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2017年4月初頭。数年ぶりとなるバスツアーで京都嵐山と嵯峨野のトロッコ列車に行ってきました。
元々バスツアーより一人旅志向の私ですが、家内が「京都で桜を見たい」と遠鉄バンビツアーに申し込んでしまったのです。

娘は学校があるため、私と家内と息子の3人参加。
バスの座席の割当で3人で横並びの4席使えることが分かり、ほっと胸をなでおろしたものです。
(この話は最後でたっぷり語ります)

7:10 遠鉄バンビツアーのバスは、浜松西インター バンビツアー駐車場を出発し、東名高速道路に入りました。
と、いきなり浜名湖SAに停車。車中で食べる「お花見弁当」を仕出し業者から受け取っていたのでした。

車内では車窓をチラチラと見ながら、スマホに充電器を接続して「映画鑑賞」を始めました。
GooglePlayの映画を1本レンタルしてダウンロードしておいたのです。ストリーム再生はいくらなんでも無理でしょう。
(映画は一度見たことがあるものを見返すようにしました。そうしないと、会話や休憩で中断し難くなってしまうので。)

バスは順調に東名高速から伊勢湾岸道に入り、刈谷PAでトイレ休憩。隣に並んだバスは豊橋鉄道のツアーバスで、行き先は同じ「嵯峨野トロッコ列車と嵐 山」。両方のバスの乗客がお互いに「同じところに行くんだ……」と言っていました。
(遠鉄のほうが背が高くて立派なバスです。しかも、前後11列シートなので、多少ゆったりしています)




更に新名神高速道路の土山SAと、名神高速道路の大津SAで休憩。
実は、大津SAの休憩は事前にアナウンスされておらず、「時間調整」とのこと。

浜松西インターから京都のトロッコ亀岡駅まで、Google検索によると車で3時間足らず(休憩除く)。なのに、12:29のトロッコに乗るために所要5 時間半で組んであるの で、時間調整が必要になるわけです。(バスが渋滞で遅れても、トロッコ列車は待ってくれませんから)

大津SAを出たところで、ちょっと早めの昼食。頼んでおいたお花見弁当を広げました。
地元の慣れ親しんだ仕出し屋の味でしたが、SAでおにぎりを買い揃えるのはちょっとさびしいものです。

添乗員とドライバーの巧みな時間調整の結果、発車45分前の11:45に到着。調べていて知っていたとは言え、トロッコ亀岡駅の周りには本当に何もありま せん。駅前をウロウロして写真を撮っていると、添乗員に「駅はこちらですよ」と中に促されました。




トロッコ亀岡駅の中は決して広くなく、小さな売店こそありましたが、別のツアーのおばあちゃんたちがレジに長蛇の列を作っていたし、ありきたりの品物ばか りなので、「12:29 満席」という出札口の案内を尻目に、ホームに出てみました。

狭いホームの下には、木製の枕木を備えた線路があり、ホーム端っこの桜だけが少し咲いていました。
と、気がつくとホームは人でギッシリになりつつありました。満席だし、みんなトロッコを見たいだろうし……でも危ないなぁ

そんなことを思っていると、12:24 トロッコ列車が入ってきました。
嵯峨野・嵐山から亀岡に向かう列車は客車が前、ディーゼル機関車が後ろという「プッシュプル運転」を行っているため、画像では電車のように見えますが、実 際は貨車に運転台を付けただけのものです。









嵐山方面からの列車も満席で来ており、ホームは降りる客と早く乗りたい客でカオス状態になりました。





私達もようやく中に入ると、貨車を改造しただけあって、無骨な内装が目を引きます。





私達の座席は進行方向右側ですが、始めの内……というかほとんどの見どころは車窓左側になります。
車内放送も「左側の方はお座り下さい、右側の方は立っても構いません」というようなことを言っていました。
本来なら「桜のトンネル」を走行する時期のはずで、そこを狙って予約したのですが、今年は桜の開花が遅く、「花見」ではなく「つぼ見」になっています。





20秒だけ動画も撮りましたが、Androidの安物なので、画質は期待しないで下さいww




20分ほどの乗車で列車はトロッコ嵐山駅に到着。殆どの乗客が下車するので、再び降車口やホームはカオス状態。

このあたりは起伏の激しい土地となっており、長い階段を登って、あの有名な「竹林の道」へ向かいます。
この先を左に入ると、竹林の道に分け入るのですが……









狭い通路は人で埋まっていました。しかも、殆どが外国人ばかりです。





竹林を抜けると、天龍寺の北門へ出ました。ここから天龍寺に入る人は庭園だけしか見学できなくて、大方丈(おおほうじょう・本堂)は別の入口から……んー、訳わからん。入っちゃえ。
実は、私も家内も息子も全く下調べをしていなかったのです。行く前に「行きたい所があったら組み込むから先に言ってね」と口酸っぱく言っていたのです が……。(私は、大まかな配置だけは頭に入れておき、要望に応えられるようにしておいたのですが)



庭園はそれなりに楽しんだものの、外国人のパワフルさにはびっくり。考えてみれば、このように美しい和風庭園は何も京都まで来なくても、浜松の場合は龍潭 寺庭園など目にする機会はたくさんあります。ところが、外国の人はこれを見逃すと次はないか、先の話になってしまうのです。

大方丈の入口は全く別にあると案内板を見つけたので、庭園を見た後は一旦外に出て、松本伊代と早見優が線路に立ち入ったという「あの踏切」に行ってみました。
投稿された画像では田舎の鄙びた感じが出ていますが、実は観光客が激しく行き交うメインルートになっています。


線路内立入禁止の看板も、日本語のほか英語、中国語(簡体繁体)、ハングルと数多くの言語で書かれており、日本語では「科料」の所が中国語では「罰金」に なっていたりしました。





そして、警報機が鳴ると、外国人がすかさず私の前ににゅっと入ってきました。
この電車は、京阪間の大動脈、新快速で使っていた車両のお下がりなのですが、外国人の目にはどう写ったことでしょうか。





さて、竹林から嵐山のメイン通りに出ると、人混みはより一層多くなりました。
あちこちにレンタル着物の店があるので、着物を着て歩く観光客が目につきます。
箸を買い換えようと思い、箸を売っている店に入ったのですが、同じ鉄木の箸、ホームセンターで売っている方が安くて太くて立派です。





メイン通りの途中に天龍寺本堂への入口がありました。
天龍寺は門前に幾つかの小さな寺があるのですが、外国人はそういったお寺もしっかりカメラに収めています。
小さな寺は近所にあって見慣れているので私たちはスルーです。


この通りの桜は咲いていたので、1カット撮ってみました。(この頃から空の色が悪くなりだした)
後ろに黒い建物を入れることで、場所の説明と桜の白さを際立たせています。





天龍寺の大方丈の受付で先ほどの庭園のチケットを見せると、その分安く入れます。
北門で売っていた庭園の入場料……500円
本堂で売っている庭園と本堂の共通券……800円
北門から庭園に入った人の差額券……300円
と、こんな感じです。

ここの建物は明治時代に普請されたそうで、龍潭寺( りょうたんじ 浜松市北区・江戸時代に井伊家によって普請)の方が古いじゃん、とは言わずに、先ほどとは違った角度から庭園(と観光客)を眺めました。





天龍寺を出て渡月橋へ。渡月橋は川べりから見ると日本の原風景のように見えますが、橋の上はこんな感じ(横断歩道を渡りながら撮影)。
歩行者が多いため、欄干から川面を見るために立ち 止まるのも邪魔者扱いされそうです。




対岸にある嵐山中之島公園は桜の名所として知られており、ここは咲き誇っていましたが、桜以外に特に見るものもなく、撮りやすい樹も無いので再び渡月橋を渡ってお土産タイム。




買うものも無いので、家内と別行動にして、カメラタイムにしました。
嵐山繁華街の少し外れに市営駐車場があり、乗ってきたバスも見えます。
このあたりから渡月橋を撮ると、あの有名なアングルになるわけです。






数少ないお気に入りの一つ。




人物も入れてみました(若い外国人カップル)
実は、このあたりは高齢者が多く、画角から外すのに苦労しました。(どいて、とも言えないし)



買い物を終えた家内も合流し、少し川面を眺めてからバスに乗り込み、15:50、約3時間の嵐山滞在は終わりました。

(嵐山だけではそんなに見るところがなく、嵐山から足を伸ばすには時間が足りないので、食事抜きなら3時間でも充分かも)




帰りの道中は途中で8kmほど渋滞した以外はほぼ順調。遠鉄トラベルでは帰りのバスでDVDビデオを流してくれます。
「『武士の献立』と『(吉永小百合の何とかというドラマ)』どちらが良いですか」と添乗員が挙手を求めてきたので、前者に手を上げました。別に武士の献立 をどうしても見たいわけではないのですが、昔の恋愛ドラマを延々と流されてもたまったものではありません。
(武士の献立の方が上がった手が多く、ほっとしました)

そして、映画のエンディングロールが流れる頃、バスは浜名湖の近くに戻ってきました。どんな計算しているんだろう??


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「バスツアーの相席問題」について語りま す

よく一人旅をする私ですが、いわゆる「バスツアー」は遠鉄2回とはとバス2回。そして、申し込んでおきながら催行中止になったものも含め、遠鉄トラベルは 家内と、はとバスは母と申し込んでお り、一人で申込んだのは1回だけ(※)です。
(※はとバスの半日ツアー。ツアー全体で3時間だし、浅草観光や川下り乗船のあるので、バスには殆ど乗らない)

地元遠鉄トラベルのバンビツアーでも自由行動が多いツアーもあり、また、発着地に広大な駐車場を抱えているので、「車で家から出て目的地まで連れて行って もらえる」のはありがたいのですが、ツアーの説明にある「相席となる場合があります」が大問題なの です。

拙稿「高速路線バスの「一人2席を考える」で述べた通り、バスの座席(4列席)の大きさは現 代人の体格にあったものではなく、昭和26年の規格制定時から何一つ変わっていません。

今回の参加は私と家内と息子の3人。私が大柄なので、息子には「悪いけど相席になったらそっちに回ってくれる?? もし、隣が来なかったら一人2席使っていいから」と言い含めておいたのです。実際には私たちは3人で4席の割当だったので、息子は約束通り2席を悠々と 使っていましたが、席割りが決まるまで「隣はどんなおっさんが来るのだろう」と心配し続けていたそうです。

家内と遠鉄トラベルの窓口にバスツアーを申し込みに行った際、「仮に大柄な 客が一人参加した場合、割増料金を支払ってでも一人で2席使う方法はありますか?? 御社の高速路線バス e-LineRでは、『小人の乗車券を買うことで2席使える』 のですが」と係の方に尋ねてみたのですが、「そういうシステムはありません」とバッサリ。
(e-LineRで「小人の乗車券を買うことで2席使える方法」は遠鉄の担当者様にその方法で乗車券を買うことを伝え、問題ないと 回答を頂いております)

それでは困るのです。バスツアーの相席は同性同士が基本ですので、相席の相手も大柄だったら手の施しようがありません。

クレーマーみたいで嫌なのですが、添乗員に「企画される方に渡して下さい」と書面でメッセージを託すことにしました。
「現状のルールだととても一人参加できない。ピークを外れた 時期のツアーでは、(一例として)1日3000円ぐらいで『相席なし確約オプション』を設定してもらえないか」と。

「高速路線バスの「一人2席を考える」でも同趣旨のことを書いてありますが、無賃の 子供にも「相席なし確約オプション」「隣席確保サービス」という枠組みで座席を用意し、シートベルトをさせることで より安全なバスの旅になるという副次効 果もあります。





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