルには厚み(1ミリから3ミリ位でメーカーにより異なります)があります。
        先端を斜めに削ればこの厚みの幅分だけ弦の長さを弦ごとに調整することができます。

       ●ネックのナットの弦が触れている溝が浅い場合。
        特にCの開放弦で、第2フレットのDを弾いた時に音が高くなっている場合等。
        このような時は、ネックの高さがフレットより高くなっている場合に生じ安いようです。
        やすりでナットの弦の溝を削り、フレットの高さに近づけます。
        但し、削りすぎに注意、弦がフレットに触れてビビリ音を発生させてしまいます。
        また、溝を削る時は、フレット側が高くなるようにします。
        理想的には溝がヘッドの角度と平行になるようにします。
        (通常ヘッドはフレットに対して角度がつけられていてます。)
           
       ●経験則を紹介すると、サドルのオリジナルは残しておくこと。
        サドルは楽器店で売っていますので、スペアを求めておきます。
        普通、ウクレレ専用サドルは売ってないようなので、ギター用のサドルを使います。
        色々試してみて下さい。
        失敗したら、オリジナルのサドルに戻る事ができます。
        オリジナルのサドルと比べながら、やすりで削り加減を調整します。
        オリジナルを削り過ぎると「後の祭り」、こういう私も、これで何回も失敗したのです。           
    
    ●弦そのもの
     調弦が合わない時、弦の前後ろを逆にしてみることも良いと思います。
     つまり、弦巻に巻いた弦とブリッジで止めている方とひっくり返しに張りなおします。
     理論的には不明ですが、これであわせることが出来た経験があります。

     また、弦のメーカーを変えてみることも一考に価します。これはメーカーによって各弦の太さが
     異なるからだと思います。
 
    ●各フレット
     これは固定されているし、調整には限界があります。
     これが合っていなければどうしようもありません。
     また、フレットの高さにばらつきがあるとチューニングの狂いやビビリ音発生の原因となります。
     
 

その昔、ハワイの某メーカーのウクレレがかなりの廉価で売られていました。
よく見たら、オクターブあたりのフレットが見た目でも明らかに狂っているのです。
つまり、11フレットより12フレットの方が幅が広いのです。
店員さんに確認した所、「その通りです、だから見ての通りのお値段です。」
「ハイポジションを使わない奏法なら何とかなりますよ。」とのこと。---嗚呼。
     

チューニング
さて、本来のチューニングになりますが、文句なくチューニングメーターの購入をお勧めします。
実はプロの方ですら使われているのです。
耳に、音感に自信のある人でも、調弦を正確に行うために貴重な時間をさくのは無駄というもの。
現在ではチューニングメーターが一般化していますし、しかも以前に比べて値段も安くなりました。
各開放弦をメーターで合わせたら、フレットを押さえて確認します。

    ●第2弦の開放弦Eと第3弦の第4フレット、つまり同じEを弾いて第2弦と同じ音程になるかどうか。
    ●第4弦の第2フレットAと第1弦の開放弦Aが同じ音程になるか(ミドルGのチューニングの場合)
    ●第2弦の第5フレットAと第1弦の開放弦が同じ音程になるか
    ●第4弦の第5フレットCが第3弦の開放弦と同じ音程になるか(LOW Gのチューニングの場合)
    ●第4弦の第9フレットが第2弦の開放弦と同じ音程になるか

以上ウクレレにはフレットによって同じ音程となる場所がたくさんあります。
それぞれで確認して同じ音程になるかを確認します。

以上の作業を行う上でのポイントとして、チューニングは低い方から高い方に弦を張って合わせるようにします。
弦巻(ペグ)をゆるめながら音を合わさないようにします。
チューニングが高くなったら、一度低く弦をゆるめ張っていきながらあわせます。
これを逆にすると弦巻の遊び分がゆるみ、後でまた狂ってきてきてしまいます。
また、人間の音感特性として低い音から高音に向かって音を合わせるほうがやりやすいようです。
 
音程を確認する方法として、共鳴の原理を応用することもできます。
同じ音程の弦は、弦同士が共鳴して震えるのです。
弦が共鳴して大きく震えれば、チューニングはあっていることとなります。
但し、ぴったり正確でない時にも弦が小さく震えることがあるので注意してください。
 
耳で音程をチェックしたい場合は、ボディに耳をつけて音を聞きます。
この方がより正確に音を聞くことができます。
周辺で音楽が聞こえる所でのチューニングは、音感がつられてしまうのでまず出来ないと思ってください。
 
私はチューニングメーターで通常第2弦のEをメーターであわせてこれを基準にして他の3本の弦をあわせています。
その後、コードを弾いて全体を確認しています。

ウクレレ1台だけで演奏する場合は、4本の弦のバランスがあっていればいいのでしょうが、ピッチ(全体の音の高さ)が狂っている場合があります。
合奏やCDなどからと音を合わせたい場合は、このピッチも同じにしなければなりません。
従って、普段からこのピッチもあわせてチューニングをするようにします。

LOW G チューニング

ウクレレのチューニングは第4弦から順にソドミラ(G、C、E、A)となっています。
これをレギュラーチューニングといいます。
ギターの場合、第1弦から6弦に向かって音程は順次低くなります。
レギュラーチューニングのウクレレの場合、第4弦がGで第3弦より高くなります。
実はこれがウクレレらしいところで、これでストロークすると上から弾いても、下から弾いてもハイキーなコロコロした感じで、まさに「おっ、ウクレレ」というサウンドになるのです。

一方、最近では第4弦をLOW(低いの意)の「ソ」にあわせたLOW Gと言われるチューニングも一般的になってきました。
ウクレレの神様と言われるハワイのハーブオータさん(オータサン)は、このLOW Gチューニングで演奏しています。
この方が音域を広げることができきます。
幸いなことに、どちらの方法をとっても、左手のコードの押さえ方は同じでいい訳ですから問題はありません。
ウクレレソロを目指すなら、LOW G チューニングをお勧めします。


メンテナンス

ボディケア
ウクレレプレーヤーには二つのタイプがあって、ボディを光るように磨き上げるタイプとビンテージ物等、時代感を感じさせ自然にしておくタイプとがあるようです。
どちらがいいかは好みです。
 
いずれにしろ、演奏した後、汗などの湿気と塩気はきれいに取っておかなければなりません。
楽器用のクロスは必要です。

シリコンを含んだシリコンクロスは、ラッカー塗装には良くないといわれていますが、気にする必要はないとう意見もあります。
さてどっちがいいでしょう、UP TO YOUです。ちなみに私はシリコンクロスを使っています。

出来れば、天然ワックス、天然オイル系の表面保護剤で定期的に表面を清掃するようにします。

  
眼鏡ふき(掃除用微細繊維ダスター)
最近超微細繊維の眼鏡ふきが出回っています。
これの大型が至極良いようで汚れ落ち抜群です。
また、最近ではこの大型で家庭用の掃除用ふきんになっているものがあります、
私はこれを愛用しています。
注意点はこまめに洗うこと、でないと汚れを塗ることになります。


●逆反り
これはフレットのあるネックの反りが、弦を張っている方向に対して逆っている状態をいいます。
弦が張ってあるわけですから、これにあわせてフレットはごくわずか曲線を描いています。
こうなっていれば、弦高が低くてもビビリ音が発生しにくくなります。
逆反りの場合は、弦高があってもオクターブとの中間のフレットを押さえた時、フレットに弦が触れてビビリ音が発生しやすくなってしまうのです。
逆反りのネックは万病の素、購入時点での大きなポイントです。

その他

●ケースと保管
ウクレレを購入したら、あわせてケースも購入するようにします。
長い間ウクレレを使わないときはケースにしまっておきます。
正直な話、ウクレレを落とす、ぶつける、つぶしてしまう事は良くある事です。
私は壁にバーをつけて、S字フックで携帯電話のストラップでペグ(弦巻)にかけてぶら下げて保管しています。


●弦
保管時には弦をゆるめる、ゆるめない、のどっちが正解か。
私は弦はいつも張りっぱなしです。 
これでフレットが曲がったら、それはそのウクレレの能力オーバー。
弦をゆるめて、その後、すぐに調弦をしても弦は伸びて調弦できません。

弦は弦がフレットに触れる所をさわって減ってきていたら交換しています。
 
これはしっかりした要因ですが、調弦が合わない、音に伸びが無くなった、弦がざらついてきた等と感じた時にも交換するようにしています。

張り替えた当初、弦は伸びるのでこまめに調弦をします。


●弦巻
弦巻(ペグ)マニアがいるくらい、これも面白いもののようです。
弦を張った時、弦はペグの下まで巻かれているようにします。
弦がペグからネックに向かう所は、巻かれている弦が重ならないようにします。
 

●爪
ウクレレプレーヤーにとって爪は大変重要です。
左手は短く切っておきますが、ストロークを弾く右手の爪は伸ばしておきます。
やすりで爪の裏側を削り、アップダウンが容易になるようにします。

オータサンは、かなり爪をのばしています。
真似たことがありますが生活に不便極まりなかったです。
しかも人の目が気になりました。

私の場合、右手親指は長目にしています。
同様に人差指の爪も長くしています。
この人差指の爪は特にトレモロを弾く時の大きな道具となります。

マニュキアを塗るとかの話もありますが経験がありませんので不明です。
「男がマニュキア」と思っただけでどうもいやなのですが古いのでしょうか。


●弦の実験
私は、ウクレレの第1弦はややハイキーな音になるので、第4弦を第1弦として張っています。
こうすると、第1弦がまろやかな音に変わります。
第3弦があわせにくい時は、第2弦で代用したりもします。
いろいろ試すことによって貴方独自のサウンドを作ることが出来ます。
過日、プロの方と会う機会がありこのあたりのお話を伺うことが出来ました。
 

●マイク
もう、間違いなくマイク内蔵ウクレレの時代になりました。
元来生音派だった小生も宗旨変えをしました。
ウクレレだけでなく、三味線やバイオリン等もその時代に入っていることはご存知でしょう。



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