BLACK & BLUE 耐久レース参加結果報告

 2004年 9月18日、われわれクラブから、YRSエンデューロシリーズ耐久レースに2台参戦
結果はマシントラブルに泣き、9位と10位に終わりました。

使用タイヤ:2台ともADVAN NEOVA AD07 185/60R14
予選結果:ADVAN号 5位、アリタリア号 10位

順位
No.
チーム名
週回数
所要時間
Bラップ
BL周
車名
ドライバー

67
パラノイア911レーシング
161
2:10'12"411
43.394
59
ポルシェ993RS
矢ヶ崎栄一

63
グラスルーツ
136
2:11'02"136
44.439
86
ロードスター
早川幸宏    山崎 巌    大森利男    前田広太郎

62
psc湘南GR-Projict
156
2:10'27"528
45.502
92
ロードスター
岩崎淳臣    増田義隆    吉川哲生    竹村 浩

68
イーブンスロットル
155
2:10'31"258
45.195
89
ロードスター
松本朋樹

66
チームほっとサンデー
154
2:10'58"098
46.33
84
ロードスター
林 優子    川本祐史    福永健二    河野 忠

69
シグマブルー
149
2:10'26"583
46.381
13
プジョー 306
山本忠雄

61
”つ〜”と”か〜”
147
2:11'03"289
47.237
52
ヴィッツ
河原田剛    津久井啓公

70
+α
146
2:10'25"933
46.896
92
ロードスター 荒井義範    諸口秀一    久我昌文

64
"クラブ・ブラックア ンドブルー
:アリタリア号"
138
2:10'23"927
47.768
138
ジェミニ
太田正和     大格友久    坂田眞一郎    村山 隆
10
65
"クラブ・ブラックア ンドブルー+関西勢
:アドバン号"
114
2:11'29"830
45.426
114
ジェミニ
岡野 清    植田耕司    森 直樹    兼村博文



ADVAN号 


チーム総監督:岡野清さんのリポートです。
スタート
 

 スタートのフラッグが振られ、各ドライバーがいっせいにマシンに乗り込む。
 130分のレースがスタートした。
 最初のドライバーは予選を走ったクラブ最速の男、森。
 しかし、スタートで1台抜かれ6位に落ちてしまう。
 果敢に攻める森。しかし気負いすぎたのか最終コーナーで大きくテールスライドしてしまう。
 このレースは規定により、スピンや派手なドリフト、テールスライドはご法度で、黒旗を振られてしまう。
そして、2回黒旗が振られると強制ピットインさせられてしまうのだ。
しかし、監督の心配をよそにその後は順調に周回をこなし3位まで順位を上げる。
 アリタリア号も安定した走りでラップを重ねる。

トラブル@ クーラントの甘い香り
 順調に周回をこなすアリタリア号、しかしドライバー交代の指示が出る前にピットイン。
 何が起こったのか?
 白煙を上げながらピットに戻るアリタリア号。
 ドライバーの村山、クーラントのにおいに気づき、ピットに戻ってきた。
 ヒーターホース破損。ホースをバイパスさせ、ドライバー交代し再スタートした。



ADVAN号はドリフトがお好き?
 ADVAN号も順調に周回をこなし、予定通りピットインしてきた。
 第2ドライバー、兼村に交代。
 しかし、ドライバーの癖か?最終コーナーでのテールスライドがだんだん派手になる。
 コントロール性の良いNEOVAであり、危なげはないが前述の通り、このレースでは
スピンや派手なドリフト走行は黒旗が振られてしまうのだ。
 主催者が監督である私を呼んだ。
 「お前のところの車はテールが出やすいのか?」
 「そうなんですよ、足回りの構造上、立ち上がりでトラクションが抜けやすいんですよ…」
 汗をかきながら説明する私。

「しょうがないな〜 一応私の判断で、目をつむるけど、ドリフトアングルがこれ以上大きくなるようだったら黒旗だよ」
と言われてしまった。
 ドライバーに「ケツ出すな!」と指示を出し、派手なドリフトは収まった。
← ケツ出すな

トラブルA ADVAN号出火!!
 ADVAN号が指示する前にピットに戻ってきた。
 「フロントの左のブレーキがおかしい」
 とドライバー。
 ピットクルーがボンネットを開けると火が!!
 あわてて消火するピットクルー。
 見るとヘッドカバーのオイルフィラーキャップがなくなっていて、そこから噴出したオイルが、
 排気管にかかって引火したようだ。
 仲間がスペアパーツを持ってくるが、年式の違いにより使えない!
 更にファンベルトも切れ掛かっている!
 ベルトのスペアは幸いに持っているのでピットクルーに交換を指示、
 家にオイルフィラーキャップを取りに帰ることにした。
 往復30分、戻ると別の仲間が合うキャップを貸してくれ、すでにコースに復帰していた。
 「ホッ」
 第3ドライバーの植田に交代、順調に周回しているが、ピットでのロスが大きく、順位は狙えない。
 とにかく完走を目指すしかない!
 アリタリア号も下位ではあるが、安定した走行を続けている。
← 出火!

最終ドライバー、ゴールは遠かった。
 そろそろドライバー交代のタイミング。
 交代のサインを出すが、熱くなった植田、サインを見ていないようでピットインしない。
 しかもご法度である派手なテールスライド!
 2度目のサインでようやく気づき、ピットインしてきた。
 あとは、最終ドライバーの私がADVAN号をゴールまで無事に運べばいいのである。

 いつもはADVAN A048で走行しているが、今日はレギュレーションによりNEOVAを履いている。
 タイヤのタレを探ってみる。
 しかし、タレている兆候はない。OK! 反応は悪くない。
 グリップはSタイヤには及ばないが、コーナーの進入と立ち上がりに気をつければ
 ずるずる滑ることはなさそうである。

 数週ほど周回を重ねると、7000回転は軽く回っていたエンジンが、 6000回転しか
回らなくなってしまった。
 ピットに入り、クルーに点検してもらうが異常は見られない。
 再スタートするが、どんどんエンジンは吹けなくなり、上限回転数が4000,3000と
落ちてくる。
 残り10分。 だましだまし走りながらゴールを目指す。
 しかし、もうエンジンは2000回転しか回らない。
 あきらめてピットロードに入るが、クルーがピットには入るなと指示。
 主催者がとにかくチェッカーだけはくぐれと言っていると言うので、ピットロード入り口からバックしてコースに戻り、
歩くようなスピードでチェッカーをくぐった。
 その時、観衆から一斉に拍手があがり、私はなんだか照れくさいような気持ちになった。

 これで、私たちの耐久参戦は終った。


レースを終えて
 駐車場へマシンを移動し、トラブルの原因を探るが結局わからず、おそらくは熱による点火系の
トラブルであろうとは思うのだが、エンジンが冷えたら、何事も無かったように元に戻ってしまった。
 結果は9位、10位と振るわなかったが、ドライバー、クルーとも楽しんだ事は間違いない。
 見よ、この笑顔!  

通常の公認レースでは許されないような事も、草レースならではの暗黙のルールがあり、これはこれで楽しいと思う。
みんなが気軽に参加できて、またその中にはきちんとルールがあり、またそれはみんなが楽しむためのルールであり、
ときにはみんなが楽しむためにルール自体を変えてしまう。
 ユイ レーシングスクールの代表 トム吉田氏は、このような、楽しめるアメリカのレース雰囲気を
日本に持ち込みたいと考え、このレースを主催している。
 そんな懐の深さがユイレーシングスクールのレースにはある。

主催者の考えるところは、誰でもが気軽に参加できて、なおかつ誰でもが安全にレースを楽しめるレースを作っていく。
私もこの考えに賛成である。
こういう風に、モータースポーツのすそ野が広がっていけば、モータースポーツ人口も増えていくのでは無いのでしょうか。

終わり

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