カナダ留学お役立ち(?)情報

初めての海外留学をする場合に気になるであろうことについて書いています。なるべく典型的な留学ガイドにも書かれている内容と重ならないようにしたいと思っていますが、たいしたことは書けません。でも、あれば少しは役に立つかもと思い書いています。

コンピュータ

これは、留学生活必需品の最右翼です。ノートPC(こちらではバスの装備如何に関わらず、laptopと呼ばれることが多いようです)は日本と比べるとモデルの展開が遅れており、割高の間がぬぐえません。デスクトップPCはノートPCに比べればましですが、少なくとも税金分は高くついてしまいます。大抵の人はノートPCを日本から持ち込んで使っています。既に持っているのなら、それでいいのですが、私はノートPCを持っておらず、日本で使っていたデスクトップPCはやや古かったこともあり、私は新たにデスクトップPC用の部品を購入して持ち込みました。もちろん、嵩張るケースとモニターは持ち込んでいません。マザーボード、CD-ROM drive、FDD、ビデオカード、サウンドカード、モデム、キーボードはスーツケースに十分収まります。ハードディスクだけは手荷物で持ち込みました。そして留学先でケース、モニター、スピーカーを買って組み立ててることで、なるべく安くつけました。17inchのCRTモニタはカナダでもそこそこ安くで手に入りますが、液晶モニタはまだまだ高いので、液晶モニタを使おうとお考えの場合は日本から持ち込んだ方がいいでしょう。15inchのXGAの液晶モニタなら安くなってきているようですが、こちらで液晶モニタ用のDVIケーブルを探したところ、全然見つかりませんでした(2001年10月頃)ので、この辺はまだ遅れているようです。

MBAに進むことが決まってから、ノートPCを買いました。松下のLet's Note S51(PenII266 11.3'XGA)を\128,000で買いました。型落ちだったので比較的安くで買えたと思います。注文はカナダから日本の店に楽天経由で行いました。やはり、ノートPCも持っていると便利です。常識なのかも知れませんが、ACアダプタは一つ余分に買うべきでしょう。一つを携帯用にし、もう一つを部屋に常に置いておくことで、部屋から持ち出す度に机の下にもぐらなくて済みます。いわゆるサブノートに属するノートPCはこちらでは殆ど見かけません。SONYのVAIO505は売られているようですが値段が高いせいでしょうか、使っている人をほとんど見かけません。Z505LEのMSRP(Manufacturer's Suggested Retail Price)がC$3,100でしたから、日本と較べて幾分高いようです。加えて、ここからの値引きがあまりないことが購買意欲を刺激しないのでしょうか。Let's Noteは北米では販売されていないようですが、クラスメイトはLet's Noteの大きさと軽さに大きな関心を示しますので、マーケティング次第でこちらでも売れるのではなかろうかと思います。

電話

カナダはアメリカに負けず電話回線を始めとする通信網は整っており、local callingは基本料金で時間制限無く話すことが出来ます。基本料金は州によって電話会社が違うため、ややばらつきがあるようで、だいたいC$25〜30の範囲です。日本のように加入権という概念はありません。部屋には電話のoutletがあるのが普通で、その場合は電話会社に電話をして、然るべき住所の然るべき回線をactivateしてもらうことで使えるようになります。activation chargeは$60程度です。もし、outletが部屋に無い場合は工事をして貰わなければなりません。工事費用を大家に出してもらおうと交渉しましたがうまくいかず、結局工事費用のC$70も自己負担になってしまいました。

Long distance callingは競争が激しく、日本でいうところのマイラインというサービスを巡っての競争です。選択の幅はそこそこあるのですが、知らないとlocalと同じ会社を使うことになります。localのエリアを出ると、通話料金の区分はいきなりlong distanceとなるようで、日本のように距離に応じた料金体系になっていないようです。カナダ・アメリカ何処にかけても10c/minuteだとか、定額でweekend unlimitedとかという広告を見かけます。私はしばらくしてからATT、Primus、Wintelと乗り換えてきていました。Wintelはカナダ国内で平日昼間10c/minで夜間・週末が5c/minだった筈です。

自分にとってはlong distance callingよりも、日本へのinternational callingのほうが関心事です。Wintelを使った場合、日本へは35c/minでしたが、友人に教えて貰ってからは、コンビニなどで売られているphone cardを買って使っていました。これなら8c/minで日本へ電話が出来ます。3c/minを謳うカードもありますが、これはconnection chargeを取り、一度かけるとC2$程度が残高から引かれます。長電話をする人向けです。自分はあまり長電話することもなかったので、このタイプのカードは殆ど使いませんでした。最近Bell Canadaから電話があり、現在のlong distance callingの契約を自分の会社に戻してくれたら、日本への通話料金を10c/minに割り引くと申し出ました。このサービスに基本料金などは発生しないことは当然として、6ヶ月間契約を継続したら1ヶ月分の通話料金(平均)を払い戻すというものでした。別にWintelに義理もないので、またもや乗り換えました。phone cardを使っているときはあまり気にならなかったこの回線品質も、Bellの回線を使い出すと差が分かり、2c/minの違いならBellを使い続ける気になっています。ところで、10c/minって東京−大阪間の通話料金よりずっと安いんですよね。驚かされます。

携帯電話

日本ほどの普及度ではありませんが、多くの人が使っています。カナダではBell Canada, Telus, ATT Canada, Fidoの4社が携帯電話サービスを提供しており(Fidoだけが携帯電話サービス専業です)です。4社とも似たり寄ったりのサービスのようですが、課金方式は日本とかなり違っています。先ず、携帯電話に加入者電話と同様のarea code(市外局番)があります。したがってlocal call、long distance callという区別が適用されます。電話を掛ける方は、相手が携帯電話であろうが、加入者電話であろうが支払う料金に違いがなく、掛ける方が契約している電話会社の料金体系だけが適用されます。この点は多いに気に入っています。また加入者電話と同様に、携帯電話側が掛けるlocal callingに通話料金は課されません。long distanceの通話料金は電話会社によって異なっていますが、自分が利用しているFidoで10c/minです。long distance callが絡むと、話が少しややこしくなります。Torontoのarea codeを持っている携帯電話をVancouverに持って行っている状態で、Torontoからの着信を受けた場合、受けた側がlong distance料金を払うことになっています(roaming serviceを受けているということのようです)。また、この状態で携帯電話からVancouverの電話番号に掛けた場合、通話がTorontoに行って帰ってになるので、2倍のlong distance料金が携帯側に課されます。

こちらの携帯電話には、通話料金に加えてairtimeという概念があります。airtimeは携帯電話利用時間とでも言うべきもので、携帯電話利用者がどこに電話を掛けても、どこからの電話を受けようとも、通話時間がairtimeとしてカウントされます。従って、800/888等で始まるフリーダイアルに掛けても消費します。airtimeは携帯電話会社との契約時の基本料金に応じて、月当たりで決まります。Fidoの場合で200min/monthがC$20から1,000min/monthでC$100のまでの範囲でプランが用意されています。契約している時間を超えてairtimeを使うと、20c/min(C$100のプラン選択時は10c/min)のairtimeが適用されて支払い請求が来ますので、自分がどれくらい使うかよく考えて契約する必要があります。私はFidoと契約しており、平日の夜と土日のairtimeがunlimitedでそれ以外時間帯のairtimeが100min/monthというパッケージを選びました。端末は無料でした。料金は$30/monthと謳われていますが、$7のsystem access feeと税金で月々の支払いは最低でも$43近くになります。携帯の端末は白黒の液晶パネルを持った、ややごつい感じのものが多く、日本に較べると遅れているようです。モバイルインターネットのサービスが浸透していないことが原因でしょうか。

プリペイドの携帯電話なら問題は無いのですが、月ごとにairtimeが定められる通常の携帯電話の契約を留学生が行おうとすると少し問題が出ます。契約時にカナダでのcredit historyが求められるからです。クレジットカードを持っていれば、それを元にcredit historyのチェックができるのですが、残念ながら日本で発行されたクレジットカード(自分の場合、SAISON VISA)に対しては、このチェックがカナダからでは出来ないので、通常の契約が出来ないと言われました。Fidoの場合(他でも同様とは思いますが)保証金を置くか、made-to-measure planというものを選ぶかになります。私は後者を選んでいます。made-to-measure planでは、基本料金に含まれない課金(long distance料金、超過airtime)が一定額に達した場合、利用者に通知が行われ、その分の支払いが求められます。一定期間内(結構短い)に振り込みがない場合、サービスが停止されるというものです。プリペイドの場合と違って、料金そのものが割高になるわけではありませんので、私はこのmade-to-measure planで契約しました。

インターネット

こちらでは24時間テレホーダイなので、dial-up providerもC$20/month程度のunlimitedのサービスが普通です。フリーのプロバイダーサービスもありましたが、今はFuncowというところぐらいしか生き残っておらず、混んでいて使いにくいとのことでした。大学が在校生向けにdail-upのprovider serviceをやっていますが、UBCの場合4.5hour/monthまでが無料、Macの場合9,600bpsの接続は時間に依らず無料となっていました。Macの9,600bpsの回線は混んでてなかなか繋がらないそうで、安かろう悪かろうが成り立つ世界です。

Cable InternetやADSLも急速に広がってきており、私もCable Internetを使っています。当初はルームメイトと共用するつもりだったのですが、ルームメイトが契約しているケーブル会社提供しているモデムではIPが3つまでしか提供できない設定で、4台目のPCを繋げる場合はハブでは駄目でルーターが必要と言われました。ルーターもだいぶ安くなってきているようですが、結局自分で改めて契約することにしました。その方が、何か問題が出たときに、モデムのリセットなど何らかの行動が直ぐに取れるので安心だからです。

最近はADSLを提供する電話会社とケーブル会社の競争が激化し、工事費無料、Network Interface Card無償提供、6ヶ月間C$25/month、その後C$40/monthという同じ条件のパッケージが両方から出されています。電話会社のBellは頼んでから工事まで2週間かかると言われましたが、ケーブル会社(HamiltonはCogecoという会社のエリアになります)は月曜に電話をしたら、その週の木曜に工事が出来ると言われたのでそちらにしました。約束の時間に工事の人が来て、日本語版Windowsにもめげず、ちゃんとセットアップまでしてくれました。

TorontoではRogersという会社がケーブルインターネットのサービスを提供しています。Rogersを使った際、Outlook Expressからならメールが送れるのに、Becky!2.0からでは送れないとう問題に直面しました(受信は出来たのですが)。日本でこそ、シェアウェアのBecky!やAl-Mailは多くのユーザーを獲得しているので、いくつかのプロバイダはサポートしてくれますが、こちらでそれは期待できません。圧倒的にBeckyの方に慣れており、こちらのほうが好きだったのですが、しばらく問題が解決できず、いやいやながらOutlook Expressを使っていました。Becky!の作者に直接問い合わせるのは憚られ、いろいろ調べたところようやく問題が判明しました。RogersはサーバーがESMTPを使っているらしく、Becky2.0の設定の詳細で"ESMTPを使用"を選択する必要がありました。Outlook Expressでは、ESMTP使用の設定はなかったので、自動的に対応しているのだと思います。このせいで問題解決に時間がかかってしまいました。

銀行

留学先に来て真っ先にするべきことの一つが銀行口座の開設でしょう。開設時には、写真付きの身分証明書が2通必要です。パスポート、写真付きのクレジットカード、国際免許証、入学先の学生証などが使えます。カナダでは5行の大手銀行が金融を牛耳っています。この5行とはTD Canada Trust, Royal Bank, Canadian Imperial Bank of Commerce (CIBC), Bank of Montreal, Bank of Nova Scotia, です。Quebecではcredit unionも強いようです。国外資本の銀行としては、HSBCが目にとまる程度です。銀行間でサービス内容に大きな差はないと聞きました。Bank Machineは通常24時間動いており、同じ銀行の機械からお金をおろす場合、時間帯に依らず手数料が掛からない、若しくは安いので、住む場所、通う学校から便利な銀行を選べばよいでしょう。CIBCのABM(Automatic Bank Machine)が大抵のSeven-Elevenに設置されているのは結構便利でした。。日本と同様、違う銀行の機械からおろすと手数料を取られます。

キャッシュカードはbank cardと呼ばれています。CIBCでは口座を開くとその場で貰え、暗証番号を決めれば直ぐに使えます。こちらでは、Interacというdebit card systemが広く普及していますので、bank cardで支払いが可能である店がたくさんあります。bank cardを機械に通す(swipe)して、引き落とし口座を選び、暗証番号を入力することで支払い完了です。かかる時間は10秒ほどです。Interacの手数料は口座を持っている銀行のABMからお金を下ろすのと同じ扱いなっていると理解しています。

小切手を使う機会はまだまだありますので、口座開設時に買うかどうか聞かれるcheque bookは購入しておきましょう。2年間の滞在なら50通あれば十分でしょう。Chequing AccountとSaving Accountの2種類があることに少し戸惑いましたが、日本で言えば、前者が総合(普通預金)口座、後者が貯蓄預金口座に相当すると言えるでしょう。Chequing Accountでは利子が(ほとんど、若しくは全く)付かない代わりに、取引手数料が割安になります。口座開設時に提示されるplanからどれを選ぶかで取引手数料に違いが出ます。初めはUBCの学生会館内に支店を構えるBank of Montrealに口座を作りましたが、一定額を毎月常に払わされるのが気に食わず、CIBCに乗り換えました。CIBCでは一定額(C$1,000)以上の残高をChequing Accountに相当する口座に常に維持していれば、その口座での基本的な取引の手数料が掛からなくなるというplanがあったからです。

Traveller's chequeで当座必要なお金だけを持ち込んで、為替相場を睨みながら両替・送金することもよし、日本に較べれば金利が高いので、学費などどうせ必要なお金は、円安傾向と見れば、まとめて持ち込んでしまい、こちらで定期預金にしてしまうのもよいでしょう。Traveller's chequeを現金化するときに手数料を取られたという話を聞きましたが、Traveller's chequeを口座に入金する場合には手数料は取られませんでした。GIC (Grantees Investment Certificate)と呼ばれるのが、日本で言う定期預金のような意味合いを持っています。CIBCのFlexible GICの場合C$1,000から預け入れ可能で、一ヶ月以上預け入れを維持し、残高C$5,000を維持できるならばC$1,000単位でいつでも部分解約が可能です。金利は1ヶ月複利で計算されます。Flexible GICの金利は2000年5月で4.8%、2001年6月で3.25%となっていましたが、2002年2月には1.7%にまで下がっています。

Telephone banking, PC bankingは当たり前のサービスです。こちらでは公共料金等の口座からの自動引き落としというのが日本ほど一般的ではないらしく、毎月の請求書に基づいて支払いを行っているようです。Telephone banking, PC Bankingはこの処理を簡単にしてくれるというのが魅力のようです。GICからchecking accountへのお金の移し替えもtelephone bankingで行えます。ただし、実際にお金が動くには24時間みてくれといわれます。PC bankingのサービスを利用するために、128-bitの暗号強度に対応したブラウザが必要で、こちらに来て間もなくの98年当時はOperaというブラウザを使ったことがありましたが、ほどなくIEの128-bit暗号強度への強化が簡単に出来るようになりましたので、今は専らIEを使っています。

日本からの送金

シティバンクで口座を開いてお金を預け(なるべく100万円以上、極力30万円以上)、こちらで開いた銀行口座をシティバンクに送金先口座として登録し、折りを見てPC bankingで日本円をカナダドルに両替し(外貨預金)、シティバンクに電話をしてカナダに送金を行うというのが基本でしょう。シティバンクでは、100万円以上の預金を2ヶ月維持した場合、通常送金手数料\4,000が無料になっていましたが、2001年の8月6日から\2,500がかかるようになってしまいました。2,000万円以上の預金があれば、依然送金手数料は無料になるそうですが、この預金水準を維持できるのは限られた人でしょう。何れにせよ、受け取り側の銀行が更に手数料を取るのは普通ですので(CIBCの場合、C$10です)、頻繁な送金は避けるべきです。昔は海外からのtelephone bankingの通話料もシティバンク負担だったのですが、今は通話料は利用者負担になっています。まぁそれは仕方ないでしょう。ただ、海外から電話かけて回線繋げたまま待されたときは閉口しました。話し中になる方がましというケースもあり得るわけですから。PC bankingのサービスが整備されからは以前ほどひどくはないと思います。海外への送金には依然事前登録が必要ですが、送金手続きはPC bankingで出来るようになりました。

シティバンクのキャッシュカードはこちらの殆どのbank machineで、カナダドルが日本の口座から引き落とせますので大変便利ですが、この場合に適用されるレートは、外貨預金を作る場合に較べて、更に利用者に対して不利になっています。シティバンクの外貨預金作成のレートは、カナダドルの場合、相場の中値に対して、買いのレートが+\1.35、売りのレートが-\1.35となります。ところが過去の実績によると、キャッシュカードでカナダドルを引き落とした場合、適用されるレートが\3.45、不利な方向に動いていました。この差は動かす金額が大きくなれば無視できなくなります。留学先での学費・生活費は決して少額ではありませんので、留学先でこのキャッシュカードでの現地通貨引き落としサービスに依存するのは賢明ではありません。普段はC$1=\80で計算していますが、最新の為替情報のチェックはBloombergのsiteを見ています。

シティバンクでは国内金融機関の口座へのPC bankingでの送金手数料がサービス導入後しばらくは無料でしたが、今は一件に\160の手数料がかかります。このサービスのお陰で日本の友人への送金が簡単に行えるので重宝しています。また、明細書を海外の住所に送ってくれるというサービスも行ってくれています。PC bankingで残高の確認はいつでも出来るので必ずしも必要ではないかも知れませんが、サービスの変更などの知らせはこれで知ることになりますのでやはり必要だと思います。

シティバンク利用時に気をつけるべき点が幾つかあります。先ず、残高が30万円を切ると2100円の手数料+消費税が毎月掛かること、この銀行への預金が預金保険機構の保証範囲外にあるということ、サービスの変更の知らせを送ってきてから実施までの期間が短いことでしょう。まぁ前者は利用者が注意していればいいことで、中者も実質的に問題になることはないでしょう。ただ、後者はあまり好きな点ではありませんでしたが、最近は改善されているようです。

部屋探し

どこにどう住むかは留学生活が楽しくなるか、悲惨になるかに少なくない影響を与えるでしょう。お金に余裕があれば、apartmentに独りで住むのが一番リスクが少ない選択肢だと思われます。独りなら1 Bed Roomのapartmentで十分でしょう。C$500/monthぐらいからあると思われますが、TorontoやVancouverといった大都市なら20〜30%増しぐらいになると思われます。語学留学で来る人はホームステイをする人が多いようですが、ホストファミリーの当たりはずれの差が大きいので、一種のギャンブルであることは覚悟する必要があります。

学生の多くは家やApartmentをシェアして住むことが多いようで、これが一番家賃を安くで済ます方法です。多くの場合、ベッドールーム単位で賃貸契約を結びます。従って、キッチン、バスルームルーム、リビングルームはルームメイトとシェアする環境になり、馬の合わないルームメイトだと苦労をしますが、ホストファミリーがハズレであるよりは、問題の深刻さは浅いと思われます。シェアする場合、C$300/monthあたり(大都市でいくらか高くなるのは同様)からあります。家賃に水光熱費が含まれていることも多いですが、そうでないこともありますので、ちゃんと確認する必要があります。大学に通う場合、大学の寮に住むという選択肢もあります。場所が学校に近いだけで、必ずしも安くなる訳ではないのですが、ルームメイト(ユニットをシェアするタイプの寮に入った場合)の境遇が近いので、友人を作りやすい環境であることは間違いないでしょう。また、大家さんが住んでいる家の地下室を貸し出している場合もあり、概して安い物件になりますが、地下室は冬期に寒くなりがちと言われているので、あまり勧められません。

部屋を探すには、学校がapartmentや部屋貸し物件の情報を掲示板などに載せているので、それを利用するのが最も手っ取り早いでしょう。また、新聞のClassifiedの欄にも賃貸情報の広告が載っていますので、それを利用するのもいいでしょう。スーパーマーケットなどで賃貸物件の情報を載せた無料の冊子が配られていますが、これには部屋貸し物件の情報は普通掲載されていません。

物件の情報には家賃の額、光熱費が込みなのかどうか、物件のおおよその場所、連絡先ぐらいしか書かれていないことも多いです。女性限定の場合はその旨記載されています。初めは驚きましたが、見ず知らずの男女が一つ屋根の下で暮らすことになるのも、そう珍しいことではありません。他の書かれていないことは聞くなり、見に来るなりしてくれ、ということです。大抵、大家さんが自身が広告を出しているので、連絡先は大家さんの家の電話番号であることが多くなっています。電話では、広告を見た、部屋がまだ空いていれば見たいので、いつなら都合がいいか?と聞いて、物件を見に行く時間を決めることになります。書かれている連絡先に電話をしても、相手が捕まらないことが多いので、いきおいメッセージを残すことになり、向こうからの連絡が受けられるようになっておくことが必要になります。従って、携帯電話があれば部屋探しが楽になります。

物件によっては電気コンロ、冷蔵庫、オーブン、電子レンジ、洗濯機、乾燥機、食器洗浄器といった電化製品が備え付きであることがあります(初めに挙げたものほど、そうであることが一般的)ので、部屋選びの際には無視しがたい要素になるでしょう。また、ベッドルームによってはベッドや机なども付いているfurnishedな部屋もあり、滞在の期間の短い留学生には有り難いです。ただ、そういったのに拘ると選択肢が狭まるので、結局ベッドや机は自分で買うことになる人は多いようです。

幸いカナダには礼金の習慣はありません。保証金に相当するのは1ヶ月分の家賃で、これは契約の最終月の家賃として納めます。従って契約時は2ヶ月分(first and last)の家賃に相当する金額を支払います。まれに、紹介状を要求する大家さんがいますが、保証人を要求されたという話は聞きません。契約は通常1日に始まり、月末に終了します。契約期間は大家さんの希望が通ることが多いですが、これも交渉次第です。

学生ビザ

日本人がカナダで6ヶ月以上学校に通う場合、学生ビザが必要です。学生ビザは、Student Authorizationと呼ばれています。お隣の国と違ってビザの種類は多くないようで、記号は使われていません。学生ビザの取得は簡単で、然るべき学校の入学許可書と然るべき額の預金の残高証明書(英文)が用意できれば問題なく発行されるようです。ただし、ビザに関する規定は常に変わりますので、常に最新の情報に基づいて手続きをとる必要があります。預金残高は申請するビザの期間1年あたり、C$12,000相当の額は最低必要でしょう。なるべく多い方が好ましいのは言うまでもありません。交付までにかかる時間は、時期にも依るでしょうが、通常1ヶ月程度でおりるようです。しかしながら9-11のテロ以降ビザの審査が厳しくなったそうですので、以前ほど簡単ではないようです。途中で学校を移ることもあるので、特定の学校名をビザに記さず発行されるケースが多いようですが、Student Authorization書面の条件欄に特定の学校名が記載されていたなら、その学校を移る場合、事前に改めてビザを申請しなければなりません。

最初の発行時と同様、学校からの正式書類と預金残高証明書があれば、延長は容易です。カナダ国内にいる場合、手数料を指定銀行で納め、Alberta州のcase processing centreに申請書類を送ることになります。これも申請後、実質一ヶ月程度で書類が送られてきます。

新聞

日本の新聞を読んでいれば、日本でものの値段が高いと批判する記事を目にすることがあったのですが、自分自身の値段が高いことを批判した記事は流石に見たことがありませんでした。こちらで新聞を取ると、毎朝分厚い紙の束が届けられます。日本では折り込み広告が新聞より厚いことも珍しく無かったのですが、こちらの新聞は折り込み広告の厚さを圧倒します。ジャンル毎に分かれて紙がまとめられているので、数部の夕刊程度の厚さの新聞が来るような感覚です。しかも、広告があまり目立たず、紙面で記事の占める割合が高く、全ての記事をきっちり読んでいたら、一日が終わってしまいそうな分量です(勿論、自分があまり速く読めないせいでもありますが)。

カナダにはGlobe and MailとNational Postの全国紙に加え、Toronto StarやVancouver Sunなどに代表される地方紙があります。部数的にはStar紙が最も多いようですが、Globe and Mail紙がカナダの代表的quality paperとされており、C$23.96/monthが通常の購読料となっています。しかも、割引は常態化しているようです。月曜から土曜の朝刊のみですが、広告面が少ないこともあり、日本の新聞は夕刊を併せても、記事の量で及ばないと思います。では記事の質で勝っているのでしょうか?学生には購読料に大幅な割引があり、C$6/monthというただみたいな値段で購読できます。実は、University of Western OntarioのBusiness Schoolでは無料で配られています。McMasterやUBCのBusiness SchoolではNational Postが無料で配られています。コスト構造の違いはどこにあるのでしょう。こちらでは新聞への広告掲載料が高いのでしょうか?先日Wall Street Journalのcaseを読んだ際、売り上げ全体の半分が広告料収入で、新聞自身の売り上げが全体に占める割合は1/4以下となっていていました。因みにWSJの実際の紙面を見たときの感想は、広告の多い新聞だなという印象を持ちましたが、日本の新聞と較べればそうでもありません。新聞業の生産性の国際比較をするとどうなるのでしょうか、興味があります。でも、記事の質などとても定量的に評価できないでしょうから比較は難しそうですね。

物価 --- カナダで高い物

留学先の物価はとかく気になるものです。カナダの物価は概して安いといってよいでしょう。大雑把に言うと日本の半額という印象です。ついでに給与も半額。つまり、日本と同じくらいの値段だなと思えれば、それはカナダに住んでいる人にとって結構高い物に映っている筈です。カナダで安い物をあげていては切りがないので、以下に日本人からみてカナダで高いと思う物について書いてみたいと思います。

真っ先にあげるべきなのが消費税でしょう。多くの州でGSTとPSTが課せられます。GSTは連邦レベルの消費税で食料品、医療費以外を除いた殆どの商品・サービスに7%が課せられます。PSTは州レベルの消費税で、州によって幾らか異なるものの8%前後です。PSTはGSTが課されないものにはかからず、本にも掛かりません(課税範囲が州によって幾分異なるようです)。Alberta州にPSTがないのは、ここに住む大きなメリットです。一方、GSTとPSTをまとめてHSTとして徴収する州もあります。

電化製品は日本であまり見られない機能を絞ったモデルが結構安めで出ていたりしますが、同じモデルなら日本より高い値段で売られています。こちらにデジカメ(QV-10)を持ってきたところ、周りは殆ど持っておらず、話のとっかかり使えることがわかり、重宝しました。でも、すぐにQV-10の画質では満足できなくなり、買い換えを検討したのですが、カナダで購入する気には全くなれませんでした。友人に買って貰って送ってもらうことになりました。

大学で使う教科書は日本より高くつきます。C$100〜150あたりの値段の教科書がざらです。原因は、分厚いこととに加えて、質の高い紙にカラー刷りを行い、しっかりした装丁が施されているものが多いからだと思います。厚いのは豊富な情報量を意味しますので良いとしても、みてくれにコストをかけた本というのはあまり好きになれませんが、そういう本が教科書には多いです。usedの教科書が大学の書店で売られていますが元値の2/3程度は依然します。学期終了後に大学の書店に売ることも可能ですが、新版が出でる、次の教授が使いそうにないなどで買い取り価格が大幅に下落することもよくあります。自分で一旦買って、必要なページのコピーをとってから返品が可能な期限内に返品する学生もいます。教科書が高いからコピーする、コピーするから高くなる。いたちごっこですね。

外食も案外高くつきます。マクドナルドのように、カウンター越しに注文して受け取るレストランなら問題ないのですが、waiter/waitressが注文を取りに来て、給仕するようなレストランだと、チップが必要とされています。食事額の15%をチップとして残すことが期待されているので痛いです。税金と併せると元の3割増しです。チップを置かない客に限ってアジア系だ、と文句を聞いたことがあります。私も実のところ初めての外食ではチップを払いませんでした。waiter/waitressの時給はチップを前提に設定されているので、彼らにとってみればチップの取り損ねは丸損な訳です。勿論、態度が悪いなどの問題があれば、チップを減らして、間接的に文句を言ことは客の裁量です。これは何度かやっています。こちらのレストランで食事をすると、日本のファミリーレストランで食事をするより高くつくという印象を持っています。チップは食事額に比例するので、繁盛している高級レストランのwaiter/waitressは結構いい稼ぎになるそうです。

アルコール類に関する規制

Ontario州では19歳以上が合法的に飲酒のできる年齢です。酒類の自販機もないので、販売は常に対面販売です。Ontario州では、お酒の販売には取得が容易ではないライセンス必要で、お酒はL.C.B.O.若しくはBeer Store(ビールだけ)という店(どちらも半官半民企業だった筈です)ぐらいでしか購入できず、日曜日には店を閉める店舗が多くなっています。これらの店では購入者が若く見えた場合、生年月日を示すIDの提示を求めます。高校生らしい女の子が、父親のお使いだといって買おうとしても、店が売るのを拒否していましたので、日本に較べて規制は厳しいという印象を受けます。もちろん、18歳以下でも酒を飲んでいるのはいくらでもいますが。

更に、栓の開いたアルコール飲料の瓶等を持って、屋外にいることが犯罪になります(ただし、仕切られた領域内ならOKのようです)。従って、公園で花見酒などをすると、お巡りさんに怒られて、栓の開いているお酒を全て捨てさせられるでしょう。つまり、花見酒は桜の木のある家の裏庭でぐらいしか出来ないということです。屋外のイベントは普通公共の場で行われますが、そんな場所では、お巡りさんがビールを飲んでいる奴がいないか探して(気のせいか?)うろついています。Vancouverの夏の最大のイベントSymphony of Fireでは(2001年からはスポンサーが代わったせいで、Competition of Fireと名前が変わったらしいです)、こっそり持ち込んで飲んでいるグループもありました。そんなグループに薦められて、ビールの缶を貰って、開けて飲んでいるところをお巡りさんに見つかったら自分の責任です(うっかり忘れていて、危なかったんですよ、実は)。

夏期は店の前のパティオにテーブルと椅子を出すレストランが増えます。ここでは、仕切りによって公共の場と区切られているので、飲酒がOKとされているようです。屋外コンサートのようなイベントでは、公共の場に仕切りを作って、その中では酒類が販売されていました。この形態で、MontrealやTorontoのJazz Festivalでビールが屋外で飲めました。青空の下で飲む冷たいビールはまた格別です。

カナダは広い

幾つかのカナダのことを書いているページを読むと、住んでいる地域に特定の情報を見かけることがあります。フランス語圏のQuebecに対しては、色々違っていてもあまり驚きませんが、英語圏はまとめて一緒くたに見がちです。でも地域によって細かい違いがあります。カナダは広く、州によって習慣や法律も違っていたりします。自分が気づいた範囲でVancouverを中心とするBritish ColumbiaとTorontoを中心とするOntarioの違いについてまとめてみたいと思います(勘違いしていたら教えて下さい)。

項目
British Columbia
Ontario
備考
気候 太平洋岸は夏涼しく、Vancouver周辺では冬は穏やかで、最低気温も氷点下をいくらか切る程度。雪はあまり降らない代わりに、冬期は雨がよく降り、晴れ間が覗くことも少ない。このためか冬期は自殺者が増えるらしい。 夏は蒸し暑くなるが、東京・大阪ほどではない。ビルは殆ど空調されているが、一般住宅には必ずしもエアコンがあるとは限らない。
Toronto周辺でも、冬はかなり寒くなり、氷点下20度を切ることもある。
こちらの天気予報は、wind-chillを考慮した気温(体感温度)を出すので、本来の気温から寒さが増幅された数字が出ます。
家の前の歩道の雪かきは住人、もしくは大家の責任です。雪がやんで24時間以内の除雪を怠ったた場合、市当局が除雪にやってきて、かかった費用が請求される、ということになっているので、ほとんどの人がちゃんと雪かきをします。
レストランでの喫煙 屋内で喫煙できるレストランは少ない 屋内に喫煙出来るテーブルを持つレストランは多い カナダでは公共の建物の中では一律に禁煙というところは多く、たばこを吸うためには屋外に出ることを余儀なくされます。罰金の規定もあるようで、違反している人を見かけた記憶がありません。たばこには税金が日本以上に掛かっていて、結構高い買い物になります。カナダは喫煙者にとってはあまり居心地のよい国ではなさそうです。
一般的な賃貸契約 契約期間中でも借り手は1ヶ月以上の告知期間経れば、出ていくことが可能 賃貸時に決められる期間中は借り手に家賃を支払う義務がある。物わかりのよい大家さんなら出ていった後は請求しないらしいが。賃貸契約時に契約最終月の家賃を前払いする(保証金に相当)。 Montrealでは契約が7月1日から6月30日が普通。7月1日には住民の大移動で交通が麻痺するのは年中行事。
P.S.T. G.S.Tと同じ7%。レストランでの食事には課されない。 8%。4ドル以上のレストランでの食事に対しても課される。McDonald'sのBig Extra Mealが丁度C$3.99なので、ここではではこれをよく頼む。 本にはP.S.T.は課されない(G.S.T.はかかる)。
健康保険 3ヶ月以上滞在する場合、州政府の健康保険に加入できる。加入申請してから3ヶ月間は待機期間となるので、民間の保険会社などが提供するプランに加入する。費用は両者ともC$40/month程度。 市民権、永住権、就労ビザを持っている場合、州政府の健康保険に加入できる。費用は無料。学生ビザで滞在している場合、民間の保険会社などが提供するプランに加入する。就労ビザを持っている場合、加入申請してすぐに保険が適用されるが、新たに移民してきた人の場合、3ヶ月の待機期間が適用されるので、民間の保険会社などが提供するプランに加入する必要がある。 州の健康保険がカバーするのは診察料だけで、薬代は自己負担。また、歯科などの費用はカバーされないので、必要と思えば別途保険に加入する必要がある。ある程度大きな会社に勤めれば、これらの保険料を会社が負担してくれる。

バス

車を持てない私たちのような貧乏学生にとって、公共交通機関は重要な足です。バスや路面電車が公共交通機関として最も身近なものとなっています。日本のバスとの違いとして、次の停留所のアナウンスが行われない、乗り継ぎなら余分なお金は払わなくて済む、釣り銭を出す機械は装備されておらず、料金丁度の小銭を用意しておく必要があること(これが鬱陶しいので、回数券若しくは定期券を買うことになります)などが挙げられます。MontrealやTorontoでは地下鉄、VancouverではSkyTrainも走っており、これらとバスの間も追加料金なしで乗り継ぎが出来ます。

VancouverではバスとSkyTrainの料金が3段階に分かれていますが、日本のように乗車時の駅からの距離に応じて高くなるのとは少し違っています。交通機関がカバーしている領域が3つに分けられており、境界を越える移動の場合に1段階高い料金を払うことになっています。したがって、極端なケースとしては、喩えそれが100メートルの距離であろうとも、境界線の向こう側からここちら側までの移動なら2区分の料金を払う必要があるということになっています。一方で、平日の6:00pm以降と週末は料金が一律(1区分料金)になることなっているなど、日本では経験したことがないシステムだったので最初は奇妙に思えました。料金体系を簡単にするという意図なのだと思います。

SkyTrainの駅には券売機はありますが、日本のような改札がありません。その代わり、時々2人組の警察官が車両に乗り込んできて、乗客に切符など料金を支払ったことを示すものを見せることを求めます。2区にまたがる移動をしているのに、1区分の料金しか払っていなかった場合は、次の駅で降ろされましたが、罰金までは取られませんでした。なにも持っていなかったら、悪質と見なされ、罰金を払わされるようです。警官にごねて誤魔化そうとしているようにしか見えない抗議をしている人もいました

バス・路面電車では次の停留所のアナウンスが無いので、隣に座っている人に何処で降りればよいか聞くのも手ですが、聞かれた人が知らないこともあり得ますし、その人が自分より先に降りることもあります。従って、初めての場所に行くときには乗車時に運転手に、目的地行くのに、自分が乗車するバスで正しいのかを確認して、そこに着いたら教えてくれるようにお願いするのが最も手っ取り早いと思います。日本のバスの運転手は常に機嫌が悪く、無愛想なので、話しかけるのをためらいますが、こちらの運転手は概して愛想良く接してくれますので、安心してバスの運転手に聞けばよいと思います。

バス・路面電車では前側の扉から乗り、料金を乗車時に払うことになっています。料金を払うと、運転手から紙切れ(transfer ticket)を貰うことが出来る筈です。transfer ticketは、これが示す時間内は乗り継ぎが出来ることを意味します。おおよそ乗車から1時間半先の時間が期限として設定されています。Vancouverでは、時間内かつ区間内であれば、どの方向にも何処からでも乗り継ぎが可能だったので、買い物に出て、往復をすることも可能でしたが、Hamiltonではtransfer ticketに乗った路線が記され、復路に使うことを禁じています。また、乗り換えが出来る停留所も路線が交差する停留所に限られています。その代わり、バスを乗り換える度に新しい紙切れを貰うことが出来ます。このように街によって少しずつ違いがあるようです。

運転手に次の停留所で降りることを告げるのに、窓枠に張られた紐を引っ張るか、ボタンを押します。Vancouverのバスは停車しても、降り口になっている後側のドアは自動的には開かないタイプが一般的です。停車してから、階段状になっている降り口に一歩降りないと、開かないようになっています。これを知らない不案内な人が降りる人々の先頭に立って何もしないでいると後ろから、step down!の声が掛かります。当人一人だったら、少しもたついて、運転手に向かってopen the door!と叫ぶ人が多いです、そして運転手がstep down!と叫び返します。

Vancouverのバスが停留所でも信号が赤でも無いのに突然止まった場合、それは多分、トロリー線からトロリーポールが外れたせいでしょう。Vancouverではトロリーバスが走っている路線が多く、このようにして、バスが立ち往生してしまうことが時々起こります。運転手はたいがい悪態をついて外に出て、手慣れた手つきトロリーポールをトロリー線にかけ直します。街の景観は縦横に走るトロリー線のせいで悪くなっている気もするのですが、環境面への優しさで優れているからでしょうか、減る気配はありません。Hamiltonのバスも突然、止まることがあります。ここのバスは化石燃料で走っているのでトロリーポールが外れたわけでは無い筈ですが、運転手が扉を開けて出て行きます。そして、Tim Hortonsに入って行き、コーヒーを片手に戻ってきて、バスは再び走り出します。最初は驚きましたが、どうやら当たり前に行われているようです。

住所

友達がパーティに誘ってくれることがあります。誰かが車で送ってくれればいいのですが、自力で行かなければならないこともあるでしょう。聞いたら道順を説明してくれるかもしれませんが、最初は説明を聞いてもピンと来ません。日本では、目印になる店や建物で道順を説明しますが、こちらではすべての道に名前が付いているので、道の名前で道順を説明してくれるからです。Vancouver市内にQuebec StreetだのOntario Streetだのと、とにかく名前さえ付いてればよかろうというような感じで、テキトーに名前が付いています。だから、やたらと道の名前が多く、道の名前を完全にカバーした地図の購入が必須になります。でも、住所さえ分かれば、かなり確実に目的地にたどり着けるので、便利だと思います。

Iron Ring

カナダで小指に指輪をしている人を時々見かけます。この指輪はIron Ringと呼ばれ、つけている人がEngineeringのdegreeを持っていることを示しています。大学の工学部を卒業するときに貰うことになっています。Engineerが社会的に果たす役目と責任を意識するようにとの趣旨で、利き腕の小指につけることになっています。この習慣はカナダでは広く知られており、アメリカでこれをまねる動きがあるそうです。アメリカに広まったら、日本は直ぐにまねるでしょうね。Iron Ringちゅうたら、一分しかもたへん、弱弱変身ヒーローのこと?そらアイアンキングや!